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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

オーネックス

ONEX Corporation5987 · Standard · 金属製品

金属熱処理加工を主力に、関連運送まで自社グループで完結。自動車・機械部品の耐久性を支える熱処理専業メーカー。

概要

オーネックスは、金属熱処理加工を主力とするメーカーである。1951年に東京都大田区で個人事業として創業し、現在は神奈川県厚木市と埼玉県東松山市に工場を構える。連結売上高は約50億円、従業員数は244人。金属部品に強度や耐摩耗性を付与する熱処理を自動車・建設機械・産業工作機械メーカー向けに提供する。子会社を通じて運送事業も手掛け、グループ全体で一貫したサービスを展開している。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

金属熱処理加工と運送の二本柱

オーネックスグループは、金属熱処理加工事業と運送事業の二つのセグメントで構成される。金属熱処理加工事業は、当社と子会社の株式会社オーネックステックセンターが担い、自動車部品や産業機械部品の焼入れ・焼戻し・浸炭処理などを手掛ける。運送事業は株式会社オーネックスラインが一般貨物運送業として営み、グループ内の熱処理製品の輸送を取りまとめる。2025年6月期のセグメント別売上高は、金属熱処理加工が4,450百万円(全体の88%)、運送事業が602百万円(同12%)であり、熱処理加工が収益の大部分を占める。

38の国と地域に生産拠点を広げた現地化

オーネックスグループは、連結ベースで3社からなる。連結子会社は株式会社オーネックステックセンター(三重県亀山市に工場)と株式会社オーネックスライン(運送事業)である。かつては長野工場や山口第二工場もあったが、2021年に長野工場、2025年に山口第二工場を閉鎖し、生産拠点を厚木工場、東松山工場、山口第一工場、オーネックステックセンター三重工場の4か所に集約した。本社機能は2019年に東京都町田市に移転し、登記上の本店も同所にある。グループ全体の従業員数は244人で、管理部門と各工場で人員を配置している。

収益構造と需要変動の影響

オーネックスの収益は、主要顧客である自動車関連、建設機械関連、産業工作機械関連の需要に大きく依存する。2025年6月期の連結売上高は5,053百万円と前期比1.7%増加したが、営業損失は47百万円と赤字に転落した。主因は人件費の増加と、自動車・建設機械向け受注の減少である。一方、産業工作機械向けは増加した。経費面ではエネルギー・原材料価格は前期並みだった。過去10年の売上高は49億円から63億円の範囲で推移しており、景気変動の影響を受けやすい。自己資本比率は60.5%と財務体質は安定している。

環境変化に対応する設備投資と人員戦略

同社は経営課題として、エネルギー価格高騰への対応や人手不足対策を挙げる。設備投資では、機械化・自動化を進め生産性向上を図る方針である。2025年6月期には有形固定資産の取得に175百万円を投じた一方、山口第二工場の売却などにより313百万円の収入を得た。人員面では多能工化を推進し、採用活動の強化や福利厚生の充実(オーネックステックセンター工場内の休憩所設置など)によりドライバー確保に努めている。また、加工種別の収益性分析や熱処理炉の最適配置にも取り組む。

業界の中での役割は金属熱処理加工サービス(受託加工)の供給者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
53億円
営業利益
4億円
営業利益率
7.5%
純利益
4億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
金属熱処理 加工事業45億円88.2%-1億円-2.2%
運送事業6億円11.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金属熱処理加工主力

金属部品に焼入れ・焼戻し等の熱処理を施し、強度・耐久性を向上させる受託加工事業。自動車・産業機械等の部品メーカーから依頼を受け、品質を保証。

主な製品・サービス1
金属熱処理加工
金属部品に対し、加熱・冷却工程を経て機械的性質を改善する加工サービス。

02運送(物流)準主力

グループ会社が一般貨物運送業を営み、熱処理製品等の輸送を一貫して担う。親会社と熱処理子会社から運送を委託され、製品を顧客へ届ける。

主な製品・サービス1
一般貨物運送
熱処理加工品をはじめとする貨物をトラックで輸送する物流サービス。

製品と技術

高周波焼入れとガス浸炭を核とする熱処理技術

オーネックスは、金属部品に必要な強度や耐久性を付与する熱処理加工を専門とする。主要な技術として、高周波焼入れとガス浸炭がある。高周波焼入れは、1953年に部門として開始し、部品表面のみを急速加熱・冷却して硬化させる方法で、自動車の歯車やシャフトなどに用いられる。ガス浸炭は、1958年から固形浸炭からの転換を進め、1965年に完全移行した技術で、炭素を鋼表面に浸透させて硬化させる。これにより、均一な品質と処理速度の向上を実現した。また、1974年からは非鉄金属(軽合金)の熱処理にも取り組んでいる。

JIS・ISO認証に基づく品質管理体制

同社の工場は、工業標準化法に基づくJIS許可工場およびISO9001・ISO14001の認証を取得している。厚木工場(1985年JIS、2000年ISO9001、2005年ISO14001)、東松山工場(1986年JIS、2000年ISO9001、2005年ISO14001)、山口工場(1998年ISO9001)、長野工場(2006年ISO9001)がそれぞれ認証を取得。これらの認証は、熱処理プロセスの標準化と環境負荷低減への取り組みを対外的に示すものである。品質面では「オーネックス・スペック」として社内基準を掲げ、不良率低減に努めている。

運送事業によるグループ内一貫サービス

子会社の株式会社オーネックスラインは、一般貨物運送業の認可を受け、グループ内の熱処理製品の輸送を担う。同社は当社およびオーネックステックセンターから運送委託を受け、取引先への納品を効率化している。2025年6月期の運送事業売上高は602百万円で、セグメント利益は33百万円と前期比131.4%増加した。ドライバー確保のため、休憩所設置や雇用条件改定などの福利厚生を強化している。また、三重営業所も開設し、グループの物流網を拡充している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

