本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

インターアクション

INTER ACTION Corporation7725 · Prime · 精密機器

イメージセンサ検査光源で世界ニッチトップ。半導体・印刷・精密機器向け装置を展開。

概要

株式会社インターアクションは、1992年に横浜市で設立された精密機器メーカーである。CCD/CMOSイメージセンサの検査用光源装置や瞳モジュールなど半導体製造工程向け光学検査装置を中核とし、印刷機向け乾燥脱臭装置、精密除振装置、歯車試験機、AI画像処理装置、レーザ加工機などを手がける。2025年5月期の連結売上高は約67億円、従業員数は130名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

イメージセンサ検査装置を核とするIoT関連事業

IoT関連事業は、CCD及びCMOSイメージセンサの製造工程で使用される検査用光源装置と瞳モジュールの開発・製造・販売を手がける。光源装置はテスターに指定された照度の光をセンサに照射し、画素欠落や変色などの欠陥を検査する。瞳モジュールはウェハ検査工程でカメラモジュール同等の光学特性を実現し、初期段階での不具合検出を可能にする。主にハイエンドイメージセンサを生産する日韓のメーカー向けに販売しており、スマートフォン向けセンサの動向に左右されるが、大判化や3Dセンシング需要の高まりにより市場は拡大傾向にある。

印刷・塗工向け環境エネルギー事業(2025年撤退)

環境エネルギー事業は、子会社の株式会社エア・ガシズ・テクノスが輪転印刷機向け乾燥脱臭装置と各種排ガス処理装置を提供していた。高速印刷紙面のインキを熱風乾燥し、揮発性溶剤を触媒または直接燃焼方式で脱臭処理するシステムで、大気汚染防止に貢献していた。競合他社がほぼ存在せず、経年機器の買い換えや定期メンテナンスにより安定的な需要があったが、2025年7月にエア・ガシズ・テクノスの全株式を売却し同事業から撤退した。

精密除振からAI画像処理まで広がるインダストリー4.0推進事業

インダストリー4.0推進事業は、精密除振装置、歯車試験機、AI画像処理装置、レーザ加工機を柱とする。精密除振装置は光学実験や半導体露光装置向けで、新たに振動モニタリングアプリや加振装置も製品化している。歯車試験機は自動車・ロボット部品の歯すじやピッチを測定し、粗さ試験機も開発。AI画像処理装置は表面傷や汚れを自動検知し、ロボット連携によるシステム化も進める。レーザ加工機は次世代半導体などの難加工材料に対応する。子会社の明立精機や東京テクニカルが各分野を担う。

9社の子会社で構成されるグローバルグループ

当社グループは、2025年5月31日現在、インターアクション本体と9社の子会社で構成される。子会社には、中国の西安朝陽光伏科技有限公司や陝西明立精密設備有限公司、韓国のMEIRITZ KOREA、台湾のTaiwan Tokyo Technical Instruments、上海のTOKYO TECHNICAL INSTRUMENTSなど海外拠点が含まれる。また、明立精機、東京テクニカル、ラステックなどの国内子会社も有する。グループ全体で半導体、印刷、自動車、ロボット、光学など多様な産業向けに製品を提供し、各社の技術を相互に活用している。

業界の中での役割は半導体検査装置、環境装置、精密機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
48億円
営業利益
7億円
営業利益率
14.6%
純利益
5億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
IoT関連事業30億円61.2%
インダストリー4.0推進事業19億円38.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体(イメージセンサ製造)主力

CCD/CMOSイメージセンサの製造工程で使用される検査用光源装置や瞳モジュールを開発・製造・販売。ウェハ検査工程でカメラモジュール同等の光学特性を実現し、早期の不具合検出を可能にする。

イメージセンサ検査用光源で世界ニッチトップ

主要顧客半導体テスタメーカー、イメージセンサメーカー

主な製品・サービス2
検査用光源装置世界シェア首位
CCD/CMOSイメージセンサの良否判定に必要な光を高精度・高速で照射する装置。
瞳モジュール世界シェア首位
イメージセンサウェハ検査工程でカメラモジュールと同等の光学特性を実現するモジュール。

02半導体・液晶・光学実験(精密除振)主力

レーザ光学実験や露光装置向けの精密除振装置を開発・製造・販売。振動を抑制し高精度な加工・計測を実現。

主要顧客半導体露光装置メーカー、研究機関

主な製品・サービス1
精密除振装置
光学実験や半導体露光装置等で必要な除振装置。

03印刷・塗工・化学工場(環境エネルギー)準主力

オフセット輪転印刷機向け乾燥脱臭装置、各種排ガス処理装置を提供。印刷インキ乾燥と揮発性溶剤の脱臭処理により大気汚染防止に貢献。

主な製品・サービス2
乾燥脱臭装置
輪転印刷機向け。高速印刷紙面のインキを熱風乾燥し、溶剤を触媒燃焼で脱臭。
排ガス処理装置
生産設備からの排ガス中の悪臭・有害物質を触媒または直接燃焼方式で無害化。

04自動車・ロボット(歯車製造)準主力

歯車の歯すじやピッチを測定する接触型歯車試験機を開発・製造・販売。自動車部品やロボット部品の品質管理に貢献。

主な製品・サービス1
歯車試験機
歯車の歯すじ・ピッチを測定する装置。

05製造業(AI画像処理・レーザ加工)副次

AI画像処理装置(表面傷・汚れ検知)やレーザ加工機(難加工材料対応)を開発・製造・販売。幅広い製造業向けに生産性向上と加工難易度の高い材料への対応を実現。

主な製品・サービス2
AI画像処理装置
撮像画像をAI処理し表面傷や汚れを自動検知する装置。
レーザ加工機
次世代半導体等の難加工材料をレーザで加工する装置。

製品と技術

CCD/CMOSイメージセンサ検査用光源装置

光源装置は、CCD及びCMOSイメージセンサの良否判定に必要な光を高精度かつ高速で照射する装置である。テスターと呼ばれる測定機器に組み合わせ、指定された照度の光をセンサに正確に照射し、画素の欠落や変色などの欠陥を検出する。スマートフォン向けハイエンドセンサの大判化や3Dセンシング技術の進展に伴い、より高度な光学特性が求められており、当社はソニーなどイメージセンサメーカー向けに継続的に製品を供給している。

ウェハ検査工程の効率化を実現する瞳モジュール

瞳モジュールは、イメージセンサのウェハ検査工程上で最終アプリケーションのカメラモジュールと同等以上の光学特性を実現する部品である。従来は最終工程まで不具合が発見されにくかったが、本モジュールにより初期のテスト工程で欠陥を検出可能となり、製造コスト削減と歩留まり向上に貢献する。主にCMOSイメージセンサの検査工程で使用され、半導体テスタメーカーやイメージセンサメーカーに供給されている。

輪転印刷機向け乾燥脱臭装置と排ガス処理装置

乾燥脱臭装置は、オフセット輪転印刷機に対応し、高速印刷走行する紙面のインキを熱風で乾燥させるとともに、蒸発した揮発性溶剤成分を触媒または直接燃焼方式で脱臭処理するシステムである。排ガス処理装置は、生産設備からの悪臭や有害物質を酸化処理し無害化することで大気汚染を防止する。競合が少なく、経年印刷機の買い換え需要と定期メンテナンスが収益の柱であったが、2025年7月に同事業から撤退した。

光学実験から半導体露光まで支える精密除振装置

精密除振装置は、レーザ光学実験や液晶・半導体露光装置において、外部からの振動を抑制し高精度な加工や計測を実現する装置である。フラットパネル・有機ELディスプレイ業界の設備投資需要を背景に販売を伸ばしている。新たに振動を可視化するモニタリングアプリや、振動環境を精密に再現する加振装置も製品化し、除振と加振のトータルソリューションを提供している。

