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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

フコク

FUKOKU CO.,LTD.5185 · Prime · ゴム製品

自動車向けゴム部品で強みを持つ。シールや防振製品で世界の完成車メーカーに供給。

概要

フコク(株式会社フコク)は、埼玉県上尾市に本社を置くゴム製品メーカーである。1953年の創業以来、自動車用シール部品やワイパーブレードラバー、防振部品などを手掛け、現在は機能品、防振、ライフサイエンス、金属加工、ホースの5事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は900億円、従業員数は4401人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

5つの事業セグメントで構成されるグループ体制

フコクグループは、当社および連結子会社17社、持分法適用関連会社1社で構成される。事業は「機能品事業」「防振事業」「ライフサイエンス事業」「金属加工事業」「ホース事業」の5つに区分される。機能品事業はシール部品やワイパーブレードラバー、OA機器用部品を扱い、売上高全体の約47%を占める最大セグメントである。防振事業はダンパーやマウント、ウレタン製品で約42%を占める。残りの3事業(ライフサイエンス、金属加工、ホース)は合計で約11%と小規模だが、ホース事業は2026年3月期に前年比10.4%増と成長している。

売上の約9割を自動車向けが占める収益構造

フコクの最大の顧客は自動車産業である。2026年3月期の連結売上高900億円のうち、機能品と防振の両事業で約830億円を占め、そのほとんどが自動車OEM向けとみられる。ワイパーブレードラバーでは世界シェア58%を誇り、中国ローカルメーカーへの拡販が寄与している。一方、金属加工事業は建設機械向けで非採算部品の撤退により売上高が25.8%減の39.6億円、営業損失2.0億円と低迷する。ライフサイエンス事業は売上高10.4億円と小さいが、研究用消耗品の分野で成長を続けている。

世界13か国・地域に広がる生産・販売拠点

フコクは日本国内に加え、タイ、韓国、中国、インドネシア、インド、ベトナム、米国、メキシコ、チェコ(2022年清算)など、世界13か国・地域に生産・販売拠点を持つ。中国には上海フコク、東莞フコク、青島フコク、南京富国勃朗峰など複数の現地法人を有し、中国市場への深耕を図る。インドではフコクインディアを通じて日系・韓国系メーカーへの拡販を進める。北米ではフコクアメリカインクとメキシコ法人が機能し、2025年12月には米国バージニア州にFKCアメリカインクを設立し、新たな製造拠点の準備を進めている。

業界の中での役割は自動車部品(機能品、防振品、ホース)のサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
900億円
営業利益
38億円
営業利益率
4.2%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
機能品419億円46.6%46億円11.0%
防振378億円42.0%27億円7.1%
ホース53億円5.9%4億円7.5%
金属加工40億円4.4%-2億円-5.0%
ライフ サイエンス10億円1.1%3億円30.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車OEM主力

自動車向けにシール部品、ワイパーブレードラバー、ダンパー、マウント、ウレタン、ホース等のゴム部品を製造販売。国内外に生産拠点を持ち、完成車メーカーに直接供給している。

主な製品・サービス6
シール部品
エンジンやトランスミッション等の接合部からの流体漏れを防ぐゴム製シール。
ワイパーブレードラバー
自動車用ワイパーのゴムブレードで、払拭性能と耐久性を提供。
ダンパー
振動を減衰するゴム部品で、走行安定性や静粛性に寄与。
マウント
エンジンやサスペンション等の振動を吸収するためのゴム製マウント。
ウレタン製品
ウレタン樹脂を用いた防振部品や緩衝材。
ホース
冷却水や燃料等を輸送するゴムホース。

02OA機器・情報通信準主力

OA機器向けにゴム部品(シール等)を製造販売。プリンターや複写機等に使用される。

主な製品・サービス1
OA用シール部品
OA機器内部のトナーやインクの漏れを防ぐゴム製シール。

03ライフサイエンス準主力

バイオ関連製品を製造販売。主に研究・診断用途の消耗品等を供給。

主な製品・サービス1
バイオ関連製品
細胞培養容器や試薬等のバイオ研究用消耗品。

04建設機械副次

建設機械向け金属部品を製造販売。末吉工業が担当。

主な製品・サービス1
建設機械用金属部品
油圧ショベル等の建設機械に使用される金属加工部品。

製品と技術

世界シェア58%を誇るワイパーブレードラバー

フコクの看板製品は自動車用ワイパーブレードラバーである。2024年度時点で世界シェア50%から2026年3月期には58%へ拡大した。同社はラバーの形状だけでなく、ワイパーシステム全体の設計に影響を与えるソリューション提案を強みとする。中国では上海フコクや東莞フコクが現地生産を担い、中国ローカルメーカーへの拡販がシェア拡大に寄与した。さらに中資系ワイパーシステムメーカーと協働し、欧州系完成車メーカーへの供給も増やしている。

電動化に対応する放熱ギャップフィラーとバッテリーホールドシート

自動車の電動化を見据え、フコクはEV向け製品の開発に注力する。放熱ギャップフィラーはバッテリーや電子部品の熱を逃がす機能材で、需要が拡大している。バッテリーホールドシートはバッテリーセルを固定するゴム部品であり、振動や衝撃から保護する。これらは機能品事業に含まれ、2026年3月期の同事業売上高は426.9億円と前年比3.7%増加した。AIデータセンター向けの熱マネジメント需要にも対応する。

研究用途から医療現場へ広がるライフサイエンス製品

ライフサイエンス事業では、細胞培養容器や試薬などのバイオ研究用消耗品を製造する。2026年3月には「活性化NK細胞大量培養キット」を発売し、再生医療やがん免疫研究向けを強化。細菌検査分野では2026年2月に「RaST-TAS腸内細菌目細菌用試薬チップ(研究用試薬)」を投入し、薬剤耐性菌検査チップの拡販も進める。売上高は10.4億円と小規模だが、中国での現地生産化やアカデミアとの共同研究を通じて事業拡大を狙う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ゴム製品のなかでの位置

自動車部品ゴム製品中堅、低収益率が課題

当社はゴム製品業界に属し、売上高約897億円(2025年3月期)と中堅規模。同業のブリヂストンや横浜ゴムなど大手と競合するが、営業利益率5.24%と低水準。自動車向けゴム部品が主力とみられ、業界全体の成熟や競争激化で収益性が圧迫されている。2026年3月期も売上高横ばい、利益率4.22%と改善が見込めない。

強み

  • 売上高900億円前後で安定。
  • 自動車メーカーとの関係が強固。
  • ゴム部品の幅広いラインナップ。
  • 特定カテゴリーでシェアを確保。

課題

  • 営業利益率5%未満と低く、値上げやコスト削減が必要。
  • 売上高がほぼ横ばいで新規需要開拓急務。
  • ブリヂストンなど大手との価格競争。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がフコク

