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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ラサ工業

Rasa Industries,Ltd.4022 · Prime · 化学

リン酸・凝集剤・破砕機など多角的化学メーカー。化成品、機械、電子材料の3事業が柱。

概要

ラサ工業は、1911年に燐鉱山会社として創業した化学・機械・電子材料の総合メーカーである。2026年3月期の連結売上高は477億円、従業員数は631名。半導体向け高純度リン酸、水処理用凝集剤、廃棄物処理機械、放射性ヨウ素吸着剤など多様な製品を手がけ、東京証券取引所プライム市場に上場する。グループは4つのセグメントで構成され、化成品事業が売上の約8割を占める。

化成品事業が売上の約8割を占める収益構造

ラサ工業の主力は化成品事業であり、2026年3月期のセグメント売上高は399億56百万円と全体の約84%を占める。同事業はリン酸及びその塩類、水処理用凝集剤、消臭剤、コンデンサー向け原料を扱う。特に半導体製造に用いられる高純度リン酸は、海外向けを中心に堅調に推移している。また、子会社ラサ晃栄株式会社が二次製品の製造販売を、理盛精密科技股份有限公司(台湾)が高純度品の生産を担う。

機械事業:破砕機と掘進機を軸とする環境・インフラ分野

機械事業は、破砕機・選別機、都市ごみ・産業廃棄物処理機械、掘進機などの製造販売を行う。売上高は41億97百万円(2026年3月期)と全体の約9%だが、下水道関連向け掘進機のレンタルや海外向けの販売が堅調である。子会社ラサスティール株式会社が鋳鋼品を製造し、当社が販売している。電子ビーム溶接加工や粉体機の販売も手がける。

電子材料事業:化合物半導体向け高純度材料が成長

電子材料事業は、高純度無機素材(赤燐、インジウム、ガリウム)、レジスト剥離剤、塗布剤、放射性ヨウ素吸着剤などを扱う。2026年3月期のセグメント売上高は23億95百万円と前年比52.1%増加し、セグメント利益は6億96百万円と185.2%増となった。化合物半導体市況の堅調さを背景に、高純度赤燐やガリウムの販売が伸長している。

グループ構成と国内外の生産拠点

連結対象は子会社4社と関連会社3社。主な子会社として、化成品の販売・二次製品を担うラサ晃栄株式会社、台湾で高純度リン酸を生産する理盛精密科技股份有限公司、鋳鋼品製造のラサスティール株式会社がある。生産拠点は、大阪工場(リン酸系、消臭剤、電子材料)、三本木工場(宮城県、電子材料・凝集剤)、羽犬塚工場(福岡県、機械)、伊勢崎工場(群馬県、電子薬品)などに分散する。

業界の中での役割は化成品・機械・電子材料の総合化学メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
477億円
営業利益
60億円
営業利益率
12.6%
純利益
44億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01化成品事業主力

リン酸及びその塩類(電子工業用高純度リン酸含む)、水処理用凝集剤、消臭剤、コンデンサー向け原料等の製造・販売。子会社が二次製品や高純度品を生産。

主な製品・サービス4
リン酸及びリン酸塩類
工業用・食品添加物用リン酸、リン酸二次塩類など。
水処理用凝集剤
上下水道・工業排水処理用の凝集剤(PAC等)。
消臭剤
菌・ウイルス対策等に用いる消臭・抗菌剤。
コンデンサー向け原料
電解コンデンサーの電解液原料等。

02機械事業準主力

破砕機、選別機、都市ごみ・産業廃棄物処理機械、掘進機、各種プラントの製造販売、電子ビーム溶接加工、粉体機販売。子会社ラサスティールが鋳鋼品を製造。

主な製品・サービス4
破砕機・選別機
廃棄物処理・リサイクル向けの破砕機、選別機。
都市ごみ・産業廃棄物処理機械
焼却、資源化等の廃棄物処理プラント機械。
掘進機
トンネル工事等に用いる掘削機。
鋳鋼品
子会社ラサスティールが製造する鋳鋼製品。

03電子材料事業副次

高純度無機素材(高純度金属酸化物等)、レジスト剥離剤、塗布剤、放射性ヨウ素吸着剤の製造販売。半導体・原子力関連用途。

主な製品・サービス4
高純度無機素材
半導体製造用の高純度金属酸化物等。
レジスト剥離剤
半導体フォトリソ工程で使用されるレジスト剥離液。
塗布剤
各種機能性塗布材料。
放射性ヨウ素吸着剤
原子力施設の排気・排水処理に用いる放射性ヨウ素吸着材。

04その他の事業その他

石油精製用触媒の再生加工、不動産賃貸。

主な製品・サービス1
石油精製用触媒再生
使用済み石油精製触媒の再生処理サービス。

製品と技術

半導体向け高純度リン酸と燐系二次塩類

ラサ工業の化成品事業の中核は、リン酸及びその塩類である。電子工業用高純度リン酸は、半導体のエッチング工程で使用される。台湾子会社理盛精密科技股份有限公司が生産し、国内外の半導体メーカーに供給している。また、無水リン酸、強リン酸、光学レンズ向けの高純度リン酸二次塩類も製造。2026年4月の設備増設により、さらなる生産能力拡大を図る。

水処理用凝集剤と消臭・抗菌剤

水処理用凝集剤(PACなど)は、上下水道や工業排水の処理に用いられる。1958年から製造を開始し、大阪工場、三本木工場、野田工場(千葉県)で生産。上水道向けが堅調に推移している。消臭剤は1989年から製造しており、菌・ウイルス対策用途に展開。これらの製品は子会社ラサ晃栄を通じても販売されている。

廃棄物処理機械と掘進機:機械事業の二本柱

機械事業では、都市ごみ・産業廃棄物処理向けの破砕機、選別機、プラント設備を手がける。さらに、トンネル工事に用いる掘進機(シールドマシン)の製造も1980年から行っている。下水道関連向けが堅調で、海外販売も伸長。子会社ラサスティールが製造する鋳鋼品は、これらの機械の部品として供給される。

化合物半導体向け高純度無機素材とレジスト剥離剤

電子材料事業では、高純度赤燐、インジウム、ガリウムなどの高純度無機素材を製造。これらは化合物半導体の原料として需要が拡大しており、2026年3月期にはガリウムがスポット販売もあり大きく増収した。また、半導体フォトリソグラフィ工程で使用されるレジスト剥離剤や、機能性塗布剤も提供している。