歯車の品質を保証する接触型歯車試験機

歯車試験機は、自動車やロボット部品に用いられる歯車の歯すじやピッチを接触式で測定する装置である。設計図面通りの形状かを精密に検査し、品質管理に貢献する。子会社の明立精機が製造・販売を担当し、工作機械市場の動向に連動する。新たに歯車表面の粗さを検査する粗さ試験機も開発・製品化しており、ロボット産業や自動車産業の省人化需要を取り込んでいる。

目視検査を自動化するAI画像処理装置とレーザ加工機

AI画像処理装置は、撮像画像をAIで処理し表面の傷や汚れを自動検知する。目視検査の完全自動化を目指し、AI機能の強化やロボットによるピックアップを組み合わせたシステムとして提供している。レーザ加工機は次世代半導体など機械加工が困難な難加工材料をレーザで加工する装置である。両製品とも新規事業として位置づけられ、汎用プラットフォームの完成により販路拡大を推進中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位検査用光源装置世界シェアトップクラス半導体(イメージセンサ製造)
  • 世界シェア首位瞳モジュール世界シェアトップクラス半導体(イメージセンサ製造)
  • 半導体(イメージセンサ製造)イメージセンサ検査用光源で世界ニッチトップ

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

精密機器メーカー、減収で業績悪化

精密機器(半導体製造装置用部品など)を手掛ける企業。売上高は減少傾向で、直近期は約48億円と前期比28%減、営業利益率も14.6%と前期の20.9%から低下。同業のリガクHD(X線分析装置)やGLテクノHD(精密加工)と比べ、製品の特定顧客依存度が高い。半導体市場の調整局面に影響を受けやすく、業績の変動が大きい。

強み

  • 減収下でも営業利益率14.6%と、依然として高い水準
  • 精密部品の製造技術で競合との差別化を図る
  • 主要顧客との長期的な取引関係を有する
  • 自己資本比率高く、不況時でも耐性がある

課題

  • 売上高が2期連続で減少、半導体市況の回復が不可欠
  • 大口顧客数社に依存、取引縮小のリスクが高い
  • 半導体サイクルの影響を強く受け、毎期の利益が不安定

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字がインターアクション

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16266タツモ492億円24.9倍
29880イノテック473億円10.8倍
34392FIG351億円42.5倍
46298ワイエイシイホールディングス247億円17.5倍
56264マルマエ244億円31.0倍
67725インターアクション194億円32.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

ソニー向けCCD用光源装置の量産で事業基盤を固めた1992〜1995年

1992年6月、横浜市に株式会社インターアクションを設立し半導体検査装置の設計開発を開始。1995年4月に本社・工場を横浜市金沢区大道に拡張移転し光源装置の組立工場を新設、同年6月にはソニー株式会社向けCCD用光源装置の量産を開始した。創業からわずか3年で大手顧客を獲得し、イメージセンサ検査装置分野での基盤を築いた。

マザーズ上場と米国アジレントとの協力関係樹立(2001〜2003年)

2001年2月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。同年4月には光ファイバセンサの事業化を開始した。2003年2月、CMOSイメージセンサ検査用IPモジュールで米国アジレント・テクノロジーズ(現ヴェリジー)と低コスト検査ソリューションの協力関係を樹立。これにより半導体テスタメーカーとの連携を強化し、検査装置市場でのプレゼンスを高めた。

熊本拠点竣工と「元気なモノ作り中小企業300社」選定(2003〜2006年)

2003年12月、熊本県合志市にTSDC(Test Solution Development Center)が竣工。2005年にはソニーセミコンダクタ九州向けリアプロ用LCDパネル光学検査装置の供給を開始し、さらに熊本FABも竣工した。2006年4月には経済産業省・中小企業庁の「元気なモノ作り中小企業300社」に選定され、技術力と成長性が公的に評価された。

中国進出と太陽電池検査装置事業への展開(2009〜2010年)

2009年3月、中国に西安朝陽光伏科技有限公司を設立し、G Solar Power社と太陽電池検査装置の販売代理店契約を締結。同年11月にはOrient社と太陽電池製造装置の代理店契約、2010年1月には奈良先端科学技術大学院大学からEL技術を用いた太陽電池検査装置の特許実施権を取得。同年2月には西安立明電子とLED照明の販売総代理店契約を結び、太陽光関連事業を積極的に拡大した。

M&Aによる事業多角化と太陽光発電所の売電開始(2013〜2015年)

2013年6月、茨城県鉾田市の太陽光発電所が売電を開始し、同年10月には静岡県御前崎市の大規模太陽光発電所も売電開始。2014年7月には株式会社エア・ガシズ・テクノスを完全子会社化し環境エネルギー事業に参入、同年10月には明立精機株式会社を子会社化した。2015年9月には中国に陝西朝陽益同精密設備有限公司を設立、同年12月には子会社のBIJがCuonを完全子会社化しグループを拡大した。

太陽光発電事業撤退と東京テクニカル買収による事業再編(2017年)

2017年2月、株式売却により太陽光発電事業から撤退。同年3月には東証第一部へ市場変更。同年7月には株式会社東京テクニカルの全株式を取得し完全子会社化、歯車試験機や精密機器分野の強化を図った。同年10月にはオラソニックブランドでオーディオ製品の販売を開始するなど新規事業にも着手した。M&Aと撤退を並行し、事業ポートフォリオの再編を進めた時期である。

プライム市場移行と環境エネルギー事業からの完全撤退(2022〜2025年)

2022年4月、東京証券取引所プライム市場へ移行。2023年4月には長崎市に長崎開発センターを開設しインキュベーション機能を強化。2025年7月、株式会社エア・ガシズ・テクノスの全株式を売却し環境エネルギー事業から撤退した。これによりグループはIoT関連事業とインダストリー4.0推進事業に集中し、2026年5月期からは2セグメント体制となる。

年表34件を開く

1990年代

  • 1992年6月創業株式会社インターアクション(横浜市)を設立、半導体検査装置の設計及び開発業務を開始
  • 1995年4月横浜市金沢区大道に本社・工場を拡張、移転し、光源装置の組立工場を新設
  • 1995年6月ソニー株式会社向けCCD用光源装置の量産開始
  • 1997年4月横浜市金沢区福浦「横浜金沢ハイテクセンタービル」に本社・工場を移転

2000年代

  • 2001年2月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2001年4月光ファイバセンサの事業化を開始
  • 2002年3月経済産業省が公募した「即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業」に「ヘテロコア光ファイバセンサによる水位計、成分計の開発」として正式採択
  • 2003年2月CMOSイメージセンサ検査用IPモジュールで米国アジレント・テクノロジーズ・インク(現ヴェリジー・リミティッド)と低コスト検査ソリューションを提供していくことで協力関係を樹立
  • 2003年12月熊本県菊池郡合志町(現・合志市)に熊本TSDC(Test Solution Development Center)が竣工
  • 2005年4月ソニーセミコンダクタ九州株式会社向けリアプロ用LCDパネル光学検査装置の供給を開始
  • 2005年6月創業株式会社BIJ(現・株式会社TRASTA)を設立
  • 2005年12月熊本県合志市に熊本FABが竣工
  • 2006年4月経済産業省・中小企業庁が選定する「元気なモノ作り中小企業300社」に選定
  • 2007年1月SOC半導体の開発段階で欠陥分析を行うダイアグノスティックテストシステムで米国テセダ社と戦略的業務提携契約を締結
  • 2009年3月中国に西安朝陽光伏科技有限公司(現・連結子会社)を設立 中国Gsolar Power社と太陽電池検査装置の販売代理店契約を締結 中国インリーグリーンエナジーホールディング社と太陽光発電モジュール販売に関する業務提携契約を締結
  • 2009年11月中国Orient社と太陽電池製造装置の販売代理店契約を締結

