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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

エスクリプトエナジー

S Crypto Energy Inc.5721 · Standard · 非鉄金属

ニッケル地金・塩類の販売を核に、暗号資産運用、不動産事業を手掛ける。複合的な事業を展開。

概要

エスクリプトエナジー株式会社(旧・株式会社エス・サイエンス)は、非鉄金属(ニッケル)の販売、暗号資産(クリプトアセット)の運用・投資、不動産の売買・仲介・賃貸を三本柱とする企業である。1946年に志村化工として創業し、硫酸銅・ニッケル製品の製造からスタート。その後、教育事業や建設事業など多角化を経て、2026年4月に現社名へ変更した。従業員17名、本社は東京都中央区。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード5721)。直近2026年3月期の売上高は14億円、当期純損失は25億円と、暗号資産の評価損が大きく影響している。

ニッケル、暗号資産、不動産の三本柱

ニッケル事業では、2026年3月期の仕入高はニッケル地金2億3844万円、ニッケル塩類2億3225万円で合計4億7070万円(前期比2.6%減)。生産拠点は持たず、外部から仕入れた商品の販売が主体である。販売先は自動車・電子機器・住宅関連など幅広い。一方、不動産事業は保有物件の売却により大きな売上を計上。教育事業とスマートDXソリューション事業は2026年3月期中に廃止され、セグメント損失を計上した。

小資本で多角化、財務体質の改善途上

従業員17名という小規模組織でありながら、多角化を推進してきた。2026年3月期の総資産は56億6800万円(前期比40.5%増)。内訳は、流動資産22億2700万円(現金預金15億円など)、固定資産34億4100万円(暗号資産31億3600万円など)。暗号資産の評価額が総資産の55%を占める。負債合計は9億6500万円(流動負債9億3000万円、固定負債3500万円)。自己資本比率は82.6%と高いが、これは暗号資産の含み益が純資産を押し上げている面もある。当期純損失25億円の主因は暗号資産の評価損であり、キャッシュフローへの影響は限定的と経営陣は分析する。

社名変更と事業再編:2024~2026年の構造改革

2024年7月に連結子会社だった株式会社なごみ設計の全株式を譲渡。2026年4月には商号をエスクリプトエナジー株式会社に変更し、同時に組織を4セグメント(トレジャリー事業、アドバイサリー事業、グリッド事業、金属不動産事業)へ再編する方針を発表した。なお、2026年3月期のセグメント情報は旧区分のまま開示されており、新区分は翌事業年度から適用される。この再編は、収益性の低かった教育事業やDX事業からの撤退を完了し、ニッケル・暗号資産・不動産の既存事業に加え、新たな収益源(トレジャリー、アドバイサリー、グリッド)を立ち上げる意図とみられる。

業界の中での役割は金属材料供給事業者であり、金融・不動産事業も手掛ける複合企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
14億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-7.1%
純利益
-25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
ニッケル事業7億円58.3%2億円28.6%
リフォーム 関連事業3億円25.0%0億円0.0%
不動産事業1億円8.3%0億円0.0%
スーパーマーケット関連事業1億円8.3%-1億円-100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ニッケル事業主力

ニッケル地金及びニッケル塩類の販売を行う。

主な製品・サービス2
ニッケル地金
精錬された金属ニッケル。ステンレス鋼や合金の原料として販売。
ニッケル塩類
硫酸ニッケルや塩化ニッケルなど、めっきや触媒用途に使われるニッケル化合物。

02クリプトアセット事業準主力

暗号資産の運用、投資を行う。将来はトレジャリー事業として再編される。

03不動産事業副次

不動産の売買、仲介、賃貸を行う。

製品と技術

ニッケル地金とニッケル塩類:歴史ある原材料供給

ニッケル事業の主力商品は、ニッケル地金とニッケル塩類(硫酸ニッケルなど)である。ニッケル地金は主にステンレス鋼や特殊合金の原料として、ニッケル塩類はめっき材料や電池材料として需要がある。同社は自社工場での製造を行わず、外部から仕入れた商品を販売する商社機能に特化している。2026年3月期の仕入実績はニッケル地金2億3844万円、ニッケル塩類2億3225万円。販売単価はLME価格の影響を受け、当期は低水準が継続したが、販売数量の増加で売上高6億1600万円を維持した。顧客は自動車部品メーカーや電子機器メーカーが中心である。

