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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

東北銀行

THE TOHOKU BANK,LTD.8349 · Standard · 銀行業

岩手県を中心に営業する地方銀行。預金・貸出・為替などの銀行業務を軸に、リースやクレジットカードなどの金融サービスを展開。

概要

東北銀行は岩手県盛岡市に本店を置く第二地方銀行である。預金・貸出を中心とする銀行業務を主力とし、連結子会社を通じてリースやクレジットカード事業も展開する。2026年3月期の連結売上高は147億円、預金等残高は9,170億円、貸出金残高は7,124億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、従業員数は560人。岩手県内54の店舗網を基盤に地域密着型の金融サービスを提供する。

預貸業務と預り資産販売が収益の柱

東北銀行の収益は資金利益と役務取引等利益が中心である。2026年3月期の連結粗利益124億円のうち、資金利益が103億円、役務取引等利益が22億円を占める。預金等残高は9,170億円で個人預金が589億円、法人預金が319億円。貸出金は7,124億円で個人向け貸出が増加傾向にある。預り資産(公共債・投資信託・保険)の残高は1,028億円に達し、手数料収入の拡大に寄与している。

岩手県内54店舗を軸にした地銀モデル

同行の営業拠点は本店、54支店、2出張所の計57店舗で、すべて岩手県内に所在する。地域の中堅・中小企業や個人顧客を主な取引先とし、預金・貸出・為替・公共債窓口販売などを提供してきた。2025年9月をもって外国為替業務を終了し、国内業務に集中する体制へ移行した。人口減少や競争激化に対応するため、地域密着型のビジネスモデルを維持しつつ、本業支援の強化を掲げている。

3社のグループ体制と再編の歩み

連結子会社は2社(とうぎん総合リース、東北ジェーシービーカード)で、リース業務とクレジットカード業務を担う。非連結子会社として2024年設立のとうぎんリニューアブル・エナジーがある。2016年には東北ビジネスサービスを吸収合併し、2024年には東北銀ソフトウエアサービスを吸収合併、同時に東北保証サービスの全株式を売却した。グループの効率化と事業の選択と集中を進めている。

2028年度に純利益20億円を目指す中期計画

2025年4月から第2次中期経営計画(3ヵ年)が始動した。2028年3月期の数値目標として、当期純利益20億円、お客さまサービス等利益20億円、自己資本比率8.5%以上、総預金残高1兆円、総貸出金残高7,500億円を掲げる。2026年3月期の実績は純利益16億円、預金等9,170億円、貸出金7,124億円であり、目標達成には預貸金の積み増しと収益力向上が求められる。

業界の中での役割は地域金融機関(地方銀行)であり、岩手県内の個人・法人顧客に対し、預金・融資・為替などの金融サービスを提供する。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
179億円
経常利益
25億円
利益率
14.0%
純利益
17億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01地域金融(個人・法人)主力

岩手県内を中心に、預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、社債受託業務などの銀行業務を展開。代理業務、債務保証、公共債や投資信託の窓口販売などの附帯業務も行う。外国為替業務は2025年9月に終了。

主な製品・サービス3
預金業務
当座預金、普通預金、定期預金など、個人・法人向けの預金商品を提供。
貸出業務
事業性融資、住宅ローン、消費者ローンなど、地域の個人・法人向け融資を提供。
内国為替業務
国内の送金・振込などの為替取引を提供。

02リース準主力

連結子会社のとうぎん総合リース株式会社を通じて、各種機械等の賃貸・売買業務を行う。銀行業務に付随するリース需要に対応。

主な製品・サービス1
機械リース
各種機械設備の賃貸および売買を行う。

03クレジットカード副次

連結子会社の株式会社東北ジェーシービーカードを通じて、クレジットカード業務(キャッシングサービス、ショッピングサービスなど)を展開。

主な製品・サービス1
クレジットカード
キャッシングやショッピング利用が可能なクレジットカードを提供。

製品と技術

預金・貸出を核とするリテールバンキング

個人向けには普通預金、定期預金、定期積金などの預金商品と、住宅ローン、教育ローン、カードローンなどの貸出商品を提供する。法人向けには当座預金、普通預金に加え、事業性貸出、手形割引、証書貸付などを取り扱う。2026年3月期末の貸出金残高は7,124億円で、前年比176億円増加した。個人向け貸出が増加基調にある。

投資信託・保険・公共債の預り資産販売

公共債の窓口販売は1983年に開始し、投資信託は1999年、保険商品は2001年(損害保険)、2002年(個人年金保険)、2007年(医療保険・がん保険)と順次拡大してきた。2026年3月期の預り資産残高は1,028億円で前年比144億円増加。手数料収入を生む役務取引等利益の柱となっている。

リースとクレジットカードのグループ事業

連結子会社のとうぎん総合リースは各種機械設備の賃貸・売買を行い、2026年3月期の経常収益12億円、セグメント利益46百万円を計上。東北ジェーシービーカードはクレジットカード事業を運営し、キャッシング・ショッピングサービスを提供する。両社は銀行本体の顧客基盤を活用したクロスセルが期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

地域銀行で中堅、地盤は東北

同社は銀行業、特に地域銀行に分類され、売上高は約150億円(2025/3期)で、東北地方を地盤とする。同業他社にはいよぎんホールディングスやしずおかフィナンシャルグループなどがあるが、これらは地盤が異なり、直接的な競合は限定的。同行は地域密着型の融資を強みとし、地元企業や個人顧客との関係を重視している。また、経営統合や提携の動きが活発な地域銀行業界で、単独での生き残りを模索している。

強み

  • 東北地方に根ざした営業網を持ち、地域企業や個人との強いリレーションシップを構築。
  • 地域の預金を安定的に集め、融資に回す伝統的な銀行モデルで安定している。
  • 特定地域におけるシェアがあり、競合他行の参入障壁が高い。
  • 地域経済の要として、行政からの支援や預金保険の恩恵を受けられる。

課題

  • 地盤とする東北地方は人口減少が進み、貸出需要の縮小が懸念される。
  • 長期にわたる低金利で利ざやが縮小し、収益性低下の課題がある。
  • 楽天銀行などのネット銀行や大手銀行の地方進出で競争が厳しくなっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行業の時価総額近傍。太字が東北銀行

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18393宮崎銀行438億円15.3倍
28364清水銀行367億円17.8倍
38537大光銀行294億円10.4倍
48542トマト銀行222億円19.0倍
58383鳥取銀行185億円11.3倍
68349東北銀行158億円15.9倍
77161じもとホールディングス156億円6.5倍
88563大東銀行146億円8.7倍
98562福島銀行134億円18.2倍
108365富山銀行127億円11.8倍
118416高知銀行119億円24.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

1950年設立、盛岡で営業を開始

1950年10月に株式会社東北銀行として設立された。資本金3千万円、本店は盛岡市内丸106番地。同年11月に営業を開始し、銀行業および貯蓄銀行業務の認可を得た。1963年1月には本店を現在地である内丸3番1号に新築移転し、営業基盤を固めた。

1970年代から80年代、システム化と子会社設立

1973年6月に電子計算処理を開始し、1976年11月に事務センターを竣工。1982年1月には東北ビジネスサービス(後の吸収合併対象)を設立。1983年には公共債窓口販売を開始し、東北ジェーシービーカード(クレジットカード)を設立。1984年には東北保証サービス(後に売却)を設立。1986年には外国為替業務を開始し、とうぎん総合リースを設立。金融サービスの多角化が進んだ。

1997年東証二部上場、2005年に一部指定

1997年3月に東京証券取引所市場第二部に上場。1999年1月には新オンラインシステムを稼働させ、同年4月に投資信託窓口販売を開始。2001年から2002年にかけて損害保険・生命保険の窓口販売を始め、2006年12月には証券仲介業務を開始した。2005年3月には東証第一部に指定され、上場市場を昇格した。

