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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ヨシムラ・フード・ホールディングス

Yoshimura Food Holdings K.K.2884 · Prime · 食料品

中小食品企業の事業承継と再成長を支援する持株会社。グループ子会社の“強み”を伸ばし“弱み”を補完する「中小企業支援プラットフォーム」を運営する。

概要

東京都千代田区に本社を置くヨシムラ・フード・ホールディングスは、2008年に設立された食品持株会社である。傘下に38の連結子会社を擁し、チルドシウマイ(国内トップシェア)、ホタテ加工品、養殖アユ、かきフライなどを製造・販売。M&Aによる事業承継を成長戦略とし、2026年2月期の連結売上高は575億円(前年比1.1%減)。国内だけでなくシンガポール・マレーシアにも展開する。

M&Aで拡大するグループ構成

当社は持株会社として、2026年2月末時点で38社の連結子会社を持つ。各子会社はそれぞれ独自の技術や製品を持つ中小食品企業であり、後継者不在や経営難を背景にM&Aでグループ化されてきた。グループ内では「中小企業支援プラットフォーム」を通じて、セールス、商品開発、生産管理、品質管理、経営管理などの機能を横断的に支援し、個社の弱みを相互に補完する仕組みを構築している。このプラットフォームがグループ全体の成長エンジンとなっている。

製造事業が売上の大部分を占める

セグメント別では、製造事業が連結売上高の約83%を占める(2026年2月期実績)。国内製造は楽陽食品(チルドシウマイ)、オーブン(かきフライ)、森養魚場(アユ)、マルキチ・ワイエスフーズ(ホタテ)など30社超で構成。海外製造はシンガポールのJSTT(寿司等)やNKR CONTINENTAL(厨房機器)を含む。2026年2月期は製造事業のセグメント利益が前年比47.2%減の22.9億円と減少したが、これはホタテ関連事業の反動減と棚卸資産評価の見直しによる一過性要因が大きい。非ホタテ事業は堅調に推移した。

国内と海外を結ぶ販売事業

販売事業は4社で構成され、売上高は約95億円(2026年2月期)。国内では株式会社ヨシムラ・フードが業務用食材を企画・販売し、自社物流を持たず直送モデルを採用。産業給食や外食、医療福祉など多様な販路を持つ。海外ではシンガポールのSIN HIN FROZEN FOODが冷凍水産品の輸入販売を手がけ、アジア各国の卸売企業や大手スーパーに供給。しかし2026年2月期は海外販売の低迷と仕入価格高騰により減収減益となった。

シンガポールを核とした海外展開

海外事業の中心はシンガポールに置く地域統括会社YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.である。同社の傘下にJSTT(日本食製造)、SIN HIN(水産品輸入販売)、PACIFIC SORBY(水産品加工)、NKR CONTINENTAL(厨房機器)、SHARIKAT NATIONAL FOOD(不動産賃貸)などを抱える。2020年にはマレーシアのNKR、2025年にはEXAMAS JAYAとEQUIPMAXを取得し、厨房機器事業を拡大。海外売上高はグループ全体の約1割だが、成長領域として位置づけられている。

業界の中での役割は食品メーカー・販売会社のグループ経営・支援プラットフォームにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
575億円
営業利益
16億円
営業利益率
2.8%
純利益
9億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
製造事業477億円83.0%23億円4.8%
販売事業95億円16.5%1億円1.1%
その他事業3億円0.5%-2億円-66.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品製造(国内・海外)主力

独自の製品を開発・製造し、主に卸売業者を通じてスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店等へ販売。ホタテなどの水産物は輸出企業等を通じて欧米・アジアへも供給。傘下に多数の製造子会社を持ち、チルドシウマイや冷凍とんかつ、日本酒、フリーズドライ食品など多岐にわたる製品を扱う。

主要顧客スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店、水産卸売企業

主な製品・サービス4
チルドシウマイ国内シェア首位
楽陽食品が製造。国内トップシェアのチルドシウマイ。大手スーパーや食品商社を通じて全国の小売店に供給。
かきフライ
オーブンが製造。広島県産かきを独自ルートで調達した主力商品。大手食品商社経由で全国のスーパー・飲食店へ供給。
養殖アユ国内シェア首位
森養魚場が製造。国内トップシェアの養殖アユ。水産卸売市場を通じて全国のスーパー・観光やな等へ供給。
ホタテ(水産品加工)
マルキチ、ワイエスフーズ、マタツ水産等が製造・加工。オホーツク海産の大粒ホタテを中心に、水産卸売企業経由で国内外へ販売。

02食品販売(国内・海外)主力

販売力と企画力を強みに、消費者のニーズを捉えた商品を企画・開発し、産業給食、生活協同組合、スーパーマーケット等へ販売。海外から仕入れた良質な冷凍水産品をシンガポール等のアジア市場へ供給する販売会社も有する。

主要顧客産業給食事業者、生活協同組合、スーパーマーケット、コンビニエンスストアベンダー、外食産業、医療福祉施設

主な製品・サービス3
業務用食材(企画・販売)
ヨシムラ・フードが提供。自社物流を持たず販売先へ直送するモデルで、産業給食、外食産業、医療福祉、学校給食など多様な販路を持つ。
冷凍食品(企画・販売)
ジョイ・ダイニング・プロダクツが展開。全国の生活協同組合向けに直接販売口座を持ち、グループ商品の販売も行う。
冷凍水産品・加工品(輸入販売)
SIN HIN FROZEN FOODがアジア各地の有力水産会社から仕入れ、シンガポール・アジア諸国の卸売企業や大手スーパー、EC企業、飲食店へ販売。

03厨房機器販売・保守副次

シンガポール・マレーシアにおいて、厨房機器の製造、輸入販売、設計施工、メンテナンスを提供。ホテル、病院、飲食店、ファーストフードチェーン等を顧客とする。

主要顧客ホテル、病院、飲食店、ファーストフードチェーン

主な製品・サービス1
厨房機器(輸入販売・メンテナンス)
NKR CONTINENTAL PTE. LTD.等が提供。シンガポール・マレーシアのホテル、病院、飲食店向けに厨房機器の販売・設計施工・メンテナンスを行う。

04不動産賃貸・管理その他

シンガポールにおいて食品工場兼食品用低温倉庫を所有し、グループ企業および第三者への不動産賃貸・管理事業を行う。

主要顧客グループ企業、第三者賃貸先

05マーケティング事業その他

地域に眠る「食」や「文化」を再発掘・再編集し、大手広告主企業や地方自治体向けにマーケティング・ブランディング支援サービスを提供する。

主要顧客大手広告主企業、地方自治体

製品と技術

国内トップシェアのチルドシウマイと楽陽食品

楽陽食品株式会社が製造するチルドシウマイは、国内トップシェアを誇る主力製品。東京都足立区に本社を置き、国内5カ所の工場で生産。大手スーパーとの直接取引や大手食品商社を経由して全国のスーパー、量販店、ドラッグストア、生活協同組合等に供給される。チルド餃子も製造しており、家庭用から業務用まで幅広い販路を持つ。同社は2008年にグループ入りし、その後完全子会社化された。

広島県産かきを使用したかきフライとオーブン

株式会社オーブンは、供給量が限られる広島県産かきを独自ルートで調達し、かきフライを主力商品とする。愛媛県四国中央市に本社・工場を置き、鶏なんこつから揚げやささみフライも製造。2013年に民事再生手続き中の旧オーブンから事業を承継した。大手食品商社を通じて全国のスーパー、飲食店、生活協同組合へ販売。かきフライ以外にも季節商品を展開し、産地直結の調達力を強みとする。

ホタテ加工品と北海道水産子会社群

北海道の水産資源を背景に、マルキチ(網走市)、ワイエスフーズ(森町)、マタツ水産(長万部町)、オガネサン清藤水産(森町)など複数の子会社がホタテを中心とした水産品を製造・加工する。オホーツク海産の大粒ホタテを冷凍貝柱やボイル品に加工し、国内の水産卸売市場や輸出企業を通じて欧米・アジアへ販売。片貝の生産量では国内高いシェアを誇る。しかし2025期以降、中国の禁輸措置や漁獲量減少で収益が悪化している。

養殖アユ国内トップシェアの森養魚場

株式会社森養魚場(岐阜県大垣市)は、採卵からふ化、育成、出荷まで一貫した養殖アユ生産を行い、国内トップシェアを有する。水産卸売市場を通じて全国のスーパーや観光やな等に供給。独自のノウハウにより安定生産を可能としており、2019年にグループ入りした。アユ以外に水産加工品も手がけるが、主力はあくまで養殖アユである。

海外厨房機器事業とNKR CONTINENTAL

シンガポールのNKR CONTINENTAL PTE. LTD.は、厨房機器の製造、輸入販売、設計施工、メンテナンスを提供。シンガポールとマレーシアのホテル、病院、飲食店、ファーストフードチェーンを顧客とする。2020年1月にグループ入り。2025年7月にはマレーシアのEXAMAS JAYAとシンガポールのEQUIPMAXを取得し、同事業を拡大。これらは当社の「その他事業セグメント」に区分され、グループの多角化に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位チルドシウマイ国内トップシェア(生産量)食品製造(国内・海外)
  • 国内シェア首位養殖アユ生産量国内トップシェア食品製造(国内・海外)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

