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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スペースシャワーSKIYAKIホールディングス

SPACE SHOWER SKIYAKI HOLDINGS INC.4838 · Standard · 情報・通信業

音楽・映像コンテンツ事業とデジタルソリューション事業を展開するホールディングス。ミュージックビデオ業界のリーディングカンパニー。

概要

スペースシャワーSKIYAKIホールディングスは、2024年4月に株式会社スペースシャワーネットワークと株式会社SKIYAKIが経営統合して発足した持株会社である。音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」の運営や、ファンクラブ運営プラットフォーム「SKIYAKI」を中核に、ライブイベント、チケット販売、グッズ制作、エンタテインメントカフェなど音楽エンタテインメント全般を手がける。2026年3月期の連結売上高は229億円、従業員数は351人。

コンテンツとソリューションの二軸セグメント

グループは「コンテンツ」と「ソリューション」の2つの報告セグメントで構成される。コンテンツセグメントは、株式会社スペースシャワーネットワークとインフィニア株式会社が担当し、イベント事業、ライブハウス事業、アーティストマネジメント、有料放送「スペースシャワーTV」、オンデマンド配信、エンタテインメントカフェなどを展開する。ソリューションセグメントは、株式会社SKIYAKI、株式会社SPACE SHOWER FUGA、スペースシャワーエンタテインメントプロデューシング株式会社が担当し、ファンクラブプラットフォーム「Bitfan」、EC・MD、ディストリビューション、映像制作などを提供する。両セグメントのシナジーを重視し、コンテンツの強化がソリューションの収益増につながる循環を目指す。

ファンクラブプラットフォーム「SKIYAKI」の急成長

ソリューションセグメントの中核であるSKIYAKIが提供するファンクラブプラットフォーム「Bitfan Pro」と「Bitfan」は、2026年3月期に有料会員数170.7万人(前期比28.8%増)、サービス数1,661(同32.0%増)と大幅に伸長した。アーティストがファンと直接つながる手段として需要が高まっており、テクノロジーを活用した顧客基盤の拡大がグループ全体の成長をけん引している。また、同プラットフォームを通じたデータ分析やマーケティング支援も強化している。

ライブ・イベント事業の好調と大型フェス

コンテンツセグメントのライブ事業では、グループ主催のヒップホップフェスティバル「POP YOURS」と野外音楽フェス「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」が2025年もチケット完売で成功を収めた。また、アーティスト事業ではSuchmosの活動再開やSTUTSのCM曲採用、ハンバート ハンバートのNHK紅白歌合戦出場など、所属アーティストの活躍が収益に貢献した。インフィニア株式会社運営の「あっとほぉーむカフェ」は名古屋大須に新店舗を開業し、年間来場者88万人(前期比14.9%増)を記録した。

グループ全体の業績と中期経営計画

2026年3月期の連結業績は、売上高228億58百万円(前期比10.8%増)、営業利益19億57百万円(同123.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11億97百万円(同316.6%増)と増収増益を達成した。EBITDAは25億76百万円(同70.5%増)に拡大。中期経営計画「Ignite 2027」では、2027年度に連結売上高260億円、営業利益24億円、ROE15%超を目標に掲げ、コンテンツとテクノロジーの融合による成長投資を継続している。

業界の中での役割はコンテンツ制作・配信とアーティスト支援ソリューションの提供企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
229億円
営業利益
20億円
営業利益率
8.7%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ソリュー ション116億円50.7%7億円6.0%
コンテンツ113億円49.3%13億円11.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01音楽・映像コンテンツ主力

イベント事業、ライブハウス事業、アーティストマネジメント事業、レーベル・エージェント事業、有料放送事業、オンデマンド事業、エンタテインメントカフェ事業を展開。ミュージックビデオ制作や音楽配信のパイオニアとして、アーティストの活動を総合的に支援。

主な製品・サービス7
イベント事業
音楽フェスやライブイベントの企画・運営。
ライブハウス事業
ライブハウスの運営。アーティストのライブ活動を支える。
アーティストマネジメント事業
アーティストのマネジメント業務。プロモーションや契約管理を支援。
レーベル・エージェント事業
レコードレーベルの運営やアーティストのエージェント業務。
有料放送事業
音楽専門の有料テレビ放送「スペースシャワーTV」の運営。
オンデマンド事業
音楽・映像配信サービス「スペースシャワーオンデマンド」の運営。
エンタテインメントカフェ事業
アーティストとコラボレーションしたカフェ運営。

02企業向けソリューション準主力

プラットフォーム事業、EC・MD事業、アライアンス事業、ディストリビューション事業、映像制作事業を展開。アーティストのファンクラブ運営やECサイト構築、映像制作など、デジタル技術を活用したソリューションを提供。

主な製品・サービス3
プラットフォーム事業
ファンクラブ運営やチケット販売などのプラットフォームを提供。
EC・MD事業
アーティスト公式ECサイトの運営やグッズ販売を支援。
映像制作事業
ミュージックビデオやライブ映像の企画・制作。

製品と技術

ファンクラブプラットフォーム「Bitfan Pro」「Bitfan」

株式会社SKIYAKIが提供するファンクラブ運営プラットフォーム。アーティストやクリエイターが自社のファンコミュニティを構築し、会員限定コンテンツ配信、チケット先行販売、グッズ販売などを一元管理できる。2026年3月期にはサービス数1,661、有料会員数170.7万人に達し、前年比で約3割増加した。機能拡充により、メルマガ配信やデータ分析、決済処理など運営に必要なツールをワンストップで提供している。

音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」

1990年代から放送を開始した日本を代表する音楽専門チャンネル。ケーブルテレビや衛星放送を通じて視聴可能で、24時間音楽番組を編成する。オリジナル番組やアーティストのライブ映像、ミュージックビデオの放送に加え、新たにオンデマンド配信も展開。有料放送事業として安定した収益を生み出すとともに、ブランド力がグループ全体のプロモーション基盤となっている。

大型音楽フェス「POP YOURS」と「SWEET LOVE SHOWER」

コンテンツセグメントの目玉となる自社主催フェスティバル。「POP YOURS」は日本最大級のヒップホップフェスとして認知され、「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」は野外音楽フェスとして毎年開催される。両イベントとも2025年はチケット完売を記録し、動員数は過去最高を更新。ライブ事業全体の収益を牽引するほか、グループ所属アーティストのプロモーション機会としても機能している。

デジタルディストリビューション事業「SPACE SHOWER FUGA」

株式会社SPACE SHOWER FUGAが提供する音楽配信サービス。オランダ企業FUGA社の技術基盤を活用し、国内外のアーティストやレーベルに対して楽曲のデジタル配信を支援する。2026年3月期は音楽配信売上が好調に推移し、ソリューションセグメントの収益拡大に寄与した。グローバル展開を見据え、FUGA社との連携をさらに深めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

売上拡大と収益改善が同時進行

同社は情報・通信業に属し、売上高は2024/3期の161億円から2026/3期には229億円へ増加、営業利益率も4.37%から8.73%へ倍増。この成長は、同業他社のVRAIN SolutionやCocoliveなどと比べても顕著で、業界内での地位を向上させている。売上拡大は主に新規事業やサービス拡充によるものとみられ、収益性の改善は事業規模の拡大による効果。今後も成長が続くか注目される。

強み

  • 売上高は2期で40%増、成長が著しい。
  • 営業利益率は4.37%から8.73%へ改善。
  • 同業他社と比べ成長性が高く、市場での影響力増。
  • 売上拡大は新規事業の成功による。

