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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

オオバ

OHBA CO.,LTD.9765 · Prime · サービス業

総合建設コンサルタント。測量・環境・都市計画・設計・事業ソリューションを一貫提供し、社会資本整備に貢献。

概要

オオバは、建設・不動産関連の総合建設コンサルタントである。測量、地質調査、環境アセスメント、都市計画、道路・橋梁設計、マンション建替えコンサルなど、建物の企画から維持管理までをワンストップで提供する。東京都千代田区に本社を置き、従業員531名。2025年5月期の連結売上高は約181億円、営業利益19億円。官公庁と民間の比率は6対4で、インフラ老朽化対策や防災関連需要を収益の柱とする。

5つの業務が支える総合建設コンサル

オオバの事業は、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務、事業ソリューション業務の5つに区分される。地理空間情報業務では、最新IT機器を用いた測量や補償調査、GIS(地理情報システム)による上下水道・道路管理システム、防災シミュレーションを提供する。環境業務は環境調査・アセスメント、土壌汚染対策、水質保全、廃棄物処理計画まで手がける。まちづくり業務は都市基本計画、地区計画、区画整理事業の企画・コンサルティングを担う。設計業務は道路・橋梁・上下水道施設の設計および耐震補強設計。事業ソリューション業務は土地区画整理の業務代行、税務連携による相続コンサル、老朽化マンションの建替え支援など、従来の建設コンサル領域を超えたサービスを展開する。これらの業務を単一セグメントで総合的に営み、顧客の多様なニーズに応える体制をとっている。

官公庁比率6割の安定収益構造

2025年5月期の売上高は181億円、営業利益19億円、営業利益率10.7%である。業務区分別では、建設コンサルタント業務が161億円(構成比89%)、事業ソリューション業務が20億円(同11%)を占める。売上総利益率は建設コンサル業務33.2%、事業ソリューション業務20.1%で、全体では31.7%である。顧客構成は官公庁と民間が6対4。公共投資の堅調な需要に加え、民間では生産拠点の国内回帰や物流用地開発関連業務が収益を牽引する。また、オオバは無借金経営を確立しており、2025年5月期末の有利子負債はゼロ、自己資本比率は73.6%(13,167百万円/17,901百万円)と財務体質は強固である。株主還元にも積極的で、総還元性向60%程度、配当性向50%程度を目処とする方針を掲げる。

連結子会社4社で構成されるグループ

オオバの企業集団は、当社および連結子会社4社で構成される。子会社の詳細は有価証券報告書に明記されていないが、グループ全体で総合建設コンサルタント業を営む。本社は東京都千代田区神田錦町に所在し、従業員数は531名(連結)。技術力の向上に注力しており、技術士、RCCM、1級建築士、APECエンジニアなどの有資格者を500名体制で擁し、さらに650名への増加を計画する。また、DX推進やM&A、業務提携を通じて事業領域の拡大を図る。2025年5月期の受注高は173億円、手持受注残高は95億円と安定した受注基盤を持つ。

業界の中での役割は総合建設コンサルタント(社会資本・都市開発向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
170億円
営業利益
20億円
営業利益率
11.8%
純利益
15億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01社会資本整備・民間施設向け建設コンサルティング主力

地理空間情報業務(測量・GIS・防災シミュレーション)、環境業務(環境調査・アセスメント・土壌対策)、まちづくり業務(都市計画・区画整理・土地活用コンサル)、設計業務(道路・橋梁・上下水道設計・耐震補強)、事業ソリューション業務(業務代行・税務連携・マンション建替えコンサル)を総合的に提供。

主な製品・サービス8
測量業務
最新IT機器を用いた地形測量、補償調査等。
GIS(地理情報システム)
上下水道・道路管理システム、防災シミュレーション等の構築。
環境アセスメント
開発事業に伴う環境影響評価・調査。
都市計画・区画整理コンサル
都市基本計画、地区計画、土地区画整理事業の企画・コンサル。
道路・橋梁設計
道路、橋梁の設計及び耐震補強設計。
上下水道設計
上水道・下水道施設の設計。
事業ソリューション(業務代行)
土地区画整理・開発行為の業務代行。
マンション建替えコンサル
老朽化マンションの建替えに関するコンサルティング。

製品と技術

最新IT機器を駆使した測量と地理空間情報業務

地理空間情報業務は、都市・環境づくりの基礎となる地理・地形データの取得と活用を担う。測量業務では、最新IT機器(トータルステーション、GPS、ドローン等)を用いた地形測量、補償調査等を実施する。また、GIS(地理情報システム)により、上下水道や道路の管理システムを構築し、防災シミュレーションにも展開する。これらのデータはまちづくりやインフラ維持管理に直結し、オオバの総合コンサルタントとしての強みの一端を形成する。

環境保全から土壌対策までをカバーする環境業務

環境業務は、開発事業に伴う環境影響評価(アセスメント)をはじめ、環境調査、土壌汚染対策、水質保全、廃棄物処理計画、水やエネルギーの循環計画など、幅広い分野をカバーする。都市環境マスタープランなど地球環境に配慮した将来計画の策定にも関与する。特に、工場跡地や再開発エリアでの土壌汚染調査・対策は民間需要が高く、事業ソリューション業務とも連携する。

都市計画・区画整理から土地活用までを支援するまちづくり業務

まちづくり業務は、都市基本計画、地域計画、地区計画、土地区画整理事業等の都市基盤整備事業において、企画提案からコンサルティングまでを手がける。防犯・防災、緑化、賑わい創出など多角的な視点でまちづくりを提案する。さらに、土地所有者向けの土地活用相談や土地利用転換の技術的サポートも行い、地域貢献を重視する。この分野はオオバの核であり、官公庁案件の受注に加え、民間の開発計画にも参画している。

道路・橋梁・上下水道の設計と耐震補強

設計業務では、道路、橋梁、上下水道施設の設計を担当する。近年は大規模災害に対応したハザードマップ作成、橋梁・トンネルの耐震補強設計、地すべり・斜面崩壊解析など防災関連業務が増加している。また、公共ストックのアセットマネジメントにも豊富な経験を活かす。設計業務はまちづくりや環境対策と連携し、トータルな提案が可能である。

