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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ベステラ

BESTERRA CO., LTD1433 · Prime · 建設業

プラント解体工事の専業会社。独自の特許工法で安全・環境・コストに優れた解体を提供。

概要

ベステラは、製鉄・電力・ガス・石油など大規模プラントの解体・メンテナンスに特化したエンジニアリング企業である。1974年に名古屋で創業し、独自の特許工法「リンゴ皮むき工法」や「風車転倒工法」により、工期短縮・コスト削減・CO2排出削減を実現。アスベスト・PCB・ダイオキシン等の有害物除去や、溶断ロボットを活用した安全施工にも対応する。2015年に東証マザーズに上場、2017年に東証一部に指定。2026年1月期の連結売上高は111億円、従業員数185名。

二つの事業セグメントで構成される収益構造

ベステラの事業は「解体・メンテナンス事業」と「その他(人材サービス事業)」の二本柱で構成される。解体・メンテナンス事業では、プラントの解体工事を請け負い、工法提案から設計、施工管理、安全管理までを一括提供する。工事に伴い発生するスクラップ等の有価物の売却収入は完成工事高に含まれる。2026年1月期の完成工事高は108億円で、全社売上の97%を占める。人材サービス事業は建設技能労働者を派遣するもので、2026年1月期の売上高は3億2200万円。これはプラント解体のトータルマネジメント強化と人手不足対応を目的として2013年に開始された。

大手企業を顧客とする受注構造と有価物売却の影響

主な顧客は製鉄・電力・ガス・石油等のプラントを保有する大手企業であり、系列の設備工事会社や大手ゼネコンが元請けとなり、ベステラは1次または2次下請けとして参画する。2026年1月期の販売実績では、日鉄テックスエンジ株式会社が売上高の19.2%(21億円)、JFEプラントエンジ株式会社が11.0%(12億円)を占める。請負金額は、工事内容に加えて発生する有価物の材質・量・価格(鉄・ステンレス・銅等の相場)を総合的に見積もって決定される。このため、金属スクラップ価格の変動が収益に影響を与える構造を持つ。

首都圏に本社を置き、全国拠点と海外探索を進める

本社は東京都江東区に所在する。創業時は名古屋、その後千葉県八街市、東京都墨田区などを経て、2018年に現在の江東区へ移転した。中期経営計画では、大阪や四日市などプラント集積地域への拠点拡大を掲げ、全国展開を加速する方針を示している。また、2024年にはDENZAI株式会社と海外プラント解体ビジネスに関する戦略的パートナーシップを締結し、シンガポールや韓国など有望市場への進出を視野に入れた調査を開始している。国内では協力会社ネットワークの拡充と調達機能強化も進めている。

M&Aと再編を経たグループ構成の変遷

ベステラは2018年以降、積極的に子会社化と資本業務提携を進めてきた。2018年3月に株式会社ヒロ・エンジニアリングを子会社化、2019年12月に3Dビジュアル株式会社を新設子会社化、2021年12月に株式会社矢澤、2023年8月にオダコーポレーション株式会社と株式会社TOKENを子会社化した。しかし2025年12月にはヒロ・エンジニアリングと3Dビジュアル株式会社を売却し、2025年6月にはTERRA・ESHINO株式会社を吸収合併するなど、事業ポートフォリオの見直しも行っている。これらの動きは、プラント解体のトータルマネジメント強化と収益性向上を目的としたものと説明されている。

業界の中での役割はプラント解体工事の下請け・元請け業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
111億円
営業利益
7億円
営業利益率
6.3%
純利益
7億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01製鉄・電力・ガス・石油等のプラント産業主力

大手企業が施主となるプラントの解体・メンテナンス工事を請け負う。工法提案、設計、施工計画、外注管理、安全管理等のエンジニアリング全般を提供。独自特許工法(リンゴ皮むき工法、風車転倒工法)により、工期短縮・コスト削減・安全性向上・CO2削減を実現。PCB・アスベスト・ダイオキシン等の有害物除去にも対応。

世界に先駆けた脱炭素解体を実現する独自特許工法

主な製品・サービス7
リンゴ皮むき工法
球形貯槽(ガスタンク等)の解体工法。外郭天井部中心から渦巻状に切断し、切断片が自重で垂れ下がるため高所作業を大幅削減。特許取得。
風車転倒工法
煙突・塔槽類を、計算された転倒軸を利用して安全に転倒させる工法。大型クレーン不要でCO2排出量を最大1/10に削減。特許取得。
溶断ロボット工事
強力磁石搭載の遠隔操作ロボット「りんご☆スター」を用いたガス溶断。足場・高所作業車不要で人的安全性を向上。
アスベスト除去工事
石綿障害予防規則等に基づき、事前調査から除去・処理・清掃・記録・届出まで一貫管理。
ダイオキシン対策工事
焼却炉等のダイオキシン汚染物の除去・解体・廃棄物処理。関係法令に基づき全工程管理。
PCB関連工事
PCB含有機器の事前調査から除去・処理・事後測定・記録・届出までを一貫施工。
汚染土壌改良工事
土壌汚染対策法に基づく汚染土壌の事前測定、除去、処理、事後測定までを一貫施工。

02建設業(人材サービス)その他

プラント解体トータルマネジメント強化のため、建設技能労働者を外部に派遣する人材サービス。全国の協力会社ネットワークを活用し、人手不足に対応。

主な製品・サービス1
人材派遣サービス
自社保有またはネットワークから調達した技能労働者を、建設現場等に派遣するサービス。

製品と技術

リンゴ皮むき工法と溶断ロボット「りんご☆スター」

「リンゴ皮むき工法」は、球形貯槽(ガスタンクや石油タンクなど)の解体において、外郭天井部の中心から渦巻状に切断する特許工法である。切断片が自重で垂れ下がるため高所作業が大幅に減り、工期短縮・コスト削減・安全性向上を実現する。この工法をさらに発展させたのが、遠隔操作溶断ロボット「りんご☆スター」である。車輪に1輪あたり200kgfの強力磁石を搭載し、球形貯槽の曲面を走行しながらガス溶断を行う。高所での職人作業を不要にし、人的安全性を飛躍的に高めた。ロボットは人の立ち入りが困難な場所での施工にも活用されており、2010年に実用化された。

風車転倒工法によるCO2排出量最大1/10削減

「風車転倒工法」は、煙突やタワー、塔槽類などの鋼構造物を、計算された転倒軸を利用して安全に転倒させる工法である。コンクリート基礎部とアンカーボルトで固定された構造物の重心を解析し、基礎部分を切断することで転倒方向を制御する。大型クレーンが不要となるため、クレーンの回送・組立コストを削減でき、工期も短縮できる。さらに、クレーン吊り取り式の従来工法と比較してCO2排出量を最大10分の1に削減可能である。この工法は2005年に特許を取得しており、脱炭素社会への貢献を訴求する「脱炭素解体Ⓡ」の中核技術の一つと位置づけられている。

