本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

UNIVA・Oakホールディングス

UNIVA Oak Holdings Limited3113 · Standard · 証券、商品先物取引業

概要

1868年に漁網製造で創業した老舗企業を源流とする持株会社。2023年10月に現商号へ変更。現在は再生可能エネルギー、ビューティー&ヘルスケア、トレーディング、成長支援(証券)、デジタルマーケティングの5事業を連結子会社12社で展開する。東証スタンダード市場上場。2026年3月期の連結売上高は23億円、従業員116名。

5つの報告セグメントで構成する事業ポートフォリオ

当社グループは2026年3月期より5つの報告セグメントで構成される。再生可能エネルギー事業は株式会社ユニヴァ・エナジーと株式会社ノースエナジーが低圧・高圧太陽光発電設備や系統用蓄電池の開発を手掛ける。ビューティー&ヘルスケア事業は株式会社ユニヴァ・フュージョンが「KOMBUCHA CLEANSE®」などの美容健康商品を企画販売。トレーディング事業はUNIVA Hong Kong Trading Limitedが香港製漢方薬を中国EC大手へ卸売り。成長支援事業は株式会社UNIVA証券がM&A仲介やファンド組成を行う。デジタルマーケティング事業は株式会社ユニヴァ・ジャイロンがクチコミ自動生成ツール「キキコミ」などを提供する。

収益貢献と課題を抱える各事業の実態

2026年3月期のセグメント別売上高は、再生可能エネルギー6.82億円、トレーディング5.70億円、ビューティー&ヘルスケア4.73億円、成長支援1.10億円、デジタルマーケティングは公表なし。全セグメント合計で売上高23億円に対し、営業損失は再生可能エネルギーが2.71億円、ビューティー&ヘルスケアが1.78億円と赤字が大きく、成長支援は0.10億円の黒字、トレーディングは0.07億円の黒字。全社で営業損失7億円、純損失6億円。赤字事業の立て直しが課題となっている。

グループ全体を統括するホールディングス機能

当社は持株会社としてグループ経営の要となる。コーポレートスローガン「Unite the Values」の下、ヒューマン・ナレッジ・ファイナンシャルの3つのキャピタルを高め、子会社間のシナジー創出を図る。2025年5月に第2次中期経営計画を策定し、連結売上高250億円、連結純利益20億円、時価総額600億円を長期目標に掲げる。経営資源の最適配分とガバナンス強化を担い、各事業会社へは権限移譲を進める方針である。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
23億円
営業利益
-7億円
営業利益率
-30.4%
純利益
-6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

製品と技術

太陽光発電と系統用蓄電池:再生可能エネルギー事業

子会社ユニヴァ・エナジーとノースエナジーが手掛ける。従来のNon-FIT型・自家消費型に加え、垂直両面型、営農型の低圧太陽光発電設備を主力とする。2026年3月期からは高圧太陽光発電設備と系統用蓄電池の開発・建設にも参入した。垂直型両面太陽光発電は設置面積当たりの発電効率を高める技術で、同事業の売上高は6.82億円だが、工事遅延などで前期比42.1%減となった。

KOMBUCHA CLEANSEとWATERLESS LIFTY SERUM:ビューティー事業

子会社ユニヴァ・フュージョンが展開する。コンブチャ由来の洗浄料「KOMBUCHA CLEANSE®」が既存主力商品。2025年4月からは新たに「WATERLESS LIFTY SERUM」を発売し、スキンケア市場に参入。WATERLESSは水を使用しない処方が特徴。2026年3月期の同事業売上高は4.73億円、営業損失1.78億円と、新商品の認知拡大が課題となっている。

キキコミ:デジタルマーケティングのクチコミ生成技術

子会社ユニヴァ・ジャイロンが提供する「キキコミ」はアンケート回答からクチコミ文章を自動生成するツール。2025年11月に特許を取得。コンプライアンスを重視した設計で、広告運用サービス「Gyro-n AdOPS」も併せて提供。中小企業向けのデジタルマーケティング支援を目的とし、グループ内のシナジー創出にも活用される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

収益悪化で課題山積、再建途上の金融系企業

UNIVA・Oakホールディングスは証券・商品先物取引業に属し、証券や投資関連サービスを提供する。同業他社としてAIフュージョンキャピタルグループ、FUNDINNO、SBIリーシングサービス、インテグラル、FPGが挙げられる。売上高は2024年3月期50億円から2026年3月期23億円へ大幅減少。営業利益率も2025年3月期-24.14%、2026年3月期-30.43%と赤字が拡大。業界環境の悪化や経営戦略の失敗が影響している。同業他社と比べても規模が縮小しており、収益構造の改善が急務。再建には時間がかかると見られ、投資家の信頼回復が課題。

強み

  • 証券・先物取引の専門性で一定のノウハウを保有
  • 持株会社として複数事業を展開し、シナジーを模索
  • 金融ライセンスを有し、参入障壁が高い
  • 赤字からの回復により、収益改善の余地がある

課題

  • 営業赤字が拡大し、業績悪化が止まらない
  • 売上高が半減し、事業規模が縮小
  • 継続的な赤字で市場からの信頼が低下

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字がUNIVA・Oakホールディングス

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18705日産証券グループ120億円11.5倍
2254AAIフュージョンキャピタルグループ116億円
37175今村証券103億円9.4倍
48700丸八証券85億円12.3倍
58742小林洋行71億円24.0倍
63113UNIVA・Oakホールディングス66億円
7462AFUNDINNO65億円
88617光世証券60億円28.2倍
98518日本アジア投資40億円
108746unbanked22億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

漁網製造から始まった1868年の創業

1868年、現三重県四日市市で「平田漁網商店」として創業。漁網の製造販売を目的とした。1918年2月には平田紡績株式会社を設立し、紡績事業に進出。1926年5月には麻糸漁網から国内初の綿糸から網への一貫製造販売を実現。漁網と紡績の両輪で事業を拡大した。

上場と合成繊維漁網への転換 (1949年)

1949年5月、東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式を上場。同年7月には業界初となる合成繊維漁網の製造を開始。天然繊維から合成繊維への転換で生産性と耐久性を向上させ、漁業用資材の市場で優位性を確立した。この時期が後に続く多角化の基盤となった。

商号変更と投資事業への進出 (1987〜2006年)

1987年2月、ヒラボウ株式会社に商号変更し本社を東京都中央区築地へ移転。2001年7月に投資事業へ進出、同年10月にビーエスエル株式会社へ改称。2005年7月に本社を港区赤坂へ移転し、2006年10月にはOakキャピタル株式会社へ改称。漁網・繊維事業から投資事業へ軸足を移す大きな転機となった。

証券事業参入と多角化の加速 (2019〜2022年)

2019年3月、東岳証券株式会社(現UNIVA証券)の全株式を取得し証券事業へ新規参入。同年4月には株式会社ノースエナジーを子会社化し、投資銀行・証券・アセットマネジメントの3部門体制を構築。2022年にはデジタルマーケティング事業のユニヴァ・ジャイロン、ビューティー&ヘルスケア事業のユニヴァ・フュージョンを相次いで子会社化し、事業ポートフォリオを急速に拡大した。

UNIVA・Oakホールディングスへの再編 (2023年)

