概要
日本調理機は、学校給食・病院・事業所などの集団給食施設向け厨房機器の開発・製造・販売・修理を行う企業である。1947年創業、東京都大田区に本社を置く。スライサー、食器洗浄機、スチームコンベクションオーブンなどを主力製品とし、自社製品に加え他社製品も含めた最適な厨房システムを提案するコンサルティング営業が特徴。2025年9月期の売上高は181億円、従業員数532名。
集団給食に特化した業務用厨房機器メーカー
当社は業務用総合厨房機器メーカーとして、学校給食、病院給食、社員食堂など多数の人に継続的に食事を提供する集団給食施設向けに製品を供給する。主力製品は食器洗浄機、消毒保管機、回転釜、炊飯器、スチームコンベクションオーブンである。発注先は官公庁が多く、入札形式となる場合が多い。自社製品の製造販売に加え、動線・運用・アフターフォローを含む厨房システム全体を企画・施工する点が特徴で、他社製品も含めた最適提案を行うコンサルティングサービスを提供する。
機器設備売上と修理・備品売上の二本柱
売上は大きく機器設備売上と修理備品売上に区分される。2025年9月期の機器設備売上は151億円(構成比83.8%)、修理備品売上は29億円(同16.2%)であった。機器設備売上は主に給食施設の新設・更新時の厨房機器販売であり、修理備品売上は保守点検・部品交換・消耗品販売からなる。売上総利益率は28.6%、営業利益率は4.6%と、設備投資の大型案件に左右されやすい収益構造にある。
直販体制と全国をカバーする営業網
当社は国内全エリアをカバーするため、本社営業部門に加え、北海道、東北、関西、中部、中四国、九州などの各支店を設置し、エリア別に営業活動を展開する。かつては販売子会社を分社化していたが、1999年に6社を合併して直販に戻した。また、東京23区は本社営業部門が担当し、設計事務所や全国企業向けに事業開発部が営業を行う。全国のゼネコン・特約店・地元企業と連携し、中間業者経由の取引にも対応する。
栃木工場と大分工場の二拠点生産体制
生産は栃木県矢板市の栃木工場と大分県豊後大野市の大分工場の2工場体制で行う。大分工場は消毒保管機とスチームコンベクションオーブンを主体に生産し、その他製品は栃木工場が担当する。災害時の相互補完を目的に技術伝承を進め、多能工化により繁忙期に対応する。両工場とも、創立以来培われた職人の技と機械制御技術を融合し、耐久性と安全性の高い製品を製造する。
業界の中での役割は集団給食施設向け厨房機器の総合サプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01学校給食主力
官公庁発注の学校給食施設を主な顧客として、食器洗浄機や回転釜などの厨房機器を供給。入札形式での取引が中心で、教育分野の食の安全を支える。
- 食器洗浄機
- 大量の食器を効率的に洗浄する業務用機器。給食施設での衛生管理に欠かせない。
- 消毒保管機
- 洗浄後の食器を熱風で加熱消毒し、そのまま乾燥保管する収納庫。電気・蒸気式がある。
- 回転釜
- 大量調理に用いる加熱調理機器。釜を前後に傾けられ、煮る・炒める・焼くなどの調理が可能。ガス・電気・蒸気式がある。
- 炊飯器
- 大量のご飯を炊くための業務用炊飯器。給食提供に不可欠。
- スチームコンベクションオーブン
- 熱風と水蒸気で調理する万能オーブン。焼く・蒸す・煮るなど多彩な調理が可能。
02病院給食主力
健康管理を目的とした病院給食施設向けに、衛生面を重視した厨房機器を提供。患者の食事の安全を支える。
- 食器洗浄機
- 病院内での衛生管理に適した業務用食器洗浄機。
- 消毒保管機
- 病院給食での食器消毒・保管に用いる。
- スチームコンベクションオーブン
- 治療食など多様な調理に対応する万能オーブン。
03社員給食準主力
福利厚生としての社員給食施設向けに厨房機器を供給。民間企業が主な顧客で、大型案件では入札となる場合もある。
- 回転釜
- 大量調理に適した加熱調理機器。
- 炊飯器
- 社員食堂向けの業務用炊飯器。
製品と技術
食器洗浄機と消毒保管庫
食器洗浄機は1953年のCM型以来、改良を重ね主力製品の一つである。2024年には業務用高効率フライトタイプ食器洗浄機が省エネ大賞で省エネルギーセンター会長賞を受賞した。消毒保管機は1959年開発の熱風消毒保管庫を起源とし、洗浄後の食器を庫内で加熱消毒し乾燥保管する。熱源は電気または蒸気で、衛生的な保管を実現する。
回転釜と炊飯システム
回転釜は大量調理施設で焼き物・炒め物・煮物などに用いる加熱調理機器で、ハンドル操作で釜を前後に傾けられる。熱源はガス・電気・蒸気の3種。炊飯システムは1962年に給食センター向けとして開発され、大量の米飯を効率的に炊き上げる。これらの製品は学校給食や病院給食で広く採用されている。
スチームコンベクションオーブン
1995年に自社開発したスチームコンベクションオーブンは、熱風と水蒸気を併用する万能調理機器である。オーブン(熱風)・スチーマー(蒸気)・コンビ(両方)の3モードを備え、焼く・蒸す・煮る・炒める・炊くまで一台でこなす。熱源は電気とガスの二種類があり、省人化・省力化に貢献する製品として位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
金属製品のなかでの位置
業務用調理機器でニッチトップ、収益は堅調
