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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日本コンクリート工業

NIPPON CONCRETE INDUSTRIES CO.,LTD.5269 · Prime · ガラス・土石製品

ポール・パイル等のコンクリート二次製品専業メーカー。基礎工事向けパイル製品が主力。

概要

日本コンクリート工業は、1948年創業のコンクリート二次製品メーカーである。道路・河川・下水道向けのプレキャストコンクリート製品を主力とし、基礎杭(パイル)、電柱・照明柱(ポール)、側溝・U字溝などの土木製品を製造・販売する。2025年3月期の連結売上高は492億33百万円、従業員数は1,351人。東京証券取引所プライム市場(旧第一部)に上場している。

基礎事業とコンクリート二次製品事業の二本柱

売上は基礎事業とコンクリート二次製品事業の二つで構成される。基礎事業はパイル製品(建築・土木用の基礎杭)の製造・販売と工事請負で、2025年3月期の売上高は220億13百万円。コンクリート二次製品事業はポール製品(電柱、照明柱、標識柱)と土木製品(側溝、U字溝、ブロック、調整ます)で、同269億6百万円。両事業合わせて売上の99%を占める。

27の子会社と4つの関連会社で形成するグループ

グループは当社、子会社27社、関連会社4社で構成される。主要子会社にはNC工基、NC西日本パイル製造、NC四国コンクリート工業、NCセグメントなどがあり、全国に製造・販売拠点を展開する。北海道から九州まで地域密着型の企業群を擁し、各地域の需要に応じた生産と供給を実現している。

公共工事依存と市場環境の課題

売上の大半は道路、河川、下水道などの社会インフラ向けであり、公共工事の動向に大きく依存する。近年はコンクリートパイルの全国需要が低調で、コンクリートポールの出荷量は減少傾向にある。2025年3月期の売上高は前期比6.5%減の492億33百万円、営業利益は3億22百万円と低迷した。

不動産賃貸と太陽光発電で安定収入

不動産・太陽光発電事業は売上高3億13百万円と規模は小さいが、安定した賃貸料収入と売電収入を計上する。当社保有物件の賃貸と太陽光発電による売電が柱で、同事業のセグメント利益は1億85百万円。収益の分散に寄与している。

業界の中での役割はコンクリート二次製品メーカー(基礎資材・土木資材)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
492億円
営業利益
3億円
営業利益率
0.6%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
コンクリート 二次製品事業269億円54.7%22億円8.2%
基礎事業220億円44.7%-2億円-0.9%
不動産・太陽光発電事業3億円0.6%2億円66.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01基礎事業主力

パイル製品(基礎杭)の製造・販売、及び工事請負。多数の子会社が全国各地で製造・販売拠点を展開。

主な製品・サービス1
パイル製品
建築・土木構造物の基礎に用いる杭(コンクリートパイル)。

02コンクリート二次製品事業主力

ポール製品、土木製品等の製造・販売、及び工事請負。子会社群が全国で生産・販売。

主な製品・サービス2
ポール製品
電柱、照明柱、標識柱等のコンクリートポール。
土木製品
側溝、U字溝、ブロック、調整ます等の土木用コンクリート製品。

03不動産・太陽光発電事業副次

当社と子会社が不動産賃貸、太陽光発電事業を実施。

主な製品・サービス2
不動産賃貸
当社保有物件の賃貸。
太陽光発電
太陽光発電による売電事業。

製品と技術

パイル製品:多様な基礎杭と施工工法

基礎事業の中核製品。NCS-PCパイル、高強度ONAパイルなどがあり、建築・土木構造物の基礎に用いられる。NAKS工法、RODEX工法、HF工法、ハイビーエム工法、Hyper-NAKS工法など、国土交通大臣認定を受けた独自の施工工法を多数保有。これらは地盤条件に応じて許容支持力を確保する技術である。

ポール製品:電柱から基地局まで幅広く

1951年発明のNC式鋼線コンクリートポールを祖とする製品群。電柱、照明柱、標識柱のほか、携帯電話基地局向けポールも手掛ける。コンクリート二次製品事業の売上は147億59百万円(2025年3月期)。適正価格の浸透と基地局向けの出荷再開が売上増に寄与した。

土木製品:インフラ整備を支える二次製品

側溝、U字溝、ブロック、調整ますなどの土木用コンクリート製品を製造。PC壁体(プレストレストコンクリート壁体)も主力製品の一つ。リニア中央新幹線向けRCセグメントの検収遅れが影響したが、建築材料や土木製品の販売・施工は順調に推移している。

