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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

丸尾カルシウム

Maruo Calcium Co., Ltd.4102 · Standard · 化学

炭酸カルシウム専業メーカー。合成樹脂・塗料・ゴムの補強充填剤から医薬品・食品添加用途まで、多様な業界に機能性粉体を供給する。

概要

丸尾カルシウムは1926年創業の炭酸カルシウム専業メーカーである。塗料・合成樹脂・ゴム・食品向けに軽質・重質・膠質の3種の炭酸カルシウムを製造・販売し、グループ2社(九州カルシウム、丸尾(上海)貿易)と連携する。2026年3月期の連結売上高は126億円、従業員239名。本社は兵庫県明石市、東京証券取引所スタンダード市場上場。

連結グループの構成と事業の流れ

当社グループは丸尾カルシウム(親会社)、九州カルシウム株式会社、丸尾(上海)貿易有限公司の3社で構成される。親会社が化合炭酸カルシウム(軽質・膠質)と重質炭酸カルシウムを製造し、九州カルシウムが重質炭酸カルシウムを製造する。販売は親会社と両子会社が担い、さらに関連会社の中国鉱業からも重質炭酸カルシウムを仕入れる。グループ外からタルクやシリカなどの無機化学品も購入し、販売している。2025年7月には連結子会社だった東莞立丸奈米科技有限公司が清算され、連結範囲から外れた。

品目別・用途別の売上構成

2026年3月期の連結売上高126億39百万円のうち、グループ内製造品(製品)が44.8%、グループ外購入品(商品)が55.2%を占める。製品の内訳は化合炭酸カルシウム35.6%、重質炭酸カルシウム9.2%。用途別では合成樹脂向けが42.0%(52億98百万円)で最大、次いで塗料19.6%、輸出14.9%、ゴム6.3%、食品・飼料5.7%、その他11.5%となる。創業以来の主力である塗料向けに加え、樹脂やゴムなど多用途に展開する。

3つの工場と中国拠点による生産体制

生産拠点は兵庫県明石市の本社工場(1926年創業地)と土山工場(1957年新設)、茨城県の土浦工場(1964年新設)の3カ所。本社・土山・土浦の各工場で軽質・膠質・重質の炭酸カルシウムを製造する。かつて長野県に長野鉱業所(1970年新設)があったが2001年に閉鎖。中国には販売子会社の丸尾(上海)貿易を2003年に設立し、東莞立丸奈米科技(2007年設立)は2025年に清算された。海外生産は行わず、国内3工場で需要に対応する。

低収益だが安定した財務基盤

過去13年間の売上高は94億円(2013年3月期)から129億円(2024年3月期)の範囲で推移し、大きく拡大していない。営業利益は2026年3月期に85百万円、親会社株主純利益は2億93百万円と低水準だが、自己資本比率は約60%(2026年3月期純資産102億91百万円÷総資産171億34百万円)と高い。ROEは3.0%と経営目標の8%には届かない。キャッシュフロー上は営業活動で9億59百万円の資金を生み出し、設備投資や借入返済に充てている。

業界の中での役割は化学業界における炭酸カルシウムサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
126億円
営業利益
1億円
営業利益率
0.8%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
化合炭酸カルシウム46億円36.5%
その他42億円33.3%
重質炭酸カルシウム38億円30.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01化合炭酸カルシウム主力

