概要
日本製罐株式会社は、埼玉県さいたま市に本社を置く金属缶メーカーである。1925年の創業以来、主に18リットル缶(18L缶)と美術缶の製造販売を手掛け、2026年3月期の連結売上高は113億円、従業員数は189名。連結子会社に新生製缶株式会社(出資比率51%)を持ち、関東・関西の両地域に生産拠点を有する。不動産賃貸事業も営むが、金属缶製造販売が売上高の98%以上を占める。
18L缶と美術缶の二本柱で構成される製品構成
当社グループの金属缶製造販売事業は、18L缶と美術缶の二つの製品群で構成される。2025年度の製品別売上高は、18L缶が87億円(構成比77.8%)、美術缶が20億円(同18.2%)、その他金属缶が4億円(同4.0%)である。18L缶は油糧・食糧分野向けが中心で、関東地区の当社が生産し、関西地区の子会社・新生製缶にもOEM供給を行っている。美術缶は高付加価値製品であり、新規生産設備の稼働により前年比8.1%の増収となった。
関東と関西に展開する生産・供給体制
生産拠点は埼玉県内の本社工場(吉野町工場)・寿能工場と、千葉県の九十九里町にあった千葉工場(2025年9月閉鎖)のほか、関西地区に子会社の新生製缶株式会社の工場がある。当社は関東地区で18L缶と美術缶を製造し、新生製缶は関西地区で18L缶を製造する。また、当社は新生製缶向けのOEM生産も行い、グループ全体で全国の需要に対応する。主要原材料は関連当事者である伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社から調達している。
不動産賃貸事業とグループの多角化
金属缶製造販売に加え、不動産賃貸事業も営む。同事業の2025年度売上高は1億63百万円(全体の約1.4%)、営業利益は83百万円で、安定的な収益源となっている。連結グループは日本製罐と子会社・新生製缶の2社で構成され、両社で金属缶の製造販売を分担する。2023年3月期以降、グループ全体では営業損失が続いており、収益構造の改革が課題である。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書のセグメント情報(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 金属缶製造販売事業 | 113億円 | 98.3% | -4億円 | -3.5% |
| 不動産賃貸事業 | 2億円 | 1.7% | 1億円 | 50.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
製品と技術
主力製品:18リットル缶
18L缶は当社グループの売上の約78%を占める主力製品である。主に油糧(食用油など)や食糧(缶詰・調味料など)の容器として使用される。関東地区では当社が、関西地区では子会社の新生製缶が製造し、両社間でOEM供給も行う。原材料価格の高騰や需要減少の影響を受けやすい品目であり、価格転嫁とコスト削減が継続的な経営課題となっている。2025年度の18L缶販売数量は前年並みを維持した。
高付加価値製品:美術缶
美術缶は、缶体に美しいデザインや印刷を施した装飾性の高い容器で、主にギフト用やコレクション用途に供される。当社は1950年に印刷工場を内製化した技術を基盤に、長年美術缶を手掛けてきた。2025年度には新規製造設備を導入し、売上高は前年比8.1%増の20億円となった。ただし新設備の安定操業に時間を要し、当初の収益計画を下回った。顧客のBCP対応による複数購買化の進展も競争を激化させている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
金属製品のなかでの位置
金属容器で国内中位、赤字続き課題
日本製罐は金属容器・包装材を手掛け、売上高約110億円(2026/3期)。同業の稲葉製作所やケー・エフ・シーと比較して規模は中位だが、2025/3期営業赤字(-4.4%)、2026/3期も赤字予想(-2.6%)と収益性が劣後。業界では飲料缶や食品缶需要が安定的である一方、原材料高や競争激化で採算が悪化。海外展開が限定的で、内需依存度が高い。赤字からの回復が急務であり、コスト削減や収益改善策が求められる。
強み
- 長年の金属容器製造で培ったプレス・溶接技術を保有。
- 食品・飲料メーカーとの取引実績が安定需要を確保。
- 飲料缶、食品缶、業務用容器など幅広い品揃え。
- 中堅規模で顧客ニーズに柔軟に対応可能。
課題
- 2025/3期、2026/3期とも営業赤字が続く。
- 海外売上比率が低く、国内市場縮小リスクがある。
- 鋼材やアルミ価格上昇が収益を圧迫。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属製品の時価総額近傍。太字が日本製罐
時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5974中国工業 | 29億円 | 8.9倍 |
| 2 | 5950日本パワーファスニング | 29億円 | 56.9倍 |
| 3 | 5987オーネックス | 28億円 | 7.2倍 |
| 4 | 5969ロブテックス | 25億円 | 18.9倍 |
| 5 | 5952アマテイ | 24億円 | 15.4倍 |
| 6 | 5905日本製罐 | 19億円 | — |
| 7 | 2961日本調理機 | 18億円 | 12.8倍 |
| 8 | 7985ネポン | 8億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
東京下町で産声を上げた1925年
1925年9月、東京都本所区に川俣製罐所として創業。同年6月に設立された日本製罐株式会社(資本金10万円)を1942年11月に買収し、社名を現在の日本製罐株式会社に改めた。1943年11月には帝都錻力製罐株式会社を合併し、戦時体制下で規模を拡大した。しかし1945年3月、戦災により全工場を焼失。創業から20年足らずで再出発を余儀なくされた。
戦後の再建と東京から埼玉への移転
1945年11月、埼玉県大宮市寿能町に本社工場を新設し、復興を開始。1950年3月には本社工場内に印刷工場を設け、缶への印刷技術を内製化した。1957年12月には株式会社玉川を合併し、事業基盤を強化。1963年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。この間、関東地区での生産能力を拡大した。
