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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

光ビジネスフォーム

HIKARI BUSINESS FORM CO., LTD.3948 · Standard · パルプ・紙

帳票類の印刷を主力に、顧客企業の業務プロセスを支えるビジネスフォーム専業メーカー。

概要

光ビジネスフォーム株式会社は、1968年に東京都日野市でビジネスフォームの製造販売を目的に設立された。コンピュータ用帳票の企画・設計・製造、データプリントサービス、システム開発、BPO(業務委託)まで一貫して提供する印刷関連企業である。本社は八王子市、従業員391名。2025年12月期の売上高77億円、当期純利益2億円。ペーパーレス化が進むなか、WEBやBPOなどのデジタルソリューションへの転換を中期経営計画に掲げる。

4つの事業区分で構成される印刷関連ビジネス

当社は単一セグメントながら、製品を「印刷関連」「DPP」「WEB」「BPO」の4つに区分する。印刷関連は連続フォーム、シートフォーム、応用用紙、統一伝票、封筒、パンフレットが中心。DPPはデータプリントサービスを指し、高速漢字プリンタを用いた出力やメーリングサービスを提供する。WEBはシステム開発・運用・保守、データベース構築などIT領域。BPOはパートナー企業との連携による総合的なアウトソーシングである。2025年12月期の販売実績は印刷関連24.6億円、DPP46.9億円、WEB1.3億円、BPO4.5億円で、DPPが売上の約6割を占める。

売上高70~120億円で推移する収益構造

直近10年間の売上高は70億円台から120億円台の間で変動している。2015年12月期70億円、2021年12月期には96億円、2022年12月期には120億円と過去最高を記録したが、2023年12月期99億円、2024年12月期79億円、2025年12月期77億円と減少傾向にある。営業利益は2024年12月期2億円、2025年12月期2億円と横ばい。当期純利益は2025年12月期2億円で、前期比5.9%減。自己資本当期純利益率(ROE)の向上を重視し、中期目標としてROE7%以上、売上高経常利益率10%以上を掲げている。

東京都八王子を中心とした営業・生産拠点

本社は東京都八王子市東浅川町にあり、登記上の本店所在地も同所である。創業時に開設した日野工場を皮切りに、阿佐ヶ谷工場、八王子工場、高尾工場、野田工場と生産拠点が拡大。現在は高尾工場と石和工場(1994年吸収合併)が中心だったが、2006年に石和工場を閉鎖し高尾工場に統合。2025年12月期には印刷機能を野田工場へ集約し、運営コスト削減と生産効率向上を図った。営業拠点は東京(新宿、新橋、赤坂など)のほか、横浜、さいたま、千葉、野田、大阪、新潟、長野、甲府に広がる。

業界の中での役割はビジネスフォーム業界における専業メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
77億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.6%
純利益
2億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01企業向けビジネスフォーム主力

連続フォームやシートフォーム、統一伝票、封筒、パンフレットなどの帳票類を製造販売し、企業の基幹業務を支えている。また、データプリントサービスを提供し、顧客の多様なニーズに対応している。

主な製品・サービス7
連続フォーム
コンピュータプリンタで連続印刷するための用紙で、請求書や納品書など大量の帳票印刷に使用される。
シートフォーム
単票形式の帳票用紙で、各種伝票や帳票類として広く使用される。
応用用紙
特殊な加工や用途に応じた用紙で、顧客のニーズに合わせて製造される。
統一伝票
様式が統一された伝票で、企業間取引や社内業務で広く利用される。
封筒
企業が使用する封筒類を製造し、郵便物や書類の送付に用いられる。
パンフレット
商品やサービスの紹介用に製作される印刷物。
データプリントサービス
顧客が保有するデータを基に、帳票類を印刷・加工して提供するサービス。

02印刷関連サービス準主力

サプライ品や機器類の販売、情報処理に関するシステム開発を行い、印刷事業を補完する。

主な製品・サービス2
サプライ品
印刷に必要な消耗品や周辺機器を顧客に提供する。
機器類
印刷に関連する機器を販売する。

製品と技術

連続フォームから応用用紙まで幅広いビジネスフォーム

印刷関連の主力はコンピュータ用連続フォーム、シートフォーム、応用用紙である。連続フォームはミシン目でつながった紙を高速プリンタで連続印字するための帳票で、請求書や納品書に使用される。シートフォームは単票形式の伝票や帳票。応用用紙は特殊加工を施した帳票で、感熱紙やラベルなども含む。統一伝票や封筒、パンフレットの製造も手がけ、多様なオーダーに対応する。2025年12月期の印刷関連生産高は23.8億円で全体の約32%を占める。

DPPセンターで提供するデータプリントとメーリングサービス

DPP(データプリントサービス)は1999年に設置したDPPセンターを拠点に展開する。高速漢字プリンタを使用し、大量のデータを短時間で印字・封入封緘する。顧客から受け取ったデータを個人情報保護の下で処理し、請求書や明細書の印刷・発送代行まで一貫して行う。プライバシーマーク取得済みで、自治体や金融機関からの委託も多い。2025年12月期のDPP生産高は44.8億円で全体の約60%を占め、最も売上の大きい区分である。

