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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

守谷商会

MORIYA CORPORATION1798 · Standard · 建設業

建築・土木・不動産の3本柱で地域インフラを支える総合建設会社。

概要

守谷商会は長野県長野市に本社を置く総合建設会社である。建築・土木工事を主力とし、公共インフラ整備や民間建築物件を手掛ける。2025年3月期の連結売上高は503億円、営業利益23億円。2026年3月期は売上高508.6億円、営業利益38.6億円と大幅に増益した。グループは当社と5社の連結子会社で構成され、建築・土木・不動産の3セグメントで事業を展開する。

建築・土木・不動産の三本柱で構成される収益構造

2026年3月期のセグメント別実績は、建築事業が完成工事高428.7億円、営業利益51.5億円とグループ全体の84%を占める主力部門である。土木事業は完成工事高76.0億円、営業利益7.7億円。不動産事業は売上高3.9億円、営業損失0.5億円と低迷した。建築事業の増収と利益率改善がけん引し、グループ全体の営業利益率は7.6%に上昇した。工事案件ごとのリスク管理と原価低減が奏功し、収益体質が強化されている。

長野県を地盤とする地域密着型の経営

本社を長野市に置き、松本支店、東京支店、名古屋支店を有する。長野県内の公共工事を中心に受注しており、国土強靭化政策に支えられた公共投資の恩恵を受けている。一方で入札参加者の増加による競争激化や技能者不足が課題であり、地域密着の強みを生かした営業・施工体制の強化を進めている。地元自治体との関係を基盤に、安定した受注を確保している。

5社の連結子会社が支えるグループ体制

連結子会社として、守谷不動産(不動産事業)、丸善土木(中南信の土木事業)、株式会社アスペック(舗装工事)、機材サービス(建設資材リース)、未来ネットワーク(ユニットハウス事業)を擁する。2024年11月には未来ネットワークを完全子会社化し、仮設建築分野に進出した。各子会社が専門性を発揮し、グループ全体で建築・土木・不動産の各分野をカバーする体制を構築している。

営業利益率を指標とした経営計画

経営指標として営業利益率を重視し、「強靭な経営体質の確立」を目指す。中期経営計画2026(2026年度~2028年度)を策定し、組織改革、収益構造改革、グループ戦略、DX推進、持続可能な経営体制の構築に取り組む。工事粗利益率の向上と固定費削減により安定した利益確保を図り、企業価値向上を目指している。

業界の中での役割は地域密着型の総合建設業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
509億円
営業利益
39億円
営業利益率
7.7%
純利益
27億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建築主力

建築事業では、当社および子会社の機材サービス株式会社、未来ネットワーク株式会社が建築工事全般を手がけています。

主な製品・サービス1
建築工事
商業施設・住宅・公共施設などの建築工事全般を請け負います。

02土木準主力

土木事業では、当社および子会社の株式会社アスペック、丸善土木株式会社が道路・橋梁・河川などのインフラ整備工事を手がけています。

主な製品・サービス1
土木工事
道路・橋梁・河川などの社会インフラ整備工事を請け負います。

03不動産副次

不動産事業では、子会社の守谷不動産株式会社が不動産の賃貸・管理・仲介等を行っています。

主な製品・サービス1
不動産賃貸・管理
不動産の賃貸・管理・仲介等のサービスを提供します。

製品と技術

公共土木工事:道路・河川・地盤改良を手掛ける

国土強靭化政策に支えられた公共投資を背景に、道路、河川、地盤改良などの土木工事を手掛ける。子会社の丸善土木は中南信地区の土木事業を、株式会社アスペックは舗装工事を専門に担当する。2026年3月期の土木事業完成工事高は76.0億円、営業利益7.7億円。競争激化の中でも安定的な収益を確保している。

建築工事:民間から公共施設まで幅広く対応

建築事業はグループの中核で、2026年3月期の完成工事高は428.7億円、営業利益51.5億円と全体の8割超を占める。民間の商業施設やオフィスビル、公共施設の建築工事に対応する。設計施工一貫体制を強みとし、インバウンド需要の拡大による観光関連投資にも対応している。技能者不足の影響を受けつつも、工程管理の徹底で収益を維持している。

舗装工事:子会社アスペックが担う専門技術

1991年に舗装工事部門を分離して設立された株式会社アスペックが、アスファルト舗装やコンクリート舗装等の道路舗装工事を専門に手掛ける。グループ内で土木工事と連携し、道路整備の一貫施工を可能にしている。舗装技術の蓄積により、長野県内外の公共工事で実績を積んでいる。