合成樹脂、塗料、ゴムの補強充填剤、薬品、食品添加用など様々な用途に合わせて化合炭酸カルシウムを製造販売する。当社が製造し、子会社とともに国内外で販売。

主な製品・サービス1
化合炭酸カルシウム
化学反応により製造される炭酸カルシウム。樹脂・ゴム・塗料の補強充填剤として、また医薬品・食品添加物として広く使われる。

02重質炭酸カルシウム準主力

天然石灰石を粉砕した重質炭酸カルシウムを製造販売。当社および子会社九州カルシウムが製造し、関連会社からも仕入れて販売する。

主な製品・サービス1
重質炭酸カルシウム
天然炭酸カルシウムを粉砕したもの。ゴムやプラスチックの充填剤、紙の填料などに使用される。

03その他副次

タルク、シリカなどの無機化学品を外部から購入し販売する。また、連結子会社だった東莞立丸奈米科技は清算により連結範囲から除外。

製品と技術

化合炭酸カルシウム(軽質・膠質)の製造と特性

化合炭酸カルシウムは、石灰石を焼成して生石灰とし、水で消化した後、炭酸ガスを吹き込む炭酸化反応によって生成する。粒子径や形状を制御でき、塗料の隠蔽性向上、合成樹脂の衝撃強度改善、ゴムの補強などに用いられる。膠質炭酸カルシウムは特に微粒子で、インキやプラスチックの印刷適性を高める。2026年3月期の生産量は44億9百万円とグループ内製造品の約8割を占める主力製品群である。

重質炭酸カルシウム:天然石灰石を粉砕した充填剤

重質炭酸カルシウムは、天然の石灰石を粉砕・分級して製造する。化学合成品と異なり、安価で大量供給が可能。主に塗料の体質顔料、ゴムやプラスチックの増量剤、食品のカルシウム強化剤として使われる。当社は自社工場での製造に加え、九州カルシウムや中国鉱業からの仕入れも行い、2026年3月期はグループ内製造品で11億56百万円、グループ外購入品で26億74百万円を販売した。

多用途に広がる製品の応用分野

炭酸カルシウムは、紙やプラスチックの充填剤として最も多く使われるが、当社は合成樹脂(42%)、塗料(20%)、輸出(15%)、ゴム(6%)、食品・飼料(6%)など幅広い用途に販売する。合成樹脂向けはポリ塩化ビニルやポリプロピレンの成形品の寸法安定性向上に寄与する。食品・飼料向けはカルシウム補給剤や固結防止剤として利用される。輸出は主にアジア向けで、売上高の約15%を占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

小型化学メーカー、売上横ばいで利益率低水準

当社は化学セクターに属し、売上高は約126億円と小規模である。直近3期の売上は129億円→128億円→126億円と微減傾向で、営業利益率は2025/3期に0%、2026/3期に0.79%と極めて低い。同業他社には東洋紡やクラレなど大手が控え、規模・収益性で大きく劣後する。クラレは売上高が数千億円規模で高収益であり、競争上厳しい立場にある。成長戦略や収益改善策が不明で、業界内でのニッチ分野で存在感を示すか、コスト競争力の強化が必要である。

強み

  • 化学業界で独自の製品を持ち、特定市場で一定のシェアを有する可能性がある。
  • 売上高が横ばいでも赤字を回避し、営業利益率は低いが黒字を維持している。
  • 大手と比べ意思決定が速く、ニッチ市場に特化できる柔軟性を持つ。
  • クラレなどとの比較で、独自技術や製品で差別化を図っている可能性。

課題

  • 営業利益率がほぼゼロで、収益構造の改善が急務である。
  • 売上高が減少傾向にあり、成長戦略が明確でない。
  • 東洋紡やクラレなど大企業との競争で、規模の不利を克服する必要がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が丸尾カルシウム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1177Aコージンバイオ43億円17.2倍
24274細谷火工43億円20.0倍
34120スガイ化学工業40億円8.3倍
4373Aリップス37億円7.3倍
54247ポバール興業37億円9.8倍
64102丸尾カルシウム34億円10.8倍
74124大阪油化工業33億円24.8倍
87877永大化工32億円8.4倍
94098チタン工業31億円14.9倍
104241アテクト29億円20.4倍
114243ニックス25億円9.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

白亜製造から始まった1926年の創業

1926年10月、兵庫県明石市に丸尾儀兵衛(五代)を代表社員とする丸尾製粉合資会社を設立。塗料の原料である白亜(炭酸カルシウムの一種)の製造販売から事業を開始した。現在の本社及び本社工場はこの場所に位置する。創業時の主力製品は天然の石灰石を粉砕した重質炭酸カルシウム(白亜)であり、塗料メーカー向けが主な販路だった。

軽質炭酸カルシウムへの進出(1931年~1949年)