WEBシステム開発とBPOによるデジタルソリューション

WEB領域では、システム開発・運用・保守、データベース及びサーバ構築を提供する。単なる電子化にとどまらず、継続的なリカーリング収益を得るビジネスモデルを志向する。BPOはパートナー企業との連携により、業務のアウトソーシングや電子帳簿保存法対応のスキャニングサービスなどを提供。AI機能を活用した業務効率化や、人と人との連携を重視した伴走型支援も目指す。2025年12月期のWEB生産高は1.3億円、BPOは4.5億円と小規模だが、成長分野として位置づけられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

紙加工の専門性で国内市場に強み、規模は中小

同社は紙加工・販売を手掛けるパルプ・紙業界の中堅企業で、主に事務用紙やビジネスフォームを製造し、国内の企業需要に応えている。同業他社である王子ホールディングスや日本製紙が総合紙大手として規模や設備で圧倒する中、同社は特化した加工技術と顧客対応力でニッチ市場を開拓している。しかし、売上高は低迷しており、直近では77億円と前期比で減少している。これは紙需要全体の縮小が影響しており、業界全体の逆風を受けている状況だ。営業利益率は2.6%と低く、収益性の改善が課題である。同社はコスト削減や高付加価値製品の開発を進めるが、市場縮小の構造には逆らえず、事業ポートフォリオの転換や海外展開などの抜本的な対策が必要となっている。

強み

  • ビジネスフォームなど加工分野で高い専門性を持ち、大手が手掛けない特殊用途に対応できる。
  • 国内企業向けの需要が固定化されており、長期取引による安定した収益基盤を有する。
  • 王子や日本製紙と競合するのではなく、補完的な関係で生き残り、業界内での存在感を維持。
  • 特定分野に強みがあり、大手が参入しにくい領域で利益を確保する戦略を取っている。

課題

  • 紙の需要が年々減少しており、売上高の減少傾向に歯止めがかからず、市場縮小への適応が急務。
  • 営業利益率2.6%と低水準で、価格競争やコスト上昇への耐性が弱く、収益改善が課題。
  • 設備更新に多額の投資が必要だが、財務体力が限られており、生産効率の向上が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字が光ビジネスフォーム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13951朝日印刷207億円11.9倍
23954昭和パックス144億円11.0倍
33943大石産業123億円14.2倍
43955イムラ91億円8.9倍
53892岡山製紙88億円9.0倍
63948光ビジネスフォーム69億円17.4倍
73944古林紙工58億円12.5倍
83896阿波製紙41億円5.4倍
93895ハビックス39億円6.8倍
103945スーパーバッグ37億円4.0倍
113958笹徳印刷34億円15.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

ビジネスフォーム専業メーカーとして日野で創業した1968年

1968年2月、光ビジネス・フォーム株式会社を東京都日野市日野に設立。日野工場を同所に開設し、ビジネスフォームの製造販売を開始した。創業当時はコンピュータ用帳票の需要が拡大しており、専業メーカーとして事業をスタート。翌1969年10月には東京都杉並区阿佐ヶ谷に営業所と阿佐ヶ谷工場を新設し、生産能力を増強した。1972年6月には八王子工場を新設し、日野工場の一部を移設。同年12月には営業部を東京都中央区京橋に移転し、販売体制を本格化させた。

多摩・甲信越へ営業網を拡大した1970年代後半から1980年代

1976年12月、本社、多摩営業所、日野工場、八王子工場などを八王子市東浅川町に集約し、高尾工場を新設。その後、1978年4月に新宿営業所、1979年1月に横浜営業所、1979年12月に千葉営業所を開設し、首都圏での販売網を整備。1981年6月には山梨県に山梨ヒカリビジネス㈱を設立し、製造子会社を立ち上げた。1985年5月には大阪支店を開設し、関西市場へ進出。1987年11月に新潟営業所、1992年4月には長野県営業所を設け、甲信越地方までカバーする営業体制を構築した。

子会社の吸収合併と品質・環境認証の取得(1990年代~2000年代)

1986年9月、製版部門の㈱ヒカリコンピューティングサービスと加工部門のヒカリプロセッシング㈱を吸収合併。1994年1月には山梨ヒカリビジネス㈱を吸収合併し、甲府営業所・石和工場として継続した。1999年10月、八王子市にDPPセンターを新設。2001年12月に高尾工場でISO9001:2000版認証を取得、2003年3月にプライバシーマーク認定、2003年5月にISO14001:1996版認証を取得し、品質・環境・情報セキュリティの管理体制を強化した。2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場した。

石和工場閉鎖と物流子会社設立による再編(2006年)

2006年11月、物流管理業務を専門に行う子会社として光ティーピーエル㈱を設立。同年12月には石和工場を閉鎖し、全ての生産機能を高尾工場に統合した。これにより、東京都八王子市の高尾工場が中核生産拠点となった。2006年以降は、ペーパーレス化の進展に伴い、従来のビジネスフォーム印刷からデータプリントサービスやITソリューションへのシフトを模索する時期に入る。2012年以降の財務データでは売上高が70億円前後で推移し、収益の安定化を図った。

ペーパーレス化に対応した中期経営計画の策定(2024年~)

