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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

イートアンドホールディングス

EAT&HOLDINGS Co.,Ltd.2882 · Prime · 食料品

「大阪王将」ブランドの中華冷凍食品と外食チェーンを展開。餃子の製造・販売に強み。

概要

イートアンドホールディングスは、「大阪王将」ブランドの冷凍餃子を主力とする食品事業と、大衆中華料理店「大阪王将」を核とする外食事業を両輪とする持株会社である。群馬県と大阪府に自社工場を持ち、国内約470店舗に加え台湾や米国にも進出。2026年2月期の連結売上高は405億円、営業利益11億円。従業員564名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

売上高の57%を占める冷凍食品事業

食品事業は、「大阪王将」ブランドの冷凍餃子を中心とする中華惣菜の製造販売である。2026年2月期の売上高は231億97百万円で、全社売上高の約57%に相当する。主力の冷凍餃子はグループ工場で製造されるほか、提携生産者にも委託。販路は全国の生活協同組合や一般量販店、自社ECサイトを通じた直接販売にも及ぶ。関西工場と関東第一〜第三工場で年間約4万3000トンを生産し、西日本向けに宮崎県都城市で九州新工場を建設中である。

国内471店舗、海外34店舗の外食事業

外食事業は、大衆中華料理「大阪王将」を旗艦に、ラーメン「よってこや」「太陽のトマト麺」、ベーカリーカフェ「R Baker」「コシニール」、中華「一品香」など多業態を展開する。2026年2月末の総店舗数は471店舗で、直営店117、加盟店354。地域別では関東が最多で、大阪王将だけで関東に103店舗。海外は台湾、中国、米国に34店舗を構える。調理ロボ「I-Robo」の導入による省人化も進めている。

持株会社と13社で構成されるグループ体制

当社グループは、持株会社イートアンドホールディングスのもと、連結子会社9社と非連結子会社3社の計13社で構成される。食品事業はイートアンドフーズが製造販売を担い、EC販売はナインブロックが行う。外食事業はブランドごとに子会社が分立し、大阪王将(中華)、アールベイカー(ベーカリー)、一品香、イートアンドインターナショナル(海外)が店舗運営とFC展開を担う。2025年には米国子会社Eat&MS USA Inc.を設立した。

地域別店舗網と関東集中戦略

外食店舗の約半数は関東圏に集中する。「大阪王将」は直営41、FC62の計103店舗が関東にあり、同ブランドの全342店舗の30%を占める。ベーカリーカフェ「R Baker」の直営16店舗の大半も関東。一方、近畿は直営・FC計122店舗と多いが、その大半はFCで「大阪王将」が114店舗を占める。海外では、台湾に一特安餐飲、中国に伊特安樂餐飲管理、米国に新設子会社を持つ。

生産拠点の拡充と安定供給への取り組み

当社グループの冷凍食品生産は、大阪府枚方市の関西工場と群馬県邑楽郡板倉町の関東第一〜第三工場で行う。2025年4月に関東第一工場が完全復旧し、グループ年間製造量は約4万3000トンに達した。さらに西日本エリアの供給体制強化のため、宮崎県都城市に九州新工場を建設中で、2026年12月の竣工を予定する。また、山梨県甲州市にはベーカリーカフェ「R Baker」向けセントラルキッチンを設置し、冷凍生地のFC供給を安定化させている。

業界の中での役割は冷凍食品メーカー(中華惣菜)および外食チェーン本部(直営・FC運営)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
405億円
営業利益
11億円
営業利益率
2.7%
純利益
4億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
食品事業232億円57.3%13億円5.6%
外食事業173億円42.7%4億円2.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品事業主力

「大阪王将」ブランドの冷凍食品を製造し、卸売業者を通じて全国の生活協同組合や一般量販店に販売。ECでも販売。主力は冷凍餃子。

主な製品・サービス1
冷凍食品(冷凍餃子等の中華惣菜)
「大阪王将」ブランドの冷凍餃子を中心とした中華惣菜。グループ工場で製造または委託生産。

02外食事業主力

国内で大衆中華料理「大阪王将」、ラーメン「よってこや」等、ベーカリーカフェ「R Baker」等の直営店・FCチェーンを展開。海外にも展開。

主な製品・サービス1
外食店舗運営(直営・FC)
大衆中華料理「大阪王将」、ラーメン「よってこや」「太陽のトマト麺」、ベーカリーカフェ「R Baker」「コシニール」、中華「一品香」等の店舗を運営。

製品と技術

水無し油無しで羽根ができる冷凍餃子の特許技術

主力製品「大阪王将 羽根つき餃子」は、2018年に特許取得した餃子羽根形成剤を利用する。この技術により、家庭のフライパンで水や油を使わずに加熱するだけで、外食店と同等の羽根つき餃子が再現できる。食品事業の売上高231億円の大半を餃子カテゴリーが占め、2025年には「神焼き羽根つき餃子」「クリスピーひとくち餃子」などの新商品も投入。中華惣菜の冷凍ワンプレートなどラインアップを拡充している。

調理ロボ「I-Robo」が変える外食店舗の現場

外食事業では、主力ブランド「大阪王将」の直営店を中心に調理ロボット「I-Robo」を導入。餃子の焼き工程を自動化することで、人材不足への対応と店舗収益の向上を図っている。2026年2月期には導入店舗を拡大し、加盟店への展開も視野に入れる。また、ベーカリーカフェ「R Baker」では山梨県甲州市のセントラルキッチンで製造した冷凍パン生地をFC店舗に供給し、品質均一化と運営効率化を実現している。

国際認証で支える品質管理とトレーサビリティ

当社の生産工場は、ISO9001(2007年取得)、ISO22000(2011年)、FSSC22000(2022年)と段階的に食品安全認証を取得。原材料のトレーサビリティと検査体制を確立し、自社工場だけでなく提携生産者からも厳格な基準で調達している。関東第一工場の完全復旧によりグループ全体で年間約4万3000トンの生産能力を確保。2026年12月に竣工予定の九州新工場でも同水準の品質管理体制を導入する計画である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

製粉業界の中堅、低収益で課題

イートアンドホールディングスは製粉業界において、日清製粉グループ本社やニップンなどの大手に比べ売上規模で劣る中堅企業である。2025年2月期の売上高は373億円と、大手の数千億円規模には遠く及ばない。営業利益率は2.95%と低く、収益性改善が課題。同業他社には日東富士製粉や昭和産業が含まれるが、競争激化の中での差別化が求められる。内需依存度が高く、海外展開の余地がある。

強み

  • 製粉技術に強みを持ち、特定の需要に応えた製品開発が可能。
  • 小麦粉は生活必需品であり、景気変動の影響を受けにくい。
  • 規模は中堅ながら効率的な生産体制でコスト競争力を維持。
  • 特定地域や分野で一定のシェアを確保し、安定収益を確保。

課題

  • 営業利益率が3%未満と低く、価格競争や原材料高が収益を圧迫。
  • 日清製粉など大手に比べ売上・シェアで劣り、投資余力に差。
  • 内需中心で海外売上比率が低く、成長機会を逃している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がイートアンドホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12933紀文食品256億円23.2倍
27554幸楽苑249億円19.7倍
32266六甲バター247億円11.8倍
42804ブルドックソース247億円9.8倍
59788ナック241億円13.3倍
62882イートアンドホールディングス231億円61.8倍
79850グルメ杵屋227億円100.7倍
82929ファーマフーズ175億円
93193エターナルホスピタリティグループ163億円16.0倍
102935ピックルスホールディングス156億円11.3倍
112884ヨシムラ・フード・ホールディングス151億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

資本金200万円で創業した1977年

1977年8月、大阪王将食品株式会社として資本金200万円で創業。当初は食品の製造販売を目的としていたが、1991年11月に商事部を設立し食料品販売を開始。1993年9月には生協向けの冷凍食品販売に乗り出し、これが後の食品事業の基盤となる。1996年2月には本社社屋兼工場(関西工場)が竣工し、自社製造体制を整えた。

社名変更とラーメンフランチャイズ開始(1996〜1997年)