2023年10月、商号をOakキャピタル株式会社から株式会社UNIVA・Oakホールディングスに変更。コーポレートスローガン「Unite the Values」を掲げ、グループ全体の価値統合を明確に打ち出した。同年12月に本社を港区赤坂から虎ノ門へ移転。2025年5月には第2次中期経営計画を策定し、再生可能エネルギーなど成長分野へ経営資源を集中させる方針を示した。

新規事業への連続参入 (2025〜2026年)

2025年に入り、再生可能エネルギー事業へ本格参入するためユニヴァ・エナジー(旧マグナム)を垂直型両面太陽光発電設備事業に特化。同年4月には3人制バスケットボール事業のUNIVA RBLとスキンケア商品「WATERLESS LIFTY SERUM」発売でスポーツ・美容分野に参入。2026年4月には香港子会社を通じてOTC越境EC事業とナチュラリープラスブランドの製品供給網を獲得。矢継ぎ早な多角化が続く。

年表33件を開く

1860年代

  • 1868年創業漁網の製造販売を目的として、現三重県四日市市に「平田漁網商店」を創業。

1910年代

  • 1918年2月創業平田紡績株式会社設立。

1920年代

  • 1926年5月紡績事業を兼営、麻糸漁網から我が国初の綿糸から網への一貫製造販売を行う。

1940年代

  • 1949年5月上場当社株式を東京証券取引所及び大阪証券取引所並びに名古屋証券取引所に上場。
  • 1949年7月業界初の合成繊維漁網の製造開始。

1980年代

  • 1987年2月ヒラボウ株式会社と改称、本社を東京都中央区築地に移転。

2000年代

  • 2001年7月投資事業に進出。
  • 2001年10月ビーエスエル株式会社と改称。
  • 2005年7月本社を東京都港区赤坂に移転。
  • 2006年10月Oakキャピタル株式会社と改称。

2010年代

  • 2015年12月米国子会社「OAK HAWAII RESORT & GOLF,INC.」を設立。
  • 2018年2月創業創業150周年、会社設立100周年を迎える。
  • 2019年3月東岳証券株式会社(現 株式会社UNIVA証券)の株式100%を取得し子会社とし、証券事業に新たに進出。
  • 2019年4月M&A株式会社ノースエナジーを子会社化。投資銀行事業、証券事業、アセットマネジメント事業の3部門体制となる。

2020年代

  • 2021年6月創業新経営体制発足。
  • 2021年11月Oakキャピタルグループ動画情報メディア「Koh-EN TV」開設。新経営方針策定。
  • 2022年4月東京証券取引所市場第二部から新市場区分「スタンダード市場」へ移行。
  • 2022年5月M&Aデジタルマーケティング事業の株式会社ユニヴァ・ジャイロンを子会社化。
  • 2022年6月創業シェアードサービス事業の株式会社ライゾーマビジネス(現 株式会社ユニヴァ・ライゾーマ)を設立。
  • 2022年9月M&Aビューティー&ヘルスケア事業の株式会社ユニヴァ・フュージョンを子会社化。
  • 2023年1月飲食店舗再生事業を開始。
  • 2023年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2023年10月商号を変更(Oakキャピタル株式会社から株式会社UNIVA・Oakホールディングスへ)。
  • 2023年12月本社を移転(東京都港区赤坂から東京都港区虎ノ門へ)。
  • 2025年1月商号変更株式会社ユニヴァ・マグナムを株式会社ユニヴァ・エナジーへ商号変更のうえ垂直型両面太陽光発電設備事業を含む再生可能エネルギー事業へ本格参入。
  • 2025年4月3人制バスケットボール事業を運営する株式会社UNIVA RBLを連結子会社として設立し、スポーツ事業へ参入。
  • 2025年4月連結子会社・株式会社ユニヴァ・フュージョンが新商品「WATERLESS LIFTY SERUM」発売開始、スキンケア事業に参入。
  • 2025年5月第2次中期経営計画を策定。
  • 2025年9月連結子会社UNIVA Hong Kong Trading LimitedがOTC越境EC事業を開始。
  • 2025年10月連結子会社・株式会社ユニヴァ・エナジーが株式会社Fit Founderと合弁会社・株式会社UNIVA FITを設立。
  • 2025年11月連結子会社・株式会社ユニヴァ・ジャイロンがクチコミ獲得支援ツール「キキコミ」にかかわる特許を取得。
  • 2026年4月M&Aナチュラリープラスブランド製品の製品供給を手掛けるUNIVA Marketing Limited(Cayman)を 子会社化。
  • 2026年6月連結子会社・株式会社UNIVA証券が第1号ファンドを組成、運用を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で116人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は790万円で、9期前と比べて13.7%平均年齢は51.6歳、平均勤続年数は6.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月21
2018年3月22
2019年3月91547.49.238
2020年3月85046.310.384
2021年3月68247.110.686
2022年3月73949.69.173
2023年3月80844.80.387
2024年3月75444.75.392
2025年3月64746.24.9110−636
2026年3月79051.66.2116−603

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 11 / 海外 4、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
太陽光発電所 — 北海道根室市111百万円
再生可能エネルギー事業
本社 — 東京都港区18百万円
全社資産
主な関係会社
  • 国内
    ノースホールディングス株式会社(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ノースエナジー(注)2、4、5、9
    北海道札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権78.0%
  • 国内
    株式会社ユニヴァ・エナジー(注)2、6
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社UNIVA FIT(注)2、3、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社ユニヴァ・フュージョン(注)2、7、10
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    UNIVA Hong Kong Trading Limited(注)3、11
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OAK HAWAII RESORT & GOLF, INC.(注)8
    米国ハワイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社UNIVA証券(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ユニヴァ・ジャイロン(注)2、12
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権87.0%
  • 国内
    軽井沢エフエム放送株式会社(注)2
    長野県北佐久郡軽井沢町 · 連結子会社
    議決権86.1%
  • 国内
    株式会社ユニヴァ・ライゾーマ(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社UNIVA RBL(注)2、3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • BIG ISLAND HOLDINGS LLC (注)4米国ハワイ州40%
  • BIH GOLF LLC (注)4米国ハワイ州40%
  • 株式会社ユニヴァ・キャピタル・ファイナンス(注)4東京都港区25%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は23億円営業利益-7億円前期と比べると減収で、売上が-20.7%。

売上高
-20.7%
23億円
営業利益
-7億円
純利益
-6億円
営業利益率
-30.4%
前期比 -6.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高107億円23億円
営業利益3億円-7億円
純利益2億円-6億円
1株あたり配当¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は7億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は−46.2%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q9−5
2024年1Q13−2−15.41
2024年2Q12−6−50.0−2
2024年3Q14−3−21.4−5
2024年4Q11−8
2025年2Q14−3−21.4−2
2025年4Q15−4−26.7−5
2026年2Q8−4−50.0−4
2026年4Q15−3−20.0−2
2027年1Q7−2−28.61