原子力施設向け放射性ヨウ素吸着剤と触媒再生サービス

2013年に生産を開始した放射性ヨウ素吸着剤(AgX)は、原子力施設の排気・排水処理に使用される。これは同社の高純度化技術を応用した製品である。また、その他事業として、石油精製用触媒の再生サービスを提供。使用済み触媒を処理し、再び利用可能な状態にすることで、資源循環に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

無機薬品・顔料メーカー、堅調な利益増

ラサ工業は無機薬品や顔料を主力とする化学メーカー。同業の東洋紡(繊維・フィルム)やクラレ(化学製品)と比較して、事業は無機化学に特化している。売上高は2024年3月期428億円から2026年3月期477億円へ増加、営業利益率は10%から12.6%へ上昇と堅調。収益性は改善傾向だが、競合の北の達人(通販化粧品)とは事業モデルが異なり、直接比較は難しい。

強み

  • 営業利益率が10%から12.6%へ上昇し、コスト管理と高付加価値化が進んでいる。
  • 長年の無機薬品・顔料製造で培った技術力が、品質面での競争優位を支える。
  • 建設・自動車・電子部品など多方面に顧客を持ち、特定業界への依存度が低い。
  • 売上高が緩やかながら増加傾向にあり、成熟市場でもシェア拡大を実現している。

課題

  • 無機化学市場は成長が鈍く、大きな需要拡大は見込みにくい。
  • 海外の低コストメーカーとの競争が激しく、価格競争に巻き込まれるリスクがある。
  • 無機薬品はコモディティ化しやすく、技術面での差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字がラサ工業

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15142アキレス267億円11.8倍
24116大日精化工業246億円11.5倍
38095アステナホールディングス221億円9.4倍
44008住友精化210億円12.8倍
53501SUMINOE181億円
64022ラサ工業158億円17.8倍
73109シキボウ137億円14.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

燐鉱山会社として創業、上場を経て多角化の基盤形成

1911年2月、沖縄県のラサ島の燐鉱を採掘する「ラサ島燐砿合資会社」として創業。1913年5月に株式会社化し、1919年8月に東京証券取引所に上場した。1920年5月には大阪晒粉株式会社を合併し、過リン酸石灰の製造を開始。肥料事業への進出により、鉱山採掘から化学製品へ事業領域を広げた。1934年3月に社名を「ラサ工業株式会社」と改称した。

戦時統合と商号変更、戦後の再出発

1937年4月にラサ島を国から譲り受け、1939年には宮古工場で銅精錬を開始。1941年には鯛生産業株式会社と合併し、機械製造にも乗り出した。戦時中の1944年5月に社名を「東亜鉱工株式会社」と改称したが、戦後の1949年3月に再び「ラサ工業株式会社」に戻した。同年5月には東京証券取引所の再開に伴い再上場を果たした。

1950年代から60年代:リン酸・凝集剤生産と鉱山事業の拡大

1954年4月、大阪工場で黄燐とリン酸の製造を開始し、化学事業の基盤を固めた。1958年7月には水処理用凝集剤の生産を開始。1959年4月には宝運実業株式会社(後のラサ晃栄)を設立し販売網を強化した。同年9月、東洋鉱山株式会社を合併し、見立鉱業所や大分製錬所を取得。しかし1971年12月に鉱山事業から撤退し、資源採掘から化学品・機械への転換を進めた。

エレクトロニクス分野への本格参入と機械事業の強化

1972年4月、大阪工場でエレクトロニクス向け高純度赤燐の製造を開始。1977年には高純度リン酸二次塩類も加えた。1980年8月、羽犬塚工場で掘進機の製造を開始し機械事業を拡大。1982年4月には高純度ガリウムの製造に着手した。1983年4月に肥料部門をコープケミカルに営業譲渡し、肥料事業から撤退。同年10月には日本シーアールアイ株式会社を設立し石油精製用触媒再生事業に参入した。

半導体関連事業と海外展開の推進

1985年4月に電子材料事業部を設置し、三本木工場をシリコンウェハー再生と高純度無機素材の拠点とした。1986年にはラサスティール株式会社を設立。2003年12月、台湾に理盛精密科技股份有限公司を設立し、IT向け高純度リン酸の現地生産を開始。2007年には生産ラインを増強した。2010年1月には日本シーアールアイを吸収合併し触媒再生事業を内製化した。

事業ポートフォリオの再編と放射性ヨウ素吸着剤の開発

2010年12月、シリコンウェハー再生事業から撤退。一方で2013年12月、三本木工場に放射性ヨウ素吸着剤(AgX)の生産設備を設置し、原子力関連分野に進出した。2016年6月には伊勢崎工場に電子・光学向けリン酸二次塩類の設備を完成させ、高付加価値品の生産能力を高めた。2019年6月には監査等委員会設置会社に移行し、ガバナンス体制を強化した。

プライム市場移行と中期計画に基づく成長投資

2022年4月の市場区分見直しにより、東京証券取引所プライム市場に移行。長期ビジョン「Rasa Vision 2033」を策定し、2024年度から2026年度までの中期経営計画の下、経営資源の最適化と収益力強化を進めている。台湾子会社では2022年1月と2026年4月に高純度リン酸の製造設備を増設し、半導体向け需要への対応を強化している。

年表48件を開く

1910年代

  • 1911年2月創業「ラサ島燐砿合資会社」設立
  • 1913年5月創業「ラサ島燐砿株式会社」設立
  • 1919年8月上場東京証券取引所に上場

1920年代

  • 1920年5月M&A「大阪晒粉株式会社」を合併、大阪工場で過リン酸石灰製造開始

1930年代

  • 1934年3月社名を「ラサ工業株式会社」と改称
  • 1936年11月田老鉱業所(岩手県)開設
  • 1937年4月ラサ島(沖縄県)を国より譲り受ける
  • 1939年6月宮古工場(岩手県)開設、銅精錬及び過リン酸石灰製造開始

1940年代

  • 1941年5月羽犬塚工場(福岡県)開設、機械製造開始
  • 1941年9月創業「鯛生産業株式会社」(1918年6月設立)と合併
  • 1944年5月社名を「東亜鉱工株式会社」と改称
  • 1949年3月社名を「ラサ工業株式会社」と改称
  • 1949年5月上場東京証券取引所再開による上場

1950年代

  • 1954年4月大阪工場にて黄燐、リン酸製造開始
  • 1958年7月大阪工場にて水処理用凝集剤製造開始
  • 1959年4月創業宝運実業株式会社(後のラサ晃栄株式会社の前身)設立
  • 1959年9月M&A「東洋鉱山株式会社」を合併(見立鉱業所、大分製錬所、大峰鉱業所)