環境対応技術:低炭素コンクリートとCO2固定化

カーボンニュートラルの観点から、CO2固定化・利活用技術(CCUS)や低炭素型コンクリート(グリーン製品)の開発・採用を進めている。これらは環境負荷低減に貢献する製品として、公共工事での採用実績が増加。2024年の中計でも成長分野として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

コンクリート製品で国内中位、内需依存度高め

日本コンクリート工業はガラス・土石製品業界に属し、コンクリート二次製品を主力とする。同業のAGCや日本板硝子がガラス事業で国際展開するのに対し、当社は国内建設向けが主体で海外比率は低い。日東紡績や神島化学工業と比べても規模は小さく、売上高は500億円前後で推移。利益率は低く、収益力改善が課題。業界内ではニッチなポジションだが、建設需要の動向に大きく左右される内需依存型のビジネスモデルである。

強み

  • 長年培ったコンクリート二次製品の製造技術で、品質と信頼性を確保。
  • 公共工事や民間建築需要に支えられ、安定した受注基盤を有する。
  • 関連企業との協業による生産効率や物流面でのシナジーが期待できる。
  • コンクリート廃材のリサイクル技術など環境配慮型製品を展開。

課題

  • 営業利益率が1%前後と低く、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • 人口減少に伴い建設投資の長期的な減少リスクがある。
  • セメントや骨材などの価格上昇が収益を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が日本コンクリート工業

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19622スペース380億円9.1倍
25357ヨータイ347億円13.2倍
32153E・Jホールディングス341億円9.8倍
46706電気興業326億円15.3倍
51429日本アクア276億円13.3倍
65269日本コンクリート工業213億円29.3倍
79765オオバ195億円13.4倍
86294オカダアイヨン164億円10.6倍
99612ラックランド137億円7.2倍
101433ベステラ118億円15.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

鉄道電気工業から分離独立した1948年

1948年8月5日、埋設ケーブル防護用コンクリートトラフの製造販売を目的として、鉄道電気工業(現・日本電設工業)の川島工作所から分離独立。資本金100万円で東京都渋谷区大和田町に本店を開設した。これが日本コンクリート工業の出発点である。

「NC式」鋼線コンクリートポールの発明と工場建設

1951年9月、「NC式」鋼線コンクリートポールを発明。1952年3月に茨城県筑西市に川島工場を建設し、本店を中央区銀座東に移転。1956年8月には三重県鈴鹿市に鈴鹿工場を建設。1957年11月には改良型NC式コンクリートポールの製造を開始した。

東京証券取引所への上場と製品開発の加速

1961年10月、東京証券取引所市場第二部に上場。1962年7月にはNCS-PCパイルを開発・製造開始。1967年10月には東証第一部に指定替えとなった。1970年4月には高強度ONAパイルを開発し、製品ラインアップを拡充した。

地盤工法で相次ぐ建設大臣認定

1981年3月にNAKS工法、1985年1月にRODEX工法の許容支持力について建設大臣認定を取得。その後も2002年8月にHF工法、2003年2月にハイビーエム工法、2005年2月にHyper-NAKS工法と、独自の地盤工法で国交省認定を積み重ねた。

子会社化による全国展開の推進

1988年9月にNC工基の株式取得。2000年12月にはNCマネジメントサービス、NC西日本パイル製造、NC九州パイル製造を設立し連結子会社化。2005年4月にはNC貝原パイル製造、NC貝原コンクリートを設立。同年7月にはNC四国コンクリート工業を分社し、全国体制を整えた。

品質認証と工場表彰の実績

1988年10月、川島工場が工業標準化実施優良工場として通商産業大臣賞を受賞。1993年10月には鈴鹿工場が同賞を受賞。2000年6月にはISO9001の認証を取得し、品質管理体制を強化した。

変革期:中期経営計画と生産体制再編

2024年5月、中期経営計画を発表。「コア事業の収益力向上」と「付加価値創造に向けた経営基盤強化」を掲げた。政策保有株式の売却を計画通り進め、一部工場の休止や製造ライン集約、需要のある事業への転換を開始。2026年3月期には売上高492億円、営業利益3億円の見通しを示している。

年表32件を開く

1940年代

  • 1948年8月日本コンクリート工業㈱は、1948年8月5日、埋設ケーブル防護用コンクリートトラフの製造販売を主目的として、鉄道電気工業株式会社(現日本電設工業株式会社)の川島工作所(茨城県下館市(現・筑西市))から分離独立して、資本金百万円をもって、本店を東京都渋谷区大和田町に開設した。

1950年代

  • 1951年9月「NC式」鋼線コンクリートポールを発明。
  • 1952年3月茨城県筑西市に川島工場建設。本店を東京都中央区銀座東に移転。
  • 1956年8月三重県鈴鹿市に鈴鹿工場建設。
  • 1957年11月「改良型NC式」コンクリートポール製造開始。
  • 1959年9月東京都知事登録番号(ヘ)第20642号をもって建設業者として登録。

