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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

昭和ホールディングス

Showa Holdings Co.,Ltd.5103 · Standard · ゴム製品

食品、スポーツ、ゴム、コンテンツの4事業を展開する持株会社。大福もち等の和菓子製造で知られる。

概要

昭和ホールディングスは、1937年にゴム製品メーカーとして創業し、戦後は食品・スポーツ・コンテンツ事業にも進出した持株会社である。2026年3月期の連結売上高は86億円、従業員数311人。本社は千葉県柏市に置き、東京証券取引所に上場する。ゴム事業に始まり、現在は食品事業が売上の過半を占める。

四つの事業セグメントで構成されるグループ

当社グループは、昭和ホールディングス(持株会社)と連結子会社14社、持分法適用関連会社8社で構成される。事業は食品、スポーツ、ゴム、コンテンツの4セグメントに分かれる。2026年3月期のセグメント別売上高は、食品事業が47億円(全体の55%)、スポーツ事業が12億円(14%)、ゴム事業とコンテンツ事業がそれぞれ20億円前後と推定される。グループ全体の営業損失は2億円、純損失は6億円と赤字が続いている。持分法適用関連会社にはDigital Finance事業を行うGroup Lease PCL.が含まれ、訴訟対応の費用負担が業績を圧迫する要因となっている。

食品事業が収益の柱、和菓子に特化

食品事業は、連結子会社の明日香食品株式会社グループが担う。主力製品は大福もち、わらび餅、団子などの日配和菓子であり、特に「わらび餅の明日香野」「こし自慢明日香野」「桜餅(道明寺)の明日香野」が戦略商品として位置づけられている。2026年3月期の同事業の売上高は47億円、セグメント利益は2.4億円で、グループ唯一の黒字セグメントである。原材料高や人件費上昇に対し、販売価格への完全転嫁を避けつつ、コスト管理と生産効率改善で利益を確保している。SNSを活用したブランディングにも注力し、マスメディアでの露出増加が販売拡大につながっている。

スポーツ事業はソフトテニスボールにルーツ

スポーツ事業は、創業事業である軟式庭球ボール「アカエム」の製造販売を源流とする。現在は株式会社ルーセントが中心となり、ソフトテニスボール・ウェアの販売、テニスクラブの運営、ランニングツアー事業を展開する。2026年3月期の売上高は12億円だが、セグメント損失は0.6億円と赤字である。ソフトテニスボールの価格を「公認級最安値」に設定するキャンペーンを実施し、出荷数は増加したが、費用増加が利益を圧迫した。テニスクラブ再生事業では会員数が横ばいで推移し、マルチスポーツ展開(ソフトテニス、ランニング、卓球)による会員増加を目指している。

ゴム事業とコンテンツ事業の現状

ゴム事業は、昭和ゴム株式会社を中心にゴムライニング、型物、洗浄装置、食品パッキンなどを製造販売する。マレーシア子会社Showa Rubber (Malaysia) Sdn.Bhd.も含む。2026年3月期の同事業は、期首に連結子会社1社を連結対象から除外したため減収減益となった。コンテンツ事業は株式会社ウェッジホールディングスが担い、音楽、雑誌、書籍、トレーディングカードゲーム、ウェブコンテンツの企画・制作・編集・デザイン・卸売・小売・配信および関連ライツ事業を営む。編集やカードゲーム開発の受注は堅調でロイヤリティ収入も好調だが、新規事業経費の増加により減益となった。

持株会社体制とグループ統括

昭和ホールディングスは、グループ全体の統括事業を担う。本社は千葉県柏市にあり、東京証券取引所に上場している(1952年12月上場)。持分法適用関連会社には、タイのGroup Lease PCL.(Digital Finance事業)が含まれるが、同社の業績は訴訟対応費用の負担により厳しい状況が続き、当社の経常損失拡大の一因となっている。グループの財務状況を見ると、2026年3月期の売上高86億円に対し、純損失は6億円と4期連続の赤字である。2018年3月期には34億円の特別損失(純損失)を計上しており、その後も赤字基調が続いている。

業界の中での役割は多角的事業を展開する総合持株会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
86億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-2.3%
純利益
-6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
食品事業48億円56.5%2億円4.2%
ゴム事業17億円20.0%0億円0.0%
スポーツ 事業12億円14.1%-1億円-8.3%
コンテンツ 事業8億円9.4%2億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品主力

大福もち等の餅類、団子類等の和菓子を製造販売。主に関係会社の明日香食品、株式会社明日香、株式会社日本橋本町菓子処が担う。

主な製品・サービス1
大福もち等の餅類
代表的な和菓子である大福もちを中心に、餅類を製造・販売。

02スポーツ準主力

ソフトテニスボールの製造販売、スポーツウェアの販売、スポーツ施設工事、テニスクラブ運営を行う。主に関係会社の株式会社ルーセントが担う。

主な製品・サービス1
ソフトテニスボール
ソフトテニス専用のボールを製造販売。

03ゴム準主力

ゴムライニング、型物、洗浄装置、食品パッキン等のゴム製品を製造販売。主に関係会社の昭和ゴム、Showa Rubber(Malaysia)Sdn.Bhd.、株式会社橋本ゴムが担う。

主な製品・サービス1
ゴムライニング
薬液タンクや配管等の内面にゴムを張り付ける防食技術。

04コンテンツ副次

音楽、雑誌、書籍、トレーディングカードゲーム、ウェブ等のコンテンツ企画・制作・編集・デザイン・卸売・小売・配信及び関連するライツ事業を展開。主に関係会社の株式会社ウェッジホールディングスが担う。

製品と技術

和菓子の主力「わらび餅の明日香野」シリーズ

食品事業の中心は、明日香食品グループが製造する日配和菓子である。特に「わらび餅の明日香野」はSNSやマスメディアで取り上げられる戦略商品で、黒蜜ときな粉を添えた本わらび餅風製品として定着している。同じく「こし自慢明日香野」はこしあんを厚い餅皮で包んだ大福、「桜餅(道明寺)の明日香野」は関西風の道明寺桜餅である。これらの商品は、もち米・小豆・砂糖などの原材料高騰にもかかわらず「お得感」を重視した価格設定を維持している。製造工程では、生産効率の良い商品への集中と徹底したコスト管理が行われ、利益率の確保に貢献している。

ソフトテニスボール「アカエム」の歴史と戦略

スポーツ事業の原点は、136年前に日本で初めて製造された軟式庭球ボール「アカエム」である。現在もソフトテニスボールの製造販売が同事業の核であり、2026年3月期には「公認級最安値」をメーカー希望小売価格として恒常的に設定し、業界の活性化とユーザー支援を図った。この価格戦略により出荷数は大幅に増加した。ボールは競技用の公認規格を満たし、ソフトテニス連盟の公認品である。原材料の高騰が利益を圧迫する中、同事業はウェアやランニングツアー等多角化により収益基盤を広げている。

ゴム製品の多様なラインアップ

ゴム事業では、昭和ゴム株式会社が中心となり、ゴムライニング(金属を腐食から保護する内張り)、型物(成形ゴム製品)、洗浄装置(工業用洗浄機器)、食品パッキン(食品機械用のゴムシール)などを製造販売する。また、マレーシア子会社Showa Rubber (Malaysia) Sdn.Bhd.を通じて東南アジアでも生産を行う。これらの製品は産業用から食品加工まで幅広い分野で使用される。2026年3月期は連結子会社1社の除外により減収となったが、グループの基盤技術として引き続き事業を継続している。

コンテンツ事業の多角展開

コンテンツ事業は、株式会社ウェッジホールディングスが運営する。音楽、雑誌、書籍、トレーディングカードゲーム、ウェブコンテンツの企画・制作・編集・デザイン・卸売・小売・配信および関連ライツ事業を幅広く手掛ける。特にトレーディングカードゲームの開発とロイヤリティ収入が堅調で、増収に貢献している。一方、新規事業への投資が利益を押し下げる要因となっている。同事業はグループ内の他セグメント(食品事業のSNSブランディングやスポーツ事業のツアー企画)とも連携し、グループ全体の相乗効果を生み出している。

持分法適用関連会社のDigital Finance事業

当社グループは、重要な持分法適用関連会社としてGroup Lease PCL.(タイ)を通じてDigital Finance事業を有する。同事業は訴訟対応の費用負担により業績が厳しい状況が続き、2026年3月期の経常損失拡大の主因となった。当社は同事業への投資判断を中長期的視点で行うとしているが、短期的な収益貢献は見込めていない。グループ全体の業績回復には、このDigital Finance事業の立て直しが課題となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ゴム製品のなかでの位置

国内ゴム二次加工の小型独立系

当社はゴム製品の二次加工・販売を手掛ける小型独立系企業。売上高86億円で、同業のブリヂストンや横浜ゴムなど大手タイヤメーカーとの規模差は歴然。直近の営業損益は赤字転落(営業利益率0%→▲2.33%)と厳しい。収益性は同業上位3社(ブリヂストン、横浜ゴム、住友ゴム)に劣り、経営効率化が急務。資源高や競合との価格競争に対し脆弱な立ち位置にある。

強み

  • 独立系の小規模組織により、顧客ニーズに迅速に対応しやすい柔軟性を持つ。
  • 大口顧客との長期的な取引関係を有し、一定の受注基盤を確保している。
  • 過去の設備投資を活かし、一定の生産能力を低コストで維持可能。
  • 大手が参入しにくい特殊ゴム加工分野に強みを持ち、差別化を図る。

課題

  • 営業損失が続き、コスト削減や収益改善策が急務。25/3期も赤字予想。
  • ブリヂストンなど大手の価格攻勢に対抗できず、採算が圧迫されている。
  • ゴム原料・エネルギー価格の上昇を価格転嫁できず、収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ゴム製品の時価総額近傍。太字が昭和ホールディングス

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15185フコク322億円27.5倍
25189櫻護謨73億円10.4倍
35194相模ゴム工業71億円24.7倍
45162朝日ラバー37億円22.8倍
55199不二ラテックス26億円40.0倍
65103昭和ホールディングス1億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

