概要
エスクリプトエナジー株式会社(旧・株式会社エス・サイエンス)は、非鉄金属(ニッケル)の販売、暗号資産(クリプトアセット)の運用・投資、不動産の売買・仲介・賃貸を三本柱とする企業である。1946年に志村化工として創業し、硫酸銅・ニッケル製品の製造からスタート。その後、教育事業や建設事業など多角化を経て、2026年4月に現社名へ変更した。従業員17名、本社は東京都中央区。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード5721)。直近2026年3月期の売上高は14億円、当期純損失は25億円と、暗号資産の評価損が大きく影響している。
ニッケル、暗号資産、不動産の三本柱
ニッケル事業では、2026年3月期の仕入高はニッケル地金2億3844万円、ニッケル塩類2億3225万円で合計4億7070万円(前期比2.6%減)。生産拠点は持たず、外部から仕入れた商品の販売が主体である。販売先は自動車・電子機器・住宅関連など幅広い。一方、不動産事業は保有物件の売却により大きな売上を計上。教育事業とスマートDXソリューション事業は2026年3月期中に廃止され、セグメント損失を計上した。
小資本で多角化、財務体質の改善途上
従業員17名という小規模組織でありながら、多角化を推進してきた。2026年3月期の総資産は56億6800万円(前期比40.5%増)。内訳は、流動資産22億2700万円(現金預金15億円など)、固定資産34億4100万円(暗号資産31億3600万円など)。暗号資産の評価額が総資産の55%を占める。負債合計は9億6500万円(流動負債9億3000万円、固定負債3500万円)。自己資本比率は82.6%と高いが、これは暗号資産の含み益が純資産を押し上げている面もある。当期純損失25億円の主因は暗号資産の評価損であり、キャッシュフローへの影響は限定的と経営陣は分析する。
社名変更と事業再編:2024~2026年の構造改革
2024年7月に連結子会社だった株式会社なごみ設計の全株式を譲渡。2026年4月には商号をエスクリプトエナジー株式会社に変更し、同時に組織を4セグメント(トレジャリー事業、アドバイサリー事業、グリッド事業、金属不動産事業)へ再編する方針を発表した。なお、2026年3月期のセグメント情報は旧区分のまま開示されており、新区分は翌事業年度から適用される。この再編は、収益性の低かった教育事業やDX事業からの撤退を完了し、ニッケル・暗号資産・不動産の既存事業に加え、新たな収益源(トレジャリー、アドバイサリー、グリッド)を立ち上げる意図とみられる。
業界の中での役割は金属材料供給事業者であり、金融・不動産事業も手掛ける複合企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2022/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ニッケル事業 | 7億円 | 58.3% | 2億円 | 28.6% |
| リフォーム 関連事業 | 3億円 | 25.0% | 0億円 | 0.0% |
| 不動産事業 | 1億円 | 8.3% | 0億円 | 0.0% |
| スーパーマーケット関連事業 | 1億円 | 8.3% | -1億円 | -100.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ニッケル事業主力
ニッケル地金及びニッケル塩類の販売を行う。
- ニッケル地金
- 精錬された金属ニッケル。ステンレス鋼や合金の原料として販売。
- ニッケル塩類
- 硫酸ニッケルや塩化ニッケルなど、めっきや触媒用途に使われるニッケル化合物。
02クリプトアセット事業準主力
暗号資産の運用、投資を行う。将来はトレジャリー事業として再編される。
03不動産事業副次
不動産の売買、仲介、賃貸を行う。
製品と技術
ニッケル地金とニッケル塩類:歴史ある原材料供給
ニッケル事業の主力商品は、ニッケル地金とニッケル塩類(硫酸ニッケルなど)である。ニッケル地金は主にステンレス鋼や特殊合金の原料として、ニッケル塩類はめっき材料や電池材料として需要がある。同社は自社工場での製造を行わず、外部から仕入れた商品を販売する商社機能に特化している。2026年3月期の仕入実績はニッケル地金2億3844万円、ニッケル塩類2億3225万円。販売単価はLME価格の影響を受け、当期は低水準が継続したが、販売数量の増加で売上高6億1600万円を維持した。顧客は自動車部品メーカーや電子機器メーカーが中心である。
暗号資産の運用・投資:新規事業の中核
クリプトアセット事業は2025年7月に開始した。暗号資産の運用を通じて投資収益を得ることを目的とし、期末時点で約31億円の暗号資産を保有する。ただし、事業開始初年度は本格的な運用体制構築途上にあり、運用収益は営業外損益として計上した。2026年3月期は暗号資産の市場価格下落により多額の評価損(営業外損失)を計上し、当期純損失25億円の主因となった。同社はこの損失を「会計上の評価損でありキャッシュフローに直接影響しない」と説明するが、価格変動リスクの大きさが財務諸表に如実に表れている。
不動産の売買と賃貸:収益源としての役割
不動産事業は、保有する物件の売却と賃貸収入を柱とする。2026年3月期には物件売却が集中し、売上高8億2400万円(前期比約96倍)と急増。セグメント利益は4億2800万円で、全社の営業損失146百万円を補う大きな稼ぎ頭となった。同社は長期にわたり不動産取引を手掛けており、1992年に宅地建物取引業免許を取得して以降、断続的に事業を展開。教育事業やDX事業の撤退後も、このセグメントは安定的な収益源として位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
