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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

住友精化

Sumitomo Seika Chemicals Company,Limited.4008 · Prime · 化学

吸水性樹脂で世界トップクラス。機能マテリアルでは電子材料ガスや水溶性ポリマーも手掛ける化学メーカー。

概要

住友精化は、紙おむつや生理用品向け吸水性樹脂(SAP)を主力とする化学メーカーである。機能マテリアル部門では水溶性ポリマーやエレクトロニクスガス、ガス発生装置などを手掛け、連結売上高は1,483億円(2026年3月期)に達する。大阪に本社を置き、11社の子会社で構成されるグループで、世界11カ国・地域に拠点を展開する。

吸水性樹脂が売上の約78%を占める二本柱

住友精化の事業は吸水性樹脂と機能マテリアルの二つが柱である。2026年3月期の連結売上高1,483億円のうち、吸水性樹脂が1,161億円(78.3%)を占め、営業利益も115億円と全体の約8割を稼ぐ。機能マテリアルは319億円(21.5%)で、営業利益29億円。その他(化学品受託製造など)は3億円と小規模だが、全セグメントが黒字を計上している。売上の大半を海外市場に依存しており、為替変動の影響を受けやすい構造である。

シンガポール・韓国・中国に生産拠点を配置

グループは日本国内に姫路、千葉、別府の各工場を持つほか、シンガポールに吸水性樹脂の大規模工場、韓国に吸水性樹脂とエレクトロニクスガスの工場、中国(揚州)にエレクトロニクスガスと化学品受託製造の拠点を置く。台湾にもエレクトロニクスガスの合弁会社がある。シンガポール子会社は2020年代に新設備を建設し、アジア需要に対応する。また、アメリカとベルギーには販売会社を設けていたが、アメリカ法人は2025年3月期に清算が完了した。

自己資本比率67.8%の堅実な財務体質

2026年3月期末の総資産は1,527億円、負債491億円、純資産1,036億円で、自己資本比率は67.8%に達する。D/Eレシオは0.17倍と低く、実質無借金経営に近い。過去5年間の売上高は1,000億円前後で推移してきたが、2023年3月期には1,430億円へ急拡大、その後も高水準を維持している。営業利益率は2026年3月期に約9.8%と改善し、ROEは7.8%となった。

業界の中での役割は吸水性樹脂メーカー、機能性化学品メーカー、産業ガス関連装置メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,484億円
営業利益
145億円
営業利益率
9.8%
純利益
77億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
吸水性樹脂659億円66.1%35億円5.3%
機能化学品184億円18.5%20億円10.9%
ガス・エンジニアリング154億円15.4%22億円14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01吸水性樹脂主力

紙おむつや生理用品などの衛生材料向け吸水性樹脂(SAP)の製造・販売。ペットシートやケーブル用止水材等の工業用材料にも供給。

主な製品・サービス1
吸水性樹脂
自重の数百倍の水を吸収する高分子材料。主に紙おむつや生理用品等の衛生材料に使用される。

02機能マテリアル準主力

水溶性ポリマー、エマルジョン、微粒子ポリマー、医薬製品、エレクトロニクスガス、標準ガス、工業薬品、医療用ガス、ケミカルガスの製造販売。PSA方式ガス発生装置(酸素・窒素・水素等)の設計・製作・販売も行う。

主な製品・サービス4
水溶性ポリマー
水に溶ける高分子化合物。増粘剤、分散剤、凝集剤等として様々な産業で使用。
エレクトロニクスガス
半導体製造工程等で使用される高純度ガス。成膜・エッチング用途等に供給。
ガス発生装置(PSA方式)
圧力スイング吸着法により空気中から酸素・窒素・水素等を分離・生成する装置。オンサイトガス供給に使用。
医薬製品
医薬品有効成分や中間体、医療用ガス等。

03その他副次

化学品の製造受託事業等。

製品と技術

自重の数百倍の水を吸う高吸水性樹脂(SAP)

吸水性樹脂(SAP)は、自重の数百倍の水を吸収・保持できる高分子材料である。主に紙おむつや生理用品などの衛生材料に使用されるほか、ペットシートやケーブル用止水材など工業用途にも供給される。住友精化は1983年に製造を開始し、現在はシンガポール、韓国、日本の3カ国で生産を行う。2026年3月期のSAP事業売上高は1,161億円で、グループ全体の約78%を占める主力製品である。

半導体製造に不可欠なエレクトロニクスガス

機能マテリアル部門の一角をなすエレクトロニクスガスは、半導体の成膜やエッチング工程で使用される高純度ガスである。住友精化は1963年にスペシャルティガス事業を開始し、現在は韓国(住精ケミカル)と中国(住精科技(揚州))で製造。台湾にも合弁会社を持つ。ガス発生装置(PSA方式)も手掛け、酸素・窒素・水素をオンサイトで供給するシステムを設計・製作しており、2026年3月期のエンジニアリング受注高は21億円である。

水溶性ポリマーと医薬品中間体のラインナップ

水溶性ポリマーは、水に溶ける高分子化合物で、増粘剤、分散剤、凝集剤として食品、化粧品、水処理など幅広い産業に使われる。住友精化はこの分野で長年の実績を持ち、販売拡大を進めている。また、医薬製品事業では有効成分や中間体、医療用ガスを手掛ける。さらに、機能マテリアル部門ではリチウムイオン電池用電解液添加剤や絶縁被覆材料など、次世代技術の開発にも取り組んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

機能化学品でニッチ首位、収益改善途上

化学業界で、吸水性樹脂や機能性化学品に強み。売上高1,476億円(2025/3)と中堅規模だが、営業利益率7.25%と業界平均並み。クラレや東洋紡と比較し、収益性で劣るものの、特殊品で一定の地位を確立。エネルギーコスト高や競争激化で収益が圧迫され、中期計画で利益率改善を目指す。

