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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

大幸薬品

TAIKO PHARMACEUTICAL CO., LTD.4574 · Prime · 医薬品

正露丸で知られる一般用医薬品メーカー。二酸化塩素技術を応用した感染管理製品も展開。

概要

大幸薬品は、1946年に大阪府吹田市で創業した一般用医薬品メーカーである。主力製品「正露丸」は120年以上の歴史を持つ整腸止瀉薬で、国内で高いブランド認知率を維持する。2005年からは二酸化塩素技術を応用した空間除菌製品「クレベリン」シリーズを展開し、感染管理事業に進出した。2024年12月期の連結売上高は63億円、営業利益6億円、従業員数220名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

正露丸を軸とする医薬品事業の収益構造

医薬品事業は大幸薬品の根幹であり、連結売上高の約9割を占める。主力は「正露丸」「セイロガン糖衣A」で、いずれも主成分に日局木クレオソートを使用する。正露丸は錠剤タイプ、セイロガン糖衣Aは糖衣錠として飲みやすさを改良した。さらにカプセルタイプの「正露丸クイックC」、水なしで服用可能な「ピシャット下痢止めOD錠」、医薬部外品「ラッパ整腸薬BF」をラインアップする。国内販売は薬局・ドラッグストア向けが主体で、海外は香港・中国・台湾の子会社を通じて供給する。2024年12月期の医薬品事業売上高は57億7100万円(前期比0.1%減)で、セグメント利益は15億7300万円(同19.2%減)となった。減益の主因は原料費の上昇であり、供給体制強化のために吹田工場への設備移設を進めている。

クレベリンで参入した感染管理事業の現状

感染管理事業は、二酸化塩素ガスの除菌・消臭効果を利用した「クレベリン」シリーズを中核とする。一般消費者向けには置き型・スティックタイプを、業務用には「クレベリンpro」として置き型・スティック・パウチを展開する。販路は医薬品事業のチャネルを活用し、ドラッグストアのほか公共機関、ホテル、医療介護施設に代理店経由で供給する。2024年12月期の同事業売上高は6億1900万円(前期比21.8%増)と伸びたが、セグメント損失は2億5400万円(前期比2億1300万円改善)と依然赤字である。収益改善に向け、BtoB領域での販売強化とコストコントロールに取り組む。2025年9月には「クレベリン 置き型」が浮遊ウイルス低減性能の新規格JSA-S1021に適合し、適合マーク付き製品の出荷を開始した。

海外販路とグループ会社の再編

海外展開は主に中華圏を標的としており、香港に大幸薬品(亞洲太平洋)有限公司、中国に大幸薬品(深圳)有限公司、台湾に台湾大幸薬品股份有限公司を置く。これらの子会社を通じて華南・華東・華北で正露丸とクレベリンを販売する。2020年代には深圳事務所の統合や台湾支店の閉鎖など拠点整理が進み、2025年までに大幸環保科技(上海)有限公司と大幸薬品インターナショナル株式会社を清算した。2025年2月にはTORISHI,S.A.de C.V.も清算済みである。一方、国内では大幸TEC株式会社が正露丸主成分の日局木クレオソート製造を担う。グループ全体で5社の連結子会社(2025年12月期時点)を擁するが、海外子会社の整理により事業構造のスリム化を図っている。

2024年12月期の業績と財務状況

2024年12月期の連結業績は、売上高63億9700万円(前期比1.7%増)、営業利益4億5900万円(同27.1%減)、親会社株主帰属当期純利益9億2300万円(同2.8%増)であった。営業減益は売上総利益の減少(原価上昇)によるが、特別利益として投資有価証券売却益3億4700万円や為替換算調整勘定取崩益1億4000万円を計上し最終増益となった。財政状態では、資産合計122億7000万円、負債合計37億5200万円、純資産85億1800万円、自己資本比率69.4%と前期比7.7ポイント上昇した。キャッシュ・フローは営業活動で8億1400万円の獲得。配当については2020年12月期の期末配当を最後に無配が続いていたが、2025年12月期に1株3円30銭の期末配当を実施する方針である。

業界の中での役割は一般用医薬品メーカー、感染管理製品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
64億円
営業利益
5億円
営業利益率
7.8%
純利益
9億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
医薬品事業58億円90.6%16億円27.6%
感染管理事業6億円9.4%-3億円-50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医薬品主力

「正露丸」「セイロガン糖衣A」を中心とした一般用医薬品の製造・販売。国内では薬局・ドラッグストア向け、海外では香港・中国・台湾等に子会社または代理店経由で販売。主成分の日局木クレオソートは自社製造。

主な製品・サービス5
正露丸
軟便・下痢・食あたり等に効用のある120年以上の歴史を持つ錠剤タイプの整腸止瀉薬。
セイロガン糖衣A
正露丸と同じ成分で糖衣錠タイプの下痢止め。
正露丸クイックC
カプセルタイプの正露丸。飲みやすさを追求。
ピシャット下痢止めOD錠
水なしで服用可能な下痢止め。セルフメディケーション税制対象。
ラッパ整腸薬BF
医薬部外品の整腸薬。

02感染管理準主力

二酸化塩素特許技術を応用した空間除菌・消臭製品「クレベリン」シリーズの企画・開発・販売。一般消費者向けはドラッグストア等、業務用は卸・代理店経由で公共機関、ホテル、外食産業、医療・介護施設等に供給。海外は子会社経由で販売。

主な製品・サービス2
クレベリン(一般消費者向け)
二酸化塩素ガスを利用した空間除菌・消臭製品。置き型、スティックタイプ等がある。
クレベリンpro(業務用)
業務用向けの二酸化塩素除菌・消臭製品。置き型、スティック、パウチタイプ等。