暗号資産の運用・投資:新規事業の中核

クリプトアセット事業は2025年7月に開始した。暗号資産の運用を通じて投資収益を得ることを目的とし、期末時点で約31億円の暗号資産を保有する。ただし、事業開始初年度は本格的な運用体制構築途上にあり、運用収益は営業外損益として計上した。2026年3月期は暗号資産の市場価格下落により多額の評価損(営業外損失)を計上し、当期純損失25億円の主因となった。同社はこの損失を「会計上の評価損でありキャッシュフローに直接影響しない」と説明するが、価格変動リスクの大きさが財務諸表に如実に表れている。

不動産の売買と賃貸:収益源としての役割

不動産事業は、保有する物件の売却と賃貸収入を柱とする。2026年3月期には物件売却が集中し、売上高8億2400万円(前期比約96倍)と急増。セグメント利益は4億2800万円で、全社の営業損失146百万円を補う大きな稼ぎ頭となった。同社は長期にわたり不動産取引を手掛けており、1992年に宅地建物取引業免許を取得して以降、断続的に事業を展開。教育事業やDX事業の撤退後も、このセグメントは安定的な収益源として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

非鉄金属市場で小規模、赤字からの再生途上

同社は非鉄金属業界において、売上高15億円程度(2024年3月期)と極めて小規模であり、明確な市場シェアに関するデータはないものの、競合のJX金属や日本軽金属ホールディングスなどとは規模で大きな差がある。直近では2025年3月期に売上高6億円、営業赤字を計上し、事業基盤が脆弱。2026年3月期は売上高14億円へ回復見込みも、依然として営業赤字が続く。中外鉱業など他の非鉄金属企業と比べ、収益力と財務健全性で劣後しており、抜本的な構造改革や事業ポートフォリオ見直しが必要なフェーズにある。

強み

  • 組織が小さく、経営判断が迅速。ニッチ市場への特化や事業再編での柔軟性が強み。
  • 規模が小さい分、限られたリソースを特定の非鉄金属加工やリサイクル技術に集中可能。
  • 非鉄金属は電化や再生可能エネルギー関連需要が拡大。将来性のある分野に注力する余地がある。
  • 小規模なため、選択と集中による資産売却やリストラ効果が比較的早期に財務改善に結びつきやすい。

課題

  • 2025年3月期に営業赤字、翌期も赤字予想。安定的な黒字化への道筋が不透明。
  • JX金属などの大手と比べ、スケールメリットが乏しく価格競争で不利。
  • 赤字継続で自己資本が毀損。新規投資や研究開発への資金振り向けが困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

非鉄金属の時価総額近傍。太字がエスクリプトエナジー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15852アーレスティ174億円4.7倍
25724アサカ理研156億円22.9倍
35707東邦亜鉛138億円7.3倍
45819カナレ電気125億円10.2倍
51491中外鉱業102億円6.7倍
65721エスクリプトエナジー100億円
75817JMACS60億円14.5倍
85753日本伸銅60億円7.2倍
95729日本精鉱46億円4.1倍
105742エヌアイシ・オートテック41億円169.8倍
115820三ッ星35億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

硫酸銅からニッケルへ:1946年創業と戦後の歩み

1946年4月、千葉県茂原市で協同産業株式会社を受け継ぎ、志村化工株式会社(資本金10万円)として設立。硫酸銅の事業計画に着手し、同年12月に東京都板橋区志村へ移転。1947年4月に硫酸銅の生産販売を開始した。1948年9月にはニッケル事業計画に着手し、1949年1月に硫酸ニッケル、1950年1月にニッケル地金の生産販売を開始。1951年12月に板橋区長後町(現・東坂下)へ移転、1952年3月にニッケル新工場が完成し、生産体制を強化した。この時期、非鉄金属精錬の一貫メーカーとして成長基盤を築いた。

上場とフエロニッケル事業の展開・撤退(1953~1982年)

1953年12月、資本金2億4000万円で東京証券取引所市場第一部に上場。1963年1月に子会社・志村工事株式会社(後の志村産業)を設立。1968年12月に北海道伊達町(現・伊達市)の工場用地を買収し、1969年6月にフエロニッケル工場を新設した。しかし、1979年7月に板橋区のニッケル梱包・切断・塩類製造工場を完成させる一方、旧ニッケル工場跡地を売却。1982年12月にはフエロニッケル操業を終結し、北海道での大規模生産から撤退した。これは原料調達や市場環境の変化に対応した判断とみられる。

多角化への舵取り:1990年代の不動産・建設参入

1990年3月、定款変更により貸金業など5項目を事業目的に追加。1992年6月に宅地建物取引業免許を取得し、不動産売買・仲介・賃貸を開始。1996年9月には特定建設業許可を得て建設事業に進出した。2000年6月には磁石・磁気素材の製造販売、2001年6月には金属粉末の製造販売を追加するなど、ニッケル関連の周辺分野にも手を広げた。2002年1月には静岡県御殿場市に磁石・金属微粒子製造工場を新設したが、2005年3月にはこの工場を譲渡し、製造部門を縮小した。