業務用調理機器メーカーで、金属製品業界に分類される。同業のテクニスコや稲葉製作所と比較して売上規模は小さいが、特定の調理機器分野で高いシェアを持つニッチトップ企業。直近期の営業利益率は5%程度と堅調だが、受注変動や原材料価格の影響を受けやすい。安定した需要がある一方、成長には新製品開発や新規開拓が必要。
強み
- 特定の業務用調理機器で高いシェアを有し、競合参入障壁が高い。
- 長年の技術蓄積による高品質な製品で、顧客からの信頼が厚い。
- ホテル・レストラン等との直接取引で、リピート受注が安定。
- 修理・メンテナンス体制が整っており、顧客満足度向上に貢献。
課題
- ニッチ市場ゆえに成長余地が限定的で、新たな需要開拓が必要。
- 鋼材等の値上がりが収益を圧迫するリスク。
- 技術者の高齢化・不足が進行し、後継者育成が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属製品の時価総額近傍。太字が日本調理機
時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5950日本パワーファスニング | 29億円 | 56.9倍 |
| 2 | 5987オーネックス | 28億円 | 7.2倍 |
| 3 | 5969ロブテックス | 25億円 | 18.9倍 |
| 4 | 5952アマテイ | 24億円 | 15.4倍 |
| 5 | 5905日本製罐 | 19億円 | — |
| 6 | 2961日本調理機 | 18億円 | 12.8倍 |
| 7 | 7985ネポン | 8億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
スライサー製造から始まった1947年の創業
1947年7月、東京都大田区南六郷に日本調理機製造株式会社を創立。代表取締役社長に梅田勝徳が就任し、業務用各種調理機器メーカーとしてスライサーの製造設計と販売を開始した。戦後間もない時期に、大量調理の需要を見据えた製品投入であった。
食器洗浄機と熱風消毒保管庫の開発(1953〜1959年)
1953年1月、食器洗浄機CM型を設計開発し販売開始。続いて1959年8月には熱風消毒保管庫を開発。これにより、洗浄から消毒・保管までを一貫して行う厨房機器のラインアップが整い、衛生管理を重視する集団給食市場での基盤を築いた。
全国展開と子会社化による販売網の拡充(1957〜1978年)
1957年10月に日本調理機商事を設立し、中国・九州に出張所を開設。1962年以降、大阪・札幌・四国・名古屋など各地に支店を設置。1976年から1978年にかけて、大阪・中国・メンテナンス・東北・北海道・九州・名古屋の各支店を次々と子会社化し、地域密着型の販売・サービス体制を構築した。
子会社を合併し直販体制に戻した1979年
1979年10月、日本調理機商事株式会社を合併し、商号を日本調理機株式会社に変更。これにより販売子会社を統合し、直販体制へと移行した。同時期に大分工場(1977年)や氏家工場(1978年)を完成させ、生産能力を増強した。
スチームコンベクションオーブンの自社開発(1995年)
1995年9月、スチームコンベクションオーブンを自社開発し販売開始。熱風と水蒸気を組み合わせた万能調理機器であり、「焼く」「蒸す」「煮る」「炒める」「炊く」など多様な調理が可能。以降、同製品は当社の主力製品の一つとなる。
6販売子会社を合併し支店化した1999年
1999年8月、北海道日本調理機、東北日本調理機、名古屋日本調理機、大阪日本調理機、中国日本調理機、九州日本調理機の6社を吸収合併し、それぞれを支店とした。これにより分社化していた販売網を再統合し、全国一律の営業・サービス体制を確立した。
年表25件を開く
1940年代
- 1947年7月創業東京都大田区に業務用各種調理機器メーカーとして、東京都大田区南六郷3丁目14番地に日本調理機製造㈱を創立 梅田勝徳が代表取締役社長に就任 スライサーを製造設計し販売開始
1950年代
- 1953年1月食器洗浄機CM型を設計開発し販売開始
- 1957年10月サービス網の充実と拡販の為、日本調理機商事㈱を設立 山口県防府市に中国出張所、九州出張所(現九州支店)開設
- 1959年8月熱風消毒保管庫を開発し販売開始
1960年代
- 1962年4月大阪府大阪市天王寺区に大阪支店(現関西支店)開設
- 1962年5月給食センター向け炊飯システムの開発し販売開始
- 1962年10月九州出張所を福岡市舞鶴に移転し、九州支店に名称変更 中国出張所が中国支店に名称変更
- 1963年4月西六郷工場(東京都大田区)完成
- 1964年3月札幌市北区に札幌支店(現北海道支店)開設 松山市に四国支店(現松山/高松営業所)開設
- 1964年8月南六郷工場(東京都大田区)完成
- 1967年1月中国支店を山口支店に名称変更し、広島市に中国支店(現中四国支店)開設
1970年代
- 1970年6月名古屋市の名古屋出張所(1969年4月開所)が名古屋支店(現中部支店)に名称変更
- 1976年11月大阪支店、中国支店をそれぞれ子会社とし、大阪日本調理機㈱、中国日本調理機㈱とする
- 1977年3月大分県豊後大野市に大分工場完成
- 1977年6月メンテナンス部門を子会社とし、日調メンテナス㈱とする
- 1977年11月仙台出張所を子会社とし、東北日本調理機㈱とする。