1960年代

  • 1960年2月大阪市阿倍野区に大阪営業所(1999年4月 大阪支店に改称)開設(2021年9月 大阪市西区に移転)。
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1962年3月建設大臣登録番号(チ)第4827号をもって建設業者として登録(現在、国土交通大臣許可番号 特-27 第4096号)。
  • 1962年7月NCS-PCパイル開発、製造開始。
  • 1963年12月名古屋市中村区に名古屋営業所(1999年4月 名古屋支店に改称)開設。
  • 1966年8月本店を東京都港区新橋に移転。
  • 1967年10月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 1968年3月NC壁体パイル(現PC-壁体)を開発。

1970年代

  • 1970年4月高強度ONAパイルの開発、製造開始。

1980年代

  • 1981年3月NAKS(ナックス)工法の許容支持力について建設大臣認定を受ける。
  • 1985年1月RODEX(ローデックス)工法の許容支持力について建設大臣認定を受ける。
  • 1988年9月M&ANC工基㈱(旧㈱工基、現在連結子会社)の株式取得。
  • 1988年10月工業標準化実施優良工場表彰「通商産業大臣賞」受賞(川島工場)。

1990年代

  • 1993年10月工業標準化実施優良工場表彰「通商産業大臣賞」受賞(鈴鹿工場)。
  • 1996年7月本店を東京都港区港南に移転。

2000年代

  • 2000年6月ISO9001の認証を取得。
  • 2000年12月NCマネジメントサービス㈱(旧エイ・エイチ・シー㈱)、NC西日本パイル製造㈱(旧西日本パイル製造㈱)及びNC九州パイル製造㈱(旧九州パイル製造㈱)を設立し、連結子会社とする。
  • 2002年8月HF(エイチエフ)工法の許容支持力について国土交通大臣認定を受ける。
  • 2003年1月NCロジスティックス㈱を設立し、連結子会社とする。
  • 2003年2月ハイビーエム(H・B・M)工法の許容支持力について国土交通大臣認定を受ける。
  • 2003年4月愛媛県周桑郡小松町(現・西条市)に四国支店開設(2009年7月 香川県高松市に移転)。
  • 2003年7月NCセグメント㈱(旧佐栄建工㈱)が100%減資と同時に発行した増資新株をすべて引き受け、同社を連結子会社とする。
  • 2003年7月福岡市博多区に福岡支店開設(2015年6月 九州支店に改称)。
  • 2005年2月Hyper-NAKS(ハイパーナックス)工法の許容支持力について国土交通大臣認定を受ける。
  • 2005年4月NC貝原パイル製造㈱(旧貝原パイル製造㈱)及びNC貝原コンクリート㈱(旧貝原コンクリート㈱)を設立し、連結子会社とする。
  • 2005年7月NC西日本パイル製造㈱(旧西日本パイル製造㈱)小松工場をNC四国コンクリート工業㈱として分社し、連結子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    コア事業の収益力向上と経営基盤強化

    既存事業の強化と成長分野の伸長を目指し、コア事業の収益力向上と付加価値創造に向けた経営基盤強化の両輪で取り組む。

  2. 02

    ESG経営と資本コスト意識の強化

    ESGや「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を方針に盛り込み、企業価値向上に向けた取り組みを進める。

  3. 03

    生産体制再整備と生産性向上

    事業転換や製造ライン集約を次の段階へ進め、IT・AIを活用した生産性向上と新たな商品開発に取り組み、業績回復と成長路線への回帰を図る。

  4. 04

    政策保有株式売却資金の有効活用

    政策保有株式の売却を計画通り進め、得られた資金を成長投資や株主還元等に有効活用する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,351人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は617万円で、9期前と比べて+0.9%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は11.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月855
2018年3月996
2019年3月61242.710.51,228
2020年3月60242.310.41,249
2021年3月57742.211.11,227
2022年3月59842.711.71,428
2023年3月61143.311.81,351
2024年3月58743.412.01,346
2025年3月59143.712.01,35374
2026年3月61743.611.81,35122

