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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

アキレス

Achilles Corporation5142 · Prime · 化学

合成レザー・ウレタン・シューズの総合化学メーカー。自動車内装や電子材料など産業用途を拡充し、シューズはアキレスブランドで展開。

概要

アキレス株式会社は、1947年に興国化学工業として創業した化学メーカーである。主に塩化ビニルやウレタンを原料とする合成皮革、フィルム、断熱材、工業資材、シューズを手がける。売上高は約818億円(2026年3月期見通し)、従業員は1,596人。東京証券取引所プライム市場に上場する(証券コード5142)。

エレクトロニクス・モビリティ・メディカル向け第一事業部

第一事業部は、車輌内装用資材、一般レザー・カブロン、ラミネート、フィルム、ウレタン、工業資材、衝撃吸収材を扱う。自動車、電子機器、医療分野が主要顧客である。2026年3月期の同事業部売上高は499億円で、全体の約61%を占める。収益性の高いメディカル向けフィルムや半導体関連の工業資材が成長を牽引し、セグメント利益は33億円と前年比2.3倍に拡大した。

コンストラクション・インフラ・防災向け第二事業部

第二事業部は、断熱資材、建装資材、防災対策商品を供給する。断熱材は非住宅工事向けが堅調で、システム製品の増加や価格改定が寄与した。防災事業では国内のテント・マットや米国のボート製品が好調だが、固定資産の減損損失を計上した。2026年3月期の売上高は230億円、セグメント利益は24億円と前年比27%増加した。

安全靴からスポーツシューズまで手がけるシューズBU

シューズBUは、「アキレス」ブランドで安全靴、作業靴、スニーカー、サンダル等を製造販売する。主力ブランドは「瞬足」で、滑りにくい防水モデルなどを投入している。コンフォートシューズ「ソルボ」やランニングブランド「BROOKS」も展開するが、少子化や百貨店不振の影響で売上は減少傾向にある。2026年3月期の売上高は89億円、セグメント損失は3.2億円まで縮小した。

中国・米国・台湾に子会社を持つグローバル体制

同社グループは連結子会社19社と持分法適用関連会社3社で構成される。海外では中国(昆山、上海、佛山)、米国(ACHILLES USA)、台湾(阿基里斯先進科技)などに生産・販売拠点を置く。1965年に米国ニューヨーク州に現地法人を設立したのが海外進出の始まりで、その後アジアへ展開。2019年には中国広東省に新会社を設立し、グローバル戦略を推進している。

業界の中での役割は産業資材・化学品メーカー、シューズブランドにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
818億円
営業利益
30億円
営業利益率
3.7%
純利益
21億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
第一事業部499億円61.0%33億円6.6%
第二事業部230億円28.1%24億円10.4%
シューズBU89億円10.9%-3億円-3.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01第一事業部(エレクトロニクス・モビリティ・メディカル・ヘルスケア分野)主力

車輌内装用資材、一般レザー・カブロン・ラミネート、フイルム、ウレタン、工業資材、衝撃吸収材などを供給。自動車、電子機器、医療分野向け。

主な製品・サービス7
車輌内装用資材
自動車シートや内装向け合成皮革・表皮材。
一般レザー・カブロン
合成皮革(ビニルレザー)および塩化ビニル・ウレタン複合材のカブロン。靴、バッグ等向け。
ラミネート製品
フィルムや布などに樹脂を積層した複合材。各種産業用途。
フイルム
樹脂フィルム(PVC、PE等)。包装、農業、建材など。
ウレタン製品
軟質・硬質ウレタンフォーム。クッション、断熱材、衝撃吸収材等。
工業資材
工業用ゴム・樹脂製品。シート、ホース等。
衝撃吸収材
エアクッション材などのスポーツ・安全用途向け。

02シューズBU主力

アキレスブランドでシューズ(安全靴、作業靴、スポーツシューズ等)を製造販売。小売・卸売を子会社が担当。

主な製品・サービス1
シューズ
安全靴、作業靴、スニーカー、サンダル等のフットウェア。

03第二事業部(コンストラクション・インフラ・セーフティ・アクティビティ分野)準主力

断熱資材、建装資材、防災対策商品を供給。建築・土木・災害対策向け。

主な製品・サービス3
断熱資材
建築・設備用断熱材(硬質ウレタンフォーム等)。
建装資材
床材、壁材などの建築内装材。
防災対策商品
消火・防災用品、非常用備蓄品等。

製品と技術

独自合成皮革「カブロン」と車輌内装資材

1963年に開発した合成皮革「カブロン」は、塩化ビニルとウレタンを複合した素材で、靴、バッグ、衣料に使われる。自動車内装用の表皮材としても供給され、シートやドアトリムに採用されている。同社はこの技術を応用し、ラミネート製品や衝撃吸収材など自動車・電子機器向けの高機能資材を展開している。

軟質・硬質ウレタンフォームと断熱材

1962年にICI社との技術提携で軟質ポリウレタンフォームの製造を開始。クッション材、寝具、車輌シートに使用される。硬質ウレタンフォームは断熱材として建築・設備向けに販売。2026年3月期の第二事業部の断熱資材は非住宅向けが好調で、システム製品の増加が収益を押し上げた。

シューズブランド「瞬足」「ソルボ」「BROOKS」

同社のシューズ事業は安全靴、作業靴、スポーツシューズをカバーする。主力の「瞬足」は子供向けで滑りにくい防水モデルを投入。コンフォートシューズ「ソルボ」は健康志向の高まりに対応。ランニングブランド「BROOKS」も展開する。2026年3月期のシューズBU売上は89億円と減少したが、コスト削減で損失は縮小した。