2024年2月、中期経営計画を公表し、新しい製品分類(印刷関連、DPP、WEB、BPO)による重点分野の事業拡大を掲げた。印刷関連では製造の野田工場集約とデジタルプリンターへの移行、DPPではアウトソーシング需要の取り込み、WEBではリカーリングビジネスの確立、BPOではパートナー企業との連携強化によるソリューション型モデルを目指す。2025年12月期には売上高77億円、ROE7%以上を目標としながら、人的資本投資と設備投資を積極化している。

年表34件を開く

1960年代

  • 1968年2月創業ビジネスフォームの製造販売を目的として、光ビジネス・フォーム株式会社を東京都日野市日野に設立し、日野工場を同所に開設。
  • 1969年10月東京都杉並区阿佐ヶ谷に営業所、阿佐ヶ谷工場を新設。

1970年代

  • 1971年6月東京都日野市日野に多摩営業所を開設。
  • 1971年11月製版部門の㈱ヒカリコンピューティングサービス(H.C.S.)を日野工場内に別会社として設立し、製造販売を開始。
  • 1972年6月東京都八王子市北野に八王子工場を新設。日野工場の一部を移設、阿佐ヶ谷工場の一部を日野工場に移設。
  • 1972年12月東京都中央区京橋に営業部を阿佐ヶ谷より移転開設。
  • 1976年12月東京都八王子市東浅川町に本社、多摩営業所及び日野、八王子工場、H.C.S.の一部を移転し高尾工場を新設。
  • 1978年4月東京都新宿区西新宿に新宿営業所を新設し、販売活動を開始。
  • 1978年7月山梨県甲府市丸の内に甲府支社を新設し、販売活動を開始。
  • 1979年1月神奈川県横浜市中区尾上町に横浜営業所を新設し、販売活動を開始。
  • 1979年12月千葉県千葉市富士見に千葉営業所を新設し、販売活動を開始。

1980年代

  • 1981年6月創業山梨県東八代郡石和町に山梨ヒカリビジネス㈱を発足、ビジネスフォームの製造販売を開始。甲府支社閉鎖。
  • 1981年8月加工部門のヒカリプロセッシング㈱(H.P.C.)を別会社として高尾工場内に設立し、ビジネスフォームの製本加工の製造販売を開始。
  • 1981年10月埼玉県浦和市高砂に浦和営業所(現さいたま営業所)を新設し、販売活動を開始。
  • 1984年3月千葉県野田市七光台に東部物流センター及び野田営業所を新設し、販売活動を開始。
  • 1984年10月東京都港区赤坂に赤坂営業所を新設し、販売活動を開始。
  • 1984年11月千葉県野田市七光台に野田工場を新設し、ビジネスフォームの製造販売を開始。
  • 1985年5月大阪市阿倍野区旭町に大阪支店を新設し、販売活動を開始。
  • 1985年10月中央区京橋より中央区日本橋小舟町へ営業所移転。
  • 1986年9月M&AH.C.S.及びH.P.C.を吸収合併。
  • 1987年10月赤坂営業所を東京都港区新橋に移転し新橋営業所と改称。
  • 1987年11月新潟県新潟市に新潟営業所を新設し、販売活動を開始。
  • 1988年5月商号変更商号を光ビジネス・フォーム株式会社から光ビジネスフォーム株式会社に変更。
  • 1988年8月日本証券業協会東京地区協会店頭に登録。

1990年代

  • 1990年8月高尾工場増築工事が完成し、ビジネスフォームの製造を開始。
  • 1992年4月長野県営業所を長野県諏訪市に新設し、販売活動を開始。
  • 1994年1月M&A山梨ヒカリビジネス㈱を吸収合併し、甲府営業所、石和工場として製造・販売活動を開始。
  • 1999年10月東京都八王子市東浅川町にDPPセンターを新設。

2000年代

  • 2001年12月高尾工場ISO9001:2000版の認証を取得。
  • 2003年3月プライバシーマークの認定を取得。
  • 2003年5月高尾工場ISO14001:1996版の認証を取得。
  • 2004年12月ジャスダック証券取引所創設に伴い、同取引所に移行。
  • 2006年11月物流管理業務を行う子会社として光ティーピーエル㈱を設立。
  • 2006年12月M&A石和工場を閉鎖し、高尾工場に統合。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で391人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は561万円で、9期前と比べて+7.6%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月370
2017年12月380
2018年12月382
2019年12月52142.214.7381
2020年12月51441.914.8381
2021年12月53542.215.1387
2022年12月59842.215.2379
2023年12月57042.114.9390
2024年12月55041.914.939251
2025年12月56142.315.339151

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社・旧高尾工場・DPP第1センター — 東京都八王子市 東浅川町1,829百万円
DPP第2センター — 東京都八王子市兵衛1,263百万円
野田工場 — 千葉県野田市七光台693百万円
管理本部・首都圏第一部~第五部 — 東京都新宿区西新宿31百万円
社宅 — 3ヵ所21百万円
賃貸物件 — 1ヵ所16百万円
その他営業所 — 6ヵ所5百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は77億円営業利益2億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.5%、利益が+0.0%。