製粉・食品の中堅、小麦粉価格高騰が課題

製粉・食品加工を主力とする。同業のニップン、日清製粉グループ本社といった大手に比べ規模は小さい。2025年2月期売上581億円、営業利益率7.23%と黒字だが、2026年2月期は2.78%に急低下見込み。小麦粉価格高騰による原材料コスト上昇が主因。付加価値の高い加工食品へのシフトが急務。

強み

  • 主要ブランドで一定の知名度を持ち、業務用から家庭用まで展開。
  • 製粉に加え、プレミックスや冷凍生地など加工品を充実。
  • 国内に複数の工場を持ち、安定した生産・供給が可能。
  • 製パン・製菓業界との長年の取引関係が強み。

課題

  • 小麦市況の影響を直接受け、収益性が悪化しやすい。
  • ニップン、日清製粉など大手との価格競争が厳しい。
  • 営業利益率の変動が大きく、安定的な収益確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がヨシムラ・フード・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12882イートアンドホールディングス231億円61.8倍
29850グルメ杵屋227億円100.7倍
32929ファーマフーズ175億円
43193エターナルホスピタリティグループ163億円16.0倍
52935ピックルスホールディングス156億円11.3倍
62884ヨシムラ・フード・ホールディングス151億円16.2倍
74331テイクアンドギヴ・ニーズ108億円4.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

中小企業支援を目的とした2008年の設立

2008年3月、東京都港区において中小企業の支援・活性化を目的に株式会社エルパートナーズとして設立。同年8月に商号を株式会社レバレッジパートナーズに変更。設立早々の2008年12月に業務用食材企画販売の株式会社ミズホ(現ヨシムラ・フード)とシウマイ製造の楽陽食品を株式取得し、M&Aによるグループ化を開始した。2009年8月に現商号のヨシムラ・フード・ホールディングスへ変更し、食品専門の持株会社としての道を歩み始める。

2010〜2012年 次々と子会社を完全子会社化

2010年2月には白石温麺の白石興産を株式交換で完全子会社化。同年7月に冷凍食品企画のジョイ・ダイニング・プロダクツ、12月に清酒製造の桜顔酒造を取得。2011年2月にミズホ、2012年2月に楽陽食品を株式交換で完全子会社化し、グループ基盤を固めた。この時期、既存株主との交換により子会社化を進める手法が特徴的で、買収先の経営資源を温存しながらグループに取り込む戦略が見られる。

2013年 民事再生企業から事業を取得

2013年1月、民事再生手続きを申し立てた株式会社オーブンおよびオーブン愛媛から、かきフライ等の製造事業を新設子会社に承継。中小企業が経営破綻した際の受け皿として機能するケースの先駆けとなった。この後も2015年に雄北水産からマグロ加工事業を取得するなど、事業譲受による拡大を継続した。オーブンは後に広島県産かきを独自調達する主力子会社へと成長する。

2016年マザーズ上場から一部への市場変更

2016年3月、東京証券取引所マザーズ(現グロース)に株式を上場。上場資金を元手にM&Aを加速し、同年7月に純和食品(ゼリー)、9月にエスケーフーズ(とんかつ)を取得。わずか1年後の2017年3月には市場第一部(現プライム)に市場変更した。これはM&Aによる急速な規模拡大と成長性が評価された結果であり、上場からプライム昇格まで最短クラスのスピードであった。

2018〜2019年 アジア展開の本格化

2018年9月、シンガポールの冷凍水産品輸入卸売企業SIN HIN FROZEN FOODの株式を取得。2019年4月にシンガポールに地域統括会社YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIAを設立し、5月にPACIFIC SORBYを取得。同年12月にはJSTT SINGAPOREとSIN HINを統括会社の傘下に再編。さらに2020年1月にはシンガポール・マレーシアで厨房機器事業を手がけるNKR CONTINENTALを取得し、外食向けインフラ事業にも進出した。

2020〜2022年 国分グループとの提携とプライム移行

2021年2月、食品・酒類総合卸売の国分グループ本社と資本業務提携を締結。国分の販路を活用したグループ商品の拡販を目指す。同時期に2020年6月に香り芽本舗(わかめ製品)、2021年12月にシンガポールの不動産会社SHARIKAT NATIONAL FOODを取得。2022年4月の東証市場再編に伴いプライム市場へ移行。同年にはONESTORY(マーケティング)、小田喜商店(栗加工)、細川食品(冷凍食品)など国内M&Aを継続した。

2023〜2025年 ホタテ関連企業の大量取得とその反動

2023年3月、ホタテ製品製造のマルキチを取得。同年10月にワイエスフーズを、2024年12月には富強食品(中華料理材料)を取得。ホタテ関連子会社がグループの収益を牽引すると期待されたが、2025年2月期は中国による日本産水産物輸入禁止措置の影響や漁獲量減少により、ホタテ事業が大幅減益。2026年2月期は棚卸資産評価の見直しも加わり、連結営業利益は前年比62.3%減の15.7億円となった。一方で非ホタテ事業は堅調を維持している。

年表41件を開く

2000年代

  • 2008年3月創業東京都港区において、中小企業の支援・活性化を目的として株式会社エルパートナーズを設立
  • 2008年8月商号を株式会社レバレッジパートナーズへ変更
  • 2008年12月業務用食材の企画・販売をおこなう株式会社ミズホ(現株式会社ヨシムラ・フード)、およびシウマイの製造・販売をおこなう楽陽食品株式会社の株式を取得
  • 2009年8月商号を株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスへ変更

2010年代

  • 2010年2月M&A株式交換により、白石温麺等乾麺の製造・販売をおこなう白石興産株式会社を完全子会社化
  • 2010年7月冷凍食品の企画・販売をおこなう株式会社ジョイ・ダイニング・プロダクツの株式を取得
  • 2010年12月清酒の製造・販売をおこなう株式会社桜顔酒造の株式を取得
  • 2011年2月M&A株式交換により株式会社ミズホ(現株式会社ヨシムラ・フード)を完全子会社化
  • 2012年2月M&A株式交換により楽陽食品株式会社を完全子会社化
  • 2013年1月民事再生手続きを申し立てた、かきフライ等の製造・販売をおこなう株式会社オーブンおよび株式会社オーブン愛媛の事業を、当社が新設した子会社(現株式会社オーブン)が取得
  • 2014年2月ピーナッツ加工品の製造・販売をおこなう株式会社ダイショウの株式を取得
  • 2015年2月当社が新設した子会社(現株式会社雄北水産)が、株式会社雄北水産からマグロ加工品の製造・販売事業を取得
  • 2016年3月上場東京証券取引所マザーズ(現東京証券取引所グロース市場)に株式を上場
  • 2016年7月ゼリーの製造・販売をおこなう純和食品株式会社の株式を取得
  • 2016年9月チルド、冷凍とんかつ等の製造・販売をおこなう株式会社エスケーフーズの株式を取得
  • 2017年3月東京証券取引所市場第一部(現東京証券取引所プライム市場)に市場変更
  • 2017年10月鮭とば等の製造・販売をおこなう株式会社ヤマニ野口水産の株式を取得
  • 2017年12月シンガポールで日本食(寿司等)の製造・販売をおこなうJSTT SINGAPORE PTE. LTD.の株式を取得
  • 2018年3月フリーズドライ食品の製造・販売をおこなう株式会社おむすびころりん本舗の株式を取得
  • 2018年8月当社が新設した子会社(現株式会社まるかわ食品)が、有限会社まるかわ食品から冷凍餃子の製造・販売事業を取得
  • 2018年9月シンガポールで冷凍水産品の輸入、卸売をおこなうSIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDの株式を取得
  • 2019年4月シンガポールに海外子会社の管理統括および成長支援のための統括会社としてYOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.を設立
  • 2019年5月YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が、シンガポールで冷凍水産品の加工、卸売をおこなうPACIFIC SORBY PTE. LTD.の株式を取得
  • 2019年6月鮎の養殖、水産加工品の製造・販売をおこなう株式会社森養魚場の株式を取得
  • 2019年12月M&AYOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が現物出資により、JSTT SINGAPORE PTE. LTD.およびSIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDを子会社化

2020年代

  • 2020年1月YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が、シンガポールおよびマレーシアで業務用厨房機器の輸入販売、製造販売、設計施工、メンテナンスをおこなうNKR CONTINENTAL PTE. LTD.の株式を取得
  • 2020年6月わかめ、ひじき、めかぶ製品の製造・販売をおこなう株式会社香り芽本舗の株式を取得
  • 2020年9月コンサルティング事業をおこなう株式会社ピー・アンド・イー・ディレクションズと資本業務提携契約を締結
  • 2021年2月食品・酒類の総合卸売業をおこなう国分グループ本社株式会社と資本業務提携契約を締結
  • 2021年12月YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が、シンガポールで不動産の賃貸および管理をおこなうSHARIKAT NATIONAL FOOD PTE.LTD.の株式を取得
  • 2022年1月ひじき製品の製造・販売をおこなう十二堂株式会社の株式を取得
  • 2022年4月イベント、マーケティング、コンテンツ開発事業をおこなう株式会社ONESTORYの株式を取得
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行
  • 2022年6月栗製品の製造・販売をおこなう株式会社小田喜商店の株式を取得
  • 2022年9月かき揚げ等の冷凍食品の製造・販売をおこなう株式会社細川食品の株式を取得
  • 2022年12月麺類の製造・販売をおこなう株式会社丸太太兵衛小林製麺の株式を取得
  • 2022年12月削り節等の製造・販売をおこなう株式会社林久右衛門商店の株式を取得
  • 2023年3月ホタテ製品等の製造・販売をおこなう株式会社マルキチの株式を取得
  • 2023年10月ホタテ製品等の製造・販売をおこなう株式会社ワイエスフーズの株式を取得
  • 2024年12月中華料理用材料等の製造・販売をおこなう株式会社富強食品の株式を取得
  • 2025年7月YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が、マレーシアおよびシンガポールで業務用厨房機器の輸入販売、メンテナンスをおこなうEXAMAS JAYA SDN. BHD.およびEQUIPMAX PTE. LTD.の株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    M&Aによるグループ拡大

