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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

グルメ杵屋

GOURMET KINEYA CO.,LTD.9850 · Prime · 小売業

うどん・そばを主力に、多業態の外食チェーンを全国展開する外食企業。

概要

グルメ杵屋は、実演手打うどん「杵屋」を中核とする多業態の外食企業である。1967年に給食委託会社として創業、1971年に第1号店を出店して以来、うどん・そばを中心に洋食・和食・アジア料理など幅広い業態を展開する。2026年3月期の連結売上高は441億円、従業員約1,150名。レストラン事業のほか、機内食・冷凍食品のODM/OEM、大阪木津卸売市場の不動産賃貸、水間鉄道の運輸事業など多角化している。

「杵屋」から派生した6部門のレストランチェーン

レストラン事業はうどん・そば・洋食・和食・アジア料理の5部門に分かれ、直営とフランチャイズ合わせて359店舗(2026年3月期)を34都道府県で運営する。主力の「杵屋」はセルフサービス形式の手打ちうどん店で、1971年の創業以来の看板業態である。そば部門では「そじ坊」、洋食部門では「ロムレット」、和食部門では「丼丼亭」、アジア料理では韓国料理「シジャン」などを展開。近年は投資効率を重視し、出店数を絞る一方、既存店の品質向上に注力している。2026年3月期のレストラン事業売上高は243億円と前年比微減、セグメント利益は2.4億円と低調であった。

機内食と冷凍食品で収益を支えるODM/OEM事業

子会社エイエイエスケータリングが関西国際空港で機内食の調製・搭載を、アサヒウェルネスフーズが業務用冷凍食品を製造する。2026年3月期の同事業売上高は149億円(前年比9.3%増)、セグメント利益8.2億円とグループの利益の多くを稼ぎ出す。冷凍おせちや冷凍宅配弁当の受注増加、機内食の搭載食数回復が寄与した。2026年3月には神戸物産との合弁会社「MEAL HUB」を設立し、アジア太平洋地域の機内食企業群の買収を進める方針を示している。

不動産・運輸・卸売・海外に広がる事業ポートフォリオ

レストラン・ODM/OEMに加え、グループは不動産賃貸(大阪木津卸売市場)、運輸(水間鉄道)、水産物卸売、米穀販売、マレーシアでのコンビニ弁当製造など多岐にわたる。連結子会社は7社、持分法適用関連会社1社。2021年には大阪木津市場を吸収合併し、市場運営を直接行う。運輸事業の水間鉄道は大阪府貝塚市で鉄道・バスを運行するが、2026年3月期も29百万円のセグメント損失と赤字が続く。マレーシアでは合弁会社を通じ中食市場に参入している。これらの非レストラン事業がグループ全体の売上高の約45%を占める。

業界の中での役割は一般消費者向けのレストラン・ファストフードチェーンオペレーター。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
441億円
営業利益
5億円
営業利益率
1.1%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01レストラン事業主力

うどん・そば・洋食・和食・アジア料理等の多業態の飲食店を直営で展開。主力は実演手打うどん「杵屋」、信州そば「そじ坊」等。

主な製品・サービス5
実演手打うどん「杵屋」
店内で打つ手打ちうどんを提供するセルフサービス形式のうどん専門店。
信州そば処「そじ坊」
信州産そば粉を使用した本格そばを提供するそば専門店。
オムライス&オムレツ「ロムレット」
ふわふわのオムライスやオムレツを専門に提供する洋食店。
「丼丼亭」
天丼・かつ丼等の丼ものを中心とした和食店。
コリアンキッチン「シジャン」
韓国料理を提供する店舗。

02ODM・OEM事業(機内食・冷凍食品)準主力

関西国際空港での航空機内食の調製・搭載、業務用冷凍食品の製造を子会社が行う。

主な製品・サービス2
航空機内食
関西国際空港発着便向けの機内食の調理・搭載サービス。
業務用冷凍食品
外食・中食向けの冷凍調理食品の製造。

03不動産賃貸事業副次

大阪木津卸売市場の経営及び不動産賃貸事業を自社で行う。

04運輸事業副次

子会社水間鉄道が鉄道・バス事業を運営。地域交通を担う。

主な製品・サービス2
鉄道事業
大阪府貝塚市の水間鉄道線(約5.5km)の運行。
道路旅客運送業(バス)
路線バス・貸切バスの運行。

05その他(市場卸売・食品販売・海外)その他

大阪木津卸売市場における生鮮水産物・加工品の卸売、米穀販売、マレーシアでの弁当製造等を手掛ける。

主な製品・サービス3
生鮮水産物卸売
大阪木津市場での鮮魚・冷凍魚等の卸売。
米穀販売
精米・業務用米の販売。
中食食品(マレーシア)
マレーシアで弁当等の中食食品の製造・供給。

製品と技術

店内で打つ手打ちうどん「杵屋」―創業以来の看板業態

「杵屋」は店内の製麺室で生地を練り、打ち、茹で上げる実演手打ちうどんをセルフサービス形式で提供する。麺はコシと喉越しを追求し、だしは昆布・鰹節などでとる。価格は500円前後と低価格帯が強み。1971年の1号店以来、現在は34都道府県に広がる。近年は自家製麺へのこだわりを再認知させるため、大阪・関西万博で手打ちうどん教室を展開するなどブランド価値の向上に努めている。2026年3月期末の店舗数は直営とFCを含め約160店舗(推定)とグループ最多である。

信州そば「そじ坊」から洋食「ロムレット」まで多様な食の選択肢

「そじ坊」は信州産そば粉を使用した本格そば専門店で、うどんと並ぶ主力業態。ざるそばや温かいそばに加え、季節限定メニューも提供。洋食部門では、ふわふわオムライスが特徴の「ロムレット」、サンドイッチレストラン「グルメ」を展開。和食部門では天丼・かつ丼の「丼丼亭」、天ぷらの「天亭」などがある。アジア料理としては韓国料理「シジャン」、タイ料理「ティーヌン」などを揃え、顧客の多様なニーズに対応する。

関西国際空港の機内食と業務用冷凍食品―B2B事業の収益柱

子会社エイエイエスケータリングが関西国際空港で航空機内食を調製・搭載する。同社は1992年に近畿コカ・コーラボトリング、三菱商事との合弁で設立されたが、2004年にグループ内で再編され100%子会社となった。もう一つの子会社アサヒウェルネスフーズ(旧アサヒケータリング)は業務用冷凍食品を製造。冷凍おせちや冷凍宅配弁当を中心に、外食・中食企業へ供給する。両社合わせた売上高は約150億円(2026年3月期)で、グループ全体の34%を占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