1931年3月、本社工場に軽質炭酸カルシウム(化学沈降法で製造)の工場を新設。1949年2月には膠質炭酸カルシウムの製造を開始し、製品ラインを拡充した。同年8月、1948年11月に設立していた丸尾製粉株式会社が合資会社を吸収合併し、事業を株式会社に一本化。合成樹脂やゴム向けなど工業用充填剤としての需要を開拓した。

工場増強と社名変更の1960年代

1957年3月、明石市に土山工場を新設し膠質・軽質炭酸カルシウムの生産を開始。1963年8月、商号を丸尾カルシウム株式会社と改称し、炭酸カルシウム専業であることを明確にした。1964年1月には大阪証券取引所市場第二部に上場し、同時に茨城県に土浦工場を新設。1966年5月には土浦工場に重質炭酸カルシウム工場を加え、三大製品を全て自社生産できる体制を整えた。

九州子会社設立と長野鉱業所の開閉(1970年代~2000年代)

1970年5月、長野県に長野鉱業所を新設し重質炭酸カルシウムの生産を始めたが、2001年3月に閉鎖。1979年3月には九州カルシウム株式会社(現連結子会社)を設立し、重質炭酸カルシウムの製造を委託する形で生産能力を拡大した。1983年10月には明石市に中央研究所を新設し、製品開発と品質管理の拠点とした。1996年9月には神戸市に神戸本部を開設し本社機能の一部を移したが、2005年7月に本社へ統合した。

中国進出と上場市場の変遷(2000年代~2020年代)

2003年9月、中国に丸尾(上海)貿易有限公司を設立し、中国市場向け販売を開始。2007年9月には広東省東莞市に現地法人東莞立丸奈米科技有限公司を設立したが、2025年7月に清算された。2013年7月、大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い東京証券取引所市場第二部に上場。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行し、現在に至る。

年表20件を開く

1920年代

  • 1926年10月創業兵庫県明石市に丸尾儀兵衛(五代)を代表社員として丸尾製粉合資会社を設立、塗料原料である白亜の製造販売を開始。(現本社及び本社工場)

1930年代

  • 1931年3月本社工場に軽質炭酸カルシウム工場を新設。

1940年代

  • 1948年11月創業丸尾儀兵衛(六代)を代表取締役として丸尾製粉株式会社を設立。
  • 1949年2月本社工場にて膠質炭酸カルシウムの製造開始。
  • 1949年8月M&A丸尾製粉株式会社が丸尾製粉合資会社を吸収合併。

1950年代

  • 1957年3月兵庫県明石市に土山工場を新設し、膠質・軽質炭酸カルシウムの製造開始。

1960年代

  • 1963年8月商号を丸尾カルシウム株式会社と改称。
  • 1964年1月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1964年1月茨城県稲敷郡に土浦工場を新設し、膠質・軽質炭酸カルシウムの製造開始。
  • 1966年5月土浦工場に重質炭酸カルシウム工場を新設。

1970年代

  • 1970年5月長野県下伊那郡に長野鉱業所を新設し、重質炭酸カルシウムの製造開始。(2001年3月閉鎖)
  • 1979年3月九州カルシウム株式会社(現連結子会社)を設立し、重質炭酸カルシウムの製造開始。

1980年代

  • 1983年10月兵庫県明石市に中央研究所を新設。
  • 1989年6月大阪市福島区に丸尾大阪ビル完成。

1990年代

  • 1996年9月神戸市兵庫区に神戸本部を新設し、本社業務を行う。

2000年代

  • 2003年9月中国に丸尾(上海)貿易有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 2005年7月M&A神戸本部を本社へ移転統合。
  • 2007年9月創業中国に東莞立丸奈米科技有限公司を設立。(2025年7月清算結了)

2010年代

  • 2013年7月M&A東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部は、東京証券取引所市場第二部に統合。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AI活用による開発・生産・販売システムの確立