2010年代

  • 2010年1月国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学より「EL技術」を用いた太陽電池検査装置製造のための特許技術の実施権を取得
  • 2010年2月西安立明電子科技有限責任公司とLED照明に関する販売総代理店契約を締結
  • 2013年6月茨城県鉾田市の太陽光発電所が売電開始
  • 2013年10月静岡県御前崎市の大規模太陽光発電所が売電開始
  • 2014年7月M&A株式会社エア・ガシズ・テクノスの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2014年10月上場東京証券取引所 市場第二部へ上場市場変更
  • 2014年10月M&A明立精機株式会社の全株式を取得し、完全子会社化(現・連結子会社)
  • 2015年9月中国に陝西朝陽益同精密設備有限公司(現・陝西明立精密設備有限公司・連結子会社)を設立
  • 2015年12月M&A株式会社BIJが株式会社Cuonの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2016年3月千葉市中央区に事業所を開設
  • 2017年2月株式会社BIJの全株式を売却し、太陽光発電事業から撤退
  • 2017年3月上場東京証券取引所 市場第一部へ上場市場変更
  • 2017年7月M&A株式会社東京テクニカルの全株式を取得し、完全子会社化(現・連結子会社)
  • 2017年10月オラソニックブランドによるオーディオ製品の販売を開始

2020年代

  • 2020年5月M&A株式会社ラステックの全株式を取得し、完全子会社化(現・非連結子会社)
  • 2022年4月上場東京証券取引所 プライム市場へ上場市場移行
  • 2023年4月長崎県長崎市に長崎開発センター(現・インキュベーションセンター マーケティング室)を開設
  • 2025年7月株式会社エア・ガシズ・テクノスの全株式を売却し、環境エネルギー事業から撤退

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    新中期経営計画の4本柱で戦略転換

    戦略目標とオペレーション目標の分離・リソース最適化、企画・マーケティング能力の抜本強化、顧客基盤構築に向けたパートナーシップ戦略推進、外部環境に左右されない強靭な事業ポートフォリオ育成を柱とする。

  2. 02

    スマート光学ソリューション企業を目指す

    光学・メカ制御技術を起点に、顧客の一歩先を行く開発力とシステム提供・サポート力を活かしたトータルサービスで事業展開する。

  3. 03

    IoT関連事業の強化

    新規顧客開拓、モバイル・車載向けイメージセンサ検査用光源装置や瞳モジュールの技術開発を強化し、市場優位性を向上。AI活用自動運転にも貢献する。

  4. 04

    データソリューションサービスの提供

    装置本体の提供に留まらず、測定・収集・分析したデータを活用したデータソリューションサービスの提供を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で123人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は728万円で、10期前と比べて+20.6%平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は7.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月111
2017年5月116
2018年5月151
2019年5月60438.73.9145
2020年5月61538.84.5139
2021年5月65439.55.4138
2022年5月67139.76.2126
2023年5月68841.07.1126
2024年5月76742.47.81281,250
2025年5月73942.27.51301,077
2026年5月72841.77.4123569

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
熊本、工場及び 営業所他 — 熊本県合志市363百万円
IoT関連事業 全社(共通)
足利工場 — 栃木県 足利市217百万円
インダストリー4.0 推進事業
本社、工場及び研究所 — 横浜市金沢区143百万円
IoT関連事業 インダストリー4.0推進事業 全社(共通)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は48億円営業利益7億円前期と比べると減収減益で、売上が-28.4%、利益が-50.0%。

売上高
-28.4%
48億円
営業利益
-50.0%
7億円
純利益
-50.0%
5億円
営業利益率
14.6%
前期比 -6.3%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高72億円48億円
営業利益16億円7億円
純利益10億円5億円
1株あたり配当¥55¥55

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は27億円、営業利益は5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q21628.64
2023年4Q182
2024年1Q17211.82
2024年2Q13215.41
2024年3Q19315.82
2024年4Q29931.06
2025年2Q401230.08
2025年4Q2727.42
2026年2Q2129.52
2026年4Q27518.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は15億円から48億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は14.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月1544
2013年5月1534
東京証券取引所 市場第二部へ上場市場変更
2014年5月2543
株式会社BIJが株式会社Cuonの全株式を取得し、完全子会社化
2015年5月4044
千葉市中央区に事業所を開設
2016年5月5143
東京証券取引所 市場第一部へ上場市場変更
2017年5月5444
2018年5月60107
2019年5月801914
株式会社ラステックの全株式を取得し、完全子会社化(現・非連結子会社)
2020年5月711510
2021年5月661712
東京証券取引所 プライム市場へ上場市場移行
2022年5月60128
長崎県長崎市に長崎開発センター(現・インキュベーションセンター マーケティング室)を開設
2023年5月691510
2024年5月78161620.511
2025年5月67141420.910
2026年5月487814.65

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高48億円のうち、営業利益として残るのは7億円14.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の10.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%24億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.4%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.6%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.6pt
14.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.5pt
10.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.5pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが13億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は85億円で、売上の21.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月41−159
2013年5月−1−18−215
2014年5月2−41−215
2015年5月10−45626
2016年5月0−53−524
2017年5月−3−1−2−419
2018年5月50−2522
2019年5月9−118848
2020年5月12−3−8949
2021年5月24−102372
2022年5月4−1−8367
2023年5月4−1−2369
2024年5月0−2−5−263
2025年5月36−3−43391
2026年5月13−3−171085

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は121億円。このうち返さなくてよい自己資本が108億円で、自己資本比率は89.5%(業種中央値66.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月1811760.0
2013年5月34221264.2
2014年5月36241266.8
2015年5月53272650.2
2016年5月59283148.2
2017年5月50311962.5
2018年5月66372956.0
2019年5月104733170.3
2020年5月100792178.7
2021年5月116902678.2
2022年5月115932281.0
2023年5月1261012580.4
2024年5月1361102680.9
2025年5月1371181986.2
2026年5月1211081389.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
85億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
75億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
13億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率52社中3位あたり、逆に低いのは売上成長率52社中51位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.6%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
89.5%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-28.4%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,685で、1年前と比べて+27.5%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,685-5.3%1ヶ月-5.0%1年+27.5%時価総額194億円
過去52週の値幅
安値¥1,268高値¥2,288

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)32.7倍
PER (会社予想)16.3倍
PBR1.58倍
配当利回り3.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に前日比+7.66%の1898円となり、1カ月で8.52%上昇、年初来では+39.75%と好調です。25日線1796.08円を5.7%上回り、200日線1586.5円からは19.6%上にあります。52週高値2288円にはまだ17%の余地がありますが、8月14日に1986円まで上昇後、調整して再び上昇に転じています。7月14日には96.95万株と出来高が急増し、8月20日も14万株と活発です。RSIは66.07と中立圏です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER 50.0倍は業界平均30.4倍を大きく上回る。PBR 1.68倍は平均3.72倍を下回るものの、ROE 8.6%は業界平均並みだが、今期予想PER 17.2倍と先行き業績悪化を織り込んでいる。配当利回り2.48%は高いが、減収減益傾向で割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)32.7倍30.1倍
PER (予想)16.3倍
PBR1.58倍2.49倍
ROE4.7%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績の急変動が最大の論点。強気派は、半導体投資の長期トレンドに乗り、一時的な調整を経て再成長するとみる。特に、2024年5月期の高収益は技術力の証明であり、市場回復時には再び利益率が改善すると主張。弱気派は、2026年5月期に売上高48億円、営業利益率14.58%と大幅減収減益の見通しで、需要の一巡や競合激化をリスク視する。バリュエーションもPER50倍と割高で、業績下方修正リスクが大きい。

