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日経平均64,137.56-188NYダウ53,061.95+295ドル円157.33-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

イノテック

INNOTECH CORPORATION9880 · Prime · 電気機器

半導体テストシステムとEDAツール販売を主力とするエンジニアリング商社。設計受託や組込みシステムも手掛ける。

概要

イノテックは、半導体テストシステムの自社開発・販売を中核とし、EDAソフトウェア販売や組込みシステム設計など、電子機器の設計から検査までを一貫して手がけるエンジニアリングソリューション企業である。1987年に設立され、伊藤忠グループとの提携を出発点に、M&Aによる事業拡大を繰り返してきた。2026年3月期の連結売上高は467億円、従業員は1,620人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

テスト・設計・システムの3事業で構成される収益構造

イノテックの事業は、テストソリューション、半導体設計関連、システム・サービスの3セグメントに分かれる。2026年3月期の売上高構成比は、テストソリューションが39.5%(約184.6億円)、半導体設計関連が29.4%(約137.3億円)、システム・サービスが31.1%(約145.5億円)である。営業利益ではテストソリューションが全体の利益を牽引し、同事業の大幅な改善により連結営業利益は前期比64.7%増の31.1億円に達した。各セグメントとも自社製品の比率向上を進めており、売上高営業利益率の改善が中期的な経営目標となっている。

20社の子会社と1社の関連会社から成るグループ体制

2026年3月期末時点で、イノテックは連結子会社20社、持分法適用関連会社1社を擁する。グループ会社は事業ごとに役割を分担し、テストソリューションでは台湾のSTAr Technologies, Inc.(信頼性評価装置・プローブカード)、半導体設計関連では三栄ハイテックス(LSI設計)、ジェイ・エス・シー(ソフトウェア開発)、モーデック(シミュレーションモデル)、ファイ・マイクロテック(高速アナログIC)などを傘下に持つ。システム・サービスではアイティアクセス(決済端末)、レグラス(画像処理)、ガイオ・テクノロジー(組込み検証ツール)が事業を展開する。また、米国にコーポレートベンチャーキャピタルを設立し、AI・組込み分野への投資も行っている。

東南アジア・中国・米国に広がる製造と設計の拠点

イノテックの海外展開は、2000年代後半から本格化した。中国には2013年に三栄高科設計(成都)有限公司、ベトナムには2015年にSANEI HYTECHS VIETNAMを設立し、低コストでの設計・開発体制を構築。台湾のSTAr Technologiesは信頼性評価装置とプローブカードの製造拠点であり、2022年にはフィリピンにSTAr-Pearl Technologiesを新設した。米国ではAccel-RF Instruments(高周波測定器)を買収し、半導体試験装置のグローバルサポート網を強化。2024年には中国の芯卓科技(浙江)有限公司に出資し、プローブカード事業を拡大している。これらの拠点により、アジア・北米市場での販売とアフターサービスを担っている。

業界の中での役割は半導体関連装置・ソフトウェアのサプライヤーおよび設計サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
467億円
営業利益
31億円
営業利益率
6.6%
純利益
41億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
テストソリューション事業185億円39.5%12億円6.5%
システム・サービス事業146億円31.2%17億円11.6%
半導体 設計関連事業137億円29.3%7億円5.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01テストソリューション事業(半導体試験装置・検査)主力

自社製品の半導体テストシステムの開発・販売を中核に、半導体メモリー市場等の顧客へ高付加価値ソリューションを提供。子会社を通じて信頼性評価装置やプローブカードの製造・販売も行い、グローバルなサポート体制を構築している。

主要顧客半導体メモリーメーカー等

主な製品・サービス3
半導体テストシステム
半導体メモリやロジックICの機能・特性を検査する自社開発のテスト装置。
信頼性評価装置
半導体デバイスの信頼性(寿命・耐環境性)を評価する装置。
プローブカード
ウェハ状態で半導体チップを電気的にテストするための検査用インターフェース。

02半導体設計関連事業(EDA・設計受託)主力

米国ケイデンス社製EDAソフトウェアの販売・保守サービスを展開。長年の取扱経験に基づく高品質サポートを提供する。また、子会社がLSIの受託設計・開発、アナログ設計(電源/音源に強み)、ソフトウェア開発(自動車・半導体・農業機械向け)、シミュレーションモデル開発、高速アナログIC設計(光通信向け)等を行う。

主な製品・サービス5
EDAソフトウェア
半導体設計用の電子設計自動化ソフトウェア(ケイデンス社製品の販売・保守)。
LSI受託設計・開発
アナログ・デジタル混載のLSI設計開発サービス。
組込みソフトウェア開発
自動車・半導体・農業機械等向けの専門性の高いソフトウェア開発。
高速アナログIC
光通信分野向けの高速アナログICの設計開発・販売。
シミュレーションモデル
電子デバイス開発に用いる高精度シミュレーションモデルの設計・開発支援。

03システム・サービス事業(組込みシステム・ソリューション)準主力

自社製品の組込みCPUボードやBOX型コンピューターの開発・販売、モデルベース開発支援、ノイズ解析サービスを提供。子会社ではキャッシュレス決済関連機器/サービス、組込みOS・車載ソフト販売、画像処理システム開発・AIカメラ、組込みソフト検証ツール等を展開。自動車制御ソフト分野に強み。

主要顧客自動車メーカー、半導体メーカー、農業機械メーカー等

主な製品・サービス5
組込みCPUボード
産業機器向けの高い信頼性を持つCPU搭載ボード。
BOX型コンピューター
筐体に収めた組込み用途のコンピューター。
キャッシュレス決済関連機器
決済端末や関連システムの開発・販売。
AIカメラシステム
画像処理技術を活かした自社製AIカメラとそのシステム。
組込みソフト検証ツール
組込みソフトウェアの品質を検証するツールの開発・販売。

製品と技術

自社開発の半導体テストシステムと信頼性評価装置

テストソリューション事業の中核は、自社ブランドの半導体テストシステムである。半導体メモリやロジックICの機能・特性を検査する装置で、主に海外メモリメーカー向けに販売される。同じく子会社STAr Technologiesが製造する信頼性評価装置は、半導体デバイスの寿命や耐環境性を評価するもので、研究開発用途に使われる。また、プローブカードはウェハ状態での電気的テストに不可欠なインターフェース部品であり、中国の関連会社芯卓科技も含めてグローバルに供給している。2026年3月期の同事業受注高は210.9億円と前期比51.5%増の大幅伸長を示した。

EDAソフトウェア販売とLSI受託設計の二本柱

半導体設計関連事業では、米国ケイデンス社製EDA(電子設計自動化)ソフトウェアの販売・保守サービスを主力とする。長年の取扱経験に基づくサポートが強みで、半導体メーカーの設計工程を支えている。同時に、子会社三栄ハイテックスやジェイ・エス・シーがLSIの受託設計・開発を行う。特にアナログ設計(電源・音源)に強みを持ち、自動車・農業機械向けの組込みソフトウェア開発も手がける。2026年3月期の同事業売上高は137.3億円、受注残高は160.3億円と豊富なバックログを抱える。

組込みCPUボードからAIカメラまで広がるシステム製品群

システム・サービス事業では、自社開発の組込みCPUボードやBOX型コンピューターを産業機器向けに販売している。ブランド名「INNINGS」のデータセンター向け製品も展開。子会社アイティアクセスはキャッシュレス決済端末とクラウド決済サービスを提供し、自動販売機やOA機器向けで実績を持つ。レグラスは画像処理技術を活かしたAIカメラシステムを自社開発。ガイオ・テクノロジーは自動車制御ソフト向けの検証ツールで競争力を有する。2026年3月期の受注高は162.5億円、受注残は78.8億円と堅調に推移している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