従来領域を超えた事業ソリューション業務

事業ソリューション業務は、建設コンサルタントの枠を超え、土地区画整理・開発行為の業務代行、税理士法人との連携による相続税務・不動産活用コンサル、老朽化マンションの建替えコンサルなどを提供する。2025年5月期の同事業の売上高は20億円(前年比109%増)と急成長しており、収益の多角化に貢献している。特に業務代行は、オオバの経験と保留地処分能力を活かした高付加価値サービスである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

建設コンサルで安定、国内公共投資依存

オオバは建設コンサルタント業を主力とし、売上高は約170億円で安定している。2024年5月期から2026年5月期にかけて売上は165億円から170億円と横ばい、営業利益率は10%後半から11.76%とわずかに改善している。サービス業セクター内ではジンジブやダイブグループが人材派遣で急成長する中、同社は技術系コンサルとして異なるポジションを築いている。しかし、売上の多くが国内の公共工事関連であり、公共投資の削減や競争入札の激化がリスクとなる。同業のイシンやJSHと比較しても規模は中堅で、差別化要因として災害対策やインフラ維持管理の専門性が挙げられる。

強み

  • 売上高は165〜181億円で推移、営業利益率も10%超を維持。
  • 道路・橋梁など公共インフラのコンサルで国や自治体との取引実績。
  • 防災・維持管理分野で高い技術力を持ち、リピート受注を得る。
  • 利益率が安定しており、景気変動に比較的強い事業構造。

課題

  • 公共工事予算の削減や入札競争激化で受注単価が低下する恐れ。
  • 売上が横ばいで、新規分野や海外展開がないと成長が見込めない。
  • 技術者不足が深刻化し、優秀な人材の採用・定着が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字がオオバ

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15357ヨータイ347億円13.2倍
22153E・Jホールディングス341億円9.8倍
36706電気興業326億円15.3倍
41429日本アクア276億円13.3倍
55269日本コンクリート工業213億円29.3倍
69765オオバ195億円13.4倍
76294オカダアイヨン164億円10.6倍
89612ラックランド137億円7.2倍
91433ベステラ118億円15.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2022年に創業100周年を迎えた老舗

オオバは2022年10月に創業100周年を迎えた。社是は「誠」「積極進取」「和」で、100年にわたる歴史と伝統、実績を強みとする。創業以来、まちづくりを核としたノウハウ、知見、経験を蓄積し、総合建設コンサルタントとしてワンストップソリューションを提供する体制を築いてきた。社員と目指す姿を共有し、持続的成長を目指す姿勢は、中期経営計画「NEXT CENTURY」に引き継がれている。

2012年から続く売上高の拡大基調

オオバの連結売上高は2012年5月期の105億円から増加を続け、2025年5月期には181億円に達した。2013年から2016年にかけて毎年10億円前後の増収を達成し、2016年には155億円。その後も160億円前後で推移したが、2024年に165億円、2025年に181億円と伸びを加速させた。この成長は、防災・減災、国土強靭化といった公共投資の堅調な需要に加え、民間の産業用地開発やマンション建替えコンサルなど事業ソリューション業務の伸長に支えられている。

無借金体質を確立した財務戦略

オオバは業績の伸長と本支店ビルの売却等により借入金を完済し、2010年代に無借金経営を確立した。2025年5月期末の有利子負債はゼロである。自己資本は13,167百万円、自己資本比率73.6%と高い水準にある。この健全な財務体質を背景に、株主還元を強化し、総還元性向60%、配当性向50%を目処とする方針を打ち出した。また、過去20年間の自己株式取得・消却により発行済株式総数を17,250,000株まで減らし、過去の増資による希薄化をほぼ解消している。

2023年策定の中期経営計画「NEXT CENTURY」

2023年7月、オオバは2024年5月期を初年度とする5カ年の中期経営計画「NEXT CENTURY」を策定した。基本方針は技術力の向上と人的資本への投資であり、2028年5月期に連結売上高200億円、営業利益24億円、営業利益率12%、ROE12%を目標とする。具体的施策として、建設コンサルタント業務の拡大、有資格者数500名から650名への増加、防災・減災や国土強靭化、都市開発、環境・脱炭素、スマートシティDXなど社会課題解決への貢献を掲げる。また、M&Aや業務提携、DX推進も柱としている。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年5月期まで20,000百万円
  • 連結営業利益2028年5月期まで2,400百万円
  • 連結営業利益率2028年5月期まで12%
  • ROE2028年5月期まで12%
  • ROIC2028年5月期まで12%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    技術力の向上と有資格者増強

    技術資格保有者を500名から650名へ増やし、ポリバレントな技術者(多能工)の育成を推進。人的資本投資を積極化し、持続的成長と中長期的な企業価値向上を図る。

  2. 02

    受注拡大と事業領域の拡大

    建設コンサルタント業務の拡大、事業ソリューション業務の伸長に加え、防災・減災、国土強靭化、防衛土木、都市開発、環境・脱炭素、スマートシティなどの社会課題解決分野へ挑戦。M&Aや業務提携も活用する。

  3. 03

    まちづくりを核としたワンストップソリューションの強化

    区画整理事業の経験・知見や保留地処分能力を活かし、調査設計から業務代行まで一貫対応。優良案件には自ら業務代行者として参画し収益機会を拡大する。

  4. 04

    DXと生産性向上

    まちづくりDX(攻めのDX)による新価値創造と、業務効率化(守りのDX)による生産性向上を両輪で推進する。

  5. 05

    株主還元の強化とコーポレートガバナンスの向上

    総還元性向60%、配当性向50%を目処に株主還元を強化。同時に取締役会実効性向上やIR/SR活動強化などガバナンスを高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で535人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は780万円で、10期前と比べて+15.8%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は12.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月525
2017年5月524
2018年5月521
2019年5月67442.915.7521
2020年5月66742.515.7522
2021年5月65642.015.3519
2022年5月71141.614.9532
2023年5月73040.814.2556
2024年5月73740.513.9550327
2025年5月76139.813.2531358
2026年5月78039.512.5535374

