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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日本アクア

Nippon Aqua Co., Ltd.1429 · Prime · 建設業

吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材とポリウレア防水材の開発・販売・施工を一貫提供する建設業者。戸建・建築物の断熱・防水を全国ネットワークで手掛ける。

概要

日本アクアは、建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームの開発・販売・施工を主力とする設備工事会社である。2004年11月に名古屋市で設立され、2013年12月に東証マザーズに上場、2018年3月に東証第一部に市場変更した。2025年12月期の売上高は337億円、営業利益28億円、従業員710名。首都圏を中心に全国45事業所と認定施工店網を持ち、戸建住宅から大型建築物まで断熱・防水工事を手掛ける。

戸建住宅向け断熱施工で国内最大級の実績

日本アクアの事業の核は、木造戸建住宅向けの吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材「アクアフォーム」「アクアフォームNEO」の施工販売である。受注先は全国のハウスメーカー、ハウスビルダー、工務店で、大手建材商社の商流を活用することで代金決済を安定させている。施工は全国の認定施工店網が担い、2025年12月期の戸建部門売上高は157億6500万円と全社売上の約47%を占める。同部門では「気密なき断熱は無力なり」を掲げ、気密測定サービスを組み合わせた差別化を進め、2024年秋には新規大口顧客からの受注も獲得している。

建築物・防水事業が成長を牽引する第二の柱

建築物部門はマンション、病院、オフィスビル、データセンターなど非住宅向けに断熱材を提供する。2025年12月期の売上高は98億9600万円で、全社の29%を占める。鉄筋コンクリート造や鉄骨造に対応した「アクアフォームNEO」「アクアモエンNEO」を使用し、ゼネコンを主な顧客とする。防水部門は2020年9月に参入したポリウレア防水材「アクアハジクン」が主体で、2025年12月期の売上高は15億1500万円と前年の2倍超に拡大。大型物流センターや全国チェーンストアの受注を獲得し、断熱・遮熱を一体化した「FUKUGEN工法」で優位性を高めている。

全国45拠点のネットワークと自社原料製造

日本アクアは全国45事業所(2025年12月末時点)を有し、北海道から沖縄まで対応可能な施工ネットワークを構築する。断熱材の原料は2015年から自社製造を開始し、国内外から素材を調達し委託製造会社で生産。2016年にはJISマーク表示認証を取得した。また、環境省の広域認定制度のもと、施工現場からウレタン端材を回収しブローイング断熱材に再製品化するリサイクル事業を仙台、関東、関西、九州の4拠点で展開。商品販売部門では認定施工店向けに吹付機械や副資材(アクエアーシルバー、アクアシルバーウォールなど)も供給している。

リフォーム市場と環境対応への新たな取り組み

中古住宅・リフォーム市場向けに、小型軽量化した持ち運び可能な発泡機械システムを開発し特許を取得。狭小地やマンションの小規模現場に対応可能とし、ホームセンターの商流を通じて一般消費者への断熱リフォーム施工を促進する。また、マンションディベロッパー系列の大手リフォーム会社との提携を強化。環境面では、アクアフォームLITEが植物由来原料を配合し原料使用量を約30%削減、アクアフォームNEOは地球温暖化係数1以下のHFO発泡剤を採用するなど、省エネ基準の強化に対応した製品開発を進めている。

業界の中での役割は建設現場向け断熱・防水材の施工販売業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
337億円
営業利益
28億円
営業利益率
8.3%
純利益
19億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
戸建住宅向け断熱材158億円46.9%
建築物向け断熱材99億円29.4%
その他(商品販売)44億円13.1%
原料販売21億円6.2%
防水施工15億円4.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01戸建住宅主力

全国のハウスメーカー・ハウスビルダー・工務店向けに、吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材「アクアフォーム」「アクアフォームNEO」などの施工販売を行う。大手建材商社の商流を活用し受注・代金決済を安定化。全国の認定施工店網により施工をカバー。

吹付け硬質ウレタンフォーム断熱施工の専業メーカーとして業界随一の施工ネットワークと技術力を有する(自社認識)

主な製品・サービス4
アクアフォーム国内シェア上位
木造戸建住宅向けの吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材。JIS A種3相当。水を発泡剤とする化学発泡方式で、熱伝導率0.033W/(m・K)以下の高い断熱性と気密性・吸音性・透湿性を備える。
アクアフォームLITE
アクアフォームの品質を維持しつつ植物由来原料を配合し、原料使用量を約30%削減した環境配慮型断熱材。発泡倍率120倍。
アクアフォームNEO
木造戸建住宅およびコンクリート建造物向けの吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材。JIS A種1H相当。HFO発泡剤を用いた物理発泡方式で、低地球温暖化係数。
アクアハジクン
ポリウレアを原料とした防水材。超速硬化で短工期、リファレンスサービスライフ15年の長寿命。建築基準法の飛び火認定を取得。戸建住宅の屋根・バルコニー等の防水工事に使用。

02建築物(非住宅・マンション等)準主力

マンション、病院、学校、オフィスビル、工場、データセンタービル、冷凍倉庫など、戸建住宅以外の建造物向けに断熱材の施工販売を行う。受注先は主にゼネコン。鉄筋コンクリート造・鉄骨造に対応したポリオール原料(アクアフォームNEO、アクアモエンNEO)を使用。

主な製品・サービス3
アクアフォームNEO
コンクリート建造物にも対応した物理発泡方式の断熱材。発泡倍率30倍、低温暖化係数。
アクアモエンNEO
コンクリート建造物向けの吹付け硬質ウレタンフォーム。高い耐炎性能を有し、不燃材料の国土交通大臣認定を取得。発泡倍率20倍。
アクアハジクン
建築物向けにも使用。工場・駅舎の屋根、マンション屋上、立体駐車場スロープなどの新築・改修防水工事に適用。

03リフォーム・メンテナンス副次

中古住宅・リフォーム市場向けに、小型軽量化した持ち運び可能な発泡機械システムを開発し、狭小地やマンション等の小規模現場に対応。ホームセンターの商流を通じた一般消費者向け断熱リフォーム施工や、マンションディベロッパー系列のリフォーム会社との提携を進める。

主な製品・サービス1
断熱リフォーム用施工システム
小型・軽量化した移動可能な発泡機械システム(特許取得済)。狭小地・マンション等のあらゆる現場に対応可能。

04その他(商品販売・リサイクル)その他

認定施工店向けに吹付施工機械や原料、断熱関連副資材(遮熱材、透湿防水材など)の販売を行う。また、24時間全館空調システム等の住宅機器の販売を手掛ける。環境省の広域認定制度の下、施工現場からウレタン端材を回収しブローイング断熱材として再製品化するリサイクル事業を全国4拠点で展開。

主な製品・サービス5
アクエアーシルバー
通気層確保用遮熱スペーサー。断熱材工事と併用して断熱効果を高める。
アクアシルバーウォール
壁用遮熱・透湿・防水シート。
アクアパッキン
基礎気密パッキン。
アクアスルー
棟換気部材。
アクアフォーム1液性ハンドタイプ
断熱補助・結露防止用の1液性ウレタンフォーム。

製品と技術

水発泡のアクアフォームシリーズが戸建住宅の主力

「アクアフォーム」は、水を発泡剤とする化学発泡方式の吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材で、JIS A種3相当。熱伝導率0.033W/(m・K)以下と高い断熱性を備え、省エネ基準やZEH基準に対応する。発泡倍率は100倍で、現場で原料を混合・吹付けすることで建物の壁や床、屋根裏に隙間なく充填され、高い気密性と吸音性、適度な透湿性を発揮。防蟻仕様も用意されている。2025年7月からは「まるっとアクアフォーム」として住宅ごとに最適な断熱プランを提供する体制を整えた。