強み

  • 吸水性樹脂や高機能フィルムなど、特殊用途で高いシェア。
  • 売上高は1400億円超で推移し、大きな変動が少ない。
  • 新製品開発に積極的で、差別化された製品群を保有。
  • 海外売上高が約4割、地域分散が進んでいる。

課題

  • 営業利益率7.25%は業界平均並みに留まり、更なる改善が必要。
  • ナフサなど原料高が収益を圧迫し、価格転嫁が課題。
  • 中国メーカーなど新興勢力の台頭で、価格競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が住友精化

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14228積水化成品工業281億円12.7倍
27856萩原工業279億円19.5倍
35142アキレス267億円11.8倍
44116大日精化工業246億円11.5倍
58095アステナホールディングス221億円9.4倍
64008住友精化210億円12.8倍
73501SUMINOE181億円
84022ラサ工業158億円17.8倍
93109シキボウ137億円14.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

住友化学と多木化学の共同出資で設立された1944年

1944年7月、住友化学工業(現住友化学)と多木製肥所(現多木化学)の折半出資により、住友多木化学工業として兵庫県で創業した。戦後まもない1946年4月には社名を別府化学工業に変更し、1952年7月に大阪・神戸両証券取引所に上場。1956年11月には東京証券取引所にも上場し、資金調達の基盤を固めた。

製鉄化学工業との合併で事業基盤を拡大

1960年6月、富士製鐵(現日本製鉄)と住友化学の折半出資で製鉄化学工業が設立され、姫路工場の建設が始まった。1961年10月にこの製鉄化学工業を吸収合併し、社名を製鉄化学工業と変更。これを機に化工機器の製作・販売(1962年)、プラスチック事業(1963年)、スペシャルティガス事業(1963年)と相次いで新規分野へ進出した。1969年には千葉工場を建設し、生産能力を高めた。

1983年に吸水性樹脂(SAP)の製造を開始

1980年代に入り、紙おむつ向けの高吸水性樹脂(SAP)に着目。1983年3月、姫路工場にSAP製造設備を新設し、本格参入した。この分野はその後、同社の最大の収益源へと成長する。1989年10月には社名を住友精化に改め、現在の体制の基礎ができた。この間、1972年に設立したハリマ興産(現セイカテクノサービス)や1976年に分離したセイカエンジニアリングなど、グループ会社も整備された。

シンガポール進出とアルケマ買収で世界シェア拡大

1997年2月、スミトモ セイカ シンガポールを設立し、アジア生産拠点の第一歩を踏み出した。1999年3月にはシンガポールでSAP生産を開始。2004年には台湾にエレクトロニクスガス事業会社を設立するなど、海外展開を加速した。2008年4月にはフランス・アルケマ社からSAP事業を買収し、欧州での足がかりを得るとともに、世界シェアを一段と高めた。同年には韓国にエレクトロニクスガス会社も設立している。

2010年代に中国・韓国で事業を深耕

2011年、中国に販売会社(現住友精化(中国)投資有限公司)とエレクトロニクスガス製造会社(住精科技(揚州))を設立。2014年には韓国にSAP製造子会社スミトモ セイカ ポリマーズ コリアを設立し、2016年8月からSAP生産を開始した。これにより中国・韓国での現地生産体制が強化された。2018年1月にはセイカエンジニアリングを吸収合併し、ガス発生装置事業を本体に統合した。

新研究棟の竣工とリサイクル技術開発への注力

2020年代に入り、中期経営計画のもと研究開発を強化。2026年6月には別府地区に新研究棟が竣工し、次世代半導体材料やリチウムイオン電池向け電解液添加剤などの開発を加速する。また、使用済み紙おむつから吸水性樹脂を分離し、ケミカルリサイクルする技術のパイロット設備を姫路に建設中である。一方、2025年には一部取引先への過剰請求問題が判明し、コンプライアンス体制の再構築を進めている。

年表35件を開く

1940年代

  • 1944年7月住友化学工業㈱(現 住友化学㈱)と㈱多木製肥所(現 多木化学㈱)の共同出資により住友多木化学工業㈱設立
  • 1946年4月社名を別府化学工業㈱と変更

1950年代

  • 1952年7月上場大阪・神戸両証券取引所に株式上場
  • 1956年11月上場東京証券取引所に株式上場

1960年代

  • 1960年6月富士製鐵㈱(現 新日鐵住金㈱)と住友化学工業㈱(現 住友化学㈱)の折半出資により(旧)製鉄化学工業㈱を設立し、姫路工場を建設
  • 1961年10月M&A(旧)製鉄化学工業㈱を合併し、社名を製鉄化学工業㈱と変更
  • 1962年6月化工機器の製作、販売、設計業務を開始
  • 1963年10月プラスチック事業を開始
  • 1963年12月スペシャルティガス事業を開始
  • 1969年4月千葉工場を建設

1970年代

  • 1972年6月ハリマ興産㈱(現 セイカテクノサービス㈱)を設立
  • 1976年4月化工機器の製作部門を分離し、セイカエンジニアリング㈱を設立

1980年代

  • 1980年11月化学品販売商社フタワ化学品㈱を設立
  • 1983年3月姫路工場に吸水性樹脂製造設備を新設
  • 1989年10月社名を住友精化㈱と変更

1990年代

  • 1997年2月創業スミトモ セイカ シンガポール プライベート リミテッドを設立
  • 1999年3月シンガポールで吸水性樹脂事業を開始

2000年代

  • 2004年12月創業台湾住精科技(股)有限公司を設立
  • 2006年4月台湾でエレクトロニクスガス事業を開始
  • 2007年12月創業シンガポール(スミトモ セイカ アジア パシフィック プライベート リミテッド)、アメリカ(スミトモ セイカ アメリカ インコーポレーテッド(2025年3月期に清算結了))、ベルギー(スミトモ セイカ ヨーロッパ S.A./N.V.)に販売会社を設立
  • 2008年4月M&Aフランス、アルケマ社から吸水性樹脂事業を買収
  • 2008年6月韓国においてエレクトロニクスガス製造・販売会社住精ケミカル㈱を設立
  • 2008年7月M&Aハリマ興産㈱がフタワ化学品㈱を吸収合併、セイカテクノサービス㈱に社名変更