非鉄金属のなかでの位置
非鉄金属市場で小規模、赤字からの再生途上
同社は非鉄金属業界において、売上高15億円程度(2024年3月期)と極めて小規模であり、明確な市場シェアに関するデータはないものの、競合のJX金属や日本軽金属ホールディングスなどとは規模で大きな差がある。直近では2025年3月期に売上高6億円、営業赤字を計上し、事業基盤が脆弱。2026年3月期は売上高14億円へ回復見込みも、依然として営業赤字が続く。中外鉱業など他の非鉄金属企業と比べ、収益力と財務健全性で劣後しており、抜本的な構造改革や事業ポートフォリオ見直しが必要なフェーズにある。
強み
- 組織が小さく、経営判断が迅速。ニッチ市場への特化や事業再編での柔軟性が強み。
- 規模が小さい分、限られたリソースを特定の非鉄金属加工やリサイクル技術に集中可能。
- 非鉄金属は電化や再生可能エネルギー関連需要が拡大。将来性のある分野に注力する余地がある。
- 小規模なため、選択と集中による資産売却やリストラ効果が比較的早期に財務改善に結びつきやすい。
課題
- 2025年3月期に営業赤字、翌期も赤字予想。安定的な黒字化への道筋が不透明。
- JX金属などの大手と比べ、スケールメリットが乏しく価格競争で不利。
- 赤字継続で自己資本が毀損。新規投資や研究開発への資金振り向けが困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
非鉄金属の時価総額近傍。太字がエスクリプトエナジー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5852アーレスティ | 174億円 | 4.7倍 |
| 2 | 5724アサカ理研 | 156億円 | 22.9倍 |
| 3 | 5707東邦亜鉛 | 138億円 | 7.3倍 |
| 4 | 5819カナレ電気 | 125億円 | 10.2倍 |
| 5 | 1491中外鉱業 | 102億円 | 6.7倍 |
| 6 | 5721エスクリプトエナジー | 100億円 | — |
| 7 | 5817JMACS | 60億円 | 14.5倍 |
| 8 | 5753日本伸銅 | 60億円 | 7.2倍 |
| 9 | 5729日本精鉱 | 46億円 | 4.1倍 |
| 10 | 5742エヌアイシ・オートテック | 41億円 | 169.8倍 |
| 11 | 5820三ッ星 | 35億円 | 11.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 36件
硫酸銅からニッケルへ:1946年創業と戦後の歩み
1946年4月、千葉県茂原市で協同産業株式会社を受け継ぎ、志村化工株式会社(資本金10万円)として設立。硫酸銅の事業計画に着手し、同年12月に東京都板橋区志村へ移転。1947年4月に硫酸銅の生産販売を開始した。1948年9月にはニッケル事業計画に着手し、1949年1月に硫酸ニッケル、1950年1月にニッケル地金の生産販売を開始。1951年12月に板橋区長後町(現・東坂下)へ移転、1952年3月にニッケル新工場が完成し、生産体制を強化した。この時期、非鉄金属精錬の一貫メーカーとして成長基盤を築いた。
上場とフエロニッケル事業の展開・撤退(1953~1982年)
1953年12月、資本金2億4000万円で東京証券取引所市場第一部に上場。1963年1月に子会社・志村工事株式会社(後の志村産業)を設立。1968年12月に北海道伊達町(現・伊達市)の工場用地を買収し、1969年6月にフエロニッケル工場を新設した。しかし、1979年7月に板橋区のニッケル梱包・切断・塩類製造工場を完成させる一方、旧ニッケル工場跡地を売却。1982年12月にはフエロニッケル操業を終結し、北海道での大規模生産から撤退した。これは原料調達や市場環境の変化に対応した判断とみられる。
多角化への舵取り:1990年代の不動産・建設参入
1990年3月、定款変更により貸金業など5項目を事業目的に追加。1992年6月に宅地建物取引業免許を取得し、不動産売買・仲介・賃貸を開始。1996年9月には特定建設業許可を得て建設事業に進出した。2000年6月には磁石・磁気素材の製造販売、2001年6月には金属粉末の製造販売を追加するなど、ニッケル関連の周辺分野にも手を広げた。2002年1月には静岡県御殿場市に磁石・金属微粒子製造工場を新設したが、2005年3月にはこの工場を譲渡し、製造部門を縮小した。
教育事業への進出と撤退(2003~2007年)
2003年6月、定款に学習塾・文化教室の経営などを追加。同年10月、社名を株式会社エス・サイエンスに変更し、本店を板橋区から千代田区へ移した。2004年9月に株式会社ウインの過半数株式を取得、2005年3月には株式会社修学社の株式を取得し、教育事業を拡大。2006年3月には株式会社フェリックスを吸収合併。しかし、2007年3月に教育事業部・関東本部を譲渡して教育事業から撤退。同時期に建設事業も廃止(2007年9月)し、多角化の一部を整理した。
再編と現社名への変更:2011年以降の動き
2011年4月、本店を千代田区から中央区へ移転。2013年8月には工場を板橋区から埼玉県川口市へ移転し、生産拠点を集約した。2020年4月、株式会社なごみ設計の全株式を取得し連結子会社化したが、2024年7月に同社株式を全て譲渡。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。2026年4月、社名をエスクリプトエナジー株式会社に変更し、新たな事業セグメント(トレジャリー、アドバイサリー、グリッド、金属不動産)を設定する組織再編を発表。約80年にわたる事業変遷の集大成として、暗号資産関連事業に重点を置く姿勢を示した。
年表36件を開く
1940年代
