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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

unbanked

unbanked inc.8746 · Standard · 証券、商品先物取引業

金地金取引とノンバンク事業の2本柱。金の現物取引に加え、不動産担保融資を手掛ける金融グループ。

概要

unbanked株式会社は、金地金の販売・買取を中核とする金地金事業と、不動産担保融資を中心とするノンバンク事業を展開する。1972年に商品先物取引業者として創業し、業態転換を経て現在に至る。2026年3月期の連結売上高は94億円、従業員数は31名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

二つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは金地金事業とノンバンク事業の二つで構成される。2026年3月期の連結売上高93億94百万円のうち、金地金事業が80億43百万円(構成比85.6%)、ノンバンク事業が13億51百万円(同14.4%)を占めた。金地金事業では金地金の販売・買取を行い、売上高は金価格と販売数量に依存する。ノンバンク事業では主に不動産担保融資を手掛け、貸出残高の増加が収益を押し上げる。ただし2026年3月期は両セグメントとも営業損失を計上し、グループ全体で営業損失27億92百万円となった。

金地金を裏付けとした暗号資産を含む三つの販路

金地金事業の販路は三つに分類される。国内では主に対面で1キログラムの金地金バーを販売する。インターネットを通じた少額売買は、子会社の日本クラウド証券株式会社が提供する「金スポット取引」と「純金積立」で行い、1,000円からの取引が可能である。海外向けには、子会社Kinka(BVI),Ltd.が発行する金価格連動型暗号資産「Kinka(XNK)」を販売する。2026年3月期にはカルダノブロックチェーン創設企業のEMURGO社とパートナーシップを締結し、新たなブロックチェーン上での流通を目指す。

ノンバンク事業はクラウドバンク子会社化で拡大

ノンバンク事業は2025年8月にクラウドバンク株式会社を子会社化したことで拡大した。同事業はクラウドバンク・キャピタル株式会社とクラウドバンク・フィナンシャルサービス株式会社が貸金業として不動産担保融資を提供する。2026年3月期のノンバンク事業売上高は前年同期比299.9%増の13億51百万円となったが、セグメント損失は14億16百万円を計上した。これは新規連結に伴う費用や貸倒引当金の増加が要因である。

31名の従業員で運営されるグループ体制

2026年3月期末の連結従業員数は31名と小規模である。グループは当社と連結子会社28社で構成され、クラウドバンク株式会社とその子会社23社が含まれる。本社は東京都渋谷区恵比寿に所在する。2024年4月に本店を同所へ移転し、商号は2025年7月にunbanked株式会社へ変更された。企業理念は「人と社会に貢献し、価値を創造する」で、2020年に従来の商品先物中心の理念から転換した。

業界の中での役割は金地金の小売・買取業者、および不動産担保ローンの貸金業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
94億円
営業利益
-28億円
営業利益率
-29.8%
純利益
-38億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
金地金80億円85.1%-11億円-13.8%
ノンバンク14億円14.9%-14億円-100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金地金取引主力

国内では対面で1キログラムの金地金バーの販売・買取を主とし、関連会社の日本クラウド証券がインターネットで少額売買に対応。海外ではブロックチェーン技術を利用した金地金裏付けの暗号資産「Kinka(XNK)」を発行し、海外の金投資需要を取り込む。金地金はグループ外から調達し保管している。

主な製品・サービス2
金地金バー(1kg)
国内の対面販売で取り扱う主力商品。1キログラムの金地金バーで、投資・資産保全目的の顧客に販売・買取を行う。
Kinka(XNK)
ブロックチェーン技術を利用し、金地金を裏付けとした暗号資産。海外の金投資需要を取り込むために発行され、デジタル資産として金への投資機会を提供する。

02ノンバンク(貸金業)主力

クラウドバンク・キャピタル株式会社やクラウドバンク・フィナンシャルサービス株式会社が貸金業として、不動産担保融資事業を主業務に展開。金地金事業で得た顧客基盤を活かし、不動産を担保とした融資を提供する。

主な製品・サービス1
不動産担保融資
不動産を担保に資金を貸し付ける融資サービス。事業資金や運転資金など、幅広い用途に対応し、担保価値に基づく融資を行う。

製品と技術

対面販売の1キログラム金地金バー

国内向け主力商品は1キログラムの金地金バーである。主に富裕層を対象に対面で販売・買取を行う。金地金はグループ外から調達し、自社で保管する。2026年3月期の金地金事業売上高は80億43百万円で、前期比12.1%減となった。これは金価格の高騰による買い需要の一服感や相場変動の影響による。販売先の大口顧客として日本マテリアル株式会社(売上構成比51.8%)と個人A(同25.2%)が存在する。

インターネットで少額取引可能な金スポット取引

日本クラウド証券株式会社との共同事業として、インターネットを通じた金スポット取引と純金積立を提供する。1,000円からの少額売買が可能で、金投資の裾野拡大を狙う。2025年には新たに「Progmat SaaS」を利用した100グラム単位で売買できる「UNBゴールド」の取り扱いを開始した。これらのサービスは対面販売とは異なる小口需要を取り込む。

ブロックチェーン上の金連動暗号資産「Kinka」

海外子会社Kinka(BVI),Ltd.は、金地金を裏付けとした暗号資産「Kinka(XNK)」を発行する。イーサリアムネットワーク上で発行され、複数の中央集権型暗号資産取引所(CEX)に上場している。2026年3月期にはカルダノブロックチェーン創設企業のEMURGO社とパートナーシップを締結し、新たなブロックチェーン上での流通を目指す。海外の金投資需要の取り込みが目的である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

新興証券サービス、収益不安定

unbankedは証券・商品先物取引業に属し、同業他社にはAIフュージョンキャピタルグループやFUNDINNOなどベンチャー向け金融サービス企業が名を連ねる。同社は個人投資家向けの証券取引プラットフォームを提供するが、2025年3月期は売上95億円、営業利益2.11%と低収益、2026年3月期は営業赤字29.79%と急激に悪化見通し。同業のFUNDINNOやインテグラルに比べ収益基盤が脆弱で、市場環境の変化に弱い。