外食業界中堅、低収益で課題山積

グルメ杵屋は和食・麺類のチェーンを展開する外食中堅。売上高421億円(2025年3月期)で、前年比14%増も営業利益率は2.14%と低い。2026年3月期は売上高441億円、利益率1.13%とさらに低下見込み。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと競合するが、牛丼や回転寿司など大手チェーンとの競争も激しい。原材料高と人件費上昇に加え、客数回復の鈍さが収益を圧迫。財務体質改善が急務。

強み

  • 2025年3月期売上高421億円と前年比14%増、来期も増収見込み。
  • 老舗ブランドで家族連れに根強い人気、安定した顧客基盤を持つ。
  • 全国に約500店舗を展開、新規出店による成長ポテンシャル。
  • 不採算店舗の業態変更やメニュー改革による収益改善余地。

課題

  • 営業利益率2%未満と低く、原材料高・人件費増への耐性が弱い。
  • 光フードサービスや大手チェーンとの価格競争に晒され、差別化が困難。
  • 2026年3月期の利益率1.13%とさらに低下予想、収益構造の脆弱さ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がグルメ杵屋

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17554幸楽苑249億円19.7倍
22266六甲バター247億円11.8倍
32804ブルドックソース247億円9.8倍
49788ナック241億円13.3倍
52882イートアンドホールディングス231億円61.8倍
69850グルメ杵屋227億円100.7倍
72929ファーマフーズ175億円
83193エターナルホスピタリティグループ163億円16.0倍
92935ピックルスホールディングス156億円11.3倍
102884ヨシムラ・フード・ホールディングス151億円16.2倍
114331テイクアンドギヴ・ニーズ108億円4.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

1967年創業、1971年に実演手打うどん「杵屋」で外食に参入

1967年3月、両国食品として資本金100万円で設立。当初は給食委託請負が主業務だった。1971年11月、奈良県奈良市に実演手打うどん「杵屋」の1号店を出店。店内で打つ手打ちうどんのセルフサービス形式を採用し、低価格・高品質を武器に成長を始める。この転換が後の多業態展開の起点となった。

1977年に関東進出、1986年の3社合併で多業態化を加速

1977年11月、東京・大手町に「杵屋」を出店し関東へ進出。1986年3月にはグループ3社(アサヒメンテナンス、両国総合管理、有限会社絹巻)を合併、和食・天ぷら専門店を統合した。同年9月には株式会社グルメを合併し、社名をグルメ杵屋に変更。サンドイッチ、オムレツ、カレー、ケータリング部門が加わり、うどん以外の業態を獲得した。1987年には本社に研修センター・研究開発室を設置し、品質管理体制を強化した。

1989年大阪二部上場、1996年には東証・大証一部に指定

1989年11月、大阪証券取引所市場第二部に上場。資本金は25億8,110万円に増資。1995年7月には東京証券取引所市場第二部に上場、翌1996年9月には東京・大阪両証券取引所の市場第一部銘柄に指定された。上場により資金調達力を高め、その後M&Aや設備投資を積極化する基盤を築いた。

元気寿司への出資、水間鉄道の子会社化など事業領域を拡大

1998年5月、元気寿司(現Genki Global Dining Concepts)と業務・資本提携し、公開買付けで株式35.48%を取得。2006年4月には水間鉄道の全株式を取得し、運輸事業に参入。2003年には大阪木津市場を子会社化、不動産賃貸事業の基盤を得た。この時期、機内食会社スカイフーズの設立(1992年)やケータリング工場建設(1997年)も行い、レストラン以外の柱を育てた。

大阪木津市場の再開発と2015年の会社分割で純粋持株会社に接近

2007年4月、子会社の大阪木津市場が卸売市場の再開発に着手。2009年から2010年にかけて3期にわたり棟をオープンし、2010年10月グランドオープンした。2015年10月、レストラン事業を新設子会社「グルメ杵屋レストラン」に承継させる会社分割を実施。これによりグループは純粋持株会社に近い体制へ移行し、各事業の独立性と責任を明確化した。

マレーシアで中食事業を開始、2022年には日本語学校を開校

2017年9月、マレーシアにGK ASIAを設立。2018年2月には現地コンビニチェーンと合弁会社MYNEWS KINEYAを設立し、弁当・おにぎり等の中食食品の製造供給を開始。2022年10月には大阪市住之江区にGK日本語学校を開校し、外国人材の受け入れと教育事業に参入。同年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。

コロナ禍で売上半減から回復も、利益水準は低調

2020年3月期以降、新型コロナウイルス感染症の影響で売上高は390億円から222億円(2021年3月期)に急落し、純損失51億円を計上。その後、2024年3月期には370億円まで回復したが、営業利益は9億円、2026年3月期には5億円と低水準にとどまる。2025年5月には2030年3月期を最終とする中期経営計画を公表。グループビジョン「おもてなしで付加価値の創造を紡ぐ」を掲げ、神戸物産との合弁会社設立など再成長戦略に乗り出している。

年表38件を開く

1960年代

  • 1967年3月創業両国食品株式会社設立(資本金100万円)、給食委託請負業務を経営。

1970年代

  • 1971年11月奈良県奈良市に実演手打うどん「杵屋」の1号店奈良ダイエー店を出店。
  • 1977年11月東京都千代田区に実演手打うどん「杵屋」大手町日本ビル店を出店。関東地区へ進出。

1980年代

  • 1986年3月M&Aグループ会社の3社(株式会社アサヒメンテナンス、両国総合管理株式会社、有限会社絹巻)を合併。有限会社絹巻の和食・天ぷらの専門店を統合する。
  • 1986年9月M&A株式会社グルメを合併。商号を株式会社グルメ杵屋に変更。合併により、サンドウイッチ、オムレツ、カレーの専門店及びケータリング部門が加わる。
  • 1987年11月大阪市住之江区に本社社屋を建設。1度に4ヵ所の調理実習ができる研修センターと調理実験室、品質管理室、細菌検査室を備えた研究開発室を設置。
  • 1989年11月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。資本金を25億8,110万円に増資。