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17246プレス工業978億円11.6倍
25949ユニプレス608億円
37280ミツバ604億円5.4倍
47245大同メタル工業554億円12.4倍
57244市光工業553億円7.5倍
65185フコク322億円27.5倍
7543AARCHION1.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

工業用ゴムメーカーとして創業した1953年

1953年12月、工業用ゴム製品の製造販売を目的として富国ゴム工業株式会社が東京都中野区に設立された。当時の工場は荒川区に置かれた。創業の精神は「Yes, We Do!」であり、顧客の要望に真摯に向き合う姿勢を掲げた。1956年4月にはワイパーブレードラバーの技術開発に成功し、生産を開始。これが後の主力製品の礎となる。1967年9月には埼玉県上尾市に上尾工場を建設し操業を開始、本社機能も徐々に同地域へ移していく。

系列会社への資本参加と商号変更で成長した1980年代

1972年9月に末吉工業(現・金属加工事業)に資本参加し、事業領域を広げた。1980年8月には群馬工場を建設し生産能力を増強。1983年1月にはタイに合弁会社タイフコクを設立し、初の海外生産拠点を獲得した。1986年1月、商号を「株式会社フコク」に変更。同年4月には愛知県高浜市に中部製作所(現・愛知工場)を建設。1987年5月には韓国に韓国フコクを設立し、東アジアでの地歩を固めた。1990年5月には群馬第二工場を稼働させ、国内生産基盤を強化した。

株式公開とグローバル展開の加速した1990年代~2000年代

1994年10月、日本証券協会に株式を店頭登録。1995年12月にはタイにサイアムフコクを設立し、東南アジアでの生産を拡大。1996年2月には株式会社東京ゴム製作所(現・ホース事業の中核)に資本参加し、ホース事業に参入。1997年12月にはインドネシアにフコクインドネシア(後に住友理工が資本参加しフコク東海ゴムインドネシアに)を設立。2001年には中国・上海フコク、米国・フコクアメリカを相次いで設立。2004年3月には東京証券取引所市場第二部に上場、翌2005年3月には第一部に指定替えとなった。

新興国への展開と事業再編が進んだ2010年代

2010年10月にインドにフコクインディアを設立。2011年には中国南京、ベトナムに相次いで拠点を設けた。2014年にはチェコとメキシコにも進出し、欧州と北米での生産体制を整えた。一方、2022年11月にはチェコ法人を清算するなど、地域ごとの採算に応じた再編も行った。2022年4月には東証市場区分の見直しによりプライム市場へ移行。2024年10月には愛知県安城市に「Φ(ファイ)コミュニケーションHUB PCH」を開設し、研究開発や情報発信の拠点とした。

年表33件を開く

1950年代

  • 1953年12月創業工業用ゴム製品の製造及び販売を目的として、富国ゴム工業株式会社(本社 東京都中野区、工場 東京都荒川区)を設立
  • 1956年4月ワイパーブレードラバー技術開発に成功、生産開始

1960年代

  • 1967年9月埼玉県上尾市に上尾工場を建設し操業開始

1970年代

  • 1972年9月末吉工業株式会社に資本参加

1980年代

  • 1980年8月群馬県邑楽郡邑楽町に群馬工場を建設し操業開始
  • 1980年8月埼玉県上尾市に本店を移転(2005年6月に他へ本店を移転し、2011年6月に再度上尾市へ本店を移転)
  • 1983年1月タイ国バンコク市に合弁会社としてタイフコク株式会社を設立し、現地生産を開始
  • 1986年1月商号変更商号を株式会社フコクに変更
  • 1986年4月愛知県高浜市に中部製作所(現愛知工場)を建設し操業開始
  • 1987年5月M&A韓国安山市に子会社韓国フコク株式会社を設立し、現地生産を開始(他法人と合併等を行い、2008年6月に現韓国フコク株式会社となる)

1990年代

  • 1990年5月群馬県邑楽郡千代田町に群馬第二工場を建設し操業開始
  • 1994年10月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1995年12月タイ国サムトプラカン県に合弁会社としてサイアムフコク株式会社を設立
  • 1996年2月株式会社東京ゴム製作所に資本参加
  • 1997年12月インドネシア国西ジャワ州に子会社株式会社フコクインドネシアを設立(2004年5月に東海ゴム工業株式会社(現住友理工株式会社)が資本参加し、株式会社フコク東海ゴムインドネシアとなる)

2000年代

  • 2001年1月中国上海市に合弁会社として上海フコク有限公司を設立
  • 2001年5月創業米国サウスカロライナ州に持株会社フコクアメリカインク及び製造会社フコクサウスカロライナインクを設立(2006年1月に統合し、現フコクアメリカインクとなる)
  • 2003年7月創業中国東莞市に東莞フコク有限公司を設立
  • 2004年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2004年5月子会社である韓国フコク株式会社が出資し、中国山東省に青島フコク有限公司を設立
  • 2005年3月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2005年9月創業中国上海市にフコク(上海)貿易有限公司を設立

2010年代

  • 2010年10月インド国マハラシュトラ州に子会社フコクインディア株式会社を設立
  • 2010年11月子会社タイフコク株式会社が出資し、タイ国サムトプラカン県にタイフコクパナプラスファウンドリー株式会社を設立(2012年11月にタイフコク株式会社の子会社とする)
  • 2011年1月創業中国南京市に南京富国勃朗峰橡膠有限公司を設立
  • 2011年3月ベトナム国ハノイ市に子会社フコクベトナム有限会社を設立
  • 2011年12月インドネシア国西ジャワ州に株式会社東京ゴム製作所の子会社として、株式会社トリムラバーを設立
  • 2014年4月創業チェコ国ウースチー州にフコクチェコ有限会社を設立
  • 2014年7月創業メキシコ国グアナファト州にフコクメキシコ株式会社を設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所 の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年11月フコクチェコ有限会社を清算
  • 2024年10月愛知県安城市にΦ(ファイ)コミュニケーションHUB PCHを開所
  • 2025年12月創業米国バージニア州にFKCアメリカインクを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ソリューションビジネスによる拡販

    ワイパーブレードラバーにおいて、顧客要求に応えるためラバー形状だけでなくシステム全体の設計提案を可能にする体制を中国R&D強化や日本での実験施設拡充を通じて構築。これにより中国ローカルメーカーへの拡販が進み、世界シェアは50%から58%に増加。

  2. 02

    強い成長地域への拡販

    インドでは日系・韓国系・インド系メーカーへの拡販に加え、建機・農機・鉄道・バッテリー分野への開拓を推進。インドネシアでも鉄道製品の受注を獲得し、信頼される技術力で成長地域での販売拡大を継続する。

  3. 03

    CASE市場への拡大

    電動化を見据え、「バッテリーホールドシート」や「放熱ギャップフィラー」の製品ラインアップを拡充。AI普及に伴うデータセンター等の熱問題にも貢献し、多様な熱マネジメント課題に対応する。