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社24(国内 24 / 海外 0、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
川島工場(茨城県筑西市) — 注56,269百万円
基礎事業 二次製品事業 不動産事業 太陽光発電事業
本社(東京都港区) — 注46,175百万円
基礎事業 二次製品事業 不動産事業 太陽光発電事業
鈴鹿工場(三重県鈴鹿市) — 注62,426百万円
二次製品事業
本社 — 宮城県仙台市 青葉区2,339百万円
基礎事業 二次製品事業
高砂工場 — 兵庫県高砂市1,507百万円
基礎事業 二次製品事業
本社・工場 — 東京都港区1,336百万円
基礎事業
本社 — 東京都台東区797百万円
二次製品事業
九州工場 — 福岡県直方市696百万円
基礎事業 二次製品事業
本社工場 — 群馬県邑楽郡441百万円
二次製品事業
本社 — 北海道札幌市 中央区406百万円
基礎事業 二次製品事業
ほか12件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    NC工基㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NC日混工業㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権92.1%
  • 国内
    NCマネジメントサービス㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NC西日本パイル製造㈱
    兵庫県 高砂市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NC鋼材㈱
    茨城県 古河市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NCロジスティックス㈱
    茨城県 筑西市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    NCセグメント㈱(注2)
    群馬県 邑楽郡 板倉町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NC貝原パイル製造㈱
    岡山県 倉敷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NC四国コンクリート工業㈱
    愛媛県 西条市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NC関東パイル製造㈱
    茨城県 古河市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NCプレコン㈱
    岡山県 倉敷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NC貝原コンクリート㈱
    岡山県 倉敷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社12社を開く
  • NC東日本コンクリート工業㈱(注2)茨城県 筑西市100%
  • NC中日本コンクリート工業㈱三重県 鈴鹿市100%
  • NC中部パイル製造㈱三重県 四日市市100%
  • NC九州㈱福岡県 直方市71%
  • フリー工業㈱東京都 台東区75%
  • NIPPON CONCRETE (Myanmar) Co., Ltd. (注2)ミャンマー国 ヤンゴン市87%
  • 北海道コンクリート工業㈱北海道 札幌市 中央区66%
  • 東北ポール㈱(注3)宮城県 仙台市 青葉区85%
  • 九州高圧コンクリート工業㈱福岡県 福岡市 南区25%
  • 中国高圧コンクリート工業㈱広島県 広島市 中区18%
  • 東電物流㈱東京都 品川区20%
  • 日本海コンクリート工業㈱富山県 富山市20%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は492億円営業利益3億円前期と比べると減収減益で、売上が-6.6%、利益が-70.0%。

売上高
-6.6%
492億円
営業利益
-70.0%
3億円
純利益
7億円
営業利益率
0.6%
前期比 -1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高550億円492億円
営業利益19億円3億円
純利益26億円7億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は123億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−2.4%、営業利益は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q149−3
2024年1Q12643.23
2024年2Q13896.55
2024年3Q13953.61
2024年4Q134−3
2025年2Q25693.55
2025年4Q27110.4−7
2026年2Q23810.46
2026年4Q25420.81
2027年1Q12332.45

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は363億円から492億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は0.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3631910
2014年3月3572211
2015年3月342164
2016年3月3291310
2017年3月3421712
2018年3月4252214
2019年3月5002414
2020年3月45830
2021年3月4893219
2022年3月474169
2023年3月5301−4
2024年3月537226
2025年3月52710151.9−2
2026年3月4923130.67

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高492億円のうち、営業利益として残るのは3億円0.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.3%410億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.9%78億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.6%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.4pt
0.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.4pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.7pt
1.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は69億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月38−28−91021
2014年3月13−1033357
2015年3月26−23−9351
2016年3月19−350−1635
2017年3月27−18−5939
2018年3月34−17−21754
2019年3月31−6−102570
2020年3月−5−184−2351
2021年3月42−15102788
2022年3月29−365−786
2023年3月4−14−4−1071
2024年3月58−14−544111
2025年3月−3−27−11−3070
2026年3月27−17−111069

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は877億円。このうち返さなくてよい自己資本が484億円で、自己資本比率は52.1%(業種中央値64.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月53625128546.0
2014年3月57530826752.7
2015年3月59532427153.7
2016年3月62734728054.7
2017年3月63634928754.2
2018年3月72236435849.6
2019年3月75938837149.0
2020年3月70237332950.6
2021年3月74839435450.2
2022年3月75038736348.1
2023年3月77137739445.4
2024年3月82040441645.7
2025年3月77340037347.9
2026年3月87748439252.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
70億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
185億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
63億円
在庫として抱えている分
負債合計
392億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
56
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り49社中27位あたり、逆に低いのは営業利益率49社中45位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.6%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.6%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
52.1%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.6%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥369で、1年前と比べて+19.9%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥369-2.6%1ヶ月+9.5%1年+19.9%時価総額213億円
過去52週の値幅
安値¥308高値¥430