ユニットハウスと不動産:グループの新たな柱

2024年に完全子会社化した未来ネットワークは、ユニットハウスの製造・販売・レンタル事業を展開する。建設現場の仮設事務所や宿舎に加え、災害時の応急住宅としても活用される。一方、守谷不動産はグループ創設時からの不動産事業を担い、物件の売買・賃貸・損害保険代理業を行う。2026年3月期の不動産事業売上高は3.9億円と低迷したが、所有不動産の有効活用を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

中堅ゼネコン、官公需中心に安定収益

土木・建築工事を主力とする中堅建設会社。同業のショーボンドは補修・補強に特化し、ミライト・ワンは通信インフラに強いが、守谷商会は官公庁向け土木工事に強みを持つ。売上高500億円前後で営業利益率は4-8%と安定。2026年3月期は増収増益見込み。公共投資に依存するため、財政政策の影響を受けやすい。

強み

  • 公共工事の受注実績が豊富で、安定した収益基盤を確保。
  • 自己資本比率が高く、低負債で経営安定性が高い。
  • 長期取引先との関係を活かし、リピート受注を得やすい。
  • 建設技術者を多数擁し、高品質な施工で評判。

課題

  • 公共工事の減少や予算削減が業績に直結するリスク。
  • 建設業界全体の人手不足で、技能労働者の確保が課題。
  • 建設業界の利益率は低く、コスト上昇でさらに圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が守谷商会

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11724シンクレイヤ35億円9.9倍
2211Aカドス・コーポレーション34億円
31444ニッソウ29億円
41788三東工業社28億円8.8倍
51711SDSホールディングス26億円
61798守谷商会25億円4.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

不動産子会社の設立から始まった1962年

1962年12月、不動産の売買・賃貸・損害保険代理業を目的とする守谷不動産株式会社を設立。これがグループの原点となる。1963年12月には松本出張所(1972年支店昇格)、1966年11月には東京営業所(1967年支店昇格)を開設し、営業基盤を拡大した。1969年12月には定款変更で土地造成業・不動産業を追加し、事業領域を広げた。

建設業許可と事業多角化を進めた1970年代

1971年12月、宅地建物取引業法による建設大臣免許を取得。1973年2月には建設業法改正に伴い建設大臣許可を取得した。1978年3月には定款変更で建設工事の設計請負・監理業、測量業を追加し、総合建設会社としての体制を整えた。許認可の取得と事業多角化により、後の成長基盤が固まった。

子会社化と舗装部門分離で事業を拡大した1990年代

1990年9月、長野県中南信地区の土木事業強化を目的に丸善土木株式会社を子会社化。1991年11月には舗装工事施工部門を分離し、守谷道路株式会社(現株式会社アスペック)を設立した。これにより土木・舗装分野の専門性を高めた。1994年10月には日本証券協会に株式を店頭登録し、資金調達手段を多様化した。

証券市場の変遷と上場の歴史

1994年の店頭登録後、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場。2010年4月の大阪証券取引所との統合を経て同取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2013年7月の東証・大証統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、2022年4月の市場区分見直しで東証スタンダード市場に移行した。上場市場の変遷は証券取引所再編を反映している。

ユニットハウス事業買収によるグループ再編の2024年

2024年11月、多様化する顧客ニーズへの対応力を強化するため、ユニットハウス事業を展開する未来ネットワーク株式会社を完全子会社化した。これにより仮設建築分野に進出し、グループの事業ポートフォリオを拡充した。建設需要の変化に柔軟に対応する体制を整え、グループ競争力の強化を図っている。

年表18件を開く

1960年代

  • 1962年12月子会社として不動産の売買、賃貸、損害保険代理業を目的とする守谷不動産株式会社を設立。
  • 1963年12月松本出張所を開設。(1972年10月支店に昇格)
  • 1966年11月東京営業所を開設。(1967年7月支店に昇格)
  • 1969年12月定款の一部を変更し、事業目的に土地造成業並びに不動産業を追加。

1970年代

  • 1971年12月宅地建物取引業法により建設(現国土交通)大臣免許(1)1105号を取得。
  • 1973年2月建設業法の改正により建設(現国土交通)大臣許可(特-47)第712号を取得。
  • 1978年3月定款の一部を変更し、事業目的に建設工事の設計請負及び監理業、測量業を追加。