課題

  • 営業利益率は業界平均に届かず、更なる改善必要。
  • 高い成長を維持できるか、市場環境の変化に注意。
  • 同業他社も追従、差別化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がスペースシャワーSKIYAKIホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14439東名120億円10.4倍
23675クロス・マーケティンググループ120億円14.6倍
34479マクアケ119億円18.5倍
44446Link-Uグループ119億円
54838スペースシャワーSKIYAKIホールディングス118億円9.4倍
64193ファブリカホールディングス118億円17.4倍
77849スターツ出版118億円10.0倍
85590ネットスターズ117億円20.7倍
95137スマートドライブ117億円21.7倍
105136tripla115億円18.8倍
114382HEROZ115億円30.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

有限会社デジタルピクチャーとして創業した1994年

1994年10月、有限会社デジタルピクチャーとして設立された。当初は映像制作などを手がけていたと推測される。1996年12月には商号を有限会社スペースシャワーネットワークに変更し、同時に株式会社へ組織変更して「株式会社スペースシャワーネットワーク」となった。この時点で音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」の運営母体としての基盤が整った。

スペースシャワーから営業譲受と店頭登録

1997年3月、株式会社スペースシャワーより全営業を譲り受け、音楽チャンネル事業を自社で本格的に展開するようになった。2001年4月には株式を日本証券業協会に店頭登録し、資本市場からの資金調達が可能となった。2003年1月には携帯電話向け有料着信メロディー事業「スペースシャワー Mobile」を開始し、デジタルコンテンツ配信にも進出した。

ジャスダック上場と子会社再編の2004年

2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQスタンダード)に株式を上場した。同年9月には子会社セップの商号を変更し、プロモーションビデオや映画制作を行う子会社セップ映像企画を設立。さらに2005年4月には子会社を株式会社スペースシャワーTVに改称し、放送事業を分社化した。

業務提携と外部企業との資本関係構築

2006年8月、バウンディ株式会社(旧スリーディーシステム株式会社)を連結子会社化し、デジタル映像技術をグループに取り込んだ。同年11月には株式会社ブルース・インターアクションズ、ピーヴァイン・レコード株式会社、株式会社ペトロ・ミュージックと業務資本提携を締結。音楽レーベルや制作会社との連携を強化し、コンテンツ領域の拡大を図った。

SKIYAKIとの経営統合と持株会社体制への移行

2024年4月、株式会社スペースシャワーネットワークと株式会社SKIYAKIが経営統合し、持株会社としてスペースシャワーSKIYAKIホールディングスが誕生した。両社の強みである「コンテンツ」と「テクノロジー」を融合させ、音楽エンタテインメント業界における新たな価値創造を目指す体制が整った。これにより、グループは従来のメディア事業に加え、デジタルプラットフォーム事業を中核に据えることとなった。

中期経営計画「Ignite 2027」と業績の拡大

経営統合後、初の中期経営計画「Ignite 2027」を2024年11月に策定し、2025年度から2027年度の3か年で連結売上高260億円、営業利益24億円を目標とした。2026年3月期(計画初年度)には売上高229億円、営業利益20億円(計画比上振れ)を達成し、目標を上方修正した。EBITDAも30億円目標に対し26億円と順調に推移し、グループの収益基盤が拡大している。

年表12件を開く

1990年代

  • 1994年10月創業設立(当時は㈲デジタルピクチャー)
  • 1996年12月商号変更商号変更(㈲スペースシャワーネットワーク)及び株式会社への組織変更により、「㈱スペースシャワーネットワーク」となる
  • 1997年3月㈱スペースシャワーより全営業を譲受け

2000年代

  • 2001年4月株式を日本証券業協会に店頭登録
  • 2003年1月携帯電話上での有料着信メロディー事業「スペースシャワー Mobile」開始
  • 2004年9月商号変更商号変更により、子会社㈱セップは、㈱スペースシャワーティーヴィ・プロデューシングとなる
  • 2004年9月プロモーションビデオや映画制作等を行う子会社㈱セップ映像企画を設立
  • 2004年10月商号変更商号変更により、子会社㈱セップ映像企画は、㈱セップとなる
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2005年4月商号変更商号変更により、子会社㈱スペースシャワーティーヴィ・プロデューシングは、㈱スペースシャワーTVとなる
  • 2006年8月M&Aバウンディ㈱(旧スリーディーシステム㈱)を連結子会社化
  • 2006年11月㈱ブルース・インターアクションズ、ピーヴァイン・レコード㈱及び㈱ペトロ・ミュージックと業務資本提携

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年度まで260億円
  • 連結営業利益2027年度まで24億円
  • 営業利益率2027年度まで9%
  • 連結EBITDA2027年度まで30億円
  • ROE2027年度まで15%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コンテンツとテクノロジーの融合

    経営統合で実現した「コンテンツ」と「テクノロジー」の両輪を活かし、両セグメントの相乗効果による新たなIPやサービス開発を推進。営業キャッシュフローの獲得拡大と株主還元の強化を目指す。

  2. 02

    収益構造の多角化と市場変化対応

    国内音楽配信市場の成長鈍化に対応し、グローバル配信連携の強化、デジタルマーケティングの高度化、テクノロジー基盤活用により収益構造を変革する。

  3. 03

    多様化する消費者ニーズへの対応

    新興ジャンルや体験型エンタテインメント需要の高まりを受け、既存コンテンツ資産を活用しつつ多様なジャンルに対応したコンテンツ制作・イベント企画を推進。サブカルチャー領域でのポジション強化も図る。

  4. 04

    DIYアーティスト支援エコシステムの拡充

    増加するDIYアーティストを対象に、プラットフォーム機能強化、コンテンツ制作支援・ライブ連携・EC統合など包括的サービスを提供し、新しい音楽エコシステムの中核インフラ事業者を目指す。

  5. 05

    ファンエンゲージメントの強化

    オンライン・オフラインの接点を統合し、ファンクラブ・EC・イベント・カフェ等のノウハウを連携させ、デジタル活用による個別最適化された体験設計やアーティストとの交流機会創出によりファンロイヤルティとLTVを最大化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で351人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は680万円で、9期前と比べて+1.9%平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は9.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月257
2018年3月261
2019年3月66841.611.3305
2020年3月61942.011.6272
2021年3月62441.812.0242
2022年3月62042.012.4250
2023年3月63542.412.4241
2024年3月64942.812.7238
2025年3月66140.39.4356253
2026年3月68039.29.4351570

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社及び店舗等 — 東京都千代田区他747百万円
コンテンツ
本社 — 東京都渋谷区349百万円
全社(共通)
本社 — 東京都渋谷区279百万円
コンテンツ ソリューション 全社(共通)
ライブハウス — 東京都渋谷区217百万円
コンテンツ
本社 — 東京都渋谷区131百万円
ソリューション
鎌倉 — 神奈川県鎌倉市44百万円
全社(共通)
本社 — 東京都港区18百万円
ソリューション
主な関係会社
  • 国内
    ㈱スペースシャワーネットワーク(注)2、4
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱SKIYAKI (注)2、4
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スペースシャワーエンタテインメントプロデューシング㈱(注)2、4、5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    インフィニア㈱(注)4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱SPACE SHOWER FUGA (注)2、3
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱ロックガレージ(注)2、3
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権55.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業
    文部科学省 · 2022-10-12
    2,500万円
  • 補助金
    コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業
    文部科学省 · 2021-11-05
    379万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は229億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.2%、利益が+122.2%。