03その他副次

正露丸等の製造過程で副産される木酢液を利用した入浴液や園芸用木酢液の製造・販売。

主な製品・サービス1
木酢液入浴液・園芸用木酢液
正露丸主成分精製時の副産物である木酢液を使用した入浴剤や園芸用資材。

製品と技術

正露丸シリーズ:120年以上続く整腸止瀉薬

大幸薬品の医薬品事業の中核をなすのが「正露丸」シリーズである。有効成分は日局木クレオソートで、腸の蠕動運動正常化と水分調節により軟便・下痢・食あたりに効用を示す。剤形は3種類あり、従来の錠剤「正露丸」、糖衣錠で服用しやすい「セイロガン糖衣A」、カプセルタイプで匂いを抑えた「正露丸クイックC」を揃える。さらに水なしで服用可能なOD錠「ピシャット下痢止めOD錠」はセルフメディケーション税制対象製品である。医薬部外品として「ラッパ整腸薬BF」も販売する。これらの製品の主成分である日局木クレオソートは、子会社の大幸TEC株式会社が自社製造しており、品質管理と安定供給を支えている。国内では薬局・ドラッグストアを通じ、海外では香港・中国・台湾の子会社経由で販売される。

クレベリンシリーズ:二酸化塩素特許技術による除菌・消臭

感染管理事業の主力は「クレベリン」ブランドの空間除菌・消臭製品である。二酸化塩素ガスの持続的な放出により、浮遊ウイルスや菌を低減する技術に基づく。一般消費者向けには「クレベリン 置き型」「同スティックタイプ」があり、ドラッグストアなどで販売される。業務用は「クレベリンpro」として置き型、スティック、パウチの3形態を用意し、ホテル、外食産業、医療介護施設などに卸売業者・代理店経由で供給する。2025年9月には「クレベリン 置き型」と「クレベリンpro 置き型」が浮遊ウイルス低減性能に関するJSA規格(JSA-S1021)に適合し、適合マークを付けた製品の出荷を開始した。同社は関連特許(特許第5593423号、第5757975号など)を保有し、エビデンス強化のための研究開発を継続している。

木酢液を活用したその他事業

その他事業では、正露丸の主成分である日局木クレオソートを精製する際に副産される木酢液を利用した製品を製造・販売する。木酢液には200種類以上の成分が含まれ、抗菌・消臭・植物生育促進などの性質がある。具体的には入浴液と園芸用木酢液を製品化しており、いずれも木酢液の特性を活かした用途を想定する。売上規模は小規模で、2024年12月期のその他事業売上高は500万円、セグメント損失は2200万円である。同事業は医薬品製造プロセスから生まれる副産物の有効活用として位置づけられ、主力事業を補完する役割にとどまっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

医薬品のなかでの位置

正露丸で知られる漢方薬、収益回復途上

大幸薬品は『正露丸』を主力とする一般用医薬品メーカー。だが近年は感染症対策需要の反動減や原材料高に直面。売上高は横ばいで、営業利益率も2025/12期7.8%と低水準。同業のジーエヌアイグループは研究開発型で、当社は消費者向け製品が主体。Veritas In Silicoは創薬AIで異なるポジション。新製品や海外展開が課題。

強み

  • 100年以上の歴史を持ち、国内外で広く認知。胃腸薬として根強い需要がある。
  • 自社工場で製造から販売まで一貫。品質管理体制が整っており、安定供給が可能。
  • アジアを中心に正露丸の輸出実績あり。需要拡大余地は大きい。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営。新規投資やM&Aの余地がある。

課題

  • 正露丸の売上比率が高く、製品ポートフォリオの多様化が急務。
  • 漢方原料の価格上昇が利益率を圧迫。原価低減や価格転嫁の困難さが課題。
  • 消毒薬などが一時的に伸びたが、需要が一巡し減速。新たな成長ドライバーが必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医薬品・バイオの時価総額近傍。太字が大幸薬品

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19273コーア商事ホールディングス321億円8.6倍
22533オエノンホールディングス301億円8.0倍
38095アステナホールディングス221億円9.4倍
44538扶桑薬品工業216億円9.7倍
52929ファーマフーズ175億円
64574大幸薬品130億円18.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医薬品・バイオ)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

柴田音治郎が忠勇征露丸を販売した1946年

大幸薬品は1946年11月、柴田音治郎によって大阪府吹田市に設立された。創業時の製品は「忠勇征露丸」で、これは現在の「正露丸」の原型である。戦後の混乱期にあって、下痢・軟便を訴える人々に広く受け入れられた。社名は「大きな幸せ」を願う意味が込められており、以来一貫して一般用医薬品の製造販売に取り組む。設立当初は吹田市の小さな工場から始まったが、正露丸の評判が徐々に全国に広がり、企業の基盤を築いた。

輸出開始とセイロガン糖衣投入による品揃え拡充(1954〜1981年)

1954年5月、大幸薬品は海外向け輸出を開始し、正露丸を国際市場に送り出した。1964年には東京都大田区に東京出張所を設け、国内販売網を強化。1966年10月には正露丸と同じ主成分を持つ糖衣錠「セイロガン糖衣」を発売し、錠剤が苦手な消費者にも対応した。1981年11月には改良型の「セイロガン糖衣A」を投入し、正露丸シリーズのバリエーションを揃えた。この間、1972年に吹田工場を建設し、1979年にはGMP適合工場に改築することで品質管理体制を整えた。

研究棟建設と原料子会社設立で自社一貫体制を強化(1991〜1997年)

1991年11月、基礎研究の充実を目的に吹田市に研究棟を建設した。1992年3月には、正露丸の主成分である日局木クレオソートの原料製造会社として大幸クレオソート株式会社(現 大幸TEC株式会社)を設立し、原料から製品までの一貫生産体制を確立した。海外展開では1996年12月に台湾に大幸薬品股份有限公司、1997年2月に中国に深圳事務所を設置し、中華圏での販路拡大を開始。これにより、輸出代理店経由から自社拠点による直接販売への移行が進んだ。