1996年8月、株式会社大阪王将に社名変更。続く1997年4月、ラーメン業態「よってこや」の事業部を設立し、フランチャイズ展開を開始。これにより中華料理店の運営ノウハウをラーメン業態にも応用し、外食事業の多角化の第一歩となった。2000年4月には東京営業所を開設し、首都圏への進出を視野に入れる。

「イートアンド」への改名と関東進出(2002〜2004年)

2002年10月、社名をイートアンド株式会社に変更し、本社を大阪市中央区南久宝寺町へ移転。同年パン屋カフェ「コートロザリアン」を開店し、新業態に挑戦。2003年11月には「大阪王将」の関東1号店となる新宿店を開店、翌2004年7月には関東地区でのFC展開を開始。首都圏でのブランド認知度向上に注力した。

JASDAQ上場から東証一部への道のり(2011〜2013年)

2011年6月、大阪証券取引所JASDAQ市場に株式上場を果たす。同年10月にはISO22000認証を取得。2012年6月にはEC事業を手掛けるナインブロックを子会社化し、同年9月に関東第一工場を竣工。同年11月に東京証券取引所市場第二部に上場し、2013年12月には市場第一部に指定された。わずか2年半で昇格を達成した。

特許取得と台湾進出(2018〜2019年)

2018年2月、「大阪王将 羽根つき餃子」の水無し油無し調理を可能にする特許を取得。同年8月には台湾に一特安餐飲股份有限公司を設立し、海外直営店展開を開始。2019年11月には関東第二工場が竣工し、生産能力を拡大。冷凍食品の供給体制強化と海外市場への布石を同時に進めた。

持株会社制への移行とM&A(2020〜2021年)

2020年10月、会社分割により持株会社体制へ移行し、イートアンドホールディングスがグループ統括機能を担う。2021年1月には中華業態「一品香」を運営する株式会社一品香を子会社化。これにより、既存ブランドに加えて新たな外食業態をグループに取り込み、事業ポートフォリオを拡充した。

プライム市場移行と関東第三工場竣工(2022年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。同年6月にはFSSC22000認証を取得し、食品安全管理体制をさらに強化。同年9月には関東第三工場を竣工し、関東エリアでの生産能力を3拠体制に拡大。グループ全体の年間生産量は4万トン台に乗せた。

米国子会社設立と新たな事業買収(2025年)

2025年2月、米国にEat&MS USA Inc.を設立し、北米市場への本格参入を開始。同年10月には冷凍食品EC事業の強化を目的に株式会社オーパスの株式を取得、同年12月には外食事業の新会社Eatrend globalを設立。これらの動きは、長期ビジョン「Eat&チャレンジ2030」の掲げるグローバル売上高1000億円達成に向けた布石と位置づけられる。

年表38件を開く

1970年代

  • 1977年8月創業大阪王将食品株式会社設立 資本金200万円

1990年代

  • 1991年11月創業商事部を設立し、食料品の販売を開始
  • 1993年9月商事部にて生協向けの冷凍食品販売を開始
  • 1996年2月本社社屋兼工場竣工(現 関西工場)
  • 1996年8月商号変更株式会社大阪王将に社名変更
  • 1997年4月創業「よってこや」ラーメン事業部を設立、ラーメン業態の加盟展開を開始

2000年代

  • 2000年4月東京営業所開設
  • 2001年4月商事部にて量販店向けの冷凍食品販売を開始
  • 2002年10月大阪市中央区南久宝寺町へ本社移転
  • 2002年10月商号変更イートアンド株式会社に社名変更
  • 2003年1月新業態「パン屋カフェ コートロザリアン」南久宝寺店開店
  • 2003年11月「大阪王将」関東進出「大阪王将」新宿店開店
  • 2004年7月「大阪王将」の関東地区での加盟展開を開始
  • 2006年5月東京都港区芝浦へ東京営業所移転
  • 2007年10月ISO9001認証取得
  • 2009年8月関西工場 冷凍食品製造ライン 設置

2010年代

  • 2011年6月上場大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場
  • 2011年10月ISO22000認証取得
  • 2012年6月M&A株式会社ナインブロック(現連結子会社)の株式取得による子会社化
  • 2012年9月関東工場(群馬県邑楽郡板倉町・現 関東第一工場)竣工
  • 2012年10月東京都港区虎ノ門へ東京オフィス移転
  • 2012年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2013年3月上場大阪証券取引所JASDAQ市場における株式の上場を廃止
  • 2013年8月東京オフィスを東京ヘッドオフィス、大阪本社を大阪オフィスへ変更
  • 2013年12月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2017年4月現所在地(東京都品川区東品川)へ東京ヘッドオフィス移転
  • 2018年2月「大阪王将 羽根つき餃子」水無し・油無しで羽根つきの餃子ができる冷凍食品(餃子羽根形成剤)に関する特許を取得
  • 2018年8月一特安餐飲股份有限公司(台湾・現 連結子会社)設立
  • 2019年11月関東第二工場(群馬県邑楽郡板倉町)竣工

2020年代

  • 2020年10月会社分割による持株会社体制へ移行
  • 2020年12月現所在地(大阪市淀川区宮原)へ大阪オフィス移転
  • 2021年1月M&A株式会社一品香(現 連結子会社)の株式取得による子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年6月FSSC22000認証取得
  • 2022年9月関東第三工場(群馬県邑楽郡板倉町)竣工
  • 2025年2月Eat&MS USA Inc.(米国・現 連結子会社)設立
  • 2025年10月M&A株式会社オーパス(非連結子会社)の株式取得による子会社化
  • 2025年12月株式会社Eatrend global(現 非連結子会社)設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度(2027年2月期)まで430億円
  • 営業利益2026年度(2027年2月期)まで12.5億円
  • 売上高営業利益率2026年度(2027年2月期)まで2.9%
  • ROE2026年度(2027年2月期)まで4.0%
  • EPS2026年度(2027年2月期)まで40円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期ビジョン「Eat&チャレンジ2030」の推進

    食シーンに新しい価値を生み出し、グローバル売上高1,000億円を目指す。既存の「+&の発想」を強化し、世界の多様な食シーンへ新価値を提供する。

  2. 02

    中期経営計画「Sustainable Growth 2024」の延長と達成

    2026年度までの経営目標(売上高430億円、営業利益12.5億円等)を掲げ、パーパス浸透とサステナビリティ推進、事業ポートフォリオマネジメント強化により、外食・食品両輪の深化と新規事業探索(海外アジア出店拡大、外食EC、M&A等)を実行。

  3. 03

    食品事業の供給体制強化と販路拡大

    関東第一工場の完全復旧により安定供給を実現し、販路拡大を推進。西日本エリアでは宮崎県都城市に九州新工場を建設(2026年12月完成予定)。

  4. 04

    外食事業のドミナント出店と新業態展開

    主力「大阪王将」ブランドでロボティクスを活用し関東エリアへのドミナント出店(直営・加盟)を積極化。ベーカリーカフェ「R Baker」ではセントラルキッチン稼働を背景に冷凍パン・冷凍生地を用いた加盟展開を推進。

  5. 05

    海外事業の拡大(台湾・北米等)

    新規事業として、台湾をはじめとする東アジアでの店舗拡大と北米への出店を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で564人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は662万円で、9期前と比べて+22.4%平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は4.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月371
2018年3月411
2019年3月54135.75.7441
2020年3月54536.35.4477
2021年2月54039.67.1479
2022年2月54239.35.6510
2023年2月58841.24.2540
2024年2月62939.73.9542
2025年2月65439.45.1558197
2026年2月66240.24.4564195