半導体商社で中堅、業績回復期待

半導体・電子部品の専門商社。売上高は400億円超で、キオクシアHDやイビデンに比べ小規模だが、同業のAbalanceと同水準。2025/3期営業利益率4.52%から2026/3期6.64%へ改善見込み。半導体市況回復と新規顧客獲得がカギ。

強み

  • 半導体に特化し、技術提案力で顧客ニーズに応える。差別化要因。
  • 2026/3期営業利益率6.64%と収益力向上が見込まれる。
  • 国内大手メーカーとの取引実績があり、一定の売上を確保。
  • 商社として在庫リスクの管理ノウハウを持ち、収益変動を抑制。

課題

  • 半導体市場の変動に収益が大きく左右されるリスクがある。
  • キオクシアHDなど大手との競争で、価格交渉力が弱い可能性。
  • 売上高500億円未満で、大規模投資やM&Aで劣後しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字がイノテック

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17595アルゴグラフィックス1,040億円4.9倍
28159立花エレテック1,039億円12.6倍
38150三信電気545億円8.3倍
47537丸文509億円14.4倍
58141新光商事486億円40.5倍
69880イノテック473億円10.8倍
77510たけびし439億円14.8倍
86844新電元工業314億円5.5倍
96616トレックス・セミコンダクター216億円17.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

伊藤忠テクノサイエンスとの提携でスタートした1987年

1987年1月、東京都新宿区にイノテック(当時は株式会社イノテック)が設立された。同年4月には伊藤忠商事および伊藤忠テクノサイエンス(現・伊藤忠テクノソリューションズ)と業務提携を締結。この提携により、半導体・電子部品の販売ルートを確保し、事業の基盤を固めた。1990年4月には株式額面変更のため、1976年設立の株式会社エコノマックスと合併(比率1:1,000)。同年9月には日本証券業協会に店頭登録し、資金調達力を高めた。

本社横浜移転と子会社取得で拡大した1990年代

1991年8月、業容拡大に伴い横浜市港北区に新横浜本社を新設。翌1992年7月に本店も東京都港区から同所へ移転した。1994年3月には電子部品販売強化のため、シーティーシー・コンポーネンツシステムズ株式会社の全株式を取得し、イノマイクロ株式会社として子会社化。1998年12月には創立10周年を記念して新社屋が完成した。この時期、半導体試験装置の自社開発にも着手し、後のテストソリューション事業の礎を築いた。

上場とM&Aによる3事業体制の確立(2000~2010年)

2000年4月にアイティアクセス株式会社を設立し、システム・サービス事業を本格化。2002年3月には三栄ハイテックス株式会社を子会社化し、半導体設計事業に参入。2004年3月にはイノマイクロを吸収合併し、グループ再編を進めた。2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場した後、2008年3月に東京証券取引所市場第二部へ上場変更。2011年3月には市場第一部銘柄に指定された。この間、テストソリューション・半導体設計・システムの3事業体制が固まった。

海外子会社の積極買収とCVC設立の2010年代

2012年7月に株式会社レグラス、2014年1月にガイオ・テクノロジーを子会社化。同年10月には台湾STAr Technologiesの株式を追加取得し連結子会社とした。2015年には米国にコーポレートベンチャーキャピタルFenox Innotech Venture Company VI, L.P.と、これを支援するINNOTECH FRONTIERを設立。ベトナム現地法人も同年に設立した。2016年8月にはジェイ・エス・シー、2020年2月には米国Accel-RF Instrumentsを買収。2020年4月にモーデックを加え、グループの技術領域を拡大した。

プライム市場移行と事業ポートフォリオの最適化(2022年以降)

2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行。同年9月にはフィリピンにSTAr-Pearl Technologiesを設立。2023年6月に監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンスを強化した。2024年8月には中国芯卓科技に出資、2026年3月にはファイ・マイクロテックを完全子会社化し、高速アナログIC設計の技術を取り込んだ。2026年4月には三栄ハイテックスがジェイ・エス・シーを吸収合併し、半導体設計関連事業の再編を実行。中期経営計画ではROE10%達成を掲げ、事業ポートフォリオの見直しを進めている。

年表29件を開く

1980年代

  • 1987年1月創業東京都新宿区に会社設立。
  • 1987年4月伊藤忠商事株式会社並びに伊藤忠テクノサイエンス株式会社(現社名伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)と業務提携を実施。

1990年代

  • 1990年4月創業株式額面変更のため、株式会社エコノマックス(1976年6月22日設立)と合併(合併比率1:1,000)。
  • 1990年9月社団法人日本証券業協会に当社株式を店頭売買銘柄として登録。
  • 1991年8月業容拡大のため、横浜市港北区に新横浜本社を新設。
  • 1992年7月本店を東京都港区から横浜市港北区へ移転。
  • 1994年3月電子部品部門の販売強化のため、シーティーシー・コンポーネンツシステムズ株式会社の全株式を取得し、子会社(イノマイクロ株式会社)とする。
  • 1998年12月創業創立10周年記念として新社屋が完成。(2026年3月 信託設定及び信託受益権の一部譲渡)

2000年代

  • 2000年4月アイティアクセス株式会社を設立。(現・連結子会社)
  • 2002年3月三栄ハイテックス株式会社の全株式を取得し、子会社とする。(現・連結子会社)
  • 2004年3月M&A連結子会社イノマイクロ株式会社を吸収合併。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場(2008年5月に上場廃止)。
  • 2008年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2010年代

  • 2011年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2012年7月株式会社レグラスの全株式を取得し、子会社とする。(現・連結子会社)
  • 2013年10月中国に現地法人 三栄高科設計(成都)有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 2014年1月ガイオ・テクノロジー株式会社の全株式を取得し、子会社とする。(現・連結子会社)
  • 2014年10月台湾のSTAr Technologies, Inc.の株式を追加取得し、子会社とする。(現・連結子会社)
  • 2015年1月米国にコーポレート・ベンチャー・キャピタルFenox Innotech Venture Company VI, L.P.を設立。(現・連結子会社)
  • 2015年2月Fenox Innotech Venture Company VI, L.P.への出資等を目的とするINNOTECH FRONTIER, Inc.を米国に設立。(現・連結子会社)
  • 2015年6月ベトナムに現地法人 SANEI HYTECHS VIETNAM co., ltd.を設立。(現・連結子会社)
  • 2016年8月ジェイ・エス・シー株式会社の全株式を取得し、子会社とする。(現・連結子会社)

2020年代

  • 2020年2月米国Accel-RF Instruments Corporationの全株式を取得し、子会社とする。(現・連結子会社)
  • 2020年4月株式会社モーデックの株式を取得し、子会社とする。(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年9月フィリピンに現地法人 STAr-Pearl Technologies Inc.を設立。(現・連結子会社)
  • 2023年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2024年8月中国の芯卓科技(浙江)有限公司に出資し、関連会社とする。(現・持分法適用関連会社)
  • 2026年3月株式会社ファイ・マイクロテックの全株式を取得し、子会社とする。(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE10%以上(安定的に8%以上を維持)
  • ROIC8%以上(6%以上を維持)
  • D/Eレシオ0.5倍以下
  • 配当性向30%以上、50%程度目安

