本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

ファーマフーズ

Pharma Foods International Co., Ltd.2929 · Prime · 食料品

機能性素材とサプリメントの研究開発から通信販売まで手掛ける健康関連企業

概要

ファーマフーズは、卵黄抗体技術を基盤に機能性素材や健康食品を開発・販売するバイオベンチャーである。1997年に京都で設立、2006年に東証マザーズに上場。2025年7月期の売上高は約653億円、従業員613名。BtoB事業(機能性素材・医薬品製造受託)、BtoC事業(通信販売)、バイオメディカル事業(創薬・研究支援)の3セグメントで構成される。

BtoB事業:機能性素材と医薬品製造受託が収益の柱

BtoB事業は、食品・医薬品メーカーや流通事業者向けに機能性素材、健康食品、医薬品等を開発・製造する。主力素材は「ファーマギャバ」で、ストレス緩和、血圧改善、睡眠の質向上など6つの機能性表示に対応する。その他、骨成長促進の「ボーンペップ」、発毛・育毛の「HGP」を販売。子会社の明治薬品では、医薬品製造受託(CMO)とドラッグストア向け販売(CHC)を展開し、事業基盤を支える。

BtoC事業:通信販売で育毛剤やサプリメントを直販

BtoC事業は、自社機能性素材を配合したサプリメント、医薬部外品、化粧品を消費者へ通信販売する。主力製品は育毛剤「ニューモ育毛剤」、整腸用の「ラクトロン錠」(いずれも医薬部外品)、機能性表示食品「シボラナイト2」、まつ毛美容液「WMOA」など。定期購入モデルを採用し、子会社のファーマフーズコミュニケーションが受注と広告制作を担う。売上高の約6割を占める最大セグメントである。

バイオメディカル事業:独自抗体技術で創薬と研究支援

バイオメディカル事業は、自己免疫疾患やがん等を対象に抗体医薬品・ペプチド医薬品の研究開発を行う。基盤技術「ALAgene technology」は、従来治療困難な疾患向けや既存薬より優れた薬効を持つ抗体を作製するプラットフォーム。非臨床試験まで自社開発し、以降は製薬企業にライセンス供与するモデル。研究支援ではプロテオーム解析サービス「Olink Target/Flex」を提供。田辺三菱製薬とのライセンス契約や武田薬品工業への抗体配列譲渡などの実績がある。

グループ構成とM&Aによる事業拡大

当社は連結子会社7社と関連会社2社を有する。主な子会社として、医薬品製造受託の明治薬品(2021年買収)、通信販売子会社のファーマフーズコミュニケーションとフューチャーラボ(2016年買収)、化粧品販売のメディラボ等がある。関連会社には太陽光発電・飲食のベナート、音響機器販売のオンキヨーなどが含まれる。M&Aを積極活用し、機能性食品や化粧品の事業規模拡大を図っている。

業界の中での役割は機能性素材の供給元、サプリメント・化粧品の通信販売事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
653億円
営業利益
24億円
営業利益率
3.7%
純利益
4億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2022/7
事業売上構成比利益利益率
BtoC事業519億円86.2%6億円1.2%
BtoB事業81億円13.5%17億円21.0%
バイオ メディカル 事業2億円0.3%-2億円-100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品・医薬品メーカー、流通事業者向け主力

機能性素材、健康食品、医薬品等の研究開発・製造を行い、食品メーカーや医薬品メーカー、流通事業者に販売。主力素材はファーマギャバ(ストレス緩和等6機能性表示対応)、ボーンペップ、HGP等。自社ブランド製品やOEM事業も展開。明治薬品で医薬品製造受託(CMO)、ドラッグストア向け販売(CHC)も行う。

主な製品・サービス3
ファーマギャバ
ストレス緩和、疲労感軽減、血圧改善、睡眠の質向上、肌弾力改善、認知機能改善の6機能性表示に対応する機能性素材。
ボーンペップ
骨の成長を促す成分として機能性素材として販売。
HGP
発毛・育毛を促す成分として機能性素材として販売。

02消費者向け通信販売主力

自社機能性素材を配合したサプリメント、医薬部外品、化粧品等を消費者向けに通信販売。主力商品は医薬部外品の「ニューモ育毛剤」「ラクトロン錠」、機能性表示食品「シボラナイト2」、まつ毛美容液「WMOA」等。定期購入モデルを採用。

主な製品・サービス4
ニューモ育毛剤
医薬部外品の育毛剤。
ラクトロン錠
医薬部外品の錠剤。
シボラナイト2
機能性表示食品。
WMOA
まつ毛美容液(化粧品)。

03創薬・研究支援準主力

自己免疫疾患、がん、炎症性疾患等を対象に抗体医薬品・ペプチド医薬品の研究開発。独自技術ALAgene technologyにより新規抗体を作製。非臨床試験まで自社開発、以降は製薬企業にライセンス供与。研究支援としてプロテオーム解析受託サービス、Olink Target/Flexサービスを提供。

主な製品・サービス3
ALAgene technology
従来治療不能な疾患に対する抗体や既存医薬品より優れた薬効を持つ抗体を作製する自社独自のプラットフォーム技術。
Olink Target
微量タンパク質変化を解析可能なプロテオーム解析サービス。
Olink Flex
同上、Olink Targetの派生サービス。

04その他その他

ベンチャーキャピタル事業、投資事業、太陽光発電、飲食、音響機器販売等。

製品と技術

「ファーマギャバ」:6つの機能性表示をもつ主力素材

「ファーマギャバ」は、発酵法で生産されるGABA(γ-アミノ酪酸)を配合した機能性素材。ストレス緩和、疲労感軽減、血圧改善、睡眠の質向上、肌弾力改善、認知機能改善の6項目で機能性表示に対応する。2001年の発売以降、サプリメントや飲料向けに広く採用され、2018年には日本農芸化学会技術賞を受賞。現在は米国FDAのGRAS認証取得を目指し開発を進めている。

「ALAgene technology」:抗体医薬創出のプラットフォーム

「ALAgene technology」は、従来治療不能な疾患に対する抗体や既存薬より優れた薬効を持つ抗体を作製する独自技術。自己免疫疾患や線維症を対象に抗体医薬品を開発し、非臨床試験後に製薬企業へライセンス供与する。2021年に田辺三菱製薬と締結したライセンス契約では、第Ⅰ相臨床試験が完了。また、武田薬品工業への抗体配列情報の譲渡も実現している。

「卵殻膜素材」:未利用資源から生まれた新規素材

卵殻膜(卵の殻の内側の膜)を原料とする機能性素材。国立研究開発法人NEDOの「バイオものづくり革命推進事業」に採択され、繊維、農業、電子材料など幅広い産業利用を目指す。繊維製品「オボヴェール」は2025年の大阪・関西万博で展示され、万博会場内のコンビニでハンドタオル・靴下が発売された。研究開発費の増加の一因ともなっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

食料品で中堅、収益悪化が懸念

同社は食料品セクターで売上高621億円(2024年7月期実績)の中堅食品メーカー。同業のニップン(2001)や日清製粉グループ本社(2002)は売上高数千億円規模の大手であり、同社はそれらと比べて規模で劣る。直近予想では営業利益率8.21%から3.68%へ急低下、コスト上昇や競争激化が影響。業界内で差別化が難しく、収益回復が急務。

強み

  • 売上高621億円と食料品セクターで中堅、ブランド認知や販路は一定程度確保。
  • 独自の食品加工技術を持ち、特定分野では競争優位性を発揮している可能性。
  • 食料品は需要が安定しており、景気変動の影響を受けにくい。
  • 製品ラインアップが豊富で、複数のカテゴリーに分散リスクがある。

課題

  • 営業利益率が8.21%→3.68%と大幅低下、コスト管理や価格転嫁が課題。
  • ニップン・日清製粉など大手に比べ規模・コスト面で劣り、価格競争に脆弱。
  • 売上高686億円→621億円→653億円と減少基調、市場シェア低下の恐れ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がファーマフーズ

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12804ブルドックソース246億円9.8倍
29788ナック242億円13.3倍
32266六甲バター241億円11.5倍
42882イートアンドホールディングス230億円61.5倍
59850グルメ杵屋227億円101.0倍
62929ファーマフーズ175億円
73193エターナルホスピタリティグループ165億円16.1倍
82935ピックルスホールディングス155億円11.3倍
92884ヨシムラ・フード・ホールディングス150億円16.2倍
104331テイクアンドギヴ・ニーズ108億円4.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

研究所設立から機能性素材発売までの創業期

1997年9月、京都府久御山町に「株式会社ファーマフーズ研究所」として設立。1999年に京都市内へ本社を移転しながら、2001年にはヘリコバクター・ピロリ鶏卵抗体「オボプロン」とギャバ含有素材「ファーマギャバ」を発売。2003年にカテキン素材、2004年に商号をファーマフーズへ変更し、機能性食品素材の開発企業として地歩を固めた。

バイオメディカル事業開始と東証マザーズ上場

2006年5月に京阪奈研究所を開設しバイオメディカル事業を開始。同年6月に東京証券取引所マザーズに株式上場。2006年9月に本社を現在の京都市西京区へ移転。2007年には広島バイオメディカルを設立し、血液浄化療法や検査薬分野へ展開。2012年には太陽光発電事業への出資や通信販売事業の開始など、多角化の基盤を整えた。

通信販売拡大と子会社化による成長加速

2012年8月に通信販売ブランド「タマゴ基地」を立ち上げ、2015年にコールセンター子会社(現ファーマフーズコミュニケーション)を設立。2016年には通信販売のフューチャーラボを子会社化し、BtoC事業を拡大。同年12月に東証第二部へ市場変更、2021年2月には第一部に指定された。2021年には田辺三菱製薬との抗体医薬ライセンス契約を締結し、創薬事業でも成果を挙げた。

明治薬品買収とプライム市場移行の近年

2021年8月、機能性素材と通信販売の拡大を目的に明治薬品を子会社化。これにより医薬品製造受託(CMO)とドラッグストア販売(CHC)のチャネルを獲得。2022年4月の市場区分見直しでプライム市場へ移行。同年4月にはアンテグラルのバイオサイエンス事業を吸収分割で取得。2025年7月期の売上高は653億円に達したが、営業利益は前期比53.7%減の23.7億円と、広告宣伝費増加の影響を受けた。