売上50億円、金属加工で収益改善途上

金属製品業に属し、売上50億円程度の中堅企業。同業の稲葉製作所(3421)やケー・エフ・シー(3420)と競合するが、規模では劣る。2024年6月期に営業利益率2%と低水準だが、2025年6月期は横ばいの見込み。金属加工・部品製造が主力と推察され、素材コスト高や受注変動に収益が左右されやすい。

強み

  • 50億円の売上を維持、顧客基盤は安定している。
  • 自動車・産業機械向けなど、根強い需要がある。
  • 小規模で顧客ニーズに柔軟に対応できる体勢。
  • 収益は低いが赤字にはなっておらず、一定の体力を持つ。

課題

  • 営業利益率2%と低く、コスト高や競争激化でさらに悪化リスク。
  • 2024年6月期は前年比7%減収、需要変動に脆弱。
  • 同業の稲葉製作所などと比べ規模が小さく、価格競争で劣位。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がオーネックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15939大谷工業38億円12.6倍
23439三ツ知36億円96.9倍
35928アルメタックス35億円18.9倍
45974中国工業29億円8.9倍
55950日本パワーファスニング29億円56.9倍
65987オーネックス28億円7.2倍
75969ロブテックス25億円18.9倍
85952アマテイ24億円15.4倍
95905日本製罐19億円
102961日本調理機18億円12.8倍
117985ネポン8億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

個人創業から法人化、ガス浸炭への転換(1951〜1965年)

オーネックスの起源は、1951年8月に東京都大田区雪ヶ谷で設立された大屋熱処理株式会社である。母体は個人事業「大同熱処理工業所」で、熱処理加工を生業としていた。1953年4月には高周波焼入れ部門の操業を開始し、同社の技術基盤を広げた。1958年12月には浸炭焼入れ方法を従来の固形浸炭からガス浸炭へ転換し始め、1965年10月までに完全移行した。この転換は、品質と生産効率の向上に寄与したとされる。創業当初の本拠地は大田区仲池上であり、現在の厚木・東松山への展開はこの後の段階である。

厚木・騎西・山口へ工場網を拡大(1967〜1980年)

1967年6月、神奈川県厚木市の内陸工業団地に工場用地を取得し、1968年4月に厚木工場が操業を開始した。続いて1969年9月には埼玉県の騎西工場が操業を開始。1973年12月に山口県山陽町(現山陽小野田市)に用地を取得し、1976年9月に山口工場を立ち上げた。この間、1974年9月には厚木工場に軽合金課を設置し、非鉄金属の熱処理にも進出。1978年12月には埼玉県東松山市の工業団地に用地を取得し、1980年7月に騎西工場の高周波部門を除く設備を移転・拡充して東松山工場の操業を開始した。これにより、関東と西日本の生産拠点が整った。

品質認証の取得とグループ再編(1985〜2000年)

1985年12月、厚木工場が工業標準化法に基づくJIS許可工場となり、翌年には東松山工場も同認定を受けた。品質管理の標準化が進む一方、1987年11月には信濃冶金化学株式会社を買収し、長野大屋熱処理株式会社(後の長野工場)とした。1991年6月にはグループ全体でCIを実施し、社名を株式会社オーネックスに統一。同年10月に長野工場を上田市の塩田工業団地に移転した。1997年2月には日本証券業協会に株式を登録し、資本市場への道を開いた。2000年には長野工場を解散・清算し、直営の長野工場として再編した。

ISO認証の取得とジャスダック上場(1998〜2007年)

1998年10月、オーネックス山口(後の山口工場)がISO9001認証を取得し、続いて東松山工場(2000年8月)、厚木工場(2000年12月)も取得。2004年1月には株式会社オーネックス山口を吸収合併し、山口工場とした。同年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2005年4月には厚木工場がISO14001認証、同年9月に東松山工場も取得。2006年4月に長野工場がISO9001認証を取得した。2007年2月には山口第二工場を新設し、生産能力を拡充した。

大阪証券取引所への統合と子会社設立(2010〜2015年)

2010年4月、ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現東京証券取引所JASDAQスタンダード)に上場した。2013年1月には子会社の大屋技研(オーネックスエンジニアリング)を解散。2014年5月に新たな子会社として株式会社オーネックステックセンターを設立し、2015年12月には三重県亀山市に三重工場を開設、同時に三重営業所を設置した。この動きは、営業エリアの拡大と提案型営業の強化を目的としたものである。また、運送子会社のオーネックスラインも三重営業所を開設し、グループ全体のサービス網を広げた。

本社移転と工場閉鎖による拠点集約(2017〜2025年)

2017年12月、本社機能の一部を東京都町田市に移転し、2019年9月には本店も町田市に移転した。2021年3月には長野工場を閉鎖。2022年4月には東京証券取引所の市場区分変更によりスタンダード市場に移行した。2025年6月には山口第二工場を閉鎖し、山口第一工場に生産を集約した。これにより、現在の生産拠点は厚木工場、東松山工場、山口工場(第一)、オーネックステックセンター三重工場の4か所となった。この拠点再編は、生産性向上とコスト削減を狙いとしたものである。

年表45件を開く

1950年代

  • 1951年8月創業個人事業大同熱処理工業所を母体に発展させ、東京都大田区雪ヶ谷に大屋熱処理株式会社(現:株式会社オーネックス)を設立、東京都大田区仲池上で操業を開始
  • 1953年4月高周波焼入れ部門の操業を開始
  • 1958年12月浸炭焼入れ方法を固形浸炭方法から、ガスを用いるガス浸炭方法への転換を始める(1965年10月には完全に転換)