2010年代

  • 2011年3月創業中国において販売会社住友精化貿易(上海)有限公司(現 住友精化(中国)投資有限公司)を設立
  • 2011年4月創業中国においてエレクトロニクスガス製造会社住精科技(揚州)有限公司を設立
  • 2014年7月創業韓国においてスミトモ セイカ ポリマーズ コリア カンパニー リミテッドを設立
  • 2016年8月韓国で吸水性樹脂事業を開始
  • 2018年1月M&Aセイカエンジニアリング㈱を吸収合併
  • 2019年4月創業中国において住精高分子技術(上海)有限公司を設立

2020年代

  • 2020年7月商号変更住友精化貿易(上海)有限公司の会社形態を投資性公司に変更し、住友精化(中国)投資有限公司に社名変更
  • 2021年3月創業中国において住精国際貿易(上海)有限公司を設立
  • 2021年10月住精科技(揚州)有限公司が化学品の製造受託事業を開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年4月M&Aスミトモ セイカ シンガポール プライベート リミテッドがスミトモ セイカ アジア パシフィック プライベート リミテッドを吸収合併
  • 2023年6月セイカリサーチ㈱を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業構造の強靭化

    吸水性樹脂事業ではインドなどアジア市場向けにシンガポール子会社に新製造設備を建設し、生産性向上で販売シェア維持・拡大を図る。機能マテリアル事業では不採算事業からの撤退や水溶性ポリマーの販売拡大、売価是正による収益性向上に取り組む。

  2. 02

    研究開発の結実

    吸水性樹脂事業では環境配慮型製品の上市や使用済み紙おむつ由来の吸水性樹脂リサイクル技術の工業化に向けパイロット設備を建設。機能マテリアル事業では次世代半導体材料やLiB電解液添加剤、絶縁被覆材料を開発。新研究棟を2026年6月に竣工。

  3. 03

    徹底した合理化

    吸水性樹脂事業で原単位改善や増産効果を確実に発現、CO2排出原単位削減にも貢献するプロセス改善を実施。機能マテリアル事業では生産性向上とコスト削減。全社では基幹業務システムやデジタル技術活用による業務自動化・高速化を推進。

  4. 04

    サステナビリティへの取り組み深化

    6つのマテリアリティ(衛生・健康・QOL向上、エネルギー、インフラ技術革新、持続可能な消費生産、ジェンダー平等、カーボンニュートラル)を設定。KPIを定め目標達成に向け施策を実行。GHG削減や低濃度CO2分離回収技術開発を進める。

  5. 05

    コンプライアンスと品質管理の徹底

    原材料調達先の無断変更・過剰請求事案を受け、教育強化、品質・取引の再点検、組織間相互牽制と監査の再構築を実施。一過性の是正に留めず日常業務に落とし込み、報酬・給与制度におけるコンプライアンス項目の見直しも検討。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,438人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は685万円で、9期前と比べて+10.9%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は15.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,214
2018年3月1,269
2019年3月61736.815.01,340
2020年3月61237.115.31,359
2021年3月61737.415.41,358
2022年3月62937.615.51,384
2023年3月62837.615.31,412
2024年3月65837.715.31,402
2025年3月65637.815.21,413757
2026年3月68538.515.61,4381,008

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率91.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 9 / 海外 3、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 — シンガポール共和国253億円
吸水性樹脂
姫路工場 — 兵庫県姫路市109億円
吸水性樹脂 機能マテリアル
別府工場 — 兵庫県加古郡播磨町105億円
機能マテリアル
本社工場 — 大韓民国5,490百万円
吸水性樹脂
本社(ベルギー王国)工場 — フランス共和国1,369百万円
吸水性樹脂 機能マテリアル
千葉工場 — 千葉県八千代市647百万円
機能マテリアル
本社(大阪) — 大阪市中央区545百万円
全社的管理業務及び販売業務
本社 — 中華人民共和国174百万円
吸水性樹脂 機能マテリアル
本社工場 — 中華人民共和国136百万円
その他
本社(東京) — 東京都千代田区55百万円
全社的管理業務及び販売業務
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    スミトモ セイカ シンガポール プライベート リミテッド(注)3(注)6
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    スミトモ セイカ ヨーロッパ S.A./N.V.(注)3(注)7
    ベルギー王国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スミトモ セイカ ポリマーズ コリア カンパニー リミテッド(注)3
    大韓民国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    住精ケミカル㈱(注)3
    大韓民国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    住精科技(揚州)有限公司(注)3
    中華人民共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    住友精化(中国)投資有限公司(注)3(注)8
    中華人民共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾住精科技(股)有限公司
    台湾 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    住精高分子技術(上海)有限公司
    中華人民共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    住精国際貿易(上海)有限公司
    中華人民共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    セイカテクノサービス㈱
    兵庫県加古郡播磨町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    セイカリサーチ㈱
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    住友化学㈱(注)4(注)5
    東京都中央区 · その他の関係会社
    議決権33.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,484億円営業利益145億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.5%、利益が+35.5%。