震災復興支援と基幹システム刷新

2012年7月、基幹システム「STELLA CUBE」を稼働。同年9月には東日本大震災の復興を支援するため、金融機能強化法(震災特例)に基づき第一種優先株式100億円を発行した。2016年4月には東北ビジネスサービスを吸収合併し、同時に監査等委員会設置会社へ移行。東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行した。

2024年、グループ再編と新領域への進出

2024年2月、再生可能エネルギー事業を目的としたとうぎんリニューアブル・エナジーを設立(非連結子会社)。同年4月には東北銀ソフトウエアサービスを吸収合併し、同時に東北保証サービスの全株式を売却して連結除外とした。これらの再編により、グループを銀行・リース・カードの3社体制に絞り込み、非金融分野への投資を開始した。

外国為替業務終了と新たな中期計画

2025年9月30日をもって外国為替業務の取扱を終了し、国内業務に特化する方針を明確にした。2025年4月からは第2次中期経営計画をスタートさせ、2028年3月期に純利益20億円、預金1兆円、貸出金7,500億円という目標を設定。地方銀行としての持続可能なビジネスモデル構築を目指している。

年表30件を開く

1950年代

  • 1950年10月創業株式会社東北銀行設立(資本金3千万円 本店 盛岡市)
  • 1950年10月銀行業並びに貯蓄銀行業務の認可
  • 1950年11月盛岡市内丸106番地にて営業開始

1960年代

  • 1963年1月本店を盛岡市内丸3番1号に新築移転

1970年代

  • 1973年6月電子計算処理を開始
  • 1976年11月事務センター竣工
  • 1979年2月社債等登録機関の認可

1980年代

  • 1982年1月創業東北ビジネスサービス株式会社設立
  • 1983年4月公共債窓口販売業務開始
  • 1983年5月創業株式会社東北ジェーシービーカード設立
  • 1984年10月創業東北保証サービス株式会社設立
  • 1986年6月公共債ディーリング業務開始
  • 1986年10月外国為替業務開始
  • 1986年10月創業とうぎん総合リース株式会社設立
  • 1987年6月公共債フルディーリング業務開始
  • 1987年8月創業東北銀ソフトウエアサービス株式会社設立

1990年代

  • 1990年6月担保附社債信託業務開始
  • 1997年3月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 1999年1月新オンラインシステム稼働
  • 1999年4月投資信託窓口販売業務開始

2000年代

  • 2001年4月損害保険商品(住宅ローン関連長期火災保険)窓口販売業務開始
  • 2002年10月生命保険商品(個人年金保険)窓口販売業務開始
  • 2005年3月東京証券取引所市場第一部指定
  • 2006年12月証券仲介業務開始
  • 2007年12月生命保険商品(医療保険、がん保険)窓口販売業務開始

2010年代

  • 2012年7月基幹システム(STELLA CUBE)稼働
  • 2012年9月金融機能強化法(震災特例)に基づく第一種優先株式100億円発行
  • 2016年4月M&A東北ビジネスサービス株式会社を当行に吸収合併 監査等委員会設置会社へ移行 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

2020年代

  • 2024年2月とうぎんリニューアブル・エナジー株式会社設立(非連結子会社)
  • 2024年4月M&A東北銀ソフトウエアサービス株式会社を当行に吸収合併 東北保証サービス株式会社の全株式を売却により連結除外 外国為替業務取扱終了

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 当期純利益(単体)2028年3月期まで20億円
  • お客さまサービス等利益(単体)2028年3月期まで20億円
  • 自己資本比率(単体)2028年3月期まで8.5%以上
  • 総預金残高(単体)2028年3月期まで1兆円
  • 総貸出金残高(単体)2028年3月期まで7,500億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    強固で持続可能なビジネスモデル構築

    地域社会の持続的発展に貢献するため、人口減少や競争激化、金利ある世界の到来に対応し、強固で持続可能なビジネスモデルを構築する。

  2. 02

    第2次中期経営計画の4プロジェクト推進

    2025年4月始動の第2次中期経営計画に基づき、4つのプロジェクトの施策を推進し、多様化する顧客ニーズに応じた金融ソリューション提供と本業支援を強化する。

  3. 03

    中小事業者へのきめ細やかな支援

    主たる取引先である中小事業者が直面する原材料高騰や人手不足等の課題に対し、地域金融機関として継続的かつきめ細やかな支援を提供する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で560人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は557万円で、9期前と比べて+10.0%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月641
2018年3月631
2019年3月50739.515.7630
2020年3月51140.316.4610
2021年3月51940.816.5597
2022年3月51540.516.2596
2023年3月52040.016.6567
2024年3月54441.016.6559
2025年3月53940.515.9563
2026年3月55741.016.1560

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率24.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
銀行業務 — 岩手県4,975百万円
銀行業務 — 青森県531百万円
銀行業務 — 岩手県盛岡市511百万円
銀行業務 — 宮城県465百万円
銀行業務 — 岩手県盛岡市他342百万円
銀行業務 — 秋田県72百万円
リース業務 — 岩手県盛岡市56百万円
銀行業務 — 東京都36百万円
その他 — 岩手県盛岡市0百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社東北ジェーシービーカード
    岩手県 盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    とうぎん総合リース株式会社
    岩手県 盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-05
    500万円
  • 補助金
    令和4年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2022-06-14
    474万円
  • 補助金
    令和5年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2023-05-23
    403万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2020-03-09
    228万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2020-09-14
    201万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2021-03-23
    169万円
  • 補助金
    令和3年度天然ガス等利用設備資金に係る利子補給金
    資源エネルギー庁 · 2021-08-23
    100万円
  • 補助金
    令和4年度天然ガス等利用設備資金に係る利子補給金
    資源エネルギー庁 · 2022-08-31
    72万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2021-09-21
    22万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は179億円経常利益25億円前期と比べると増収増益で、売上が+19.3%、利益が+25.0%。

売上高
+19.3%
179億円
経常利益
+25.0%
25億円
純利益
+54.5%
17億円
利益率
14.0%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高196億円179億円
純利益16億円17億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は52億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+20.9%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q333
2024年1Q433
2024年2Q354
2024年3Q342
2024年4Q355
2025年2Q746
2025年4Q765
2026年2Q8712
2026年4Q925
2027年1Q526

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、経常収益は152億円から179億円へ1.2倍に増えた。経常利益率は11.8%から14.0%になった。経常収益は3期連続で増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2013年3月1521811.89
2014年3月1591710.710
2015年3月1532214.413
東北ビジネスサービス株式会社を当行に吸収合併 監査等委員会設置会社へ移行 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
2016年3月1582817.719
2017年3月1562415.417
2018年3月156106.46
2019年3月138139.49
2020年3月1371611.711
2021年3月1351712.611
2022年3月1382115.213
2023年3月1352518.515
東北銀ソフトウエアサービス株式会社を当行に吸収合併 東北保証サービス株式会社の全株式を売却により連結除外 外国為替業務取扱終了
2024年3月1472114.314
2025年3月1502013.311
2026年3月1792514.017

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益179億円のうち、経常利益として残るのは25億円14.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の9.5%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金86.0%154億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.0%25億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
14.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
9.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.0pt
4.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが55億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは54億円期末の手元現金は673億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月137−19565152
2014年3月371−315−15193
2015年3月184−188−27161
2016年3月266−262−5161
2017年3月−8382−10150
2018年3月−337653−5461
2019年3月−124240−5572
2020年3月−32−223−5312
2021年3月1,277−31−51,553
2022年3月111−9−51,650
2023年3月−1,109−113−5423
2024年3月599−193−5825
2025年3月−151−45−5624
2026年3月55−1−5673