売上高
-2.5%
77億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
2.6%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高77億円77億円
営業利益5億円2億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は41億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+7.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q28621.43
2023年2Q27414.83
2023年3Q2229.11
2023年4Q220
2024年1Q2015.01
2024年2Q1800.0−1
2024年4Q4112.42
2025年2Q3800.01
2025年4Q3925.11
2026年2Q4149.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は65億円から77億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月6531
2013年12月7243
2014年12月7032
2015年12月7022
2016年12月7022
2017年12月7120
2018年12月6921
2019年12月7443
2020年12月7344
2021年12月96128
2022年12月1202013
2023年12月99137
2024年12月79222.52
2025年12月77232.62

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高77億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.9%60億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.2%14億円
  • その他の費用持分法損益などの調整1.3%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
22.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
2.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.5pt
1.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は33億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月7−1−564
2013年12月70−476
2014年12月40−347
2015年12月5−3−327
2016年12月50−358
2017年12月5−1−3410
2018年12月7−1−3612
2019年12月71−3816
2020年12月81−4922
2021年12月113−41432
2022年12月16−3−41341
2023年12月50−6540
2024年12月20−4238
2025年12月3−2−5133

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は116億円。このうち返さなくてよい自己資本が94億円で、自己資本比率は81.1%(業種中央値55.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月83632075.9
2013年12月89672275.7
2014年12月88672175.8
2015年12月93692474.3
2016年12月91692275.9
2017年12月95692673.3
2018年12月92682473.6
2019年12月96702673.2
2020年12月95722375.7
2021年12月108792973.2
2022年12月119893075.1
2023年12月114942082.9
2024年12月111931884.1
2025年12月116942281.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳単体ベース
現金及び預金
33億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
76億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
22億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率24社中1位あたり、逆に低いのは売上成長率24社中19位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.6%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.1%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.5%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,180で、1年前と比べて-5.0%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥1,180+1.4%1ヶ月+4.3%1年-5.0%時価総額69億円
過去52週の値幅
安値¥940高値¥1,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.4倍
PER (会社予想)18.7倍
PBR1.10倍
配当利回り4.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1132円で、25日移動平均線(1133.44円)をほぼ横ばいで推移し、75日線(1125.56円)を僅かに上回る。52週高値1400円からは19.1%下値、安値940円からは20.4%高値圏で、中期のレンジ相場が続く。出来高は7月9日に34,900株と急増した後は低水準で、方向感に欠ける展開。1年では4.2%下落し、上値の重さが意識される。日足RSIは50.68と中立圏で、トレンド転換の兆しは乏しいが、75日線が支持線として機能するかが焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERは40.82倍と業界平均の14.23倍を大きく上回り、予想PERは17.9倍と改善見込みだが、現状は割高。PBRは1.06倍で平均0.6789倍を上回る。ROEは1.6%と低く、収益性は悪い。配当利回りは4.42%と平均3.12%を上回るが、配当性向は162.3%と利益を超えており持続性に疑問。業績は減収減益で、株価は業績に比して割高感がある。総合的にやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.4倍13.4倍
PER (予想)18.7倍
PBR1.10倍0.67倍
ROE1.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

紙の需要減により売上は縮小傾向で、利益も低下している。強気派は物流関連の需要やDX対応サービスでの回復を期待し、弱気派は構造的な市場縮小と低いROEを指摘。新規事業への展開やコスト削減によって、利益を下支えできるかが注目点。