南方ゴム栽培から製品製造へ、1937年の創業

1937年6月、南方におけるゴム栽培から製品製造までの一貫作業によるゴム事業経営を企図し、昭和護謨株式会社として設立された。同年9月には、スマトラとマレー半島でゴム栽培を営んでいた南亜公司(1911年創業)、スマトラ興業(1918年創業)、および内地でゴム製品製造販売を行っていた東京護謨工業(1917年創業)、明治護謨工業(1933年創業)の4社を吸収合併した。千住・巣鴨の2工場を経営し、自転車タイヤ・チューブ、ホース、工業用品、医療用品、ラテックス製品などを製造販売した。

戦時中の軍需転換と戦後の外地喪失

1944年4月、軍需工場として軍需品生産に転換した。1945年5月には、日本最古のゴム工場である三田土ゴム製造(1886年創業)を吸収合併し、平井・尾久・本所の3工場を加えた。しかし1945年9月の終戦により、南方の外地事業をすべて喪失。戦災を免れた千住工場と尾久工場を民需品生産に切り替え、本来のゴム製品に加えボール等の運動用品の製造を開始した。同年12月には旧相模海軍工廠の施設を利用し、相模事業所として操業を開始した。

事業再編と工場統合、1960年代

1949年6月、相模事業所を日東タイヤ株式会社として分離した。1966年4月、千住工場を廃止し、千葉県柏市に柏工場を新設して操業を開始した。1968年12月、商号を昭和ゴム株式会社に変更した。この時期、ゴム事業の拠点を柏工場に集約し、生産体制を再編した。また1971年3月には大阪営業所を廃止し大阪支店を設置するなど、販売網の整備も進めた。1982年4月には尾久工場を廃止し、柏工場構内に食品医療用品・スポーツ用品工場を新設した。

子会社設立と本社移転、1990年代

1990年3月、連結子会社株式会社ショーワコーポレーションを設立(資本金30百万円)。1992年1月には株式会社境野製作所を設立。1994年3月、大阪支店を廃止し大阪営業所を設置するとともに、本社事務所を東京都足立区から千葉県柏市へ移転。同年6月には本店も東京都中央区京橋から柏市へ変更した。この移転により、柏工場と本社が同一拠点に集約された。2000年には第三者割当増資(570百万円)や転換社債発行(3,000百万円)により資金調達を行った。

子会社売却・清算と持株会社化への布石

2000年代に入り、グループ再編が進んだ。2001年2月に設立した昭和熱技研株式会社を2002年2月に売却。同じく2001年設立のUNITED ROBOT ENGINEERING, INC.は2003年1月に清算。2000年11月設立のエス・アール・イー株式会社は2002年3月に売却。2003年3月には株式会社境野製作所を解散した。これらの動きは、不採算事業からの撤退と経営資源の集中を目的としたものと考えられる。2006年3月には第三者割当増資(586百万円)と新株予約権行使(2,581百万円)で資本増強を図った。その後、商号を昭和ホールディングスに変更し持株会社体制へ移行したが、沿革には商号変更の記載がないため推測を避ける。

年表35件を開く

1930年代

  • 1937年6月創業南方におけるゴム栽培より製品製造に至るまでの一貫作業によるゴム事業経営を企図し、先ず母体として昭和護謨株式会社を設立発足した。
  • 1937年9月創業南方スマトラ及びマレー半島においてゴムの栽培を経営していた株式会社南亜公司(創立 1911年)、スマトラ興業株式会社(創立 1918年)及び内地においてゴム製品の製造販売を経営していた東京護謨工業株式会社(創立 1917年)、明治護謨工業株式会社(創立 1933年)の4社を吸収合併し、外地においてゴム栽培、内地において千住、巣鴨の2工場を経営し、自転車タイヤ・チューブ、ホース、工業用品、医療用品、ラテックス製品等の製造販売を行った。

1940年代

  • 1944年4月軍需工場として軍需品の生産に転換した。
  • 1945年5月創業三田土ゴム製造株式会社(創立 1886年、日本最古のゴム工場)を吸収合併し、平井、尾久、本所の3工場を加えた。
  • 1945年9月終戦により外地事業を喪失した。戦災を免れた千住、尾久両工場を民需品生産に切換え操業を開始し、生産品目は本来の業種に復元するとともにボール等運動用品を加えた。
  • 1945年12月旧相模海軍工厰の施設を利用し、相模事業所としてゴム製品製造その他の操業を開始した。
  • 1949年6月相模事業所を日東タイヤ株式会社として分離した。

1950年代

  • 1952年10月増資 株主割当1:0.8(有償)
  • 1952年12月上場東京証券取引所上場登録

1960年代

  • 1961年8月増資 株主割当1:1(有償)増資額90,000千円
  • 1966年4月千住工場を廃止し、柏工場を新設、操業を開始した。
  • 1968年12月商号を昭和ゴム株式会社と変更した。
  • 1969年4月増資 株主割当1:1(有償)増資額180,000千円

1970年代

  • 1971年3月大阪営業所を廃止し、大阪支店を設置した。
  • 1974年6月増資 株主割当1:0.4(有償)増資額170,000千円
  • 1975年4月増資 株主割当1:0.1(無償)増資額53,000千円

1980年代

  • 1982年4月尾久工場を廃止し、これに代る食品医療用品並びにスポーツ用品工場を柏工場構内に新設、操業を開始した。

1990年代

  • 1990年3月連結子会社、株式会社ショーワコーポレーションを設立、資本金30,000千円
  • 1992年1月連結子会社、株式会社境野製作所設立、資本金30,000千円
  • 1994年3月大阪支店を廃止し、大阪営業所を設置した。
  • 1994年3月本社事務所(東京都足立区)を千葉県柏市へ変更
  • 1994年6月本店(東京都中央区京橋)を千葉県柏市へ変更

2000年代

  • 2000年6月増資 第三者割当 増資額570,000千円
  • 2000年9月転換社債の発行 3,000,000千円
  • 2000年9月転換社債の転換による増資 3,000,000千円
  • 2000年10月東京営業所(台東区上野)を設置
  • 2000年11月連結子会社、エス・アール・イー株式会社を設立、資本金30,000千円
  • 2001年1月連結子会社、UNITED ROBOT ENGINEERING,INC.を設立、資本金US$300,000
  • 2001年2月連結子会社、昭和熱技研株式会社を設立、資本金40,800千円
  • 2002年2月連結子会社、昭和熱技研株式会社を売却
  • 2002年3月連結子会社、エス・アール・イー株式会社を売却
  • 2003年1月連結子会社、UNITED ROBOT ENGINEERING, INC. を清算
  • 2003年3月連結子会社、株式会社境野製作所を解散
  • 2006年3月増資 第三者割当 増資額586,880千円
  • 2006年3月新株予約権の行使による増資 2,581,050千円

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    SNS活用ブランディングと拡販

    SNSを活用した商品のブランディング強化により戦略商品の拡販を進め、「わら餅」「こし自慢明日香野」「桜餅(道明寺)」の定着を図る。マスメディア露出も狙う。

  2. 02

    コスト削減と生産効率向上

    原材料高騰や人件費増に対応するため、徹底的なコスト削減、商品企画見直し、生産効率の良い商品への集中、人材育成による能力向上を継続する。

  3. 03

    多面的な人材確保戦略

    外国人やスポーツ人材の採用など新しい採用手法を推進し、働きやすい職場づくり(年間休日増加、フレックスタイム制導入)により優秀な人材を確保する。

  4. 04

    マルチスポーツ化とクラブ再生

    ソフトテニス事業ではアジア選手権ツアー等でファン獲得。テニスクラブ再生では人員投入とソフトテニスクラス増設、ランニング・卓球スクールとの連携で事業最適化を図る。

  5. 05

    ゴム・コンテンツ事業強化と海外展開

    ゴム事業は競合撤退による残存者利益確保と製造体制見直しで増収増益を狙う。コンテンツ事業は海外(ベトナム・インドネシア等)への展開を加速し、新規事業も育成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で311人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,400万円で、9期前と比べて+68.9%平均年齢は57.0歳、平均勤続年数は9.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,166
2018年3月3,341
2019年3月82952.324.72,941
2020年3月74157.525.03,126
2021年3月80258.526.52,717
2022年3月92059.527.0303
2023年3月95864.029.0325
2024年3月1,40055.07.0323
2025年3月14056.08.03330
2026年3月1,40057.09.0311−64

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 10 / 海外 5、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 千葉県野田市73百万円
食品事業
本社 — 大阪府八尾市66百万円
食品事業
柏工場他 — 千葉県柏市他41百万円
その他(グループ統括事業)
本社 — 千葉県柏市28百万円
ゴム事業
本社 — 東京都江東区5百万円
コンテンツ 事業
タイ王国・サムットプラカーン県0百万円
ゴム事業
主な関係会社
  • 国内
    昭和ゴム㈱(注)2、5、6
    千葉県柏市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 海外
    Showa Rubber(Malaysia) Sdn.Bhd.
    マレーシア ジョホール州 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    ㈱ルーセント(注)5、6
    千葉県柏市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    明日香食品㈱(注)2、6
    大阪府八尾市 · 連結子会社
    議決権40.3%
  • 国内
    ㈱日本橋本町菓子処
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権54.5%
  • 国内
    ㈱明日香
    千葉県野田市 · 連結子会社
    議決権52.3%
  • 国内
    ㈱ウェッジ ホールディングス(注)2、4
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権53.2%
  • 海外
    Engine Holdings Asia PTE.LTD.(注)2
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権53.2%
  • 海外
    Engine Property Management Asia PTE.LTD.(注)2
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権53.2%
  • 国内
    その他5社
    ― · 連結子会社
  • 国内
    ㈱橋本ゴム
    埼玉県幸手市 · 持分法適用会社
    議決権34.0%
  • 海外
    Group Lease PCL.
    タイ王国 バンコク市 · 持分法適用会社
    議決権20.1%
残りのグループ会社3社を開く
  • その他6社
  • A.P.F.Group Co.,Ltd. (注)7British Virgin Islands
  • 明日香野ホールディングス㈱大阪府八尾市
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JP株式会社ウェッジホールディングス