クレベリン発売で感染管理事業に参入した2005年

2005年4月、大幸薬品は衛生管理製品「クレベリン」の販売を開始し、医薬品事業とは異なる感染管理事業へ参入した。クレベリンは二酸化塩素ガスを利用した空間除菌・消臭製品で、同社が特許技術を保有する。同年11月には中国で大幸安部環保技術(上海)有限公司を子会社化し、感染管理事業の海外展開を準備。2006年3月には関連特許を所有するビジネスプラン株式会社を吸収合併し、技術基盤を固めた。これにより、医薬品と感染管理の二本柱が形成された。

東京証券取引所上場と市場第一部指定(2009〜2010年)

2009年3月、大幸薬品は東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。当時は医薬品事業が安定収益を生み、感染管理事業が成長軌道にあった。わずか1年後の2010年4月には市場第一部に指定され、資本市場での存在感を高めた。上場後は研究開発投資を加速し、2011年12月に東京オフィスを港区に移転、2014年3月には本社機能を大阪市西区に移すなど組織拡充を進めた。2015年8月には京都工場・研究開発センターを新設し、生産能力と研究力を増強した。

京都工場稼働と正露丸クイックC発売(2015〜2017年)

2015年8月、京都府精華町に京都工場・研究開発センターを稼働させ、吹田工場に次ぐ生産拠点を得た。新工場では医薬品ラインとクレベリンラインを設置し、需要増に対応した。2017年4月には飲みやすさを追求したカプセルタイプ「正露丸クイックC」を発売。従来の錠剤・糖衣錠に加え、新たな剤形を若年層に訴求した。また2019年には日常除菌ブランド「クレベ&アンド」の展開を開始し、感染管理事業のラインアップを拡充した。

最近の構造改革:子会社清算と工場再編(2020〜2024年)

2020年代に入り、大幸薬品は収益性改善のため事業構造の見直しを進めた。2020年に深圳に大幸薬品(深圳)有限公司を設立する一方、2021年に深圳事務所を閉鎖し同社に統合。同年台湾支店を閉鎖し台湾子会社に統合した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行。2023年8月に東京オフィスを芝浦に移転した。2024年には茨木工場を閉鎖し、吹田工場への生産集約を実施。また大幸環保科技(上海)や大幸薬品インターナショナルを清算し、グループのスリム化を図った。これらの再編は、2025年11月に公表した中期経営計画(2026〜2028年度)で「構造改革からグローバル成長」への戦略転換を支える基盤となっている。

年表32件を開く

1940年代

  • 1946年11月創業柴田音治郎が大阪府吹田市にて、大幸薬品株式会社を設立し、忠勇征露丸(現「正露丸」)の販売を開始

1950年代

  • 1954年5月海外に向け輸出を開始

1960年代

  • 1964年4月東京都大田区に東京出張所を新設
  • 1966年10月「セイロガン糖衣」の販売を開始

1970年代

  • 1972年6月大阪府吹田市に本社ビル及び吹田工場を建設
  • 1979年6月吹田工場を改築し、GMP適合工場(注)となる

1980年代

  • 1981年11月「セイロガン糖衣A」の販売を開始

1990年代

  • 1991年11月基礎研究のさらなる充実を目的として、大阪府吹田市に研究棟を建設
  • 1992年3月「正露丸」の主原料である日局木クレオソートの原料の製造を目的として、大阪府吹田市に大幸クレオソート株式会社(現 連結子会社 大幸TEC株式会社)を設立
  • 1996年12月創業台湾市場での販売強化を目的として、台湾に大幸薬品股份有限公司を設立
  • 1997年2月中国での市場調査及び薬事情報収集等を目的として、中国に深圳事務所を新設

2000年代

  • 2004年11月香港及び中国市場での販売強化を目的として、香港に大幸薬品(亞洲太平洋)有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2005年2月創業香港を中心とした中国における「正露丸」の商標保護を目的として、正露丸(國際)有限公司を設立
  • 2005年4月衛生管理製品「クレベリン」の販売を開始
  • 2005年11月M&A感染管理事業の推進を目的として、安部環保技術(上海)有限公司を子会社化し、大幸安部環保技術(上海)有限公司に社名変更(2006年に大幸環保科技(上海)有限公司に社名変更)(2025年に清算)
  • 2006年3月M&A感染管理事業の拡大を目的として、その関連特許を所有するビジネスプラン株式会社を吸収合併
  • 2009年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2010年代

  • 2010年4月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2011年12月東京都港区に東京オフィスを移転
  • 2012年2月創業台湾支店を設立し、大幸薬品股份有限公司より業務を移管
  • 2014年3月大阪府大阪市西区に本社機能を移転
  • 2015年8月京都府相楽郡精華町に京都工場・研究開発センターを新設
  • 2017年4月「正露丸クイックC」の販売を開始
  • 2019年9月日常除菌製品ブランド「クレベ&アンド」の展開開始

2020年代

  • 2020年4月創業台湾に台湾大幸薬品股份有限公司を設立し、現地クレベリン販売代理店のWEB販売事業を譲受
  • 2020年5月創業中国における医薬品事業、感染管理事業の展開加速を目的に深圳に大幸薬品(深圳)有限公司を設立
  • 2020年10月創業大阪府大阪市西区に大幸薬品インターナショナル株式会社を設立(2025年に清算)
  • 2020年11月大阪府茨木市彩都に茨木工場を新設(2024年に閉鎖)
  • 2021年1月M&A深圳事務所を閉鎖し、大幸薬品(深圳)有限公司に統合
  • 2021年10月M&A台湾支店を閉鎖し、台湾大幸薬品股份有限公司に統合
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年8月東京都港区芝浦に東京オフィスを移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    供給体制の強化と安定稼働