教育事業への進出と撤退(2003~2007年)

2003年6月、定款に学習塾・文化教室の経営などを追加。同年10月、社名を株式会社エス・サイエンスに変更し、本店を板橋区から千代田区へ移した。2004年9月に株式会社ウインの過半数株式を取得、2005年3月には株式会社修学社の株式を取得し、教育事業を拡大。2006年3月には株式会社フェリックスを吸収合併。しかし、2007年3月に教育事業部・関東本部を譲渡して教育事業から撤退。同時期に建設事業も廃止(2007年9月)し、多角化の一部を整理した。

再編と現社名への変更:2011年以降の動き

2011年4月、本店を千代田区から中央区へ移転。2013年8月には工場を板橋区から埼玉県川口市へ移転し、生産拠点を集約した。2020年4月、株式会社なごみ設計の全株式を取得し連結子会社化したが、2024年7月に同社株式を全て譲渡。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。2026年4月、社名をエスクリプトエナジー株式会社に変更し、新たな事業セグメント(トレジャリー、アドバイサリー、グリッド、金属不動産)を設定する組織再編を発表。約80年にわたる事業変遷の集大成として、暗号資産関連事業に重点を置く姿勢を示した。

年表36件を開く

1940年代

  • 1946年4月千葉県茂原市において協同産業㈱を受け継ぎ志村化工株式会社(資本金10万円)を設立し硫酸銅事業計画に着手。
  • 1946年12月東京都板橋区志村に移転。
  • 1947年4月硫酸銅生産販売開始。
  • 1948年9月ニッケル事業計画に着手。
  • 1949年1月硫酸ニッケル生産販売開始。

1950年代

  • 1950年1月ニッケル地金生産販売開始。
  • 1951年12月東京都板橋区長後町(現在の板橋区東坂下)に移転。
  • 1952年3月ニッケル新工場完成。
  • 1953年12月上場資本金2億4千万円で東京証券取引所の市場第一部に上場。

1960年代

  • 1963年1月商号変更東京板橋区に志村工事㈱を設立(1975年4月社名を志村産業㈱に変更)
  • 1968年12月M&A北海道伊達町(現在の伊達市)にて工場用地買収。
  • 1969年6月伊達町にフエロニッケル工場新設。

1970年代

  • 1979年7月東京都板橋区東坂下にニッケルの梱包、切断及びニッケル塩類製造工場完成(借地)。
  • 1979年10月旧ニッケル工場跡地売却。

1980年代

  • 1982年12月フエロニッケル操業終結。
  • 1985年11月伊達工場跡地の整地完了。

1990年代

  • 1990年3月定款を変更し、事業目的に「貸金業」等5項目を追加。
  • 1992年6月宅地建物取引業の免許を取得し、営業活動開始。
  • 1996年9月特定建設業の許可を受け、営業活動開始。

2000年代

  • 2000年6月定款を変更し、事業目的に「磁石・磁気素材の製造販売」等3項目を追加。
  • 2001年6月定款を変更し、事業目的に「金属粉末の製造販売」を追加。
  • 2002年1月静岡県御殿場市深沢に磁石・金属微粒子製造工場新設。
  • 2003年6月定款を変更し、事業目的に「学力養成及び進学指導に関する学習塾及び一般教養、趣味等に関する文化教室の経営並びに開設・運営に関するコンサルティング」等4項目を追加。
  • 2003年10月商号変更社名を株式会社エス・サイエンスに変更(本店所在地を東京都板橋区から千代田区に変更)。
  • 2004年9月株式会社ウインの株式の過半数を取得。
  • 2005年3月株式会社修学社の株式の過半数を取得。
  • 2005年3月金属微粒子製造部門である御殿場工場を譲渡。
  • 2006年3月M&A株式会社フェリックスを吸収合併。
  • 2007年3月教育事業部・関東本部を譲渡。
  • 2007年9月建設事業の廃止。

2010年代

  • 2011年4月本店を東京都千代田区から東京都中央区に移転。
  • 2013年8月工場を東京都板橋区から埼玉県川口市に移転。

2020年代

  • 2020年4月M&A株式会社なごみ設計の全株式を取得し、連結子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。
  • 2024年7月株式会社なごみ設計の全株式を譲渡。
  • 2026年4月商号変更社名をエスクリプトエナジー株式会社に変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    営業基盤の強化