有害物除去工事:アスベスト・ダイオキシン・PCB・汚染土壌への一貫対応

ベステラは、プラント解体に付随する有害物除去工事を専門的に手がける。アスベスト除去工事では石綿障害予防規則等に基づき、事前調査から除去・処理・清掃・記録・届出まで全工程を管理。ダイオキシン対策工事では焼却炉等の汚染物除去・解体・廃棄物処理を、PCB関連工事ではトランスやコンデンサ等の含有機器の調査・除去・処理を一貫施工する。汚染土壌改良工事では、土壌汚染対策法に基づき重金属や揮発性有機化合物等の事前測定から無害化まで対応する。これらのサービスは、高度経済成長期に建設された施設の老朽化に伴い需要が拡大している分野であり、ベステラの年間売上の一部を構成している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 製鉄・電力・ガス・石油等のプラント産業世界に先駆けた脱炭素解体を実現する独自特許工法

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

プラント解体の独立系、規模は中堅

当社はプラント・工場の解体工事を専門とする独立系企業。同業のショーボンドホールディングスは補修・補強が主体、エムビーエスは建築解体と棲み分け。25/1期売上109億円だが営業利益率3.67%と低調。26/1期は営業利益率6.31%へ改善見込み。業界は大規模案件の受注変動が大きく、収益安定性に課題。ミライト・ワンは通信インフラ工事が主力で直接競合ではないが、建設業界内での競争はある。当社は比較的小規模ながら、専門性で差別化を図る。

強み

  • プラント・工場解体に特化した技術・ノウハウ、安全面での強み。
  • 26/1期営業利益率6.31%と改善見通し、採算性向上の取り組み。
  • 大手グループに属さず、独自の営業網と柔軟な対応が可能。
  • 売上高は100億円超、一定の案件パイプラインを確保。

課題

  • 大型案件の受注変動により営業利益率が低水準、収益安定化が課題。
  • 大手ゼネコンや専門業者との競合、価格競争に巻き込まれるリスク。
  • 中規模企業ゆえに大規模案件の受注力や資金力で劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字がベステラ

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11429日本アクア276億円13.3倍
25269日本コンクリート工業213億円29.3倍
39765オオバ195億円13.4倍
46294オカダアイヨン164億円10.6倍
59612ラックランド137億円7.2倍
61433ベステラ118億円15.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

名古屋で創業し、本社を東へ移転した1974年~2000年代

1974年2月、プラント解体事業を主たる目的として名古屋市中区に資本金300万円で設立された。1978年に本店を名古屋市中川区へ移転した後、1981年には千葉県八街市へ移転。2002年に東京都江東区へ移転し、首都圏での事業基盤を固めた。この間、建設業許可の取得を進め、土木工事業、とび・土工工事業、建築工事業など段階的に許可業種を拡大した。2004年7月には特許「大型球形貯槽の切断解体方法(リンゴ皮むき工法)」を取得(1994年8月申請)。2005年には「搭状構築物の解体工法および装置」の特許も取得し、独自工法の確立を進めた。

特許工法の確立とロボット開発で技術基盤を固めた2000年代後半

2007年に「ボイラの解体方法」の特許を取得、2008年には鋼構造物工事業の許可を追加するなど、事業領域を拡大した。2009年に本店を東京都墨田区へ移転した翌年、2010年4月にはリンゴ皮むき工法を遠隔操作で実現する溶断ロボット「りんご☆スター」を開発。このロボットは強力磁石を装備し、球形貯槽の天井部を渦巻状に切断する工程を無人化し、安全性を飛躍的に高めた。2012年には塗装工事業、2013年に管工事業の許可を取得し、工事対応範囲を広げた。2015年1月には3D計測サービスに参入し、BIM対応の3D-CADを活用した事前調査・見積精度向上に着手した。

株式上場から東証一部指定、M&Aで規模拡大した2015年~2020年

2015年9月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2017年9月には市場第一部に指定され、資本市場での評価を高めた。上場後はM&Aを加速し、2018年3月に株式会社ヒロ・エンジニアリングを子会社化、同年7月には日立プラントコンストラクションと原子力発電設備解体事業の業務提携を締結。さらに9月には第一カッター興業と包括的業務提携、12月には機械器具設置工事業の許可を取得した。2019年12月には3Dビジュアル株式会社を新設子会社化し、3D計測サービスの体制を強化。売上高も2018年1月期の45億円から2020年1月期には34億円にいったん減少したが、この期間に事業基盤の多様化が進んだ。

大型工事と中期経営計画で売上高100億円を突破した2021年~現在

2021年には株式会社矢澤を子会社化、2022年にはクラッソーネとの解体DXに関する資本業務提携や三谷産業とのガスホルダー解体業務提携など、積極的な外部連携を進めた。2022年10月にはクレーンレール測定ロボットによるサービスの提供を開始。2023年8月にはオダコーポレーションと株式会社TOKENを子会社化した。これらの施策により売上高は拡大し、2025年1月期に109億円、2026年1月期に111億円と100億円を超えた。2025年4月にはTERRA・ESHINO株式会社を子会社化し翌月に吸収合併したが、同年12月にはヒロ・エンジニアリングと3Dビジュアルを売却し、事業の選択と集中を進めている。2027年1月期からの中期経営計画では売上高300億円以上を目標に掲げる。

年表33件を開く

1970年代

  • 1974年2月創業プラント解体事業を主たる目的として当社設立 資本金:3,000千円(発行済株式数6,000株)本店所在地:名古屋市中区
  • 1978年1月本店を名古屋市中川区へ移転

1980年代

  • 1981年9月本店を千葉県八街市へ移転

2000年代

  • 2002年5月本店を東京都江東区へ移転
  • 2004年7月特許「大型球形貯槽の切断解体方法(リンゴ皮むき工法)」を取得(1994年8月申請)
  • 2004年11月特定建設業許可(土木工事業、とび・土工工事業)(東京都知事)を取得
  • 2005年9月特許「搭状構築物の解体工法および装置」を取得
  • 2007年9月特許「ボイラの解体方法」を取得
  • 2008年11月特定建設業許可(建築工事業、鋼構造物工事業)(東京都知事)を取得
  • 2009年5月本店を東京都墨田区へ移転

2010年代

  • 2010年4月特許「大型球形貯槽の切断解体方法(リンゴ皮むき工法)」を遠隔操作にて実現可能とする溶断ロボット「りんご☆スター」を開発
  • 2012年3月特定建設業許可(塗装工事業)(東京都知事)を取得
  • 2013年9月特定建設業許可(管工事業)(東京都知事)を取得
  • 2015年1月3D計測サービスに参入
  • 2015年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2016年10月特定建設業許可(解体工事業)(東京都知事)を取得
  • 2017年1月測量業者(関東地方整備局長)登録
  • 2017年9月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2018年3月M&A株式会社ヒロ・エンジニアリングを子会社化
  • 2018年7月株式会社日立プラントコンストラクションと原子力発電設備解体事業に関する業務提携
  • 2018年8月本社を東京都江東区へ移転
  • 2018年9月第一カッター興業株式会社とプラント設備解体事業に関する包括的業務提携
  • 2018年11月特定建設業許可(機械器具設置工事業)(東京都知事)を取得
  • 2019年12月M&A3Dビジュアル株式会社を新設子会社化