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    営業利益率の向上

    自社製品比率の向上やメーカー化に加え、付加価値の高い製品・サービスの提供により売上高営業利益率を高め、ROE向上を図る。

  2. 02

    事業ポートフォリオの最適化

    注力分野・成長分野へ経営資源を再配分し、組織再編や事業撤退も検討して事業ポートフォリオを見直し、採算性・成長性を高める。

  3. 03

    業績の安定性向上

    特定業界・顧客への依存から脱却するため製品充実を図るとともに、定期収入が見込めるストック型ビジネスを強化する。

  4. 04

    製品ポートフォリオの拡充と最適化(テストソリューション事業)

    NANDフラッシュ向けテスターを軸に、CMOSイメージセンサーやDRAM向けなど他デバイスへ展開。プローブカード等の先端分野への進出も進める。

  5. 05

    マスカスタマイゼーションの推進(システム・サービス事業)

    BtoB分野で顧客ニーズに合わせたパーソナライズドサービスを提供。ハード・ソフト・コンサルを組み合わせ、キャッシュレス決済やエッジコンピューティングなどで差別化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,620人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は841万円で、9期前と比べて+13.1%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は14.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,117
2018年3月1,174
2019年3月74442.712.71,257
2020年3月72343.213.21,428
2021年3月77243.213.41,539
2022年3月81043.813.61,642
2023年3月81543.513.81,728
2024年3月78043.614.21,775
2025年3月75643.414.31,560122
2026年3月84143.614.91,620191

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 7 / 海外 5、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 神奈川県横浜市港北区4,022百万円
会社統括業務
テストソリューション事業 — 台湾 新竹市/シンガポール他1,215百万円
半導体設計関連事業 — 静岡県浜松市 中央区1,201百万円
システム・サービス事業 — 東京都品川区95百万円
システム・サービス事業 — 神奈川県横浜市 港北区35百万円
システム・サービス事業 — 東京都新宿区11百万円
主な関係会社
  • 国内
    アイティアクセス㈱(注)1
    神奈川県 横浜市港北区 · 連結子会社
    議決権85.0%
  • 国内
    三栄ハイテックス㈱
    静岡県 浜松市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱レグラス
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ガイオ・テクノロジー㈱(注)2
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジェイ・エス・シー㈱(注)5
    愛知県 名古屋市中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱モーデック
    東京都八王子市 · 連結子会社
    議決権86.1%
  • 国内
    ㈱ファイ・マイクロテック(注)6
    神奈川県厚木市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    STAr Technologies, Inc. (注)3.4
    台湾 新竹市 · 連結子会社
    議決権92.4%
  • 海外
    三栄高科設計(成都)有限公司
    中国 四川省成都市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SANEI HYTECHS VIETNAM co., ltd.
    ベトナム ダナン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    INNOTECH FRONTIER, Inc. (注)4
    米国 ネバダ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Fenox Innotech Venture Company VI, L.P. (注)4
    米国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権99.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は467億円営業利益31億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.2%、利益が+63.2%。

売上高
+11.2%
467億円
営業利益
+63.2%
31億円
純利益
+241.7%
41億円
営業利益率
6.6%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高510億円467億円
営業利益40億円31億円
純利益50億円41億円
1株あたり配当¥130¥130

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は140億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+60.9%、営業利益は+1500.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1057
2024年1Q8711.12
2024年2Q10887.46
2024年3Q10898.32
2024年4Q1115
2025年2Q20894.35
2025年4Q212104.77
2026年2Q216115.16
2026年4Q251208.035
2027年1Q1401611.412

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は205億円から467億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.6%。売上は8期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国に現地法人 三栄高科設計(成都)有限公司を設立。(現・連結子会社)
2013年3月20595
2014年3月236125
米国にコーポレート・ベンチャー・キャピタルFenox Innotech Venture Company VI, L.P.を設立。(現・連結子会社)
2015年3月26596
2016年3月312127
2017年3月289138
2018年3月287127
2019年3月2982515
2020年3月3121912
2021年3月3252515
フィリピンに現地法人 STAr-Pearl Technologies Inc.を設立。(現・連結子会社)
2022年3月3723022
2023年3月3862517
2024年3月4142915
2025年3月42019184.512
2026年3月46731296.641

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高467億円のうち、営業利益として残るのは31億円6.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は41億円、売上の8.8%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.6%325億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.8%111億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.6%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
6.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.8pt
8.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.9pt
15.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが41億円、投資CFが58億円で、差し引きのフリーCFは99億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は83億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月27−9−41844
2014年3月9−7−5242
2015年3月11−12−11−130
2016年3月15−8−3735
2017年3月25−8−31748
2018年3月20−9−51155
2019年3月11−16−6−543
2020年3月31−1731462
2021年3月8−227−1454
2022年3月27−12−91565
2023年3月17−17−5061
2024年3月26−1481282
2025年3月17−4−341363
2026年3月4158−809983

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は480億円。このうち返さなくてよい自己資本が271億円で、自己資本比率は54.8%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2652273884.0
2014年3月2812315081.0
2015年3月3002386277.5
2016年3月2982405878.8
2017年3月3032465779.3
2018年3月3252517474.5
2019年3月32921911063.9
2020年3月35020414655.5
2021年3月37721116653.3
2022年3月40523217354.8
2023年3月43624619054.1
2024年3月47825322551.6
2025年3月47026120954.1
2026年3月48027120954.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
85億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
127億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
66億円
在庫として抱えている分
負債合計
209億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中30位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中150位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.9%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.6%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.8%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.2%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,455で、1年前と比べて+139.8%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥3,455-3.2%1ヶ月-4.0%1年+139.8%時価総額473億円
過去52週の値幅
安値¥1,513高値¥4,915

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.8倍
PER (会社予想)8.3倍
PBR1.60倍
配当利回り3.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は年初来で約147%上昇し、8月21日に3595円まで上昇。ただし8月17日の3865円からは約7%下落しており、高値圏での調整が続く。25日移動平均線(3485円)は上回っているが、75日線(3825円)を下回り、中期トレンドは転換の兆し。52週高値4915円からは約27%下落した一方、安値1493円からは約141%の上昇。出来高は8月に入り増加傾向で、8月12日には43.9万株と高水準。上値は75日線が抵抗線となる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは11.29倍と業界平均30.84倍を大きく下回り、予想PER8.7倍で一段と割安。PBR1.67倍も平均2.64倍を下回る。配当利回り3.62%は平均2.29%を上回り、配当性向41.9%で持続性もある。ROE15.9%と収益性も良好で、全指標で割安感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.8倍30.8倍
PER (予想)8.3倍
PBR1.60倍2.58倍
ROE15.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、半導体市況の回復と円安による輸出競争力の強化が業績を押し上げるか。強気派は、売上高と営業利益率の改善傾向、PERの割安感、増益予想を挙げる。弱気派は、半導体サイクルの変動リスク、競争激化によるマージン低下、東南アジア依存のリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 業績改善基調