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.3倍
PER (会社予想)7.7倍
PBR0.45倍
配当利回り2.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価334円は25日線(333円)と同水準、75日線(325円)を上回る。週足では7月初めに340円台突破後、もみ合い。52週高値430円から-22.3%の水準で、安値297円からは+12.5%。出来高は高水準を維持しており、活発な売買を示す。1ヶ月で+2.1%と小幅上昇。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER 26.6倍は同業平均(17.4倍)を上回り割高。PBR 0.40倍は平均(1.43倍)を大幅に下回るが、ROE 1.65%と収益性が低いことで正当化される。配当利回り2.4%は平均並みだが、配当性向81.4%で高水準。減収傾向で利益も低調、バリュエーションは割高寄り。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.3倍15.7倍
PER (予想)7.7倍
PBR0.45倍1.34倍
ROE1.6%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は低水準で推移し、収益性改善が課題。強気派はPBR0.40倍の割安感と配当利回り2.4%を評価。弱気派は売上減少と利益の不安定性を指摘。両論対立。

プラスに働く材料7
  • PBR0.40倍の割安

    純資産価値に対して株価が大幅に低い。

  • 公共投資の追い風

    防災・インフラ需要が下支え。

  • 黒字転換期待

    2026/3期は純利益7億円の黒字見通し。

  • 最終利益が7億円と黒字転換2026年3月期影響

    前期-2億円から9億円改善、時価総額193億円の4.7%に相当

  • PBR0.4倍割安、株主還元強化期待次回株主総会影響

    配当利回り2.4%、自己株式取得余力あり

  • 外国人保有0%、買い増し余地不定影響

    現状ほぼゼロ、増加すれば需給改善

  • 建設投資底打ち需要回復2026年下期影響

    売上高492億円、前期比6.6%減だが底打ち期待

マイナスに働く材料7
  • 売上減少

    売上高530億→492億と縮小傾向。

  • 利益率の低さ

    営業利益率1%未満で収益力が弱い。

  • ROE1.65%

    資本効率が低く株主価値向上が限定的。

  • 売上高3期連続減少通年影響

    537→527→492億円、累積8.4%減

  • 営業利益率0.6%と低収益2026年3月期影響

    営業利益3億円、時価総額比1.6%と低い

  • 最終利益変動大きく安定性欠如継続影響

    前期-2億円、今期7億円、先行き不透明

  • ROE1.65%と資本効率低くPBR改善見込めず継続影響

    ROE1.65%は低水準、PBR0.4倍の原因

次の決算で確かめる点
売上高
公共工事動向を反映する主要指標。
営業利益率
収益性改善の成否を確認。
受注残高
将来の売上高の先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から38.5%いまの株価に対する利回りは2.71%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
2.71%
いまの株価に対して
配当性向
81.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月661.0
2018年3月716.785.3
2019年3月70.076.5
2020年3月5−35.7
2021年3月633.334.0
2022年3月950.081.4
2024年3月1344.4
2025年3月130.0
2026年3月8−38.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,742人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.0%を占め、残る49.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.735.937.735.340.846.5
事業法人33.133.534.033.632.330.7
金融機関26.625.424.023.423.820.3
自己株式1.93.65.45.45.45.4
証券会社3.01.40.82.60.51.5
外国法人4.73.83.55.12.50.9
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本製鉄株式会社12.01
02みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 太平洋セメント口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行6.29
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.22
04日コン取引先持株会5.41
05日本電設工業株式会社3.48
06太平洋セメント株式会社2.60
07株式会社みずほ銀行1.73
08株式会社三菱UFJ銀行1.61
09株式会社和田商店1.45
10東都興業株式会社1.43

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−41%、1株純資産は14期で+66%。直近期のROEは1.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月215074.314.143.5
2014年3月215283.918.150.8
2015年3月75571.369.642.7
2016年3月175983.015.341.2
2017年3月216023.517.261.0
2018年3月246263.918.385.3
2019年3月256554.010.776.5
2020年3月−1633−0.1
2021年3月336655.112.434.0
2022年3月166542.418.681.4
2023年3月−8644−1.2
2024年3月116911.735.8
2025年3月−4681−0.6
2026年3月138421.624.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額172百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
椙田宜彦代表取締役 社長執行役員6732,700
塚本博取締役 会長執行役員6188,100
饗場潔取締役 常務執行役員5911,600
小寺満取締役 常務執行役員6037,000
角柄明彦取締役6610,300
間塚道義取締役8247,300
松本武徳取締役8220,700
広瀬史乃取締役59
菅原修監査役6123,400
安藤まこと監査役6689,100
伴政浩監査役64
飯島剛裕取締役 執行役員611,600
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
根本裕介監査役62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)59027712525
社外取締役531316
監査役216168