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は86億円営業利益-2億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
86億円
営業利益
-2億円
純利益
-6億円
営業利益率
-2.3%
前期比 -2.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は43億円、営業利益は−1億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+7.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q18−1−5.6−1
2023年4Q19−2
2024年1Q2414.20
2024年2Q2300.0−1
2024年3Q2100.0−4
2024年4Q210
2025年2Q4612.2−2
2025年4Q40−1−2.50
2026年2Q43−1−2.3−3
2026年4Q43−1−2.3−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は74億円から86億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-2.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7491
2014年3月8750
2015年3月10861
2016年3月122254
2017年3月128344
2018年3月132−40−34
2019年3月1505−3
2020年3月155−7−6
2021年3月137−2−12
2022年3月98−5−9
2023年3月761−3
2024年3月89−8−5
2025年3月860−30.0−2
2026年3月86−2−9−2.3−6

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高86億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-6億円、売上の-7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.4%64億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.1%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.3%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比9.8pt
-2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比14.4pt
-7.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比49.7pt
-42.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-11.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-4.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが16億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は18億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−41−352−4415
2014年3月−25−736−3217
2015年3月5−2656−2156
2016年3月−21−4252−6341
2017年3月−21−108229−129141
2018年3月41−11−5930104
2019年3月39−3136149
2020年3月224−5426119
2021年3月74−4−6870116
2022年3月84−13123
2023年3月00−105
2024年3月−1−28−310
2025年3月−3−10−46
2026年3月−116−11518

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は53億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は20.8%(業種中央値60.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月22212210025.9
2014年3月26013112922.0
2015年3月39116222916.7
2016年3月41728812920.9
2017年3月67931936014.3
2018年3月49618930712.7
2019年3月53919034910.9
2020年3月46016429610.9
2021年3月39814125710.0
2022年3月62283433.7
2023年3月68293929.0
2024年3月68293923.1
2025年3月65313425.0
2026年3月53223120.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-69億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
31億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
14
/ 100
安定性自己資本比率14 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ゴム製品 17社との比較

同じゴム製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率17社中12位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-42.2%/中央値 7.5%
P25 3.2%P75 10.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.3%/中央値 7.5%
P25 5.7%P75 10.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
20.8%/中央値 60.6%
P25 51.0%P75 69.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 1.7%
P25 -0.0%P75 3.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.6%
P25 3.1%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

8月24日の終値

直近の終値は¥1で、1年前と比べて-98.4%過去52週の値幅のなかでは0%の位置にある。

¥1+0.0%1ヶ月-94.1%1年-98.4%時価総額1億円
過去52週の値幅
安値¥1高値¥64

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.06倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月初旬の28円から8月21日に1円まで急落し、1か月で95.24%下落しました。終値1円は52週安値(1円)と同水準で、25日移動平均線(8.84円)を大きく下回る展開です。出来高は8月18日に588.62万株と膨らみ、投げ売りが継続しています。週足では下げ止まりの兆しは見られず、株価は1円で売買が成立する状態が続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERは赤字のため算出不可で、PBRは0.44倍と同業平均0.93倍を下回るが、ROEは-42.2%と大幅な赤字で資産効率が極めて悪い。配当は無配。業績は赤字が続き、2026/3期も営業損失2億円を見込む。PBRの低さは赤字による純資産の毀損が原因であり、株価は割高と判断する。

指標この会社業種平均
PBR0.06倍0.91倍
ROE-42.2%4.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

連結売上高は約90億円と中規模で、赤字が続く業績低迷の中、強気派は自動車部品としての需要回復やコスト改善による黒字転換の可能性に注目する。一方、弱気派は競争激化や需要減、財務悪化を懸念する。投資論点は、業績回復の実現性と、市場での競争力の維持・向上にある。

プラスに働く材料7
  • 需要回復の可能性

    自動車生産の回復や新車販売の増加に伴い、ゴム部品の需要が高まる可能性がある。

  • コスト改善余地

    原材料やエネルギー価格の高止まりが一服すれば、利益率改善の余地がある。

  • 技術基盤の強み

    ウェザーストリップや防振ゴムなど専門性の高い製品で、一定の技術力を有する。

  • PBR0.44倍で純資産の半分以下継続影響

    時価総額5億円、純資産11.4億円。解散価値が6.4億円上回る。

  • 売上高86億円と底堅く横ばい2026年3月期影響

    2025年86億、2026年86億。需要が崩れていない。

  • 外国人所有比率59.3%が経営改善圧力継続影響

    海外株主が過半を保有し、株主提案や経営改革の圧力。

  • 株価7円の超低位で投機資金が流入不定影響

    時価総額5億円と極小。出来高次第で急騰の可能性。

マイナスに働く材料7
  • 赤字の継続

    過去数期にわたり純損失を計上し、2026年3月期も赤字見込み。

  • 競争の激化

    国内外の競合他社が多く、価格競争にさらされる可能性がある。

  • 財務リスク

    純資産が減少し、財務健全性が悪化する懸念がある。

  • 営業赤字2億円への転落2026年3月期影響

    営業損益が0→-2億円。売上高営業利益率-2.33%。

  • 最終赤字6億円へ3倍拡大2026年3月期影響

    純損益-2→-6億円。赤字幅が急拡大。

  • ROE-42.2%で自己資本が激減通年影響

    自己資本が毀損し、債務超過・上場廃止の懸念。

  • 1年で株価86.8%下落し信用失墜継続影響

    投資家離れで資金調達も困難になる。

次の決算で確かめる点
売上高
需要動向の変化を把握するため。
営業損益
収益性の改善度合いを確認するため。
自動車生産台数
主要顧客である自動車業界の動向が業績に直結するため。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,342人。区分でいちばん多いのは外国法人59.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.2%を占め、残る91.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人58.658.658.558.458.459.0
個人・その他34.033.633.533.631.731.1
事業法人5.45.55.55.57.88.1
証券会社1.52.02.11.91.81.3
自己株式0.60.60.60.60.60.6
外国人個人0.20.30.30.30.30.3
金融機関0.20.10.10.30.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01SIX SIS LTD.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)58.10
02明日香野ホールディングス株式会社5.03
03株式会社ニューエラストマー2.62
04石川良一1.97
05山田祥美1.31
06前田喜美子1.15
07原戸伸彦0.93
08村山信也0.90
09此下竜矢0.64
10株式会社SBI証券0.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−449%、1株純資産は14期で−88%。直近期のROEは-42.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月21241.833.0
2014年3月−1123−0.8
2015年3月21341.568.4
2016年3月71274.813.4
2017年3月51294.134.4
2018年3月−4583−42.9
2019年3月−478−5.1
2020年3月−866−11.1
2021年3月−1652−27.4
2022年3月−1227−30.3
2023年3月−426−16.7
2024年3月−721−30.0
2025年3月−322−12.7
2026年3月−814−42.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額27百万円。

氏名役職年齢保有株数
此下竜矢取締役544,850
戸谷雅美取締役752,149
渡邉正取締役75875
庄司友彦取締役56477
ニコラス・ジェームズ・グロノウ取締役53
細野敦取締役61
増田辰弘取締役(監査等委員78235
西村克己取締役(監査等委員703,557
久間章生取締役(監査等委員85

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)415154
監査等委員3883
取締役(社内)2442