    新規顧客の開拓と既存顧客でのシェア拡大を図る。顧客ニーズに合わせた商品・サービスの提供など、きめ細かい付加価値サービスを展開するため、地域戦略や商品戦略の見直しを行い営業基盤の拡大を目指す。

  2. 02

    収益力の強化

    営業基盤強化による競争力を維持し、高収益を確保する。販売増強による粗利益率の向上を目指し、コスト低減やリスク管理を徹底することで収益力の向上を図る。

  3. 03

    多角化による企業価値向上

    ニッケル事業、クリプトアセット事業、不動産事業の多角化を推進し、各事業の機動的な活動により継続的な企業価値の向上を目指す。すべてのステークホルダーにとって価値ある企業を目指す。

  4. 04

    利益重視の効率経営

    厳しい環境でも利益を確保できる事業構造・体制を構築する。黒字体質を目指し、安定配当を目標として、収益向上と財務体質の強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で17人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は569万円で、9期前と比べて+47.7%平均年齢は65.1歳、平均勤続年数は17.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月49
2018年3月37
2019年3月38648.916.429
2020年3月38463.020.515
2021年3月41459.816.328
2022年3月37063.819.526
2023年3月36964.920.625
2024年3月37963.418.927
2025年3月48165.622.516−1,875
2026年3月56965.117.217−588

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都中央区261百万円
スマートDXソリューション事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    KAY LEO BROTHERS LIMITED
    Suite 3,Global Village, Jivan's Complex, Mont Fleuri,Mahe, Seychelles. · その他の関係会社
    議決権21.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は14億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+133.3%。

売上高
+133.3%
14億円
営業利益
-1億円
純利益
-25億円
営業利益率
-7.1%
前期比 +42.9%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q40
2024年1Q4−1−25.02
2024年2Q500.02
2024年3Q4−1−25.01
2024年4Q2−1
2025年2Q6−1−16.70
2025年4Q0−2−1
2026年2Q4−2−50.0−3
2026年4Q10110.0−22
2027年1Q2−2−100.0−5

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は18億円から14億円へ78%に減った。直近期の営業利益率は-7.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月18−2−2
2014年3月15−14
2015年3月11−3−1
2016年3月2022
2017年3月1300
2018年3月10−3−3
2019年3月11−1−1
株式会社なごみ設計の全株式を取得し、連結子会社化。
2020年3月6−31
2021年3月11−2−3
2022年3月12−2−3
2023年3月14−1−1
2024年3月1534
2025年3月6−3−3−50.0−1
社名をエスクリプトエナジー株式会社に変更。
2026年3月14−1−25−7.1−25

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高14億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-25億円、売上の-178.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.1%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%7億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-7.1%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
42.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比12.9pt
-7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比182.6pt
-178.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-43.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−52億円で、差し引きのフリーCFは−51億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は19億円で、売上の16.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−32−1−13
2014年3月−410−169
2015年3月−30−1−35
2016年3月90−599
2017年3月−11008
2018年3月−11−108
2019年3月−3−10−44
2020年3月−16059
2021年3月−100−18
2022年3月−2−112−317
2023年3月−1−30−413
2024年3月−11101022
2025年3月−330022
2026年3月1−5249−5119

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が47億円で、自己資本比率は82.6%(業種中央値53.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月29191063.0
2014年3月39291074.1
2015年3月2922774.0
2016年3月2624291.5
2017年3月3129294.2
2018年3月3129292.4
2019年3月2624293.1
2020年3月2221193.2
2021年3月2018289.1
2022年3月2927291.5
2023年3月2926389.3
2024年3月3330391.9
2025年3月3029195.5
2026年3月57471082.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-24億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
10億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率32社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率32社中2位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-7.1%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.6%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
133.3%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥57で、1年前と比べて-75.7%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥57-3.4%1ヶ月-5.0%1年-75.7%時価総額100億円
過去52週の値幅
安値¥49高値¥337

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR2.67倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は57円で、前日比+5.56%と上昇。25日移動平均線57.56円をほぼ横ばいで、75日線65.93円を下回る。52週高値337円からは83%下落しており、長期低迷が続く。ただし、8月21日の出来高は4,954,700株と急増し、投機的な買いが入った。週足では8月17日の53円から戻りつつあり、底値圏での動き。RSIは48.5と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PBRは2.72倍と同業界平均の2.12倍を上回る一方、PERは開示されておらず予想もない。ROEは15.1%と高水準だが、直近3期の業績は赤字が続き、2026/3期の純利益はマイナス25億円と大幅悪化。配当利回りは0%と無配で、配当性向113.6%は実質的な支払い不能を示唆。収益悪化とバリュエーションの乖離が顕著で、割高と判断する。同業平均と比較しても、利益指標が欠如する中でPBRが高い点は割高感を強める。ただし、ROEの高さは資産効率の良さを示し、将来の回復余地に期待はある。よって「やや割高」ではなく「割高」とする。