- 1946年4月千葉県茂原市において協同産業㈱を受け継ぎ志村化工株式会社(資本金10万円)を設立し硫酸銅事業計画に着手。
- 1946年12月東京都板橋区志村に移転。
- 1947年4月硫酸銅生産販売開始。
- 1948年9月ニッケル事業計画に着手。
- 1949年1月硫酸ニッケル生産販売開始。
1950年代
- 1950年1月ニッケル地金生産販売開始。
- 1951年12月東京都板橋区長後町(現在の板橋区東坂下)に移転。
- 1952年3月ニッケル新工場完成。
- 1953年12月上場資本金2億4千万円で東京証券取引所の市場第一部に上場。
1960年代
- 1963年1月商号変更東京板橋区に志村工事㈱を設立(1975年4月社名を志村産業㈱に変更)
- 1968年12月M&A北海道伊達町(現在の伊達市)にて工場用地買収。
- 1969年6月伊達町にフエロニッケル工場新設。
1970年代
- 1979年7月東京都板橋区東坂下にニッケルの梱包、切断及びニッケル塩類製造工場完成(借地)。
- 1979年10月旧ニッケル工場跡地売却。
1980年代
- 1982年12月フエロニッケル操業終結。
- 1985年11月伊達工場跡地の整地完了。
1990年代
- 1990年3月定款を変更し、事業目的に「貸金業」等5項目を追加。
- 1992年6月宅地建物取引業の免許を取得し、営業活動開始。
- 1996年9月特定建設業の許可を受け、営業活動開始。
2000年代
- 2000年6月定款を変更し、事業目的に「磁石・磁気素材の製造販売」等3項目を追加。
- 2001年6月定款を変更し、事業目的に「金属粉末の製造販売」を追加。
- 2002年1月静岡県御殿場市深沢に磁石・金属微粒子製造工場新設。
- 2003年6月定款を変更し、事業目的に「学力養成及び進学指導に関する学習塾及び一般教養、趣味等に関する文化教室の経営並びに開設・運営に関するコンサルティング」等4項目を追加。
- 2003年10月商号変更社名を株式会社エス・サイエンスに変更(本店所在地を東京都板橋区から千代田区に変更)。
- 2004年9月株式会社ウインの株式の過半数を取得。
- 2005年3月株式会社修学社の株式の過半数を取得。
- 2005年3月金属微粒子製造部門である御殿場工場を譲渡。
- 2006年3月M&A株式会社フェリックスを吸収合併。
- 2007年3月教育事業部・関東本部を譲渡。
- 2007年9月建設事業の廃止。
2010年代
- 2011年4月本店を東京都千代田区から東京都中央区に移転。
- 2013年8月工場を東京都板橋区から埼玉県川口市に移転。
2020年代
- 2020年4月M&A株式会社なごみ設計の全株式を取得し、連結子会社化。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。
- 2024年7月株式会社なごみ設計の全株式を譲渡。
- 2026年4月商号変更社名をエスクリプトエナジー株式会社に変更。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
営業基盤の強化
新規顧客の開拓と既存顧客でのシェア拡大を図る。顧客ニーズに合わせた商品・サービスの提供など、きめ細かい付加価値サービスを展開するため、地域戦略や商品戦略の見直しを行い営業基盤の拡大を目指す。
- 02
収益力の強化
営業基盤強化による競争力を維持し、高収益を確保する。販売増強による粗利益率の向上を目指し、コスト低減やリスク管理を徹底することで収益力の向上を図る。
- 03
多角化による企業価値向上
ニッケル事業、クリプトアセット事業、不動産事業の多角化を推進し、各事業の機動的な活動により継続的な企業価値の向上を目指す。すべてのステークホルダーにとって価値ある企業を目指す。
- 04
利益重視の効率経営
厳しい環境でも利益を確保できる事業構造・体制を構築する。黒字体質を目指し、安定配当を目標として、収益向上と財務体質の強化に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で17人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は569万円で、9期前と比べて+47.7%。平均年齢は65.1歳、平均勤続年数は17.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 49 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 37 | — |
| 2019年3月 | 386 | 48.9 | 16.4 | 29 | — |
| 2020年3月 | 384 | 63.0 | 20.5 | 15 | — |
| 2021年3月 | 414 | 59.8 | 16.3 | 28 | — |
| 2022年3月 | 370 | 63.8 | 19.5 | 26 | — |
| 2023年3月 | 369 | 64.9 | 20.6 | 25 | — |
| 2024年3月 | 379 | 63.4 | 18.9 | 27 | — |
| 2025年3月 | 481 | 65.6 | 22.5 | 16 | −1,875 |
| 2026年3月 | 569 | 65.1 | 17.2 | 17 | −588 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 海外KAY LEO BROTHERS LIMITEDSuite 3,Global Village, Jivan's Complex, Mont Fleuri,Mahe, Seychelles. · その他の関係会社議決権21.9%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は14億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+133.3%。