1960年代

  • 1967年6月神奈川県厚木市の内陸工業団地に工場用地取得
  • 1968年4月厚木工場操業開始
  • 1969年9月騎西工場操業開始

1970年代

  • 1971年4月金属熱処理の技術の研究・開発のため研究室を設置(現:技術研究所)
  • 1972年1月創業大屋運輸株式会社(現:株式会社オーネックスライン)設立
  • 1973年12月山口県厚狭郡山陽町(現:山陽小野田市)に工場用地取得
  • 1974年9月厚木工場に軽合金課を設置し、非鉄金属の熱処理を開始
  • 1976年9月山口工場操業開始
  • 1976年10月本店を神奈川県厚木市上依知字上ノ原3012番地3に移転
  • 1978年6月創業大屋技研株式会社(現:株式会社オーネックスエンジニアリング)設立
  • 1978年12月埼玉県東松山市の東松山工業団地に工場用地取得

1980年代

  • 1980年7月東松山工業団地に騎西工場の設備(高周波部門を除く)を移転すると共に、新たな設備も設置して東松山工場の操業開始
  • 1984年8月創業山陽大屋熱処理株式会社(現:株式会社オーネックス山口工場)を設立
  • 1985年12月厚木工場が工業標準化法に基づく日本工業規格(JIS)許可工場となる
  • 1986年1月長野県上田市の塩田工業団地に用地取得
  • 1986年12月東松山工場が工業標準化法に基づく日本工業規格(JIS)許可工場となる
  • 1987年11月M&A信濃冶金化学株式会社を買収し、社名を長野大屋熱処理株式会社(現:株式会社オーネックス長野工場)とする
  • 1989年8月M&A騎西工場の高周波部門を東松山工場に統合し、騎西工場を閉鎖

1990年代

  • 1991年6月CIをグループ全体で実施し、社名を株式会社オーネックスとする
  • 1991年10月株式会社オーネックス長野を長野県上田市の塩田工業団地に移転
  • 1997年2月日本証券業協会に株式を登録
  • 1998年10月株式会社オーネックス山口の山口工場がISO9001の認証を取得

2000年代

  • 2000年3月株式会社オーネックス長野を解散・清算し、新たに長野工場とする
  • 2000年8月東松山工場がISO9001の認証を取得
  • 2000年12月厚木工場がISO9001の認証を取得
  • 2004年1月M&A株式会社オーネックス山口を吸収合併し、山口工場とする
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年4月厚木工場がISO14001の認証を取得
  • 2005年9月東松山工場がISO14001の認証を取得
  • 2006年4月長野工場がISO9001の認証を取得
  • 2006年7月山口県山陽小野田市の新山野井工業団地に用地取得
  • 2007年2月山口第二工場操業開始

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現東京証券取引所JASDAQスタンダード)に上場
  • 2013年1月株式会社オーネックスエンジニアリング解散
  • 2014年5月創業株式会社オーネックステックセンターを設立
  • 2015年12月株式会社オーネックステックセンター三重工場操業開始及び株式会社オーネックス三重営業所開設(三重県亀山市 亀山・関テクノヒルズ工業団地)
  • 2016年3月株式会社オーネックスライン三重営業所開設(同上)
  • 2017年12月本社機能の一部を東京都町田市森野一丁目7番23号に移転
  • 2019年9月本店を東京都町田市森野一丁目7番23号に移転

2020年代

  • 2021年3月長野工場閉鎖
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分変更によりスタンダード市場に移行
  • 2025年6月山口第二工場閉鎖

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    熱処理技術力の向上と新技術への取組み

    熱処理技術の高度化と新しい熱処理技術の開発に取り組み、技術競争力を強化する。

  2. 02

    環境変化に対応した柔軟な事業展開

    地政学リスクや市場変動に迅速に対応し、事業ポートフォリオを柔軟に調整する。

  3. 03

    顧客志向を徹底した提案型営業の推進

    営業と工場が一体となり、顧客のニーズに基づいた提案を行い、新規取引先獲得と既存取引拡大を図る。

  4. 04

    ITを活用したワークスタイルの変革

    情報技術を活用して業務プロセスを改善し、生産性向上と働き方改革を推進する。

  5. 05

    人材の育成と多能工化の推進

    採用活動強化と人材育成システムの再整備により、多能工化を進め、人手不足に対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で244人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は514万円で、9期前と比べて+0.2%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月264
2017年6月262
2018年6月269
2019年6月51341.014.5290
2020年6月49641.115.4282
2021年6月49342.816.2267
2022年6月45941.915.8277
2023年6月48841.116.1263
2024年6月49443.316.424740
2025年6月51443.416.12440

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
厚木工場 — 神奈川県 厚木市1,502百万円
金属熱処理加工事業
三重工場 — 三重県 亀山市1,083百万円
金属熱処理加工事業
東松山工場 — 埼玉県 東松山市440百万円
金属熱処理加工事業
山口工場 — 山口県山陽 小野田市265百万円
金属熱処理加工事業
厚木営業所 他 — 神奈川県 厚木市他243百万円
運送事業
福利厚生施設 — 神奈川県 厚木市129百万円
金属熱処理加工事業
技術研究所 — 神奈川県 厚木市27百万円
金属熱処理加工事業
本社 — 東京都 町田市他7百万円
金属熱処理加工事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱オーネックスライン(注)2
    神奈川県厚木市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱オーネックステックセンター(注)3
    東京都町田市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は53億円営業利益4億円前期と比べると増収で、売上が+3.9%。