  4. 04

    ライフサイエンス製品の拡大

    バイオ製品では細胞別培地や用途別バッグの開発力を強化し、新製品「活性化NK細胞大量培養キット」を発売。中国での現地生産化やアカデミアとの共同研究を進める。細菌検査分野では薬剤耐性菌検査チップの拡販と保険適用取得による売上拡大を目指す。

  5. 05

    ESGを主体とした経営基盤の改革

    環境負荷低減・脱炭素のため「フコク環境目標」を設定し、廃棄物削減やCO2削減に活動。TCFD提言に賛同しリスク・機会分析を実施。ダイバーシティ推進や働きがいのある環境づくり、ガバナンス強化と内部統制改善に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,401人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は647万円で、9期前と比べて+12.1%平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は15.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,773
2018年3月5,002
2019年3月57742.111.65,103
2020年3月55941.613.65,079
2021年3月52742.814.94,893
2022年3月55443.313.84,732
2023年3月57843.914.64,577
2024年3月59344.014.64,594
2025年3月62144.215.14,523104
2026年3月64744.315.64,40186

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 2 / 海外 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 コラート第一、二、三工場 — タイ国サムトプラカン県、ナコンラチャシマ県5,018百万円
機能品、防振、ホース
本社 保寧工場 — 韓国京畿道安山市、忠清南道保寧市3,844百万円
機能品、防振
群馬第二工場 — 群馬県邑楽郡3,289百万円
機能品、ライフ サイエンス
群馬工場 — 群馬県邑楽郡2,355百万円
機能品、防振
本社工場 第二、三工場 — ベトナム国ハノイ市1,473百万円
機能品
本社工場 第二、三工場 — インドネシア国西ジャワ州1,472百万円
機能品、防振
工場 — タイ国チャチェンサオ 県1,428百万円
防振
本社工場 — 中国 青島平度市1,320百万円
防振
本社工場、ベルガウム工場、コールハープル工場、グルグラム営業所 — インド国マハラシュトラ州、カルナタカ州、ハリヤーナー州1,250百万円
機能品、防振
愛知工場 — 愛知県高浜市1,148百万円
機能品
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    末吉工業㈱
    埼玉県北足立郡
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東京ゴム製作所
    神奈川県藤沢市
    議決権100.0%
  • 海外
    韓国フコク㈱
    韓国 京畿道安山市
    議決権80.0%
  • 海外
    タイフコク㈱
    タイ国 バンコク市
    議決権51.0%
  • 海外
    サイアムフコク㈱
    タイ国 サムトプラカン県
    議決権99.0%
  • 海外
    タイフコクパナプラスファウンドリー㈱
    タイ国 サムトプラカン県
    議決権26.0%
  • 海外
    ㈱フコク東海ゴム インドネシア
    インドネシア国 西ジャワ州
    議決権80.0%
  • 海外
    ㈱トリムラバー
    インドネシア国 西ジャワ州
    議決権100.0%
  • 海外
    フコクインディア㈱
    インド国 マハラシュトラ州
    議決権100.0%
  • 海外
    フコクベトナム㈲
    ベトナム国 ハノイ市
    議決権100.0%
  • 海外
    上海フコク有限公司
    中国上海市
    議決権80.0%
  • 海外
    東莞フコク有限公司
    中国東莞市
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • 青島フコク有限公司中国青島平度市90%
  • フコク(上海)貿易 有限公司中国上海市100%
  • フコクアメリカインク米国サウスカロライナ州100%
  • FKCアメリカインク米国バージニア州90%
  • フコクメキシコ㈱メキシコ国 グアナファト州100%
  • 南京富国勃朗峰橡膠有限公司中国 南京市49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は900億円営業利益38億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.3%、利益が-19.1%。

売上高
+0.3%
900億円
営業利益
-19.1%
38億円
純利益
-62.1%
11億円
営業利益率
4.2%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高850億円900億円
営業利益33億円38億円
純利益23億円11億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は234億円、営業利益は15億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.8%、営業利益は+114.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2172
2024年1Q21573.34
2024年2Q21541.96
2024年3Q232125.28
2024年4Q22613
2025年2Q446214.715
2025年4Q451265.814
2026年2Q444153.49
2026年4Q456235.02
2027年1Q234156.410

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は569億円から900億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は4.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5693119
チェコ国ウースチー州にフコクチェコ有限会社を設立
2014年3月6433525
2015年3月7014128
2016年3月7223420
2017年3月7073421
2018年3月75228−2
2019年3月77921−27
2020年3月748103
2021年3月6321413
2022年3月7152521
2023年3月8233121
2024年3月8884131
米国バージニア州にFKCアメリカインクを設立
2025年3月89747465.229
2026年3月90038394.211

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高900億円のうち、営業利益として残るのは38億円4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の1.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%729億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.8%133億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.2%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.2pt
4.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.2pt
1.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.8pt
2.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが80億円、投資CFが−54億円で、差し引きのフリーCFは26億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は139億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月45−38−19770
2014年3月39−37−1275
2015年3月61−521989
2016年3月67−692−286
2017年3月67−57−121082
2018年3月70−61−2991
2019年3月70−58−21298
2020年3月44−6513−2189
2021年3月48−40−9887
2022年3月53−28−282588
2023年3月35−408−595
2024年3月88−45−2843114
2025年3月66−58−68120
2026年3月80−54−826139

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は817億円。このうち返さなくてよい自己資本が438億円で、自己資本比率は50.0%(業種中央値60.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月50026123949.5
2014年3月55830525351.4
2015年3月63835028851.4
2016年3月63834928951.3
2017年3月65235729551.4
2018年3月70436234247.9
2019年3月67632035643.8
2020年3月65231933345.2
2021年3月63832331547.1
2022年3月65034430649.5
2023年3月71538033549.8
2024年3月76042034052.0
2025年3月79445933554.5
2026年3月81743837950.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
143億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
327億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
69億円
在庫として抱えている分
負債合計
379億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ゴム製品 17社との比較

同じゴム製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り17社中2位あたり、逆に低いのは自己資本比率17社中14位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.7%/中央値 7.5%
P25 3.2%P75 10.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.2%/中央値 7.5%
P25 5.7%P75 10.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.0%/中央値 60.6%
P25 51.0%P75 69.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.3%/中央値 1.7%
P25 -0.0%P75 3.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 3.6%
P25 3.1%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,023で、1年前と比べて+13.0%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥2,023-1.9%1ヶ月+9.8%1年+13.0%時価総額322億円
過去52週の値幅
安値¥1,712高値¥2,118

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.5倍
PER (会社予想)12.5倍
PBR0.70倍
配当利回り4.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に1,992円と急騰し、52週高値に迫る動きを見せました。8月17日には2,084円まで上昇し、8月19日は2,040円と前日比2.3%下落しました。25日移動平均線(1,920.24円)を6.2%上回り、75日線(1,830.31円)からも約11%上に位置しています。52週高値2,118円には約3.7%の距離まで接近しており、52週安値1,712円からは約19%高い水準です。RSIは72.29と買われ過ぎ圏にあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 58/100)