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 4 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 4 | −1 | −25.0 | 2 |
| 2024年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 2 |
| 2024年3Q | 4 | −1 | −25.0 | 1 |
| 2024年4Q | 2 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 6 | −1 | −16.7 | 0 |
| 2025年4Q | 0 | −2 | — | −1 |
| 2026年2Q | 4 | −2 | −50.0 | −3 |
| 2026年4Q | 10 | 1 | 10.0 | −22 |
| 2027年1Q | 2 | −2 | −100.0 | −5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は18億円から14億円へ78%に減った。直近期の営業利益率は-7.1%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 18 | — | −2 | — | −2 |
| 2014年3月 | 15 | — | −1 | — | 4 |
| 2015年3月 | 11 | — | −3 | — | −1 |
| 2016年3月 | 20 | — | 2 | — | 2 |
| 2017年3月 | 13 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年3月 | 10 | — | −3 | — | −3 |
| 2019年3月 | 11 | — | −1 | — | −1 |
| 株式会社なごみ設計の全株式を取得し、連結子会社化。 | |||||
| 2020年3月 | 6 | — | −3 | — | 1 |
| 2021年3月 | 11 | — | −2 | — | −3 |
| 2022年3月 | 12 | — | −2 | — | −3 |
| 2023年3月 | 14 | — | −1 | — | −1 |
| 2024年3月 | 15 | — | 3 | — | 4 |
| 2025年3月 | 6 | −3 | −3 | −50.0 | −1 |
| 社名をエスクリプトエナジー株式会社に変更。 | |||||
| 2026年3月 | 14 | −1 | −25 | −7.1 | −25 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高14億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-25億円、売上の-178.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.1%8億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%7億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-7.1%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−52億円で、差し引きのフリーCFは−51億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は19億円で、売上の16.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −3 | 2 | −1 | −1 | 3 |
| 2014年3月 | −4 | 10 | −1 | 6 | 9 |
| 2015年3月 | −3 | 0 | −1 | −3 | 5 |
| 2016年3月 | 9 | 0 | −5 | 9 | 9 |
| 2017年3月 | −1 | 1 | 0 | 0 | 8 |
| 2018年3月 | −1 | 1 | −1 | 0 | 8 |
| 2019年3月 | −3 | −1 | 0 | −4 | 4 |
| 2020年3月 | −1 | 6 | 0 | 5 | 9 |
| 2021年3月 | −1 | 0 | 0 | −1 | 8 |
| 2022年3月 | −2 | −1 | 12 | −3 | 17 |
| 2023年3月 | −1 | −3 | 0 | −4 | 13 |
| 2024年3月 | −1 | 11 | 0 | 10 | 22 |
| 2025年3月 | −3 | 3 | 0 | 0 | 22 |
| 2026年3月 | 1 | −52 | 49 | −51 | 19 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が47億円で、自己資本比率は82.6%(業種中央値53.7%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 29 | 19 | 10 | 63.0 |
| 2014年3月 | 39 | 29 | 10 | 74.1 |
| 2015年3月 | 29 | 22 | 7 | 74.0 |
| 2016年3月 | 26 | 24 | 2 | 91.5 |
| 2017年3月 | 31 | 29 | 2 | 94.2 |