2020年代

  • 2021年12月M&A株式会社矢澤を子会社化
  • 2022年9月株式会社クラッソーネとの解体DX技術に関する資本業務提携
  • 2022年10月クレーンレール測定ロボットによるクレーンレール測定サービスの提供開始
  • 2022年12月三谷産業株式会社とガスホルダー等の解体に関する業務提携契約締結
  • 2023年8月M&Aオダコーポレーション株式会社及び株式会社TOKENを子会社化
  • 2024年7月DENZAI株式会社との海外プラントへの解体ビジネス展開に関する 戦略的パートナーシップ提携
  • 2025年4月M&ATERRA・ESHINO株式会社を子会社化
  • 2025年6月M&ATERRA・ESHINO株式会社を吸収合併
  • 2025年12月株式会社ヒロ・エンジニアリング及び3Dビジュアル株式会社を売却

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2031年1月期まで300億円以上
  • 営業利益2031年1月期まで33億円以上
  • ROE2031年1月期まで20%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    脱炭素解体AI工法の開発と競争力強化

    プラント解体の知見とノウハウをAIで形式知化し、独自工法を開発。脱炭素解体(R)の付加価値を可視化し、GHG削減や再資源化率向上を提案。知的財産を体系化し特許出願を推進して技術ブランドを確立する。

  2. 02

    国内拠点拡大による成長加速

    大阪や四日市などプラント集積地域を中心に営業拠点・工事拠点を新設し全国展開を加速。協力会社ネットワークを拡充し、外注・購買機能を強化して収益性を高める。

  3. 03

    海外市場探索と将来展開の基盤整備

    シンガポールや韓国など有望市場で調査を実施し、現地パートナーとの協業や進出準備を進める。日系企業の海外プラントへのアプローチやエンジニアリング企業との連携を模索する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で185人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は654万円で、9期前と比べて+23.5%平均年齢は42.2歳、平均勤続年数は5.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月46
2018年1月58
2019年1月83
2020年1月52938.54.590
2021年1月46140.55.394
2022年1月66841.15.399
2023年1月62940.95.8115
2024年1月64041.45.1195
2025年1月64241.34.8228175
2026年1月65442.25.3185378

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 江東区26百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱矢澤
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オダコーポレーション㈱
    岡山県岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱TOKEN
    岡山県岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は111億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.8%、利益が+75.0%。

売上高
+1.8%
111億円
営業利益
+75.0%
7億円
純利益
+75.0%
7億円
営業利益率
6.3%
前期比 +2.6%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は60億円、営業利益は5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+17.6%、営業利益は+150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q16−1
2024年1Q1500.00
2024年2Q18−1−5.60
2024年3Q2627.71
2024年4Q351
2025年1Q3000.00
2025年2Q2827.11
2025年4Q5123.93
2026年2Q5123.92
2026年4Q6058.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年4月期からの15期で、売上は15億円から111億円へ7.4倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年4月1500
2013年4月1500
2014年1月2121
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2015年1月3142
2016年1月3853
2017年1月4243
株式会社ヒロ・エンジニアリングを子会社化
2018年1月4543
3Dビジュアル株式会社を新設子会社化
2019年1月4956
2020年1月3411
株式会社矢澤を子会社化
2021年1月3721
2022年1月60714
オダコーポレーション株式会社及び株式会社TOKENを子会社化
2023年1月55−1−1
2024年1月9442
TERRA・ESHINO株式会社を子会社化
2025年1月109463.74
2026年1月111786.37

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高111億円のうち、営業利益として残るのは7億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.2%89億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.5%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.0pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
6.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.4pt
14.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年1月期は営業CFが16億円、投資CFが15億円で、差し引きのフリーCFは31億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は14億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年1月20024
2016年1月−1−16−211
2017年1月−804−87
2018年1月40−348
2019年1月183−82120
2020年1月−2−2516−279
2021年1月−1−16−214
2022年1月503521
2023年1月−4−51−913
2024年1月−14015−1414
2025年1月−615−7916
2026年1月1615−333114

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年1月期の総資産は83億円。このうち返さなくてよい自己資本が54億円で、自己資本比率は64.8%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年4月117468.6
2013年4月147752.8
2014年1月2291340.4
2015年1月25111445.3
2016年1月32211163.6
2017年1月42222051.7
2018年1月39231659.7
2019年1月46262057.2
2020年1月49252451.4
2021年1月60263443.0
2022年1月90434747.6
2023年1月84444051.8
2024年1月109416837.6
2025年1月110496243.9
2026年1月83542964.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
14億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
24億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
29億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中36位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中91位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.3%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.8%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.8%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,269で、1年前と比べて+4.6%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥1,269-2.2%1ヶ月+14.3%1年+4.6%時価総額118億円
過去52週の値幅
安値¥1,003高値¥1,355

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.6倍
PBR2.10倍
配当利回り3.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で1.5%下落し1105円。25日線(1123円)を下回って推移しており、75日線(1069円)は上回っている。週足では方向感が乏しく、52週高値(1355円)からは約18%下値圏。出来高は7/29に124,400株と急増したが、下落を伴っており弱気材料。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER 13.59倍は業界平均13.87倍とほぼ同水準で妥当。PBR 1.83倍は平均1.48倍をやや上回る。配当利回り3.62%は平均3.45%と同水準。ROE 14.3%は良好だが、直近の利益水準は低く、収益の不安定性が懸念。配当性向60.6%は高いが、利益変動のリスクを伴う。割安感は強くないが、バリュエーションは業界平均並みでほぼ妥当と評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.6倍14.4倍
PBR2.10倍1.55倍
ROE14.3%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大基調だが利益率が低く、2025/1期営業利益率は3.67%。2026/1期は6.31%への改善が見込まれるが、その達成が焦点。強気派は受注高の増加とスクラップ価格の回復が利益押し上げと見る。弱気派は競争激化による値下がりや人件費上昇で改善が遅れると警戒。