    2026年3月期の売上高・利益予想が増加し、営業利益率も改善。

  • 割安評価

    PER11.29倍は同業他社と比較して割安感があり、PBR1.67倍。

  • 成長期待

    半導体需要の回復で東南アジア市場の成長が寄与する見込み。

  • 当期純利益は前期比3.4倍の41億円へ通年影響

    純利益41億円は前期12億円から29億円増加し、1株利益の大幅拡大で株価を押し上げる

  • 売上高は前期比47億円増の467億円通年影響

    売上高467億円は前期420億円から47億円増加し、増収による利益貢献が期待

  • 営業利益率が4.52%から6.64%へ改善通年影響

    営業利益31億円、前期比12億円増で利益率が4.52%→6.64%に向上

  • 予想配当利回り3.62%が下値支える継続影響

    現在の配当利回り3.62%は、株価調整局面での買い安心感になる

マイナスに働く材料7
  • 半導体サイクル依存

    半導体市況の悪化が業績に直結するため、変動リスクが高い。

  • 競争激化

    商社間の価格競争が激しく、マージン率が圧迫される可能性。

  • 地域集中リスク

    東南アジア売上依存が高く、地政学リスクや為替変動に晒される。

  • 営業利益31億円の計画未達リスク決算発表後影響

    営業利益31億円を下回れば、予想PER8.7倍が修正され株価が大きく調整する

  • 売上高467億円計画が下振れ2026年下期影響

    売上高467億円は前期比47億円増が前提で、下振れ時は利益計画も崩れる

  • 1年で株価146.8%上昇、過熱感継続影響

    株価は3595円まで146.81%上昇しており、目先の利益確定売りが重し

  • ROE15.9%の継続が不透明不定影響

    ROE15.9%が低下すると、PBR1.67倍の株価評価が修正される

次の決算で確かめる点
半導体製造装置の受注動向
売上高に直結し、市況感を反映するため。
営業利益率
商社としての収益力改善度合いを測る指標。
海外売上比率
成長市場である東南アジアへの依存度と事業拡大を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり130で、前期から+78.6%いまの株価に対する利回りは3.76%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥130
1株あたり
配当利回り
3.76%
いまの株価に対して
配当性向
41.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月15110.4
2018年3月30100.0485.9
2019年3月4033.351.3
2020年3月400.092.5
2021年3月400.046.2
2022年3月6562.547.3
2023年3月707.758.2
2024年3月700.063.3
2025年3月700.0150.1
2026年3月12578.641.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥130

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,376人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.6%を占め、残る76.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.244.549.246.851.156.5
金融機関26.828.327.526.026.422.6
外国法人24.121.920.222.216.215.5
自己株式7.14.33.81.53.610.6
証券会社4.64.42.14.03.04.3
事業法人2.20.81.00.92.31.0
外国人個人0.10.00.10.10.70.1
政府・自治体0.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.20
02Castlewilder Unlimited Company (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.33
03株式会社みずほ銀行3.07
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.91
05イノテック社員持株会2.15
06DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.08
07澄田 誠1.46
08NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB) (常任代理人 野村證券株式会社)1.28
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.27
10竹内 賀子1.08

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+973%、1株純資産は14期で+70%。直近期のROEは15.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月301,2732.413.582.7
2014年3月301,2942.314.681.9
2015年3月311,3242.415.490.1
2016年3月421,3363.210.577.8
2017年3月461,3673.414.7110.4
2018年3月411,3963.031.1485.9
2019年3月931,4306.610.351.3
2020年3月811,5295.810.692.5
2021年3月1211,5787.811.046.2
2022年3月1691,69510.48.247.3
2023年3月1271,7967.310.958.2
2024年3月1111,8366.118.363.3
2025年3月901,9314.814.5150.1
2026年3月3202,16415.97.541.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額188百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大塚信行代表取締役 社長執行役員6367,000
棚橋祥紀代表取締役 専務執行役員5850,000
中江公人取締役(監査等委員)73
廣瀬史乃取締役(監査等委員)59
栗山史取締役(監査等委員)65
鏑木祥介常務執行役員
劉俊良執行役員
奥津明洋執行役員
菅彰吾執行役員
村瀬智道執行役員
中村吉和執行役員
加藤功76
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
猿田達実執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2114271815980
社外取締役429297