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は15億円から23億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-30.4%。純利益は2期連続で増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月15−3−5
2014年3月4266
米国子会社「OAK HAWAII RESORT & GOLF,INC.」を設立。
2015年3月831918
2016年3月5598
2017年3月9089
創業150周年、会社設立100周年を迎える。
2018年3月57129
株式会社ノースエナジーを子会社化。投資銀行事業、証券事業、アセットマネジメント事業の3部門体制となる。
2019年3月22−10−10
2020年3月41−19−18
新経営体制発足。
2021年3月55−8−10
シェアードサービス事業の株式会社ライゾーマビジネス(現 株式会社ユニヴァ・ライゾーマ)を設立。
2022年3月26−10−17
2023年3月20−6−7
2024年3月50−9−14
株式会社ユニヴァ・マグナムを株式会社ユニヴァ・エナジーへ商号変更のうえ垂直型両面太陽光発電設備事業を含む再生可能エネルギー事業へ本格参入。
2025年3月29−7−10−24.1−7
ナチュラリープラスブランド製品の製品供給を手掛けるUNIVA Marketing Limited(Cayman)を 子会社化。
2026年3月23−7−5−30.4−6

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益23億円のうち、営業利益として残るのは-7億円-30.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-6億円、売上の-26.1%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.2%12億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金78.3%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-30.4%-7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比50.0pt
-30.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比45.5pt
-26.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比49.1pt
-39.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-12.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-11.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−9億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−9億円期末の手元現金は7億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月0−112
2014年3月11−3413
2015年3月260342
2016年3月−19−171217
2017年3月34−1−347
2018年3月3−11−337
2019年3月−4−5−524
2020年3月−112118
2021年3月8−2−122
2022年3月−12−21120
2023年3月−109−613
2024年3月−100610
2025年3月−2109
2026年3月−9087

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は50億円。このうち返さなくてよい自己資本が12億円で、自己資本比率は23.6%(業種中央値34.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1813570.8
2014年3月4442295.7
2015年3月7669791.3
2016年3月8179297.0
2017年3月8481396.4
2018年3月9993694.5
2019年3月85741187.5
2020年3月89563361.0
2021年3月78502861.5
2022年3月74423254.8
2023年3月76453156.0
2024年3月60273344.3
2025年3月50183235.6
2026年3月50123823.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-12億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
38億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
16
/ 100
安定性自己資本比率16 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率37社中23位あたり、逆に低いのはROE37社中36位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-39.2%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-30.4%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
23.6%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率下位前期からの売上の伸び
-20.7%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
6.1%/中央値 4.2%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥82で、1年前と比べて+3.8%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥82+0.0%1ヶ月+12.3%1年+3.8%時価総額66億円
過去52週の値幅
安値¥59高値¥116

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)43.2倍
PBR3.48倍
配当利回り6.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で1.4%上昇し、底堅く推移しています。25日線(73.8円)を約2%上回り、75日線(75.2円)はほぼ同水準です。52週高値116円からは35%下落した水準で、52週安値59円からは27%高い位置です。出来高は7月15日に31万9000株と活発でしたが、直近は7万株前後で推移しています。中期的にはレンジ相場が続く可能性があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは算出不能ですが、PBRが5.06倍と業界平均の1.41倍を大幅に上回り、ROEが-39.24%と赤字で収益性が極端に悪化しています。配当利回りは6.67%と高水準ですが、業績が市況影響で大きく振れ、直近3期で赤字が続いています。高配当が持続可能か懸念され、株価は割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (予想)43.2倍
PBR3.48倍1.45倍
ROE-39.2%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

経営は赤字基調で、投資先のパフォーマンスが不振。強気派は、保有する投資先の潜在価値や、株主還元の高さ(配当利回り6.67%)を評価する。弱気派は、収益源が不安定で、事業の透明性が低いことを懸念する。PBRは5倍を超え、帳簿価額に対する市場の期待が大きいが、その実現リスクも高い。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    配当利回り6.67%は魅力的で、株主還元に積極的。

  • 投資先の成長可能性

    ポートフォリオ内に有望企業が含まれ、将来のリターンに期待。

  • 市場の熱い視線

    PBR 5.06倍と高く、市場が成長や財務価値を織り込む。

  • 最終損益が-14億円から-6億円へ改善決算発表後影響

    最終損益は2024年3月期-14億円から2026年3月期-6億円へ赤字幅57%縮小

  • 営業損益-7億円と損失が2期連続安定継続影響

    2025年3月期と2026年3月期の営業損益はともに-7億円で下げ止まる

  • 配当利回り6.67%は株価の下支え要因次回株主総会影響

    株価75円に対する配当利回り6.67%は相対的に高く買い支え

  • 外国人持ち株比率13.76%と需給の厚み継続影響

    外国人持ち株比率13.76%は中小型株として流動性を確保する材料

マイナスに働く材料7
  • 赤字の継続

    営業赤字が拡大 (25/3期営業利益率 -24%) し、収益改善の兆しがない。

  • 投資回収の不確実性

    投資先の出口戦略が不透明で、キャピタルゲインの実現が未知数。

  • 情報開示の乏しさ

    事業内容の開示が限定的で、投資判断の材料が不足。

  • 売上高が50億円から23億円へ半減通年影響

    売上高は2024年3月期50億円から2026年3月期23億円へ54%減少

  • 売上高減少で営業損失率が悪化決算発表後影響

    営業損失率は-24.14%から-30.43%に悪化、売上高23億円に対し損失7億円

  • ROE-39.24%と大幅な自己資本毀損通年影響

    ROE-39.24%は自己資本を年4割近く減らす高水準の赤字を示す

  • 赤字継続で配当維持が困難になる懸念次回株主総会影響

    配当利回り6.67%も営業赤字が続く限り持続可能性は不透明

次の決算で確かめる点
投資先の評価損益
時価評価の変動が純資産に大きく影響するため。
売上高(投資回収額)
投資回収の進捗を測る尺度。
一つ当たり純資産 (NAV)
投資先の価値を把握し、株価の割高・割安を判断する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは6.10%。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
6.10%
いまの株価に対して
配当性向
48.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月526.6
2018年3月10100.048.2
2019年3月5−50.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,681人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.6%を占め、残る70.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他87.776.663.060.154.952.8
事業法人6.514.631.131.631.329.5
外国法人1.56.44.76.310.213.6
証券会社4.02.21.11.93.43.9
外国人個人0.10.00.00.00.00.1
金融機関0.30.20.00.10.10.1
自己株式0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ユニヴァ・キャピタル・ファイ ナンス16.29
02NSL DTT CLIENT ACCOUNT 1 (常任代理人 野村證券株式会社)10.52
03株式会社ユニヴァ・アセット・マネジメント8.70
04楽天証券株式会社2.31
05西本 誠治2.31
06佐野 敦彦2.21
07株式会社シェフコ1.49
08山崎 宏1.12
09吉澤 英和1.00
10株式会社SBI証券0.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    ユニヴァ・グループ・インベストメンツ リミテッド(UNIVA Group Investments Limited)
    新規の大量保有報告
    13.51%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+66%、1株純資産は14期で−72%。直近期のROEは-39.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2152−30.9
2014年3月139020.311.9
2015年3月3814232.68.113.1
2016年3月1514710.312.334.4
2017年3月1715011.110.326.6
2018年3月1717410.216.348.2
2019年3月−18139−11.7
2020年3月−33101−27.9
2021年3月−1889−18.7
2022年3月−3060−37.8
2023年3月−952−16.6
2024年3月−1833−41.3
2025年3月−922−33.2
2026年3月−715−39.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額68百万円。