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
その他2,374百万円
本社、東京支店、事業ソリューション部 — 東京都千代田区386百万円
東北支店 — 仙台市青葉区111百万円
名古屋支店 — 名古屋市中区85百万円
九州支店 — 福岡市中央区76百万円
大阪支店 — 大阪市中央区47百万円
主な関係会社
  • 国内
    近畿都市整備㈱
    京都市 下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本都市整備㈱
    横浜市 中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東北都市整備㈱(注)2
    仙台市 青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オオバ調査測量㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    (R5)未利用国有地調査(首都圏地区)・入札補助業務
    財務省 · 2023-02-16
    15.1億円
  • 調達
    (R8)未利用国有地調査(首都圏地区)・入札補助業務
    財務省 · 2026-02-19
    14.1億円
  • 調達
    (R8)未利用国有地調査(北関東・信越地区)業務
    財務省 · 2026-02-19
    8.9億円
  • 調達
    未利用国有地の管理等業務委託(2)
    財務省 · 2026-05-25
    4.2億円
  • 調達
    未利用国有地の管理等業務委託
    財務省 · 2023-02-28
    3.5億円
  • 調達
    未利用国有地の管理等業務委託
    財務省 · 2017-02-27
    3.4億円
  • 調達
    (R8)国有財産地下埋設物調査業務(横浜市金沢区)
    財務省 · 2026-07-30
    3.2億円
  • 調達
    未利用国有地の管理等業務委託
    財務省 · 2020-02-28
    3億円
  • 調達
    (R4)未利用国有地調査業務
    財務省 · 2022-08-30
    2.3億円
  • 調達
    国立医薬品食品衛生研究所 旧庁舎解体撤去及び土壌汚染対策等工事設計業務
    厚生労働省 · 2018-07-18
    2.2億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は170億円営業利益20億円前期と比べると減収増益で、売上が-6.1%、利益が+5.3%。

売上高
-6.1%
170億円
営業利益
+5.3%
20億円
純利益
+15.4%
15億円
営業利益率
11.8%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高175億円170億円
営業利益21億円20億円
純利益15億円15億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は96億円、営業利益は12億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−1.0%、営業利益は+9.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q36513.90
2023年4Q588
2024年1Q2700.00
2024年2Q44613.64
2024年3Q37410.83
2024年4Q57814.06
2025年2Q8489.56
2025年4Q971111.37
2026年2Q74810.86
2026年4Q961212.59

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は105億円から170億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は11.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月10510
2013年5月12332
2014年5月14165
2015年5月15498
2016年5月155107
2017年5月155117
2018年5月161117
2019年5月1561217
2020年5月152128
2021年5月159149
2022年5月1591711
2023年5月1561811
2024年5月165181910.913
2025年5月181192010.513
2026年5月170202111.815

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高170億円のうち、営業利益として残るのは20億円11.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の8.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.9%112億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.9%39億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.8%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.2pt
11.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.8pt
8.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.9pt
10.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが21億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは20億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は28億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月00−107
2013年5月610714
2014年5月18−7−111114
2015年5月31−949
2016年5月4−62−28
2017年5月230−202311
2018年5月17−2−101516
2019年5月150−111520
2020年5月13−2−71123
2021年5月20−8−51230
2022年5月−3−2−5−520
2023年5月236−62942
2024年5月−3−2−6−531
2025年5月−5−1−8−617
2026年5月21−1−92028

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は207億円。このうち返さなくてよい自己資本が147億円で、自己資本比率は68.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月102396337.7
2013年5月119457437.4
2014年5月119477239.5
2015年5月116615552.3
2016年5月127616646.9
2017年5月111644757.5
2018年5月113704360.6
2019年5月123794462.8
2020年5月130834762.1
2021年5月137934465.7
2022年5月1441024268.2
2023年5月1611095265.4
2024年5月1801265368.0
2025年5月1791324771.0
2026年5月2071476068.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
28億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
98億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
60億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率24 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中144位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中480位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,181で、1年前と比べて+12.3%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,181-0.3%1ヶ月+5.0%1年+12.3%時価総額195億円
過去52週の値幅
安値¥1,016高値¥1,322

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.4倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR1.27倍
配当利回り3.73%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1138円で、25日移動平均線1126.28円、75日線1131.08円、200日線1129.66円を全て上回っており、中期的な上昇トレンドにあります。52週高値1322円に対して約14%下で、上値余地があります。7月9日から10日にかけて出来高が急増し、7月9日には45,500株、7月10日には72,800株と大きく増加しており、仕手性の高い動きが見られました。その後は出来高が減少し、8月に入って1万株前後で推移しています。1ヶ月で1.61%上昇し、年初来では11.6%上昇しており、上昇傾向が続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは14.12倍(予想12.4倍)で業界平均22.9倍を大きく下回り、PBRも1.22倍で平均3.26倍の約3分の1。ROEは10.7%と良好で、配当利回りは3.87%と平均2.53%を上回り、株主還元も積極的。2026年5月期の売上高は170億円と減収予想だが、営業利益率は11.76%と改善。配当性向は52.2%と高く、利益の半分以上を配当に回す方針。割安ながら業績の伸び悩みが懸念される。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.4倍23.4倍
PER (予想)12.9倍
PBR1.27倍3.51倍
ROE10.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

インフラ老朽化や防災需要の高まりを追い風に、安定成長が見込める一方、公共工事依存による業績の変動リスクや、競争激化による受注単価の低下懸念がある。強気派は、売上高の増加と利益率の改善を評価し、老朽化対策の長期的な需要を強調する。弱気派は、2026年5月期の売上高予想が減収となる点や、公共投資の減速リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • インフラ需要の拡大