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,929字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、2026年3月31日現在において当社(イノテック株式会社)、子会社20社及び関連会社1社により構成されており、当社グループの高度なエンジニアリング力を活用し、半導体の設計、検査や電子機器に係る製商品の開発、販売及びサービスの提供を主とした事業活動を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 テストソリューション事業    当社は、主に自社製品である半導体テストシステムの開発、販売を行っており、半導体メモリー市場等の顧客を中心に高付加価値のソリューションを提供しております。  当社の子会社である台湾STAr Technologies,Inc.は、信頼性評価装置やプローブカードの製造、販売を行っております。米国、中国、シンガポール等、グローバルに拠点を有しており、国内外のサポート体制を構築しております。  また、持分法適用関連会社である中国芯卓科技(浙江)有限公司は、主にプローブカードの製造・販売を行っております。 半導体設計関連事業    当社は、主に米国ケイデンス社製半導体設計用(EDA)ソフトウェアの販売・保守サービスを行っており、長年の取扱い経験により得た知見をもとに質の高いサポートを提供しております。  当社の子会社については以下のとおりであります。  三栄ハイテックス株式会社は、主にLSIの受託設計・開発及び人材派遣による設計支援を行っております。同社はアナログ設計のエンジニアを多数有し、特に電源や音源関係に強みを持っております。  ジェイ・エス・シー株式会社は、自動車・半導体・農業機械などの分野において、専門性の高いソフトウェア開発を行っております。  三栄高科設計(成都)有限公司及びSANEI HYTECHS VIETNAM co., ltd.は、主にLSIや組込み用途向けソフトウェアの設計・開発受託を行っております。  株式会社モーデックは、高度なアナログモデリング技術を有し、主に電子デバイス開発に係るシミュレーションモデルの設計・開発支援を行っております。  株式会社ファイ・マイクロテックは高速アナログICの設計開発・販売を行っており、特に光通信の分野で高い技術を有しております。 システム・サービス 事業    当社は、主に自社製品である組込み用途向けCPUボードやBOX型コンピューターの開発、販売及びモデルベース開発支援、ノイズ解析サービス等を行っており、高い信頼性と高品質な製品、サービスを提供しております。  当社の子会社については以下のとおりであります。  アイティアクセス株式会社は、主にキャッシュレス決済関連の機器開発・販売及び決済サービス、組込み用途向けのOSや車載関連等のソフトウェア販売・保守サービス及び受託開発を行っており、自販機やデジタル家電、OA機器向け等において実績を有しております。  株式会社レグラスは、高い画像処理技術を有し、主に同技術を中心としたシステム開発、画像処理IP、ASIC、FPGA、ミドルウェアの設計を行っております。また、同技術を活かした自社製AIカメラシステムの開発、販売も行っております。  ガイオ・テクノロジー株式会社は、組込みソフト検証ツールの開発、販売、保守及びエンジニアリングサービス、技術者派遣を行っております。同社は自動車制御ソフトの分野で高い競争力を有しております。 全社(共通)    当社グループにおける経営戦略の立案や、経営管理、総務人事、システム等に関するサポートを行っております。  また、米国に設立したFenox Innotech Venture Company VI, L.P.は、主に米国、南アジア、日本におけるAI、組込み、ウェブサービス等に関連する企業を中心に投資業務を行っており、当社の子会社である米国INNOTECH FRONTIER, Inc.が出資しております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)1.当連結会計年度より、株式会社ファイ・マイクロテックの全株式を取得したため、連結の範囲に含めております。また、台灣三榮高科技股份有限公司は清算結了したため、当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。 2.2026年4月1日付で、三栄ハイテックス株式会社は、ジェイ・エス・シー株式会社を吸収合併いたしました。
経営方針・対処すべき課題5,322字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 ① 経営理念 当社グループは、エンジニアリングをコアとしたトータルソリューションプロバイダーとして、顧客企業が求める多様なニーズにお応えすることをビジネスとしております。当社グループの基本方針として、以下の「我々が目指すもの」を常に念頭に置いた企業活動を行っております。 「我々が目指すもの」 ・エレクトロニクスビジネスを通じて、人々の生活を豊かで快適なものにし、「未来社会に貢献」する ・創造力を駆使、携わるエレクトロニクス業界の技術の進歩に寄与し、「不可欠な存在」になる ・我々の真の事業は「問題を解決」することであり、顧客に満足いただく労苦を惜しまない ・先端技術に挑戦し続ける「パイオニア」になる ・創造力を発揮できる会社の仕組みづくりに心血を注ぐ、「誇りの持てる会社を実現」する ② ビジョン、方針 「未来を変えテック、イノテック ~Innovation Technology~」 社名の由来でもあるInnovationとTechnologyを経営の根幹に据え、経営理念のひとつである「未来社会に貢献する」という命題にチャレンジいたします。革新的な技術により未来を変えていくことで持続可能な社会の実現のために不可欠な存在となることを目指します。 そのために、以下のミッションに取り組んでまいります。 ・最先端技術と人を繋ぎ、豊かで快適な未来社会に貢献する ・顧客に寄り添い、ともに課題を解決する ・イノテックならではの付加価値の提供を目指す (2)経営戦略等 当社グループは2024年3月21日に2024年度から2026年度までの中期経営計画(以下「中計」という。)を公表いたしました。 中計では、資本コストを上回る資本効率性と株価/企業価値の向上を意識した目標設定が肝要と考えており、ROEに関して安定的に8%を上回る水準を達成するとともに10%を目指すことを最大の目標とし、以下の戦略に取り組んでまいります。 当社グループ共通の事業戦略 ・営業利益率の向上 ・経営資源の再配分による事業ポートフォリオの最適化 ・業績の安定性向上 各事業セグメントの事業戦略 ・テストソリューション事業 製品ポートフォリオの拡充と最適化 ・半導体設計関連事業 グループ経営の基盤を固める強固な安定収益の拡大 ・システム・サービス事業 マスカスタマイゼーションの推進 (3)経営環境 当社グループが参画する半導体/エレクトロニクス業界を取り巻く事業環境は、AIの本格的な普及やデジタル化の進展を背景に、先端分野を中心として持続的な成長が見込まれております。また、日本政府による半導体産業への支援や海外企業の進出は、国内産業基盤の中長期的な強化に繋がるものと期待されます。一方、地政学的リスクの長期化や経済安全保障に係る政策動向、為替変動や部材調達を巡る不確実性の高まりなど、事業環境の不透明感は引き続き高い状況にあります。このような環境下において、当社グループは事業機会を的確に捉えるとともに、リスクへの備えを強化し、持続的な成長を実現していくことが重要な経営課題であると認識しております。 翌連結会計年度における当社グループの事業活動の見通しについては以下のとおりであります。 「テストソリューション事業」 自社製テスター事業においては、引き続き海外向け製品の販売が堅調に推移することが見込まれるほか、市況の好転により国内メモリー向けテスターについても需要が大きく回復するものと予想されます。一方、信頼性評価装置やプローブカード事業は、AI関連需要を背景にプローブカード事業が引き続き好調に推移すると見込まれるものの、研究開発への注力により利益面では減益となる見通しであります。 「半導体設計関連事業」 EDAソフトウェアの販売においては、複数の大型契約更新に注力するほか、引き続きシステム製品向けツールの拡販に取り組むことにより増収となる見込みです。また、LSI設計受託は、海外におけるAI関連事業の需要低迷が予想されるものの、国内事業は堅調に推移するものと見込まれます。シミュレーションモデル設計開発支援事業では、研究開発プロジェクトの受託が好調に推移し、業績に貢献するものと期待されます。 「システム・サービス事業」 CPUボードやBOX型コンピューターなどの組込み向け製品においては、防衛向け需要が引き続き高いことに加え、自社ブランド製品である「INNINGS」のデータセンター向け需要拡大により、好調が継続するものと見込まれます。また、決済端末におけるクラウド決済サービスによる安定した収入が見込まれるほか、セキュリティ関連事業の立ち上げによる収益への貢献が期待されます。一方、自動車業界の投資抑制により、車載関連の受託や組込みソフト検証ツール及び検証サービスは一定程度の影響を受けるものと予想されます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 中計において掲げた上記目標を実現するため、当社グループは以下の施策に取り組んでまいります。 ①事業戦略 当社グループ全体として、以下の3つの戦略に取り組んでまいります。 a.営業利益率の向上 ROE等の向上には、第一に売上高営業利益率をはじめとした本業の採算向上が求められます。当社グループは自社製品比率の向上/メーカー化により利益率の向上を図ってまいりましたが、さらに付加価値の高い製品やサービスの提供を目指してまいります。 b.経営資源の再配分による事業ポートフォリオの最適化 当社グループの事業の中で注力分野、成長分野を見定め、経営資源の再配分を検討し、グループ内の組織再編や事業撤退を含め、事業ポートフォリオを今一度見直し、採算性や成長性のさらなる向上が実現できるものと考えております。 c.業績の安定性向上 半導体業界への売上比率の高い当社グループにとって業績の安定性向上は、資本コストの低下にも繋がる重要なテーマと捉えております。特定業界、特定顧客依存からの脱却のため、製品等の充実を図るとともに、定期的に収入が見込めるストック型ビジネスの強化にも取り組む方針であります。 