環境配慮型のアクアフォームLITEとNEOの特長

「アクアフォームLITE」は、アクアフォームの品質を維持しつつ植物由来原料を配合し、原料使用量を約30%削減した環境配慮型。発泡倍率120倍とさらに軽量化した。「アクアフォームNEO」はHFO発泡剤を用いた物理発泡方式でJIS A種1H相当。地球温暖化係数が1以下と極めて低く、木造戸建住宅とコンクリート建造物の両方に対応。発泡倍率30倍。これらは2025年4月施行の省エネ基準義務化に対応する製品群として、上位等級(断熱等級6以上)の需要取り込みを狙う。

不燃断熱材アクアモエンNEOと防水材アクアハジクン

「アクアモエンNEO」はコンクリート建造物向けの吹付け硬質ウレタンフォームで、不燃材料の国土交通大臣認定を取得。発泡倍率20倍、高い耐炎性能を持ち建築現場や火災リスクからの安全性を確保する。「アクアハジクン」はポリウレアを原料とする超速硬化型防水材。施工後すぐに歩行可能で、リファレンスサービスライフ15年を実現。建築基準法の飛び火認定を取得し、防火・準防火地域の屋根やバルコニー防水に適用。断熱・遮熱機能を一体化したFUKUGEN工法により、マンション屋上や立体駐車場スロープなどにも展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア上位アクアフォーム吹付け硬質ウレタンフォーム分野において国内トップクラス(有報に明確なシェア数値なし)戸建住宅
  • 戸建住宅吹付け硬質ウレタンフォーム断熱施工の専業メーカーとして業界随一の施工ネットワークと技術力を有する(自社認識)

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

給水設備工事で存在感、高収益が強み

日本アクアは、給水・排水設備工事を専門とする建設業者で、売上高283億円から337億円へ着実に成長している。営業利益率8.58%(2024年12月期)と高水準で、同業他社と比較しても収益性に優れる。ライバルにはエムビーエスやショーボンドホールディングスがいるが、ショーボンドは橋梁補修が主力で事業分野が異なる。日本アクアの強みは、マンションやビルの給水設備改修に特化したニッチ市場での高い専門性と、リピート受注が見込めるストック型ビジネスモデル。一方で、不動産市況や建設投資の影響を受けやすい面がある。

強み

  • 給水設備工事に特化し、技術力と施工品質で差別化。老朽化した設備の更新需要を捕捉。
  • マンションなどの給水設備は定期的なメンテナンスや改修が必要で、安定した受注が見込める。
  • 営業利益率8%超と建設業平均を上回る高収益体質を維持している。
  • 売上高が年率6%程度で増加しており、堅調な事業拡大を遂げている。

課題

  • 新築マンション着工の減少や不動産市況の悪化が受注に影響を与える可能性。
  • 建設業界全体の技能労働者不足が続き、採用・育成コスト増や工期遅延のリスク。
  • 既存ストックの改修需要はあるが、新規開拓には限界があり、長期的な成長には新分野進出が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が日本アクア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19740セントラル警備保障414億円15.9倍
29622スペース380億円9.1倍
35357ヨータイ347億円13.2倍
42153E・Jホールディングス341億円9.8倍
56706電気興業326億円15.3倍
61429日本アクア276億円13.3倍
75269日本コンクリート工業213億円29.3倍
89765オオバ195億円13.4倍
96294オカダアイヨン164億円10.6倍
109612ラックランド137億円7.2倍
111433ベステラ118億円15.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

名古屋で創業し関東・近畿へ展開した2004〜2008年

2004年11月、硬質ウレタンフォームの現場吹付発泡による住宅用断熱材の施工・販売を目的として、名古屋市南区に株式会社日本アクアを設立。同時に名古屋営業所を開設した。2005年9月には東京営業所(町田市)を開設し関東地区に進出。2007年1月には本社を名古屋市瑞穂区に移転するとともに大阪営業所(吹田市)を開設し近畿地区へ進出した。設立から3年で三大都市圏に拠点を設け、事業基盤を急速に拡大した。

ヒノキヤグループ傘下で全国展開を加速した2009〜2012年

2009年2月、株式会社桧家住宅(現ヒノキヤグループ)が日本アクア株式を譲受け、連結子会社となる(持株比率87.5%)。同年4月には本社を横浜市港北区に移転。2009年5月から2012年6月にかけて、福岡、広島、仙台、新潟、静岡、松山、札幌と次々に営業所を開設し、九州、中国、東北、北陸、東海、四国、北海道へと全国展開を完了した。3年間でほぼ全地域に拠点を持ち、断熱施工の全国ネットワークを構築した。

東証マザーズ上場と東京本社移転の2013〜2014年

2013年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。資本市場からの資金調達を可能にし、成長を加速させる体制を整えた。2014年3月には本社を横浜市港北区から東京都港区に移転。同時に横浜市緑区にテクニカルセンターを開設し、研究開発と施工技術の向上を図った。2014年12月には名古屋市港区に新社屋を開設し、中部地区の拠点を強化。上場後も営業所の新社屋化を全国各地で進めた。

東証一部昇格と新製品投入による成長期(2015〜2019年)

2015年から2017年にかけて、佐賀、岡山、大阪、仙台、さいたまに新社屋を開設し拠点拡充を継続。2018年3月には東京証券取引所市場第一部に市場変更し、上場企業としての信用力を高めた。2019年7月には不燃性断熱材「アクアモエン」を販売開始。これは国土交通大臣認定の不燃材料で、従来の断熱材では対応困難だった建築物の防火基準を満たす製品として新市場を開拓した。

防水事業参入とリサイクル拠点拡充の2020年代

2020年9月、ポリウレア防水材「アクアハジクン」を発売し防水市場に参入。超速硬化と15年のリファレンスサービスライフ、飛び火認定を武器に、戸建てから大型建築物まで受注を拡大した。また、環境省の広域認定制度のもと、全国4拠点(仙台、関東、関西、九州)にリサイクル工場を設置し、施工端材からブローイング断熱材を再製品化するリサイクル事業を本格化。2024年度からは中期経営計画「3 Pillars of Stability」を策定し、防水部門の早期黒字化と売上高年平均成長13.1%を目標に掲げている。

年表22件を開く

2000年代

  • 2004年11月創業硬質ウレタンフォームの現場吹付発泡による住宅用断熱材の施工、販売を目的として、名古屋市南区に株式会社日本アクアを設立 名古屋市南区に名古屋営業所を開設
  • 2005年9月東京都町田市に東京営業所を開設し、関東地区に進出
  • 2007年1月本社を名古屋市南区から同市瑞穂区に移転 大阪府吹田市に大阪営業所を開設し、近畿地区に進出
  • 2009年2月㈱桧家住宅(現 ㈱ヒノキヤグループ)が当社株式を譲受け、同社の連結子会社(持株比率87.5%)となる。
  • 2009年4月本社を名古屋市瑞穂区から横浜市港北区に移転
  • 2009年5月福岡県久留米市に福岡営業所を開設し、九州地区に進出 広島市中区に広島営業所を開設し、中国地区に進出 仙台市宮城野区に仙台営業所を開設し、東北地区に進出

2010年代

  • 2010年4月新潟市中央区に新潟営業所を開設し、北陸地区に進出 静岡市葵区に静岡営業所を開設し、東海地区に進出
  • 2011年4月愛媛県松山市に松山営業所を開設し、四国地区に進出
  • 2012年6月札幌市東区に札幌営業所を設置し、北海道に進出
  • 2013年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2014年3月本社を横浜市港北区から東京都港区に移転 横浜市緑区にテクニカルセンターを開設
  • 2014年12月名古屋市港区に新社屋を開設
  • 2015年4月佐賀県鳥栖市に新社屋を開設
  • 2015年10月岡山市北区に新社屋を開設
  • 2015年11月大阪市住之江区に新社屋を開設
  • 2016年9月仙台市宮城野区に新社屋を開設
  • 2017年6月さいたま市桜区に新社屋を開設
  • 2018年3月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2019年7月不燃性断熱材アクアモエンを販売開始
  • 2019年9月新潟市東区に新社屋を開設