プラスに働く材料7
  • 受注高の増加

    過去3年で売上高が55→109億円に倍増。受注も堅調。

  • スクラップ価格の回復

    金属スクラップ市況が上昇すれば利益率改善に寄与。

  • 損益分岐点の低下

    固定費削減や効率化で、少ない売上でも利益が出る体質に。

  • 2026年1月期営業利益2倍増の会社計画2026年1月期影響

    営業利益7億円(前期比75%増)、利益成長加速でPER13倍→7倍改善余地

  • 建設需要回復による受注拡大2026年上期影響

    工事用仮設資材の需要回復、売上高111億円(前期比2%増)の達成基盤

  • 自己株式取得・配当増加による株主還元強化継続影響

    配当利回り3.62%、株主還元策が株価下支え、追加買いの可能性

  • 時価総額103億円・低PERでのM&A期待不定影響

    PER13.6倍、小規模で買収対象となりやすくプレミアム発生余地

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    同業他社増加により、受注単価が低下するリスク。

  • 人件費上昇

    熟練工不足で人件費が高止まり、利益率を圧迫。

  • スクラップ価格変動

    市況下落で収益が悪化しやすい不安定な収益構造。

  • 資材価格高騰による利益圧迫継続影響

    鋼材等のコスト上昇で営業利益率3.67%→6.31%改善計画にリスク

  • 公共工事削減による売上減少2026年下期影響

    政府建設投資減少で受注減、売上高111億円達成が不透明

  • 競合激化による価格競争継続影響

    中小建設業者との競合で単価下落、利益率改善の妨げ

  • 流動性低く需給悪化リスク不定影響

    時価総額103億円、出来高少なく大口売りで株価急落の可能性

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を占う先行指標。
営業利益率
利益改善の進捗を測る最重要指標。
スクラップ売却収入
収益源の一つで変動が業績に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは3.15%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.15%
いまの株価に対して
配当性向
60.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年1月1340.6
2018年1月1512.547.3
2019年1月150.019.6
2020年1月166.7219.5
2021年1月160.0102.7
2022年1月160.09.8
2023年1月2025.0
2024年1月200.082.8
2025年1月200.035.5
2026年1月40100.060.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ8,580人。区分でいちばん多いのは個人・その他92.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.6%を占め、残る96.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他63.567.770.176.082.492.0
自己株式1.51.51.41.41.44.7
外国法人8.04.24.60.30.53.6
事業法人18.617.817.317.014.82.3
金融機関9.48.17.35.91.81.3
証券会社0.52.30.70.80.40.7
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01吉野 佳秀9.92
02吉野 炳樹9.40
03長 泰治1.82
04五代 俊昭1.72
05木村 勇1.67
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社1.24
07塚本 かや1.16
08森分 志賀子0.97
09BOFAS INC SEGREGATION ACCOUNT0.92
10第一カッター興業株式会社0.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+1307%、1株純資産は15期で+358%。直近期のROEは14.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年4月61334.4
2013年4月−0133
2014年1月1915213.5
2015年1月3618421.9
2016年1月4325018.424.035.0
2017年1月3326312.867.640.6
2018年1月3227911.765.947.3
2019年1月7531723.818.719.6
2020年1月73092.3163.4219.5
2021年1月173155.696.3102.7
2022年1月16549440.67.79.8
2023年1月−7493−1.5
2024年1月264615.539.282.8
2025年1月465479.220.835.5
2026年1月8160914.314.560.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/1期の役員報酬は総額106百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
本田豊代表取締役 社長5432,592
長泰治専務取締役48169,451
若松俊樹取締役(非常勤)48
込山雅弘取締役(監査等委員)74
村松高男取締役(監査等委員)72
樋川加奈取締役(監査等委員)50