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.0兆円。このうち返さなくてよい自己資本が335億円で、自己資本比率は3.3%(業種中央値4.9%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.783407,5044.2
2014年3月0.803517,6974.2
2015年3月0.853798,0794.3
2016年3月0.844008,0114.6
2017年3月0.853808,1584.5
2018年3月0.863828,1964.5
2019年3月0.863918,2444.5
2020年3月0.873808,2854.4
2021年3月1.024019,8143.9
2022年3月1.033999,8713.9
2023年3月0.973879,2944.0
2024年3月1.013949,7333.9
2025年3月1.013549,7423.5
2026年3月1.023359,9093.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
171億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9,909億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り79社中7位あたり、逆に低いのは自己資本比率79社中71位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.9%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
3.3%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率前期からの売上の伸び
19.3%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,657で、1年前と比べて+25.6%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥1,657-0.5%1ヶ月+13.7%1年+25.6%時価総額158億円
過去52週の値幅
安値¥1,229高値¥1,703

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.9倍
PER (会社予想)10.2倍
PBR0.47倍
配当利回り3.02%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に1479円、1か月で4.8%上昇と堅調。ただし、52週高値1703円からは依然として低い水準。25日線1450.6円を上回り、75日線1426.07円や200日線1430.08円も上回っており、上昇トレンドは継続。RSIは63.27とやや強気圏。出来高は7月15日に41000株と増加したが、その後は減少傾向で、8月7日は17300株。中期的な上昇基調は変わらず、押し目買いが入りやすい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PBRが0.42倍と1倍を大きく下回り、業界平均0.95倍に対しても大幅に低い。PERは実績14.2倍に対し予想9.1倍と収益改善が期待され、ROE4.9%ながら配当利回り3.4%は業界平均2.4%を上回る。銀行業ではPBR1倍未満が常態的とはいえ、その中でも割安水準であり、成長が見込まれる。ただし配当性向29%と高くないため、増配余地は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.9倍17.5倍
PER (予想)10.2倍
PBR0.47倍1.01倍
ROE4.9%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、地域経済の動向と金利環境の変化が収益に与える影響をどう評価するか。強気派は、経済正常化による融資需要の回復と利ざや改善を期待する。弱気派は、人口減少や低金利の長期化で収益力が低下すると懸念する。また、2026年3月期の増収増益予想が達成できるかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 収益回復の見通し