- 1978年1月札幌支店、九州支店をそれぞれ子会社とし、北海道日本調理機㈱、九州日本調理機㈱とする。
- 1978年8月栃木県塩谷郡に氏家工場完成
- 1979年1月名古屋支店を子会社とし、名古屋日本調理機㈱とする
- 1979年10月M&A日本調理機商事㈱を合併し、日本調理機㈱に商号変更
1980年代
- 1982年1月栃木県矢板市に栃木工場完成
1990年代
- 1995年9月スチームコンベクションオーブンを自社にて開発し販売開始
- 1997年10月沖縄日調㈱設立
- 1998年3月栃木県矢板市に物流センター完成
- 1999年8月M&A北海道日本調理機㈱、東北日本調理機㈱、名古屋日本調理機㈱、大阪日本調理機㈱、中国日本調理機㈱、九州日本調理機㈱の六社を合併しそれぞれを支店とする
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 国内生産台数シェア(学校市場向け食器洗浄機・回転釜)2020年度まで20%程度
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
一括設備の販売強化
学校給食センターの建替時期情報を活用した先駆け提案営業や、全国の設計事務所・給食委託業者との連携強化により、設計段階から関与し物件獲得率を高める。
- 02
製商品の入替促進強化
納品履歴の一元管理データに基づき、自社製品独自仕様への絞り込み営業を強化。病院・企業社員食堂は納品後5年、学校は10~15年経過先をピンポイント営業する。
- 03
修理・保守点検による営業情報収集
顧客データ・納入実績データに基づき年間保守サービスを提案し、信頼構築と同時に営業情報を収集して適切な提案時期を見極める。
- 04
研究開発の強化
無人化・少人数化や使いやすさ・ランニングコスト低減など顧客ニーズに応えるため、最先端技術を駆使し研究開発人員増強・試作機評価体制強化を図る。
- 05
ブランド力の強化と横展開
学校市場で高いシェアを持つ主力製品のブランド力を活かし、病院・社員食堂市場へ横展開することで民間市場シェアを上昇させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で532人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は565万円で、4期前と比べて+4.5%。平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は20.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 540 | 44.0 | 19.0 | 542 | — |
| 2022年9月 | 550 | 44.0 | 20.0 | 535 | — |
| 2023年9月 | 557 | 44.0 | 20.0 | 535 | — |
| 2024年9月 | 544 | 45.0 | 20.0 | 532 | 207 |
| 2025年9月 | 565 | 45.0 | 20.0 | 532 | 150 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達3,600万円職員第1食堂厨房設備器具購入農林水産省 · 2021-09-22
- 調達3,498万円厨房機器調達法務省 · 2021-08-23
- 調達1,659万円食器食缶洗浄機一式の購入法務省 · 2017-02-02
- 調達1,530万円大阪刑務所食器洗浄機1台更新調達等契約法務省 · 2025-10-23
- 調達1,280万円札幌刑務所炊場プレハブ用冷凍庫等更新契約法務省 · 2025-09-02
- 調達1,265万円令和6年度宮城刑務所厨房機器等更新契約法務省 · 2025-01-24
- 調達950万円炊事用機器の更新整備法務省 · 2018-09-14
- 調達946万円東京障害者職業能力開発校における備品(調理器具等)の購入厚生労働省 · 2017-10-24
- 調達898万円令和5年度新潟刑務所業務用蒸気式炊飯器一式更新整備契約法務省 · 2023-11-20
- 調達855万円札幌刑務所炊場食器洗浄機更新整備契約法務省 · 2022-08-23
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は181億円、営業利益は8億円。前期と比べると減収減益で、売上が-1.6%、利益が-27.3%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 191億円 | 181億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 8億円 |
| 純利益 | 5億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥45 | ¥45 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は27億円、営業利益は−4億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+3.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 55 | 5 | 9.1 | 3 |