プラスに働く材料7
  • 安定した需要

    伝票などは業務プロセスで必要とされ、一定の需要がある

  • 高い配当利回り

    配当利回り4.42%と、株主への還元は厚め

  • PBRの割安感

    PBR1.06倍と解散価値に近く、下支えになる

  • 予想PER17.9倍に利益回復期待決算発表後影響

    時価総額66億円÷予想PER17.9倍で純利益約3.7億円が見込まれ、直近2億円から85%増。

  • PBR1.06倍と解散価値接近継続影響

    株価純資産倍率が1.06倍で、自社株評価に下支えされる水準。

  • 配当利回り4.42%の安定通年影響

    株価1132円に対して利回り4.42%と、下落局面ではインカム需要が入りやすい。

  • 売上減少のペースが大幅鈍化決算発表後影響

    2024/12期に20億円減った後、2025/12期は2億円減にとどまり、減収が縮小した。

マイナスに働く材料7
  • 売上の減少

    120億から77億まで縮小し、需要の低落が顕著

  • 収益性の低下

    営業利益率2.5%と低く、本業の稼ぐ力が弱い

  • 市場の縮小

    紙媒体は電子化で減り、将来の成長が見込みにくい

  • 売上高が99億円から77億円へ縮小通年影響

    2023/12期の99億円から2年間で22%減少し、事業規模の縮小が続く。

  • 営業利益率2.6%と低収益通年影響

    売上高77億円に対し営業利益2億円で、利益率は2.6%と低水準。

  • ROE1.6%と資本効率の低さ継続影響

    自己資本利益率が1.6%と低く、株主資本を有効に活用できていない。

  • 売上縮小で固定費負担が増大2026年下期影響

    売上高が減少する中、固定費を削減できなければ損益分岐点が上がる恐れ。

次の決算で確かめる点
売上高
紙需要の減少が続くか、底打ちするかの確認
営業利益率
コスト削減の効果と収益性の改善度を測る
サービス比率
紙以外の新規事業の寄与を把握する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+18.4%いまの株価に対する利回りは4.24%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.24%
いまの株価に対して
配当性向
162.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1865.9
2017年12月2327.8
2018年12月18−21.777.1
2019年12月2327.845.0
2020年12月18−21.737.5
2021年12月3594.424.6
2022年12月5042.922.6
2023年12月35−30.026.4
2024年12月388.6131.6
2025年12月4518.4162.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,105人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.3%を占め、残る72.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他58.358.864.163.553.757.7
事業法人25.224.823.823.623.823.6
外国法人3.45.95.86.46.713.2
自己株式0.61.11.14.04.47.5
金融機関10.88.13.73.610.73.6
証券会社2.12.42.42.65.01.7
外国人個人0.10.10.10.20.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ESG投資事業組合9.99
02内外カーボンインキ㈱9.46
03THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED・HONG KONG PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT A/C 8028・394841 (常任代理人 香港上海銀行東京支店)5.71
04村上 文江4.38
05LNS MANAGEMENT PTE.LTD. (常任代理人 立花証券㈱)4.21
06瀬戸 政春2.99
07光ビジネスフォーム 従業員持株会2.67
08エム・ビー・エス㈱2.42
09㈱日本カストディ銀行(信託口)2.24
10㈱ミヤコシ2.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-28
    Be Brave株式会社 代表取締役 泉田和人
    新規の大量保有報告
    10.34%
    +1.05pt
  • 2026-04-10
    重田 光時
    新規の大量保有報告
    6.02%
    +1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+15%、1株純資産は14期で+60%。直近期のROEは1.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月241,0902.212.862.1
2013年12月461,1604.110.639.4
2014年12月281,1582.417.165.0
2015年12月281,1902.416.464.6
2016年12月271,1972.316.665.9
2017年12月−91,200
2018年12月231,1772.016.177.1
2019年12月511,2134.38.645.0
2020年12月611,2465.07.337.5
2021年12月1421,37510.83.924.6
2022年12月2211,55015.13.922.6
2023年12月1331,6898.26.726.4
2024年12月291,6801.724.7131.6
2025年12月281,7421.645.8162.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松本康宏代表取締役 社長6556,000
大宮健専務取締役 経営企画室長6526,000
渡邊宏志常務取締役 営業本部長536,000
岡野寛取締役 管理本部長 兼 人事総務部長 兼 経理部長581,000
横山友之取締役51
小河満美子取締役61
金光明洋監査役 常勤63
山内政幸監査役7817,000
田端達監査役66
宮下晃監査役64
川崎修一取締役53
篠塚裕司監査役62