PERは27.68倍と業界平均の16.82倍を上回りやや割高だが、予想PERは12.6倍と先行き改善が見込まれる。PBRは0.70倍で同業界の0.91倍を下回り割安感がある。配当利回りは4.9%と高く、同業界平均の3.57%を上回るが、配当性向は150.4%と高く持続可能性に懸念がある。ROEは2.72%と低水準で、収益性の改善が課題。割安要素と成長期待が混在し、総合的にはほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.5倍16.9倍
PER (予想)12.5倍
PBR0.70倍0.91倍
ROE2.7%4.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ゴム製品メーカーであり、売上高は概ね横ばいで推移するが、営業利益率は5%前後と低く、直近では減益傾向にある。強気派は、安定した需要と高い配当利回り(4.9%)を評価し、PBRも0.7倍と割安であることを指摘する。さらに、自動車のEV化による新製品需要の可能性も材料視する。弱気派は、利益率の低さと売上高の伸び悩みを問題視し、競争激化による価格競争が続く中で収益力の改善が見込めないと批判する。投資論点は、既存事業の収益性改善と、EV化などへの適応ができるか。

プラスに働く材料7
  • 高配当と割安感

    配当利回り4.9%、PBR 0.7倍と株主還元と資産価値に魅力がある。

  • 安定需要

    自動車用ゴム部品は交換需要もあり、長期的な需要維持が見込める。

  • EV化での新規需要

    EVでは軽量化部品など新たなゴム製品の需要が生まれる可能性がある。

  • 予想PER12.6倍と実績27.7倍から半減不定影響

    予想PER12.6倍は実績PER27.68倍の約46%水準で、収益回復期待

  • 配当利回り4.9%と高水準、下支え要因継続影響

    配当利回りは4.9%で、時価総額325億円に対し約15.9億円の配当

  • PBR0.70倍と解散価値割れの割安感不定影響

    PBRは0.70倍と1倍未満で、純資産に対して株価が低い

  • 売上高900億円と高水準で安定通年影響

    売上高は888→897→900億円と3期連続で増加し、事業規模は安定

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率は5%前後で推移し、改善の兆しが見えない。

  • 売上高の伸び悩み

    売上高は過去数年ほぼ横ばいで、成長性に乏しい。

  • 減益傾向

    2026年3月期予想の純利益は11億円と前期の29億円から大幅減益の見込み。

  • 2026年3月期の純利益11億円、前期比62%減益通年影響

    純利益は29億円から11億円へ18億円減少し、大幅な減益

  • 営業利益47→38億円と19%減益通年影響

    営業利益は47億円から38億円へ9億円減り、利益率は5.24%→4.22%

  • 配当性向が100%超、減配リスク通年影響

    配当総額は時価総額325億円×4.9%で約15.9億円、純利益11億円を超過

  • ROE2.72%と低く、資本効率の改善鈍く継続影響

    ROEは2.72%と低く、PBR0.70倍と資本効率が低い

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が最大の課題であり、推移が株価に影響するため。
自動車生産台数
主要市場である自動車業界の動向が需要に直結するため。
新製品売上比率
EV関連など新たな需要創出が成長の鍵となるため。
設備投資額
将来の生産性向上や新規分野への投資が業績に反映されるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+13.3%いまの株価に対する利回りは4.94%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
4.94%
いまの株価に対して
配当性向
150.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2026.9
2018年3月200.0
2019年3月200.0
2020年3月200.043.6
2021年3月10−50.025.1
2022年3月49390.097.2
2023年3月502.045.1
2024年3月6020.040.3
2025年3月7525.0150.4
2026年3月8513.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ21,103人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.1%を占め、残る68.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.552.454.852.657.560.4
事業法人32.027.926.823.121.615.9
金融機関10.811.610.912.715.415.2
自己株式5.88.68.58.58.510.6
外国法人6.36.56.59.94.07.3
証券会社2.41.61.11.71.41.2
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱10.69
02渡邉 まり4.51
03㈱日本カストディ銀行4.24
04KAWAMOTO CMK㈱3.60
05河本 次郎2.99
06河本 太郎2.95
07㈱MWホールディングス2.68
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.43
09フコク従業員持株会2.38
10MURAKAMI TAKATERU(常任代理人 三田証券株式会社)1.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-07
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.22%
    -1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−33%、1株純資産は14期で+100%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1111,4408.17.828.7
2014年3月1431,6669.26.926.0
2015年3月1621,9039.17.321.7
2016年3月1171,9646.07.622.9
2017年3月1282,0226.57.126.9
2018年3月−152,037
2019年3月−1621,789
2020年3月191,7811.133.143.6
2021年3月761,8144.210.825.1
2022年3月1272,0026.77.397.2
2023年3月1332,2116.37.845.1
2024年3月1892,4538.19.940.3
2025年3月1822,6857.19.2150.4
2026年3月742,8742.724.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額171百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小川隆取締役会長7222,000
大城郁男代表取締役社長6517,000
江村昌広取締役常務執行役員555,000
渡邊泉取締役執行役員 CTO 事業創造室長622,000
松岡善右取締役執行役員 CFO コーポレート本部長621,000
権益俊取締役53
ロバートHヤンソン取締役774,000
清水裕子取締役69
小泉寛取締役70
木村尚取締役(監査等委員)642,000
藤原康弘取締役(監査等委員)54
赤澤義文取締役(監査等委員)58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61071213523
取締役(社内)1161616
社外取締役312124
社外取締役2884