| 2023年3Q | 26 | −4 | −15.4 | −3 |
| 2023年4Q | 75 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 24 | −3 | −12.5 | −2 |
| 2024年2Q | 70 | 9 | 12.9 | 6 |
| 2024年4Q | 90 | 5 | 5.6 | 3 |
| 2025年2Q | 92 | 5 | 5.4 | 4 |
| 2025年4Q | 89 | 3 | 3.4 | 2 |
| 2026年2Q | 97 | 5 | 5.2 | 3 |
| 2026年3Q | 27 | −4 | −14.8 | −3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年9月期からの9期で、売上は168億円から181億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 168 | — | 9 | — | 6 |
| 2018年9月 | 166 | — | 5 | — | 3 |
| 2019年9月 | 162 | — | 4 | — | 3 |
| 2020年9月 | 159 | — | 5 | — | 3 |
| 2021年9月 | 171 | — | 7 | — | 4 |
| 2022年9月 | 155 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年9月 | 176 | — | 6 | — | 3 |
| 2024年9月 | 184 | 11 | 11 | 6.0 | 7 |
| 2025年9月 | 181 | 8 | 9 | 4.4 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高181億円のうち、営業利益として残るのは8億円で4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.3%129億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.8%43億円
- その他の費用持分法損益などの調整0.6%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年9月期は営業CFが−9億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−9億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は35億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年9月 | −6 | −2 | −2 | −8 | 19 |
| 2019年9月 | 4 | 0 | −2 | 4 | 21 |
| 2020年9月 | 7 | 0 | −2 | 7 | 26 |
| 2021年9月 | 10 | 0 | −2 | 10 | 33 |
| 2022年9月 | −4 | −1 | 2 | −5 | 31 |
| 2023年9月 | 20 | −3 | −2 | 17 | 45 |
| 2024年9月 | 4 | −1 | −2 | 3 | 46 |
| 2025年9月 | −9 | 0 | −2 | −9 | 35 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年9月期の総資産は133億円。このうち返さなくてよい自己資本が75億円で、自己資本比率は56.3%(業種中央値59.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 122 | 49 | 73 | 40.4 |
| 2018年9月 | 126 | 51 | 75 | 40.8 |
| 2019年9月 | 125 | 53 | 72 | 42.4 |
| 2020年9月 | 123 | 55 | 68 | 44.6 |
| 2021年9月 | 125 | 58 | 67 | 46.5 |
| 2022年9月 | 127 | 63 | 64 | 49.6 |
| 2023年9月 | 140 | 65 | 75 | 46.6 |
| 2024年9月 | 146 | 70 | 75 | 48.2 |
| 2025年9月 | 133 | 75 | 58 | 56.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
金属製品 87社との比較
同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで87社中1位あたり、逆に低いのは売上成長率で87社中65位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,625で、1年前と比べて+62.7%。過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.8倍 |
| PER (会社予想) | 14.5倍 |
| PBR | 0.24倍 |