氏名役職年齢保有株数
稲葉秀二代表取締役 会長兼社長 グループCEO 兼グループCOO63830,673
宗雪敏明常務取締役6536,623
作田陽介取締役グループCFO4848,174
清水聡子取締役(常勤監査等委員)511,140
上野園美取締役(監査等委員)6023,077
名取宏祐取締役(監査等委員)6410,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
監査等委員3565619
社外取締役412123

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容436字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「価値共創企業」をコーポレートスローガンとし、既存事業の更なる成長及び新たな事業の確立を通じ、強固な経営基盤の構築と新たな価値の創造を目指しております。 当連結会計年度末における当社グループは連結子会社12社、持分法適用関連会社4社により構成されております。 なお、当連結会計年度より、当社が株式を取得したことに伴い連結の範囲に含めたUNIVA Hong Kong Trading Limitedについては、新規の報告セグメントである「トレーディング事業」として報告しております。 以上で述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)1.株式会社UNIVA FIT及び株式会社UNIVA RBLは、当連結会計年度において新たに設立したため、連結の範囲に含めております。 2.UNIVA Hong Kong Trading Limitedは、当連結会計年度において新たに株式を取得したため、連結の範囲に含めております。
経営方針・対処すべき課題3,121字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 <コーポレートミッション> 「共創資本主義の実現」 <コーポレートスローガン> Unite the Values UNIVAは『Unite the Values』に由来します。グループを構成する事業会社を現場レベルから支援し、3つのキャピタル(ヒューマン・ナレッジ・ファイナンシャル)を高め、グループ内の事業間にシナジーを創出することで強靭なグループの形成を追求。事業会社が持つ価値を統合(UNITE)していくグループ企業体を表しています。UNIVA・Oakホールディングスは、この『UNIVA』という理念により事業運営を行ってまいります。 Optimize and Activate business value through Knowledge Optimize, Activate, Knowledge −『Oak』の3文字には他企業との連携やシナジーを積極的に推進していく志が刻まれています。私たちは『価値共創』を生み出す共創資本主義を実現するために、それぞれの企業のメンバーが “NAKAMA”という共有意識の下、互いを理解し、叡智を結集し、有機的につながることから事業の最適化、活性化という『成果』を生み出していくことにコミットします。 <経営方針> 「価値共創 〜 つなぐ。一緒に創る」 『Unite the Values』の理念の下、グループ企業間はもとより、グループ外企業との連携も積極的に推進し、それぞれの企業メリットである「Win」の連鎖を生み出す、シナジー効果による『価値共創』を経営方針としています。 (2) 目標とする経営指標 当社は、2021年11月に策定した新経営方針において、以下の長期的な経営目標(いずれも過去最高実績を上回るための目標値)を掲げております。 連結売上高   連結純利益   時価総額 250億円   20億円   600億円 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社は2025年5月に第2次中期経営計画を策定し、従来の金融事業を中心とした事業構造から、再生可能エネルギー事業、ビューティー&ヘルスケア事業、トレーディング事業、成長支援事業を中核に据える体制へと移行いたしました。今後は、グループ事業を横方向に広げる「拡大」と、縦方向に深掘りする「拡充」を両輪とした成長方針のもと、多角化とグローバル化をキーワードに新たな事業領域の開拓を進め、グループ全体の持続的な発展と企業価値の最大化を目指してまいります。 成長戦略を着実に推進していくためには、それを支える「人財」の存在こそが最も重要であると認識しております。今後は、社員一人ひとりの多様な能力や経験を最大限に引き出すとともに、その成長を支援する環境づくりを通じて、人的資本経営の高度化に一層注力してまいります。また、事業環境の変化や新たな成長領域への対応力を高めるため、組織横断での連携強化、人財育成、適切な人財配置、エンゲージメント向上等にも継続的に取り組んでまいります。人的資本を企業価値向上の重要な源泉と位置付け、社員一人ひとりが能力を最大限発揮できる組織づくりを通じて、グループ全体の活力・創造力・競争力の向上を図ってまいります。 また、資本効率の向上と財務内容の改善に継続的に取り組むことで、健全かつ柔軟な資金運用体制を確立し、事業成長を支える安定的な財務基盤の構築を目指してまいります。これにより、将来の投資機会に迅速かつ的確に対応できる体制を整え、持続的な企業価値の向上につなげてまいります。 以上の戦略を礎として、当社グループは、変動する世界経済にも適応できる企業として、持続的な成長及び企業価値向上に向け、常にイノベーションを行い、全てのステークホルダーの期待に沿い、そして信頼され、「Win」を繋げる企業を目指してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、グループ経営理念である共創資本主義の実現に向けて2021年11月に新経営方針を策定し事業戦略の骨子を明確するとともに、2022年6月に第1次中期経営計画、2025年5月に第2次中期経営計画を策定し、各事業領域の具体的な事業戦略を定め、事業環境の変化にも柔軟に対応できる事業グループを目指します。 このような状況の中、以下の事項を重要な経営課題と認識し、今後、優先的に取り組んでまいります。 グループ成長戦略 既存事業に関して、再生可能エネルギー事業やトレーディング事業等での「拡充」を進めるとともに、市場環境や顧客ニーズの変化を捉えながら、新規事業領域への進出にも積極的に取り組み、事業ポートフォリオの多角化及びグローバル展開を推進してまいります。加えて、「Unite the Values」のスローガンのもと、グループ各社が有する顧客基盤、ノウハウ、人財、ネットワーク等を相互に活用し、事業間シナジーの創出を図ることで、グループ全体の成長力及び企業価値のさらなる向上を目指してまいります。 当社及びグループ各社の役割明確化 当社はホールディングス会社として、グループ全体の成長戦略の策定、経営資源の最適配分、ガバナンス強化等の経営機能に特化し、中長期的な企業価値向上を牽引する役割を担ってまいります。各事業会社に対しては、事業特性や市場環境に応じた権限移譲を推進することで、自律的かつ機動的な事業運営を促進し、変化の激しい事業環境にも迅速に対応できる意思決定体制の構築を進めてまいります。持株会社による戦略統括機能と事業会社による現場実行力を両立させ、グループ全体の成長力・収益力・競争力のさらなる向上を図ってまいります。 企業・組織文化の再構築 「ビジネス推進」、「組織運営」、「ナレッジ蓄積」という観点で、共創の企業文化を構築してまいります。 人的資本戦略 社員一人ひとりを重要な「人的資本(人財)」として捉え、その多様な能力・経験・価値観を尊重しながら、潜在能力を最大限に引き出せる環境づくりを推進してまいります。挑戦や成長を後押しする組織風土の醸成、人財育成、適切な評価・配置等を通じて、社員の成長と企業の成長が相互に連動する好循環の実現を目指しております。 ガバナンスの強化 コーポレート・ガバナンス及びリスクマネジメントについては、グループ全体の持続的成長及び企業価値向上を実現するための重要な経営基盤であると位置付け、実効性ある体制整備・運用強化を継続的に推進してまいります。特に、事業領域の拡大や事業環境の変化に対応するため、グループ横断での管理体制の高度化、コンプライアンス・内部統制の強化、リスク管理体制の見直しを進めるとともに、迅速かつ適切な意思決定を実現できる経営体制の構築に取り組んでまいります。また、内部及び外部環境の変化を踏まえながら、各種制度・運用のブラッシュアップを機動的に実施し、ガバナンスの実効性及び透明性のさらなる向上を図ることで、ステークホルダーからの信頼強化と中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 財務資本戦略 不要資産及び不要事業の売却、新規資金調達及び事業利益の積み上げなどを進め、資本効率を向上させ財務内容を改善することにより、事業成長に寄与する安定した財務基盤を構築してまいります。