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)56217108918
社外取締役631315
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容204字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、ビジネスフォーム等の製造販売及びデータプリントサービスを主とする印刷関連事業を営んでおり、主な事業内容は次のとおりであります。なお、企業集団を構成する関係会社はありません。 区分   主な事業内容 印刷事業   連続フォーム、シートフォーム、応用用紙、統一伝票、封筒、パンフレット、 データプリントサービス その他の事業   サプライ品、機器類の販売 情報処理に関するシステム開発
経営方針・対処すべき課題2,921字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 〔顧客中心主義〕 創業以来コンピュータの進歩と共に歩んできました当社では、コンピュータ用帳票の企画、設計、製造、納入までの一貫生産を中心に、システム開発から高速漢字プリンタによるデータ出力、メーリングサービスに至るまでお客様の多種多様なニーズに最新の設備と技術を駆使し迅速、柔軟にかつ責任をもって対応してまいりました。私たちが掲げてまいりましたお客様本位の姿勢は、ときに営業展開に、また機械設備にと、情報化社会の高度化とともに進化してまいりました。これからもお客様に最適な製品、サービスを“光のごとく速やかに”ご提供し、お客様の良きパートナーとしてお役に立てるよう全社一丸となって努力してまいります。 〔収益力の安定強化〕 当社の強みである顧客ニーズへのきめ細かな対応と、顧客ニーズを先取する複合的な提案力を駆使し新規ユーザーの開拓と、既存ユーザーへの新たなニーズ発掘拡大に努め売上の増強を図り、また生産面においては常に原価率の低減と高品質な製品づくりを最大目標とし、効率性の向上を追求しつつ高収益体質の強固な企業基盤の構築により企業価値の持続的向上をめざしております。 〔社会との調和を重視〕 私達は公正で透明性の高い経営により、社会と調和し、信頼される企業として努力を続けてまいりました。世界的に関心の高まりがある環境保全管理など、ESGないしSDGsに関する事項の詳細は後記「2.サステナビリティに関する考え方及び取組」にあるとおりです。 ことに情報産業に携わる企業として、情報のセキュリティは不可欠であります。当社が重点施策として取り組んでいるデータ出力業務については、個人情報の保護管理は極めて重要な問題と認識し万全の対処をしております。認定取得済のプライバシーマーク、認証取得済のISO9001、ISO14001等の改善に取り組んでいるのもそれらの一環であります。 (2)中長期的な会社の経営戦略等 当社は「単一セグメント」の中の製品分類として、前事業年度より「印刷関連」「DPP」「WEB」「BPO」の4種類に分類しております。これまでの主力商品でありペーパーレス化が避けられない「印刷関連」「DPP」で一段の効率化に取り組む一方で、お客様のDXの動きに合わせた「WEB」「BPO」を重点分野として顧客ニーズを吸収します。その目的のため、生産体制の抜本的な見直しを行い、高尾工場の機能を他拠点に順次分散し、現有の建物を修繕・改修の上、新しい機能を備えた拠点として整備を進めてまります。 「印刷関連」においては、ビジネスフォーム、一般帳票の製造は工場再編に伴い集約し、これまで印刷機で製造していた製品を環境・省電力化の観点からデジタルプリンターへ移行します。また、従来の印刷オペレーターは今後プリンターなどの技術を身に付けるため、リスキリングを適宜実施します。 「DPP」においては、業務効率化や人手不足、コスト削減などの観点から引き続きアウトソーシング需要があると予測されるため、更なる強化を目指します。また、パーソナライズな製品・サービスにより、お客様に最適なソリューションを提供します。このほか、近年の異常気象・災害などを考慮し、BCP/BCMをより一層強化します。 「WEB」においては、単なる電子化ではなく、製品の提供後も様々なサービスを提供し続け、継続的な収益を得るリカーリングビジネスを確立します。また、ITを中心とした組織体制を確立し、WEBシステム開発、運用、保守、データベース及びサーバの構築まで確立します。このほか、郵便料金値上げなどの制度改正を考慮し、お客様のDXを実現します。 「BPO」においては、パートナー企業との更なる関係強化を図り、提供するサービスに厚みを増すことで総合的なソリューション型ビジネスモデルを展開します。また、電子帳簿保存法に向けた取り組みとして、現在の業務の電子化だけでなく、過去の資料等も電子化(スキャニング)するサービスを提供します。さらに、AI機能を充実させ業務効率化を図ると共に、人と人との繋がりも注視し、共創するリアルな伴走型支援サービスを目指します。 なお、2024年2月16日に中期経営計画を公表いたしており、その第一に、「新しい製品分類による重点分野の事業拡大」を掲げております。 (3)目標とする経営指標 企業価値を増大させていくためには、利益を継続的に維持していくことが重要と考えております。そのため、自己資本当期純利益率(ROE)と売上高経常利益率(ROS)を重視しており、資本の効率的な運用と収益性の向上に努めております。 当面の2024年から2026年は、当社が飛躍するための基礎固めの時期と位置付け、これまでに蓄えた資本を有効に活用し、初年度である2024年から人的資本への投資と設備投資を積極的に行っております。2026年までの3年間で、重点分野の事業拡大に向けた基礎を築き、環境に配慮した事業を展開しながら人的資本の充実を実現し、情報開示の強化とあわせ、体制を盤石なものとします。そのため、経営指標としては、ROE7%以上、ROS10%以上、2026年度までにPBR1倍を目標として取組んでまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上、財務上の課題 国内における経済は今後も緩やかな回復基調が続くと見込まれますが、米国による関税引き上げ、地政学的なリスクによる原材料・エネルギー価格の高騰、国内における物価上昇など、経済環境は予断を許さない状況となっております。 フォーム印刷業界におきましては、企業や行政機関におけるデジタル化、ペーパーレス化の進展により、従来の印刷需要の減少傾向は続き、また原材料費の高騰や人件費の上昇といったコスト面の圧力も増しており、厳しい経営環境が続くと予想されます。 このような情勢の中、当社は、フォーム印刷におきましては、引き続きお客さまのご理解を得ながら社会情勢を踏まえた適正価格での販売促進への取り組みや、従来の印刷機からデジタル印刷機への切替えによる環境負荷軽減を意識した環境配慮型の製品の提供、印刷物とデジタルサービスを合わせたハイブリッド型情報提供など、新たなビジネスへ展開していくことが求められております。生産面におきましては、旧高尾工場の修繕・改修を行い、新たな生産拠点としての整備を進めることで生産能力を増強し、売上拡大に繋げられるよう取り組んでまいります。またサイバー攻撃による個人情報の漏洩事案増加に対応し、さらなるセキュリティ体制の強化を図ってまいります。さらに人事制度改革や働き方改革、女性活躍推進、教育・研修を充実させることにより人的資本を強化し、従業員の自発的な成長を促すことで企業の競争力を高め、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク1,709字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 投資者の判断に重要な影響を及ぼす主な事項は、以下のようなものがあります。なお下記におけるリスク項目は、全てのリスクを網羅したものではありません。