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,110字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社フコク)及び連結子会社17社、持分法適用関連会社1社により構成されており、機能品事業、防振事業、ライフサイエンス事業、金属加工事業、ホース事業を主な事業として営んでおります。 当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。次の5事業はセグメントの区分と同一であります。 機能品事業・・・・・・・・シール部品、ワイパーブレードラバー及びOA等の製品の製造販売であります。 当社及び韓国フコク㈱、サイアムフコク㈱、㈱フコク東海ゴムインドネシア、フコクインディア㈱、フコクベトナム㈲、東莞フコク有限公司、フコクアメリカインク、フコクメキシコ㈱が製造しております。販売については、当社は国内及び海外の得意先に販売しており、韓国フコク㈱、サイアムフコク㈱、㈱フコク東海ゴムインドネシア、フコクインディア㈱、フコクベトナム㈲、東莞フコク有限公司、フコク(上海)貿易有限公司、フコクアメリカインク、フコクメキシコ㈱は主としてそれぞれの国内の得意先に販売しております。なお、FKCアメリカインクは製造販売に向け準備しております。 防振事業・・・・・・・・・ダンパー、マウント及びウレタン等の製品の製造販売であります。 当社及び韓国フコク㈱、タイフコク㈱、サイアムフコク㈱、タイフコクパナプラスファウンドリー㈱、㈱フコク東海ゴムインドネシア、フコクインディア㈱、上海フコク有限公司、東莞フコク有限公司、青島フコク有限公司、南京富国勃朗峰橡膠有限公司が製造しております。販売については、当社は国内及び海外の得意先に販売しており、韓国フコク㈱、タイフコク㈱、サイアムフコク㈱、タイフコクパナプラスファウンドリー㈱、㈱フコク東海ゴムインドネシア、フコクインディア㈱、上海フコク有限公司、東莞フコク有限公司、青島フコク有限公司、フコク(上海)貿易有限公司、フコクアメリカインク、南京富国勃朗峰橡膠有限公司は主としてそれぞれの国内の得意先に販売しております。なお、FKCアメリカインクは製造販売に向け準備しております。 ライフサイエンス事業・・・バイオ関連製品の製造販売であります。 当社及び東莞フコク有限公司が製造販売しております。 金属加工事業・・・・・・・建設機械用金属部品等の製品の製造販売であります。 末吉工業㈱が製造販売しております。 ホース事業・・・・・・・・ホース等ゴム製品の製造販売であります。 ㈱東京ゴム製作所、サイアムフコク㈱、㈱トリムラバーが製造販売しております。 「事業系統図」 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,997字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針と経営戦略 当社グループは、「Yes, We Do!」の創業の精神の下、お客様の要望に真摯に向き合い、創業以来のモノづくりで培った設計・試作・評価・量産のノウハウを集結させ、常に新しい価値創造に挑戦し続ける企業として、持続的な成長を遂げてまいりました。 現在、自動車産業は電動化や自動運転などの次世代技術への移行が進みつつあり、既存のビジネスモデルを超越した価値の創造が求められています。 当社グループは、これらの大きな変化をチャンスと捉え、より高い経営目標を達成するため、2023年6月に「新中期経営計画2026」(最終年度2027年3月期)を策定・公表いたしました。 計画達成に向けた取り組みを全社一丸となって進めているほか、中長期的視点においては、独自のコア技術で高付加価値製品やソリューションを提供し続けることで飛躍的に成長するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献できる“心から愛される企業”を目指してまいります。 (2) 中期経営計画 当社は、「新中期経営計画2026」を2023年6月に公表しております。 この「新中期経営計画2026」は、「中期経営計画(2021年度-2023年度)」にて培ってきた「体質改善(生産工程合理化・不良削減・間接業務効率化)」をさらに推し進めるとともに、「既存事業の強化」と「成長事業・新事業の拡大」の事業戦略の両輪に加え、「ESGの各観点を重視した経営基盤の改革」を通じて、収益力の最大化を狙うことを戦略スキームとして、2026年3月期は以下の取り組みを進めてまいりました。   <「新中期経営計画 2026」戦略スキーム> ①「既存事業の強化」 ⅰ)ソリューションビジネスによる拡販 ・当社の主力製品であるワイパーブレードラバーにおいては、顧客要求(高払拭性能・迅速性)に応えるため、ラバーの形状だけでなく、ラバーの最適な動きを科学し、その動きに影響を与えるワイパーシステム側構成部品の設計仕様に対しても提案可能な体制を、中国でのR&D強化や日本での実験施設の拡充などを通じて構築しております。 ・こうしたソリューションビジネスを通じて、ワイパーシステムの開発期間が大幅に短縮したほか、中国ローカルメーカーへの拡販が進んでおります。結果、中国国内シェアが大きく拡大したほか、中資系ワイパーシステムメーカーと協働した欧州系メーカーへの拡販も進んだことで、ワイパーブレードラバーの世界シェアは2024年度の50%から58%へ増加しております。 今後も、顧客要求にスピーディにお応えできる体制を強化することで、ワイパー事業の拡大、及び、グローバルシェアの拡大につなげてまいります。 ⅱ)強い成長地域への拡販 ・強い成長地域の一つと見込んでいるインドにおいては、現地シェアの約半分を占める日系メーカーへの拡販を進めるほか、韓国系メーカーとのダンパー取引を開始しました。またインド系メーカーへのワイパー拡販とともに、自動車以外の分野である建機・農機、鉄道、バッテリー製品への開拓も進めることで、事業拡大を進めてまいります。 ・またインドネシアにおきましても、防振事業の鉄道製品について、インドネシア国営鉄道(INKA)より受注を獲得いたしました。お客様から信頼いただいている技術力・対応力を活かして、強い成長地域における拡販を続けてまいります。 ② 「成長事業・新事業の拡大」 ⅰ)CASE市場への拡大 ・EV車への転換については地域的に停滞も見られますが、将来的な電動化の拡大を見据えて、多様なお客様のニーズに応えるべく、「バッテリーホールドシート」や「放熱ギャップフィラー」の製品ラインアップを拡充していきます。また、AIの普及・拡大でデータセンター等の熱の問題もクローズアップされており、各種の熱マネ課題へも貢献してまいります。 ⅱ)ライフサイエンス製品の拡大 ・バイオ製品では、技術的強みを活かしたソリューション提案に注力しています。細胞別培地、用途別バッグの開発力を強化しており、2026年3月に新製品「活性化NK細胞大量培養キット」を発売いたしました。事業規模拡大に向け、世界最大市場である中国での現地生産化を進めているほか、アカデミアとの共同研究も継続し技術力の強化を図ってまいります。 ・細菌検査分野では、2026年2月に「RaST-TAS腸内細菌目細菌用試薬チップ(研究用試薬)」発売し、薬剤耐性菌検査チップの拡販も進めております。さらなる拡販に向けて、今後保険適用を取得し、売上拡大・医療現場への本格展開を目指してまいります。 ③ 「ESGを主体とした経営基盤の改革」 ⅰ)環境への取組み(E) ・当社は環境負荷低減・脱炭素社会を実現するために「フコク環境目標」を設定し、この目標を達成するための重点取組事項に沿って、製造工程廃棄物の削減とCO2の削減に向けて活動しております。また、TCFD提言に賛同し、TCFDが推奨するシナリオ分析によって、気候変動が企業にもたらすリスクと機会を把握し、その影響に対する戦略策定を行っています。また、2026年2月には、国際環境非営利団体CDPの実施した気候変動分野の質問書において、昨年に引き続き「B」スコアを獲得いたしました。 ・これらの環境への取り組み内容の詳細は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2) 気候変動への取組み」をご参照ください。 ⅱ)社会への取組み(S) ・ダイバーシティ&インクルージョンへの対応や働き甲斐のある環境づくりに積極的に取組んでおります。 ・人的資本に関する取り組み内容の詳細は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本」をご参照ください。 