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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

シキボウ

SHIKIBO LTD.3109 · Prime · 繊維製品

紡績・繊維から産業資材、機能材料、航空機部品まで広がる老舗繊維メーカー。用途多様な基盤素材を供給。

概要

シキボウは、1892年に大阪で創業した繊維メーカーを源流とする総合素材企業である。2026年3月期の連結売上高は446億円、従業員数は2,306人。繊維、産業資材、機能材料、不動産・サービスの4セグメントで事業を展開し、インドネシア、ベトナム、中国など海外にも生産・販売拠点を持つ。東京証券取引所プライム市場に上場している。

4つの報告セグメントで構成される事業ポートフォリオ

シキボウグループは、2026年3月期より4つの報告セグメントに区分されている。繊維セグメントは、綿・化学繊維の紡績糸、織物、ニット、二次製品(衣料・寝具等)を製造販売し、国内生産拠点に加えインドネシア、ベトナム、中国などでグローバルに展開する。産業資材セグメントは、製紙用ドライヤーカンバスやフィルタークロスなどの工業用繊維製品を手掛け、製紙工場や環境プラント向けに供給する。機能材料セグメントは、食品添加物、航空機関連部品・複合材料、産業機械を扱い、成長領域として位置づけられている。不動産・サービスセグメントは、不動産賃貸、リネンサプライ、物流サービスなどをグループ内外に提供する。

海外展開と連結子会社ネットワーク

シキボウグループは、2026年3月期時点で子会社25社を有する。繊維事業では、1972年にインドネシアに株式会社マーメイドテキスタイルインダストリーインドネシアを設立したのを皮切りに、香港(1993年)、中国上海(1996年)、無錫(2005年)、浙江(2007年)、台湾(2022年)、ベトナム(2024年)と拠点を拡大した。2025年にはユニチカグループから繊維事業を譲り受け、インドネシアの会社をシキボウマーメイドインドネシアに改称している。産業資材事業でも中国無錫に敷島工業織物を設立。海外売上高の比率は、繊維事業の輸出や現地生産により高まっている。

財務状況と収益構造の推移

2026年3月期の連結売上高は445億54百万円(前期比14.0%増)で、ユニチカグループからの事業譲受が寄与した。営業利益は9億74百万円(同27.6%減)、経常利益は6億58百万円(同37.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億50百万円(同4.0%増)であった。セグメント別では、繊維セグメントの売上高が246億51百万円(同21.9%増)と最も大きく、産業資材75億29百万円、機能材料68億98百万円、不動産・サービス59億32百万円。自己資本比率は38.5%、総資産は939億64百万円。中期経営計画では2028年3月期に売上高446億円(修正計画では同水準)、営業利益10億円を目標とする。

グループ内の役割分担とサプライチェーン

シキボウグループでは、各事業の製造と販売を子会社が分担する体制をとる。繊維事業では、糸・布の製造をシキボウ江南やナイガイテキスタイルなどが、二次製品を丸ホームテキスタイルやマーメイドソーイング秋田が担う。産業資材では敷島カンバスがドライヤーカンバスを製造し、東洋空気調和が空気清浄装置を手掛ける。機能材料ではシキボウ堺が食品添加物、大和機械製作所が産業機械を製造。物流・サービス面では、シキボウ物流センターが繊維製品の配送・倉庫業務を、シキボウリネンとJリネンサービスがリネンサプライを、シキボウサービスが不動産賃貸と施設管理を担当する。グループ全体で一貫したサプライチェーンを形成している。

業界の中での役割は繊維・産業資材・機能材料の総合メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
446億円
営業利益
10億円
営業利益率
2.2%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
繊維246億円55.3%5億円2.0%
産業資材75億円16.9%2億円2.7%
機能材料69億円15.5%-1億円-1.4%
不動産・サービス55億円12.4%19億円34.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01繊維主力

糸、布、ニット、二次製品(衣料、寝具等)の製造販売。国内生産拠点に加え、インドネシア、ベトナム、中国等でグローバルに展開。

主な製品・サービス1
糸・布・ニット
綿・化学繊維などの紡績糸、織物、編み地。衣料から産業用まで。

02産業資材準主力

製紙用ドライヤーカンバス、フィルタークロス等の工業用繊維製品を製造販売。製紙工場や環境プラントで使用。

主な製品・サービス2
製紙用ドライヤーカンバス
抄紙機の乾燥工程で使用されるエンドレス織物。紙の乾燥効率と品質向上に寄与。
フィルタークロス
液体・気体のろ過用布。排水処理や集塵など環境分野で使用。

03機能材料準主力

食品添加物、航空機関連部品・複合材料、産業機械を製造販売。多様な領域に素材・部品を供給。

主な製品・サービス2
食品添加物(乳化剤、安定剤等)
食品の風味や食感を向上させる添加物。シキボウ堺が製造。
航空機関連部品・複合材料
炭素繊維複合材料など航空機向け軽量部品。

04不動産・サービスその他

不動産賃貸、リネンサプライ、物品配送などのサービス事業。グループ内の物流や施設管理も担う。

製品と技術

紡績・織物・ニット:繊維事業の基幹製品群

シキボウの繊維事業は、綿や化学繊維を用いた紡績糸、織物、ニット生地を中心とする。原糸販売事業では、サステナブル素材を使用した糸や高付加価値別注糸を展開。輸出衣料事業では中東民族衣装用生地が主要品目であり、2025年度は中東情勢の影響を受けつつも堅調に推移した。ユニフォーム事業ではサステナブル素材の生地が好調で、ユニチカからの事業譲受により製品幅が拡大した。ニット製品事業ではカジュアル・スポーツ向け製品を強化。また、病院・介護施設向けリネンやホテル向けリネンなどの生活資材も手掛けている。

製紙用ドライヤーカンバスとフィルタークロス:産業資材の二本柱

産業資材セグメントの主力製品は、製紙用ドライヤーカンバスとフィルタークロスである。ドライヤーカンバスは抄紙機の乾燥工程で使用されるエンドレス織物で、紙の乾燥効率と品質向上に寄与する。2025年度は輸出が堅調だったが、国内向けが低調で減収となった。フィルタークロスは液体・気体のろ過用布で、排水処理や集塵など環境分野で使用される。官公需が堅調で増収。また、空気清浄装置分野では大型機器の受注販売が好調であり、東洋空気調和が製造するこの分野が全体の収益に貢献している。

食品添加物から航空機複合材まで:機能材料の応用領域

機能材料セグメントは、シキボウ堺が製造する食品添加物(乳化剤、安定剤など)と、航空機関連部品・複合材料、そして大和機械製作所が手掛ける産業機械の3領域で構成される。食品添加物事業では、食品用増粘安定剤の受注増とブレンド分野が堅調だが、新工場の稼働に伴う減価償却費増加や原材料高が利益を圧迫した。複合材料事業では、炭素繊維複合材料を用いた航空機内装部品などの需要が好調で、2025年度は増収となった。産業機械では加工機械を製造販売しており、グループ内外の製造現場に供給している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

総合繊維メーカー、収益低迷と構造改革途上

シキボウは繊維業界の中堅企業で、綿紡績・化成品など多角化。同業のグンゼ(アパレル)、富士紡ホールディングス(機能材)と比較し、売上高約391億円(2025年3月期)と中規模。営業利益率は3.32%から2.24%へ低下しており、収益低迷が続く。繊維事業の構造改革や非繊維へのシフトが急務。

強み

  • 繊維に加え、化成品・機能材など多分野で事業展開、リスク分散が図られている。
  • 長い歴史と業界内で一定のブランド認知。取引先とのリレーションが強固。
  • 紡績・加工技術に強み。高機能素材や環境配慮素材の開発で差別化を狙う。
  • 東南アジアなどに生産拠点を持ち、コスト競争力の維持が可能。