売上高
+0.5%
1,484億円
営業利益
+35.5%
145億円
純利益
+28.3%
77億円
営業利益率
9.8%
前期比 +2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,650億円1,484億円
営業利益110億円145億円
純利益80億円77億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は404億円、営業利益は35億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.5%、営業利益は+218.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3427
2024年1Q341113.27
2024年2Q356277.624
2024年3Q375256.713
2024年4Q35818
2025年2Q740496.633
2025年4Q736587.927
2026年2Q727598.133
2026年4Q7578611.444
2027年1Q404358.733

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は706億円から1,484億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は9.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7064731
韓国においてスミトモ セイカ ポリマーズ コリア カンパニー リミテッドを設立
2014年3月9498857
2015年3月9278355
2016年3月8706340
2017年3月98910057
セイカエンジニアリング㈱を吸収合併
2018年3月1,0599967
中国において住精高分子技術(上海)有限公司を設立
2019年3月1,096866
住友精化貿易(上海)有限公司の会社形態を投資性公司に変更し、住友精化(中国)投資有限公司に社名変更
2020年3月9976943
中国において住精国際貿易(上海)有限公司を設立
2021年3月1,03310471
2022年3月1,1568959
スミトモ セイカ シンガポール プライベート リミテッドがスミトモ セイカ アジア パシフィック プライベート リミテッドを吸収合併
2023年3月1,43010986
2024年3月1,43010262
2025年3月1,4761071117.260
2026年3月1,4841451529.877

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,484億円のうち、営業利益として残るのは145億円9.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は77億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.1%1,130億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.2%210億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.8%145億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.5pt
9.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
5.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
7.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが175億円、投資CFが−113億円で、差し引きのフリーCFは62億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は180億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月25−9575−7093
2014年3月159−111−604895
2015年3月80−71459161
2016年3月123−127−7−4143
2017年3月148−27−75121184
2018年3月115−45−5870192
2019年3月49−83−36−34128
2020年3月108−38−5670143
2021年3月163−22−33141253
2022年3月90−43−3047292
2023年3月67−59−838236
2024年3月120−104−5816209
2025年3月137−20932−72161
2026年3月175−113−5162180

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,527億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,036億円で、自己資本比率は67.8%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月85638946743.8
2014年3月95147947248.5
2015年3月1,05055649450.6
2016年3月1,04656148551.2
2017年3月1,05460944555.5
2018年3月1,10566643958.3
2019年3月1,05866039860.1
2020年3月1,00366733664.1
2021年3月1,07875532367.5
2022年3月1,21381939464.9
2023年3月1,26786740068.4
2024年3月1,36395141269.7
2025年3月1,41594347266.6
2026年3月1,5271,03649167.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
182億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
747億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
207億円
在庫として抱えている分
負債合計
491億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中17位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中126位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.8%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.8%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.8%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.5%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,504で、1年前と比べて+69.5%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥1,504-2.0%1ヶ月+21.5%1年+69.5%時価総額210億円
過去52週の値幅
安値¥919高値¥1,588

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.8倍
PER (会社予想)12.1倍
PBR0.92倍
配当利回り4.65%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に1555円と、52週高値1575円に迫る水準。8月6日に前日比+15%の1446円へ急騰し、出来高120万株超の大量取引があった。25日線1300円を大きく上回り、上昇トレンドが加速。RSIは80.1と買われすぎ圏だが、勢いは強い。1ヶ月で+22.8%、1年で+75.2%の大幅高。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 13.2倍は同業界平均18.9倍を大幅に下回り、PBR 0.97倍は1倍を割り込む。配当利回り4.5%は平均2.7%を上回り、ROE 7.8%はPBR 1倍未満の水準を考慮すれば株主資本効率は一定確保。ただし、直近のROEは7.8%と平均的で、今期の一過性要因を除けば収益力は伸び悩む。割安であるが、成長性は限定的で、配当は安定するものの増配余地は乏しい。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.8倍17.8倍
PER (予想)12.1倍
PBR0.92倍1.41倍
ROE7.8%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、主力のSAP事業の需給環境と収益性の回復に集約される。強気派は、衛生材料需要の底堅さと海外展開の継続により、2025年3月期に営業利益率が7.25%まで改善し、2026年3月期には9.77%へ拡大する見通しを評価する。また、株価は1年で75%上昇したが、PER13倍台・PBR0.97倍と割安感があり、ROE改善によるバリュエーション修正余地があるとみる。弱気派は、売上高がほぼ横ばいで、原材料価格や為替変動に収益が左右されやすく、SAPの競争激化による価格下落リスクを指摘する。さらに、2025年3月期の純利益は前期比減益であり、利益成長の持続性に疑問を呈する。両者は、需要拡大とコスト吸収のどちらが勝るかで対立している。