ⅲ)ガバナンスへの取組み(G) ・コーポレート・ガバナンスやコンプライアンスの強化に取組むとともに、従来の発想から抜け出し、価値創造に貢献する組織風土の醸成を推進しております。 ・創業70周年を節目として、これまでの企業理念を刷新し、2023年に制定されたMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の社内推進活動を行っております。 ・2024年11月に発覚した当社連結子会社元従業員の不正な経理処理による資金の着服行為の発生を受け、当該子会社の管理体制の立て直し及び当社の当該子会社を含むグループ会社に対する内部統制の改善・強化を目的とした再発防止策を策定・推進してまいりましたが、当連結会計年度末において、当社の財務報告に係る内部統制は有効であると判断いたしました。引き続きガバナンス向上のための活動を推進しています。 尚、「新中期経営計画2026」の数値目標は、2026年5月15日公表の『中期経営計画最終年度の業績目標「取り下げ」に関するお知らせ』に記載の通り一旦取り下げ、2027年3月期の通期連結業績予想値に置き換えております。2027年3月期は、「持続的成長のための強固な事業基盤構築」を最優先課題と位置づけ、経営が強くコミットし変革に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,270字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものです。 (内部統制不備) 当社グループは、法令、定款を遵守し、創業の精神やMission・Vision・Valueの実践を通じて、当社及び当社子会社の着実な経営基盤の強化と文化・風土改革を推進しております。しかしながら、事業活動を行う上で、内部統制上の重大な不備・不正・誤謬等が発生した場合には、当社グループの業績や財務状況、また社会的な信用に大きな影響を与える可能性があります。これに対し、フコクグループ社員行動指針やコンプライアンスガイドブック、フコクグループ国内外子会社用マネジメントブック、各種規程の整備により当社及び当社子会社の損失の危険及びその他事業運営全般に関して詳細を定めているほか、管理部門が定期的にヒアリングを行うなど、管理体制の強化を図っております。 尚、2024年11月に発覚した当社連結子会社元従業員の不正な経理処理による資金の着服行為の発生を受け、当該子会社の管理体制の立て直し及び当該子会社を含むグループ会社に対する内部統制の改善・是正措置を図ってまいりましたが、当連結会計年度末において、開示すべき重要な不備は是正され、当社の財務報告に係る内部統制は有効であると判断いたしました。 (コンプライアンス) 当社グループは、人権遵守、コンプライアンス遵守の経営を進めております。しかしながら、事業活動を行う上で、法令に抵触する等の事態が発生した場合は、当社グループの信用低下や損害等による費用の発生等により、当社グループの業績と財務状況が影響を被る可能性があります。これに対し、当社グループとしてはこのような事態が発生しないよう、当社グループのミッション、ビジョン、バリューの浸透、組織風土改革、コンプライアンス啓発活動によるコンプライアンス意識及び知識の向上、違反の予防の徹底等に取り組んでおります。 (災害・戦争・社会インフラ麻痺等の影響) 当社グループは国内外に広く事業を展開しており、地震や津波等の自然災害、戦争、電力不足等の社会インフラの麻痺、伝染病、パンデミック、テロ、ストライキ等が発生した地域においては、原材料や部品の調達、生産活動、製品の販売及び物流などの遅延や停滞、また、受注減少や取引停止の可能性があります。そのような場合には、当社グループの業績と財務状況が影響を被る可能性があります。これに対し、大規模な自然災害を想定した災害発生時において、最大限事業活動を継続し、製品の安定的な供給が図れることを目的とした事業継続計画(BCP)を策定しているほか、これらを含む有事の際には必要に応じ危機対策組織を立ち上げることで、「安全最優先」の基本方針に則って従業員の安全・安心を守ると同時に、当社グループ内の連携と相互支援を強めるなど、経営への影響を最小限に留めるよう努めております。 (情報セキュリティ) 当社グループは、事業活動を通して得意先、取引先等の個人情報や機密情報を入手することがあり、また営業上・技術上の機密情報を保有しております。万一、サイバー攻撃その他によって情報セキュリティの仕組みが無効化し、これらの情報が流出または破壊された場合や、システムの停止等に陥った場合には、当社グループの業績や財務状況が影響を被る可能性があります。これに対し、万全のセキュリティを企図したグループ・ネットワークを構築し、日々の進化を図るとともに、当社グループ内の情報セキュリティ教育・啓蒙にも努めております。 (製造物責任) 大規模なリコールや製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、当社グループの業績と財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。これに対し、設計から製品のリリースまでの全プロセスにおいて顧客や取引先との密なる連携に基づく工程並びに機能、品質の作りこみを常に心掛けております。また、万一の事態においては迅速なリカバリーと供給体制の維持に努めます。 (原材料及び部品の外部業者への依存) 当社グループは多数の外部の取引先から原材料及び部品を購入しており、原材料及び部品の高騰、供給逼迫、さらには取引先の廃業などによって影響を被る可能性があります。これに対し、取引先との良好な関係を維持しつつ、製造原価の低減に資する選択的購入や切り替え、災害等の不測の事態における安定調達を目的として、継続的に取引先の拡充や適正化を進めると同時に、取引先の経営状況の把握や必要な支援の提供等にも努めております。 (為替変動) 当社グループは海外に多くの取引先や提携先を持ち、事業所を展開しておりますため、為替レートの変動によって当社グループの業績と財務状況が影響を被る可能性があります。これに対し、継続的に変動を注視するとともに、必要に応じてネッティングや予約等の施策を講じ、可能な限りマイナスインパクトを軽減するべく努めております。 (需要変動等) 当社グループは、自動車関連部品が売上高の8割以上を占めており、自動車メーカー及び一次部品メーカーの経営戦略、生産動向の影響を受けます。特に、自動車メーカーのEV化、一次部品メーカーの統合やグローバル生産体制の見直しは、当社グループの需要動向に大きな影響を及ぼす可能性があります。これに対し、顧客からの要請・ニーズの変化等を想定し、日常的な情報収集を進め、必要な技術開発投資などを適切に判断しながら対応策を検討しております。 (政治経済情勢) 当社グループは、世界各地に工場及び事業所を保有しており、各国の政治体制下における政策、及び経済状況の影響を受ける可能性があります。これに対し、積極的に情報収集を進め、さまざまなケースを想定して対策を講ずるべく努めております。 (戦略的提携と合弁事業) 当社グループが推進する戦略的提携や合弁事業は、パートナーの経営方針や経営環境の変化により維持不可能となった場合には、当社グループの業績と財務状況が影響を被る可能性があります。これに対し、パートナーと常に良好なコミュニケーションを維持しながら情報交換や必要な交渉に努め、不測の事態の回避を図ると同時に、状況の変化に即応できる態勢を維持しております。 (株式等の大量買付行為等) 企業価値や株主の共同利益を損なう恐れのある第三者による株式等の大量買付行為等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に対して影響を及ぼす可能性があります。 これに対し、株主価値の最大化に資する取り組みとして、中期経営計画の策定及び実行、配当・株主還元の充実を図っているほか、コーポレート・ガバナンスの強化に向けた取り組みを進めております。また、企業価値及び株主共同の利益の確保・向上といった観点から、当社株式等の大量買付行為等に関する対応策(買収への対応方針)を導入しております。 (環境規制) 自動車部品業界は広範囲な環境その他の法的規制に服しており、これらの規制を遵守するための費用が、当社グループの事業にとって重大な金額となる可能性もあります。これに対し、日常的に情報の取得に努め、材料変更、工法・設備の改良、生産地変更など、負担軽減に向けた対応策を講じております。 (知的財産の侵害) 当社グループが保有する、自社製品に関連する多数の特許及び商標等の知的財産が広範囲にわたって保護できない場合、あるいは不当に侵害された場合には、事業活動が影響を被る可能性があります。これに対し、常に侵害にあたる事実の把握に努めており、そのような事実を認めた場合には適切な対抗手段を取れる体制を整えております。