1990年代

  • 1992年7月創業近畿コカ・コーラボトリング株式会社、三菱商事株式会社と共同出資(当社出資比率50%)で、機内食の製造・販売会社株式会社スカイフーズを設立。
  • 1995年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1996年9月東京・大阪両証券取引所市場第一部銘柄に指定される。
  • 1997年10月大阪市住之江区にケータリング工場を建設する。
  • 1998年5月元気寿司株式会社(現株式会社Genki Global Dining Concepts)と業務・資本提携する。
  • 1998年6月元気寿司株式会社(現株式会社Genki Global Dining Concepts)の株式3,000,000株(当社出資比率35.48%)を公開買付により取得。

2000年代

  • 2000年10月東京都港区に土地・建物を取得し、東京支社を移転、研修センターを併設。
  • 2003年1月大阪木津市場株式会社の株式2,010,700株(当社出資比率58.93%)を取得。子会社とする。
  • 2003年2月株式会社エイエイエスケータリングの株式29,400株(当社出資比率44.14%)を取得。同年8月、株式27,301株追加取得し、子会社とする(当社出資比率85.14%)。
  • 2004年12月株式会社スカイフーズが資本金1,000万円に減資し、株式会社アサヒケータリングに社名を変更。
  • 2005年2月株式会社JBイレブンの株式4,500株を取得し、当社持株が52,900株(当社出資比率11.6%)となり、業務提携をする。
  • 2006年4月水間鉄道株式会社の株式4,000,000株を取得。100%出資子会社とする。
  • 2007年4月大阪木津市場株式会社が卸売市場の再開発事業、第一期工事に着手。
  • 2008年4月大阪木津市場株式会社の再開発事業、第1期棟がオープン。第2期工事に着手。
  • 2009年2月日本食糧卸株式会社の株式40,000株を取得。100%出資子会社とする。
  • 2009年3月大阪木津市場株式会社の再開発事業、第2期棟がオープン。

2010年代

  • 2010年10月大阪木津市場株式会社の再開発事業、第3期棟がオープン(グランドオープン)。
  • 2012年5月株式会社神明(本社:神戸市中央区)と業務提携する。
  • 2012年6月元気寿司株式会社(現株式会社Genki Global Dining Concepts)の株式2,500,000株(当社出資比率28.14%)を株式会社神明に譲渡。
  • 2015年10月レストラン事業を会社分割(簡易新設分割)により100%出資の子会社「株式会社グルメ杵屋レストラン」に承継させ、「事業持株会社」から「純粋持株会社」に近い体制へと移行。
  • 2017年4月株式会社銀座田中屋の株式9,000株を取得。100%出資子会社とする。
  • 2017年9月創業マレーシアにおいてGK ASIA SDN.BHD.(当社出資比率66%)を設立。
  • 2018年2月マレーシアにおいてコンビニエンスストアを展開しているMYNEWS HOLDINGS BERHAD(旧BISON CONSOLIDATED BERHAD)と中食食品を製造、供給するための食品工場を建設し共同で運営するために合弁会社MYNEWS KINEYA SDN.BHD.(GK ASIA SDN.BHD.出資比率49%)を設立。
  • 2018年10月株式会社壱番亭本部の株式180株(当社出資比率90%)を取得。子会社とする。
  • 2019年4月商号変更株式会社アサヒケータリングが商号を株式会社アサヒウェルネスフーズに変更するとともに、本社工場を貝塚市に新設し移転。

2020年代

  • 2020年4月株式会社雪村の株式900株を取得。100%出資子会社とする。
  • 2021年6月指名委員会等設置会社へ機関変更。
  • 2021年7月M&A大阪木津市場株式会社を吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年10月大阪市住之江区にGK日本語学校を開校。
  • 2023年7月M&A株式会社雪村が株式会社壱番亭本部を吸収合併。商号を株式会社ゆきむら壱番亭に変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率5%
  • 自己資本当期純利益率8%
  • 配当性向30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループビジョンの実現と企業風土改革

    グループビジョン「おもてなしで付加価値の創造を紡ぐ」を掲げ、関係者間の対等・尊重・和を重んじる企業風土を醸成し、付加価値創造を志向する経営を推進する。

  2. 02

    中期経営計画による再成長戦略の実行

    コロナ禍の守りの経営から転換し、各事業の再成長戦略を着実に実行。持株会社主導でM&Aを含むグループシナジー創出により付加価値向上を目指す。

  3. 03

    レストラン事業の収益性向上とブランド強化

    投資効率を重視した厳選出店、既存店舗では杵屋ブランドの付加価値再認知とオペレーション改革、業態変更、設備更新による収益性向上を図る。

  4. 04

    ODM・OEM事業の生産体制改善とシナジー創出

    冷凍食品製造の生産効率化と機内食事業では神戸物産との合弁会社を通じアジア太平洋の機内食企業群との連携でグループシナジーを創出する。

  5. 05

    日本語学校・人材事業の成長加速

    日本語学校の定員増加と登録支援機関によるグループ外への人材供給で労働人口不足という社会的課題に貢献し、事業成長を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,150人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は572万円で、9期前と比べて+6.3%平均年齢は46.9歳、平均勤続年数は10.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月981
2018年3月1,011
2019年3月53844.413.71,012
2020年3月64848.915.71,042
2021年3月62048.115.11,077
2022年3月51549.910.11,000
2023年3月51949.510.1958
2024年3月53648.510.8966
2025年3月55947.09.399291
2026年3月57246.910.41,15043

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 6 / 海外 2、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大阪木津市場不動産賃貸営業部 — 大阪市浪速区5,642百万円
不動産賃貸事業
本社・工場 — 大阪府貝塚市2,227百万円
ODM・OEM事業
本社・工場 — 大阪府泉南市1,942百万円
ODM・OEM事業
本社 — 大阪市住之江区1,081百万円
全社
本社 — 大阪府貝塚市777百万円
運輸事業
アジア部門その他店舗(全国33店舗)(注)4629百万円
レストラン事業(アジアその他)
本社 — 大阪市住之江区535百万円
その他
そば部門店舗(全国142店舗)(注)4530百万円
レストラン事業(そば)
本社(茨城県土浦市)・アジア部門その他店舗 — 全国50店舗407百万円
レストラン事業
うどん部門店舗(全国108店舗)(注)4209百万円
レストラン事業(うどん)
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱グルメ杵屋レストラン
    大阪市住之江区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ゆきむら壱番亭
    茨城県土浦市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エイエイエスケータリング
    大阪府泉南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アサヒウェルネスフーズ
    大阪府貝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    水間鉄道㈱
    大阪府貝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本食糧卸㈱
    大阪市住之江区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    GK ASIA SDN.BHD.
    マレーシア · 連結子会社
    議決権66.0%
  • 海外
    MYNEWS KINEYA SDN.BHD.
    マレーシア · 持分法適用会社
    議決権32.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は441億円営業利益5億円前期と比べると増収減益で、売上が+4.8%、利益が-44.4%。

