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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

積水化成品工業

Sekisui Kasei Co.,Ltd.4228 · Prime · 化学

発泡プラスチックの総合メーカー。ビーズ・シートから成形品まで一貫生産し、生活用品から工業部材まで幅広く展開。

概要

積水化成品工業は、発泡性ポリスチレン(EPS)ビーズや発泡シートを基盤とする総合化学メーカーである。食品包装・緩衝材・建築断熱材から自動車部材まで幅広く展開し、2026年3月期の連結売上高は1,139億円。国内16社、海外14社の連結子会社を持ち、1964年に上場。

ヒューマンライフ分野とインダストリー分野の二本柱

当社は事業を「ヒューマンライフ分野」と「インダストリー分野」の二つに区分する。ヒューマンライフ分野は食品包装材・農水産資材・建築土木資材向けで、エスレンビーズやエスレンシートを主原料とする成形加工品を提供する。2026年3月期の売上高は523億円、セグメント利益は30億円。インダストリー分野は自動車部材・電子部品材料・産業資材向けで、ピオセランやライトロンなどの高機能発泡体を展開。同セグメントは615億円の売上高、25億円の利益を計上した。両分野で素材から最終製品まで一貫生産する体制を持つ。

国内生産拠点と海外展開の構図

国内には北海道、関東、滋賀、天理、九州など各地に連結子会社が工場を構え、地域ごとに生産を担う。2012年には各工場を廃止し、業務を子会社に移管する分業体制へ移行した。海外では米国、欧州、タイ、インドネシア、メキシコ、台湾に連結子会社を設立。2020年から2022年にかけて子会社の商号を「Sekisui Kasei」に統一した。しかし2022年には欧州のProseatグループ事業子会社6社の株式を譲渡し、海外事業の再編も進めている。

原材料価格変動にさらされる収益構造

売上高は2013年度の1,018億円から2026年度の1,139億円まで増加傾向にあるが、純利益は年ごとに変動が大きい。2022年度は59億円の赤字、2025年度も63億円の損失を計上する一方、2026年度は21億円の黒字に転じた。営業利益率は0.5%から2.2%と低水準で推移しており、原油由来の原料価格やエネルギー価格の高騰が収益を圧迫している。中期経営計画では2027年度に営業利益率4.5%を目標に掲げるが、達成にはコスト競争力の強化が不可欠とされる。

グループ会社による分業体制

当社グループは国内16社、国外14社の連結子会社を含む37社で構成される。国内では株式会社積水化成品関東、同滋賀、同天理、同九州などが製造を担当し、同北海道、同関西、同東部、同中部が販売を担う。海外ではSekisui Kasei Europe、同USA、同Mexico、同Thailand、同Indonesia、台湾積水化成品が現地生産を行う。また販売子会社として韓国と上海に拠点を持つ。この分業体制により、地域ごとの需要に応じた効率的な生産・販売を実現している。

業界の中での役割は発泡プラスチック素材・部品の総合サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,139億円
営業利益
26億円
営業利益率
2.3%
純利益
21億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
インダストリー 分野615億円54.0%25億円4.1%
ヒューマンライフ分野524億円46.0%30億円5.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ヒューマンライフ分野主力

食品包装材、農水産資材、流通資材、建築資材、土木資材向けに発泡プラスチック製品を供給。エスレンビーズやシートを原料に、成型加工品を提供。

主な製品・サービス7
エスレンビーズ
発泡性ポリスチレン(EPS)ビーズ。断熱材・緩衝材の原料。
エスレンシート
発泡ポリスチレンシート。食品トレー等の成形加工品に使用。
エスレンウッド
発泡ポリスチレンと木材の複合材。建築用内装材等。
インターフォーム
発泡ポリエチレンシート。クッション性・断熱性に優れ、建築・包装向け。
セルペット
発泡ポリプロピレンシート。自動車内装や産業資材向け。
ESダンマット
ダンボール様の発泡シート緩衝材。輸送用包装に使用。
エスレンブロック
発泡ポリスチレンブロック。土木の軽量盛土材や建築の断熱材。

02インダストリー分野主力

自動車部材、車輌部品梱包材、産業部材、電子部品材料、医療・健康用材料向けに発泡プラスチック製品を供給。ピオセラン(自動車内装向け発泡PP)、ライトロン(導電性発泡体)、ST-LAYER等の高機能品を展開。

主な製品・サービス6
ピオセラン
発泡ポリプロピレン(EPP)ビーズ。自動車バンパー芯材や内装部品に使用。耐衝撃性・軽量。
ライトロン
導電性発泡ポリエチレン。半導体・液晶関連のクリーン包装材等に使用。
ネオミクロレン
微細発泡ポリエチレンシート。高断熱・高緩衝性。電子機器等の精密包装向け。
テクポリマー
架橋発泡ポリエチレン。建築用断熱材、自動車内装など。
ST-LAYER
発泡ポリエチレン系積層シート。自動車内装表皮材等。
ST-Eleveat
発泡ポリエチレン系高機能シート。自動車内装向け。

製品と技術

エスレンビーズとエスレンシート:食品包装の基幹素材

エスレンビーズは発泡性ポリスチレン(EPS)の原料ビーズで、建築断熱材や緩衝材の基材となる。エスレンシートは同素材をシート状に押し出したもので、食品トレーや包装用容器に広く使用される。これらの製品は1960年代から生産され、現在もヒューマンライフ分野の主力。株式会社エフピコとの取引が連結売上高の約16%を占めるなど、食品包装チェーンにおいて欠かせない中間財として位置づけられる。また、エスレンウッド(発泡PSと木材の複合材)やESダンマット(段ボール様緩衝材)など派生品も多い。

ピオセラン:自動車軽量化に貢献する発泡PP

ピオセランは発泡ポリプロピレン(EPP)ビーズであり、自動車のバンパー芯材や内装部品に用いられる。軽量でありながら耐衝撃性に優れ、自動車業界の燃費向上ニーズに応える。インダストリー分野の主要製品の一つで、当社のグローバル子会社を通じて欧州や北米の自動車メーカーにも供給される。ただし、2022年に欧州のProseatグループ事業子会社を譲渡した影響で、同事業の売上は減少傾向にある。ピオセランは環境負荷低減に寄与する製品として、中期経営計画でも重点育成分野に位置づけられている。

ライトロンやネオミクロレン:エレクトロニクス向け高機能発泡体

ライトロンは導電性発泡ポリエチレンで、半導体や液晶関連のクリーン包装材に使用される。静電気による不良品発生を防ぐため、精密機器業界で不可欠な材料。ネオミクロレンは微細発泡ポリエチレンシートで、高断熱・高緩衝性が特徴。電子機器の精密包装や建築用途にも展開される。テクポリマーやST-LAYERなどの架橋発泡体も含め、これらの高機能品はインダストリー分野の中でも高い付加価値を生む。当社はナノサイズのポリマー微粒子も開発し、光学ディスプレイフィルムや光通信部材向けの次世代電子材料分野への進出を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