課題

  • 営業利益率2.24%と低水準。原材料高や競争激化で収益改善が進まず。
  • 国内繊維市場縮小、ファストファッションの台頭で伝統的なビジネスモデルが苦戦。
  • 多角化しているが非繊維が収益を牽引するには至らず、成長分野へのリソース投入が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字がシキボウ

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14116大日精化工業246億円11.5倍
28095アステナホールディングス221億円9.4倍
34008住友精化210億円12.8倍
43501SUMINOE181億円
54022ラサ工業158億円17.8倍
63109シキボウ137億円14.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

有限責任伝法紡績会社として創業した1892年

シキボウの起源は、1892年8月に大阪市此花区伝法町で設立された有限責任伝法紡績会社に遡る。資本金10万円で発足した同社は、1893年3月に本社を大阪市福島区上福島に移転し、福島紡績株式会社に改称した。1920年4月には本社を大阪市北区玉江町に移し、1929年1月には東京出張所(現・東京支社)を開設している。創業から30年以上、綿紡績を中心とした事業を展開した。

戦時統合と敷島紡績への改称(1941〜1944年)

第二次世界大戦下の1941年6月、福島紡績は明治紡績合資会社を合併。さらに1944年3月には朝日紡績株式会社を合併し、商号を敷島紡績株式会社に変更した。本社も大阪市東区備後町4丁目34番地に移転。これにより、複数の紡績会社が統合され、規模を拡大した。この統合が現在のシキボウの基盤となった。

戦後再編と東京・大阪・名古屋への上場(1949年)

1949年5月、敷島紡績は東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所に株式を上場した。同年は証券取引所再開の時期にあたり、企業の資金調達手段として上場が推進された。その後、1953年2月には八幡工場と草津工場を分離して敷島帆布株式会社を設立、1959年10月には敷島重布株式会社を設立するなど、事業の再編を進めた。1961年12月には両社が合併し、敷島カンバス株式会社が発足した。

海外進出の開始と多角化の第一歩(1970年代)

1972年6月、シキボウはインドネシアに株式会社マーメイドテキスタイルインダストリーインドネシアを設立し、初の海外生産拠点を構えた。同年、新内外綿株式会社への資本参加(1967年)や株式会社マーメイド広海への資本参加(1969年)を経て、国内でも事業領域を拡大していた。1978年2月には株式会社ナイガイテキスタイルを設立し、繊維事業の川下展開を強化した。海外と国内の両軸で成長の基盤を築いた時期である。

バブル期のM&Aと新事業への進出(1989〜1999年)

1989年から1990年代にかけて、シキボウは積極的なM&Aを実施した。1989年11月に株式会社大和機械製作所を買収し、尾道事業所を開設して産業機械事業に参入。1990年6月にはシキボウ総合サービス株式会社を設立、10月には敷島カンバス、敷島興産、大機紡績、シキボウ開発を吸収合併した。同年11月には小田陶器株式会社を買収し、電子部品・陶器事業にも進出。1993年には香港に現地法人を設立し、1996年には中国上海に進出するなど、海外ネットワークも拡充した。

商号変更と事業再編でシキボウへ(2002年)

2002年4月、敷島紡績株式会社は商号をシキボウ株式会社に変更した。同時に、株式会社シキボウ江南を設立し、繊維事業の再編を進めた。2005年以降も中国での生産拠点設立(無錫、浙江)が続き、2011年には株式会社マーメイドソーイング秋田、東洋空気調和株式会社を買収。2014年には新内外綿がジェイ.ピー.ボスコ株式会社を買収し、ユニフォーム事業を強化した。不動産事業ではイオンモール高知(2000年)など商業施設の運営も手掛けた。

ユニチカ事業譲受と長期ビジョンへの布石(2025年以降)

2025年12月、シキボウはユニチカグループから繊維事業を事業譲受等により取得し、インドネシアの会社を株式会社シキボウマーメイドインドネシアに改称した。これにより繊維セグメントの売上高は大幅に拡大した。2026年4月には株式会社マーメイド広海を吸収合併し、グループ再編を継続。長期ビジョン「Mermaid 2042」(創立150年にあたる2042年を見据えたもの)を掲げ、2030年に売上高680億円、営業利益43億円を目標とする中期計画「TG25-27」を推進している。

年表48件を開く

1890年代

  • 1892年8月創業大阪市此花区伝法町に有限責任伝法紡績会社を設立(資本金10万円)
  • 1893年3月本社を大阪市福島区上福島に移転、福島紡績株式会社に改称

1920年代

  • 1920年4月本社を大阪市北区玉江町2丁目3番地に移転
  • 1929年1月東京出張所を開設(現・東京支社)

1940年代

  • 1941年6月M&A明治紡績合資会社を合併
  • 1944年3月M&A朝日紡績株式会社を合併、商号を敷島紡績株式会社に変更、本社を大阪市東区備後町4丁目34番地に移転
  • 1949年5月上場東京証券取引所、大阪証券取引所(現・東京証券取引所)、名古屋証券取引所に上場

1950年代

  • 1953年2月創業当社八幡、草津両工場分離、敷島帆布株式会社を設立
  • 1959年10月創業敷島重布株式会社を設立

1960年代

  • 1961年12月M&A敷島帆布株式会社、敷島重布株式会社が合併、商号を敷島カンバス株式会社に変更
  • 1963年11月和歌山リネン株式会社に資本参加(現・シキボウリネン株式会社)(現・連結子会社)
  • 1965年11月本社を大阪市東区備後町3丁目35番地に移転
  • 1967年1月新内外綿株式会社の株式を取得し、資本参加(現・連結子会社)
  • 1969年3月株式会社マーメイド広海の株式を取得し、資本参加

1970年代

  • 1972年6月インドネシア国に株式会社マーメイドテキスタイルインダストリーインドネシア設立(現・連結子会社)
  • 1978年2月株式会社ナイガイテキスタイルを設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1989年2月合区により本社の住居表示変更(大阪市中央区備後町三丁目2番6号)
  • 1989年11月M&A株式会社大和機械製作所を買収し、当社尾道事業所を開設

1990年代

  • 1990年6月シキボウ総合サービス株式会社を設立(現・株式会社シキボウサービス)(現・連結子会社)
  • 1990年10月M&A敷島カンバス株式会社、敷島興産株式会社、大機紡績株式会社及びシキボウ開発株式会社を吸収合併すると共に、販売会社として敷島カンバス株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1990年11月M&A小田陶器株式会社を買収
  • 1991年2月シキボウ物流センター株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1991年10月創業産業機械等販売会社として株式会社大和機械製作所を設立
  • 1993年11月ジャスコ姫路リバーシティショッピングセンター(貸与設備)を開設
  • 1993年12月香港に敷紡(香港)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 1995年8月丸ホームテキスタイル株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1996年8月中国上海市に上海敷島家用紡織有限公司(現・敷紡(上海)国際商貿有限公司)を設立(現・連結子会社)
  • 1998年4月創業シキボウ電子株式会社と小田陶器株式会社が合併し、前者が存続会社となり、新たに販売会社として小田陶器株式会社を設立
  • 1998年5月M&A販売会社であった株式会社大和機械製作所に当社の産業機械等の製造部門を統合(現・連結子会社)
  • 1999年2月株式会社シキボウ物流システムを設立(現・連結子会社)

2000年代

  • 2000年4月商号変更株式会社イケダを株式会社シキボウ堺に商号変更(現・連結子会社)
  • 2000年12月イオンモール高知ショッピングセンター(貸与設備)を開設
  • 2002年4月商号変更商号をシキボウ株式会社に変更 株式会社シキボウ江南を設立(現・連結子会社)
  • 2005年4月Jリネンサービス株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2005年9月中国江蘇省に敷島工業織物(無錫)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2006年2月中国上海市に敷紡貿易(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2007年3月中国浙江省に湖州敷島福紡織品有限公司を設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2011年3月株式会社マーメイドソーイング秋田を設立(現・連結子会社)
  • 2011年10月M&A東洋空気調和株式会社を買収(現・連結子会社)
  • 2014年1月M&A連結子会社である新内外綿株式会社がジェイ.ピー.ボスコ株式会社を買収(現・連結子会社)