導電性素材「STポリ」と半導体向け工業資材

1998年に生産を開始した導電性素材「STポリ」は、半導体ウエハー搬送用部材や製造工程用部材に使用される。同社の工業資材はメディカル向けRIM成形品なども含み、第一事業部の成長分野。2026年3月期は半導体関連の需要増が寄与し、同事業部の増収増益に貢献した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字がアキレス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14064日本カーバイド工業315億円11.9倍
23580小松マテーレ297億円19.7倍
34410ハリマ化成グループ293億円11.6倍
44228積水化成品工業281億円12.7倍
57856萩原工業279億円19.5倍
65142アキレス267億円11.8倍
74116大日精化工業246億円11.5倍
88095アステナホールディングス221億円9.4倍
94008住友精化210億円12.8倍
103501SUMINOE181億円
114022ラサ工業158億円17.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

ゴム製品メーカーとしての創業と塩ビへの進出(1947〜1950年代)

1947年5月、資本金200万円で興国化学工業株式会社を設立。栃木県足利市に工場を置き、ゴム製品の製造販売を開始した。翌1948年4月には塩化ビニール製品の製造に着手。1951年に本店を東京・中央区新富町へ移転し、1956年には大阪支店を開設。1957年に足利市に山辺工場(現・足利第一工場)を建設し、生産能力を拡大した。

ポリウレタンと合成皮革という二つの技術転機(1960年代)

1961年6月、英国ICI社と軟質ポリウレタンフォームの技術提携を結び、1962年4月にウレタン製品の製造販売を開始した。同年9月には東京証券取引所市場第一部に上場。1963年1月には独自の合成皮革「カブロン」の製造に成功し、販売を開始。この二つの技術がその後の事業の核となる。1964年には本店を新宿区大京町に移転した。

自動車向け産業資材と工場拡充の1970年代

1969年に足利第二工場(御厨工場)を建設し、車輌内装材や硬質ウレタンシェルの製造に着手。自動車向け資材事業を本格化させた。1973年には滋賀県に関西工場(現・滋賀第二工場)、1974年には北海道美唄工場、1978年には滋賀第一工場を設立し、全国的な生産体制を整えた。海外では1973年に米国ワシントン州にKOHKOKU USA(現・ACHILLES USA)を設立。

社名変更と欧州との技術提携(1980年代)

1982年2月、商号をアキレス株式会社に変更。1986年にはドイツのA.S.Création社と壁材の製造技術提携、1988年にはスウェーデンのTarkett社と床材の技術提携を結び、建装資材のラインアップを拡充した。1989年には福岡県飯塚市に九州工場を建設し、西日本への供給拠点を確保。同年、関西支社設置など営業体制も強化した。

中国進出と導電性素材の開発(1990年代〜2000年代)

1993年12月、中国江蘇省に合弁会社「昆山阿基里斯人造皮有限公司」を設立。1998年12月には導電性素材「STポリ」の生産を開始し、電子機器分野に進出した。2002年には上海に貿易会社を設立。2008年には台湾新竹市に阿基里斯先進科技股份有限公司を設立し、アジアでのプレゼンスを高めた。

組織再編とプライム市場への移行(2010年代〜2020年代)

2015年2月、本店を東京都新宿区北新宿の現住所に移転。2019年には中国広東省に阿基里斯(佛山)新型材料有限公司を設立。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。2025年度からは中期経営計画「FY25〜FY27」を策定し、組織を3セグメントに再編。選択と集中、新価値創造、グローバル戦略を掲げている。

年表28件を開く

1940年代

  • 1947年5月創業資本金2,000千円をもって興国化学工業株式会社を設立、本店を東京都中央区日本橋とし、工場を栃木県足利市に置き、ゴム製品の製造、販売を開始。
  • 1948年4月塩化ビニール製品の製造、販売を開始。

1950年代

  • 1951年3月本店を東京都中央区新富町に移転。
  • 1956年6月大阪市に大阪支店を開設。
  • 1957年4月栃木県足利市に山辺工場(現・足利第一工場)を建設。

1960年代

  • 1961年6月英国インペリアル・ケミカル・インダストリーズ社と軟質ポリウレタンフォームの製造に関する技術提携を行う。
  • 1962年4月ウレタン製品の製造、販売を開始。
  • 1962年9月上場東京証券取引所市場第一部上場。
  • 1963年1月当社独自の合成皮革(カブロン)の製造に成功、販売を開始。
  • 1964年2月本店を東京都新宿区大京町に移転。
  • 1965年11月創業米国ニューヨーク州に現地法人アキレスK.C.I. Corp.を設立。(1978年ACHILLES USA, INC.により吸収)
  • 1969年7月栃木県足利市に御厨工場(現・足利第二工場)を建設。車輌内装材、硬質ウレタンシェル等産業資材の製造に着手。

1970年代

  • 1973年10月滋賀県犬上郡に関西工場(現・滋賀第二工場)を建設。
  • 1973年11月米国ワシントン州にKOHKOKU USA, INC.(現・ACHILLES USA, INC.)(現・連結子会社)を設立。
  • 1974年8月北海道美唄市に美唄工場を建設。
  • 1978年11月創業滋賀県野洲市に滋賀第一工場を設立。

1980年代

  • 1982年2月商号を変更しアキレス株式会社とする。
  • 1986年6月ドイツA.S.Création社と壁材の製造に関する技術提携を行う。
  • 1988年1月大阪支店を関西支社と呼称を変更。
  • 1988年3月スウェーデンTarkett社と床材の製造に関する技術提携を行う。
  • 1989年1月福岡県飯塚市に九州工場を建設。

1990年代

  • 1993年12月中国江蘇省に合弁会社昆山阿基里斯人造皮有限公司(現・昆山阿基里斯新材料科技有限公司)を設立。
  • 1998年12月導電性素材「STポリ」の生産を開始。

2000年代

  • 2002年10月中国上海市に阿基里斯(上海)国際貿易有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2008年2月台湾新竹市に阿基里斯先進科技股份有限公司(現・連結子会社)を設立。

2010年代

  • 2015年2月本店を現住所に移転。
  • 2019年5月中国広東省に阿基里斯(佛山)新型材料有限公司(現・連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    選択と集中の徹底

    各事業や収益性の低いアイテム・カテゴリーの位置づけを再評価し、市場成長性と収益性が期待できるマーケットに資源を集中する。

  2. 02

    新たな価値の創造

    グループ・テクノロジーを掛け合わせたソリューション提案により、エレクトロニクス、モビリティ、メディカル&ヘルスケア、コンストラクション&インフラ、セーフティ・アクティビティの重点分野で新価値を創出する。