プラスに働く材料7
  • 半導体長期需要の追い風

    デジタル化やAI需要で半導体投資は中長期的に拡大基調

  • 高い技術力と顧客基盤

    営業利益率20%超は同社の加工技術の高さを示す

  • 調整後の回復期待

    現在の減収は一時的な調整局面であり、需要回復で業績は再び上向く

  • 次期予想PER17倍への改善期待FY26/5影響

    現在PER50倍から予想PER17.2倍へ大幅改善、業績回復織り込み

  • 新製品投入による業績V字回復FY27/5影響

    精密機器分野で新製品投入により売上高回復の可能性

  • 高い営業利益率の維持継続影響

    営業利益率20.9%から14.58%へ低下も、依然高水準

  • 株価下落後の反発余地いつでも影響

    1年で38%上昇後も依然PER50倍と高め、業績改善でバリュエーション正常化

マイナスに働く材料7
  • 業績の急減速リスク

    2026年5月期は売上高が48億円と大幅減収見込み

  • バリュエーションの割高

    PER50倍と業績悪化を織り込んでおらず、下落余地あり

  • 競争激化と需要一巡

    半導体装置投資の一巡や競合の台頭で収益環境が悪化

  • 売上高減少トレンド継続通年影響

    売上高78億円→67億円→48億円と2期連続減少、FY26/5も減収予想

  • 営業利益率の低下通年影響

    営業利益率20.51%→20.9%→14.58%と低下傾向

  • 純利益減少によるPER高止まり通年影響

    純利益11億円→10億円→5億円と減少、PER50倍の高バリュエーション

  • 業績予想の下方修正リスク決算発表後影響

    FY26/5予想営業利益7億円に対し、さらに悪化の可能性

次の決算で確かめる点
売上高の推移
業績の変動性を確認し、需要の回復タイミングを探る
営業利益率
高収益体質が維持できるかどうかの判断指標
受注残高
将来の売上高を占う先行指標として重要

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり55で、前期から+2.3%いまの株価に対する利回りは3.26%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥55
1株あたり
配当利回り
3.26%
いまの株価に対して
配当性向
91.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月1238.5
2018年5月138.317.7
2019年5月1838.511.8
2020年5月180.017.5
2021年5月180.017.4
2022年5月2011.127.1
2023年5月2525.027.2
2024年5月3540.035.0
2025年5月4322.959.5
2026年5月442.391.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥55

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ5,611人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.3%を占め、残る84.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他37.435.552.950.249.642.1
外国法人24.522.319.722.128.638.1
金融機関33.439.522.421.718.013.8
自己株式2.23.94.53.83.810.2
証券会社4.42.04.15.22.32.4
外国人個人0.00.00.10.10.02.1
事業法人0.40.60.90.71.51.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01SILVERCAPE INVESTMENTS LIMITED(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)13.57
02JAPAN ABSOLUTE VALUE FUND(常任代理人 立花証券株式会社)10.76
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.61
04PERSHING-DIV.OF DLJ SECS.CORP.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店)2.67
05MURAKAMI TAKATERU(常任代理人 三田証券株式会社)2.07
06木地 伸雄2.01
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.95
08栗村 昌昭1.79
09株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.65
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510560(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-04
    シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド(SilverCape Investments Limited)
    新規の大量保有報告
    18.00%
    +1.50pt
  • 2026-07-27
    シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド(SilverCape Investments Limited)
    新規の大量保有報告
    16.50%
    +1.40pt
  • 2026-07-21
    シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド(SilverCape Investments Limited)
    新規の大量保有報告
    15.10%
    +1.78pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−99%、1株純資産は15期で−92%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月5,47213,73450.36.88.9
2013年5月5021426.010.29.5
2014年5月3224014.011.230.8
2015年5月4327316.811.524.5
2016年5月3229211.312.724.3
2017年5月4233013.219.138.5
2018年5月7339020.118.517.7
2019年5月14166125.29.511.8
2020年5月9272013.224.017.5
2021年5月10682213.722.117.4
2022年5月708608.331.127.1
2023年5月9093510.115.827.2
2024年5月1041,01310.714.135.0
2025年5月891,0728.613.559.5
2026年5月521,0644.741.791.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/5期の役員報酬は総額154百万円。

氏名役職年齢保有株数
木地伸雄代表取締役社長44231,024
織田友理子取締役46
宍戸英樹取締役43
荒木昇取締役53
植田祥裕取締役67
戸原素常勤監査役64
田代芳英監査役48
山崎哲央監査役54