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率52.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 8 / 海外 4、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東第二工場 — 群馬県邑楽郡板倉町3,396百万円
食品事業
関東第一工場 — 群馬県邑楽郡板倉町3,081百万円
食品事業
関東第三工場 — 群馬県邑楽郡板倉町2,490百万円
食品事業
関東地区 店舗 — 大阪王将新宿店他 41店舗1,452百万円
外食事業
関東ロジスティクス ベース — 群馬県邑楽郡板倉町1,317百万円
食品事業
関西工場 — 大阪府枚方市1,188百万円
食品事業
関東地区 店舗 — 若葉台店他 23店舗490百万円
外食事業
関東地区 店舗 — R Baker京王聖蹟桜ヶ丘店他16店舗310百万円
外食事業
関西地区 店舗 — 大阪王将道頓堀本店他7店舗288百万円
外食事業
関西地区 店舗 — R Baker大阪城公園店他4店舗186百万円
外食事業
ほか15件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社イートアンドフーズ(注4)
    大阪府枚方市春日北町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社大阪王将(注4)
    大阪府枚方市春日北町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アールベイカー
    大阪府枚方市春日北町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社イートアンドインターナショナル
    大阪府枚方市春日北町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ナインブロック
    大阪市西区靱本町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社一品香
    横浜市保土ヶ谷区 岡沢町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    一特安餐飲股份有限公司
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    伊特安樂餐飲管理(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権67.0%
  • 海外
    Eat&MS USA Inc.
    米国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    伊特安國際投資(香港)有限公司
    香港 · 非連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オーパス
    大阪府摂津市鳥飼上 · 非連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Eatrend global
    東京都品川区東品川 · 非連結子会社
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は405億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.6%、利益が+0.0%。

売上高
+8.6%
405億円
営業利益
+0.0%
11億円
純利益
-55.6%
4億円
営業利益率
2.7%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高430億円405億円
営業利益13億円11億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は104億円、営業利益は6億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+14.3%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q9044.42
2024年2Q8822.32
2024年3Q9322.20
2024年4Q88−5
2025年1Q9133.37
2025年2Q8944.51
2025年4Q19342.11
2026年2Q19952.52
2026年4Q20662.92
2027年1Q10465.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は198億円から405億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は2.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所JASDAQ市場における株式の上場を廃止
2013年3月19894
2014年3月20194
2015年3月20831
2016年3月23052
2017年3月26362
一特安餐飲股份有限公司(台湾・現 連結子会社)設立
2018年3月28272
関東第二工場(群馬県邑楽郡板倉町)竣工
2019年3月29283
2020年3月30483
株式会社一品香(現 連結子会社)の株式取得による子会社化
2021年2月2603−2
関東第三工場(群馬県邑楽郡板倉町)竣工
2022年2月309158
2023年2月330114
2024年2月35911−1
株式会社オーパス(非連結子会社)の株式取得による子会社化
2025年2月37311102.99
2026年2月40511112.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高405億円のうち、営業利益として残るのは11億円2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の1.0%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.8%234億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.5%160億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
1.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.9pt
3.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが47億円、投資CFが−59億円で、差し引きのフリーCFは−12億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は23億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−139−98
2014年3月6−98−313
2015年3月5−9−3−47
2016年3月17−8−3912
2017年3月9−178−813
2018年3月9−163−78
2019年3月8−2128−1324
2020年3月12−348−229
2021年2月70−2714
2022年2月25−19−4616
2023年2月13−3623−2316
2024年2月21−3424−1326
2025年2月38−5211−1423
2026年2月47−595−1223

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は325億円。このうち返さなくてよい自己資本が115億円で、自己資本比率は34.4%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月99316831.5
2014年3月105446141.8
2015年3月106446241.5
2016年3月118477139.4
2017年3月133478634.9
2018年3月1504810232.0
2019年3月1817210939.5
2020年3月1907411639.2
2021年2月2047113334.8
2022年2月2057812738.0
2023年2月2318115034.9
2024年2月25610215439.6
2025年2月29211018237.5
2026年2月32511521034.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
48億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
19億円
在庫として抱えている分
負債合計
210億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中21位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中116位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.4%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.4%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.6%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,030で、1年前と比べて-0.6%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥2,030-1.1%1ヶ月+1.0%1年-0.6%時価総額231億円
過去52週の値幅
安値¥1,912高値¥2,104

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)61.8倍
PER (会社予想)50.6倍
PBR2.02倍
配当利回り0.74%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2068円で、直近の値動きは8月17日に2087円まで上昇しましたが、8月18日には2068円と反落しています。移動平均線は25日線が2053.76円、75日線が2016.69円、200日線が2004.23円で、株価は全ての移動平均線を上回っており、上昇トレンドが続いています。52週高値2129円に近い水準で推移しており、52週安値1912円からは約8.2%上昇しています。RSIは51.69と中立圏にあり、方向感は明確ではありません。出来高は8月18日に24000株とやや増加していますが、全体としては低調な水準です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが62.72倍と業界平均28.51倍を大幅に上回り、予想PERも51.6倍と高く、バリュエーションが突出している。PBRは2.06倍と業界平均1.62倍を上回り、資産面でも割高感がある。配当利回りは0.73%と業界平均2.24%を大きく下回り、株主還元が弱い。ROEは3.37%と低く、収益性が良くない。売上高は増加しているが、利益は減少傾向で、営業利益率も2.7%程度と低い。成長性も限定的で、現在の株価は期待を先行させている。

指標この会社業種平均
PER (実績)61.8倍28.6倍
PER (予想)50.6倍
PBR2.02倍1.63倍
ROE3.4%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年2月期に営業赤字を計上した後、2025年2月期は黒字転換したが、2026年2月期の純利益は前期比半減の予想。強気派は、不採算店舗の整理と販売管理費の削減で収益構造が改善し、冷凍食品事業の伸びが続くとみる。一方、弱気派は、外食需要の低迷と原材料高が続く中で、既存店の客数回復が鈍く、コスト増が利益を圧迫すると懸念する。また、決算期変更が特殊要因となる中で、本業の回復力が焦点。