年表31件を開く

1990年代

  • 1997年9月機能性食品素材の開発・販売等を目的として、京都府久世郡久御山町に㈱ファーマフーズ研究所を設立。
  • 1999年4月京都市下京区に本社移転。
  • 1999年11月京都市南区に本社移転。

2000年代

  • 2001年5月へリコバクター・ピロリ鶏卵抗体「オボプロン」を発売。
  • 2001年9月ギャバ含有素材「ファーマギャバ」を発売。
  • 2003年10月カテキン含有素材「ファーマフーズおいしいカテキン」を発売。
  • 2004年10月商号変更商号を㈱ファーマフーズに変更。
  • 2006年5月バイオメディカル部門の開発拠点として京都府相楽郡木津町に京阪奈研究所を開設、バイオメディカル事業を開始。
  • 2006年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
  • 2006年9月京都市西京区に本社移転。
  • 2006年10月卵白ペプチド素材「ランペップ」を発売。
  • 2007年4月鶏卵抗体による血液浄化療法分野での研究開発事業と検査薬・試薬分野への事業の展開を目的として広島県東広島市に関連会社㈱広島バイオメディカルを設立(当社持株割合49%)。

2010年代

  • 2012年2月通信販売事業を開始。
  • 2012年7月ヒアルロン酸産生促進成分「iHA」を発売。
  • 2012年7月再生可能エネルギー分野への進出を目的として太陽光発電事業を行うベナート㈱へ出資し関連会社化(当社持株割合33.3%)。
  • 2012年8月通信販売ブランド「タマゴ基地」を開始し、「iHA」配合サプリメント「タマゴサミン」を発売。
  • 2012年10月ベナート㈱の株式を一部譲受(当社持株割合50%、現・持分法適用関連会社)。
  • 2013年9月創業創薬事業への本格展開を目的として、㈱広島バイオメディカルを吸収合併し、バイオメディカル事業部を発足。
  • 2014年9月通信販売ブランド「タマゴ基地」の自社コールセンターを福岡市中央区に開設。品質マネジメントシステム「ISO9001」の認証を取得。
  • 2015年8月健康食品及び化粧品の注文に係るコールセンター業務を行うことを目的として福岡市中央区に子会社㈱ファーマフーズコミュニケーションを設立(当社持株割合75%、現・連結子会社)。
  • 2016年11月M&A通信販売事業の拡大を目的として、㈱フューチャーラボの株式を取得し子会社化(当社持株割合100%、現・連結子会社)。
  • 2016年12月東京証券取引所市場第二部に市場変更。
  • 2018年3月日本農芸化学会「2018年度 農芸化学技術賞」を受賞(GABAの生産技術の確立と高機能食品の市場開発)。
  • 2018年8月通信販売事業の主力商品「タマゴサミンEX」がウェルネスフードジャパンアワード2018で金賞受賞。
  • 2018年11月「HGP」配合の医薬部外品「ニューモ育毛剤」を発売。
  • 2018年12月M&A連結子会社㈱ファーマフーズコミュニケーションの全株式を買い取り、完全子会社化。

2020年代

  • 2021年1月田辺三菱製薬株式会社との抗体医薬に関する独占的ライセンス契約を締結。
  • 2021年2月東京証券取引所の市場第一部に指定。
  • 2021年8月M&A機能性素材事業及び通信販売事業の拡大を目的として、明治薬品㈱の株式を取得し子会社化(当社持株割合100%、現・連結子会社)。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2022年4月創薬ターゲットの探索と同定の強化を目的として、㈱アンテグラルと締結した吸収分割契約に基づき、同社のバイオサイエンス事業の吸収分割を実施。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高1,000億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新価値創造1Kプロジェクト

    中長期的成長に向け300億円規模の投資を開始。卵殻膜バイオものづくり(50億円超)、医薬品新工場建設(約125億円)、GABAのFDA GRAS認証、M&A(約100億円)に投じ、人的資本投資も行う。

  2. 02

    BtoB事業:機能性素材と営業強化

    ファーマギャバの米国FDA GRAS認証取得、新たな機能性素材の開発、自社ブランド最終製品の開発・販売、営業人材の育成と獲得、北米・中国・東南アジアでの拡販。

  3. 03

    BtoC事業:製品開発と顧客満足度向上

    独自研究成果を基にした機能性表示食品・化粧品・医薬品の拡充、魅力的な広告クリエイティブ開発、コールセンター応対品質向上、システム効率化とセキュリティ強化。

  4. 04

    バイオメディカル事業:創薬パイプライン拡充

    創薬パイプラインの拡充とライセンスアウト、企業・公的研究機関との連携強化、ALAgene technology改良とAI・バイオインフォマティクス活用による次世代抗体創出。

  5. 05

    全社:財務基盤・組織・M&A・SDGs

    成長投資のための柔軟な資金調達、成果重視の人事制度構築、M&Aやアライアンスの積極活用、卵殻膜等の未利用資源アップサイクルによるSDGs貢献。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で613人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は550万円で、9期前と比べて+6.7%平均年齢は39.3歳、平均勤続年数は5.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年7月64
2017年7月101
2018年7月117
2019年7月51637.34.4137
2020年7月56038.34.7168
2021年7月65837.24.5293
2022年7月57036.84.4624
2023年7月63037.84.0670
2024年7月53038.54.3642794
2025年7月55039.35.0613392

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率33.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
富山工場 南工場 — 富山県 富山市2,620百万円
BtoB BtoC 全社(共通)
本社、総合研究所 — 京都市西京区1,657百万円
BtoB BtoC バイオメディカル 全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    ㈱フューチャーラボ(注)2
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱メディラボ
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    明治薬品㈱(注)3、7
    富山県 富山市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱PF Capital
    京都市 西京区
    議決権100.0%
  • 国内
    PF Visionary Fund 投資事業有限責任組合(注)4
    京都市 西京区
    議決権100.0%
  • 国内
    オンキヨー㈱
    大阪市 中央区
    議決権36.3%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    バイオものづくり革命推進事業改変酵素を用いた卵殻膜の総合的活用プラットフォームの構築
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-02-07
    5,095万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は653億円営業利益24億円前期と比べると増収減益で、売上が+5.2%、利益が-52.9%。

売上高
+5.2%
653億円
営業利益
-52.9%
24億円
純利益
-87.5%
4億円
営業利益率
3.7%
前期比 -4.5%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は324億円、営業利益は−24億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+8.4%、営業利益は−500.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q181137.29
2023年3Q1742514.420
2023年4Q16120
2024年1Q16163.73
2024年2Q15695.85
2024年3Q1551811.611
2024年4Q1491812.113
2025年2Q29962.02
2025年4Q354185.12
2026年2Q324−24−7.4−18

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年7月期からの14期で、売上は12億円から653億円へ54.4倍に増えた。直近期の営業利益率は3.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
再生可能エネルギー分野への進出を目的として太陽光発電事業を行うベナート㈱へ出資し関連会社化(当社持株割合33.3%)。
2012年7月1211
創薬事業への本格展開を目的として、㈱広島バイオメディカルを吸収合併し、バイオメディカル事業部を発足。
2013年7月1533
通信販売ブランド「タマゴ基地」の自社コールセンターを福岡市中央区に開設。品質マネジメントシステム「ISO9001」の認証を取得。
2014年7月1600
健康食品及び化粧品の注文に係るコールセンター業務を行うことを目的として福岡市中央区に子会社㈱ファーマフーズコミュニケーションを設立(当社持株割合75%、現・連結子会社)。
2015年7月22−3−2
通信販売事業の拡大を目的として、㈱フューチャーラボの株式を取得し子会社化(当社持株割合100%、現・連結子会社)。
2016年7月3500
2017年7月4711
連結子会社㈱ファーマフーズコミュニケーションの全株式を買い取り、完全子会社化。
2018年7月7943
2019年7月10565
2020年7月15487
機能性素材事業及び通信販売事業の拡大を目的として、明治薬品㈱の株式を取得し子会社化(当社持株割合100%、現・連結子会社)。
2021年7月4685838
2022年7月60213−4
2023年7月6863531
2024年7月62151528.232
2025年7月65324263.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高653億円のうち、営業利益として残るのは24億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の0.6%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金19.4%127億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金76.9%502億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%24億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
80.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.6pt
0.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.1pt
3.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年7月期は営業CFが−11億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−20億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は91億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年7月20226
2013年7月050512
2014年7月−2−27−415
2015年7月−220015
2016年7月007021
2017年7月2−49−229
2018年7月4−2−2229
2019年7月1−316−243
2020年7月−5−94−1433
2021年7月59−4105598
2022年7月−61−2577−8688
2023年7月61−102351163
2024年7月55−14−4841156
2025年7月−11−9−45−2091

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年7月期の総資産は326億円。このうち返さなくてよい自己資本が115億円で、自己資本比率は35.4%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年7月2824485.0
2013年7月3127486.9
2014年7月3937293.8
2015年7月3735292.1
2016年7月45351077.9
2017年7月58362261.2
2018年7月63392461.5
2019年7月87434449.4
2020年7月101495248.6
2021年7月2098512440.4
2022年7月3127124122.7
2023年7月3629626626.6
2024年7月36611625031.7
2025年7月32611521135.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
92億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
77億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
63億円
在庫として抱えている分
負債合計
211億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
51
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り123社中11位あたり、逆に低いのは自己資本比率123社中112位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.2%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.4%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.2%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥602で、1年前と比べて-34.3%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥602+0.2%1ヶ月+9.7%1年-34.3%時価総額175億円
過去52週の値幅
安値¥513高値¥1,064

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.73倍
配当利回り4.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価577円は、25日線(576.37円)をほぼ横ばいで推移し、75日線(589.86円)を下回っています。200日線(648.42円)からは約11%下回っており、中期的な下落トレンドが継続しています。1か月では4.64%下落、年間では35.28%下落と大きな下落に見舞われました。ただし、7月29日には出来高68万株と急増し、その後も商いが増加しており、底値を探る動きも見られます。RSIは47.27と中立圏にあり、下げ止まりの兆候もあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは開示されていないが、直近の純利益急減を受け、株価は業績悪化を織り込み始めている。PBR1.66倍は業界平均1.64倍とほぼ同水準で、ROE3.19%は低収益性を示す。配当利回り4.33%は業界平均2.33%を大きく上回り、株主還元は厚いが、利益減少で配当の持続性には懸念がある。業界平均と比較してバリュエーションはおおむね妥当圏内だが、収益力低下を考慮すると上昇余地は限定的。