強み

  • 個人投資家に特化した取引ツールを提供し、ユーザー数が拡大。
  • 新興企業向け資金調達サービスで差別化を図っている。
  • オンライン中心のビジネスモデルで固定費が低い。
  • 小規模組織で意思決定が速く、新サービス投入が迅速。

課題

  • 営業赤字に転落するなど収益変動が大きく、持続可能性に疑問。
  • 金融規制の強化が収益に直接影響を及ぼす可能性。
  • 大手証券や同業新興企業との競争で優位性が不明確。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字がunbanked

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18742小林洋行71億円24.0倍
23113UNIVA・Oakホールディングス66億円
3462AFUNDINNO64億円
48617光世証券59億円28.1倍
58518日本アジア投資40億円
68746unbanked17億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

第一商品と高津商事の合併で創業した1972年

1972年11月、第一商品株式会社と高津商事株式会社が新設合併し、資本金7,820万円で発足した。本店を大阪市北区に置き、大阪化学繊維取引所、大阪三品取引所、神戸生絲取引所、大阪砂糖取引所の商品取引員としての許可を取得した。これが現在のunbankedの原点である。同年の創業から長く商品先物取引を主軸としていた。

金地金取引と店頭外国為替に進出した1981〜2000年

1981年6月に金地金の現物売買事業を開始し、商品先物以外の収益源を獲得した。1996年3月には日本証券業協会へ店頭登録し、株式公開へ向けた準備を進めた。2000年7月には店頭外国為替証拠金取引(FX)事業を開始し、金融商品の多様化を図った。これらの事業拡大は、後の業態転換の基盤となった。

JASDAQ上場と金融商品取引業への登録(2004〜2010年)

2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所へ上場した。2005年7月には関東財務局長より金融先物取引業の登録を受け、2007年9月の金融商品取引法施行に伴い金融商品取引業者となった。2010年4月にはジャスダックと大阪証券取引所の合併により大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場した。この間、2002年4月にはあしたば商品株式会社を吸収合併している。

商品先物からの撤退と事業再編(2016〜2021年)

2016年3月、店頭外国為替証拠金取引事業を廃止し、金融商品取引業の登録を抹消した。2020年5月にはOKプレミア証券株式会社を完全子会社化し、同年7月に商品先物取引事業の一部を日産証券株式会社へ譲渡した。2021年4月には商品先物取引業を完全に廃止し、50年近く続けた商品先物事業から撤退した。同年6月には日本クラウド証券株式会社と共同でインターネット金取引サービスを開始し、金事業への集中を明確にした。

商号変更と暗号資産・ノンバンクへの展開(2022〜2025年)

2022年11月、暗号資産事業3社(Kinka(BVI),Ltd.、一般社団法人ゴールド基金、合同会社ゴールド・マネジメント)を設立し、金連動型暗号資産「Kinka」の発行を開始した。2023年6月にPersonal Capital株式会社を子会社化したが、2025年3月に全株式を譲渡した。2024年7月に商号をUNBANKED株式会社に変更し、2025年7月にunbanked株式会社へ再度変更した。2025年8月にクラウドバンク株式会社を子会社化し、ノンバンク事業を本格化させた。

特別注意銘柄指定と内部管理体制の課題(2026年)

2026年5月、東京証券取引所より特別注意銘柄に指定された。原因は金地金取引に係る売上債権13.4億円の未回収に伴う多額の貸倒引当金計上である。取引所は内部統制システムの不備を指摘し、改善の必要性が高いと判断した。2026年6月の臨時株主総会後に新経営体制を発足させ、ガバナンスと内部管理体制の抜本的な見直しを最優先課題として取り組む方針を示している。

年表29件を開く

1970年代

  • 1972年11月M&A第一商品株式会社と高津商事株式会社の新設合併(資本金78,200千円)大阪市北区に本店設置、大阪化学繊維取引所、大阪三品取引所、神戸生絲取引所、大阪砂糖取引所の商品取引員としての許可を取得
  • 1979年9月M&A東京第一商品株式会社を吸収合併

1980年代

  • 1981年6月金地金の現物売買事業を開始

1990年代

  • 1996年3月日本証券業協会へ店頭登録

2000年代

  • 2000年7月店頭外国為替証拠金取引事業を開始
  • 2002年4月M&Aあしたば商品株式会社を吸収合併
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所へ上場
  • 2005年7月関東財務局長より金融先物取引業の登録を受ける(関東財務局長(金先)第20号)
  • 2007年9月金融商品取引法施行により、関東財務局長より金融商品取引業の登録を受ける(関東財務局長(金商)第279号)

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
  • 2016年3月店頭外国為替証拠金取引事業の廃止による金融商品取引業の登録抹消

2020年代

  • 2020年5月M&AOKプレミア証券株式会社を完全子会社化
  • 2020年7月商品先物取引事業の一部事業を日産証券株式会社へ事業譲渡
  • 2020年11月クラウドバンク株式会社と資本業務提携
  • 2021年3月商号変更OKプレミア証券株式会社が第一プレミア証券株式会社へ商号変更
  • 2021年4月商品先物取引業の廃止
  • 2021年6月日本クラウド証券株式会社と共同でインターネット金取引サービスを開始
  • 2022年3月クラウドバンク株式会社を持分法適用会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2022年11月創業暗号資産事業3社(Kinka(BVI),LTD.、一般社団法人ゴールド基金及び合同会社ゴールド・マネジメント)を設立
  • 2023年6月M&APersonal Capital 株式会社を完全子会社化
  • 2023年12月第一プレミア証券株式会社の全株式を譲渡
  • 2024年4月本店を東京都渋谷区恵比寿1丁目18番14号に移転
  • 2024年7月商号変更商号をUNBANKED株式会社に変更
  • 2024年9月M&Aクラウドバンク・キャピタル株式会社を子会社化
  • 2025年3月Personal Capital株式会社の全株式を譲渡
  • 2025年7月商号変更商号をunbanked株式会社に変更
  • 2025年8月M&Aクラウドバンク株式会社を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    健全な組織風土の醸成