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容770字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(日本コンクリート工業株式会社)、子会社27社及び関連会社4社により構成されており、ポール、パイル及び土木製品等の製造・販売及びこれに伴う原材料の調達並びにこれらに付帯する製品の輸送、工事請負の事業を営んでおります。 事業の内容と当社、子会社及び関連会社の当該事業における位置づけ並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 事業区分   売上区分   構成会社 基礎事業   パイル製品工事売上   当社、NC日混工業㈱、NCマネジメントサービス㈱、NC工基㈱、NC西日本パイル製造㈱、NC鋼材㈱、NCロジスティックス㈱、NC貝原パイル製造㈱、NC四国コンクリート工業㈱、NC関東パイル製造㈱、NC貝原コンクリート㈱、NC東日本コンクリート工業㈱、NC中部パイル製造㈱、NC九州㈱、北海道コンクリート工業㈱、東北ポール㈱、日本海コンクリート工業㈱、中国高圧コンクリート工業㈱、九州高圧コンクリート工業㈱ コンクリート二次製品事業   ポール製品土木製品等工事売上   当社、NC日混工業㈱、NCマネジメントサービス㈱、NC工基㈱、NC西日本パイル製造㈱、NCセグメント㈱、NCロジスティックス㈱、NC四国コンクリート工業㈱、NCプレコン㈱、NC貝原コンクリート㈱、NC東日本コンクリート工業㈱、NC中日本コンクリート工業㈱、NC九州㈱、フリー工業㈱、NIPPON CONCRETE (Myanmar) Co., Ltd.、 北海道コンクリート工業㈱、東北ポール㈱、日本海コンクリート工業㈱、中国高圧コンクリート工業㈱、九州高圧コンクリート工業㈱、東電物流㈱ 不動産・太陽光発電事業   不動産賃貸太陽光発電   当社、フリー工業㈱ 企業集団の概況を系統図によって示すと次のとおりであります
経営方針・対処すべき課題1,299字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは2024年5月15日に発表しました中期経営計画において、中長期ビジョンは前計画を踏襲し「未来の社会生活基盤と地球環境を護る」とし、中期経営方針を「グループの変革と持続的成長により新たな価値を創出し、持続可能な社会に貢献する」と定め、「コア事業の収益力向上」と「付加価値創造に向けた経営基盤強化」の両輪で既存事業の強化と成長分野の伸長を目指していくこととし、持続的成長に向けての取り組みを強化する方針としております。 加えて、ESGや「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」への方針も盛り込み、企業価値の向上に向けて更なる取り組みを進めてまいります。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 足元は国際情勢の緊迫化等にともなうサプライチェーンの混乱やエネルギー・原材料価格の上昇に加えて人件費の上昇や建設工事における着工遅延・工期延長、物流問題等のリスクは依然としてあり、当社グループにとっては引き続き厳しい経営環境が継続するものと予想されます。また、中東情勢の動向によっては、資材調達や生産活動に加えて案件着工にも大きな影響が生じるリスクも存在しております。 一方で、中長期的には、激甚化・頻発化する自然災害への備え(防災・減災、災害復旧)に貢献する当社独自製品・工法のほか、建設業の就業者減少や時間外労働規制への課題解決としての生産性向上・省人化に資する高品質なプレキャストコンクリート製品に高い期待が持たれております。また、カーボンニュートラルの観点からも当社開発のCO2固定化・利活用技術(CCUS)、グリーン製品(低炭素型コンクリート)へ引き続き高い関心を受け、採用実績も増えております。また、国土強靭化政策の推進や老朽インフラ更新など、持続的成長の機会は多数あるものと考えております。 2024年中期経営計画にて設定した2026年度目標は、事業環境の大きな変化を受け前期まで苦戦した影響もあり達成困難と認識しておりますが、受注確保や大型案件の生産・施工対応により売上高を拡大し、すでに着手している事業転換や製造ライン集約等の生産体制再整備を次の段階へ着実に進め、 加えてIT・AIを活用した生産性向上と新たな商品開発への取り組みを加速させることにより業績を回復させ、再び成長路線に回帰するよう取り組んでまいる所存であります。なお、政策保有株式売却は計画通り進んでおり、得られた資金は成長投資や株主還元等に有効活用してまいります。 当社グループは、今後も社会インフラ強靭化の一翼を担い、環境負荷を低減させる技術と商品群を提供することで社会に貢献してまいります。また、当社グループのシナジーを発揮し更なる成長を実現すべく努めるとともに、コーポレートガバナンスおよびサステナビリティへの取り組みを強化し、ステークホルダーみなさまのご期待に応えるべく持続的成長を実現し、企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク1,976字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 原材料価格の動向 最近の資源価格の動向は、国際的供給体制や国際需要により大きく変動する傾向にあり、一部に世界的供給サイドの寡占化が進むとともに、新興国を中心とした国際的需要拡大等により、国内経済の状況に関係なく変動する可能性があり、ポール・パイル等の主要原材料である鋼材・セメントや原油価格の上昇は、ポール・パイル等の製造コスト及び物流コストを押し上げる要因となります。当社は、これらのコスト上昇に対して、グループをあげてコストダウンに取り組むとともに、得意先等に対して製品価格の適正な改定を要請しておりますが、製品等価格の改定時期の遅れ等により、当社グループの収益を圧迫する可能性があります。 (2) 製品需要動向 当社グループの主要製品であるパイル・プレキャスト製品及び工事の売上は、国内建設市場の需要動向に大きく左右されます。急な景気後退による民間設備投資の抑制等で想定以上に需要が落ち込んだ場合には、当社グループの収益を圧迫する可能性があります。当社は、これらの需要動向の変化に対して、コストダウンへの取り組みや設備投資への慎重な検討に加え、景気動向の影響を受けにくい分野を伸ばすこと等によりその適応力を高めていく所存であります。 (3) 金融費用 当社グループは、グループ経営の更なる強化による持続的成長に向けた技術開発及び製品供給体制の整備を進めておりますが、これらの所要資金は、主に金融機関からの借入れにより調達しており、当連結会計年度末における当社グループの有利子負債残高は133億43百万円となっております。今後、金融情勢の変化により金利が上昇した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、収益力の強化、キャッシュフローの改善により有利子負債の圧縮を図る一方、調達方法の多様化による金利の低減努力を継続する所存であります。なお、当社グループの借入金の大部分は、固定金利であります。 (4) シンジケートローン契約及びコミットメントライン契約 当社は、金融機関2社とシンジケートローン方式のタームローン契約を、金融機関1社とコミットメントライン契約を締結しており、当該契約締結日以降の各決算期及び第2四半期の末日の連結の貸借対照表における純資産の部の金額並びに連結の損益計算書における損益の金額について、それぞれ一定指数以上の維持の財務制限条項が付されており、これらの条項に抵触した場合、借入金の返済義務を負うことがあり、当社の財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社は、前述の取り組みにより収益力を向上させ、これらの条項に抵触しないよう努めております。 (5) 自然災害・感染症等 当社グループは、国内およびミャンマーにおいて事務所・工場・施工を展開しており、風水害・地震・津波等の大規模自然災害の発生により、建物・設備や従業員への直接的な被害のほか、通信システムの遮断や生産や物流を中心とするサプライチェーンの停滞により、間接的な被害を受ける可能性があります。また、感染症の蔓延により事業の中断や延期が発生する可能性もあります。このような自然災害や感染症の被害が発生した場合、復旧にかかる費用や中断・延期による損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 自然災害や感染症などのリスクに対しては、迅速に対策本部を設置し、全社的な対応体制を構築することにより、生産・供給・施工等が停滞しないようにいたします。また、風水害等の自然災害リスクを低下させるため、グループ全体のリスクマップを確認し、優先順位の高い項目については、順次対策を講じていく方針としています。 (6) サイバー攻撃 当社グループの事業活動においては、情報システムの利用とその重要性が増大しております。サイバー攻撃やコンピュータウイルスへの感染等による情報セキュリティ事故が発生した場合、当社グループの情報システムの破壊やデータ改ざんだけでなく、当社グループの社会的信用の毀損による経済的損失等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、「情報セキュリティポリシー」において情報セキュリティ対策の基本方針等を定め、外部からの不正なITネットワークへの侵入によるデータ破壊や、ウイルス感染を予防するためのセキュリティ管理体制の維持・向上を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)3,368字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) 当期における経済環境は、雇用・所得環境の改善や政府の経済対策等により改善が一部でみられるものの、原材料価格の高止まりに加え、国際情勢の緊迫化に伴う資材調達の不安定化もあり、マクロ経済の先行きは依然として視界不良な状況で推移しました。 また、当社グループを取り巻く事業環境におきましては、コンクリートパイルの全国需要は低調であった前年同期と概ね横這いで推移し、コンクリートポールの全国出荷量は依然として減少を続けるなど、厳しい市場環境が継続しました。 このような状況のなか、当社グループにおいては、第4四半期に回復の傾向がみられたものの、生産・出荷量ともに厳しい競争環境のなかで依然として予断を許さない状況が継続しました。当社グループとしましては、2024年中期経営計画で定めた重点課題の販路拡大や研究開発に取り組みつつ、一部の工場の休止、製造ライン集約やより需要のある事業への転換等の生産体制の再整備を開始し、加えて政策保有株式の縮減に取り組んでまいりましたが、前期比で減収減益となりました。なお、政策保有株式の売却により特別利益を計上したことから親会社株主に帰属する当期純利益は黒字に回復しました。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 財政状態の分析 当社グループは、売掛債権回収の早期化・製品在庫の適正化・効率的な設備投資戦略等により、総資産の圧縮を 図り、ROAの向上を目指すこと及び、グループにおける資金・資産の効率化を図り、有利子負債を圧縮することを財務方針としております。 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末比(以下「前期末比」といいます。)104億9百万円増の876億92百万円となりました。 流動資産は、前期末比25億9百万円減の279億61百万円、固定資産は、前期末比129億19百万円増の597億30百万円となりました。 流動資産減少の主な要因は、売掛金の減少によるものであり、固定資産増加の主な要因は、投資有価証券の増加によるものであります。 負債合計は、前期末比19億47百万円増の392億44百万円となりました。 