| 2018年3月 | 31 | 29 | 2 | 92.4 |
| 2019年3月 | 26 | 24 | 2 | 93.1 |
| 2020年3月 | 22 | 21 | 1 | 93.2 |
| 2021年3月 | 20 | 18 | 2 | 89.1 |
| 2022年3月 | 29 | 27 | 2 | 91.5 |
| 2023年3月 | 29 | 26 | 3 | 89.3 |
| 2024年3月 | 33 | 30 | 3 | 91.9 |
| 2025年3月 | 30 | 29 | 1 | 95.5 |
| 2026年3月 | 57 | 47 | 10 | 82.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
非鉄金属 32社との比較
同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で32社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率で32社中2位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥57で、1年前と比べて-75.7%。過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.67倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は57円で、前日比+5.56%と上昇。25日移動平均線57.56円をほぼ横ばいで、75日線65.93円を下回る。52週高値337円からは83%下落しており、長期低迷が続く。ただし、8月21日の出来高は4,954,700株と急増し、投機的な買いが入った。週足では8月17日の53円から戻りつつあり、底値圏での動き。RSIは48.5と中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PBRは2.72倍と同業界平均の2.12倍を上回る一方、PERは開示されておらず予想もない。ROEは15.1%と高水準だが、直近3期の業績は赤字が続き、2026/3期の純利益はマイナス25億円と大幅悪化。配当利回りは0%と無配で、配当性向113.6%は実質的な支払い不能を示唆。収益悪化とバリュエーションの乖離が顕著で、割高と判断する。同業平均と比較しても、利益指標が欠如する中でPBRが高い点は割高感を強める。ただし、ROEの高さは資産効率の良さを示し、将来の回復余地に期待はある。よって「やや割高」ではなく「割高」とする。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.67倍 | 2.02倍 |
| ROE | 15.1% | 12.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は市況に大きく左右され、最近の赤字で経営リスクが顕在化。強気派は資源価格の回復と再編効果に期待し、弱気派は業績悪化の継続を懸念。今後の収益改善策と金属価格の動向が焦点。
- 資源価格回復
非鉄金属市況の上昇が業績を押し上げる可能性。
- 再編効果
事業整理やコスト削減が奏功すれば収益改善。
- 財務体質
PBR2.9倍でも株主資本は厚く財務リスクは低い。
- 売上高が6億円から14億円へV字回復決算発表後影響中
2025/3期6億円→2026/3期14億円と大幅増収、需要回復の動き
- 営業赤字が3億円から1億円に縮小決算発表後影響中
営業損益は-3億円→-1億円と赤字幅が66%縮小、収益構造は改善
- ROE15.1%の収益力を将来回復継続影響中
過去のROE15.1%は高く、損失が一巡すれば収益性の高さが再評価
- 株価急落後の反発余地継続影響弱
1年で-49.18%と下落、売られ過ぎで短期的な反発が期待
- 赤字継続
直近年度で大幅な最終赤字を計上。
- 市況依存
金属価格の下落で業績が悪化する脆弱な構造。
- 不透明な将来
赤字要因の改善策が見えにくい。
- 2026/3期に最終損失25億円決算発表後影響強
最終損益は-1億円→-25億円と大幅悪化、特別損失の発生が見込まれる
- PBR2.91倍と割高、損失継続なら調整決算発表後影響中
時価総額109億円に対して純資産は約37億円(109÷2.91)、赤字でさらなる毀損
- 売上高は過去水準15億円に届かず通年影響中
2026/3期の売上高14億円は2024/3期の15億円を下回り、回復途上
- 無配当で株主還元なし次回株主総会影響弱
配当利回り0%、損失局面で還元は見込めず売り材料
- 金属価格
- 収益が価格変動に直結するため。
- 営業利益率
- 採算改善の兆しを確認。
- 在庫評価
- 価格急落時の損失リスクを監視。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円。いまの株価に対する利回りは0.00%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ66,543人。区分でいちばん多いのは個人・その他で87.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.0%を占め、残る98.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 68.3 | 64.2 | 66.7 | 68.8 | 70.4 | 87.0 |
| 外国法人 | 4.2 | 2.5 | 0.8 | 0.7 | 24.4 | 7.3 |
| 証券会社 | 2.0 | 3.0 | 3.1 | 3.5 | 3.6 | 2.9 |