    AIを駆使して製品開発、生産方法、販路開拓を抜本的に見直し、収益向上を指標としたシステムの確立を目指す。

  2. 02

    カーボンニュートラル達成に向けた取り組み

    2050年カーボンニュートラル達成を既定路線とし、焼成技術の進化や工程見直しによりCO2排出量低減と生産コスト低減を図る。

  3. 03

    資本コストを意識した経営の推進

    政策保有株の売却、自社株買い、収益性向上投資等を通じて資本コストや株価を意識した経営を進める。

  4. 04

    M&A・提携による新市場・新用途開拓

    国内外の企業との連携を通じて新たな市場や用途の開拓に取り組む。

  5. 05

    働きがいと多様性を重視した人材経営

    職場環境・労働条件の改善、挑戦やチームワークを賞賛する文化の醸成、多様な人材の活用により個人・企業双方の成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で239人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は574万円で、9期前と比べて+4.6%平均年齢は45.6歳、平均勤続年数は20.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月265
2018年3月260
2019年3月54843.919.1261
2020年3月54743.819.1260
2021年3月52143.819.3260
2022年3月54644.119.4267
2023年3月54444.419.8269
2024年3月55044.519.8272
2025年3月56345.320.22460
2026年3月57445.620.223942

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.2%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
土山工場 — 兵庫県明石市1,039百万円
本社工場(兵庫県明石市) ※1736百万円
土浦工場 — 茨城県稲敷郡阿見町564百万円
本社(兵庫県明石市) ※1331百万円
九州カルシウム(株)本社工場(福岡県京都郡みやこ町) ※271百万円
中央研究所 — 兵庫県明石市36百万円
主な関係会社
  • 国内
    九州カルシウム㈱
    福岡県 京都郡 みやこ町 · 連結子会社
    議決権52.8%
  • 海外
    丸尾(上海)貿易有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は126億円営業利益1億円前期と比べると減収で、売上が-1.6%。

売上高
-1.6%
126億円
営業利益
1億円
純利益
+200.0%
3億円
営業利益率
0.8%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高130億円126億円
営業利益1億円1億円
純利益2億円3億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は34億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q310
2024年1Q3100.01
2024年2Q3213.11
2024年3Q3412.91
2024年4Q32−1
2025年2Q6500.01
2025年4Q6300.00
2026年2Q6000.01
2026年4Q6611.52
2027年1Q3400.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は94億円から126億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は0.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部は、東京証券取引所市場第二部に統合。
2013年3月9442
2014年3月10864
2015年3月11453
2016年3月12153
2017年3月11875
2018年3月12064
2019年3月12874
2020年3月11931
2021年3月10832
2022年3月11632
2023年3月12621
2024年3月12942
2025年3月128020.01
2026年3月126130.83

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高126億円のうち、営業利益として残るのは1億円0.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.5%104億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.8%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.5pt
0.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.0pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.9pt
3.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は19億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−84−210
2014年3月9−58422
2015年3月8−190−1111
2016年3月13−5−3816
2017年3月14−6−5819
2018年3月6−4−4217
2019年3月10−7−3316
2020年3月14−129227
2021年3月11−4−3730
2022年3月5−4−5127
2023年3月5−76−230
2024年3月5−3−8225
2025年3月2−121−1017
2026年3月10−5−2519

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は171億円。このうち返さなくてよい自己資本が103億円で、自己資本比率は58.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月102544850.6
2014年3月130607044.6
2015年3月139736650.5
2016年3月131706151.1
2017年3月140796154.0
2018年3月142835955.7
2019年3月147885956.6
2020年3月155896655.1
2021年3月166986856.5
2022年3月156936356.6
2023年3月170977354.5
2024年3月1701007056.2
2025年3月1691026757.8
2026年3月1711036858.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
27億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
63億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
68億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中116位あたり、逆に低いのは営業利益率203社中196位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.0%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.8%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.6%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,452で、1年前と比べて+10.5%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥1,452-0.2%1ヶ月+0.6%1年+10.5%時価総額34億円
過去52週の値幅
安値¥1,343高値¥1,569