また、本文中の将来に関する事項は当事業年度末現在において判断したものであります。 (1)景気動向による影響 当社は官公庁、証券、金融、生損保、一般事業会社等幅広い業種にわたり多くの顧客との取引を行っております。国内景気の変動、消費動向やそれらに伴う顧客サイドのビジネス環境により、受注量の減少や受注単価の低下等、業績に影響が生じる可能性があります。 (2)ビジネスフォーム市場変化の影響 コンピュータ用事務帳票類等の従来型のビジネスフォーム市場は、デジタル化・ネット化が進む中で、縮小傾向にあります。当社の売上高においてデータ出力関連売上高の比率が高まっているとはいえ、ビジネスフォームはまだ主要部分を占めており、その市場変化への対応を著しく損ねた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、市場の変化に伴い、売上の形態も複雑化しており、売上計上時期の変動により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、市場の変化に対応すべく、自らの業態改革に一層の拍車をかけていかなければならないと考えております。 (3)原材料の価格変動 当社主要製品の材料は印刷用紙で、石油価格や海外チップ・パルプ市場動向などにより製紙メーカー等の仕入価格が上昇し、製造コストの削減で補いきれない場合や、販売価格に転嫁できない場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、印刷用紙の安定的な量の確保と可能な限りの低価格での仕入に努めております。 (4)情報のセキュリティ 個人情報の取扱いについては重要な経営課題の一つとして位置づけ、2002年6月に個人情報保護方針を制定し、一般財団法人日本情報経済社会推進協会のプライバシーマーク使用の許諾(いわゆるプライバシーマーク)については、2003年3月に認定を受け、2025年3月に11度目の更新認定を受けております。2013年には情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)の認証を取得し、2025年12月に4度目の更新認定を受けております。 社会におけるランサムウェア被害の深刻化を受け、2025年1月にサイバー攻撃や情報漏洩などのリスクを全社的に管理し、事業継続性を確保することを目的として情報セキュリティ統括室を新設、代表取締役社長の直轄部門として設置しました。当社は情報資産を極めて重要な経営資源と位置づけ、その適切な保護を企業の社会的責任として明確に認識しています。この責任を果たすため、2025年9月に情報セキュリティ基本方針を策定しました。 また、サイバー攻撃に備え、未知の脅威を検知し防御するEDR・MDRの導入や個人情報検出ツール・データの暗号化ツール・メール誤送信防止サービスの活用など、多層的な防御の施策に積極的な投資を行っております。サービスの導入・活用だけでなく、2025年5月にはインシデント発生時に即応体制をとるための実行部隊CSIRTを発足しております。 このように万全な安全管理体制を整備しておりますが、想定を超えた条件の中での事故が発生した場合、社会的信用の失墜やお客様から損害賠償請求等の事態がおこり、当社の業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 顧客情報の取扱いについては、今後も設備及びシステム上での安全管理体制と人的管理措置を整備する等万全を期してまいります。 (5)BPO市場変化の影響 BPO市場は企業のアウトソーシングの受け皿となるものであり、近年ではコロナ禍におけるコールセンター業務、受付窓口業務など、結果的には複数年にわたる業務において実績を積み上げてまいりました。今後も、企業を取り巻く環境は激変し、様々な形で業務のアウトソーシングが行われるものと認識しておりますが、継続的に受注する案件もあれば、極めて短期一過性に終わる案件もあり得ると考えられるため、当社業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,968字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績等の状況 当事業年度における我が国経済は、企業業績の好調さや雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しを背景に景気はゆるやかな回復基調を辿りました。一方、米国トランプ政権による通商政策の影響、ウクライナや中東情勢の長期化に伴う地政学的リスクの高まりによる原材料・エネルギー価格の高騰、また国内における労働力不足や物価上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 フォーム印刷業界におきましては、デジタル化の進展やクラウドサービスの普及により、印刷物の必要性が低下し、また環境に対する意識の高まりから、印刷需要は今後も減少が見込まれます。加えて原材料費やエネルギー価格、物流費等の高騰により、厳しい状況が続いており、デジタルソリューションへの移行や、付加価値の高い印刷サービスの提供、さらには従来の印刷技術・ノウハウを活かした新たな分野への進出など、ビジネスモデルの転換が求められております。 このような情勢の中、当社は、「印刷関連」分野では、社会情勢を踏まえた適正価格での販売、「DPP」分野では戸籍法やマイナ保険証などの法令・制度改正の特需の取り込みや、お客さまにとって費用対効果の高い印刷物やデジタルサービスの提供及び長年にわたり個人情報を取り扱ってきた企業としての実績・信頼を強みとした自治体との取り組みの強化、「WEB」「BPO」の分野では、アウトソーシング事業の取り込みや従来のビジネスフォーム印刷と情報処理の技術を総合的に組み合わせたサービスの提供を図ってまいりました。 製造部門におきましては、印刷機能を野田工場へ集約したことにより、運営コストの削減や生産効率・稼働率の向上を図り、集約化の効果の発揮に努めました。また国内におけるランサムウェア被害が増加しており、サイバー攻撃や情報漏洩などのセキュリティインシデントに対応する専門チームであるCSIRT(シーサート)の設置や情報セキュリティ基本方針を策定し、セキュリティ体制をより強化しました。さらには法令遵守、内部統制、ISO、個人情報保護等の諸活動を通じて、社員教育にも継続的に取り組みました。 以上のとおり、営業・製造・管理各部門においてそれぞれの体質強化策を推進してまいりました結果、売上高7,743百万円(前期比2.2%減)、経常利益280百万円(前期比26.6%増)、当期純利益151百万円(前期比5.9%減)となり、前事業年度に比べ減収・減益となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ502百万円減少し、3,307百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動の結果得られた資金は257百万円(前年同期比33百万円の増加)となりました。これは主として税引前当期純利益258百万円、減価償却費194百万円、法人税等の支払額79百万円、及び売上債権の増加額87百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動の結果使用した資金は239百万円(前年同期は32百万円の獲得)となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出199百万円及び投資有価証券の取得による支出124百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動の結果使用した資金は520百万円(前年同期比89百万円の増加)となりました。