これら当社グループ全体の事業戦略実現のため、各事業セグメントにおいては以下の戦略を中心に事業を発展させていく計画であります。 「テストソリューション事業 ~製品ポートフォリオの拡充と最適化~」 テストソリューション事業は、特定顧客への依存や収益変動の大きさが課題となっております。引き続きNANDフラッシュメモリー向けテスターを主軸としながら、CMOSイメージセンサーやDRAMなど他のデバイス向けテスターへの展開や、テストシステムの一部を担う機能の提供(後工程用検査ボードなど)に事業範囲を広げてまいります。連結子会社のSTAr Technologies, Inc.は、強みであり比較的安定した収益が見込めるファウンドリ向け信頼性評価装置や研究開発用プローブカードに経営資源を集中するとともに、先端プロセスに対応するMEMS型プローブカードや高周波、化合物半導体、パワー半導体など成長性の高い分野への展開を進めてまいります。 「半導体設計関連事業 ~グループ経営の基盤を固める強固な安定収益~」 半導体設計関連事業は、安定的な収益が見込める現在のビジネスモデルをベースに、さらなる成長や収益性の向上を目指し、事業領域を拡大してまいります。米国ケイデンス社のEDAソフトウェアや各種シミュレーション/解析ツールを駆使し、従来のIC設計から基板設計やシステム製品の設計に範囲を広げ、効率的な設計開発をサポートする体制を目指してまいります。さらに、ツールの提供にとどまらず、連結子会社である三栄ハイテックス株式会社のLSI設計受託や株式会社モーデックのシミュレーションモデル開発、新規連結子会社である株式会社ファイ・マイクロテックのシリコンフォトニクスや光電融合技術などと連携し設計自体をサポートするサービスの提供を推進するとともに、ターンキーの分野にも事業を拡大してまいります。 「システム・サービス事業 ~マスカスタマイゼーション~」 システム・サービス事業は、ハード、ソフト、コンサルなど様々な形で顧客の製品への付加価値提供を目指しております。顧客ニーズを的確に捉えたパーソナライズドサービスを念頭に、BtoB分野における「マスカスタマイゼーション」を基本的な戦略として掲げ、ビジネス拡大を行ってまいります。キャッシュレス決済端末、エッジコンピューティング、画像処理など特徴的な技術により、イノテックらしく顧客満足度の高いソリューション提供に尽力してまいります。また、決済端末のサービス収入のようなストック型ビジネスの拡大にも注力してまいります。 また、事業セグメントを超えたシナジーとしてシミュレーションプラットフォームの活用を目指してまいります。半導体設計や自動車開発の場で、当社グループの事業セグメントを跨ぐ形で強みとなっているのが、シミュレーション/解析、検証のためのツールやコンサルティングサービスです。デジタルツインが注目されるなか、当社の提供するシミュレーション関連の製品やサービスが、顧客の開発効率の改善や製品付加価値の向上に資することを目指し、ノウハウの蓄積を進めてまいります。 ②資本政策 2018年2月に公表した「イノテックグループの資本政策に関する基本方針」を中計においても踏襲し、ROE目標の実現や株主還元の充実に引き続き注力するため、以下に掲げる具体的な数値の目安や施策を念頭に推進してまいります。 ・D/Eレシオ0.5倍以下 ・現預金保有は月商の2か月以内 ・配当性向は50%程度 ・取引銀行との政策保有株式の見直し ・在庫水準の適正化と運転資金管理 なお、取引銀行との政策保有株式については、当連結会計年度において全銘柄を売却いたしました。 ③サステナビリティ 当社グループでは「ヒューマンキャピタルマネジメント」、「サプライチェーンマネジメント」、「エレクトロニクス技術を通じた社会課題の解決」、「社会との共生と持続可能な未来への貢献」、「経営基盤の整備」の5つのマテリアリティを特定し、それぞれにKPIを設定、開示しております。 ヒューマンキャピタルマネジメントに関しては、ダイバーシティの推進に加え、モチベーション向上のための報酬制度見直しや福利厚生の充実策を段階的に講じております。女性管理職については中計期間中の2025年度に5%、2030年度に10%とすることを目標として掲げており、2025年度(当連結会計年度)は5.3%となりました。 気候変動への対応については、2050年までにScope1・2の温室効果ガス排出量を実質ゼロにするという目標達成に向け、施策の見直しを行ってまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 中計では、資本コストを上回る資本効率性と株価/企業価値の向上のため、ROEに関して安定的に8%を上回る水準を達成するとともに10%を目指すことを最大の数値目標としております。また、「資本政策に関する基本方針」については、中計においても踏襲する方針としております。 当社グループが中計において掲げた主な数値目標は以下のとおりであります。 ・自己資本当期純利益率(ROE):10%を目指す(8%以上を維持) ・投下資本利益率(ROIC):8%を目指す(6%以上を維持) ・負債資本倍率(D/Eレシオ):財務健全性維持と機動的な成長投資を図るため、0.5倍を上限とする ・配当性向:連結配当性向30%を下回らないこととし、急激な業績変化等が起こらなければ50%程度を目安とする。また、自己株式取得を機動的に行い、総還元性向を高め、自己資本額を適正に保つ 中計期間における実績は次のとおりであります。 中計目標   2024年度 (第39期)   2025年度 (第40期) ROE   8%以上   4.8%   15.9% ROIC   6%以上   3.4%   6.4% D/Eレシオ   0.5倍以下   0.38倍   0.19倍 配当性向   30%以上   78.2%   39.0% (注)1.ROEについて、2025年度は本社土地及び建物等の固定資産売却益を計上したため、2024年度に比べ数値が高くなっております。なお、当該売却益の影響を除いた場合のROEは8.4%であります。 2.2025年度の配当性向については、2026年6月25日開催予定の定時株主総会において決議がなされた場合の数値であります。
事業等のリスク4,026字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループは、以下のリスクに対応するため「リスク管理規程」を整備するとともに、代表取締役社長執行役員が委員長を務める「リスク管理委員会」を設置することにより業務遂行上のリスクの適切な管理や未然防止を図っております。リスク管理委員会は、リスク管理基本方針の立案やリスク情報の収集、抽出されたリスクの分析・評価(重要性の判断)、各部門における業務遂行上のリスク管理の監督等を行っております。複数の部門に係る重要度の高いリスクについては、各種委員会や事務局とも連携し、全社横断的なリスク対策を推進しております。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特定取引先や業界への依存について ①特定の顧客への依存 テストソリューション事業における主力製品である半導体メモリー向け自社製テストシステムの販売事業の顧客は、特定の半導体メモリー製造企業であり、当該セグメントの売上高に占める主要顧客への依存度が高い水準となっております。 当社グループが2024年3月に公表した2024年度から2026年度までの中期経営計画(以下「中計」という。)では、事業戦略の1つとして「業績の安定性向上」を掲げておりますが、同事業における特定顧客への依存が課題となっております。 同事業は、技術の進歩等により大きく成長する反面、当社グループが管理不能な事由で半導体市場の需給バランスが崩れ、一時的な市場収縮による顧客の設備投資の抑制、生産活動の停滞や、業界再編等に伴う顧客の事業撤退や事業売却により、当社グループの事業計画遂行や経営成績に多大な影響を及ぼす可能性があります。また、当社は半導体市況や主要顧客の投資見込みに基づき、納期の遵守等を目的として一定の在庫を保有しておりますが、顧客の生産計画の変更や中止等により当該在庫の保有期間が長期化し、過剰在庫となって回収が見込まれない棚卸資産の評価損を計上する可能性があります。 当該リスクに対処するため、製品ラインナップの拡充や多様なアプリケーションの開拓による市場の拡大、顧客との密なコミュニケーション、最適なビジネスモデルの構築、新規顧客開拓(顧客ベースの拡大)等に努めております。 ②特定の業界への依存 システム・サービス事業や半導体設計関連事業において取り扱う製商品・サービスの主要取引先には、国内の自動車メーカー及びその関連企業が含まれます。 当社グループは、中計における「業績の安定性向上」実現のため、自動車関連市場向け事業のさらなる成長を目指しておりますが、気候変動対策としてのEV化の促進やガソリン車販売規制、代替燃料を含めた多様な技術活用の動きなどが見られるなか、国内自動車メーカーの対応遅れによる競争力低下や業界再編による市場の縮小が生じた場合には、事業環境が大きく変化する可能性があります。また、当該メーカーが進出する国や地域において予期しない法律・規制等の制定・変更や政治情勢の変化に伴う生産・販売活動の停滞などにより、当社グループの事業計画遂行や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対処するため、EV向け製商品・サービスの強化や海外自動車メーカー等への販路拡大、新規事業開発や新規市場開拓(他業界への進出)などに努めております。 ③特定の仕入先及び製造委託先への依存 当社グループは、取扱製商品や部材等を様々な企業から調達(仕入)しておりますが、半導体設計関連事業における主力商品である半導体設計用(EDA)ソフトウェアやテストソリューション事業における半導体メモリー向け自社製テストシステムの販売事業は、特定の仕入先及び製造委託先に依存しており、当該仕入先や製造委託先の予期せぬ企業再編行為や代理店契約の解消等により、当社グループの事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対処するため、仕入先及び製造委託先との良好な関係の維持や定期的な情報交換に努めるとともに、取り扱いベンダーの拡充や複数社購買を推進しております。 (2)人財確保に関するリスクについて 当社グループが参画する事業領域は、技術革新が激しく、顧客ニーズを汲み取り最適なソリューションを提供するためには高度な技術力を必要とします。 