売上高
+11.2%
229億円
営業利益
+122.2%
20億円
純利益
+300.0%
12億円
営業利益率
8.7%
前期比 +4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高230億円229億円
営業利益20億円20億円
純利益12億円12億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は62億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+47.6%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q390
2024年1Q4224.82
2024年2Q48510.42
2024年3Q3600.00
2024年4Q35−1
2025年2Q10665.73
2025年4Q10033.00
2026年2Q1191310.98
2026年4Q11076.44
2027年1Q6269.74

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は117億円から229億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月11732
2014年3月11621
2015年3月11821
2016年3月12911
2017年3月14863
2018年3月15163
2019年3月14931
2020年3月15721
2021年3月115−2−2
2022年3月13766
2023年3月15263
2024年3月16163
2025年3月206994.43
2026年3月22920208.712

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高229億円のうち、営業利益として残るのは20億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.3%161億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.4%49億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
5.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.1pt
14.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが35億円、投資CFが−24億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は71億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月60−2631
2014年3月1−3−2−228
2015年3月4−2−2229
2016年3月4−90−523
2017年3月10−5−1527
2018年3月7−3−1428
2019年3月4−5−1−126
2020年3月4−3−1126
2021年3月30−1328
2022年3月8−3−14520
2023年3月9−1−1827
2024年3月12−6−1631
2025年3月13−6−4765
2026年3月35−24−51171

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は184億円。このうち返さなくてよい自己資本が89億円で、自己資本比率は48.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月67373056.1
2014年3月64372757.9
2015年3月67373055.9
2016年3月70393156.2
2017年3月79423752.8
2018年3月80443654.7
2019年3月80443655.2
2020年3月78443456.3
2021年3月72413156.9
2022年3月73343946.2
2023年3月78374147.3
2024年3月82394348.1
2025年3月160817950.2
2026年3月184899548.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
71億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
33億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
95億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中70位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中436位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.2%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥691で、1年前と比べて-18.5%過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。

¥691-2.1%1ヶ月+4.7%1年-18.5%時価総額118億円
過去52週の値幅
安値¥608高値¥960

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.4倍
PER (会社予想)9.1倍
PBR1.28倍
配当利回り4.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で634円から670円へ約5.7%上昇。25日線(661.88円)を上回り、75日線(677.59円)に接近。RSIは47.42と中立。52週高値960円からは約30%下落したが、安値546円からは緩やかな回復基調。7月14日には55,300株と出来高が急増し、売買が活発化。週足では640-680円のレンジで推移し、方向感は乏しい。8月5日の急落(669円)から反発し、底堅さを示す。200日線(741.71円)を下回る展開が続いており、トレンド転換には同線回復が条件。出来高は全体的に低迷し、材料待ちの様相。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER9.11倍は業界平均30.31倍を大幅に下回り、PBR1.24倍も平均3.5倍の約3分の1と割安。ROE14.2%で収益性は良好、配当利回り3.73%は平均3.42%を上回る。ただし配当性向129.2%と配当が利益を超えており、持続性に懸念。売上高は増加し営業利益も改善傾向だが、割安である一方、配当の維持が不確実な点は注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.4倍47.9倍
PER (予想)9.1倍
PBR1.28倍2.96倍
ROE14.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

論点は、デジタルシフトの中で従来の放送事業が縮小する一方、新規のライブ配信・マーケティング事業の成長がどこまで業績を牽引できるか。強気派は、2025年3月期から2026年3月期にかけて売上高が206億円から229億円へ増加し、営業利益率も4.37%から8.73%へ大幅改善した点を強調。音楽特化型の企業として、コロナ後のライブ需要回復と配信ビジネスの拡大が追い風とみる。PER9.1倍と割安で、ROE14.2%、配当利回り3.73%と株主還元も魅力。一方、弱気派は、依然として利益率が一桁台で、広告収入の減少や動画配信競合の台頭に晒されると指摘。特に、若年層のテレビ離れが加速し、放送事業の収益性低下が続くことを懸念する。また、過去の利益水準(2023年3月期は純利益3億円)から回復途上であり、新規事業の収益化に不確実性があるとみる。

プラスに働く材料7
  • 利益率の大幅改善

    営業利益率が4.37%から8.73%へ2倍以上に向上

  • デジタル需要の取り込み

    ライブ配信・SNS支援が成長、売上増に貢献

  • 割安感と株主還元

    PER9.1倍、ROE14.2%、配当利回り3.73%

  • 2026/3期は営業利益が20億円と前年比2倍超決算発表後影響

    2025/3期9億円→2026/3期20億円。売上高も206億円→229億円

  • 売上高229億円と3期連続で増収通年影響

    2024/3期161億円→2025/3期206億円→2026/3期229億円

  • 営業利益率が8.73%へ急改善決算発表後影響

    営業利益率は4.37%→8.73%と4.36ポイント改善

  • PER9.11倍・配当利回り3.73%の割安感継続影響

    PER9.11倍、配当利回り3.73%と株主還元も良好

マイナスに働く材料7
  • 放送事業の縮小

    テレビ離れで広告収入の減少が続く恐れ

  • 競争激化

    YouTubeや配信プラットフォームとの競争が激化

  • 利益水準の低さ

    純利益は2025年3月期で3億円と低水準

  • 売上高229億円でも営業利益率は1桁にとどまる継続影響

    営業利益20億円を売上高229億円で割ると8.73%

  • 純利益12億円が営業利益20億円から乖離決算発表後影響

    2026/3期の純利益12億円は営業利益20億円の60%

  • 株価は1年で25.6%上昇、出尽くし懸念継続影響

    1年間で+25.6%上昇し、株価670円。材料は織り込み済みの可能性

  • 外国人持ち株5.47%と需給が細い継続影響

    外国法人持ち株比率5.47%は低位で需給が細い

次の決算で確かめる点
営業利益率
新規事業の収益貢献度を測る重要指標
デジタル事業売上比率
デジタルシフトの進捗を確認
広告収入
放送事業の環境変化を直接反映
ライブイベント収入
需要回復と事業拡大の度合いを確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+92.3%いまの株価に対する利回りは4.34%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
4.34%
いまの株価に対して
配当性向
129.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1041.1
2018年3月100.058.3
2019年3月100.0518.1
2020年3月100.0
2021年3月100.0
2022年3月100.041.4
2023年3月100.020.1
2024年3月100.079.1
2025年3月1330.0123.2
2026年3月2592.3129.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,790人。区分でいちばん多いのは事業法人54.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.5%を占め、残る45.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人71.950.364.564.354.854.4
個人・その他21.248.333.933.441.935.6
外国法人5.10.10.10.61.95.4
証券会社1.71.11.41.61.44.4
自己株式26.65.14.72.94.3
金融機関0.10.10.00.00.00.1
外国人個人0.00.10.10.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱16.31
02伊藤忠商事㈱9.69
03㈱フジ・メディア・ホールディングス9.69
04KDDI㈱8.81
05㈱Ararik3.72
06宮瀬卓也2.26
07INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱)1.36
08本多智洋1.34
09大和証券㈱1.27
10木原直哉1.02

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+370%、1株純資産は14期で+55%。直近期のROEは14.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月163504.529.062.4
2014年3月83492.347.3293.3
2015年3月113493.039.0325.7
2016年3月53481.579.9
2017年3月313698.622.141.1
2018年3月293887.828.758.3
2019年3月133913.347.9518.1
2020年3月73881.860.1
2021年3月−19359−5.0
2022年3月5240415.48.241.4
2023年3月424429.910.420.1
2024年3月334687.414.879.1
2025年3月174854.827.3123.2
2026年3月7354214.210.0129.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額272百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林吉人代表取締役社長6170,536
小久保知洋取締役副社長5259,888
名取達利取締役副社長5219,623
北島直樹取締役6635,088
酒井真也取締役4351,393
廣田政智取締役4120,993
長谷川裕朗取締役(常勤監査等委員)669,600
井上昌治取締役(監査等委員)65
丸山聡取締役(監査等委員)497,600
三浦文夫取締役(監査等委員)68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6129913325242
取締役(社内)1131313
社外取締役3772