1990年代

  • 1990年9月M&A長野県中南信地区の土木事業強化を目的に丸善土木株式会社を子会社化。
  • 1991年11月子会社として舗装工事施工部門を分離し、守谷道路株式会社(現 株式会社アスペック)を設立。
  • 1994年10月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1997年6月名古屋営業所を開設。(2000年4月支店に昇格)

2000年代

  • 2004年3月子会社として建設資材リース事業に進出する目的で機材サービス株式会社を設立。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2010年代

  • 2010年4月上場株式会社ジャスダック証券取引所と株式会社大阪証券取引所の合併に伴い、株式会社大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。
  • 2010年10月上場株式会社大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、株式会社大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行。
  • 2024年11月M&A多様化する顧客ニーズへの対応力を強化するためユニットハウス事業を展開する未来ネットワーク株式会社を完全子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率重要な経営指標として位置づけ、数値目標は明示なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    組織体質の改革による人材強化

    社員の採用、教育、評価体制を強化・推進し、人材力を高めることで、企業体質の基盤を強化する。

  2. 02

    収益構造の改革で本業強化

    本業中心の収益構造を構築し、収益の継続性を強化する。工事粗利益率の向上と固定費削減に注力する。

  3. 03

    グループ戦略による競争力強化

    グループ全体で不足する経営資源を補強し、グループ競争力を高めることで、総合力を発揮する。

  4. 04

    DX推進による効率化と高度化

    DX推進による省力化・効率化とITリテラシー向上を図る。BIM/CIMを積極的に推進し、建設プロセスの高度化を目指す。

  5. 05

    持続可能な経営体制の構築

    企業経営と社会課題の解決を両立する長期的な成長を目指し、持続可能な経営体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で445人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は705万円で、9期前と比べて+12.0%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は15.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月398
2018年3月404
2019年3月63041.717.2415
2020年3月62241.416.8424
2021年3月61041.917.2404
2022年3月62642.017.2399
2023年3月63141.016.8393
2024年3月64541.116.5390
2025年3月68541.716.9422545
2026年3月70540.415.4445876

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 長野県長野市1,694百万円
建築事業 土木事業 不動産事業
東京支店 — 東京都千代田区788百万円
建築事業 土木事業 不動産事業
松本支店 — 長野県松本市326百万円
建築事業 土木事業
名古屋支店 — 愛知県名古屋市中区321百万円
建築事業 土木事業
本社 — 長野県長野市260百万円
土木事業
本社 — 長野県松本市200百万円
土木事業
本社 — 長野県佐久市175百万円
建築事業
本社 — 長野県長野市43百万円
建築事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱アスペック
    長野県長野市
    議決権100.0%
  • 国内
    丸善土木㈱
    長野県松本市
    議決権96.8%
  • 国内
    守谷不動産㈱
    長野県長野市
    議決権100.0%
  • 国内
    機材サービス㈱
    長野県長野市
    議決権100.0%
  • 国内
    未来ネットワーク㈱
    長野県佐久市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は509億円営業利益39億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.2%、利益が+69.6%。

売上高
+1.2%
509億円
営業利益
+69.6%
39億円
純利益
+58.8%
27億円
営業利益率
7.7%
前期比 +3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高490億円509億円
営業利益26億円39億円
純利益17億円27億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は102億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1162
2024年1Q10232.93
2024年2Q10287.85
2024年3Q10943.73
2024年4Q1205
2025年2Q21694.26
2025年4Q287144.911
2026年2Q258249.317
2026年4Q251156.010
2027年1Q10254.94

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は280億円から509億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月280−5−16
2014年3月33033
2015年3月31464
2016年3月3261213
2017年3月3691712
2018年3月405159
2019年3月3841410
2020年3月395148
2021年3月36897
2022年3月3881716
2023年3月390139
多様化する顧客ニーズへの対応力を強化するためユニットハウス事業を展開する未来ネットワーク株式会社を完全子会社化。
2024年3月4332316
2025年3月50323244.617
2026年3月50939397.727

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高509億円のうち、営業利益として残るのは39億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.4%440億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.9%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%39億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.9pt
15.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は78億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月8−20638
2014年3月−19014−1932
2015年3月2−1−1132
2016年3月11−9−1233
2017年3月0−3−1−328
2018年3月560−95675
2019年3月−2−1−2−370
2020年3月−43−415−4737
2021年3月32−4−92856
2022年3月16−1−91561
2023年3月331−103485
2024年3月−19−13−2−3250
2025年3月31−4−22775
2026年3月14−187−478