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3611598528
社外取締役621214

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,245字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 事業の概要 当社グループは、製鉄・電力・ガス・石油等あらゆるプラントの解体工事を展開しております。プラント解体及びメンテナンスに特化した工事業者として、長年にわたるプラント解体及びメンテナンス工事を通じて得られた経験と、その間に蓄積してきたノウハウやアイデアをもとに、工法の提案、設計、施工計画、外注・資機材手配、施工管理、安全管理、原価管理、資金管理及び行政対応等のエンジニアリング全般を提供しております。また、独自の解体技術の設計、施工計画に基づいた工事の管理監督を行い、施工については専門の外注先に外注しております。 当社グループでは、「リンゴ皮むき工法(※1)」や「風車の転倒工法(※2)」に代表される世界に先駆けた脱炭素解体を実現する独自の特許による解体工法の開発に加え、PCB・アスベスト・ダイオキシン等、有害物除去に関する豊富なノウハウや経験を有しており、コスト・工期・安全性に優れ、併せてスクラップ等の再利用・再資源化や環境対策にも十分に配慮しつつ、さまざまなプラント解体及びメンテナンス工事を提供しております。 また、解体事業における事前調査等の強化を目的として、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)対応の3D-CADソフトを活用した3D計測サービスを2015年1月より開始し、工事計画部門との組織統合を通じて、安全性の上昇や見積精度の向上を図るなど事業の強化を図っております。 一方、その他の事業として、プラントの解体トータルマネジメントの強化を目的とし、建設技能労働者の慢性的な人手不足に対応するため、2013年1月より人材サービスを開始し、全国規模の協力会社ネットワークの拡充や調達機能の強化を推進するとともに、自社の工事監督員の積極的な採用と育成に注力することで、大規模な解体需要にも対応可能な施工体制を構築し事業の強化を図っております。 なお、当社グループの主要な事業系統図は次のとおりであります。 ※1   「リンゴ皮むき工法」特許名大型貯槽の切断解体方法   特にガスタンクや石油タンク等の球形貯槽の解体において、あたかもリンゴの皮をむいていくように、外郭天井部の中心から渦巻状に切断する工法です。切断した部分が自重により下方へ垂れ下がって行くため、更なる切断作業は地上で可能となっております。従来の工法に比べ、高所作業者の人員・作業時間が極めて少なくなったことで、工期短縮・コスト削減の確保を実現しております。また、切断片の落下方向をコントロールできるため、より高い安全が可能となっております。 ※2   「風車の転倒工法」   煙突・タワー・塔槽類等の鋼構造物には、堅固なコンクリート基礎部とアンカーボルトにより固定されており、重心となる転倒軸が存在します。当社の転倒工法は、転倒軸を綿密に計算し、コンクリート基礎部を切断することで、転倒方向を確実に制御し、予め定めた方向へ安全に転倒することができる優れた工法です。更に大型クレーンの回送や組み立てなどで生じるコスト削減・工期短縮も可能であり、通常のクレーンで吊り取りしながら解体する工法に比べ最大で10分の1のCO2排出量の削減が可能です。この工法を使用した場合、工事期間を短縮できるとともに、地面近くでの解体となるため安全性の飛躍的な向上を可能にしております。 ※3   「アスベスト除去工事」   アスベストとは「石綿」と呼ばれる細長い形の天然鉱物繊維で、屋根、外壁のスレート、電気室内の耐火吹き付け材等に広く使用されてきましたが、現在は有害物質として全廃されております。空気中に浮遊している「石綿粉塵」を人が吸い込んだ場合、肺がん等を発症させる恐れが指摘されております。当社では石綿障害予防規則(厚生労働省)等の関係法令に基づき、事前調査、計画書の作成、準備作業、除去作業、処理、清掃、記録、届け出までの全ての工程を管理・監督し、除去工事を施工しております。 ※4   「ダイオキシン対策工事」   ダイオキシンは、廃棄物を焼却する過程で発生し、焼却炉、集塵機、それに附帯する煙突・ダクト等に存在する有害物質であります。呼吸や飲食物とともに口から入った場合、発がん性、肝毒性、免疫毒性、生殖毒性等の危険が指摘されております。当社ではダイオキシン類対策特別措置法(環境省)等の関係法令に基づき、事前の濃度測定、周辺調査、暴露防止対策、汚染物の除去及び解体、廃棄物処理、解体後の濃度測定、記録、届け出までの全ての工程を管理・監督し、除去工事を施工しております。 ※5   「汚染土壌改良工事」   土壌汚染とは、土壌が有害物質(重金属、揮発性有機化合物、薬品及び油等)に汚染されることで、地下水の飲用又は農作物への散水等により、人体への影響が指摘されております。使用を廃止した有害物質使用特定施設に係る工場等の土地所有者は指定機関に調査させ、土壌汚染の無害化が義務付けられております。当社では、土壌汚染対策法(環境省)等の関係法令に基づき、汚染土壌の事前測定から除去、処理、事後の濃度測定、記録、届け出までの全ての工程を管理・監督し、無害化工事を施工しております。 ※6   「PCB関連工事」   PCBとは、ポリ塩化ビフェニルの略称で、熱に対して安定的、電気絶縁性が高い等、化学的にも安定的な性質を有することからトランス(変圧器)、コンデンサ(蓄電器)に広く使用されてきましたが、現在は有害物質として全廃されております。脂肪に溶けやすいという性質から、慢性的な摂取により体内に徐々に蓄積し、さまざまな中毒症状を引き起こす恐れが指摘されております。当社では、PCB含有の機器をポリ塩化ビフェニル廃棄物に関する法令(環境省)等の関係法令に基づき、機器の事前調査から除去、処理、事後の濃度測定、記録、届け出までの全ての工程を管理・監督し、PCB関連工事を施工しております。 ※7   「溶断ロボット工事」   ガスタンクや石油タンク等の球形貯槽の解体において使用する溶断ロボット(りんご☆スター)を使用した工事です。車輪に1車輪あたり200kgf(重量キログラム)以上の強力磁石を装備し、遠隔操作によるガス溶断ができるロボットを主に当社の特許工法である「リンゴ皮むき工法」時に使用しております。特許「リンゴ皮むき工法」は、足場や高所作業車が不要でありますが、このロボットの実用化により、さらに高所での職人による溶断作業も無くなるため、飛躍的に人的安全性の向上を実現しております。また、ロボットの特性を活かし、人的作業が困難な場所を施工する際に活用しております。 (2) 当社顧客との契約形態 ① 解体及びメンテナンス工事の契約形態 プラントの解体及びメンテナンス工事は、製鉄・電力・ガス・石油等のプラントを有する大手企業が施主であり、その系列の設備工事会社あるいは大手ゼネコンが工事を元請けし、当社が1次下請け、2次下請けとなる場合が主となっております。また、当社が元請けとなる場合もあります。 プラント解体工事では、通常、工事の進行に伴ってスクラップ等の有価物が発生し、それを解体工事業者が引き取って売却しております。当社では受注に際して有価物の価値を材質、量、価格(鉄、ステンレス、銅等の材質ごとの相場)等から総合的に見積り、それを反映する形で交渉し、請負金額を決定しております。有価物は現場から都度搬出し、スクラップ業者等に売却しております。また、会計上では有価物の売却額は、完成工事高に含めて計上しております。なお、発注者(施主)が独自でスクラップ等の処分(売却)を行う場合もあります。 ② その他の契約形態 その他、人材サービスについては、派遣社員を必要とする顧客企業へ、当社が雇用、教育した人材を派遣する一般的な契約形態となっております。
経営方針・対処すべき課題2,645字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針の基本方針 当社は「柔軟な発想と創造性、それを活かした技術力により地球環境に貢献します」との企業理念を掲げております。プラント解体業界におけるリーディングカンパニーとして、顧客のニーズを的確かつ先見的に把握し、革新的な提案を行っていくことで環境関連企業として社会に貢献していくことを経営の基本方針としております。 (2) 経営戦略等 当社は斬新な解体工法や特許工法などを数多く開発し「壊すことを考える会社」として、唯一無二のポジションを形成してまいりました。 当社は経営理念に「地球環境に貢献します」を掲げ、2027年1月期から2031年1月期を期間とする5ヶ年の「Leading the Future 中期経営計画 2030」のもと、「インフラ老朽化」「カーボンニュートラル」「人口減による建設業人材の減少」などの社会課題に対して、解体業界を牽引し、その地位向上を図る存在となることを中長期的な会社のビジョンとし、解体業界のリーディングカンパニーとなるため、「(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に挙げる諸施策を積極的に行うとともに、経営全般にわたる一層の効率化を推進し、事業競争力を高め、経営基盤の強化に努めてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は企業価値の向上を目指すにあたり、売上高、営業利益、1株当たり当期純利益金額、自己資本利益率を重要な経営指標としております。 2031年1月期を最終年度とする「Leading the Future 中期経営計画 2030」を掲げ、連結業績において売上高300億円以上、営業利益33億円以上、ROE(株主資本当期純利益率)20%以上の達成に向け全力を傾注してまいります。 (4) 経営環境 当社の属する解体業界におきましては、高度経済成長期に建設された大型プラントや工場が老朽化し、解体の時期を迎えております。また自然エネルギーへの転換により、陸上風力発電設備等の解体・更新の需要が増加している状況です。このような背景により日本の解体市場は今後も加速度的に拡大すると推測されています。