  3. 03

    グローバル戦略の推進

    ソリューション戦略を水平展開し、グローバルビジネスを拡大する。

  4. 04

    事業基盤の高度化

    全社戦略実現に向け、人材力、生産性、技術力、価値創造・開発力の向上に取り組む。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    環境・社会・ガバナンスの観点からサステナビリティ経営を推進し、持続可能な社会への貢献と中長期的な企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,596人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は621万円で、9期前と比べて+6.1%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は20.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,755
2018年3月1,707
2019年3月58541.319.61,677
2020年3月57240.618.81,675
2021年3月57040.418.61,662
2022年3月58941.119.11,651
2023年3月57541.319.31,649
2024年3月57042.020.11,689
2025年3月57842.220.21,677−24
2026年3月62143.020.81,596188

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社22(国内 13 / 海外 9、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
足利第二工場 — 栃木県足利市3,716百万円
第一事業部 第二事業部
足利第一工場 — 栃木県足利市3,673百万円
第一事業部 第二事業部
本社工場 — 中国広東省2,678百万円
第一事業部
本社工場 — 米国ワシントン州2,080百万円
第一事業部
滋賀第二工場 — 滋賀県豊郷町1,084百万円
第一事業部 第二事業部
滋賀第一工場 — 滋賀県野洲市1,019百万円
第一事業部 第二事業部
九州工場 — 福岡県飯塚市403百万円
第二事業部
美唄工場 — 北海道美唄市140百万円
第一事業部 第二事業部
主な関係会社
  • 国内
    アキレスリテール㈱
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アキレスコアテック㈱
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アキレスビニスター㈱
    大阪府 東大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アキレスウエルダー㈱
    栃木県栃木市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東北アキレス㈱
    仙台市青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    山形アキレスエアロン㈱
    山形県金山町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    関東アキレスエアロン㈱
    栃木県足利市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大阪アキレスエアロン㈱
    大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    九州アキレスエアロン㈱
    福岡県飯塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三進興産㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アキレス島根㈱
    島根県 奥出雲町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アキレス商事㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社10社を開く
  • ACHILLES USA, INC. (注)5米国 ワシントン州100%
  • ACHILLES KOHKOKU LATIN AMERICA, S.A. DE C.V.メキシコ グアナファト州100%
  • ACHILLES HONG KONG CO.,LTD.香港100%
  • 榮新科技有限公司香港100%
  • 阿基里斯(上海)国際貿易 有限公司中国上海市100%
  • 阿基里斯先進科技股份 有限公司台湾 新竹市100%
  • 阿基里斯(佛山)新型材料 有限公司(注)3中国広東省100%
  • 東海化工㈱愛知県瀬戸市30%
  • 昆山阿基里斯新材料科技 有限公司中国江蘇省50%
  • ANL Group Limited香港39%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は818億円営業利益30億円前期と比べると増収で、売上が+3.4%。

売上高
+3.4%
818億円
営業利益
30億円
純利益
+425.0%
21億円
営業利益率
3.7%
前期比 +4.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高825億円818億円
営業利益22億円30億円
純利益22億円21億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は214億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q198−13
2024年1Q186−4−2.2−2
2024年2Q196−1−0.54
2024年3Q21110.5−78
2024年4Q193−6
2025年2Q388−4−1.016
2025年4Q40300.0−12
2026年2Q389133.313
2026年4Q429174.08
2027年1Q214125.610

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は816億円から818億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.7%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8162714
2014年3月8802517
2015年3月8911513
2016年3月8832425
2017年3月8693020
2018年3月8792823
中国広東省に阿基里斯(佛山)新型材料有限公司(現・連結子会社)を設立。
2019年3月857203
2020年3月8022019
2021年3月7362132
2022年3月7601615
2023年3月829−1−12
2024年3月786−2−82
2025年3月791−4−2−0.54
2026年3月81830393.721

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高818億円のうち、営業利益として残るのは30億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の2.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.4%641億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.0%147億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.6pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.8pt
2.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は87億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月46−17−82980
2014年3月16−12−7480
2015年3月22−27−6−571
2016年3月29−9−112080
2017年3月63−23−194099
2018年3月47−35−251287
2019年3月35−42−27−752
2020年3月75−46−112970
2021年3月45−28−61781
2022年3月47−50−9−376
2023年3月−11−4545−5669
2024年3月19−3818−1969
2025年3月27−19−12867
2026年3月26−2921−387

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は836億円。このうち返さなくてよい自己資本が433億円で、自己資本比率は51.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月71941030957.0
2014年3月76442134355.1
2015年3月78043634455.9
2016年3月78043534555.8
2017年3月79744834956.2
2018年3月79645134556.6
2019年3月74941833155.8
2020年3月72341430957.2
2021年3月76946430560.4
2022年3月80147732459.6
2023年3月86246240053.6
2024年3月82739543247.8
2025年3月79539340249.5
2026年3月83643340351.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
97億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
155億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
90億円
在庫として抱えている分
負債合計
403億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中77位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中172位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.7%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.8%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,835で、1年前と比べて+67.4%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥1,835-4.0%1ヶ月+39.1%1年+67.4%時価総額267億円
過去52週の値幅
安値¥1,089高値¥2,032