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は383億円。このうち返さなくてよい自己資本が188億円で、自己資本比率は48.9%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1884913926.2
2014年3月2035115225.2
2015年3月1985514328.0
2016年3月2116714431.9
2017年3月2557817730.8
2018年3月2658717832.8
2019年3月2709417634.7
2020年3月29810119733.8
2021年3月27410716738.9
2022年3月27512115444.0
2023年3月32412919539.7
2024年3月30614416247.2
2025年3月34115918246.7
2026年3月38318819648.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
97億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
152億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
196億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中23位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中93位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.8%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.9%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.2%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,100で、1年前と比べて+9.3%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥1,100-2.3%1ヶ月+5.4%1年+9.3%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥943高値¥1,510

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.4倍
PER (会社予想)7.1倍
PBR0.64倍
配当利回り3.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+5.1%上昇。25日線(1104円)を+0.5%上回るも、75日線(1107円)とほぼ同水準。52週高値1510円から-26.5%と低位。出来高は7/13に2.99万株と急増したが、その後減少傾向。週足はもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 4.4倍は業界平均14.1倍を大幅に下回り、PBR 0.65倍も平均1.51倍対比で割安。ROE 15.8%と収益性は高いが、配当利回り3.24%は平均3.40%とほぼ同水準で、配当性向14.8%と低く、成長への再投資が優先されている。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.4倍14.4倍
PER (予想)7.1倍
PBR0.64倍1.55倍
ROE15.8%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共工事依存のビジネスが業績を牽引。強気派は2026/3期の大幅増益見通し(営業利益39億円、利益率7.7%)と低PBR(0.65倍)を評価。弱気派は公共投資の先行き不透明感と、地方ゼネコンの体力を懸念。配当利回り3.24%は下支え。

プラスに働く材料7
  • 大幅増益見通し

    2026/3期営業利益39億円(前期比+70%)予想。

  • 割安水準(PBR0.65倍)

    純資産の6割強の株価。収益改善で評価修正余地。

  • 安定配当

    配当利回り3.24%で株主還元堅実。

  • FY2026営業利益70%増の急拡大2026年3月期影響

    営業利益39億円(前期比+70%)、利益率7.66%へ大幅改善

  • 収益性改善によるROE上昇継続影響

    ROE15.8%から20%超への上昇余地、PBR0.65倍の是正

  • 高配当利回りの安定通年影響

    配当利回り3.24%、増益に伴う増配期待

  • 小型株の割安修正期待継続影響

    PER4.4倍、PBR0.65倍と割安、業績成長で評価修正

マイナスに働く材料7
  • 公共投資依存リスク

    国の予算削減や地域振興策の変化で受注変動。

  • 人手不足の影響

    建設技能者不足で工事遅延・コスト増リスク。

  • 業績予想の達成リスク

    過去の利益率変動大きく、予想は楽観的か。

  • 建設需要減退による受注減少2026年3月期影響

    売上高509億円目標、公共工事減少で下振れリスク

  • 建設コスト上昇による利益圧縮継続影響

    利益率7.66%目標達成には資材価格安定が前提

  • 競合激化による受注単価下落継続影響

    中小建設業者間の競争で採算悪化の可能性

  • 株主還元策の不透明感不定影響

    配当性向や自社株買い計画の開示不足

次の決算で確かめる点
受注残高
将来売上の確度を判断。
営業利益率
収益性改善の進捗確認。
官公需比率
公共事業依存度の変化。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+80.0%いまの株価に対する利回りは3.45%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
3.45%
いまの株価に対して
配当性向
14.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1212.8
2018年3月138.316.4
2019年3月130.017.2
2020年3月130.016.9
2021年3月130.025.8
2022年3月147.712.1
2023年3月140.018.0
2024年3月1614.311.4
2025年3月2025.013.7
2026年3月3680.014.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ999人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.1%を占め、残る69.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他66.366.767.166.466.366.2
事業法人24.424.923.923.724.122.6
金融機関6.46.46.36.57.47.6
自己株式3.12.93.13.63.73.5
証券会社1.50.71.71.70.42.1
外国法人1.51.31.01.81.71.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01一般財団法人守谷奨学財団8.50
02守谷商会従業員持株会8.36
03守谷商会取引先持株会7.02
04株式会社八十二長野銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.79
05山根 敏郎3.54
06守谷 晶子3.41
07内藤 征吾2.88
08守谷 堯夫2.74
09中村 英生2.14
10八十二キャピタル株式会社2.08