2020年代

  • 2022年1月台湾新北市に台湾敷紡股 份有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年1月ベトナム国ホーチミン市にシキボウベトナム有限会社を設立(現・連結子会社)
  • 2024年3月連結子会社である小田陶器株式会社の全株式を売却
  • 2024年4月商号変更上海敷島家用紡織有限公司を敷紡(上海)国際商貿有限公司に商号変更(現・連結子会社)
  • 2025年2月連結子会社である敷紡貿易(上海)有限公司を解散(2026年6月清算結了)
  • 2025年12月M&Aユニチカグループから繊維事業を事業譲受等し、買収したインドネシア国の会社を株式会社シキボウマーメイドインドネシアに商号変更(現・連結子会社)
  • 2026年4月M&A株式会社マーメイド広海を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年まで680億円
  • 営業利益2030年まで43億円
  • 経常利益2030年まで38億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2030年まで27億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    稼ぐ力の向上

    繊維事業・産業資材事業のグローバル販売を強化し、生産力・販売力を高めるとともに、新規顧客・新規市場開拓に挑戦する。

  2. 02

    新中核事業の成長・拡大

    食品・化成品事業の食品分野の販売拡大、複合材料事業の航空・宇宙分野への取組み拡大、新たな成長の芽の育成と研究開発を推進する。

  3. 03

    経営基盤の強化

    資本コストを重視した事業構造改革、DX推進による業務効率化、資金効率改善による財務基盤強化、人的資本経営を推進する。

  4. 04

    サステナビリティ経営への取組み

    GHG排出量削減、サステナブル商材の販売拡大、人権への配慮に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,306人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は524万円で、9期前と比べて+6.9%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は12.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,642
2018年3月2,536
2019年3月49045.118.12,465
2020年3月48644.616.82,419
2021年3月48044.817.72,312
2022年3月48945.717.92,230
2023年3月48945.717.62,195
2024年3月50245.516.52,198
2025年3月50145.015.32,17560
2026年3月52445.012.72,30643

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社25(国内 15 / 海外 10、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
姫路 — 兵庫県姫路市162億円
不動産・サービス
高知 — 高知県高知市121億円
不動産・サービス
本社及び工場 — 堺市西区5,045百万円
機能材料
本社工場 — 愛知県江南市3,562百万円
繊維
鈴鹿工場 — 三重県鈴鹿市2,749百万円
産業資材
長野事業所(長野県上伊那郡)ほか2事業所2,244百万円
機能材料
本社 — 大阪市中央区2,080百万円
繊維 産業資材 機能材料 不動産・サービス
本社第一事業所(和歌山県西牟婁郡)ほか4事業所1,264百万円
不動産・サービス
駒野事業所 — 岐阜県海津市1,170百万円
繊維
富山工場 — 富山県富山市1,119百万円
繊維
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱シキボウ江南
    愛知県 江南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    丸ホームテキスタイル㈱
    大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新内外綿㈱
    大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ナイガイテキスタイル
    岐阜県 海津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シキボウ物流センター㈱
    岐阜県 海津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マーメイドソーイング秋田
    秋田県 大仙市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ㈱マーメイドテキスタイル インダストリーインドネシア ※1
    インドネシア国 モジョケルト県 · 連結子会社
    議決権98.0%
  • 海外
    ㈱シキボウマーメイド インドネシア
    インドネシア国 ジャカルタ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジェイ.ピー.ボスコ㈱
    タイ国 バンコク市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    敷紡(香港)有限公司
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    敷紡(上海)国際商貿有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    湖州敷島福紡織品有限公司
    中国 浙江省湖州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社13社を開く
  • 敷紡貿易(上海)有限公司 ※4中国 上海市100%
  • 台湾敷紡股 份有限公司台湾 新北市100%
  • シキボウベトナム有限会社ベトナム国 ホーチミン市100%
  • 敷島カンバス㈱ ※1,※3大阪市 中央区100%
  • 東洋空気調和㈱東京都 新宿区100%
  • 敷島工業織物(無錫)有限公司中国 江蘇省無錫市100%
  • ㈱シキボウ堺堺市 西区100%
  • ㈱大和機械製作所広島県 尾道市100%
  • ㈱シキボウサービス大阪市 中央区100%
  • ㈱マーメイド広海 ※6静岡県 浜松市100%
  • ㈱シキボウ物流システム千葉県 柏市100%
  • シキボウリネン㈱和歌山県 西牟婁郡100%
  • Jリネンサービス㈱大阪府 泉佐野市100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    被収容者用夏靴下,冬靴下
    法務省 · 2015-09-29
    1,084万円
  • 調達
    被収容者用夏靴下38,633足 冬靴下56,289足
    法務省 · 2016-09-20
    1,069万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は446億円営業利益10億円前期と比べると増収減益で、売上が+14.1%、利益が-23.1%。

売上高
+14.1%
446億円
営業利益
-23.1%
10億円
純利益
+11.1%
10億円
営業利益率
2.2%
前期比 -1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高557億円446億円
営業利益15億円10億円
純利益6億円10億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は122億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+29.8%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q953
2024年1Q9422.11
2024年2Q10044.03
2024年3Q9733.11
2024年4Q963
2025年2Q18952.63
2025年4Q20284.06
2026年2Q19863.03
2026年4Q24841.67
2027年1Q12243.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は428億円から446億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.2%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月428188
連結子会社である新内外綿株式会社がジェイ.ピー.ボスコ株式会社を買収(現・連結子会社)
2014年3月4641912
2015年3月4731911
2016年3月4572513
2017年3月4292717
2018年3月4142415
2019年3月40821−14
2020年3月3801610
2021年3月33590
台湾新北市に台湾敷紡股 份有限公司を設立(現・連結子会社)
2022年3月357100
2023年3月3791116
上海敷島家用紡織有限公司を敷紡(上海)国際商貿有限公司に商号変更(現・連結子会社)
2024年3月387138
ユニチカグループから繊維事業を事業譲受等し、買収したインドネシア国の会社を株式会社シキボウマーメイドインドネシアに商号変更(現・連結子会社)
2025年3月39113103.39
株式会社マーメイド広海を吸収合併
2026年3月4461072.210

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高446億円のうち、営業利益として残るのは10億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.0%370億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.0%67億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
2.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
2.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−46億円で、差し引きのフリーCFは−37億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は63億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月35−6−242942
2014年3月23−196454
2015年3月22−14−16840
2016年3月43−13−223048
2017年3月34−8−232651
2018年3月18−9−14945
2019年3月30−19−101146
2020年3月28−2212664
2021年3月28−23−5564
2022年3月30−7−382350
2023年3月11−7−6449
2024年3月35−27−5853
2025年3月21−2811−758
2026年3月9−4643−3763

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は940億円。このうち返さなくてよい自己資本が362億円で、自己資本比率は38.5%(業種中央値57.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月87729058731.8
2014年3月92630362331.5
2015年3月90231858433.8
2016年3月88332655735.4
2017年3月87633254436.4
2018年3月87334053337.4
2019年3月84932552436.6
2020年3月85132552636.8
2021年3月82731950837.4
2022年3月81631849839.0
2023年3月82033448640.6
2024年3月83334149240.9
2025年3月85635250441.1
2026年3月94036257738.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
64億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
95億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
85億円
在庫として抱えている分
負債合計
577億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率48社中4位あたり、逆に低いのは自己資本比率48社中38位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.7%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.5%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
14.1%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,066で、1年前と比べて+9.1%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥1,066-1.8%1ヶ月+3.9%1年+9.1%時価総額137億円
過去52週の値幅
安値¥975高値¥1,170