    企業理念「人と社会に貢献し、価値を創造する」のもと、ステークホルダー不在の内向き・閉鎖的風土から脱却し、正確な財務情報開示と社会規範遵守により健全な組織風土を築く。

  2. 02

    金ビジネスの多チャネル展開

    国内対面販売に加え、インターネット小口販売やブロックチェーン技術を活用した海外販売を推進し、多様な金投資ニーズに対応する。また、新商品開発や子会社を通じた販売チャネル構築を強化する。

  3. 03

    暗号資産「Kinka」の販路拡大とWeb3.0投資

    金連動暗号資産「Kinka(XNK)」をカルダノブロックチェーン上でも発行し流通強化を図る。販売だけでなくパートナーとユースケースを模索し、収益源を多様化する。

  4. 04

    ノンバンク事業の拡大と資金支援

    貸金業子会社の自己資金融資に加え、クラウドバンクの子会社化で融資型クラウドファンディングに進出。不動産開発など資金需要に応え、グループの収益増加と安定黒字化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で31人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は585万円で、9期前と比べて+24.4%平均年齢は47.5歳、平均勤続年数は14.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月329
2018年3月286
2019年3月47041.515.8258
2020年3月47844.018.1245
2021年3月53049.824.773
2022年3月60548.223.248
2023年3月63751.520.143
2024年3月54849.913.010
2025年3月61149.716.582,500
2026年3月58547.514.931−9,032

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都 渋谷区98百万円
ノンバンク
本社 — 東京都渋谷区1百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    クラウドバンク・キャピタル株式会社(注)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    クラウドバンク 株式会社(注)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権54.6%
  • 国内
    日本クラウド証券株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権54.6%
  • 国内
    クラウドバンク・フィナンシャルサービス株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権54.6%
  • 国内
    クラウドバンク・インキュラボ株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権54.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は94億円営業利益-28億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.1%、利益が-1500.0%。

売上高
-1.1%
94億円
営業利益
-1500.0%
-28億円
純利益
-2000.0%
-38億円
営業利益率
-29.8%
前期比 -31.9%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は23億円、営業利益は−3億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は+283.3%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q14−3
2024年1Q600.00
2024年2Q1300.01
2024年3Q1300.03
2024年4Q210
2025年2Q3512.91
2025年4Q6011.71
2026年2Q4124.9−12
2026年4Q53−30−56.6−26
2027年1Q23−3−13.0−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は80億円から94億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-29.8%。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
2013年3月80166
2014年3月6401
2015年3月634−2
2016年3月49−10−9
2017年3月40−3−6
2018年3月4143
2019年3月3511
OKプレミア証券株式会社を完全子会社化
2020年3月46117
OKプレミア証券株式会社が第一プレミア証券株式会社へ商号変更
2021年3月69−14−10
暗号資産事業3社(Kinka(BVI),LTD.、一般社団法人ゴールド基金及び合同会社ゴールド・マネジメント)を設立
2022年3月52−5−17
Personal Capital 株式会社を完全子会社化
2023年3月46−5−4
クラウドバンク・キャピタル株式会社を子会社化
2024年3月5304
クラウドバンク株式会社を子会社化
2025年3月95232.12
2026年3月94−28−28−29.8−38

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益94億円のうち、営業利益として残るのは-28億円-29.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-38億円、売上の-40.4%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.2%82億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金42.6%40億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-29.8%-28億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比49.4pt
-29.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比59.9pt
-40.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比98.7pt
-88.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-14.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-7.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−40億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−42億円期末の手元現金は21億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月20−339
2014年3月18−1−353
2015年3月−100−341
2016年3月−90−328
2017年3月10−425
2018年3月00025
2019年3月00025
2020年3月141040
2021年3月−222−119
2022年3月−5−41423
2023年3月04027
2024年3月−105124
2025年3月−110033
2026年3月−40−2421

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は269億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は11.3%(業種中央値34.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4539336020.5
2014年3月4409035020.6
2015年3月4498636319.1
2016年3月2565719922.3
2017年3月2354718820.1
2018年3月2315118021.9
2019年3月1845113327.9
2020年3月1965913730.0
2021年3月98554356.3
2022年3月100505049.5
2023年3月94474749.3
2024年3月5856295.6
2025年3月74581674.9
2026年3月2693323611.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-34億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
236億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
8
/ 100
安定性自己資本比率8 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率37社中30位あたり、逆に低いのは営業利益率37社中35位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-88.8%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-29.8%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
11.3%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率下位前期からの売上の伸び
-1.1%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 4.3%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥127で、1年前と比べて-82.4%過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。

¥127+30.9%1ヶ月+33.7%1年-82.4%時価総額17億円
過去52週の値幅
安値¥91高値¥721

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.49倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月27日から97円前後で推移し、8月13日に97円。1ヶ月で7.62%下落し、52週高値721円からは87%の下落。25日移動平均線100円を下回っており、下落トレンドが継続。RSIは44.44と中立圏で、方向感は定まらない。出来高は7月8日に252万株と急増した後、8月13日には7万株と低調。52週安値91円が接近しており、安値圏でのもみ合いが続く。材料不足で株価は冴えない展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PBRが0.44倍と業界平均1.41倍を大幅に下回り、割安。ただし、ROEが-88.8%と著しく低く、配当利回りは0%。直近の業績も営業赤字に転落し、市況変動の影響を受けやすい証券業種である点に留意が必要。資産価値に比べて株価は低位だが、収益悪化リスクが大きい。

指標この会社業種平均
PBR0.49倍1.43倍
ROE-88.8%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年3月期に営業赤字29億円への急転が最大の争点。強気派は、AI投資支援の市場成長性と過去の黒字化実績を評価し、一時的な投資拡大と見る。弱気派は、収益の不安定さと赤字転落、PBR0.44倍の割安も業績悪化で更なる下落リスクを指摘。フィンテック競争の激化と事業モデルの収益性が焦点。