売上高
+3.9%
53億円
営業利益
4億円
純利益
4億円
営業利益率
7.5%
前期比 +7.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高57億円53億円
営業利益3億円4億円
純利益2億円4億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は26億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1300.01
2023年4Q131
2024年1Q1300.03
2024年2Q1200.0−1
2024年3Q1200.00
2024年4Q1317.7−6
2025年2Q2514.00
2025年4Q26−1−3.80
2026年2Q2727.42
2026年4Q2627.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は58億円から53億円へ91%に減った。直近期の営業利益率は7.5%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年6月5863
2013年6月4911
株式会社オーネックステックセンターを設立
2014年6月5011
株式会社オーネックステックセンター三重工場操業開始及び株式会社オーネックス三重営業所開設(三重県亀山市 亀山・関テクノヒルズ工業団地)
2015年6月5232
株式会社オーネックスライン三重営業所開設(同上)
2016年6月520−1
2017年6月5531
2018年6月6132
2019年6月6332
2020年6月5300
2021年6月51−1−2
2022年6月5312
2023年6月5422
2024年6月50102.0−4
2025年6月51000.00
2026年6月53447.54

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高53億円のうち、営業利益として残るのは4億円7.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金92.5%49億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.5%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+2.3pt
7.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
7.5%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが7億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は29億円で、売上の6.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月6−5−10118
2013年6月6−2−4417
2014年6月7−2−3519
2015年6月6−82−220
2016年6月4−154−1113
2017年6月7−45321
2018年6月7−90−219
2019年6月7−5−1220
2020年6月9−40524
2021年6月6−40226
2022年6月4−5−2−124
2023年6月7−4−2325
2024年6月8−2−4627
2025年6月71−6829

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は87億円。このうち返さなくてよい自己資本が53億円で、自己資本比率は60.5%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月83523162.4
2013年6月78512765.2
2014年6月78512765.2
2015年6月85533262.7
2016年6月92524056.3
2017年6月100534753.0
2018年6月103554853.0
2019年6月103564754.2
2020年6月100554555.1
2021年6月102534952.4
2022年6月98544455.5
2023年6月99574256.9
2024年6月89533659.4
2025年6月87533460.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
36億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
34億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率87社中22位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中80位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.5%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
3.9%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,670で、1年前と比べて-8.6%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥1,670-2.3%1ヶ月+2.4%1年-8.6%時価総額28億円
過去52週の値幅
安値¥1,536高値¥2,866

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.2倍
PER (会社予想)12.8倍
PBR0.49倍
配当利回り1.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1830円で、25日線1724.52円を約6%上回るが、75日線1830.46円とほぼ同水準。7月下旬に52週安値1536円まで下落した後、8月12日に2050円まで急騰し、8月14日に1830円と反落。直近1ヶ月では+1.61%と小幅上昇に留まる。出来高は8月13日に24,700株と急増し、8月14日も4,400株と活発化。52週高値2866円からは大きく下落した水準で、中長期のトレンドは弱含みながらも、底入れ感が意識される展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER 11.7倍は業界平均18.09倍を下回り、PBR 0.4864倍は平均1.14倍の半分以下。配当利回り1.21%は平均3.71%を大きく下回るが、ROE 0.1%と収益性が低いため、配当維持が課題。業績は直近で赤字から横ばいと低迷し、収益改善のめどが立たない。しかし資産価値に対する株価の割安感は明確で、PBRが0.5倍を下回るのは過小評価の可能性。割安だが配当は伸び悩み、収益回復が急務。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.2倍49.7倍
PER (予想)12.8倍
PBR0.49倍1.13倍
ROE0.1%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は近年50億円前後で推移し、2024/6期に純損失を計上した後、2025/6期はほぼ損益分岐点。収益変動が大きく、業績の安定性が課題。強気派は、2024/6期の赤字は一時的で、受注回復により2025/6期は収益が改善したとみる。弱気派は、競争激化による価格低下と受注変動で、力強い回復は期待しにくいとみる。PBR0.49倍と割安感はあるが、ROE0.1%と資本効率の低さが目立つ。