流動負債は、前期末比8億72百万円減の215億22百万円、固定負債は、前期末比28億19百万円増の177億22百万円となりました。 流動負債減少の主な要因は、電子記録債務の減少によるものであり、固定負債増加の主な要因は、長期借入金が減少した一方で、繰延税金負債が増加したことによるものであります。 純資産合計は、前期末比84億61百万円増の484億47百万円となりました。 主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加によるものであります。 以上の結果、自己資本比率は、52.1%となりました。 (2) 経営成績の分析 当期の売上高は492億33百万円(前期比6.5%減)、営業利益は3億22百万円(前期比67.4%減)、経常利益は12億83百万円(前期比11.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億84百万円(前期は2億9百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 各セグメントにおける概況は次のとおりであります。 ① 基礎事業 コンクリートパイル全国需要が低調であった前年同期と概ね横這いで推移するなか、当社グループにおいては下期に受注・売上面で盛り返したものの、大型案件の受注に苦戦した影響や案件の期ズレ等から、売上高は220億13百万円(前期比9.1%減)となりました。 損益面では、売上高の減少および生産子会社の収支悪化等により、1億90百万円のセグメント損失(前年同期は1億17百万円のセグメント利益)となりました。 ② コンクリート二次製品事業 当事業のうち、ポール関連事業につきましては、コンクリートポールの全国出荷量が前期比で減少するなか、当社グループの生産・出荷量も減少したものの、適正価格の浸透が進み、携帯電話基地局向けポール出荷も徐々に再開しはじめたことから、売上高は147億59百万円(前期比3.4%増)となりました。 土木製品事業につきましては、建築材料を生産・販売するグループ会社が売上を伸ばし、PC-壁体等の土木製品の販売・施工も順調に推移したものの、リニア中央新幹線向けRCセグメントの検収が想定より遅れており、売上高は121億47百万円(前期比12.3%減)となりました。 これらの結果、コンクリート二次製品事業の売上高は269億6百万円(前期比4.3%減)となりました。損益面では、柱や梁等の建築材料やPC-壁体等土木製品の利益は増加したものの、コンクリートポールの生産量が減少したことにより、22億20百万円のセグメント利益(前期比5.5%減)となりました。 ③ 不動産・太陽光発電事業 安定的な賃貸料収入の計上、発電・売電を行っており、売上高は3億13百万円(前期比2.0%増)、セグメント利益は1億85百万円(前期比2.4%減)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ1億34百万円減少し、68億99百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、26億85百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益18億10百万円の計上、売上債権及び契約資産の減少17億90百万円等の資金増加要因と棚卸資産の増加4億57百万円、仕入債務の減少12億25百万円等の資金減少要因があったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、17億15百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出26億52百万円等の資金減少要因と投資有価証券の売却による収入10億72百万円等の資金増加要因があったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、11億23百万円となりました。これは主に、配当金の支払5億73百万円等の資金減少要因があったことによります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成に用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要な事項については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の「(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積りに関する事項)」に記載しております。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 基礎事業   20,368,037   △2.2 コンクリート二次製品事業   21,052,221   △4.2 不動産・太陽光発電事業   -   - 合計   41,420,258   △3.2 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、製造原価によっております。 (2) 受注実績 当社グループにおいては、大部分が計画生産であり受注生産は僅少であります。また、工事受注の大部分は、販売代理店から製品の販売に付随して受注し着工までの期間が短いため、受注残高は僅少であります。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 基礎事業   22,013,287   △9.1 コンクリート二次製品事業   26,906,478   △4.3 不動産・太陽光発電事業   313,489   +2.0 合計   49,233,255   △6.5 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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