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容488字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 「コンテンツ」セグメントにつきましては、株式会社スペースシャワーネットワーク及びインフィニア株式会社、「ソリューション」セグメントにつきましては、株式会社SKIYAKI、株式会社SPACE SHOWER FUGA及びスペースシャワーエンタテインメントプロデューシング株式会社が主に担当しております。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの各事業内容につきましては、次のとおりであります。(2026年3月31日現在) 報告セグメント   主な事業内容 コンテンツ   ・イベント事業 ・ライブハウス事業 ・アーティストマネジメント事業 ・レーベル・エージェント事業 ・有料放送事業 ・オンデマンド事業 ・エンタテインメントカフェ事業 ソリューション   ・プラットフォーム事業 ・EC・MD事業 ・アライアンス事業 ・ディストリビューション事業 ・映像制作事業
経営方針・対処すべき課題4,570字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営の基本方針・中長期的な経営戦略 当社グループは、以下のミッションを掲げております。 <当社グループのミッション> EMPOWER ARTISTS & CREATORS, ENRICH FAN EXPERIENCE    我々が住むこの社会を持続可能なものにするために、文化や価値観の多様性を育むことが求められています。  音楽をはじめとしたエンタテインメント業界で活動する当社グループは、さまざまなバックグラウンドを持つアーティストやクリエイターたちと共に、豊穣な文脈をもった良質なコンテンツを提供し、ユーザーの心に感動を生み出すことで、人々の内面世界に彩りを与え、文化・芸術、そして社会の多様性の実現に貢献してまいります。  また、個人へのパワーシフトが進む社会の変化に対応して、幅広いジャンルで活躍するアーティストやクリエイターたちが、豊かにそして長くその活動を続けられるように、利便性の高いソリューションを360°で提供し、表現活動をする人たちの裾野を広げ、その価値を高めていくことが我々の社会的使命だと考えています。 当社グループでは、急激に変化する昨今のビジネス環境下において、持続的成長と企業価値向上の実現を目指し、2024年11月13日に中期経営計画「Ignite 2027」(2025年度から2027年度を対象とする3ヶ年計画)を策定・公表しております。また、事業環境及び足元の事業進捗等を踏まえ、2026年5月14日に同計画の定量計画を改定しております。以下の基本方針のもと、各施策を推進しております。 <定量目標> 2027年度までに以下の定量目標を実現する  ・連結売上高 260億円  ・連結営業利益 24億円(営業利益率 9%)  ・連結EBITDA 30億円  ・ROE 15%超 <定性目標> ・「コンテンツ」セグメントの成長により「ソリューション」セグメントの収益が増加し、「ソリューション」セグメントの成長により「コンテンツ」の獲得機会が増加するという相乗効果を生み出していくとともに、両セグメントのシナジーにより生まれる新たなIPやサービス開発を推進します。また、両セグメントを拡充するための積極的な成長投資を実行していくことで、営業キャッシュフローの獲得拡大を目指すとともに、株主還元の強化に努めてまいります。 AIをはじめとするテクノロジーの急速な進化によって、エンタテインメント業界では、ビジネスのあり方が今後加速度的に変化していくことが予想され、これまで以上に、テクノロジーとの真摯な向き合いが必要不可欠なものとなってきています。 当社グループは、このような激変する業界環境において、SKIYAKIとの経営統合により実現された、「コンテンツ」と「テクノロジー」を有する数少ない企業体を形成することで、新しいビジネスの地平を切り拓き、エンタテインメント業界の変化を先取りする企業体を目指し、アーティスト・クリエイターへのソリューション提供、ユーザー・ファンへのコンテンツ・感動提供の実現を通じて、当社グループミッションの実現を図るとともに、中期経営計画の達成に努めてまいります。 (2)優先的に対処すべき課題 当社グループの属する音楽エンタテインメント業界においては、世界的に音楽ストリーミング市場の成長が続いており、2025年のグローバル音楽市場は前年比6.4%の成長と、前年の4.8%増から成長率が加速いたしました(出所:国際レコード産業連盟、International Federation of the Phonographic Industry)。一方、日本国内においては、ストリーミングを中心とする音楽配信売上の伸びが踊り場を迎えつつあり、音楽ソフトパッケージの減少とあわせ、国内音楽流通市場の成長ペースに鈍化の傾向が見られます(出所:一般社団法人日本レコード協会)。ライブ・イベント市場においては、コロナ禍からの回復フェーズを超え、次なる持続的成長局面への本格移行が確認されており(出所:ぴあ総研『2024ライブ・エンタテインメント白書』)、ファン参加型・体験型エンタテインメントへの需要は引き続き高水準で推移しております。さらに、生成AIをはじめとする先端技術の急速な実用化、インディペンデント(DIY)アーティストによる自律的な活動の拡大、SNS・UGC(ユーザー生成コンテンツ)を通じた音楽消費行動の変容など、業界構造に大きな転換が生じております。 このような環境下、当社グループは、2024年4月の株式会社SKIYAKIとの経営統合から約2年が経過し、「コンテンツ」と「テクノロジー」の融合による独自のバリューチェーン構築を着実に進めております。また、2026年3月期においては中期経営計画最終年度の目標修正(上方修正)を行い、グループ経営の方向性と重点施策を明確化いたしました。当社グループが中長期的に企業価値を高めるために、以下の課題に取り組むことが必要であると認識しております。 ① 市場環境の変化への対応 音楽ストリーミング市場はグローバルでは成長が持続する一方、日本国内では成長鈍化が顕著となっており、収益構造の多角化が急務となっております。また、生成AIの進展やSNS・UGCの普及により、音楽・映像コンテンツの消費スタイルは急速に変化しており、ユーザーの発見・選好行動は従来型メディアから離れ、アルゴリズムや個人間の情報拡散へと移行しつつあります。 これらの変化に対応するため、当社グループは、グローバル配信領域における戦略的パートナーとの連携強化、株式会社SPACE SHOWER FUGAの株主であり、デジタルディストリビューションを世界展開するオランダ企業のFUGA(以下、「FUGA社」という。)を活用した海外アーティスト・レーベルとの取引深化、デジタルマーケティング体制の高度化、SKIYAKIが有するテクノロジー基盤の一層の活用を通じて、収益構造の変革と新たな付加価値創出を推進してまいります。 ② 多様化する消費者ニーズへの対応 Z世代以降の消費者を中心に、音楽の嗜好・消費行動の多様化が一層進んでおり、HIPHOP・ゲーム音楽・VTuberなどの新興ジャンルや、リアルとデジタルを融合した体験型エンタテインメントへの需要が高まっております。また、視聴者の高齢化が進む放送プラットフォームにおいては、デジタルネイティブ層を含む幅広いユーザー獲得に向けたコンテンツ最適化が課題となっております。 当社グループでは、J-ポップ・J-ロックを中心とした既存コンテンツ資産を活用しつつ、多様なジャンルに対応するコンテンツ制作・イベント企画を積極的に推進してまいります。 加えて、インフィニアが運営するエンタテインメントカフェ「あっとほぉーむカフェ」を軸としたサブカルチャー・ポップカルチャー領域においては、ファン参加型エンタテインメントとしての独自ポジションを確立・強化し、グループとしての多様なファン接点を最大限に活用してまいります。 ③ ヒット作品創出に向けた取り組み 当社グループの音楽ソフト関連事業は、原盤制作からマーケティング・プロモーション、流通、デジタル配信、著作権管理に至るまで一貫した機能を有しております。有望なアーティストの発掘・育成に加え、ソーシャルメディアや各種配信プラットフォームを活用したデータドリブンなマーケティング施策の強化により、デジタル時代に即したヒット創出体制の構築を推進してまいります。 また、各種法制度やアーティスト・クリエイターの意向を十分に汲み取りつつ、生成AIツールの制作工程への導入・活用によるコンテンツ制作の効率化と品質向上について検討を進め、リソースをアーティストの創造的活動の支援に重点投下できる体制整備を図ってまいります。 ④ 独立系・DIYアーティストサポートの拡充 ストリーミング配信やSNSを活用して自己完結的に活動するDIYアーティストが増加しており、これらのアーティストを支援するエコシステムの整備が業界全体の課題となっております。 当社グループでは、SKIYAKIが有するプラットフォーム機能の継続的な強化を通じて、アーティストとファンの直接的な関係構築を支援するとともに、コンテンツ制作支援・ライブ連携・EC機能の統合など、独立系アーティストの成長に資する包括的なサービス提供に取り組んでまいります。新しい音楽エコシステムにおける中核的なインフラ事業者としての地位確立を目指してまいります。 ⑤ 新規事業領域への展開拡大 生成AI・XR・空間コンピューティングなど新技術の実用化が進む中、コンテンツ制作・流通・体験の形が多様化しており、当社グループとしては、これら新技術と当社独自のコンテンツ・アーティスト資産を融合した新たな収益源の開拓が喫緊の課題であります。 