プラスに働く材料7
  • SAP需要の底堅さ

    紙おむつなど衛生材料の需要は世界で安定成長が見込まれる

  • 営業利益率の改善

    2026年3月期予想で営業利益率9.77%と2年で2.5pt改善

  • バリュエーションの割安感

    PER13倍台、PBR0.97倍と1倍割れ。ROE改善余地あり

  • 営業利益が前期比35%増益通年影響

    2026年3月期は107億円から145億円へ約38億円増加

  • 営業利益率が9.77%に改善通年影響

    2025年3月期7.25%から2.52ポイント上昇

  • 配当利回り4.5%と高い継続影響

    配当利回り4.5%とインカムゲインが魅力

  • 予想PER12.5倍と来期も割安通年影響

    現在PER13.23倍、予想PER12.5倍と低下見込み

マイナスに働く材料7
  • 売上成長の停滞

    直近3年売上高はほぼ横ばいで、増収効果は限定的

  • 原材料・為替感応度

    原料価格や為替変動で利益がぶれるリスクが高い

  • 競争激化の懸念

    SAP市場では他社の参入や価格競争が発生する可能性がある

  • 売上高が前期比0.5%増と横ばい通年影響

    2026年3月期は1484億円と前期1476億円から約0.5%増

  • 株価は1年で75%上昇し過熱感不定影響

    前年比+75.22%と急伸、目先の利益確定売りリスク

  • ROE7.8%と1桁台の低さ継続影響

    ROE7.8%はPBR0.97倍の評価抑圧要因

  • 外国人保有率15.6%で売り圧力不定影響

    外国人持ち株比率15.55%と高く、全球株安時に売られやすい

次の決算で確かめる点
SAPの販売数量
市場シェアと需要動向を反映する核心指標
営業利益率
収益性改善の進捗を確認するため
海外売上比率
海外需要の伸びと地政学リスクを測る
為替感応度
円安が利益に与える影響を把握する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは4.65%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
4.65%
いまの株価に対して
配当性向
32.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1517.5
2018年3月2033.319.7
2019年3月200.0
2020年3月200.036.0
2021年3月200.037.1
2022年3月2420.050.6
2023年3月4066.748.7
2024年3月400.055.7
2025年3月400.055.0
2026年3月4410.032.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,926人。区分でいちばん多いのは事業法人34.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.7%を占め、残る50.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人35.534.234.434.634.834.2
個人・その他13.317.021.127.229.732.9
金融機関29.026.923.421.020.115.5
外国法人21.420.818.315.314.115.5
自己株式1.33.43.44.96.37.5
証券会社0.91.12.81.81.31.9
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01住友化学株式会社29.98
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.93
03THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済代行部)2.33
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.27
05住友生命保険相互会社2.22
06株式会社三井住友銀行1.54
07多木化学株式会社1.47
08RE FUND 107-CLIENT AC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.42
09住友精化社員持株会1.34
10JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−48%、1株純資産は14期で−41%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2262,7208.88.025.5
2014年3月4103,34213.58.420.5
2015年3月4023,85211.210.725.2
2016年3月2913,8827.59.623.7
2017年3月4164,23910.211.417.5
2018年3月4864,67010.910.519.7
2019年3月444,6090.992.9
2020年3月3114,6596.78.636.0
2021年3月5165,27810.47.837.1
2022年3月861,1677.87.250.6
2023年3月1271,28510.46.848.7
2024年3月921,4296.811.155.7
2025年3月901,4396.311.155.0
2026年3月1171,6027.810.132.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額209百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
織田佳明代表取締役社長 社長執行役員65
町田研一郎代表取締役 常務執行役員63
東矢健宏取締役 常務執行役員65
中村顕治取締役 執行役員56
竹下憲昭取締役68
吉本明子取締役63
山口聖取締役[監査等委員(常勤)]65
岸上恵子取締役[監査等委員]69
宮本圭子取締役[監査等委員]62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81073315720
監査等委員423236
取締役(社内)2212111
取締役(社内)1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容795字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社11社で構成され、その事業内容は次のとおりであります。 [吸水性樹脂] 当事業においては、吸水性樹脂(紙おむつや生理用品などの衛生材料、ペットシート、ケーブル用止水材などの工業用材料)の製造・販売を行っております。 [機能マテリアル] 当事業においては、水溶性ポリマー、エマルジョン、微粒子ポリマー、医薬製品、機能製品等、エレクトロニクスガス、標準ガス、工業薬品、医療用ガス、ケミカルガスの製造・販売及び酸素・窒素・水素等のガス発生装置(PSA方式)等の設計・製作・販売を行っております。 [その他] 当事業においては、化学品の製造受託事業等を行っております。 また、当社及び連結子会社に関わるセグメントとの関連は、次のとおりであります。 所在地   名称   セグメント名称 吸水性樹脂   機能 マテリアル   その他 日本   住友精化㈱(当社)   ○   ○ シンガポール共和国   スミトモ セイカ シンガポール プライベート リミテッド   〇 ベルギー王国   スミトモ セイカ ヨーロッパ S.A./N.V.   ○   ○ 大韓民国   スミトモ セイカ ポリマーズ コリア カンパニー リミテッド   ○ 大韓民国   住精ケミカル㈱   ○   ○ 中華人民共和国   住精科技(揚州)有限公司           ○ 中華人民共和国   住友精化(中国)投資有限公司   ○   ○ 台湾   台湾住精科技(股)有限公司   ○   ○ 中華人民共和国   住精高分子技術(上海)有限公司   ○   ○ 中華人民共和国   住精国際貿易(上海)有限公司   ○ 日本   セイカテクノサービス㈱           ○ 日本   セイカリサーチ㈱           ○ 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,804字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 2026年3月以降、中東地域での軍事的衝突や、ホルムズ海峡を含む主要海上交通路の通航リスクの顕在化等により、エネルギー資源および各種原材料の供給が不安定化し、原燃料市況は高騰しております。