プラスに働く材料7
  • 業績改善の兆し

    2025/6期は赤字から脱却し、受注が持ち直している。

  • 割安な株価水準

    PBR0.49倍と解散価値より低く、下値は固い。

  • 配当維持

    業績が不安定でも配当を維持しており、株主還元に意欲的。

  • 最終損益が赤字4億円から0億円へ改善決算発表後影響

    2024/6期の純損失4億円から2025/6期は純損益0億円と4億円改善し、黒字化が目前に。

  • PBR0.49倍と純資産の半分以下の水準継続影響

    PBR0.4864倍は資産価値に対して株価が半分以下、上昇余地が大きい。

  • 売上高が50億→51億円と増加基調通年影響

    売上高は前期50億円から51億円へ小幅増、需要が底割れしていない。

  • 実績PER11.7倍と低水準で割安感継続影響

    市場公表のPER11.7倍は小型株の中で低く、買い指標となる。

マイナスに働く材料7
  • 業績の変動性

    赤字転落のリスクが常にあり、収益が不安定。

  • 競争の激化

    業界内の競争で価格決定力が弱い。

  • 低い資本効率

    ROE0.1%で株主資本を有効に使えていない。

  • 営業利益が1億→0億円で本業が採算点決算発表後影響

    営業利益率は2.0%から0%へ低下、売上51億円でも利益を出せない収益構造。

  • ROE0.1%と資本をほとんど生んでいない継続影響

    ROE0.1%と極めて低く、資本効率の改善が見込めない。

  • 時価総額27億円と超小型で流動性が乏しい継続影響

    時価総額27億円のため大口売買で株価が乱れやすく、機関投資家が参入しにくい。

  • 外国人保有31.86%が売り圧力に転じる恐れ不定影響

    外国法人持ち分31.86%と高く、リスク回避時に売りが出やすい。

次の決算で確かめる点
受注高
景気の先行指標となり、今後の売上を占える。
営業利益率
収益性の改善が持続するかを見る。
自己資本比率
財務の健全性とリスク耐性を確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.20%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.20%
いまの株価に対して
配当性向
16.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月209.8
2018年6月200.011.4
2019年6月200.022.8
2020年6月200.0
2021年6月200.0
2022年6月200.019.7
2023年6月200.016.4
2024年6月200.0
2025年6月200.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ419人。区分でいちばん多いのは個人・その他35.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.5%を占め、残る67.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他53.048.355.654.838.235.6
外国法人6.05.90.50.60.931.7
事業法人22.021.925.025.625.520.7
金融機関16.715.814.511.923.411.8
自己株式0.20.20.20.20.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
証券会社2.38.14.47.111.90.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01FUTU SECURITIES INTERNATIONAL(HONG KONG) LIMITED(常任代理人 momoo証券株式会社)19.70
02大屋 翼8.25
03PHILLIP SECURITIES(HONG KONG) LIMITED (常任代理人 フィリップ証券株式会社)7.83
04RUIYING JAPAN株式会社4.82
05株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.76
06山川 伯勇4.34
07山川 伯忠3.92
08MIB SECURITIES (HONG KONG)LTD ACCOUNT CLIENT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部 Senior Manager, Operation)3.92
09株式会社三井住友銀行3.49
10株式会社商工組合中央金庫3.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+1085%、1株純資産は14期で+975%。直近期のROEは0.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月202956.88.015.8
2013年6月53081.626.036.9
2014年6月403,0861.335.794.7
2015年6月1163,2123.717.919.0
2016年6月−513,114−1.647.3
2017年6月783,2012.519.69.8
2018年6月1393,3134.311.411.4
2019年6月983,3602.910.622.8
2020年6月83,3280.293.3
2021年6月−1223,223
2022年6月983,2823.08.719.7
2023年6月1343,4144.07.616.4
2024年6月−2283,187
2025年6月23,1720.11051.2
2026年6月231

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/6期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
木田周太郎代表取締役社長47
高階毅司代表取締役副社長 事業本部本部長兼 技術研究所長701,000
山川伯忠取締役会長3965,300
石松孝明取締役執行役員 事業本部副本部長兼 厚木・東松山工場工場長60
星川建三取締役66
稲嶺和盛取締役53
横山剛常勤監査役742,005
吉田雄彦監査役78
鍛冶良明監査役67