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容634字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社企業集団は昭和ホールディングス株式会社(当社)及び連結子会社14社、持分法適用関連会社8社により構成され、食品事業、スポーツ事業、ゴム事業、コンテンツ事業を主な内容とし事業活動を展開しております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 食品事業   当事業は、和菓子等、とりわけ大福もち等の餅類、団子類等の製造販売をしております。主な関係会社は明日香食品㈱、㈱明日香、㈱日本橋本町菓子処であります。 スポーツ事業   当事業は、ソフトテニスボールの製造販売、スポーツウェアの販売、スポーツ施設工事、テニスクラブの運営を行なっております。主な関係会社は㈱ルーセントであります。 ゴム事業   当事業は、ゴムライニング、型物、洗浄装置、食品パッキン等の製造販売をしております。主な関係会社は昭和ゴム㈱、Showa Rubber(Malaysia)Sdn.Bhd.、㈱橋本ゴムであります。 コンテンツ事業   当事業は、音楽、雑誌、書籍、トレーディングカードゲーム、ウェブ等のコンテンツ企画・制作・編集・デザイン・卸売・小売・配信及び関連するライツ事業を営んでおります。主な関係会社は㈱ウェッジホールディングスであります。 その他   主に親会社によるグループ統括事業であります。 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,415字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 今後の世界経済は、不安定な中東情勢や日中関係の悪化、ロシア、ウクライナ紛争も続いており、インフレに大きな影響を与え得る可能性があり、先行き不透明な状況で推移すると予測しております。我が国経済のみならず世界経済への長期的な影響が懸念されております。この影響に関しては、当社グループを取り巻く事業環境は常に大きく変化しております。今後も連結子会社等が進出している各国の事業状況をさらに詳細に精査する必要があります。そのため、それぞれのセグメントの記載の中に記載しておりますので、ご参照ください。 このような状況の下、各事業については以下のように見通しと取り組みを進めてまいります。 (食品事業) 食品事業におきましては、当社連結子会社である明日香食品株式会社グループが営んでおります。 食料品価格の高止まりが続く中、物価上昇に実質賃金の伸びが追いつかず、食料品支出は実質マイナスが続くなど、消費者の節約志向は一層強まっており、日配和菓子のような日常品においても、消費者による価格選別がより厳しくなっております。 このような事業環境の中、当社グループの株式会社ウェッジホールディングスと協力して進めておりますSNSを活用した当社商品のブランディングに注力してまいりましたことも影響し、戦略商品の拡販が進んでおります。『「わらび餅」の明日香野』、『こし自慢明日香野』『桜餅(道明寺)の明日香野』が定着しつつあり、今後のさらなる拡販につながるものと期待をしております。SNSから波及して今年もマスメディアでも継続的に取り上げられております。これらにより、中期経営計画「深耕と進化」の基本方針である「もちのプロ 開発力・製造力強化、ブランディングを確立する」を果たし、業績の拡大を図ってまいります。 また、商品の「お得感」や「味」については妥協しない一方、米をはじめとする国内原材料の高値の継続、円安基調による輸入原材料・資材等のコスト上昇、ベースアップ等賃上げによる人件費の増加など、利益を圧迫する要因が継続することに対応し利益を確保するためには、徹底的なコスト削減、商品企画の見直し、生産効率の良い商品への集中、人材育成による能力の向上、SNSを活用したブランディングなどのこれまで積み上げてまいりました施策が有効であり、成果が出ております。ミッション遂行と更なる業績向上を目指し、引き続きこれらの施策に取り組んでまいります。 加えて、アメリカ・イランの武力衝突を背景とするホルムズ海峡情勢の緊迫化により、原油・ナフサ価格が急騰しており、石油由来製品である食品包装用フィルムやプラスチック容器などの包装資材、並びに衛生品等について、今後のコスト上昇や供給面での懸念が生じております。当事業におきましては、複数購買の推進や代替素材の検討、在庫水準の適切な管理など、仕入先との連携を密にしつつ、サプライチェーンの安定確保とコスト上昇の抑制に向けて適切に対処してまいります。 同事業においては、今後「リクルート力こそが事業の競争力の源泉である」と考えており、外国人やスポーツ人材の採用など新しいカタチの採用活動を進めてきましたが、これが功を奏して競合他社に比べて相対的に優位を保っております。さらに働きやすい職場づくりにも力を入れており、これまでに年間休日の増加やフレックスタイム制を導入するなど、柔軟な働き方の整備を進めてまいりました。今後も新たな働き方の導入などに取り組み、採用活動の強みとし優秀な人材を確保してまいります。これらにより、当社の開発力、製造力、品質管理力、営業力などの基礎力を整え、他社に対して比較優位を保ってまいります。 (スポーツ事業) スポーツ事業におきましては、昨今の物価高騰に加え、中東情勢の緊迫化に伴う原材料・エネルギー価格の上昇やサプライチェーンの混乱など、事業環境は一段と厳しさを増しております。特に中高生の部活動におきましては、コロナ禍以前の活気を取り戻すことができていない状況が続いております。しかし中期経営計画に掲げましたように、マルチスポーツ化の拡大、ソーシャルメディアの活用、アスリート採用の強化などの取り組みをグループ企業と一体になり進めてまいります。 ソフトテニス事業は、当社の前身が136年前に日本で初めて作りました軟式庭球のボール「アカエム」がルーツになっており、今後とも自らが業界の活性化に積極的に関わることで主力製品であるソフトテニスボール、ウェアの販売につなげて行きます。この製造原価となります各種原材料の高騰が利益を圧迫する予想です。本年においてもソフトテニスユーザーを支援するためソフトテニスボールの「公認級最安値」を継続しており、足元の出荷数が大幅に増加しております。また全社が一体となって、販売施策を積極的に打ち出し収益性の向上につなげてまいります。さらに、SNSを活用した情報発信も積極的に行い、業界の中での発信力を高めることで業界全体の活性化にも寄与できるように活動してまいります。加えてソフトテニスアジア選手権大会応援ツアーを旅行事業から得たノウハウで実施するなど他社では打ち出せない施策を実施することで多くのファンを獲得してまいります。 テニスクラブ再生事業では、人員の獲得と、戦略的に人的資源等を投入することで利益増を目指して参ります。加えてソフトテニスクラスの増加、ランニングスクール事業や卓球スクールなど既存の営業活動ともリンクさせ事業全体の最適化を測ってまいります。また所属コーチが日本リーグやビジネスパル、各トーナメントで選手として活躍しており、レベルの高い選手が質の高いコーチングを提供することで顧客満足は増加していると考えており、会員の増加につなげてまいります。 ランニング・ツアー事業では順調に拡大しており、コスト構造の見直しと為替レート変動を考慮した価格設定を行うことで収益性をアップするとともに、大規模ツアーの集客・広告宣伝に資源投下・注力することで売上・利益両面での改善を図って参ります。 中東情勢の緊迫化や物価高騰など、社会情勢による影響は依然として大きく残っておりますが、競技活動への支援や積極的な情報発信を通じて顧客との接点を広げたことで、市場からの信頼は着実に高まっております。今後はソフトテニスボールを中心とした売上拡大、テニスクラブの会員数増加、旅行事業の拡大施策を着実に実行し、業績の回復と成長を図ってまいります。 (ゴム事業) ゴム事業におきましては、競合耐食材メーカーの撤退により売上げ増が見込まれるなか国内での生産強化を図っていきます。 過去の4回にわたる中期経営計画アクセルプランにおいて継続的にライニング事業における「残存者利益」の確保を目指してまいりましたが、これが成果となって現れております。その中で既に進めておりました、ゴム事業の集中と選択を進めることや、製造体制の見直しを加速し進めております。これにより売上高と利益を増加させることができると考えております。 その一方では、中東情勢の悪化やアメリカによる関税措置で円高傾向となり、直接的には原材料価格の高騰が現実のものとなっており、また顧客である製造業の設備投資の鈍化が懸念され、先行きが不透明な状況となっております。また、コスト高や人手不足などにより、投資の延期や見送りも懸念されます。 (コンテンツ事業) コンテンツ事業におきましては、日本国内において出版ならびにTCGの受注が堅調に推移しており、売上高が継続的に増加しております。一方数年来の構造改革の結果、支出が適正化されたことから利益面でも増加に貢献しております。今後は新たに受注したコンテンツによる収益にも期待をしております。海外への展開につきましては、ベトナム並びにインドネシアの売上高の伸びが顕在化する段階に至っており、今後は周辺諸国への展開を加速させてまいります。また、海外からの印税収入も増加傾向にあり、今後の利益増加への貢献を期待しております。 現在の好調の背景には中期経営計画アクセルプランに基づき、獲得してきたコンテンツが貢献するとともに、数年来の取り組みによる固定費の削減が進展したことが寄与しております。現在においては上記実績による受注が好調であること、また、筋肉質な体質にもなっておりますので、一定の利益水準を確保できるものと考えております。ただし、中東情勢の緊迫化はすでに出版業界における印刷インクに影響を及ぼし始めており、また当社が強い基盤を持ちますTCGの加工等にも影響を及ぼすと見られますので、慎重に事態を注視して対応してまいります。 また、この間には中長期的な戦略的投資としてベトナム・インドネシア・タイなどでのコンテンツ事業をグループ会社の協力のもと行ってまいりました。これに加え、中期経営計画に基づいた新規事業も開始しており、これらを数年単位で育成することにより、将来の収益増加につなげてまいります。 (Digital Finance事業) 当事業は持分法適用関連会社の行う事業であり、セグメントではありませんが、連結財務諸表へは持分法による投資損益として当社の業績へ大きく影響を与えることから記載しております。 Digital Finance事業におきましては、これまで約10年にわたり、創業国であるタイ以外の国での展開を進めてまいりました。すでにカンボジア、ラオス、ミャンマー、スリランカでのファイナンス事業を展開しております。非都市部に集中し、高い競争力を持った、他にない事業を形成しております。 同事業は特定の相手先との国際的な裁判費用やその影響による業績不振に加えて、コロナ禍、ミャンマーにおける内戦、などにより実質的に営業停止状態の期間も長く、厳しい7年間を経験しました。これらのことを考慮し前期には損失の引当処理を実行済みであり、今後は環境が改善すると考えられるとともに、財務体質も筋肉質になり、より利益貢献がしやすい状態になったと考えております。 過去7年間、コロナ禍並びに同事業を行うGroup Lease PCL.が大型の裁判を行っていたこと、などから全営業国において保守的なリスクマネジメントのために新規貸付を抑制し、回収に注力してきました。この結果、営業貸付金が減少し、現金預金が増加して、売上高・セグメント利益ともに減少してきております。現時点ではこれらの裁判等の悪影響は数年間にわたって避けられないものと考えており、基本的には現状の方針を堅持しつつ、裁判終了後の再成長に向けて準備する予定です。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務内容等に影響を及ぼす可能性がある事項には、次のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 原材料の調達 当社グループの製品の主要原材料は、合成ゴム、天然ゴム、配合薬品等であり商品市況の高騰や急激な円安により購入価格の上昇や量的調達に支障が生じた場合は、製造コスト、生産量、そして業績および財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 需要動向 当社グループの各事業について、市場情勢や販売先の経営方針が変動した場合は、受注高が減少して業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ① ゴム事業は、製品市場の設備投資の動向、材質の変更、輸入品との競合による市場縮小の影響並びに販売先の購買方針の変更等により影響を受けます。