| 事業法人 | 15.9 | 22.8 | 22.6 | 22.8 | 1.1 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.4 | 0.3 | 0.8 |
| 金融機関 | 9.3 | 7.3 | 6.6 | 4.0 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | KAY LEO BROTHERS LIMITED(常任代理人 野田 洋一郎) | 5.32 |
| 02 | 品田守敏 | 1.31 |
| 03 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.08 |
| 04 | 長崎裕太 | 0.86 |
| 05 | 野村證券株式会社(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 0.60 |
| 06 | 加藤孝文 | 0.59 |
| 07 | 乾峻輔 | 0.59 |
| 08 | 石原慎也 | 0.59 |
| 09 | 武市眞次 | 0.57 |
| 10 | 株式会社東成工業 | 0.57 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-06フィリップ証券株式会社新規の大量保有報告7.10%-0.09pt
- 2026-07-06フィリップ証券株式会社変更報告0.00%-7.19pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−709%、1株純資産は14期で+46%。直近期のROEは15.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −2 | 18 | — | — |
| 2014年3月 | 4 | 29 | 20.0 | 12.3 |
| 2015年3月 | −1 | 22 | — | — |
| 2016年3月 | 2 | 24 | 8.1 | 19.8 |
| 2017年3月 | 0 | 29 | 1.5 | 86.3 |
| 2018年3月 | −3 | 28 | — | — |
| 2019年3月 | −1 | 24 | — | — |
| 2020年3月 | 1 | 21 | 5.2 | 29.1 |
| 2021年3月 | −3 | 18 | — | — |
| 2022年3月 | −3 | 19 | — | — |
| 2023年3月 | −1 | 19 | — | — |
| 2024年3月 | 3 | 21 | 15.1 | 8.3 |
| 2025年3月 | −1 | 20 | — | — |
| 2026年3月 | −16 | 27 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額60百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 廣瀬卓也 | 取締役会長 | 51 | — |
| 久永賢剛 | 代表取締役社長 | 55 | 110 |
| 田代卓 | 取締役 | 40 | — |
| 関孝徳 | 取締役 | 45 | — |
| 下岡寛 | 取締役 | 52 | — |
| 福田健 | 取締役 監査等委員 | 59 | — |
| 神林秀和 | 取締役 監査等委員 | 72 | — |
| 淵邊善彦 | 取締役 監査等委員 | 62 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 34 | 2 | 36 | 9 |
| 社外取締役 | 5 | 14 | — | 14 | 3 |
| 取締役(社内) | 1 | 10 | 1 | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容455字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,162字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,717字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,048字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第107期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-30
- 半期報告書半期報告書-第107期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第106期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第106期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第105期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第105期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第105期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第105期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第104期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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