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員152274851126126
社外取締役518184
社外監査役2663
その他役員1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,588字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 2026年5月31日現在の当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社インターアクション)、子会社8社(西安朝陽光伏科技有限公司、明立精機株式会社、株式会社東京テクニカル、MEIRITZ KOREA CO.,LTD、陝西明立精密設備有限公司、Taiwan Tokyo Technical Instruments Corp.、TOKYO TECHNICAL INSTRUMENTS (SHANGHAI)CO.,LTD、株式会社ラステック)で構成されており、IoT関連及びインダストリー4.0関連の各事業に係る製品等の開発・製造・販売を行っております。 当社グループの事業に係る位置づけは、次のとおりであります。なお、連結子会社でありました株式会社エア・ガシズ・テクノスの全株式を2025年7月2日に譲渡したため、当連結会計年度より同社を連結の範囲から除外しております。このため、同社事業が主な構成単位となっておりました「環境エネルギー事業」報告セグメントの重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より報告セグメントから除外しております。 <IoT関連事業> 株式会社インターアクション 撮像半導体(CCD及びCMOSイメージセンサ)の製造工程における検査用光源装置並びに瞳モジュール等の開発・製造・販売を行っております。 <インダストリー4.0推進事業> 株式会社インターアクション、西安朝陽光伏科技有限公司、明立精機株式会社、株式会社東京テクニカル、MEIRITZ KOREA CO.,LTD、陝西明立精密設備有限公司、Taiwan Tokyo Technical Instruments Corp.、TOKYO TECHNICAL INSTRUMENTS (SHANGHAI)CO.,LTD、株式会社ラステック 精密除振装置等の開発・製造・販売、歯車の製造に欠かせない接触型検査装置の開発・製造・販売、業務システムの開発支援、AI画像処理装置の開発・製造・販売、並びにレーザ加工機の開発・製造・販売を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 セグメント別の主要製品は下記のとおりであります。 セグメント   主要製品 IoT関連事業   CCD及びCMOSイメージセンサ向け検査用光源装置、瞳モジュール等 インダストリー4.0推進事業   精密除振装置、歯車試験機、AI画像処理装置、レーザ加工機等 (1) 光源装置 光源装置は、CCD及びCMOSイメージセンサ(いずれも光を電気信号に変換する半導体)の良否を判定するための検査に必要な光を作り出し、その光を高精度、高速で検査対象に照射する装置であります。テスターと呼ばれる測定機器に指定された照度の光をCCD及びCMOSイメージセンサに正確に照射し、画素の欠落や変色等の欠陥がないかを検査いたします。 (2) 瞳モジュール 瞳モジュールは、イメージセンサのウェハ検査工程上で最終アプリケーションのカメラモジュールと同等以上の光学特性を実現する事で、初期のテスト工程にて不具合検出を可能としております。 (3) 精密除振装置 精密除振装置は、レーザを用いた光学実験や液晶及び半導体素子の回路を焼き付ける露光装置等に必要な装置であります。 (4) 歯車試験機 歯車試験機は、自動車部品やロボット部品等に用いられる歯車(ギア)の歯すじやピッチを測定する装置であります。 (5) AI画像処理装置 AI画像処理装置は、撮像した画像をAI(人工知能)で処理することによって、表面の傷や汚れ等を自動的に検知することが可能な装置であります。 (6) レーザ加工機 レーザ加工機は、主に機械加工では対応が困難な、次世代半導体等の加工難易度が高い材料を加工することが可能な装置であります。
経営方針・対処すべき課題3,189字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、経営理念として「人・技術・組織の相互作用から革新を生み出し『見えない価値』に光をあてる」ことを使命とし、特定の技術にとらわれることなく、相互作用の力によって、社会の持続的な発展に資する汎用性の高いソリューションを創出し、社会に本質的な変化を実装する企業を目指してまいります。 また、目指す姿として「『自社の優位性』と『多様なテクノロジー』を掛け合わせ、グローバルに『変化を実装』する企業へ」を掲げ、光学やメカ制御等の技術を起点に「スマート光学ソリューション企業」を目指してまいります。 さらに、価値として「Interaction Value(共創価値)」を掲げ、当社が中心(ハブ)となり、技術・人・会社を繋げ、「相互作用」によって価値を共創してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、投資家視点を重視した企業価値向上の観点から、「ベース売上高」「売上総利益率」「一人当たり営業利益」「営業利益成長率(CAGR)」「ROE(連結)」を重要指標としております。なお、ベース売上高とは、設備投資の有無に左右されずに、安定して収益を創出することが可能な「事業の強靭性」を示す指標を指します。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは中期事業計画を策定しており、今後のより安定的な成長と利益確保を続けるために、当社グループの存在意義である「見えないものを見せて、できないことをできるようにすること」に基づき、顧客の一歩先を行く開発力と、システムで製品を提供可能な技術力及びサポート力を活かしたトータルサービスによって、様々な事業展開を行っております。 加えて、2025年7月に新中期経営計画(2026年5月期-2030年5月期)を策定いたしました。戦略転換の方向性として以下の4つの柱を設定しております。 1. 戦略的目標とオペレーショナル目標の明確な分離とリソース配分の最適化 2. 企画・マーケティング能力の抜本的強化 3. 顧客基盤の構築に向けたパートナーシップ戦略の推進 4. 外部環境に左右されない強靭な事業ポートフォリオの育成 また、質の高い成長の実現と企業価値の向上に向けた重要項目及び目標指標として「事業の強靭性(ベース売上高)」「製品競争力(売上総利益率)」「人材(一人当たり営業利益)」「利益成長(営業利益のCAGR)」「経営品質(連結ROE)」を新たに設定しております。当該目標指標達成のため、戦略的パートナーシップの構築、キャッシュアロケーションの設定、社内投資家機能の強化、ガバナンスの強化、事業間シナジーの追求などの施策を推進しております。 IoT関連事業においては、モバイル向けイメージセンサのさらなる高性能化に取り組むとともに、ロボット、スマートファクトリー、モビリティ等の分野におけるフィジカルAIの普及を背景とした用途の拡大や性能要求の高度化を見据え、技術開発、製品ラインナップの拡充及び新規顧客の開拓を推進してまいります。 インダストリー4.0推進事業においては、主に子会社の明立精機株式会社及び株式会社東京テクニカルが、それぞれの事業領域における技術開発を積極的に推進し、シェアの拡大を目指してまいります。併せて、既存事業を起点とする新たな事業領域として、振動ソリューション分野及びAI画像処理分野における製品・サービスの開発を推進し、新たな事業機会の創出を図ってまいります。 さらに、これらとは異なる新たな事業領域の開拓に向けて、新設した製品企画部・新製品開発部を中心に、戦略的パートナーシップの構築及び半導体計測関連製品の企画・開発を推進しております。社内の事業基盤に加え、外部パートナーが有する技術、ノウハウ及びネットワークを結集することで、特定の業界や顧客に依存しない、幅広い市場ニーズに対応する製品・サービスの創出を目指してまいります。 また、セグメント全体において、装置本体の提供のみに留まらず、各装置において測定、収集、分析したデータを活用したデータソリューションサービスの提供も目指しており、実現に向けた取り組みを推進しております。 なお、各事業セグメントにおける事業環境や事業の内容につきましては「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき課題 翌連結会計年度における世界経済について、米国の通商政策の動向、東欧・中東地域における地政学的リスク、エネルギー・原材料価格の変動及び為替相場の変動の影響等により、世界経済全体は先行き不透明な状況が継続すると想定しております。また、当連結会計年度の詳細な事業環境については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 このような状況のもと、当社グループでは、中長期的に成長し続けていくために、不透明な社会情勢の緩和を見据えた研究開発及び技術革新による新規事業の創出に努め、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。 ①技術開発体制の強化 当社グループが属している市場は、技術的最先端市場であります。当社グループが今後も競争優位を発揮し、高収益性を維持するためには、時代の先を行く、技術開発体制構築が不可欠であります。また技術開発には粘り強い実験が不可欠であり、課題に対する答えを自分で探すことができる人材採用を重要視しております。 ②クライアントニーズへの迅速な対応 当社グループでは、製品技術力だけでなく、創業以来のモットーである「クライアントファースト」を合言葉としたきめ細かな対応サポートも競争力維持には不可欠であると認識しております。グループ従業員に対しては、常日頃「クライアントファースト」を徹底するよう指導し、お客様の心のヒダをつかむ事業展開を行ってまいります。 ③原価低減と生産効率の向上 製造メーカーにとって高品質を維持しながらの原価低減並びに生産の効率化は永遠のテーマであります。当社グループでは、この課題に取り組むため、より一層の生産性の向上及び製造体制の構築に努めてまいります。 ④地政学リスクへの対応 今後の世界経済につきましては、米国の通商政策の動向、東欧・中東地域における地政学的リスク、エネルギー・原材料価格の変動及び為替相場の変動の影響等を引き続き注視する必要があります。 ⑤新規事業の創出 現在、当社グループにおける売上高の約6割はイメージセンサ用の検査関連装置となっており、イメージセンサ市場への依存度が高い状況となっております。 今後、当社グループが継続して安定的に成長し続けるためには、既存事業の強化と共に、新たな収益の柱となる新規事業の創出が複数必要であると考えております。積極的な市場調査を行いながら、当社グループが新たな価値を創造できる事業を模索してまいります。 ⑥マーケティング力の強化 既存事業の成長及び新製品や新規事業を創出していくためには自社の強みを市場機会に結びつける企画力や、顧客ニーズを的確に把握するマーケティング力が不可欠であります。それらを一層強化するため、製品企画部及び新製品開発部が活動しており、新規事業の創出を加速してまいります。