    老朽化対策や防災関連の調査・設計需要が増加傾向

  • 収益性の改善

    2026年5月期予想で営業利益率11.76%と過去最高水準

  • 安定した財務基盤

    自己資本比率が高く、ROE10%超を維持

  • 営業利益20億円と2期連続増益、利益率11.76%2026年5月期影響

    2026年5月期の営業利益20億円、前期19億円から増益で営業利益率11.76%に改善

  • 予想PER12.4倍で評価面に余地、株価修正期待決算発表後影響

    実績PER14.12倍に対し予想PER12.4倍、利益成長を織り込めば割安

  • 配当利回り3.87%と高い、インカム需要通年影響

    配当利回り3.87%は市場平均並みに高く、株価の下支え要因

  • ROE10.7%・PBR1.22倍、資本効率は健全継続影響

    自己資本利益率10.7%、PBR1.22倍と割安な資本市場評価

マイナスに働く材料7
  • 公共投資の依存

    公共工事の動向により業績が左右されやすい

  • 減収予想への懸念

    2026年5月期売上高は前期比減収の見込み

  • 競争激化のリスク

    同業他社との価格競争で受注単価が低下する可能性

  • 売上高170億円で前期比6%減、増収が止まる2026年5月期影響

    2026年5月期の売上高170億円、前期181億円から約6%減少

  • 売上減でも利益拡大、一過性の可能性通年影響

    売上高が減る中で営業利益が増加、構造的な増益基盤かは不透明

  • 外国人持株比率1.08%と極低、物色限定的継続影響

    外国人持株比率1.08%はほぼゼロに近く、海外資金の参入余地が小さい

  • 時価総額191億円の小型株、流動性に難継続影響

    時価総額191億円と比較的小型で、大口売買が株価に影響しやすい

次の決算で確かめる点
受注高
今後の売上高の先行指標となり、需要動向を把握するため
公共工事関連の売上比率
公共依存度の変化を観察し、業績の安定性を評価するため
営業利益率
受注競争の影響やコスト管理の巧拙を測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+4.8%いまの株価に対する利回りは3.73%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
3.73%
いまの株価に対して
配当性向
49.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月1232.0
2018年5月120.028.2
2019年5月1850.018.3
2020年5月14−22.228.8
2021年5月140.029.5
2022年5月2364.334.8
2023年5月244.345.6
2024年5月3754.246.2
2025年5月4213.552.2
2026年5月444.849.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ13,807人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.3%を占め、残る69.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他56.057.260.259.167.368.9
事業法人18.218.619.118.720.319.6
金融機関23.922.619.516.211.010.7
自己株式9.57.97.15.95.24.1
外国法人0.40.60.43.31.00.4
証券会社1.41.00.82.70.30.2
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三井不動産株式会社4.41
02三井住友信託銀行株式会社4.01
03パシフィックコンサルタンツ株式会社3.81
04オオバ取引先持株会2.97
05大塲 明憲2.74
06大塲 重憲2.46
07日本生命保険相互会社1.91
08辻本 茂1.73
09株式会社みずほ銀行1.71
10株式会社デベロツパー三信1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+3900%、1株純資産は15期で+302%。直近期のROEは10.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月22251.056.3187.3
2013年5月132485.516.738.2
2014年5月2826111.210.323.4
2015年5月4533415.111.527.0
2016年5月4133312.410.529.1
2017年5月3935911.413.332.0
2018年5月4239111.315.228.2
2019年5月9946023.56.218.3
2020年5月4948810.413.328.8
2021年5月5255110.015.029.5
2022年5月6761011.411.134.8
2023年5月6765810.610.845.6
2024年5月8476311.812.346.2
2025年5月8480010.712.352.2
2026年5月9290210.912.449.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/5期の役員報酬は総額318百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
辻本茂代表取締役 社長執行役員70286,139
大塲俊憲取締役専務執行役員 社長補佐 内部統制・コンプライアンス担当5374,200
皆木信介取締役常務執行役員 営業本部長 営業統括6313,800
加藤智康取締役61
永井幹人取締役70
嶋中雄二取締役70
鈴木正規取締役71
宇野晶子取締役65
麦島健志取締役66
伊原康敏監査役 常勤監査役6420,100
伊禮竜之助監査役534,200
北村邦太郎監査役74
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
束村茂久6711,900
川合正78
赤川俊哉取締役629,700
星野忠洋取締役53