発泡プラスチックで国内大手

積水化成品工業は、発泡スチロールを中心としたプラスチック加工品で国内有数のメーカー。同業のクラレは高機能樹脂、東洋紡は繊維・フィルムが主体と、ポジションが異なる。近年は原材料高や需要減で収益が低迷し、2025年3月期の営業利益率は0.44%と低水準。2026年3月期は増収増益を見込むが、回復は緩やか。自動車・家電向け需要に依存し、競争激化が課題。

強み

  • 高い技術力と生産能力を持ち、自動車・家電など幅広い分野で需要を獲得。
  • 顧客との強固な関係により、安定的な受注基盤を有する。
  • 環境対応として発泡スチロールのリサイクル技術を早期から開発。
  • 建材・緩衝材・魚箱など用途が広く、特定需要変動のリスク分散。

課題

  • 原材料高と競争激化で営業利益率が1%未満と低く、改善が急務。
  • 主要顧客の自動車・家電生産が伸び悩み、受注量が減少傾向。
  • 紙製緩衝材や生分解性プラスチックなど環境素材へのシフト圧力。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が積水化成品工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
24112保土谷化学工業369億円11.4倍
34064日本カーバイド工業315億円11.9倍
43580小松マテーレ297億円19.7倍
54410ハリマ化成グループ293億円11.6倍
64228積水化成品工業281億円12.7倍
77856萩原工業279億円19.5倍
85142アキレス267億円11.8倍
94116大日精化工業246億円11.5倍
108095アステナホールディングス221億円9.4倍
114008住友精化210億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

発泡性ポリスチレンビーズの製造から始まった1959年の創業

1959年10月、積水化成品工業の前身となる会社が大阪市北区に設立された。本社事務所と奈良工場は奈良市に置かれ、発泡性ポリスチレンビーズ(EPS)および塩ビ発泡事業に着手。翌1960年4月にはEPSビーズの製造販売を開始した。同年に東京営業所を開設し、1961年には茨城県古河市に関東工場を設置して生産能力を拡大。創業から3年でビーズ事業の基盤を築いた。

1960年代の上場とシート事業への進出

1962年7月、発泡ポリスチレンシートの製造販売を開始し、食品トレー向けなど用途を広げた。1963年には発泡ポリウレタンフォームの販売も開始。1964年9月、大阪証券取引所市場第二部に上場。1966年に天理工場を新設しシート生産を増強。1968年には発泡ポリエチレンフォームの製造にも乗り出し、素材の多様化を進めた。1969年10月、商号を「積水化成品工業株式会社」に変更し、本店を奈良市に移転した。

1970年代の工場拡充と株式市場第一部指定

1973年4月、東京証券取引所市場第二部に上場。1976年には北海道エスレン株式会社(現・積水化成品北海道)を設立し、寒冷地向けの生産拠点を確保した。1978年には大分工場を設置し、シート生産を西日本へ拡大。1978年9月には東京・大阪両証券取引所の市場第一部に指定され、株式の流動性を高めた。1981年には境工場で押出発泡ポリスチレンボードの製造を開始するが、同事業は2010年に譲渡された。

1990年代の国際展開と奈良工場閉鎖

1993年、台湾の原聚化学工業に資本参加し、アジア進出の足がかりを得た(後に台湾積水化成品に商号変更)。1994年には茨城下館工場を新設し、同時に技研化成を買収(後の積水化成品関西)。1995年、奈良市の土地収用により奈良工場を閉鎖し、本店を大阪市の本社事務所に移転。以降、生産拠点の集約と海外展開を並行して進めることになる。

2000年代以降のグローバル拠点設立と商号統一

2006年、米国にSekisui Plastics U.S.A.を設立。2007年には欧州子会社Sekisui Plastics Europe B.V.を設立。2012年にはタイとインドネシアに生産拠点を設け、2015年にはメキシコにも進出。同年、欧州でProseatグループ8社を買収し自動車部材分野を強化した。2020年には海外子会社の商号を「Sekisui Kasei」に統一し、グループブランドを統合。しかし2022年にはProseatの事業子会社6社を譲渡し、事業ポートフォリオの見直しを進めた。

2022年の市場区分移行と中期経営計画

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、従来の市場第一部からプライム市場へ移行。同時に、低採算事業の整理や収益力強化を掲げた新たな中期経営計画「Going Beyond 2027」を策定。2025年度には売上高1,139億円、営業利益25億円を計上したが、2027年度目標は売上高1,000億円、営業利益45億円としている。経営課題として原材料高騰への対応や環境貢献ビジネスの拡大を挙げている。

年表32件を開く

1950年代

  • 1959年10月創業会社設立、本店を大阪市北区宗是町1番地に設置したが、本社事務所及び奈良工場は奈良市南京終町に設け発泡性ポリスチレンビーズ及び塩ビ発泡事業に着手

1960年代

  • 1960年4月発泡性ポリスチレンビーズの製造、販売を開始
  • 1961年2月東京営業所を東京都港区に設置(現、東京本部:東京都新宿区西新宿2丁目7番1号)
  • 1961年9月茨城県古河市に関東工場設置
  • 1961年10月本社事務所を大阪市北区堂島浜通に移転(現、本社:大阪市北区西天満2丁目4番4号)
  • 1962年7月発泡ポリスチレンシートの製造、販売を開始
  • 1963年6月M&A積水スポンジ工業株式会社(旧商号:文化企業株式会社)に吸収合併される
  • 1963年8月発泡ポリウレタンフォームの販売を開始
  • 1964年9月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1966年11月奈良県天理市に天理工場設置、発泡ポリスチレンシートの製造を開始
  • 1968年8月発泡ポリエチレンフォームの製造、販売を開始(関東工場及び天理工場)
  • 1969年10月商号変更積水化成品工業株式会社に商号変更、本店を奈良市に移転(ただし、本社事務所は大阪市に設置)滋賀県甲賀市に滋賀工場設置、発泡性ポリスチレンビーズの製造を開始

1970年代

  • 1973年4月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1976年7月商号変更北海道エスレン株式会社(現、連結子会社)を設立(2003年4月に株式会社積水化成品北海道に商号変更)
  • 1978年4月大分県中津市に大分工場設置、発泡ポリスチレンシートの製造を開始
  • 1978年9月東京・大阪両証券取引所市場第一部に指定

1980年代

  • 1981年4月茨城県猿島郡境町に境工場設置、押出発泡ポリスチレンボードの製造を開始(2010年3月 押出発泡ポリスチレンボード事業を譲渡)
  • 1989年9月岡山県笠岡市に岡山工場設置、発泡ポリスチレンシートの製造を開始