売上高
+4.8%
441億円
営業利益
-44.4%
5億円
純利益
-66.7%
2億円
営業利益率
1.1%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高447億円441億円
営業利益8億円5億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥7¥7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は99億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q71−6
2024年1Q82−2−2.4−1
2024年2Q86−1−1.25
2024年3Q11398.07
2024年4Q890
2025年2Q20152.53
2025年4Q22041.83
2026年2Q21520.90
2026年4Q22631.32
2027年1Q99−4−4.0−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は359億円から441億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は1.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月359519
2014年3月3543−1
2015年3月36826
2016年3月38654
マレーシアにおいてGK ASIA SDN.BHD.(当社出資比率66%)を設立。
2017年3月39444
マレーシアにおいてコンビニエンスストアを展開しているMYNEWS HOLDINGS BERHAD(旧BISON CONSOLIDATED BERHAD)と中食食品を製造、供給するための食品工場を建設し共同で運営するために合弁会社MYNEWS KINEYA SDN.BHD.(GK ASIA SDN.BHD.出資比率49%)を設立。
2018年3月40578
株式会社アサヒケータリングが商号を株式会社アサヒウェルネスフーズに変更するとともに、本社工場を貝塚市に新設し移転。
2019年3月41073
2020年3月390−2−11
大阪木津市場株式会社を吸収合併。
2021年3月222−47−51
2022年3月233−235
株式会社雪村が株式会社壱番亭本部を吸収合併。商号を株式会社ゆきむら壱番亭に変更。
2023年3月299−5−11
2024年3月370411
2025年3月421992.16
2026年3月441561.12

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高441億円のうち、営業利益として残るのは5億円1.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の0.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.8%290億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.1%146億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.1%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.5pt
1.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
0.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.2pt
2.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが16億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は47億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1130−214152
2014年3月6−610062
2015年3月12−40870
2016年3月11−8−1372
2017年3月7−2−14564
2018年3月14−1−81369
2019年3月14−4422−3060
2020年3月11−1831−784
2021年3月−48−1345−6168
2022年3月2632829124
2023年3月5−2−13126
2024年3月156−2821118
2025年3月16−16−68051
2026年3月16−12−8447

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は309億円。このうち返さなくてよい自己資本が95億円で、自己資本比率は30.2%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月31114316845.1
2014年3月32114118043.1
2015年3月33114418742.8
2016年3月33514519042.3
2017年3月32514717844.4
2018年3月32715517246.0
2019年3月35515719842.3
2020年3月36614122536.9
2021年3月3638927423.1
2022年3月4029131121.9
2023年3月3887831019.8
2024年3月3778928823.2
2025年3月3159422029.4
2026年3月3099521430.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
47億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
8億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
214億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
52
/ 100
安定性自己資本比率20 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中159位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中279位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.1%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥990で、1年前と比べて-0.4%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥990-0.3%1ヶ月+2.5%1年-0.4%時価総額227億円
過去52週の値幅
安値¥929高値¥1,034

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)100.7倍
PER (会社予想)87.1倍
PBR2.55倍
配当利回り0.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1ヶ月で0.73%上昇し、8月10日には971円と25日移動平均線972円をほぼ横ばいで推移しています。年初来では2.7%下落しており、52週高値1034円に対して現在の株価は94%の水準にあり、高値圏でのもみ合いが続いています。出来高は7月29日に65700株と増加しましたが、その後は減少し、売買が低調です。RSIは50.59と中立圏で、方向感に欠ける展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは98.98倍と業界平均の41.79倍を大きく上回り、PBRも2.38倍と高水準。配当利回りは0.72%と低く、ROEは2.42%と低収益性。業績も営業利益率が2.14%から1.13%へ悪化し、割高感が強い。ただし、業界平均の配当利回り13.54%と比較すると低いが、これは外れ値の可能性に留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)100.7倍39.6倍
PER (予想)87.1倍
PBR2.55倍2.44倍
ROE2.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は回復基調だが、営業利益率が2%前後と低く、原材料高や人件費上昇が収益を圧迫。強気派は、店舗数の増加と価格改定による収益改善を見込む。弱気派は、競争激化やコスト増で利益がさらに圧縮されると懸念。投資論点は、売上拡大とコスト管理のバランスが取れるか。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長

    売上高は2期連続で増加し、24/3期から25/3期で13%増。

  • ブランド力

    「杵屋」ブランドは全国的に知名度が高く、低価格志向の需要を取り込む。

  • コスト削減の余地

    セントラルキッチンや一括調達で原価低減の取り組みを強化。

  • 売上高は3期連続増収、441億円に通年影響

    売上高はFY24/3の370億円からFY26/3の441億円へ増加。増収が続く

  • 営業利益5億円の黒字維持決算発表後影響

    営業利益はFY25/3の9億円からFY26/3の5億円に減益も黒字を確保

  • 外国人保有比率0.85%と低く積み増し余地不定影響

    外国人持ち株比率は0.85%と低位。海外投資家の見直し買い余地

  • ROE2.42%からの改善余地2026年下期影響

    ROEは2.42%と低く、収益性改善でPBR2.38倍の割高感が和らぐ

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低迷

    25/3期営業利益率2.1%、26/3期は1.1%と低水準。

  • コスト増

    原材料高と人件費上昇が続き、価格転嫁が進まない。

  • 競合との差別化不足

    同業他社との低価格競争で収益が圧迫される懸念。

  • 純利益は11億円から2億円へ減益通年影響

    純利益はFY24/3の11億円→FY26/3の2億円と大幅減

  • 営業利益率が2.14%から1.13%に悪化2026年Q2影響

    FY25/3の2.14%→FY26/3の1.13%へ半減。コスト増が収益を圧縮

  • 実績PER98.98倍と割高不定影響

    時価総額222億円に対し純利益2億円。PER98.98倍は業績悪化で高止まり

  • 株価は1年で2.7%下落継続影響

    1年前比で株価は2.7%下落。出遅れ感があり需給は弱い

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の集客力や価格改定の効果を測る。
営業利益率
コスト増が利益をどの程度圧縮しているか確認するため。
客単価
値上げの受け入れ状況を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.71%。