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4101803321454
社外取締役87798611
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,304字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社及び連結子会社4社で構成され、総合建設コンサルタント業として社会資本整備や民間企業施設整備などに貢献しております。 業務内容は多岐に亘っており、「地理空間情報業務」、「環境業務」、「まちづくり業務」、「設計業務」、「事業ソリューション業務」を中心として、これらの業務を複合的に推進しております。 なお、当社グループは、まちづくりのソリューション企業として、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務及び事業ソリューション業務を総合的に営む単一事業の企業集団であるため、セグメント情報は記載しておりません。 各業務の内容は次のとおりであります。 地理空間情報業務・・・・・・・・   地理や地形に関する詳細なデータは、都市・環境づくりの基礎となるだけでなく、資産等の維持管理にも不可欠です。当社では、最新IT機器を駆使した測量や、補償調査業務等を行うとともに、そのデータをまちづくりに展開・活用しております。 また、GIS(地理情報システム)による高度の上下水道、道路管理システムの提供や防災シミュレーションなどを展開しております。 環境業務・・・・・・・・・・・・   快適なまちづくりを進めるためには、環境保全・環境創造の取り組みが欠かせません。環境調査・環境アセスメントに多くの実績を持つ当社は、土壌汚染対策、水質保全や廃棄物処理等に配慮した環境施設計画、そして水やエネルギーの循環計画など、問題を具体的に解決する技術を持っております。さらに、地球環境に配慮した都市環境マスタープランなど、未来の環境づくりにも貢献しております。 まちづくり業務・・・・・・・・・   都市基本計画、地域計画、地区計画、区画整理等による都市基盤整備事業を通じて、福祉、防犯・防災、緑、賑わいなど様々な角度の魅力を持ったまちづくりを、企画提案・コンサルティングしております。また、土地所有者のニーズに応じた土地活用のご相談や土地利用転換に向けたまちづくりの技術的サポートを行うなど地域貢献に取り組んでおります。 設計業務・・・・・・・・・・・・   道路・橋梁・上下水道等施設単体の設計はもちろん、まちづくり事業や環境対策等と連携しトータルでまちづくりを提案しております。近年多発する大規模災害に対し、安全安心のためのハザードマップ作成、橋梁・トンネルの耐震補強設計、地すべり・斜面崩壊に係る解析業務等、様々な防災対策に積極的に取り組んでおります。膨大な公共ストックのアセットマネジメントにも豊富な経験を活かしております。 事業ソリューション業務・・・・・   従来の建設コンサルタントの業務領域を超えて、大きく3つの取り組みを進めております。 (1)従来の建設コンサルタント業務領域を超えた「土地区画整理・開発行為の業務代行事業への参画」 (2)まちづくり地権者向けワンストップサービス提供のため、税理士法人との連携による「まちづくりと相続税務・不動産活用コンサルティングの実施」 (3)老朽化マンションの建て替えコンサルなど「まちづくり技術を活かした社会問題の解決提案」
経営方針・対処すべき課題3,582字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「優れた技術と豊富な経験を活かし、高品質のサービスを提供することにより社会の発展に貢献するとともに、顧客・株主・社員の期待に応えること」を経営方針とし事業活動を行っております。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び経営指標 当グループは、2023年7月に、2024年5月期を初年度とする中期経営計画(2024年5月期~2028年5月期)を以下のとおり、策定のうえ、実行しております。 「中期経営計画の概要」(2023年7月13日公表) 1)新たな100年「NEXT CENTURY」に向けて ①当社創業100周年 当社は、2022年10月、顧客・株主・社員をはじめ皆様のおかげで、創業100周年を迎えることができました。 ②オオバの強み ・100年企業としての歴史、伝統、実績 ・社是「誠」「積極進取」「和」の精神に基づく信頼 ・まちづくりを核にノウハウ、知見、経験蓄積 (まちづくり技術力、ワンストップ対応力、合意形成に向けた調整力、総合力) ・総合建設コンサルタントによるワンストップソリューション ・民間に強い(官庁:民間=6:4) ・収益力の向上(営業利益12期連続増益、売上総利益率改善) ・技術力の向上(有資格者500名体制構築) ・財務内容の強化(無借金体質確立、自己資本充実) ③収益力の向上 オオバの強みである「まちづくり」を核として、12期連続増益を更新するとともに、利益率も改善いたしました。 ④財務内容の強化 業績の伸長と本支店ビルの売却等により、借入金を返済、有利子負債をゼロとし、経営資源の効率的な活用及び財務体質の強化を図ってまいりました。 ⑤技術力の向上 技術力向上の一環として取り組んできた、技術資格保有者(技術士、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)、1級建築士、APECエンジニア)500名体制を概ね構築することができました。 技術資格保有者を更に650名へ増加させるとともに、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進)に努めてまいります。 ⑥株主還元の強化 株主還元についても、安定配当を基本とし、総還元性向50%程度、配当性向35%程度を目処に、毎期実施してきました。 当社の成長とともに、収益力・技術力が着実に向上し、財務内容が一層充実していることから、株主還元を更に強化し、総還元性向60%程度、配当性向50%程度を目処とすることにいたしました。 なお、過去20年間の自己株式取得・消却の結果、現在の発行済株式総数は17,250,000株となり、過去の増資による株式の希薄化をほぼ解消することができました。 ⑦新たな100年への挑戦、飛躍 新たな100年「NEXT CENTURY」に向けて、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上であります。技術力の担い手である社員を大切にし、人的資本等への投資を積極的に行い、社員と目指す姿を共有し、ともに成長してまいります。 これまでの歴史、実績を踏まえ、守るべきものと変えるべきものを見極め、「まちづくり」を核としたコア業務を安定的に伸長させるとともに、社会課題の解決に向け、新市場・新規業務の開拓に挑戦し、更なる飛躍を目指します。 2)中期経営計画の骨子 ①対象期間 ・2024年5月期~2028年5月期(5ヵ年) ・新たな100年「Next Century」を力強く開拓 ・未来を拓く「挑戦」と「飛躍」のファーストステージ ②基本方針(骨太の方針) 当社の持続的成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上である。 技術力の担い手は社員であり、人的資本等への投資を積極的に行い、会社・社員がともに成長していく。 (a) 持続的成長と中長期的な企業価値向上の要諦である、技術力の更なる向上を図り、顧客・株主に信頼される、魅力ある会社づくりを目指す。 (b) シニア層を含め、技術力の担い手である社員を大切にし、社員一人ひとりが働きがい・やりがいを感じ、 いきいきと働くことができる、職場を創り上げる。 (c) 当社の強みである安全と安心で持続可能なまちづくりを核とし、美しい日本の国土建設に貢献する。 (d) 100年企業として、社是「誠」「積極進取」「和」の精神をこれからも大切にし、土木技術の研鑽を重ね、新たな100年「Next Century」を力強く開拓していく。 ③定量目標 2026年5月期 (実績)   2027年5月期 (業績予想)   2028年5月期 (中期経営計画) 連結売上高   17,011百万円   17,500百万円   20,000百万円 連結営業利益   1,965百万円   2,050百万円   2,400百万円 連結営業利益率   11.6%   -   12% ROE   10.9%   -   12% ROIC   9.9%   -   12% ④具体的施策 (a) 受注の拡大 建設コンサルタント業務の拡大、事業ソリューション業務の伸長 (b) 技術力の更なる向上 有資格者数の増大(500名→650名)、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進) (c) 社会課題の解決 防災・減災、国土強靭化、防衛土木、都市開発、都市再構築、環境・脱炭素社会構築 スマートシティ・まちづくりDX、事業ソリューション・土木管財(老朽化マンション建替え等) (d) 人的資本等への投資 経営戦略と人事戦略との連動、人員増強、従業員のモチベーション向上 (e) DX推進 まちづくりDXの推進(攻めのDX)、生産性の向上(守りのDX) (f) M&A、業務提携 同業種とのM&A、異業種との業務提携 (g) 株主還元の強化 株主還元方針の変更(総還元性向:50%→60%、配当性向:35%→50%) 株主優待制度の変更(ショコラボチョコレート菓子贈呈対象:5,000 株以上→2,500 株以上) (h) コーポレートガバナンスの強化 取締役会の実効性向上、IR・SR活動の強化 詳細については、「中期経営計画の策定に関するお知らせ」「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について」「『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応』について」に記載のとおりです。 (3)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、建設コンサルタント業界においては、防災・減災、老朽化した社会インフラの維持・管理、国土強靭化への対応など公共投資が引き続き堅調に推移しており、受注環境は概ね前年同等を予想しております。 国土強靭化や防災・減災関連業務、防衛土木業務などの官庁需要の増加、生産拠点(ものづくり)の国内回帰と海外資本参入による産業用地・物流用地の開発関連業務などの民間需要の増加などにより、引き続き好調な受注環境を予想しております。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループの技術力を基盤として、次の3点を当面の課題に掲げ、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に努めてまいります。 ① 技術力の強化 当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上です。 技術力向上の一環として取り組んできた、技術資格保有者(技術士、RCCM(シビルコンサルティングマネ ージャ)、1級建築士、APECエンジニア)500名体制を構築することができました。 技術資格保有者を更に増加させるとともに、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進)に努めてまい ります。 ② 収益機会の拡大 業務代行・土木管財等コンサルティング関連業務への取組強化により、事業ソリューション業務は、着実に 伸長しています。 当社グループの強みである区画整理事業での経験・知見や保留地の処分能力を活かし、調査設計業務に加 え、優良案件については、当社自ら業務代行者として参画することで、収益機会の一層の拡大を図ってまいり ます。 ③ 事業領域の拡大 これまでの歴史、実績を踏まえ、守るべきものと変えるべきものを見極め、「まちづくり」を核としたコア 業務を安定的に伸長させるとともに、社会課題の解決に向け、新市場・新規業務の開拓に挑戦し、更なる飛躍 を目指します。 幅広い顧客ニーズに対応するため、総合建設コンサルタントによるワンストップソリューションの強みを活 かすとともに、同業他社等との提携・協業、M&Aの強化等により、事業領域の拡大を推進してまいります。
事業等のリスク2,235字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 記載内容のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。 (1)成果品に対する契約不適合責任 成果品のチェック体制には万全の注意を払っておりますが、成果品のミス・エラー等による契約不適合があった場合や長期の指名停止を受けた場合は、業績に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (2)官公庁受注への依存 主要顧客である国及び地方公共団体の公共事業費予算の縮小などがあった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)民間取引先の信用リスク 受注額の4~5割程度は民間企業との取引ですが、今後の経済状況の変化に伴い当該企業の破綻等により業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)保有資産の価格変動 当社は、関東を中心として不動産等を保有しております。 今後の不動産市場の動向如何によっては、当社が保有する資産価値が下落し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)自然災害 当社グループの全社員のうち約半数の社員の勤務が東京都に集中しております。そのため、東京都で地震等の自然災害があった場合、業務不能又は、業務能力の低下が発生して、業務が滞る可能性があります。また、東京都に限らず当社グループの支店、営業所等において、自然災害により操業停止等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)人材確保 当社グループの成長は、技術部門の優秀な技術者や高度な熟練技能者によって支えられており、当社グループが今後も高い競争力を維持していく上でこれらの人材確保はますます重要となっております。また、技術面のみならず、当社グループの成長過程においては、経営管理面の優秀な人材確保も一層重要になっております。一方、こうした人材への需要は大きく、企業間における人材の獲得競争は激しいものとなっております。これらの有能な人材の確保及び雇用の維持が困難な場合には、当社グループの成長に影響を及ぼす可能性があります。 (7)土地区画整理事業の業務代行 中期経営計画において収益機会の拡大策と位置付けている土地区画整理事業の業務代行について、出口戦略のしっかりとした優良案件については、当社自ら不動産リスクを見据えた適切なリスクテイクを行い、従来のコンサル業務領域を超えた収益性の向上を企図してまいります。なお、不動産市場の動向如何によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)新規事業への取り組み 当社グループでは、収益基盤をさらに拡大するために、今後も新規事業への取り組みを進めていく方針ですが、新規事業が安定して収益を生み出すまでには一定の時間を要することが予想されます。このため、当社グループ全体の利益率を低下させる可能性があります。また、将来の事業環境の変化等により、新規事業が当社グループの目論見どおりに推移せず、新規事業への投資に対し十分な回収を行うことができなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、北海道北広島市、宮城県多賀城市他における太陽光発電の売電事業の管理運営は、事業環境の著しい悪化等により計画どおりに推移しなかった場合には、太陽光発電所施設の減損損失が発生する可能性があります。 (9)法的規制 当社グループは事業活動を行う上で、独占禁止法、中小受託取引適正化法、個人情報保護法等の様々な法規制の適用を受けております。これからの法規制の遵守を徹底するため、すべての役員及び従業員が、行動規範の基本原則である「法令遵守」の精神を理解し、公正で透明な企業風土の構築に努めております。また、コンプライアンス規程、コンプライアンスマニュアルを定め、運用体制を整備し、当社グループ全体での厳格な運用に努めております。しかしながら、万が一これらの法規制を遵守できなかった場合には、社会的な信用や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、主務官庁から建設コンサルタント登録や測量業登録をはじめとして、様々な登録、許認可を受けて事業を行っていることから、登録、許認可の根拠となる各法令等を遵守し、許認可等の更新に支障が出ないよう、役職員の教育等に努めております。 しかしながら、役員が罰金以上の刑に処されることその他何らかの理由により登録、許認可の取り消しや更新ができない状態が発生した場合及び関連法規の改廃や新たな法的規制が設けられる場合には、当社グループの事業展開及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。なお、現時点において、当社グループは以下の登録、許認可取り消し事由に抵触しておりません。 登録の種類   保有会社   有効期限   取消事由 建設コンサルタント登録   当社   2029年9月30日   建設コンサルタント登録規程 第12条、第13条 日本都市整備㈱   2027年2月23日 東北都市整備㈱   2029年7月16日 近畿都市整備㈱   2030年2月26日