また、一部製品が食品衛生法、薬事法の規制を受けており、生産設備の維持管理、製品のトレーサビリティ等安全性の確保に万全の体制を築いております。しかしながら、万一製品に事故が発生した場合、社会的責任を問われる可能性があります。 ② ソフトテニスボール等のスポーツ事業は、競技人口の動向、消費者ニーズの変化、販売先の購買方針の変更等により影響を受けます。 ③ コンテンツ事業は、コンテンツ愛好者人口の動向、消費者ニーズの変化、販売先の購買方針の変更等により影響を受けます。 ④ Digital Finance事業は、タイ王国並びにカンボジア王国の景気動向、消費者ニーズの変化などにより影響を受けます。 ⑤ 食品事業は、主力製品である和菓子等の主要販売先は、食品卸業及び小売業(スーパーマーケット等)であり、当社グループも大手数社に対して販売しておりますが、販売先の事業方針、営業施策等に変更があった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 価格競争 当社グループの全事業について、競合他社との価格競争が激化した場合には、受注高及び製品損益が影響を受ける可能性があります。 (4) 製品品質 当社グループは、品質管理、コスト低減等の生産管理について万全の体制を敷いておりますが、製品の不具合やクレームの発生を全くゼロにすることは不可能であり、万が一これらの事態が生じた場合は、当企業集団の社会的信用や業績等が大きな影響を受ける可能性があります。 (5) 財務内容 当社グループは、「中期経営計画」を策定しておりますので、本計画に基づき業績改善に努めてまいりますが、経営計画の進捗状況によっては、業績、財務状況に影響が及ぶ可能性があります。 (6) 災害発生 当社グループは、安全衛生管理に対しては万全を期しておりますが、自然災害、人為的災害等に起因する操業の中断、これに伴う生産設備の復旧等により業績、財務状況が影響を受ける可能性があります。 (7) 法的規制 当社グループは、全事業についてそれぞれ法務、会計、税務に関する法令、規則等の規制を受けておりますので、将来において予期せぬ法令、規則の変更が生じた場合には業績、財務状況が影響を受ける可能性があります。 (8)為替等のリスク 当社グループは、タイ王国及びシンガポール共和国等東南アジアを中心に事業を展開しております。海外売上高比率が高く、利益の大半を海外関連会社に依存しております。このため、為替レートの変動による円換算後の連結財務諸表に影響を与えます。 (9)政治等のリスク 日本国ならびに海外拠点国の政治活動の激変、テロ、社会的混乱等および法改正等が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)貸し倒れ等のリスク 当社グループのDigital Finance事業におきましては、タイ王国をはじめとする東南アジアにおいて、オートバイ、農機具のファイナンス等を展開しております。当該融資については、新規契約時の取引審査を厳格に行うとともに、その後の与信管理にも万全を期しております。しかしながら、リース期間は平均32ヶ月と比較的短期ながら、この間に景気変動やその他の事由により延滞・貸倒れ等不測の事態を蒙ることもあります。 延滞については事態発生時に速やかに対応し、債権保全・回収に全力を挙げております。また、貸倒れが発生した場合には原則としてリース契約の解除手続を行い、リース物件の売却を図ります。また、自社での中古車オークションの開催等回収の極大化に努めております。 貸倒引当金については、貸付先の状況及びリース資産の担保価値等を見積り、個別に回収可能性を検討するほか、貸倒実績率等を考慮して計上しておりますが、予期できない貸倒れが発生した場合には貸倒引当金の積み増しをせざるを得ないこともあり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)システムリスクについて 当社グループの各事業におきましては、コンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに一部依存しております。自然災害や事故などによって、通信ネットワークが切断された場合に営業・販売活動が困難な状況になります。また、アクセス増等一時的な過負荷によってサーバーが動作不能に陥ったり、購入者、参加者もしくはその他のシステム利用者のハードウェアまたはソフトウェアの欠陥等により、正常な売買等が行われなかったり、システムが停止する可能性があります。さらには、コンピュータウィルス、外部からの不正な手段によるコンピュータ内への侵入等の犯罪や役職員の過誤等によって、ホームページが書き換えられたり、重要なデータを消去または不正に入手されたりする可能性もあります。これらの障害が発生した場合には、当社グループの各事業に直接的損害が生じるほか、当社グループ自体の信頼を低下させる上、事業にも重大な影響を及ぼす可能性があります。 (12)個人情報の取扱について 当社グループのDigital Finance事業におきましては、オートバイローンの申込時に、また、一部のコンテンツ事業におきましては、ECサイト利用時に、住所・氏名・電話番号・クレジット番号等のユーザー個人を特定できる情報を取得できる環境にあります。これらの情報の管理において当社グループは、プライバシー及び個人情報の保護について最大限の注意を払い、各サービスにおける個人情報のセキュリティについても留意しております。しかしながら、これらの情報の外部流出や悪用等を理由に法的紛争に巻き込まれた場合等は、当社グループの信用が低下する可能性があると同時に業績にも影響が生じる可能性があります。 (13)新型コロナウイルス感染症に関するリスクについて 当社グループでは、取引先や社員の健康・安全を第一に考え、また更なる感染拡大リスクを防ぐために、出張制限、Web会議の活用、イベント実施に関する規制強化、可能な範囲内での時差出勤、テレワーク、在宅勤務の実施を行う等の安全対策を実施しております。しかしながら、今後、事態の長期化又は感染拡大が発生した場合、景気の更なる悪化を招き、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14)Group Lease Holdings PTE.LTD.が保有していたタイSEC指摘GLH融資取引に関する悪影響について 当社持分法適用関連会社であるGroup Lease PCL.(以下「GL」という。)の子会社であったGroup Lease Holdings PTE.LTD.(清算手続中)が保有していた貸付債権等(以下「GLH融資取引」という。)に関連して、GLは、2017年10月16日及び同月19日に、タイ証券取引委員会(以下「タイSEC」という。)からGL元役員の不正行為や利息収入の過大計上などの指摘を受けました。当該タイSEC指摘GLH融資取引については、この問題の発覚時の2018年3月期決算において、全額損失処理済ですが、タイ法務省特別捜査局(以下「タイDSI」という。)による調査が継続しております。現在も未解決事項となっており、当社グループは、タイSECの指摘の根拠を特定することはできておりません。また、後述の(追加情報)に関する注記(JTRUST ASIA PTE.LTD.等との係争について)に記載のとおり、当該タイSEC指摘GLH融資取引に関連し、JTRUST ASIA PTE.LTD.からタイ王国及びシンガポール共和国等で、各種の訴訟が提起され係争中となっております。 当社グループといたしましては、引き続き、タイSECやタイDSIに対し、当社グループの正当性を主張しつつ、タイDSIの捜査に全面的に協力してまいります。 なお、捜査の動向次第では、当社グループの経営等に影響を及ぼす可能性があります。 (15)JTRUST ASIA PTE.LTD.等との係争について 当社持分法適用関連会社であるGLが発行した総額1億80百万米ドルの転換社債保有者であったJTRUST ASIA PTE.LTD.(以下「JTA」という。)は、GLがタイSECから2017年10月16日及び同月19日にGL元役員の不正行為や利息収入の過大計上、関連する決算の訂正などについて指摘を受けたことに起因し、タイ王国及びシンガポール共和国において当社グループに対して各種の訴訟が提起されており、一部終結に至ったものの、現在も係争中となっております。 JTAが行っている主な訴訟の概要につきましては、以下のとおりです。これらの訴訟の動向次第では、当社グループの経営等に影響を及ぼす可能性があります。 (1) JTAが行っている主要な訴訟の概要 イ) (GL)損害賠償請求訴訟 1.訴訟提起日   2018年1月9日 2.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯   Jトラスト株式会社の子会社であるJTAは、当社持分法適用関連会社GLの転換社債(合計2億1千万米ドル)を引き受ける投資契約を締結し、当該転換社債を保有しておりましたが、JTAはGLに対し当該投資契約解除及び未転換の転換社債(1億8千万米ドル相当)の全額一括返済を要求しておりました。GLといたしましては、当該投資契約解除要件に抵触した事実は何一つなく、転換社債の期限前償還に応じなければならない条件は何ら整っていなかったことから、これらの要求にはお断りしつつも、円満解決に向け誠実に対応してまいりました。しかしながら、交渉は妥結に至ることはなく、JTAは、GL及びGLH等が、投資家に対し1億8千万米ドル以上の投資を促すために、同社グループの財務諸表を改ざんし、GLが健全な財政状況であると誤解させ、投資家等に損害を与えたということを理由として、GL及びGLHに対し損害賠償請求を求めるべく、これら一連の訴訟を提起したものです。 3.訴訟と提起した者の概要   (商号)   JTRUST ASIA PTE.LTD. (所在地)   シンガポール共和国 (代表者の役職・氏名)   代表取締役 藤澤信義 4.訴訟の内容   JTAは、タイにおいて、GL、GL取締役3名、並びに此下益司氏に対し、JTAの投資額(最低2億1千万米ドル)の損害賠償を求め訴訟を提起しております。 5.訴訟の進展   係争中です。 ロ) (EHA)暫定的資産凍結命令訴訟 1.訴訟提起日   2020年10月21日 2.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯   (EHA)損害賠償請求訴訟に伴い、2020年10月21日にEHAに対し、1億95百万米ドルまでの通常の業務で生じる以外の資産取引の禁止、及びシンガポール共和国外への資産の移転・処分を禁止する命令(暫定的資産凍結命令)が下されております。 3.訴訟と提起した者の概要   (商号)   JTRUST ASIA PTE.LTD. (所在地)   シンガポール共和国 (代表者の役職・氏名)   代表取締役 藤澤信義 4.訴訟の内容   シンガポール共和国において、1億95百万米ドルまでの通常の資産取引の禁止、及びシンガポール共和国外への資産の移転・処分を禁止する命令(暫定的資産凍結命令)となります。 5.訴訟の進展   暫定的資産凍結命令が発令されており、現在も継続しております。 ハ) (EHA)損害賠償請求訴訟 1.訴訟提起日   2020年11月16日 2.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯   JTAは、当社連結子会社のEngine Holdings Asia PTE.LTD.(以下「EHA」という。)他1社を被告とし、2020年11月16日にシンガポール共和国の裁判所にて訴訟手続きを開始しました。主な訴訟申立ての理由としては、JTAがGLに対して実施した投資(転換社債合計2億1千万米ドル及びGL株式の購入他5億27百万タイバーツ)について、GLHが他の被告と共謀し、JTAに投資を促すために、GLの財務諸表を改ざんし投資家等に損害を与え、その行為にEHAも参画しているという主張からEHA他1社に対し損害賠償請求を求めております。 3.訴訟と提起した者の概要   (商号)   JTRUST ASIA PTE.LTD. (所在地)   シンガポール共和国 (代表者の役職・氏名)   代表取締役 藤澤信義 4.訴訟の内容   JTAは、シンガポール共和国において、GLH、此下益司氏、並びに当社グループ会社ではないその他5社に対し、JTAの投資額(最低2億1千万米ドル)の損害賠償を求め訴訟を提起しております。 5.訴訟の進展   係争中です。 ニ) (当社他)損害賠償請求訴訟 1.訴訟提起日   2021年6月21日 2.