    後継者問題や成長に課題を抱える企業をM&Aでグループ化し、中小企業支援プラットフォームを通じた経営支援とシナジー創出により、グループ全体の成長を図る。規模拡大による購買・物流・経営管理の効率化も推進する。

  2. 02

    中小企業支援プラットフォームの強化

    グループ各社の販路、生産管理、商品開発ノウハウ等を横断的に共有・活用する仕組みを強化。専門人材の採用、事業パートナーとの提携、M&Aを通じてプラットフォームの拡充を図る。

  3. 03

    海外市場への展開加速

    シンガポールを拠点に、日本産食品への需要拡大を取り込み、商品販売強化、現地販路構築、M&Aによる事業規模拡大を通じて海外事業を加速する。

  4. 04

    内部統制・コンプライアンス体制の充実

    定期的な社内研修、内部通報制度の整備、モニタリング・内部監査の強化により、コンプライアンス意識向上と不正早期発見を図る。コンプライアンス委員会の監視機能を高め、透明性の高い運営を維持する。

  5. 05

    優秀な人材の確保と育成

    リファラル採用、人材紹介会社の活用、ダイレクトリクルーティング等多様な手法で専門人材を採用。教育・研修制度の充実や適切な人材配置で能力発揮を支援し、組織力向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で985人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は911万円で、9期前と比べて+20.8%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は6.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月362
2018年2月460
2019年2月529
2020年2月75445.14.8551
2021年2月76446.75.8752
2022年2月76643.66.1695
2023年2月79444.15.2789
2024年2月81743.85.6880
2025年2月84444.85.6913460
2026年2月91146.66.6985162

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社30(国内 20 / 海外 10、うち連結子会社 30) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社倉庫 — シンガポール1,812百万円
その他事業
第一工場 他3工場 — 北海道網走市1,460百万円
製造事業
本社工場 — 北海道茅部郡森町1,300百万円
製造事業
本社工場 — 北海道山越郡長万部町892百万円
製造事業
秩父工場 他4工場854百万円
製造事業
本社工場 — マレーシア696百万円
製造事業
本社漁場 他2漁場675百万円
製造事業
本社工場 — 埼玉県熊谷市416百万円
製造事業
本社工場 — 香川県三豊市385百万円
製造事業
本社 — 東京都千代田区74百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ヨシムラ・フード(注)3、4
    埼玉県越谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    楽陽食品㈱
    東京都足立区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジョイ・ダイニング・プロダクツ
    埼玉県越谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱オーブン
    愛媛県四国中央市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ダイショウ(注)3
    埼玉県比企郡ときがわ町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    純和食品㈱
    埼玉県熊谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エスケーフーズ
    埼玉県大里郡寄居町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JSTT SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権76.1%
  • 国内
    ㈱おむすびころりん本舗(注)3
    長野県安曇野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITED (注)3
    シンガポール · 連結子会社
    議決権76.1%
  • 海外
    YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD. (注)3
    シンガポール · 連結子会社
    議決権76.1%
  • 海外
    PACIFIC SORBY PTE. LTD. (注)3
    シンガポール · 連結子会社
    議決権76.1%
残りのグループ会社18社を開く
  • ㈱森養魚場(注)3岐阜県大垣市100%
  • NKR CONTINENTAL PTE. LTD. (注)3シンガポール53%
  • CONTINENTAL EQUIPMENT PTE. LTD. (注)3シンガポール53%
  • NKR CONTINENTAL (M) SDN. BHD. (注)3マレーシア53%
  • ㈱香り芽本舗島根県出雲市100%
  • SHARIKAT NATIONAL FOOD PTE. LTD. (注)3シンガポール53%
  • 十二堂㈱福岡県太宰府市100%
  • ㈱小田喜商店茨城県笠間市100%
  • ㈱細川食品香川県三豊市100%
  • ㈱丸太太兵衛小林製麺北海道札幌市100%
  • ㈱林久右衛門商店福岡県福岡市100%
  • ㈱マルキチ(注)3北海道網走市70%
  • ㈱ワイエスフーズ(注)3北海道茅部郡森町70%
  • ㈱マタツ水産(注)3北海道山越郡長万部町70%
  • ㈲オガネサン清藤水産北海道茅部郡森町70%
  • ㈱ワイエス海商北海道茅部郡森町70%
  • EXAMAS JAYA SDN. BHD. (注)3マレーシア53%
  • EQUIPMAX PTE. LTD.シンガポール53%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は575億円営業利益16億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.0%、利益が-61.9%。

売上高
-1.0%
575億円
営業利益
-61.9%
16億円
純利益
-52.6%
9億円
営業利益率
2.8%
前期比 -4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高575億円575億円
営業利益20億円16億円
純利益14億円9億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は140億円、営業利益は3億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−4.1%、営業利益は−75.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q11654.34
2024年2Q11543.54
2024年3Q11554.3−2
2024年4Q1524
2025年1Q146128.26
2025年2Q14185.72
2025年4Q294227.511
2026年2Q27893.25
2026年4Q29772.44
2027年1Q14032.16

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は3億円から575億円へ191.7倍に増えた。直近期の営業利益率は2.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月30−3
2014年2月10631
2015年2月11422
東京証券取引所マザーズ(現東京証券取引所グロース市場)に株式を上場
2016年2月12835
2017年2月16254
2018年2月20064
YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が現物出資により、JSTT SINGAPORE PTE. LTD.およびSIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDを子会社化
2019年2月23743
2020年2月29972
2021年2月29384
2022年2月293105
2023年2月349136
2024年2月4983010
2025年2月58142437.219
2026年2月57516172.89

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高575億円のうち、営業利益として残るのは16億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.3%462億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.9%97億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.5pt
7.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年2月期は営業CFが−25億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−45億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は83億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年2月−1−69−712
2015年2月5−2−3311
2016年2月−13−2211
2017年2月5−34217
2018年2月3−1612−1315
2019年2月3−2124−1821
2020年2月6−5048−4425
2021年2月21−441745
2022年2月13−12−19129
2023年2月1−2035−1945
2024年2月58−45231381
2025年2月66−8−3058110
2026年2月−25−2016−4583

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は610億円。このうち返さなくてよい自己資本が193億円で、自己資本比率は20.4%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月2471730.6
2014年2月55213438.5
2015年2月61233838.3
2016年2月62303249.3
2017年2月86365042.4
2018年2月107416638.3
2019年2月1524610628.3
2020年2月2336117217.9
2021年2月2327315923.6
2022年2月2388315526.5
2023年2月3209922123.4
2024年2月53513240316.3
2025年2月56116539519.7
2026年2月61019341820.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
110億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
75億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
129億円
在庫として抱えている分
負債合計
418億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率14 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE123社中56位あたり、逆に低いのは自己資本比率123社中121位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.8%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
20.4%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.0%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥625で、1年前と比べて-32.1%過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。

¥625-1.9%1ヶ月+0.0%1年-32.1%時価総額151億円
過去52週の値幅
安値¥570高値¥1,066

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.2倍
PER (会社予想)10.7倍
PBR1.14倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価627円で25日線(629円)を-0.3%下回り、75日線(692円)を-9.4%下回っており、中期トレンドは弱い。52週高値1066円から-41.2%、安値570円から+10%と低調。1ヶ月で+3.0%も、7/16に615円まで急落し売りが強まった。出来高は7/16に55.1万株と急増、不安定な動き。週足では200日線(767円)を下回り続ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは16.3倍と同業平均の27.9倍を下回り、PBRも1.15倍と平均1.61倍より低いです。ROEは7.83%と平均水準並みですが、無配であり収益性や成長性に課題があります。来期予想PER10.7倍を考慮すると一段の割安感がありますが、収益の不安定性には注意が必要です。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.2倍28.6倍
PER (予想)10.7倍
PBR1.14倍1.63倍
ROE7.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は好調だが、2026年2月期は減益見通し。強気派は一時的な調整と捉え、中長期的な店舗拡大や需要回復を期待。弱気派は原材料高や人件費上昇、競争激化で収益性が悪化すると懸念。