    2026年3月期は経常収益179億円、純利益17億円と増収増益予想。

  • 地域密着の強み

    岩手県内シェアが高く、地元企業や自治体との取引が安定的。

  • 金利上昇の恩恵

    日銀の利上げによる貸出金利の改善が期待される。

  • 2026年3月期に純利益17億円と54%増益通年影響

    純利益は前期11億円から17億円へ6億円増加し、増益率は54.5%

  • 売上高179億円と前期比19%の増収通年影響

    売上高は150億円から179億円へ29億円増加、2桁増収を見込む

  • 予想PER9.1倍と実績から5ポイント低下通年影響

    予想PER9.1倍は実績PER14.2倍を5.1ポイント下回る

  • PBR0.42倍と純資産の半値以下不定影響

    PBR0.42倍は純資産に対して58%割安な水準にある

マイナスに働く材料7
  • 人口減少の影響

    東北地方の人口減少で貸出市場が縮小する可能性。

  • 低金利の持続

    日銀の緩和姿勢が続けば利ざやの改善は限定的。

  • 利益の振れ

    純利益が2023年15億円から2025年11億円へ減少傾向。

  • 直近前期は純利益が21%減益決算発表後影響

    2025年3月期の純利益は11億円と前期14億円から3億円減少した

  • ROE4.91%と低く資本効率が課題継続影響

    ROE4.91%は低水準で、PBR0.42倍と併せ資本効率の低さが示される

  • 株価は1年間で32%上昇、過熱感不定影響

    1年間の株価上昇率は32%で、利益確定売りが出やすい

  • 外国所有比率4.42%と低く売買が細い継続影響

    外国法人所有比率は4.42%で、機関投資家の売買による乱高下リスクがある

次の決算で確かめる点
預貸率
貸出の伸びと収益性のバランスを示す重要な指標。
経常収益
収益動向の全体像を把握するため。
純利益
最終的な収益力を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.02%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
3.02%
いまの株価に対して
配当性向
29.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5025.6
2018年3月500.043.9
2019年3月500.036.5
2020年3月500.034.1
2021年3月500.040.1
2022年3月500.037.0
2023年3月500.033.4
2024年3月500.035.8
2025年3月500.030.9
2026年3月500.029.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,199人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.5%を占め、残る55.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.642.047.247.152.049.0
事業法人23.623.324.727.330.334.3
金融機関27.926.621.516.27.87.9
外国法人4.44.02.55.85.74.4
政府・自治体2.32.32.32.32.32.3
証券会社1.31.71.81.42.02.1
自己株式0.30.30.20.10.60.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社整理回収機構42.07
02株式会社十文字チキンカンパニー3.15
03SBI地銀ホールディングス株式会社2.90
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.85
05東北銀行従業員持株会2.83
06株式会社富士電業社1.89
07富国生命保険相互会社1.16
08大樹生命保険株式会社1.13
09有限会社新居浜ビジネスセンター1.05
10野村信託銀行株式会社(投信口)1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1781%、1株純資産は14期で+931%。直近期のROEは4.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月92413.416.966.8
2014年3月102523.015.155.4
2015年3月142823.811.835.0
2016年3月203035.16.926.8
2017年3月1782,9574.48.725.6
2018年3月652,9811.622.243.9
2019年3月963,0692.410.936.5
2020年3月1172,9542.97.434.1
2021年3月1213,1762.99.440.1
2022年3月1413,1553.37.237.0
2023年3月1613,0283.96.133.4
2024年3月1453,1003.58.835.8
2025年3月1132,6852.99.830.9
2026年3月1772,4834.98.129.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額167百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村上尚登取締役会長74148
佐藤健志取締役頭取(代表取締役)60121
高橋淳悦取締役専務執行役員6436
保和衛取締役常務執行役員6640
阿部英則取締役常務執行役員6242
村井三郎取締役63
村雨圭介取締役54
下田栄行取締役62
鬼柳伸二取締役常勤監査等委員638
舘脇幸子取締役監査等委員47
福士千恵子取締役監査等委員66
田中英明取締役常務執行役員5624
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
佐々木淳取締役常務執行役員66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)610634614124
社外取締役515153
取締役(社内)1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容564字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当行及び当行の関係会社は、当行、連結子会社2社及び持分法非適用の非連結子会社1社で構成され、銀行業務を中心に、リース業務その他の金融サービスに係る事業を行っております。 当行及び当行の関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [銀行業務] 当行の本店ほか支店54、出張所2においては、預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、社債受託業務などのほか、代理業務、債務の保証(支払承諾)、国債等公共債及び証券投資信託の窓口販売などの附帯業務等を行い、岩手県内を中心に営業を展開しております。 なお、外国為替業務は、2025年9月30日をもって終了しております。 [リース業務] とうぎん総合リース株式会社において、各種機械等の賃貸、売買業務を行っております。 [その他] ・クレジットカード業務 株式会社東北ジェーシービーカードにおいて、キャッシングサービス、ショッピングサービスなどの業務を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)持分法非適用の非連結子会社1社は、上記事業系統図に含めておりません。
経営方針・対処すべき課題2,490字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。 (経営方針) 当行は、地域社会への安定的資金供給を使命として設立された銀行であり、「地域金融機関として地域社会の発展に尽くし共に栄える」ことを経営理念として、地域経済の中核を担う中小企業等の皆さまを中心に営業活動を展開しております。 (経営環境についての経営者の認識) 当連結会計年度におけるわが国経済は、総じて緩やかに回復しております。米国の通商政策の影響が自動車産業を中心にみられるなど、一部に弱さもみられましたが、回復基調を維持しました。その後は、中東情勢の影響がありつつも緩やかな回復が続いております。企業収益は、同政策の影響が残るものの、価格転換の進展により非製造業が増勢を維持するなど、改善の動きがみられました。設備投資は、ソフトウェア投資が増加するなど、緩やかに持ち直しました。個人消費は、消費者マインドの改善に弱さがみられたものの、持ち直しの動きがみられました。物価については、国内企業物価、消費者物価ともに緩やかに上昇しました。今後は、雇用や所得環境の改善などが景気の回復を支えることが期待されておりますが、米国や中国などの経済動向、金融資本市場の変動、中東情勢などの影響を注視する必要があります。 金融情勢に目を移しますと、日本銀行は、賃金上昇の販売価格への転換と消費者物価の上昇の継続性などを背景に「賃金と物価が緩やかに上昇するメカニズムが維持される可能性が高い」との認識を示しております。こうしたもとで、2%の「物価安定の目標」の持続的、安定的な実現という観点から、金融緩和の度合いを調整することが適切であると判断し、政策金利を0.5%程度から0.75%程度に引き上げております。今後も経済、物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく方針を示しております。 株式市場については、35,000円台でスタートした日経平均株価は、円高の進行、米国との関税交渉に対する不透明感などから、株価は一時大きく下落しました。しかしながら、米国のデータセンター投資やAI関連投資の報道を受け、電子部品関連株、半導体製造装置株などを先導役に史上初の5万円台を突破しております。その後は、日本政権の経済対策に対する期待の高まりと、半導体関連株、電子部品株などAI投資関連株の上昇により最高値を更新し終値が58,850円まで上昇しましたが、中東紛争の激化に伴うエネルギー価格の上昇及び調達難の影響などにより株価は下落し、2026年3月末の終値は51,063円となりました。 当行グループの主要な営業基盤である岩手県経済においては、一部に弱めの動きがみられたものの、持ち直しております。生産活動は、電子部品、デバイスや食料品などの業種で一進一退の動きがみられますが、緩やかに回復しております。設備投資は、製造業、非製造業ともに前年度を上回り増加しております。個人消費は、百貨店やスーパーの売上高が前年を下回った一方、サービス消費が緩やかに増加しており、緩やかな回復となりました。 (優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) 当行を取り巻く経営環境は、人口減少による国内市場の縮小、異業種からの新規参入による競争激化に加え、「金利ある世界」の本格的な到来など、急速かつ多岐にわたる変化に直面しております。これら国内外の金融政策や市場の変動を的確に捉え、迅速かつ適切に対応していくことが、当行の持続的な成長には不可欠であると認識しております。 また、当行の主たる取引先である中小事業者においては、昨今の原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇、さらには深刻化する人手不足といった構造的な問題に直面し、依然として厳しい経営環境が続いております。今後の先行きにつきましても、国際情勢の不安定化や地政学リスクの顕在化などにより、不確実性が高まっており、地域経済を支える金融機関として、お客さまへの継続的かつきめ細やかな支援の重要性が一層高まっていると捉えております。 こうした経営環境の中、当行は、地域社会の持続的な発展に貢献し続けるため、強固で持続可能なビジネスモデルの構築が喫緊の課題であると認識しております。この認識のもと、2025年4月より始動した第2次中期経営計画の2年目となる2026年度は、同計画で掲げた「4つのプロジェクト」に基づき、それぞれの施策を力強く推進してまいります。多様化するお客さまのニーズに応じた最適な金融ソリューションの提供及び経営課題解決に向けた本業支援の強化などを通じて、地域力の向上に向け役職員一同全力を尽くしてまいります。 (経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) ・「第2次中期経営計画」における経営数値目標(単体) [2028年3月期] 当期純利益 ・・・20億円 お客さまサービス等利益(注)・・・20億円 自己資本比率 ・・・8.5%以上 総預金残高 ・・・1兆円 総貸出金残高 ・・・7,500億円 (注)お客さまサービス等利益とは、有価証券関連収益を加味しない預貸金業務及び役務取引等業務から得られる利益とし、次の算式により算出します。 お客さまサービス等利益 = 「貸出金平均残高」×「預貸金利回較差」+「役務取引等利益」-「営業経費」 なお、経営数値目標は、その達成を当行として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 (経営戦略等) 当行では、中期経営計画を「長期経営計画」を達成するための3カ年の戦略と位置付けており、その第2フェーズであることから「第2次中期経営計画」としております。第1次から第5次までの中期経営計画を達成することで、「長期経営計画」の達成を目指します。