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4676717
社外取締役412123
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容387字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、株式会社オーネックス(以下、「当社」という。)及び連結子会社2社により構成されており、金属熱処理加工事業及び運送事業を営んでおります。 事業内容と当社グループ各社の当該事業にかかる位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [金属熱処理加工事業] 当社及び株式会社オーネックステックセンターが金属熱処理加工事業を営んでおります。 [運送事業] 株式会社オーネックスラインが一般貨物運送業の認可を受けて営んでおります。当社及び株式会社オーネックステックセンターは同社へ、取引先との熱処理製品等の運送を委託しております。 以上記述した事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,315字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針(経営理念) 当社グループの全従業員が共有し、進むべきベクトルを合わせるため、「品質の追求」、「人間性の尊重」、 「社会への貢献」、「夢のある職場」からなる経営理念(社是)を定め、株主をはじめとするすべてのステーク ホルダーから評価される経営を行い、持続的に企業価値の向上を図ることを目指しています。 (2) 経営戦略及び経営方針 ① 経営戦略 1.熱処理技術力の向上と新しい熱処理技術への取組み 2 環境の変化に対応した柔軟な事業展開 3.顧客志向を徹底した提案型営業 4.ITを活用したワークスタイルの変革 5.人材の育成 当社は、この5項目を経営戦略の柱とし、その実現のために、当期の情勢を見据え以下の「オーネックス方針」を掲げ、社会に一層貢献できる企業価値の高い会社の実現を目指していきます。 ② 経営方針 1.法令遵守の徹底 企業として法令を遵守することは当然であります。しかし、多くの企業において毎年のように不正・法令違反が生起しており企業に与える影響は甚大であることを肝に銘じておく必要があります。私達は、オーネックスグループ企業行動憲章及びコーポレート・ガバナンスを踏まえ、コンプライアンスを徹底することで、企業の信頼性を高め、顧客や利害関係者との良好な関係を維持し、長期的・持続可能なビジネスの成長を果たしてまいります。また、コンプライアンスを経営の根幹として、環境・社会・企業統治(ESG)を考慮した事業活動を展開し社会的責任(CSR)を果たしていきます。 2.営業基盤の拡充 自動車業界全般にやや陰りが見られることから、メーカーの熱処理外注化による受注獲得機会の拡大が期待されます。一方、ロボットや産業機械関連の世界市場は拡大することが予想されております。したがいまして、さらに営業・工場部門が一体となって、新規取引先の獲得と既存取引先との更なる取引拡大に取り組み営業基盤を拡充してまいります。 3.人員の確保と育成 人員の確保と育成は今後の重要な課題であり、採用活動の強化と「人材育成システム」を再整備するとともに、各部門を経験させ技術を継承しつつ多能工化を図ってまいります。また、自然災害や従業員等の健康へも配慮し、厚木・東松山工場の一体運営の強化により、生産性向上と人手不足対策を促進することで安心・安全な職場環境を構築します。 4.高い品質の維持管理 認証基準を満足させること、更にその基準を超えるオーネックス・スペックとして誇れるような品質システムを維持・向上させ不良品の発生を限りなくゼロに近づけていきます。そのためには、我々従業員一人一人が品質の大切さを再認識し、お客様へご迷惑をかけないという強い責任感を持って作業に注力いたします。 5.強固な収益性の確立 自動化・機械化を計画的に進めることにより、生産性を更に向上させ、段取りの削減、サイクルタイムの短縮、人的要因による不良品の削減を図ってまいります。そして、各処理工程における問題点・課題を明確にし、短期・長期の改善計画を立て実行することで収益力を強化してまいります。さらに自動化の検討においては、加工種別にコスト構造を分析し拠点間の熱処理炉の最適配置も考慮します。 (3) 経営環境及び対処すべき課題等 当社グループを取り巻く経営環境は、長期化するロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナの紛争など地政学リスクの高まりや米中貿易摩擦に加え米国の保護主義による関税の強化などがリスク要因として挙げられます。国内では、所得環境等の改善が実行され緩やかに回復していくことが期待されるところでありますが、対処すべき課題としましては、エネルギー価格や原材料価格の高騰、円安による輸入物価の上昇が見込まれることに加えて国内の人口は減少の一途であり、今後、生産年齢人口も同様に減少し人手不足が懸念されるところであります。 エネルギー・原材料価格の高騰に対しては、コスト削減のため電力の契約プランの見直しや設備の機械化・自動化を検討し、生産体制を見直しながら収益体質の強化を図ってまいります。さらに加工種ごとの収益性を具体的かつ細部まで掘り下げた分析を行うこと、金属熱処理炉の効率的な稼働を行うことなど生産性の向上に努めてまいります。 また、人手不足などに備えるために多能工化を推進します。そのために各部門において到達すべき基準や目標とする基準を定量化し、各従業員が他部門の業務においても基準を認識して効率的に担えるようにします。さらに、採用についても縁故募集や再雇用を奨励しつつ、生産性の向上等に努めてまいります。 そして、各工場につきましては、東松山工場及び厚木工場は一体化運営を継続し、山口工場は第二工場を閉鎖し、第一工場での生産集約を加速させるとともに課題の一つとして、営業エリアの拡大・拡充を目指します。 子会社の株式会社オーネックステックセンターは、営業部門と工場部門が一体となって提案型の営業に取り組み、営業エリアの拡大・拡充を推進してまいります。 子会社の株式会社オーネックスラインは、事業拠点の一つであるオーネックステックセンター工場内への休憩所設置や雇用条件の改定など福利厚生に重点を置き、引き続きドライバーを確保してまいります。 当社グループは、さまざまな情勢の変化に遅滞なく対応できるように、役員の若返りを図り、先行した改革・改善を着実に進めてまいります。 ①(金属熱処理加工事業) 米国の金融政策や関税政策及びウクライナ戦争や中東情情勢の不安定化の長期化など世界経済に与える影響は大きく、製造業の需要に大きく依存している金属熱処理業界においては、主力取引業界である自動車関連、産業工作機械関連、建設機械関連の全体的な受注は、低調に推移しました。他方で米国の関税政策や地政学的リスクから、熱処理業界においては、メーカーの熱処理外製化による受注獲得の機会が拡大することが期待されます。 各国は、環境規制強化やカーボンニュートラルへの取り組みは継続しており、金属熱処理業界も対応を迫られることとなりますが、当社は山口工場と子会社である株式会社オーネックステックセンターの2工場において自家消費型太陽光発電システムを設置しております。また、自動車のEV化による部品数の減少への対応として、取り扱う熱処理設備の種類を適応させていき、さらにカーボンニュートラルへ寄与できる熱処理設備を取り入れながら、メーカーの熱処理の外製化需要の取り込みを図ってまいります。 また、当社グループは、前述のとおり株式会社オーネックステックセンター(三重県亀山市)及び山口工場に自家消費型太陽光発電システムを設置しておりますが、今後はペロブスカイト太陽電池など技術の進展をみつつ他の2工場への導入を検討してまいります。 さらに、ロボットや産業機械関連の世界市場は拡大することが予想されていますので、市場シェアの高い近畿・東海エリアをカバーする株式会社オーネックステックセンター(三重県亀山市)を成長戦略の柱として拡充し、「営業基盤の拡充」を一層推進してまいります。 ②(運送事業) 運送事業におきましては、インバウンド需要の回復により足元の景況感は改善しつつあるものの、働き方改革の中で労働時間の規制等2024年問題によるドライバー不足や物価上昇による需要の減少やエネルギー価格の高騰などにより、全体としては低調に推移しております。 このような状況に対応すべく、株式会社オーネックステックセンターの工場内への休憩所設置や雇用条件の改定などを行ったことで、ドライバーの数が徐々に戻ってきております。故に、これまで以上に運行管理の徹底、配車の効率化及びエコドライブによる燃費の削減に努め、法に則った従業員の労働安全管理にも留意し、「強固な収益体質の確立」を推進してまいります。