プラスに働く材料7
  • 過去最高益

    2025年2月期営業利益42億円と過去最高。

  • 店舗拡大余地

    全国展開で未出店エリアへの出店が成長を牽引。

  • ブランド力

    「牛角」ブランドは焼肉チェーンで高い認知度。

  • 営業利益率7.23%への回帰で利益大幅改善2027年2月期影響

    営業利益率2.78%から前期7.23%に戻れば約26億円増益、時価総額の17%相当

  • 予想PER10.7倍への収益改善期待2027年2月期影響

    EPS58.6円達成に純利益5.1億円増が必要、実現で株価上昇

  • 外国人買い戻しによる需給改善継続影響

    外国人保有比率9.0%、過去1年で24%下落後の買い戻し余地

  • 原材料コスト低下による採算改善継続影響

    国際穀物価格下落で仕入れコスト低減、利益率回復の契機

マイナスに働く材料7
  • 減益予想

    2026年2月期営業利益16億円と61%減の見通し。

  • コスト上昇

    原材料・人件費高騰が収益を圧迫。

  • 競争激化

    外食業界は競合が多く、差別化が難しい。

  • 営業利益の更なる減少で赤字転落2027年2月期影響

    2026年2月期営業利益16億円、前期比62%減。この傾向が続けば赤字も

  • 原材料コスト上昇による利益圧迫継続影響

    営業利益率2.78%は低水準、コスト上昇で利益ほぼ消滅のリスク

  • PBR1倍割れへの下落継続影響

    現在PBR1.15倍、業績悪化で1倍割れなら時価総額約15億円減少

  • 無配継続による失望売り不定期影響

    配当利回り0%、業績低迷で配当開始見込めず、投資家離れ

次の決算で確かめる点
既存店売上高
店舗の客数・客単価動向を示す。
店舗数
成長の外在的要因。
営業利益率
コスト管理と収益性のバランス。

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ5,740人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.3%を占め、残る68.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他60.556.451.451.056.556.3
金融機関20.919.818.316.213.916.1
事業法人11.819.919.717.113.914.9
外国法人5.83.58.814.311.29.0
証券会社1.00.41.71.34.53.4
自己株式0.00.00.00.90.90.9
政府・自治体0.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01吉村 元久28.94
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)10.32
03株式会社MY7.89
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.39
05国分グループ本社株式会社4.93
06山口 貴弘4.51
07株式会社SBI証券1.84
08JP JPMSE LUX RE NOMURA INT PLC 1 EQ CO (常任代理人 三菱UFJ銀行)1.61
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 三菱UFJ銀行)1.54
10MORGAN STANLEY & CO. LLC (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券)1.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-11
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.03%
    -1.66pt
  • 2026-04-21
    りそなアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    8.71%
    -1.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+447%、1株純資産は14期で+1902%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年2月−1126
2014年2月91118.1
2015年2月1212410.4
2016年2月2315017.1
2017年2月1616810.636.7
2018年2月1918810.885.0
2019年2月121966.346.2
2020年2月81894.2110.7
2021年2月192308.747.6
2022年2月212658.525.5
2023年2月263148.938.5
2024年2月4436812.828.3
2025年2月7846318.912.7
2026年2月395207.827.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額101百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉村元久代表取締役 CEO628,870,836
安東俊取締役 CFO4816,778
河野彰範取締役585,116
平野和俊取締役60
八木信行取締役64
吉田武士監査役(常勤)64
池田淳監査役641,000
雷蕾監査役41
小笠原直61