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+278%、1株純資産は14期で+282%。直近期のROEは15.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−142450−27.3
2014年3月274685.86.825.5
2015年3月335066.97.619.4
2016年3月11961521.22.59.1
2017年3月5353,58316.13.912.8
2018年3月4223,97211.24.916.4
2019年3月4384,30710.64.717.2
2020年3月3864,6198.74.216.9
2021年3月2984,8736.37.025.8
2022年3月1441,10213.83.112.1
2023年3月821,1767.25.518.0
2024年3月1471,32611.85.411.4
2025年3月1521,46510.94.713.7
2026年3月2521,72015.84.814.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額216百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉澤浩一郎取締役会長72211
伊藤由郁紀代表取締役社長 執行役員社長6488
伊藤隆三取締役相談役77447
吉澤正博取締役 専務執行役員 品質技術本部長兼 DX推進室担当兼 技術系職員教育担当64118
山﨑光夫取締役 専務執行役員 全社建築・営業統括 建築事業本部長61106
山口和彦取締役 常務執行役員 長野建築本店長6422
田下昌志取締役 執行役員 土木事業本部担当6417
久保智取締役 執行役員 管理本部長兼 法務コンプライアンス室担当6259
舟見英夫取締役67
栁澤久章常勤監査役6126
鴇澤裕監査役51
小林泰監査役59
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
小川直樹69
小林俊文52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8166281419424
社外取締役4121133
監査役18199