プラスに働く材料7
  • 不採算店の撤退効果

    2025年2月期に赤字店舗を整理し、営業利益率が2.95%に改善、黒字転換した。

  • 冷凍食品の拡大

    業務用冷凍餃子は取扱高が増加し、収益の安定化に寄与している。

  • コスト削減の進展

    人件費や店舗運営費の見直しで、販管費比率が低下傾向にある。

  • 売上高373億円→405億円と増収、営業利益11億円維持2026年2月期影響

    売上高は32億円増加、営業利益は11億円で前期並みを確保

  • 予想PER52.1倍が実績PER63.4倍から改善へ2026年2月期影響

    予想PER52.1倍は実績PER63.38倍から約18%低下し、悪材料が織り込まれる

  • 営業黒字11億円定着で事業継続性が明確通年影響

    2025/2期と2026/2期とも営業利益11億円を計上し、黒字基盤が安定

  • 売上高405億円でROE3.37%の改善余地中長期影響

    売上高は増加傾向で、ROE3.37%の低水準が改善すればバリュエーション向上

マイナスに働く材料7
  • 外食不振

    物価高で外食頻度が減り、既存店売上高が伸び悩んでいる。

  • 原材料高

    小麦粉や食用油などの価格上昇が続き、原価率が上昇圧力にある。

  • 利益予想の下方修正

    2026年2月期の純利益は4億円と、前期の9億円から半減の見込み。

  • 純利益9億円→4億円と半減2026年2月期影響

    純利益は9億円から4億円へ55.6%減少し、一株利益も大きく悪化

  • 営業利益率2.72%と低収益通年影響

    売上高405億円に対し営業利益11億円、利益率は2.7%にとどまる

  • PER63.4倍と割高なバリュエーション継続影響

    実績PER63.38倍は予想PER52.1倍でも高く、投資ハードルが高い

  • 配当利回り0.72%と低く株主還元に乏しい通年影響

    配当利回り0.72%は魅力度が低く、株主への利益還元が十分でない

次の決算で確かめる点
既存店売上高
外食需要の回復度合いを測るため。
客単価と客数
売上変動の要因を分解し、消費者動向を把握するため。
冷凍食品の販売高
食品事業の成長性と収益安定性を確認するため。
店舗数と出退店
店舗網の再構築が収益に与える影響を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から3.2%いまの株価に対する利回りは0.74%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
0.74%
いまの株価に対して
配当性向
30.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月849.9
2018年3月80.033.7
2019年3月80.028.1
2020年3月1033.351.4
2021年2月100.0
2022年2月100.0
2023年2月100.0
2024年2月100.030.7
2025年2月1655.0
2026年2月15−3.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ37,616人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.8%を占め、残る62.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他55.553.058.061.358.760.4
事業法人35.234.731.929.930.830.4
金融機関6.98.28.37.79.57.4
外国法人1.31.50.30.60.61.5
証券会社1.02.61.40.40.30.2
外国人個人0.10.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01株式会社文野屋23.11
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.51
03文野 直樹2.88
04サントリー株式会社1.80
05森 孝裕1.58
06仲田 浩康1.43
07文野 弘美1.17
08イートアンド社員持株会1.01
09イートアンド取引先持株会1.01
10株式会社ニップン0.79
11麒麟麦酒株式会社0.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-10
    エーピーアイピー インク(APIP, Inc.)
    新規の大量保有報告
    11.62%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−71%、1株純資産は14期で+20%。直近期のROEは3.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11482014.79.613.2
2014年3月5850111.813.717.3
2015年3月95011.7105.386.3
2016年3月235264.449.832.9
2017年3月185263.462.749.9
2018年3月245424.588.433.7
2019年3月357065.648.328.1
2020年3月347314.751.551.4
2021年2月−20700−2.8
2022年2月7676710.428.4
2023年2月387954.958.9
2024年2月−10894−1.230.7
2025年2月789648.426.7
2026年2月339853.460.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/2期の役員報酬は総額255百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
文野直樹代表取締役会長CEO66327,419
仲田浩康代表取締役社長COO62162,697
山本浩常務取締役5516,200
植月剛取締役5453,462
椎木孝取締役563,075
林恭子社外取締役59
柿原聡取締役(監査等委員)(常勤)521,735
錦見光弘社外取締役(監査等委員)635,700
池田佳史社外取締役(監査等委員)645,700
池野由香里60
今井啓人常務取締役 コーポレート統括本部長 グループ企業価値 向上担当56
加藤亘常務取締役 事業開発本部長 海外事業・次世代ビジネス担当61