指標この会社業種平均
PBR1.73倍1.62倍
ROE3.2%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

技術力の高さと健康食品市場の成長、また大幅な減益への懸念が焦点。強気派は、独自技術の独自性や卵黄抗体の用途拡大可能性を評価し、今後の回復を期待する。弱気派は、2025/7期の純利益が4億円と急減したこと、営業利益率の低下(8.21%→3.68%)を企業収益の悪化と捉え、需要低迷やコスト増を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 独自技術

    卵黄抗体技術は特許で保護され、差別化要因となる。

  • 市場成長

    機能性食品市場は拡大傾向で、健康志向が追い風。

  • 低PBR

    PBR1.66倍だが、ROE改善余地があれば割安性が出る。

  • 営業利益率が前期並み8.21%へ回復余地決算発表後影響

    売上高653億円×8.21%なら営業利益約54億円、現状24億円から約30億円増の余地

  • 売上高が2期ぶり増収に転換通年影響

    2025/7期売上高653億円は前期比5.2%増。増収により営業利益の下支え効果

  • 配当利回り4.33%が株主還元の下支え継続影響

    配当利回り4.33%(時価総額168億円)。インカム目的の買いが入りやすい

  • 株価1年で35.28%下落、反発余地不定影響

    過去1年で-35.28%と下落。テクニカルな自律反発が期待される

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化

    2025/7期の純利益は4億円まで急減し、採算が悪化。

  • 利益率低下

    営業利益率は前期比4.53ポイント低下の3.68%。

  • 株価の下落

    直近1年で株価が35%下落し、市場の失望を反映。

  • 営業利益が前期比53%減通年影響

    2025/7期営業利益24億円は前期51億円から27億円減少。減益トレンド継続のリスク

  • 純利益が4億円と大幅減益2025年7月期影響

    純利益は前期32億円から4億円に減少。EPS算出が難しい低水準

  • ROE3.19%と資本効率の低さ継続影響

    ROE3.19%はPBR1.66倍を正当化する水準ではなく、評価が下がる可能性

  • 時価総額168億円と低流動性の小型株継続影響

    株価577円・時価総額168億円。売りが出ると値が崩れやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
事業収益性の回復度合いを確認。
機能性素材の売上構成比
高付加価値製品の割合と成長性を見る。
特許収入
ライセンス・ロイヤリティ収入の安定性と技術価値。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.15%。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
4.15%
いまの株価に対して
配当性向
26.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年7月942.6
2021年7月1576.516.0
2022年7月2033.317.0
2023年7月2210.039.7
2024年7月2513.625.7
2025年7月250.026.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ15,078人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.6%を占め、残る69.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他70.471.668.763.067.560.4
事業法人7.38.313.513.313.218.1
金融機関2.88.512.713.412.812.6
外国法人11.67.93.16.83.86.2
証券会社5.83.71.83.42.72.7
自己株式0.20.83.50.7
外国人個人2.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.74
02金 武祚7.66
03株式会社PFホールディングス5.09
04伊藤忠商事株式会社4.99
05益田 和二行2.53
06江崎グリコ株式会社2.52
07金 英一2.31
08ロート製薬株式会社2.06
09金 千尋1.75
10益田 美玲1.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+151%、1株純資産は14期で+98%。直近期のROEは3.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年7月52022.634.8
2013年7月2322710.721.7
2014年7月01280.3429.4
2015年7月−6119−5.3
2016年7月11200.8436.0
2017年7月31232.9121.5
2018年7月111348.442.2
2019年7月1714912.228.5
2020年7月2416915.042.042.6
2021年7月13229157.521.916.0
2022年7月−13244−4.817.0
2023年7月10733436.915.739.7
2024年7月11341330.29.825.7
2025年7月134003.269.126.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/7期の役員報酬は総額289百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
金武祚取締役社長(代表取締役)792,227,334
益田和二行専務取締役 グループ経営統括担当 通販事業担当50736,685
井上泰範取締役4936,321
金英一取締役 研究開発担当 営業部門担当45672,006
東山寛尚取締役 管理部門担当5013,006
佐村信哉取締役7119,000
山根哲郎取締役77
林由佳子取締役64
伊井野貴史常勤監査役7020,800
西脇大輔常勤監査役477,500
辻本真也監査役7411,000
八田信男監査役797,900
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
佐谷英二87100
鳥尾公助取締役 通販事業担当5018,462
縄野雅夫取締役 創薬本部担当59
川端さとみ取締役50

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6159901024942
社外取締役622224
監査役218189