| 配当利回り | 2.77% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1480円で、25日線1546円を下回り、1ヶ月で-6.18%と下落。RSIは42.3と中立。52週高値1902円から-22%の水準。8月に入り下落基調が続き、8/19には1443円まで下落したが、8/20には+2.56%と反発。出来高は薄商いで、方向感は乏しい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは11.6倍と業界平均19.4倍を下回り、PBRは0.22倍と極めて低い水準。配当利回り3.04%は業界平均2.87%を上回り、配当性向27.7%で安定配当。ROEは8.3%と同業界平均を上回り、資産効率は良好。売上高は横ばいだが、利益は堅調に推移。PBRの低さは資産価値の割安感を示し、割安指標が揃う。ただし売上高の成長性には限界があり、収益の伸びが鈍化する可能性も。総合的に割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.8倍 | 49.7倍 |
| PER (予想) | 14.5倍 | — |
| PBR | 0.24倍 | 1.13倍 |
| ROE | 8.3% | 6.3% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業務用厨房機器の需要は、インバウンド需要や外食市場の回復で増加が期待される一方、人口減少で国内市場は縮小懸念。強気派は、省エネ需要や更新需要を取り込めば収益拡大が可能と見る。弱気派は、競争激化で価格競争に陥るリスクを指摘。業績は安定しているが、成長の鈍化が懸念される。
- インバウンド需要の恩恵
外食産業の再投資で厨房機器への需要が高まる
- 省エネ需要の増加
環境規制強化で高効率機器への更新が進む
- 安定した収益基盤
売上高は180億円前後で推移、純利益も確保
- 営業利益率の5.98%回帰で3億円増益通年影響中
売上高181億円×5.98%で約10.8億円、現在8億円から約3億円の増益余地
- PBR0.21倍はBPS比4.6倍の上昇余地継続影響中
株価1,480円÷PBR0.2154倍でBPS約6,871円、1.0倍なら株価4.6倍
- 配当利回り3.04%の下支え継続影響弱
現在の配当利回り3.04%は株価下落局面での買い要因
- 純利益7億円水準への回復余地決算発表後影響弱
2025/9期の純利益6億円に対し、2024/9期の7億円まで1億円の回復余地
- 国内市場の縮小
人口減少と店舗数の減少で需要が減退
- 競争激化
海外製品や新規参入でシェアが圧迫される恐れ
- 業績の伸び悩み
2025/9期は減収減益見込み、利益率も低下
- 営業利益が前期比27%減益通年影響中
2025/9期営業利益8億円は前期11億円から27%減少
- 営業利益率が1.56ポイント悪化通年影響中
営業利益率は5.98%→4.42%、売上高181億円で約2.8億円減益
- 予想PER13.2倍と割高感決算発表後影響弱
実績PER11.64倍に対し予想13.2倍、市場の増益期待が低い
- 外国人株主比率0.31%で需給脆弱継続影響弱
外国人保有0.308%と極めて低く、売買が細り相場変動が大きい
- 受注残高
- 今後の売上の先行指標となる
- 海外売上比率
- 国内市場縮小の中での成長余地を測る
- 営業利益率
- 競争下での収益性の維持を確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり45円で、前期から−6.3%。いまの株価に対する利回りは2.77%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年9月 | 25 | — | 34.2 |
| 2024年9月 | 40 | 60.0 | 25.4 |
| 2025年9月 | 38 | −6.3 | 27.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥45
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ429人。区分でいちばん多いのは個人・その他で77.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.0%を占め、残る78.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 77.8 | 78.5 | 75.4 | 77.7 | 77.4 |
| 事業法人 | 22.2 | 20.0 | 23.8 | 21.1 | 22.0 |
| 自己株式 | — | — | — | 2.3 | 2.0 |
| 証券会社 | — | 1.1 | 0.6 | 0.5 | 0.3 |
| 外国法人 | — | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.3 |
| 金融機関 | — | 0.0 | 0.1 | 0.5 | 0.0 |
| 外国人個人 | — | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本調理機従業員持株会 | 10.86 |