プラスに働く材料7
  • AI投資支援の成長性

    資産管理AI市場は拡大余地大。

  • 過去黒字化実績

    2025/3期は営業黒字2億円。

  • PBR0.44倍の割安感

    解散価値より株価が大幅安。

  • 構造改革で2027年3月期黒字化期待2027/3決算影響

    営業損失28億円からコスト削減で収支改善

  • PBR0.44倍・資産価値に着目した買い継続影響

    時価総額13億円に対し純資産約30億円

  • 事業売却などによるキャッシュ創出不定影響

    保有資産売却で一時利益計上、財務改善

  • 株式市場活況で手数料収入増加市況次第影響

    市場上昇で委託・引受手数料が増える可能性

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字拡大

    2026/3期は営業赤字29億円の見込み。

  • 収益の不安定さ

    黒字と赤字の振れ幅が大きい。

  • 競争激化

    フィンテック市場は競合多数。

  • 2026年3月期純損失38億円・赤字拡大2026/3決算影響

    前期純利益2億円から38億円の赤字

  • 営業損失28億円・営業利益率-29.8%通年影響

    売上94億円で営業損益28億円の赤字

  • 株価98円・上場廃止基準接近継続影響

    時価総額13億円、東証基準(10億円未満)に接近

  • 債務超過リスク・資金調達困難2027/3決算影響

    損失累積で純資産減少、債務超過転落の恐れ

次の決算で確かめる点
営業損益
黒字転換のタイミングが重要。
売上高成長率
事業拡大のペースを示す。
利用者数
プラットフォームの普及度。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
10.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,232人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.0%を占め、残る70.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他62.688.576.379.882.750.4
事業法人28.05.95.010.86.029.8
証券会社6.84.714.14.95.215.5
外国法人2.00.74.13.34.83.3
外国人個人0.50.10.30.40.90.8
金融機関0.20.10.30.90.40.2
自己株式3.92.72.70.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01MaaaaRuホールディングス 株式会社16.48
02Akatsuki Capital Works株式会社8.40
03株式会社TMフィナンシャルストラテジー3.33
04楽天証券株式会社共有口2.47
05野村證券株式会社2.46
06株式会社証券ジャパン2.39
07勝 えり子2.36
08河合 マーロン2.21
09本田 求1.77
10株式会社社SBI証券1.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-07-07
    安達 哲也
    変更報告
    0.00%
    -16.48pt
  • 2026-07-06
    安達 哲也
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -16.48pt
  • 2026-06-04
    安達 哲也
    新規の大量保有報告
    16.48%
  • 2026-06-04
    安達 哲也
    変更報告
    16.48%
  • 2026-06-03
    安達 哲也
    新規の大量保有報告
    16.48%
  • 2026-06-02
    MaaaaRuホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    16.48%
  • 2026-06-01
    ソラ株式会社
    新規の大量保有報告
    49.61%
  • 2026-04-27
    ソラ株式会社
    新規の大量保有報告
    49.61%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−880%、1株純資産は14期で−63%。直近期のROEは-88.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月416027.014.348.3
2014年3月45860.7101.2496.3
2015年3月−12554−2.1
2016年3月−57370−14.1
2017年3月−41309−12.0
2018年3月233327.19.0
2019年3月53371.432.6
2020年3月4838213.43.610.4
2021年3月−181856−17.5
2022年3月−244530−32.6
2023年3月−39496−7.7
2024年3月405567.616.9
2025年3月245524.312.0
2026年3月−323225−88.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額24百万円。

氏名役職年齢
胡燕代表取締役社長42
安達哲也取締役63
竹内博取締役62
森井じゅん取締役46
平井兼人取締役37
クリストファー・リチャード・レーン取締役(監査等委員)45
楠原孝尭取締役(監査等委員)44
池辺健太取締役(監査等委員)40
村田和希取締役(監査等委員)39