2020年代

  • 2020年3月石川県金沢市に新社屋を開設
  • 2020年4月神奈川県厚木市に新社屋を開設 青森県青森市に新社屋を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高年平均成長率2026年度まで13.1%
  • 経常利益年平均成長率2026年度まで15.6%
  • サステナブル成長率2026年度まで10%
  • 営業利益率2026年度まで10%
  • ROE2026年度まで20%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    防水部門の早期黒字化と3本柱化

    戸建部門、建築物部門に加え、防水部門の早期黒字化と認知度向上による事業規模拡大を図り、安定した3本柱の事業体制を確立する。

  2. 02

    原料販売強化による事業領域拡大

    認定施工店以外の施工業者へのウレタン原料販売を強化し、メーカーとしての認知度向上と全国物流拠点の整備により販売量の伸長を目指す。

  3. 03

    成長と利益配分の好循環

    持続的成長を通じ、株主へは累進配当と配当性向50%以上での還元、認定施工店へは支援費の還元、自社は物流拠点整備や防水部門強化への投資を実施する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で710人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は556万円で、9期前と比べて+26.5%平均年齢は35.0歳、平均勤続年数は3.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月418
2017年12月427
2018年12月445
2019年12月44035.04.0475
2020年12月50736.04.0487
2021年12月46936.05.0438
2022年12月49435.04.1422
2023年12月50935.04.0501
2024年12月56635.03.9612425
2025年12月55635.03.9710394

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ㈱ヤマダホールディングス(注1)
    群馬県高崎市
    議決権55.0%
  • 国内
    ㈱ヒノキヤグループ
    東京都千代田区
    議決権55.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は337億円営業利益28億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.2%、利益が+7.7%。

売上高
+11.2%
337億円
営業利益
+7.7%
28億円
純利益
+5.6%
19億円
営業利益率
8.3%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高370億円337億円
営業利益29億円28億円
純利益20億円19億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は170億円、営業利益は12億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.3%、営業利益は+9.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q6469.44
2023年2Q68811.85
2023年3Q70811.46
2023年4Q815
2024年1Q6346.33
2024年2Q6845.93
2024年4Q1721810.512
2025年2Q160116.97
2025年4Q177179.612
2026年2Q170127.18

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は65億円から337億円へ5.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.3%。売上は13期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
札幌市東区に札幌営業所を設置し、北海道に進出
2012年12月6574
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2013年12月9895
本社を横浜市港北区から東京都港区に移転 横浜市緑区にテクニカルセンターを開設
2014年12月13095
佐賀県鳥栖市に新社屋を開設
2015年12月144101
仙台市宮城野区に新社屋を開設
2016年12月1561410
さいたま市桜区に新社屋を開設
2017年12月181149
2018年12月19485
新潟市東区に新社屋を開設
2019年12月2141913
石川県金沢市に新社屋を開設
2020年12月2191913
2021年12月2391410
2022年12月2572415
2023年12月2832920
2024年12月30326268.618
2025年12月33728288.319

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高337億円のうち、営業利益として残るのは28億円8.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.2%260億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.8%50億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.3%28億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
22.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.0pt
8.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.2pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.2pt
17.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが15億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は24億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月1−20−15
2013年12月8−436445
2014年12月−1−13−1−1430
2015年12月−7−1516−2224
2016年12月15−8−5726
2017年12月4−5−5−120
2018年12月−403−419
2019年12月17−8−9919
2020年12月7−6−3117
2021年12月5−41119
2022年12月−3−313−627
2023年12月40−4−433620
2024年12月−5−311−823
2025年12月15−6−8924

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は258億円。このうち返さなくてよい自己資本が116億円で、自己資本比率は45.1%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月28111738.8
2013年12月80512963.9
2014年12月91553660.5
2015年12月113565749.7
2016年12月126675952.9
2017年12月128557343.0
2018年12月144598540.9
2019年12月154688644.5
2020年12月160768447.7
2021年12月1838010343.5
2022年12月2208014036.3
2023年12月2049311145.6
2024年12月24110513543.8
2025年12月25811614245.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳単体ベース
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
92億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
142億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中19位あたり、逆に低いのは自己資本比率140社中101位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.3%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.1%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.2%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.4%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥794で、1年前と比べて-12.5%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥794-1.5%1ヶ月+6.3%1年-12.5%時価総額276億円
過去52週の値幅
安値¥678高値¥955

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.3倍
PER (会社予想)12.8倍
PBR2.26倍
配当利回り4.41%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヵ月で+1.6%と緩やかな上昇。週足では25日線(739円)を上回って推移し、75日線(717円)もクリア。52週高値955円からは22%下落しているが、安値678円からは+10%の位置。出来高は6月に増加したが、7月に入り減少傾向で様子見ムード。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは12.53倍で業界平均14.11倍をやや下回り、PBR2.21倍は平均1.51倍を上回ります。配当利回り4.7%は平均3.40%を上回り高水準ですが、ROE17.1%は優れており、利益成長も堅調です。PBRの高さが割高感を与える一方、ROEと配当で補完されており、ほぼ妥当な水準です。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.3倍14.4倍
PER (予想)12.8倍
PBR2.26倍1.55倍
ROE17.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した事業基盤と高い収益性が評価される一方、建設業界の人手不足や首都圏依存リスクが懸念される。強気派はリフォーム需要や省エネ改修を成長ドライバーと見てPER12倍台のバリュエーションに割安感を指摘。弱気派は市場の成熟度や競争激化による利益率悪化を警戒する。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率8.58%と同業平均を上回る。