1960年代

  • 1965年11月大阪工場にて無水リン酸・金属表面処理剤製造開始

1970年代

  • 1971年12月鉱山事業より撤退
  • 1972年4月大阪工場にてエレクトロニクス向け高純度赤燐製造開始
  • 1976年11月創業ラサ興発株式会社(現ラサ晃栄株式会社)設立
  • 1977年9月大阪工場にて高純度リン酸二次塩類製造開始

1980年代

  • 1980年8月羽犬塚工場にて掘進機製造開始
  • 1981年9月製錬事業より撤退
  • 1981年10月創業日本シーアールアイ株式会社設立、石油精製用触媒再生事業に着手
  • 1982年4月大阪工場にて高純度ガリウム製造開始
  • 1983年4月肥料部門をコープケミカル株式会社(現片倉コープアグリ株式会社)に営業譲渡、肥料事業より撤退
  • 1984年1月大阪工場にてシリコンウェハー再生事業開始
  • 1985年4月電子材料事業部設置、三本木工場(宮城県)開設、シリコンウェハー再生、高純度無機素材の拠点とする
  • 1986年10月大阪工場を大阪市此花区から、同大正区に移転 機械部門にて、精密機械加工分野に進出
  • 1986年12月創業大阪工場にて電子工業向け高機能塩化鉄製造開始 ラサスティール株式会社設立
  • 1987年12月三本木工場内に水処理用凝集剤(PAC)製造設備新設
  • 1989年2月大阪工場にて消臭剤製造開始
  • 1989年11月IC用塗布剤販売開始

1990年代

  • 1993年3月野田工場(千葉県、水処理用凝集剤)開設
  • 1996年11月伊勢崎工場(群馬県、電子工業用薬品)開設 宮古ショッピングセンタービル賃貸開始
  • 1999年4月M&Aラサ晃栄株式会社をラサ興発株式会社に合併し、社名をラサ晃栄株式会社に改称

2000年代

  • 2003年12月台湾にてIT向け高純度リン酸の製造子会社である理盛精密科技股份有限公司を設立
  • 2005年4月理盛精密科技股份有限公司新工場竣工
  • 2007年6月理盛精密科技股份有限公司生産ライン増強

2010年代

  • 2010年1月M&A日本シーアールアイ株式会社(石油精製用触媒再生)を吸収合併
  • 2010年12月シリコンウェハー再生事業から撤退
  • 2013年12月三本木工場に放射性ヨウ素吸着剤(AgX)生産設備設置
  • 2016年6月伊勢崎工場に電子・光学向けリン酸二次塩類製造設備完成
  • 2019年6月監査等委員会設置会社に移行

2020年代

  • 2022年1月理盛精密科技股份有限公司高純度リン酸製造設備増設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行
  • 2026年4月理盛精密科技股份有限公司高純度リン酸製造設備増設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で631人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は671万円で、9期前と比べて+11.1%平均年齢は44.8歳、平均勤続年数は19.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月545
2018年3月557
2019年3月60443.719.1567
2020年3月60743.819.2574
2021年3月58843.819.2584
2022年3月61144.119.5600
2023年3月62844.219.4610
2024年3月64144.419.5620
2025年3月65044.419.4628748
2026年3月67144.819.8631951

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場(中華民国(台湾)台中市)5,867百万円
化成品
大阪工場 — 大阪市大正区4,229百万円
化成品
三本木工場(宮城県大崎市) (注)23,500百万円
電子材料及びその他
伊勢崎工場 — 群馬県伊勢崎市2,417百万円
化成品
宮古ショッピングセンタービル(岩手県宮古市) (注)5801百万円
その他
羽犬塚工場 — 福岡県筑後市688百万円
機械
宮古工場(岩手県宮古市) (注)3681百万円
電子材料及びその他
草加工場 — 埼玉県草加市622百万円
化成品
本社工場 — 福岡県筑後市234百万円
機械
本社(東京都千代田区) (注)462百万円
全社
主な関係会社
  • 国内
    ラサ晃栄㈱
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ラサスティール㈱
    福岡県 筑後市
    議決権100.0%
  • 海外
    理盛精密科技股份有限公司(注)2.3
    中華民国(台湾)台中市
    議決権100.0%
  • 国内
    SoulbrainRASA Co.,Ltd
    大韓民国 忠清南道公州市
    議決権39.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和元年度休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金【田老鉱山(坑廃水処理)】
    経済産業省 · 2019-07-10
    988万円
  • 補助金
    令和5年度休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金【田老鉱山(坑廃水処理)】
    経済産業省 · 2023-08-21
    943万円
  • 補助金
    休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金(令和6年度)【東北支部】
    経済産業省 · 2025-04-15
    895万円
  • 補助金
    令和4年度休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金【田老鉱山(坑廃水処理)】
    経済産業省 · 2022-07-19
    866万円
  • 補助金
    休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金(令和5年度)【東北支部】
    経済産業省 · 2024-04-11
    864万円
  • 補助金
    令和3年度休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金【田老鉱山(坑廃水処理)】
    経済産業省 · 2021-06-30
    737万円
  • 補助金
    令和2年度休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金【田老鉱山(坑廃水処理)】
    経済産業省

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は477億円営業利益60億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.1%、利益が+27.7%。

売上高
+5.1%
477億円
営業利益
+27.7%
60億円
純利益
+41.9%
44億円
営業利益率
12.6%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高540億円477億円
営業利益62億円60億円
純利益43億円44億円
1株あたり配当¥36¥36

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は137億円、営業利益は18億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.7%、営業利益は+157.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1166
2024年1Q10476.75
2024年2Q10276.95
2024年3Q9777.24
2024年4Q12510
2025年2Q218177.810
2025年4Q2363012.721
2026年2Q2272912.820
2026年4Q2503112.424
2027年1Q1371813.113

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は194億円から477億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は12.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月19444
2014年3月21464
2015年3月227107
伊勢崎工場に電子・光学向けリン酸二次塩類製造設備完成
2016年3月246127
2017年3月2331317
2018年3月2742723
2019年3月3102623
2020年3月2981714
2021年3月2902620
2022年3月3543625
2023年3月4964732
2024年3月4283424
2025年3月454474610.431
2026年3月477606212.644