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容312字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社5社で構成されており、建築・土木事業を主な内容とし、更に各事業に関連した事業活動を展開しています。 当社グループの事業に係わる位置付けは次のとおりです。 なお、次の3部門は「連結財務諸表 注記」に掲げるセグメント情報の区分と同一です。 建築事業   当社及び子会社の機材サービス株式会社、未来ネットワーク株式会社は建築事業を営んでいます。 土木事業   当社及び子会社の株式会社アスペック、丸善土木株式会社は土木事業を営んでいます。 不動産事業   当社及び子会社の守谷不動産株式会社は、不動産事業を営んでいます。 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,173字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1) 社是、経営理念等 <   社是   >   すべてのことに誠実に よりよい仕事をしよう <   経営理念   >   わが社は 伝統ある信用を基礎として 卓越せる斬新技術力を駆使し 常に建設業界の先頭を歩み 国造りから街造りまで 社会の発展に寄与すると共に 斗志あふるゝ若さをもって 企業の成長繁栄と従業員の生活向上のため 限りなき前進をつゞける <   長期ビジョン   >   信頼と技術で社会に貢献し、社員と家族が誇りと満足感を持てる“働きたい”企業 <   中期経営計画2026   >   原点(経営理念)回帰によるブランディング戦略~人への投資とモリヤらしさの再確認~ (2) 当社グループの経営環境について 当連結会計年度におけるわが国経済は、働き方改革に伴う事業コストの増加や円安等による物価上昇が続くなかで、期初に発動された米国の新関税政策により景気の下振れリスクが高まりました。しかしながら、米国との交渉が早期に妥結したことに加え、賃上げによる雇用・所得環境の改善が進み、民間設備投資も底堅く推移したこと等を背景に概ね緩やかな回復基調を維持しました。一方、世界経済の動向は、米国の諸政策の影響を強く受ける状況が続いているうえ、期末に発生したイラン武力紛争により中東情勢が緊迫化し、これに伴う原油供給の停滞や多国間サプライチェーンの不安定化等により、先行きへの不透明感が強まり、今後の国内景気への影響にも懸念感が増しつつあります。 当社グループが中核事業としている建設業界におきましては、受注環境は国土強靭化政策の継続による公共投資や底堅い民間設備投資に支えられ、引き続き堅調に推移しました。その一方で、公共工事は入札参加者が増加し競争が激化しつつあり、民間建築工事では、景気の底堅さやインバウンド需要の拡大等を受けて、地方圏においても観光関連投資が活発化しているものの、サブコンや技能者不足が一段と深刻化し、工事費の上昇を招いています。 一方、収益環境は、工事案件毎のリスク管理の徹底に加え、高止まりする工事費の受注価格への転嫁が徐々に進み、工事収益の確保、改善に繋がりつつあります。しかしながら、中東情勢の影響を中心とする今後の世界経済の動向如何では、建設資材価格の上昇、供給不足等により工事費が更に高騰し、金利上昇等とも相俟って民間設備投資の冷え込みを招き、収益環境が悪化する懸念を拭い切れません。DXの推進等により生産性の向上に取り組んではいるものの、収益環境の下押し圧力は依然として強く、今後の事業環境は、受注・収益面共に楽観視できない情勢下にあります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは「営業利益率」を重要な経営指標と位置づけ、経営計画の基本方針となる「強靭な経営体質の確立」を目指して、「生き残る為の収益至上主義への変革」を実現するために、工事粗利益率の向上と固定費の削減に注力し、安定した利益を確保する体制を構築するとともに、資産及び資本効率を高め、企業価値の向上に注力してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の国内建設投資の動向見通しは、政府・民間投資ともに引き続き底堅く推移することが期待されます。しかし、中東情勢の展開によっては、原材料・エネルギー価格の高騰、物流・サプライチェーンの混乱等から、収益環 境が厳しさを増すことが懸念されるため、建設業界を取り巻く今後の事業環境は楽観視できない状況下にあります。 このような環境下、当社グループは創業120周年に向けた長期ビジョン「信頼と技術で社会に貢献し、社員と家族が誇りと満足感を持てる“働きたい”企業」を達成すべく、「中期経営計画2026」(2026年度~2028年度)を策定しました。 グループ企業が一丸となって「中期経営計画2026」を確実に実施し、事業収益を安定的かつ継続的に確保・向上できる筋肉質な企業体質基盤を構築してまいります。 ①組織体質の改革 社員の採用・教育・評価体制の強化・推進 ②収益構造の改革 本業を中心とした収益構造及び継続性の強化 ③グループ戦略 不足する経営資源の強化・グループ競争力の強化 ④DXの推進 DX推進による省力化・効率化とITリテラシーの向上 BIM/CIMの積極推進 ⑤持続可能な経営体制の構築 企業経営と社会課題の解決を目指した長期的な成長 (5) コンプライアンスの徹底及び体制の充実 ① 部署間の情報共有、協議の活性化とコンプライアンスを踏まえた業務遂行の徹底 ② 損失リスクの未然防止対策の強化と規程の再整備 ③ 弁護士等の専門家との一層の連携強化 ④ 営業段階から工事(現業)部門が参加する協議体制の再整備 ⑤ 取締役を含めた役職員に対する部署別(業務別)研修会の実施 ⑥ 内部通報制度の利用の活性化 こうした施策及び体制の整備により、コンプライアンスの強化・徹底を図ってまいります。
事業等のリスク2,152字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月18日)現在において当社グループが判断したものです。 (1)経済の状況及び公共投資の状況について 当社グループの中核事業である建設事業は、営業活動を行っている地域の経済状況が悪化したり公共投資が減少した場合は受注面において影響を受けるため、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)工事受注方法について 民間工事における発注方法の多くは、工事業者に見積を依頼して、その中から発注先を決定する方法が採られています。また、公共工事においては、入札により工事業者を決定する方法が採られています。官・民いずれにおいても、受注するための主な決定要素は見積価格です。したがって、当社グループが他の参加者に比して価格優位性がない場合は受注できないことになります。競争激化により受注価格が著しく低下したりすると、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)資材及び労務の調達について 当社グループの中核事業である建設事業においては、多くの資材調達と外注労務費が必要となります。