    リードタイム短縮による供給量拡充や設備更新の積極化により、安定稼働を実現し供給体制を強化する。

  2. 02

    中華圏展開とブランド強化

    中期経営計画に基づき中華圏での展開を強化するとともに、正露丸ブランドのエクイティ強化に向けた投資を行い顧客基盤を拡大する。

  3. 03

    感染管理事業の信頼回復と収益改善

    クレベリンのエビデンス強化で信頼回復を図り、BtoB領域を収益基盤として販売強化、BtoC領域では収益性改善に取り組む。

  4. 04

    新製品・新規事業開発の強化

    ブランド・エクステンションを軸に新製品・新規事業の開発を強化し、次期中期経営計画では新製品の売上高比率を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で220人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は738万円で、9期前と比べて3.9%平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は10.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月201
2018年3月218
2019年3月76939.89.0229
2020年12月96040.08.5274
2020年3月81740.59.2233
2021年12月76440.99.6264
2022年12月62541.610.8210
2023年12月67942.110.0208
2024年12月69642.110.1214280
2025年12月73841.810.2220227

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 1 / 海外 3、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
京都工場・研究開発センター — 京都府相楽郡1,836百万円
医薬品事業 感染管理事業 その他事業 全社(共通)
吹田工場 — 大阪府吹田市1,242百万円
医薬品事業 感染管理事業 その他事業 全社(共通)
小国工場 — 山形県西置賜郡115百万円
医薬品事業 その他事業
本社事務所 — 中国香港39百万円
医薬品事業 感染管理事業
本社 — 大阪市西区32百万円
医薬品事業 感染管理事業 その他事業 全社(共通)
東京オフィス — 東京都港区4百万円
医薬品事業 感染管理事業 その他事業 全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    大幸TEC株式会社(注)2
    山形県 西置賜郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    大幸薬品(亞洲太平洋)有限公司(注)2、3
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾大幸薬品股份有限公司(注)2
    台湾 台北 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    大幸薬品(深圳)有限公司(注)2
    中国 深圳 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は64億円営業利益5億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.6%、利益が-16.7%。

売上高
+1.6%
64億円
営業利益
-16.7%
5億円
純利益
+0.0%
9億円
営業利益率
7.8%
前期比 -1.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高72億円64億円
営業利益5億円5億円
純利益6億円9億円
1株あたり配当¥3.5¥3.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は26億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+8.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q12−2−16.7−2
2023年2Q13−2−15.4−3
2023年3Q1900.0−1
2023年4Q17−30
2024年1Q14214.35
2024年2Q15320.03
2024年4Q3412.91
2025年2Q2400.03
2025年4Q40512.56
2026年2Q2600.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は74億円から64億円へ86%に減った。直近期の営業利益率は7.8%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月741210
2014年3月992717
京都府相楽郡精華町に京都工場・研究開発センターを新設
2015年3月902818
2016年3月83138
2017年3月831410
2018年3月951611
2019年3月1041914
台湾に台湾大幸薬品股份有限公司を設立し、現地クレベリン販売代理店のWEB販売事業を譲受
2020年3月1503625
2020年12月1765539
深圳事務所を閉鎖し、大幸薬品(深圳)有限公司に統合
2021年12月113−61−96
2022年12月50−34−49
2023年12月61−12−36
2024年12月63679.59
2025年12月64557.89

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高64億円のうち、営業利益として残るのは5億円7.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の14.1%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.3%29億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.9%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.8%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
54.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.9pt
7.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+11.3pt
14.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.3pt
11.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが8億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は43億円で、売上の8.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月110−51151
2014年3月36−603082
2015年3月7−28−8−2154
2016年3月4−26−1−2230
2017年3月27−1122668
2018年3月−1−1−1−265
2019年3月17−7−31072
2020年3月35−4−63196
2020年12月−15−28−6−4347
2021年12月−16−1640−3255
2022年12月−202−10−1828
2023年12月−31215952
2024年12月40−12445
2025年12月81−12943

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は123億円。このうち返さなくてよい自己資本が85億円で、自己資本比率は69.4%(業種中央値69.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月130953572.4
2014年3月1661145268.2
2015年3月1861256166.7
2016年3月1631313280.1
2017年3月1881543481.7
2018年3月2051644180.0
2019年3月2161754180.8
2020年3月2551946176.0
2020年12月3182289071.7
2021年12月2251289756.8
2022年12月150807053.5
2023年12月132676551.0
2024年12月129804961.7
2025年12月123853869.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
43億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
35億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
38億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

医薬品 79社との比較

同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE79社中19位あたり、逆に低いのは配当利回り79社中75位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.2%/中央値 5.9%
P25 2.0%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.8%/中央値 2.9%
P25 -162.5%P75 11.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.4%/中央値 69.9%
P25 53.4%P75 84.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.6%/中央値 2.8%
P25 -1.3%P75 12.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.9%
P25 2.3%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥257で、1年前と比べて-15.1%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥257-1.2%1ヶ月+4.0%1年-15.1%時価総額130億円
過去52週の値幅
安値¥246高値¥322

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.8倍
PER (会社予想)23.5倍
PBR0.49倍
配当利回り1.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.4%上昇。6/29に284円の高値を付けた後、275円で落ち着いている。25日線(266円)を上回り、底堅い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 15.0倍は業界平均27.1倍を下回り割安。PBR 0.52倍は平均3.23倍を大きく下回り解散価値を大幅に下回る。配当利回り5.08%は平均1.25%を大きく上回る。一時的な損失から回復したが、収益力の持続性に注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.8倍36.0倍
PER (予想)23.5倍
PBR0.49倍3.53倍
ROE11.2%6.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、正露丸やクレベリンの安定ブランド力と黒字転換で業績回復基調に入ったと評価。配当利回り5%超でバリュー株としての魅力を強調。弱気派は、売上高が横ばい傾向で成長力に欠け、競合激化や新製品不足で中期的な停滞リスクを指摘。海外展開も限定的で、今後の成長ドライバーが見えにくいとみる。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換で業績回復