指標この会社業種平均
PBR2.67倍2.02倍
ROE15.1%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は市況に大きく左右され、最近の赤字で経営リスクが顕在化。強気派は資源価格の回復と再編効果に期待し、弱気派は業績悪化の継続を懸念。今後の収益改善策と金属価格の動向が焦点。

プラスに働く材料7
  • 資源価格回復

    非鉄金属市況の上昇が業績を押し上げる可能性。

  • 再編効果

    事業整理やコスト削減が奏功すれば収益改善。

  • 財務体質

    PBR2.9倍でも株主資本は厚く財務リスクは低い。

  • 売上高が6億円から14億円へV字回復決算発表後影響

    2025/3期6億円→2026/3期14億円と大幅増収、需要回復の動き

  • 営業赤字が3億円から1億円に縮小決算発表後影響

    営業損益は-3億円→-1億円と赤字幅が66%縮小、収益構造は改善

  • ROE15.1%の収益力を将来回復継続影響

    過去のROE15.1%は高く、損失が一巡すれば収益性の高さが再評価

  • 株価急落後の反発余地継続影響

    1年で-49.18%と下落、売られ過ぎで短期的な反発が期待

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続

    直近年度で大幅な最終赤字を計上。

  • 市況依存

    金属価格の下落で業績が悪化する脆弱な構造。

  • 不透明な将来

    赤字要因の改善策が見えにくい。

  • 2026/3期に最終損失25億円決算発表後影響

    最終損益は-1億円→-25億円と大幅悪化、特別損失の発生が見込まれる

  • PBR2.91倍と割高、損失継続なら調整決算発表後影響

    時価総額109億円に対して純資産は約37億円(109÷2.91)、赤字でさらなる毀損

  • 売上高は過去水準15億円に届かず通年影響

    2026/3期の売上高14億円は2024/3期の15億円を下回り、回復途上

  • 無配当で株主還元なし次回株主総会影響

    配当利回り0%、損失局面で還元は見込めず売り材料

次の決算で確かめる点
金属価格
収益が価格変動に直結するため。
営業利益率
採算改善の兆しを確認。
在庫評価
価格急落時の損失リスクを監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
113.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ66,543人。区分でいちばん多いのは個人・その他87.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.0%を占め、残る98.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他68.364.266.768.870.487.0
外国法人4.22.50.80.724.47.3
証券会社2.03.03.13.53.62.9
事業法人15.922.822.622.81.11.9
外国人個人0.30.30.30.40.30.8
金融機関9.37.36.64.00.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01KAY LEO BROTHERS LIMITED(常任代理人 野田 洋一郎)5.32
02品田守敏1.31
03BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.08
04長崎裕太0.86
05野村證券株式会社(常任代理人 株式会社三井住友銀行)0.60
06加藤孝文0.59
07乾峻輔0.59
08石原慎也0.59
09武市眞次0.57
10株式会社東成工業0.57

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-06
    フィリップ証券株式会社
    新規の大量保有報告
    7.10%
    -0.09pt
  • 2026-07-06
    フィリップ証券株式会社
    変更報告
    0.00%
    -7.19pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−709%、1株純資産は14期で+46%。直近期のROEは15.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月−218
2014年3月42920.012.3
2015年3月−122
2016年3月2248.119.8
2017年3月0291.586.3
2018年3月−328
2019年3月−124
2020年3月1215.229.1
2021年3月−318
2022年3月−319
2023年3月−119
2024年3月32115.18.3
2025年3月−120
2026年3月−1627