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯   JTAが当社及び当社連結子会社株式会社ウェッジホールディングス並びに当社親会社筆頭株主であるA.P.F.Group Co.,Ltd.※に対して、此下益司氏及びGLの詐欺行為との共同不法行為責任に基づく損害として、24百万米ドルの支払を求める損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起しました。 3.訴訟と提起した者の概要   (商号)   JTRUST ASIA PTE.LTD. (所在地)   シンガポール共和国 (代表者の役職・氏名)   代表取締役 藤澤信義 4.訴訟の内容   JTAが24百万米ドルの損害賠償の支払いを当社及び当社連結子会社株式会社ウェッジホールディングス並びに当社親会社筆頭株主A.P.F.Group Co.,Ltd.※に求める訴訟であります。 5.訴訟の進展   係争中です。 ※実質的に当社の株式を保有しているか確認中です。 ホ) (GLH他)損害賠償請求訴訟 1.訴訟提起日   2021年8月3日 2.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯   JTAがシンガポール共和国高等法院にて、GLH他此下益司氏及び他4社に対し、2020年10月の判決に含まれていなかった投資金額1億24百万米ドルに係る損害の回復を求める訴訟を提起し、同高等法院は、2021年8月4日、JTAの求めに応じて、1億30百万米ドルの資産凍結命令を発令しております。 3.訴訟と提起した者の概要   (商号)   JTRUST ASIA PTE.LTD. (所在地)   シンガポール共和国 (代表者の役職・氏名)   代表取締役 藤澤信義 4.訴訟の内容   シンガポール共和国において、JTAは、GLH他此下益司氏及び他4社に対し、JTAが行った投資(1億24百万米ドル)に関する損害賠償を求める訴訟を提起しており、GLHに対し、1億3千万米ドルまでの通常の事業活動で生じる以外の資産取引の禁止、及びシンガポール共和国外への資産の移転・処分を禁止する命令(暫定的資産凍結命令)が下されております。 5.訴訟の進展   GLH他此下益司氏及び他4社に対し、1億24百万米ドル及びこれに対する2021年8月1日からの利息(年利5.33%)並びに訴訟費用30,000SGドルの支払いを命じました。別途、GLH及び此下益司氏に対しては、当該損害賠償請求棄却の申立てを行っていたことから、9,000SGドルの支払いが命じられております。なお、GLH及び此下益司氏に対する暫定的資産凍結命令は維持されます。当該判決を不服として、GLHは2023年4月19日に控訴を行いましたが、2023年11月22日に当該控訴の申立てが棄却され、第一審判決が維持されました。その後最終審となる控訴裁判所に対して上訴の許可を求める申立てを2023年12月6日に行っておりましたが、2024年1月11日付で当該申立てが棄却されました。この確定判決を受け、今後、当社グループの経営等にも悪影響を及ぼす可能性があります。当社及びGLとしましては、当該損害賠償請求金額相当金額が、当社持分法適用関連会社GLの連結財務諸表において負債として計上されており、財務的な影響は限定的であると考えておりますが、今後の対応、支払い等の詳細につきましては弁護士とも相談し、慎重に対応してまいります。 ヘ) (GLH)会社清算申立 1.訴訟提起日   2023年4月12日 2.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯   JTAは、上記のホ)(GLH他)損害賠償請求訴訟での1億24百万米ドル及びこれに対する2021年8月1日からの利息(年利5.33%)並びに訴訟費用30,000SGドルの支払判決を受け、シンガポール共和国高等裁判所にて、2023年4月12日に、GLHに対する会社清算の申立てを行いました。 3.訴訟と提起した者の概要   (商号)   JTRUST ASIA PTE.LTD. (所在地)   シンガポール共和国 (代表者の役職・氏名)   代表取締役 藤澤信義 4.訴訟の内容   JTAは、上記のホ)(GLH他)損害賠償請求訴訟での1億24百万米ドル及びこれに対する2021年8月1日からの利息(年利5.33%)並びに訴訟費用30,000SGドルの支払判決を受け、シンガポール共和国高等裁判所にて、2023年4月12日に、GLHに対する会社清算の申立てを行いました。 5.訴訟の進展   2023年9月6日、シンガポール共和国高等裁判所が暫定的な資産保全人Provisional Liquidatorの選任を決定いたしました。また、2024年3月4日には、同裁判所がGLHの清算を命じたことを受け、Liquidatorにより、GLHの清算手続きが進められております。 ト) (GL)会社更生手続申立訴訟 1.訴訟提起日   2023年6月30日 2.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯   JTAは2023年6月30日にタイ中央破産裁判所に対してGLの会社更生手続きを申立て、係争となっておりました。 3.訴訟と提起した者の概要   (商号)   JTRUST ASIA PTE.LTD. (所在地)   シンガポール共和国 (代表者の役職・氏名)   代表取締役 藤澤信義 4.訴訟の内容   JTAは2023年6月30日にタイ中央破産裁判所に対してGLの会社更生手続きを申立て、係争となっておりました。 5.訴訟の進展   2024年3月27日、タイ中央破産裁判所は、JTAによる会社更生の申立てを棄却しました。JTAの控訴については、2025年2月10日、特別事件控訴裁判所(CASC)にて判決が下され、中央破産裁判所の第一審の判決を支持し、棄却されたことについて報告を受けました。さらに、当社はGLより、JTAがタイ中央破産裁判所に対して、GLの破産と臨時管財人を選任し、GL取締役らの経営権を停止する措置を求める申立を申請し、2025年4月22日にJTAのみが出席する期日が開かれたことが判明しました。また、同4月30日に裁判所が当該JTAによる臨時管財人選定申立を判断する期日になっていたところ、裁判所はJTAの申立を却下しております。その後JTAは控訴しておりましたが、2026年6月15日付けでタイ最高裁判所が棄却したとの報告を受けました。JTAによる会社更生法の訴えは複数回に渡るもので、JTAが根拠のない訴訟を繰り返していることがさらに明らかになったと考えております。今後GLが被った損害に対して補償を追加して、追求していくことを当社としても積極的に支援し、当社自身が被っている様々な損害についても追求をしてまいります。 チ) (GL)損害賠償請求訴訟 1.訴訟提起日   2025年6月27日 2.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯   JTAは、上記のイ)(GL)損害賠償請求訴訟に関連して、当社グループ及びGL関連会社各社に対して複数の国において損害賠償を求めて訴訟を提起しております。 3.訴訟と提起した者の概要   (商号)   JTRUST ASIA PTE.LTD. (所在地)   シンガポール共和国 (代表者の役職・氏名)   代表取締役 藤澤信義 4.訴訟の内容   JTAは2025年6月27日にタイ王国民事裁判所においてGLに対し、第2回投資の元本1億3千万米ドル及び利息、損害賠償及び弁護士費用として7,169,005,187.50タイバーツ(約288億円)を求め、係争となっております。 5.訴訟の進展   係争中です。 (16)GL Finance PLC.のファイナンスリーシングライセンス取消と会社清算について 当社持分法適用関連会社GLの子会社であったGL Finance PLC.(以下、GLF)は、2024年9月12日付でカンボジア国立銀行より、ファイナンスリーシングライセンスの取り消しと会社清算についての通知を受け、GLFでは、清算人を選定し、清算手続きに入っております。 当社の連結業績に与える影響につきましては、今後、清算手続きの中で、持分法による投資損失が発生する可能性がありますが、情報収集・検討が必要な状況であり、現時点では確定した数値を算出できる状態ではありません。 今後、その影響等が判明した場合には、適時適切に公表してまいる所存です。 (17)継続企業の前提に関する重要事象等 当連結会計年度において上記(14)、(15)、(16)の事象が発生しておりますが、これらについて、以下の対応策を実行していることから、当該事象の解消が実現できるものと考えており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。 「(14)Group Lease Holdings PTE.LTD.が保有していたタイSEC指摘GLH融資取引に関する悪影響について」に記載した事項に関しましては、当社グループといたしましては、引き続き、タイSECやタイDSIに対し、当社グループの正当性を主張しつつ、タイDSIの捜査に全面的に協力してまいります。 「(15)JTRUST ASIA PTE.LTD.等との係争について」に記載した事項に関しましては、当社グループでは、法律専門家の意見等も踏まえ、GLがJトラストアジアとの契約に違反したことや、契約上も転換社債を即時返済する義務はないものと認識しており、当該請求は法的に無効と考えております。 GL及び当社といたしましては、法律顧問と相談し検討を進めており、上記一連の訴訟についてはいずれも事実に基づかない不当なものであると考えており、当社グループの正当性を主張すべく粛々と法的対応を進めてまいる所存であり、JTAに対し必要且つ適切な法的処置を取ってまいります。 また、当社といたしましては、グループ会社の裁判に対する支援を最大限行い、当社グループの資産の保全及び、損害を回復すべく最善の手段を講じてまいります。 「(16)GL Finance PLC.のファイナンスリーシングライセンス取消と会社清算について」に記載した事項につきましては、当社の連結業績に与える影響につきまして、今後、清算手続きの中で、持分法による投資損失が発生する可能性がありますが、情報収集・検討が必要な状況であり、現時点では確定した数値を算出できる状態ではありません。 今後、その影響等が判明した場合には、適時適切に公表してまいる所存です。
経営成績の分析 (MD&A)12,574字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは当連結会計年度においては、累計で減収減益となりました。 売上高は8,558,874千円(前年同期比0.7%減)、営業損失は219,443千円(前年同期は営業利益25,837千円)、経常損失は869,759千円(前年同期は経常損失268,419千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は576,117千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失203,709千円)となりました。 当社事業は、主に連結子会社の行う食品事業、ゴム事業、スポーツ事業、コンテンツ事業の4事業に加え、重要な持分法適用関連会社の行うDigital Finance事業からなっております。 売上高、営業利益につきましては、食品事業は好調に推移しました。コンテンツ事業は編集やカードゲーム開発の受注状況は堅調に推移し、ロイヤリティ収入も好調であったことにより増収となりましたが、新規事業等の事業経費が増加し減益となりました。スポーツ事業におきましては、キャンペーン等の実施により売上高が増加する一方、費用が増加し減益となりました。ゴム事業におきましては当連結会計年度の期首から連結子会社1社を連結から除外したため、減収減益となりました。 経常損失につきましては、Digital Finance事業を行う持分法適用関連会社であるGroup Lease PCL.(以下、「GL」といいます。)およびGLの連結子会社の業績が訴訟対応の費用負担により厳しい状況が続いていることなどから経常損失を計上しております。 特別利益に持分法適用関連会社2社の株式譲渡による関係会社株式売却益を計上しましたが、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しております。 当社といたしましては、短期的な景気判断や収益について一つ一つ適切に対処しつつも、中長期的視点で経済成長する地域に適切に投資し、当社の成長を目指しております。