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 「量的拡大と質的充実を同時に追求し、解体業界のリーディングカンパニーの基盤を確立します」を基本方針とした、2027年1月期から2031年1月期を期間とする5ヶ年の「Leading the Future 中期経営計画 2030」を策定いたしました。解体業界のリーディングカンパニーとなるために、次の諸施策を推進することで、プラント解体の専門性を高めることで競合との差別化に努めてまいります。 「Leading the Future 中期経営計画 2030」 基本方針   量的拡大と質的充実を同時に追求し、 解体業界のリーディングカンパニーの基盤を確立します。 重点戦略   脱炭素解体Ⓡの工法開発とAI活用による競争力の強化 プラント集積地域への拠点拡大による成長加速 海外市場探索と将来展開への基盤整備 ・脱炭素解体Ⓡの工法開発とAI活用による競争力の強化 研究開発とAIを融合させ技術力と競争力の強化       ・プラント専業の解体に特化して得られたプラント設備に関する知見と解体工法に関するノウハウをAIを活用し形式知化します。・形式知化されたノウハウ、従業員の創造性、AIを融合させ、新たに独自の解体工法を開発します。・独自の安全基準とテクノロジーにAIを組み合わせ、リスク予測や施工管理を高度化し、事業規模拡大下でも品質と安全を確保します。・その成果を知的財産として体系化し、特許出願を積極的に推進し、業界をリードする技術ブランドを確立します。 脱炭素解体Ⓡの付加価値を可視化し競争力を強化       ・解体現場のGHG排出量を可視化するとともに、当社独自の「脱炭素解体Ⓡ」工法を総合的に提案し、環境価値を顧客に提供します。・AI解析により再資源化率を最大化し、環境負荷を低減するとともに、収益力と競争力を強化します。・循環型社会の実現に向けて、脱炭素解体Ⓡをコアとし、静脈産業と連携して新たな事業可能性を探索します。 ・プラント集積地域への拠点拡大による成長加速 受注最大化に向けた営業戦略と拠点拡大       ・業界動向・地域特性・設備状況を踏まえたマーケット分析に基づき、営業戦略と体制を構築します。・大阪、四日市などプラント集積地域を中心に、新たな営業拠点を開設し、全国展開を加速。売上規模の最大化を目指します。・工事拠点の拡充により、継続的な案件獲得とストック収益の拡大を実現します。 拠点体制整備・マネジメント強化とカルチャー浸透       ・地域拠点の組織機能と本社サポート機能を最適化し、適切な権限付与を通じて規模拡大に対応する組織力を強化します。・社員数の拡大に伴い、当社の強みであるカルチャーを維持・進化させるため、拠点マネジメントの強化とカルチャー浸透施策を推進します。 協力会社ネットワークと調達機能の強化       ・売上拡大に合わせ、協力会社の全国ネットワークを拡充・強化します。・外注戦略や購買機能を進化させ、競争力と収益性の向上を実現します。 ・海外市場探索と将来展開への基盤整備 対象国の特定とフィージビリティスタディの実施       ・シンガポールや韓国など有望市場を対象に、市場調査を実施し、将来の進出を視野に入れた成長基盤を築きます。・プラント解体のニーズや工法、工期、コスト、スクラップ流通を調査・分析し、海外事業展開に直結する知見を蓄積します。・現地パートナー候補との関係を構築し、協業の可能性を模索します。・法制度や規制環境を整理し、現地法人設立を含む進出準備を進めます。 日系企業を軸とした海外プラントへのアプローチ       ・海外にプラントを保有する日系企業を対象に、実態調査とニーズ把握を行い、将来の受注機会につなげます。・海外プラントで工事を担うエンジニアリング企業との協業可能性を探索し、新たな受注ルートを開拓します。・既存顧客との関係を活かし、将来の海外展開を見据えた進出基盤を整備します。
事業等のリスク3,949字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業に関して投資家の皆様の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び、発生した場合の対応に努める所存であります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 法的規制について 当社は、建設業法に基づき、東京都知事の特定建設業許可を受けております。当社は当該許可の要件の維持ならびに各法令の遵守に努めており、これらの免許の取り消し事由に該当する事実はありませんが、万が一法令違反等により当該許可の取り消し等、不測の事態が発生した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、解体・メンテナンス事業は、建設業法のほか、関連法規として、建設リサイクル法、産業廃棄物処理法、労働安全衛生法、土壌汚染対策法、消防法、道路交通法等のさまざまな法的規制を受けております。 当社は、コンプライアンスの重要性を強く認識し、既存法規等の規制はもとより、規制の改廃、新たな法的規制が生じた場合も適切な対応が取れる体制の構築を推進してまいります。しかしながら、これらの法的規制へ抵触する等の問題が発生した場合、又はこれらの法的規制の改正により不測の事態が発生した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 許認可等の名称   所管   許認可等の内容   有効期間   取消事由等 特定建設業許可   国土交通大臣   国土交通大臣許可(特-4)第28686号土木工事業とび・土工工事業建築工事業鋼構造物工事業塗装工事業管工事業解体工事業機械器具設置工事業   2027年11月3日   1 許可要件を満たさなくなった場合〔建設業法第7条、第15条〕主なもの経営業務の管理責任者としての経験がある者を有していること 等2 欠格要件に該当した場合〔建設業法第8条、第17条〕主なもの許可申請書又はその添付資料に虚偽の記載があった場合や重要な事実に関する記載が欠けている場合 等3 建設業許可の更新手続きを取らなかった場合〔建設業法第3条第3項〕 (2) 労働災害について 当社のプラント解体工事の現場は、労働災害の防止や労働者の安全と健康の確保のため、労働安全衛生法等に則り労働安全衛生体制の整備、強化を推進しております。具体的には、社内に安全衛生協議会を設置し日常的な安全教育等の啓発活動を実施するほか、経営幹部や安全衛生専任者による安全パトロールの実施等、事故を未然に防止するための安全管理を徹底しております。しかしながら、重大な労働災害が発生した場合は、当社の労働安全衛生管理体制に対しての信用が損なわれ、受注活動等に制約を受け、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 経済情勢等の急激な変化によるリスク 解体・メンテナンス事業は、各種プラントを有する施主の中長期的な事業計画の実行が、当社への受注と繋がっております。しかしながら、顧客先や当社のコントロールの及ばない経済情勢等の経営環境の変化により、例えば日本経済の回復が急激に減速、又は悪化した場合は、予定した設備投資が行われず、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 設備投資動向と主要顧客への依存度について 当社は、製鉄・電力・ガス・石油等の大手企業を施主として安定した受注の確保に努めております。今後、高度成長期に建造されたプラントの老朽化に伴う解体工事が中長期的に増加すると見込まれておりますが、大手企業の設備投資動向によっては必ずしも当社が期待するような安定した受注を確保できる保証はありません。また、当社はJFEグループをはじめとして、日本製鉄グループ、株式会社東京エネシス等を主要顧客としており、これら主要顧客に対する売上依存度は大型工事の有無によって年度毎に大きく変動しております。当社は、これら主要顧客との良好な関係を維持する一方、新規顧客の取引開拓を推進し、強固な営業基盤の形成を図ってまいります。しかしながら、主要顧客との関係の悪化や受注競争の激化等の何らかの状況変化によって営業基盤が損なわれた場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 工期及び工事原価に係るリスクについて 解体・メンテナンス事業は、対象設備の閉鎖対応、プラント施設全体の状況や有害物質等の調査、行政対応等を周到に事前準備し、施工計画、設備解体、産業廃棄物処理、完了検査等の工程を計画的にマネジメントしております。しかしながら、通常の建設工事とは異なり、例えば土壌汚染等の問題が判明すること等によって、解体工事の着工後に工期延長や追加工事の発生が起きる可能性があります。追加工事に伴う施工計画の変更や受注金額(工事原価)の見直しは、顧客(施主)及び外注先との間で交渉しておりますが、施工計画の変更により例えば当社の強みとする特許工法やノウハウ等が使用できない場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 一定の期間にわたり充足される履行義務について認識した収益について 工事契約において、一定の期間にわたり充足される履行義務については、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づく収益を計上しております。計上にあたっては取引価格、工事原価総額及び連結会計年度末における履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積っております。当社は、工事案件ごとに継続的に見積総原価や予定工事期間の見直しを実施する等適切な原価管理に取り組んでおります。しかしながら、それらの見直しが必要になった場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、見積総原価が請負金額を上回ることとなった場合は、その時点で工事損失引当金を計上しております。 (7) 人材の確保と定着について プラント解体工事の現場は、施工管理や安全管理のための主任技術者等の配置が必須であります。当社は、今後の業容拡大のために優秀な人材の採用及び育成を重要な経営課題と認識しております。建設業界は今後、技術労働者の慢性的な不足が懸念されております。当社は、人材の採用及び育成のノウハウを取得するため、自らが2013年1月より人材サービスに参入しております。