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.8倍
PER (会社予想)11.4倍
PBR0.56倍
配当利回り2.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に2016円と前日比6.05%高。直近1ヶ月では58.12%と急騰しており、25日線(1491.4円)を約35%上回る異常な上昇。8月7日には361,300株の出来高を伴い1689円へ急伸し、その後も高値圏で推移。52週高値の2032円にほぼ到達し、RSIは90.75と極端な買われ過ぎ。52週安値の1089円からは約85%上昇。短期的な過熱感が非常に強く、調整リスクが高い状態。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 7.8倍は業界平均18.0倍を大幅に下回り割安。PBR 0.38倍は平均1.40倍を大きく下回る。配当利回り3.24%は平均2.59%を上回り魅力的だが、ROE 5.1%と収益性は低く、赤字からの回復途上。割安だが業績改善が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.8倍17.8倍
PER (予想)11.4倍
PBR0.56倍1.41倍
ROE5.1%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは2.72%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.72%
いまの株価に対して
配当性向
25.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5056.1
2018年3月40−20.031.9
2019年3月400.0390.1
2020年3月400.035.5
2021年3月5025.027.3
2022年3月40−20.055.9
2023年3月400.0
2024年3月20−50.0
2025年3月200.018.4
2026年3月40100.025.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,608人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.0%を占め、残る57.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.942.742.745.847.047.3
金融機関36.535.734.832.431.928.0
事業法人12.412.112.512.712.915.1
外国法人9.68.58.98.26.76.7
自己株式1.01.31.76.96.26.2
証券会社1.50.91.10.91.43.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.09
02東京アキレス協和会5.63
03大阪アキレス協和会3.80
04株式会社みずほ銀行3.41
05足利アキレス協和会3.30
06朝日生命保険相互会社2.96
07岡 秀朋2.89
08株式会社足利銀行2.36
09セコム損害保険株式会社2.16
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.74

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1946%、1株純資産は14期で+1343%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月82203.618.060.4
2014年3月92274.215.337.4
2015年3月72353.121.676.7
2016年3月1382,3795.810.431.4
2017年3月1092,5424.515.456.1
2018年3月1322,6725.116.531.9
2019年3月212,6210.893.1390.1
2020年3月1202,6324.614.635.5
2021年3月2052,9537.37.227.3
2022年3月973,0503.213.055.9
2023年3月−783,059−2.6
2024年3月−5602,765−19.1
2025年3月312,8781.146.118.4
2026年3月1553,1675.18.525.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額181百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
日景一郎代表取締役社長6517,700
河野和晃常務取締役 管理部門統轄 CSR担当557,100
横山浩樹取締役 中国・北米・滋賀地区 製造担当6010,400
柳川達也取締役 営業部門統轄 第二事業部担当 兼シューズBU担当615,100
川島英一取締役 製造部門統轄 品質保証本部長543,100
越智久生取締役 営業部門統轄補佐 北米担当 兼第一事業部担当 兼第一事業部長564,700
舘野均取締役68800
山田茂取締役 常勤監査等委員6914,800
菊入信幸取締役 常勤監査等委員614,900
須藤昌子取締役 監査等委員53
笠原智恵取締役 監査等委員57
松岡一臣取締役 監査等委員59
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
白鳥玲子50
小久江晴子取締役67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8436911214
取締役(社内)2353518
社外取締役534347