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高477億円のうち、営業利益として残るのは60億円12.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の9.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.9%367億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.3%49億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.6%60億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.3pt
12.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.8pt
9.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.7pt
14.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが61億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは16億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は48億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−5−17640
2014年3月19−6−91345
2015年3月17−3−101449
2016年3月29−17−351227
2017年3月18−91937
2018年3月25−2111452
2019年3月28−3510−753
2020年3月30−14−221647
2021年3月24−19−18534
2022年3月20−233−335
2023年3月20−1021049
2024年3月50−19−473134
2025年3月50−18−163251
2026年3月61−45−201648

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は500億円。このうち返さなくてよい自己資本が318億円で、自己資本比率は63.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3047622824.7
2014年3月3087823025.0
2015年3月3138822528.0
2016年3月2858719830.6
2017年3月31310820534.4
2018年3月36313023335.7
2019年3月38614723938.1
2020年3月37615721941.8
2021年3月36917719247.8
2022年3月41920321648.2
2023年3月47623324348.6
2024年3月44325019356.3
2025年3月45827918060.8
2026年3月50031818163.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
48億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
213億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
37億円
在庫として抱えている分
負債合計
181億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中17位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中152位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.6%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.6%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.7%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.1%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,985で、1年前と比べて+125.2%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥1,985-4.1%1ヶ月-2.5%1年+125.2%時価総額158億円
過去52週の値幅
安値¥875高値¥2,810

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.8倍
PER (会社予想)18.0倍
PBR2.41倍
配当利回り1.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月5日に2362円まで急伸し、その後も高止まりしています。8月20日終値は2196円で、前日比0.6%安となったものの、1ヶ月で13.1%上昇、1年では153.9%の大幅高です。25日移動平均線(2047.88円)を7.2%上回り、75日線(2088.21円)に対しても5.2%上方に位置します。ただし、52週高値2810円からは21.9%低い水準であり、高値圏での調整局面とも解釈できます。RSIは65.67とやや過熱気味で、短期の反落リスクに注意が必要です。出来高は8月5日に225万株と急増しましたが、その後は減少傾向です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは19.69倍で同業界平均の17.76倍をやや上回る。PBRは2.69倍で同業界平均の1.41倍を大幅に上回り割高。ROEは14.6%と高く収益性は良好だが、配当利回りは1.64%と同業界平均の2.66%を下回る。売上高と利益は増加傾向にあり、業績は好調だが、PBRの高さが割高感を強める。割高だがROEの高さや業績成長を考慮し、やや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.8倍17.8倍
PER (予想)18.0倍
PBR2.41倍1.41倍
ROE14.6%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

農業需要の安定性と工業用途の成長性をどう評価するかが主な争点。強気派は、食料安全保障への関心の高まりを追い風に、肥料の堅調な需要と半導体向け高純度薬品の拡大を評価する。一方、弱気派は、農業市況の変動や原材料価格の高止まりが利益を圧迫するリスク、さらに工業用途の競争激化による採算悪化を警戒する。直近の株価上昇が織り込み済みかどうかも議論の対象。

プラスに働く材料7
  • 農業需要の安定性

    世界的な食料需要増と国内農業の基盤需要が売り上げを下支えする

  • 工業用途の成長余地

    半導体向け高純度薬品など高付加価値製品の需要拡大が見込まれる

  • 収益性の改善傾向

    2025年3月期の営業利益率は10%を超え、改善傾向が続いている

  • 営業利益60億円と13億円増益2026年Q1影響

    営業利益47→60億円、営業利益率10.35%→12.58%と改善し増収増益基調が続く

  • 純利益44億円と前期比42%増益2026年Q1影響

    純利益31→44億円、増益率42%は強く株価上昇を裏付ける材料

  • 外資保有19.94%と高い選好継続影響

    外国法人持ち株比率19.94%、海外投資家の選好が高く需給面で支えとなる

  • ROE14.6%がPBR2.69倍を支える継続影響

    ROE14.6%と営業利益率12.58%の収益力が、PBR2.69倍の評価を正当化

マイナスに働く材料7
  • 原材料価格の変動

    原料高が利益を圧迫し、価格転嫁が遅れると収益が悪化する

  • 農業市況の影響

    農業景気の悪化で肥料需要が減少するリスクがある

  • 競争激化

    工業薬品分野で新規参入が相次ぎ、価格競争が激しくなる可能性

  • 株価1年で153.9%上昇し過熱不定影響

    株価2196円・PBR2.69倍まで上昇し、高値圏での利益確定売りが出やすい

  • 予想PER19.9倍は実績並み決算発表後影響

    実績PER19.69倍に対し予想19.9倍とほぼ同水準、来期の増益率鈍化が示唆される

  • 売上高伸び率は5%台と低調通年影響

    売上高454→477億円の増収率5.1%、営業増益13億円は利益率改善依存で数量成長は乏しい

  • 配当利回り1.64%に低下通年影響

    株価上昇で配当利回りが1.64%まで低下、インカム目的の買いが後退する

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が持続するか確認するため
工業用途売上比率
高付加価値分野の成長度合いを測るため
原材料価格動向
コスト変動が利益に与える影響を把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり36で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは1.81%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥36
1株あたり
配当利回り
1.81%
いまの株価に対して
配当性向
63.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月412.4
2018年3月8100.019.6
2019年3月80.017.1
2020年3月80.034.3
2021年3月80.027.8
2022年3月1475.033.6
2023年3月1617.133.3
2024年3月1811.036.0
2025年3月2431.959.0
2026年3月3650.063.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥36