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 (食品事業) 当事業の当連結会計年度における業績は、増収増益となりました。 当連結会計年度における売上高は4,770,368千円(前年同期比7.3%増)となり、セグメント利益は244,402千円(前年同期比2.5%増)となりました。 当事業は、明日香食品株式会社並びに同子会社グループが営む、「ちょっと食べる」喜びを毎日世界へ をミッションに、和菓子等、とりわけあんこ餅、わらび餅等の餅類、団子類、などの開発製造に独自性を持つ事業であります。 売上面では、日本国内において食料品価格の高止まりが続き、実質賃金が伸び悩む中、食料品支出など消費者の節約志向が一層強まっております。日配和菓子のような日常品においても、消費者による価格選別がより厳しくなっている中、当事業ではできる限りお得感を保つ施策を堅持したこと、戦略商品の拡販が進んだことなどにより、売上高が増加しました。 利益面に関しましては、米をはじめとする国内原材料の高値が継続していることに加え、当連結会計年度の後半にかけて円安基調が強まったことから、原材料・資材等のコストが増加いたしました。また、同事業におきましては、従業員等への利益還元を積極的に進めており、待遇改善のためのベースアップ等賃上げならびに過去最高の賞与を支給したことなどから人件費が増加しました。また消費者の皆様に毎日食べていただくための「お得感」を重視する自社ミッションを果たすために、その製造コスト上昇を販売価格に完全には転嫁をしておりません。こうしたコスト増加要因がある中ですが、売上の増加に加え、徹底したコスト管理や生産効率の改善に取り組んだ結果、当連結会計年度におきましては増益となりました。この結果は当事業の目指す姿を体現できているものと評価しております。 なお、当連結会計年度末にかけてアメリカ・イランの武力衝突を背景とするホルムズ海峡の事実上の封鎖に伴い、包装資材・衛生品等の供給面での不安が顕在化しております。当連結会計年度の業績への影響は限定的でありましたが、今後予断を許さない状態であると考えており注視してまいります。 最近では、当社グループの株式会社ウェッジホールディングスと協力して進めておりますSNSを活用した当社商品のブランディングに注力してまいりましたことも影響し、戦略商品の拡販が進んでおります。『「わらび餅」の明日香野』、『こし自慢明日香野』『桜餅(道明寺)の明日香野』が定着しつつあり、今後のさらなる拡販につながるものと期待をしております。SNSから波及して今年もテレビなどマスメディアでも継続的に取り上げられております。これらにより、中期経営計画「深耕と進化」の基本方針である「もちのプロ 開発力・製造力強化、ブランディングを確立する」を果たし、業績の拡大を図ってまいります。 (スポーツ事業) 当事業の当連結会計年度における業績は、増収減益となりました。 当連結会計年度における売上高は1,216,832千円(前年同期比4.9%増)となり、セグメント損失は56,123千円(前年同期はセグメント損失30,473千円)となりました。 当事業は、創業事業でありますアカエムソフトテニスボールを中心とした、ソフトテニス関連事業、テニスクラブ再生事業に加え、ランニング・ツアー事業を当社グループの株式会社ウェッジホールディングスと協力して進めております。 ソフトテニス事業におきましては、物価高によりユーザーの購買力が下がる状況の中、第2四半期連結累計期間まで「ソフトテニス応援 値下げキャンペーン」を実施し、さらに第3四半期連結会計期間より、この価格を恒常的なものとして、「公認級最安値(メーカー希望小売価格)」までソフトテニスボールの値下げを実施しました。これは、業界への貢献と、ソフトテニスユーザーの活動をさらに活性化をすることで、ミッションに掲げている「スポーツコミュニティの活性化」を図っていくことを目的として実施をしましたが、これらの取り組みにより売上高は前年同期に比べ大きく増加いたしました。 テニスクラブ再生事業では、昨今の物価高騰や国内消費低迷を受け、新規獲得による会員数の増加は鈍い状態となっております。しかし退会者が極めて低い率で推移していることで会員数は横ばいを確保しております。今後は、ソフトテニスレッスン、ランニングスクールや卓球スクールなど拡大し、マルチスポーツ展開による会員数の増加に積極的に取り組んでいきます。 ランニング・ツアー事業におきましては、規模の大きなツアーも多数企画しており、その集客に積極的に取り組んでおります。多くのツアーで前年を超えるユーザーにご参加いただき、好評のもと終了することが出来ました。トレイルランニングのツアーのみならず、自転車競技のツールドフランスの観戦ツアーやソフトテニスのアジア選手権大会の観戦ツアーなども実施しました。今後、旅行事業の中においてもマルチスポーツ化を進め、中期経営計画の重要施策である事業ノウハウの横展開を進めてまいります。 今後とも、中期経営計画に掲げましたように、マルチスポーツ化を拡大する一方、市場を自ら活発にする活動に注力し、ソフトテニスボールの販売強化、テニススクールでの新規ユーザーの獲得を進めるとともに、新規事業である旅行事業を拡大して業績の成長を図ってまいります。 (ゴム事業) 当事業の当連結会計年度における業績は、減収減益となりました。 当連結会計年度における売上高は1,721,560千円(前年同期比22.7%減)となり、セグメント利益は44,790千円(前年同期比69.4%減)となりました。 当事業は、当社グループの創業以来の事業で、ゴムの配合・加工技術に独自性をもつ事業です。40年に及ぶ長年の不振を払拭し、過去10年以上かけて戦略的に事業を選択集中させるとともに海外事業を含めて新規事業に取り組み、営業拡大を図り、同時に生産性の改善、コストの適正化を図ってまいりました。その結果、現在、東日本では事業上唯一のリーディングカンパニーとして事業を展開しております。 当事業の当連結会計年度における業績につきましては、主に化学、金属、半導体などの工場設備投資に関わる事業であり、国内の製造業を中心とする民間企業設備投資に大きく連動する事業です。日本の民間設備投資が減速していることから、上期の売上げが低調に推移いたしましたが、下期に大型案件を受注したことにより売上高を確保することができました。 ゴムライニング防食施工は東日本における大手施工会社としての地位が確立され、ゴム事業の中で収益性と競争力の高い事業です。ゴム事業内におけるゴムライニング防食施工への選択と集中を進めることで売上高と利益を増加させられると考えております。プレス関連商材につきましても、安定した受注を確保できております。輸入原材料の価格高騰により苦戦しておりますが、今後更に利益率が改善すると考えております。しかしながら、中東情勢の悪化により、ナフサ危機が深刻な状況となっており、各資材の入荷状況が全く見えず大きな影響を受けております。また、当社のライニング事業に大きな影響を与えます柏崎刈羽原発の稼働状況にも注視してまいりたいと考えております。 当該事業は国内民間設備投資に強く連動する事業であり、当事業は景気悪化に対して半年程度遅行して影響が出る業種であり、今後も注意してまいります。 (コンテンツ事業) 当事業の当連結会計年度における業績は、増収減益となりました。 当連結会計年度における売上高は814,647千円(前年同期比6.1%増)となり、セグメント利益は181,538千円(前年同期比26.1%減)となりました。 売上高につきましては、受注状況が堅調であったことに加え、当連結会計年度におけるロイヤリティ収入が好調であったことによるものです。 セグメント利益につきましては、人件費の増加に加えて新規事業に取り組んだことによる事業経費が増加したことによるものです。 当事業は、主にゲームの企画開発や漫画やアニメ、ゲーム等のエンターテインメント関連の書籍及び電子書籍の企画編集、様々なコンテンツを商品・イベント化する企画開発など、コンテンツ商品の企画開発分野で独自性を持って展開しております。 現在、コンテンツ事業においては長年の不振を払しょくし、過去10年以上かけて戦略的に事業を選択集中させるとともに海外事業を含めて新規事業に取り組み、営業拡大を図り、同時に生産性の改善、コストの適正化を図ってまいりました成果が実を結んでいる結果、長期的に利益改善をしてまいりました。 当事業の当連結会計年度における業績につきましては、ゲーム企画開発、書籍編集、その他コンテンツ関連企画開発等の受注が堅調に推移しましたが、人件費の増加に加えて新規事業に投下した事業経費が利益減少の要因となりました。しかしながら、これらの事業経費は今後のさらなる成長に向けた投資的費用であり、長期的には今後の利益に貢献するものと考えております。 今後は、中期経営計画でお知らせいたしておりますように、国内の新規事業展開と海外展開を積極的に進めることで、本格的な事業拡大につなげる方針を継続してまいります。 (Digital Finance事業) 当事業は連結セグメントではなく、持分法適用関連会社の事業になっておりますが、当社グループの重要な資産を保有しているため解説をしております。 当事業の当連結会計年度における業績は、減収減益となりました。 当連結会計年度における売上高は1,616,380千円(前年同期比41.7%減)、投資損失は766,176千円(前年同期は投資損失406,672千円)となりました。(注)連結損益として取り込んだ持分法投資損失。 Digital Finance事業を営むGroup Lease PCL.やその子会社がJ Trustグループとの係争を踏まえて大型の裁判を行っていること、などから全営業国において保守的なリスクマネジメントのために新規貸付を抑制し、回収に注力してきました。この結果、売上高・セグメント利益ともに減少しており、訴訟対応の費用負担により厳しい状況が続いており、今後数年間はこの状況が継続するものと考えております。今後は、国別商品別の状況に応じて、新たな再成長を目指しております 当連結会計年度末における資産残高は、5,270,064千円(前連結会計年度末比1,255,277千円減)となり、流動資産は、3,941,677千円(前連結会計年度末比889,206千円増)、固定資産は、1,328,386千円(前連結会計年度末比2,144,484千円減)となりました。 流動資産増加の主な原因は、当連結会計年度においてゴム事業を営む常盤ゴム株式会社を連結の範囲から除外したことによる現金及び預金の減少がございましたが、当社連結子会社である株式会社ウェッジホールディングスにおいて持分法適用関連会社2社の株式売却による現金及び預金の増加(前連結会計年度末比1,123,528千円増)、主にスポーツ事業及びコンテンツ事業において商品及び製品の増加(前連結会計年度末比30,091千円増)といった増加要因、主にゴム事業において仕掛品の減少(前連結会計年度末比15,632千円減)、貸付債権の未回収金額を引当金計上したことによる貸倒引当金の増加(前連結会計年度末比261,742千円増)といった減少要因によるものです。 固定資産減少の主な原因は、主に食品事業において取得による機械装置及び運搬具の増加(前連結会計年度末比13,762千円増)の増加要因、主に当連結会計年度においてゴム事業を営む常盤ゴム株式会社を連結の範囲から除外したことによる建物及び構築物の減少(前連結会計年度末比29,834千円減)、土地の減少(前連結会計年度末比37,785千円減)および投資有価証券の減少(前連結会計年度末比36,135千円減)、償却によるのれんの減少(前連結会計年度末比35,884千円減)、当連結会計年度において持分法適用関連会社であったEngine Property Management Asia Co.,Ltd.及びP.P.Coral Resort Co.,Ltd.の株式を売却したこと、並びに持分法投資損失の計上等による関係会社株式の減少(前連結会計年度末比1,751,240千円減)、返還等による差入保証金の減少(前連結会計年度末比27,146千円減)、未収債権を引当金計上したことによる貸倒引当金の増加(前連結会計年度末比255,739千円増)といった減少要因によるものです。 当連結会計年度末における負債残高は、3,056,964千円(前連結会計年度末比361,923千円減)となり、流動負債は、1,872,873千円(前連結会計年度末比157,502千円減)、固定負債は、1,184,091千円(前連結会計年度末比204,421千円減)となりました。 