これは配当金の支払221百万円、自己株式の取得による支出213百万円及びリース債務の返済による支出86百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 製品区分   生産高(千円)   前年同期比(%) 印刷関連   2,380,536   103.9 DPP   4,487,164   100.9 WEB   132,539   49.8 BPO   452,110   70.3 合計   7,452,350   97.5 (注)1 当社は単一セグメントであるため、製品区分別に記載しております。なお印刷関連及びDPPについては、サプライ商品等を除いております。 2 金額は販売価格で表示しております。 b.商品仕入実績 製品区分   金額(千円)   前年同期比(%) サプライ商品等   245,719   111.1 (注)1 印刷関連及びDPPのうち、サプライ商品等に該当するものを記載しております。 2 金額は実際仕入額で表示しております。 c.受注実績 製品区分   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 印刷関連   2,472,674   97.6   295,885   103.4 DPP   4,746,141   108.1   435,529   112.9 WEB   137,933   51.0   24,803   127.8 BPO   473,178   76.1   52,972   166.0 合計   7,829,928   100.2   809,191   111.9 (注)1 当社は単一セグメントであるため、製品区分別に記載しております。 2 金額は販売価格で表示しております。 d.販売実績 製品区分   販売高(千円)   前年同期比(%) 印刷関連   2,462,819   96.5 DPP   4,696,307   105.4 WEB   132,539   49.8 BPO   452,110   70.3 合計   7,743,777   97.8 (注)1 当社は単一セグメントであるため、製品区分別に記載しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自  2024年1月1日 至  2024年12月31日)   当事業年度 (自  2025年1月1日 至  2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱大和総研   975,800   12.3   832,274   10.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態の分析 (資産) 当事業年度末の総資産は前事業年度末に比べて456百万円増加し、11,555百万円となりました。うち流動資産は4,888百万円(前年同期比372百万円の減少)、固定資産は6,666百万円(前年同期比828百万円の増加)となりました。流動資産の主な減少要因は、売掛金及び契約資産が93百万円増加したものの、現金及び預金が502百万円減少したこと等によるものであります。また固定資産の主な増加要因は、投資有価証券が581百万円及び有形固定資産が198百万円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当事業年度末の負債は前事業年度末に比べて420百万円増加し、2,183百万円となりました。うち流動負債は1,365百万円(前年同期比66百万円の増加)、固定負債は817百万円(前年同期比353百万円の増加)となりました。流動負債の主な増加要因は、資産除去債務が61百万円減少したものの、未払金が124百万円増加したこと等によるものであります。また固定負債の主な増加要因は、繰延税金負債が194百万円、リース債務が107百万円及び資産除去債務が52百万円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末の純資産は前事業年度末に比べて35百万円増加し、9,371百万円となりました。うち株主資本は8,659百万円(前年同期比272百万円の減少)、評価・換算差額等は712百万円(前年同期比308百万円の増加)となりました。株主資本の主な減少要因は、自己株式が203百万円増加したことによるものであります。評価・換算差額等の増加要因は、その他有価証券評価差額金が308百万円増加したことによるものであります。 ②経営成績の分析 当事業年度の売上高は前事業年度に比べ171百万円減少の7,743百万円、売上原価は前事業年度に比べ208百万円減少の6,092百万円、販売費及び一般管理費は前事業年度に比べ13百万円増加の1,448百万円となりました。この結果、営業利益は前事業年度に比べて23百万円増加の202百万円となりました。 営業外損益は前事業年度に比べて35百万円増益の78百万円となりました。これは、受取利息及び配当金等による営業外収益が90百万円、支払利息等による営業外費用が11百万円計上されたことによるものであります。この結果、経常利益は前事業年度に比べて58百万円増加の280百万円となりました。 特別損益は前事業年度に比べて65百万円減益の△21百万円となりました。これは、固定資産売却益による特別利益が9百万円、固定資産撤去費用による特別損失が31百万円計上されたことによるものであります。この結果、当期純利益は前事業年度に比べて9百万円減少し、151百万円となりました。 ③キャッシュ・フローの分析 当事業年度のキャッシュ・フローは、営業活動で得た資金257百万円を、投資活動に239百万円及び財務活動に520百万円使用しました。その結果、当事業年度の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度に比べ502百万円減少し、3,307百万円となりました。 なお、詳細につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ④資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の主な資金需要は、製造費用や営業費用の運転資金及び設備投資資金であります。資金調達につきましては、運転資金の状況や設備投資計画に照らして必要な資金を、自己資金及び金融機関からの借入等により調達しております。なお、当事業年度末における有利子負債残高はリース債務の319百万円となっております。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因 当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載しているとおりであります。 ⑥経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載しているとおり、自己資本当期純利益率(ROE)7%以上、売上高経常利益率(ROS)10%以上を目標としております。当事業年度は、ROEが1.6%、ROSが3.6%となっており、資本の効率的な運用と収益性の向上に努めてまいります。 ⑦重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成において、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性から、これらの見積りと異なる場合があります。 当社が採用しております重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しているとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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