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)22.6倍
PBR0.37倍
配当利回り4.69%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬に1,015円から緩やかに上昇し、7月29日には1,051円まで上昇しました。しかし、その後は反落し、8月4日には1,026円まで下落しました。25日移動平均線(1,034円)を下回っており、短期的には調整局面です。週足では1,030円前後でのもみ合いが続いており、方向感は定まっていません。出来高は7月17日以降増加傾向で、8月4日は58,200株と高水準です。52週高値の1,170円からは距離があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが13.69倍と同業界平均の24.3倍を大きく下回り、PBRは0.36倍で平均の0.99倍を大幅に下回る。ROEは2.7%と低いものの、配当利回りは4.87%と平均の3.14%を上回り、株主への還元は充実している。ただし、売上は増加傾向にあるが、営業利益率が3%前後と低く、収益性の改善が課題。割安ではあるが、ROEが低いままでは株価の上昇余地は限られる。配当利回りの高さが投資妙味を支えている。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍26.6倍
PER (予想)22.6倍
PBR0.37倍1.01倍
ROE2.7%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

繊維需要の構造的な低迷が続く中で、同社は産業資材や機能素材へのシフトを進めている。強気派は、自動車や環境関連など高付加価値分野での成長余地と、安定配当を評価する。弱気派は、売上高は増えても利益率が低く、円安や原材料高が収益を圧迫するリスクを指摘する。ROEが低く、PBRも0.36倍と市場の期待は低いが、株主還元は手厚い。今後の業績回復の鍵は、産業資材の受注拡大と収益性改善のペースにある。

プラスに働く材料7
  • 産業資材の需要拡大

    自動車部材や環境関連向け素材の受注が増加傾向にあり、今後の成長が期待される。

  • 安定した株主還元

    配当利回り4.87%と高水準で、株主への利益還元を重視している。

  • 財務体質の改善

    自己資本比率は高く、低PBRながらも安定した経営基盤を持つ。

  • 売上高が55億円増の446億円決算発表後影響

    売上高391億円→446億円、前期比14%増

  • PBR0.36倍と解散価値を下回る継続影響

    純資産の0.36倍、大幅な割安水準

  • 配当利回り4.87%の高水準通年影響

    株価1026円に対し利回り4.87%、株主還元が手厚い

  • 純利益が10億円と過去最高決算発表後影響

    純利益は9億円→10億円に更新、増益基調

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    営業利益率は2%台と低く、売上高の増加が利益に結びついていない。

  • 繊維市場の縮小

    国内衣料需要の減少が続き、主力市場の成長が見込みにくい。

  • コスト増の懸念

    原材料価格やエネルギーコストの上昇が利益を圧迫する可能性がある。

  • 営業利益が13億円から10億円に減少決算発表後影響

    営業利益3億円減、売上高増も利益が伸びない

  • ROE2.7%と資本効率が低位通年影響

    自己資本利益率2.7%で収益性が低い

  • 外国人保有3.2%と低水準継続影響

    海外投資家の参加が少なく、需給の厚みに欠ける

  • 営業利益率2.24%と低採算通年影響

    売上高446億円に対し営業利益10億円、利益率が2.24%

次の決算で確かめる点
産業資材売上高
成長分野へのシフトの進捗を測る指標であり、収益性改善の鍵。
営業利益率
売上高の増加が利益に結びついているかを確認する。
配当性向
株主還元の持続可能性を判断するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.69%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.69%
いまの株価に対して
配当性向
42.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3536.5
2018年3月4014.336.2
2019年3月400.0
2020年3月400.060.2
2021年3月400.0167.2
2022年3月400.091.0
2023年3月5025.098.1
2024年3月500.0
2025年3月500.043.4
2026年3月500.042.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,470人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.9%を占め、残る79.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他61.563.067.567.968.371.7
金融機関19.318.014.612.318.316.0
事業法人6.66.85.75.04.84.9
証券会社4.64.04.96.33.74.2
外国法人8.08.07.18.44.62.9
自己株式8.01.40.91.00.90.5
外国人個人0.10.10.10.20.20.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.14
02シキボウ従業員持株会4.64
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.76
04シキボウ取引先持株会2.58
05シキボウ労働組合1.09
06野村證券株式会社0.99
07岩崎泰次0.95
08近藤泰章0.94
09後藤次郎0.80
10大和証券株式会社0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+981%、1株純資産は14期で+1107%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月72363.017.358.7
2014年3月1022,4704.211.629.9
2015年3月902,5873.613.335.8
2016年3月1122,7034.29.943.2
2017年3月1462,8725.39.636.5
2018年3月1363,0244.79.636.2
2019年3月−1322,884−4.5
2020年3月892,9023.111.060.2
2021年3月12,8700.01093.4167.2
2022年3月42,7460.2203.491.0
2023年3月1352,8764.87.498.1
2024年3月692,9382.416.7
2025年3月732,7782.613.743.4
2026年3月752,8512.714.242.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額97百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
尻家正博代表取締役会長61405
鈴木睦人代表取締役 社長執行役員60184
竹田広明取締役(常勤監査等委員)66297
野邊義郎取締役(監査等委員)616
宇野保範取締役(監査等委員)656
細田祥子取締役(監査等委員)536
塩見真保子取締役(常勤監査等委員)6157
田那村武司常務執行役員
豊島亮治上席執行役員
尾﨑友寿上席執行役員
伊丹秀典上席執行役員
野津元彦執行役員
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
石田仁紀執行役員
末廣勝彦執行役員
江南裕弘執行役員
守本和令執行役員
津田隆執行役員
中条洋子執行役員
福本剛司執行役員
岩﨑康彦理事
辻本裕理事

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)351566321
取締役(社内)11701818
社外取締役3142165