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,871字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ファーマフーズ)、子会社7社及び関連会社2社によって構成されております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。なお、以下に示す事業区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲げるセグメント区分と同一であります。 (1) BtoB事業 当社及び明治薬品㈱が営む事業であり、機能性素材、健康食品及び医薬品等の研究開発及び製造を行い、食品・医薬品メーカー、流通事業者等に販売をしております。 主な機能性素材は、「ストレス緩和」「疲労感の軽減」「血圧の改善」「睡眠の質の向上」「肌弾力の改善」「認知機能の改善」の6つの機能性表示に対応するファーマギャバをはじめ、骨の成長を促す成分であるボーンペップ、発毛・育毛を促す成分であるHGP等を販売しております。 また、機能性素材の開発で培ったエビデンスを活かした、自社ブランド製品(NB※1)等の企画・販売及びOEM事業を、国内及び海外において進めております。 明治薬品㈱では、医薬品製造受託の「CMO※2事業」、機能性食品・医薬品等のドラッグストアチャネル等での販売を行う「CHC※3事業」を行っております。 ※1 NB (National Brand):自社ブランド製品 ※2 CMO(Contract Manufacturing Organization):医薬品製造受託機関 ※3 CHC(Consumer Health Care):ドラッグストアでの医薬品及び機能性食品等の販売 (2) BtoC事業 当社、明治薬品㈱、㈱ファーマフーズコミュニケーション、㈱フューチャーラボ及び㈱メディラボが営む事業であり、当社独自の機能性素材を配合したサプリメント及び医薬部外品並びに化粧品等の商品を、消費者へ通信販売しております。 当社はサプリメント及び医薬部外品、明治薬品㈱は医薬品及び機能性表示食品、㈱フューチャーラボ及び㈱メディラボは化粧品をそれぞれ販売しており、㈱ファーマフーズコミュニケーションがこれら商品の受注業務を担っております。 また、㈱ファーマフーズコミュニケーションは、当社グループから広告制作を受託しております。 主な製品として、医薬部外品の「ニューモ育毛剤」及び「ラクトロン錠」等を販売しております。機能性表示食品では「シボラナイト2」、化粧品ではまつ毛美容液「WMOA」等を販売しております。 (3) バイオメディカル事業 当社が営む事業であり、創薬事業では、「自己免疫疾患」及び「がん」や「炎症性疾患」等の難治性疾患を対象とした抗体医薬品及びペプチド医薬品の研究開発を行っております。 創薬事業の基盤となる「ALAgene technology(アラジンテクノロジー)」は、これまで治療できなかった病気に対する抗体及び既存医薬品よりも優れた薬効を持つ抗体を作製する当社独自のプラットフォーム技術です。本技術を用いて「自己免疫疾患」及び「繊維症」等の難治性疾患を対象とした抗体医薬品の研究開発を行っております。 ペプチド医薬品指の研究開発では、指定難病のカダシル(英文名:CADASIL)に対するペプチド医薬品開発を目指した共同研究を行っております。 これらの創薬事業では、非臨床試験までは自社で開発を進め、臨床試験以降の開発・製造・販売は提携する製薬企業にて行います。当社が保有する特許を非臨床試験終了時に提携する製薬企業に実施許諾することにより、ライセンス収入を得る事業モデルとなっております。 研究支援事業では、タンパク質を網羅的に解析するプロテオーム解析を受託サービスとして行っております。また、微量なタンパク質の変化が解析可能な「Olink Target」サービス及び「Olink Flex」サービスを、国内の研究機関、製薬企業向けに行っております。 (4) その他の事業 その他の事業として、子会社の㈱PF Capitalではベンチャーキャピタル事業、PF Visionary Fund投資事業有限責任組合は投資事業を行っております。 関連会社のベナート㈱では、太陽光発電事業及び飲食事業を行っております。また、オンキヨー㈱では、音響機器のインターネット販売、電子機器・ソフトウェア等の研究、開発設計を行っております。 事業系統図は次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,543字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、人々の持続可能な健康的で幸せな社会の実現を目指し、以下のMVVを定めております。 Mission:医食の研究で貢献 Vision :ヘルスケアのリーディングカンパニー Values :誠実、挑戦意欲 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、中長期的な成長を達成するため「新価値創造 1Kプロジェクト」を掲げ、研究開発投資を継続してまいりました。当社グループのビジョン「ヘルスケアのリーディングカンパニー」の実現に向けて、300億円規模の挑戦的な投資を開始しております。投資の原資は、BtoB事業及びBtoC事業で得られる営業キャッシュ・フロー、事業リスクに応じた資金調達並びに保有資産を活用した手元流動性により確保いたします。 これらのキャッシュを原資に、総額50億円超の「卵殻膜バイオものづくりプロジェクト」、約125億円の「医薬品新工場建設」、米国での「FDA GRAS」認証に向けたGABAの開発などの成長投資に加え、非連続的な成長を狙ったM&Aに約100億円を投じてまいります。 さらに、各事業を担う人材がそのポテンシャルを最大限に発揮する人的資本投資を行うことで、成長投資の成果を最大化し、将来の営業キャッシュ・フローのさらなる増加を図ります。 これらの成果により、株主還元の拡大を実行いたします。 中長期的な企業価値向上に向けた投資の基本方針 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、継続的な事業の拡大を通じて企業価値の向上を目指しております。目標とする経営指標としては、事業の規模、成長性及び企業の収益力を表す各項目を重視しております。特に事業規模の拡大、成長性を重視する指標として売上高1,000億円を目標とし、その目標達成後には収益性指標としての営業利益率も重視してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 わが国は、健康寿命が世界一の長寿社会を迎えようとしております。このような中、当社グループは、「医食の研究で貢献」というミッションを掲げ、人々の持続可能な健康的で幸せな社会の実現を目指しております。 市場環境及び事業環境の現状において、当社グループとして認識している対処すべき課題については、以下のように考えております。 (BtoB事業) ① 機能性素材の開発 「ファーマギャバ」の米国「FDA GRAS」認証に向けた開発を行ってまいります。また、「ファーマギャバ」に続く新たな機能性素材の開発にも注力し、特に、身近な未利用資源を活用した付加価値の創出と製品化に取り組みます。 ② 自社ブランド最終製品の開発及び販売 消費者ニーズに応える自社ブランド製品を開発し、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどの国内市場及び海外市場へ新たな販路を開拓し、売上拡大を図ります。 ③ 営業人材の育成及び即戦力人材の獲得 販売体制構築のため、流通営業、サプライチェーンや海外市場に精通した人材の増強を図り、国内営業の拡充に加え、海外では北米・中国を中心に、今後市場拡大が見込まれる東南アジア地域での拡販に注力してまいります。 (BtoC事業) ① 顧客ニーズに応える新製品開発 当社独自の研究成果をお客様のニーズに紐付け、科学的根拠をもとにした付加価値の高い機能性表示食品、化粧品及び医薬品等を拡充してまいります。 ② 顧客満足度の向上 お客様に選ばれ続ける存在となるため、他にはない研究開発力及び機能性の訴求を行い、魅力的な広告クリエイティブの開発に取り組んでまいります。また、コールセンターの応対品質をさらに高め、顧客満足度の向上と継続的な信頼関係の構築を目指します。 ③ システムによる効率化及びセキュリティの強化 コールセンター、ECサイト、受注管理及び広告管理システムの効率化を実現し、お客様のニーズに迅速に応える体制を構築してまいります。また、お客様が安心して利用できるように、システムの安全性や信頼性を継続的に強化してまいります。 (バイオメディカル事業) ① 創薬パイプラインの拡充 創薬パイプラインの拡充による事業基盤の拡大を図り、製薬会社へライセンスアウトすることにより、将来の成長を目指してまいります。 ② 企業及び公的研究機関との連携強化 創薬分野において、自社開発を進めつつ、外部の企業及び公的研究機関と共同で創薬開発を行うことで、創薬シーズの探索及び開発のスピードを加速させてまいります。 ③ 次世代抗体の創出 「ALAgene technology(アラジンテクノロジー)」を改良し、AI・バイオインフォマティクスを活用することで、有効な治療薬がない病態や薬効が限定的な疾患を標的とした次世代抗体の創出を目指します。 (全社的事項) ① 成長を支える財務基盤の構築及び収益力の向上 中長期的な成長を目指した投資の原資として、財務状況に応じた資金調達を柔軟に行ってまいります。投資に際しては、将来の成長性を重視しながらも、財務会計とファイナンスの視点を交えて適切な判断を行ってまいります。 ② 成長を支える人事制度及び新組織体制の構築 年齢、性別、国籍等にとらわれることなく、実行力や成果を重視した採用、評価及び育成を行う人事制度の構築を行ってまいります。さらにM&A等による当社グループの拡大を支えるための、強固な組織体制の構築を目指します。 ③ M&A及びアライアンスによる成長 機能性食品、化粧品及び医薬品等の既存事業の拡大並びにアグリ、化成品等の新規事業の成長を加速させるため、M&A及びアライアンスを積極的に活用し、さらなる企業価値の拡大を目指してまいります。 ④ SDGsへの取り組み 当社の研究・商品開発力及び販売力を活かし、卵殻膜等の未利用資源のアップサイクルを、社会実装まで見据え取り組んでまいります。
事業等のリスク13,808字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下に、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社グループとして必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項について、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また、以下の記載は当社株式の投資に関連するリスクをすべて網羅するものでなく、これらに限定されるものではありません。 なお、以下の記載事項及び本項以外の記載事項は、特に断りがない限り当連結会計年度末(2025年7月31日)現在の事項であり、将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 組織体制に関する事項 ① 特定人物への依存 当社の代表取締役社長である金武祚は、当社設立時からの事業推進者として中心的な役割を担っております。同氏は、1999年11月に当社代表取締役社長に就任しておりますが、当社設立以前は食品会社研究所長や韓国・高麗大学教授等を歴任するなど20年以上に亘り機能性食品業界での経験を有しております。 同氏は現在、当社グループにおきましても経営方針や事業戦略全般の策定、学会・食品業界・医薬品業界等との人脈とそれらに付随した営業力などで、取引関係の維持や構築に関して重要な役割を果たしております。 当社グループでは、過度に同氏に依存しないよう、会社組織として、組織的な対応の強化をすすめ、権限委譲や人員の拡充をはかっておりますが、何らかの理由により同氏の業務の遂行が困難となった場合には、事業運営等の一部に支障が生じる可能性があります。 ② 人員の確保について 当社グループの事業拡大にあたっては、当社グループ事業に関する食品・化成品等の専門的な知識・技能を有する研究員を確保することが不可欠であります。当社グループは今後も事業拡大のため、共同研究を実施している各大学との人事交流面での連携、人材募集のフォーラム等への参加や社内教育の充実、また、様々なインセンティブプランを設けるなどにより、積極的に優秀な人材確保のための努力をいたしますが、人員計画が予定通りに進むとは限りません。人材の確保が順調に進まない場合には、研究開発に遅れが生じるなど当社グループの事業展開に影響を与える可能性があります。 (2) 営業展開に関する事項 ① ビジネスモデル上のリスクについて 当社グループでは会社設立以来、研究開発に主軸をおいた経営形態を実践してまいりましたが、国内・海外のいずれの市場とも、目標とする可能性の一端を達成しているに過ぎません。そのため、販売実績・販売期間とも限られたものがあり、技術開発の進捗状況、事業展開の拡がりといった内部要因だけでなく、食品衛生法等の法令の改正や機能性食品業界の市場情勢等の外部要因によっても当社グループの今後の事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループは今後の事業展開として、「BtoB事業」「BtoC事業」「バイオメディカル事業」の3事業を主要事業として強化していくことを打ち出しております。これらの事業の更なる強化に伴い、過年度の経営成績が今後の当社グループの経営成績等を判断する材料としては不十分である可能性があるほか、以下の可能性があるものと考えております。 a.