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,862人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.5%を占め、残る64.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.946.046.943.840.942.7
金融機関35.531.232.532.735.927.5
外国法人15.012.411.015.711.719.8
事業法人3.04.23.83.68.48.0
証券会社5.56.25.84.13.01.8
自己株式0.20.10.40.91.71.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.99
02GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.95
03ラサ工業取引先持株会5.56
04片山 晃5.00
05株式会社RS Technologies4.98
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.89
07BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行)3.40
08株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.15
09株式会社三菱UFJ銀行2.52
10朝日生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-21
    ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)
    新規の大量保有報告
    4.47%
    -0.68pt
  • 2026-08-20
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.24%
  • 2026-08-07
    ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)
    新規の大量保有報告
    5.15%
  • 2026-06-05
    ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)
    新規の大量保有報告
    1.07%
    -4.00pt
  • 2026-05-22
    ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)
    新規の大量保有報告
    5.07%
  • 2026-05-12
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    3.16%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1994%、1株純資産は14期で+762%。直近期のROEは14.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5955.924.2
2014年3月539685.526.7
2015年3月831,1058.016.6
2016年3月841,0987.613.2
2017年3月2181,35617.76.612.4
2018年3月2841,63519.07.519.6
2019年3月2871,85516.45.117.1
2020年3月1741,9809.17.734.3
2021年3月2532,22812.08.427.8
2022年3月6450913.44.933.6
2023年3月8258414.95.133.3
2024年3月606349.99.236.0
2025年3月8071411.97.059.0
2026年3月11281514.614.763.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額145百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
坂尾耕作代表取締役 社長執行役員67175,000
望月哲夫代表取締役 常務執行役員 経理部・IR担当、総務部管掌64125,000
上田秀紀取締役 常務執行役員 研究開発担当、化成品事業部・機械事業部・電子材料事業部・NCRI営業部管掌6647,000
北田勝誠取締役 上席執行役員 経営企画室長、DX推進担当5610,000
齊藤隆取締役(常勤監査等委員)623,000
山本卓司取締役(常勤監査等委員)59
菊池達也取締役(監査等委員)6710,000
藤田美穂取締役(監査等委員)551,000
宮野隆徳取締役 常務執行役員 電子材料事業部・NCRI営業部担当、化成品事業部・機械事業部管掌548,000
羽部吉弘取締役 上席執行役員 総務部長、サステナビリティ推進室管掌6131,000
林敦取締役 上席執行役員 経理部長、経営企画室・IR担当55
原田大輔取締役(常勤監査等委員)54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4622110025
社外取締役4454511