事業等のリスク8,449字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業その他を遂行する上でのリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。当社は、これらの潜在的なリスクも認識した上で、リスクを経営戦略及び事業戦略実現に影響を与える不確実性と捉え、グループ経営会議やコンプライアンス・リスクマネジメント委員会を通じて、各事業に影響のある関連情報を集約するとともに、定期的なモニタリングにより対応策等を審議する体制を構築し、その回避、軽減、発生した場合の対応に努めてまいります。 なお、本項には将来に関する事項が含まれておりますが、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものであります。ただし、「(3) 継続企業の前提に関する重要事象等について」につきましては、本有価証券報告書提出日現在(2026年6月24日)において判断し、記載しております。 (1) 当社グループ全般に関わるリスク ① 経済、市場の動向に関するリスク 当社グループの事業は、国内外の各事業分野や消費者の動向等に直接的又は間接的に関わっております。これら動向等により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合に関するリスク 当社グループの競合他社は、その資本力、サービス・商品、価格競争力などにおいて、当社グループより優れている場合があります。競合他社がその優位性を現状以上に活用してサービスや商品の販売に取り組んだ場合には、当社グループが劣勢に立たされ、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、競合他社が当社グループと同等又はより優れた商品を開発、サービスを導入した場合には、当社グループの施策が期待した効果を上げることができないことも考えられ、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 大規模災害に関するリスク 当社グループは、地震、風水害、パンデミック等各種災害及びテロ、戦争その他の要因による社会的混乱に対して、発生時の損失を最小限に抑えるため、事業継続計画の策定、人的危機事態対応規程の制定、緊急連絡体制の整備や訓練の実施等を進めております。しかしながら、このような事態に伴う人的・物的被害が発生した場合、売上高の減少、事業活動の停止、予期せぬ損失の発生等により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、自然災害や感染症の再拡大は突発的かつ予測困難であり、その影響度や時期を事前に正確に見通すことは困難であります。さらに、これらによる損害が損害保険等で十分にカバーされるという保証はありません。 ④ 資金の流動性に関するリスク 当社グループにおいては、運転資金及び設備資金をUNIVA CAPITAL Groupや金融機関からの借入等によって賄っております。これらの資金調達手段に依存している現状において、金利上昇局面や信用コストの上昇、さらには地政学リスクや金融機関の審査厳格化といった外部環境の変化により、資金調達環境が不安定化するリスクがあります。こうしたリスクが顕在化した場合、事業運営の停滞、投資計画の見直し、ひいては事業規模の縮小を余儀なくされ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 為替変動に関するリスク 当社グループは、海外のゴルフ場運営会社にかかわる外貨建ての関係会社株式及び貸付債権等を保有しております。為替相場のモニタリングを適時適切に行い為替相場の動向を把握するとともに外貨建て資産の保有の最小化に努めており、また必要に応じてヘッジ取引の活用についても検討してまいりますが、為替レートの影響を完全に払拭することは困難であり、その動向次第では、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法令・規制に関するリスク 当社グループは、国内外の様々な分野において事業活動を展開しており、各地域・各分野の法令、規制の適用を受けます。当社グループは、事業活動に関連する法令・規制の遵守の徹底はもとより、高い基準の倫理規範を制定し、コンプライアンス教育の実施、内部通報窓口の整備・運用を通じて、コンプライアンス体制の強化を図っております。しかしながら、これらの対策を講じても、個人的な不正行為等を含めコンプライアンスに関するリスクを完全に回避することは出来ず、重大な法令違反等を起こした場合には、当社グループの信用力の低下につながり、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループに影響を及ぼす重大な訴訟等が提起される可能性があります。 ⑦ 人財の確保に関するリスク 当社グループは、「人財主義による運営」を行動指針とし、各専門分野に携わる優秀な人財を幅広く採用・育成する等人的資本への投資を通じグローバルな事業活動の推進と競争力の維持向上を図っております。しかしながら、人財の獲得競争の激化や社員の退職等によって十分な人財の確保及び育成ができなかった場合、競争力の低下につながり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業活動を通して、顧客や取引先の個人情報及び機密情報を入手し、また、営業上・技術上の機密情報を保有しております。当社グループでは、これらの情報に関する管理体制の強化と社員教育を展開し、情報システムのハード面・ソフト面を含めた適切なセキュリティ対策を講じております。しかしながら、予想を超えるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルスの侵入等により、万一これらの情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの信用低下により業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 知的財産に関するリスク 当社グループは、商標登録を含む知的財産権により自社ブランド等の保護を図り、これら知的財産権を厳格に管理するとともに、第三者の知的財産権を侵害することのないよう細心の注意を払っております。しかしながら、第三者が当社グループの知的財産権を侵害した場合、又は当社グループが第三者から知的財産権の侵害を主張された場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ レピュテーションリスク 当社グループは、法令・規制の遵守を含め企業の社会的責任を根幹に据えた事業活動に努めておりますが、 法令違反や社会規範に反した行動等が発生したことにより法令による処罰や訴訟の提起、社会的制裁を受け、 ステークホルダーからの信頼の失墜、レピュテーションやブランド価値毀損が発生した場合、ステークホルダ ーへの損害やレピュテーションの低下を招き、当社グループの業績及び財政状態並びに当社株価に影響を及ぼ す可能性があります。 ⑪ 新規事業に関するリスク 当社グループは、第2次中期経営計画に基づく成長戦略の一つである「グループ事業の横展開(拡大)」を進め経営計画達成を目指しておりますが、こうした新規事業の展開が計画どおりに進まなかった場合やグループに組み入れた新規事業が計画どおりにグループ業績に対し寄与しなかった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当社に関わるリスク コーポレート・ガバナンス及びリスクマネジメントについては、グループ全体の持続的成長及び企業価値向上を実現するための重要な経営基盤であると位置付け、実効性ある体制整備・運用強化を継続的に推進してまいります。特に、事業領域の拡大や事業環境の変化に対応するため、グループ横断での管理体制の高度化、コンプライアンス・内部統制の強化、リスク管理体制の見直しを進めるとともに、迅速かつ適切な意思決定を実現できる経営体制の構築に取り組んでまいります。また、内部及び外部環境の変化を踏まえながら、各種制度・運用のブラッシュアップを機動的に実施し、ガバナンスの実効性及び透明性のさらなる向上を図ることで、ステークホルダーからの信頼強化と中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 (3) 主要な事業セグメントに関わるリスク ① 再生可能エネルギー事業 当社連結子会社である株式会社ノースエナジー及び株式会社ユニヴァ・エナジーは、再生可能エネルギー事業において、低圧案件から高圧案件への展開を進めるとともに、系統用蓄電池、O&M等の周辺領域への事業拡大を推進しております。