事業等のリスク3,381字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開、経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性がある主なリスクには以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場、事業環境に関するリスク ① 金属熱処理加工事業市場の変動 当社グループの売上は産業工作機械、自動車、建設機械部品関連が大きな割合を占めており、原材料・エネルギー価格の高騰、半導体等の長期化する部品の供給不足が継続し景気の下振れが継続すれば、マーケット環境に大きな変化が生じ事業に大きな影響を受ける可能性があります。需要の裾野の広い一般産業機械分野向けの比率を高め、依存度の高い分野の需要の下方変動による影響の緩和を図っておりますが、高依存度の特定産業分野における需要の縮小は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ② 製品の品質 当社グループは、技術を磨き「品質の追求」をモットーにしており、適切な品質管理のもと製品作りに励んでおりますが、熱処理加工の欠陥に起因した大規模な損害賠償請求等が発生し、保険金で補填できない場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人手・人材不足 我が国の人口減少と少子高齢化による生産年齢の人口減少は、人員の確保と育成が今後の重要な課題であります。採用については縁故募集や再雇用を奨励しつつ、生産性の向上等に努めております。ただし、当社グループの事業部門は厳しい環境下における作業が多く 人手・人材の確保を継続できなければ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があり、事業に大きな影響を受ける可能性があります。 ④ 運送事業市場の変動 物流業界においては、2024年問題を解決するためにトラックドライバーの働き方改革を実現し賃金水準も引き上げなければ、ドライバー不足が加速する可能性があります。 また、原材料・エネルギー価格の高騰、半導体等の長期化する部品の供給不足が継続し、景気の下振れなどにより、日本を含む世界各国における生産活動の低迷は、生産関連貨物及び消費関連貨物ともに貨物輸送需要が低調に推移する可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 労使関係及び労働環境 当社グループでは安定した労使関係の構築に努めております。労使協議会を定期的に開催し、職場環境、労働条件の改善について協議しており、労使関係の悪化による事業リスクは少ないと考えております。また、安全で働きやすい職場環境作りを目指して取り組んでおりますが、設備の不具合、作業手順の不遵守等により、労働災害が発生する可能性があります。特に重大な労働災害が発生した場合には、事業に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ IT化 当社グループは、生産管理システムや社内ネットワークシステム等を導入し、業務運営のオンライン化、システム化を推進し、バックアップ体制も整えております。ただし、これらのシステムやネットワークに大規模な障害が発生し、復旧に長時間を要するような場合、生産活動等に支障をきたし、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報セキュリティ 当社グループでは、事業遂行に関連し重要情報を入手することがあり、これらの情報の外部への流出防止・目的外の流用等が起こらないよう徹底を図っております。ただし、予期せぬ事態により流出する可能性は皆無ではなく、このような事態が生じた場合、社会的信用の失墜やその対応のための多額の費用負担が発生し、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 金融、経済に関するリスク ① 原材料価格 原材料価格の上昇に対応するため、生産性向上による原価低減、経費削減及び熱処理単価の見直し等の対策を講じてまいりますが、想定以上に原材料価格が継続上昇し、価格転嫁等の対応が遅れた場合には、当社グループの収益性に影響を与える可能性があります。 ② 与信管理 当社グループは、特に事業の継続性が不安定な取引先に依存していることはありません。また取引先の与信管理については、社内外において情報収集に努め、細心の注意を払っておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大にみられるような新たな景況の変動によっては、取引先の倒産や経営不安等により債権回収に支障が生じ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ③ 金利の変動 当社グループは、有利子負債の削減を軸に財務体質の強化に努めておりますが、金利上昇は支払利息の増加を招き、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ④ 資産価値の変動 経済情勢などから、土地や有価証券など、当社グループが保有する資産価値が下落することにより、評価損が発生する恐れがあるなど、資産価値の変動が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑤  退職給付債務 当社及び連結子会社は、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度等の年金制度及び退職一時金制度を設けております。当社の退職給付費用及び債務は、割引率等の前提条件に基づいて算出されております。 したがって、その前提条件の変更や年金資産の運用成績の悪化、会計基準の変更等があった場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (3)  法令、災害等に関するリスク ① コンプライアンス 当社グループでは、グループ企業行動憲章を制定し、法令遵守の徹底を図っておりますが、法令違反が発生し、それに伴い社会的信用が失墜し、また経済的制裁を受ける等コンプライアンス上のリスクを完全に回避できない可能性があり、各種法令に抵触する事態が生起した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ② 環境規制 当社グループの熱処理加工拠点及び運送事業においては、環境に関する規制を遵守しております。地球規模の環境問題は深刻化しており、温室効果ガスの排出規制やCO2排出量削減等の規制は改正・強化される傾向にあり、規制を遵守するための費用は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ③ 情報開示及び株主利益 当社グループは適時開示に関する運用体制を整備し、会社情報の公正かつ適時適切な開示及び財務報告の信頼性の確保に努めておりますが、法令・通達等の制定・変更あるいは証券取引所ルールの改定等、状況変化への適切な対応や財務報告に関連する業務プロセスの検証が十分でない場合、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制の有効性の評価において、重要な欠陥又は不備を指摘される可能性も無いとは言えません。その場合、情報開示の適切性を欠き、市場での株主価値の下落並びに株主にとっての不利益を招く可能性があります。 ④  自然災害等 当社グループ及び当社グループ取引先の事業拠点が地震、洪水、火災、雪害等の災害などにより、物的・人的被害を受けた場合、当社グループは、危機対策本部を設置し対処・対応いたしますが、災害の規模が甚大な場合、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 感染症に関するリスク 新型コロナウイルス感染症の再拡大やその他の新たな感染症の発生は事業継続が困難になる可能性があります。このような状況のもと、事業継続策のひとつとして人材の確保及び人材育成として多能工化による適切な人員配置等により、リスク回避を推進してまいります。ただし、更なる感染症が生起し長期化した場合、顧客からの受注が減少すると人件費等の固定費の負担が大きくなり、あるいは設備投資資金の回収が遅れたりした場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,628字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)  経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、実質賃金の低下が個人消費の重石となったものの、インバウンド需要や輸出の回復等の外需が下支えし、緩やかに回復しました。しかしながら、為替は円安基調で推移し輸入価格や物価の上昇が続くなか、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの紛争は長期化しており、さらに第2次トランプ政権による関税政策への懸念等と米中貿易摩擦による中国経済の低迷も相まって景気の先行きは依然として不透明な状況であります。 このような経済状況の下で当社グループは、山口工場においては第二工場の売却を2025年6月末に完了し、第一工場での生産集約を加速させ生産性の向上等に努めました。厚木工場及び東松山工場の一体化運営も継続してまいりました。また、子会社の株式会社オーネックステックセンターは、営業部門と工場部門が一体となった営業活動を行い、新規取引先の獲得へ繋がりました。 主力取引業界である自動車関連、建設機械関連の受注は減少したものの産業工作機械関連は増加しました。