経営成績の分析 (MD&A)6,793字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績 当連結会計年度における世界経済は、米国関税政策の影響や、ウクライナ紛争の長期化・中東情勢の悪化を背景とした地政学リスク等により、不透明感は続きました。わが国経済においては、賃上げの動きが広がる一方、物価の上昇により、景気は緩やかな回復に留まりました。 建設コンサルタント業界においては、防災・減災、老朽化した社会インフラの維持・管理、国土強靭化への対応など、公共投資が堅調に推移しました。 このような状況の中、当社グループでは、オオバの強みである「まちづくり業務」の豊富な経験と実績を活かし、「まちづくりのソリューション企業」として、国土強靭化や防災・減災など「安全と安心で持続可能なまちづくり」、都市再生・地方創生業務、公共施設マネジメント業務、防衛土木業務などを重点分野と位置づけ、積極的な営業活動を展開してまいりました。 さらに、区画整理事業での当社のコンサルタントとしての経験・知見や保留地の処分能力を活かして、調査設計業務に加え業務代行者としての参画を企図し、収益機会の拡大を図るとともに、土木管財業務、相続・不動産コンサルティング、PM(プロジェクトマネジメント)/CM(コンストラクションマネジメント)・PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)事業、まちづくりDX(デジタルトランスフォーメーション)など、高付加価値提案型サービスの展開により、事業領域を拡大してまいりました。 当連結会計年度の概況は以下のとおりであります。 官庁では防災・減災、国土強靭化に加えて、防衛土木等の需要が伸び、さらに官庁・民間ともに大型の区画整理案件の継続受注や新規地区の立ち上げ、民間では生産拠点(ものづくり)の国内回帰と海外資本参入による産業用地・物流用地の開発関連業務などに注力した結果、受注高につきましては17,136百万円(前期は17,345百万円)となり、手持受注残高は9,584百万円(前期は9,458百万円)を確保することができました。 売上高につきましては、17,011百万円(前期は18,096百万円)となりました。 営業利益は1,965百万円(前期は1,936百万円)、経常利益は2,141百万円(前期は1,998百万円)となり、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、1,468百万円(前期は1,334百万円)となりました。 (業務区分別売上総利益の状況) 前連結会計年度(2024年6月~2025年5月) (単位:百万円) 売上高   売上総利益   売上総利益率 建設コンサルタント業務   16,126   5,346   33.2% 事業ソリューション業務(※)   1,969   395   20.1% 合 計   18,096   5,741   31.7% 当連結会計年度(2025年6月~2026年5月) (単位:百万円) 売上高   売上総利益   売上総利益率 建設コンサルタント業務   16,081   5,526   34.4% 事業ソリューション業務(※)   929   294   31.7% 合 計   17,011   5,821   34.2% ※事業ソリューション業務には、土地区画整理事業における業務代行収入と、リース取引に関する会計基準 に基づく賃貸料収入等が含まれております。 (2)財政状態 当連結会計年度においても、技術力の向上や財務体質の強化等により経営基盤の強化に取り組んだ結果、資格保有者数の増大や無借金体質の確立、自己資本比率の向上等を実現することができました。 (資産の部) 資産合計は、現金及び預金の1,123百万円増加等により流動資産が1,145百万円増加した結果、前期末より2,816百万円増加し、20,717百万円となりました。 (負債の部) 負債合計は、未成業務受入金398百万円の増加等により流動負債が730百万円増加した結果、前期末より1,239百万円増加し、5,972百万円となりました。借入金については、0となっており、引き続き無借金体質となっています。 (純資産の部) 純資産合計は、利益剰余金が595百万円増加する一方、株主還元の一環に伴い、控除(マイナス)項目である自己株式が81百万円減少した結果、前期末より1,577百万円増加し、14,745百万円となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比較して1,123百万円増加し、2,812百万円(前期は1,688百万円)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは2,065百万円の収入(前期は510百万円の支出)であり、主なものは、税金等調整前当期純利益2,140百万円、退職給付に係る資産負債の増減443百万円、未成業務受入金の増加に伴う収入398百万円、法人税等の支払額473百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは86百万円の支出(前期は119百万円の支出)であり、主なものは、有形固定資産の取得による支出253百万円、有価証券の売却による収入168百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは855百万円の支出(前年同期は797百万円の支出)であり、自己株式の取得による支出172百万円及び配当金の支払いによる支出683百万円等によるものであります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いることが必要となります。これらの見積りについては過去の実績等、連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断していますが、これらの見積り及び仮定に基づく金額は、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 受注の実績 (1)受注高実績 当社グループは、単一セグメントであるため、業務の区分別の受注高を記載しております。 業務の区分等   受注高(千円)   構成比(%)   前年同期比(%) 建設コンサルタント業務 地理空間情報業務   3,697,382   21.6   105.2 環境業務   739,854   4.3   100.6 まちづくり業務   7,194,626   41.9   91.2 設計業務   3,779,287   22.1   84.8 事業ソリューション業務   1,725,491   10.1   231.6 合計   17,136,641   100.0   98.8 (注)前期以前に受注した業務で、契約額の増減があるものについては、変更の行われた期の受注高にその増減額を含んでおります。 (2)手持受注高 当社グループは、単一セグメントであるため、業務の区分別の手持受注高を記載しております。 業務の区分等   手持受注高(千円)   構成比(%)   前年同期比(%) 建設コンサルタント業務 地理空間情報業務   1,792,680   18.7   110.0 環境業務   611,734   6.4   86.7 まちづくり業務   4,245,998   44.3   91.0 設計業務   1,396,370   14.6   81.4 事業ソリューション業務   1,537,309   16.0   207.4 合計   9,584,093   100.0   101.3 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度の経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 また、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、将来に関する事項には不確実性、あるいはリスクを含んでいるため、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性があります。 