年間配当
¥7
1株あたり
配当利回り
0.71%
いまの株価に対して
配当性向
56.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月14101.2
2018年3月157.152.6
2019年3月12−20.0171.2
2024年3月1850.011.9
2025年3月7−61.129.4
2026年3月70.056.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,656人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.8%を占め、残る61.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他56.455.455.256.558.960.0
事業法人31.130.830.730.730.630.6
金融機関11.612.212.411.89.28.3
外国法人0.50.70.60.70.30.8
証券会社0.30.91.00.31.00.3
自己株式0.20.20.20.20.20.2
外国人個人0.00.00.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社MUKUMOTO25.08
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.67
03椋本 充士4.57
04西脇 あづさ2.56
05アサヒビール株式会社1.84
06椋本 裕子1.73
07サントリー株式会社1.41
08株式会社紀陽銀行1.21
09椋本 綾子0.67
10株式会社JBイレブン0.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-05
    椋本 充士
    新規の大量保有報告
    6.29%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−89%、1株純資産は14期で−35%。直近期のROEは2.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8762715.17.521.6
2014年3月−6617−1.0
2015年3月266284.236.862.4
2016年3月166272.661.1
2017年3月196383.056.4101.2
2018年3月366685.631.952.6
2019年3月156642.279.0171.2
2020年3月−48599−7.6
2021年3月−227372−46.8
2022年3月233866.046.3
2023年3月−50336−13.9
2024年3月4838213.323.111.9
2025年3月284047.235.929.4
2026年3月104092.498.656.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額139百万円。

氏名役職年齢保有株数
椋本充士取締役 代表執行役社長 CEO(最高経営責任者)641,048,000
寺岡成晃取締役 総務部・人事部担当執行役 CPO(最高生産性責任者)621,000
クレムソン・ツァイ取締役 戦略・経営企画室担当執行役 CSO(最高戦略責任者)61
島田裕道取締役 大阪木津市場カンパニー担当 経理・グループ統括室担当 資本管理室担当 執行役 CFO(最高財務責任者)52
藪章代取締役 執行役611,000
村上剛志取締役73
澤井恵取締役45
木村元泰取締役47
桐山朋子取締役57
星野聖子取締役44
藤本昌信執行役70
藤田良宏執行役642,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
稲本和彦執行役641,000
三輪光男執行役634,000
冨永勝弘執行役67
河上崇陽執行役52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役7888813
取締役(社内)631315
その他役員420205