しかしながら、必要な人材を当社の計画どおりに確保できなかった場合、また人材の流出が発生した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 知的財産等について 当社は、プラント解体に関する工法特許を有し、さらに専用ロボットも開発する等、実用化しております。今後ともコスト・工期・安全性に優れた新工法の開発ならびに実用化に積極的に取り組む方針であります。当社は大型重機の保有や職人の雇用は直接行わず、特許工法等の知的財産を活用し、プラント解体工事の監督、施工管理に特化しており、また、主要な特許工法の第三者の使用を防ぐために、関連する周辺特許も取得し、他社からの参入障壁を設けております。これらの特許については、当社が長年のプラント解体工事を通じて得られた経験と、その期間に蓄積してきたノウハウやアイデアをもとに生み出されたものであります。しかしながら、第三者による新工法開発や特許権の期限到来後による新規参入や競合会社の追随に、当社が迅速かつ十分な対応ができなかった場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 自然災害等について 地震、台風等の大規模な自然災害が発生した場合は、当社の自社保有資産の復旧や、工事現場の復旧等、多額の費用が発生する可能性があります。本社ビルは耐震診断を受け、自然災害等のリスク軽減を図っております。また、当社の主要事業である解体・メンテナンス事業は社会インフラの設備も多く、不測の事態に対する安全体制には万全を期すよう、現場ごとにさまざまな対策を講じております。しかしながら、当社の予期し得ない大規模な自然災害等により、工事の進捗遅延等が発生した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 完成工事高の季節変動について 当社グループの完成工事高は、顧客(施主)の設備投資計画に応じた季節性があり、完成工事高が第4四半期(11~1月)に計上される割合が高くなる傾向があります。従いまして、当社グループの完成工事高は四半期毎に大きく変動する可能性があります。 (単位:千円) 前連結会計年度(自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)   当連結会計年度(自 2025年2月1日 至 2026年1月31日) 第1四半期(2~4月)   2,887,282   第1四半期(2~4月)   2,432,692 第2四半期(5~7月)   2,735,424   第2四半期(5~7月)   2,503,583 第3四半期(8~10月)   2,166,104   第3四半期(8~10月)   2,890,609 第4四半期(11~1月)   2,806,203   第4四半期(11~1月)   2,991,357 (11) 小規模組織であることについて 当社は、小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものとなっております。当社は今後の事業拡大に応じて従業員の育成、人員の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,629字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の下支えもあり、緩やかな回復傾向にあります。一方で米国の政策動向、中国経済の見通し、エネルギー情勢の不安定さによる景気の下振れリスク、物価高や国内各地の災害発生による個人消費への影響や、世界各地の紛争による金融資本市場の変動等に引き続き注意する必要があります。そうした国内外の諸問題に伴う資源・材料の価格高騰など、依然として先行き不透明な経済状況が続くものと想定しております。 そのような状況の中、当社グループの属する解体・メンテナンス業界では、各種産業における構造見直しによる余剰設備の解体需要が減退することなく推移しております。また、2025年に示された「GX2040ビジョン」においては2040年度の電源構成(エネルギーミックス)の目安として、「非化石電源(再エネ+原子力)を約60〜70%」とする方向性が示されました。これは「電力需要増を前提に、脱炭素と経済成長の両立を図る国家戦略」と言えるもので、エネルギー業界に大きな投資を呼び込むことにつながり、エネルギー・電力設備の刷新が促進されることによる解体案件のさらなる増加が予想されます。一方で、労務費の上昇や燃料・資材価格の高騰などの流れは止まらず、慢性的な人材不足の状況も変わっておりません。当社グループでは、環境問題に対する社会的な関心が高まる中、リサイクル事業者等の静脈産業との連携による解体によって生じる特殊材料の再資源化や、環境負荷を抑えた独自の工法による施工など、環境保護の立場に立った事業を展開しております。 このような状況のもと、当連結会計年度の経営成績につきましては、下半期において大型工事が順調に進捗したことにより、上半期における一時的な業績の伸び悩みを補い、売上高は11,140,386千円(前年同期比2.2%増)となりました。利益面におきましては、営業基盤強化やマーケティング施策の推進に伴う費用の増加、ならびに積極的な採用による人件費の増加があったものの、積算体制の整備により粗利率の高い工事の選択受注を推進したことに加え、工法や工程管理の工夫による収益性の改善に努めた結果、利益率が向上し、営業利益は741,091千円(前年同期比98.3%増)、経常利益は763,546千円(前年同期比29.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は732,617千円(前年同期比78.8%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 [解体・メンテナンス事業] 解体・メンテナンス事業は、前連結会計年度に受注した大型工事を含む潤沢な受注残と良好な受注環境及び好調な人員採用による組織体制強化によりプラント解体工事の施工が好調に推移した結果、完成工事高は10,818,242千円(前年同期比2.1%増)となりました。 [その他] その他は、主に人材サービス事業で構成されております。人材サービス事業については、営業先の拡大及び派遣人員の順調な増加により、兼業事業売上高は322,143千円(前年同期比6.5%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ165,096千円減少し、1,434,387千円となりました。その内訳は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は1,644,324千円(前年同期は607,470千円の使用)となりました。これは、主に売上債権の減少1,120,977千円、税金等調整前当期純利益が1,002,369千円あった一方、法人税等の支払額599,200千円による資金の減少等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果獲得した資金は1,490,152千円(前年同期は1,482,006千円の獲得)となりました。これは、主に投資有価証券の売却による収入1,414,136千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は3,300,510千円(前年同期は719,139千円の使用)となりました。これは、主に株式の発行による収入519,355千円があった一方、短期借入金の純減額3,000,000千円、自己株式の取得による支出413,842千円、配当金の支払額224,915千円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a 受注実績 項目   当連結会計年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 前期繰越工事高   7,197,382   101.6 当期受注工事高   12,132,981   113.3 当期完成工事高   10,818,242   102.1 次期繰越工事高   8,512,120   118.3 (注) 1 受注工事高には有価物売却予想額を含んでおります。 2 前連結会計年度以前に受注したもので、契約の変更による請負金額の増減及び有価物の売却価格の変動等による増減があったものについては、その増減額は当期受注工事高に含んでおります。 b 販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 解体・メンテナンス事業   10,818,242   102.1 その他   322,143   106.5 合計   11,140,386   102.2 (注) 1 その他の金額は人材サービス等の売上高であり、「連結損益計算書」上は兼業事業売上高で表示しております。 2 最近2連結会計年度における販売実績の主な相手先別の内訳は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年2月1日至 2025年1月31日)   当連結会計年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 日鉄テックスエンジ株式会社   1,084,843   9.9   2,139,229   19.2 JFEプラントエンジ株式会社   1,310,960   12.0   1,231,329   11.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 経営成績等 (a) 財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は5,668,906千円となり、前連結会計年度末に比べ1,461,460千円の減少となりました。これは主に受取手形・完成工事未収入金及び契約資産等が1,499,685千円、現金及び預金が165,096千円減少したこと等が要因であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は2,664,996千円となり、前連結会計年度末に比べ1,251,148千円の減少となりました。