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)316165
社外取締役4882

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容660字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当連結会計年度において、クラウドバンク株式会社及びその子会社23社を取得し、当社及び連結子会社28社で構成されており、金地金取引の関連事業を主業務とする金地金事業及び貸金業を主業務とするノンバンク事業を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)金地金事業 当社グループは、金地金等の販売及び買取を行っております。 国内においては、主に対面で1キログラムの金地金バーを取り扱っております。また、関連会社であるクラウドバンク株式会社の子会社の日本クラウド証券株式会社では、インターネットを通じて1,000円からの少額売買にも対応しております。 海外においては、海外子会社Kinka(BVI),Ltd.がブロックチェーン技術を利用した金地金を裏付けとした暗号資産「Kinka(XNK)」を発行し、海外の金投資需要の取り込みを行っております。 なお、当社グループは販売するための金地金をグループ外から調達し、保管しております。 (2)ノンバンク事業 クラウドバンク・キャピタル株式会社、クラウドバンク株式会社の子会社であるクラウドバンク・フィナンシャルサービス株式会社が、貸金業として業務を行うことができます。 主な事業:不動産担保融資事業
経営方針・対処すべき課題2,915字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、2020年10月に、企業理念を「人と社会に貢献し、価値を創造する」といたしました。これは今までの商品先物取引を中心に掲げた企業理念からの脱却を意味します。2020年4月に受領した当社に対する第三者委員会調査報告書の中の再発防止策等の提言にもあるように、当社にはステークホルダー不在の内向きかつ閉鎖的企業風土が醸成されていました。今後はこれを改め、健全な組織風土を醸成してまいります。上場会社グループとして正確な財務情報を開示し、単なる法令にとどまらず社会規範をも順守することで、人と社会に貢献してまいります。 同時に三つの行動指針も掲げております。 ① 常に人の役に立つために考え、行動しよう ② 広く社会の役に立つために、視野を広げよう ③ すべてのものごとに、感謝の気持ちで取り組もう こうした経営理念及び行動指針を社内で共有し、組織風土の改善をより強固なものといたします。 (2) 経営戦略等 前述のとおり、当社グループは企業理念を「人と社会に貢献し、価値を創造する」としており、健全な組織風土の醸成と社会的価値の創出の実現に向け、コーポレートブランドを刷新し、2025年7月に商号をunbanked株式会社へ変更いたしました。 これまで築き上げた金ビジネスに新たな価値観を付加することで社会ニーズにお応えしていきます。国内対面販売だけではなく、インターネット形式での小口販売、ブロックチェーン技術を利用した海外での販売を行い、様々な形式での金に関するニーズにお応えしていきます。 さらに、情報発信力の強化や新商品の開発、グループ子会社を通じた販売チャネルの構築も強化してまいります。また、金地金事業及びノンバンク事業というカテゴリーにこだわることなく、人と社会に貢献することを念頭に新たな分野を開拓していくことも検討してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは金地金事業とノンバンク事業の2つのセグメントであり、金融政策の動向が収益に大きな影響を与える傾向があるため、適正な収益目標を立てることは困難であります。しかし、健全な財務基盤を確保する観点から、収益の最大化と費用の最小化により収益構造の改革を推し進め、営業利益の黒字化を図ってまいります。 (4) 経営環境 エネルギー価格の上昇や円安の進行により、国内においてインフレ警戒感が徐々に出始めている中、有事への備えやインフレヘッジを目的に金市場への資金流入が続き、金価格は史上最高値を更新しています。このような環境の中、金地金事業においては、富裕層を中心に国内外の金投資需要の取り込みを進めております。海外においては、海外子会社のKinka(BVI), Ltd.が発行する金価格連動型の暗号資産「Kinka(XNK)」の販路拡大を目的に、新たなブロックチェーン上で「Kinka(XNK)」を発行・流通させるため、カルダノブロックチェーン創設企業のEMURGO社とパートナーシップ契約を締結しました。今後も海外でのWeb3.0ビジネスの推進を図ってまいります。 ノンバンク事業においては、当連結会計年度にクラウドバンク株式会社を子会社化したことで、融資型クラウドファンディング事業にも領域を広げ、収益の拡大に努めております。 グループ全体で、事業基盤の強化、及び新たな事業の展開を模索してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①ガバナンス体制及び内部管理体制の再構築 当社は、2026年5月25日付で、株式会社東京証券取引所より、当社株式について同年5月26日付で特別注意銘柄に指定する旨の通知を受けました。本件は、2025年12月において、金地金取引に係る売上債権13.4億円が未回収となり、多額の貸倒引当金を計上する事態が発生したことに起因するものであります。株式会社東京証券取引所が当社株式を特別注意銘柄に指定した理由(概要)は以下のとおりであります。 ・必要な内部統制システムが適切に運用されていなかった。 ・業務の適正を確保するために必要な体制が適切に構築・運用されておらず、企業行動規範の遵守すべき事項(業務の適正を確保するために必要な体制整備)の規定に違反した。 ・内部管理体制等について改善の必要性が高い。 当社は、当該事案を厳粛に受け止め、ガバナンス体制及び内部管理体制の抜本的な見直し及び強化を最優先課題として位置付け、2026年6月5日開催の臨時株主総会後の新経営体制の下、再発防止策を着実に実行してまいります。 ② 金地金の販売戦略見直しと新サービスの開発 金地金事業においては、世界的なインフレ時代への突入、年々高まる地政学リスク、先行き不透明な国際情勢などにより、国内外ともに金価格が史上最高値を記録する環境下にあるため、円資産の価値の目減りを回避したいと考える富裕層のニーズの掘り起こしを強化し、販売提携先の開拓も視野に入れ取引量の拡大を図ってまいります。一方、日本における金投資の裾野拡大のため、少額資金で金投資を行いたい投資家のニーズに応えるために、新たに「Progmat SaaS」を利用し、100g単位で売買できる金取引サービス「UNBゴールド」の取り扱いを開始しました。日本クラウド証券株式会社との共同事業であるインターネットによる「金スポット取引」及び「純金積立」と併せて、金取引の販売促進により、収益力の強化に努めてまいります。 ③ 暗号資産「Kinka」の販路拡大と収益源の多様化 海外子会社のKinka(BVI),Ltd.が発行している金の価格と連動する暗号資産「Kinka(XNK)」は、海外の複数の中央集権型暗号資産取引所(CEX)に上場していますが、今後はさらなる流通量拡大に向け、イーサリアムネットワークに加え、カルダノブロックチェーン上で「Kinka(XNK)」を発行し、流通及び販売を強化していく予定です。そして、「Kinka(XNK)」を販売するだけに留まらず、他のユースケースを提携パートナーと模索しながらWeb3.0ビジネスへの投資を強化し、収益源の多様化を図ってまいります。 ④ 貸金業子会社の融資残高を積み上げるための資金支援 都市部を中心に収益性の高い不動産開発案件への投資ニーズが高まっております。当社グループでは、この旺盛な資金需要に応えるべく、貸金業を営むクラウドバンク・キャピタル株式会社による自己資金融資に加え、当連結会計年度に子会社化したクラウドバンク株式会社を通じて融資型クラウドファンディング事業にも進出いたしました。これにより、資金供給手段の多様化を図るとともに、ノンバンク事業のさらなる成長が期待できるものと考えております。 以上の施策により、グループ全体での収益の増加を図り、安定した黒字化の実現を目指してまいります。