1990年代

  • 1993年4月商号変更原聚化学工業股份有限公司(現、連結子会社)に資本参加(2009年4月に台湾積水原聚股份有限公司に商号変更、2014年10月に台湾積水化成品股份有限公司に商号変更)
  • 1994年4月茨城県筑西市に茨城下館工場設置、発泡ポリスチレンシートの製造を開始
  • 1994年12月M&A技研化成株式会社(現、連結子会社)を買収(2011年7月に株式会社積水技研に商号変更、2020年4月に株式会社積水化成品関西に商号変更)
  • 1995年7月本店を本社事務所(大阪市北区西天満2丁目4番4号)に移転
  • 1995年8月奈良市による土地収用により奈良工場を閉鎖

2000年代

  • 2006年1月商号変更Sekisui Plastics U.S.A.,Inc.(現、連結子会社)を設立(2020年8月にSekisui Kasei U.S.A.,Inc.に商号変更)
  • 2007年6月商号変更Sekisui Plastics Europe B.V.(現、連結子会社)を設立(2020年7月にSekisui Kasei Europe B.V.に商号変更)

2010年代

  • 2012年3月商号変更Sekisui Plastics (Thailand) Co., Ltd.(現、連結子会社)を設立(2020年10月にSekisui Kasei (Thailand) Co., Ltd.に商号変更)
  • 2012年4月商号変更各工場を廃止し、それぞれその業務を、当社の連結子会社である株式会社積水化成品関東、株式会社積水化成品滋賀、株式会社積水化成品天理、株式会社積水化成品九州(2020年4月に株式会社積水化成品西部に商号変更)に移管
  • 2012年7月商号変更PT.Sekisui Plastics Indonesia(現、連結子会社)を設立(2020年8月にPT.Sekisui Kasei Indonesiaに商号変更)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第一部への単独上場となる。
  • 2015年4月M&ASekisui Plastics Mexico S.A. de C.V.(現、連結子会社)を設立(2020年7月にSekisui Kasei Mexico S.A. de C.V.に商号変更) Sekisui Plastics GmbH(現、連結子会社)を設立(2019年2月にProseat Europe GmbHに商号変更、2025年9月にSKP Germany GmbHに商号変更) Proseat Europe GmbH(現、SKP Germany GmbH)が、Proseatグループ8社を買収

2020年代

  • 2020年6月商号変更商号の英文表示を Sekisui Kasei Co., Ltd. に変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 Proseat Europe GmbH(現、SKP Germany GmbH)が保有する事業子会社6社の株式および持分の全てを譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期(2027年度)まで1,000億円
  • 営業利益率2028年3月期(2027年度)まで4.5%
  • 経常利益2028年3月期(2027年度)まで43億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年3月期(2027年度)まで29億円
  • ROE2028年3月期(2027年度)まで6.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益力の強化と事業ポートフォリオ変革

    高収益成長事業への経営資源投入、既存事業の収益改善、環境貢献ビジネスの早期確立、生産革新によるコスト競争力強化(省力化・効率化、人員最適化、本社コスト削減、品質管理強化)を推進する。

  2. 02

    経営基盤の強化(資本効率・ESG・ガバナンス)

    資本コストを意識した経営、低採算事業の整理・資産効率改善、GHG排出削減・リサイクル原料比率向上、コンプライアンス強化、従業員エンゲージメント向上、人材教育体系の見直しに取り組む。

  3. 03

    高付加価値分野への集中とグローバル再編

    ナノサイズポリマー微粒子など次世代電子材料を開発し、エレクトロニクス領域へ展開。欧州Proseatグループの事業譲渡や台湾子会社資産見直しなど事業構造のスリム化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,106人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は779万円で、9期前と比べて+10.4%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は19.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,011
2018年3月2,101
2019年3月70643.117.43,881
2020年3月71343.517.53,855
2021年3月70743.717.63,808
2022年3月70344.218.23,658
2023年3月70944.017.83,505
2024年3月70345.419.23,460
2025年3月72745.819.33,29418
2026年3月77946.019.42,106123

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 8 / 海外 7、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社(注1) — 大阪府 大阪市 他7,185百万円
ヒューマンライフ分野 インダストリー分野 消去又は全社
本社 アメリカ2,191百万円
インダストリー分野
本社 タイ1,464百万円
インダストリー分野
本社 台湾1,249百万円
インダストリー分野
研究開発センター — 奈良県 天理市909百万円
消去又は全社
千歳工場 — 北海道千歳市637百万円
ヒューマンライフ分野
加西工場 — 兵庫県加西市535百万円
ヒューマンライフ分野
鹿沼工場 — 栃木県鹿沼市382百万円
ヒューマンライフ分野
主な関係会社
  • 国内
    ㈱積水化成品北海道
    北海道 千歳市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱積水化成品関西
    兵庫県 伊丹市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱積水化成品東部
    茨城県 境町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱積水化成品中部
    名古屋市 中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱積水化成品西部
    福岡市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱積水化成品ヤマキュウ
    東京都 立川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Sekisui Kasei Europe B.V.
    オランダ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Sekisui Kasei U.S.A.,Inc.
    アメリカ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Sekisui Kasei Mexico S.A. de C.V.
    メキシコ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Sekisui Kasei Korea Co., Ltd.
    韓国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾積水化成品股份有限公司
    台湾 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    積水化成品(上海)国際貿易有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • Sekisui Kasei (Thailand) Co., Ltd. (注1)タイ100%
  • PT.Sekisui Kasei Indonesia (注1)インドネシア100%
  • 積水化学工業㈱(注3、4)大阪市 北区22%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,139億円営業利益26億円前期と比べると減収増益で、売上が-16.9%、利益が+333.3%。

売上高
-16.9%
1,139億円
営業利益
+333.3%
26億円
純利益
21億円
営業利益率
2.3%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,050億円1,139億円
営業利益31億円26億円
純利益25億円21億円
1株あたり配当¥17¥17

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は256億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−16.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3167
2024年1Q308−6−1.9−4
2024年2Q34292.69
2024年3Q32620.6−7
2024年4Q32713
2025年2Q69110.1−4
2025年4Q68050.7−59
2026年2Q65781.2−35
2026年4Q482183.756
2027年1Q256103.918

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,018億円から1,139億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は2.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第一部への単独上場となる。
2013年3月1,018129
2014年3月1,0992213
Sekisui Plastics Mexico S.A. de C.V.(現、連結子会社)を設立(2020年7月にSekisui Kasei Mexico S.A. de C.V.に商号変更) Sekisui Plastics GmbH(現、連結子会社)を設立(2019年2月にProseat Europe GmbHに商号変更、2025年9月にSKP Germany GmbHに商号変更) Proseat Europe GmbH(現、SKP Germany GmbH)が、Proseatグループ8社を買収
2015年3月1,1374225
2016年3月1,0164931
2017年3月1,0245034
2018年3月1,1215234
2019年3月1,1264831
商号の英文表示を Sekisui Kasei Co., Ltd. に変更
2020年3月1,3623423
2021年3月1,1892011
2022年3月1,17614−59
2023年3月1,24775
2024年3月1,3032711
2025年3月1,371610.4−63
2026年3月1,13926222.321