バイオメディカル事業に関するリスク バイオメディカル事業においては、慎重な判断に立ち、長期間においての事業計画を策定し、またリスク分散・極小化の観点から製薬会社、公的研究機関等との共同研究による前臨床試験等の展開を計画しておりますが、その将来性は不確実性を伴うものであり、以下に想定されるような事象が生じた場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ・研究開発において想定していた成果が得られず開発の中止に至る場合や、開発の遅延等による研究開発期間の長期化等により、想定以上に研究開発費がかさむ場合には、研究開発費として投下した資金の回収が遅延し、又は回収が不能となり、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ・医薬品の候補物質の特定等に成功しても、製薬企業等の導出先(ライセンスアウト先)が見つけられない場合には、研究開発費として投下した資金の回収が不能となり、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ・当社グループのニワトリモノクローナル抗体作製技術:「ALAgene technology(アラジンテクノロジー)」により開発した抗体が、これまでに新薬として承認された実績はなく、将来において、新薬開発実績が生み出せない場合には、研究開発費として投下した資金の回収が不能となり、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ・競争環境等の変動により、当初期待していた通りに開発、販売が進捗せず、計画通りのマイルストーン収入、ロイヤリティ収入が得られない場合や、得られたとしても必要な採算性を確保できない場合には、研究開発費として投下した資金の回収が不能となり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 b.BtoC事業に関するリスク BtoC事業の強化のために、今後積極的に販売促進活動を行ってまいりますが、当社グループが行うBtoC事業に関し、以下に想定されるような事象が生じた場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ・広告媒体の費用対効果の検証や、広告宣伝費等の経費の効率的な使用に努めてまいりますが、想定外に経費がかさむことや支払った広告宣伝費に見合う売上を計上できない場合には、計画通りの収益性を確保できず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ・BtoC事業で取り扱う製品については、品質・有効性・安全性確保のために必要な規定をした「医薬品医療機器等法(薬機法)」の規制を受け、製品の表示・広告においては、主に「薬機法」、「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「健康増進法」、「食品衛生法」、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」の規制を受けており、不当(虚偽・誇大)な表示や広告等が禁止されております。また、販売においては、禁止行為や解約事項等を規定した「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」や「消費者契約法」等の規制を受けます。当社グループでは、関係諸法令への適合状況のチェック体制を整備しておりますが、上記法令等に抵触する事象の発生や、今後予期せぬ法律規制強化等があった場合には、計画通りの販売活動を行うことができず、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ・BtoC事業で取り扱う製品については、細心の注意を払い製造委託・販売を行っておりますが、予期せぬ事態の発生等により安全性に問題が生じた場合には、損害賠償請求の発生、リコール(販売した製品の回収等)の実施、当社グループ製品への信用力の低下等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。また事実とは異なる根拠のない風評等が起こった場合においても、当社グループ製品への信用力の低下を招き、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ・BtoC事業において、一部インターネットを通じて製品を販売しておりますが、今後、インターネット等の利用者及び関連業者を対象とした法的規制が新たに整備され、これらの法令により当社グループの業務の一部が規制を受けるような場合には、計画通りの販売活動を行うことができず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ・BtoC事業において、インターネット及びコンピューターシステムを使用しておりますが、何らかの原因により当社グループサーバーへの一時的な過負荷や外部からの不正な手段によるアクセス、担当者の過誤によるシステム障害等が発生する可能性があります。このようなトラブルが発生した場合には、一時的に受注業務及び配送業務を行うことができず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 売上高における特定製品への依存度が高いことについて 当社グループの主力製品である「ニューモ育毛剤」の売上高は、2025年7月期の当社グループ売上高のうち24.0%を占めております。今後何らかの理由により「ニューモ育毛剤」の仕入又は販売に関して不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 新製品販売動向の業績への影響について 当社グループで販売しております、機能性食品、健康食品、化粧品等は消費者の嗜好に影響を受けやすく、そのライフサイクルは比較的短い傾向にあります。当社グループでは会社設立以来、安定的・継続的な経営を維持すべく研究開発に主軸をおきながら機能性素材製品の開発と販売を進めてまいりました。その結果、「ファーマギャバ」、「カテキン」、「ボーンペップ」、「ランペップ」の既存製品に続きまして、近年では「Cerepron(セレプロン)」、「HGP」等を発売し、製品ラインナップの拡充に努めてまいりました。また、BtoC事業において販売する製品についても当社グループが開発した素材を採用することで、製品ラインナップの拡充に努めております。当社グループでは今後も新製品の開発と、製品応用分野の拡大を目指した事業展開を進める方針でありますが、計画通りに新製品の開発及び製品応用分野への拡大が進まなかった場合、あるいは新製品の販売動向が期待通りに進まなかった場合、機能性素材市場での販売拡大が計画通りに進まず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があるほか、ビジネスモデルにも変更が生じる可能性があります。 ④ 競合について 当社グループでは製品の開発・発売に関しては、製品の品質・価格、生産方法の知的財産権などで他社製品に対して優位性をもった製品を開発することを方針とし、今後の成長性と高い収益性を実現するべく事業展開をすすめてまいりましたが、食品メーカー、製薬メーカーや化学品メーカー等がその一部門または子会社を通じて機能性食品分野での事業展開を拡大することや、新たに事業展開を開始するなどにより、一層、競合関係が激化することが推測されます。当社グループでは今後も明確に他社との差別化が図られる分野、収益性の高い分野、競合が少ない分野などにターゲットを絞った戦略的な経営を進める方針でありますが、競合他社が同様の製品を当社グループよりも先に開発・販売した場合、あるいは当社グループよりも優れた製品を開発・販売した場合等には、他社製品に対する優位性が低下し、計画通りの販売活動ができず、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 新規事業について 当社グループは、「BtoB事業」「BtoC事業」「バイオメディカル事業」の3事業を主要事業としており、積極的に事業を拡大してまいりました。今後も持続的な成長と収益源の多様化を進めるために、戦略的に新規事業を立ち上げる可能性があります。しかし、新規事業を開始した際には、その事業固有のリスク要因が加わると共に、新規事業を遂行していく過程では、急激な事業環境の変化をはじめとして様々な予測困難なリスクが発生する可能性があります。その結果、当初の事業計画を達成できない場合には、新規事業費用として投下した資金の回収が遅延し、又は回収が不能となり、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3) 生産体制及び生産管理に関する事項 ① 委託生産に伴うリスクについて 当社グループは機能性食品の新しいビジネス形態を構築すべく、研究開発部門とマーケティング・営業部門で社内体制の整備・拡充を図りつつ、生産方法に関する知的財産権の確保、製造方法・生産工程の確立や衛生管理面の確認等は当社グループが行う一方で、取扱製品の生産は社外の協力工場に委託をする経営体制を敷いております。そのため安定供給できる生産委託先の確保が当社グループにとって主要な経営課題のひとつであり、当社グループでは、生産の外部委託により生じ得る製品の安定供給や製品の品質確保といった様々なリスクを回避するため、当該協力工場の生産能力や生産管理体制の整備等に関する事前調査、秘密保持に関する契約の締結、継続的な情報交換による状況確認や、複数の委託協力工場の選定等により、万が一に備えた体制の整備を図っております。また、製品毎にその製品に最適な当該協力工場を選定しているほか、新製品の発売及び既存製品の増産に対しては、十分な対応ができるように事前に当該協力工場の調査・確認を実施しておりますが、計画通りに取引先の需要に応じた製品を適時安定供給できるという保証はありません。何らかの理由で既存の生産委託先での生産が中止された場合、速やかに代替先を確保できるという保証もありません。 当社グループでは今後もかかるビジネス形態による経営体制を継続する方針であり、外部委託生産会社との関係変化あるいは協力工場を起因とする問題等が発生した場合には、製品の製造遅延・停止などが生じ、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 衛生管理上の問題発生の可能性について 当社グループの事業分野である食品、健康食品等は、食品衛生法に基づいた衛生管理が求められており、当社グループ及び外部の生産委託工場でもそれら法令等を遵守した施設の整備、器具・容器包装資材の管理や製造工程等の管理運営を行っております。近年、「食の安全性」に関する消費者の視点が一層厳しくなっているため、当社グループでも衛生管理を経営の重要課題の1つとしております。当社グループでは衛生管理上の問題発生を防ぐべく、生産委託工場との情報・連絡の徹底、製造工場への立ち入り検査の実施、製造工程途中での抜き取り検査の実施、完成製品の規格化と安全性試験の徹底などにより衛生管理面の強化を図っておりますが、予見できない衛生管理上のトラブル等が発生した場合には、当該製品の販売が不能となる等により、計画通りの販売活動ができず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 研究開発に関する事項 ① 技術革新について 近年バイオ関連業界の技術進歩はめざましいものがあります。また、国立大学等の独立行政法人化やTLO(技術移転機関(Technology Licensing Organization))を通じた大学等の知的財産権の活用などの動きも見られ、それに併せて技術開発力のある大学発のバイオベンチャー企業も多数輩出されています。当社グループでは、開発初期の段階からマーケティング・開発の両面に亘った検討を行い、また、外部協力者との積極的な共同研究や、事業の選択と集中を実践することで、開発の企画段階から製品の上市までの時間短縮を進めることにより事業成功の確率の向上を図っております。また、現状製品のリニューアルや新製品の開発から次世代の研究開発用範囲の拡大等の異なった世代の開発を進めること、製品の応用範囲の拡大などによって、競合他社の技術進歩に対して、リスク分散を図ることを実践しております。 しかし、今後、必ずしも本戦略が予定通り進む保証はなく、他社の技術革新の進捗状況によって当社の研究成果が陳腐化することなどが発生した場合には、他社製品に対する優位性が低下し、計画通りの販売活動ができず、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 医薬品の開発について 当社グループでは、会社設立以来、研究開発主導型の企業経営を行い、食品分野を中心に機能性素材の開発を実施してまいりました。また、当社グループでは、それら機能性素材の開発で培った技術をベースとして、10年以上の期間にわたり、医薬品開発等の研究を継続しております。医薬品開発等の創薬事業は、薬機法に基づく臨床試験の実施や、医薬品としての効果・効能や安全性も含めた試験等が必要となることから、食品関連の素材開発に比べて長期に亘る開発期間と多額の研究開発投資が必要となります。一般に創薬事業及び医療関連事業は成否リスクが高く、また、現在のところ当社グループにはそれら事業についてのノウハウ・開発実績が少ないことから、事業推進にあたっては研究内容が実用化した際の市場性、実用化までの期間、実用化の可能性、投下資金等について多面的な検討を行い、かかるリスクの回避に努めますが、研究開発活動が計画通りに進む保証はなく、必ずしも期待通りの効果を得られるという保証もないため、全ての研究内容が当社グループの経営成績に対して寄与するものではありません。 (5) 関連会社に係る減損処理等について 当社グループは、今後の事業展開次第では、関連会社の数は増減する可能性があります。共同出資による会社設立や出資等に際しては、事業性及び将来性について十分に検討した上で、出資・投資判断を行っておりますが、当該関連会社が必ずしも想定通りに収益を計上できるとは限りません。当該関連会社が想定通りに収益を計上できない状況が続いた場合には、関連会社への投融資資金やのれん等について減損処理等の損失を計上することにより、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) M&A等(買収、合併、営業の譲渡・譲受、出資)による事業拡大に関する事項 当社グループは、企業価値拡大を目指し、成長路線の一環として積極的にM&A等を活用して企業価値の拡大化を図ることを経営方針の一つとしておりますが、当該M&A等の施策により当初期待した効果が得られない場合には、のれん及び無形資産について減損処理等の損失を計上することにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 社外要因に関する事項 ① 鳥インフルエンザ等の被害を受ける可能性について 近年になり国内では鳥インフルエンザの発生等の病原体による人身への被害が報告されております。