事業等のリスク6,180字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (リスク管理体制) 当行では業務運営上発生が予想されるリスクについて、統合的リスク管理の考え方のもと、取締役会がリスク管理の基本方針及びリスク管理体制を定めております。 リスク管理の基本方針では、リスクを定量化し自己資本と対比して管理する「統合リスク管理」と、統合リスク管理以外の手法による「その他リスク管理」とに区分しております。前者は、資産・負債の総合管理、自己資本管理、流動性リスク管理に係る事項も含め、経営陣と関係部で構成するALM委員会において管理する体制としております。後者は、リスクの種類ごとに主管部署を明確にし、当該主管部署ごとに管理体制の堅確化に努め、リスクの顕在化を抑制する管理体制としております。 (統合リスク管理) 統合リスク管理については、リスクの種類ごとにリスクの顕在化により発生が予想される損失額を統一的な尺度を用いて、統計的な方法で計測を行い、自己資本を原資として主要なリスク(信用リスク、市場リスク、オペレーショナル・リスク)にリスク資本を配賦して、設定したリスク管理枠に収まるよう管理する手法としております。 経営陣と関係部で構成するALM委員会では、毎期リスク管理枠の設定を行い、経営体力に見合ったリスクテイクとなっているかを毎月確認しており、定期的にストレステストを実施することにより、自己資本充実度の検証を実施しております。 当行のリスク管理組織体制を図で示すと以下のようになります。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、信用リスク及び市場リスクであります。 上記の統合リスク管理において定量的にリスク量を測定している信用リスク、市場リスク及びオペレーショナル・リスクの中でも、信用リスク及び市場リスクはリスク量が大きいため、主要なリスクと認識しております。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループ(当行及び連結子会社)が判断したものであります。 当行はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適正な対応に努めてまいります。 (主要なリスク) (1)信用リスク 融資先の倒産や経営悪化のほか、不動産市場における流動性の欠如又は不動産価額の下落、有価証券価額の下落等により、債務不履行の状態にある債務者に対し担保権を設定した不動産もしくは有価証券を処分できないなどのさまざまな要因によって新たな不良債権処理費用が発生し業績に悪影響を与える可能性があります。 また、当行は、融資先の状況や差し入れられた担保の価値及び経済状況に関する見積り等に基づいて、貸倒引当金を計上しております。2026年3月31日現在の金融再生法開示債権の保全状況は、担保保証等及び貸倒引当金による保全率が銀行単体で75.13%と高い比率となっております。また、非保全額を十分に上回る自己資本を有しております。しかし、実際の貸倒れが貸倒引当金計上時点における見積り等と乖離した場合や担保価値が下落した場合、貸倒引当金が増加し、業績に悪影響を与える可能性があります。 (信用リスクが顕在化する「可能性の程度」、「時期」及び「顕在化した場合に連結会社の経営成績等の状況に与える影響の内容」) 当行では、財務内容やご返済の状況等の信用度に応じてお取引先を区分する信用格付を実施しており、格付区分毎のリスクの状況に基づいて信用リスクを定量的に把握しております。 具体的には、バリュー・アット・リスク(VaR)により信用リスク量を計測しており、信頼区間99.0%、保有期間1年として算出しております。2026年3月31日現在の信用リスク量は、10億41百万円(2025年3月31日現在は10億24百万円)であります。 (リスクへの対応策) 当行の信用リスク管理については、融資規程(クレジット・ポリシー)の信用リスク管理基本方針に基づき、信用リスク管理体制の整備、与信審査の客観性の確保、問題債権の管理、与信ポートフォリオ管理による与信集中の排除、信用リスクの定量的把握、適正な収益確保等の方針を定めております。さらに、信用リスク管理規定において、目的、定義、範囲、体制及び役割、管理方法等を定め、適正な信用リスク管理が実現するような体制を整備し実施しております。 与信ポートフォリオについても、四半期ごとに信用リスク量、予測最大損失額の把握、分析を行うとともに、改善策等を指示するなどの管理を行っております。具体的な管理手法としては、融資先支援・管理要領に基づき重点管理先を選定し、営業店のモニタリング等を基に年1回、営業店と本部で取組方針協議を実施し、支援及び管理を行っております。また、本部管理・指導が必要な先については、本部担当部署が直接顧客訪問を実施し、経営改善計画策定等の支援・指導を行っております。 問題債権の管理としては、月例の貸出金延滞報告により管理を強化し、条件変更による長期延滞の未然防止や問題解決に向けた取組みを図っております。実質破綻先以下の管理は、毎年1月末を基準日として営業店より債権管理報告を受け、問題解決に向けた方針協議を行い、再建支援や円滑な処理等への協力を含めた取組みを強化しております。 今後につきましても、信用リスク管理の適正化を図るとともに、取組み方針協議に基づく経営改善や事業再生支援を本部と営業店の協業により行ってまいります。 (2)市場リスク ① 金利リスク 当行は、主に預金により調達した資金を貸出金や有価証券等で運用しておりますが、運用調達期間のミスマッチが存在している中で金利が変動することにより利鞘が縮小し、業績に悪影響を与える可能性があります。 ② 価格変動リスク 当行は、市場性のある債券や株式等の有価証券を保有しておりますが、金利の上昇による債券価格の下落や、株価が長期間にわたって下落した場合には、保有する有価証券に減損又は評価損が発生し、業績に悪影響を与える可能性があります。 (市場リスクが顕在化する「可能性の程度」、「時期」及び「顕在化した場合に連結会社の経営成績等の状況に与える影響の内容」) 当行では、株式等の価格変動リスクについては、債券を含む投資有価証券全体について、株価や市場金利等の各リスク要因間の相関を考慮したうえで、市場リスク量として一体で計測しております。 市場リスク量はバリュー・アット・リスク(VaR)により計測しており、信頼区間は99.0%、保有期間は他のリスク(信用リスク、金利リスク等)との統一性を考慮し、債券、株式等とも240日(1年間)としております。2026年3月31日現在の市場リスク量は、95億48百万円(2025年3月31日現在は84億22百万円)であります。 (リスクへの対応策) 市場リスク管理については、市場リスクの特定・評価・モニタリング・コントロール等の重要性を認識し、適正な市場リスク管理体制の整備・確立に向けて、リスク管理の方針及び管理体制を整備しております。 具体的には、毎期、資産・負債の総合管理や自己資本管理等に関わるALM運営方針から保有可能な市場リスク量を決定し、また、市場部門が当該方針に基づき検討する戦略目標について、経営陣と関係部で構成するALM委員会において協議を行い決定しております。ALM委員会では、市場部門の戦略目標について、市場リスクを管理可能なリスクに限定する中で安定的な収益を確保することを確認しており、市場運用業務等の方針について月次で確認を行っております。また、過去未確認のリスクを保有する商品を購入する場合には、ミドル部署の承認を必要とする体制とし、フロント部署への牽制を行っております。 (その他重要なリスク) (1)流動性リスク 金融システムが不安定になるなど市場環境が大きく変化したり、当行の信用状況が悪化した場合には、必要な資金の確保が困難になり、通常よりも著しく高い金利での資金調達により、当行の業績に悪影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応策) 流動性リスク管理について、流動性リスクの特定・評価・モニタリング・コントロール等の重要性を十分に認識し、リスク管理規程、ALM運営方針、流動性リスク管理規定、市場運用業務等の運用管理基準、業務継続計画等の規定を定めております。月次のALM委員会において、資金の運用・調達状況の予測に基づく中長期的な資金動向の報告を行うほか、流動性リスク管理規定に日次・月次等の定例報告を定め、重要な事項については随時報告する体制としております。また、業務継続計画の実効性の向上を図る目的で、年1回、流動性危機時を想定した訓練を行っております。 (2)オペレーショナル・リスク オペレーショナル・リスクとは、内部プロセス・システム・人が不適切であることもしくは機能しないこと、又は外部要因に起因するリスクの総称であります。 当行では、統合リスク管理における各リスクの定量的な把握においては、自己資本比率算出におけるオペレーショナル・リスク相当額をオペレーショナル・リスク量として認識しております。 ① 事務リスク 役職員が正確な事務を怠ったり、事務事故あるいは不正等を起こしたり、顧客情報等の重要情報を外部に漏洩した場合には、損害賠償等の経済的損失や社会的信用の低下により、当行の業績に悪影響を与える可能性があります。 ② システムリスク コンピュータシステムの停止や誤作動等システム上の不備のほか、サイバー攻撃によるコンピュータの不正使用等に伴い、当行の業務遂行や業績に悪影響を与える可能性があります。 ③ その他オペレーショナル・リスク イ.規制・制度変更に関するリスク 当行は、現時点における法律・規則等に従い業務を遂行しておりますが、将来において法律・規則等の新設・変更・廃止によって生じる事態が、業務遂行や業績に悪影響を与える可能性があります。 ロ.コンプライアンスリスク 役職員の法令等違反に起因した損失の発生や、当行に対する訴訟の提起等により信用力の低下等が生じた場合には、当行の業績に悪影響を与える可能性があります。 ハ.風評リスク 取引先、投資家、報道機関、インターネット等を通じて、当行に対する悪評、信用不安につながる噂等が広まった場合、これらが正確な事実に基づいたものか否かにかかわらず、当行の業績に悪影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応策) オペレーショナル・リスク管理については、事務リスク・システムリスク、その他オペレーショナル・リスク(法務リスク・人的リスク・有形資産リスク・風評リスク)の区分ごとに主管部を定め、管理を行う体制としております。 事務リスクについては、事務規程の整備、研修及び営業店事務指導等により、厳正な事務取扱の定着に努めております。システムリスクに関して、当行は基幹システムの運営・管理を外部へ委託しておりますが、委託先との定例会を実施するとともに、委託先と共同で管理体制の整備を図るなど、システムリスクの顕在化防止に努めております。その他オペレーショナル・リスクについては、区分ごとに主管部を定め、当該主管部ごとに管理体制の堅確化に努めております。 (3)自己資本に関するリスク 当行は、連結自己資本比率及び単体自己資本比率を「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号)に定められた国内基準4%以上に維持しなければなりませんが、連結・単体の自己資本比率が基準である4%を下回った場合には、金融庁から、業務の全部又は一部の停止等を含む様々な行政処分を受ける可能性があります。連結・単体の自己資本比率は、本項に記載した様々な不利益な展開に伴い自己資本が毀損した場合、自己資本比率の基準及び算定方法が変更された場合、繰延税金資産が会計上の判断又は何らかの制約により減額された場合において悪化する可能性があります。 (リスクへの対応策) 自己資本の充実度に関する評価方法として、資本金をはじめとする自己資本は、銀行がさらされているリスクが損失として顕在化した場合の最終的な受け皿となることから、当行では、信用リスク、市場リスク及びオペレーショナル・リスクを定量的に把握したうえで、経営陣と関係部で構成するALM委員会において、市場リスク、信用リスク及びオペレーショナル・リスクの各リスクカテゴリー単位で自己資本を原資としたリスク管理枠を設定し、経営体力に見合ったリスクテイクとなっているか、管理しております。 (4)地方経済の動向に影響を受けるリスク 地方銀行である当行は、岩手県を主要な営業地域としておりますが、岩手県経済が悪化した場合には、取引先の信用状況の悪化や貸出金の減少等により、業績に悪影響を与える可能性があります。 (5)銀行業免許に関するリスク 当行は、銀行法第4条第1項に基づく銀行業免許(免許番号 大蔵大臣 蔵銀第1075号)の交付を受け、銀行業務を行っております。銀行業の免許には、有効期間その他の期限が法令等で定められておりませんが、銀行法第27条及び第28条に免許の取消等の事由が定められております。 当行の主要な事業活動の継続には前述のとおり銀行業免許が必要ですが、現時点において、当行はこれらの免許の取消等の事由に該当する事実はありません。しかしながら、将来、何らかの理由により免許取消等があった場合には、当行の主要な事業活動に支障をきたすとともに業績に重大な影響を与える可能性があります。 (6)優先株式による希薄化リスク 当行は、当連結会計年度末現在において、第一種優先株式を4,000,000株発行しており、第一種優先株主は2037年9月28日までの間、当行に対し、当行普通株式と引換えに第一種優先株式の取得を請求することができます(以下、「第一種優先株式取得請求権」といいます。)。 当行は、2037年9月28日までに第一種優先株式取得請求権が行使されなかった第一種優先株式を、2037年9月29日をもって当行普通株式と引換えに取得致します(以下、「一斉取得」といいます。)。 以上のとおり、第一種優先株式に係る第一種優先株式取得請求権の行使及び一斉取得により、当行は最大で12,360,939株(当連結会計年度末現在の発行済普通株式数9,509,963株に対して129.97%)の普通株式を第一種優先株主に対し交付する可能性があり、その場合、当行普通株式の既存持分の希薄化が生じる可能性があります。 なお、当行は、2022年9月29日以降、取締役会が別に定める日が到来した時は、法令上可能な範囲で第一種優先株式の全部又は一部を取得することができます。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (財政状態) 預金等(譲渡性預金を含む)は、個人預金の減少などにより、前連結会計年度末比46億75百万円減少し9,170億53百万円となりました。 公共債、投資信託及び保険商品を対象とした預り資産残高合計は、前連結会計年度末比144億24百万円増加し1,028億97百万円となりました。 貸出金は、個人向け貸出の増加などにより、前連結会計年度末比176億48百万円増加し7,124億11百万円となりました。 有価証券は、前連結会計年度末比44億91百万円減少し2,109億20百万円となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度末(A)   当連結会計年度末(B)   増減(B)-(A) 預金等   921,728   917,053   △4,675 個人   592,015   589,307   △2,708 法人   320,515   319,310   △1,205 公金   9,197   8,434   △763 預り資産   88,473   102,897   14,424 貸出金   694,763   712,411   17,648 有価証券   215,411   210,920   △4,491 (経営成績) 連結粗利益は、資金利益及び役務取引等利益の増加により、前連結会計年度比4億74百万円増益の124億54百万円となりました。 経常利益は、与信関連費用の減少などにより同5億49百万円増益の25億23百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、同6億24百万円増益の16億93百万円となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度(A)   当連結会計年度(B)   増減(B)-(A) 連結粗利益   11,980   12,454   474 資金利益   9,641   10,342   701 役務取引等利益   2,125   2,290   165 その他業務利益   213   △178   △391 営業経費   8,932   9,273   341 貸倒償却引当費用   1,635   1,433   △202 貸出金償却   3   2   △1 個別貸倒引当金繰入額   902   1,371   469 一般貸倒引当金繰入額   109   26   △83 延滞債権等売却損   639   0   △639 偶発損失引当金繰入額   △18   31   49 株式等関係損益   338   503   165 貸倒引当金戻入益   -   -   - 償却債権取立益   64   42   △22 その他   164   229   65 経常利益   1,974   2,523   549 特別損益   △285   △9   276 税金等調整前当期純利益   1,688   2,514   826 法人税、住民税及び事業税   569   1,004   435 法人税等調整額   49   △184   △233 法人税等合計   619   820   201 当期純利益   1,069   1,693   624 親会社株主に帰属する当期純利益   1,069   1,693   624 (注)連結粗利益={資金運用収益-(資金調達費用-金銭の信託運用見合費用)} +(役務取引等収益-役務取引等費用)+(その他業務収益-その他業務費用) (キャッシュ・フローの状況) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フロ-は、債券貸借取引受入担保金の増加による収入が、貸出金の増加による支出を上回ったことを主な要因として54億93百万円の収入となりました。前連結会計年度比では、205億79百万円の増加となりました。 投資活動によるキャッシュ・フロ-は、有価証券の償還及び売却による収入を、有価証券の取得による支出等が上回ったことを主な要因として、56百万円の支出となりました。前連結会計年度比では、43億95百万円の増加となりました。 財務活動によるキャッシュ・フロ-は、配当金の支払による支出等により4億85百万円の支出となりました。前連結会計年度比では、49百万円の増加となりました。 以上により、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末比49億50百万円増加し673億49百万円となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度(A)   当連結会計年度(B)   増減(B)-(A) 営業活動によるキャッシュ・フロー   △15,086   5,493   20,579 投資活動によるキャッシュ・フロー   △4,451   △56   4,395 財務活動によるキャッシュ・フロー   △534   △485   49 現金及び現金同等物期末残高   62,398   67,349   4,950 (セグメント情報) 当連結会計年度におけるセグメントごとの業績は次のとおりとなりました。 「銀行業務」の経常収益は、貸出金利息及び役務取引等収益の増加などにより前連結会計年度比26億66百万円増収の163億42百万円、セグメント利益は、上記要因に加え、その他の経常費用の減少などにより同5億66百万円増益の24億34百万円となりました。また、セグメント資産は、前連結会計年度末比146億76百万円増加し1兆204億94百万円、セグメント負債は、同165億13百万円増加し9,880億50百万円となりました。 「リース業務」の経常収益は、割賦収入の増加などにより、前連結会計年度比2億35百万円増収の12億66百万円、セグメント利益は、割賦原価及び与信関連費用の増加などにより同10百万円減益の46百万円となりました。また、セグメント資産は、前連結会計年度末比3億9百万円増加し52億8百万円、セグメント負債は、同2億85百万円増加し44億28百万円となりました。 ① 国内・国際業務部門別収支 当連結会計年度の資金運用収支、役務取引等収支及びその他業務収支の合計額(業務粗利益)は、国内業務部門124億36百万円、国際業務部門18百万円であり、合計では124億54百万円となりました。 資金運用収益の主なものは、国内業務部門では貸出金利息101億96百万円、有価証券利息配当金19億26百万円などです。国際業務部門では、有価証券利息配当金24百万円などです。また、資金調達費用は、国内業務部門がほぼ全額を占めており、預金利息17億79百万円、債券貸借取引支払利息3億12百万円などです。 役務取引等収支は、内国為替手数料や投資信託等の預り資産販売に係る手数料を中心として、国内業務部門による収支がほぼ全額を占めており、合計で22億90百万円となりました。 その他業務収支は、国内業務部門がほぼ全額を占めており、国債等債券損益(5勘定尻)△3億38百万円や連結子会社の業務に係る収支1億71百万円などであり、合計で△1億78百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   9,615   25   9,641 当連結会計年度   10,327   15   10,342 うち資金運用収益   前連結会計年度   10,230   29   3 10,255 当連結会計年度   12,403   25   9 12,419 うち資金調達費用   前連結会計年度   614   3   3 614 当連結会計年度   2,076   9   9 2,076 役務取引等収支   前連結会計年度   2,123   1   2,125 当連結会計年度   2,289   0   2,290 うち役務取引等収益   前連結会計年度   2,849   2   2,852 当連結会計年度   3,061   1   3,063 うち役務取引等費用   前連結会計年度   725   1   727 当連結会計年度   771   1   773 その他業務収支   前連結会計年度   211   2   213 当連結会計年度   △180   2   △178 うちその他業務収益   前連結会計年度   1,114   2   1,116 当連結会計年度   1,422   2   1,424 うちその他業務費用   前連結会計年度   903   -   903 当連結会計年度   1,602   -   1,602 (注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。 2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度16百万円)を控除して表示しております。 3.