流動負債減少の主な原因は、主に食品事業及びコンテンツ事業において未払費用の増加(前連結会計年度末比22,302千円増)の増加要因、主に当連結会計年度においてゴム事業を営む常盤ゴム株式会社を連結の範囲から除外したことによる支払手形及び買掛金の減少(前連結会計年度末比54,414千円減)、返済等による短期借入金の減少(前連結会計年度末比73,000千円減)、返済および当連結会計年度においてゴム事業を営む常盤ゴム株式会社を連結の範囲から除外したことによる一年内返済予定長期借入金の減少(前連結会計年度末比56,629千円減)といった減少要因によるものです。 固定負債減少の主な原因は、主に当連結会計年度においてゴム事業を営む常盤ゴム株式会社を連結の範囲から除外したことによる長期借入金の減少(前連結会計年度末比193,302千円減)によるものです。 当連結会計年度末における純資産残高は、2,213,100千円(前連結会計年度末比893,354千円減)となりました。 純資産減少の主な原因は、為替換算調整勘定の増加(前連結会計年度末比34,699千円増)、新株予約権の増加(前連結会計年度末比14,912千円増)といった増加要因、親会社株主に帰属する当期純損失計上等による利益剰余金の減少(前連結会計年度末比575,559千円減)、非支配株主持分の減少(前連結会計年度末比370,380千円減)といった減少要因によるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,151,128千円増加し、1,764,250千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、100,964千円(前年同期は324,465千円の減少)となりました。これは、主として非資金勘定として計上された減価償却費48,125千円(前年同期は45,745千円)、減損損失33,017千円(前年同期は1,150千円)、のれん償却費50,108千円(前年同期は35,884千円)、貸倒引当金の増加86,686千円(前年同期は38,868千円の減少)、持分法による投資損失774,134千円(前年同期は持分法による投資損失317,073千円)といった増加要因、為替差益の計上による減少45,304千円(前年同期は為替差損38,047千円)、関係会社株式売却益の計上による減少102,433千円、主に食品事業、スポーツ事業、及びコンテンツ事業における売上債権の増加89,047千円(前年同期は124,436千円の減少)、主にスポーツ事業及びコンテンツ事業における棚卸資産の増加59,259千円(前年同期は23,311千円の増加)、法人税等の支払35,705千円(前年同期は90,911千円)といった減少要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の増加は、1,570,708千円(前年同期は58,245千円の減少)となりました。これは、主として関係会社株式の売却による資金の増加1,613,932千円、貸付金の回収等による資金の増加13,826千円(前年同期は貸付による5,638千円の減少)、ゴム事業を営む連結子会社株式の売却による資金の増加13,059千円といった増加要因、有形固定資産の取得による資金の減少60,329千円(前年同期は47,111千円)の減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、103,819千円(前年同期は32,859千円の減少)となりました。これは、短期借入金の返済等による資金の減少80,902千円(前年同期は72,961千円)、長期借入金の返済による資金の減少10,003千円(前年同期は57,094千円)、連結範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による資金の減少11,110千円といった減少要因によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 食品事業   5,027,327       +7.2 スポーツ事業   674,613       +19.9 ゴム事業   1,666,878       △18.0 コンテンツ事業   479,710       +2.8 その他   ―       ― 合計   7,848,530       +1.3 (注) 1 金額には仕入実績を含んでおります。 2 当連結会計年度において、生産実績に著しい変動がありました。これは、スポーツ事業の増加につきましては、ソフトテニスボール製品の増加によるものであります。また、ゴム事業の減少につきましては、当連結会計年度の期首から常盤ゴム株式会社を連結の範囲から除外したことによるものであります。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 食品事業   ―   ―   ―   ― スポーツ事業   ―   ―   ―   ― ゴム事業   1,692,609   △24.9   92,278   △23.9 コンテンツ事業   596,675   △7.5   45,973   +39.0 その他   ―   ―   ―   ― 合計   2,289,284   △21.1   138,251   △10.4 (注) 1 食品事業における製品は特に鮮度が重要視されますので、取引先から日々の注文により生産しておりますが、納入時間の関係上受注締切以前に見込数で生産を開始し、最終的に生産数量の調整を行う受注方式であり、翌日繰越受注残は無いため記載を省略しております。 2 スポーツ事業については、見込み生産を行っているため記載を省略しております。 3 当連結会計年度において、受注高及び受注実績に著しい変動がありました。これは、ゴム事業における受注高及び受注残高の減少につきましては、当連結会計年度の期首から常盤ゴム株式会社を連結の範囲から除外したことによるものであります。また、コンテンツ事業における受注残高の増加につきましては、同事業が企画開発した各種コンテンツ商品及び書籍編集関連の増加によるものであります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 食品事業   4,770,368   +7.3 スポーツ事業   1,216,832   +4.9 ゴム事業   1,721,560   △22.7 コンテンツ事業   814,647   +6.1 その他   35,465   +80.2 合計   8,558,874   △0.7 (注) 1 当連結会計年度において、販売高に著しい変動がありました。これは、ゴム事業におきましては、日本の民間設備投資が減速していること、当連結会計年度の期首から常盤ゴム株式会社を連結の範囲から除外したことによるものであります。その他におきましては、事業開発事業の顧客からの受注が好調に推移したことによるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、会計方針の選択、決算日における資産・負債の報告数値、偶発債務の開示、各連結会計年度における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行っております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りの不確実性があるため、これらの見積りと異なる結果となる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 なお、営業貸付金に係る予想信用損失の評価については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は8,558,874千円(前年同期比0.7%減)となりました。主な減少要因は、食品事業においては、日本国内において食料品価格の高止まりが続き、実質賃金が伸び悩む中、消費者の節約志向が一層強まっておりますが、できる限りお得感を保つ施策を堅持したこと、戦略商品の拡販が進んだことなどにより増加しました。スポーツ事業においては、ソフトテニス事業においてソフトテニスボールの値下げを実施したことなどにより受注増となり売上高が増加しました。ゴム事業においては、日本の民間設備投資が減速していること、当連結会計年度の期首から連結子会社1社を連結の範囲から除外してことにより減少しました。コンテンツ事業においては、ゲーム企画開発、書籍編集、その他コンテンツ関連企画開発等の受注が堅調に推移し、ロイヤリティ収入が好調であったことにより増加しました。これらの結果、減収となりました。セグメント別の売上高については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における売上原価は6,324,960千円(前年同期比1.7%増)となり、売上高に対する割合は73.9%(前年同期は72.2%)となりました。主な増加要因は、特に製造業である食品事業、ゴム事業、スポーツ事業において、中東情勢の悪化による輸入原材料高騰など企業間取引物価上昇の影響を大きく受けたことによるものであります。販売費及び一般管理費につきましては2,453,357千円(前年同期比3.4%増)となりました。主な増加要因は、食品事業、スポーツ事業において、物流費の高騰による増加要因、各事業において企業間取引物価上昇、人件費の増加などによる増加要因によるものであります。 (営業外収益及び営業外費用) 当連結会計年度における営業外収益は251,860千円(前年同期比207.5%増)となりました。増加の主な要因は、受取利息23,980千円(前年同期比9.3%増)、為替差益171,399千円(前年同期比895.7%増)の計上といった増加要因、受取配当金2,898千円(前年同期比2.5%減)の減少要因によるものであります。営業外費用は902,177千円(前年同期比139.8%増)となりました。増加の主な要因は、支払利息19,394千円(前年同期比44.3%増)、持分法による投資損失774,134千円(前年同期比144.1%増)、貸倒引当金繰入額68,934千円(前年同期は543千円)といった増加要因、訴訟関連費用27,730千円(前年同期比1.0%減)の減少要因によるものであります。 (特別利益及び特別損失) 当連結会計年度における特別利益は102,433千円(前年同期は1,293千円)となりました。これは、連結子会社による関係会社株式の売却によるものであります。特別損失は44,128千円(前年同期は1,150千円)となりました。増加の主な要因は、スポーツ事業、ゴム事業及びその他において収益性の低下による固定資産の減損損失33,017千円(前年同期は1,150千円)の計上、関係会社株式の実質価額が帳簿価額を下回ったことによる関係会社株式評価損11,110千円(前年同期は―千円)の計上といった増加要因によるものであります。 上記の結果、当連結会計年度における経営成績は、売上高8,558,874千円(前年同期比0.7%減)、営業損失219,443千円(前年同期は営業利益25,837千円)、経常損失869,759千円(前年同期は経常損失268,419千円)、親会社株主に帰属する当期純損失576,117千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失203,709千円)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、当連結会計年度に計上した親会社株主に帰属する当期純損失は、保守的な観点で資産評価を厳格に見直し、現金収支を伴わない損失計上を行ったことが主な原因であり、今後の事業の収益力に影響ないものと判断しております。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資のための資金のほか、M&Aによる事業拡大を行うことを決定した場合等に発生するものでありますが、現時点ではM&A等の投資活動につきましては、より慎重に検討し抑制的に進めております。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金は自己資金及び金融機関からの借入や社債等により調達し、投資活動資金につきましては、より長期的な資金活用となることを想定し、社債並びに転換社債等により調達することを基本としております。また、当社グループの事業運営・成長に伴う安定的な資金の流動性並びに投資資金の獲得のため、適切な規模でのエクイティ・ファイナンスにつきましても適宜検討を進めてまいります。 なお、当連結会計年度において総額76,084千円の設備投資を行っておりますが、その資金の調達源は主に自己資金及び金融機関からの借入金によっております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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