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,019字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社25社で構成され、繊維製品の製造販売、工業用品の製造販売、食品・化成品及び航空機関連部品、複合材料の製造販売、不動産の賃貸等を主な事業内容としております。 当社グループの事業に係る主な位置付けは次のとおりであり、当社グループが営んでいる事業内容と、報告セグメントにおける事業区分は同一であります。 繊維事業 事業内容   主要製品等   会社名称 繊維製品の製造販売   糸、布、ニット、 二次製品等   当社、㈱シキボウ江南、丸ホームテキスタイル㈱、新内外綿㈱、㈱ナイガイテキスタイル、㈱マーメイドソーイング秋田、㈱マーメイドテキスタイルインダストリーインドネシア、㈱シキボウマーメイドインドネシア、ジェイ.ピー.ボスコ㈱、敷紡(香港)有限公司、敷紡(上海)国際商貿有限公司、湖州敷島福紡織品有限公司、敷紡貿易(上海)有限公司、台湾敷紡股份有限公司、シキボウベトナム有限会社(会社総数15社) 繊維製品の配送・ 倉庫業務   -   シキボウ物流センター㈱(会社総数1社) 産業資材事業 事業内容   主要製品等   会社名称 工業用品の製造販売   製紙用ドライヤーカンバス、フィルタークロス等   当社、敷島カンバス㈱、東洋空気調和㈱、敷島工業織物(無錫)有限公司(会社総数4社) 機能材料事業 事業内容   主要製品等   会社名称 食品・化成品等の製造販売   食品添加物等   当社、㈱シキボウ堺(会社総数2社) 航空機関連部品、複合材料の製造販売   航空機関連部品、複合材料等   当社(会社総数1社) 産業機械等の製造販売   加工機械   ㈱大和機械製作所(会社総数1社) 不動産・サービス事業 事業内容   主要製品等   会社名称 不動産賃貸等   -   当社、㈱シキボウサービス、㈱マーメイド広海(会社総数3社) リネンサプライ業   -   シキボウリネン㈱、Jリネンサービス㈱(会社総数2社) 繊維製品の配送業務   -   ㈱シキボウ物流システム(会社総数1社) 事業の系統図の概略は次のとおりであります。 (注) 無印 連結子会社 1 敷紡貿易(上海)有限公司は、2026年6月8日付で清算が結了しております。 2 敷紡(香港)有限公司は、現在休眠中であります。 3 ㈱マーメイド広海は、2026年4月1日付で、当社に吸収合併されております。
経営方針・対処すべき課題6,061字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 (経営理念) 「わたしたちは、シキボウグループのものづくり技術・ものづくり文化で新しい価値を創造します。」-安心・安全・快適な暮らしと環境にやさしい社会の実現へ-という経営理念のもと、「繊維」「産業資材」「機能材料」「不動産・サービス」の各事業分野において、他社には真似の出来ない独自の機能や技術力を活かした商品づくりを追求すると共に、顧客ニーズに沿った商品提案やサービスの向上に取り組んでおります。 (長期ビジョン) 当社グループは、上記の経営理念のもと、これまで培ってきたものづくり技術・文化によって、環境や社会課題の解決に貢献してまいりました。更なる成長を続けるために、当社グループは、創立150年である2042年に向けた長期ビジョン「Mermaid 2042」を掲げております。 「Mermaid 2042」 あなたにもっと寄り添い、愛されるシキボウグループへ ・従業員にもっと寄り添い、笑顔あふれる心豊かな人生の実現に貢献します ・お客様にもっと寄り添い、まだ見ぬ世界を当たり前にする技術で貢献します ・地球にもっと寄り添い、持続可能な社会に貢献します 中期経営計画「TG25-27」の策定を進める中で、長期ビジョンを実現するための経営目標をより具体的な言葉とするために、私たちが「めざす姿」として、以下のとおり策定しました。 (めざす姿) ①従業員が自分のありたい姿を実現するために、仕事を通じて成長し、安心して働ける職場環境をめざします。 ・働きやすい、職場環境・制度・組織風土の改善 ・従業員の成長のための機会の創出 ・多様な人材の確保・育成、機会均等 ・健康推進・職場安全衛生 ②繊維で培った技術やサービスを通じ、社会課題解決や、お客様の安心・安全・快適な暮らしの実現をめざします。 ・安心・安全・快適な製品やサービスの提供 ・技術を進化させ、社会のニーズに対応した新製品の開発・提供 ・国内のみならず海外市場も含めた製品の提供 ③環境や人権に配慮した製品・サービス、ものづくりで、持続可能な社会の実現をめざします。 ・環境配慮型商品・サービスの開発・提供 ・気候変動に対応した製品の開発・提供 ・公正で、持続可能な原材料調達や製品供給の実現 ・資源循環型社会実現への貢献 ・事業活動における気候変動対策とその緩和策の推進 (中期経営計画「TG25-27」の概要) 中期経営計画「TG25-27」においては、「めざす姿」に基づき、長期ビジョン「Mermaid 2042」へのマイルストーンである、2030年に当社グループのめざす目標を掲げ、その目標をバックキャスティングすることで3ヵ年の経営戦略を策定いたしました。 2025年12月30日付でユニチカグループからの事業譲受等を実施したことにより中期経営計画「TG25-27」における計画値及び2030年に当社グループのめざす目標(売上高680億円、営業利益43億円、経常利益38億円、親会社株主に帰属する当期純利益27億円)の見直しをいたしました。 同目標実現に向けて引き続き中期経営計画「TG25-27」における4つの基本方針「稼ぐ力の向上」、「新中核事業の成長・拡大」、「経営基盤の強化」、「サステナビリティ経営への取組み」に基づき取組みを進めてまいります。 〈 シキボウグループ中期経営計画「TG25-27」成長への変革 〉 <基本方針> 繊維で培った技術・経営資源をもとに、新たな価値を創造し更なる成長を実現する ① 稼ぐ力の向上 ◆ 繊維事業、産業資材事業のグローバル販売強化 ◆ 生産力・販売力強化 ◆ 新たなビジネスへのチャレンジ(新規顧客・新規市場開拓) ② 新中核事業の成長・拡大 ◆ 食品・化成品事業の食品分野の販売拡大 ◆ 複合材料事業の航空・宇宙分野の取組み拡大 ◆ 新たな成長の芽の育成・研究開発推進 ③ 経営基盤の強化 ◆ 資本コストを重視した事業の構造改革 ◆ DXの推進による業務の効率化 ◆ 資金効率の改善による財務基盤強化 ◆ 人的資本経営の推進 ④ サステナビリティ経営への取組み ◆ GHG排出量削減 ◆ サステナブル商材の販売拡大 ◆ 人権への配慮 (2) 目標とする経営指標 シキボウグループは、持続的成長と中長期的な企業価値の向上、財務の健全性確保、資本の効率性向上を目的として、以下を経営指標としております。 (経営指標) 2026年3月期 実績   2028年3月期 修正計画   2028年3月期 当初計画 有利子負債   308億円   277億円   260億円 D/Eレシオ   0.85倍   0.76倍   0.72倍 自己資本比率   38.5%   39.3%   41.1% 総資産   939億円   924億円   875億円 ROA   0.7%   2.3%   2.4% ROE   2.7%   3.9%   3.9% ROIC   1.2%   2.9%   2.9% (3) 経営環境及び対処すべき課題 わが国経済の見通しについては、緩やかな回復が続く中、中東情勢をはじめとする国際情勢の不安定化、アメリカの通商政策、原材料やエネルギー価格を含む物価上昇等、不透明な状況が継続することが想定されます。 このような経営環境の中、当社グループでは、中期経営計画「TG25-27」で掲げた4つの基本方針及びセグメント別事業戦略を「対処すべき課題」と認識し、取組みを進めております。 中期経営計画「TG25-27」における4つの基本方針「稼ぐ力の向上」、「新中核事業の成長・拡大」、「経営基盤の強化」、「サステナビリティ経営への取組み」の取組み状況は次のとおりです。 「稼ぐ力の向上」としては、ユニチカグループからの事業譲受等を実施し、グローバル販売体制の拡充を図り、グローバル販売強化を進めてまいります。 「新中核事業の成長・拡大」としては、株式会社シキボウ堺に建設した新工場が本格稼働を開始しております。今後、食品・化成品事業の食品分野の販売拡大を進めてまいります。 「経営基盤の強化」としては、資本コストを重視した事業の構造改革を掲げ、事業管理指標ROICによる現状分析を進め、資本コストの改善につながる指標の特定及び当該指標の改善に取り組んでおります。また、脱アナログを進めるため継続して基幹システムの更新に取り組み、DXの推進による業務の効率化を図っております。資金効率の改善による財務基盤強化については、ユニチカグループからの事業譲受等に伴う運転資金の増加への対応のため遅れが見られますが、引き続きキャッシュ・フローの改善、棚卸資産の適正化を進めてまいります。人的資本経営の推進としては、エンゲージメントサーベイの継続実施、健康経営の推進などを通じて、諸制度、職場環境、組織風土の改善に取り組むとともに、ダイバーシティの推進を図り、多様な人材の確保などの取組みを進めております。 「サステナビリティ経営への取組み」としては、尾道事業所及び株式会社シキボウ江南に自家消費型太陽光発電設備を導入し、GHG排出量削減に取り組んでおります。サステナブル商材については、サステナビリティ推進委員会が販売目標を管理し、販売拡大に取り組んでおります。人権への配慮については、人権デュー・デリジェンス実施のため、人権への影響評価の準備を進めております。 セグメント別事業戦略は次のとおりです。なお、新中核事業の拡大により、中期経営計画「TG25-27」から産業材セグメントを産業資材セグメントと、機能材料セグメントに区分して開示することとしています。 ① 繊維セグメント ・サステナブル素材の販売拡大 ・グローバル販売の拡大 ・新規顧客・新規市場への販売拡大 ・海外・国内生産拠点の連携と効率化 ・生産設備強化のための設備投資 ② 産業資材セグメント ・国内生産体制の効率化と販売強化 ・現有設備と技術を応用した新規分野の発掘と新商品の開発 ・海外事業の販売拡大と収益力アップ ・空気清浄装置分野での生産体制の見直しとメンテナンス事業の拡大 ③ 機能材料セグメント <食品・化成品事業> ・新工場を活用した生産体制の再構築 ・新規素材(低粘度、脱臭、殺菌品)、ブレンド品の販売拡大 <複合材料事業> ・航空・宇宙分野の新規案件の量産立上げ ・エネルギーインフラ分野の新規量産品案件の受注 ・航空・宇宙分野での業務提携の検討 ④ 不動産・サービスセグメント <不動産賃貸事業> ・グループ全体の遊休地の有効活用 ・既存賃貸事業の活性化促進 <リネンサプライ事業> ・生産設備更新による効率化と増産体制の構築 ・新規取引先の獲得 セグメント別事業戦略に対する取組み状況は次のとおりです。 