当社グループでは現在、食品及び健康食品に関わる分野を主軸にした国内・海外への事業展開を行っておりますが、新種の病原体の蔓延等により販売・製造の両面で事業遂行上支障が発生した場合には、計画通りの販売活動ができず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 海外の経済、法制、政策等の影響を受けることについて 当社グループでは、会社設立当初より、営業・開発の両面にわたり海外提携先・取引先の開拓及び関係強化に努めてまいりました。その結果、韓国・台湾・中国・北米(米国、メキシコ)・東南アジア(タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム等)での継続的な取引関係の構築を進めております。海外進出の際には、当該国の市場性、取引先の選定等だけでなく、経済・政治情勢、法制面などを検討した上で、営業戦略を推進しておりますが、当該国の経済、法律、政策等により取引関係の中断などが発生した場合には、計画通りの販売活動ができず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 為替相場の変動について 当社グループにおける海外取引は、大半が円建て、一部を外貨建てにより取引しております。円建てによるものは、通常は為替の変動が経営成績に影響を与えることはありませんが、急激な円高となった場合、円建ての販売先にとって当社グループからの販売価格が高騰することとなるため、当社グループに対して価格引き下げ要求が行われた場合には、売上減少等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。また、外貨建てによるものは、換算時の為替レートにより円換算後の価値が影響を受けた場合には、為替差損等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ 機密保持に関するリスクについて 当社グループでは、研究開発活動を主力においた事業展開をすすめるなかで、生産方法に関するノウハウ等の営業秘密の管理が重要であると認識しております。当社グループでは、社内での機密情報管理の徹底を図っておりますが、自社からの情報漏洩リスクを完全に防止できるという保証はありません。また、当社グループの事業には、大学・企業などとの共同研究や外部協力工場への生産委託など、当社グループ開発技術に関して外部協力機関との関係強化が必須であることから、外部協力機関への情報開示にあたっては機密保持契約を締結するなどの方法によって、機密情報の漏洩防止に努めておりますが、全ての機密情報について漏洩が防止できるという保証はありません。かかる問題を完全に回避することは困難で、営業秘密が漏洩された場合には、研究開発情報や生産方法に関するノウハウを第三者に利用されることで、計画通りに事業活動が進まず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑤ サイバー攻撃等のリスクについて 当社グループでは、BtoC事業において、多くの通信ネットワークやコンピューターシステムを利用しております。近年におけるサイバー攻撃の高度化・巧妙化を想定し、当社グループにおいても技術的対策を取ると共に、セキュリティ面での信頼性の高い外部委託先を選定すること等により対策をとっておりますが、想定を超えるサイバー攻撃などによりコンピューターシステムや営業活動を部分的に停止することを余儀なくされた場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 取引先の信用リスクについて 当社グループは販売会社、金融機関、サプライヤーなど様々な地域の数多くの取引先と取引を行っており、取引先の債務不履行などが発生するリスクに晒されております。当社グループは、これらの取引先の信用情報、財務情報をもとに随時又は継続的な評価を行うことで、かかるリスクを削減するよう努めております。しかしながら、経済情勢によっては、販売会社、金融機関及びサプライヤーの経営破綻のような予期せぬ事態が発生した場合には、債権回収が滞ること等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 有価証券の価格変動について 当社グループは、戦略的な理由や取引関係維持等の理由により市場性のある有価証券を保有する場合があり、それらの有価証券の価格変動リスクを負っております。このため株価や債券価格の大きな変動が発生した場合には、想定外の減損が生じる等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 自然災害等について 当社グループは、日本国内において、主たる事業運営に関わる重要な拠点を、外部委託先を含めて多数有しております。各事業所では、自然災害等に対する防災対策や安全活動を推進するとともに、コールセンターや物流拠点においては、分散化を行うことでリスクの回避を行っております。 しかしながら、想定以上の大規模災害等より当社グループの制御不能な事態が発生した場合には、受注処理及び商品出荷業務並びに営業・開発活動に影響を与える可能性があります。また、貴重な人的資源に重大な影響を与え、当社グループの今後の事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑨ 感染拡大によるリスクについて 当社グループでは、感染症予防対策に対して、政府や都道府県等関係機関の指針に沿った感染拡大防止策の徹底をはじめとして、従業員に対する安全衛生に関する意識・知識向上のための注意喚起、WEB会議や時差出勤、在宅勤務等の実施による感染抑制策を講じており、現時点における事業展開及び経営成績への影響は生じておりません。 しかしながら、世界的規模での感染症が特に国内において爆発的に流行した場合には、当社グループの事業活動に係る生産体制、物流体制、又は営業活動に支障が生じ、大きな損失が発生し、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。また、貴重な人的資源に重大な影響を与え、当社グループの今後の事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (8) 個人情報保護について 当社グループは、BtoC事業を行う上で、顧客情報を取得し保有しております。当社グループでは、個人情報保護方針を定め、個人情報の適正管理に努めております。個人情報保護については、法律の遵守だけではなく、情報漏洩による被害防止を行う必要があります。当社グループは、「個人情報保護法」に規定する個人情報取扱事業者として、個人情報を厳正かつ慎重に管理しておりますが、万一、外部からの不正アクセス等により個人情報が社外に漏洩した場合、損害賠償請求や社会的な信用失墜により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (9) 主要な事業活動の前提となる事項について 当社グループは、主要な事業活動の一つであるBtoC事業において、化粧品及び医薬部外品を国内にて製造販売するため、「薬機法」に基づく製造販売業・製造業の許可を必要としております。当社グループの該当事業会社各社ではその許可を取得しており、法令の定めに基づき5年毎の更新その他必要な手続きを行っております。当社グループでは、「薬機法」及び関連法規制の遵守を徹底しておりますが、「薬機法」第74条の2(承認の取消し等)等に抵触し、業務の全部若しくは一部の停止を命ぜられ、又は化粧品事業及び医薬部外品事業の製造・販売に関する厚生労働省からの許可を取り消された場合、あるいは、これらの法規制が変更された場合、また予測していない法規制等が新たに設けられた場合には、当社グループの事業活動が制限され、当社グループの経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (BtoC事業に係る主要な許可の取得状況等) 取得会社   許可の名称   有効期限   取消事由及び該当状況 ㈱ファーマフーズ   医薬部外品製造販売業許可   2030年6月30日   (許可の取消) 「薬機法」第75条第1項に定められる事由に該当した場合 (該当状況) 上記取消事由に該当する事項はありません。 ㈱ファーマフーズ   化粧品製造販売業許可   2030年6月30日 ㈱フューチャーラボ   化粧品製造販売業許可   2030年2月24日 ㈱メディラボ   化粧品製造販売業許可   2028年1月17日 明治薬品㈱   第二種医薬品製造販売業許可   2030年2月15日 明治薬品㈱   医薬部外品製造販売業許可   2030年2月15日 (10)食品衛生法や農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)等の規制について 当社グループは、現在、機能性食品素材の開発・販売を主力に事業展開を進めており、その製造や販売にあたっては、前項に掲げるものの他、JAS法等の規制を受けております。当社グループでは、当社グループ及び外部委託生産会社等により、それら法令に従った取り扱いがなされるよう所轄の保健所等に対する届出、各種許可事項の申請や許可の取得ならびに製品に関する表示の確認等を実施しておりますが、食品衛生法に違反した場合には、営業許可の取り消しや営業許可の更新が認められないなど、当社グループ事業に支障が生じる可能性があります。当社グループでは、かかる事態を回避すべく、当社グループ及び外部委託生産会社等について衛生管理面の検査の実施や各種届出・許可の確認等を行っておりますが、法令の改正等に対応するため新たな費用が発生した場合や、不測の事態が発生した場合に当社グループの対応ができない場合、また、その対応が遅れた場合等には、計画通りの販売活動ができず、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (11)資金調達に関する事項 当社グループは、主に金融機関より設備資金ならびに運転資金の借入を実施しております。金融市場の動向には十分留意しておりますが、全般的な市況及び景気の後退、金融収縮、当社グループの信用力の低下等の要因により、当社グループが望む条件で適時に資金調達できない可能性もあります。その結果、計画通りの広告投資や研究開発投資ができず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。また、将来増資などのエクイティ・ファイナンスを実施した場合には、当社の発行済株式数が増加することにより1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 (12)重要な訴訟等の発生によるリスクについて 当社グループが事業活動を進めていく中で、取引先や第三者との間で様々な訴訟に発展することが想定されます。それらの訴訟において、当社グループの主張又は予測と相違する結果となった場合には、その請求内容等によっては、想定外の損失が生じる等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (13)固定資産の減損について 当社グループが保有している固定資産について、著しい時価の下落・収益性の低下等に伴い資産価値が低下した場合は、減損が生じる等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (14)知的財産権に関する事項 ① 特許の取得状況等に関する事項 当社グループでは、研究開発により得られた成果(発明)を開発部門にて取りまとめ、戦略的な特許出願を行っております。その結果、2025年7月31日現在当社グループ全体で117件(国内登録42件、海外登録24件、出願中51件)の特許を出願・登録し、今後、一層、知的財産権の確保のため、新規出願並びに出願済特許の登録の増加を図っていく方針であります。しかしながら、当社グループが出願した全ての特許が登録されるとは限らず、また、期間満了などにより消滅した場合には、他社製品に対する競争力が低下することで、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 また、特許が成立した場合でも、当社グループの技術を超える技術が他社によって開発され、当社グループの特許が競争力を失う可能性があることや、競合他社により当社グループ特許が侵害されるなどの不測の事態が発生した場合には、他社製品に対する競争力を維持することができず、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 他社の知的財産権等の侵害について 当社グループと同様の事業展開を実施している他社も多数の特許権及び商標権等の知的財産権を有しております。当社グループでは、当社グループが他社の知的財産権に抵触することがないように、社内での調査や弁理士事務所等を通じた調査・確認を適宜実施し、事業展開並びに特許戦略の決定判断をしておりますが、当社グループは多岐にわたる研究開発活動や事業展開を推進していることから、知的財産権に関して訴訟・クレームが発生しないという保証はありません。 現在、当社グループ事業に関して知的財産権についての第三者との間での訴訟やクレームの発生の認識はしておりません。しかしながら、研究開発を主力とした事業を展開する当社グループにおいて、知的財産権の侵害等に関して全ての問題発生を回避することは困難であり、かかる問題が発生した場合には、他社への損害賠償金やロイヤリティの支払い、差止請求などによりに当社グループの事業展開に支障がでる可能性があり、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (15)コンプライアンスに関するリスクについて 当社グループは、さまざまな事業分野において、法令、規則等の適用を受けて事業活動を行っております。当社グループにおいては、取締役及び従業員が、国内外の法令、慣習その他全ての社会的規範を遵守することを定めるとともに、コンプライアンス委員会を定期的に開催し、全社員にコンプライアンス教育を実施するなど、グループ全体への徹底を図っております。