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,078字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、アキレス株式会社(当社)及び子会社19社、関連会社3社より構成されており、子会社19社は全て連結し、関連会社3社は持分法を適用しております。 当連結会計年度より、新たにACHILLES KOHKOKU LATIN AMERICA, S.A. DE C.V.を設立したことにより、連結の範囲に含めております。また、当連結会計年度において、興亜工業株式会社について当社の保有する全株式を譲渡したため、持分法適用の範囲から除外しております。 なお、当連結会計年度より、『中期経営計画-FY25~FY27-』に掲げた全社戦略である①選択と集中の徹底、②新たな価値の創造、③グローバル戦略の推進の実現に向け、社会性や市場成長性、グループ・テクノロジーとの親和性の観点から重点分野を特定し、これらの分野について、事業横断的シナジーの促進とマーケット視点でのソリューション力の一層の強化を目的とした組織再編に伴い、報告セグメントを従来の「シューズ事業」、「プラスチック事業」及び「産業資材事業」の3区分から、「第一事業部」、「第二事業部」及び「シューズBU(ビジネス・ユニット)」の3区分に変更しております。 各セグメントの名称、主な重点分野、事業内容及び製品、事業内容と当社及び関係会社の当該事業における位置づけ並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 事業区分   主な重点分野   主な事業内容   主な製品   主な関係会社 第一事業部   エレクトロニクス分野モビリティ分野メディカル&ヘルスケア分野   車輌資材事業化成品事業ウレタン事業工業資材事業   車輌内装用資材、一般レザー・カブロン・ラミネート、フイルム、ウレタン、工業資材、衝撃吸収材等   アキレスコアテック㈱、アキレスビニスター㈱、関東アキレスエアロン㈱、大阪アキレスエアロン㈱、三進興産㈱、アキレスウエルダー㈱、ACHILLES USA,INC.、榮新科技有限公司、阿基里斯(上海)国際貿易有限公司、阿基里斯先進科技股份有限公司、阿基里斯(佛山)新型材料有限公司、昆山阿基里斯新材料科技有限公司 第二事業部   コンストラクション&インフラ分野セーフティ・アクティビティ分野   断熱資材事業建装事業防災事業   断熱資材、建装資材、防災対策商品等   東北アキレス㈱ シューズBU       シューズ事業   シューズ   アキレスリテール㈱、ACHILLES HONG KONG CO.,LTD. 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,824字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループの基本方針は、「社会との共生」=「顧客起点」を企業理念とし、「社会との共生」と「顧客起点」を共に重要な価値と位置づけ、持続可能な社会の実現に貢献し、社会全体の幸福度を高めていくことにあり、企業倫理と遵法の精神に基づき透明度の高い経営を行い、社会の信頼を得ていくことが重要であると考えております。企業価値の向上を図るため、安定的な利益が確保できる事業基盤を確立する一方、成長分野への積極的な投資を行い事業の強化を図り、株主の皆様をはじめとする全てのステークホルダーに存在意義を示し、お応えしていく会社になることを目指しております。 (2) 経営環境 当社グループを取り巻く事業環境は、ここ数年、新型コロナウイルス感染症の影響、ウクライナ情勢等による原材料価格・エネルギーコストの上昇・高止まり、マーケットの冷え込みに伴う物量減少、さらに足元では中東情勢の緊迫化に伴う原油やナフサの調達環境への影響、エネルギー価格の高騰、物流コストの上昇、サプライチェーンの混乱に加え、為替レートの大幅な変動なども懸念されており、不確実性の高い事業環境が続くものと想定しております。 当社グループは、ナフサ由来のプラスチックを原材料とする製品の製造・販売を行っていることから、これらの動向が原材料調達、原材料価格および製造活動に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 経営戦略等 当社グループは、世界に、驚き・喜び・感動を提供し、人々の生活を豊かにする『グローバル ソリューション プロバイダー』を長期的な目標に掲げ、それを見据えた3ヵ年の方向性を示す『中期経営計画-FY25~FY27-』を策定いたしました。 社員一人ひとりの好奇心、多様な能力、ユニークなアイデア、ひらめきを大切にし、様々なテクノロジーを組み合わせたソリューションで社会に貢献することを目指し、3つの全社戦略を柱に人材力や生産性・技術力等の事業基盤の高度化に取り組むとともに、サステナビリティ経営を推進し、収益力の再構築・強化を図ってまいります。 (4) 優先的に対処すべき課題 <3つの全社戦略> ① 選択と集中の徹底 各事業や、各事業において収益性の低いアイテム・カテゴリーの位置づけを再評価するとともに、市場成長性と収益性が期待できるマーケットを特定し、選択と集中の徹底を図ってまいります。 ② 新たな価値の創造 当社グループは、アイデアによるグループ・テクノロジーの掛け合わせとソリューション提案を通じて、お客様に新たな価値を提供するソリューションプロバイダーを目指してまいります。 その実現に向け、社会性や市場成長性、グループ・テクノロジーとの親和性の観点から、エレクトロニクス、モビリティ、メディカル&ヘルスケア、コンストラクション&インフラ、セーフティ・アクティビティを重点分野に定め、事業横断的シナジーの促進とマーケット視点でのソリューション力の一層の強化を目的として組織再編を進め、アキレスならではの新たな価値を創造してまいります。 ③ グローバル戦略の推進 新たな価値の創造におけるソリューション戦略を水平展開し、グローバルビジネスを拡大してまいります。 <事業基盤の高度化> 全社戦略の実現に向けて、人材力、生産性、技術力、価値創造・開発力の向上に取り組んでまいります。 <サステナビリティ経営> 持続可能な社会への貢献、中長期的な企業価値向上に向けて、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の3つの観点からサステナビリティ経営を推進してまいります。 なお、足元における中東情勢の緊迫化に伴う当社グループの対応として、原材料調達について代替調達含めサプライヤーと連携し影響の最小化に努めております。また、原材料価格やエネルギー・物流コストの上昇に対しては、今後の世界経済および関連市場の動向を注視しつつ、原価低減活動や販売価格への適正な転嫁等により、利益の確保に努めてまいります。 『中期経営計画-FY25~FY27-』を通じて当社グループの企業価値向上・持続的成長に邁進するとともに、中東情勢緊迫化による事業への影響の最小化に努めてまいります。
事業等のリスク2,256字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開について影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 為替の変動リスクについて 当社グループは、為替変動リスクを回避するために、「為替取引に関するリスク管理方針」に基づき、為替予約等の対策を行っておりますが、為替レートの急激な変動が発生した場合は、当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 (2) 原材料の価格変動リスクについて 当社グループは、原材料として石油化学品、繊維、紙・鉄加工部材等を使用しておりますが、今後原油やナフサ価格の急激な変化によって、これらの原材料コストの上下動が当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 (3) ブランド契約の継続性について 当社グループは、技術開発並びに営業戦略の一環として、各種の契約を締結し企業活動を行っております。 当社グループは、引き続きこのような機会を前向きに活用する予定であります。しかし、経営・財務、またはその他の理由により当事者間で不一致が生じた場合、契約の変更または継続しない場合もあり、当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 (4) 災害・火災・地震および感染症等に係るリスクについて ① 当社グループは、災害等による製造ラインの中断による影響を最小化するために全ての設備における定期的な災害予防検査と設備点検を行っております。また、生産拠点を分散化することで効率的な配送はもとより、取引先への早期納入、安定供給を心掛けております。