鋼材、セメント等の建設資材の価格高騰や建設作業員の労務費単価が上昇した場合は、見積価格が上昇し受注競争時の価格優位性を弱めるほか、工事中に発生した場合は、工期や原価に影響を及ぼし、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)工事代金回収について 工事代金の回収リスクを回避するため、受注審査規程等を整備し、受注活動のなかで発注者の経営内容等の与信情報を収集して与信管理を行い、法務コンプライアンス室を中心として回収不能事故の未然防止対策を講じていますが、請負事業に特有な事情として、工事の受注から完成までに相当期間を要することから、引渡しまでの間に発注者側の経営状態が変化したり、金融環境や経済情勢等の急変から資金調達、事業遂行等に支障が生じたり、また発注者と個別要因によりトラブルが発生した場合に工事代金の回収に遅延や貸倒れが発生するリスクを常に有しています。このためリスクの顕在化により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)契約不適合責任について 当社グループが行う施工工事・サービス等には、契約不適合が生じるリスクがあります。 当社グループの中核事業である建設事業は、社会生活の基盤を造る事業であり、公共性・安全性が求められており、責任期間も長期にわたります。そのため、様々な規制・法令の適用があり、また、高い技術力の伴った施工能力を求められているので、契約不適合が生じた場合は直接的損害のみならず間接的損害の責任も問われる可能性があり、当社グループの事業、業績及び財務状況にも悪影響を及ぼす可能性があります。 (6)法的規制について 当社グループの建設事業における取引については、「建設業法」「建築基準法」「宅地建物取引業法」「会社法」「金融商品取引法」等の法的規制があります。現時点の規制に従って業務を遂行していますが、将来において規制等の変更がなされた場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)人材の確保について 当社グループの中核事業である建設事業は、優秀な資格者と高度な技術による施工実績の良好な評価が、事業を継続拡大するためのベースとなっており、それゆえに優秀な人材を獲得し維持する必要があります。 当社グループの人事部門は、優秀な人材を確保するため注力していますが、当社グループが必要とする人材が計画どおり確保できなかった場合は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)安全管理について 工事は、市街地、地中、山間地等の多様な周辺環境の中で行われ、現場内では多数の作業員が多種の作業を同時に行うほか高所等での危険作業も多いため、工事部外者に対する加害事故や作業員の労働災害等が発生し易い危険性を有しています。このため大規模な事故や災害が発生した場合は、一時的に復旧費用、補償金等の負担が生じ、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9)保有資産について 当社グループは、営業活動を行うにあたって、不動産等の資産を保有していますが、市場価格の変動等により時価が著しく下落した場合に減損損失が生じ、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) 自然災害の発生・疫病の蔓延について 大規模な自然災害の発生あるいは疫病の蔓延などに伴い、経済状況の急激な悪化、サプライチェーンの寸断、行政機関からの要請などによる工事の中断や大幅な遅延、保有設備の損傷や就業者の減少といった事態が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,035字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ4,171百万円増加し、38,316百万円となりました。当連結会計年度末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,357百万円増加し、19,563百万円となりました。当連結会計年度末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,813百万円増加し、18,752百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営業績は、売上高は50,855百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。損益面につきましては、営業利益3,861百万円(前連結会計年度比68.5%増)、経常利益は3,912百万円(前連結会計年度比65.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、2,743百万円(前連結会計年度比66.2%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりです。 (建築事業) 完成工事高は42,865百万円(前連結会計年度比10.3%増)となり、営業利益は5,154百万円(前連結会計年度比48.9%増)となりました。 (土木事業) 完成工事高は7,600百万円(前連結会計年度比3.0%減)となり、営業利益は774百万円(前連結会計年度比43.7%増)となりました。 (不動産事業) 不動産事業の売上高は389百万円(前連結会計年度比89.1%減)となり、営業損失は49百万円(前連結会計年度は250百万円の営業利益)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ315百万円増加し、当連結会計年度末は7,844百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は1,360百万円(前連結会計年度は3,075百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益、未成工事受入金等が増加したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は1,769百万円(前連結会計年度は363百万円の使用)となりました。これは主に投資不動産の取得によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、獲得した資金は724百万円(前連結会計年度は211百万円の使用)となりました。これは主に長期借入れによる収入によるものです。 ③受注及び売上の実績 a.受注実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)     前年同期比(%) 建築事業(千円)   40,400,786   80.5 土木事業(千円)   8,198,200   119.3 不動産事業(千円)   186,294   5.2 合計(千円)   48,785,280   80.5 b.売上実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)     前年同期比(%) 建築事業(千円)   42,865,920   110.3 土木事業(千円)   7,600,182   97.0 不動産事業(千円)   389,591   10.9 合計(千円)   50,855,693   101.2 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しています。 2.当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載していません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりです。 1)財政状態 当連結会計年度末の資産につきましては、電子記録債権は減少しましたが、受取手形・完成工事未収入金等、販売用不動産、投資不動産等が増加したことなどを主因に、総資産は前連結会計年度比4,171百万円増加し、38,316百万円となりました。