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,364字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社7社、持分法適用関連会社1社により構成されており、飲食店の経営を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及び事業の系統図は次の通りであります。 なお、次の4事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分変更をしております。詳細は「第5 経理の状況 (セグメント情報等)に記載のとおりであります。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1) レストラン事業 子会社㈱グルメ杵屋レストランが当社より委託を受け、下記のレストラン事業を行っております。 うどん部門   実演手打うどん「杵屋」、自家製麺「穂の香」、讃岐製麺「麦まる」、「杵屋麦丸」、めん茶屋「きなさ」等を展開しており、当社グループの主力業態であります。 そば部門   信州そば処「そじ坊」、「おらが蕎麦」、そばダイニング「結月庵」、そば前処「二尺五寸」、越後「叶家」、割烹そば「神田」、「明月庵ぎんざ田中屋」等を展開しており、うどんと並ぶ主力業態であります。 洋食部門   サンドウイッチレストラン「グルメ」、オムライス&オムレツ「ロムレット」、カジュアルレストラン「しゃぽーるーじゅ」、HIGHBALL BAR「心斎橋1923」、「和SAKURA」等を展開しております。 和食部門   「丼丼亭」「天亭」、大阪木津市場「天はな」、とんかつ「かつ里」「すみ田」、仙台牛たんとお酒「もりの屋」を展開しております。 その他(アジア 料理専門店他)   コリアンキッチン「シジャン」、タイ屋台料理「ティーヌン」、韓ダイニング「やおみ」、タイレストラン「サイアムオーキッド」、ラーメン「壱番亭」、「KAMI-HIKŌKI」、GELATERIA「solege」等を展開しております。 子会社㈱ゆきむら壱番亭がラーメン業態「壱番亭」「醤々亭」「ゆきむら亭」、焼肉業態「炎座」等を行っております。 (2) ODM・OEM事業 機内食事業   子会社㈱エイエイエスケータリングが関西国際空港において航空機内食の調製・搭載等を行っております。 業務用冷凍食品製造事業   子会社㈱アサヒウェルネスフーズが業務用冷凍食品製造事業を行っております。 (3) 不動産賃貸事業 当社が大阪木津卸売市場の経営及び不動産賃貸事業を行っております。 (4) 運輸事業 子会社水間鉄道㈱が鉄道事業・道路旅客運送業(バス)等を行っております。 (5) その他 当社が大阪木津卸売市場において生鮮水産物及びその加工品の卸売等を行っており、子会社日本食糧卸㈱が米穀販売、加工調理、食品販売を行っております。また、マレーシアにおいて中食食品の製造供給の運営を行う子会社GK ASIA SDN.BHD. 及び持分法適用関連会社MYNEWS KINEYA SDN.BHD. を含んでおります。 [事業の系統図]
経営方針・対処すべき課題3,094字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「仕事を通じて人生を楽しみ、社会に貢献する」を経営理念として掲げ“食”を通じて社会に貢献する企業を標榜しております。また、「人が育てば企業が育つ」の固い信念に基づいて、経営のあらゆる場面において“教育”を最重点課題として取り組んでおります。さらに、当社は株主を大切にする企業でありたいとの強い願いから株主との対話を重視し、1989年の株式上場以来“開かれた株主総会”を他社に先駆けて実践してまいりました。 今後共、安定収益企業として顧客、株主、取引先、従業員それぞれの期待に応えるべく“バランスのとれた経営”を行っていきたいと考えております。 (2)経営環境及び経営戦略 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などを背景に景気は緩やかな回復が続いております。しかしながら、米国の政策動向や、為替相場の不安定な推移、地政学的リスクに起因するエネルギー資源や原材料価格などの高騰等もあり、依然として先行きは不透明な状況となっております。 外食産業におきましては、インバウンド需要は引き続き堅調であるものの、原材料の価格高騰、光熱費等様々なコストの上昇、人手不足に伴う人件費の増加が継続しており、事業を取り巻く経営環境は依然として厳しいものとなっております。 このような状況の中、当社グループは、2025年5月に2030年3月期を最終期とする5ヶ年の「中期経営計画」を公表し、グループビジョン「おもてなしで付加価値の創造を紡ぐ」を掲げ、将来にわたって持続的に成長する企業グループであることを目指して、グループ一丸となって事業収益の最大化を図るため、戦略構築と実行を徹底し、企業風土の変革を希求し続けてまいりました。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 当社グループは、グループビジョン「おもてなしで付加価値の創造を紡ぐ」を掲げております。この実現に向けて、お客様と従業員、お取引先と事業会社、部下と上司といったあらゆる関係者間において、「対等」と「尊重」、ならびに「和」を重んじる企業風土の醸成に継続的に取り組み、付加価値創造を志向する経営を推進しております。 当社は、日本の外食産業がチェーン展開により成長を遂げた1970年の大阪万博期に、実演手打うどん「杵屋」第1号店を開業して以来、うどん・そばを中心とした多様なレストラン事業を展開し、事業基盤の拡充を図ってまいりました。 さらに、これまでM&A等を通じて事業領域の拡大を進め、①ニッポンの食の魅力を国内外に適正な価格で提供する事業、②地域から求められる生活に欠かせない事業、③高い参入障壁を有する事業といった分野への取り組みを強化してまいりました。具体的には、機内食事業、冷凍おせち料理製造業、地方卸売市場の開設(建替えおよび不動産賃貸)、地方鉄道・バス事業、マレーシアにおけるコンビニ弁当・おにぎり等の製造事業などを展開しております。 これらの歩みを踏まえ、2025年5月に策定した中期経営計画においては、コロナ禍における守りの経営から転換し、各事業における再成長戦略の着実な実行を図るとともに、持株会社である当社主導のもと、M&Aも含めたグループシナジーの創出により、さらなる付加価値の向上を目指しております。 その第一段階として、株式会社神戸物産との合弁会社「株式会社MEAL HUB」を設立し、アジア太平洋地域における機内食関連企業群の株式取得を同合弁会社にて推進することを、2026年3月31日に公表いたしました。本取り組みにより、ODM・OEM事業(機内食事業等)の強化のみならず、グループ全体のグローバル展開の加速を図ってまいります。 ② 当社グループが主に事業展開する国内市場が少子超高齢社会となり、ライフスタイルの多様化、働く女性・高齢者および外国人労働者の更なる増加、孤食や食の外部化の拡大傾向など外部環境の変化を踏まえ、2030年3月期の目標達成に向けて、2027年3月期に取り組む各事業の主要な施策は以下のとおりです。 (レストラン事業) 建築費・人件費・材料費等の高騰を踏まえ、出店戦略においては投資効率を重視し、競争力の発揮およびその再現性が高い立地・業種業態に厳選して展開してまいります。また、既存店舗においては、創業ブランドである「杵屋」を中心に、自家製麺へのこだわりという付加価値の再認知・浸透を図ってまいります。その具体的施策として、昨年、大阪・関西万博において好評を博した手打ちうどん教室の展開や、テレビCMの実施などを推進してまいります。さらに、プロ野球球団・阪神タイガースのレギュラーパートナーとして連携キャンペーンを実施するなど販売促進を兼ねたブランド認知施策を図るとともに、オペレーション改革、業態変更及び設備更新を通じて収益性の向上を目指してまいります。 (ODM・OEM事業) 冷凍おせち及び冷凍宅配弁当等の業務用冷凍食品製造や関西国際空港の機内食などを担うODM・OEM事業においては、委託元各社からの需要の増加を見越した生産体制の改善と更なる効率化に引き続き取り組んで参ります。冷凍宅配弁当の製造においては、働く世代向けの市場が拡大を続けるなか、その製造を担う有力な業界プレイヤーの位置の確保を目指して参ります。機内食事業においては、株式会社神戸物産との合弁会社「株式会社MEAL HUB」を通じて株式を取得する予定のLSG APACのアジア太平洋各国・地域の機内食関連企業群との連携を図ることで、グループシナジーの創出を図ってまいります。 (その他) 2022年10月に開校した日本語学校は、2025年7月に教室の増設を行い、11月には定員1.5倍の150名までの留学生増員認可を当局より受けることができました。また、特定技能1号の外国人材を中心とした登録支援機関は、事業開始から1年が経過し、グループ企業の労働力確保に関しては一定の成果として300名程度の人材の確保ができました。今後、グループ外の市場に対して、労働人口不足という社会的課題に貢献するため、事業の成長発展をスピードアップさせて参ります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが目標としている経営指標における当連結会計年度の実績値は下表のとおりであります。 経営指標   目標数値   2026年3月期実績(連結) 売上高経常利益率   5%   1.3% 自己資本当期純利益率   8%   2.4% 配当性向   30%以上   71.1% 当連結会計年度におきましては、売上高は前年同期比20億16百万円増加、営業利益は前年同期比4億23百万円減少、経常利益は前年同期比3億64百万円減少、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比4億24百万円減少となりました。それにより、売上高経常利益率は1.3%(前年同期比0.9ポイント悪化)、自己資本当期純利益率は2.4%(前年同期比4.8ポイント悪化)となりました。グルメ杵屋グループの次世代に向けた事業構造構築に果断にチャレンジすることで、これらの指標について改善するよう取り組んでまいります。