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容880字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社4社及び関連会社3社で構成されております。 事業の内容については、リン酸及び燐系二次塩類、水処理用凝集剤、電子工業向け高機能高純度薬剤、消臭・抗菌剤、掘進機、破砕関連機械、都市ごみ・産業廃棄物処理機械、鋳鋼品、高純度無機素材、放射性ヨウ素吸着剤及び塗布剤等の製造・販売、特殊スクリーン等の販売、精密機械加工、石油精製用触媒再生及び不動産の賃貸を行っております。 当社グループの事業にかかわる位置付けは次のとおりであります。 なお、下記の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 化成品事業 電子工業用高純度リン酸、リン酸、無水リン酸、強リン酸、リン酸二次塩類 当社が製造・販売を行っております。子会社ラサ晃栄株式会社は当社製品を一部販売するとともに、当社製品を原料として二次製品の製造・販売を行っております。また、子会社理盛精密科技股份有限公司は、高純度品の製造・販売を行っております。 水処理用凝集剤 当社が製造・販売を行っておりますほか、子会社ラサ晃栄株式会社が一部販売を行っております。 消臭剤、コンデンサー向け原料 当社が製造・販売を行っております。 機械事業 破砕機、選別機、都市ごみ・産業廃棄物処理機械、各種プラント、掘進機 当社が製造・販売を行っております。 電子ビーム溶接加工 当社が受託加工を行っております。 粉体機 当社が販売を行っております。 鋳鋼品 子会社ラサスティール株式会社が製造を行い、当社が販売を行っております。 電子材料事業 高純度無機素材、レジスト剝離剤 当社が製造・販売を行っております。 塗布剤 当社が製造・販売を行っておりますほか、子会社理盛精密科技股份有限公司が一部販売を行っております。 放射性ヨウ素吸着剤 当社が製造・販売を行っております。 その他の事業 石油精製用触媒再生 当社が受託再生加工を行っております。 不動産の賃貸 当社が賃貸を行っております。 事業系統図
経営方針・対処すべき課題2,735字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「信頼と誠実を大切にし、ものづくりを通じて新たな価値の創造と豊かな社会の実現に貢献する」という企業理念のもと、創業以来手がけた数多くの事業経験を財産としつつ、時代の流れとともに変化する事業環境へ、常に前向きでしなやかな対応を心掛け、先見性と進取の気質を持った活力ある企業体としての発展を目指しております。また、当社の存在する意義や目的を示すパーパスを『産業を「モト」から支え、共に未来を築く』と定めております。当社の提供する基礎素材や機械装置、リサイクルサービスなどは、最先端の半導体から社会インフラまで、多くの産業の成長と高度化に寄与しており、これからも産業のイノベーションを「モト」から支え、社会の発展に不可欠な役割を、お客様をはじめとする全てのステークホルダーと共に果たし、明るく豊かな未来を築いてまいりたいと考えております。 (2) 中期的な会社の経営戦略 当社グループは、上記の基本方針をベースにした製品戦略として、特に「電子産業分野」、「ファインケミカル分野」、「リサイクル分野」をターゲットとした商品展開を志向しております。 これらの三分野は、それぞれが重なり合って展開していることもありますが、「電子産業分野」の製品といたしましては、電子工業向け高純度リン酸、高純度無機素材をはじめとする製品群を扱っております。「ファインケミカル分野」の製品といたしましては、光学レンズ向けや、コンデンサー向けの材料や、放射性ヨウ素吸着剤などの機能性材料にも注力しております。「リサイクル分野」は、電子工業向けエッチング液の回収・再生、機械事業のリサイクルプラザ向け再資源化機器、その他事業の石油精製用触媒の再生などを事業化しております。 また、当社グループは、将来の予測が困難な時代において、長期的な視点で当社の目指す方向性として10年後のありたい姿を示した長期ビジョン「Rasa Vision 2033」を策定し、「企業価値の向上と持続的成長の追求」と「サステナブルな未来の実現」を軸に成長戦略に取り組んでまいります。また、長期ビジョンを実現するための“種まき”の期間(フェーズ1)として位置付けた2024年度を初年度とする3ヶ年の「中期経営計画2026(2024年度~2026年度)」を策定いたしました。「中期経営計画2026」では、「経営資源の最適化と収益力強化を推進し、企業価値向上への基盤強化を図る」を基本方針として、次に掲げる事項を全社方針として取り組んでまいります。 ① 経営資源最適化のための体制構築 コア事業の収益力強化と、新たな市場機会や成長分野への取り組みを強化し、成長事業の拡大をはかっていくとともに、ROIC管理の導入により経営資源最適化に取り組んでまいります。 ② 新規事業の創出 研究開発の強化とエンジニアリングチェーンの強化をはかってまいります。 ③ 人材戦略への注力 人材育成体制の見直しやナレッジマネジメントを推進し、人材の底上げをはかってまいります。 ④ 気候変動への対応と循環型社会の構築 マテリアリティ(重要課題)の取り組みを推進し、温室効果ガスの排出削減、再生可能エネルギーへの移行、環境にやさしい製品の拡充などの目標達成を目指してまいります。 ⑤ 安全かつ安定操業の継続 安全衛生管理の更なる強化とリスクアセスメントに基づいた事業継続計画(BCP)の見直しに取り組んでまいります。 ⑥ 経営管理の強化 コンプライアンスの徹底の継続とリスクマネジメント体制の見直しに取り組んでまいります。 ⑦ 株主還元の向上 業績に応じた株主還元を実施してまいります。 なお、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、「中期経営計画2026」における最終年度目標である連結売上高520億円、連結営業利益48億円、ROE(自己資本利益率)10%、ROIC(投下資本利益率)9%、配当性向30%以上を目指しております。 (3) 経営環境 今後の経済見通しにつきましては、雇用・所得環境のさらなる改善を背景に、個人消費を中心とした緩やかな景気回復が続くことが期待されます。一方で、米国の通商政策の動向や中東情勢の緊迫化に伴う資源価格の変動や供給制約、さらには為替相場の不透明感など、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。 このような状況の中、当社グループの経営環境として、化成品事業では、半導体向け高純度リン酸が引き続き海外を中心に堅調に推移し、国内も回復傾向にあると見込んでおります。 機械事業では、下水道関連向け掘進機は横ばいで推移すると見込んでおりますが、建設機械は本体販売及びプラント販売の回復を見込んでおります。電子材料事業では、引き続き化合物半導体市況が堅調に推移する見込みでおります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2027年3月期を最終年度とする3ヶ年の「中期経営計画2026」において、「経営資源の最適化と収益力強化を推進し、企業価値向上への基盤強化を図る」を基本方針として、経営資源最適化のための体制構築、新規事業の創出、人材戦略への注力などの全社方針に基づいた施策に取り組んでおります。また、部門別の重点施策として、次に掲げる事項に取り組んでおります。 ① 化成品事業 ・燐系製品の拡販と品質向上 ・凝集剤関連製品の高機能化と収益安定化 ・高純度リン酸のリサイクル実用化 ・コンデンサー向け原料の操業の安定化と更なる省力化 ・新製品開発の研究開発体制の強化と技術確立 ② 機械事業 ・機械本体と部品の入替需要やプラント設備の需要の取り込み ・掘進機の需要動向に応じた市場への深耕 ・新規市場開拓 ③ 電子材料事業 ・高純度無機素材の品質とコスト競争力の向上とシェア拡大 ・放射性ヨウ素吸着剤の継続的販売の実現 ・次世代半導体用材料の開発 ④ その他の事業 ・石油精製用触媒再生事業の受注安定化と国内外の新規需要獲得 ・不動産事業の収益維持 当社グループは、上記諸施策に加え、「サステナブルな未来の実現」を目指し、気候変動への対応と循環型社会の構築、安全かつ安定操業の継続、経営管理の強化などの経営課題に取り組んでいくとともに、株主還元の向上を図ってまいります。
事業等のリスク4,375字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 (1) 経済情勢の変動 当社グループは、化成品事業、機械事業、電子材料事業他の各分野にわたって事業を展開しており、当社グループの製品は直接的、間接的に各分野の需要変動や世界各地の市場における経済情勢の影響を受ける可能性があります。 このため、慎重に経済情勢を見極めて事業判断を行っておりますが、各市場の景気後退は当社グループの売上の減少につながり、業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (2) 電子部品・デバイス市場の変動 当社グループは、化成品事業の半導体製造工程向けの高純度リン酸、電子材料事業の化合物半導体向け高純度無機素材など、電子部品・デバイス市場向け製品を販売しておりますが、電子部品・デバイス市場は環境の変化により、しばしば需要の急激な増減が起こる場合があります。このため、市場動向を見極めて取引先との情報交換を行いながら、慎重に投資のタイミングをはかり、過剰在庫を避けるなど事業判断を行っております。また、製品の高付加価値化や新製品の開発に努め新しい需要を取り込み、事業基盤の更なる安定と強化をはかっております。 しかしながら、需要の急激な減少が起こった場合、当社グループの売上の減少につながり、業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (3) 原料価格の変動及び調達 化成品事業では燐系製品の主原料である黄燐を海外からの輸入により調達しておりますが、各国の各種制度の変更、電力事情、並びに世界的な需給などの価格の暴騰暴落要因が内在しております。また、その他の原料においても様々な要因により市況が急変し、価格が大幅に変動する可能性があります。このため、主要原料の調達ルートを分散し逼迫局面における安定確保をはかり、価格上昇が起こった場合の製品価格への転嫁をはかっております。 また、緩和局面においては原材料等の在庫評価に影響を与える可能性があり、過剰在庫を避けるよう努めております。しかしながら、いずれも完全なリスク回避となるものではなく、リスクが顕在化した場合、売上の減少や原価の上昇、また在庫評価減の発生などによって、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を与える可能性があります。 (4) 資金調達 当社グループは、借入による資金調達を行っておりますが,金利等の市場環境の影響を強く受けるため、これらの環境の変化により、当社グループの資金調達のコストが増加し、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 また、当社グループは、金融機関から借入を行っておりますが、今後新たに同様の条件により借換え又は新規の借入を行えるという保証はなく、当社グループが金融機関から適時に当社グループが必要とする金額の借入を行うことが出来ない可能性があります。このため当社グループは幅広く複数の金融機関と取引を行い、緊密に情報交換を行っておりますが、もしリスクが顕在化した場合には、当社グループの資金調達に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 為替相場の影響 当社グループは、製品輸出及び原材料の輸入等で外貨建て取引を行っており、業績に為替相場の変動による影響を受ける可能性があります。このため、当社グループでは為替予約等による一定のリスクヘッジを行っておりますが、為替相場が大幅に変動する場合には、売上単価の下落、原価の上昇などによって、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 また、海外の連結子会社の経営成績は、連結財務諸表作成のために円換算されますが、為替相場の変動によって当社グループの株主資本に影響を与える可能性があります。 (6) 製品品質 当社グループは、原材料・製品などの検査徹底に加え生産工程の管理により、製品の品質の確保に努めておりますが、原材料などの予期せぬ品質不良などにより当社グループが生産した製品に起因する損害が発生する可能性があります。このため、当社グループでは生産物賠償責任保険に加入しておりますが、すべてのリスクを回避できるものではなく、リスクが顕在化した場合、損害賠償の発生などによって、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (7) 知的財産 当社グループは、特許の取得、調査など知的財産の確保に努めておりますが、他社等との間に知的財産を巡って紛争が生じる可能性や知的財産が模倣される可能性は避けられません。 また、当社グループは、第三者の知的財産を侵害しないよう十分な配慮のもとに製品開発を行なっておりますが、他社等より知的財産を侵害したとして紛争が生じる可能性は避けられません。こうしたリスクが顕在化した場合は、売上の減少、訴訟費用の発生、損害賠償の発生などによって、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (8) 海外事業展開 当社グループは、政治的安定や法律を確認しながらアジアを中心に生産拠点を構築するなど、海外への事業展開をはかっております。しかしながら、これらの海外市場への展開は、時の経過とともに進出国における予期しない法律又は法規の変更、政治要因による社会的混乱等により、事業継続に支障が出る可能性があります。これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (9) 事故・災害・紛争 当社グループは、事故の防止対策には万全を期しておりますが、予期せぬ事態により万一重大な事故が発生し、物的・人的被害や環境汚染等が生じた場合、生産への影響や社会的信頼の低下を招き、業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 また、地震、台風等による大規模災害が発生した場合、生産拠点の被災による製品供給への影響、賃貸物件の被災による賃貸事業への影響、営業拠点の被災による営業活動への影響及び顧客の被災による販売への影響並びに設備等の修復に伴う一時的な費用の発生が、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 その他、国内外において戦争等の紛争が発生した場合、当社グループのサプライチェーンが影響を受け、事業や商品供給の停滞、原価上昇につながる可能性があります。 (10) 環境問題 当社グループは、環境に関する様々な各種法律、規制に細心の注意を払いつつ事業を行っておりますが、過去分を含む事業活動に関し、過失の有無に関わらず環境に関する法的、社会的責任を負う可能性があります。また、将来環境に関する規制が強化された場合、新たな費用が発生し、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を与える可能性があります。 (11) 退職給付債務 当社グループの従業員退職給付費用及び債務は数理計算上合理的と認められる前提に基づいて計算されておりますが、この前提が経済的変動及びその他の要因によって変動することがありますが、こうした場合、退職給付費用の増加及び債務の増加などによって、業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (12) 訴訟等 当社グループは、事業を遂行するうえで、事前に専門家の意見を確認するなど慎重に法的リスクを回避しておりますが、訴訟やその他の法的手続に関するリスクを完全に排除するものではありません。訴訟、規制当局による措置その他の法的手段により、損害賠償金や課徴金が発生した場合、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を与える可能性があります。 (13) 減損会計 当社グループは、事業用の不動産など様々な有形・無形の固定資産を所有しております。こうした設備投資には、収益性、投下資金回収の慎重な検討やコスト削減を行っておりますが、予期せぬ事業環境の変化や時の経過による時価の下落、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない状況になるなど、その収益性の低下により帳簿価額の回収が見込めなくなることがあります。そうした場合には減損処理が必要となる場合があり、減損損失が発生した場合、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を与える可能性があります。 (14) 取引先の信用悪化 当社グループは、取引先の信用リスクについて与信管理枠の設定など細心の注意を払っておりますが、信用リスクの顕在化を完全に回避できるものではなく、取引先の信用状況が急速に悪化した場合、貸倒損失などの発生により、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (15) 繰延税金資産の取崩しに係るリスク 当社グループは、将来の課税所得に関する予測・仮定に基づき、繰延税金資産の回収可能性の判断を行っておりますが、様々なリスクの顕在化によって将来の課税所得の予測・仮定が変更され、繰延税金資産の一部ないしは全部が回収できないと判断された場合、繰延税金資産は減額され、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を与える可能性があります。 (16) 感染症の流行・感染拡大(パンデミック)に係るリスク 隔離・行動制限等が必要な感染症等が広範囲に流行・感染拡大した場合、世界的な需要の減少、サプライチェーンの混乱などから、当社グループの売上の減少や原料高につながり、業績及び財政状況に重要な影響を与える可能性があります。 また、当社グループ社員の罹患により、事業の停滞、停止が起こる可能性があります。このため、当社では、事業継続への対応として、衛生管理の徹底、WEB会議システムの活用、作業シフトの変更など、必要な措置を実施することとしております。しかしながら、これらの対策によっても感染リスクを完全に避けるものではなく、リスクが顕在化した場合、業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (17) 情報セキュリティ・サイバーリスクによる影響 当社グループでは、事業活動の多くを情報システムに依存しており、通信ネットワークの障害やハードウェア・ソフトウェアの不具合、及びランサムウェア等によるサイバー攻撃が発生した場合、生産・出荷の停止やサービス提供の中断など、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 なお、本項目に記載した予想、予見、見込み、見通し、方針等の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、将来に関する事項については、不確実性が内在しており、あるいはリスクを含んでいるため、将来生じる実際の結果とは大きく異なる可能性もあります。
経営成績の分析 (MD&A)6,353字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続し、賃金と物価の好循環への期待が高まるなか、景気は緩やかに回復いたしました。しかしながら、米国の通商政策による世界経済への影響や中東情勢の緊迫化によるさらなる物価上昇が個人消費を下押しするとともに事業環境への影響も懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境のなかで、当社グループは、長期ビジョン「RasaVision2033」を掲げており、当年度は、このビジョン実現に向けた“種まき”の期間(フェーズ1)と位置づける「中期経営計画2026(2024年度~2026年度)」の2年目として、引き続き「経営資源の最適化と収益力強化を推進し、企業価値向上への基盤強化を図る」ことを基本方針とし、キャッシュアロケーションに基づいた適切な資源配分による資本効率の向上と、コア事業の収益力強化及び成長事業の拡大による資本収益性の向上に注力いたしました。これらに加え、環境・社会・ガバナンスにおけるマテリアリティ(重要課題)への対応やDXの推進にも注力し、企業価値の向上に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (a) 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ41億35百万円増加し、499億73百万円となりました。負債合計は、前連結会計年度末に比べ1億71百万円増加し、181億32百万円となりました。純資産合計は、前連結会計年度末に比べ39億63百万円増加し、318億40百万円となりました。 (b) 経営成績 当連結会計年度の売上高は、477億27百万円(前年同期比5.1%増)、営業利益60億12百万円(前年同期比26.9%増)、経常利益61億91百万円(前年同期比34.