「繊維セグメント」では、国内市場において、原材料・エネルギー費の高騰、物流費の上昇及び円安に伴う輸入コストの増加を背景としたコストアップが継続しており、依然として厳しい事業環境にあります。一方、海外市場においては、原材料・エネルギー費の高騰及び物流費の上昇はあるものの、アジア圏を中心とした人口増加や産業の高度化に伴う規制強化を背景に、高品質・高付加価値繊維製品に対する需要が高まっております。当社グループは、ユニチカグループから譲り受けた事業の早期安定化及び商圏の維持・再編、人材交流による組織融和を最優先課題として取り組んでおります。当社グループとユニチカグループから譲り受けた事業の知見・技術を結集し、従来以上に高付加価値なソリューション提案を推し進めることで、販売の拡大を目指します。 また、バイオマス由来繊維『グリーンナチュレ®』や、アップサイクルシステム『彩生®』を中心としたサステナブル商材の販売拡大を加速させ、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に努めてまいります。これらの取組みにより、繊維セグメントにおける収益基盤の安定化と差別化領域での成長加速を図ってまいります。 事業別の重点施策は以下のとおりであります。 原糸販売事業は、連結子会社である新内外綿株式会社との製販連携を一層強化し、杢糸や別注糸などの高付加価値商品の販売比率を高め、収益基盤の安定化を図ります。海外市場においては、シキボウベトナム有限会社との連携により、ベトナム生産原糸のベトナム国内及びASEAN地域への輸出販売を強化し、商圏拡大を図ってまいります。 輸出衣料事業は、中東民族衣装用生地において現地のトーブ販売市況自体は、堅調ではあるものの、ホルムズ海峡の封鎖により出荷等に影響が出ております。引き続き中東情勢の影響を注視しつつ、日本ブランドとして確立された高い信頼性を維持するため、より付加価値の高い商品開発を継続するとともに、供給体制の柔軟な構築を図りながら、市場の回復に備えた積極的な営業展開を推進してまいります。 ユニフォーム事業は、当社の短繊維開発力とユニチカグループから譲受した事業の長繊維開発力を融合し、糸から織、加工に至るまで差別化された商品供給体制を構築します。これにより、シキボウオリジナル商材の市場シェア拡大と顧客満足度の向上を図るとともに、引き続きコストアップへの対応のため価格改定の交渉を進め収益基盤の強化を図ってまいります。 ニット製品事業は、差別化糸を活用した独自の素材開発を推進します。国内外の生産拠点を最適に活用することで、多様化する顧客ニーズに迅速かつ的確に応える価値提案を行い、グローバルな商圏拡大を目指します。 生活資材事業は、主要取引先との取組みを強化し、生地販売から二次製品(製品完納)までのソリューション提案力を高めます。メディカル分野においては、海外関係会社各社との連携を通じ、成長が期待される海外市場への臭気対策剤『デオマジック®』の展開強化と販売拡大を図ってまいります。 「産業資材セグメント」では、ドライヤーカンバス事業における紙需要減少による国内製紙会社の一部の生産設備停止、フィルター事業におけるクロス未使用型脱水機の普及や個別空調設備の普及等、厳しい環境が続くものと予想されますが、引き続きシェアの拡大、生産性の向上に注力し、国内トップポジションを堅持してまいります。 ドライヤーカンバス事業においては、海外市場での販売拡大や段ボール製造用コルゲーターベルト『N-Dry』の販売拡大、新たな用途開発等に取り組み、市場シェアの拡大を図ってまいります。 フィルタークロス事業においては、緻密クロスやリサイクル原料を使用した環境配慮型商品の販売拡大、空気清浄装置の新規開発商品の販売拡大等に取り組み、売上・利益の拡大を図ってまいります。 「機能材料セグメント」では、原材料・エネルギー価格の上昇等の影響を受ける中、食品・化成品事業における拡張した生産基盤の活用と、複合材料事業における成長分野での量産・品質保証体制の確立及び新規案件の獲得を進め、収益基盤の拡充を図ってまいります。 食品・化成品事業においては、原材料及びエネルギー価格高騰の影響を受け厳しい状況にありますが、食品用増粘安定剤(食品添加物)の受注状況は堅調に推移しています。ブレンド(混合・小分け)分野では、クリーン度の高い室内環境と製造ラインへの洗浄装置を導入した新工場の本格稼働を踏まえ、これまで取り扱いが難しかった増粘安定剤以外の商材にも対象を広げ、新規案件の獲得を図ります。また、食品用増粘安定剤(食品添加物)は、人口が減少する中でも、消費者の「健康志向」や食品に機能性や利便性を求める食の多様化を背景とした需要を捉え、新たな商材の開発を進め、販売拡大に取り組み、収益機会の拡大と収益基盤の強化に努めます。 複合材料事業においては、航空・宇宙分野において新たに受託した案件の量産体制の構築を進めており、今後は量産に向けての人材教育や品質保証体制の確立に取り組みます。また省エネルギーや軽量化が求められるインフラ用途等の分野では、顧客からの情報収集に努めるとともに、顧客要求に合致した繊維強化複合材料の開発を進めて新規案件の受注を図ります。これらの取組みにより、成長分野における収益基盤の拡充と中長期的な成長基盤の強化に努めます。 「不動産・サービスセグメント」では、引き続き安定的収益基盤の維持拡充を目指します。 不動産賃貸事業、リネンサプライ事業、物流配送事業を安定的に運営するほか、リネンサプライ事業では、新規ホテル獲得を進めるとともに、更なる作業効率化によるコスト削減に努めます。
事業等のリスク3,409字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループのリスクマネジメント体制 当社グループでは、当社グループにおける損失の危険の管理に関する体制とその運用を「リスクマネジメント基本規程」に定め、リスクマネジメントの最高責任者を代表取締役社長執行役員とし、リスクマネジメントの実効性を高めるために、当社コーポレート部門担当執行役員を委員長とする「リスクマネジメント委員会」を設置し、基本方針の決定、リスクアセスメントの実施、優先リスクの選定、リスク対策計画の承認及び対策結果の確認、レビューの実施などリスクに対して適切な管理を行い、リスク発生の未然防止、リスクが顕在化した場合は、被害の拡大防止などを図っております。また、グループ全体のリスクを識別し、重要リスクについてはリスク対策及びその対策実施のための管理項目・管理目標値を設定し、取締役会に報告、取締役会が管理・監督する体制を執っております。 (2) 個別リスク ① 市況変動に関するリスク 当社グループは、繊維事業・産業資材事業・機能材料事業・不動産・サービス事業を行っており、様々な市場に向けて、製品及びサービスを提供しております。当社グループにおいて、市場の変化に的確に対応し、競争力の維持拡大に努めてまいりますが、急激な世界経済情勢の変化等により景気が悪化、市況が変動した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 ② 原材料・燃料価格の変動・調達に関するリスク 当社グループは、製品の主・副原料として合成繊維及び燃料として重油等の石油化学製品を用いているため、原油価格に急激な変動や自然災害等により調達が困難になる場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 為替相場の変動に関するリスク 当社グループは、原材料及び製品を海外から輸入しております。為替相場の変動によるリスクをヘッジする目的で為替予約を行っておりますが、リスクヘッジにより為替相場変動の影響を緩和することは可能であっても、影響を完全に排除することは不可能であります。また、在外子会社等の財務諸表項目の円換算において、為替相場変動の影響があります。為替相場の大幅な変動があった場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 金利変動に関するリスク 当社グループは、有利子負債による資金調達を実施しております。有利子負債の圧縮に努め、また、金融機関からの借入については、金利スワップ取引により、金利変動リスクの圧縮に努めております。しかしながら、金利市場に急激な変化が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 固定資産の減損に関するリスク 当社グループは、土地をはじめとする生産設備などの有形固定資産や無形固定資産を保有しております。それぞれの資産の時価の下落、事業環境の著しい変化、収益性の低下などにより、固定資産の減損損失の計上を余儀なくされた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 規制、コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、国内外において様々な法規制の適用を受けております。法令遵守と企業倫理遂行の立場を明確にするため、行動規範、行動指針及び行動基準を定め、全グループ役員・従業員への浸透を図っております。また、コンプライアンス活動を統括する組織として、代表取締役社長執行役員を委員長とし当社の取締役・執行役員・幹部社員及び当社グループ子会社各社の代表者を委員とする「コンプライアンス委員会」を設置しております。定期的な活動としては、「コンプライアンス本委員会」及び子会社各社の実務担当者を対象とした「コンプライアンス小委員会」を開催し、グループ全体のコンプライアンス体制の整備・運用の状況をチェックするとともに、法令・社内規程を周知徹底するための教育訓練等を行っております。しかしながら、法規制等の変更により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業上の機密情報、顧客情報、個人情報等を保有しております。これらの情報の取扱に関するルール等を整備し、情報セキュリティの強化・確保を図っておりますが、高度化する社外からの脅威によってウイルス感染、サイバー攻撃等で事業運営に影響が出た場合、社会的信用の失墜などにより当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 気候変動に関するリスク 気候変動の影響については自然災害の増加等を引き起こすことはもちろん、CO2をはじめとする温室効果ガス(GHG)排出に対する政策、法規制及び炭素税導入により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。