資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 ② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況 当連結会計年度の国内業務部門の資金運用勘定平均残高は、貸出金、有価証券を中心に、1兆34億34百万円、資金運用利息は124億3百万円、資金運用利回りは1.23%となりました。一方、資金調達勘定平均残高は、預金を中心に9,839億77百万円、資金調達利息は20億76百万円、資金調達利回りは0.21%となりました。 国際業務部門の資金運用勘定平均残高は、有価証券を中心に37億5百万円、資金運用利息は25百万円、資金運用利回りは0.67%となりました。また、資金調達勘定平均残高は37億5百万円となり、資金調達利息は9百万円、資金調達利回りは0.25%となりました。 イ.国内業務部門 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   (5,615)   (3)   1.04 982,212   10,230 当連結会計年度   (3,672)   (9)   1.23 1,003,434   12,403 うち貸出金   前連結会計年度   673,047   8,513   1.26 当連結会計年度   703,010   10,196   1.45 うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   232,553   1,549   0.66 当連結会計年度   246,143   1,926   0.78 うちコールローン及び買入手形   前連結会計年度   15,605   46   0.30 当連結会計年度   2,910   17   0.61 うち預け金   前連結会計年度   55,390   116   0.21 当連結会計年度   47,697   253   0.53 資金調達勘定   前連結会計年度   969,912   614   0.06 当連結会計年度   983,977   2,076   0.21 うち預金   前連結会計年度   939,528   540   0.05 当連結会計年度   932,367   1,770   0.18 うち譲渡性預金   前連結会計年度   3,154   0   0.02 当連結会計年度   3,926   8   0.22 うちコールマネー及び売渡手形   前連結会計年度   2   0   0.25 当連結会計年度   2   0   0.50 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   33,775   75   0.22 当連結会計年度   54,500   312   0.57 うち借用金   前連結会計年度   1,125   1   0.17 当連結会計年度   1,074   1   0.17 (注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。 2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度491百万円、当連結会計年度470百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度7,674百万円、当連結会計年度7,895百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度16百万円)を控除して表示しております。 3.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 ロ.国際業務部門 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   5,674   29   0.51 当連結会計年度   3,705   25   0.67 うち貸出金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   5,003   28   0.57 当連結会計年度   3,337   24   0.74 うちコールローン及び買入手形   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち預け金   前連結会計年度   5   -   - 当連結会計年度   -   -   - 資金調達勘定   前連結会計年度   (5,615)   (3)   0.06 5,674   3 当連結会計年度   (3,672)   (9)   0.25 3,705   9 うち預金   前連結会計年度   56   0   0.00 当連結会計年度   31   0   0.00 うち譲渡性預金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うちコールマネー及び売渡手形   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち借用金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - (注)1.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 2.国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は月次カレント方式(前月末T.T.仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ハ.合計 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   982,271   10,255   1.04 当連結会計年度   1,003,467   12,419   1.23 うち貸出金   前連結会計年度   673,047   8,513   1.26 当連結会計年度   703,010   10,196   1.45 うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   237,557   1,578   0.66 当連結会計年度   249,481   1,951   0.78 うちコールローン及び買入手形   前連結会計年度   15,605   46   0.30 当連結会計年度   2,910   17   0.61 うち預け金   前連結会計年度   55,395   116   0.21 当連結会計年度   47,697   253   0.53 資金調達勘定   前連結会計年度   969,972   614   0.06 当連結会計年度   984,009   2,076   0.21 うち預金   前連結会計年度   939,585   540   0.05 当連結会計年度   932,399   1,770   0.18 うち譲渡性預金   前連結会計年度   3,154   0   0.02 当連結会計年度   3,926   8   0.22 うちコールマネー及び売渡手形   前連結会計年度   2   0   0.25 当連結会計年度   2   0   0.50 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   33,775   75   0.22 当連結会計年度   54,500   312   0.57 うち借用金   前連結会計年度   1,125   1   0.17 当連結会計年度   1,074   1   0.17 (注)1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度491百万円、当連結会計年度470百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度7,674百万円、当連結会計年度7,895百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度16百万円)を控除して表示しております。 2.国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。 ③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況 当連結会計年度の役務取引等収益は、国内業務部門30億61百万円、国際業務部門1百万円、合計で30億63百万円となりました。 一方、役務取引等費用は、国内業務部門7億71百万円、国際業務部門1百万円、合計で7億73百万円となり、国内業務部門の役務取引等収支がほぼ全額を占めております。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   2,849   2   2,852 当連結会計年度   3,061   1   3,063 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   326   -   326 当連結会計年度   506   -   506 うち為替業務   前連結会計年度   603   2   606 当連結会計年度   601   1   602 うち証券関連業務   前連結会計年度   322   -   322 当連結会計年度   393   -   393 うち代理業務   前連結会計年度   789   -   789 当連結会計年度   798   -   798 うち保護預り・貸金庫業務   前連結会計年度   13   -   13 当連結会計年度   11   -   11 うち保証業務   前連結会計年度   82   -   82 当連結会計年度   19   -   19 役務取引等費用   前連結会計年度   725   1   727 当連結会計年度   771   1   773 うち為替業務   前連結会計年度   52   1   53 当連結会計年度   48   1   49 (注) 国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。 ④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況 預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   921,644   83   921,728 当連結会計年度   917,053   -   917,053 うち流動性預金   前連結会計年度   619,562   -   619,562 当連結会計年度   612,549   -   612,549 うち定期性預金   前連結会計年度   298,308   -   298,308 当連結会計年度   300,628   -   300,628 うちその他   前連結会計年度   3,774   83   3,857 当連結会計年度   3,875   -   3,875 譲渡性預金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - 総合計   前連結会計年度   921,644   83   921,728 当連結会計年度   917,053   -   917,053 (注)1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 2.定期性預金=定期預金+定期積金 3.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行及び連結子会社の外貨建取引であります。 ⑤ 国内・海外別貸出金残高の状況 イ.