  • リフォーム需要堅調

    既存ストック向け改修工事が安定収益源に。

  • 株主還元厚い

    配当利回り4.7%と高水準。

  • 売上高11%増加、過去最高更新2025/12影響

    2025年12月期売上高337億円(前期比+11%)、営業利益28億円と増益継続。

  • 高配当利回り4.7%が下支え継続影響

    配当利回り4.7%は建設業平均3%を上回り、株主還元姿勢が評価材料。

  • PER12倍と同業比割安感継続影響

    PER12.5倍は建設業平均15倍を下回り、バリュエーション面で見直し余地。

  • ROE17%と高収益構造継続影響

    ROE17.1%は業界平均10%を上回り、資本効率の良さが評価される。

マイナスに働く材料7
  • 人材不足リスク

    建設業の人手不足で工事遅延やコスト増の懸念。

  • 首都圏依存

    地域集中による局所的な需要変動リスク。

  • 成長鈍化の可能性

    売上高成長率が鈍化しつつある。

  • 営業利益率が0.3ポイント低下2025/12影響

    営業利益率8.58%→8.31%、売上高増加も原価率上昇で利益率悪化。

  • 外国人保有比率3%と低迷継続影響

    外国人保有3.13%は東証1部平均を下回り、需給面でプラス材料に欠ける。

  • 建設業界の人手不足コスト増継続影響

    業界全体で人件費上昇が続き、利益率を圧迫するリスク。

  • 業績予想達成リスク決算発表後影響

    2025年12月期の増収増益計画に対し、下振れ懸念が株価の重しとなる可能性。

次の決算で確かめる点
受注高
将来の収益先行指標。
営業利益率
収益性の維持・悪化を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+2.9%いまの株価に対する利回りは4.41%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
4.41%
いまの株価に対して
配当性向
58.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月310.9
2017年12月433.314.4
2018年12月10150.065.8
2019年12月1770.043.0
2020年12月170.048.1
2021年12月2017.667.7
2022年12月2420.050.0
2023年12月3233.350.1
2024年12月346.358.1
2025年12月352.958.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ10,028人。区分でいちばん多いのは事業法人52.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.1%を占め、残る40.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人51.551.451.551.952.052.2
個人・その他21.821.521.424.332.435.5
自己株式7.17.09.99.68.27.3
金融機関10.49.69.36.35.36.9
外国法人15.615.416.014.26.83.1
証券会社0.72.01.73.33.52.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ヒノキヤグループ50.92
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.08
03中村 文隆2.89
04早川 直希1.25
05日本アクア従業員持株会1.06
06幸福船舶株式会社0.81
07片山 善博0.70
08GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社 代表取締役社長 居松 秀浩)0.66
09村上 友香0.64
10南角 光彦0.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−35%、1株純資産は14期で+34%。直近期のROEは17.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月9127040.6
2013年12月2114816.632.214.6
2014年12月1516010.055.119.6
2015年12月41612.5110.375.5
2016年12月2818416.015.010.9
2017年12月2817115.517.914.4
2018年12月151828.628.865.8
2019年12月4021220.015.943.0
2020年12月4223618.515.648.1
2021年12月3024612.223.367.7
2022年12月4825419.517.350.0
2023年12月6429623.213.950.1
2024年12月5933118.513.258.1
2025年12月5936117.114.558.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額272百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢
中村文隆代表取締役 社長58
村上友香専務取締役 管理本部・財務経理部・内部統制部・営業支援部・工程監理部担当59
永田和久常務取締役 テクニカルセンター・積算部・環境部・機械整備部担当60
藤井豪二取締役 住宅事業担当53
宇佐美計史取締役 建築事業・品質管理部担当59
剱持健取締役47
小松健次取締役73
内海統之取締役(常勤監査等委員)68
柗田由貴取締役(監査等委員)49
樋口尚文取締役(監査等委員)53
仁科秀隆取締役(監査等委員)47
下村昌作取締役(監査等委員)63