    2024年12月期は営業利益6億円と前年赤字から改善

  • 高配当利回りの魅力

    配当利回り5.1%と安定配当を継続

  • ブランド力の安定性

    正露丸とクレベリンは長年知名度が高く根強い需要

  • 高配当利回り5.08%の下支え継続影響

    配当利回り5%超は株価サポート要因

  • 2024年12月期の黒字転換2024年12月期影響

    営業利益6億円、前年赤字からのV字回復達成

  • PBR0.52倍の割安感継続影響

    解散価値割れ水準、買収や自己株取得の期待

  • 外国人保有率31.71%と高く需給良好継続影響

    海外投資家の存在は需給面でポジティブ

マイナスに働く材料7
  • 売上高成長の頭打ち

    売上高は60億円前後で近年横ばいが続く

  • 競合激化と新製品不足

    後発品や類似品が多く、目立った新製品がない

  • 海外展開の遅れ

    海外売上比率は低く、成長の切り札になっていない

  • 2025年12月期営業利益減益予想2025年12月期影響

    営業利益5億円、前期比1億円減少、成長鈍化

  • 売上高横ばいでの利益率低下2025年12月期影響

    売上高64億円と微増、営業利益率7.81%に低下

  • 過去の大幅赤字の影響残る継続影響

    2023年12月期は36億円の純損失、信用リスク

  • 株価275円と低位で値嵩感通年影響

    低位株ゆえ変動率大、上値追い慎重

次の決算で確かめる点
売上高成長率
横ばい傾向から脱却できるか、業績の方向性を示す
営業利益率
収益性改善の持続性を確認する指標
クレベリン売上高
季節変動や競合影響を受けやすい主力商品の動向
海外売上比率
新たな成長市場への進捗度合いを測る指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3.5で、前期から75.2%いまの株価に対する利回りは1.36%。

年間配当
¥3.5
1株あたり
配当利回り
1.36%
いまの株価に対して
配当性向
21.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月731.3
2018年3月824.933.7
2019年3月1240.137.5
2020年12月25114.227.9
2020年3月13−46.730.1
2025年12月3−75.221.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3.5

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ14,853人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.0%を占め、残る85.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他60.863.363.061.357.760.9
外国法人18.918.618.422.522.922.3
金融機関10.27.09.37.011.68.3
事業法人6.79.37.57.46.76.7
証券会社3.41.71.51.70.91.7
自己株式1.61.31.31.00.90.8
外国人個人0.00.10.20.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ROYAL BANK OF CANADA SINGAPORE BRANCH-CLIENT’S A/C (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)7.61
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.77
03柴田 高6.58
04柴田 仁6.51
05NOMURA SINGAPORE LIMITED CUSTOMER SEGREGATED A/C FJ-1309 (常任代理人 野村證券株式会社)6.29
06ZONGYI SOLAR POWER (LUXEMBOURG)(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)4.21
07柴田 晃宏3.75
08興和株式会社2.98
09柴田 穣2.64
10アース製薬株式会社2.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−77%、1株純資産は14期で−77%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8174311.410.821.3
2014年3月13687316.812.420.9
2015年3月13997114.913.919.1
2016年3月223346.622.114.9
2017年3月253637.424.831.3
2018年3月263836.926.233.7
2019年3月334058.419.037.5
2020年3月5845113.327.030.1
2020年12月8952618.318.127.9
2021年12月−221294−53.9
2022年12月−112185−47.0
2023年12月−76135−48.9
2024年12月1815912.218.5
2025年12月1817011.216.221.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額109百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
柴田仁代表取締役会長753,298,810
柴田高代表取締役社長703,330,431
橋本昌司専務取締役5916,795
富永俊秀取締役(常勤監査等委員)693,000
土居健人取締役(監査等委員)68
三輪哲生取締役(監査等委員)68
宮田俊男50
高谷康久58