しかしながら、大型案件や新規領域の拡大に伴う営業・技術人材等のリソース不足、資金調達環境の変化、開発・施工管理体制の不足、大手企業を中心とした競争激化等が発生した場合には、案件獲得や収益性に影響を及ぼす可能性があります。加えて、用地確保の遅延、系統接続制約、調達部材価格や建設コストの高騰、金利上昇、各種法規制・補助金制度・電力市場環境の変更等が生じた場合には、開発スケジュールの遅延や案件採算性の悪化につながる可能性があります。これらの要因により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② ビューティー&ヘルスケア事業 当社連結子会社である株式会社ユニヴァ・フュージョンは、ビューティー&ヘルスケア事業において、主力商品の販売強化に加え、新商品の投入及び販路拡大を推進しております。しかしながら、新商品の販売動向が市場環境や消費者ニーズの変化、競合他社との競争激化、広告宣伝効果の低下等により計画どおりに進捗しなかった場合、想定した売上及び収益を確保できない可能性があります。これらの要因により、当事業の業績並びに当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ トレーディング事業 UNIVA Hong Kong Trading Limitedは、OTC医薬品を中心とした香港製漢方薬及び健康関連商品の販売を中国国内の大手ECプラットフォームへ卸販売を展開しております。しかしながら、中国市場における競争激化、消費者ニーズの変化、ECプラットフォームの販売方針変更、為替変動、物流コストの上昇、サプライチェーンの停滞等が発生した場合には、販売計画や収益性に影響を及ぼす可能性があります。加えて、品質管理上の問題やブランド毀損等が生じた場合には、信用低下につながる可能性があります。これらの要因により、当事業の業績並びに当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 成長支援事業 当社連結子会社である株式会社UNIVA証券において、ファンド事業の立ち上げに向けた体制整備及び投資案件の開拓を進めており、ファンド組成を通じた安定的なフィー収益の獲得及び金融サービス領域の拡大を図ってまいります。しかしながら、金融市場環境の変化、投資家の投資意欲の低下、金利動向の変化等により、投資家募集が計画どおりに進捗しない場合、想定するファンド規模を確保できない可能性があります。これらの要因により、当事業の業績並びに当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ デジタルマーケティング事業 当社連結子会社である株式会社ユニヴァ・ジャイロンは、TOKYO PRO Marketへの上場に向けて、内部管理体制の整備、ガバナンス強化、事業基盤の拡充等を進めております。上場を通じて、信用力向上、資金調達手段の多様化、人材採用力の強化等を図り、更なる事業成長を推進してまいります。しかしながら、上場準備に伴う管理コストや人材確保コストの増加、内部管理体制整備の遅延、ガバナンス・コンプライアンス体制上の課題等が生じた場合には、事業運営や収益性に影響を及ぼす可能性があります。加えて、上場後においても、株式市場環境や投資家動向の変化等により、想定どおりの企業価値向上や資金調達効果を得られない可能性があります。これらの要因により、当事業の業績並びに当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 継続企業の前提に関する重要事象等について 当社グループは、2019年3月期から8期連続して営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上しており、これが当連結会計年度末日後1年内の当社グループの資金繰り悪化要因となる懸念があり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 当社グループは、2025年5月に公表した2026年3月期から2028年3月期までを対象として策定した「第2次中期経営計画」に基づき、共創資本主義の実現に向けて、再生可能エネルギー事業、ビューティー&ヘルスケア事業、トレーディング事業、成長支援事業、デジタルマーケティング事業の各分野における収益基盤の強化を重点課題として取り組んでおります。特に事業ごとの戦略の見直しやコスト管理の徹底、新規顧客獲得の強化を進めることで、安定した成長基盤の確立を目指し、各種戦略を推進しております。 連結子会社である株式会社ユニヴァ・エナジーは、2025年4月より高圧太陽光発電設備、系統用蓄電池及び垂直型両面太陽光発電設備に関する事業に注力し、大手電力会社、商社、工事会社等に対して積極的なアプローチを行いながら、案件開拓及び事業の仕組み化の推進に取り組んでまいりました。垂直型両面太陽光発電については、北海道内で設備の導入・設置を進め、順次完工しております。一方で、高圧太陽光発電設備及び系統用蓄電池の案件については、案件の複雑化や協業先との各種の調整に係る時間を要したこと等により、受注獲得には至りませんでした。今後は、組織体制を再構築し、グループ会社との連携を強化し、案件創出や営業協力にも注力することで、シナジー効果の最大化を目指してまいります。一方、連結子会社である株式会社ノースエナジーは、メンテナンスに関連する保険料の見直しや各種コスト削減に継続的に取り組むとともに、受注案件における工事の最適化や高圧案件の契約準備、新規案件の組成を進めてまいりました。しかしながら、既存顧客からの発注時期の後ろ倒しや、各種立会・調整に想定以上の時間を要したことから、黒字化の達成には至っておりません。今後は、2025年10月に就任した新たな経営陣のもと、組織体制の再構築を進めるとともに、より効率的な経営を推進し、事業の安定性及び収益性の向上を目指してまいります。また、10月より稼働した連結子会社である株式会社UNIVA FITでは、B to C市場での太陽光発電設備や家庭用蓄電池等の販売拡大に取り組んでまいりました。今後は、グループ会社との連携を強化し、案件創出や営業面での協力体制の構築を進めることで、シナジー効果の最大化に努めてまいります。 当社グループは、2030年のCO₂排出量50%削減及び2050年のカーボンニュートラルの実現といった脱炭素社会への移行を、重要なビジネス機会と捉えております。これまで低圧の電源開発を中心に事業を展開してまいりましたが、今後は低圧に加え、高圧の電源開発や系統用蓄電池、B to C事業へと事業領域の拡大を図ってまいります。また、現在は新電力会社やオフサイトPPA事業者を主な顧客としておりますが、今後は工場や農場など電力消費の多い企業や自治体、官公庁に加え、一般家庭へも営業対象を拡大してまいります。これらの取り組みを通じて持続可能な成長基盤を構築し、安定した事業運営の実現に向けて取り組んでまいります。 連結子会社である株式会社ユニヴァ・フュージョンは、2025年3月に就任した新たな経営陣のもと、組織改革を推進し、経営の精度と推進力の向上、従業員のモチベーション向上に取り組みました。また、従来にない成分配合による美容液「WATERLESS LIFTY SERUM」を開発・発売し、美容分野の競争力強化を図りました。一方で、既存商品の販売戦略は継続したものの、販売促進費の抑制により新規顧客の獲得や購入者の維持が低調に推移しました。また、新商品「WATERLESS LIFTY SERUM」は発売後間もないことから、市場における認知度が十分に浸透せず、計画どおりに新規会員の獲得を進めることができなかったことにより、黒字化の達成には至りませんでした。今後は、新商品「WATERLESS LIFTY SERUM」の認知度向上及びブランド価値の浸透を図るため、効果的かつ継続的なマーケティング活動を推進してまいります。併せて、新商品の啓蒙活動や新カテゴリーの訴求を強化し、新規顧客の獲得に注力してまいります。また、2026年4月には無加水化粧液である「WATERLESS BOUNCY ESSENCE LOTION」の販売を開始し、今後もWATERLESSシリーズにおける関連商品のラインナップを拡充し、単品ブランドからフルラインブランドへの展開を進めることで、トータルでの提案力及び提供体制の強化を図ってまいります。さらに、既存のヘルスケア製品とのシナジーを創出し、より幅広い顧客層へのアプローチを進めることで、ブランドの確立と収益基盤の強化を図り、早期の黒字化を目指してまいります。 連結子会社であるUNIVA Hong Kong Trading Limitedは、香港製の漢方薬及び健康関連商品を、中国国内の大手ECプラットフォーム向けに卸販売しております。