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額60百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
廣瀬卓也取締役会長51
久永賢剛代表取締役社長55110
田代卓取締役40
関孝徳取締役45
下岡寛取締役52
福田健取締役 監査等委員59
神林秀和取締役 監査等委員72
淵邊善彦取締役 監査等委員62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4342369
社外取締役514143
取締役(社内)11011010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容455字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の事業における当社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 セグメントの名称   事業内容 ニッケル事業   ニッケル地金及びニッケル塩類の販売 クリプトアセット事業   暗号資産の運用及び投資 不動産事業   不動産の売買、仲介及び賃貸 注1.教育事業とスマートDXソリューション事業は当事業年度に事業を廃止しました。 注2.2026年2月13日開催の取締役会において、同日付で組織変更が決定し、セグメントはトレジャリー事業、アドバイサリー事業、グリッド事業及び金属不動産事業の4つの区分となりましたが、期中で区分すると前期比較・分析に支障をきたすため、セグメントの分類は翌事業年度からとします。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,162字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、ニッケル事業・クリプトアセット事業・不動産事業を経営しております。経営の多角化を推進し各事業の機動的な活動により継続的な企業価値の向上を図ることにより、株主・顧客・取引先・従業員など、すべてのステークホルダーのみなさま並びに社会にとって価値ある企業となることを目指しております。 (2)目標とする経営指標 当社は、収益向上と財務体質の強化を経営目標として、事業の改革と業績向上に取り組んでおり、今後も各事業部門の改革と柔軟な営業活動により、黒字体質を目指し安定配当を目標としております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は、厳しい環境の下でも利益を確保できる事業構造・体制を目指した展開を行ないます。 (4)会社の対処すべき課題 ① 当社の現状の認識について 当社を取り巻く事業環境は多岐に亘っております。ニッケル業界につきましては、自動車や電子機器、住宅向け等に需要が多く、世界情勢や景気の影響を非常に受けやすい業界であるため、LME価格や為替の動向に注視しながら営業活動に努めていく必要があります。暗号資産投資業界につきましては、価格の変動幅(ボラティリティ)は依然として大きく、ハッキングリスクや規制ニュースによる急落リスクも存在するので、適切な情報収集が必要となります。不動産業界につきましては、人口の減少等、不動産市場の動向を慎重に見極めながら営業活動を行う必要があります。 ② 当面の対処すべき課題の内容 このような厳しい経営環境ではありますが、当社といたしましては、利益重視の効率経営を経営方針としていることより、以下の重点施策を実施いたします。 a. 営業基盤の強化 b. 収益力の強化 c. 人材の強化 ③ 対処方針及び具体的な取組状況 a. 営業基盤の強化 新規顧客の開拓、既存顧客でのシェアの拡大による営業基盤の強化を図ってまいります。このため、顧客ニーズにあった商品やサービスの提供等一層のきめ細かい付加価値サービスを展開する地域戦略や商品戦略の見直しを行い営業基盤の拡大を図っております。 b. 収益力の強化 営業基盤の強化による競争力をいかに維持し、高収益を確保するかが緊急の課題であります。このため、販売増強による粗利益率の向上を目指し、コスト低減やリスク管理の一層の徹底により収益力の向上を図っております。 c. 人材の強化 営業基盤、収益力の強化を担う人材の育成や人材登用と適材適所による人材の有効活用を図っております。 以上、今後の外部環境に柔軟に対応しつつ、課題克服に全力を傾注してまいる所存であります。
事業等のリスク1,717字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)非鉄金属市況及び為替の変動 当社が商品として購入しておりますニッケルは、ロンドン金属取引所(LME)の相場により決定される国際市況商品であり、その時点での市場価格を反映させているため、仕入金額及び売上高は大きく変動する可能性があります。また為替変動の影響も受けます。このため、常に適正な在庫の確保に努めリスク軽減を図っておりますが、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)不動産市況の影響について 当社が保有する不動産は、景気や金利、地価など経済情勢の影響を受けやすく、当社では不動産査定や不動産営業において豊富な経験と高度な専門知識を有する人材が対応しておりますが、不動産市況が当社の予想を超えて、想定以上の資産価値の下落を生じるような事態に及んだ場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)保有有価証券の評価損について 当社は、時価のある優良株式を保有しているため、株式市場の変動に伴い、評価損が発生する可能性があり、当社の経営成績及び財務状態に影響を与える可能性があります。 (4)減損のリスク 当社の保有資産について、実質的価値の低下等により減損処理が必要になった場合、当社の経営成績及び財務状態に影響を与える可能性があります。 (5)不良債権発生のリスク 当社では、販売先との取引開始にあたっては、業界情報の収集や、信用調査会社を利用して信用度、経営成績、資産内容等の調査を実施して与信管理を行っており、必要に応じて担保や保証を取り付け貸倒れリスクの保全を図っております。しかしながら取引先の業績悪化などにより予期せぬ貸倒れリスクが顕在化し、損失を被った場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6)気候変動のリスク 当社の金属事業部においては、ニッケルが再生エネルギーに転換のために重要な金属であることから、需要は急増する可能性がある一方、当社が仕入れている海外の生産拠点である鉱山や工場が気候変動による影響を受ける可能性もあり、生産量が追い付かなかったり、コスト増加の可能性があります。 