事業等のリスク5,848字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下に、経営者が当社グループの事業展開その他に関するリスク要因と認識している主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の判断上重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に対する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えます。 また、下記の事項には将来に係るリスク要因が含まれておりますが、これらの事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 (1) 業界動向について ① 需要動向 当社グループのIoT関連事業に属する電子部品検査装置事業の主要製品である光源装置に関する需要は、半導体メーカーのCCD及びCMOSイメージセンサに関する設備投資動向に影響を受けます。この設備投資動向はCCD及びCMOSイメージセンサが装着される製品の販売動向及び新製品開発・投入動向、また半導体メーカーの経営方針あるいは経営環境に変化が生じた場合等に変動すると考えられ、その変動が大きい場合、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社では、少数精鋭の体制をとっており、人件費等の固定費による負担が少なくなるような体制としております。また、人材派遣等を活用することにより、売上が大きく変動した場合でも柔軟に対処することが可能であります。 さらに、当社の製造方法は半ファブレス形式であるため大規模な工場設備を有しておらず、一般的な賃貸オフィスビル内にて製造を行っております。そのため、稼働率が低下した場合でも、賃貸スペースを一部解約する等、固定費を柔軟に変動させることで、需要動向に柔軟に対応できる体制を構築しております。 ② 競合の状況 当社グループのIoT関連事業セグメントの主要製品である光源装置及び瞳モジュールに関しては、当社を含め数社が供給しております。今後、競合他社が大幅な低価格戦略を展開した場合、あるいは国内外で他社の新規参入があった場合には、当社グループの市場競争力及びマーケットシェアに影響が生じるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社では、競合他社との差別化を図るため、検査対象であるイメージセンサの高度化に伴った製品開発を行うことで技術を蓄積しながら、顧客ニーズに応じたカスタマイズ製品の製造販売を行っております。今後も顧客ニーズをいち早く把握し新しい技術を製品化することで、顧客ニーズに応えていくよう努めてまいります。 また、新規事業への取組等、主要製品以外の分野にも注力し、事業の多角化によってリスクの分散が可能な体制の構築を図っております。 ③ 技術革新及び新規事業への対応について 当社グループは、電子部品検査装置事業に関し、半導体メーカーやモジュールメーカーにおいて従来のデバイスに加え、3Dセンシング技術用新規デバイスのニーズが強まると考えております。また、CCD及びCMOSイメージセンサに関しては更なる高画素化、高機能化の開発が進められており、光源装置や瞳モジュールにおいても、より高度な製品が求められるものと予測しております。さらに、ロボットやモビリティ等の分野では、カメラやセンサを通じて周囲の状況を認識し、自律的に判断・動作するフィジカルAIの活用が今後一層拡大していくものと見込んでおります。これに伴い、イメージセンサの用途拡大及び性能要求の高度化が進展すると考えており、こうした市場ニーズを的確に捉え、新規市場の開拓に向けた製品開発を推進してまいります。 加えて新規事業においては、まだ世の中で解決できていない問題を解決することをコンセプトとしており、顧客ニーズや関連市場の動向を踏まえた施策が必要であると認識しております。 しかし、予測や認識に対して、新技術を導入した製品の開発が遅延あるいは失敗した場合等には、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社グループでは、常に顧客との対話においてニーズのキャッチアップを行うとともに、必要に応じた技術者の育成にも取り組んでおります。 また、新規事業においては、予測や認識に対する仮説を考察したうえで顧客へのヒアリングを実施することで、仮説が正しいか判断する検証を行っております。仮説が正しいと判断された場合のみ人員の拡充や設備投資を行うことで、新規事業へ挑戦するリスクを最小限に抑える努力を行っております。 (2) 当社グループの事業体制について ① 小規模組織であること 当社グループは2026年5月31日現在で、従業員123名の小規模組織であります。当社グループの市場競争力の核は技術開発力にあり、専門性の高い技術者を中心とした社員構成となっております。そのため専門性の高い技術者を確保し、事業拡大を支えるために、営業、製造、内部管理等の人材も充実させる必要があります。したがって、優秀な人材の確保及び社内人材の育成に努めておりますが、人材の確保及び社内人材の教育が計画通りに進まない場合には、当社グループの業務に支障をきたすおそれがあります。また、業務遂行体制の効率化にも努めていますが、小規模組織であり人的資源に依存する部分が少なくないために、社員に業務遂行上の支障が生じた場合、あるいは社員が社外流出した場合には、当社グループの業務に支障をきたすおそれがあります。 一方、急激な規模拡大は、固定費の増加につながり、当社グループの業績に影響を与えるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社グループでは、個人の業務内容について、部署内での可能な範囲で情報共有に努めております。規模の拡大においても、適時適切に対応できるよう、勤務状況や個別面談による情報収集を行う等の対策を行っております。また、社員が社外流出した場合の情報漏洩対策として、入社時に秘密保持契約を交わす等、情報の管理にも努めております。 ② 製造及び品質保証体制 当社グループは、製造に関しては、金属加工及び配線等を除き、基本的に内製を行う方針でありますが、基幹部分を外部委託した場合には、当社グループの技術あるいはノウハウが委託先に流出し、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。また当社グループは、事業拡大に備えて熊本事業所の建設及びインキュベーションセンター マーケティング室の設置等、社内外における十分な製造能力の確保を進めてまいりましたが、委託先に急激な経営悪化又は経営方針の変更等が生じた場合、あるいは急速な市況回復により受注が拡大した場合は、製造の遅延等により当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 また、当社グループは、製品の開発、製造、販売並びに保守を通じて、当社グループ製品の品質及び性能に瑕疵が生じないように努めております。製品の瑕疵責任を問われた場合に備えて、製品保証引当金を引き当てておりますが、引当金が不十分であった場合には、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。また、製品の瑕疵責任に関連して、当社グループが他社から訴訟を受けた場合には、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社グループでは、人材派遣等を活用することにより、ある程度の製造能力の増減に対して柔軟な対応が可能な体制を構築しております。また、製造の遅延を防ぐため、常に顧客とのコミュニケーションを図り、精度の高い受注管理を行うことで、状況に応じた部品の先行手配等も実施することで対策を図っております。 加えて、製品の瑕疵責任が極力発生しないよう、顧客とのコミュニケーションを密に行い、徹底した品質管理を行っております。 ③ 研究開発体制 当社グループの市場競争力の核は技術開発力にあるため、当社グループは人材の多くをそれぞれの事業の研究開発分野に投入しています。 当社グループは、研究開発体制の充実によって成果を向上させる考えですが、研究開発分野への重点的な資源投入は、研究開発成果が得られるまでの期間において、当社グループの利益を圧迫するおそれがあります。また、研究開発分野への重点的な資源投入は、営業、製造、内部管理等の相対的な資源不足を招き、当社グループの業務に支障をきたすおそれがあります。 これらのリスクに対して当社グループでは、常に業務内容をモニタリングすることにより、資源投入のタイミングを適切に計れるよう努めております。基本的には少数精鋭の体制により、正社員の人件費等の固定費による負担を軽減しつつ、人材派遣等を活用することで、研究開発成果までの期間における利益圧迫の影響をある程度抑えることができると認識しております。 (3) 有利子負債について 当社グループの有利子負債は、2026年5月31日現在で、短期借入金390百万円、1年内を含む長期借入金164百万円、合計554百万円となっております。業務運営に有利子負債を活用しているため、新たに借入れを行うことが困難となった場合、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社グループでは、有利子負債残高を適切に管理する事に加え、金融機関とコミットメントライン契約(借入未実行残高5,000百万円)を締結する等、資金調達の多様化を進めることで流動性の確保に努めております。 (4) 原材料の調達について 当社の製品及びユニットに使用するレンズや電子部品等の特定の原材料について、調達先等からの取引の継続性が不安定となり、製造の遅延が生じ、納期を逸した場合は、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社グループでは、先行手配を行うことや、複数の業者から仕入れを行うことで、上記リスクを軽減できる体制を構築しております。 (5) 為替変動の影響 当社グループの業績及び財務状況は、為替相場の変動に影響を受けております。急激な為替変動は当社グループの外貨建取引から発生する資産及び負債の円換算額に影響を与える可能性があります。また、為替動向は外貨建てで取引されている製品・サービスの価格及び売上高にも影響を与える可能性があります。 これらのリスクに対して当社グループでは、部品の大部分を国内で調達しており、海外への製品販売についても現時点では大部分を円建での取引としているため、為替変動による影響を受けにくい体制となっております。 (6) 法的規制について 現時点では、当社グループの事業展開に重要な支障をきたすような法的規制はありません。しかし、国際貿易取引に関して、将来的に、当社グループの製品あるいは当社グループの製品を構成する主要部品の輸出入が何らかの法的規制を受けるような状況が生じた場合、あるいは輸出入にあたって許可が必要になるような状況が生じた場合には、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 また、日本国内においても今後何らかの法的規制を受けた場合には、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社グループでは、様々な法的規制について、各主管部門と管理部門が連携し、関連諸法規の情報共有及び遵守に努めております。 (7) 特許について 当社グループは知的財産としての特許を重視しており、必要な特許の取得を積極的に進める考えであり、技術情報公開により当社のコア技術が類推あるいは模倣されないような技術を中心に、特許取得を進めております。