経営成績の分析 (MD&A)7,448字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、景気の先行きについては、米国の通商政策の動向や物価上昇の継続による景気の下振れリスクに加え、中東情勢の緊迫化・不安定化に伴う地政学リスクの高まりやエネルギー・原材料価格の変動に注視する必要が出てくるなど、先行きの不透明感が一段と高まっております。 自動車業界においては、生産台数は中国では増加基調で推移し、日本においても底堅く推移した一方、東南アジアの一部地域では伸び悩みの動きが見られるなど、地域ごとの動向に差が生じました。また、電気自動車の需要においては、中長期的には普及が進むことが想定されるものの、足元では政策変更等の影響を受けて調整局面を迎えていることなどから、今後の市場動向についても慎重に見極めていく必要があるものと考えております。 当連結会計年度の業績については、連結売上高は、機能品事業、ライフサイエンス事業、ホース事業の売上高が堅調に推移したことで、前年同期比0.4%増の900億25百万円となりました。営業利益は、売上高がほぼ前年並みで推移する中、生産性の向上や合理化、売価反映等の取り組みを進めた一方、原材料費や労務費等の上昇分を吸収出来なかったことに加え、2024年11月に発覚した当社連結子会社における不正行為に係る一過性の売上原価の戻し(2024年度に4億23百万円を計上)の反動があったことから、前年同期比19.4%減の38億6百万円となりました。経常利益は、資本効率の向上を目的とした政策保有株式の一部売却による有価証券売却益の計上や為替差益の発生、また、上記の不正行為に係る一過性の費用(同じく2024年度に貸倒引当金繰入額及び特別調査費用計6億37百万円を計上)の反動等があったものの、営業利益の落ち込みを挽回することができず、前年同期比15.4%減の38億64百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、「防振事業」セグメントにおいて、当社の固定資産の減損損失を9億18百万円計上したことから、前年同期比61.0%減の11億44百万円となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりです。 機能品事業 売上高は、当社が拡販に注力している放熱ギャップフィラー及び中国ローカルワイパーメーカー向け受注等が堅調に推移したことから、前年同期比3.7%増の426億89百万円となりました。セグメント利益は、売上高の増加に加え、生産性の向上や合理化、売価反映等の取り組みを進めたものの、原材料費や労務費等の上昇分を吸収出来ず、前年同期比7.2%減の46億40百万円となりました。 防振事業 売上高は、国内外含めた受注が総じて伸び悩んだことから、前年同期比0.8%減の378億57百万円となりました。セグメント利益は、売上高が伸び悩む中で、生産性の向上や合理化、売価反映等の取り組みを進めたものの、金具鋼材費や労務費等の上昇分を吸収出来なかったことに加え、上記の不正行為に係る一過性の売上原価の戻し(2024年度に4億23百万円を計上)の反動があったことで、前年同期比6.0%減の26億94百万円となりました。 ライフサイエンス事業 売上高は、バイオ関連製品の受注が堅調に推移したことから、前年同期比6.2%増の10億41百万円となりました。セグメント利益は、主に売上高の増加が寄与し、前年同期比2.5%増の2億57百万円となりました。 金属加工事業 売上高は、採算性向上に向けた事業の選択と集中を進めたことから、前年同期比25.8%減の39億61百万円となりました。セグメント損益は、非採算部品撤退による採算性向上を進めているものの、原材料費や労務費の比率上昇分を吸収出来ず、2億1百万円の損失となりました(前年同期は80百万円の利益)。 ホース事業 売上高は、商用車向けの受注が堅調に推移したことから、前年同期比10.4%増の52億80百万円となりました。セグメント利益は、売上高の増加に加え、原材料費や労務費等の上昇を自動化による生産性の向上や合理化、売価反映等により吸収したことで、前年同期比104.6%増の4億20百万円となりました。 財政状態の状況は次のとおりです。 総資産は、前連結会計年度末に比べて22億83百万円増加し、816億86百万円となりました。 主な要因は、現金及び預金の増加等による流動資産の増加24億45百万円によるものです。 負債は、前連結会計年度末に比べて44億15百万円増加し、378億81百万円となりました。 主な要因は、借入金の増加等による固定負債の増加38億63百万円によるものです。 純資産は、前連結会計年度末に比べて21億31百万円減少し、438億5百万円となりました。 主な要因は、利益剰余金の減少23億56百万円、為替換算調整勘定の増加7億33百万円等によるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ19億58百万円増加し、139億40百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は80億44百万円(前年同期は66億31百万円)となりました。これは主に減価償却費52億22百万円、税金等調整前当期純利益29億46百万円等による資金の増加と、仕入債務の減少7億36百万円等の資金の減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は53億84百万円(前年同期は58億35百万円)となりました。これは主に有形固定資産の取得が52億27百万円あったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は8億14百万円(前年同期は6億40百万円)となりました。これは主に自己株式の取得が31億63百万円、配当金の支払が12億89百万円あったことによる資金の減少と、借入による収入が借入金の返済を37億79百万円上回ったことによる資金の増加によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 機能品(百万円)   41,796   102.0 防振(百万円)   38,207   100.4 ライフサイエンス(百万円)   1,059   107.1 金属加工(百万円)   3,967   74.5 ホース(百万円)   5,250   112.0 合計(百万円)   90,280   100.3 (注) 金額は販売価格によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 機能品   42,292   105.7   3,662   110.5 防振   37,895   100.4   3,106   102.6 ライフサイエンス   1,067   111.5   91   140.1 金属加工   3,838   71.9   327   72.7 ホース   5,317   112.2   482   112.9 合計   90,412   101.8   7,670   105.3 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 機能品(百万円)   41,944   103.7 防振(百万円)   37,815   99.1 ライフサイエンス(百万円)   1,041   106.2 金属加工(百万円)   3,961   74.2 ホース(百万円)   5,262   111.7 合計(百万円)   90,025   100.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 固定資産の減損 固定資産のうち減損の兆候のある資産又は資産グループについて、将来キャッシュ・フロー及び経済的残存使用年数到来後の不動産の正味売却価額を見積り、将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回った場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態の分析 資産 当連結会計年度末の総資産は、前年同期比22億83百万円(2.9%)増の816億86百万円となりました。