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,139億円のうち、営業利益として残るのは26億円2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の1.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.6%873億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.1%240億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.3%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.0pt
2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.5pt
1.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
4.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが67億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは23億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は94億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月51−638−1266
2014年3月32−24−15863
2015年3月62−51−71170
2016年3月75−48−232771
2017年3月74−55−301963
2018年3月58−56−14251
2019年3月72−10797−35113
2020年3月65−51−261495
2021年3月64−30−634125
2022年3月38−32−266105
2023年3月31−10−1521111
2024年3月74−38−3736109
2025年3月48−57−6−991
2026年3月67−44−212394

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,224億円。このうち返さなくてよい自己資本が509億円で、自己資本比率は41.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,05650954747.4
2014年3月1,10754056748.0
2015年3月1,15258356949.9
2016年3月1,14058855251.0
2017年3月1,19061457650.9
2018年3月1,31166165049.9
2019年3月1,53567086542.5
2020年3月1,49167281944.1
2021年3月1,58470787744.2
2022年3月1,43358285140.1
2023年3月1,45258586739.8
2024年3月1,46556889738.3
2025年3月1,36249786635.9
2026年3月1,22450971441.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
96億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
124億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
75億円
在庫として抱えている分
負債合計
714億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中95位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中198位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.3%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.0%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-16.9%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥597で、1年前と比べて+65.6%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥597-6.1%1ヶ月+1.5%1年+65.6%時価総額281億円
過去52週の値幅
安値¥338高値¥668

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.7倍
PER (会社予想)10.9倍
PBR0.52倍
配当利回り2.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で15.18%上昇し、75日線を11.3%上回る。52週高値668円に対し、8月14日に653円まで上昇。RSIは66.8とやや過熱。出来高は8月3日に94.9万株と急増、買いが優勢。週足では陽線が続き、200日線を30.5%上回る。ただし8月19日に600円まで下落するなど、変動率が高い。高値圏でのボラティリティに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PERは12.87倍と業界平均17.74倍を下回り、予想PER11.1倍も低い。PBR0.5291倍は業界平均1.41倍に対して大幅な割安。ROE4.3%は低いが、配当利回り2.8%は業界平均2.66%を上回る。赤字から黒字転換の兆しがあるが、収益性は弱く、割安と割高の両面がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.7倍17.8倍
PER (予想)10.9倍
PBR0.52倍1.41倍
ROE4.3%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

原材料高騰や需要低迷により、2025年3月期に大幅な赤字を計上した。強気派は、リストラやコスト削減の効果で2026年3月期は黒字転換するとみる。また、PBRの低さから割安感を指摘し、業績回復による株価上昇を期待する。一方、弱気派は、原材料価格の変動リスクや国内需要の減少が続く懸念を抱える。さらに、ROEが低いままであることや、赤字からの回復が遅れる可能性を指摘。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の見込み

    2026年3月期は営業利益率2.3%と黒字化の計画

  • PBRの低さ

    PBRは0.53倍で、解散価値に比べ割安

  • コスト削減効果

    構造改革により、固定費削減が利益を押し上げる可能性

  • 最終損益が63億円の赤字から21億円の黒字へ転換通年影響

    純損益は84億円改善し、予想PER11.1倍まで低下。黒字定着で評価修正が見込まれる

  • PBR0.53倍の解散価値割れで資本効率改善期待継続影響

    時価総額285億円に対し純資産は約539億円。ROE4.3%の改善が株価押し上げ要因

  • 配当利回り2.8%が株主還元姿勢の支えに継続影響

    配当利回り2.8%は株価下支え要因。業績回復で株式評価の底上げが期待される

  • 営業利益6億円から26億円へ4倍超の増益計画通年影響

    営業利益率0.44%から2.28%へ改善。売上高減少を補う収益構造改革が進む

マイナスに働く材料7
  • 原材料高騰

    スチレンモノマー価格の上昇が収益を圧迫

  • 需要減少

    食品トレーや建築資材の国内需要が構造的に減少

  • 低ROE

    ROEは4.3%と資本効率が悪く、株主価値の向上が限定的

  • 売上高が1371億円から1139億円へ17%減少通年影響

    売上高は232億円減。需要減退が続けば増益計画が下振れする可能性

  • 営業利益率2.28%と低水準で損失リスク通年影響

    営業利益26億円は売上高変動の影響を受けやすく、減収で赤字転落も

  • 1年で70%上昇した反動で利益確定売り不定影響

    株価は1年間で70.16%上昇。短期的な過熱感から調整リスク

  • 最終損益の変動が大きく業績予想の不確実性不定影響

    2025年3月期は63億円赤字、2026年3月期は21億円黒字。振幅が大きく予想の信頼性が低い

次の決算で確かめる点
スチレンモノマー価格
原材料コストの変動が利益に直結する
売上高
需要動向と市場シェアの変化を示す
営業利益率
収益性の改善度合いを測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17で、前期から+400.0%いまの株価に対する利回りは2.85%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥17
1株あたり
配当利回り
2.85%
いまの株価に対して
配当性向
11.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2436.0
2018年3月2712.548.7
2019年3月3011.142.3
2020年3月300.065.1
2021年3月21−30.025.4
2022年3月12−42.9
2023年3月120.0194.0
2024年3月138.3
2025年3月3−76.9
2026年3月15400.011.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,613人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.4%を占め、残る52.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他30.231.734.435.140.740.5
事業法人35.534.132.030.531.030.1
金融機関25.624.223.421.818.717.3
外国法人7.18.59.211.18.09.5
自己株式3.93.83.63.43.33.0
証券会社1.61.41.01.61.72.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01積水化学工業株式会社20.97
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(注2)7.96
03積水化成品従業員持株会4.27
04積水樹脂株式会社3.02
05株式会社エフピコ2.87
06株式会社三菱UFJ銀行2.82
07積水化成品取引先持株会2.53
08第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.10
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)(注2)2.07
10INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+139%、1株純資産は14期で+3%。直近期のROEは4.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月201,0641.925.186.8
2014年3月271,1372.520.549.2
2015年3月541,2314.616.340.3
2016年3月671,2435.410.140.5
2017年3月731,3225.710.736.0
2018年3月751,4445.516.148.7
2019年3月691,4394.812.942.3
2020年3月511,4503.610.965.1
2021年3月251,5501.724.025.4
2022年3月−1311,273−9.3
2023年3月101,2750.841.7194.0
2024年3月241,2361.921.3
2025年3月−1381,076−12.0
2026年3月471,1014.39.211.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額202百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
古林育将代表取締役社長 社長執行役員59153,000
佐々木勝已取締役 専務執行役員 コーポレート戦略本部長 管理管掌66187,000
浅田英志取締役 常務執行役員 環境・安全・品質保証センター長 生産・研究・環境管掌59138,000
浅野泰正取締役 常務執行役員 第1事業本部長62117,000
今西康貴取締役 常務執行役員 第2事業本部長5518,000
若林市廊取締役 注168
小椋悟取締役 注169
其田真理取締役 注167
藤原敬彦常勤監査役6331,000
木間塚誠常勤監査役6352,000
高坂敬三監査役 注280
近藤総一監査役 注265
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
吉井英雄監査役 注268