工場新設と本社移転で生産体制を拡充した高度成長期
1966年7月に千葉県東金市に千葉工場、1968年6月に埼玉県大宮市に吉野町工場を新設。1972年12月には本社を吉野町工場に移転し、旧本社を寿能工場とした。1975年9月には千葉工場を山武郡九十九里町へ移転。1976年11月には久喜工場を新設し、1979年6月には加藤製罐株式会社を合併して横浜工場とした。この一連の投資で関東一帯の生産・供給網を整えた。
1990年代後半の再編と子会社化の推進
1999年3月、太陽製罐株式会社の株式所有割合を60.0%に引き上げ、子会社化。同年11月には横浜工場を閉鎖し、生産の効率化を図った。2000年12月、本社に18L缶工場を新設し、久喜工場を閉鎖。設備の集約を進める一方、2000年代以降はグループ再編の動きが加速する。2012年4月には太陽製罐とJFE製缶の経営統合に伴い、当社はJNMホールディングスの100%子会社となった。
新生製缶の設立とグループ統合の完了
2013年4月、JNMホールディングス、太陽製罐、JFE製缶の3社が合併し、新生製缶株式会社が発足。当社は同社の株式を当初から保有し、2016年7月には所有割合を51.0%に引き上げ、連結子会社とした。これにより、関東の当社と関西の新生製缶で金属缶事業を分業する現在のグループ体制が確立した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行。
2025年の千葉工場閉鎖と創立100年目の課題
2025年9月、千葉工場を閉鎖。同工場は1975年の移転以来50年間稼働してきたが、需要減少と設備老朽化により閉鎖に至った。同日付で創立100周年を迎えたものの、美術缶の新設備の稼働遅れや、18L缶市場の縮小、原材料価格高騰などが重なり、2025年度は営業損失5億円、純損失3億円と厳しい業績となった。次の100年に向け、収益構造改革が急務となっている。
年表22件を開く
1920年代
- 1925年9月創業東京都本所区に川俣製罐所を設立(日本製罐株式会社の前身)
1940年代
- 1942年11月創業日本製罐株式会社(1925年6月設立、資本金10万円)を買収、社名を日本製罐株式会社とする
- 1943年11月M&A帝都錻力製罐株式会社を合併
- 1945年3月戦災により全工場焼失
- 1945年11月埼玉県大宮市寿能町に本社工場を新設
1950年代
- 1950年3月本社工場内に印刷工場を新設
- 1957年12月M&A株式会社玉川を合併
1960年代
- 1963年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
- 1966年7月千葉県東金市に千葉工場を新設
- 1968年6月埼玉県大宮市に吉野町工場を新設
1970年代
- 1972年12月本社を吉野町工場に移転、旧本社を寿能工場とする
- 1975年9月千葉県山武郡九十九里町に千葉工場を移転
- 1976年11月埼玉県久喜市に久喜工場を新設
- 1979年6月M&A加藤製罐株式会社を合併、横浜工場とする
1990年代
- 1999年3月太陽製罐株式会社の株式所有割合を60.0%へ引き上げ子会社とする
- 1999年11月横浜工場を閉鎖
2000年代
- 2000年12月本社に18L缶工場を新設し、久喜工場を閉鎖
2010年代
- 2012年4月M&A太陽製罐株式会社とJFE製缶株式会社の経営統合を行いJNMホールディングス株式会社の100%子会社とする
- 2013年4月創業JNMホールディングス株式会社と太陽製罐株式会社、JFE製缶株式会社を合併し新生製缶株式会社を設立
- 2016年7月新生製缶株式会社の株式所有割合を51.0%へ引き上げ子会社とする
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
- 2025年9月千葉工場を閉鎖
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
収益構造改革と事業基盤強化
品質向上、生産効率改善、高付加価値製品へのシフト、プロダクトミックスの変更による採算改善、新規顧客開拓を推進し、安定した収益構造の構築を図る。
- 02
製造コスト低減とプロダクトミックス改善
製造ラインの集約、人員合理化、DX推進による不良品削減、設備総合効率改善、客先別シェア・採算分析による利益最大化、高付加価値製品の比重拡大。
- 03
新製品開発と新規顧客開拓
新用途・新分野への製品展開、顧客ニーズに密着した新商品開発による差別化、高付加価値製品の新規取引先開拓、外部パートナーと連携した新ビジネス構築。
- 04
販管費削減とバランスシート改革
業務効率化、固定費見直し、輸送効率改善、諸費用見直し、資産効率改善、キャッシュフロー改善、投資有価証券の計画的売却、借入金削減。
- 05
SDGsへの積極的取り組み
環境負荷低減、安全・品質向上、人材育成を通じ持続可能な社会に貢献。全社一丸でSDGsを意識した行動をとり、結果を「環境活動レポート」として公表する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で189人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は592万円で、9期前と比べて+18.1%。平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は14.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 201 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 205 | — |
| 2019年3月 | 502 | 40.3 | 11.1 | 212 | — |
| 2020年3月 | 507 | 41.6 | 12.3 | 209 | — |
| 2021年3月 | 504 | 41.4 | 12.9 | 212 | — |
| 2022年3月 | 532 | 41.4 | 12.7 | 215 | — |
| 2023年3月 | 516 | 42.2 | 12.6 | 219 | — |