当期においては、香港特別行政区政府より「医薬品(漢方薬)の卸売免許(Wholesaler Licence in Proprietary Chinese Medicines)」を取得し、天猫(Tmall)、京東(JD.com)及びアリババヘルス(Alibaba Health)への卸販売を開始いたしました。今後は、取扱商品のラインナップを拡充するとともに、ECプラットフォームに加え、B to B事業者への販売も推進することで、販路拡大を通じた収益基盤の強化を図ってまいります。また、2026年4月1日にUNIVA Marketing Limitedを子会社化したことにより、ヘルスケア及びビューティーケア分野の商品提供を強化し、グローバル商流の拡大及び海外売上比率の向上を図ってまいります。 連結子会社である株式会社UNIVA証券は、M&A、資金調達及び「UNIVA FUND」を軸に事業構築を進めてまいりました。M&Aや資金調達案件のマッチング交渉が遅れたことに加え、「UNIVA FUND」開始に向けた関係当局との調整に時間を要したことから、当初計画どおりの進捗には至らず、黒字化の達成には至りませんでした。今後は、ブティック型証券会社としての専門性を活かし、大手証券会社とは一線を画したきめ細かな支援と資金調達、M&A戦略を提供してまいります。また、共創型ビジネスモデルとして、M&A仲介業者や独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)などの顧客ネットワークと連携し、適正な取引の仕組み構築を推進してまいります。これに加え、2026年3月に組成開始となった「UNIVA FUND」を軸としたエコシステムの構築を進め、投資家には安定的なインカムゲインとキャピタルゲインを、企業には成長資金及び経営支援を提供することで、投資家と企業の双方に利益をもたらす仕組みづくりを目指します。引き続き、企業成長に関する多様なニーズに応えるべく、付加価値の高いサービスを通じて収益の確保を図ってまいります。 資金面においては、当連結会計年度末において当社グループでは7億43百万円の現金及び預金を、当社単体では1億97百万円の現金及び預金を有し、借入及び保有債権の流動化による資金調達手段も確保しております。また、当社グループが保有する不動産の売却活動も大手の仲介業者を通じて積極的に進めております。 しかしながら、万一連結子会社に想定を超える資金が必要になった場合に、当社からの補填資金を短期的に追加調達することが可能であるとは断定できず、また、当社グループが保有する不動産の売却に時間を要しており、今後も早期売却のために継続的に販売活動を進めてまいりますが、早期売却実現の可能性は確実とは言えないことから、ここに重要な不確実性が存在するものと判断しております。従って、現時点において、継続企業の前提に関する重要な不確実性があるものと認識しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,661字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における我が国経済は、雇用・所得環境の底堅さに加え、政府による各種経済対策や賃上げの広がりを背景として、総じて緩やかな回復基調で推移いたしました。賃上げ効果の浸透や個人消費の持ち直し、訪日外国人観光客の増加を背景としたインバウンド需要の拡大、企業の省力化・デジタル化投資を中心とした設備投資の回復などが、景気を下支えする要因となりました。一方で、海外経済においては、米国景気の減速感や中国経済の回復の遅れが見られ、これらを背景として輸出の伸びは総じて鈍化いたしました。また、原油や資源価格の高止まりに加え、円安基調の長期化に伴う輸入コストの増加が、企業収益を圧迫する要因となりました。さらに、米国における通商政策や関税政策を巡る動向、中国経済の先行き不透明感、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に加え、中東地域における地政学的リスクの顕在化など、海外発の下振れリスクは引き続き存在しており、世界経済を取り巻く先行きの不確実性は依然として高い状況が続いております。 このような事業環境の中、当社グループは、2025年5月に公表いたしました2026年3月期から2028年3月期の3か年を対象とした「第2次中期経営計画」に基づき、グループ事業を横方向に広げ(拡大)、また縦方向に深掘り(拡充)することを通じて、持続的な成長の実現を図るとともに強固な経営基盤の構築と価値共創を実現すべく事業戦略を推進し、当社グループの経営目標値である連結売上高250億円、連結純利益20億円、時価総額600億円の達成に向けた初年度として、事業展開を図ってまいりました。 なお、当連結会計年度より、当社が株式を取得したことに伴い連結の範囲に含めたUNIVA Hong Kong Trading Limitedについては、新規の報告セグメントである「トレーディング事業」として報告しております。 再生可能エネルギー事業 株式会社ユニヴァ・エナジー及び株式会社ノースエナジーは、従来から推進しているNon-FIT型、自家消費型、垂直両面型、営農型などの低圧太陽光発電設備の営業に加えて、高圧太陽光発電設備や、系統用蓄電池の開発・建設といったサービスの提供も含めた再生可能エネルギー分野を成長事業と位置づけ、脱炭素社会の実現に向けて事業を展開しております。当連結会計年度においては、既存分野における案件獲得の強化を図るとともに、新たに高圧太陽光発電設備及び系統用蓄電池分野へ参入し、案件獲得に向けた営業活動を実施いたしました。垂直型太陽光発電分野においては新規顧客の開拓が進展したものの、高圧太陽光発電設備及び系統用蓄電池といった新規分野においては、案件の複雑化や各種の調整に係る時間を要したこと等により、受注獲得には至りませんでした。また、既存顧客からの発注時期の後ろ倒しや各種立会・調整に想定以上の時間を要したことにより、工事の着工が遅延いたしました。これらの影響により、再生可能エネルギー事業の売上高は6億82百万円(前期比42.1%減)、営業損失は2億71百万円(前期は営業損失35百万円)となりました。 ビューティー&ヘルスケア事業 株式会社ユニヴァ・フュージョンは、美容・健康関連商品の企画・販売を行っており、「KOMBUCHA CLEANSE®」など顧客満足度の高い商品を、主に一般消費者向けに提供しております。当連結会計年度においては、2025年4月に新商品「WATERLESS LIFTY SERUM」を発売し、美容分野の強化を図るとともに、さらなる事業拡大を推進してまいりました。既存商品の販売を継続する一方で、新商品の啓蒙活動やPR手法の強化、新カテゴリーの訴求に注力いたしました。しかしながら、新商品「WATERLESS LIFTY SERUM」は発売後間もないことから、市場における認知度の浸透が十分ではなく、計画どおりに新規会員の獲得を進めることができませんでした。加えて、既存商品の販売促進費用を抑制した影響もあり、新規会員の獲得は低調に推移いたしました。これらの影響により、ビューティー&ヘルスケア事業の売上高は4億73百万円(前期比59.2%減)と大幅な減収となり、営業損失は1億78百万円(前期は営業損失4億28百万円)となりました。 トレーディング事業 UNIVA Hong Kong Trading Limitedは、香港製の漢方薬や健康関連商品を中国国内の大手ECプラットフォームへ卸販売しております。当連結会計年度においては、順調に香港特別行政区政府より「医薬品(漢方薬)の卸売免許(Wholesaler Licence in Proprietary Chinese Medicines)」を取得し、中国国内の大手ECプラットフォームである天猫(Tmall)、京東(JD.com)、及びアリババヘルス(Alibaba Health)へ卸販売を開始いたしました。安全性と品質を重視した製品を安定的に供給するとともに、取り扱い商品のラインナップを拡充し、中国市場における販路拡大を推進いたしました。これらの影響により、トレーディング事業の売上高は5億70百万円、営業利益は7百万円となりました。 成長支援事業 株式会社UNIVA証券は、コーポレート・ファイナンス及びM&A仲介を中心に、企業の経営課題の解決と持続的成長の支援に取り組んでおります。当連結会計年度においては、「UNIVA FUND」の創設に向け、外部企業との連携体制の強化や業務プロセスの仕組み化を進めるとともに、M&A仲介及び成長企業向けの資金調達仲介に注力し、業務提携先の拡大を通じて取引案件数の増加に努めてまいりました。また、エクイティ・ファイナンス案件においては1件のEXITが完了いたしました。しかしながら、ファンド組成においては、関係当局との調整に想定以上の時間を要したほか、M&A仲介及び成長企業向け資金調達仲介においてもマッチング交渉が遅延したことから、当初計画どおりの進捗には至りませんでした。これらの影響により、成長支援事業の売上高は1億10百万円(前期比4.0%減)、営業利益は10百万円(前期は営業損失32百万円)となりました。 