当社グループでは、M&Aおよび業務提携を積極的に活用した新規領域への投資を推進してまいります。 ⑥ ファンエンゲージメントの強化 アーティストとファンの関係性のあり方が変化するとともに、ライブ・イベント市場が持続的成長局面に入りつつある中、ファンエンゲージメントの質的・量的向上が重要な経営課題となっております。 当社グループでは、SKIYAKIが有するファンクラブ・EC機能と、スペースシャワーネットワークが主催するイベントや、インフィニアの「あっとほぉーむカフェ」等が積み重ねてきたリアル接点のノウハウを有機的に連携させ、オンライン・オフラインを問わない継続的なファン接点の創出により、ファンロイヤルティの向上およびLTV(顧客生涯価値)の最大化を図ってまいります。また、デジタルを活用した個別最適化された体験設計や、アーティストとのインタラクティブな交流機会の創出にも注力し、持続可能な関係性の構築を推進してまいります。 ⑦ コーポレート・ガバナンスの推進 急速に変化する業界環境に対応し、持続的な成長と企業価値の向上を実現するためには、的確な意思決定と実効性ある監督体制の構築が不可欠であります。 当社グループでは、内部統制・リスク管理・コンプライアンスの徹底を継続するとともに、独立社外取締役の実効的な活用、改訂コーポレート・ガバナンス・コードへの継続的な対応を通じて、ガバナンス体制の一層の充実を図ってまいります。また、グループ各社におけるコンプライアンス推進体制の整備・強化を進め、グループ全体としての法令遵守・リスク低減を徹底してまいります。 ⑧ 人材育成の強化 DX推進・グローバル対応・IP開発など多様な領域で競争力を高めるためには、専門性と変化対応力を兼ね備えた人材の確保・育成が不可欠であります。 当社グループでは、教育研修・組織開発・ジョブローテーション等を通じて人材基盤の強化を図るとともに、エンタテインメント業界の特性を踏まえた多様な就労環境・評価制度の整備を推進し、次代を担う人材の育成に注力してまいります。
事業等のリスク7,409字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開において、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると経営者が認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、将来に関する事項につきましては別段の記載のない限り、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであり、当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅するものではありません 当社グループでは、事業遂行上のリスクの顕在化防止、リスクが重大な危機に転じた際に、その影響を最小限に留めるため、リスクの状況を適時に把握、対応を検討すべく、「リスク管理委員会」、「内部監査室」、「コンプライアンス室」など、各種リスクマネジメント体制を整備しております。また、当社グループ「コンプライアンスポリシー」の当社グループ従業員への浸透を目的として、「コンプライアンス・プログラム」を制定しております。 (1)各事業セグメントにおける固有のリスク ① コンテンツセグメントに関するリスク 1. 当社グループは、野外フェスイベントの主催、所属アーティストのライブ・イベント、ライブハウスやエンタテインメントカフェの運営などを行っておりますが、これらの事業活動は、地震、台風、洪水などの自然災害、事故、テロ、感染症の感染拡大をはじめとした、当社グループがコントロールできない事由によって、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、こうしたリスクに備えて、BCP(事業継続計画)を策定し、各種保険に加入しておりますが、それにより全ての損失を補填できるという保証はありません。 2. 当社グループは、店舗関連事業として、ライブハウス事業やエンタテインメントカフェ事業を展開しております。店舗の出店に際しては、「食品衛生法」に準拠し、保健所の確認により営業許可を受ける必要がありますが、店舗の営業において食中毒の発生等、食品衛生法に違反する事態が生じた場合、営業停止などの処分を受ける可能性があります。 これに対し、当社グループは法定の食品衛生に加え、衛生管理指導専門スタッフによる定期チェックの実施、食品衛生責任者の設置、従業員の健康状態確認や手洗い励行等により、安全な商品をお客様に提供するための衛生管理を徹底しております。 また、ライブハウス事業においてオールナイトイベントなどの深夜興行を行う際には、「特定遊興飲食店営業許可」の取得が必要となります。当社グループでは、警視庁生活安全課への適切な届出を行い、公安委員会より当該営業許可を取得しております。 今後風営法の改正などにより、特定遊興飲食店営業許可の要件変更などが生じた際には、ライブハウス事業の深夜興行開催に影響が及ぶ可能性があります。 3. 当社グループは、音楽ソフトに関連する事業として、アーティストマネジメントを中核に据え、レーベル・エージェント、音楽出版、CD/DVDなどの音楽ソフトパッケージ流通、デジタル音楽配信などアーティストの総合支援やプロデュース事業を推進しております。これらの事業におけるヒットの創出は、消費者の趣味、嗜好、流行の変化に大きく影響を受けます。当社グループは、コンテンツホルダーとして、ヒットアーティストやヒットコンテンツの創出・拡大を目指すとともに、有望アーティストの発掘・育成に努めておりますが、アーティストの人気・契約の継続、新人アーティストの発掘・成長等については予測することが困難であり、これらの不確実性により、当社グループの経営戦略が計画通りに進まない可能性があります。 4. 有料多チャンネル放送業界においては、契約者数が漸減傾向にあり、国内における人口減少が進む中、中長期的に市場縮小の継続が予測され、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 このような市場環境に対応するため、当社グループでは、視聴者に選ばれるコンテンツの制作を強化し、「スペースシャワーTV」ブランドの維持・浸透を図ることで、有料放送プラットフォーム事業者に対する存在感の向上を目指すとともに、スマートフォンやタブレットなど、新たなウィンドウにおけるマネタイズを目指してまいります。 5. 「番組供給事業者」である当社が番組を供給する「放送事業者」は、放送法上のチャンネル全体の編集権や価格決定などの権利及び義務を有しているため、放送事業者の合従連衡が進み、大手MSO(Multiple System Operator)への収益依存度が高まる環境下において、放送事業者の方針が当社にとって不利益な方向に変更されることや、放送関連の法令改正や新たな法規制が制定されることなどにより、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ② ソリューションセグメントに関するリスク 1. 音楽デジタル配信事業においては、引き続き成長が見込まれ、多くの音楽デジタル配信プラットフォーム事業者が存在しますが、デジタル化・ネットワーク化の進展を背景に、世界的規模での事業者の集約が進んでおります。こうした規模を拡大した事業者の経営方針や価格決定方針などにより、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 また、音楽デジタル配信のソリューションを提供する㈱SPACE SHOWER FUGAにおいては、レーベル顧客との契約獲得が重要な戦略でありますが、グローバルメジャーレーベル系列の音楽デジタル配信ソリューション提供会社などとの競合が激しい環境下にあります。競争の激化やその対策のためのコスト負担などにより、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、差別化された付加価値の高いサービスを提供し、顧客ロイヤルティを高めるための戦略を強化するとともに、グループ連携やFUGA社との協力により、競争力を高めるためのソリューションの開発、提供に努めます。 2. 当社グループの扱うCD/DVDパッケージを販売する小売事業者は、全国へチェーン展開する大規模事業者が中心となります。音楽ソフトパッケージ市場の縮小が続く環境下において、小売事業者が市場から撤退した場合や、小売事業者との取引条件において、一定の範囲で返品が可能になっており、小売事業者の販売状況によって、想定の見積もりを超える返品が生じた際、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 3.当社グループの運営する、ワンストップ・ソリューションプラットフォーム「Bitfan Pro」及び誰でも無料で使えるオールインワン型ファンプラットフォーム「Bitfan」は、主にインターネットを通じて各種サービスを利用者に提供しており、予期しない要因によるアクセスの増加に伴う一時的な過負荷や、自然災害等によるシステムトラブルによってサービス提供が不可能になった場合、ライツホルダー、各提携先及び利用者の当社グループに対する信用の低下、システムの改修費の増加、ライツホルダーからの損害賠償請求への対処が生じ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、ユーザーに安定的にサービスを提供するために、安全性やセキュリティ等に配慮し、当社グループの開発部門において随時モニタリングを実施しております。