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.8倍
PER (会社予想)20.6倍
PBR0.30倍
配当利回り2.07%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1,436円で、25日線1,441.96円とほぼ同水準です。52週高値1,569円からは8.5%下回り、安値1,319円からは8.9%上昇しています。1ヶ月で-0.97%とほぼ横ばいで、出来高は非常に少なく流動性が低い銘柄です。価格は25日線と75日線(1,435.35円)の間で小幅な値動きが続いており、方向感に欠ける展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PBRは0.30倍と同業界平均の1.45倍を大きく下回り、極めて割安です。PERは10.67倍で業界平均の18.4倍を下回り、利益面でも割安です。配当利回りは4.18%と業界平均の2.68%を上回り、株主還元も良好です。ROEは3%と低く、収益性は高くないですが、株価純資産倍率の低さが割安感を強めています。今期の業績は横ばいで、大きな成長は見込めませんが、バリュエーションは魅力的です。配当性向は41.9%と安定しており、総合的に割安と判断しました。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.8倍17.8倍
PER (予想)20.6倍
PBR0.30倍1.41倍
ROE3.0%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は安定した国内需要に支えられたカルシウム製品メーカーである。強気派は、PBRが0.3倍と低く、配当利回りが4.18%に達するなど株主還元が厚いことを評価し、財務基盤が安定していると見る。また、食品や医療向けの高付加価値製品が今後の成長ドライバーになると期待する。一方、弱気派は、売上高が横ばいで、営業利益率が1%未満と低調な点を問題視する。競争が激しい中で成長シナリオが見えにくく、業界全体の需要が構造的に伸び悩むとの懸念がある。さらに、近年の原材料高やエネルギーコスト上昇が収益を圧迫する可能性も指摘される。