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)373128629
社外取締役323238

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,068字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社5社(国内:大幸TEC株式会社、海外:大幸薬品(亞洲太平洋)有限公司<香港>、大幸薬品(深圳)有限公司<中国>、台湾大幸薬品股份有限公司<台湾>、正露丸(國際)有限公司<香港>により構成されております。 事業に関しましては、① 医薬品事業、② 感染管理事業、③ その他事業の3つの事業を展開しております。 なお、当該事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 ※大幸薬品インターナショナル株式会社は、2023年3月31日開催の同社の株主総会において清算することを決議し、2025年3月21日に清算結了いたしました。 ※TORISHI,S.A.de C.V.は、2025年2月28日に清算結了いたしました。 ※大幸環保科技(上海)有限公司は、2024年12月20日開催の同社の株主総会において清算することを決議し、2025年8月11日に清算結了いたしました。 <医薬品事業> 当社では「正露丸」、「セイロガン糖衣A」を中心とした一般用医薬品の製造及び国内外での販売を行っております。 国内販売につきましては、薬局やドラッグストア等を通じて、一般消費者へ供給しております。「正露丸」は、120年以上の歴史があり、国内においては高いブランド認知率を維持しております。軟便・下痢・食あたり・水あたり・はき下し等に有効に作用する「正露丸」、「セイロガン糖衣A」に加え、カプセルタイプの「正露丸クイックC」を販売しております。これまで築き上げてきたブランドを大切にしながら、新たな購入者層の獲得を目指します。その他、水なしでも飲める下痢止め薬「ピシャット下痢止めOD錠(セルフメディケーション税制対象製品)」に加え、医薬部外品である「ラッパ整腸薬BF」の販売も行っております。 海外販売では、香港・中国市場及び台湾市場につきましては、当社の子会社である大幸薬品(亞洲太平洋)有限公司<香港>及び台湾大幸薬品股份有限公司<台湾>を通じて、また、他市場(アメリカ(注1)、カナダ、タイ、マレーシア、モンゴル)につきましては、当社より輸出を通じて代理店経由で小売店へ販売しております。 中国では香港を拠点に華南市場へ販売しており、さらに華東、華北、東北にも販路を拡げております。 なお、「正露丸」等の主成分である日局木クレオソート(注2)は、当社にて製造しており、その業務を当社の子会社である大幸TEC株式会社に委託しております。 <感染管理事業> 感染管理事業につきましては、人類の脅威となる感染症に対して優れた効果と安全性を有する製品を市場に提供していくために、医薬品事業で培った基礎研究や応用研究開発力を活かし、二酸化塩素特許技術(注3、4)を応用した製品の企画・開発・販売を進めております。 これらの製品は、近年の感染症に対する予防意識の高まりを背景に、一般消費者の他、公共機関、ホテル、外食産業、ビルメンテナンス事業者、医療・介護施設、葬儀施設、ペット関連事業者等の幅広い顧客をターゲットにしております。 一般消費者向け製品では、医薬品事業で確立された販売チャネルを利用して、「クレベリン」ブランドの製品を卸売業者に対して販売し、ドラッグストアを主としたさまざまな小売店等を通じて一般消費者へ供給しております。 業務用製品では、「クレベリンpro 置き型」、「クレベリンpro スティック」や「クレベリンpro パウチ」等を、主に卸売業者や代理店を通じてユーザーに供給しております。 海外販売につきましては、当社及び当社の子会社である大幸薬品(亞洲太平洋)有限公司<香港>、台湾大幸薬品股份有限公司<台湾>を通じて、主に代理店から小売店に販売しております。 <その他事業> 主に「正露丸」、「セイロガン糖衣A」の主成分である日局木クレオソート精製の際、副産物として生産される木酢液(注5)を使用した入浴液や園芸用木酢液の製造及び販売を行っております。 (注)1.健康食品(Dietary Supplement)として販売 2.日局木クレオソート ブナ、マツ等の原木を乾留、蒸留、精製して得られる透明な液体で、整腸、止瀉(下痢止め)、歯痛止め等の効能があります。 当社ではその薬理作用は腸の蠕動運動の正常化や水分調節であることを示しました。 3.二酸化塩素 化学式「ClO2」で表されます。水に良く溶けるガスです。 4.特許技術に関する補足 特許第5593423号、特許第5757975号、特許第6052508号、特許第6055861号、他 5.木酢液 木炭を作るときに出る煙を冷却液化して得られる樹木のエキスのようなものです。木酢液の中には、200種類以上もの成分が含まれていて、植物の生育を促進し、不用な虫を寄せつけないという性質、真菌等を生えにくくする性質、消臭の効果等があります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,106字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 「大幸薬品は『自立』『共生』『創造』を基本理念とし、世界のお客様に健康という大きな幸せを提供します。」という企業理念を実現するに当たり、「健康社会の『ないと困る』を追求する。」をスローガンとして掲げすべての企業活動の指針としております。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは事業の持続的成長を図る観点より、売上高及び営業利益の成長性を重視しております。また、資本の効率化による株主利益の最大化を目指し、自己資本利益率(ROE)も重視しております。 (3) 経営環境、経営戦略並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 医薬品事業 国内市場においては、人口の高齢化等に伴う医療費の高騰が社会問題化する中で、セルフケアとしてのセルフメディケーションの推進により、一般用医薬品の市場はさらに拡大するものと予測されます。当社の主力製品「正露丸」が属する止瀉薬市場は堅調な推移となっておりますが、市場への安定供給が課題となっております。 このような中、リードタイム短縮による供給量の拡充や設備更新等の積極化により安定稼働を実現して供給体制の強化を図ってまいります。また、供給体制の強化に合わせて、中期経営計画に掲げている中華圏での展開強化を図るとともに、国内外における正露丸ブランドのエクイティ強化に向けた投資を行い、顧客基盤の拡大を図ってまいります。 ② 感染管理事業 感染管理事業においては、「クレベリン」の主成分である二酸化塩素の有効性や安全性に関するエビデンス強化によって信頼回復に取り組んでまいりますが、「クレベリン」の属する除菌市場は売上予測が難しい状況が続いております。そこで、感染管理事業の着実な黒字化に向けて、BtoB領域(業務用)を収益基盤として販売を強化するとともに、BtoC領域(一般用領域)では収益性の改善に取り組んでまいります。 ③ 新製品・新規事業開発体制の強化 当社においては、「正露丸」「セイロガン糖衣A」「クレベリン」というブランド力の高い製品があるものの、持続的な成長に向けては更なる新製品・新規事業の創出が重要と考えております。そのため、中期経営計画に掲げたブランド・エクステンションを軸に新製品・新規事業の開発を強化し、次期中期経営計画では新製品の売上高比率を高めてまいります。