当社グループは、原料調達先の多様化や原料価格上昇分の価格転嫁など可能な限りの対策を講じてまいります。 一方、当社グループは、2023年度から2025年度までの中期経営計画の重点施策として、「事業構造の強靭化」、「研究開発の結実」、「徹底した合理化」、「サステナビリティへの取り組み深化」に取り組んでまいりました。 <事業構造の強靭化> 吸水性樹脂事業では、インドなどアジア市場を中心に需要の増加が続くと想定し、さらなる販売増加を実現する ため、シンガポール子会社において新しい製造設備を建設いたしました。同時に、プラントの生産性を向上させる 合理化工事の継続的な実施などにより、販売シェアの維持・拡大を図ってまいります。 機能マテリアル事業では、不採算事業からの撤退を含めた事業ポートフォリオの見直しおよび水溶性ポリマーの 販売拡大などに取り組んでおります。同時に、各種製品において売価の是正などによる収益性の向上を図ってまい ります。 <研究開発の結実> 吸水性樹脂事業では、これまで以上に環境・安全に配慮し、資材・廃棄物削減に資する新製品を順次開発し、上市しております。また、使用済み紙おむつから分離した吸水性樹脂の水平ケミカルリサイクル技術の開発などに取り組んでおります。本技術の工業化を進めるため、姫路地区においてパイロット設備を建設しております。 機能マテリアル事業では、次世代半導体材料やリチウムイオン電池用電解液添加剤、絶縁被覆材料などの開発に取り組んでおります。 これらの新技術、新製品の開発を加速するため、別府地区で新研究棟を建設し、2026年6月に竣工しております。 <徹底した合理化> 吸水性樹脂事業では、合理化プロジェクトで計画している原単位の改善や増産によるメリットを確実に発現させるとともに、CO2排出原単位削減にも貢献する製造プロセスの改善など、さらなる合理化に取り組みます。 機能マテリアル事業では、生産性向上や徹底的なコスト削減に取り組んでおります。 さらに、全社横断の生産性向上の取り組みとして、基幹業務システムの活用による業務プロセスの改善、工場や 研究所におけるデジタル技術の活用による業務の自動化・高速化などを推進しております。 <サステナビリティへの取り組み深化> 当社グループは、「衛生・健康・QOL向上へのアクセス」、「エネルギーへのアクセス」、「インフラ改良と技術革新」、「持続可能な消費と生産」、「ジェンダー平等」、「カーボンニュートラル実現」の6項目のマテリアリティを設定しております。各項目の取り組み状況を定量的に把握するためのKPIを定め、その目標達成に向けて具体的な施策を実行してまいります。カーボンニュートラル実現に向けた取り組みとしては、当社グループが排出するGHGの削減や、社会全体のGHG排出削減に貢献する低濃度CO2分離回収などの技術開発を進めてまいります。 以上の取り組みをふまえ、次期中期経営計画の策定を現在進めており、2026年秋の公表を予定しております。 また、昨年、お取引先様に販売する製品の原材料の調達先を無断で変更し、製品代金を過剰に請求していた事案が判明しました。このことから、お取引先様にお届けする製品の品質確保を最重要課題と認識し、教育の強化と品質・取引の再点検によるコンプライアンスの徹底、組織間の相互牽制やチェック機能の再構築による実効的な監督・監査の実施、お客様視点・品質視点でのグループ会社運営の実現に注力してまいりました。上記課題に関しては、これらの対策の一巡により改善が図られておりますが、一過性の是正対応にとどめることなく、品質管理と品質保証の日常業務に落とし込み、定着させてまいります。 併せて、事業運営をより適切に遂行していくため、役員・従業員のコンプライアンス意識をより高めるべく、報酬・給与制度におけるコンプライアンス項目の見直しを検討してまいります。
事業等のリスク3,821字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 1 リスクマネジメントの考え方 当社では、リスクマネジメントを「リスクの顕在化に備えて、リスクの特定、分析および評価を行い、当社グループの財務的状況や社会的信用に与える影響度に応じて、予防および軽減の事前準備の対策をとること」と定義し、以下の取り組みを行っております。 ① 具体的リスクを積極的に予見し、これを定期的に評価し、最小のコストで最良の結果が得られるよう、その回避、軽減、その他必要な措置を講じ、必要に応じて対応を検討すること ② リスクマネジメントを確実に実施するため、リスクに関わる情報収集を行うこと ③ リスクの顕在化に備えて、計画を立てて、教育訓練を実施すること これらにより、リスクへの適切な対応を進めてまいります。 2 主要なリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、ここに記載した事項は、当連結会計年度末現在において当社グループがリスクとして判断したものでありますが、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません。 (1)経営判断や事業戦略に関するリスク ① 市場環境 当社グループが販売する製品群は、事業を展開する市場において、国内外の競合企業による当該市場への参入、安価な輸入品の流入など、様々な理由により今後も厳しい価格競争に晒されるものと予想されます。また、吸水性樹脂事業の主要な市場の一つである中国においても、価格競争、現地メーカー製品の品質向上などによる吸水性樹脂のコモディティ化や出生数の低下などにより当社グループの競争環境が激化する可能性があります。当該リスクへの対応策として、コストの削減、製品品質の向上および新製品開発による製品競争力の強化や市場分析による販売力の向上に努めております。 ② 原材料調達 当社グループの購入する原材料の一部は、特定の購入先に依存しております。当該リスクへの対応策として、購入先の分散化等により主要原料が購入できないリスクを低減するように努めておりますが、原燃料等の仕入価格は、需給バランス、市況、国際情勢の変化等により急激な価格変動を起こすことがあります。さらに、産油国を含む資源供給地域における地政学的要因や国際物流環境の変化により、原材料の価格、調達コスト、調達条件等に影響が生じる可能性があります。これらの影響が顕在化した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 為替レート変動 当社グループは、グローバルに生産販売活動を展開しており、為替の変動が外貨建て売上や原材料の調達コストに影響を及ぼします。連結財務諸表作成上、海外の連結子会社の業績は、換算時の為替レートにより円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。特に、人民元レートの変動が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応策として、為替予約などによりリスクを最小限にするように努めております。 ④ 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。当社グループが保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等により投資額の回収が見込めなくなった場合、その認識時点において減損損失を計上することで、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 気候変動 気候変動の進行は、当社グループの持続可能性に大きな影響を与えると考えております。