しかしながら、生産設備で発生する災害・火災・停電等による中断事象の影響を完全に防止できる保証はありません。火災保険は全ての生産拠点に付保しておりますが、災害の規模によっては損害の全てを保険で賄うことができない場合もあります。 ② 災害等により原材料供給元の操業が停止した場合や物流網が寸断された場合、原材料の調達が滞り当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 ③ 新たな感染症等が発生・蔓延した場合には、当社グループの仕入先からの調達、生産・物流拠点の操業停止などサプライチェーンに影響を及ぼし、事業活動が停滞する可能性があります。その結果、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、サプライチェーンの対応として平時より供給トラブル発生時の影響の早期把握と資材の迅速な手配が可能となるよう努めており、サプライヤーとの強固な信頼関係の下、供給の確保と供給不能な資材に対する代替品の検討等を推進することで、有事の際の影響を最小限に留めるよう努めております。 (5) 法的規制(環境規制)について 当社グループは、国内外の地域において事業を展開しております。地域によっては予想外の規制変更、法令の適用等多様なリスクにさらされております。 当社グループが事業を展開する地域における規制または法令の変更は、その内容によっては当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 また、当社グループの事業は大気汚染、水質汚濁、廃棄物処理、指定化学物質の使用および取扱い等様々な環境法令の適用を受けており、生産活動に関し環境リスクを抱えております。 将来、環境に係る法改正の内容によっては、法令遵守を第一義としてとらえ、多額の環境投資費用が見込まれ、これらにかかる費用が当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 (6) 国際活動および海外進出に潜在するリスクについて 当社グループの海外市場への事業展開には以下に掲げるようないくつかのリスクが内在しております。 ① 予期しない法律または規制の変更 ② 不利な政治または経済要因 ③ 人材の採用と確保の難しさ ④ 未整備の技術インフラが当社グループの活動に悪影響を及ぼすまたは当社グループの製品やサービスに対する顧客の支持を低下させる可能性 ⑤ 潜在的に不利な税の影響 ⑥ テロ、戦争またはその他の要因による社会的混乱 当社グループは、競争力のある製品の製造とコスト削減のために、海外において生産並びに委託生産の規模拡大を続けております。しかし、現地における政治または法規制の変化、労働力の不足、ストライキ、経済・社会状況の変化など、予測せぬ事象により生産設備の管理やその他事業の遂行に問題が生じる可能性があります。従って、これらの事象は当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 (7) 訴訟に関するリスクについて 当社グループは、事業を展開するにあたって、製造、加工または輸出入し販売する製品の製造物責任関連、労務関連、知的財産関連その他に関して、訴訟を提起された場合には、当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 (8) 品質管理について 当社グループは、顧客に信頼される品質の製品を提供するため「品質基本方針」に基づき、品質管理体制に万全を期し、製品の製造を行っております。 しかしながら、予想を超える重大な品質トラブルが発生した場合には、多額のコストを要するほか、ブランドイメージや社会的評価が低下し、当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,495字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 当連結会計年度における世界経済は、米国では個人消費が底堅く推移し、生成AI向けを中心とした設備投資にも支えられ、堅調に推移しました。欧州においても、賃金上昇や物価の安定を背景に緩やかな回復が見られました。一方、中国では、個人消費の伸び悩みや不動産不況の継続により、景気回復の遅れが見られました。日本経済は、原材料価格やエネルギーコストの高止まりに加え、為替相場の変動、米国の通商政策の影響、さらには中東情勢の緊迫化などにより、先行き不透明な状況が継続しました。 このような事業環境のもと、当社グループは、世界に、驚き・喜び・感動を提供し、人々の生活を豊かにする『グローバル ソリューション プロバイダー』を長期的な目標に掲げ、それを見据えた3ヵ年の方向性を示す『中期経営計画-FY25~FY27-』を策定しました。社員一人ひとりの好奇心、多様な能力、ユニークなアイデア、ひらめきを大切にし、様々なテクノロジーを組み合わせたソリューションで社会に貢献することを目指し、3つの全社戦略(① 選択と集中の徹底、② 新たな価値の創造、③ グローバル戦略の推進)を柱に、人材力や生産性・技術力等の事業基盤の高度化に取り組むとともにサステナビリティ経営を推進し、収益力の再構築・強化に取り組んでまいりました。 その結果、当連結会計年度の業績は売上高81,802百万円(前連結会計年度比3.4%増)、営業利益2,972百万円(前連結会計年度は営業損失436百万円)、経常利益3,919百万円(前連結会計年度は経常損失220百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益2,116百万円(前連結会計年度比394.7%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 当連結会計年度より、『中期経営計画-FY25~FY27-』に掲げた3つの全社戦略の実現に向け、組織再編を行っております。これに伴い、報告セグメント区分を従来の「シューズ事業」、「プラスチック事業」、「産業資材事業」から「第一事業部」、「第二事業部」、「シューズBU(ビジネス・ユニット)」に変更しております。 なお、各セグメントの前連結会計年度比につきましては、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた上で算出しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 <第一事業部> 車輌資材は、航空機向けが堅調に推移したものの、自動車向けが中国での日系自動車メーカーの減産の影響を受け、前年売上を下回りました。 フイルムは、メディカル分野向けが大きく伸長したことに加え、エレクトロニクス分野向けも堅調に推移したことから、前年売上を大きく上回りました。 ウレタンは、雑貨用が堅調に推移し、車輌用も回復基調となったものの、寝具用が低調に推移したことから、前年売上を下回りました。 工業資材は、半導体ウエハー搬送用及び製造工程用部材が伸長するとともに、医療機器向けRIM成形品も堅調に推移したことから、前年売上を上回りました。 第一事業部の当連結会計年度の売上高は49,910百万円となり、前連結会計年度に比べ3,616百万円の増収(前連結会計年度比7.8%増)となりました。 セグメント利益は、収益性の高いメディカル分野向けフイルム及び工業資材の増収による売上総利益の増加に加え、製造現場における集約生産等を通じた一層の原価低減活動により原価率が改善したことから、前連結会計年度に比べ2,285百万円増加し、3,287百万円(前連結会計年度比228.0%増)となりました。 <第二事業部> 断熱資材は、ボード製品がシート防水用途をはじめとする非住宅分野で堅調に推移したことに加え、システム製品の工事案件が増加し、販売価格の改定も寄与したことから、前年売上を上回りました。 建装資材は、住宅市場の低迷が続く中、販売価格の改定等により、前年売上を上回りました。 防災対策商品は、国内でのテント・マットなどの防災製品、米国でのボート製品、中国での引布原反が好調に推移したことにより、前年売上を上回りました。 なお、当社防災事業に係る固定資産について、当初の事業計画で想定していた収益の達成に遅れが生じており、計画の達成に時間を要すると判断したことから、減損損失を特別損失に計上しております。 第二事業部の当連結会計年度の売上高は22,964百万円と前連結会計年度に比べ280百万円の増収(前連結会計年度比1.2%増)となりました。 セグメント利益は、断熱資材及び建装資材の増収に伴う売上総利益の増加により、前連結会計年度に比べ507百万円増加し、2,390百万円(前連結会計年度比26.9%増)となりました。 <シューズBU> コンフォートシューズブランド「アキレス・ソルボ」及びランニングシューズブランド「BROOKS」において、健康志向の高まりやライフスタイルの変化に対応した新製品を投入しました。