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5178562723547
その他役員17201010
社外取締役310103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,178字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社、連結子会社(株式会社イートアンドフーズ、株式会社大阪王将、株式会社アールベイカー、株式会社イートアンドインターナショナル、株式会社ナインブロック、株式会社一品香、一特安餐飲股份有限公司、伊特安樂餐飲管理(上海)有限公司、Eat&MS USA Inc.)の9社、非連結子会社(伊特安國際投資(香港)有限公司、株式会社オーパス、株式会社Eatrend global)の3社の計13社で構成されており、中華惣菜を中心とする冷凍食品の製造および販売と、日常食を中心とする外食事業のチェーン展開を主な事業としております。 当社グループの関係会社の事業における当社および関係会社の位置付けならびにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 会社名   報告セグメント   主な事業内容 株式会社イートアンドホールディングス   全社(共通)   グループ経営に関する事業等 株式会社イートアンドフーズ   食品事業   冷凍食品の製造および販売 株式会社大阪王将   外食事業   外食事業のFC本部および店舗運営 株式会社アールベイカー   外食事業   ベーカリー・カフェ業態のFC本部および店舗運営 株式会社イートアンドインターナショナル   外食事業   海外FC本部および店舗運営 株式会社ナインブロック   食品事業   冷凍食品販売におけるEC事業の展開 株式会社一品香   外食事業   外食事業のFC本部および店舗運営 一特安餐飲股份有限公司   外食事業   外食事業の店舗運営 伊特安樂餐飲管理(上海)有限公司   外食事業   外食事業の店舗運営 Eat&MS USA Inc.   外食事業   外食事業の店舗運営 伊特安國際投資(香港)有限公司   外食事業   外食事業の投資会社 株式会社オーパス   食品事業   冷凍食品販売におけるEC事業の展開 株式会社Eatrend global   外食事業   外食事業の店舗運営 食品事業は、「大阪王将」ブランドの認知度向上と二次活用を主たる目的とし、卸売業者を通して全国の生活協同組合、一般量販店に「大阪王将」ブランドの冷凍食品を販売しております。また、インターネットなどの通信販売で一般消費者に直接販売しております。 外食事業は、国内においては主要ブランドである大衆中華料理業態の「大阪王将」、ラーメン業態の「よってこや」および「太陽のトマト麺」、ベーカリー・カフェ業態の「R Baker」および「コシニール」、たんめんを中心とした中華業態「一品香」などの外食直営店を運営するとともに、これら自社ブランドのフランチャイズ・チェーンを展開しております。 当社グループの主要商品である餃子について、食品事業においては、群馬県邑楽郡板倉町および大阪府枚方市の当社グループ工場で製造している冷凍餃子などを販売しております。また、トレーサビリティ(注)と検査体制が確立された提携生産者に製造委託している冷凍餃子などを販売しております。 (注) 「いつ・どこで・だれが・どのように」生産し、流通したのかを追跡・遡及するしくみ 外食事業においては、群馬県邑楽郡板倉町、大阪府枚方市、岡山県笠岡市の当社グループ工場で具と皮を製造し、外食直営店および外食加盟店に配送され、各店舗で成形、販売しております。 外食事業の店舗数の内訳は以下のとおりであります。 業態名   当連結会計年度末(2026年2月28日) 直営店   加盟店   計 大阪王将   52   290   342 ラーメン   16   9   25 ベーカリー・カフェ   22   26   48 一品香   11   2   13 その他業態   8   1   9 海外   8   26   34 合計   117   354   471 外食事業の店舗数の地域別内訳は以下のとおりであります。 2026年2月28日現在 大阪王将   ラーメン   ベーカリー・カフェ   一品香   その他 直営店   加盟店   直営店   加盟店   直営店   加盟店   直営店   加盟店   直営店   加盟店 北海道・東北   1   16   0   0   0   6   0   0   7   0 関東   41   62   13   7   16   11   11   2   1   0 北陸・中部   0   16   0   0   1   2   0   0   0   0 近畿   8   114   3   2   5   0   0   0   0   1 中国・四国   0   53   0   0   0   4   0   0   0   0 九州・沖縄   2   29   0   0   0   3   0   0   0   0 海外   4   17   3   4   0   0   0   0   1   5 合計   56   307   19   13   22   26   11   2   9   6 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,751字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループが対処すべき主要な課題は、以下の項目と認識しております。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、2021年11月に企業理念を体系化し、企業理念の上位概念として「パーパス」を制定しております。取り巻く経営環境が変化し、同時に食品ロスや地球温暖化などの社会課題に直面する中、持続可能な社会の実現に貢献することが重要になっており、食を通じて、全てのステークホルダーの幸せを創造し続けていくため、環境と社会の持続的な発展に「+&の発想」で貢献いたします。 食を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、 +&の発想で、ワクワクする未来を生み出し続けます。 今後も株主、一般消費者、地域社会、取引先、加盟店、従業員など、当社グループと係わりを持つ方々の生活を、食を通じて豊かにすべく、法令遵守と環境への配慮を前提に、新しい事業、新しいブランド、新しい商品、新しいサービスの創造により成長を続け、株主価値を高めるよう努めてまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2030年の未来に向かって、長期ビジョン「Eat&チャレンジ2030」を策定しております。 ふとした気づき、ちょっとした工夫を積み重ね、 食シーンに、新しい価値を生み出し、 グローバル売上高 1,000億円を目指します。 これまでイートアンドが大切にしてきた「+&の発想」をより広く、より強力に推進し、世界のさまざまな食シーンに、新しい価値を提供し続けます。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、中期3カ年経営計画『Sustainable Growth 2024』を策定し、2024年度を最終年度としておりましたが、2024年4月11日に2026年度(2027年2月期)へと期間の延長をいたしました。また、2026年4月14日に2026年度の経営目標を当初目標から変更し、以下のとおりとしております。 ・売上高   430億円 ・営業利益   12.5億円 ・売上高営業利益率    2.9% ・ROE    4.0% ・EPS     40円 持続的な成長に向けた強固な組織基盤を構築するために、「パーパス」の浸透と「サステナビリティ」を推進します。 事業ポートフォリオマネジメントを更に強化し、外食事業と食品事業の両輪を深化させるとともに、次世代の柱となる新規事業を積極的に探索(海外アジアへの出店拡大、外食ECへの着手、M&Aとアライアンスによる事業補完)します。 同目標の達成を通して経営基盤を磐石にし、株主、一般消費者、地域社会、取引先、加盟店、従業員への還元を図ってまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、日中関係の悪化にともなう訪日中国人客の減少によるインバウンド消費への影響や2月末に発生した中東情勢の緊迫化にともなう原油価格の上昇により、引き続き厳しい経営環境が続くことが想定されます。 このような環境下、当社グループは、今後の更なる成長を見据え、様々な戦略を実行してまいります。 食品事業につきましては、関東第一工場の完全復旧により安定した供給体制が整いましたので、更なる販路拡大を進めてまいります。また、西日本エリアでの新たな供給拠点として宮崎県都城市に九州新工場建設を進めており、2026年12月の完成を予定しております。 外食事業につきましては、主力の「大阪王将」ブランドは前連結会計年度に引き続きロボティクスを最大限活用し、関東ドミナント出店(直営店、加盟店)を積極的に進め、更なる成長を目指します。また、ベーカリー・カフェ業態の「R Baker」ではセントラルキッチン(山梨県甲州市)の安定稼働を背景に冷凍パン、冷凍生地を活用した加盟展開を進めてまいります。 新規事業と位置付けております海外事業につきましては、台湾を始めとする東アジアでの店舗拡大および北米での店舗出店を進めてまいります。 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 なお、当該将来に関する事項についてはその達成を保証するものではありません。
事業等のリスク9,083字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資判断あるいは当社グループの事業活動を理解するうえで重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載をしております。 なお、本文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 食品業界の動向および当社グループの事業展開について 当社グループの属する外食市場および冷凍食品市場は成熟した市場となっており、激しい競合状態にあります。加えて、個人消費支出における選別強化が進むなか、外食利用は相対的に縮小傾向にあり、価格競争の激化も相まって厳しい経営環境を強いられております。 このような環境下において、当社グループは、食品事業と外食事業を中心に事業展開を行っております。 食品事業では、卸売業者を通じて全国の生活協同組合や一般量販店に「大阪王将」ブランドの餃子を主軸とする冷凍中華惣菜や常温調味料の販売およびインターネット等の通信販売で一般消費者に直接販売を行っております。 外食事業では、大衆中華料理業態の「大阪王将」を中心に、ラーメン業態の「よってこや」、「太陽のトマト麺」、ベーカリー・カフェ業態の「R Baker」、「コシニール」、たんめんを中心とした中華業態「一品香」などを展開しております。出店形態には直営店とFC加盟店があり、直営店については、一般顧客への料理の提供による売上を計上しております。一方、加盟店に対する売上については、食材の販売を主軸に、厨房機器や家具類の売上、ロイヤリティや加盟金収入などを計上しております。 当社グループは、お客様に満足していただけるように、商品の味・価格・サービス等について細心の注意を払っておりますが、それにもかかわらずブランド価値が毀損される可能性や、それに伴うブランドの撤退がないとも限りません。特に食品事業および外食事業において「大阪王将」のブランド価値は大きく、同ブランド価値が毀損した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 過年度の経営成績の推移について 当社グループの最近5期間の経営成績の概況および外食事業の期末店舗数は以下のとおりであります。景気の推移や社会的事件の影響を強く受けるほか、当社グループが属する業界での競合状況は刻一刻と変化していることから、過去の経営成績の推移だけでは、当社グループの将来の業績を予測する判断材料としては不十分な面があります。 