| 2024年3月 | 546 | 41.4 | 12.7 | 214 | — |
| 2025年3月 | 510 | 42.8 | 13.6 | 213 | −235 |
| 2026年3月 | 592 | 44.7 | 14.5 | 189 | −159 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内新生製缶株式会社大阪市大正区議決権51.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は114億円、営業利益は-3億円。前期と比べると増収で、売上が+0.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 115億円 | 114億円 |
| 営業利益 | -1億円 | -3億円 |
| 純利益 | -1億円 | -3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は32億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.2%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 28 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 31 | 2 | 6.5 | 1 |
| 2024年2Q | 29 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 32 | 1 | 3.1 | 1 |
| 2024年4Q | 30 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 60 | −1 | −1.7 | −1 |
| 2025年4Q | 53 | −4 | −7.5 | −2 |
| 2026年2Q | 58 | −1 | −1.7 | 0 |
| 2026年4Q | 56 | −2 | −3.6 | −3 |
| 2027年1Q | 32 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は53億円から114億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-2.6%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| JNMホールディングス株式会社と太陽製罐株式会社、JFE製缶株式会社を合併し新生製缶株式会社を設立 | |||||
| 2013年3月 | 53 | — | −1 | — | 0 |
| 2014年3月 | 56 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年3月 | 58 | — | 2 | — | 2 |
| 2016年3月 | 57 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年3月 | 91 | — | 2 | — | 9 |
| 2018年3月 | 103 | — | 2 | — | 2 |
| 2019年3月 | 105 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年3月 | 101 | — | 1 | — | 1 |
| 2021年3月 | 110 | — | 3 | — | 3 |
| 2022年3月 | 105 | — | 2 | — | 2 |
| 2023年3月 | 109 | — | 3 | — | 3 |
| 2024年3月 | 122 | — | 3 | — | 3 |
| 2025年3月 | 113 | −5 | −5 | −4.4 | −3 |
| 2026年3月 | 114 | −3 | −3 | −2.6 | −3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高114億円のうち、営業利益として残るのは-3億円で-2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-2.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.4%103億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.3%14億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.6%-3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は18億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −2 | 2 | 0 | 0 | 7 |
| 2014年3月 | 7 | −2 | −2 | 5 | 10 |
| 2015年3月 | 2 | −2 | −1 | 0 | 9 |
| 2016年3月 | 4 | −2 | −3 | 2 | 8 |
| 2017年3月 | −3 | 3 | −1 | 0 | 8 |
| 2018年3月 | 3 | −4 | −4 | −1 | 3 |
| 2019年3月 | 8 | −3 | −4 | 5 | 4 |
| 2020年3月 | 10 | −6 | −2 | 4 | 6 |
| 2021年3月 | 6 | 0 | −4 | 6 | 7 |
| 2022年3月 | 4 | −4 | 0 | 0 | 7 |
| 2023年3月 | 5 | −4 | −1 | 1 | 7 |
| 2024年3月 | 4 | −7 | 3 | −3 | 6 |
| 2025年3月 | 9 | 6 | −3 | 15 | 19 |
| 2026年3月 | 3 | −4 | −1 | −1 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は130億円。このうち返さなくてよい自己資本が49億円で、自己資本比率は29.9%(業種中央値59.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 85 | 23 | 62 | 26.8 |