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3482815159130
社外取締役510102

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,740字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社38社、持分法適用関連会社2社および非連結子会社1社により構成されております。 当社は、食品の製造および販売をおこなう中小企業の支援・活性化を目的とし、持株会社としてグループ全体の経営戦略の立案・実行および経営管理を担っております。加えて、子会社に対しては、セールス・マーケティング、商品開発、生産管理、購買・物流、品質管理、経営管理といった各機能面において支援をおこなっており、各子会社の“強み”を伸ばし、“弱み”を相互に補完し合う仕組みである「中小企業支援プラットフォーム」を構築しております。 (1)当社設立の背景 ① 中小食品企業を取り巻く環境 日本食は、世界的に極めて高い評価を受け、国際的に注目されている分野です。また、国内の食品産業は、事業所数、雇用者数、GDPへの寄与といった観点からも大きな比重を占める、日本の基幹産業の一つです。日本の企業全体の約99%を中小企業が占めており、食品産業においても、優れた商品や技術力を持つ中小企業が数多く存在しております。 しかしながら、少子高齢化や人口減少などの影響により、国内市場は縮小傾向が続いており、一部の中小食品企業にとっては、単独で事業を継続・発展させることが困難な経営環境が続いております。その結果、事業の継続を断念し、廃業や事業停止に至る企業が増加傾向にあります。 ② 中小企業の事業承継の状況 2025年時点において、国内企業の社長の平均年齢は63.81歳(※1)に達し、過去最高を更新しています。また、社長の年齢分布では、60代が26.8%、70代以上が34.7%(※1)となっており、60歳以上が6割超を占めています。特に70代以上の社長の割合は前年から0.3ポイント上昇しており、今後数年間で多くの経営者が引退年齢を迎えることが見込まれます。しかしながら、国内企業の62.60%(※2)が後継者不在の状況にあるなど、事業承継の準備が十分に進んでいない実態があります。特に代表者が50代の企業では72.77%、60代では49.10%(※2)が後継者不在であり、年代が上がるにつれて不在率は低下するものの、70代でも32.01%、80代以上でも24.97%(※2)が後継者不在の状況にあります。中小企業庁においても、事業承継・M&Aは中小企業の付加価値向上や労働生産性向上に資する重要な取り組みと位置付けられており、経営者の高齢化と後継者不在への対応は、引き続き国内中小企業における喫緊の課題となっております(※3)。 (※1)㈱東京商工リサーチ「2025年『社長の年齢』動向調査」、(※2)㈱東京商工リサーチ「2025年『後継者不在率』調査」、(※3)中小企業庁「2026年版中小企業白書・小規模企業白書」 ③ 中小食品企業における事業承継の受け皿の状況 中小食品企業における事業承継ニーズが高まる一方で、その受け皿となる企業や組織は不足しているのが実情です。中小食品企業は、その多くが規模的に小さいため、大企業が受け皿となるには適さないケースが多くみられます。また、投資ファンドは、単独での高い成長や数年以内の売却を目的としているため、成熟市場にある中小食品企業は投資対象となりにくく、事業承継の担い手が圧倒的に不足する要因となっております。 (2)当社および当社グループ各社の事業における位置付けおよびセグメント区分 ① 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスについて 当社は、持株会社として、グループ全体の戦略の立案・実行および管理を担っております。また、子会社に対する経営支援に加え、「中小企業支援プラットフォーム」を通じた機能別の支援をおこなっております。 ② 事業子会社について 子会社の事業の種別に応じて「製造事業セグメント」、「販売事業セグメント」および「その他事業セグメント」に区分しております。 a.製造事業セグメント 国内製造事業は、独自の製品を開発・製造し、主に卸売業者を通じてスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店等へ販売しております。ホタテを中心とした水産物については、主に輸出企業等を通じて欧米やアジアへ、また、水産卸売企業を通じて国内へ販売しております。 海外製造事業は、独自の製品を開発、製造し、主にスーパーマーケット、ホテル、飲食店等へ販売しております。 名称   事業内容と特徴   販売先 楽陽食品㈱ (東京都足立区)   国内にある5カ所の工場において、チルドシウマイおよびチルド餃子を製造・販売しております。特に、チルドシウマイの生産量は、国内トップシェアを誇ります。   主に、大手スーパーとの直接取引や、大手食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、ドラッグストア、生活協同組合等へ販売しております。 ㈱オーブン (愛媛県四国中央市)   供給量が限られる広島県産かきを独自のルートで調達し、かきフライを主力商品として、鶏なんこつのから揚げやささみフライ等を製造・販売しております。   主に、大手食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、飲食店、生活協同組合等へ販売しております。 白石興産㈱ (宮城県白石市)   1886年に創業し、宮城県白石市の特産品である白石温麺を主力商品として、伝統的な製法により製造される乾麺等を製造・販売しております。   主に、大手食品商社を経由して、東北地区および関東地区のスーパー、量販店、ドラッグストア、生活協同組合等へ販売しております。 ㈱ダイショウ (埼玉県比企郡ときがわ町)   ピーナッツバターのパイオニアであり、独自の製法で製造される「ピーナッツバタークリーミー」は、1985年の販売開始以来続くロングセラー商品です。   主に、大手食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、ドラッグストア等へ販売しております。 ㈱桜顔酒造 (岩手県盛岡市)   1973年に、岩手県内の10の地元酒蔵が結集して設立。日本最大の杜氏集団である「南部杜氏」の技により生み出された日本酒は、フルーティーで奥深い味わいが特長です。   主に、酒類卸問屋等を経由して、岩手県内のスーパー、飲食店、ドラッグストアおよび首都圏の百貨店等へ販売しております。 ㈱雄北水産 (神奈川県足柄上郡大井町)   船上で捕獲直後にマイナス50度からマイナス60度で瞬間冷凍される船凍品のマグロ等を使用した、ねぎとろやマグロの切り落としを製造・販売しております。   主に、水産卸売市場を経由して、関東地方および東北地方のスーパー、量販店等へ販売しております。 純和食品㈱ (埼玉県熊谷市)   彩の国(埼玉県)HACCPを取得するなど、高い品質管理体制を構築しており、ゼリーの製造において、優れた技術力と商品力に定評があります。   主に、大手スーパー等のプライベートブランド商品を販売するほか、スーパー、量販店等へ自社ブランド商品を販売しております。 ㈱エスケーフーズ (埼玉県大里郡寄居町)   チルド・冷凍とんかつ等を主力商品とし、お客様のニーズに応じた畜肉製品を製造・販売しております。   主に、商社等を介さず、大手スーパー等へ直接販売しております。 ㈱ヤマニ野口水産 (北海道留萌市)   半世紀にわたり、北海道の特産品である鮭とばやにしん燻製等を、熟練工による独自の製法で製造・販売しております。   主に、地場卸問屋等を経由して、北海道内のスーパー、コンビニエンスストアおよび道の駅等へ販売しております。 JSTT SINGAPORE PTE. LTD. (シンガポール)   シンガポールにおいて、寿司、巻物、おにぎり等を製造・販売しております。   主に、シンガポールの大手スーパーマーケットチェーン各店舗において販売しております。 ㈱おむすびころりん本舗 (長野県安曇野市)   自社開発のフリーズドライ設備を活用し、フリーズドライ加工を施した野菜や果物等を、製菓原料や非常食等として販売しております。   主に、商社等を経由して菓子メーカー、スーパー、量販店等へ販売しております。 ㈱まるかわ食品 (静岡県磐田市)   浜松・磐田エリアにおいて餃子の有名店として知られ、こだわり抜いた素材と創業以来受け継がれてきた秘伝のレシピを用いた餃子を製造・販売しております。   主に、自社店舗で直接販売するとともに、卸売や通信販売をおこなっております。 PACIFIC SORBY PTE. LTD. (シンガポール)   シンガポールにおいて、チルドおよび冷凍水産品を加工・卸売しております。   主に、シンガポールの高級ホテルや病院等へ販売しております。 ㈱森養魚場 (岐阜県大垣市)   採卵・ふ化から育成・出荷に至るまで、安定した生産を可能にする独自のノウハウを蓄積しており、養殖アユの生産量において国内トップシェアを誇ります。   主に、水産卸売市場を経由して、日本全国のスーパー、量販店等へ販売しております。また、観光やな等へも販売しております。 NKR CONTINENTAL PTE. LTD. (シンガポール)   シンガポールおよび子会社のあるマレーシアにおいて、厨房機器の製造、輸入販売、設計施工、メンテナンスをおこなっております。   主に、シンガポールおよびマレーシアのホテル、病院、飲食店等へ販売しております。 ㈱香り芽本舗 (島根県出雲市)   ソフトタイプのわかめふりかけ、ひじきふりかけ、わかめスープ、わかめ茶漬け等の自社商品からОEМ商品まで、高品質かつ多様なラインアップの商品を製造・販売しております。   主に、食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、道の駅等へ販売しております。また、学校給食等向けの業務用製品も販売しております。 十二堂㈱ (福岡県太宰府市)   独自の製法で爽やかに仕上げたソフトふりかけ「梅の実ひじき」等を製造・販売しており、高い知名度と根強い人気を誇っております。   主に、食品商社等を経由して、小売店、百貨店等で販売するほか、自社店舗・通信販売による直接販売をおこなっております。 ㈱小田喜商店 (茨城県笠間市)   栗および和洋菓子向けの栗加工品・製菓原料等を製造・販売しております。   主に、飲食店、和菓子店等向けに販売するほか、自社店舗・通信販売による直接販売をおこなっております。 ㈱細川食品 (香川県三豊市)   国産野菜を使用したかき揚げ、チヂミなどの冷凍総菜や、赤飯等の冷凍米飯製品を製造・販売しております。   主に、大手食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、飲食店等へ販売しております。 ㈱丸太太兵衛小林製麺 (北海道札幌市)   独自の製法による高品質な生麺(ラーメン)や、餃子の皮等を製造・販売しております。   主に、北海道を中心として、日本全国のラーメン店へ販売しております。 ㈱林久右衛門商店 (福岡県福岡市)   独自に開発した最中に入ったお吸物を主力商品とし、削り節やだしを製造・販売しております。   主に、食品商社等を経由して、小売店、百貨店等へ販売するほか、通信販売による直接販売をおこなっております。 ㈱マルキチ (北海道網走市)   オホーツク海で採れる大粒で肉厚なホタテを中心に、サケ、イクラ、カニ等を製造・加工・販売しております。   主に、国内の水産卸売企業を経由して、海外へ販売しております。 ㈱ワイエスフーズ (北海道茅部郡森町)   北海道で採れるホタテを中心に、サケ、イクラ、イカ等を製造・加工・販売しております。   主に、国内の水産卸売企業や海外の水産加工企業へ販売しております。 ㈱マタツ水産 (北海道山越郡長万部町)   北海道長万部で採れるホタテやサケなどを、高度な技術と先進的な設備で加工し、販売しております。   主に、国内の大手水産卸売企業を経由して、日本全国のスーパー、量販店等へ販売しております。 ㈲オガネサン清藤水産 (北海道茅部郡森町)   噴火湾で採れる新鮮なホタテを片貝に加工し、販売しており、片貝の生産量では国内で高いシェアを誇っております。   主に、国内の水産卸売企業を経由して、飲食店等へ販売しております。 ㈱富強食品 (千葉県野田市)   業務用春巻きの皮を中心に、中華料理用材料を製造・販売しております。   主に、国内の高級中華料理店、ホテル、高級スーパー等へ販売しております。 EXAMAS JAYA SDN. BHD. (マレーシア)   マレーシアにおいて、厨房機器の輸入販売、メンテナンスをおこなっております。   主に、ファーストフードチェーン、レストラン、カフェチェーン等へ販売しております。 EQUIPMAX PTE. LTD. (シンガポール)   シンガポールにおいて、厨房機器の輸入販売、メンテナンスをおこなっております。   主に、ファーストフードチェーン、レストラン、カフェチェーン等へ販売しております。 b.販売事業セグメント 国内販売事業は、販売力と企画力を強みとしており、消費者のニーズを捉えた商品を企画・開発し、主に産業給食、生活協同組合、スーパーマーケット等へ販売しております。 海外販売事業は、海外から仕入れた良質な製品を、主にスーパーマーケット、飲食店、ホテル等へ販売しております。 名称   事業内容と特徴   販売先 ㈱ヨシムラ・フード (埼玉県越谷市)   業務用食材の企画・販売を主とし、自社で物流機能を持たず、販売先へ直送するビジネスモデルを構築しております。   