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)771182111216
社外取締役847476
監査役3434314

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容936字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、国内連結子会社16社、国外連結子会社14社、国外非連結子会社1社、国内関連会社4社、国内その他の関係会社1社及び当社を含めて合計37社から構成されており、素材製品として発泡プラスチックスの樹脂、シートの製造から最終商品の製造、販売までを一貫した事業として行っております。あわせて、これらに付随する事業活動も展開しております。 事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 また、次の2区分は[第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項]に掲げるセグメントの区分と同一であります。 市場・用途   主要な製品・商品   主要な会社 ヒューマンライフ分野 農水産資材 食品包装材 流通資材 建築資材 土木資材   エスレンビーズ エスレンシート エスレンウッド インターフォーム セルペット これら成形加工品 ESダンマット エスレンブロック など   (製造・販売会社) 当社 ㈱積水化成品北海道 ㈱積水化成品関西 ㈱積水化成品東部 ㈱積水化成品中部 ㈱積水化成品西部 インダストリー分野 自動車部材 車輌部品梱包材 産業部材 産業包装材 電子部品材料 医療・健康用材料   ピオセラン ライトロン ネオミクロレン テクポリマー テクノゲル テクヒーター エラスティル フォーマック ST-LAYER ST-Eleveat これら成形加工品 など   (製造・販売会社) 当社 ㈱積水化成品中部 ㈱積水化成品ヤマキュウ Sekisui Kasei Europe B.V. Sekisui Kasei U.S.A., Inc. Sekisui Kasei Mexico S.A. de C.V. 台湾積水化成品股份有限公司 Sekisui Kasei (Thailand) Co., Ltd. PT.Sekisui Kasei Indonesia (販売会社) Sekisui Kasei Korea Co., Ltd. 積水化成品(上海)国際貿易有限公司 各事業に係る当社及び主要な連結子会社の主要な関係を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,457字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の方針 当社は2023年1月、創立100周年(2059年)に目指す姿「積水化成品グループ100年ビジョン」について、経営理念の体系化を図るとともに、上位概念の一部であるコーポレートビジョンを改訂しました。 当社の創業の精神「働く者の幸せのために」や経営理念である「われわれ積水化成品グループは、人間尊重と相互信頼を基本に全員経営を実践し、“新しい幸せ”を目指して常にイノベーションをし続けます」をベースに、コーポレートビジョンである「人と地球を大切に、新たな価値を創造するニューケミカル・ソリューション・カンパニー」を目指します。 (2) 中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標 当社グループは、2025年4月に策定した新中期経営計画「Going Beyond 2027 ~ 変革と完遂 ~」のもと、以下に記載の<基本方針>に則り、<重点課題>を中心に全員経営で取り組みを推進しております。 <基本方針> 「Going Beyond 2027 ~ 変革と完遂 ~」の方向性を維持し、5年後に迫る「Target 2030」の実現をより強く意識して加速させる 意識・行動変革による「収益力の強化」と「経営基盤の強化」を完遂し、企業価値向上に繋げると共に行動規範を実践する <重点課題> 1)「収益力の強化」 ~新たな価値創造、ビジネスモデル変革を通じた事業ポートフォリオの変革~ ①収益基盤の強化と収益力向上 ・高収益成長事業への取り組み強化と経営資源投入、既存事業の収益改善 ②環境貢献ビジネスの収益力強化 ・資源循環事業強化と新たな環境貢献ビジネスの早期確立 ③生産革新と現場力強化によるコスト競争力の強化 ・合理化推進(省力化・効率化、人員・配置最適化、本社コスト削減、投資効率向上)、品質管理強化 2)「経営基盤の強化」 ~資本効率性、環境・社会課題解決、ガバナンスの強化~ ①資本効率と資本コストを意識した経営の実践 ・スリム化推進(低採算・ノンコア事業整理、拠点統廃合、不要資産の廃棄・売却、棚卸資産管理強化) ②環境・社会課題解決に向けた取組み強化 ・GHG(CO2)排出量削減、リサイクル・バイオマス原料使用比率定量目標の達成、健康経営・保安活動の推進 ③コンプライアンス強化と人的資本経営の推進 ・コンプライアンス取り組み強化、従業員エンゲージメント向上、人材教育体系の見直し 「Going Beyond 2027 ~ 変革と完遂 ~」の定量目標 連結目標   2024年度 (実績)   2025年度 (実績)   2026年度 (計画)   2027年度 (計画) 売上高   1,370億円   1,139億円   1,050億円   1,000億円 営業利益 (営業利益率)    6億円 (0.5%)   25億円 (2.2%)   31億円 (3.0%)   45億円 (4.5%) 経常利益   1億円   22億円   26億円   43億円 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)   △62億円   21億円   25億円   29億円 ROE   -   4.3%   5.0%   6.0% (億円未満は切捨てで表示しております) 2027年3月期の連結業績予想(2026年4月1日~2027年3月31日) 売上高   営業利益   経常利益   親会社株主に帰属 する当期純利益   1株当たり 当期純利益 百万円   %   百万円   %   百万円   %   百万円   %   円 銭 半期   50,500   △23.2   300   △61.6   50   △76.0   1,000   -   21.95 通期   105,000   △7.8   3,100   21.5   2,600   15.6   2,500   16.4   54.83 (3) 対処すべき課題 欧州および中東地域における地政学的リスクの継続にともなう原材料調達への影響に加え、原材料価格やエネルギー価格の動向など、先行き不透明な事業環境が続くものと認識しており、これらの動向を引き続き注視していく必要があります。 当社グループでは、中期経営計画「Going Beyond 2027 ~ 変革と完遂 ~」を策定し、5年後に迫る「Target 2030」の実現をより強く意識して加速させること、意識・行動変革による「収益力の強化」と「経営基盤の強化」を完遂し、企業価値向上に繋げるとともに行動規範を実践するという基本方針に基づき、重点課題を中心に全員経営で取り組みを推進してまいります。 『収益力の強化』においては、低採算事業やポートフォリオの見直しを進めるとともに、高付加価値分野への経営資源の集中を図っております。具体的には、エレクトロニクス領域で、光学ディスプレイフィルムや光通信部材に求められる光学特性などの要求に応えるナノサイズのポリマー微粒子を新たに開発し、次世代電子材料分野への展開を進めております。また、グローバル事業の再構築の一環として、欧州のProseatグループの事業子会社譲渡や、台湾子会社における資産の見直しなど、事業構造のスリム化を進めております。 『経営基盤の強化』においては、資本コストを意識した経営を推進し、保有資産の見直しや資産効率の改善に取り組むとともに、環境負荷低減に貢献する「サステナブル・スタープロダクト(環境貢献製品)」の拡大に注力するとともに、人的資本経営やガバナンス強化を通じた持続的な成長基盤の整備を進めてまいります。