| 2014年3月 | 91 | 27 | 64 | 29.6 |
| 2015年3月 | 111 | 43 | 68 | 38.5 |
| 2016年3月 | 101 | 39 | 62 | 38.3 |
| 2017年3月 | 138 | 53 | 85 | 32.7 |
| 2018年3月 | 138 | 52 | 86 | 32.0 |
| 2019年3月 | 139 | 54 | 85 | 33.4 |
| 2020年3月 | 138 | 55 | 83 | 34.2 |
| 2021年3月 | 146 | 62 | 84 | 36.8 |
| 2022年3月 | 136 | 57 | 79 | 35.8 |
| 2023年3月 | 139 | 60 | 79 | 36.6 |
| 2024年3月 | 152 | 62 | 90 | 34.2 |
| 2025年3月 | 130 | 50 | 79 | 31.4 |
| 2026年3月 | 130 | 49 | 81 | 29.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
金属製品 87社との比較
同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で87社中53位あたり、逆に低いのはROEで87社中85位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月1日の終値
直近の終値は¥1,360で、1年前と比べて+6.6%。過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 0.46倍 |
| 配当利回り | 1.47% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に1370円で推移し、25日移動平均線(1358.48円)を約0.9%上回る水準です。週足では上昇傾向が続き、直近1ヶ月で約2.9%上昇しました。52週高値(1410円)には約2.8%の位置にあり、高値圏での推移が続いています。一方、52週安値(1170円)からは約17%上昇しています。出来高は直近10日間で平均約1000株と低調で、方向感は乏しいものの下値は堅い状況です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは赤字のため算出不能、PBR0.46倍は業界平均1.16倍を下回るものの、ROEは-8.73%と大幅な赤字で収益性が悪化。配当利回り1.46%は平均2.87%を下回り、株主還元も限定的。業績は2025/3期に営業損失5億円、2026/3期も損失3億円と赤字が続き、業績悪化が深刻。バリュエーションはPBRの低さだけでは割安と判断できず、収益力の低下を考慮すると割高と言わざるを得ない。今後の業績回復がない限り投資判断は難しい。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 0.46倍 | 1.13倍 |
| ROE | -8.7% | 6.3% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
需要の停滞と価格競争による収益悪化が課題。強気派は、軽量化やリサイクル対応などの技術開発で差別化し、新規需要を開拓できる可能性を指摘。弱気派は、売上高が減少傾向で、営業赤字が続いており、コスト削減だけでは改善が見込めないと見る。投資論点は、事業構造改革が利益回復につながるか。
- 技術力で差別化
軽量化など金属缶の技術改良で需要を喚起できる可能性
- 新規分野への進出
食品以外の用途拡大が成長の芽となる可能性
- PBR0.46倍と割安
解散価値を下回る水準で、下値は限定的との見方
- 営業損失5億円→3億円へ赤字縮小2026年3月期影響中
営業損益は-5億円から-3億円へ2億円改善。収益改善の兆しが見える
- 売上高113億円→114億円へ増収転換2026年3月期影響中
売上高は前期比1億円増の114億円。2期ぶりに増収へ
- PBR0.46倍と解散価値割れ継続影響中
PBR0.4603倍で株価は1株純資産の46%水準。資産価値からの下支え
- 配当利回り1.46%を維持通年影響弱
赤字にもかかわらず配当利回り1.46%を確保。株主還元方針は維持
- 営業赤字が継続
24年3月期と25年3月期は営業損失を計上
- 売上高が減少
23年3月期109億円から25年3月期113億円で停滞
- 競争が激化
金属缶市場は成熟しており、価格競争が続く
- 2期連続の最終赤字3億円2026年3月期影響強
純利益は2025/3・2026/3とも-3億円。赤字からの脱却が見えない
- ROE-8.73%と資本の毀損継続影響中
ROEは-8.73%とマイナスで自己資本が減少。PBR0.46倍でも割安感が薄い
- 営業赤字2期連続で利益率-2.63%2026年3月期影響中
営業損益は-3億円、営業利益率-2.63%と赤字が続く
- 外国人保有0.84%と極めて低位継続影響弱
外国人保有比率は0.84%とごく僅かで、海外投資家の需要がほぼない
- 売上高
- 需要動向と販売数量の変化を確認するため
- 営業損益
- 利益改善の兆しがあるかを見極めるため
- 稼働率
- 設備の有効活用とコスト固定費の負担を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.47%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 30 | — | 4.6 |
| 2018年3月 | 30 | 0.0 | 20.4 |
| 2019年3月 | 30 | 0.0 | 36.3 |
| 2020年3月 | 30 | 0.0 | 67.7 |
| 2021年3月 | 30 | 0.0 | 24.6 |
| 2022年3月 | 50 | 66.7 | 33.5 |
| 2023年3月 | 70 | 40.0 | 40.6 |
| 2024年3月 | 70 | 0.0 | 41.0 |
| 2025年3月 | 20 | −71.4 | — |