なお、当社グループは、まちづくりのソリューション企業として、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務及び事業ソリューション業務を総合的に営む単一の事業の企業集団であるため、セグメント情報は記載しておりません。 当社グループを取り巻く経営環境は、官庁需要においては、防災・減災、老朽化した社会インフラの維持・管理、国土強靭化への対応など公共投資が堅調に推移し、当連結会計年度の受注高は17,136百万円(前期は17,345百万円)となりました。 (1)経営成績 ① 売上高 売上高は17,011百万円(前期は18,096百万円)となり、前連結会計年度に比べ1,085百万円減少いたしました。 ② 売上総利益 売上総利益は5,821百万円(前期は5,741百万円)、売上総利益率は34.2%となり、前連結会計年度に比べ、それぞれ79百万円増加、2.5ポイント増加いたしました。 ③ 販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は3,856百万円(前期は3,804百万円)、販売費及び一般管理費率は22.7%となり、前連結会計年度に比べ、それぞれ51百万円増加、1.7ポイント増加いたしました。 ④ 営業利益 営業利益は1,965百万円(前期は1,936百万円)を計上し、15期連続の増益、営業利益率は11.6%となり、前連結会計年度に比べ、それぞれ28百万円増加、0.9ポイント増加いたしました。 ⑤ 営業外損益 営業外損益は176百万円の利益(前期は61百万円の利益)となり、前連結会計年度に比べ114百万円増加いたしました。営業外収益は209百万円(前期は79百万円)、その主な要因は受取配当金と有価証券売却益によるものであり、前連結会計年度に比べ129百万円増加いたしました。営業外費用は33百万円(前期は17百万円)、その主な要因は支払利息によるものであり、前連結会計年度に比べ15百万円増加いたしました。 ⑥ 経常利益 経常利益は2,141百万円(前期は1,998百万円)、経常利益率は12.6%となり、前連結会計年度に比べ、それぞれ143百万円増加、1.6ポイント増加いたしました。 ⑦ 特別損益 特別損益は0百万円の損失(前期は1百万円の損失)となりました。特別利益は1百万円(前期は1百万円)、その主な要因は固定資産売却益によるものであります。特別損失は2百万円(前期は2百万円)、その主な要因は固定資産売却損と固定資産除却損によるものであります。 ⑧ 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は1,468百万円(前期は1,334百万円)となり、前連結会計年度に比べ134百万円増加いたしました。 (2)財政状態 ① 資産、負債及び純資産 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末から2,816百万円増加して20,717百万円となりました。流動資産は現金及び預金を主な要因として1,145百万円増加し、固定資産は退職給付に係る資産の増加を主な要因として1,670百万円増加いたしました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末から1,239百万円増加して5,972百万円となりました。流動負債は未成業務受入金の増加を主な要因として730百万円増加し、固定負債は繰延税金負債の増加を主な要因として508百万円増加いたしました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末から1,577百万円増加して14,745百万円となりました。利益剰余金は親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加と剰余金の配当による減少により、595百万円増加し、自己株式は消却等により81百万円減少いたしました。その他の包括利益累計額合計は退職給付に係る調整累計額の増加を主な要因として、885百万円増加いたしました。 ② キャッシュ・フロー 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の概要 (3)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 資金需要 当社グループは、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務及び事業ソリューション業務を総合的に営む単一事業(建設コンサルタント業)の企業集団であり、当社グループの運転資金需要の主なものは、建設コンサルタント業務の受注業務遂行のための人件費、業務委託費、材料費等その他経費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。営業費用の主なものは給与手当、福利厚生費などの人件費、営業活動に伴う交通費等であります。当社グループの研究開発費用は様々な営業費用として計上されておりますが、研究開発に携わる従業員の人件費が研究費用の主要な部分を占めております。 ④ 契約債務 該当事項はありません。 ⑤ 財政政策 当社グループは、運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金又は借入により資金調達することとしております。資金調達の方針につきましては、運転資金は返済期限が1年以内の短期借入金で調達し、設備投資資金及び事業規模が1年を超える不動産開発業務資金につきましては、原則として固定金利の長期借入金及び社債で調達しております。 2026年5月31日現在、短期借入金の残高はありません。また、1年内返済予定の長期借入金を含む長期借入金の残高もありません。 (3)中期経営計画の進捗状況 中期経営計画(2024年5月期~2028年5月期)の3年目である2026年度5月期の達成状況は以下のとおりです。 2026年度5月期 (計画)   2026年度5月期 (実績)   2028年度5月期 (中期経営計画) 連結売上高   17,000百万円   17,011百万円   20,000百万円 連結営業利益   2,000百万円   1,965百万円   2,400百万円 連結営業利益率   -   11.6%   12% ROE   -   10.9%   12% ROIC   -   9.9%   12% ① 2023年7月に公表した中期経営計画(2024/5期~2028/5期)に基づき、オオバの強みである「まちづくり」を核としたコア業務を安定的に伸長させるとともに、社会課題の解決に向け、新市場・新規業務の開拓に挑戦することにより、収益力の向上を図りました。 ② 営業利益は、前期比1.5%増の1,965百万円を計上し、15期連続増益を更新するとともに、営業利益率は、11.6%となりました。 ③ 1株当たり当期純利益(EPS)は83.68円から92.41円へ8.73円増加、一株当たり純資産(BPS)は、800.33円から902.14円へ101.81円増加しています。ROEは、10.9%となりました。 ④ 技術資格保有者の増大・新技術の活用等により、技術力の更なる向上を図るとともに、収益機会の拡大を目的とした業務代行・土木管財等コンサルティング業務への取組みを強化しました。当社の持続的成長の要諦は、技術力の向上であり、その礎となる技術資格保有者(技術士、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)、1級建築士、APECエンジニア)は、毎期着実に増加し、当期(2026年5月期)には510名となり、技術資格保有者500名体制を構築することができました。 ⑤ 当社のROEは株主資本コストより高く、超過リターンを確保しており、PBR・PERともに業界の中でも高い評価を得ています。株価は堅調に推移しており、流通株式時価総額もプライム市場上場維持基準である100億円を超えました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。