産業給食、コンビニエンスストアベンダー、スーパーの惣菜、外食産業、医療福祉関係、学校給食など、多種多様な販路を有しております。 ㈱ジョイ・ダイニング・ プロダクツ (埼玉県越谷市)   冷凍食品の企画・販売をおこなっております。日本全国の生活協同組合に直接販売口座を有しており、それを活用してグループ商品の販売もおこなっております。   主に、日本全国の生活協同組合や食材・食品宅配業者へ販売しております。 SIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITED (シンガポール)   アジア各地の有力な水産会社から、高品質で安心安全な冷凍水産品および冷凍水産加工品等を仕入れ、販売しております。   シンガポールおよびアジア諸国の大手卸売企業や、シンガポールの大手スーパー、大手EC販売企業および飲食店等へ販売しております。 ㈱ワイエス海商 (北海道茅部郡森町)   ふるさと納税の返礼品等の通信販売、温浴施設の運営、同施設内の飲食店の運営をおこなっております。   一般消費者向けの通信販売のほか、運営店舗で直接販売しております。 c.その他事業セグメント 「その他事業セグメント」は「製造事業セグメント」および「販売事業セグメント」に含まれない報告セグメントであり、SHARIKAT NATIONAL FOOD PTE.LTD.は不動産賃貸および管理事業等をおこなっており、株式会社ONESTORYはマーケティング事業等をおこなっております。 名称   事業内容と特徴   販売先 SHARIKAT NATIONAL FOOD  PTE. LTD. (シンガポール)   シンガポールにおいて食品工場兼食品用低温倉庫を所有し、不動産賃貸業および管理事業等をおこなっております。   不動産の賃貸先として、当社グループ企業のほか、第三者へも賃貸しております。 ㈱ONESTORY (東京都渋谷区)   「日本に眠る愉しみをもっと。」をコンセプトとし、地域に眠る「食」や「文化」を再発掘・再編集してプロデュースするマーケティング事業をおこなっております。   主に、大手広告主企業や地方自治体等へマーケティングおよびブランディング支援サービスを提供しております。 (3)当社の中小企業活性化ビジネスの特徴 ① 事業承継の受け皿としての当社の強み 当社は、支援や活性化を必要とする中小食品企業を子会社化し、短期的な視点ではなく中長期的な視点に基づき、グループ一体となって経営をおこなっております。これにより、事業の継続を望む中小食品企業の株主や経営者は安心して会社を託すことができ、従業員も安心して働くことができる体制を構築しております。 また、当社は創業以来、中小食品企業の子会社化と再成長支援に取り組んできた実績を通じて、食品業界の市場環境や商習慣、中小食品企業特有のリスクへの理解を深めてまいりました。この経験により、数ある中小食品企業の中から強みを持つ企業を見つける目利き力を培うとともに、デューデリジェンスや交渉に関するノウハウ・知見を蓄積してまいりました。 さらに、都市銀行、地方銀行、信用金庫、証券会社などの金融機関やM&Aアドバイザリー業務をおこなう企業等との幅広いネットワークを構築することで、中小食品企業に関するM&A情報を安定的に獲得できる体制を構築しております。 ② 中小企業支援プラットフォーム 「中小企業支援プラットフォーム」は、中小企業が本来持つ“強み”を伸ばし、“弱み”を補い合うことを目的とした仕組みです。各子会社がおこなうセールス・マーケティング、商品開発、生産管理、購買・物流、品質管理、経営管理などの業務に対し、当社が会社の枠を越えて横断的な支援を行い、有機的に結び付けるシステムとなっております。 この横断的な支援体制を実現するため、当社では、各機能に応じた専門的知見を有する体制を整備するとともに、各子会社が持つ販路、生産管理手法、商品開発ノウハウなどを共有しております。これにより、子会社間での相互活用や、経営管理の効率化、グループ信用力を活用した資金調達などを通じて、当社グループ全体の成長を実現しております。 ③ 地域の活性化 当社は、地方に所在する中小食品企業の事業承継を積極的におこなっております。当社の「中小企業支援プラットフォーム」を活用することで、これまで地域を限定して販売されていた魅力ある商品を、全国さらには海外へと展開することが可能となります。また、当社の資金を活用して新たな設備投資をおこなうことで、企業の成長基盤を強化することが可能となります。こうした取り組みを通じて、地方の中小食品企業の再成長を支援するとともに、地方経済の活性化に貢献しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規則に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制における重要事実の軽微基準については、連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,969字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 当社グループは、私たちが目指す社会像(=ミッション)として、「いつまでも、この“おいしい”を楽しめる社会へ」を掲げております。人々が多種多様な選択肢の中から自らの嗜好に合わせて自由に選択でき、それが尊重される社会こそが豊かで幸せであるという認識のもと、世界中の人々が多種多様で高品質な“おいしい”を自由に選択し、享受できる社会の実現を目指しております。 また、当社グループが果たす役割(=ビジョン)としては、「地域の“おいしい”を守り、育て、世界へ」を掲げております。日本および世界で大切にされてきた“おいしい”を見つけ、守り、育て、世界へ届けることを目指しており、その実現に向けた強みとして、独自の「“おいしい”を見つける目利き力」、「“おいしい”を守る事業基盤」、「“おいしい”を育てる支援機能」、「“おいしい”を世界へと届ける販売網」を構築しております。これらを通じて、世界の食文化と多様性の維持・発展、および地域社会の活性化を推進する「グローバルプロデューサー」となることを目指してまいります。 (2)経営環境 日本の基幹産業である製造業には、地域に根ざした中小食品企業が数多く存在し、多くの雇用を支えております。しかしながら、高い技術力や優れた商品力を有しながらも、後継者不在により廃業を余儀なくされる企業や、外部環境の変化により本来の力を十分に発揮できず、経営が行き詰まる企業が増加しております。 当社はこれまで、そうした企業の受け皿として、ヒト・モノ・カネの面から支援をおこない、中小企業の再成長と地域経済の活性化に取り組んでまいりました。昨今では、物価上昇への対応として価格改定や商品規格の見直しが進む一方で、消費者の節約志向は一段と強まっており、中小企業を取り巻く事業環境はますます厳しさを増しています。こうした状況の中、当社は、今後も引き続き多くの企業の受け皿となることで事業の拡大を図ってまいります。同時に、当社の中核スキルである「中小企業支援プラットフォーム」を通じて的確な経営支援をおこなうことで、グループ全体の持続的な成長と活性化を推進してまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 今後の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復などを背景に、個人消費の持ち直しが期待される一方で、地政学的リスクの継続、為替変動、世界的な物価上昇圧力などの影響により、先行き不透明な状況が続くものと予想されます。 また、食品業界におきましては、原材料価格やエネルギー価格の高止まりに加え、物流費や人件費の上昇等の影響も見込まれるほか、消費者の節約志向の継続も想定されるなど、事業環境は引き続き厳しい状況が続くものと考えられます。 このような環境下において、当社グループは、各種コストの上昇や為替変動が収益に与える影響を注視しつつ、棚卸資産管理の徹底、生産効率の向上、販売価格の適正化、さらには海外事業の収益改善やグループ全体の経営管理体制強化に取り組むことが、重要な課題であると認識しております。 当社グループは、「いつまでも、この“おいしい”を楽しめる社会へ」というミッションの下、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に向け、引き続きM&Aによるグループ拡大、「中小企業支援プラットフォーム」の拡充、海外市場への展開、内部統制およびコンプライアンス体制の整備、ならびに優秀な人材の確保に注力してまいります。 ① M&Aによるグループ企業の増加 当社は、後継者問題や単独での成長に課題を抱える企業をM&Aによりグループ化し、中小企業支援プラットフォームを活用した経営支援やグループシナジーの創出により、個社のみならずグループ全体での成長を図ることを基本方針としております。今後も、積極的なM&Aによりグループ基盤を拡大させていくことで、新たに参画する企業が有するノウハウや人材などのリソースを当社グループに取り入れるとともに、規模の拡大により、購買、物流、経営管理面の効率化を図り、グループ全体の相乗的な成長に向けて取り組んでまいります。 ② プラットフォームの強化 当社は、グループ各社の相互成長を促進する「中小企業支援プラットフォーム」を構築しております。本プラットフォームは、中小企業が本来有する“強み”を伸ばし、“弱み”を補完し合うことを目的とし、各社展開する事業機能(セールス・マーケティング、商品開発、生産管理、購買・物流、品質管理、経営管理等)を、会社の枠を超えて横断的に支援し、有機的に結び付ける仕組みです。各子会社が有する販路、生産管理手法、商品開発ノウハウ等を共有し、相互に有効活用することに加え、経営管理の効率化、グループの信用力を活用した資金調達により当社グループ全体の成長を実現しております。 当社は、今後も、専門人材を積極的に採用するとともに、事業パートナーとの提携によるノウハウの獲得やM&Aによるグループ化を推進し、「中小企業支援プラットフォーム」のさらなる強化を図ってまいります。 ③ 海外市場への展開 少子高齢化の進行により、今後、国内における食品市場は縮小していくことが見込まれます。一方で、アジアを中心とした海外市場では、安心・安全な日本産食品への需要が拡大傾向にあります。これまで当社グループでは、シンガポールに設置した地域統括会社を中心として、主にシンガポールにおいて当社グループ商品の販売をおこなってまいりました。今後は、これまでに培った基盤をもとに、商品の海外販売強化ならびに現地での販路構築、さらにはM&Aによる事業規模の拡大を通じて、海外事業を加速させてまいります。 ④ 内部統制およびコンプライアンス体制の充実・強化 当社は、企業倫理と法令遵守の徹底を経営の根幹に据えるとともに、最重要課題の一つと位置付け、内部統制およびコンプライアンス体制の強化に継続的に取り組んでおります。特に、教育・啓発活動の一環として、定期的な社内研修を通じたコンプライアンス意識の向上や、内部通報制度の整備による不正・不祥事の早期発見および被害の最小化に努めているほか、モニタリングおよび内部監査の体制を強化しております。あわせて、内部統制システム全体の定期的な見直しを実施するとともに、コンプライアンス委員会による監視・牽制機能を高めることで、透明性および健全性の高い企業運営体制の維持・向上に努めてまいります。 ⑤ 人材採用の強化 当社は、今後さらなる事業拡大を推進するにあたり、継続的に各分野のスペシャリストを中心とした優秀な人材を採用し続けることが不可欠であると認識しております。そのため、従来の採用手法にとどまらず、リファラル採用の強化、人材紹介会社の活用、ダイレクトリクルーティングの推進など、多様な採用手法を積極的に取り入れ、採用体制の強化を図ってまいります。また、採用後においても、教育・研修制度の充実や適切な人材配置を通じて、従業員一人ひとりが能力を最大限発揮できる環境整備に努めることで、組織力の向上および持続的な成長の実現を目指してまいります。