不動産事業においては、日本で特に自然災害が多いことから、風水害等の物理的リスクの影響は大きなものになる可能性があります。その場合、その場に存在し移転等が困難なため、不動産というアセット等に直接的なダメージ等の影響を及ぼします。不動産の建設に際しても、多くの機材や建材等が使用され、建築後にも電力が多く消費されるため、温室効果ガスの排出等の規制を受けやすいことがあります。そのため、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7)継続企業の前提に関する重要事象等 当社は、前事業年度(2025年3月期)において営業損失および営業キャッシュ・フローのマイナスを計上し、当事業年度(2026年3月期)においても、売上の回復および営業利益の黒字化に向けて取り組んでまいりましたが、中東情勢の悪化や原材料価格の高騰等の影響により収益改善の進捗が想定を下回り、営業損失を計上しております。 このため、当事業年度においても「継続的な営業損失又は営業キャッシュ・フローのマイナス」の状況に該当しており、継続企業の前提に関する重要事象等が存在しております。 しかしながら、当社は当事業年度において保有不動産の売却等により資金の確保を進めるとともに、第三者割当増資の実施により財務基盤の強化を図っております。これにより、当面の事業運営に必要な資金は十分に確保されていることから、資金繰り上の懸念は認められておりません。 以上のことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しており、継続企業の前提に関する注記の記載は不要であると判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,048字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当事業年度末の資産につきましては、流動資産は685百万円減少して2,227百万円となりました。主な内訳は現金及び預金1,502百万円等であります。固定資産は、3,347百万円増加して3,441百万円となりました。主な内訳は暗号資産3,136百万円等であります。 当事業年度末の負債につきましては、流動負債は897百万円増加して930百万円となりました。主な内訳は1年内償還予定の社債755百万円であります。固定負債は、66百万円減少したことによって35百万円となりました。主な内訳は退職給付引当金29百万円であります。 当事業年度末の純資産合計は、1,830百万円増加して4,701百万円となり、自己資本比率は82.6%となりました。 b.経営成績 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費の持ち直しの動きが見られ、政府による各種物価高対策の効果も相まって、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による資源価格の高止まりや、為替相場の変動、さらには米国の通商政策の影響に加え、期末にかけては中東地域における地政学的緊張の高まりを背景としたエネルギー価格の上昇懸念や物流の混乱リスクが顕在化するなど、先行き不透明な状況が一層強まりました。 このような経営環境の下、当社におきましては、各事業における収益力の強化および新規事業の立ち上げに取り組んでまいりました。その結果、当事業年度における売上高は1,441百万円(前年同期比127.2%増)となり、不動産事業における物件売却の寄与により大幅な増収となりました。損益面につきましては、営業損失は146百万円(前年同期 営業損失292百万円)と赤字幅は縮小いたしました。 一方で、経常損益および当期純損益につきましては、主に暗号資産の評価損の計上等により大幅な損失を計上し、経常損失は2,524百万円(前年同期 経常損失295百万円)、当期純損失は2,529百万円(前年同期 当期純損失96百万円)となりました。これらの損失は、主として期末時点における市場価格を反映した会計上の評価損によるものであり、当社のキャッシュ・フローに直接的な影響を及ぼすものではありません。 セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。 なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (ニッケル事業) LMEのニッケル価格の低水準が継続したことにより販売単価は低下したものの、販売数量の増加により売上高は616百万円(前年同期比1.5%減)と前年並みの水準を確保いたしました。セグメント利益(営業利益)は30百万円(前年同期 30百万円)となりました。 (クリプトアセット事業) 2025年7月より開始した事業であり、当事業年度においては、暗号資産事業は継続的な運用収益を安定的に創出する体制の構築途上にあり、本格的な運用の進展には至っておりません。 また、暗号資産は市場環境により価格変動が大きい特性を有することから、暗号資産に係る評価損益、運用損益および売却損益については、営業外損益にて計上いたしました。 その結果、セグメント損失(営業損失)は、費用の発生による5百万円となりました。 (不動産事業) 保有物件の売却を実現し、資産の流動化および財務体質の改善を図るとともに、保有物件からの賃貸料収入を計上した結果、売上高は824百万円(前年同期 売上高8百万円)、セグメント利益(営業利益)428百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)5百万円)となりました。 (教育事業) 事業環境の変化により収益性の改善が見込めない状況が続いたことから、当事業年度に事業を廃止することといたしました。その結果、売上はありませんでした。セグメント損失(営業損失)13百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)15百万円)となりました。 (スマートDXソリューション事業) 事業環境の変化により収益性の改善が見込めない状況が続いたことから、当事業年度に事業を廃止することといたしました。その結果、売上高は0.6百万円(前年同期 売上なし)でした。セグメント損失(営業損失)25百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)30百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ259百万円減 少し、1,901百万円となりました。 当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況と増減の要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は、350百万円(前年同期253百万円の減少)となりました。