事業等のリスク3,263字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられ、また投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社グループは、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針であり、全般的なリスク管理については、下図のとおり管理本部長が分科会長の「コンプライアンス・リスク管理分科会」にて評価・審議した結果を社長が委員長の「コンプライアンス・リスク管理委員会」に報告し、そこでの評価・審議結果を定期的に常務会、取締役会に報告しております。 当社のリスク管理プロセス図 なお、以下の文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。当社グループにおける事業等のリスクは、国内外の経済情勢等により影響を受ける可能性があり、以下に記載した事項に限定されるものではありません。 ① 安全の確保 当社グループの事業拠点において、労働災害や火災等が発生し、それが原因で近隣地域に影響が及ぶ場合、社会的信用の失墜、対応費用の発生、生産活動の停止による機会損失及び顧客に対する補償等によって、当社グループの業績及び財政状況に大きな影響を与える可能性があります。 そこで当社グループでは「保安委員会」を設置し、グループ全体で保安活動方針を定め、安全パトロール、安全啓発、安全教育及び各種訓練等の活動を企画立案、実行し、事業活動の全般で、無事故、無災害に努めております。 ② 製品の品質保証 製品に予期しない欠陥や不具合が生じた場合、製品の回収や損害賠償等、当社グループの業績及び財政状況に大きな影響を与える可能性があります。 そこで当社グループでは「品質委員会」を設置し、品質マネジメントシステムの強化をはかるとともに、グループ全体で品質方針を定め、品質監査、品質管理教育、品質会議等の活動を企画立案、提言し、製品の開発と生産における安全性、品質に配慮しております。また、品質に関する国内外の法令や業界団体等の定める規制、規格を遵守して事業活動を進めております。さらに、万一品質問題が発生してしまった場合に備え、製造物責任保険に加入しております。 ③ 環境マネジメント 製品材料の保管管理や製造過程における、化学物質の漏出、事故の発生等、工場周辺の環境に影響を及ぼすような事象が発生した場合、顧客や地域社会からの信用の失墜、補償その他対策費用の発生、生産停止による機会損失等によって、当社グループの業績及び財政状況に大きな影響を与える可能性があります。さらには、気候変動問題への対応は喫緊に取り組むべき課題と認識しております。 そこで当社グループでは環境方針を定め、「環境委員会」を設置して、「気候変動への対応」、「資源循環」、「生態系保全」、「法令遵守と情報開示」、「教育と啓蒙」の5つの項目で具体的な行動方針を設定し、それぞれの事業所において、環境マネジメントに努めるとともに、各種環境規制法令を遵守して事業活動を進めております。 また、気候変動が当社事業に与える影響について、「気候関連財務情報開示タスクフォース」(TCFD)の提言に沿った気候変動対応に関する情報開示を行っており、2030年に事業活動に伴うGHG(CO2)排出量を2018年対比で45%の削減、2050年にカーボンニュートラル実現に向け、CO2排出量削減の活動を加速しております。 ④ 経済状況、公共事業の動向 当社グループの業績及び財政状況は、景気動向による需要の縮小、他社との競合による需給バランスや価格の変動によって影響を受ける可能性があります。 そこで当社グループでは、このような市場における経済状況、需要家や個人消費の動向に柔軟に対応できるよう販売力、開発力、財務体質の強化をはかるとともに、中期経営計画での施策を着実に推進することで収益減少を最小限に抑えるように努めております。 ⑤ 国外での事業活動 当社グループは、アジア地域をはじめ、欧州、米国、中米でも生産・販売事業を展開しておりますが、予期しない法律または規制の変更、不利な政治または経済要因、中台関係などの地政学的な問題、感染症の拡大といった社会的混乱等により、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 そこで当社グループでは、リスクを最小限にとどめるため積極的な情報収集に努め、事業環境の変化に即応できる体制を整えております。 ⑥ 原材料の市況変動 当社グループで使用する主な原材料は、スチレンモノマー、ポリスチレン等ですが、それら原材料の価格変動をタイムリーに製品価格に転嫁できなかった場合や、自然災害の発生や仕入先の供給が不安定な場合、また原材料メーカー再編による仕入先の供給不足や配送規制強化による配送業者の納入遅延などが生じた場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 そこで当社グループでは、原材料、荷造材料、製造設備等の有利購買に注力するとともに、調達先及び使用原料の多元化、物流ルートの安定化等の方策に努めております。また、原材料の価格変動をタイムリーに製品価格に転嫁できるように、適宜顧客との折衝を行っております。 ⑦ 為替リスク 当社グループの国外事業における外国通貨建て取引は、円換算時の為替レート変動の影響を受けます。これらの取引につきましては、リスクを軽減させる措置を講じておりますが、為替レートの変動が当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 そこで当社グループでは、取引にかかわる外国通貨のヘッジ等、リスクを抑制するためのさらなる措置を検討してまいります。 ⑧ 減損・資産価値低下に関するリスク 当社グループは、事業用の様々な有形固定資産及び無形資産を計上しております。また、一定の他社株式を保有しております。これらの資産については、業績計画との乖離や市場動向の変化等によって期待するキャッシュ・フローが生み出せない場合、あるいは資産価値の低下が生じた場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 そこで当社グループでは、投融資に関して「投融資委員会」を設置し、投融資の是非を綿密に審議しております。また、事後における進捗管理を徹底し、さらに資産価値を適正に把握する体制を整備しております。 ⑨ 自然災害のリスク 想定を超える大規模な地震、台風その他の自然災害による当社グループの事業拠点の被災やサプライチェーンの障害による事業活動停止が発生した場合、あるいは感染症拡大等による社内外に混乱が発生した場合には当社の業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 そこで当社グループでは、自然災害による緊急事態が発生した場合の初動対応計画を作成し、即応体制の準備と情報共有方法を整理しております。また、基幹事業については事業継続計画(BCP)の策定に取り組んでおります。 ⑩ 情報セキュリティ 当社グループは、業務上必要な機密情報や個人情報を有しておりますが、外部からの予期せぬ攻撃や自然災害等で重要なシステムが使用不可能な状態になり当社グループの業務遂行に支障が生じる場合、または内部からの情報漏洩や不正使用が発生し当社グループの信用が低下した場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 そこで当社グループでは、これらの情報資産を適切に保護するため、全社のIT施策の管理、推進を行う「IT推進委員会」を設置し、情報セキュリティ実施計画を策定するとともに、情報セキュリティシステムの機能アップや従業員への教育を行っております。また、各部門、各グループ会社に情報セキュリティ責任者を配置し、情報セキュリティ活動を統括して情報資産の適切な管理を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)9,939字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商・関税政策の動向や米中関係の不安定感、ウクライナ、中東情勢の悪化による原燃料調達懸念と価格高騰など地政学的リスクの高まりを背景に、年度末に向けて下振れ懸念が強まりました。一方で、米国を中心に個人消費は底堅さを維持し、AI関連をはじめとしたデジタル・先端分野では設備投資が堅調に推移するなど、分野・地域ごとに濃淡のある状況となりました。自動車産業では、堅調な需要の中において、EVシフトの鈍化、関税影響、国や各メーカーのEV化対応、地域戦略によりばらつきが見られました。エレクトロニクス関連では、テレビ・モニター用途を中心に需給調整局面が続いた一方、高速通信や次世代デバイス用途は関係する材料含め需要が高まっております。 日本経済においては、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、為替変動、人件費や物流費の上昇を背景とした物価高が続き、企業収益や個人消費への影響も懸念されることから、依然として楽観視できない状況が続いております。また、企業活動においては、脱炭素や資源循環への対応など、環境・社会課題解決への取り組みの重要性が一層高まっております。 発泡プラスチックス業界においては、食品容器関連では物価上昇に伴う節約志向の影響を受け、市況低迷が継続しました。一方で、環境配慮型製品や省資源製品に対する需要は堅調に推移しました。工業用途においては、地域や用途によるばらつきが見られたものの、自動車関連分野において軽量化ニーズを背景とした需要が底堅く推移しました。 ア 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ138億8千3百万円減少し、1,223億5千5百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ151億5千8百万円減少し、714億9百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ12億7千5百万円増加し、509億4千5百万円となりました。 