しかし、特許取得により、当社グループの技術情報が公開され、それをもとに他社が関連技術、関連製品の開発あるいは特許取得等を進める可能性があり、その場合には当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 当社グループは、製品開発に際して特許侵害のないように注意を払っておりますが、特許侵害の可能性が皆無とはいえません。また、国内外の特許出願状況、認定状況によっては、当社グループ製品及び事業に関連する特許が成立する可能性があるため、当社グループが他社の特許を侵害している、あるいは将来的に侵害する可能性を否定できません。他社から特許侵害の訴訟を受けた場合には、当社グループの業績に影響が生じるおそれがあります。 これらのリスクに対して当社グループでは、技術特許を申請する前に可能な限りのリスクやメリット・デメリットを審議したうえで、特許取得を進めることが必要であると認識しております。また、特許侵害については、必要に応じて顧問弁護士等と連携して柔軟な対応ができる体制を構築しております。 (8) M&A等による事業拡大 当社グループは、成長戦略の一環としてM&Aを実施することがあります。M&Aにおける買収価額が常に適正、妥当であるという保証はなく、買収後の収益が、買収時に見込んだ将来の収益予想を大幅に下回った場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して当社グループでは、対象企業の財務内容や契約関係等についてデューデリジェンスを実施すること等により、各種リスクの低減に努めております。また、専門家のアドバイス等によりデューデリジェンスの精度を上げるとともに、事業計画の策定や将来価値の測定について十分な検討を行う等、投資判断については慎重な姿勢で取り組んでまいります。 (9) 地政学リスクへの対応 今後の世界経済につきましては、米国の通商政策の動向、東欧・中東地域における地政学的リスク、エネルギー・原材料価格の変動及び為替相場の変動の影響等を引き続き注視する必要があります。なお、中東地域における地政学的リスクが注目されますが、当社グループ事業への直接的な影響は限定的であると考えております。ただし、エネルギー・原材料価格の変動が間接的に業績へ影響する可能性があるため、市場の変化に対して柔軟かつ迅速に対応を行ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)8,824字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループでは、事業セグメントを「IoT関連事業」「インダストリー4.0推進事業」に分けて活動を行っており、各事業セグメントの事業環境は下記のとおりであります。 IoT関連事業では、イメージセンサの生産工程における品質検査で使用する検査用光源装置及び瞳モジュールを、主にハイエンドなイメージセンサを生産しているメーカー向けに製造・販売しております。 現在、イメージセンサ市場におけるイメージセンサメーカーは十数社程であり、その内日本と韓国のメーカーが6割以上のシェアを占めております。各イメージセンサメーカーの動向から、今後もイメージセンサ市場は引き続き拡大していくものと予測しております。 また、現状ではイメージセンサ市場(金額ベース)においてスマートフォン向けセンサのシェアが約6割~7割を占めていることから、イメージセンサの市況はスマートフォンの製造、販売状況に左右される傾向があります。 近年、スマートフォン市場では、ハイエンドモデルを中心に、大判化や高密度化をはじめとするイメージセンサの高付加価値化が進んでおります。加えて、ミドルレンジモデルにおいても、複数カメラの搭載や高画素化が進むなど、高性能な撮像機能の普及が拡大しております。こうした撮像機能の高度化と搭載領域の広がりを背景に、スマートフォン向けイメージセンサに対する需要は、今後も底堅く推移するものと見込んでおります。 また、これらの技術トレンドへの対応に伴い、イメージセンサメーカーによる設備投資需要も継続するものと予測しており、新たな検査用光源装置及び瞳モジュールに対する需要の拡大も見込んでおります。 現在、イメージセンサの短期的な需要は、写真や動画の撮影を目的として可視光を捉える、従来型のイメージング用途が中心となっております。 中期的には、イメージセンサの活用領域がイメージングからセンシングへと広がっていくものと予測しております。3Dセンシング技術による三次元情報の取得や、自動運転をはじめとするロボティクス向けセンサ市場の拡大に伴い、より高精度な情報を取得できるイメージセンサ等への需要が高まっていくものと見込んでおります。具体的なデバイスとしては、物体との距離等の三次元情報を取得するToF(Time of Flight)センサや、LiDAR(Light Detection and Ranging)向けイメージセンサを想定しております。これらのセンシングデバイスは、スマートフォンを含む幅広い分野で採用が進んでおり、今後、多様なアプリケーションの開発が進展することで、需要はさらに拡大するものと予測しております。 長期的には、ロボット、スマートファクトリー、モビリティ等の分野において、カメラやセンサを通じて周囲の状況を認識し、自律的に判断・動作するフィジカルAIの活用が拡大していくものと考えております。これに伴い、イメージセンサの用途拡大及び性能要求のさらなる高度化が進み、高精度な情報を取得できるイメージセンサに加え、その性能を評価する検査装置に対する需要も拡大していくものと見込んでおります。 インダストリー4.0推進事業では、主にディスプレイの生産工程で支障となる振動を取り除くための除振装置を、ディスプレイメーカー向けに製造・販売しているほか、歯車が設計図どおりの形状となっているかを検査する歯車試験機を、歯車メーカー向けに製造・販売しております。その他、当社グループの新規事業として、振動ソリューション関連事業、AI画像処理装置事業についても積極的に活動を行っております。 精密除振装置の市況については、現在、主に半導体業界の市況が好調であることから、設備投資需要は堅調に推移すると想定しております。 精密除振装置分野における新規事業への取り組みについては、振動を見える化できる振動モニタリングアプリを開発し、製品化しております。また、除振だけではなく顧客側の振動環境を精密に再現する加振装置についても製品化しており、除振・加振による振動のトータルソリューションによって顧客へ新たな価値を提供してまいります。 歯車試験機の市況については、基本的に工作機械市場の動向に準じており、景気変動や設備投資動向の影響を受ける傾向があります。各国の通商政策や地政学リスク等により先行きには不透明感が残るものの、人手不足を背景とした省人化・自動化需要や設備更新需要は底堅く、ロボット産業や自動車産業を中心として事業環境は堅調に推移する見込みであります。 歯車試験機分野における新規事業への取り組みについては、歯車の表面の粗さを精密に検査できる粗さ試験機を開発し、製品化しております。自動車メーカーからの引き合いもあり、引き続き販路拡大に向けた取り組みを継続してまいります。 また、同分野で培った計測技術や検査ノウハウを応用した新規事業として、各種製品の製造工程で生じる微細な傷等を撮像し、その画像を基に不良品を自動判別するAI画像処理装置を開発・製品化し、拡販活動を推進しております。目視検査の完全自動化に向けて、AI機能の強化や測定物を検査装置までピックアップするロボットの導入も実施し、システムとして提供することで顧客から高い評価をいただいております。また、開発及び製造期間の短縮、設計の効率化、品質の一貫性確保等を目的として開発を進めていた汎用性の高いプラットフォーム品も完成しており、販路拡大に向けた取り組みを継続してまいります。 加えて、精密除振装置分野及び歯車試験機分野とは異なる新たな事業領域の開拓に向けて、新設した製品企画部・新製品開発部を中心に、戦略的パートナーシップの構築及び半導体計測関連製品の企画・開発を推進しております。社内の事業基盤に加え、外部パートナーが有する技術、ノウハウ及びネットワークを結集することで、特定の業界や顧客に依存しない、幅広い市場ニーズに対応する製品・サービスの創出を目指してまいります。 1)財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,595百万円減少し、12,061百万円となりました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ622百万円減少し、1,269百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ973百万円減少し、10,792百万円となりました。 詳細につきましては、「(2) ① 2)財政状態」に記載のとおりであります。 2)経営成績 当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高は4,822百万円(前期の売上高6,668百万円に比し、27.7%の減少)、売上総利益は2,426百万円(前期の売上総利益3,004百万円に比し、19.2%の減少)となりました。また、営業利益は702百万円(前期の営業利益1,418百万円に比し、50.5%の減少)、経常利益は835百万円(前期の経常利益1,386百万円に比し、39.7%の減少)、法人税等を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は530百万円(前期の親会社株主に帰属する当期純利益979百万円に比し、45.8%の減少)となりました。 セグメント別の概況は以下のとおりであります。なお、連結子会社でありました株式会社エア・ガシズ・テクノスの全株式を2025年7月2日に譲渡したため、当連結会計年度より同社を連結の範囲から除外しております。このため、同社事業が主な構成単位となっておりました「環境エネルギー事業」報告セグメントの重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より報告セグメントから除外し、「その他」として表示しており、下記の「その他」は組み替え後の前期と比較しております。 (IoT関連事業) 海外顧客向け製品の販売は好調に推移したものの、国内顧客向け製品の販売が前期を大幅に下回ったため、セグメント全体としては前期と比較して減収減益となりました。 国内顧客向け製品の販売状況については、主に国内主要顧客の設備投資需要が落ち着いたため、売上高は前期比で大幅に減少いたしました。一方で、顧客の設備投資計画において、イメージセンサの大判化や高密度化に伴う先端プロセスの導入等に加え、顧客の新工場にて、車載やロボティクス等のフィジカルAI向けイメージセンサの生産ライン構築が検討されていることから、中長期的には設備投資需要の回復を想定しております。 海外顧客向け製品の販売状況については、主に海外主要顧客向け検査用光源装置及び瞳モジュールの販売が好調に推移したため、売上高は前期比で増加いたしました。その要因としては、顧客側においてイメージセンサ搭載製品の製造を行う新規顧客の開拓が進められているものと推測しており、それに伴う設備投資需要が発生したためであると認識しております。今後も旺盛な設備投資需要が継続すると推測しております。 当連結会計年度における当セグメントの外部顧客に対する売上高は2,952百万円(前期の売上高3,829百万円に比し、22.9%の減少)、セグメント利益は1,345百万円(前期のセグメント利益1,946百万円に比し、30.9%の減少)となりました。 (インダストリー4.0推進事業) 当連結会計年度における当セグメントの外部顧客に対する売上高は1,860百万円(前期の売上高2,060百万円に比し、9.7%の減少)、セグメント利益は102百万円(前期のセグメント利益265百万円に比し、61.3%の減少)となりました。