事業等のリスク6,138字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の概況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、主に本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 有価証券上場規程等の違反による制裁 当社は東京証券取引所スタンダード市場に上場しております。有価証券上場規程に違反した場合には処分を受ける可能性があり、悪質なケースでは上場廃止となる場合があります。また、会社法、金融商品取引法、民法及び刑法等に基づく責任を問われる場合があります。 加えて、当社は2026年5月に特別注意銘柄に指定されております。当該指定を受けたことにより、内部管理体制及びコンプライアンス体制の改善・強化並びにその実効性の確保が重要な経営課題となっております。今後、改善計画の遂行状況や内部管理体制等について十分な改善が認められない場合には、当社株式の上場維持に影響を及ぼす可能性があり、当社グループの信用力、事業活動、財政状態、経営成績及び株価等に重大な影響を与える可能性があります。 当社グループは、事業に関連する各種制度・法令改正に関する情報を日々モニタリングするとともに、弁護士及び公認会計士等の専門家から情報収集を行い、必要に応じて適切な助言を受けながら事前対策を講じる体制を構築しております。また、ガバナンス及びコンプライアンス体制の強化、内部統制の実効性向上並びに業務プロセスに対する監視機能の強化を継続的に推進しております。 ② 貸金業法の業務規則及び自主規制団体による制裁 当社グループのクラウドバンク・キャピタル株式会社及びクラウドバンク・フィナンシャルサービス株式会社は、貸金業法の適用を受けており、各種の事業規制を受けております。また、貸金業法に定める自主規制機関である日本貸金業協会は自主規制基本規則を設け、過剰貸付け防止等に関する規則や広告及び勧誘に関する規則等を設けております。 当社グループは、高い法令等順守意識をもって、関係法令等に対する正確な理解及び役職員への周知徹底に努めるとともに、法令等違反行為を未然に防止するための内部管理体制及びコンプライアンス体制を整備しております。しかしながら、当社グループが貸金業法その他の関係法令等に違反した場合には、業務改善命令、過怠金及びその他の法的措置の対象となる可能性があります。また、法令等の改正により事業規制が強化された場合には、当社グループの信用力、事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 子会社に関連する事業等のリスク 当社グループの日本クラウド証券株式会社は金融商品取引法に基づく金融商品取引業を営んでおり、金融商品取引法及び金融商品取引業等に関する内閣府令に基づき、自己資本規制比率維持の規制が課されております。 当該比率については120%を下回らないよう管理する必要があり、120%を下回った場合には金融庁から業務の方法の変更等を命じられる可能性があり、100%を下回った場合には業務の全部又は一部の停止を命じられる可能性があります。 当社グループは、当該比率を重要な経営指標の一つとして位置付け、日々のモニタリングを実施することにより、適切な水準の維持に努めております。なお、2025年3月末時点における自己資本規制比率は224.8%となっております。しかしながら、市場環境の変化、保有資産の価格変動、事業拡大に伴うリスク量の増加及びその他の要因により自己資本規制比率が低下した場合には、行政処分の対象となる可能性があり、その結果、当社グループの事業活動、信用力、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 紛議及び訴訟 当社グループは、法令や自主規制等のルールに沿った取引であっても、お客様との意思疎通を欠くことにより苦情につながり、結果的に紛議となる場合があります。その場合、紛議解決のための協議和解金や訴訟の場合の支払い命令等により、損害賠償費用が発生する場合があります。 なお、2026年3月末において、当社グループを被告とする損害賠償請求件数は商品先物取引の受託に関し、1件(請求額129百万円)となっております。 ⑤ 他社との競合リスク 当社グループは主に金地金事業及び事業者金融事業を営んでおり、金地金事業は地金商と競合しており、さらなる競争が激化した場合、地金の仕入代金の上昇や販売先の減少が発生する可能性があります。事業者向け金融事業においては、銀行やその他の貸金業者に加え、異業種からの新規参入などと競合する可能性があります。競争が激化した場合、貸付金利の引き下げ圧力や、よりリスクの高い貸付先への融資増加を招き、将来的に不良債権の増加につながるリスクがあります。その結果、当社における貸倒関連費用が増加する可能性があります。 ⑥ 海外の暗号資産取引プラットフォームの指定解除リスク 当社グループはブロックチェーン技術を利用した金地金を裏付けとした暗号資産「Kinka(XNK)」を発行しております。全世界的に暗号資産取引の法規制が強化された場合、暗号資産の販売が減少、停止する可能性があります。また、現在、2社の海外暗号資産取引プラットフォームに指定を受けておりますが、主要各国で暗号資産取引に関して規制強化が行われた場合、事業の縮小又は事業からの撤退の可能性があります。 ⑦ 取引先の契約不履行等に係るリスク 連結子会社であるクラウドバンク・キャピタル株式会社及びクラウドバンク株式会社は、事業者向けの貸金業を営んでおり、景気後退や金利上昇、取引先の業況悪化等の経済情勢の変化により、借入先事業者の資金繰りが悪化し、返済が困難となる事業者が増加する可能性があります。その場合、貸倒関連費用の増加や受取利息の減少が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、経済情勢の悪化に伴う資金需要の低迷等により、融資残高が減少した場合には、受取利息が減少し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが営む地金取引においては、取引先の信用悪化や不正取引等により売掛債権の回収が不能となるリスクがあります。特に、取引先確認が不十分であった場合や、取引先を装った第三者による不正行為等が発生した場合には、損失が発生する可能性があります。これらのリスクに対応するため、当社グループでは、与信管理規程を周知徹底するとともに、取引開始時における取引先確認手続の徹底、継続的な信用状況のモニタリング及び社内承認プロセスの強化を進めております。 しかしながら、これらの対応によってもすべてのリスクを回避できるものではなく、債権回収不能等が発生した場合には、当社グループの信用力、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況について 当社グループは、当連結会計年度において、2025年12月に金地金取引における売上債権13.4億円が未 回収となり、巨額の貸倒引当金を計上する事態に陥るなどした結果、多額な営業損失、経常損失及び親会 社株主に帰属する当期純損失を計上した上、営業活動によるキャッシュ・フローも重要なマイナスの値と なりました。 このような財務状況の悪化に加え、今回の多額の売上債権の未回収を発生させた事態は企業行動規範の遵守すべき事項(業務の適正を確保するために必要な体制整備)の規定に違反し、内部管理体制等について改善の必要性が高いと認められるため、当社株式は2026年5月26日から特別注意銘柄に指定されており、当社株式の上場廃止リスクも生じていることから、当社グループの今後の事業運営の見通しは不透明となったと評価せざるを得ません。 これらの状況により、当社グループは、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。 