イ 経営成績 当連結会計年度の業績は、売上高が1,139億3千5百万円(前期比16.9%の減少)、営業利益は25億5千2百万円(前期比298.0%の増加)、為替変動の影響による為替差損1億1千万円を含む経常利益は22億4千9百万円(前年は1億2百万円の利益)でありました。さらに、当連結会計年度において、投資有価証券売却益を含む特別利益14億2千3百万円、Proseatグループ株式譲渡に関する事業譲渡損を含む特別損失38億8千8百万円を加減算、また繰延税金資産の計上により法人税等合計で23億6千8百万円の利益増加要因となり、親会社株主に帰属する当期純利益は21億4千7百万円(前年は62億8千2百万円の損失)となりました。 セグメントごとでは、ヒューマンライフ分野の売上高が523億9千8百万円(前期比4.7%の減少)、セグメント利益は30億3千4百万円(前期比0.9%の増加)となり、インダストリー分野の売上高が615億3千7百万円(前期比25.0%の減少)、セグメント利益は25億3千4百万円(前期比376.3%の増加)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前期末に比べて2億2千3百万円増加し、93億5千2百万円となりました。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 営業利益の増加などにより、前期に比べ19億1百万円増加し、66億5千4百万円の収入となりました。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 有形固定資産の取得による支出の減少などにより、前期に比べ12億4千9百万円支出が減少し、44億4千4百万円の支出となりました。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 短期借入金の純減(返済)などにより、前期に比べ14億6千6百万円支出が増加し、20億8千4百万円の支出となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 ア 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比増減率(%) ヒューマンライフ分野(百万円)   61,498   △10.8 インダストリー分野 (百万円)   39,910   △48.5 合計(百万円)   101,409   △30.7 (注)金額は、販売価格により表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 イ 受注実績 主として見込生産を行っており、受注生産はほとんど行っておりません。 ウ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比増減率(%) ヒューマンライフ分野(百万円)   52,398   △4.7 インダストリー分野 (百万円)   61,537   △25.0 合計(百万円)   113,935   △16.9 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社エフピコ   20,023   14.6   18,439   16.2 (2) 経営成績の分析 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ア 経営成績等 (ア)財政状態 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 (百万円) 流動資産残高   63,592   51,334   △12,257 固定資産残高   72,646   71,021   △1,625 負債残高   86,567   71,409   △15,158 純資産   49,670   50,945   1,275 (資 産) 当連結会計年度末における総資産は1,223億5千5百万円(前連結会計年度末比138億8千3百万円の減少)となりました。 資産の部では、売掛金の減少などにより流動資産が122億5千7百万円減少しました。投資有価証券の売却などにより固定資産は16億2千5百万円減少しました。 (負 債) 負債の部では、短期借入金の返済などにより流動負債は171億3千9百万円減少しました。長期借入金の増加などにより、固定負債は19億8千1百万円増加しました。 (純資産) 純資産の部は利益剰余金の増加などにより12億7千5百万円増加しました。自己資本は501億8千2百万円となり、自己資本比率は41.0%となりました。 (イ)経営成績 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 (百万円) 売上高   137,072   113,935   △23,137 国外売上高   59,260   37,388   △21,872 (国外売上高比率)   (43.2%)   (32.8%) 営業利益   641   2,552   1,911 (売上高営業利益率)   (0.5%)   (2.2%) 営業外収益   773   1,058   284 営業外費用   1,312   1,361   49 経常利益   102   2,249   2,146 特別利益   919   1,423   503 特別損失   5,571   3,888   △1,683 当期純利益又は当期純損失(△)   △6,281   2,152   8,434 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)   △6,282   2,147   8,430 (自己資本利益率)   (△12.0%)   (4.3%) 当連結会計年度における、売上高は1,139億3千5百万円(前期比16.9%の減少)、営業利益は25億5千2百万円(前期比298.0%の増加)、経常利益は22億4千9百万円(前年は1億2百万円の利益)でありました。また繰延税金資産の計上により法人税等合計で23億6千8百万円の利益増加要因となり、親会社株主に帰属する当期純利益は21億4千7百万円(前年は62億8千2百万円の損失)となりました。 営業外損益においては、為替変動の影響による為替差損1億1千万円が発生し、営業外収益は前期比で2億8千4百万円増加し10億5千8百万円となり、営業外費用は前期比で4千9百万円増加し、13億6千1百万円となりました。 特別損益では、投資有価証券売却益を含む特別利益は前期比で5億3百万円増加し、14億2千3百万円となり、当連結会計年度において、Proseatグループ株式譲渡に関する事業譲渡損35億4百万円を含む特別損失は前期比で16億8千3百万円減少し、38億8千8百万円となりました。 (ウ)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、下記のとおりです。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 (百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   4,753   6,654   1,901 投資活動によるキャッシュ・フロー   △5,694   △4,444   1,249 財務活動によるキャッシュ・フロー   △618   △2,084   △1,466 現金及び現金同等物期末残高   9,128   9,352   223 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 営業利益の増加などにより、前期に比べ19億1百万円増加し、66億5千4百万円の収入となりました。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 有形固定資産の取得による支出の減少などにより、前期に比べ12億4千9百万円支出が減少し、44億4千4百万円の支出となりました。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 短期借入金の純減(返済)などにより、前期に比べ14億6千6百万円支出が増加し、20億8千4百万円の支出となりました。 <現金及び現金同等物期末残高> 現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前期末に比べて2億2千3百万円増加し、93億5千2百万円となりました。 イ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2025年度の計画達成状況は以下のとおりであります。 連結業績 2025年度 計画   2025年度 実績   対計画比 増減率 売上高   1,140億円   1,139億円   △0.1% 営業利益   18億円   25億円   41.8% (売上高営業利益率)   (1.6%)   (2.2%) 経常利益   14億円   22億円   60.7% 親会社株主に帰属する当期純利益   0億円   21億円   - (自己資本利益率)   (-%)   (4.3%) ※ 億円未満は切捨てで表示しております。 2025年度計画は2025年5月9日公表数値であります。 