温暖化の進行にともなう極端現象の増加、激甚化によって、沿岸地区に立地する生産拠点では、高潮等による影響により生産活動が停滞し当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、GHG排出への政策規制が強化されることへの対応策として、再生可能エネルギーの導入、低炭素燃料への転換、製造プロセスの改修、省エネ機器の導入などがありますが、その反面、これらに係る費用が増加することも想定され、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、カーボンニュートラルな世界では、環境負荷の低い製品・サービスが求められるなど、市場での価値観や競争軸が変わっていくことが想定されます。この変化への対応が当社の将来的な課題ですが、これに遅れるようなことがあれば、当社グループの製品・サービスは競争力を失い、業績に大きく影響を及ぼす可能性があると考えております。 (2)経理・財務に関するリスク ① 退職給付債務 当社グループの従業員退職給付費用および債務は、年金資産の長期期待運用収益率や割引率などの数理計算上の前提に基づいて算出されております。年金資産運用環境の悪化により前提と実績に乖離が生じた場合や退職給付信託に拠出している上場株式の株価の下落は、将来の退職給付費用の増加になり、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)その他経営全般に関するリスク ① 災害・事故 当社グループは、製造設備の停止や製造設備に起因する事故などによる潜在的なマイナス要因を最小化するため、すべての製造設備において定期的な点検を実施しておりますが、自然災害、事故等により、工場周辺に物的・人的被害を及ぼした場合、事業活動に支障をきたすほか多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与えるリスクがあります。 ② 情報セキュリティ 当社グループの事業活動におけるシステム・ネットワークへの依存度は年々拡大しており、その対応として、セキュリティの高度化などによりシステムやデータの保護に努めておりますが、停電、自然災害やコンピューターウィルス、ハッカー等のシステム犯罪などにより、システム・ネットワーク障害が発生した場合、事業活動に支障をきたすほか多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与える可能性があります。 ③ 法令及び規制 当社グループが事業活動を遂行している各国で将来的に環境および化学品安全等に対する法的規制が強化され、新たなコストが発生する可能性があります。当該リスクへの対応として、世界的な規制の動向について注視し、必要な対応を講じてまいります。 ④ 人事労務 労働災害、感染症・伝染病の蔓延などにより、業務遂行が停滞する可能性、従業員の人権問題、メンタルヘルス問題、ハラスメントによる就労環境が悪化する可能性、これらにより当社が損害賠償義務を負うなどの可能性があります。当該リスクへの対応として、人権の尊重の基本的な考え方を社内に浸透させ、人権尊重を図るための仕組みを構築・運用いたします。 ⑤ 法令違反、コンプライアンス 国内外の法令等に抵触するなどのコンプライアンス違反が発生した場合には、当社グループの社会的な信用が低下し、また損害賠償責任や罰金が課されるなど、当社グループの経営成績ならびに財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応として、コンプライアンス教育や違反を生じさせない仕組みづくりに取り組んでおります。 ⑥ 製品の品質 当社グループは、世界的に認められている厳格な品質管理基準に従って、各種製品を製造しておりますが、全ての製品について欠陥がなく、将来にわたってリコールが発生しない保証はありません。大規模な製品事故が発生した場合、多額のコストが発生する恐れや、当社グループの評価に重大な影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応として、品質マネジメントシステムを有効に機能させ、品質保証の仕組みと運用を継続的に改善してまいります。また、グループ全体で「お客様目線」「品質目線」での事業運営を行う組織風土の醸成に引き続き取り組んでまいります。 ⑦ 知的財産権 当社グループは、他社と差別化できる技術とノウハウを蓄積し事業の競争力を強化してきましたが、当社グループ独自の技術・製品とノウハウの一部は、特定の地域において完全な保護が不可能で、第三者が当社グループの知的財産を使用して類似製品を製造することを効果的に防止できない可能性があります。また、現在及び将来の知的財産に係る紛争の結果、当社グループに不利な判断がなされる可能性があります。当該リスクへの対応として、知的財産戦略を策定の上、その着実な実行を進めております。 ⑧ 人的資本 当社グループは、多様な人財によって支えられております。主たる研究開発・生産拠点である日本においては、少子化等による労働人口の減少が予測されます。採用者数の減少、離職者の増加などにより事業運営に必要な人財の確保ができない場合や、中期的な成長を牽引する人財の育成が遅れるなどした場合、事業計画を達成できず、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応として、人財育成方針を定めて計画的に人財を確保し、個々人が能力を発揮できる組織文化の醸成に努めております。 ⑨ その他 当社グループが事業活動を遂行している各国の法律や規制等の変更、国際情勢の変化、物価の変動や感染症の拡大など、さまざまなリスクが存在しています。これらのリスクが顕在化した場合は、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,201字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 2025年3月期   2026年3月期   増減 売上高(百万円)   147,571   148,354   783 営業利益(百万円)   10,712   14,464   3,752 経常利益(百万円)   11,106   15,249   4,142 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   5,961   7,677   1,715 1株当たり当期純利益(円)   90.12   117.48   27.36 自己資本当期純利益率(%)(ROE)   6.3   7.8   1.5pt D/Eレシオ(倍)   0.19   0.17   △0.02 平均為替レート(円/米ドル)   152.58   150.78   - 平均為替レート(円/人民元)   21.11   21.25   - ナフサ価格(円/KL)   75,600   65,200   - (注)2026年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。2025年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、「1株当たり当期純利益」を算定しております。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメント       2025年3月期   2026年3月期   増減 吸水性樹脂   売上高   115,542   116,121   578 営業利益   8,088   11,524   3,436 機能マテリアル   売上高   31,789   31,939   149 営業利益   2,622   2,910   287 その他   売上高   239   293   54 営業利益   2   29   27 調整   売上高   -   -   - 営業利益   0   0   △0 合計   売上高   147,571   148,354   783 営業利益   10,712   14,464   3,752 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ112億円増加し、1,527億3千2百万円となりました。 流動資産は、商品及び製品が減少した一方で、売上債権や現金及び預金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ22億3千9百万円増加し、823億6千2百万円となりました。 固定資産は、シンガポールの連結子会社における吸水性樹脂製造設備の増強により、前連結会計年度末に比べ89億6千万円増加し、703億7千万円となりました。 