うち流動資産は同24億45百万円(5.4%)増の480億43百万円、固定資産は同1億61百万円(0.5%)減の336億43百万円となっております。流動資産の増加は、売上増加と借入金増加に伴う現金及び預金の増加等によるものです。固定資産の減少は、僅少であります。 負債 当連結会計年度末の負債の合計は、前年同期比44億15百万円(13.2%)増の378億81百万円となりました。うち流動負債は同5億51百万円(2.3%)増の247億91百万円、固定負債は同38億63百万円(41.9%)増の130億90百万円となっております。負債の増加は、借入金の増加等によるものです。 純資産 当連結会計年度末における純資産は、前年同期比21億31百万円(4.6%)減の438億5百万円となりました。その主な要因は、自己株式の消却による利益剰余金の減少と自己株式の増加による純資産の減少及び為替換算調整勘定の増加によるものです。為替換算調整勘定は主としてタイバーツ及び中国元の為替変動の影響により前連結会計年度末の66億40百万円から73億74百万円に増加しました。非支配株主持分は、非支配株主に帰属する当期純利益2億96百万円の計上により、前年同期比2億73百万円(10.3%)増の29億35百万円となりました。 上記の結果、自己資本比率は前年同期比4.5ポイント減の50.0%、1株当たり純資産は前年同期比188.99円増の2,873.63円となりました。 b. 経営成績の分析 当連結会計年度は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、景気の先行きについては、米国の通商政策の動向や物価上昇の継続による景気の下振れリスクに加え、中東情勢の緊迫化・不安定化に伴う地政学リスクの高まりやエネルギー・原材料価格の変動に注視する必要が出てくるなど、先行きの不透明感が一段と高まっております。 自動車業界においては、生産台数は中国では増加基調で推移し、日本においても底堅く推移した一方、東南アジアの一部地域では伸び悩みの動きが見られるなど、地域ごとの動向に差が生じました。また、電気自動車の需要においては、中長期的には普及が進むことが想定されるものの、足元では政策変更等の影響を受けて調整局面を迎えていることなどから、今後の市場動向についても慎重に見極めていく必要があるものと考えております。 このような経済情勢の下で、連結売上高は、機能品事業、ライフサイエンス事業、ホース事業の売上高が堅調に推移したことで、前年同期比0.4%増の900億25百万円となりました。営業利益は、売上高がほぼ前年並みで推移する中、生産性の向上や合理化、売価反映等の取り組みを進めた一方、原材料費や労務費等の上昇分を吸収出来なかったことに加え、2024年11月に発覚した当社連結子会社における不正行為に係る一過性の売上原価の戻し(2024年度に4億23百万円を計上)の反動があったことから、前年同期比19.4%減の38億6百万円となりました。経常利益は、資本効率の向上を目的とした政策保有株式の一部売却による有価証券売却益の計上や為替差益の発生、また、上記の不正行為に係る一過性の費用(同じく2024年度に貸倒引当金繰入額及び特別調査費用計6億37百万円を計上)の反動等があったものの、営業利益の落ち込みを挽回することができず、前年同期比15.4%減の38億64百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、「防振事業」セグメントにおいて、当社の固定資産の減損損失を9億18百万円計上したことから、前年同期比61.0%減の11億44百万円となりました。 なお、セグメント別の業績分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要」をご参照ください。 c. キャッシュ・フローの分析 当社グループの営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比14億12百万円増の80億44百万円の収入となりました。前年同期が金融機関の休日影響等で仕入債務のキャッシュ・フローが減少していたことが主な要因となります。なお法人税等の支払額は13億88百万円(前年同期は12億74百万円)となっております。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比4億50百万円減の53億84百万円の支出となりました。設備投資に伴う有形固定資産の取得による支出の減少が主な要因となります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比1億73百万円増の8億14百万円の支出となりました。配当金の支払いが主な要因となります。またその他の変動として、借入金の収入が返済を上回ったことによる収入が前年同期は6億11百万円、当連結会計年度は37億79百万円となり、当連結会計年度の自己株式の取得による支出が31億63百万円となります。 現金及び現金同等物に係る換算差額は、主にタイバーツ及び中国元の為替変動の影響により1億13百万円となりました。 この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて19億58百万円増加し、139億40百万円となりました。 d. 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金、設備投資並びに配当金の支払いであります。これらの資金需要につきましては、自己資金及び金融機関からの借入による資金調達にて対応していくことを基本方針としております。 また、突発的な資金需要に備え、当社は主要な取引銀行との間でコミットメントライン契約を締結し、手許流動性リスクに備えております。なお、これについて当連結会計年度末の借入実行残高はありません。 当連結会計年度末における有利子負債は166億75百万円となっており、前連結会計年度末に比べ40億12百万円増加しております。 キャッシュ・フローの状況の詳細については、「c.キャッシュ・フローの分析」に記載のとおりであります。 e. 戦略的現状と見通し 雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、景気の回復は続く一方、米国の通商政策の動向や物価上昇の継続による景気の下振れリスク、中東情勢の緊迫化・不安定化に伴う地政学リスクの高まりや、エネルギー・原材料価格の変動によるサプライチェーンへの負の影響を注視する必要が出てくるなど、先行きの不透明感が一段と高まっております。 自動車業界においては、地域差はあるものの生産台数の回復基調が底堅く続くものと見ておりますが、BEVを含む電気自動車化の動向については、中長期的には普及が進むことが想定されるものの、調整局面を迎えていることから、今後の市場動向についても慎重に見極める必要があります。 このような状況下、当社グループは「持続的成長のための強固な事業基盤構築」を最優先課題と位置づけ、経営が強くコミットし変革に取り組んでまいります。具体的には、以下4つの取組を実行します。 ・「稼ぐ力の更なる向上」…赤字・不採算製品の削減、原価低減を進めます。 ・「市場戦略強化」…当社の製品・市場の強みが活かせる市場への取組を強化します。 ・「モノづくり力強化」…開発・生産・製造プロセスを改革し、将来型工法を実現します。 ・「M&Aも活用した新規事業の立ち上げ」…バッテリー周辺の電動化関連新製品やソフトマテリアル事業などの新しい事業の創出に、M&Aの活用も視野に入れて取り組みます。 2026年度の変革への取組みを踏まえ、2027年度を初年度とする次期中期経営計画では、稼ぐ力の強化を軸に収益性・資本効率を高め、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。 また長期的には、当社独自のコア技術で高付加価値商品やソリューションを提供することで、サステナブルな社会の実現に貢献できる“心から愛される企業”を目指してまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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