| 2026年3月 | 20 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ704人。区分でいちばん多いのは個人・その他で49.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.8%を占め、残る56.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 56.6 | 58.5 | 57.5 | 56.9 | 55.0 | 49.9 |
| 事業法人 | 27.3 | 30.9 | 27.3 | 32.3 | 35.2 | 39.5 |
| 証券会社 | 8.8 | 4.9 | 9.7 | 5.2 | 4.2 | 5.4 |
| 金融機関 | 5.3 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 4.3 |
| 自己株式 | 2.8 | 3.3 | 2.7 | 2.7 | 3.9 | 2.8 |
| 外国法人 | 1.9 | 1.1 | 1.0 | 1.1 | 1.1 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | — | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 | 11.21 |
| 02 | 株式会社みみっく | 9.41 |
| 03 | 日本製鉄株式会社 | 7.54 |
| 04 | 日罐取引先持株会 | 6.61 |
| 05 | 馬場 敬太郎 | 4.17 |
| 06 | 長嶺 麻奈 | 3.74 |
| 07 | 松井証券株式会社 | 3.52 |
| 08 | 株式会社中央ビル | 3.30 |
| 09 | 前田 慶和 | 2.87 |
| 10 | 株式会社みずほ銀行 | 2.59 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-28株式会社みみっく新規の大量保有報告10.59%+1.04pt
- 2026-04-08株式会社みみっく新規の大量保有報告9.55%+1.07pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−21890%、1株純資産は14期で+1358%。直近期のROEは-8.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1 | 197 | 0.6 | 64.4 | — |
| 2014年3月 | 7 | 233 | 3.1 | 14.2 | 22.6 |
| 2015年3月 | 13 | 374 | 4.4 | 11.8 | 37.4 |
| 2016年3月 | 8 | 337 | 2.4 | 11.9 | 35.8 |
| 2017年3月 | 757 | 3,280 | 23.6 | 1.8 | 4.6 |
| 2018年3月 | 129 | 3,264 | 3.9 | 8.9 | 20.4 |
| 2019年3月 | 92 | 3,434 | 2.7 | 11.2 | 36.3 |
| 2020年3月 | 47 | 3,501 | 1.4 | 18.5 | 67.7 |
| 2021年3月 | 219 | 3,961 | 5.9 | 6.2 | 24.6 |
| 2022年3月 | 175 | 3,621 | 4.6 | 7.0 | 33.5 |
| 2023年3月 | 213 | 3,773 | 5.8 | 6.1 | 40.6 |
| 2024年3月 | 200 | 3,837 | 5.3 | 9.8 | 41.0 |
| 2025年3月 | −250 | 3,042 | −7.2 | — | — |
| 2026年3月 | −257 | 2,865 | −8.7 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額65百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 西尾文隆 | 代表取締役社長 | 66 |
| 土方俊幸 | 専務取締役 | 64 |
| 宮入小夜子 | 取締役 | 69 |
| 塔下辰彦 | 取締役 | 70 |
| 中川泰三 | 取締役 | 61 |
| 近藤浩志 | 常勤監査役 | 62 |
| 関根俊行 | 監査役 | 49 |
| 宮下幸正 | 監査役 | 70 |
| 鍵冨善宏 | — | 52 |
| 掛川徹 | 取締役 | 65 |
| 大橋圭太 | — | 58 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | ストックオプション百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 32 | 7 | 7 | 39 | 13 |
| 社外取締役 | 6 | 26 | — | — | 26 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容258字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,832字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,157字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,799字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第121期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第121期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第120期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第120期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第119期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第118期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業