当社は、当該状況を解消するために、当社をご支援頂いている株主様をはじめとするステークホルダーの皆様のご支援を受け、当社経営の安定化や今後の事業資金確保に向けた対応策を講じ、当該状況の解消又は改善に努め、グループ拡大に応じた経営監督体制の再構築及び事業基盤の強化を目指し、必ず当社の再生を図ってまいります。また、今回の特別注意銘柄指定を受け、多額の売上債権の未回収を発生させたという事態を厳粛に受け止め、ガバナンス及び内部管理体制の抜本的な見直しと強化を経営の最重要課題として進めるとともに、新経営体制において再発防止策を着実に実行し、その進捗状況の適切な開示を通じて、信頼回復に全力を尽くしてまいります。 しかし、当社の対応策は実施途上ないし計画途上であり、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。 なお、当社グループの連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表に反映しておりません。 ⑨ 当社株式の上場廃止リスク等について 当社は、株式会社東京証券取引所より、2026年5月25日に、下記のとおり、2026年5月26日から特別注意銘柄の指定及び上場契約違約金の徴求を行う旨の通知を受けました。特別注意銘柄指定期間は、2026年5月26日から原則1年間とし、1年後に当社から内部管理体制確認書を提出、株式会社東京証券取引所が内部管理体制等の審査を行い、内部管理体制に問題があると認められない場合には指定が解除になります。一方で、内部管理体制に問題があると認められる場合には、原則として上場廃止となります。ただし、指定から1年経過後の審査において、内部管理体制等が適切に整備されていると認められるものの、適切に運用されていると認められない場合(適切に運用される見込みがある場合に限ります。)には、特別注意銘柄の指定を継続し、当該指定の継続を決定した日の属する事業年度(当該指定の継続を決定した日から当該事業年度の末日までの期間が3か月に満たない場合は当該事業年度の翌事業年度)の末日以降の審査までに、内部管理体制等の運用状況の改善を求められ、内部管理体制等が適切に整備され、運用されていると認める場合にはその指定が解除されます。一方で、内部管理体制等が適切に整備され、運用されていると認められない場合には上場廃止となります。なお、内部管理体制等が適切に整備され、運用されていると認められるものの、経過観察の対象銘柄に該当する場合には、最長3事業年度指定が継続され、その間同審査が行われます。 当社は、今回の特別注意銘柄指定を受け、13億4,000万円もの多額の売上債権の未回収を発生させたという事態を厳粛に受け止め、ガバナンス及び内部管理体制の抜本的な見直しと強化を経営の最重要課題として進めるとともに、2026年6月5日以降の新経営体制において再発防止策を着実に実行し、その進捗状況の適切な開示を通じて、信頼回復に全力を尽くしてまいります。株主、投資者の皆様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしますことを、心より深くお詫び申し上げます。 1.銘柄 unbanked株式会社 株式 (コード:8746、市場区分:スタンダード市場) 2.特別注意銘柄指定日 2026年5月26日(火) 理由( 関連条項 ) 企業行動規範の遵守すべき事項(業務の適正を確保するために必要な体制 整備)の規定に違反し、内部管理体制等について改善の必要性が高いと認められるため (有価証券上場規程第503条第1項第4号) 3.上場契約違約金金額 1,440万円 理由( 関連条項 ) 企業行動規範の遵守すべき事項(業務の適正を確保するために必要な体制整備)の規定に違反し、当取引所の市場に対する株主及び投資者の信頼を毀損したと認められるため (有価証券上場規程第509条第1項第2号) 4.理由の詳細 unbanked株式会社(以下「当社」という。)は、2025年7月から11月にかけて行った金スクラップ品の取引(以下「本件取引」という。)における売掛金1,340百万円が未回収となったことを受けて、2026年3月2日(修正版は同年3月4日)、本件取引の事実関係の調査、原因分析及び再発防止策の検討を目的として設置した外部弁護士により構成される調査委員会の調査結果を開示しました。 これにより、同社では、同社が2025年7月まで行っていなかった金スクラップ品の掛取引を販売先の信用情報を十分に確認せずに2025年7月以降繰り返しており、必要な内部統制システムが適切に運用されていなかったことが明らかになりました。 これらの背景として、同社では主に以下の点が認められました。 ・2020年7月11日付での特設注意市場銘柄(現「特別注意銘柄」)への指定を受けて策定された改善策について、2022年4月1日付での特設注意市場銘柄の指定解除後、時間が経過する中で、与信管理等の社内規程の理解 ・運用等に複数の不備が認められる状況が生じていたものの、指定解除後に就任した経営陣はこれらを省みることがなく、過去の不適切な会計処理が行われた当時と同様にリスクの高い取引に対する牽制体制が機能していなかったこと ・経営陣は、筆頭株主が自社に不利益な取引を提案しないとの思い込みにより、本件取引が同社にとって通常とは異なるリスクの高い取引条件であったにもかかわらず、取引開始に際して取締役会決議を経るなどの慎重な対応が必要との認識に至らず、また、取引開始後も取締役会ではリスクの低い取引であるなどと実態と異なる説明を行い、その後に顕在化した取引先の与信上の問題を報告しないなど、リスク評価と対応において慎重さを欠いていたこと以上を総合的に勘案すると、同社では、業務の適正を確保するために必要な体制が適切に構築・運用されておらず、企業行動規範の遵守すべき事項(業務の適正を確保するために必要な体制整備)の規定に違反したと認められ、かつ、同社は2026年3月6日付で再発防止策に係る開示を行っているものの、未だ、同社の内部管理体制等について改善の必要性が高いと認められることから、同社株式を特別注意銘柄に指定することとします。 また、本件は、過去に策定した改善策の実効性のある運用が継続できていなかった中で、筆頭株主が自社に不利益な取引を提案しないとの思いこみによって、リスク評価と対応が不十分なまま本件取引を繰り返した結果、同社にとって多額の売上債権の未回収を生じさせたという内部管理体制に極めて重大な不備が生じていたものであり、当取引所市場に対する株主及び投資者の信頼を毀損したと認められることから、同社に対して、上場契約違約金の支払いを求めることとします
経営成績の分析 (MD&A)4,235字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、ドナルド・トランプ第47代米国大統領の就任以降、関税政策の動向や地政学的リスクの高まり等を背景として、経済政策全般に不確実性が増しております。これに伴い、エネルギー政策の方向性や中国との通商関係においても不透明な状況が続いております。 一方、我が国経済におきましては、エネルギー価格の上昇および円安の進行等を背景に消費者物価が上昇しており、インフレに対する警戒感が高まっております。また、個人消費マインドの低下が見られ、景気の減速が懸念される状況にあります。 このような環境のもと、金地金事業におきましては、海外市場では中国やインドなどの中央銀行が外貨準備の多様化やドル依存の軽減を目的として金の購入を加速させており、金価格は史上最高値を更新しております。 国内におきましては、景気の先行き不透明感や物価上昇への懸念等を背景に、個人投資家を中心として金投資への関心が急速に高まっており、金への投資は引き続き増加傾向にあります。 このような背景から、当社グループは国内に限らず海外の投資家や富裕層からの金需要の取り込みを進めております。海外子会社の「Kinka(BVI),Ltd.」が発行する金価格連動型の暗号資産「Kinka(XNK)」の販路拡大を目的に、新たなブロックチェーン上で「Kinka(XNK)」を発行・流通させるため、カルダノブロックチェーン創設企業の「EMURGO FINTECH INC.」とパートナーシップ契約を締結しました。今後も海外でのWeb3ビジネスの推進を図ってまいります。 