| 02 | 株式会社マルゼン | 10.03 |
| 03 | 有限会社第一エア工業 | 8.81 |
| 04 | 田中 幸子 | 8.02 |
| 05 | 齋藤 徳子 | 7.87 |
| 06 | 齋藤 隆哉 | 7.12 |
| 07 | 田中 成和 | 3.30 |
| 08 | 佐藤 由美子 | 2.63 |
| 09 | 西山 智康 | 2.33 |
| 10 | 西山 秀康 | 2.24 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-09-01株式会社マルゼン変更報告12.05%+1.00pt
- 2026-08-31株式会社マルゼン新規の大量保有報告12.05%+1.00pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+804%、1株純資産は9期で+1226%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 60 | 507 | 11.8 | — | 23.3 |
| 2018年9月 | 35 | 528 | 6.6 | — | 34.0 |
| 2019年9月 | 274 | 5,433 | 5.0 | — | 40.0 |
| 2020年9月 | 341 | 5,663 | 6.1 | — | 35.2 |
| 2021年9月 | 449 | 5,993 | 7.7 | — | 26.7 |
| 2022年9月 | 186 | 5,572 | 3.4 | 13.6 | 64.6 |
| 2023年9月 | 293 | 5,745 | 5.2 | 10.1 | 34.2 |
| 2024年9月 | 629 | 6,342 | 10.3 | 5.7 | 25.4 |
| 2025年9月 | 541 | 6,718 | 8.3 | 7.7 | 27.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額183百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 齋藤有史 | 代表取締役 社長 | 56 | 25,241 |
| 三島博史 | 常務取締役 | 56 | 2,587 |
| 飯島裕 | 取締役 | 61 | 4,317 |
| 猪野田光裕 | 取締役 | 50 | 1,417 |
| 川北拓 | 取締役 | 52 | 1,600 |
| 松浦宏文 | 取締役 | 80 | — |
| 鈴木克明 | 取締役(監査等委員) | 67 | 949 |
| 三井聡 | 取締役(監査等委員) | 49 | — |
| 小粥純子 | 取締役(監査等委員) | 58 | — |
| 宮島哲也 | 取締役(監査等委員) | 56 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 128 | 11 | 139 | 35 |
| 社外取締役 | 4 | 29 | — | 29 | 7 |
| 取締役(社内) | 1 | 15 | — | 15 | 15 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,772字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,593字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,332字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,469字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第88期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第87期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-24
- 半期報告書半期報告書-第87期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第86期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第86期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 四半期報告書四半期報告書-第86期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第85期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-25
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第84期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-26
- 四半期報告書四半期報告書-第84期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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