回次   第45期   第46期   第47期   第48期   第49期 決算年月   2022年2月   2023年2月   2024年2月   2025年2月   2026年2月 売上高(全社)   (百万円)   30,881   33,033   35,922   37,335   40,456 売上原価(全社)   (百万円)   18,297   19,657   21,596   21,767   23,352 売上総利益   (百万円)   12,583   13,375   14,326   15,567   17,104 営業利益   (百万円)   834   915   1,059   1,090   1,142 経常利益   (百万円)   1,476   1,053   1,068   987   1,101 期末店舗数   (店)   472   463   442   469   471 直営店       107   113   101   110   117 FC加盟店       365   350   341   359   354 (3) 中期経営計画について 当社グループは、2022年4月12日に中期3カ年経営計画『Sustainable Growth 2024』を策定し、経営目標達成に向けて取り組んでまいりましたが、2024年4月11日にて経営目標達成の最終年度を2026年度(2027年2月期)へと期間の延長をするとともに、2026年4月14日にて当初計画から経営目標数値を見直しいたしました。 これらの計画は、見直し時点において適切と考えられる情報や分析等に基づき策定しておりますが、こうした情報や分析等には不確定要素が含まれております。 今後、事業環境の悪化その他の要因により、期待される成果の実現に至らない可能性があります。 (4) 食材および商品の安定確保について ① 食材の安定確保について 当社グループにおきましては、安全な食材の安定確保に向け、取引先との連携等をこれまで以上に慎重に取り組んでいく方針ではありますが、食材の安全性が疑われる問題が生じた場合や、食材の安定的な確保に支障が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 商品の安定確保について 食品事業における当社グループ製品の製造に関しては、当社グループ工場での製造のみならず他社工場への製造委託も行っております。委託先の工場は特定の地域に偏ることなく複数の工場を確保しており、仮に一つの工場で事故等により当該工場からの供給が一時的に停止した場合でも、他の工場との連携により必要数量を確保する体制を整えております。しかし、供給量の低下が長期化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 原材料およびエネルギーの価格高騰について 大幅な為替変動をはじめ、天候不順による野菜作柄の急落や、鳥インフルエンザ、豚コレラといった疫病の流行、国際的な紛争など、需給関係の急激な変動による食材価格の高騰等により、当社グループが購入している原材料の価格が高騰する可能性があります。また、商品を製造する際に使用する電気やガスといったエネルギーの価格も高騰する可能性があります。 当社グループでは複数の仕入先の確保や契約農場の確保により原材料価格の安定化および数量の安定確保に努めており、電気やガスといったエネルギーは供給会社との価格交渉を行うとともに、省エネルギー化も進め費用の抑制に努めております。 しかしながら、それらの価格が著しく高騰した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 外食事業について ① 店舗展開について 当社グループは、外食事業において「大阪王将」、ラーメンおよびベーカリー・カフェ業態の各種店舗ブランドのフランチャイズ・チェーン展開を積極的に行う方針であります。出店にあたりましては、1店舗の収益性を重要視し、賃借料等の出店条件および周辺環境等を勘案し優良物件を選定しております。 しかしながら、当社グループの希望する出店予定地の確保ができない場合、またFC加盟店開拓が計画どおりに進まない場合には出店数が予定を下回り、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また直営店の出店においては、既存ブランドによる出店や新規業態構築のための出店を予定しておりますが、新規業態等が必ずしもお客様に支持いただけるとは限らず、店舗の閉店や業態の撤退により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② フランチャイズ・チェーン展開について 当社グループは、契約に基づき当社グループのスーパーバイザー(SV)がFC加盟店を巡回し、店舗の運営指導を行っております。しかしながら、当社グループの指導等の及ばない範囲でFC加盟店が受ける苦情および芳しくない評判等は、当社グループおよび当社グループブランドのイメージに影響を与え、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 その他、当社グループのFC本部としての機能に対するFC加盟者からの評価が不十分な場合や、当社グループに起因しないFC加盟者の諸事情を理由として、FC加盟者が当社グループのFC事業の出店凍結もしくはFC加盟契約関係を解消した場合には、FC加盟店の出店数が計画どおり確保できず当社グループの今後の出店政策および事業展開に支障をきたすことにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 賃借物件への差入保証金等について 当社グループの事務所および直営店舗はそのほとんどが建物を賃借しており、賃貸借契約に基づき賃貸人に対して保証金等を差し入れております。当社グループは、新規に出店する際に賃貸人の信用状況についての調査・確認を徹底させるとともに、特定の賃貸人からの賃借が集中しないように取り組んでおりますが、万一、賃貸人の倒産等により、差し入れていた保証金等の一部または全部が回収不能となった場合には、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、賃貸人側の諸事情により賃貸借契約期間中に解約された場合や、契約の更新を拒絶された場合、退去・閉店を余儀なくされる可能性があります。そのような場合には、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 短時間労働者に対する社会保険適用拡大等について 厚生労働省は、2016年10月より「将来にわたる年金財政の安定化等」を目的に、短時間労働者(正社員以外の労働者で、1週間の所定労働時間が正社員より短い労働者)に対する社会保険への加入基準を拡大いたしました。 当社グループは、工場、直営店舗において多くの短時間労働者が就業しており、今後、当該年金制度が変更され、更なる社会保険適用基準の拡大が実施された場合には、当社グループが負担する保険料の増加等により当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 海外事業展開におけるリスクについて 当社グループは、海外関係会社またはフランチャイズ加盟企業(現地企業)において海外店舗展開を行っております。それぞれの進出国における政情、経済、紛争、法規制、ビジネス慣習等の特有なカントリーリスクにより、計画した事業展開を行うことができない場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、フランチャイズ加盟企業の減少や業績の悪化により、フランチャイズ・チェーン展開が計画通りに実現できない場合、ロイヤリティ収入が減少することなどにより、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 食品事業について ① 冷凍食品関連の市場動向について 食品事業を取り巻く外部環境は、特に冷凍食品において過去に発生した食の安心・安全を脅かす事件から得た教訓に基づき、各社とも検査体制やトレーサビリティの確立に努めております。また、価値観の多様化により健康や簡便性、低価格など様々な要望に応えるべく商品群の充実が求められ、少量多品種生産への対応を進める中で生産性の維持・向上に苦慮するなど、厳しい状況が続いております。 このような状況下、当社グループは主力ブランドである「大阪王将」の冷凍中華惣菜の製造の大部分を当社グループ工場を含む国内工場に切り替えたほか、検査体制およびトレーサビリティの向上を図り、また商品情報の速やかな開示にも努めたことで早期に信頼回復を図り、市場内でのシェア拡大に努めてまいりました。今後も冷凍食品の開発と内製化を進め、さらに安心・安全を確保するとともに、様々な価値を訴求・提案する商品の提供に努めてまいります。 しかしながら、今後冷凍食品において、再度食の安心・安全を脅かす事件が発生した場合には、冷凍食品に対するイメージの低下等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 取引先について 食品事業における商品は、主として各地の生活協同組合および小売量販店へ卸売業者を通じて販売され、消費者へと渡ります。当社グループと卸売業者等の取引先との関係は良好ではありますが、予期せぬ理由により一部の取引先との取引が継続できなくなった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 競合について 当社グループは、大衆中華料理店である「大阪王将」を中心とした飲食店の経営および冷凍中華惣菜を販売しております。当社グループは、大衆中華料理店や冷凍食品取扱業者等の同業との競合のみならず、和・洋レストランおよびファストフードチェーン等との競合のほか、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、持ち帰り弁当事業およびデリバリー事業等の食品小売業者との間においても、商品・価格・利便性・サービス内容等をめぐり、激しい競合状態にあります。 特に最近では、高付加価値と低価格をめぐって競争が激化しております。当社グループは、こうした競合に対処すべく安心・安全で鮮度の高い商品を提供することや顧客のニーズに応え続けること等により顧客満足度を高めるとともに、新規顧客の獲得と既存顧客のリピート率の向上に努めております。しかしながら、これらの競合激化に伴う品質の向上のためのコストの増加、販売価格の引き下げ圧力による利幅の低下等が起きた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 法的規制について ① 食品衛生法について 当社グループが事業展開を行っている食品事業および外食事業は、いずれも食品衛生法をはじめとした各種法令の規制を受けております。食品衛生法は、食品の安全性確保のため公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を講ずることにより、飲食に起因する危害の発生を防止し、国民の健康を図ることを目的としております。当社グループにおきましては、所轄保健所等より飲食店等の営業許可を取得するとともに、食品衛生責任者を置き、定期的な衛生点検を実施しております。また、厚生労働省の業種別手引きに基づき、HACCP(ハサップ)の考え方に基づき、安全な商品をお客様に提供するための衛生管理を徹底しております。 しかしながら、万一、食中毒等の事故が起きた場合は、食品衛生法の規定に基づき、食品等の廃棄処分、一定期間の営業停止、営業の禁止、営業許可の取り消し等の処分を受けるおそれがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)について 「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」(食品リサイクル法)により年間 100トン以上の食品廃棄物を排出する外食業者(食品関連事業業者)は、食品廃棄物の発生量の抑制、減量および再生利用を通じて、食品残渣物の削減を義務付けられております。当社グループは、食品残渣物を低減するための取り組みを鋭意実施しておりますが、今後法的規制が強化された場合には、その対応のために、設備投資等の新たな費用が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 中小小売商業振興法、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)について 当社グループは、フランチャイズ加盟者の募集および加盟者との取引に関して、それぞれ「中小小売商業振興法」・「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(独占禁止法)による規制を受けております。具体的には、加盟募集に当たり加盟希望者が適切な判断をするのに十分な情報開示を行い、当社グループのフランチャイズ事業内容や加盟契約内容などを書面により事前説明することが義務付けられております。また、法律上、加盟者は、当社グループから独立した事業者でありますので、当社グループがフランチャイズシステムによる営業を的確に実施する範囲を超えて、加盟者に対して正常な商習慣に照らし不当に不利益を与えることは独占禁止法違反に該当します。 