事業等のリスク2,737字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 固定資産の減損損失について 当社グループが保有する固定資産において、資産価値の下落やキャッシュ・フローの低下等によって減損処理の要否を判断しております。減損の兆候が識別されたレストラン事業の店舗資産の減損損失の認識の判定にあたり、経営者により承認された事業計画等を基に将来キャッシュ・フローを見積り、割引前将来キャッシュ・フローの総額が当該固定資産の帳簿価額を下回るかどうかを判定しておりますが、さらなる経営環境の著しい悪化等により減損処理を行った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (2) レストラン事業の出退店方針について 当社グループは、建築費及び人件費・材料費等の高騰を踏まえて、出店は投資効率を重視し、競争力発揮の再現性が高い立地・業種業態で展開してまいります。しかしながら、基準に合致する出店地確保が困難な場合や出店後において立地環境等の多大な変化等により計画された店舗収益が確保できない等の事態が生じた場合、また、業績不振による退店の増加により退店損失が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3) 競合の状況について 当社グループの属する外食産業におきましては、比較的参入障壁が低く新規参入が多いこと、また個人消費が低迷する中、マーケットが飽和、成熟段階に入っており、お客様のニーズの変化、多様化が進んでおります。また、企業間の差別化が一層激しくなっており、厳しい競争にさらされています。 当社グループといたしましては、接客力・セールス力の向上に力を入れ、“真に価値あるものの提供”を店舗において実現し、業界競争に影響されることなく独自の店舗運営を行うことで、他社との差別化を図っております。そのため収益性の低い業態は収益性の高い業態に集約を行うことにより活性化を図っております。しかしながら、今後の更なる競争激化等が進行した場合、事業活動、将来の成長が阻害され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4) 自然災害による影響 自然災害による影響については、第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 に記載しております。 (5) 法的規制等について 当社グループの店舗は、「食品衛生法」の規定に基づき、店舗ごとに所轄の保健所より飲食店営業許可を取得しております。当社グループでは、店舗の衛生管理を徹底させるため、品質保証室による衛生検査を定期的に行っております。また、店舗及び食品工場の設備器具・食材の取扱い及び従業員の衛生管理につきましては、店舗運営管理マニュアル、衛生清掃マニュアル等で細目にわたり規定しております。 上記のように、当社グループは積極的に衛生管理に取り組んでおりますが、店舗における飲食を理由とする食中毒や食品衛生に関するクレームの発生や、社会全般にわたる一般的な衛生問題等が発生した場合、事業活動、将来の成長が阻害され、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を受ける可能性があります。 また当社グループで運輸事業を行っている水間鉄道㈱においては、鉄道事業法・道路交通法などの法的規制を受けております。具体的には鉄道事業では国土交通大臣による事業経営の許可、上限運賃等の認可などが必要です。旅客自動車運送事業においても事業経営の許可などが必要であり、現在の規制に重要な変更があった場合には当社グループの経営に影響を与える可能性があります。 (6) 差入保証金について 当社グループでは賃借による出店を基本としております。このため、賃貸借契約締結に際し、デベロッパー(賃貸人)に対し保証金等を差し入れるケースがほとんどであります。 当連結会計年度末における差入保証金の残高は42億24百万円で、連結総資産の13.7%を占めております。貸倒実績率及び個別にデベロッパーごとで債務超過等による場合は、貸倒引当金を計上しておりますが、デベロッパーの経営破綻等によって貸倒損失が発生した場合、事業活動、将来の成長が阻害され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7) 人材の確保について 当社グループでは、今後の業容の拡大に伴い適切な人材の確保が必要であると考えております。そのため、新卒者の採用を積極的に行い人材の確保に努めるとともに、「人が育てば企業が育つ」の固い信念に基づいて、経営のあらゆる場面において“教育”を最重点課題として取り組んでおります。また、業績連動報酬制度の導入や年齢給を一切廃止し役職別賃金体系へ移行する等、モチベーションの向上と人材のレベルアップに努めております。しかしながら、今後、当社が必要とする人材の適時確保ができない場合、事業活動、将来の成長が阻害され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) M&Aについて 当社グループはレストラン事業を中核として、食産業全般に事業領域を拡大する中での事業拡大と企業価値増大を目指しており、この中長期的な目標を達成するための経営戦略上M&A(企業の買収、営業譲受、合弁企業の設立等)を重要な手段として位置づけております。 将来の収益力を最も重視するほか、シナジー効果が期待できる、スケールメリットを追求できる、グループの活性化につながる等、あくまでも長期的な事業活動、グループ成長戦略に資することを判断基準にしておりますので、短期的には当社グループの財政状態が悪化(株主資本比率の低下等)する可能性があります。 (9) 海外における事業展開 海外での事業展開においては、各国の法令・制度・政治・経済・社会情勢等をはじめとした様々なカントリーリスクにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (10) 個人情報の保護について 当社グループは、お客様の個人情報を保有しております。情報の管理については法的義務に則った運用をしておりますが、万一これらの情報が外部へ流出した場合には、当社グループのブランドイメージの低下や社会的信用の失墜につながる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,711字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などを背景に景気は緩やかな回復が続いております。しかしながら、米国の政策動向や、為替相場の不安定な推移、地政学的リスクに起因するエネルギー資源や原材料価格などの高騰等もあり、依然として先行きは不透明な状況となっております。 外食産業におきましては、インバウンド需要は引き続き堅調であるものの、原材料の価格高騰、光熱費等様々なコストの上昇、人手不足に伴う人件費の増加が継続しており、事業を取り巻く経営環境は依然として厳しいものとなっております。 このような状況の中、当社グループは、2025年5月に2030年3月期を最終期とする5ヶ年の「中期経営計画」を公表し、グループビジョン「おもてなしで付加価値の創造を紡ぐ」を掲げ、将来にわたって持続的に成長する企業グループであることを目指して、グループ一丸となって事業収益の最大化を図るため、戦略構築と実行を徹底し、企業風土の変革を希求し続けてまいりました。また、1970年の大阪万博以降に拡大する外食産業を中心に成長してきた当社グループとして、今回の大阪・関西万博に積極的に参加し、祖業とも言える手打ちうどんや創業の地である大阪の食文化を支える全国の産地の食材等の魅力を伝えてまいりました。これにより、大阪・関西万博に関連する費用を販売費及び一般管理費に計上しておりますが、外食産業だけでなく幅広くフードビジネスを展開する企業グループとしての認知度を高め、新たなビジネスチャンスやパートナーを探索しております。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高440億89百万円(前年同期比4.8%増)、営業利益5億23百万円(前年同期比44.7%減)、経常利益5億73百万円(前年同期比38.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2億25百万円(前年同期比65.3%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (レストラン事業) レストラン事業においては、シーズンプロモーションの展開やSNSの活用により客数確保を図りました。また、原材料や人件費を含む各種費用の高騰に対応し、ほぼ全業態で価格改定を行ったほか、そば業態での麺の改良等原材料の品質向上等により商品価値を高める施策を並行して進め収益性向上を目指しました。しかしながら、建築費が高騰するなか慎重に新規出店計画を精査し、出店を上回る退店があったことから、売上高は前年を下回る結果となりました。また、費用面では、米などの価格高騰に対する価格転嫁の遅れや、最低賃金の上昇等による人件費の増加、修繕費の増加等により利益を圧迫する結果となりました。 店舗の出退店等につきましては、新店はうどん部門の「杵屋」1店舗、和食部門の「大阪木津市場 天はな」1店舗、そば部門の「そじ坊」「二尺五寸」2店舗、アジアその他部門の「やおみ」1店舗の合計5店舗であります。