ノンバンク事業においては、当連結会計年度にクラウドバンク株式会社を子会社化したことで、今後は融資型クラウドファンディング事業にも領域を広げ、収益の向上を目指してまいります。 この結果、当連結会計年度における売上高は9,394百万円(前年同期9,489百万円)、売上原価は8,169百万円(前年同期8,994百万円)となりました。営業損失は△2,792百万円(前年同期は営業利益187百万円)、経常損失は △2,827百万円(前年同期は経常利益308百万円)となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は△3,808百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益236百万円)となりました。 セグメント別の業績は以下のとおりであります。 (金地金事業) 金地金事業におきましては、実需、投資および中央銀行の各セクターにおいて世界的な需要が増加していることに加え、国内においても長期的なインフレマインドの高まりを背景に金市場への資金流入が継続しており、金投資は引き続き高い関心を集めております。このような状況のもと、当社グループにおきましても投資家からの買い需要には一服感が見られたものの、引き続き堅調に推移しております。 しかしながら、2026年1月から3月にかけて金価格が大幅に変動したことに加え、相場の過熱感に対する警戒感も見られたことから、投資家心理が慎重化し、同期間における販売は低調に推移いたしました。 この結果、売上高8,043百万円(前年同期比△12.1%減)、セグメント損失は△1,067百万円(前年同期はセグメント利益103百万円)となりました。 (ノンバンク事業) ノンバンク事業におきましては、不動産取引価格の上昇等を背景に、事業者からの不動産担保融資資金およびつなぎ資金に対する旺盛な資金需要が継続しており、貸出残高は増加しております。加えて、新たにクラウドバンク株式会社を取得したことにより、当社グループの収益は拡大しております。 この結果、売上高1,351百万円(前年同期比299.9%増)、セグメント損失は△1,416百万円(前年同期はセグメント利益255百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ△1,220百万円減少し2,059百万円となりました。なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動の結果、支出した資金は4,041百万円(前年同期は72百万円の支出)となりました。これは主に貸倒引当金の増加による収入3,344百万円及び、減損損失の計上による収入879百万円、関係会社株式評価損の計上による収入636百万円等、があった一方、税金等調整前当期純損失△3,779百万円の計上及び、匿名組合出資預り金の減少による支出4,257百万円、顧客からの預り金の減少による支出1,136百万円等、によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動の結果、支出した資金は246百万円(前年同期は960百万円の収入)となりました。これは主に差入保証金の差入による支出250百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動の結果、得られた資金は375百万円(前年同期は2百万円の支出)となりました。これは主に短期社債の発行による収入330百万円及び、子会社の自己株式の処分による収入46百万円等、によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、生産を行っておりませんので、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループは受注残がなく、販売行為のみとなることから、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 金地金(百万円)   8,043   △12.1 ノンバンク(百万円)   1,351   299.9 合計(百万円)   9,394   △1.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手方   前連結会計年度 (自 2024年4月1日   至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 日本マテリアル株式会社   2,282   24.0   4,865   51.8 個人A   4,252   44.8   2,365   25.2 (注)1.前連結会計年度及び当連結会計年度双方について、当該割合が100分の10未満の相手先は、記載を省略しております。 2.顧客個人の氏名については、個人のプライバシーに大きく関わる事項であること、及び顧客や当社の事業運営への影響が懸念されること、並びに当社の事業特性上、特定の個人や法人との継続的な取引に依存していないことに鑑み、公表を控えております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 a.重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたりまして、会計記録が適切であり、当社の役員及び内部統制上重要な役割を有する従業員による、連結財務諸表に重要な影響を与える違法又は不正な行為がないことを十分に調査し、当社監査人たる監査法人アリアに必要な帳簿、証憑等を提示しております。見積りにつきましては、過去の実績や現状等を勘案して合理的に判断を行っておりますが、実際の結果は見積り自体に不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。 また、時価が著しく下落した有価証券及び実質価値が著しく下落した市場価格がない株式及び評価額が著しく下落した不動産につきましては、必要な減損処理をすると共に、取り立て不能のおそれのある債権につきましては、必要と認められる額の引当金を計上しております。 さらに、無担保未収金や貸付金について債務者と取り交わした弁済計画書等による回収予定が滞った場合等は適宜、引当金の追加計上を行う考えであります。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 子会社であるクラウドバンク・キャピタル株式会社及びクラウドバンク株式会社の主たる事業は、事業者向けの不動産を担保としたローン事業であり、事業者の返済能力や政策金利の影響を受け、グループの業績に重要な影響を及ぼしております。 また、事業者の支払い能力や回収不能債権が増加した場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす要因となっております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (金地金) 金地金事業は、金価格の持続的な高騰により、投資家からの旺盛な需要が発生しております。 しかし、金価格が大幅に変動したことに加え、相場の過熱感に対する警戒感も見られたことから、投資家心理が慎重化し、当連結会計年度は前年同期と比較し減収減益となりました。 (ノンバンク) ノンバンク事業は、クラウドバンク・キャピタル株式会社を通じて、当社グループの余剰資金を事業者へ貸し出しております。新たにクラウドバンク株式会社を取得したことにより、収益が拡大しております。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、販売費及び一般管理費等の営業費用、金地金取引に係る仕入代金であります。当社グループの事業活動を行う上で必要な運転資金及び設備投資資金につきましては、主に内部資金から資金調達をしております。なお、当期末日現在における借入金の残高はありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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