これは主に、暗号資産評価損によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は、5,214百万円(前年同期259百万円の増加)となりました。これは主に、暗号資産の取得による支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により増加した資金は、4,604百万円(前年同期0.02百万円の減少)となりました。これは主に、株式の発行による収入によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度における生産実績は、ありませんでした。 b.仕入実績 当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) ニッケル事業   ニッケル地金   238,449   △5.7 ニッケル塩類   232,253   0.7 ニッケル事業計   470,703   △2.6 クリプトアセット事業   ─   ─ 不動産事業   ─   ─ 教育事業   ─   ─ スマートDXソリューション事業   423   ─ (注) 1 金額は、仕入価格によっております。 c.受注実績 ニッケル事業におきましては、当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。また、ニッケル事業以外の事業におきましても、該当事項はございません d.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ニッケル事業   616,307   △1.5 クリプトアセット事業   ─   ─ 不動産事業   824,464   9,566.6 教育事業   ─   ─ スマートDXソリューション事業   692   ─ 合計   1,441,465   127.2 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績に対する割合 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 不動産事業   ㈱希学園   ─   ─   412,436   28.6 不動産事業   ㈱アイエフアール   ─   ─   404,003   28.0 ニッケル事業   旭日産業㈱   143,122   22.6   136,062   9.4 ニッケル事業   ㈱コタベ   66,192   10.4   69,756   4.8 (注)2.当事業年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは、不動産事業におきまして販売用不動産2物件の売却があったためです。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産) 当事業年度末の資産合計につきましては、前事業年度末に比べ2,661百万円増加し、5,668百万円(同88.5%増)となりました。 その内訳として、流動資産が前事業年度末に比べ685百万円減少し、2,227百万円(同23.5%減)となりました。これは主に販売用不動産の減少によるものであります。 一方、固定資産は前事業年度末に比べ3,347百万円増加し、3,441百万円(同3,559.1%増)となりました。これは主に暗号資産の増加によるものであります。 (負債) 当事業年度末の負債合計につきましては、前事業年度末に比べ830百万円増加し、966百万円(同612.7%増)となりました。 流動負債は、前事業年度末に比べ897百万円増加し、930百万円(同2,696.3%増)となりました。これは主に1年内償還予定の社債の増加および未払法人税等の増加によるものであります。 一方、固定負債は前事業年度末に比べ66百万円減少し、35百万円(同64.9%減)となりました。これは主に役員退職慰労引当金の減少によるものであります。 (純資産) 当事業年度末の純資産につきましては、前事業年度末に比べ1,830百万円増加し、4,701百万円(同63.8%増)となりました。これは主に資本金及び資本準備金の増加によるものであります。 b.経営成績の分析 (売上高) 当事業年度の売上高は、不動産事業の2物件の売却があったため、1,441百万円(前年同期比 127.2%増)と大幅に増加しました。 (売上総利益) 当事業年度における売上総利益は、不動産事業の2物件の売却に伴って560百万円(前年同期比664.9%増)と大幅に増加しました。 (販売費及び一般管理費) 当事業年度のおける販売費及び一般管理費は、不動産事業の2物件の売却に伴う経費が発生したこと等で706百万円(前年同期比 93.3%増)となりました。 (営業外損益) 当事業年度における営業外収益は大きな収入源もなかったので0.6百万円(前年同期比 52.9%減)となりました。当事業年度における営業外費用は、暗号資産評価損1,863百万円、社債償還損199百万円及び株式交付費等280百万円等の新たな費用の発生により2,379百万円(前年同期比 44,628%増)となりました。 (特別損益) 当事業年度における特別利益は、発生しておりません。(前年同期比100.0%減)当事業年度における特別損失は、大きな支出源もなかったため、0.7百万円(前年同期比 54.6%減)となりました。 以上の結果、当事業年度の営業損失は146百万円(前年同期営業損失292百万円)、経常損失は2,524百万円(前年同期経常損失295百万円)、当期純損失は2,529百万円(前年同期当期純損失96百万円)となりました。 c. セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 セグメントごとの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュフローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社の主要な資金需要は、販売用不動産の購入、商品仕入れ、販売費及び一般管理費の営業費用等であります。当社は安定した経営状態を保持するため、事業運営上必要な資金は自己資金により賄うことを基本方針としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 該当事項はありません。

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開示資料

出典

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