これは主に投資有価証券が1,167,251千円減少したこと等が要因であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は2,642,283千円となり、前連結会計年度末に比べ2,650,946千円の減少となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が373,384千円増加した一方、短期借入金が3,000,000千円減少したこと等が要因であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は294,085千円となり、前連結会計年度末に比べ605,640千円の減少となりました。これは主に長期借入金が504,788千円減少したこと等が要因であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は5,397,535千円となり、前連結会計年度末に比べ543,978千円の増加となりました。これは主に利益剰余金が939,981千円減少した一方、資本剰余金が1,547,152千円、資本金が263,451千円増加したこと等が要因であります。 (b) 経営成績 (売上高) 売上高は、主に解体・メンテナンス事業において、潤沢な受注残と良好な受注環境及び好調な人員採用による組織体制強化によりプラント解体工事の施工が好調に推移した結果、11,140,386千円となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、連結子会社において業績が低調に推移したものの、本業であるプラント解体業において工法や工程管理の工夫により工期短縮に努める等、収益力の向上に取り組んだことにより、8,902,775千円となりました。 販売費及び一般管理費は、営業支援システム利用手数料や営業力強化のための積算・見積もり部隊の人員増などによる人件費の増加があったものの、不採算事業における研究開発費の抑制や、前期末に行ったのれん減損に伴う償却費減少などにより、1,496,519千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益及び関係会社株式売却益等を含む特別利益252,044千円及び減損損失等を含む特別損失13,221千円、法人税、住民税及び事業税399,532千円、法人税等調整額129,779千円の影響などにより、732,617千円となりました。 (c) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に影響を与える主な要因として、当社グループを取り巻く事業環境があります。 当社グループの事業が関係するプラント解体分野については、高度経済成長期に建造された設備が、物理的な老朽化に加え、経済的陳腐化等の理由により解体、更新時期をむかえております。また、環境負荷低減に向けた法規制の強化や人手不足を背景に、AI・DX技術を活用した高度な再資源化手法への期待が高まっており、負の遺産を経営資源へと変える大規模な統廃合や社会インフラの再構築が一斉に動き出しております。 このような状況のもと、当社グループでは、製鉄業界、電力業界及び石油・石油化学業界を主な顧客として旺盛なプラント解体需要の取り込みに注力する一方、今後業界の再編が進むことが予想される静脈産業を中心とした高度循環型社会構築に向け、業務提携の強化などを進めております。また、AIと創造性を融合させた知的財産の体系化による競争力強化、AI解析を用いた再資源化率の最大化、さらには全国展開を加速させるための営業拠点拡充と調達機能の進化といった成長投資を積極的に行い、事業規模の拡大と品質・安全の確保を両立させ、持続的な企業価値の向上を目指す方針であります。 当社は、プラント解体分野のリーディングカンパニーとして、持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目標に掲げ、社会的サステナビリティへの貢献と利益ある成長の両立に努めてまいります。 c 資本の財源及び資金の流動性 (a) 財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、当社の強固な財務体質と高い資本効率を両立しつつ、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としており、手元流動性の低下や財務柔軟性の低下のリスクに備えるため自己資本の拡充を進め、事業成長のための財務基盤の強化を推進しております。 (b) 経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、主たる事業であるプラント解体事業について、当社より協力会社に対する支払サイトは約35日であるのに対し、当社客先の入金サイトは約162日となっており、約127日の差があるため、適正な現預金の水準については、売上高の約2か月分を安定的な経営に必要な現預金水準とし、それを超える分については、成長投資に配分する方針としております。 (c) 資金需要の主な内容 当社グループの事業活動における資金需要については、今後のさらなる事業成長を目的とした様々な分野において、積極的な投資を行う予定であります。 なお、今後の具体的な資金の使途については、以下を予定しております。 5つの重点分野を中心とした投資計画 ①技術力向上への積極投資 ―脱炭素解体Ⓡ、特許工法解体工法の実証実験、内製化、AI技術開発投資、システム投資 ②全国対応、事務所の拡充 ―大阪、四日市等、プラント集積地域への積極出店 ③人的資本への投資 ―優秀な人材の獲得、教育整備、待遇向上への投資 ④成長に資する非連続的成長投資 ―海外進出、M&A、事業提携 ⑤魅力的な株主還元の実施 ―累進配当、配当性向40%目安、DOE3.5%以上 収益性向上(ROE20%以上)による安定的な株主還元の実施 (d) 資金調達 当社グループは、電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を主たる事業とし、持続可能社会の実現(SDGs)に向けた高度循環型社会構築に向けて当社独自のESG経営を推進しております。当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、当社グループが保有する電子記録債権を資金化するコスト及び金融機関からの短期借入金の調達コストを比較衡量し、内部資金の活用もしくは金融機関からの借入による資金調達を行う方針となっております。 当連結会計年度においては、政策保有株式の一部をコーポレート・ガバナンスコードに基づき縮減する方針により売却したことにより、約14億円の資金を獲得いたしました。この結果、金融機関からの借入が減少し、前連結会計年度末に77.4%であった有利子負債比率は、当連結会計年度末には10.6%まで大幅に減少したことにより、財務健全性が飛躍的に向上しております。今後も政策保有株式については縮減する方針であり、売却により獲得した資金については、成長投資に充てたのち、資本政策などへの利用も検討してまいります。 当社グループの資金の流動性については、十分な余剰資金に加え、国内金融機関において合計80億円の当座借越枠を設定しており、当社グループの資金の流動性の補完にも対応が可能となっております。 d 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 中期経営計画(2026年1月期)の目標数値と実績及び2027年1月期の計画 2026年1月期計画   2026年1月期実績   2027年1月期計画 売上高(千円)   13,000,000   11,140,386   13,000,000 営業利益(千円)   1,200,000   741,091   1,000,000 営業利益率(%)   9.2   6.7   7.7 1株当たり当期純利益(円)   101.57   81.35   79.00 当連結会計年度は、企業価値の向上を目指すにあたり、売上高、営業利益、1株当たり当期純利益金額を重要な経営指標として事業活動を行ってまいりました。「脱炭素アクションプラン2025」の最終年度となる2026年1月期の計画は連結業績において売上高13,000,000千円以上、営業利益1,200,000千円以上、1株当たり当期純利益101.57円以上の目標を掲げておりましたが、2026年1月期の実績においては、売上高は11,140,386千円、営業利益741,091千円、1株当たり当期純利益81.35円と売上高、営業利益及び1株当たり当期純利益金額について当初計画値を下回る結果となりました。 売上面においては、計画値を下回ったものの、プラント解体の豊富な工事需要を背景に、引き合い・見積案件が増加し受注に繋がったこと、長期大型工事の順調な進捗により完成工事高が年間を通じて安定的に推移したことなどにより過去最高となる売上高11,140,386千円となりました。 利益面においても、計画値を下回ったものの、連結子会社において業績が低調に推移した一方で、本業であるプラント解体業において積算体制整備により見積精度の向上や、選択受注の推進によって売上総利益率が大幅に改善し、工法や工程管理の工夫により工期短縮に努め、収益力の向上に取り組んだことにより、営業利益において過去最高益を達成となりました。 これらの結果により、営業利益741,091千円、経常利益763,546千円、親会社株主に帰属する当期純利益732,617千円となりました。 なお、「Leading the Future 中期経営計画 2030」の初年度となる2027年1月期における数値目標については、売上高13,000,000千円以上、営業利益1,000,000千円以上、1株当たり当期純利益79.00円としております。 e 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額ならびに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

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開示資料

出典

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