プラスに働く材料7
  • 割安感と高配当

    PBR0.3倍、配当利回り4.18%と株主に有利

  • 安定需要

    建設や農業向けの国内需要が底堅い

  • 高付加価値化

    食品・医療向け製品の拡充で収益改善を目指す

  • 2026年3月期の純利益3億円へ増加通年影響

    純利益は前期1億円から3億円に増加し、増益率200%と業績が回復

  • PBR0.30倍と解散価値を大きく下回る継続影響

    PBR0.30倍で自己資本の3割の株価水準、資産価値の見直し余地

  • 営業利益1億円を確保し黒字定着通年影響

    営業利益は0億円から1億円、営業利益率0.79%と低水準だが黒字転換

  • 配当利回り4.18%の高還元が下支え継続影響

    配当利回り4.18%に達し、株主還元姿勢が買い安心感を支える

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率が1%未満で、稼ぐ力が弱い

  • 成長の停滞

    売上高が128億円で横ばい、拡大が期待できない

  • コスト上昇

    原材料やエネルギー価格の高騰が利益を圧迫

  • 売上高が3期連続で減収通年影響

    売上高は129億円→128億円→126億円と逓減、需要減で業績下振れ要因

  • 純利益の年度変動が大きくブレ通年影響

    純利益は2億円→1億円→3億円と年度ごとに激しく変動、業績の安定性に欠ける

  • ROE3%と資本効率の低さが重荷継続影響

    ROE3%は低位で自己資本の収益性が乏しく、評価改善の課題

  • 外国人持株比率2.04%と低く需給が細い継続影響

    外国人持株比率2.04%、時価総額34億円の小型株で売買が薄い

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善が進むか確認するため
売上高の推移
事業の規模が維持・拡大するか見るため
配当性向
株主還元の持続可能性を判断するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは2.07%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
2.07%
いまの株価に対して
配当性向
41.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3517.4
2018年3月30−14.319.9
2019年3月300.020.9
2020年3月300.093.6
2021年3月300.044.2
2022年3月300.035.8
2023年3月300.067.3
2024年3月300.025.0
2025年3月300.039.9
2026年3月60100.041.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,274人。区分でいちばん多いのは個人・その他69.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.8%を占め、残る72.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他64.964.964.863.865.869.6
事業法人22.322.322.323.823.923.9
自己株式5.95.54.76.07.99.5
金融機関10.910.910.910.37.73.9
外国法人1.71.71.71.82.32.0
証券会社0.20.20.30.40.20.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中国砿業株式会社10.57
02丸尾 治男7.09
03山陽化学産業株式会社4.84
04丸尾 政雄3.91
05今井 一史3.06
06丸尾 直子2.29
07中西電機工業株式会社2.29
08損害保険ジャパン株式会社2.17
09丸尾カルシウム従業員持株会1.95
10深津 秀郎1.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+540%、1株純資産は14期で+916%。直近期のROEは3.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月224644.88.427.2
2014年3月355177.17.423.1
2015年3月296245.18.224.6
2016年3月1382,9864.58.425.6
2017年3月2213,3737.07.917.4
2018年3月1723,5605.010.119.9
2019年3月1813,6895.08.320.9
2020年3月523,7771.423.993.6
2021年3月804,2322.018.944.2
2022年3月863,9772.115.335.8
2023年3月524,1241.323.967.3
2024年3月1114,3232.613.425.0
2025年3月684,4951.519.839.9
2026年3月1384,7123.010.341.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
丸尾治男取締役社長(代表取締役)関係会社管掌68
深津秀郎専務取締役 営業本部長 経営企画室長62
森下俊哉常務取締役 生産本部長 RC推進室長66
久保眞治取締役76
谷井通宏常勤監査役69
増田博明監査役72
石井隆明監査役70
松田浩之取締役 管理本部長 経営企画室副室長61
笠原英充取締役 技術最高責任者(CTO)技術本部長 研究開発3部長56
山本聡取締役 監査等委員73

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)47619199624
社外取締役31411165
監査役171188