業態変更は3店舗、退店は21店舗であります。この結果、当連結会計年度末におけるレストラン事業の店舗数は、34都道府県に359店舗(フランチャイズ店舗84店舗を含む)となりました。 以上の結果、レストラン事業の売上高は243億61百万円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益2億39百万円(前年同期比41.8%減)となりました。 (ODM・OEM事業) 冷凍おせち及び冷凍宅配弁当等の製造や関西国際空港の機内食などを担うODM・OEM事業においては、委託元各社からの需要の増加を見越した生産体制の改善と更なる効率化に取組んでまいりました。当連結会計年度におきましては、冷凍おせち及び冷凍宅配弁当の受注の増加に加えて、機内食の搭載食数が増加したことから増収増益となりました。 以上の結果、ODM・OEM事業の売上高は149億77百万円(前年同期比9.3%増)、セグメント利益8億24百万円(前年同期比14.4%増)となりました。 (不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業においては、大阪木津卸売市場の入居率は堅調に推移し、駐車場収入等も増加しましたが、地価上昇に伴う固定資産税等のコスト増加により増収減益となりました。 以上の結果、不動産賃貸事業の売上高は7億17百万円(前年同期比1.9%増)、セグメント利益3億22百万円(前年同期比1.7%減)となりました。 (運輸事業) 水間鉄道㈱においては、運賃改定及び各種イベント実施等の効果により旅客運賃収益が増加したことから増収増益となりました。 以上の結果、運輸事業の売上高は4億73百万円(前年同期比8.4%増)、セグメント損失29百万円(前年同期は54百万円の損失)となりました。 (その他) 大阪木津卸売市場で展開しております水産物卸売事業は、魚介の卸売数量が減少したことから減収減益となりました。日本食糧卸㈱で展開しております米穀卸売事業は、精米及び炊飯の販売数量が大幅に増加したことにより増収増益となりました。 以上の結果、その他の売上高は35億60百万円(前年同期比33.7%増)、セグメント損失68百万円(前年同期は49百万円の損失)となりました。 財政状態につきましては、次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は90億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億11百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金3億43百万円の減少、商品及び製品56百万円の減少、原材料及び貯蔵品1億5百万円の増加、貸倒引当金55百万円の増加によるものであります。固定資産は219億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ98百万円減少いたしました。これは主に長期貸付金1億31百万円の減少によるものであります。 この結果、総資産は、309億46百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億10百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は87億51百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億61百万円増加いたしました。これは主に買掛金55百万円の減少、短期借入金9億円の増加、資産除去債務87百万円の減少によるものであります。固定負債は126億47百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億6百万円減少いたしました。これは主に長期借入金15億47百万円の減少、繰延税金負債31百万円の減少、資産除去債務1億83百万円の増加によるものであります。 この結果、負債合計は、213億99百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億45百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は95億47百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億34百万円増加いたしました。これは主に配当金の支払い1億60百万円及び親会社株主に帰属する当期純利益2億25百万円,為替換算調整勘定42百万円の増加によるものであります。 この結果、自己資本比率は30.2%(前連結会計年度末は29.4%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は15億93百万円(前年同期は16億49百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3億3百万円、減価償却費10億45百万円、減損損失3億99百万円、利息の支払額1億89百万円等を反映したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は11億70百万円(前年同期は15億61百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出12億62百万円、店舗撤去に伴う支出1億85百万円、貸付金の回収による収入1億59百万円、差入保証金の回収による収入1億63百万円等を反映したものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は7億69百万円(前年同期は67億93百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入れによる収入26億円、短期借入金の返済による支出17億円、長期借入れによる収入7億98百万円、長期借入金の返済による支出23億7百万円、配当金の支払額1億59百万円等を反映したものであります。 以上により、当連結会計年度における連結ベースの資金の減少額3億43百万円(前年同期は67億5百万円の減少)により、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は47億27百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは、最終消費者へ直接販売する飲食事業を行っておりますので生産及び受注の実績は記載しておりません。 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前期増減比率(%) レストラン事業   24,361,548千円   △0.8 ODM・OEM事業   14,977,115   9.3 不動産賃貸事業   717,077   1.9 運輸事業   473,369   8.4 報告セグメント計   40,529,110   2.8 その他   3,560,401   33.7 合計   44,089,511   4.8 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などを背景に景気は緩やかな回復が続いております。しかしながら、米国の政策動向や、為替相場の不安定な推移、地政学的リスクに起因するエネルギー資源や原材料価格などの高騰等もあり、依然として先行きは不透明な状況でありました。 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績におきましても、主力事業であるレストラン事業では、価格改定等の施策により既存店の売上は増加しましたが、建築費が高騰するなか慎重に新規出店計画を精査し、出店を上回る退店があったことから、売上高は前年同期比で0.8%減少するとともに、物価の上昇や人件費の高騰の影響を受けたことにより、セグメント利益は前年同期比41.8%減となりました。また、ODM・OEM事業では、冷凍おせち及び冷凍宅配弁当の受注の増加に加えて、機内食の搭載食数が大幅に増加したことから、売上高は前年同期比9.3%増加するとともに、セグメント損益も前年同期比で14.4%増加いたしました。 セグメントごとの財政状態及び経営成績に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの財務戦略としては、堅実な財務体質のもと、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としております。経営資源最適配分のため、事業ポートフォリオの見直しを推進し、自己資本比率の増強を図ります。 1)資金需要 当社グループの資金需要は主に大きく分けて運転資金需要、設備資金需要であります。運転資金需要としましては、グループ各社の営業活動に必要な運転資金(材料仕入、製造費、人件費等の営業費用)であります。設備資金需要としましては、レストラン事業における新規出店や既存店舗改装費等やその他各事業における事業の維持及び伸長に係る設備投資であります。 2)財務政策 当社グループは現在、運転資金、設備資金については、まず営業キャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、不足分について有利子負債の調達を実施しております。長期借入金、社債等の長期資金の調達については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を考慮の上、調達規模、調達手段を適時判断して実施していくこととしております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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