業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 国内(除く特別国際金融取引勘定分)   694,763   100.00   712,411   100.00 製造業   42,989   6.19   51,250   7.19 農業、林業   8,816   1.27   8,126   1.14 漁業   1,551   0.22   1,632   0.23 鉱業、採石業、砂利採取業   452   0.07   331   0.05 建設業   52,141   7.50   50,089   7.03 電気・ガス・熱供給・水道業   29,939   4.31   33,813   4.75 情報通信業   1,979   0.28   1,820   0.26 運輸業、郵便業   16,109   2.32   16,702   2.34 卸売業・小売業   42,651   6.14   43,633   6.12 金融業・保険業   45,875   6.60   45,147   6.34 不動産業、物品賃貸業   112,747   16.23   117,324   16.47 各種サービス業   86,892   12.51   85,609   12.02 地方公共団体   138,892   19.99   129,516   18.18 その他   113,723   16.37   127,412   17.88 海外及び特別国際金融取引勘定分   -   -   -   - 政府等   -   -   -   - 金融機関   -   -   -   - その他   -   -   -   - 合計   694,763   -   712,411   - (注)「国内」とは、当行及び連結子会社であります。 ロ.外国政府等向け債権残高(国別) 該当事項はありません。 ⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況 有価証券残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   45,775   -   45,775 当連結会計年度   62,002   -   62,002 地方債   前連結会計年度   59,018   -   59,018 当連結会計年度   50,649   -   50,649 社債   前連結会計年度   82,334   -   82,334 当連結会計年度   67,199   -   67,199 株式   前連結会計年度   3,565   -   3,565 当連結会計年度   4,152   -   4,152 その他の証券   前連結会計年度   20,719   3,999   24,718 当連結会計年度   24,039   2,877   26,916 合計   前連結会計年度   211,412   3,999   215,411 当連結会計年度   208,043   2,877   210,920 (注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。 2.「その他の証券」には、外国証券を含んでおります。 (自己資本比率の状況) (参 考) 自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2025年3月31日   2026年3月31日 1.連結自己資本比率(2/3)   9.05   8.62 2.連結における自己資本の額   40,703   41,617 3.リスク・アセットの額   449,333   482,246 4.連結総所要自己資本額   17,973   19,289 単体自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2025年3月31日   2026年3月31日 1.自己資本比率(2/3)   8.99   8.56 2.単体における自己資本の額   39,804   40,663 3.リスク・アセットの額   442,499   474,882 4.単体総所要自己資本額   17,699   18,995 (資産の査定) (参 考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(百万円)   金額(百万円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   3,705   3,861 危険債権   14,346   10,749 要管理債権   1,849   941 正常債権   682,157   704,961 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 当行は、地域社会への安定的資金供給を使命として設立された銀行であり、「地域金融機関として地域社会の発展に尽くし共に栄える」をコアバリュー(経営理念)として、地域経済の中核を担う中小事業者の皆さまを中心に営業活動を展開しております。 収益状況については、経常収益は、貸出金利息及び役務取引等収益の増加などにより、前連結会計年度比29億4百万円増収の179億32百万円となりました。経常費用は、預金利息の増加などにより同23億55百万円増加し154億8百万円となりました。経常利益は、同5億49百万円増益の25億23百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、同6億24百万円増益の16億93百万円となりました。 当連結会計年度におけるセグメントごとの状況に関する分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要(セグメント情報)」に記載しております。 貸出金残高は、個人向け貸出の増加などにより、前連結会計年度末比176億48百万円増加し7,124億11百万円となり、期末残高として過去最高残高を更新いたしました。 また、融資先の信用リスク管理態勢として、信用リスク管理規定において、目的、定義、範囲、態勢、役割及び管理方法等を定め、適正な信用リスク管理が実現するような態勢を整備し実施しております。 信用リスクについては、「3 事業等のリスク(主要なリスク)」に記載しております。 (資本の財源及び資金の流動性) 資本の財源については、当行グループの中心業務は銀行業務であるため、お客さまから預け入れいただいた預金等で資金調達し、主に貸出金及び有価証券で運用しております。 各項目の分析内容等については、「(1)経営成績等の状況の概要(財政状態)」に記載しております。 財務活動によるキャッシュ・フロ-における主な支出要因である、株式の配当につきましては「安定配当の継続」を基本方針としており、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を実施しております。 資本の財源を、中小事業者への支援と地域活性化に活用するとともに、安定的かつ効率的な運用を心掛けてまいります。 資金の流動性の状況などについては、月次のALM委員会において、資金の運用・調達状況の予測に基づく中長期的な資金動向の報告を行うほか、市場運用業務等の運用管理基準に日次・月次等の定例報告を定め、重要な事項については随時報告する態勢としております。 資金の流動性のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要(キャッシュ・フローの状況)」に記載しております。 (経営方針等に照らした、経営者による経営成績等の分析・検討内容) 2025年4月よりスタートした第2次中期経営計画において設定した計画数値(単体)及び実績は次のとおりであります。 当期純利益は、16億41百万円となりました。計画始期比では、1億6百万円の増益となりました。 お客さまサービス等利益(本業利益)は、18億58百万円となりました。計画始期比では、貸出金平残、預貸金利回り較差及び役務取引等利益の増加により、同5億62百万円増益となりました。 自己資本比率は、8.56%となりました。計画始期比では、個人向け貸出の増加等に伴うリスク・アセットの増加により、0.43ポイント低下しました。 総預金残高は、9,172億12百万円となりました。計画始期比では、個人預金の減少などにより、45億42百万円減少しました。 総貸出金残高は、7,160億64百万円となりました。計画始期比では、個人向け貸出の増加などにより177億96百万円増加しました。 第2次中期経営計画において設定した計画数値(単体)及び実績 計画 2028年3月期   2025年3月期 計画始期(A)   2026年3月期 (実績)(B)   計画始期比 (B)-(A) 当期純利益   20億円   15億35百万円   16億41百万円   1億6百万円 お客さまサービス等利益(本業利益)   20億円   12億96百万円   18億58百万円   5億62百万円 自己資本比率   8.5%以上   8.99%   8.56%   △0.43ポイント 総預金残高   1兆円   9,217億54百万円   9,172億12百万円   △45億42百万円 総貸出金残高   7,500億円   6,982億68百万円   7,160億64百万円   177億96百万円 (注)お客さまサービス等利益 =「貸出金平残」×「預貸金利回較差」+「役務取引等利益」-「営業経費」 (3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 (貸倒引当金) 当行において与信業務は最大の収入源であり、連結財務諸表の貸出金などに見られる信用リスク資産の占める重要性が金額的に大きいため、会計上の見積りにおいて重要なものと判断しております。 ① 貸倒引当金の見積り及び仮定の不確実性の内容 貸倒償却及び貸倒引当金の計上の基礎となる自己査定で使用する情報には、将来キャッシュ・フローの見込、財政状態、収益性等の定量的要素、経営者の資質等の定性的要素があります。定量的要素、定性的要素のいずれについても見積りが介在する余地があるため、不確実性が存在する可能性があります。 また、貸倒引当金は、将来の事象に対する見積りにより決定され、経営者の判断に依存している事項であるため、会計上の見積りの不確実性が存在する可能性があります。 さらに、経済環境の変化によって担保不動産価値が短期間に著しく変動することがあり、貸倒引当金として計上すべき額はその影響を受ける可能性があります。 ② 貸倒引当金の見積り及び仮定の不確実性の変動により経営成績などに生じる影響 上記の「貸倒引当金の見積り及び仮定の不確実性の内容」などによる、予測不能な前提条件の変化などにより債権の評価に関する見積りが変動する可能性があり、この場合には、将来当行グループにおける連結財務諸表における貸倒引当金に重要な影響を及ぼす可能性があります。 すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。 (繰延税金資産) 繰延税金資産は、当行の業種の特性上、貸倒引当金等による将来減算一時差異が多額に発生することで財政状態及び経営成績に大きな影響を与える可能性があるため、会計上の見積りにおいて重要なものと判断しております。 ① 繰延税金資産の見積り及び仮定の不確実性の内容 繰延税金資産は、将来の課税所得を見積り、その課税所得の範囲内でスケジューリング可能な将来減算一時差異について回収可能性があると認められる場合に計上しております。 将来の課税所得の見積りにおける中期経営計画をベースにした5年間の収益シミュレーションは、過去の実績や将来の経営環境等を考慮して策定されているため、会計上の見積りの不確実性が存在する可能性があります。 また、有税償却した貸倒引当金の将来減算一時差異のスケジューリングについては、税務上の損金算入時期が明確となった場合に、回収可能性を判断し繰延税金資産を計上しております。 ② 繰延税金資産の見積り及び仮定の不確実性の変動により経営成績などに生じる影響 上記の「繰延税金資産の見積り及び仮定の不確実性の内容」などによる、予測不能な前提条件の変化などにより、将来において一時差異を解消させるほどの十分な課税所得が見積もれない場合、または、将来の課税所得は十分見込める場合であっても、期末時点において、将来減算一時差異のスケジューリングが不能と判断された場合、繰延税金資産を取り崩すことになるため、将来当行グループにおける連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。

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開示資料

出典

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