しかし、それらに違反する行為が発生した場合、監督官庁等からの処分や訴訟の提起等により、当社グループの社会的な信用が低下し、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (16)内部統制に係るリスクについて 当社グループは上場企業として、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制に関する要件を満たす必要があり、内部統制システムの構築は、極めて重要であると認識しております。これらの内部統制システムの設計、実施には多くの管理、人材、その他資源が必要になり、内部統制上の重大な欠陥、弱点が認められた場合、システム改善に要する資源投入等により追加的コストが発生する可能性があります。 当社グループは、常に内部統制システムの強化を図るべく検討・見直しを続けておりますが、財務報告に関わる内部統制に欠陥がある場合、または内部統制の逸脱により、適時開示義務を充足できない場合には、投資家及び経営者等の利害関係者の正確な意思決定を妨げる可能性があります。また、欠陥の重大性や原因等の程度に応じて様々な法的責任が課せられ、金融市場における資金調達力が制限される可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)12,331字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当社グループは、「医食の研究で貢献」というミッションを掲げ、独自のバイオ技術を主軸とした持続可能な健康社会の実現を目指しております。科学的根拠に基づいて、機能性と安全性を両立した食品、化粧品、医薬品の開発を目指し、「BtoB事業」「BtoC事業」「バイオメディカル事業」の3事業を展開しております。 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用、所得環境の改善やインバウンド需要の拡大により、内需を中心に景気が緩やかな回復基調で推移しました。一方で、グローバルな地政学リスクやインフレによる景気減速リスクが依然として高く、中国経済の減速やアメリカ新政権の政策による影響が懸念されています。国内においても人件費や物流コストの増加による物価上昇が個人消費に影響を与えるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループが属するヘルスケア業界におきましては、人生100年時代及び超高齢化社会の到来といった社会課題が顕在化する中、健康寿命の延伸が社会的なニーズとなり、その重要性がますます高まっております。 こうした社会的背景において、当社グループはヘルスケア業界のリーディングカンパニーとなるべく、「中期経営計画2026」のテーマ「新価値創造 1Kプロジェクト」を掲げております。この新価値創造の実現に向けて、研究開発投資、新製品の開発及び販売チャネルの開拓、組織体制の強化に注力いたしました。 研究開発においては、複数の分野で「卵殻膜素材」の社会実装を加速させる開発プロジェクトが、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「バイオものづくり革命推進事業」プロジェクトに採択されました。この事業支援を受けて、繊維、農業及び電子材料素材など幅広い産業利用に適した特性を持つ「卵殻膜素材」を開発・量産化するために、積極的な投資を行ってまいります。 特に、卵殻膜繊維「オボヴェール」は、繊維、アパレル及び小売等業界向けに営業活動にも注力いたしました。2025年4月に開幕した大阪・関西万博では、「オボヴェール」を次世代繊維として展示しております。当社ブースには、すでに30万人以上が来場し、国内外に向けた認知拡大の舞台となりました。さらに、万博会場内の大手コンビニ店舗において「オボヴェール」を採用した世界初の製品(ハンドタオル・靴下)が発売され、営業活動にも大きな進展が示されました。 新製品の開発では、医薬品製造で培った品質及び製品開発のリソースを最大限活用し、育毛、整腸、耳鳴りのお悩みなど、深い健康ニーズに対する新製品の販売に注力いたしました。なかでも、「ラクトロン錠」は、整腸・消化へのお悩みを解決する製品として多くのお客様にご愛用され、新規顧客の獲得及び売上に大きく寄与しました。 新たな販売チャネルの開拓では、当社の主力素材であるGABAを配合した「睡眠ラボ」をはじめとする機能性飲料が大型スーパーに採用されるなど、自社ブランド製品の店舗販売網が拡大いたしました。 これらの取り組みにより、当社グループの研究開発費は1,399百万円(前期比43.1%増)となりました。好調な新製品への広告宣伝を強化すると同時に、通期で獲得効率の改善や媒体予算の最適化に取り組み、当連結会計年度における広告宣伝費は36,692百万円(前期比19.2%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は65,260百万円(前期比5.0%増)、営業利益は2,367百万円(前期比53.7%減)、経常利益は2,553百万円(前期比51.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は368百万円(前期比88.5%減)となりました。 各四半期別の経営成績の推移は以下のとおりです。 前期   当期 2024年7月期 連結会計年度   当第1四半期 連結会計期間   当第2四半期 連結会計期間   当第3四半期 連結会計期間   当第4四半期 連結会計期間   2025年7月期 連結会計年度 売上高 (百万円)   62,147   14,596   15,260   16,959   18,443   65,260 営業損益 (百万円)   5,113   882   △258   △840   2,584   2,367 経常損益 (百万円)   5,249   888   △243   △876   2,785   2,553 セグメント別の経営成績は、次のとおりです。 <バイオメディカル事業> ①創薬事業 創薬事業では、「自己免疫疾患」及び「がん」や「炎症性疾患」等の難治性疾患を対象とした抗体医薬品及びペプチド医薬品の研究開発を行っております。 a.抗体医薬品 抗体医薬品開発の基盤となる「ALAgene technology(アラジンテクノロジー)」は、これまで治療できなかった疾患に対する抗体及び既存医薬品よりも優れた薬効を持つ抗体を作製する当社独自のプラットフォーム技術です。 当社は、本技術を用い、自己免疫疾患を対象として開発した抗体医薬品候補に関して、2021年に田辺三菱製薬㈱とライセンス契約を締結しておりました。当連結会計年度において、本抗体医薬品候補を用いて健康成人男性志願者を対象に安全性、忍容性及び薬物動態の検討を目的として、田辺三菱製薬㈱が実施した第Ⅰ相臨床試験(臨床試験ID:jRCT2031240187)は、2025年7月に完了となりました。 また、当連結会計年度において、当社の「ALAgene technology(アラジンテクノロジー)」によって取得した抗体配列情報に関して、武田薬品工業㈱が買取オプションを行使いたしました。これにより、当社は当該抗体の配列情報及び当該抗体に係る特許を受ける権利を譲渡し、所定の対価を受け取りました。 さらに、本技術を活用・高度化することで、当社は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和3年度「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(国際競争力のある次世代抗体医薬品製造技術開発)」における主要メンバーとして参画しております。5年間のプロジェクトの最終年度である令和7年度においては、これまで磨き上げてきた抗体作製技術を結集した統合プラットフォームを構築し、そのプラットフォームの実証試験を進めております。 「自己免疫疾患」においては、当社内の「国際PAD※1研究センター」において、一連のPAD関連ターゲットに対する創薬研究を推進しております。 「がん」や「炎症性疾患」等の各種難治性疾患においては、標的分子に対する抗体を取得・精製し、薬効薬理試験等の創薬研究を推進しております。 この他、専門チームによるAI創薬にも積極的に取り組んでおります。抗体作製におけるヒト化やアフィニティマチュレーションなどの工程をAI等のIT技術を活用することで、大幅に開発の効率化を図っております。 b.ペプチド医薬品 当社は、当連結会計年度において国立循環器病研究センターと、指定難病のカダシル(英文名:CADASIL)に対するペプチド医薬品開発を目指した共同研究を開始いたしました。カダシルは、ある遺伝子の異常により脳梗塞や認知症などの重篤な症状を引き起こしますが、いまだ根本的な治療方法はありません。 当社は、国立循環器病研究センターと共同でカダシル治療薬開発を推進し、難病に苦しむ患者様に有効な治療薬を届けることで、人々の健康に貢献いたします。 ②研究支援事業 研究支援事業では、タンパク質を網羅的に解析するプロテオーム解析を受託サービスとして行っております。最新機種を用いた「DIAプロテオーム解析」により、高精度・短納期なサービスを実現しております。 また、微量なタンパク質の変化が解析可能な「Olink Target」サービス及び「Olink Flex」サービスも、国内の研究機関、製薬企業等からの受注が堅調で、バイオメディカル事業における収益獲得に貢献しております。 以上の結果、バイオメディカル事業の当連結会計年度の売上高は、331百万円(前期比30.8%減)、セグメント損失は378百万円(前期は272百万円のセグメント損失)となりました。 <BtoB事業> BtoB事業では、機能性素材、健康食品及び医薬品等の研究開発及び製造を行い、食品・医薬品メーカー、流通事業者等に販売しております。当事業が属するヘルスケア市場のうち、とりわけ機能性表示食品市場は、健康維持、増進への高い消費者意識を背景に市場拡大が続いております。 機能性素材の売上高は、3,128百万円(前期比20.8%増)となりました。当社の主力素材である「ファーマギャバ」は、国内では大手飲料・食品メーカーを中心に採用され、海外では北米地域のサプリメントメーカー向け販売が好調を維持するなど、海外販路の進展がBotB事業の売上成長を牽引しました。北米地域においては、三菱商事㈱グループと共同で「ファーマギャバ」ブランドの認知拡大に注力しており、重点的な市場開拓を進めております。国内でも新たな販路として、大手コンビニチェーン向けのデイリー食品へ機能性素材が継続採用されるなど、消費サイクルが早く物流量の多い日配品での取引が拡大しました。 機能性製品の売上高は、744百万円(前期比0.3%増)となりました。国内販売では、自社ブランド製品(NB※2)である「睡眠ラボ」「血圧ラボ」「肌力ラボ」が会員制大型スーパーでの採用が決まるなど、コンビニ、ドラッグストアなど流通事業者向け販路拡大に注力いたしました。資本業務提携先である伊藤忠商事グループの流通ネットワークを活用し、さらなる販路開拓に向けて商談を重ねております。 明治薬品㈱が手がける医薬品製造受託の「CMO※3事業」の売上高は、採算性を考慮した受託先の見直し及び自社通信販売向け製品の増産へと方針転換したことにより、3,219百万円(前期比30.7%減)となりました。新工場建設による生産能力の増強に備えて、収益性に寄与する医薬品受託案件の拡充を見据えた営業活動を強化しております。 また、同社の機能性食品・医薬品をドラッグストアチャネル等で販売を行う「CHC※4事業」の売上高は、1,091百万円(前期比3.5%減)となりました。ドラッグストアでの販売強化を目的として上市した「ニューモ育毛剤」の店舗専売品は、大手チェーンでの配荷拡大に貢献しました。 以上の結果、BtoB事業の当連結会計年度の売上高は、8,182百万円(前期比10.2%減)、セグメント利益は1,248百万円(前期比20.7%減)となりました。 <BtoC事業> BtoC事業では、「発明企業の通販事業」として当社独自の機能性素材を配合したサプリメント及び医薬部外品(「タマゴ基地」ブランド)並びに化粧品(「フューチャーラボ」ブランド等)、明治薬品㈱が製造する機能性表示食品等の商品を、消費者へ通信販売しております。 魅力的な新製品の開発に注力するとともに、その便益を適切に訴求するプロモーションを展開しています。顧客獲得効率指標のCPO※5及び収益性指標のLTV※6をモニタリングしながら広告宣伝費の適正化を図り、積極的かつ効果的な広告投資を行ってまいりました。その結果、広告効率を維持しながら新製品に対する顧客獲得の拡大に成功し、2025年7月末時点の当社グループ全体の定期顧客件数は、773,009件(前期比3.5%増)となりました。 「医薬品・医薬部外品」の売上高は、43,266百万円(前期比18.0%増)となりました。明治薬品㈱が販売する「ラクトロン錠」、「てんらい清流錠」、「シボラナイト」、「ヘルスパンC錠」など、医薬品の新製品を中心に新規顧客獲得が好調に推移し、同社の定期顧客件数は前期末と比べ2.7倍となりました。また、累計出荷件数3,000万本を突破した「ニューモ育毛剤」及び医薬品「ニューZ」をあわせ、当セグメントの増収に大きく寄与いたしました。 その他製品群につきましては、収益性を重視し、広告宣伝費の抑制を行った結果、「サプリメント」の売上高は6,532百万円(前期比16.1%減)、「化粧品」の売上高は6,248百万円(前期比17.6%減)となりました。 以上の結果、BtoC事業の当連結会計年度の売上高は、56,730百万円(前期比8.0%増)となりました。既存製品については広告費を抑制し、利益性を重視する一方で、新製品については医薬品・医薬部外品を中心に積極的に定期顧客の獲得を目指した結果、広告宣伝費は36,496百万円(前期比19.3%増)を計上し、セグメント利益は3,703百万円(前期比30.5%減)となりました。 ※1 PAD (Peptidylarginine deiminase):標的タンパクのアルギニンをシトルリン化する酵素。生体内に5種 類のPADが存在し、各種疾患との関連が報告されている。 ※2 NB (National Brand):自社ブランド製品 ※3 CMO(Contract Manufacturing Organization):医薬品製造受託機関 ※4 CHC(Consumer Health Care):ドラッグストアでの医薬品及び機能性食品等の販売 ※5 CPO(Cost Per Order) :顧客1件を獲得するために要した広告宣伝費 ※6 LTV(Life Time Value):顧客生涯価値 ② 財政状態の状況 a.