また、主力ブランド「瞬足」では、滑りに配慮した防水モデルなど機能性を高めた新製品の投入に加え、コスト環境の変化に対応した価格改定を実施しました。しかしながら、全体としては、少子化や百貨店不振などを背景とする消費低迷の継続や価格改定の影響等により、前年売上を下回りました。 シューズBUの当連結会計年度の売上高は8,928百万円となり、前連結会計年度に比べ1,187百万円の減収(前連結会計年度比11.7%減)となりました。 セグメント損失は、コスト環境の変化に対応した価格改定に加え、調達コストの見直し及び経費削減など一層のコストダウン活動に努めたことにより、前連結会計年度と比べ651百万円改善し、321百万円(前連結会計年度は972百万円のセグメント損失)となりました。 (財政状態の状況) イ.資産 当連結会計年度末の資産合計は83,628百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,123百万円増加となりました。 これは主に受取手形が1,218百万円、有形固定資産が975百万円、棚卸資産が884百万円減少しましたが、退職給付に係る資産が2,404百万円、現金及び預金が2,027百万円、投資有価証券が1,682百万円増加したことによるものであります。 ロ.負債 当連結会計年度末の負債合計は40,345百万円となり、前連結会計年度末に比べ176百万円増加となりました。 これは主に支払手形及び買掛金が2,470百万円、電子記録債務が1,410百万円減少しましたが、短期借入金が2,500百万円、繰延税金負債が1,001百万円、未払法人税等が367百万円、退職給付に係る負債が105百万円、未払金が185百万円増加したことによるものであります。 ハ.純資産 当連結会計年度末の純資産合計は43,282百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,946百万円増加となりました。 これは主に利益剰余金が1,843百万円、退職給付に係る調整累計額が1,319百万円、その他有価証券評価差額金が1,153百万円増加したことによるものであります。 以上の結果、自己資本比率は51.8%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。) は8,746百万円(前連結会計年度末比2,027百万円増加)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は2,639百万円(前連結会計年度比46百万円の収入減)となりました。これは主に仕入債務が3,892百万円減少したことによる減少要因と、税金等調整前当期純利益2,948百万円、減価償却費2,739百万円の増加要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は2,862百万円(前連結会計年度比943百万円の支出増)となりました。これは主に固定資産の取得による支出2,877百万円等の減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、増加した資金は2,146百万円(前連結会計年度比3,392百万円の収入増)となりました。これは主に配当金の支払額273百万円の減少要因と、短期借入金の純増減額2,500百万円の増加要因によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 第一事業部   39,408   7.8 第二事業部   21,704   0.3 シューズBU   2,477   17.6 合計   63,591   5.5 (注) 金額は、販売価格によっており、セグメント間の取引については、相殺消去しております。 ロ.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 第一事業部   51,867   △4.6   8,661   △12.7 第二事業部   23,338   △0.7   1,294   25.6 シューズBU   8,996   △12.0   180   △22.5 合計   84,202   △4.4   10,135   △9.4 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 第一事業部   49,910   7.8 第二事業部   22,964   1.2 シューズBU   8,928   △11.7 合計   81,802   3.4 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.当連結会計年度の経営成績の分析 (a) 売上高 当連結会計年度の売上高は、81,802百万円(前連結会計年度比3.4%増)となりました。 ・当社及び連結子会社において、消費者物価の上昇に伴う市場環境の悪化や価格改定の影響によりシューズの販売が減少したほか、中国での日系自動車メーカーの減産の影響を受け車輌資材の販売が伸び悩みました。一方で、フイルムにおいてはメディカル分野及びエレクトロニクス分野向けが好調に推移し、また、工業資材においては半導体ウエハー搬送用及び製造工程用部材の販売が好調に推移したことにより、売上高は前連結会計年度より増加しました。 (b) 営業利益 当連結会計年度の営業利益は、2,972百万円(前連結会計年度は営業損失436百万円)となりました。 ・当社及び連結子会社において、収益性の高いメディカル分野向けフイルムの売上が大幅に増加したことに加え、工業資材の拡販に伴う売上総利益の増加が寄与しました。さらに、製造現場における集約生産の推進による原材料費及びエネルギーコストの削減など、一層の原価低減活動を進めるとともに、全社的な経費抑制に継続して取り組んだことにより、営業利益は前連結会計年度より大幅に改善しました。 (c) 経常利益 当連結会計年度の経常利益は、3,919百万円(前連結会計年度は経常損失220百万円)となりました。 ・当社及び連結子会社において、営業利益の大幅な改善に加え、円安の進行に伴う為替差益693百万円の計上や、車輌資材の中国関連会社等に係る持分法投資利益181百万円を計上したことにより、経常利益は前連結会計年度より大幅に改善しました。 (d) 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、2,116百万円(前連結会計年度比394.7%増)となりました。 ・当社防災事業において固定資産の減損損失905百万円を計上したものの、全体として収益性の改善が進展したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度より大幅に増加しました。 ロ.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ハ.当連結会計年度末の財政状態の分析 当連結会計年度末の資産合計は83,628百万円であり、前連結会計年度末に比べ4,123百万円の増加となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ925百万円増加の46,645百万円となりました。これは主に受取手形が1,218百万円、棚卸資産が884百万円減少しましたが、現金及び預金が2,027百万円、電子記録債権が1,026百万円増加したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ3,198百万円増加の36,982百万円となりました。これは、有形固定資産が主に減損処理の影響により975百万円減少しましたが、退職給付に係る資産が2,404百万円、投資有価証券が1,682百万円増加したことによります。 当連結会計年度末の負債合計は40,345百万円であり、前連結会計年度末に比べ176百万円の増加となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ6,659百万円減少の22,501百万円となりました。これは主に短期借入金が2,500百万円増加しましたが、1年以内返済予定の長期借入金が5,750百万円、支払手形及び買掛金が2,470百万円、電子記録債務が1,410百万円減少したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ6,836百万円増加の17,843百万円となりました。これは主に長期借入金が5,750百万円、繰延税金負債が1,001百万円増加したことによります。 当連結会計年度末の純資産合計は43,282百万円であり、前連結会計年度末に比べ3,946百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金が1,843百万円、退職給付に係る調整累計額が1,319百万円、その他有価証券評価差額金が1,153百万円増加したことによります。 ニ.