また、当社グループは「営業利益率の向上」を中計における事業戦略の1つとして掲げ、自社製品売上の拡大及びメーカー機能の強化を推進中であり、特に製品の研究開発に必要な能力を満たす人財の採用や育成がますます重要になっておりますが、技術者の獲得競争は激しいものとなっており、仮に十分な技術者を採用できない場合や優秀な技術者が流出した場合には、事業計画の遂行や将来の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対処するため、海外の技術者を含めた積極的な採用活動を実施するとともに、報酬水準の向上や福利厚生、教育制度の充実、働きやすい就労環境の整備により人財に対する訴求力の強化と流出の防止を図り、スキルや知見の継承と長期的な人財育成を推進しているほか、外部の協力会社及び派遣社員を活用した効率的なリソース配分に努めております。 (3)地政学的リスクや自然災害等について 当社グループは、日本国内のみならず、アジアや北米を中心とした海外において事業活動を展開しており、さらなる拡大を目指しておりますが、それらの地域において地政学的リスクの顕在化や地震、台風、水害等の自然災害、重大な感染症の世界的流行等が発生した場合は、事業活動の制約や市場環境の悪化、需給ひっ迫による重要部材不足及び価格高騰などが生じる可能性があります。それに伴う販売活動の停滞や商材・部材の調達困難、従業員の安全確保に支障が生じる事態等により、事業計画の遂行や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対処するため、事業継続計画(BCP)の見直しや管理体制の強化、サプライチェーンの強化、代替部材の並行評価や長納期部材の早期発注、代理店や現地パートナー企業等を活用した販売戦略、ローカライズの推進、地政学・政策動向の継続的把握、輸出管理・法規制への対応や輸出管理法令の遵守、安否確認システムの導入、防災訓練の実施、産業医と連携した感染予防・拡大防止策の策定等の対策を講じております。 (4)自社製品等の品質に関するリスクについて 当社グループは、自社製品売上の拡大及びメーカー機能の強化を推進しており、テストシステムや組込み関連などにおいて自社製品やサービス事業を展開しておりますが、製品等の不良による顧客生産ラインへの支障や顧客開発計画の遅延、クラウドサービスに係るサーバー障害等によるサービスの停止や情報の喪失などの損害が発生する可能性があります。特に半導体製造企業や自動車関連企業に対する損害賠償は甚大なものとなることも想定されます。また、脱炭素への取組が活発化しており、当社製品の製造過程やサプライチェーンにおいても脱炭素が求められることが想定されますが、対応の遅れ等により顧客との取引が継続できなくなった場合、事業計画や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対処するため、製造物賠償責任保険等への加入のほか、品質保証委員会や担当部門の設置による品質保証体制の強化、製造委託先の複数化等を推進しております。 (5)コーポレート・ガバナンス、内部統制について 当社グループは、国際的なビジネスや外部環境の変化に対応するため、コーポレート・ガバナンスや内部統制が適切に機能することが重要であると認識しておりますが、M&Aの推進に伴う事業の急速な拡大等により、十分なガバナンスや内部統制の整備が追いつかない状況が生じ、従業員等の故意又は過失による法令違反行為の結果、当社グループの社会的信用の失墜により、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対処するため、新たに買収した子会社等に対しては、規程の整備や会計方針の統一などに親会社が積極的に関与し、早期のガバナンス強化や内部統制構築を図っております。また、当社グループとして「内部統制基本方針」や「イノテックグループ倫理行動基準」を策定し、「イノテックグループ外部通報窓口」を設置するなど、内部統制システムを充実させ、適切に運用するとともに、内部統制の啓もう活動や教育の強化にも取り組んでいるほか、当社の役員や従業員を子会社の役員として出向又は兼務させて子会社の経営に関与し、不正等の早期発見と適切な対応を図ることなどにより、法令遵守や財務報告の適正性の確保に努めております。 (6)サイバー攻撃に関するリスクについて 当社グループは、事業活動において顧客情報や従業員等の個人情報のほか、技術情報などの機密情報を取り扱っており、「情報セキュリティ基本方針」の整備や情報セキュリティ教育を推進しておりますが、近年高度化・巧妙化している想定外のサイバー攻撃により、情報の流出、消失、改ざん、システム障害等が発生した場合は、事業活動の停止や顧客へのサービス提供の遅延、信用の毀損、損害賠償責任等により、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対処するため、ファイアウォール等による不正アクセス対策の強化、閉域網でのサーバー運用や定期的な脆弱性への対応、多層防御の導入などにより、当該リスクの低減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)7,118字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ①財政状態の状況 当連結会計年度末の財政状態につきましては、総資産が48,048百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,040百万円増加しました。一方、負債は20,934百万円となり、前連結会計年度末に比べ59百万円増加しました。また、純資産は27,113百万円となり、前連結会計年度末に比べ980百万円増加しました。 ②経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の関税政策や対中関係の悪化による影響が一部にみられるものの、雇用・所得環境の改善や政府の物価高対策、企業収益の底堅さを背景に、個人消費や設備投資が堅調に推移するなど、緩やかな回復基調が継続しました。一方、先行きについては、中東情勢の緊迫化による資源価格の上昇が個人消費や企業の生産活動に及ぼす影響が懸念されるほか、米国の通商政策への対応や対中関係の停滞など、依然として不透明な状況が続くものと見込まれます。 このような状況の下、当社グループにおける当連結会計年度の業績につきましては、システム・サービス事業が利益面では前期実績に及ばなかったものの、テストソリューション事業が大幅に改善したことや半導体設計関連事業が堅調に推移したことなどから、売上高46,737百万円(前期比11.3%増)、営業利益3,108百万円(同64.7%増)、経常利益2,912百万円(同66.0%増)となりました。また、特別利益として固定資産売却益2,911百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益4,111百万円(同242.6%増)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、財務活動によって7,952百万円(前期比135.1%増)を使用した一方、営業活動によって4,058百万円(同137.1%増)、投資活動によって5,792百万円(前期は410百万円の使用)の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)を得た結果、当社グループの当連結会計年度末における資金の残高は、前連結会計年度に比べ1,942百万円増加し、8,282百万円となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) テストソリューション事業(千円)   11,724,884   132.66 半導体設計関連事業(千円)   2,856,469   103.40 システム・サービス事業(千円)   8,352,863   100.48 合計(千円)   22,934,218   115.17 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.一部の自社製品については、社外へ委託生産を行っており、上表の金額は外部委託先からの仕入価格を基準に記載しております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) テストソリューション事業(千円)   4,021   757.17 半導体設計関連事業(千円)   7,680,720   105.06 システム・サービス事業(千円)   2,251,010   107.62 合計(千円)   9,935,752   105.67 (注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 c.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) テストソリューション事業   21,090,343   151.46   5,574,503   189.54 半導体設計関連事業   17,387,369   156.55   16,027,838   129.57 システム・サービス事業   16,248,197   109.25   7,883,058   127.43 合計   54,725,910   137.14   29,485,400   137.16 (注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) テストソリューション事業(千円)   18,456,906   123.23 半導体設計関連事業(千円)   13,729,422   105.67 システム・サービス事業(千円)   14,551,403   103.89 合計(千円)   46,737,733   111.34 (注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する分析・検討内容 a.財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、34,835百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,123百万円増加しました。これは主に、現金及び預金や売掛金が増加したことによるものであります。なお、現金及び預金の増加要因については「②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報」に記載のとおりであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、13,212百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,083百万円減少しました。