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)524124148
社外取締役831314

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,814字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 当社の事業の具体的内容 当社は、建設業法による建設工事業種区分で熱絶縁工事業及び防水工事業に属し、断熱材(建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム(注))および防水材(ポリウレア)の開発・販売・施工を主な事業としております。 注. 硬質ウレタンフォームとは、NCO(イソシアネート)基を有するポリイソシアネートとOH(水酸)基を 有するポリオールを、触媒(アミン化合物等)、発泡剤(水等)、整泡剤(シリコーン系)などと一 緒に混合して、泡化反応と樹脂化反応を同時に行わせて得られるプラスチック発泡体です。この硬質 ウレタンフォームは、小さな泡の集合体で、泡の中に熱を伝えにくいガスが封じ込められるため、長 期にわたって優れた断熱性能を維持します。 ① 戸建住宅向け断熱材の施工販売 戸建住宅分野での受注先は、全国展開のハウスメーカーや地域のハウスビルダー、工務店等です。また、受注機能の強化や代金決済の安定化を目的として大手建材商社の商流を活用しており、建材商社を直接の受注先とする場合もあります。 施工に際して、当社は全国に認定施工店網をもって施工対応しております。認定施工店とは、当社が断熱材の施工を委託する工事業者をいい、品質・安全管理及び施工能力を有する等、当社の定める一定基準を満たしていることが認定の要件です。 ② 建築物向け断熱材の施工販売 当社は、戸建住宅以外の建造物を「建築物」と定義しております。受注先は主に総合建設業者(ゼネコン)であり、施工対象はマンションのほか、病院、学校、オフィスビル、工場、データセンタービル、冷凍倉庫、穀物倉庫などであります。 建築物分野では、多くが鉄筋コンクリート造又は鉄骨造であり、戸建住宅の場合とはポリオール原料の種類が異なるほかに、吹付け作業に要求される技術や作業環境等に違いがあります。建築物分野に進出した結果、当社が工事に使用するポリオール原料は、下表の4種類となっております。 取り扱いポリオール原料 原料種類(JIS規格区分)   ポリオール原料名   施工対象   主な発泡方法   発泡倍率(注2) A種3   アクアフォーム(注1)   木造戸建住宅   化学発泡 発泡剤 水   100倍 A種3   アクアフォームLITE(注5)   木造戸建住宅   化学発泡 発泡剤 水   120倍 A種1H   アクアフォームNEO(注1、3)   木造戸建住宅コンクリート建造物   物理発泡 発泡剤HFO    30倍 A種1H   アクアモエンNEO (注4)   コンクリート建造物   物理発泡 発泡剤HFO    20倍 (注) 1.「アクアフォーム」、「アクアフォームNEO」には防蟻(防虫)性能を有する仕様の製品があります。 2.発泡倍率とは、原料と比較して同じ質量の断熱材が何倍の体積となったかを示す値をいいます。 3.A種1Hで使用している発泡剤HFOは、ハイドロフルオロオレフィンの略称で熱伝導率が小さい発泡剤です。オゾン破壊係数がゼロである上に地球温暖化係数が1以下ときわめて低く、地球温暖化防止に役立ちます。 4.「アクアモエンNEO」は、高い耐炎性能を発揮し、建築現場や日常の火災リスクから安全を確保します。 5.「アクアフォームLITE」は、「アクアフォーム」の品質を維持したまま、環境負荷低減に貢献する植物由来の原料を配合し、人・家・環境にやさしく持続可能な社会に貢献する断熱材です。また、原料使用量を約30%削減することを可能とした革新的な断熱材であり、企業価値向上にも貢献いたします。 ③ 戸建・建築物向け防水材の施工販売 当社は、2020年9月より「アクアハジクン」をもって戸建、建築物の防水市場に参入しました。「アクアハジクン」はポリウレアを原料とした防水材で、超速硬化による短工期とリファレンスサービスライフ15年の長寿命性能を有するうえ、建築基準法に定める飛び火認定を取得しております。飛び火認定とは、火災時の延焼防止を目的としたもので防火・準防火地域の住宅・建築物の屋根、ベランダ、バルコニーの防水工事に適用されるものです。戸建向けでは屋根、バルコニーなどの防水工事に需要があり、大手共同住宅建設会社から共用廊下、ベランダなどに引き合いを受けております。建築物向けでも需要のすそ野は広く工場や鉄道駅舎の屋根やマンションの屋上、立体駐車場のスロープ向けなど新築及び改修物件に販売をしており今後も施工力強化によって増収を図ります。 ④ 商品販売 当社は、以下の商品販売を行っております。 ⅰ.吹付施工機械の販売 主に認定施工店に対して、吹付け作業に使用する吹付施工機械・機械部品を販売しております。 ⅱ.原料の販売 認定施工店への原料有償支給とは別に、原料のみを施工業者に販売しております。 ⅲ.副資材(断熱関連商品)の販売 断熱材工事に併せて使用し、断熱効果及びその他の住居快適性を強化するための遮熱材、透湿・防水材などの関連資材を自社ブランドで販売しております。 主な取り扱い断熱関連商品 商品名   用途   販売方法 アクエアーシルバー   通気層確保用遮熱スペーサー     ①アクアフォームシリーズの受注工事と一緒に工事使用分を販売②受注工事とは別に単品で販売 アクアシルバーウォール   壁用遮熱・透湿・防水シート アクアパッキン   基礎気密パッキン アクアスルー   棟換気部材 アクアフォーム1液性ハンドタイプ   断熱補助・結露防止など (注)アクエアーシルバー、アクアシルバーウォールは当社の登録商標です。 ⅳ.住宅機器・システムの販売 省エネ住宅志向の高まりを受けて、24時間全館空調システムなどの機器・システムの販売取り扱いを開始し、断熱材の施工販売に留まらない総合的な提案営業を推進しております。 ⑤ リフォーム断熱への取り組みについて 当社は、住宅政策において、中古住宅・リフォームが強化されたことに対応するため、新しいシステムにて断熱リフォームへの以下の取り組みを行っております。 [1] 断熱リフォーム用施工システムの開発 ・小型化、軽量化した移動可能な発泡機械システムの開発(特許取得済)。 ・狭小地、マンション等あらゆる現場に対応するため、持ち運びを可能に。 [2] 断熱リフォーム事業者の開拓 ・小規模現場に対応可能な施工協力店を全国で募集。 ・断熱専門メーカーとして、省エネ・性能向上リフォームの促進・提案。 [3] 新たな商流の開拓 ・断熱リフォームの市場を構築するために、ホームセンターの商流を通して一般消費者に断熱リフォーム工事の施工・販売を促進。 ・マンション・ディベロッパー系列の大手リフォーム会社との提携を強化。 ⑥ 環境(脱炭素)への取り組みについて 当社は環境省広域認定制度(認定番号第253号)の下、施工現場からウレタン端材を回収し、ブローイング断熱材として再製品化することで産廃処理で発生するCO2排出量の削減に取り組んでおり、仙台、関東、関西、九州の国内4ケ所にリサイクル工場を設置しています。 (2) 当社の事業の特徴 当社の事業の特徴は、以下の3点です。 ① 事業体制 断熱材施工販売について、国内全域を受注可能とする45事業所(2025年12月末現在)の全国ネットワークを有しております。また、当社仕様による原材料の調達・製造・販売から、断熱設計、遮熱材など関連資材の販売、現場施工までのサービスを一貫して提供する体制を構築しております。 ② 施工体制 全国で提携する認定施工店と自社施工部門との2つを組み合わせて、迅速かつフレキシブルに対応できる施工体制を構築しております。受注と施工のバランスは当社事業の重要な鍵であり、受注工事を全て顧客の要望通りに施工できる体制作りに注力しております。また、国家資格の熱絶縁施工技能士1級の資格取得など現場スキルの向上やテクニカルセンターでの研究開発の成果を、自社のみならず認定施工店に対する指導に反映させ、施工品質の維持向上を図っています。2017年3月に環境建築省エネルギー機構(IBEC)より現場施工型優良断熱施工システムの認定を取得いたしました。 ③ 原料製造・供給体制 全国で受注した断熱施工を一定の品質で提供するために、当社は断熱材の施工に必要な原料の製造を2015年から開始いたしました。当社の断熱材に必要な素材を国内外から調達し、全国の提携している委託製造会社にて製造して当社の拠点及び倉庫にて保管します。当社の製造する鉱工業品(自社製造原料)及びその加工技術の工場並びに事業場について、2016年10月にJISマーク表示製品として認証を取得いたしました。 当社はこれまでも北米やアジア諸国を含めたグローバルな分散調達を行い調達価格の上昇を抑制しているうえ、供給ルートの多様化の取り組みにより、断熱工事に影響が出ないように努めております。 (3) 当社の断熱材施工の特徴 当社の主力製品「アクアフォーム」は、グラスウール(注1)等の繊維系断熱材と異なり、住宅等建設現場で施工機械を用いてウレタン原料のポリオール(注2)とイソシアネート(注3)を混合、吹付け、発泡させ、原料が有する自己接着力により接着・硬化し、断熱材としての機能を発揮します。このような現場発泡による断熱施工は、建物の壁、床、屋根裏等に行っており、その特徴は以下のとおりです。 注1.グラスウールとは、短いガラス繊維でできた綿状の断熱材。優れた吸音効果があるため、スピーカー等や防音室の素材として用いられています。 2.ポリオールとは、水酸基(OH)を含有する化合物のこと。ポリウレタンの原料となります。 3.イソシアネートとは、NCO(イソシアネート)基構造を持つ化合物のことです。水酸基(OH)を有する化学成分及び水と化学的な結合をしポリウレタンの原料となります。 ① 断熱性 「アクアフォーム」は、発泡後の硬質ウレタンで密閉された細かな空気の層で断熱することにより、熱伝導率が 0.033 W/(m・k) 以下と、経済産業省及び国土交通省の定める「H28省エネ基準」や「ZEH基準」にも対応しています。 ※ 熱伝導率とは熱の伝わりやすさを表すもので数値が小さいほど断熱性に優れています。 ※ W/(m・k)は、熱伝導率の単位(ワット/メートル・ケルビン)であり、数値が少ないほど断熱性能が優れていることを示しています。 ② 気密性 原料のイソシアネートは、水を含む原料のポリオールと混ざることにより化学反応を起こし、化学的な結合により基材に密着する性質を持っています。アクアフォームを使った現場発泡吹付けにより断熱材が隙間なく充填され、施工面に密着し、高い気密性を発揮します。 ③ 吸音性 「アクアフォーム」は、発泡したウレタンで空気を閉じ込め、連続した気泡を作り断熱を行う構造のため、断熱材が隙間なく充填されることにより、隙間から入り込んでいた外部の騒音や気になる内部の生活音の漏れを防ぐとともに、優れた吸音性を有します。 ④ 透湿性 年間を通して湿度が相対的に高いという日本固有の気候に適合するよう、適度な透湿性を保つ機能を有し、木造建築物の結露を防ぎます。 ⑤ 燃焼性 「アクアフォーム」は、約300~400℃で固体の状態で燃焼、炭化するため、火災の際にも熱で溶けて一気に燃え上がる危険はありません。また、「アクアモエンNEO」はさらに高い耐熱性を有しており不燃材料の国土交通大臣認定を得ております。 (4) 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,052字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中において将来について記載した事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「人と地球に優しい住環境を創ることで社会に貢献」することを経営理念としております。 (2)目標とする経営指標 経営の基本方針を遂行し、サービスを持続するためには、スケールメリットを活かせる一定規模以上の売上高と、高い収益性の維持が当社経営に不可欠と認識しております。すでに現場発泡ウレタン断熱施工の実績では日本トップとなっておりますが、さらに高い売上高を目指します。 2024年度から2026年度における収益性の目標については、売上高の年平均成長率13.1%、経常利益の年平均成長率15.6%、サステナブル成長率10%、営業利益率10%、自己資本利益率(ROE)20%、配当方針としては配当性向50%以上とし、かつ累進配当制度を導入しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社の2024年度から2026年度における経営成績・財政状態に関する見通しは、2024年2月14日に開示した「中期経営計画策定に関するお知らせ」、2025年2月7日に開示いたしました「中期経営計画の一部変更のお知らせ」及び2026年2月13日公表の決算短信に記載しており、その骨子は以下の通りです。 ① 安定した3本柱の確立 当社の事業の中核を占める施工販売において、防水部門の早期黒字化と認知度の向上を背景とした事業規模の拡大を図り、戸建部門、建築物部門と並ぶ3本柱として確立します。 ② 事業領域の拡大 事業領域の拡大を図るため、商品販売等の強化を進めます。特に原料販売は、認定施工店以外の施工業者にウレタン原料を販売するものであり、当社のメーカーとしての認知度向上と全国物流拠点の整備により、販売量の伸長に取り組んでまいります。 ③ 成長と利益配分の好循環 当社の持続的な成長を通じてステークホルダーへの利益配分を実施いたします。株主の皆様には配当性向目標50%以上、かつ累進配当制度をベースとした配当による還元、当社の施工を請け負う認定施工店に対しては認定施工店支援費を通じた還元、そして当社は中長期の成長に向けた物流拠点(営業所)の整備、防水部門強化に向けた投資等を行ってまいります。 ④ 業績目標およびKPI目標 上記(2)目標とする経営指標の通りです。
事業等のリスク5,036字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社が事業を継続していく上で、リスクとして考えられる事項のうち、主なものは以下のとおりです。なお、文中において将来について記載した事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社の経営成績等に与える定量的な影響については、合理的に予見することが困難であると考えており、記載しておりません。 (1) 住宅建築市場の悪化 断熱工事に対する需要は、マクロ経済指標である新設住宅着工件数の影響を受けます。これまで当社は新設住宅着工件数が伸び悩む中でも、積極的な営業展開、事業の範囲の拡大などで、業績を拡大してまいりました。金融危機の発生、消費税等の増税、金利の上昇、感染症の発生などにより住宅建築市場が悪化した場合、当社の業績に悪影響が及ぶリスクがあります。対応策としては、今後においても、着実な成長を持続するために営業所の新設、施工能力の拡充、価格競争力の強化、建築物向け断熱施工の強化などの施策を実行していく所存です。 (2) 原料の調達環境の悪化 断熱施工に使用するウレタン原料の主成分は石油製品であります。従いまして原油価格の上昇や円安により原料価格が高騰した場合、当社の原料調達価格が上昇する可能性があります。また、原料メーカーが当社以外の断熱施工会社に安価な原料を供給するようになった場合、当社の価格競争力が低下する可能性があります。加えて、自然災害等の理由により、内外の原料メーカーからの調達が困難になり、施工に使用する原料が不足するという状況に陥った場合、工期に遅延が生じる可能性があります。このように、構造的な要因で長期にわたってこれらの事象が発生した場合には、当社の業績に悪影響が及ぶリスクがあります。対応策としては、当社は、原料メーカーとの協力関係を強化し、安定購買の継続、中核拠点に原料備蓄倉庫を設置したことにより、これらの事象が発生した場合でもリスクを最小限度に抑えてまいります。 (3) 素原料の調達環境の悪化 当社が委託製造しております硬質ウレタン原料は、国内外から素原料を調達して生産しており、下記の事象が複合的に発生した場合には、素原料価格が上昇し、当社の業績に悪影響を与える可能性があります。そのため、調達先を多様化することにより長期的、安定的な調達体制を構築することで、リスクを最小限に抑えております。 ①原油・ナフサ・ベンゼン等の価格が高騰するとき ②海外から輸入する素原料に、内国産業の保護の観点からアンチダンピング(不当廉売)関税が発動さ れるとき ③為替レートが円安に進行するとき ④素原料メーカーの設備稼働率が減少する事象(定期修繕、災害・事故等)が発生した場合、世界的需 要・供給バランスに影響が出て、供給がタイトになるとき (4) 委託加工先との契約 委託加工先の生産設備が災害・事故等により、稼働不能となって、当社が原料の供給を受けられなくなった場合、断熱工事の受注ができなくなりますので、当社の業績に悪影響が及ぶリスクがあります。対応策としては、当社は1社の委託加工先に依存することなく、6社の委託加工先と製造委託契約を締結しております。一部の委託加工先が生産を継続できない事象が発生した場合でも、業績に及ぼす影響を最小限に抑えております。 (5) 受注の伸びに対する施工体制の遅れ 当社が持続的な成長と競争力を維持するためには、施工人員の増強と強固な施工体制の構築が不可欠です。何らかの理由で工務社員の新規採用や認定施工店の拡大が困難になった場合、受注機会を逸し、当社の業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。これに対応するため、当社は新規採用の強化に加え、既存の認定施工店との関係を一層強化するとともに、認定施工店としての独立支援など、包括的な施工体制の強化に取り組んでいます。 (6) 高性能断熱材市場への新規参入 「アクアフォーム」は、硬質ウレタンフォーム以外の断熱材に比べ、相対的に高価格である一方、高い断熱性能を有しております。しかしながら、当社と同じ硬質ウレタンフォームを使用して性能等で優位性のある製品を供給する業者が現れた場合や、新しい素材を使用して優れた断熱性能を発揮する強力な断熱材が商品化された場合、当社の事業成長に悪影響が及ぶリスクがあります。対応策としては、常にテクニカルセンターで新製品を開発していくことで、優位性を保ってまいります。 (7) 自社原料の生産に伴う資金負担の増加 当社は、原料の仕入価格を低下させるため、2015年12月期より自社ブランド原料の委託製造を本格化させております。原料は、委託加工先の生産プラントにおいて、素原料、触媒、難燃材等をブレンドして生産します。当社の生産計画に基づき、各委託加工先に有償支給する素原料等は、北米やアジア諸国を含めたグローバル調達を行っております。 原料の生産ラインを効率よく動かし、生産計画を実現させるために素原料等を自社で在庫する必要があり、その為の資金負担が増加しております。原料製造代金の回収は断熱工事が完成・引き渡しされた後に、得意先が振り出す約束手形が資金化又は売掛金が現金で回収されますが、原料製造及び原料仕入に係る買掛金の決済がこれに先行して到来することもあり、この場合に資金収支にズレが生じるため、当社の業容拡大によって原料の委託製造量が増大する場合、当社の資金の負担が増加するリスクがあります。対応策としては、資金の回収期間の短縮に取り組んでおります。 (8) 事故や瑕疵による当社に対する信頼感の低下 当社は、断熱施工会社としてその施工中の事故や施工の瑕疵に対して責任を負います。自社または認定施工店で、施工者の不注意により重大な事故が発生した場合、工事や断熱原料に由来する瑕疵に対して重大なクレームが発生した場合は、当社に対する信頼感が低下し、当社業績に悪影響が及ぶリスクがあります。対応策としては、当社は作業の安全と施工品質の確保のため、自社の工務社員はいうまでもなく認定施工店に対しても研修と指導を行っております。また、新しい断熱材の原料を導入する際には、テストを繰り返して仕様を改良してから採用しています。 (9) 株式会社東京証券取引所の上場維持基準の不適合 当社は、2013年12月に株式会社東京証券取引所マザーズ市場に上場し、その後、市場第一部を経て、2022年4月よりプライム市場に上場しております。上場企業であることは知名度や信用力の面で競争優位性をもたらし、人材の採用活動はもとより、施工主やゼネコンからの受注、さらには原材料の仕入取引においても差別化要因となっています。一方で、当社が上場維持基準を満たせなくなった場合、これらの優位性が低下し、業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。こうしたリスクへの対応として、当社は業績の向上に努めるとともに、株主・投資家との適切なエンゲージメントを構築し、資本コストや株価を意識した経営を推進することで、上場維持基準への適合を継続的に図ってまいります。 (10) 売上の季節変動 当社の断熱工事は、住宅が完成する2、3か月前に行いますので、住宅の引渡しが多くなる年度末12月の2、3か月前より完工がピークとなり、その傾向は、第3四半期に増加し始め、第4四半期に集中する傾向があります。その結果、第1四半期及び第2四半期で売上が停滞し経費が過多になるため、損失が発生するリスクがあります。対応策としては、売上時期の分散のため、防水事業及び建築物事業への領域の拡大を図ります。 なお、第21期事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)及び第22期事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)の各四半期における売上高を参考までに掲げると以下の通りです。 四半期ごとの売上高の推移 第1四半期 (1月~3月)   第2四半期 (4月~6月)   第3四半期 (7月~9月)   第4四半期(10月~12月) 2024年12月期(千円)   6,272,648   6,840,144   7,705,048   9,447,504 2025年12月期(千円)   7,501,853   8,481,397   8,305,488   9,382,107 (11) 親会社及びその関係会社との関係 ① 資本的関係について 当社は、㈱ヒノキヤグループの子会社であり、同社は㈱ヤマダホールディングスの完全子会社であります。㈱ヒノキヤグループは、2025年12月末現在、当社株式の議決権等の所有割合で54.95%を保有しており、㈱ヤマダホールディングスグループでは、住建事業として戸建住宅を中心とした住宅販売やその周辺事業を営んでおります。 ② 人的関係について 当社取締役11名のうち、㈱ヤマダホールディングス、㈱ヒノキヤグループ及びその子会社出身者及び受入出向者はおりません。 ③ 取引関係について ㈱ヤマダホールディングス及び㈱ヒノキヤグループの関係会社は、断熱材施工販売事業において当社の販売先の位置付けにあります。この取引にかかる価格をはじめとする取引条件は、他の取引先と同水準にて設定しております。 ④ 経営の独立性について 上記のとおり、当社は㈱ヤマダホールディングス及び㈱ヒノキヤグループの子会社であり、今後も両社による当社株式の所有は継続すると見込まれるため、両社の事業戦略やグループ管理方針等の変更がされた場合、当社の経営に影響を及ぼすリスクがあります。しかしながら、当社は、監査等委員会設置会社として過半数の独立社外取締役を選任することで経営の透明性・公正性を担保しており、また当社売上高に占める同社グループへの依存度は1割を下回ることから、経営や取引における独立性は確保している状況にあります。 (12) 法的規制 当社は、建設業法、建築基準法、住宅の品質確保の推進等に関する法律、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、消防法、道路交通法、土壌汚染対策法等、多くの法令や規制のもとで事業活動を遂行しております。万一役職員の一部がこれらの法令等の遵守を怠った場合は、当社の社会的信用が失墜し、当社の経営に重大な悪影響が及ぶリスクがあります。また、当社にとって対応が困難な法的規制が新たに設けられた場合、当社の業績に悪影響が及ぶリスクがあります。対応策としては、これらの法令等を遵守するため、役職員のコンプライアンス意識の強化に取り組んでおります。 (13) 主要な事業活動の前提となる事項について 当社の主要な事業活動である熱絶縁工事業は建設業許可が必要な事業であり、当社では一般建設業許可(熱絶縁工事業)を取得しております。建設業許可は、5年ごとの更新が義務付けられており、本書提出日現在の許可の有効期限は2029年1月であります。また、建設業法第29条に建設業許可の取消し、第28条において業務停止等の処分の要件が規定されており、当該要件に抵触した場合には、許可の取消しまたは期間を定めてその業務の全部もしくは一部の停止等を命じられる可能性があります。当社には、現時点において許可の取消しまたは業務の停止等の事由となる事実はないと認識しておりますが、当該許可の取消しまたは業務の停止等を命じられた場合には、社会的信頼の毀損や契約破棄等により当社の業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。対応策としては、免許の更新時期のチェック等や、安全管理を定期的に行っております。 (14) 個人情報の取扱い及びサイバーセキュリティについて 当社は事業を行う上で入手したお客様に関する個人情報を保有しております。万が一これらの情報が外部に漏洩した場合、当社に対する信用失墜や損害賠償請求等によって当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、サイバー攻撃等により、当社の技術上、営業上等の秘密情報が流出や改ざん等のリスクがあります。さらに、盗難や紛失等を通じて第三者が不正流用する可能性もあります。対応策としては、これらの情報管理に関しましては、社内規程の整備、社員教育の徹底、管理体制の強化に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)8,083字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討結果は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものです。 (1) 経営成績 当事業年度におけるわが国経済は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるものの、緩やかな回復基調が続いています。一方で、物価上昇の継続が消費者マインドに影響を与えており、米国の通商政策や金融市場の変動も、景気の下振れリスクとなっています。 当社が属する住宅・建築業界においては、2025年4月より新築されるほぼ全ての住宅・建築物に、省エネルギー基準への適合が義務化されることとなりました。本基準は、断熱性能を示す「外皮性能」と、エネルギー消費量を示す「一次エネルギー消費性能」の2つの指標から構成されており、現行基準では断熱等性能等級(以下、「断熱等級」と言います。)「4」に相当する水準が求められます。 政府は、2030年を目途に、現状普及が進むZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準である断熱等級「5」への引き上げ方針を示しています。さらに、2025年9月には、経済産業省より現行のZEH基準を強化した「GX ZEH」の定義が発表され、2027年4月からの適用が予定されており、断熱等級は「6」へと引き上げられます。こうした政策動向を受け、断熱等級「4」は既に過去の基準となりつつあり、断熱等級「6」以上の上位等級への関心が一層高まっています。また、断熱性や気密性の結露抑制や劣化防止を通じて、住宅の耐久性や長寿命化に寄与するとの認識も、一般消費者の間で広がりつつあります。 一方、非住宅分野においては、情報関連分野を中心に企業の設備投資が拡大し、省力化・合理化を目的とした高断熱化のニーズが高まっています。特に、低PUE(Power Usage Effectiveness:IT機器の消費電力に対する施設全体の消費電力の比率)が求められるデータセンターでは、省エネルギー対策や運用効率の向上を目的とした断熱性能の強化が顕著です。冷凍・冷蔵倉庫や低温物流施設などを対象とするコールドチェーン分野も、温度管理の高度化とエネルギー効率化の観点から、高性能断熱材の需要が見込まれる有望な市場として注目されています。さらに、首都圏を中心に都市再開発が進展しており、高層マンションや複合商業施設の建設においても、高い環境性能の確保が一層重視されています。 また、1980~1990年代に建築された建物の老朽化を背景に、防水改修工事の需要も増加しています。防水層の耐用年数を超えた建物では、雨漏りや劣化が進行しており、加えて気候変動対応や法規制の強化といった外部要因も、改修需要を後押ししています。当社では、断熱・遮熱機能を一体化した独自の施工技術「FUKUGEN工法」を中心に複合的な防水ソリューションを展開しており、建物の快適性及び省エネルギー性の向上により、市場における優位性を高めております。 こうした市場環境のもと、当社は、高断熱・高気密を実現する「アクアフォームシリーズ」及び超速硬化型防水材「アクアハジクン」の製品競争力と、全国に展開する施工ネットワークを活かし、各事業部門において積極的な受注活動を展開いたしました。 戸建部門では、「気密なき断熱は無力なり」を掲げ、断熱施工に気密測定サービスを組み合わせた提案により差別化を進め、市場シェア拡大に取り組みました。さらに、2025年7月からは「まるっとアクアフォーム」として、住宅ごとに最適な断熱プランを提供する体制を整備しました。こうした差別化戦略が奏功し、広域展開する大手ビルダーからの受注が拡大したほか、2024年秋に取引を開始した新規大口顧客からの施工案件も通期で寄与いたしました。なお、4号特例(小規模建築物に対する建築審査の簡略化)の縮小による駆け込み需要の影響は限定的であり、当社の成長は、構造的な需要拡大及び提案力の強化によるものと認識しております。その結果、施工棟数は前年比11.1%増加し、当部門の売上高は15,765百万円となりました。 建築物部門では、データセンターや商業施設、高層マンションなどの新設案件を着実に獲得しましたが、一部案件における建設費の高騰や資材価格の変動を背景とした設計変更や着工判断の遅れの影響を受ける結果となりました。一方で、当期は、受注から施工までの一貫した対応力を高める転換期と位置付け、より確度の高い案件選定と現場対応力の向上を目的に建築工事管理部を新設いたしました。同部門による追加工事の獲得や仕様変更への柔軟な対応が進み、施工単価は堅調に推移し、収益性向上に寄与しました。その結果、同部門の売上高は9,896百万円となりました。 防水部門では、施工実績の拡充に伴う認知度向上により、大型物流センターや全国チェーンストアなどの受注を着実に獲得したことで、前年の2倍超となる売上高1,515百万円となりました。今後も新規及びリピート受注が拡大すると見込んでおります。 原料販売は2,072百万円、副資材・機械等を含むその他部門の売上高は4,420百万円となりました。 (単位:百万円、%) 第21期2024年度   第22期2025年度   増減額   増減比 戸建部門   13,704   15,765   +2,061   +15.0 建築物部門   9,499   9,896   +397   +4.2 防水部門   719   1,515   +795   +110.5 原料販売   2,226   2,072   △154   △6.9 その他(商品販売)部門   4,115   4,420   +305   +7.4 売上高合計   30,265   33,670   +3,405   +11.3 この結果、当事業年度の売上高は、33,670百万円(前年比11.3%増)となりました。売上総利益は7,738百万円、売上総利益率は23.0%(同0.3ポイント増)となりました。営業利益は2,774百万円(同7.7%増)となった一方、営業利益率は8.2%と前年比で0.3ポイント低下しました。なお、販売費及び一般管理費は677百万円増加の4,964百万円となり、その主な内訳は、施工体制の拡充をはじめとする今後の成長に必要不可欠な人的資本投資としての人件費2,487百万円、実習生関連費634百万円、地代家賃285百万円となっております。 経常利益は2,794百万円と前年同期比で7.3%の増益、当期純利益につきましては1,895百万円と前年同期比で3.1%の増益となりました。 (経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社は2024年2月14日に、2024年度から2026年度までの3ヶ年を対象とした中期経営計画「3 Pillars of Stability(安定した3本柱)」を策定し、目標とする経営指標としてサステナブル成長率10%、営業利益率10%、ROE20%、配当性向50%を掲げています。さらに、2025年12月期より、利益成長を通じてより安定的な配当(維持・増配)を実現するため、累進配当制度を導入しました。 その後、2026年2月13日公表の決算短信に記載のとおり、事業環境の変化を踏まえ、2026年12月期の業績予想について見直しを行い、売上高目標は37,000百万円、経常利益目標は2,910百万円といたしました。主な要因は、建築物部門において、大型建設工事を中心に着工の遅延や計画の見直しが引き続き複数発生しており、施工量が当初想定を下回る見込みとなったことによるものです。これに伴い、当該部門では市場規模の一時的な縮小を背景に競争環境が厳しさを増しており、短期的には利益水準に影響を及ぼすことが想定されます。 一方で、これらの市場環境の変化は一過性のものと認識しており、中長期的な成長戦略、事業基盤の強化方針及び安定的な株主還元方針に変更はありません。なお、売上高については、他部門が堅調に推移していることから、当初予想どおりの水準を見込んでおります。引き続き、収益性の確保と企業価値の向上に向けた取り組みを推進してまいります。 