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 〈第一事業部〉 当連結会計年度の売上高は、49,910百万円(前連結会計年度比7.8%増)となりました。主な分析内容は、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 セグメントごとの経営成績」に記載のとおりであります。 セグメント利益は、収益性の高いメディカル分野向けフイルム及び工業資材の増収に伴う売上総利益の増加に加え、製造現場における集約生産等を通じた一層の原価低減活動による原価率改善により、前連結会計年度に比べ2,285百万円増加の3,287百万円の利益(前連結会計年度比228.0%増)となりました。 セグメント資産は、主に現金及び預金の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,377百万円の増加の41,849百万円となりました。 〈第二事業部〉 当連結会計年度の売上高は、22,964百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。主な分析内容は、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 セグメントごとの経営成績」に記載のとおりであります。 セグメント利益は、断熱資材、建装資材の増収に伴う売上総利益の増加により、前連結会計年度に比べ507百万円増加の2,390百万円(前連結会計年度比26.9%増)となりました。 セグメント資産は、主に現金及び預金の増加等がありましたが、当社防災事業において減損損失を計上したことによる有形固定資産の減少等により、前連結会計年度末に比べ87百万円減少の18,464百万円となりました。 〈シューズBU〉 当連結会計年度の売上高は、8,928百万円(前連結会計年度比11.7%減)となりました。主な分析内容は、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 セグメントごとの経営成績」に記載のとおりであります。 セグメント損失は、コスト環境の変化に対応した価格改定に加え、調達コストの見直し及び経費削減など一層のコストダウン活動に努めたことにより、前連結会計年度に比べ651百万円改善し321百万円の損失(前連結会計年度は972百万円のセグメント損失)となりました。 セグメント資産は、棚卸資産や売上債権の減少等により前連結会計年度末に比べ416百万円の減少の7,711百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容) 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 キャッシュ・フロー指標のトレンドは、次のとおりであります。 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   53.6   47.8   49.5   51.8 時価ベースの自己資本比率(%)   23.7   26.7   24.3   21.5 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   ―   7.8   5.5   6.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   ―   31.5   19.5   16.7 (注)自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は、期末株価終値×自己株式控除後の期末発行済株式数により算出しております。 3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 4.2023年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループは、安定した収益を確保するための運転資金及び新たな成長に繋がる投資に必要な資金は、営業活動によるキャッシュ・フローを源泉としておりますが、資金需要に応じて金融機関からの借入により調達しております。 当連結会計年度において、運転資金および設備資金の充当を目的に、金融機関からの借り換えによる資金調達を行いました結果、2026年3月末時点の手元資金である現金及び預金残高は9,748百万円であります。 2026年3月期の業績は大きく改善したものの、引き続き金融機関との信頼関係を維持し安定した資金を確保し続けるために、中期経営計画に掲げる『グローバル ソリューション プロバイダー』としての新たな価値創造に向けた取り組みを加速することで高収益体質への転換をはかってまいります。 当社グループを取り巻く事業環境は、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化に伴う原油やナフサの調達環境への影響、エネルギー価格のさらなる高騰、そして大幅な為替変動など、外的要因が企業経営に大きな影響を及ぼしています。このような状況のもと、当社グループでは、原材料価格やエネルギー・物流コストの上昇に対して今後の世界経済及び関連市場の動向を注視しつつ、原価低減活動や原材料高騰分の販売価格への適正な転嫁等をはかってまいります。原材料価格上昇分の販売価格への転嫁には一定のタイムラグが生じ、支出が先行することが考えられますが、現時点の手元資金で対応可能であると認識しております。 (財務政策) 財務政策の基本方針は、キャピタルアロケーション戦略として中期経営計画において以下の2点を掲げております。 ・安定した財務基盤を念頭に、キャッシュをさらなる成長投資や株主還元等に最適に配分する ・中長期的な企業成長に向けては人材の成長・活力向上が不可欠であるため、人的資本への投資を優先的に実施する 中期経営計画期間におけるキャッシュ・インは、全社戦略の推進による営業活動によるキャッシュ・フローの創出を基本とし、それに必要運転資金を踏まえた現預金の活用や投資有価証券の売却等による保有資産の最適化、及び財務健全性を意識したレバレッジの有効活用を考えております。 キャッシュ・アウトは、維持更新・環境投資への配分を優先順位付けしながら実施する一方、以下の2つにも積極的に配分します。 イ.成長投資 (a) 人的資本(人材を軸とした積極的な基盤整備・拡充、従業員還元の強化)への優先的な配分 (b) 事業基盤の強化(重点分野に関する研究開発の強化、全社的なDXの推進)及び戦略的M&A(ソリューションの質・幅の拡充、バリューチェーンの強化、海外拠点の拡大)に配分 ロ.株主還元 継続的かつ安定的な配当を基本としつつ、自己株式の取得も機動的に実施し、総合的な株主還元の充実を図ります。具体的には以下のとおりです。 基本方針   配当   直近の経営状況を踏まえ、当面は特に下記を意識した配当を行う・配当性向30%以上・1株当たり配当金50円 自己株式取得   連結業績や成長投資、株価の状況等を総合的に勘案しながら柔軟に実施する (契約債務) 2026年3月31日現在の契約債務の概要は、次のとおりであります。 年度別要支払額(百万円) 契約債務   合計   1年以内   1年超3年以内   3年超5年以内   5年超 短期借入金   6,900   6,900   ―   ―   ― 長期借入金   10,250   ―   10,250   ―   ― ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 なお、その他の主な会計上の見積りは以下のとおりであります。 (退職給付に係る資産及び負債の算定) 当社及び一部の連結子会社では確定給付型の退職金制度を採用し、退職給付債務の算定における数理計算は、割引率、退職率、死亡率、予想昇給率などの計算基礎に基づいております。また、年金資産(退職給付信託を含む)の長期期待運用収益率は、年金資産が退職給付の支払に充てられるまでの時期、保有している年金資産のポートフォリオ、過去の運用実績、運用方針及び市場の動向等を考慮して決定しております。 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)2.確定給付制度 (8)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 これらの前提条件の見積りと実績の差異は、数理計算上の差異として計上され、翌連結会計年度より退職給付費用の一部として処理されますが、主に株式市場等の市況が急激に変化した場合に数理計算上の差異が大きく変動し、将来の退職給付費用、退職給付に係る資産及び負債に影響を及ぼす可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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