また、各ライツホルダーより事前に情報提供を受け、アクセスの集中が予想される場合には事前に監視体制を強化しサーバーの増強を図るなどの対策を実施するとともに、サーバーのスケールアップ等の施策を随時実施しております。 4.当社グループの運営するプラットフォームサービス、「Bitfan Pro」及び「Bitfan」は、主にインターネットを通じて利用者に対する各種サービスの提供を行っております。しかし、従前より当社グループと類似のサービス提供者が存在していることに加え、近年ではいわゆるオープンモデルと言われるファンビジネス関連サービスが増加しているため、提供するサービスの差別化が難しくなってきており、当社グループのサービス利用者であるクリエイター及びユーザーの獲得競争が激化する傾向にあります。したがって、これら他社との競合関係において、当社グループが迅速かつ優位的に事業展開できない場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、取引先企業との戦略的パートナーシップを強化するとともに、付加価値の高いプラットフォーム機能の開発・提供に注力することで、競合他社との差別化を図っております。 5. 当社グループは、放送や音楽を始めとした様々なコンテンツビジネスと連動し、インターネット上でTシャツやオリジナル商品などの通信販売事業を展開しております。通信販売を行う事業者は「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)や「特定商取引に関する法律」(特商法)の規制を受け、虚偽や誇大な商品説明を行わないことに加え、所定の事業者の表示などが細かく規定されております。 当社グループでは、通販事業に伴う商品管理及び物流運用を専門のノウハウを有した第三者に委託しておりますが、当社が法的リスクを負っており、通販事業を展開する上で何らかの瑕疵が生じ関係法令に違反した場合、当社の社会的信用の毀損が生じる可能性があります。 また、販売商品の多くは一般雑貨であり、通常の使用においては人体や他の物品に危害を及ぼすおそれの低いものですが、危害の生じる可能性を完全に否定することはできません。不測の事態に備えて生産物賠償責任保険に加入しておりますが、何らかの事故の発生等により、被害者から「製造物責任法」に基づく損害賠償の請求や訴訟による責任追及を受けた場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (2)各事業領域共通のリスク ① コンプライアンスに関するリスク 1. 当社グループは、WEBサービス会員や、プレゼント応募等で寄せられる個人情報、ファンクラブ会員や、エンタテインメントカフェ会員などから、様々な形でお客様の個人情報を収集しております。これらの個人情報の管理につきましては、厳重なセキュリティ対策を講じ、当該情報は利用目的の範囲においてのみ利用し、その管理には細心の注意を払っております。しかしながら、第三者による不正アクセス等予期せぬ事態により、個人情報が流出した場合、法令による処罰や、訴訟の提起の可能性が生じることに加え、顧客の信用や社会的信用低下を招く可能性があります。 また、2015年10月に施行された「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(マイナンバー法)の下で、当社グループは仕入取引先を中心として、マイナンバー(個人番号)の取得を適時行っておりますが、マイナンバーを含む特定個人情報の取扱いについては、一般の個人情報よりも厳格な安全管理措置が求められております。顧客の特定個人情報の紛失・漏洩・不正利用等が発生した場合、当社グループのレピュテーションリスクが拡大する可能性があります。 これに対し、当社グループは、リスクマネジメント体制の整備や、コンプライアンス・プログラムを通じた従業員啓発の推進により、従業員の法令違反や社会規範に反した行為等の発生可能性を低減するよう努めております。 2. 当社グループの事業活動において、第三者から意図せずに、著作権、著作隣接権、商標権等の知的財産権を侵害される可能性や第三者の知的財産権を侵害してしまう可能性があります。このような事態により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ② ソーシャルネットワーキングサービス(以下「SNS」)による情報拡散リスク 当社グループは、アーティストや番組などの情報を、より多くの方々へ届けるためのツールとして、SNSを活用しております。当社グループでは、当社の発信した情報を見た方々に、誤解を与えるような言動を慎むよう、社員及びアーティスト・クリエイターへの教育の徹底、ならびにガイドラインの設定をしております。しかしながらSNS上においては、アーティスト・クリエイターや当社の情報等が、その真意に関わらずネガティブな情報として受け止められ、拡散される可能性を排除できず、当社グループのレピュテーションリスクが拡大する可能性があります。 ③ 生成AIの進展に伴う事業環境変化によるリスク 近年、生成AI(Generative AI)技術は急速に進化しており、音楽、映像、イラスト、文章などのコンテンツを自動生成する技術が普及しております。これにより、当社グループが展開するアーティスト支援、IPビジネス、ファンエンゲージメント、デジタルマーケティングなどの領域においても、事業環境に大きな影響を及ぼす可能性があり、以下のようなリスクが想定されます: ・生成AIによる著作権侵害や類似コンテンツの大量流通により、当社所属アーティストや提携クリエイターのコンテンツ価値が相対的に毀損される可能性 ・ファンがAIを用いて二次創作等を行う際に、知的財産権の管理が困難となり、権利侵害や炎上等のリスクが増大する可能性 ・業界内でのコンテンツ制作やマーケティングオートメーションの進展により、当社の競争優位性が相対的に低下する可能性 ・生成AIの利用に関連する法制度やガイドラインが整備される過程において、事業運営に制限が生じる可能性 当社グループでは、生成AIの特性を正しく理解し、これを活用した新たな表現手法や業務効率化を積極的に模索する一方で、アーティスト・ファン・パートナーの権利保護と信頼確保を最優先とし、必要なガバナンス体制の整備を進めてまいります。しかしながら、今後の技術進展や社会的受容の状況、法規制等の動向によっては、当社グループの業績・財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 感染症の拡大等によるリスク 新型コロナウイルス感染症等の感染症が、国内および海外主要各国において、長期間にわたり拡大が続いた場合、個人消費の冷え込みなどにより、深刻な経済活動の縮小が生じ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ アライアンス及び企業買収に関するリスク 当社グループは、既存の事業領域の発展拡張を目指し、第三者との間で、アライアンスや企業買収を実施することがあります。当社グループでは、これらのアライアンスや企業買収にあたって、投資回収や収益性など、様々な側面から検討しておりますが、経営戦略などについてアライアンスや企業買収にかかる関係先との不一致が生じた場合、または当該関係先において事業上の問題が生じた場合に、関係を維持できなくなる可能性があります。また、事業環境の急激な変化や、事業開始以前に予測不可能であった問題等により、当初の期待どおりの目的を達成できない可能性があります。 これに対し、綿密なデューデリジェンスを実施し、アライアンスや企業買収に伴うリスクの事前評価の徹底や、問題発生時の対応策を策定し、柔軟な事業計画を維持する方針であります。 ⑥ 人材の確保にかかるリスク 当社グループのミッション達成に向けて、優秀な人材を確保することの重要性を認識しております。しかしながら、当社の求める水準にある優秀な人材は限られているため、かかる人材の獲得に向けた競争は熾烈であり、当社グループが期待する優秀な人材を確保できない可能性があります。 これに対応するため、社内人材の育成プログラムを強化し、福利厚生の充実と、キャリアパスの明確化を図るなど、社員の働きやすい環境を整備することに努めております。 ⑦ 繰延税金資産に関するリスク 当社グループは、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して、将来の課税所得を合理的に見積り、その回収可能性を慎重に検討したうえで繰延税金資産を計上しております。将来の課税所得の見積りは、中期業績予測を基礎としており、特にコンテンツセグメントにおける自社IPブランド力向上によるコアユーザー獲得、ソリューションセグメントにおけるオンライン・オフラインソリューションの一体提供による新規顧客獲得等による成長を主要な仮定として織り込んでおります。課税所得が生じる時期及び金額は、将来の不確実な経済状況の変動によって影響を受ける可能性があり、実際に生じた時期及び金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において繰延税金資産を認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。また、その結果として、繰延税金資産の取崩が必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 減損損失に関するリスク 当社グループは、資産又は資産グループのうち減損の兆候があるものについて、これらが生み出す割引前将来営業キャッシュ・フローがこれらの帳簿価額を下回る場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。