当社グループは、これらの法令を遵守しており、加盟希望者とは十分な面談の上、加盟契約を締結しており、本書提出日現在において、加盟希望者および加盟者との間で訴訟や係争はありませんが、法令に関する解釈等に相違が生じた場合には、加盟者から訴訟が提起される可能性があります。万が一、そのような事態に陥った場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 店舗での酒類の提供について 当社グループの店舗では、アルコール類の提供を行っております。その為、未成年のお客様や自動車等で来店されるお客様に対しアルコール類を提供しないよう、注意喚起を図っております。 しかしながら、当社グループの努力にもかかわらず、当社グループの店舗が飲酒運転者に酒類を提供した飲食店として飲酒運転の教唆・幇助により摘発を受ける、または店舗の営業が制限される可能性があり、これらの場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ その他の法令について 当社グループは、「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)・「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)・「製造物責任法」(PL法)等に基づく規制を受けており、これらの法令の遵守についても対策を講じておりますが、万が一これらの法令に違反した場合、商品の廃棄処分、回収処理などが必要となるおそれがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの店舗では、消防法、建築基準法および都市計画法による規制を受けており、不慮の火災等によりお客様に被害が及ばぬように、様々な施策を講じ法令遵守に努めております。しかしながら、不測の事態によって、当社グループ店舗において火災による事故が発生した場合には、当社グループの信用低下や損害賠償請求等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 食品の安全性について 食品業界においては、食品の安全性や品質管理が強く求められております。 当社グループでは、食品安全を確保するための国際規格であるISO22000を認証取得するとともにHACCPに基づく安全で衛生的な商品の提供に努めております。 しかしながら、品質問題等想定を超えた事象が発生した場合、異物混入等当社グループ商品において、市場からの回収の必要性が生じた場合、もしくは当社グループ商品に直接問題がない場合であっても食品業界に対する風評等により当社グループ商品のイメージが低下した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 人材の確保と育成について 当社グループは、今後も事業展開を積極的に行う方針であり、事業展開に必要な人材を確保していく必要があります。そのため当社グループは、中期経営計画に基づいた人員計画を策定し、より効果的に人材を確保するための採用活動を行っております。 また、当社グループは、更なる成長を達成するため、さまざまな雇用形態の社員を採用し、採用した社員の早期戦力化を実現するための人事制度を導入していく方針であります。 しかしながら、人材の確保および育成が当社グループの計画どおりに進まない場合、内部管理体制の充実を含め当社グループの事業展開が制約される可能性があり、これらの場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 当社グループの商標権について 当社グループは、自社開発業態のブランドを当社グループ事業にとって重要なものと位置づけ、「大阪王将」、「よってこや」、「太陽のトマト麺」などの主要ブランドの商標の登録を行っております。 本書提出日現在において、商標の登録、使用に関する訴訟や紛争はなく、また当社グループの事業展開を制約する取り決め等もありませんが、これらの商標は、その用語の一部が一般的に使用される普通名詞であることから、今後類似商標の出現および無断使用等により、商標権を侵害された場合には、当社グループのブランド価値や顧客からの信用が毀損する可能性があるとともに、何らかの理由により当社グループが使用している商標が第三者の登録済みの商標権を侵害していることが判明した場合に、商標の使用差止、損害賠償等の支払いを請求される可能性があり、これらの場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 自然災害等による影響について 地震や津波、台風等の自然災害により人的・物的な被害が生じた場合、あるいはそれらの自然災害等に起因する電力・ガス・水道・交通網の遮断・制限等により、当社グループや取引先の正常な事業活動が阻害された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの事業活動におきまして、コンピュータシステムおよびそのネットワークを活用しており、そのためセキュリティの強化やデータのバックアップ体制の構築、ハードウェアの増強等、システムトラブル対策を講じておりますが、これらの対策にもかかわらず、自然災害等によりシステムトラブルが発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 減損会計の適用について 当社グループは、店舗環境の変化や経済的要因により店舗ごとの収益性が損なわれた場合、固定資産およびリース資産について減損損失を認識する必要があり、当該減損損失の計上により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 個人情報保護について 当社グループは、個人情報保護法に定められた個人情報を取り扱っており、管理体制の整備およびその取扱については細心の注意を払っておりますが、保有する顧客情報等の個人情報が漏洩した場合、損害賠償問題の発生や信用の低下等が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) インターネット等による風評被害に伴うリスク 当社グループが保有する商標等の不正利用、商品への異物混入や調理設備の不適切使用等、インターネット上の掲示板やSNS等への書き込みにより風評被害が発生・拡散した場合、その内容の真偽にかかわらず、当社グループの事業、財政状態、業績、ブランドイメージおよび社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,030字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費や設備投資が増加したことにより景気は緩やかな回復基調にあり、2025年春闘では人手不足への対応や物価上昇に配慮した積極的な賃上げが行われ、賃上げ率は5%台前半となりました。また、ボーナス支給額の増加もあり、所得環境の改善は続いており、ガソリンの暫定税率廃止、お米券や電子クーポンなどの配布をはじめとする食料品の物価高騰に対する支援による物価高対策も個人消費を下支えすると期待されます。しかしながら、日中関係の悪化にともなう訪日中国人客の減少によるインバウンド消費への影響や2月末に発生した中東情勢の緊迫化にともなう原油価格の上昇など外部環境の変化には注意する必要があります。 当社主力事業の市場動向につきましては、冷凍食品市場および冷凍食品中華カテゴリーは価格改定による後押しもあり、昨年に引き続き、前年を上回る成長率を示しております。また、外食市場についても価格改定による客単価上昇が続いており、前年を上回る成長となっております。一方で、日中関係の悪化にともなう訪日中国人客の減少によるインバウンド消費への影響や2月末に発生した中東情勢の緊迫化にともなう原油価格の上昇により当社グループにも大きな影響が懸念されております。 このような状況下、食品事業においては、2025年4月に関東第一工場が完全復旧を果たし、グループ年間製造量は40,000トンの当初計画に対して約43,000トンと大幅に伸長しており、安定した供給体制に寄与いたしました。また、昨年に引き続き全国CMの出稿を行い、冷凍餃子のシェア拡大に努めました。 外食事業においては、主力の「大阪王将」ブランドでは新モデル店舗を関東圏中心に出店を進めるとともに、調理ロボ「I-Robo」を積極的に導入し、店舗の収益性向上を進めました。また、ベーカリー・カフェ「R Baker」においてはセントラルキッチン(山梨県甲州市)が安定稼働しており、FC展開および店舗運営効率化は順調に進捗しております。 食品メーカーとしての心臓部である生産工場においては、関東第一工場の完全復旧に加え、西日本エリアの生産体制強化を企図し、新たな供給拠点として宮崎県都城市に九州新工場建設を進め、2026年12月の竣工を目指しております。 この結果、当連結会計年度の売上高は404億56百万円(前期比8.4%増)、営業利益は11億42百万円(前期比4.7%増)と昨年に引き続き株式上場後過去最高益を達成いたしました。また、経常利益は11億1百万円(前期比11.6%増)となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度において「出火に伴う受取保険金」の計上があったため、3億73百万円(前期比58.0%減)の結果となりました。 なお、セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。 a. 食品事業 食品事業につきましては、餃子カテゴリーにおいて、新商品「大阪王将神焼き羽根つき餃子」、「大阪王将クリスピーひとくち餃子」に加え、楽ラク中華シリーズとして「冷凍中華ワンプレート」を発売するなど中華カテゴリー強化に努めました。また、関東第一工場の完全復旧により安定した供給体制が整った一方で、原材料費、資材費、物流費等の高騰を受けて、2025年9月1日納品分より「餃子(焼き餃子、水餃子等)カテゴリー」および「点心(焼売、小龍包等)カテゴリー」の価格改定(5%~10%)を実施し、収益の改善を進めました その結果、当連結会計年度における売上高は231億97百万円(前期比8.1%増)、セグメント利益は12億88百万円(前期比14.4%増)となりました。 b. 外食事業 外食事業につきましては、各業態が着実な回復を見せており、主力の「大阪王将」ブランドにおいては、調理ロボ「I-Robo」を直営店中心に導入する等、店舗運営の効率化および収益の最大化を図りました。 また、ベーカリー・カフェ「R Baker」においてはセントラルキッチン(山梨県甲州市)が安定稼働を続けており、FC展開および店舗運営効率化を推進いたしました。 その結果、当連結会計年度における売上高は172億59百万円(前期比8.7%増)、セグメント利益は4億23百万円(前期比16.9%減)となりました。 なお、当連結会計年度におきましては、加盟店15店舗(うち海外6店舗)、直営店18店舗(うち海外1店舗)の計33店舗(うち海外7店舗)を出店した一方、加盟店22店舗(うち海外5店舗)、直営店9店舗(うち海外1店舗)の計31店舗(うち海外6店舗)を閉店した結果、当連結会計年度末における店舗数は、加盟店354店舗(うち海外26店舗)、直営店117店舗(うち海外8店舗)の計471店舗(うち海外34店舗)となっております。また、運営形態変更に伴い4店舗を直営店から加盟店へ、2店舗を加盟店から直営店へと変更しております。 外食事業の店舗数の内訳は以下のとおりであります。 業態名   前連結会計年度末 (2025年2月28日)   当連結会計年度末 (2026年2月28日) 直営店   加盟店   計   直営店   加盟店   計 大阪王将   50   299   349   52   290   342 ラーメン   15   10   25   16   9   25 ベーカリー・カフェ   21   21   42   22   26   48 一品香   9   2   11   11   2   13 その他業態   7   2   9   8   1   9 海外   8   25   33   8   26   34 合計   110   359   469   117   354   471 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1百万円減少し、23億24百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は47億28百万円となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益7億77百万円の計上、減価償却費の計上17億2百万円、売上債権の減少による収入6億35百万円、仕入債務の増加による収入11億37百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は58億63百万円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は5億11百万円となりました。