事業等のリスク3,258字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループでは、これらリスク顕在化の未然防止及びリスク顕在化の最小化のための対策を講じるよう努めております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特定製品への依存について 当社グループにおける売上高の大半が「正露丸」及び「セイロガン糖衣A」、「クレベリン 置き型」によって構成されております。品質等に問題が発生した場合には販売中止・回収を余儀なくされることも考えられ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、当該製品の製造につきましては、培ってきたノウハウをもとに万全の品質管理・品質保証体制をもって臨むとともに、当社グループの強みとなる商品を軸に、研究やマーケティングリソースの分散を避けながら、製品ラインナップを拡げていくことを考えております。 (2)特定取引先への依存について 当社グループの売上高のうち、国内においてはアルフレッサヘルスケア㈱、㈱PALTAC、海外においては香港の一徳貿易有限公司の上位3社への売上高が当連結会計年度において全体の約79%と大きな割合を占めております。これら取引先の経営施策や取引方針の変化、財政状態の悪化等により、販売機会の一時的な喪失等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、取引先の状況を早期に把握できるよう定期的に与信調査等の顧客管理を実施しており、また、新規取引先や新規販売チャネルの開拓も継続して検討してまいります。 (3)海外事業展開に伴うリスク 当社グループは、中国本土・香港・台湾を中心とする海外市場において、従来より「正露丸」、「セイロガン糖衣A」等の販売をしております。当該地域における政治、経済、法律、文化、ビジネス慣習、競合企業、為替、その他様々なカントリーリスク等による予想し得ない事象が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、海外市場の各地域におけるリスク情報を継続的に収集し対応策を検討するとともに、さらなる各地域への事業展開については慎重かつ迅速に行ってまいります。 (4)類似品の存在について 当社グループが製造・販売しております「正露丸」及び「セイロガン糖衣A」は、他社においても同一又は類似した名称で製造・販売が行われております。このため、当社グループが製造・販売しております製品と類似した商品が市場には多数存在しており、特に類似したパッケージの場合には消費者が当社グループの製品と誤認して購入する可能性が否定できません。また、感染管理事業における主要製品である「クレベリン」についても他社から類似品の製造・販売が行われており、消費者が当社グループの製品と誤認して購入する可能性を否定できません。 さらには、これらの類似品において品質問題等が発生した場合には、当社グループの製品のイメージダウン及び予期せぬ風評被害が発生する可能性も否定できず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、さらなるブランド力の強化、継続的な新製品の市場投入、エビデンスの蓄積・公表等により、類似品との差別化を図り消費者の当社製品への理解が深まるような事業活動を継続してまいります。 (5)急激な需要の変化等に関するリスク 感染管理事業においては、衛生管理製品を市場に提供していくために二酸化塩素ガス特許技術を応用した製品等の企画・開発・販売を進めております。そのため、当該事業は感染対策を中心とした市場環境に影響を受け、新たな感染症の流行拡大及び予防意識の動向等によっては、製品の需要に急激な変化が生じます。想定以上の需要の変化が生じた場合には、一時的な製品供給不足や過剰生産能力、過剰在庫に陥る可能性があり、その結果として当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、急激な需要の変化に柔軟に応じられるサプライチェーンマネジメント体制の強化に取り組んでまいるとともに、長期的な需要を冷静に分析し、投資を意思決定する仕組みを強化してまいります。 (6)原材料価格及び調達に関するリスク 当社グループは、原材料等について急激に価格が高騰した場合、あるいは一部の原材料等について供給が滞り、代替の調達先が確保できない場合には、製品の利益率の悪化や機会損失の発生により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、複数の仕入先の確保、供給能力の高い仕入先との取引等により供給体制強化・安定化を図ってまいります。 (7)製造物責任に関するリスク 当社グループの製品については、品質管理体制を整備し、高い品質水準の確保に努めておりますが、予期せぬ事情により大規模なリコールや生産物賠償責任につながるような大きな品質問題が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、当社に起因する生産物責任における損害賠償に備えた適切な保険に加入しております。 (8)競合に関するリスク 医薬品事業における「正露丸」、「セイロガン糖衣A」を中心とする当社グループの製品について認知率と市場シェアをより高めるためのマーケティング施策を実施しており、その結果安定的な収益の獲得が出来ております。 また、感染管理事業における製品については、当社の有する特許技術や蓄積されたエビデンス等が他社にとって高い参入障壁となっており、競合の数が限定的となっております。しかし、他社の優れた製品の出現や競合品の価格引き下げが行われた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、ブランド力の一層の強化、継続的な新製品の市場投入、さらなるエビデンスの蓄積・公表等により、当社の競争力を高めてまいります。 (9)法的規制等に関するリスク 当社グループの属する医薬品事業は、国内市場においては、薬機法やGMP省令等の関連法規、また、中国本土・香港・台湾を中心とする海外市場においても同等の法規の厳格な規制を受けており、各事業活動の遂行に際して許認可等を受けております。これらの許認可等を受けるための諸条件及び関係法令の遵守に努めており、現時点におきましては当該許認可等が取り消しとなる事由は発生しておりません。しかし、予期しない法令違反等によりその許認可等が取り消された場合や何等かの事由により許認可等の更新が出来なかった場合には、当社グループの運営に支障をきたし事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (10)情報セキュリティに関するリスク 当社グループでは、事業や業務を効率的に進めるため、デジタル・ITの活用を進めており、これらのシステムにおいては機密性の高い情報や個人情報を取り扱っております。社内外からの不正アクセスやサイバー攻撃等により、データ漏洩やシステムダウン等によるビジネスオペレーションの停止等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、適切なセキュリティサービスを選択するとともに、情報セキュリティや秘密情報に関する規程を整備し、従業員への定期的なセキュリティ研修を実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,050字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当社グループは、2025年11月11日に2026年度から2028年度の3カ年を対象とする中期経営計画を公表いたしました。本中期経営計画では構造改革からグローバル成長を目指すための戦略転換を掲げ、海外売上の拡大や新製品・新規事業の開発体制の強化に取り組み、最終年度である2028年度の業績は売上高85億円、営業利益10億円、ROE10~11%以上と設定し、経営目標の達成を目指してまいります。 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により、国内景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米国の通商政策動向や継続的な物価の上昇による消費の減速懸念等、依然として景気の見通しは不透明な状況が続いております。 このような中、当社グループは医薬品事業において、市場への安定供給という課題に対し、供給体制を強化する ため、製造人員の増強や2024年8月9日に公表した2工場体制への再編に向けた取り組みを推進し、当連結会計年度に予定していた吹田工場への生産設備の移設等を計画どおり完了いたしました。また、感染管理事業では二酸化塩素のエビデンス強化に係る研究開発を通じた消費者の皆様への信頼醸成や、売上規模に応じたコストコントロール等収益性の改善施策に取り組んでまいりました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高につきましては、感染管理事業の増収により、対前期比1.7%増の6,397百万円となりました。