事業等のリスク6,507字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社の経営者が当社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本書に記載された将来に関する事項は、すべて本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 人口動態の変化について 現在、わが国では、少子高齢化により人口の減少と高齢化が急速に進行しております。特に地方に拠点を置く企業は、人口減少による市場縮小の影響を受けております。当社グループにおいても、地方に拠点を置く子会社が存在しておりますが、全国に展開している当社グループの販路を活用するなどの相互補完により影響を軽減できる体制を整えております。また、高齢者向けの商品開発を推進するなど、高齢者向け市場の開拓も進めております。しかしながら、今後この傾向がさらに顕著となり、対応が遅延した場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 食品の安全性の問題について 当社の子会社は、食品の製造および販売を主たる事業としております。当社グループは、「食の安全」を基本的事項と位置付け、社内に品質管理担当責任者を配置し、グループ各社の品質管理に関わる事項について横断的に対応しております。また、各子会社では、衛生管理マニュアルに基づいた衛生・品質管理を徹底しております。しかしながら、将来において想定を超える食品の安全性を揺るがす事態が発生し、直接的に当社グループの製品または取扱商品に起因するか否かにかかわらず、風評被害などによるイメージの低下や、食中毒などの衛生問題により製品の回収、廃棄、営業停止、被害者からの損害賠償請求等が発生した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 消費者嗜好の変化について 当社グループが事業をおこなう食品市場は、消費者の嗜好の変化に影響を受けやすい市場です。当社グループが収益および利益を確保していくためには、消費者の嗜好に合わせた魅力的な商品を提供することが必要となります。当社グループは、市場動向を的確に把握するよう努めていますが、必ずしも消費者の嗜好に合致した魅力的な新商品を開発できるとは限りません。仮に、消費者の嗜好に重大な変化が生じた場合や、当社グループがその変化に的確に対応できない場合には、当社グループ商品の需要が減少し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 競合について 当社グループが事業を展開している食品市場は競争が激しく、当社グループは、大手食品企業や中小食品企業と競合しております。大手食品企業は、豊富な経営資源や事業規模を活かし、消費者の嗜好の変化にあわせた新商品の投入や、積極的な販促活動等をおこなうことが可能です。一方、中小食品企業は独自ブランドを武器に、特定の商品カテゴリーにおいて強みを有し、安定した地位を築いている場合があります。当社グループが、これらの競合他社に対して優位性を確保できない場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 法的規制等の影響について 当社グループは、食品の製造および販売にあたり、食品衛生法、製造物責任法、JAS法等の法的規制を受けているほか、工場においては各種の環境規制にも対応しております。そのため、当社グループでは子会社各社の関連部門と当社品質管理担当責任者並びに総務・コンプライアンス部が連携して対応しております。法令遵守については万全を期して取り組んでおりますが、万一法令違反が発生した場合や、将来的に予期しない法令改正や新たな規制が導入された場合には、当社の事業活動が制限され、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 偶発的リスクについて 当社グループは、日本全国および海外に子会社や工場などの拠点を有しております。そのため、大地震や豪雨、竜巻などの自然災害により、当社グループの事務所や工場などの建物、並びに内部の設備・機械装置が破損、水没、焼失等の被害を受ける可能性があります。また、想定を越える自然災害が発生した場合には、当社グループの設備の損壊、電力・水・ガス等の供給停止、交通・通信の停止、さらにはサプライチェーンの寸断などにより、取引先への商品・製品の出荷遅延や停止を余儀なくされ、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、天候不順や自然災害に加え、鳥インフルエンザや豚流行性下痢等の疫病の発生により、原材料の調達が困難となる場合や、原材料価格の高騰が生じた場合には、製造コストが上昇し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、国際情勢の緊迫化や戦争・紛争、地政学的リスクの高まりに伴い、エネルギー価格の高騰、原材料・包装資材等の供給不足、海上輸送網の混乱、物流費の上昇等が発生する可能性があります。当社グループでは、包装資材、容器、フィルム、段ボール等の各種資材を使用していることから、これら原材料や包装資材の供給不足や価格上昇が生じた場合には、生産活動への制約や製造コストの上昇を通じて、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 その他、新型コロナウイルス感染症のような新たな感染症の発生に伴い、国内外のサプライチェーンの混乱、外出自粛要請による消費の減退、外食産業や観光産業の低迷、業務用商品の需要低迷、政府による行動制限や社会的混乱、消費者心理の変化による消費行動や購買内容の変化が起こることにより、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。その結果として、当社子会社においては事業収益の悪化に伴う固定資産の減損や、買収時に想定した事業計画が予定通り進捗しないことによるのれんの減損等が発生する可能性もあり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼすおそれがあります。 (7) 原料価格の変動について 当社グループは、原材料や商品の多くを、直接的又は間接的に海外から調達しております。このため、急激な為替相場の変動により仕入価格が高騰した場合には、販売価格への転嫁が遅れることや十分な価格転嫁ができないことにより、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの製品は、主原料として、小麦、そば、米、たまねぎ、キャベツなどの農産物、鮭、かき、わかめ、ひじき、ホタテなどの海産物、鶏肉などの食肉を加工した製品となります。加えて、資材・包材等の石油製品も使用しております。これらの原材料や資材の価格は、原産国における異常気象、紛争・戦争の発生、地政学的リスクの高まり、エネルギー価格の上昇、需給構造の変化、市況の変化、漁獲量・収穫量の減少、物流網の混乱および法的規制の変更などの要因により高騰または供給不足となる場合があります。特に、エネルギー価格の高騰や国際物流の混乱等は、包装資材や容器等の価格上昇や調達難につながる可能性があります。その結果、仕入コストや物流コストが上昇し、生産活動に支障が生じる場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 販売チャネルについて 当社グループは、卸売業者および大手小売業者などの販売チャネルを通じて商品を販売しております。卸売業者や小売業者の間で合併・統合が進み、大規模な流通業者が誕生しつつあります。こうした事業者は高い価格交渉力を有する場合があり、当社グループに対する価格引下げ圧力が強まる可能性があります。また、何らかの理由によりこれらの販売先との取引が中止または縮小された場合には、当社グループの事業、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (9) 特定の仕入先への依存について 当社グループは、一部の原料について特定の仕入先に依存しているものがあります。たとえば、株式会社オーブンの主力商品である「かきフライ」に使用する原料(かきIQF※)は、特定の仕入先から供給され、大量に安定的に調達することが困難な状況にあります。また、SIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDやPACIFIC SORBY PTE. LTD.が扱うエビ、ホタテ、カニ、ロブスターなどや、株式会社香り芽本舗が扱うわかめ、十二堂株式会社が扱うひじき、株式会社マルキチおよび株式会社ワイエスフーズが扱うホタテなども、それぞれ特定の仕入先に依存しております。これらの仕入先とは、継続的かつ安定的に仕入ができるよう、情報交換等含め連携の強化に努めておりますが、天災地変、品質上の問題、あるいは仕入先の経営破綻などが発生した場合、原料の仕入れが困難となり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ※ かきIQFとは、特殊な冷凍技術により、かきを個別に急速冷凍したものであります。 (10) ビジネスモデルに関するリスクについて ① 子会社の業績変動について 当社グループのビジネスモデルは、子会社の成長を通じてグループ全体の成長を実現することを目的としております。そのため、各子会社の財政状態および経営成績は、当社グループ全体の財政状態および経営成績に大きな影響を与える可能性があります。現在、当社においては、グループ全体および各子会社の経営戦略の立案や経営管理を統括しておりますが、子会社における事業の遂行が計画通りに進まない場合や、予期しない業績変動が生じた場合には、当社グループ全体の業績に影響を与える可能性があります。 ② キャッシュ・フローの変動について 当社グループは、過去に実施したM&Aにより資産および負債が増減するとともに、キャッシュ・フローの状況が大きく変動しております。当該変動は、M&Aに伴う会計処理等に起因するもの等でありますが、今後、新たなM&Aを実施することにより、当社グループの経営成績、財政状態およびキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (11) 情報システムに関するリスクについて 当社グループは、販売、購買、生産等の業務に関する情報や、通信販売の顧客に関する個人情報を情報システムにより管理しております。システム上のトラブルに備え、最大限の保守・保全等の対策を講じるとともに、アクセス権限の設定・パスワード管理の徹底などにより、情報漏洩の防止に努めております。しかしながら、万が一、システムのダウンや予測不能のウイルスの侵入、不正アクセス等が発生した場合には、情報システムの停止、顧客情報を含む内部情報の消失、漏洩、改ざんといったリスクが生じる可能性があります。このような事態が発生した場合には、社会的信用の失墜を招き、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 訴訟等の可能性について 当社は、コンプライアンス体制の整備、強化に努めており、将来問題となる可能性のある事項については、顧問弁護士と連携のうえ、細心の注意を払って業務を遂行しております。しかしながら、何らかの要因により、株主、取引先、消費者等から訴訟を提起される可能性があり、その訴訟等の内容や結果によっては、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 固定資産の減損について 当社グループで製造事業をおこなう子会社は、工場設備等事業用の固定資産を多く保有しております。事業収益が悪化した場合および当該固定資産の時価が著しく下落した場合には、減損会計の適用により減損処理が必要となり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 無配当 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つと認識しており、経営成績および財政状態を総合的に勘案したうえで、株主への利益配当の実現を基本方針としております。しかしながら、当社は現在、事業拡大の途上にあり、将来の事業展開および財務体質の強化を目的として、必要な内部留保の確保を優先してきたことから、創業以来、無配当の方針を継続しております。現在も内部留保の充実に努めておりますが、将来的には、経営成績および財政状態を踏まえたうえで、株主への利益配分について検討を進めていく方針であります。なお、配当実施可能性およびその時期等については、現時点において未定であります。 (15) M&Aについて ① 買収後の事業計画の進捗について 当社は、食品の製造および販売をおこなう中小企業を対象にM&Aを実施し、新たな事業展開および事業規模の拡大を図っております。買収した企業に対しては、当社が保有するプラットフォームを活用し、資金面にとどまらず、事業面における支援もおこなっております。M&Aの実施にあたっては、十分なデューデリジェンスをおこない、リスクの分析・検討を実施しておりますが、買収時に想定した事業計画が予定通りに進捗しない場合には、固定資産やのれんの減損等により当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 偶発債務や未認識債務の発生について M&Aを実施する際には、対象企業の財務・法務・事業等について事前にデューデリジェンスを通して十分なリスクの確認、および正常収益力の分析をおこなった上で買収の可否を決定しております。しかしながら、買収後に偶発債務が発生する場合や、未認識の債務が判明する場合など、事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 統合に伴う資産等の整理について M&A後の経営統合において、事業再編や遊休資産の売却等をおこなうことにより特別利益、特別損失が発生し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ M&A時の調達資金について 当社グループは、事業拡大を加速させる有効な手段の一つとして、当社グループに関連する企業・事業のM&Aを検討していく方針です。その実施にあたっては、自己資金に加え、借入金および株式の発行により資金を調達する予定としております。新たに借入金を活用する場合、市場金利の変動状況によっては、金利負担の増加等につながる可能性があります。また、株式発行による資金調達をおこなう場合には、株式の希薄化や自己資本の変動などが生じ、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 海外事業展開について 当社は、シンガポール、マレーシアに子会社を有し、海外における事業の拡大を進めております。今後も海外展開をおこなう中で、政治・経済情勢の変化、予期し得ない法規制の変更、自然災害、暴動、テロ、戦争による社会的又は経済的な混乱、労働賃金の上昇、サプライチェーンや流通網の遮断、慣習等に起因する予測不可能な事態等が発生するリスクが存在いたします。