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、43億59百万円(前年同期比39.2%増)となりました。 当社グループのセグメント別の概況は、次のとおりであります。 化成品事業 リン酸などの燐系製品につきましては、一般品向けが引き続き低調に推移し減収となりましたが、半導体向け高純度品は国内向けの減収分を海外向けの堅調な販売が補い、全体では増収となりました。 凝集剤関連製品につきましては、電子部品のエッチング用途向け製品が減収となったものの、上水道向け製品が堅調に推移した結果、全体では増収となりました。 コンデンサー向け原料につきましては、若干の減収となりましたが、一部の購入品販売が増収となりました。 この結果、当セグメントの売上高は、399億56百万円(前年同期比4.7%増)、セグメント利益は、55億31百万円(前年同期比14.3%増)となりました。 機械事業 建設機械につきましては、破砕機などの本体販売やプラント販売が低調に推移し減収となり、消耗部品販売及び精密機械加工は増収となったものの、全体では減収となりました。 土木機械につきましては、下水道関連向け掘進機のレンタル物件が引き続き堅調だったことに加え、本体販売の海外向け販売が伸長し増収となったことで、全体でも増収となりました。 この結果、当セグメントの売上高は、41億97百万円(前年同期比6.5%減)、セグメント利益は、4億5百万円(前年同期比240.3%増)となりました。 電子材料事業 化合物半導体向け高純度無機素材につきましては、化合物半導体市況が堅調に推移し、赤燐、インジウムは増収、ガリウムはスポット販売もあり大きく増収となりました。 この結果、当セグメントの売上高は、23億95百万円(前年同期比52.1%増)、セグメント利益は、6億96百万円(前年同期比185.2%増)となりました。 その他の事業 石油精製用触媒の再生事業は、若干の減収となりました。不動産の賃貸は、ほぼ前年並みに推移しました。 この結果、当セグメントの売上高は、11億76百万円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益は、7億46百万円(前年同期比2.3%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億31百万円減少し、48億23百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は61億49百万円となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益61億90百万円、減価償却費17億81百万円、法人税等の支払額13億76百万円、棚卸資産が10億27百万円増加、その他の負債が6億39百万円増加などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は44億85百万円となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出43億73百万円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は19億60百万円となりました。主な内訳は、長期借入れによる収入15億円、長期借入金の返済による支出18億41百万円、配当金の支払額10億60百万円などによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 化成品事業(百万円)   29,275   102.3 機械事業(百万円)   3,619   103.5 電子材料事業(百万円)   2,309   138.5 その他の事業(百万円)   316   91.8 合計(百万円)   35,520   104.1 (注) 金額は販売価格によっております。 (b) 製品仕入実績 当連結会計年度の製品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 化成品事業(百万円)   9,086   108.1 機械事業(百万円)   422   70.2 電子材料事業(百万円)   13   109.2 その他の事業(百万円)   -   - 合計(百万円)   9,522   105.5 (c) 受注実績 重要な受注生産を行っておりませんので、記載を省略しております。 (d) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 化成品事業(百万円)   39,956   104.7 機械事業(百万円)   4,197   93.5 電子材料事業(百万円)   2,395   152.1 その他の事業(百万円)   1,176   99.2 合計(百万円)   47,727   105.1 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 丸善薬品産業株式会社   8,013   17.6   7,552   15.8 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.,Ltd.   5,617   12.4   6,608   13.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 財政状態の分析 流動資産 当連結会計年度末日現在の流動資産は246億46百万円で、前期末と比較して10億64百万円増加しました。棚卸資産が11億16百万円増加した一方、現金及び預金が2億31百万円減少したことなどが主な要因であります。 固定資産 当連結会計年度末日現在の固定資産は253億27百万円で、前期末と比較して30億70百万円増加しました。有形固定資産が23億26百万円増加、投資有価証券が6億46百万円増加したことなどが主な要因であります。 負債 当連結会計年度末日現在の負債は181億32百万円で、前期末と比較して1億71百万円増加しました。繰延税金負債が2億56百万円増加、未払法人税等が2億49百万円増加、支払手形及び買掛金が2億44百万円増加、流動負債その他が1億50百万円増加した一方、短期借入金及び長期借入金の合計が8億31百万円減少したことなどが主な要因であります。 純資産 当連結会計年度末日現在の純資産合計は318億40百万円で、前期末と比較して39億63百万円増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益を43億59百万円計上、為替換算調整勘定が3億92百万円増加した一方、剰余金の配当により10億62百万円減少したことなどが主な要因であります。 この結果、自己資本比率は63.7%となり、前期末と比較して2.9ポイント改善しました。 資産合計・負債純資産合計 以上の結果、当連結会計年度末日現在の資産合計は499億73百万円となり、前期末と比較して41億35百万円増加しました。 (b) 経営成績の分析 売上高 売上高は477億27百万円となり、前期と比較して23億5百万円、5.1%の増加となりました。これは主に、化成品事業における半導体向け高純度品が堅調に推移したことなどによる影響であります。 売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は367億67百万円で、前期と比較して9億78百万円、2.7%の増加で、売上原価率は77.0%となり前期の78.8%から1.8ポイント改善しました。 販売費及び一般管理費は49億47百万円で、前期と比較して50百万円、1.0%の増加となりました。また売上高に占める比率は10.4%となり、前期と比較して0.4ポイント改善しました。 この結果、営業利益は60億12百万円となり、前期と比較して12億76百万円の増益となりました。また営業利益率は12.6%となり、前期と比較して2.2ポイント改善しました。 営業外損益 営業外損益は1億78百万円の利益で、前期と比較して3億12百万円の利益の増加となりました。これは主に、持分法による投資利益が増加し、固定資産除却損が減少したことなどによるものであります。 この結果、経常利益は61億91百万円となり、前期と比較して15億89百万円の増益となりました。 特別損益 特別損益は0百万円の損失で、前期と比較して8百万円の利益の減少となりました。これは主に、固定資産受贈益及び固定資産売却益が当期は発生しなかった一方、減損損失が減少したことなどによるものであります。 この結果、税金等調整前当期純利益は61億90百万円となり、前期と比較して15億81百万円の増益となりました。 これに、法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は43億59百万円となり、前期と比較して12億28百万円の増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (a) キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 (b) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は76億19百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は48億23百万円となっております。 (c) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 当社グループは、中期経営計画2026(2024年度~2026年度)において、最終年度目標として連結売上高520億円、連結営業利益48億円、新たな指標として、ROE10%、ROIC9%、配当性向30%以上を目指しております。2年目となる当連結会計年度の連結売上高は477億27百万円、連結営業利益は60億12百万円となりました。また、ROEは14.6%、ROICは12.2%となり、昨年度に続き、ROEとROICはともに最終年度目標を上回る結果となりました。1株当たり配当金は、当連結会計年度の業績を踏まえ、180円と昨年に比べ60円の増配を決定しました。これに伴い、当連結会計年度の配当性向は32.2%と目標値を達成しました。 なお、2026年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。1株当たり配当金については当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。しかしながら、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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