2025年12月期につきましては、ROEは17.1%、1株当たり当期純利益金額は59円42銭となりました。これに合わせ目標配当性向50%及び累進配当制度を踏まえ、1株当たり配当額は35円といたしました。 将来の見通しに関する記述は、現在入手可能な情報に基づく当社の経営陣の仮定及び判断に基づくものであり、既知または未知のリスク及び不確実性が内在しています。また、今後の当社の事業を取り巻く経営環境の変化、市場の動向、その他様々な要因により、これらの記述または仮定は、将来実現しない可能性があります。将来の見通しに影響を与えうる潜在的リスクや不確定要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。なお、潜在的リスクや不確定要因はこれらのみに限定されるものではありませんのでご留意ください。 ・業績目標 (単位:百万円) 2023年度12月期実績   2024年度12月期実績   2025年度12月期実績   2026年度12月期 売上高   28,341   30,265   33,670   37,000 戸建部門   13,798   13,704   15,765   17,097 建築物部門   8,267   9,499   9,896   10,948 防水部門   489   719   1,515   2,096 原料販売   1,916   2,226   2,072   2,377 その他部門   3,869   4,115   4,420   4,480 営業利益   2,881   2,575   2,774   2,900 経常利益   2,917   2,604   2,794   2,910 当期純利益   2,004   1,839   1,895   1,972 1株当配当金(円)   32.0   34.0   35.0   35.0 (2) 財政状態 (総資産) 当事業年度末における総資産は25,810百万円(前事業年度末比7.2%増)となり、前事業年度末に比べ1,738百万円の増加となりました。 (流動資産) 当事業年度末における流動資産は20,015百万円(前事業年度末比6.4%増)となり、前事業年度末に比べ1,195百万円の増加となりました。これは主として原料及び貯蔵品513百万円、電子記録債権292百万円、未収入金179百万円、商品155百万円増加したことなどに対し、受取手形、売掛金及び契約資産が140百万円減少したことなどによるものであります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産は5,795百万円(前事業年度末比10.3%増)となり、前事業年度末に比べ543百万円の増加となりました。これは主として熊本営業所及び鹿児島営業所建設用地の取得により384百万円増加、従業員に対する譲渡制限付株式割り当てに伴う自己株式の処分により長期前払費用が125百万円増加、繰延税金資産が99百万円増加、投資その他の資産のその他に含まれる保険積立金が96百万円増加したことに対し、減価償却による資産の減少が214百万円、貸倒引当金が57百万円増加したことなどによるものであります。 (負債合計) 当事業年度末における負債合計は14,176百万円(前事業年度末比4.8%増)となり、前事業年度末に比べ650百万円の増加となりました。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債は14,090百万円(前事業年度末比5.0%増)となり、前事業年度末に比べ674百万円の増加となりました。これは主として短期借入金が300百万円、未払法人税等が395万円増加したことなどによるものであります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債は85百万円(前事業年度末比21.9%減)となり、前事業年度末に比べ24百万円の減少となりました。これは主としてリース債務が12百万円減少したことなどによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産は11,633百万円(前事業年度末比10.3%増)となり、前事業年度末に比べ1,087百万円の増加となりました。これは主として当期純利益が1,895百万円となったこと、従業員に対する譲渡制限付株式割り当てに伴う自己株式の処分により資本剰余金が82百万円増加及び自己株式が194百万円減少したことに対し、配当の支払いにより利益剰余金が1,084百万円減少したことなどによるものであります。 (3) キャッシュ・フロー 当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ、151百万円増加し、2,415百万円(前年同期2,263百万円)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動による資金の増加は1,510百万円(前年同期は516百万円の減少)となりました。これは主に税引前当期純利益2,796百万円に加え、減価償却費214百万円による資金の増加の一方、売上債権の増加290百万円、棚卸資産の増加525百万円、仕入債務の減少107百万円、未収入金の増加100百万円、法人税等の支払618百万円による資金の減少等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動による資金の減少は603百万円(前年同期は338百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得472百万円、無形固定資産の取得31百万円、保険積立金の積立96百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動による資金の減少は755百万円(前年同期は1,084百万円の増加)となりました。これは主に短期借入金の純増加300百万円、配当金の支払いによる支出1,084百万円によるものであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 現状における当社の資金需要の主なものは、運転資金、納税資金、固定資産への投資資金です。運転資金の主な内容は、ウレタン原料の製造及び仕入代金、認定施工店への外注費、副資材の仕入代金、販売費及び一般管理費等の営業費用です。販売費及び一般管理費の内訳は、人件費、旅費交通費、地代家賃等です。固定資産への投資資金の主な内容は、営業所建設の土地及び建物等の有形固定資産、ソフトウエア等の無形固定資産、並びに敷金及び保証金等の投資その他の資産への投資資金です。 資金調達については、主に銀行借入と内部留保資金により調達しております。今後、大きな資金需要が発生した場合には、増資等による資金調達の可能性もありますが、当面必要な運転資金、固定資産への投資資金については、銀行借入と内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローにより十分調達可能であると考えております。 (5) 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成に当たりましては、一定の会計基準の範囲内において、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や現在の取引状況ならびに入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点で最も合理的と考えられる見積りや仮定を継続的に使用しておりますが、見積り及び仮定には不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。また、財務諸表の作成のための重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載されているとおりであります。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) (1) 経営成績、(2) 財政状態、(3) キャッシュ・フローをご参照ください。 (生産、受注及び販売の状況) 当社は、熱絶縁工事業及び付帯業務の単一セグメントのため、生産、受注及び販売の状況についてはセグメント別に代えて品目別に示しております。 (1) 生産実績 当社の主たる事業である断熱材の施工販売は、受注を契機として施工を行い、かつ主力の戸建住宅分野では施工期間が原則1日間と短期であることから、生産実績と販売実績とは近似しており、記載を省略しております。 (2) 受注実績 当事業年度における建築物分野の受注実績は以下のとおりであります。 品目   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 建築物向け断熱材   10,168,239   106.7   4,389,955   97.5 (注)1.  戸建住宅分野において、受注から施工実施、販売までの期間が短期であることから、受注実績と販売実績とは近似しており、記載を省略しております。 2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (3) 販売実績 当社は、単一セグメントでの事業を行っておりますが、当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)における販売実績を品目別及び地域別に示すと、次のとおりであります。 品目別販売実績 品目   当事業年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 戸建住宅向け断熱材   15,765,263   115.0 建築物向け断熱材   9,896,414   104.2 戸建及び建築物向け防水材   1,515,587   210.5 原料販売   2,072,862   93.1 商品販売   4,420,721   107.4 合計   33,670,846   111.3 地域別販売実績 地域   当事業年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 北海道・東北ブロック   3,966,956   114.2 関東ブロック   10,110,910   124.8 北信越ブロック   3,025,913   104.0 中部ブロック   3,428,024   108.9 関西ブロック   4,513,206   96.7 中国四国ブロック   2,683,847   127.9 九州ブロック   5,123,201   103.7 営業本部   818,789   87.9 合計   33,670,846   111.3 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当事業年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 伊藤忠建材㈱   2,672,843   8.8   2,946,267   8.8 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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