資産 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3,923百万円減少し、32,649百万円(前期比10.7%減)となりました。これは流動資産で主に現金及び預金が6,509百万円減少し、商品及び製品が1,019百万円、受取手形及び売掛金が999百万円、その他が980百万円それぞれ増加し、固定資産では有形固定資産が86百万円増加し、投資その他の資産が548百万円減少したことによるものであります。 b.負債 負債は、前連結会計年度末に比べ3,885百万円減少し、21,101百万円(前期比15.6%減)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が673百万円増加し、短期借入金が3,500百万円、未払金が519百万円、長期借入金が560百万円それぞれ減少したことによるものであります。 c.純資産 純資産は、前連結会計年度末に比べ38百万円減少し、11,547百万円(前期比0.3%減)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加368百万円及び利益剰余金の配当による減少784百万円、自己株式の取得及び処分による増加999百万円、その他有価証券評価差額金の減少372百万円によるものであります。 これらの結果、自己資本比率は35.4%(前連結会計年度末は31.7%)となりました。自己資本比率が前連結会計年度末に比べ3.7ポイント上昇したのは、借入金の返済による負債の減少によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ6,509百万円減少し、9,057百万円(前期比41.8%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,434百万円、売上債権の増減額△988百万円、棚卸資産の増減額△1,133百万円、仕入債務の増減額673百万円、未払金の増減額△394百万円、未払消費税等の増減額187百万円、法人税等の支払額△2,247百万円の計上等により、1,092百万円の支出(前年同期は5,486百万円の収入)となりました。 b.投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出△891百万円、投資有価証券の取得による支出△64百万円等により、950百万円の支出(前年同期は1,390百万円の支出)となりました。 c.財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増減額△3,500百万円、長期借入金の返済による支出△760百万円、自己株式の取得による支出△175百万円、自己株式の処分による収入761百万円、配当金の支払額△784百万円等により、4,467百万円の支出(前年同期は4,842百万円の支出)となりました。 なお、キャッシュ・フロー関連指標は、以下のとおりであります。 前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 自己資本比率(%)   31.7   35.4 時価ベースの自己資本比率(%)   84.5   78.4 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   3.1   - インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   87.7   - 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計上しております。 3.当連結会計年度のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについて は、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)   前年同期比(%) BtoB事業(百万円)   3,897   77.5 BtoC事業(百万円)   5,683   79.6 バイオメディカル事業(百万円)   -   - 合計(百万円)   9,581   78.7 (注)1.金額は生産価格によっております。 2.当社グループは、製品の製造にあたっては外部委託での生産を行っており、上記の金額には外部委託先に支給した原材料の仕入額が含まれております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) BtoB事業   3,046   69.5   600   59.3 BtoC事業   -   -   -   - バイオメディカル事業   -   -   -   - 合計   3,046   69.5   600   59.3 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.当社グループは、主に見込生産を行っており、上記の金額はBtoB事業におけるOEM製品、医薬品製造受託のCMO事業製品の受注実績であります。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)   前年同期比(%) BtoB事業(百万円)   8,182   89.8 BtoC事業(百万円)   56,730   108.0 バイオメディカル事業(百万円)   331   69.2 その他(百万円)   15   95.1 合計(百万円)   65,260   105.0 (注)1.総販売実績の100分の10以上の売上高割合を占める販売先は無いため、主要な販売先の記載は省略しております。 2.「その他」の区分は、ファンド運営事業を含んでおります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析等 ⅰ.概観 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ3,113百万円増加し、65,260百万円(前期比5.0%増)となりました。これは主に、BtoB事業の売上高の減少925百万円、BtoC事業の売上高の増加4,186百万円によるものであります。なお、当連結会計年度におけるセグメント別の売上高構成比は、BtoB事業が12.5%(前期14.7%)、BtoC事業が86.9%(前期84.5%)、バイオメディカル事業が0.5%(前期0.8%)となっており、前連結会計年度に比べ著しい変動はないとの認識であります。 売上原価は、前連結会計年度に比べ718百万円減少し、12,676百万円(前期比5.4%減)となりました。これは主に、BtoB事業の売上原価の減少681百万円、BtoC事業の売上原価の減少23百万円、バイオメディカル事業の売上原価の減少が13百万円によるものであります。また、売上原価率は、前連結会計年度に比べ2.1ポイント減少し、19.4%となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ6,577百万円増加し、50,215百万円(前期比15.1%増)となりました。これは主に、BtoC事業における広告宣伝費等が増加したことによるものであります。 これらの結果、営業利益は2,367百万円(前期5,113百万円、前期比53.7%減)となりました。また、営業利益率は、前連結会計年度に比べ4.6ポイント減少し、3.6%となりました。 営業外損益は、研究開発助成金や受取賠償金の計上等により186百万円の黒字(前期135百万円の黒字)となりました。この結果、経常利益は2,553百万円(前期5,249百万円、前期比51.3%減)となりました。 特別損益は、投資有価証券評価損の計上により118百万円の赤字(前期214百万円の赤字)となりました。また、税金費用は、法人税等調整額を含め2,066百万円(前期1,828百万円)となりました。 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は368百万円(前期は3,205百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。また、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度に比べ99.88円減少し、12.83円となりました。 ⅱ.セグメント別の経営成績 (BtoB事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ925百万円減少し、8,182百万円(前期比10.2%減)となりました。 主な製品別売上高は、以下のとおりであります。 前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 金額(百万円)   金額(百万円) BtoB事業 機能性素材   2,588   3,128 機能性製品   741   744 CMO   4,646   3,219 CHC   1,130   1,091 合計   9,108   8,182 セグメント利益は、前連結会計年度に比べ325百万円減少し、1,248百万円(前期比20.7%減)となりました。 (BtoC事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ4,186百万円増加し、56,730百万円(前期比8.0%増)となりました。 主な製品分類別売上高は、以下のとおりであります。 前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 金額(百万円)   金額(百万円) BtoC事業 サプリメント   7,788   6,532 化粧品   7,581   6,248 医薬品・医薬部外品   36,652   43,266 その他   521   682 合計   52,543   56,730 セグメント利益は、前連結会計年度に比べ1,622百万円減少し、3,703百万円(前期比30.5%減)となりました。 (バイオメディカル事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ147百万円減少し、331百万円(前期比30.8%減)となりました。 セグメント損失は、378百万円(前期は272百万円のセグメント損失)となりました。 b.財政状態の分析等 当連結会計年度における財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業の規模、成長性及び企業の収益力を表す各項目を重視しております。経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としては、成長性を重視する指標として売上高1,000億を目標とし、その目標達成後には収益性指標としての営業利益率も重視していまいります。 ただし、単年度における利益率が低下することを恐れず事業展開を行います。 広告宣伝費の適正化を図る一方、新製品への広告宣伝は強化を図りました。また卵殻膜の「バイオものづくり革命推進事業」への研究開発費を強化したことにより、当連結会計年度における売上高は前期比5.0%増、営業利益率は3.6%となりました。 d.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの事業には、景気の変動等による食品市場への影響や競合他社の状況、法的規制等、経営成績に重要な影響を与えうる様々なリスク要因があります。詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの分析等 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金需要の主な内容 当社グループの資金需要は、営業活動に係る主な資金支出としては、広告宣伝費、コールセンター運営費、製品の製造委託費、研究開発費、人件費等があります。 また、投資活動に係る主な資金支出としては、研究開発施設及び設備への投資、ITシステムへの投資、M&Aによる子会社株式の取得等があります。 広告宣伝費については、その費用対効果を検証しながら資金を投下しております。当連結会計年度においては、インターネット広告比率が上昇したこともあり、前連結会計年度に比べ広告宣伝費の投資効率が改善したと認識しております。 新商品への広告投資においては、明治薬品株式会社の製品の受注が好調であることから、積極的に投資しております。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金及び設備投資資金については、自己資金、金融機関からの借入金により資金調達を行っております。運転資金は自己資金および短期借入金を基本としており、設備投資資金は長期借入金を基本としております。 なお、当連結会計年度における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は12,661百万円となっております。また、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、9,057百万円となっております。 流動性については、事業活動を行う上で十分な運転資金を有するとともに、金融機関より随時利用可能な借入枠を確保しており、機動的な資金調達に備えております。なお、流動比率は119.3%(前期は117.8%)、固定比率は76.0%(前期は80.3%)であり、健全な状況であると認識しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択と適用を前提とし、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績や将来における発生の可能性等を勘案し合理的に判断しておりますが、判断時には予期し得なかった事象等の発生により、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a.棚卸資産の評価 当社グループは、棚卸資産については、収益性の低下に基づく簿価切り下げ額の測定を行っております。将来、正味売却可能価額がさらに低下した場合又は滞留資産が増加した場合、追加の評価減が必要となる可能性があります。 b.繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。