売上総利益につきましては、医薬品事業の原価上昇影響等により、対前期比5.1%減の3,481百万円となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、医薬品事業における広告宣伝費の増加や研究開発費の増加等があったものの、継続的なコスト削減や金利上昇を踏まえた割引率の見直しに伴う退職給付費用の減少等により、対前期比0.5%減の3,022百万円となりました。 これらの結果、当連結会計年度の営業利益は対前期比27.1%減の459百万円、経常利益は対前期比29.8%減の482百万円となりました。特別利益につきましては、投資有価証券売却益347百万円や医薬品事業の仕入取引や製品出荷業務に関連し取引先より受領した受取補償金14百万円、海外連結子会社清算結了に伴う為替換算調整勘定取崩益140百万円を計上しております。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては対前期比2.8%増の923百万円となりました。 なお、当社は2020年12月期の期末配当を最後に、配当を見送っており、2025年11月に公表した中期経営計画において2026年12月期より配当を再開する方針を説明しておりましたが、収益力と財務基盤の強化が順調に進捗している状況等を総合的に勘案した結果、配当再開の環境が整ったものと判断し、配当の再開時期を前倒し、この度1株につき3円30銭の期末配当を実施する予定であります。 セグメント別の経営成績につきましては以下のとおりであります。 (医薬品事業) 医薬品事業につきましては、国内市場における市場規模が対前期比で103.1%となりました。堅調な需要に対し、「正露丸」につきましては、中期的な供給体制強化に向けた取り組みの一環として製造設備の更新等の準備を進めてまいりました。また、京都工場の医薬品ラインが本格的に稼働したこと等により安定供給が可能な「セイロガン糖衣A」及び「正露丸クイックC」につきましては、営業・マーケティング施策の強化を行うとともに、2025年4月以降「セイロガン糖衣A携帯用」の新発売に合わせてWEBプロモーションを実施する等、新規ユーザーの拡大に取り組みました。また、海外向けにつきましては、製造スケジュール調整により出荷時期が遅れておりましたが、第4四半期連結会計期間に予定どおり出荷を行い、概ね計画どおりの売上を計上いたしました。 この結果、国内向けの医薬品売上高につきましては、対前期比1.4%減の3,505百万円となりました。また、海外向けにつきましては、対前期比2.0%増の2,266百万円となりました。 これらの結果、医薬品事業につきましては、対前期比0.1%減の5,771百万円の売上高となりました。また、セグメント利益につきましては、主に原価上昇影響等により、対前期比19.2%減の1,573百万円となりました。 (感染管理事業) 感染管理事業につきましては、国内のインフルエンザ流行時期にあわせてWEBでの広告を強化する等、効果的なマーケティング費用の投下等コストコントロールに努め、収益性の改善に取り組んでまいりました。また、「クレベリン 置き型」及び「クレベリンpro 置き型」が、2025年9月1日に制定された浮遊ウイルス低減性能を評価する新規格「JSA-S1021」に適合したことを受け、「JSA規格(JSA-S1021)適合マーク」を付けた製品の出荷を開始しました。当期はインフルエンザ流行が例年より早く11月上旬から始まったこと等もあり、売上は対前期比で増加いたしました。 これらの結果、売上高は対前期比21.8%増の619百万円となりました。また、セグメント損失につきましては、増収や販売費及び一般管理費の減少影響等により、対前期比で213百万円改善し254百万円となりました。 (その他事業) その他事業につきましては、主に木酢液を配合した入浴液や園芸用木酢液等の製造販売を行っております。売上高は5百万円、セグメント損失は22百万円となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は12,270百万円(対前期末比643百万円減)となりました。また、負債合計は3,752百万円(同1,197百万円減)、純資産合計は8,518百万円(同553百万円増)となりました。前連結会計年度末からの主な変動要因は、現金及び預金の減少等による流動資産328百万円の減少、投資有価証券の売却等に伴う固定資産314百万円の減少、1年内返済予定の長期借入金の返済等による流動負債345百万円の減少、長期借入金の返済等による固定負債851百万円の減少、また、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による純資産553百万円の増加等であります。 なお、自己資本比率は前連結会計年度末から7.7ポイント増加し、69.4%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)が前連結会計年度末より275百万円減少し、当連結会計年度末残高は4,256百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は814百万円(前期は362百万円の獲得)となりました。主に移設撤去費用等引当金の減少88百万円、未払金の減少69百万円等の減少要因の一方で、税金等調整前当期純利益958百万円、減価償却費265百万円等の増加要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は142百万円(前期は5百万円の使用)となりました。主に有形固定資産の取得による支出291百万円等の減少要因の一方、投資有価証券の売却による収入447百万円等の増加要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,227百万円(前期は1,181百万円の使用)となりました。主に長期借入金の返済による支出1,206百万円等の減少要因によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 医薬品事業   (百万円)   5,012   85.2 感染管理事業   (百万円)   583   114.9 その他事業   (百万円)   3   74.5 合計   (百万円)   5,599   87.6 (注)金額は販売価格によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 医薬品事業   (百万円)   55   81.9 感染管理事業   (百万円)   -   - その他事業   (百万円)   -   - 合計   (百万円)   55   81.9 c.受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 医薬品事業   (百万円)   5,771   99.9 感染管理事業   (百万円)   619   121.8 その他事業   (百万円)   5   112.3 合計   (百万円)   6,397   101.7 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) アルフレッサヘルスケア㈱   1,826   29.0   1,919   30.0 一徳貿易有限公司   1,819   28.9   1,804   28.2 ㈱PALTAC   1,471   23.4   1,341   21.0 ⑤ 経営成績等に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金状況については、「第2  事業の状況  4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金および設備投資資金であり、その調達は主として自己資金および金融機関からの借入により行っております。 なお、事業運営に必要な資金については確保できていることから、追加の資金調達余力としていたシンジケーション方式コミットメントライン契約につきましては、2025年1月31日をもって契約は終了しております。 ⑦ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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