負債は、短期借入金が減少した一方で未払金および長期借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ18億9千2百万円増加し、491億1千1百万円となりました。 純資産は、前連結会計年度末に比べ、93億8百万円増加し、1,036億2千1百万円となりました。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.2ポイント増加し、67.8%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、18億9千万円増加し、179億8千9百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動による資金の増加は、174億8千万円(前期は136億8千1百万円の増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益が116億7千7百万円、減価償却費が55億2千4百万円、法人税等の支払額が32億9千7百万円、過剰請求関連費用が32億8百万円、棚卸資産の減少額が16億1千2百万円、仕入債務の減少が15億8千2百万円などであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動による資金の減少は、113億3千1百万円(前期は209億1千5百万円の減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出が123億8千7百万円、投資有価証券の売却による収入が10億4千9百万円などであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動による資金の減少は、50億9千1百万円(前期は31億8千6百万円の増加)となりました。主な内訳は、短期借入金の純減額が107億1千9百万円、長期借入れによる収入が94億5千5百万円、配当金の支払額が26億1千9百万円などであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 吸水性樹脂   113,051   +1.7 機能マテリアル   25,769   △6.5 その他   -   - 合計   138,820   +0.0 (注)1 金額は、販売価格によっております。 2 セグメント間の取引については相殺消去しております。 ロ.受注実績 当連結会計年度における「機能マテリアル」セグメントのうち、エンジニアリングの受注実績は次のとおりであります。なお、エンジニアリングを除く製品については、見込み生産を行っております。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 機能マテリアル   2,105   △53.3%   1,663   △52.7% (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 吸水性樹脂   116,121   +0.5 機能マテリアル   31,939   +0.5 その他   293   +22.8 合計   148,354   +0.5 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、当社グループにおける過去の実績や現時点での将来計画などに基づき見積りを行っている事項があり、主な事項は次のとおりですが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を判断するに際して、将来の課税所得を合理的に見積もっておりますが、将来の課税所得の見積り額に変更が生じた場合、繰延税金資産が増額又は減額され、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づいて算出しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ② 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当期の世界経済は、米国の大幅な関税引き上げ措置を背景に広がった世界的な貿易およびサプライチェーンの混乱による影響を受けました。また3月以降、米国・イスラエルによる軍事行動に端を発して、イランをはじめとした中東諸国において発生している軍事的衝突やホルムズ海峡の封鎖などにより、地政学的緊張が急速に高まるとともに、資源供給が不安定化し、石油関連製品の価格が高騰しています。 当期の当社グループの売上高は1,483億5千4百万円(前期比0.5%増)、営業利益は144億6千4百万円(前期比35.0%増)となりました。経常利益は152億4千9百万円(前期比37.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、お取引先様に対する製品代金の過剰請求に関連する費用および機能マテリアル事業の一部製品に関わる減損損失を特別損失に計上したことから76億7千7百万円(前期比28.8%増)となりました。 また、1株当たり当期純利益は117.48円、ROEは7.8%となりました。 1株当たり純資産額は期末の自己株式数が増加したことなどにより前連結会計年度末に比べ162.8円増加し、1,601.96円となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 <吸水性樹脂セグメント> 当セグメントでは、売上高は1,161億2千1百万円(前期比0.5%増)、営業利益は115億2千4百万円(前期比42.5%増)となりました。売上高は、販売数量が中国市場などにおいて増加しましたが、原燃料市況の低下を販売価格に反映したことなどにより前期並みとなりました。営業利益は、固定費の増加の影響があった一方で、原燃料価格が低下したことなどにより、増加しました。 <機能マテリアルセグメント> 当セグメントでは、売上高は319億3千9百万円(前期比0.5%増)、営業利益は29億1千万円(前期比11.0%増)となりました。前期にIRラテックス事業が終了した影響がありましたが、水溶性ポリマーやPSA酸素発生装置の販売が拡大したことなどにより、売上高は前期並みとなり、営業利益は増加しました。 <その他セグメント> 当社グループは上記事業のほか、製造受託事業等を行っております。当セグメントでは、売上高は2億9千3百万円(前期比22.8%増)、営業利益は2千9百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資金調達の方針は、必要資金を円滑かつ効率的に調達することにあります。 資金需要に応じ有利かつ円滑な資金調達ができるよう信用格付の維持・向上や金融機関との良好な関係維持に努めるとともに、緊急な資金需要に備え融資枠の設定を含め十分な手元流動性を確保しております。また、資金調達の方法については、金融機関から短期借入金にて調達を行うほか、設備資金については、金利状況等を勘案して長期借入金にて調達を行っております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は前連結会計年度末より9億3千万円減少し、179億3千4百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末より1.2ポイント増の67.8%となりましたが、引き続き安定的な水準にあるものと認識しております。 当社における資金の使途は、大別すると、運転資金、事業投資、株主還元となります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。運転資金を含む手元資金については、資金需要に迅速かつ確実に対応するため、流動性の高い銀行預金としております。 事業投資につきましては、将来の持続的成長を実現するために、研究開発や設備投資などに充てる計画としております。 株主還元につきましては、毎期の業績、中長期の収益動向、投資計画、財務状況を総合的に勘案し、連結配当性向30%以上を目標に、安定的に継続することを基本方針とし、自己株式の取得も状況に応じ機動的に実施しております。 なお、当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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