当連結会計年度末の負債につきましては、支払手形・工事未払金、電子記録債務は減少しましたが、未払法人税等、未成工事受入金、長期借入金等が増加したことなどを主因とし、負債合計は前連結会計年度比1,357百万円の増加となり、19,563百万円となりました。純資産につきましては、前連結会計年度比2,813百万円増加し、18,752百万円となりました。 2)経営成績 当社グループの当連結会計年度において、売上高は経済活動の活性化に加え、前期からの繰越工事が豊富にあったこと及び工事の進捗が順調だったこと等により、前連結会計年度比1.2%増の50,855百万円となりました。 利益面では、建設資材価格の高止まりや人件費の上昇等が収益の下押し要因となる状況下にはあるものの、売上高が堅調に推移したこと並びに原価・工程管理及び経費削減等の徹底を図ったことにより、営業利益3,861百万円(前連結会計年度比68.5%増)の計上となりました。 営業外収益(費用)の差引純額は51百万円の利益となり、経常利益は3,912百万円(前連結会計年度比65.0%増)となりました。 特別利益(損失)については、当期の計上は無く、親会社株主に帰属する当期純利益は2,743百万円(前連結会計年度比66.2%増)となりました。 b.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、市場動向、資材及び労務の動向、工事に起因する事故・災害、疫病の蔓延等があります。 市場動向については、国内景気の変動による影響を大きく受けるほか、政府・民間投資ともに引き続き底堅く推移することが期待されるものの、投資活動が下振れすれば、引合い案件が減少し、再び激しい受注価格競争に転じる要因になると認識しています。こうした中、当社グループは、与信時・契約時・施工時リスクの徹底した管理及び厳格な工事収支管理を行うことにより、リスク回避を図りつつ市場競争力を高め、確実に利益を確保できるよう経営基盤の強化を図ってまいります。 資材及び労務の動向については、鋼材、セメント等の建設資材の価格高騰が顕著になりつつある他、建設作業員の労務費単価が上昇した場合、見積価格が上昇し受注競争時の価格優位性を弱めるほか、工事中に発生した場合は、工期や原価に影響し、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響を及ぼすと認識しています。このため、工事受注後に資材、労務の早期発注を行うとともに、発注先との関係をより強化し情報を共有することによるリスクヘッジに取り組んでまいります。 工事に起因する事故・災害等については、工事現場内では多数の作業員が多種の作業を同時に行うほか高所等での危険作業も多いため、工事部外者に対する加害事故や作業員の労働災害等が発生し易い危険性を有しており、事故や災害が発生した場合は業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす原因になると認識しています。安全対策を確実に講じ、安全教育・危険予知活動等を通じて現場作業に携わる現場管理者、作業員の継続的な意識改革を図ることにより、経営に影響する事故・災害の事前抑制に努めてまいります。 c.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 (建築事業) 前期からの繰越工事が豊富であったこと、当期の受注及び工事の進捗度が堅調に推移したこと等により、完成工事高は42,865百万円(前連結会計年度比10.3%増)となりました。 損益面につきましては、受注前における施工体制の確認、原価管理の徹底及び経費の削減に努めました結果、営業利益は5,154百万円(前連結会計年度比48.9%増)となりました。 セグメント資産は、完成工事未収入金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ2,029百万円増加し、12,298百万円となりました。 (土木事業) 工事の進捗度は概ね堅調に推移したものの、一部の工事における設計変更による工期の延伸等により、完成工事高は7,600百万円(前連結会計年度比3.0%減)となりました。 損益面につきましては、受注前における施工体制の確認、原価管理の徹底及び経費の削減に努めました結果、営業利益は774百万円(前連結会計年度比43.7%増)となりました。 セグメント資産は、完成工事未収入金が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ71百万円減少し、5,173百万円となりました。 (不動産事業) 首都圏での開発案件の完成引渡しが減少したこと等により、不動産事業の売上高は389百万円(前連結会計年度比89.1%減)となりました。 損益面につきましては、売上高が減少したことにより、営業損失は49百万円(前連結会計年度は250百万円の営業利益)となりました。 セグメント資産は、販売用不動産、投資不動産が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ3,474百万円増加し、6,687百万円となりました。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値の向上及び全てのステークホルダーの利益と合致するものとして「営業利益率」を重要な指標として位置づけています。当連結会計年度における「売上高営業利益率」は7.6%でした。引続き「売上高営業利益率」を高めることができるよう、リスク管理の徹底と受注時目標粗利益率の確保、早期購買の徹底及び厳格な工事収支管理等に取り組んでまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b.当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりです。 当社グループにおける資金需要は主に運転資金需要です。運転資金需要のうち主なものは、当社グループの建設業に関わる材料費、労務費、外注費及び現場経費等の工事費用並びに不動産事業に関わる土地、建物等の取得費用があります。また、各事業に共通するものとして販売費及び一般管理費等の営業費用があります。その他に独身寮、社宅等の整備の設備投資需要としまして、固定資産購入費用があります。 当社グループは現在、運転資金についてはまず営業キャッシュ・フローで獲得した内部資金を充当し、不足が生じた場合は金融機関からの短期借入金で調達しています。金融機関には十分な借入枠を有しており、短期的に必要な運営資金の調達は可能な状況です。また長期借入金については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を勘案し、調達規模、調達手段を適宜判断して実施しています。一方、資金調達コストの低減のため、売上債権の圧縮等にも取り組んでいます。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。 この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりです。 (3)経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]に記載のとおりです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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