主な要因は、長期借入れによる収入16億70百万円があった一方、長期借入金の返済による支出10億35百万円、配当金の支払額1億75百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であるため、セグメント別に生産規模を金額あるいは数量で示すことは困難であるため記載しておりません。 b. 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額   前年同期比(%) 食品事業(百万円)   6,254   △2.2 外食事業(百万円)   3,806   15.1 合計(百万円)   10,060   3.7 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 c. 受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 d. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額   前年同期比(%) 食品事業(百万円)   23,197   8.1 外食事業(百万円)   17,259   8.7 合計(百万円)   40,456   8.4 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 三菱食品株式会社   6,382   17.1   6,307   15.6 伊藤忠商事株式会社   4,679   12.5   5,198   12.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。 当連結会計年度は「Let’s go now! 準備完了!「さぁ、攻めよう!!」」をグループ方針として掲げ、収益の高い会社を目指すべく質を追求し、更なる利益体質の会社を目指し、当社の成長戦略でもある「当社グループ工場の生産」を中心として、食品事業、外食事業のシナジーを最大限に発揮し、商品開発、販路拡大に取り組んでまいりました。 当連結会計年度における経営環境は、個人消費や設備投資が増加したことにより景気は緩やかな回復基調にあり、2025年春闘では人手不足への対応や物価上昇に配慮した積極的な賃上げが行われ、賃上げ率は5%台前半となりました。また、ボーナス支給額の増加もあり、所得環境の改善は続いており、ガソリンの暫定税率廃止、お米券や電子クーポンなどの配布をはじめとする食料品の物価高騰に対する支援による物価高対策も個人消費を下支えすると期待されます。しかしながら、一方で、日中関係の悪化にともなう訪日中国人客の減少によるインバウンド消費への影響が少なからず出ております。 外食事業においては、主力の「大阪王将」ブランドにおいては、調理ロボ「I-Robo」を直営店中心に導入する等、店舗運営の効率化および収益の最大化を図るとともに、駅前立地・フードコート・ロードサイドなど立地や客層に応じた店舗モデルの再構築を実施し、店舗収益力の強化に努めました。 ベーカリー・カフェ「R Baker」では、セントラルキッチン(山梨県甲州市)での安定稼働により、FC展開および店舗運営効率化を推進しており、またラーメンブランドでは、「太陽のトマト麺withチーズ」の新モデル店舗を展開、「一品香」では創業70周年を機に伝統の味を引き継ぎつつブラッシュアップを図り、新規顧客の開拓に努めました。 食品事業においては、餃子カテゴリーにおいて、新商品「大阪王将神焼き羽根つき餃子」、「大阪王将クリスピーひとくち餃子」に加え、楽ラク中華シリーズとして「冷凍中華ワンプレート」を発売するなど中華カテゴリー強化に努めた一方で、原材料費、資材費、物流費等の高騰を受けて、2025年9月1日納品分より「餃子(焼き餃子、水餃子等)カテゴリー」および「点心(焼売、小龍包等)カテゴリー」の価格改定(5%~10%)を実施し、収益の改善を図りました。 メーカーとしての心臓部である生産工場においては、2025年4月に関東第一工場が完全復旧を果たし、グループ年間製造量は40,000トンの当初計画に対して約43,000トンと大幅に伸長することができました。今後も引き続き更なる自社製造量の拡大を図るとともに、今後もAIやロボット技術を駆使したより安全性の高い最新鋭の設備を整え、労務作業の軽減、効率化を図り自社製品の内製化比率を更に高めてまいります。 上記取り組みなどにより、昨年に引き続き株式上場後過去最高の営業利益を達成することができました。これは当社グループのビジネスモデルである食品と外食の両輪からなる事業ポートフォリオによるものであり、他社にはない強みであることを示すことができました。 経営成績の分析 a. 売上高 売上高は、食品事業231億97百万円(前期比8.1%増)、外食事業172億59百万円(前期比8.7%増)、グループ合計404億56百万円(前期比8.4%増)となりました。当連結会計年度においては、食品事業における関東第一工場の全面復旧による製造量の伸長や外食事業での新規出店および既存店売上高の回復により、着実な売上成長を果たすことができました。 各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は食品事業が57.3%、外食事業が42.7%となりました。 b. 売上総利益 総利益は、グループ合計171億4百万円(前期比9.9%増)となりました。売上高総利益率は42.3%と前連結会計年度の41.7%から0.6pt上昇いたしました。これは、外食事業の直営店新規出店に加え、食品事業では関東第一工場の全面復旧による製造量の伸長や「餃子(焼き餃子、水餃子等)カテゴリー」および「点心(焼売、小龍包等)カテゴリー」の価格改定を実施したことによるものであります。 c. 営業利益 営業利益は、食品事業12億88百万円(前期比14.4%増)、外食事業4億23百万円(前期比16.9%減)、調整額△5億69百万円、グループ合計11億42百万円(前期比4.7%増)となりました。営業利益率は2.8%と前連結会計年度の2.9%から0.1pt下降いたしましたが、当社グループのビジネスモデルである食品事業と外食事業の両輪からなる事業ポートフォリオが奏功し、営業利益を計上することができました。 d. 経常利益 経常利益は、82百万円の営業外収益を計上した一方で、支払利息や支払手数料など営業外費用1億23百万円を計上した結果、11億1百万円(前期比11.6%増)となりました。売上高経常利益率は2.7%と前連結会計年度の2.6%から0.1pt上昇いたしました。 e. 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における特別損益は、国庫補助金受贈益および受取補償金等の特別利益26百万円を計上する一方で、固定資産除却損および直営店舗の閉店、減損損失等の特別損失3億50百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は3億73百万円(前期比58.0%減)となりました。 財政状態の分析 a. 資産の部 当連結会計年度末の総資産の残高は、前連結会計年度末より33億27百万円増加し、324億79百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末より3億9百万円減少し、119億30百万円となりました。主な要因は、売掛金の減少6億31百万円、商品及び製品の増加4億84百万円、流動資産のその他の減少1億62百万円によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末より36億36百万円増加し、205億48百万円となりました。主な要因は、有形固定資産の増加33億72百万円、投資その他の資産の増加1億74百万円によるものであります。 b. 負債の部 当連結会計年度末の負債の残高は、前連結会計年度末より28億1百万円増加し、210億1百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末より22億41百万円増加し、155億98百万円となりました。主な要因は、買掛金の増加11億39百万円、流動負債のその他の増加7億51百万円によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末より5億59百万円増加し、54億3百万円となりました。主な要因は長期借入金の増加5億51百万円によるものであります。 c. 純資産の部 当連結会計年度末の純資産の残高は、前連結会計年度末より5億26百万円増加し、114億77百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加1億97百万円、非支配株主持分の増加2億79百万円によるものであります。 この結果、自己資本比率は34.4%(前連結会計年度末37.5%)となりました。 キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源および資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループは、事業活動に必要な資金の流動性の維持と十分な確保を基本とし、運転資金の効率的な管理により、事業活動における資本効率の最適化を目指しております。 資金は、金融機関からの借入等を必要に応じて行うことで、流動性の確保および財務体質の向上を図っております。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。 当社グループは「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載のとおり、2026年度の経営目標である売上高、営業利益、売上高営業利益率およびROEならびにEPSのそれぞれを設定しております。 当連結会計年度におきましては、売上高営業利益率は2.8%となり、中期経営計画において示した戦略の方向性(外食事業の再生、食品事業の拡大、新規事業の探索)を継続し、営業利益率の向上を進めてまいります。 第50期は「変わるぞ!変えるぞ!絶対やるぞ! CHANGE&ACTION 2026」をグループ方針として実行し、さらに収益の高いグループとなるべく、各事業会社の収益力向上を企図した取り組みにも邁進してまいります。 回次   第48期   第49期   第49期   増減 決算年月   2025年2月期 (実績)   2026年2月期 (計画)   2026年2月期 (実績)   2026年2月期 (計画比) 売上高   37,335百万円   40,000百万円   40,456百万円   456百万円 (1.1%増) 営業利益   1,090百万円   1,200百万円   1,142百万円   △57百万円 (4.8%減) 売上高営業利益率   2.9%   3.0%   2.8%   △0.2pt 親会社株主に帰属する当期純利益   888百万円   525百万円   373百万円   △151百万円 (28.9%減) 当社グループの売上高営業利益率の推移は以下の通りであります。 回次   第45期   第46期   第47期   第48期   第49期 決算年月   2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 売上高   30,881百万円   33,033百万円   35,922百万円   37,335百万円   40,456百万円 営業利益   834百万円   915百万円   1,059百万円   1,090百万円   1,142百万円 売上高営業利益率   2.7%   2.8%   3.0%   2.9%   2.8% セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識ならびに分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態および経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識および測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 決算説明資料2027年2月期第1四半期 決算説明資料2026-07-14

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