将来キャッシュ・フローは、中期事業予測の数値を基礎としており、ライブ・イベント、店舗ビジネスや、プラットフォームビジネス、デジタル音楽配信事業の成長を主要な仮定として織り込んでおります。減損の兆候、割引前将来キャッシュ・フロー、回収可能価額の算定については、事業計画や経営環境等の前提条件に基づき様々な仮定を用いています。そのため、前提条件に変更が生じた結果、減損損失を認識することになった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績等 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、賃上げの継続や設備投資の拡大を背景に緩やかな回復基調が続いているものの、米国の関税政策に起因する世界的な通商摩擦の激化や、それに伴う円相場の不安定な推移、中東地域をはじめとする地政学的リスクの高まりや原油価格の不安定な推移によるエネルギーコストの変動など、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループの事業に関連する音楽・エンタテインメント業界においては、引き続き活況を呈しております。前述のような世界情勢による直接的な影響は軽微にとどまっているものの、物価上昇に伴う制作費・人件費の高騰がコスト面での課題となっているほか、消費者の支出行動には選別傾向も強まっており、価格帯や体験価値に応じたコンテンツ・サービス設計がより一層求められております。加えて、AIをはじめとするデジタル技術の急速な進展により、コンテンツ制作や流通・消費の在り方も大きく変化しており、従来型のビジネスモデルの変革と多様化するファンのニーズへの柔軟な対応が、重要な経営課題となっております。 このように多様化し変革を求められる社会・経済環境において、当社グループは、2024年4月に株式会社スペースシャワーネットワークと株式会社SKIYAKIとの経営統合を経て、持株会社体制へと移行し、両社の強みを活かした新たな企業体制を構築してまいりました。グループとして初の中期経営計画「Ignite 2027」の初年度となる当連結会計年度においては、コンテンツとテクノロジーを融合させた新たな価値創造に取り組み、定量目標の達成に向けて持続的な発展を実現してまいりました。 株式会社スペースシャワーネットワークにおいては、ライブ事業にて、当社主催の日本最大級のヒップホップフェスティバル「POP YOURS」、同じく主催の野外音楽フェスティバル「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」が共にチケット完売で成功を収め、アーティスト事業では、Suchmos活動再開による大型ライブの実施、STUTS楽曲の「ポカリスエット」CM曲採用、ハンバート ハンバートのNHK紅白歌合戦出場など、当社グループの企業価値向上に寄与しました。インフィニア株式会社が運営するエンタテインメントカフェ事業では、中京地区初出店となる「あっとほぉーむカフェ名古屋大須本店」の2店舗同時開業により事業エリアを拡大し、年間88万人(前年同期比14.9%増)の来場者数を記録しました。 株式会社SKIYAKIのプラットフォーム事業「Bitfan Pro」「Bitfan」においては、ファンクラブの有料会員数が170.7万人(前年同期比28.8%増)、ファンクラブサービス数が1,661(前年同期比32.0%増)と好調に推移しました。また、株式会社SPACE SHOWER FUGAが提供するディストリビューション事業では、音楽配信売上などが好調に推移したほか、スペースシャワーエンタテインメントプロデューシング株式会社のプロデュース事業においては、群馬県との共同開催『GFEST.2025』にて2日間で約2万人、福岡ソフトバンクホークス、BEAMSとの共同開催『FUKUOKA MUSIC FES.2026』にて2日間で約5万人を動員するなど、大規模イベントの共催においても実績を重ねました。 当連結会計年度の業績につきましては、売上高は22,858,256千円と前期比2,221,126千円増(同10.8%増)、営業損益は営業利益1,957,002千円と前期比1,079,551千円増(同123.0%増)、経常利益は2,004,016千円と前期比1,114,708千円増(同125.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,197,880千円と前期比910,325千円増(同316.6%増)と、増収増益となりました。EBITDAは2,576,562千円と前期比1,064,990千円増(同70.5%増)と増加いたしました。 なお、EBITDAは、営業利益に減価償却費及びのれんの償却額を加えた金額となります。 当社グループの最近5連結会計年度に係る主な連結業績は以下のとおりであります。なお、第28期以降の売上高は、第31期における会計方針の変更の遡及適用後の数値により算定しております。 回次   第28期   第29期   第30期   第31期   第32期 決算年月   2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 売上高(千円)   13,669,131   15,176,228   16,143,318   20,637,129   22,858,256 営業利益又は営業損失(△)(千円)   △135   153,447   618,120   877,450   1,957,002 経常利益(千円)   551,517   563,763   619,861   889,308   2,004,016 親会社株主に帰属する当期純利益(千円)   573,604   348,260   280,166   287,555   1,197,880 EBITDA(千円)   282,660   440,856   970,381   1,511,571   2,576,562 売上高営業利益率(%)   △0.0   1.0   3.8   4.3   8.6 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 セグメントEBITDAは、セグメント利益に減価償却費及びのれんの償却額を加えた金額であります。 a.コンテンツセグメント ライブ事業において、今期は「POP YOURS」「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」が共にチケット完売で無事開催され、アーティスト事業では活動再開した所属アーティストの公演収益が拡大しました。加えて、エンタテインメントカフェ事業についても、稼働率、来場者共に好調に推移いたしました。この結果、当セグメントの売上高は11,299,543千円と前期比1,272,999千円増(同12.7%増)となり、セグメント損益(営業損益)につきましては、セグメント利益(営業利益)が1,298,097千円と前期比540,431千円増(同71.3%増)、セグメントEBITDAが1,592,814千円と前期比585,029千円増(同58.1%増)となりました。 当セグメントの最近2連結会計年度に係る主な業績は以下のとおりであります。 (単位:千円) 回次   第31期   第32期 決算年月   2025年3月   2026年3月 売上高 外部顧客への売上高   10,026,544   11,299,543 セグメント間の内部売上高又は振替高   723,348   1,006,859 計   10,749,892   12,306,402 セグメント利益   757,666   1,298,097 回次   第31期   第32期 決算年月   2025年3月   2026年3月 セグメント利益   757,666   1,298,097 減価償却費   250,117   294,716 のれんの償却額   -   - セグメントEBITDA(注)   1,007,784   1,592,814 (注)セグメントEBITDAは、セグメント利益に減価償却費及びのれんの償却額を加えた金額であります。 b.ソリューションセグメント プラットフォーム事業におけるストック収益であるファンクラブ売上とフロー収益のEC売上が好調に推移し、ディストリビューション事業においても、音楽配信売上が好調に推移し、前年同期比で増収増益となりました。この結果、当セグメントの売上高は11,558,712千円と前期比948,127千円増(同8.9%増)となり、セグメント損益(営業損益)につきましてはセグメント利益(営業利益)が660,261千円と前期比538,502千円増(同442.3%増)、セグメントEBITDAが985,105千円と前期比479,342千円増(同94.8%増)となりました。 当セグメントの最近2連結会計年度に係る主な業績は以下のとおりであります。 (単位:千円) 回次   第31期   第32期 決算年月   2025年3月   2026年3月 売上高 外部顧客への売上高   10,610,585   11,558,712 セグメント間の内部売上高又は振替高   87,095   189,884 計   10,697,681   11,748,597 セグメント利益   121,758   660,261 回次   第31期   第32期 決算年月   2025年3月   2026年3月 セグメント利益   121,758   660,261 減価償却費   290,329   231,169 のれんの償却額   93,674   93,674 セグメントEBITDA(注)   505,762   985,105 (注)セグメントEBITDAは、セグメント利益に減価償却費及びのれんの償却額を加えた金額であります。 ②生産、受注及び販売の実績 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) ソリューション   1,216,598   109.0 (注)ソリューションセグメントのクリエイティブソリューション売上原価のうち、映像制作に係る生産の状況を記載しております。なお、当社グループで行う他のサービスは、提供するサービスの性質上、生産実績の記載はなじまない又は生産に相当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。 金額は、制作原価で記載しております。 受注実績 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ソリューション   1,310,835   101.4   104,381   108.7 (注)ソリューションセグメントのクリエイティブソリューション売上のうち、映像制作に係る受注の状況を記載しております。なお、当社グループで行う他のサービスは、提供するサービスの性質上、受注情報の記載はなじまない又は受注に相当する事項がないため、受注状況に関する記載はしておりません。 受注高については、売上金額で記載しております。また、受注残高については、金額が確定していないため、当連結会計年度末までに発生している制作原価で記載しております。 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) コンテンツ(千円)   11,299,543   112.7 ソリューション(千円)   11,558,712   108.9 合計(千円)   22,858,256   110.8 (注)1、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上となる相手先がいないため記載を省略しております。 (2)資産、負債及び純資産の状況 当連結会計年度末における総資産は、主に建設仮勘定が192,542千円、のれんが93,674千円、顧客関連資産が145,000千円、繰延税金資産が87,730千円減少した一方で、現金及び預金が583,537千円、受取手形及び売掛金が240,612千円、建物及び構築物などの有形固定資産(建設仮勘定を除く)が164,642千円、長期預金が2,000,000千円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ2,456,694千円増加し、18,416,629千円となりました。負債は、1年内返済予定の長期借入金が66,400千円、未払金が573,980千円減少した一方で、未払法人税等が452,298千円、預り金が1,267,784千円、賞与引当金が71,231千円、役員賞与引当金が67,869千円、その他(流動負債)が310,689千円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ1,600,027千円増加し、9,477,857千円となりました。 純資産は、市場買付により自己株式を取得したことにより172,515千円減少した一方で、利益剰余金が982,847千円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ856,667千円増加し、8,938,771千円となりました。 当社グループの最近5連結会計年度に係る主な財政状態は以下のとおりであります。 (単位:千円) 回次   第28期   第29期   第30期   第31期   第32期 決算年月   2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 総資産   7,264,907   7,804,630   8,164,794   15,959,934   18,416,629 負債   3,903,822   4,112,858   4,222,953   7,877,830   9,477,857 純資産   3,361,085   3,691,772   3,941,841   8,082,104   8,938,771 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、583,537千円の獲得となり、資金の期末残高は7,072,994千円となりました。これは、投資活動により2,427,214千円、財務活動により502,398千円資金を使用した一方で、営業活動により3,513,151千円資金を獲得したことによるものであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の獲得は、3,513,151千円(前連結会計年度は1,309,643千円の獲得)となりました。これは主に、売上債権の増加により240,612千円、棚卸資産の増加により52,811千円、法人税等の支払により253,191千円資金を使用した一方で、税金等調整前当期純利益により2,017,787千円、減価償却費により211,839千円、のれん償却額により93,674千円、無形固定資産償却費により314,046千円、その他の流動資産の減少により79,573千円、その他の流動負債の増加により1,397,597千円、賞与引当金の増加により71,231千円、役員賞与引当金の増加により67,869千円資金を獲得したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の使用は、2,427,214千円(前連結会計年度は640,151千円の使用)となりました。これは主に、長期預金の預入により2,000,000千円、有形固定資産の取得により245,781千円、無形固定資産の取得により206,819千円資金を使用したことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の使用は、502,398千円(前連結会計年度は352,439千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払により215,033千円、長期借入金の返済により66,400千円、自己株式の取得により200,907千円資金を使用したことによるものであります。 当社グループの最近5連結会計年度に係るキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (単位:千円) 回次   第28期   第29期   第30期   第31期   第32期 決算年月   2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 営業活動によるキャッシュ・フロー   845,814   891,609   1,156,091   1,309,643   3,513,151 投資活動によるキャッシュ・フロー   △308,979   △124,143   △609,546   △640,151   △2,427,214 財務活動によるキャッシュ・フロー   △1,364,728   △97,725   △90,426   △352,439   △502,398 現金及び現金同等物の期末残高   1,997,394   2,667,134   3,123,253   6,489,456   7,072,994 (4)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、外注費のほか、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は主に、設備投資やシステム投資や、M&A等の戦略投資によるものであります。また、株主還元につきましては、財務の健全性等に留意しつつ、配当方針に基づき実施してまいります。 当社グループは、イベント事業、店舗事業、プラットフォーム事業、有料放送事業などにより、事業運営上必要なキャッシュ・フローを安定的に確保し、それを原資として新たなイベント・コンテンツの開発や、新規事業の資金を賄うこと、株主還元を実施することを基本方針としており、経営計画に照らして、必要な資金(銀行借入)を調達するようにしております。 (5)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、前述の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の、2025年度から2027年度(2028年3月期)を対象期間とする中期経営計画「Ignite 2027」の対象期間最終年度となる2027年度までに、連結売上高26,000百万円、連結営業利益2,400百万円(営業利益率9%)、連結EBITDA 3,000百万円、ROE 15%超の実現を目標としております。 当連結会計年度においては、連結売上高22,858百万円、連結営業利益1,957百万円、連結EBITDA 2,576百万円、ROE 14.2%でありました。 (6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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