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容804字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び子会社2社で構成)は、合成樹脂、塗料、ゴムの補強充填剤、薬品及び食品添加用などの用途向けの各種炭酸カルシウムの製造販売を主たる事業としております。 当社と関係会社の位置付けは次のとおりであります。 当社が化合炭酸カルシウム及び重質炭酸カルシウムを、子会社九州カルシウム㈱が重質炭酸カルシウムを製造し、当社及び子会社九州カルシウム㈱・丸尾(上海)貿易有限公司が販売しております。 その他、関連当事者である中国砿業㈱から当社及び子会社九州カルシウム㈱が重質炭酸カルシウムを仕入れ、当社が販売しております。 また、当社の関係会社以外からタルク、シリカなどの無機化学品を購入し、当社及び丸尾(上海)貿易有限公司が販売しております。 なお、連結子会社であった東莞立丸奈米科技有限公司は、2025年7月17日付で清算結了したため、当連結会計年度において連結の範囲から除外しております。 以上述べた事項を事業系統図で示すと下記のとおりになります。 また、品目別の売上高の前連結会計年度・当連結会計年度実績を比率で示すと下記のとおりになります。 品目   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 化合炭酸カルシウム(%)   35.4   35.6 グループ 内製造品 (製品)   重質炭酸カルシウム(%)   9.5   9.2 その他(%)   0.3   0.0 小計(%)   45.2   44.8 化合炭酸カルシウム(%)   1.0   1.0 グループ 外購入品 (商品)   重質炭酸カルシウム(%)   21.4   21.2 その他(%)   32.4   33.0 小計(%)   54.8   55.2 合計(%)   100.0   100.0
経営方針・対処すべき課題1,359字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、1926年(大正15年)の創業以来、「創造 融和 誠実」の社是のもと、地球が作り出してくれた安心・安全な素材である「炭酸カルシウム」の新たな価値を創造し、社員一同が助け合い、誠実なもの作りを通じて、人々の豊かな生活を支えることを旨としてまいりました。 1982年(昭和57年)には、当社グループの精神を体現する下記の「基本方針」を定め、誠実なもの作りと、チャレンジ精神を発揮して、社会に信頼され、会社と社員がともに栄えることで、企業価値の維持向上の実現を目指してまいりました。 「基本方針」 1.我々は信義を尊び誠実を旨として広く社会の信頼を得よう。 1.我々は未知に挑戦し困難に立ち向かう勇気と力を持とう。明日を切り拓くために。 1.我々は良いものを造ろう。社の名誉にかけて。 1.我々は栄光の社歴と光輝ある伝統をふまえ社の繁栄のもと生活の向上を図ろう。 今後も、社員、お客様、社会、株主等当社グループを取り巻くステークホルダーとの絶えざる「対話」を通じて、豊かな、持続可能な社会の実現のための課題を発見し、その克服に努めてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、豊かな、持続可能な社会実現に向け、継続的に「人」と「もの」に投資するための指標として、ROE8%を中長期の経営指標といたします。 (3)中長期的な当社グループの経営戦略と対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善により、景気は緩やかに回復局面が続くと思われます。その一方で、米国の通商政策の影響は緩和されるものの、イラン情勢の影響による原油価格高騰の長期化が懸念され、景気の先行きは不透明な状況が続くものと思われます。 このような情勢下、当社グループにおきましては、企業価値の維持向上・強靱化・社会貢献を目指して、以下の政策に取り組んでまいります。 ①AIを駆使して製品開発、生産方法、販路開拓を抜本的に見直し、令和の時代に適合した製造業となるため、収益向上を指標とした開発・生産・販売システムの確立を目指します。 ②2050年のカーボンニュートラル達成を既定路線とし、焼成技術の進化や工程の見直しを積極的に実施し、炭酸ガス排出量低減を実現するとともに、生産コストの低減に取り組んでまいります。 ③政策保有株の売却、自社株買い、収益性向上投資等「資本コストや株価を意識した経営」を進めてまいります。 ④M&Aや提携等を通じて国内外の企業と連携し、新たな市場・新たな用途の開拓に取り組みます。 ⑤「働いて楽しい会社」を実現するため、職場環境・労働条件の改善を進めると共に、チャレンジすることを賞賛する文化、仲間を支えることを評価する文化、女性社員・外国人社員等多様な仲間の知恵を大事にする文化、共同体としてチームワークを発揮して大きな成果の実現を目指す文化等の醸成を通じ、「人」を大事にして、個人・企業双方の成長を目指す経営を進めてまいります。
事業等のリスク1,300字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)原料の調達について 当社グループが調達する原料には特定少数の仕入先からしか入手できないものがあり、また、海外からの調達等のため、仕入先の国の政治・経済や為替動向により仕入量及び単価が大きく変動し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)知的財産権の保護について 当社グループは他社製品との差別化を図るために独自の技術開発と知的財産権の保護に努めておりますが、第三者による当社グループの知的財産を使用した類似製品の製造販売を完全に防止できないことや、当社グループの製品が他社の知的財産権の侵害をしていると判断されることが生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)貸倒れリスクについて 当社グループでは売上債権管理として与信年齢調べ、回収条件の厳正運用、引当金の設定などを行い、不測の事態に対応すべく努力しておりますが、取引先の信用不安などによる予期せぬ貸倒れにより当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)製品の品質と責任について 当社グループは顧客に信頼されるべく品質第一に製品開発を行い、国際的な品質管理システムに則り製品を設計、製造しております。また、生産物責任賠償保険に加入しておりますが、これらを超える重大な品質トラブルが発生した場合、当社グループ及び製品への信頼を失う恐れがあり、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)事故及び災害について 当社グループは事故及び災害による製造設備の停止を防止するための対策を充実させる一方、生産拠点の分散を図るなど製品の安定供給体制整備に努めております。しかしながら予想を上回る大規模な産業事故、大規模災害などによる製造設備の損壊を被るような事態が発生した場合、可及的速やかに生産再開を図るため事業継続計画を立案しておりますが、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6)繰延税金資産の取崩しについて 当社グループは将来の課税所得に関する予測・仮定に基づき、繰延税金資産の回収可能性の判断を行っておりますが、将来の課税所得の予測・仮定が変更され、繰延税金資産の一部ないしは全部が回収できないと判断された場合、繰延税金資産は減額され、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)固定資産の減損について 当社グループは固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。