これは主に、不動産の売却により土地並びに建物及び構築物が減少したことや、政策保有株式の売却により投資有価証券が減少したことによるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、19,063百万円となり、前連結会計年度末に比べ103百万円減少しました。これは主に、未払法人税等や前受金が増加した一方、短期借入金を返済したことによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、1,871百万円となり、前連結会計年度末に比べ162百万円増加しました。これは主に、長期借入金が増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、27,113百万円となり、前連結会計年度末に比べ980百万円増加しました。これは主に、自己株式を取得した一方、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことによるものであります。この結果、自己資本比率は54.8%となり、前連結会計年度末に比べ0.7ポイント増加しております。 b.経営成績 (売上高、売上原価、販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の売上高は、メモリー向けテスターの販売が大幅に増加したことに加え、半導体設計用(EDA)ソフトウェアや自社製CPUボード等の組込み製品が堅調に推移したことから46,737百万円となり、前連結会計年度に比べ11.3%増加しました。 売上原価率は、自社製品の売上増や前連結会計年度に行ったテストソリューション事業におけるプローブカード事業の一部譲渡などにより収益性が改善したことから、前連結会計年度に比べ0.4ポイント低下し、69.5%となりました。 販売費及び一般管理費は、業績の向上や業容拡大に伴う従業員賞与や外注費用の増加などにより、前連結会計年度に比べ3.5%増加し、11,137百万円となりました。 この結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ64.7%増加し、3,108百万円となりました。 報告セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 〔テストソリューション事業〕 テストソリューション事業は、半導体メモリー市場等の顧客を中心に当社グループのエンジニアリング力を活かし、高付加価値製品の提供に注力するとともに、顧客ニーズに対応した製品の開発やメモリー以外の周辺ソリューションの拡大に積極的に取り組んでまいりました。自社製テストシステムは、海外向けの新製品販売が大幅に伸長したことに加え、国内向けメモリーテスターの需要が回復し増収となりました。台湾のSTAr Technologies, Inc.は、プローブカード及び信頼性評価装置の販売が堅調に推移したほか、前連結会計年度にプローブカード事業の一部を譲渡したことなどによる販売費及び一般管理費の減少も寄与し、増収増益となりました。 その結果、当事業の売上高は18,456百万円(前期比23.2%増)、セグメント利益は1,190百万円(前期はセグメント損失312百万円)となりました。 〔半導体設計関連事業〕 半導体設計関連事業は、関連サービスの強化や新規顧客の開拓、既存顧客との関係強化など積極的な営業活動を行い、売上拡大及び収益の安定化に努めてまいりました。主力商品である半導体設計用(EDA)ソフトウェアについては、既存顧客との長期契約や新規顧客開拓が概ね順調に進捗したことなどにより堅調に推移いたしました。三栄ハイテックス株式会社のLSI設計受託ビジネスは、ベトナム子会社におけるAI関連事業の需要が減少したものの、国内の半導体関連事業において、新規顧客からの受注や自社製IPの販売が伸長したことなどにより増収増益となりました。株式会社モーデックのシミュレーションモデル製品販売や設計支援サービスも半導体や自動車関連の新規顧客向け販売が増加したことなどにより増収となりました。 その結果、当事業の売上高は13,729百万円(前期比5.7%増)、セグメント利益は656百万円(同43.6%増)となりました。 〔システム・サービス事業〕 システム・サービス事業は、当社グループのエンジニアリング力を活かし、特徴ある製品の開発やサービスの提供に注力するとともに、展示会やウェブを活用し新規顧客の獲得を図るなど積極的な営業活動を行ってまいりました。自社製CPUボードやBOX型コンピューターなどの組込み製品は、主に社会インフラや防衛・船舶向けが伸長し増収となりました。アイティアクセス株式会社は、決済システムのサービス収入や車載向けソフトウェア関連の受託開発が堅調に推移したことなどにより増収増益となりました。ガイオ・テクノロジー株式会社の車載向け組込みソフト検証ツール販売及びエンジニアリングサービスは、自動車関連の需要が減速している影響により、検証ツール販売、エンジニアリングサービスが共に伸び悩んだことや、新規受注を見込んだ外注費が一時的に過大となったことなどにより減収減益となりました。株式会社レグラスは、AIカメラシステムの販売が概ね前期並みに推移したことや、画像処理関連の受託開発が順調に進捗したことなどにより収益性が改善しました。 その結果、当事業の売上高は14,551百万円(前期比3.9%増)、セグメント利益は1,748百万円(同2.8%減)となりました。 (営業外損益) 当連結会計年度の不動産賃貸料は、テナントの入居率をほぼ維持できたものの484百万円となり、前連結会計年度に比べ1.7%減少しました。一方、不動産賃貸費用は、本社ビル維持管理費の減少などにより前連結会計年度に比べ5.0%減少し345百万円となりました。また、主に債権債務の評価替えによる為替差益を計上したことなどから、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ66.0%増加し、2,912百万円となりました。 (特別損益) 当連結会計年度の特別利益は、本社ビルの売却に伴う固定資産売却益や政策保有株式の売却による投資有価証券売却益を計上したことなどにより3,349百万円となりました。一方、特別損失は、当社において固定資産売却損を計上したことにより109百万円となりました。 この結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ204.8%増加し、6,152百万円となりました。 (法人税等) 当連結会計年度の法人税等は、主に当社の業績が改善したことや固定資産売却益を計上したことなどから、前連結会計年度に比べ173.9%増加し、1,955百万円となりました。 この結果、当期純利益は、前連結会計年度に比べ221.8%増加し、4,196百万円となりました。 また、法人税等の税金等調整前当期純利益に対する比率は31.8%となり、前連結会計年度に比べ3.6ポイント減少しました。 (非支配株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ18.5%減少し、84百万円となりました。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ242.6%増加し、4,111百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況 当社グループの当連結会計年度末における資金の残高は、前連結会計年度末に比べ1,942百万円増加し、8,282百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は4,058百万円(前期比137.1%増)となりました。これは主に、有形固定資産の売却益を2,802百万円計上し、売上債権が2,225百万円増加したものの、税金等調整前当期純利益6,152百万円や減価償却費1,290百万円を計上したことに加え、前受金が2,041百万円増加したことなどにより資金を得たためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動の結果得られた資金は5,792百万円(前期は410百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得に844百万円、無形固定資産の取得に594百万円を使用したものの、有形固定資産の売却により7,172百万円の資金を得たことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動の結果使用した資金は7,952百万円(前期比135.1%増)となりました。これは主に、短期借入金の返済に5,361百万円、自己株式の取得に2,117百万円の資金を使用したことなどによるものであります。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品や原材料等の仕入代金や販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は経常的に発生するものではありませんが、生産設備を有する一部の子会社の設備投資や事業買収に係る費用等があります。これらの資金需要に対しては、まず営業キャッシュ・フローで獲得した資金を使用し、不足分について金融機関からの借入などによる調達を実施することとしております。長期借入金や社債などの長期資金の調達につきましては、金利動向などの調達環境を考慮の上、調達規模や調達手段を適宜判断して実施することとしております。 また、自己株式の取得につきましては、「資本政策に関する基本方針」に基づき、実行の是非を判断することとしております。 ③経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2 事業の状況、1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準により作成されております。 連結財務諸表の作成に当たって、経営者が採用した会計基準や、資産・負債及び収益・費用の計上並びに開示に影響を与える見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性により、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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