これらのリスクが顕在化する場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 為替変動リスクについて 当社グループでは、在外連結子会社の外貨建財務諸表を日本円に換算して連結財務諸表を作成しております。このため、現地通貨における価値に変動がなかった場合でも、為替相場の変動により、当社グループの業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループがおこなう外貨建取引から発生する収益・費用、並びに外貨建債権・債務についても、為替相場の変動により円換算額が変動し、当社グループの業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,554字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続し、賃上げの動きも広がりを見せたものの、物価上昇の長期化や円安基調の継続に伴う輸入物価の上昇により、生活コストの高止まりが続きました。このような状況のもと、個人消費は一部に持ち直しの動きがみられたものの、物価上昇の影響を受けた節約志向が根強く、回復の足取りは緩やかなものにとどまりました。 また、食品業界におきましては、原材料価格やエネルギー価格が依然として高水準で推移するとともに、為替の影響による仕入コストの上昇圧力も継続しており、消費者の節約志向の強まりも相まって、引き続き厳しい事業環境となりました。さらに、地政学的リスクの長期化に加え、海外経済の減速懸念や各国の金融政策の動向に伴う金利・為替の変動などもあり、経済の先行きについては依然として不透明な状況が続きました。 このような状況下において当社グループは、「いつまでも、この“おいしい”を楽しめる社会へ」というミッションのもと、「中小企業支援プラットフォーム」による傘下企業の業績向上支援、国分グループ本社株式会社をはじめとした提携先との協業、ならびにM&A案件の検討および実行を推進してまいりました。また、各子会社における原価上昇への対応、販売価格の適正化、生産効率の改善、棚卸資産管理の強化、海外事業の収益改善およびグループ全体の経営管理体制の強化に取り組むことで、中長期的な企業価値の向上に努めてまいりました。 当連結会計年度の業績につきましては、国内子会社のうちホタテ等の加工販売をおこなう子会社(株式会社マルキチ、株式会社ワイエスフーズおよびその子会社(以下、「ワイエスフーズグループ」という。))において、前期からの反動減(一過性要因)に加え、棚卸資産の評価の見直しを行ったこと、並びに漁獲量の減少および仕入価格の上昇により原価が上昇したこと等により減益となり、海外子会社においても厳しい状況が継続し、前年同期を下回る結果となりました。 a.経営成績 当連結会計年度の業績につきましては、売上高は57,484,563千円(前期比1.1%減)、営業利益1,568,043千円(同62.3%減)、経常利益1,692,081千円(同60.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益918,789千円(同50.6%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 イ.製造事業 製造事業は、国内およびシンガポール・マレーシアにおいて、食品および厨房機器等を製造する31社により構成されております。 国内においては、非ホタテ関連事業(マルキチおよびワイエスフーズグループ以外のホタテに関連しない事業)は引き続き堅調に推移し、増収増益となりました。一方、ホタテ関連事業につきましては、大幅に減益となりました。これは、製品(冷凍貝柱)の販売が減少したことや、中国による日本産水産物の輸入禁止措置を受けて帳簿価額を引き下げた棚卸資産の販売がなくなったことによる反動減の影響に加え、漁獲量の減少により原料仕入量が減少したことに伴い原価が上昇したこと、並びに国内向けボイルホタテの評価の見直しを実施したことによるものです。 海外においては、EXAMAS JAYA SDN. BHD.およびEQUIPMAX PTE. LTD.をグループ化したことに加え、マレーシアにおいてNKR CONTINENTAL (M) SDN. BHD.の業績が好調に推移したことから、増収増益となりました。 その結果、外部顧客への売上高は47,676,016千円(前期比0.1%増)、セグメント利益は2,289,641千円(同47.2%減)となりました。 ロ.販売事業 販売事業は、国内およびシンガポールで食品卸、企画をおこなう企業4社により構成されております。 国内においては、仕入価格の高騰および運賃等のコスト増加による厳しい経営環境のもと、わずかに減収減益となりました。 海外においては、スーパー等小売店および飲食店向けの販売が低迷したことに加え、仕入価格高騰により一部で赤字販売が発生したこと、さらに前期におこなったベトナム等へのホタテの原料販売がなくなったことにより、減収減益となりました。 その結果、外部顧客への売上高は9,532,624千円(前期比4.6%減)、セグメント利益は123,622千円(同78.9%減)となりました。 b.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ4,959,336千円増加し、61,028,441千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,240,456千円増加し、41,775,176千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,718,879千円増加し、19,253,264千円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,751,058千円減少し、8,288,749千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は2,503,037千円(前連結会計年度は6,627,566千円の収入)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益2,492,220千円、減価償却費1,596,160千円、およびのれん償却額794,610千円等の増加要因に対し、売上債権の増加額927,403千円、棚卸資産の増加額3,815,368千円、および法人税等の支払額2,212,932千円等の減少要因があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は2,037,537千円(前連結会計年度は843,317千円の使用)となりました。 これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,428,664千円、有形固定資産の取得による支出1,236,533千円、および有形固定資産の売却による収入666,021千円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は1,647,204千円(前連結会計年度は2,978,540千円の使用)となりました。 これは主に、短期借入金の純増減額による収入627,026千円、長期借入れによる収入11,206,646千円、および長期借入金の返済による支出10,004,196千円等があったことによるものです。 ③ 生産、受注および販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、販売事業セグメントおよびその他事業セグメントにおいては、生産をおこなっておりませんので該当事項はありません。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 生産高(千円)   前年同期比(%) 製造事業   47,557,091   99.3 合計   47,557,091   99.3 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間振替前の数値によっております。 b.受注実績 当社グループは、販売計画に基づいた見込生産をおこなっているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 製造事業   47,676,016   100.1 販売事業   9,532,624   95.4 その他事業   275,923   58.9 合計   57,484,563   98.9 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ① 財政状態および経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 a.経営成績の分析 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度と比較して625,544千円減少の57,484,563千円となりました。これは主に、ホタテ事業における販売数量減少によるものです。 売上原価は、前連結会計年度と比較して1,377,581千円増加の46,187,941千円となりました。これは主に、原材料価格等の高騰によるものです。 以上の結果により、当連結会計年度の売上総利益は、11,296,621千円となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して590,111千円増加の9,728,578千円となりました。これは主に、M&Aによるグループ企業の増加により、販売費および人件費が増加したことによるものです。 以上の結果により、当連結会計年度の営業利益は、1,568,043千円となりました。 営業外収益は、為替差益等の計上により、661,013千円となりました。また、営業外費用は、支払利息等の計上により、536,975千円となりました。 以上の結果により、当連結会計年度の経常利益は、1,692,081千円となりました。 特別利益は、受取補償金等の計上により、846,590千円となりました。また、特別損失は、減損損失等の計上により、46,451千円となりました。 以上の結果により、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、2,492,220千円となりました。 法人税等合計は、1,200,380千円を計上しました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較して942,555千円減少し918,789千円となりました。 b.財政状態の分析 イ.資産 当社グループの当連結会計年度末における総資産は61,028,441千円となり、前連結会計年度末と比較して4,959,336千円増加しました。 流動資産は36,938,058千円となり、前連結会計年度末と比較して4,489,167千円増加しました。これは主に、棚卸資産の増加4,763,604千円、および受取手形、売掛金及び契約資産の増加1,571,087千円があった一方、現金及び預金の減少2,168,505千円があったことによるものです。 固定資産は24,090,382千円となり、前連結会計年度末と比較して470,168千円増加しました。これは主に、有形固定資産の増加179,581千円、および顧客関連資産の増加100,867千円があったことによるものです。 ロ.負債 負債は、41,775,176千円となり、前連結会計年度末と比較して2,240,456千円増加しました。これは主に、借入金等の増加2,138,618千円、および支払手形及び買掛金の増加905,424千円があった一方、未払法人税等の減少765,006千円があったことによるものです。 ハ.純資産 純資産は、19,253,264千円となり、前連結会計年度末と比較して2,718,879千円増加しました。これは主に、利益剰余金の増加918,789千円、非支配株主持分の増加1,339,263千円があったことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 「②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。また、当社グループは、既存事業において経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持するとともに、M&Aに必要な資金を確保する事を基本方針としており、事業活動に必要な資金については、主に金融機関および内部資金等を活用しております。なお、グループ内の余剰資金を活用するためにキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、資金効率の向上に努めています。 ③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、重要な会計方針等に基づき、資産・負債の評価および収益・費用の認識に影響を与える見積りおよび判断をおこなっております。これらの見積りおよび判断に関しましては、過去の実績および状況等から最も合理的であると判断される前提に基づき、継続して評価をおこなっておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は見積りと異なる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表において採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

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