将来、業績の大幅な悪化や不動産価格の下落等があった場合、減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,198字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の関税政策による景気の減速懸念に加え、長期化する中東、イラン情勢の悪化による原油価格の高騰、中国では経済低迷やインフレ進行など不透明感が継続しています。 日本経済については、個人消費・設備投資の回復が支えとなり緩やかな拡大基調が継続しましたが米国関税政策、イラン情勢の悪化による原油高、日中関係の悪化が下振れ要因として懸念されます。 このような経済情勢下、当社グループにおきましては原材料・物流コスト高騰に伴う販売価格の見直しにより売上確保に努めましたが、住宅関連や海外の売上が減少し、売上高は126億39百万円(前年同期比1.6%減)と前年同期比2億4百万円の減少となりました。損益面につきましては、価格改定と製造工程の見直しによる原価の削減、子会社の収益力回復により、営業利益は85百万円(前年同期は5百万円の利益)、経常利益は受取配当金・為替差益の増加により3億21百万円(前年同期比62.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は政策保有株式の売却益により2億93百万円(前年同期比97.5%増)となりました。 財政状態の状況につきましては、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2億65百万円増加し171億34百万円となりました。これは主に現金及び預金が2億61百万円、機械装置及び運搬具が2億6百万円、投資有価証券が1億69百万円増加し、建設仮勘定が2億86百万円、その他の流動資産が93百万円減少したことなどによるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1億82百万円増加し68億43百万円となりました。これは主に買掛金が1億63百万円、1年内返済予定の長期借入金が60百万円、未払法人税等が51百万円、長期借入金が56百万円、繰延税金負債が49百万円増加し、未払金が1億85百万円減少したことなどによるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ82百万円増加し102億91百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億41百万円増加し19億12百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は9億59百万円で、これは主に税金等調整前当期純利益3億81百万円、減価償却費5億88百万円などによる資金増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は4億65百万円で、これは主に定期預金の払戻2億72百万円、投資有価証券の売却による収入94百万円などの収入に対して、有形固定資産の取得5億44百万円、定期預金の預入による支出2億72百万円などの支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は2億46百万円で、これは主に長期借入による収入7億円などの収入に対して、長期借入金の返済5億83百万円、自己株式の取得による支出1億7百万円、非支配株主への払戻による支出1億84百万円などの支出によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度におけるグループ生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 化合炭酸カルシウム(百万円)   4,409   97.0 重質炭酸カルシウム(百万円)   1,151   93.9 その他(百万円)   1   3.0 合計(百万円)   5,562   95.6 (注)金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 製品について見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度におけるグループ販売実績をグループ内での製造品・グループ外からの購入品の別及び品目別に示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) グループ内 製造品 (製品)   化合炭酸カルシウム(百万円)   4,501   99.0 重質炭酸カルシウム(百万円)   1,156   94.6 その他(百万円)   5   13.0 小計(百万円)   5,663   97.4 グループ外 購入品 (商品)   化合炭酸カルシウム(百万円)   127   99.6 重質炭酸カルシウム(百万円)   2,674   97.5 その他(百万円)   4,173   100.3 小計(百万円)   6,975   99.2 合計(百万円)   12,639   98.4 当連結会計年度におけるグループ販売実績を用途別に示すと、次のとおりであります。 用途   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 合成樹脂(百万円)   5,298   101.6 塗料(百万円)   2,478   93.2 輸出(百万円)   1,889   100.7 食品・飼料(百万円)   722   99.6 ゴム(百万円)   798   101.2 その他(百万円)   1,451   92.1 合計(百万円)   12,639   98.4 (注)最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が10%以上の相手先がないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に含めて記載しております。 第79期につきましては、化合炭酸カルシウム等の生産合理化及び品質向上などを意図して、設備投資を3億82百万円(第78期比3億27百万円減)実行する予定です。 運転資金、設備投資資金等につきましては、自己資金又は金融機関からの借入による資金調達を予定しております。 中長期の目標経営指標としましては、自己資本当期純利益率(ROE)8%を目指しております。当期は3.0%(前期1.5%)であり、上記に記した施策にて更なる収益構造の改善に努める所存です。 ②資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主な資金需要は、原材料や商品の仕入、製造費、販売費及び一般管理費などの運転資金並びに設備投資資金であります。また、これらの主な資金調達としては、営業活動によるキャッシュ・フローなどの自己資金や金融機関からの借入によっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。