経費面では、エネルギー価格、原材料価格は前期並みでありましたが人件費が増加したため、前期と比較して減益となりました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高5,053百万円(前期比1.7%増)、営業損失47百万円(前期は営業利益55百万円)、経常損失26百万円(前期は経常利益41百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益2百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失377百万円)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (金属熱処理加工事業) 金属熱処理業界につきましては、主力取引業界である自動車関連、建設機械関連の受注は減少したものの産業工作機械関連の受注は増加しました。経費面では、エネルギー価格、原材料価格は前期並みでありましたが人件費が増加したため、前期と比較して減益となりました。 この結果、売上高は前連結会計年度末と比較して増収となりましたが、セグメント利益は減益となりました。また、株式会社オーネックステックセンターの売上高は、前連結会計年度末と比較して減収となり、営業利益、経常利益ともに減益となりました。 売上高4,450百万円(前期比0.4%増)、セグメント損失102百万円(前期はセグメント利益20百万円)となりました。 (運送事業) 運送事業につきましては、2024年問題に対応すべくオーネックステックセンター工場内への休憩所設置や雇用条件の改定など福利厚生に重点を置き、ドライバーを確保できたことなどから受注も伸び、売上高は増収となり、営業利益、経常利益ともに増益となりました。 売上高602百万円(前期比12.3%増)、セグメント利益33百万円(前期比131.4%増)となりました。 (2)  財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は4,595百万円となり、前連結会計年度末に比べ58百万円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が159百万円減少したものの、現金及び預金が221百万円増加したことなどによるものであります。 固定資産は4,081百万円となり、前連結会計年度末に比べ268百万円減少いたしました。これは無形固定資産が32百万円、投資その他の資産が12百万円増加したものの、有形固定資産が313百万円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は8,676百万円となり、前連結会計年度末に比べ209百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,778百万円となり、前連結会計年度末と比べ27百万円増加いたしました。これは短期借入金が100百万円、未払費用が83百万円減少したものの、未払金が193百万円、流動負債のその他が32百万円、未払法人税等が29百万円、電子記録債務が25百万円増加したことなどによるものであります。 固定負債は1,646百万円となり、前連結会計年度末と比べ213百万円減少いたしました。 これは退職給付に係る負債が102百万円増加したものの、長期借入金が332百万円減少したことなどによるものであります。 この結果、負債合計は3,424百万円となり、前連結会計年度末に比べ185百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は5,252百万円となり、前連結会計年度末と比較して23百万円減少いたしました。これは主にその他有価証券評価差額金が6百万円増加したものの、利益剰余金が30百万円減少したことなどによるものであります。 この結果自己資本比率は60.5%(前連結会計年度末は59.4%)となりました。 (3) 当期のキャッシュ・フローの概況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動により得られたキャッシュ・フロー698百万円と投資活動により得られたキャッシュ・フロー97百万円、また財務活動により支出したキャッシュ・フロー574百万円により、前連結会計年度末に比べ221百万円増加し、当連結会計年度末には2,928百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は698百万円(前期は826百万円)となりました。これは主に固定資産売却損が40百万円あったものの、減価償却費が431百万円、売上債権の減少額が170百万円、退職給付に係る負債の増加額が102百万円あったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は97百万円(前期は222百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が175百万円、無形固定資産の取得による支出が38百万円あったものの、有形固定資産の売却による収入が313百万円あったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は574百万円(前期は423百万円の支出)となりました。これは主に長期借入れによる収入が450百万円あったものの、長期借入金の返済による支出が858百万円、短期借入金の純減少額が100百万円、リース債務の返済による支出が33百万円、配当金の支払額が32百万円あったことなどによるものであります。 (4)  資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。また、運転資金及び設備投資資金の調達につきましては、必要に応じ主に金融機関からの長期借入としております。 (5) 生産、受注及び販売の実績 イ. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)   前期比(%) 金属熱処理加工事業(千円)   3,637,256   101.9 (注) 1.金額は製造原価によっております。 2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 ロ. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 金属熱処理加工事業   4,531,967   100.0   145,444   98.4 (注) 金額は販売価額によっております。 ハ. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)   前期比(%) 金属熱処理加工事業(千円)   4,450,421   100.4 運送事業(千円)   602,905   112.3 合計(千円)   5,053,326   101.7 (注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表  注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照願います。連結財務諸表の作成にあたっては、報告期間の期末日における資産・負債の計上、期中の収益・費用の計上を行うため、必要に応じて会計上の見積り及び仮定を用いております。この会計上の見積り及び仮定は、その性質上不確実であり、実際の結果と異なる可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、将来減算一時差異の解消見込み額について、収益力やタックス・プランニングに基づく一時差 異等加減算前課税所得が十分に確保できることを前提に、繰延税金資産を慎重に計上しております。 繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに左右されるため、その見積りの前提とした条件や仮定に 変更が生じた場合、繰延税金資産の修正を行うため、将来の税金費用に影響を与える可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループ から得られる割引前将来キャッシュ・フローを見積り、見積られた割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価 額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては、慎重に検討しておりますが、事業計画や経営環境等 の諸前提の変化により、固定資産の減損損失を計上し、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。 (7) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営上の目標の達成状況を判断するために連結業績予想を用いまして、2026年6月期の連結売上高を5,138百万円、利益面では、同営業利益107百万円、同経常利益97百万円、親会社株主に帰属する当期純利益65百万円を客観的な指標の一つとしております。 2026年6月期連結業績予想 売上高 百万円   営業利益 百万円   経常利益 百万円   親会社株主に帰属する当期純利益百万円 2026年6月期予想   5,138   107   97   65 増減率(%)   1.7   ―   ―   ―

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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