これは、精密除振装置分野及び歯車試験機分野において製品の販売が低調に推移したためであります。 (その他) 当連結会計年度における当セグメントの外部顧客に対する売上高は9百万円(前期の売上高777百万円に比し、98.8%の減少)、セグメント利益は8百万円(前期のセグメント利益42百万円に比し、79.5%の減少)となりました。これは、連結子会社でありました株式会社エア・ガシズ・テクノスを当連結会計年度より連結の範囲から除外したためであり、同社の前期の売上高は770百万円、セグメント利益は36百万円であります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末残高に比べ551百万円減少し、8,519百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは1,339百万円の収入(前期は3,561百万円の収入)となりました。これは、法人税等の支払額285百万円があったものの、税金等調整前当期純利益753百万円の計上及び売上債権の減少567百万円があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは325百万円の支出(前期は293百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出187百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは1,709百万円の支出(前期は415百万円の支出)となりました。これは、自己株式の取得による支出1,192百万円及び配当金の支払額467百万円があったこと等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 当連結会計年度において、IoT関連事業を中心として、受注高及び受注残高は前期と比較して大幅に増加しました。これは、海外主要顧客によるイメージセンサ搭載製品の製造を行う新規顧客の開拓が進められているものと推測しており、それに伴う設備投資需要が発生したためであると認識しております。同顧客においては今後も旺盛な設備投資需要が継続すると推測しております。 また、受注高の増加等に伴い、IoT関連事業の生産実績も増加しました。 1)生産実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年6月1日  至 2025年5月31日)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日)   増減 金額 (千円)   金額 (千円)   金額 (千円)   増減率(%) IoT関連事業   2,755,714   3,271,179   515,464   18.7 インダストリー4.0推進事業   2,145,719   1,825,275   △320,444   △14.9 その他 (環境エネルギー事業)(注)2   753,784   9,701   △744,082   △98.7 合計   5,655,218   5,106,156   △549,061   △9.7 (注)1.上記の金額は、販売金額によっております。 2.「その他(環境エネルギー事業)」につきましては、連結子会社でありました株式会社エア・ガシズ・テ クノスの全株式を2025年7月2日に譲渡したため、当連結会計年度より同社を連結の範囲から除外したこ とにより、従来の「環境エネルギー事業」報告セグメントの重要性が乏しくなったため、「その他」とし て表示しております。 2)受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年6月1日  至 2025年5月31日)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日)   増減 受注高 (千円)   受注残高 (千円)   受注高 (千円)   受注残高 (千円)   受注高 (千円)   受注残高 (千円) IoT関連事業   2,478,640   980,615   4,566,488   2,645,581   2,087,847   1,664,965 インダストリー4.0推進事業   1,666,718   241,801   1,369,153   382,560   △297,564   140,759 その他 (環境エネルギー事業)(注)2   548,848   276,041   -   -   △548,848   △276,041 合計   4,694,208   1,498,459   5,935,642   3,028,142   1,241,434   1,529,683 (注)1. 上記の金額は、受注生産を行っている事業について記載しております。 2. 「その他(環境エネルギー事業)」につきましては、連結子会社でありました株式会社エア・ガシズ・ テクノスの全株式を2025年7月2日に譲渡したため、当連結会計年度より同社を連結の範囲から除外し ております。このため、受注生産形態の事業がなくなったため、「-」と表示しております。 3)販売実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年6月1日  至 2025年5月31日)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日)   増減 金額(千円)   金額(千円)   金額(千円)   増減率(%) IoT関連事業   3,829,961   2,952,187   △877,773   △22.9 インダストリー4.0推進事業   2,060,700   1,860,191   △200,509   △9.7 その他 (環境エネルギー事業)(注)2   777,989   9,701   △768,287   △98.8 合計   6,668,651   4,822,080   △1,846,570   △27.7 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとお りであります。 なお、販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先については「-」表記にしております。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) STMicroelectronics Pte.Ltd.   -   -   680,766   14.1 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社   2,213,683   33.2   593,731   12.3 2.「その他(環境エネルギー事業)」につきましては、連結子会社でありました株式会社エア・ガシズ・テ クノスの全株式を2025年7月2日に譲渡したため、当連結会計年度より同社を連結の範囲から除外した ことにより、従来の「環境エネルギー事業」報告セグメントの重要性が乏しくなったため、「その他」 として表示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)経営成績 当連結会計年度における当社グループの業績は、前連結会計年度比で減収減益となりました。 売上高及び営業利益が減少した理由は、主にIoT関連事業が低調に推移したためであります。 また、当社グループでは当連結会計年度より、「ベース売上高」「売上総利益率」「一人当たり営業利益」「営業利益成長率(CAGR)」「ROE(連結)」を新たな重要指標に設定し、2030年目標値の達成に向けて、活動しております。当連結会計年度において、ベース売上高は755百万円(前期625百万円)、売上総利益率は60.5%(前期55.3%)、一人当たり営業利益は8百万円(前期20百万円)、営業利益成長率(CAGR)は△53.4%(前期△24.2%)、ROE(連結)4.7%(前期8.6%)となりました。売上総利益率を除く各指標が減少した主な要因として、前述のIoT関連事業における減収減益であると分析しております。なお、「売上総利益率」「一人当たり営業利益」「営業利益成長率(CAGR)」に関する目標及び実績については、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社(当社)のものを記載しております。 来期は、IoT関連事業において製品の販売が好調に推移する見通しであるため、増収増益を見込んでおります。 2)財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,595百万円減少(うち、連結子会社の連結除外による減少分649百万円)し、12,061百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,632百万円減少(同605百万円)し、10,523百万円となりました。これは、現金及び預金が551百万円(同304百万円)、売掛金が508百万円(同148百万円)、電子記録債権が305百万円、仕掛品が295百万円(同86百万円)それぞれ減少したこと等によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ37百万円増加(同44百万円)し、1,538百万円となりました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ622百万円(同363百万円)減少し、1,269百万円となりました。これは、前受金(流動負債「その他」)が130百万円(同9百万円)、1年内返済を含む借入金が193百万円(同140百万円)減少したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ973百万円減少し、10,792百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益530百万円を計上したものの、前事業年度の期末配当金365百万円及び当期中間配当金103百万円があったこと、自己株式が1,099百万円増加したこと等によるものであります。 ②資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金及び設備資金につきましては、内部資金、銀行借入により資金調達しております。このうち、運転資金については短期借入金で、設備又は企業買収等の長期資金については長期借入金等で調達しております。 2026年5月31日現在の有利子負債残高は、短期借入金390百万円、1年内を含む長期借入金164百万円となっております。 その他、積極的な事業展開に必要な資金需要に対して、安定的かつ機動的な資金調達体制を構築するため、複数の金融機関との間で合計5,000百万円のコミットメントライン契約を締結しております(借入未実行残高5,000百万円)。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたり、資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年5月期決算説明会資料(スピーチ原稿付き)2026-07-16
  • 決算説明資料2026年5月期決算説明会資料2026-07-13

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。