一方、気候変動に関する政策等の強化により、省エネ・温室効果ガス排出削減に貢献する技術や製品・サービスの需要が拡大することが予想され、当社グループのビジネス機会が増加する可能性があります。気候変動のサステナビリティに関する取組みについては、第2[事業の状況]2[サステナビリティに関する考え方及び取組](2)気候変動への対応(TCFD提言の枠組みに沿った情報開示)に記載しております。 ⑨ 自然災害(感染症を含む)、事故、労働災害発生に関するリスク 当社グループは、国内外に事業所・工場などの施設を有しております。重要な事業活動の継続のため、BCP(Business Continuity Plan)を策定しておりますが、地震、水害等の大規模な自然災害、未知の感染症によるパンデミックの発生は、当社グループの従業員及び施設に直接的な被害を及ぼし、生産活動の停止だけでなく、原材料等の調達、流通の混乱等による間接的な被害をもたらし、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは、従業員の安全管理については、日々安全管理を徹底するとともに、事故・労働災害を未然に防ぐため様々な対策を実施しておりますが、事業活動に伴う事故災害により、人的損害あるいは重大な物的損害が発生した場合は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 人材の確保に関するリスク 当社グループが持続的成長していくには、優秀な人材の確保が重要な経営資源の1つであると認識しております。少子化などにより人材採用の競争は激化しており、グローバルに活躍できる人材、高度な専門性を有した人材などを採用・育成できない場合は、将来の当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 政治、地政学変動に関するリスク 当社グループは、インドネシア、中国、ベトナム等において生産及び販売活動を展開しているほか、中東地域向けに民族衣装用生地の輸出販売を行っております。そのため、これらの拠点を置く各国及び輸出先における社会情勢の変化、テロ・紛争の発生、各種法令・規制の改廃等は、事業運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。特に、昨今の不透明な中東情勢の緊迫化、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、中国・台湾問題をめぐる緊張等の地政学リスクが深刻化しております。これらの国際情勢の変化に伴う原材料及びエネルギー価格の高騰、物流網の混乱や需要の減退といった事態が生じた場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、上記以外にも様々なリスクが考えられ、ここに記載したものがすべてのリスクではありません。
経営成績の分析 (MD&A)7,631字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度の当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、中東情勢や金融資本市場の変動、米国の通商政策をめぐる動向等、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような経営環境のもと、当社グループは、中期経営計画「TG25-27」を「成長への変革(Transformation for Growth)」のステージとして、繊維で培った技術・経営資源をもとに、新たな価値を創造し更なる成長への取組みを進めております。 当連結会計年度の売上高については、第3四半期にユニチカグループから譲受した事業(※)が貢献し、繊維セグメントは大幅な増収となりました。利益面については、当該事業譲受による利益貢献はありましたが、事業譲受に係る費用の発生や食品・化成品事業の新工場稼働に伴う減価償却費の増加等が影響し、営業利益及び経常利益は前期を下回りました。親会社株主に帰属する当期純利益については、事業譲受等による負ののれんの計上等により前期を上回りました。 以上の結果、売上高は445億54百万円(前連結会計年度比14.0%増)、営業利益は9億74百万円(同27.6%減)、経常利益は6億58百万円(同37.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億50百万円(同4.0%増)となりました。 なお、当連結会計年度より、これまで産業材セグメントに含まれていた機能材料事業を機能材料セグメントとして、報告セグメントの区分を変更しております。 機能材料事業については、中期経営計画「TG25-27」において成長領域の新中核事業と位置付けており、金額的重要性が増加すると想定されることから当該事業に関する情報を明瞭に表示するため、新たな報告セグメントとしております。 また、不動産・サービスセグメントの一部の関係会社について、主管部署の変更に伴い、繊維セグメントに変更しております。 前期数値につきましては、変更後のセグメント区分に組み替えて比較分析を行っております。 (※)ユニチカグループから譲受した事業等の詳細につきましては、[注記事項](企業結合等関係)(取得による企業結合)Ⅰ.概要をご覧ください。 セグメント別の概況は、次のとおりです。 (繊維セグメント) 原糸販売事業は、サステナブル素材を使用した糸や高付加価値糸等の別注糸の販売が好調に推移し、利益は改善いたしました。 輸出衣料事業は、中東情勢悪化の影響は受けたものの、第3四半期まで中東民族衣装用生地販売が好調に推移したことにより、増収となりました。 ユニフォーム事業は、サステナブル素材の生地販売が好調に推移したことに加え、ユニチカグループからの事業譲受等による寄与もあり、大幅な増収となりました。また、利益においても大きく貢献しました。 ニット製品事業は、カジュアル、スポーツ向け製品事業が好調に推移し増収となりました。 生活資材事業は、寝装分野は堅調に推移いたしましたが、病院・介護施設向けやホテル向けリネンは苦戦いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は246億51百万円(前連結会計年度比21.9%増)、営業利益は4億74百万円(同86.3%増)となりました。 (産業資材セグメント) ドライヤーカンバス事業は、輸出は堅調に推移しましたが、国内向けカンバスが低調に推移した結果、減収となりました。また、製造原価の上昇等が利益を押し下げました。 フィルタークロス事業は官公需が堅調に推移した結果、増収となりました。また、空気清浄装置分野においては、大型機器の受注販売が好調に推移した結果、大幅な増収となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は75億29百万円(前連結会計年度比2.8%増)、営業利益は1億99百万円(同4.3%減)となりました。 (機能材料セグメント) 食品・化成品事業は、食品用増粘安定剤の受注増及びブレンド(混合・小分け)分野が堅調に推移した結果、増収となりましたが、新工場稼働に伴う生産工程等の確認に時間を要したことや、減価償却費の増加に加え、原材料・エネルギー価格の高騰に価格改定が追い付かず、利益を押し下げる結果となりました。 複合材料事業は、航空機用途向け部品の需要が好調に推移したことにより、増収となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は68億98百万円(前連結会計年度比12.0%増)、営業損失は1億50百万円(前連結会計年度は17百万円の営業損失)となりました。 (不動産・サービスセグメント) 不動産賃貸事業は順調に推移いたしました。 リネンサプライ事業は、中国からの渡航自粛要請の影響を受けましたが、インバウンド需要増や大阪・関西万博に伴うホテルの稼働率向上が寄与し、増収となりました。しかしながら労務費及びエネルギー価格等の高騰によるコスト増の影響が利益を圧迫いたしました。 物流事業は堅調に推移いたしましたが、新規顧客対応に伴う諸費用が利益を押し下げました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は59億32百万円(前連結会計年度比1.7%増)、営業利益は18億96百万円(同3.7%減)となりました。 (2) 財政状態 (資産) 流動資産の当連結会計年度末の合計は347億94百万円となり、前連結会計年度末に比べ90億円の増加となりました。これは主に、事業譲受に伴う売上債権、棚卸資産の増加によるものであります。 固定資産の当連結会計年度末の合計は591億69百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億47百万円の減少となりました。これは主に、有形固定資産に含まれる建物及び構築物、機械装置及び運搬具が減価償却により減少したものであります。 その結果、当連結会計年度末の総資産は、939億64百万円となり、前連結会計年度末に比べ83億52百万円の増加となりました。 (負債) 流動負債の当連結会計年度末の合計は252億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ80億2百万円の増加となりました。これは主に、事業譲受に伴う仕入債務、有利子負債の増加によるものであります。 固定負債の当連結会計年度末の合計は325億26百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億35百万円の減少となりました。これは主に、退職給付に係る負債の減少によるものであります。 その結果、当連結会計年度末の負債は、577億39百万円となり、前連結会計年度末に比べ73億67百万円の増加となりました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、362億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億85百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金、退職給付に係る調整累計額の増加によるものであります。 その結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ2.6ポイント減少し、38.5%となりました。 (3) キャッシュ・フロー (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動による資金は、9億7百万円の増加(前連結会計年度は21億7百万円の増加)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益11億14百万円、減価償却費23億11百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動による資金は、46億34百万円の減少(前連結会計年度は27億65百万円の減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得15億23百万円による減少、事業譲受による支出26億20百万円による減少であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動による資金は、42億92百万円の増加(前連結会計年度は10億73百万円の増加)となりました。主な要因は、外部借入調達129億64百万円による増加、外部借入返済及び社債償還78億36百万円による減少、配当金の支払い6億33百万円による減少であります。 その結果、資金は5億28百万円の増加(前連結会計年度は5億13百万円の増加)となり、期末残高は63億44百万円(前連結会計年度は58億16百万円)となりました。 (キャッシュ・フローの指標) 当社グループのキャッシュ・フロー指標トレンドの推移は以下のとおりであります。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   40.9   41.1   38.5 時価ベースの自己資本比率(%)   16.1   14.8   14.4 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   7.2   12.7   35.1 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   16.3   8.2   2.4 (注) 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い ※各指標は、いずれも連結ベースの財務諸表により算出しております。 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 キャッシュ・フローは、営業キャッシュフローを利用しております。 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っている全ての負債を対象としております。 (4) 生産、受注及び販売 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前連結会計年度比 (%) 繊維   21,869   17.6 産業資材   5,651   3.5 機能材料   6,564   12.0 不動産・サービス   -   - 合計   34,085   14.0 (注) 1 金額は外注加工(材料費部分を含む)を含んでおります。 2 金額は製造原価により算出しております。 ② 受注状況 該当事項はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前連結会計年度比 (%) 繊維   24,644   21.9 産業資材   7,529   2.8 機能材料   6,888   12.1 不動産・サービス   5,492   1.6 合計   44,554   14.0 (注) 上記金額は、セグメント間取引の相殺消去後の金額であります。 (5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表]「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 (売上高、営業利益) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ54億67百万円増加の445億54百万円、また、営業利益は前連結会計年度に比べ3億71百万円減少の9億74百万円となりました。 なお、セグメント別の詳細につきましては、「(1)経営成績」に記載のとおりであります。 (単位:百万円) 売上高   営業利益 2026年3月期業績予想   2026年3月期実績   増減   2026年3月期業績予想   2026年3月期実績   増減 繊維   24,600   24,651   51   470   474   4 産業資材   7,500   7,529   29   200   199   △0 機能材料   6,900   6,898   △1   △150   △150   △0 不動産・サービス   5,900   5,932   32   1,900   1,896   △3 調整   △400   △456   △56   △1,450   △1,445   4 連結合計   44,500   44,554   54   970   974   4 当社グループの2026年3月期の業績予想については、2026年5月に「業績予想の修正に関するお知らせ」で開示した売上高445億50百万円、営業利益9億70百万円を若干上回る値で推移いたしました。売上高については、昨年ユニチカグループから譲受した事業が貢献し、増収となりました。営業利益については、ほぼ予想どおりに推移いたしました。 また、中期経営計画比では、次のとおりとなりました。 2026年3月期 中期経営計画・実績対比 (単位:億円) 売上高   営業利益   経常利益   親会社株主に 帰属する 当期純利益 中期経営計画値(A)   410   13   10   7 実績値(B)   445   9   6   9 差異(B-A)   +35   △3   △3   +2 達成率(%)   108.7   75.0   65.9   135.8 売上高については、繊維セグメントでは、輸出衣料事業において中東民族衣装用の生地販売が好調に推移したことや、ユニフォーム事業においてサステナブル素材の生地販売が好調に推移したことに加え、ユニチカグループからの事業譲受等が寄与した結果、計画値を上回りました。 2026年3月期 セグメント別 売上高の中期経営計画・実績対比 (単位:億円) 2026年3月期   2026年3月期   差 異 (A)計画   (B)実績   (B)-(A)/達成率 繊 維   210   246   +36   117.4% 産業資材   74   75   +1   101.8% 機能材料   72   68   △3   95.8% 不動産・サービス   59   59   +0   100.6% 調 整   △5   △4   +0   - 連結合計   410   445   +35   108.7% 営業利益については、ユニチカグループからの事業譲受による利益の貢献はありましたが、当該事業譲受に係る一時的な費用や、食品・化成品事業の新工場稼働に伴う減価償却費の増加等が影響し、計画値を下回りました。 2026年3月期 セグメント別 営業利益の中期経営計画・実績対比 (単位:億円) 2026年3月期   2026年3月期   差 異 (A)計画   (B)実績   (B)-(A)/達成率 繊 維   3   4   +1   135.6% 産業資材   2   1   △0   99.8% 機能材料   0   △1   △0   - 不動産・サービス   19   18   △0   99.8% 調 整   △11   △14   △2   - 連結合計   13   9   △3   75.0% (経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、為替差益が52百万円発生したこと等により、前連結会計年度に比べ1億5百万円増加の2億51百万円となりました。また、営業外費用は、支払利息が1億18百万円増加したこと等により、前連結会計年度に比べ1億22百万円増加の5億67百万円となりました。 この結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ3億89百万円減少の6億58百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は、事業譲受等による負ののれん発生益を5億50百万円計上したこと等により7億2百万円となりました。特別損失は、減損損失を1億47百万円計上したこと等により2億46百万円となりました。 また、法人税等合計は、前連結会計年度に比べ1億59百万円減少の1億63百万円、非支配株主に帰属する当期純損失は、前連結会計年度に比べ0百万円増加の△0百万円となりました。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ36百万円増加の9億50百万円となりました。 財政状態の分析 当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「(2)財政状態」に記載のとおりであります。 キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、第2[事業の状況]3[事業等のリスク]に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、以下のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 当社グループは、財務の健全性や資本効率の向上を追求しながら、株主への適正な利益還元を実施するとともに、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金につきましては自己資金及び金融機関からの短期借入金での調達によるものであり、設備投資や長期運転資金の調達につきましては金融機関からの長期借入金及び私募債での調達によるものであります。 なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びリース債務の有利子負債の残高は318億16百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は63億44百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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