デジタルマーケティング事業 株式会社ユニヴァ・ジャイロンは、デジタルマーケティング支援を目的としたツールベンダー事業を展開しております。当連結会計年度においては、既存サービスの成長に加え、新サービスであるアンケート×クチコミ文章自動生成ツール「キキコミ」において、機能のアップデートや特許取得を進めるとともに、コンプライアンスを重視した設計のもと、ユーザーの利便性向上に取り組み、新たに広告運用サービス「Gyro-n AdOPS」の提供を開始いたしました。これらの結果、既存サービス及び新サービスは市場において高い評価を獲得するとともに、新規契約数も概ね計画どおり順調に推移し、事業規模の拡大に寄与いたしました。一方で、新規サービスの売上拡大に向けた営業人員及び開発人員の増員に加え、上場に向けた体制整備のための人員強化により人件費が増加いたしました。これらの影響により、デジタルマーケティング事業の売上高は3億6百万円(前期比1.7%増)、営業損失は18百万円(前期は営業利益1百万円)となりました。 その他事業 その他事業は、コミュニティFM放送局「FM軽井沢」におけるイベント関連のスポット売上や新規事業の売上拡大に加え、シェアードサービス事業「ユニヴァ・ライゾーマ」では、グループ内外の企業を対象に管理部門業務の受託拡大を進めるとともに、業務効率化及びサービス品質の向上に取り組み、受託体制の強化を図った結果、新規顧客の獲得が順調に進展いたしました。一方で、各種システム化に伴うコストの増加に加え、スポーツ事業「UNIVA RBL」においてスポンサー決定前の先行支出が影響したことから、その他事業の売上高は2億72百万円(前期比50.9%増)、営業損失は42百万円(前期は営業利益11百万円)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の連結業績は営業収益(売上高)23億31百万円(前期比19.1%減)、営業損失は6億87百万円(前期は営業損失7億22百万円)となりました。経常損失は5億49百万円(前期は経常損失9億86百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損失は5億82百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失7億40百万円)となりました。 また、当連結会計年度末の総資産につきましては、前連結会計年度末と比べ、31百万円増加し50億38百万円となりました。負債につきましては、前連結会計年度末と比べ、6億18百万円増加し38億41百万円となりました。純資産につきましては、前連結会計年度末と比べ、5億87百万円減少し11億96百万円となりました。総資産が増加した主な要因は、売掛金及び為替の影響により関係会社短期貸付金が増加したことによるものであります。負債が増加した主な要因は、長期借入金の増加によるものであります。純資産が減少した主な要因は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ、1億11百万円減少し7億43百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、8億79百万円のキャッシュ・アウトフローとなりました。その主な要因は、税金等調整前当期純損失5億83百万円の計上によるキャッシュ・アウトフローによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、2百万円のキャッシュ・インフローとなりました。その主な要因は、有形固定資産の売却による収入16百万円のキャッシュ・インフローによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、7億55百万円のキャッシュ・インフローとなりました。その主な要因は、長期借入れによる収入12億5百万円のキャッシュ・インフローによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 ⅰ 生産実績 生産実績に重要性がないため、記載を省略しております。 ⅱ 受注実績 受注実績に重要性がないため、記載を省略しております。 ⅲ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 再生可能エネルギー事業(千円)   682,238   57.9 ビューティー&ヘルスケア事業(千円)   473,609   40.8 トレーディング事業(千円)   570,118   - 成長支援事業(千円)   110,553   96.0 デジタルマーケティング事業(千円)   306,718   101.7 報告セグメント計(千円)   2,143,238   77.7 その他(千円)   188,645   151.1 合計(千円)    2,331,883   80.9 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.ビューティー&ヘルスケア事業及びその他の事業におきまして、販売実績に著しい変動がありました。詳細につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 北海道ガス株式会社   759,178   26.3   244,516   10.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の当社グループの経営成績は、営業収益(売上高)23億31百万円(前期比19.1%減)、営業損失は6億87百万円(前期は営業損失7億22百万円)となりました。経常損失は5億49百万円(前期は経常損失9億86百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損失は5億82百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失7億40百万円)となりました。 ⅰ 売上高及び売上総利益の分析 当連結会計年度の売上高は23億31百万円(前期比19.1%減)、売上総利益は10億67百万円(前期比29.1%減)となりました。売上高に関しましては、トレーディング事業が売上計画を達成したものの、再生可能エネルギー事業、ビューティー&ヘルスケア事業及び成長支援事業において減収となりました。各事業セグメントにおける主な状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ⅱ 販売費及び一般管理費の分析 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は17億55百万円(前期比21.2%減)となりました。減少した主な要因は、ビューティー&ヘルスケア事業において、新商品の宣伝活動を積極的に行うため、既存商品の販売促進費を抑えたこと及び各事業セグメントにおけるコスト削減の影響によるものであります。 ⅲ 営業外損益及び特別損益の分析 当連結会計年度の営業外収益は2億51百万円、営業外費用は1億13百万円となりました。営業外収益は主に為替差益であり、当連結会計年度末にかけて円安米ドル高が進行したことによるものであります。営業外費用は主に関係会社及び金融機関からの借入金等に係る支払利息であります。また、当連結会計年度の特別利益は2百万円、特別損失は36百万円となりました。特別損失は主に固定資産の減損損失額であり、当社の連結子会社である株式会社ノースエナジーにおいて、営業活動から生じる損益がマイナス若しくはマイナスとなる見込みである資産グループについて、将来の回収可能性を検討した結果、投資の回収が困難と判断された資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額したことによるものであります。 ⅳ 当連結会計年度末の資産、負債及び純資産の状況 「「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ⅰ キャッシュ・フローの状況 「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⅱ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売上原価並びに販売費及び一般管理費等に係る営業費用であります。これらの資金は、自己資金の他、金融機関や関係会社等からの借入又は社債の発行により調達しております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は7億43百万円となりました。 ③ 重要な会計方針及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。