ウ 経営成績の状況等に関する認識及び分析検討内容 2025年度は、年度初の業績予想計画に対して、売上高は0.1%減少となったものの、営業利益41.8%、経常利益60.7%増加となり、親会社株主に帰属する当期純利益21億円の実績となりました。 2025年度は、環境を意識した食品容器関連の動向や自動車生産台数の回復による部材需要を取り込むとともに、販売価格の適正化、原価低減活動および固定費削減などの収益改善施策、Proseatグループの事業子会社譲渡などの構造改革を着実に進め、売上は計画比微減も利益で計画を大幅に上回る結果となりました。セグメントごとの分析状況につきましては、エに記載のとおりです。 今後の当社グループの経営に影響を与える主な要因としては、市場動向、資材費動向、海外動向等があります。 市場動向については、従来からの景気動向に加え、米国の通商・関税政策の動向や米中関係の不安定感、ウクライナ、中東情勢の悪化による原燃料調達懸念と価格高騰など地政学リスクやサプライチェーンの混乱、他社との競合による需給バランスや価格の変動によって、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があるため、市場における経済状況、需要家や個人消費の動向に留意した戦略を遂行できるよう販売力、開発力、財務体質の強化に努めております。 資材費動向については、当社グループで使用する原材料の価格変動をタイムリーに製品価格に転嫁できなかった場合または自然災害の発生や仕入先の供給が不安定な場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があるため、中東情勢悪化による原材料調達における影響を注視しつつ、原材料、荷造材料、製造設備等の有利購買に注力しております。 海外動向については、アジア地域をはじめ、欧州、米国、中米でも生産・販売事業を展開しており、予期しない法律または規制の変更、不利な政治または経済要因、戦争や政情不安等の社会的混乱などにより、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があるため、リスクを最小限にとどめるため情報収集に努めております。また、グローバルなEV及び次世代自動車市場動向の重要性を認識し、高機能化や環境負荷を低減する新たな新素材開発を行うなど対応を強化しております。 これらの点を踏まえ、当社グループは、中期経営計画「Going Beyond 2027 ~ 変革と完遂 ~」を着実に推進してまいります。 エ セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a ヒューマンライフ分野 2024年度 実績   2025年度 実績   増減率 売上高   550億円   524億円   △4.7% 経常利益   30億円   30億円   0.9% ※ 億円未満は四捨五入で表示しております。 b インダストリー分野 2024年度 実績   2025年度 実績   増減率 売上高   821億円   615億円   △25.0% 経常利益   5億円   25億円   376.3% ※ 億円未満は四捨五入で表示しております。 (ヒューマンライフ分野) ヒューマンライフ分野の売上高は523億9千8百万円(前期比4.7%の減少)、セグメント利益は30億3千4百万円(前期比0.9%の増加)となりました。 食領域   「エスレンシート」 ・スーパー向け食品容器用途の出荷数量は前期並の推移。耐熱容器用途は猛暑などが影響し低調。 ・省資源素材などの環境貢献製品や納豆容器用途の出荷数量は好調。 ・即席麺用途の出荷数量は前年並みとなる。 「エスレンビーズ」 ・農産用途は天候の影響を受けるも出荷数量は好調に推移。 ・水産用途は漁獲量減少から鮮魚向けは低調に推移。養殖向けも低調。 ・各地域の生協でリサイクル原料を使用したRNWの採用が進む。 住環境・エネルギー領域   ・建材関連資材は住宅着工の低迷も、工事物件が堅調。 ・土木関連資材は軽量盛土工法、雨水貯留で工事物件の納入が重なり売上は好調に推移。 ・下水管や電力管工事などで使用されているFJリングは物件獲得が進み好調。 ※エスレンシート:発泡ポリスチレンシート ※エスレンビーズ:発泡性ポリスチレンビーズ ※エスレンビーズRNW:環境負荷低減を目的としたリサイクル原料を使用した発泡ポリスチレン製品 ※FJリング:下水道などの推進工事で使用される発泡ポリスチレン製のクッション材 (インダストリー分野) インダストリー分野の売上高は615億3千7百万円(前期比25.0%の減少)、セグメント利益は25億3千4百万円(前期比376.3%の増加)となりました。 モビリティ領域   「自動車部材用途」 ・売上は、日本は既存案件の増産や新規案件の立上げで好調、北米でも好調が継続したうえに価格改定効果もあり、全体でも好調に推移。 「部品梱包材用途」 ・売上は、全体では低調の中、南東アジアは前年をやや上回る。 「FRP部材ならびに関連資材」 ・売上は、トラック・バス・建機向けの需要が好調で、前年を大幅に上回る。 エレクトロニクス領域   「ピオセラン」 ・液晶パネル搬送資材用途は、北東アジアで需要が減少し、低調に推移。 「テクポリマー」 ・ディスプレイ用途の需要が減少も、ライティング・塗料用途の需要が伸長し、全体では前年並み。 医療・健康領域   「テクノゲル」 ・ゲルロールの輸出が好調で、前年を大幅に上回る。 ※ピオセラン:ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体 ※テクポリマー:ポリマー微粒子 ※テクノゲル(ST-gel):機能性高分子ゲル ※FRP部材:繊維強化プラスチック部材 オ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容、資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料や仕入商品の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達については、金融機関からの長期借入や社債発行を基本としております。また、必要に応じてシンジケート方式によるコミットメントライン契約による調達も行い、資金調達方法の多様化を図りつつ、負債と資本のバランスに配慮しながら必要な資金需要に対応してまいります。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は390億1千7百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は93億5千2百万円となっております。 当社グループは、設備等の投資にあたっては、調達した資金のコスト(資本コスト、借入コスト等)を十分に勘案し、投資前に投資効果の収益性について十分な精査を行った上で実行しております(設備の状況は、第3[設備の状況]に記載のとおりです。)。 (参考)財務関連指標の推移 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   40.1   39.8   38.3   35.9   41.0 時価ベースの自己資本比率(%)   13.8   13.0   15.7   11.9   16.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   10.9   13.6   5.7   9.0   5.9 インタレスト・カバレッジ・レシオ   10.7   6.8   7.7   5.1   8.5 (注)自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い ※ いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ※ 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 ※ キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 ※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 ② 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループとしては、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表の作成において使用される見積りと判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 ア 固定資産(有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産を含む)の評価 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」において対象とされる固定資産(有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産を含む)について、その帳簿価額の回収が懸念される企業環境の変化や経済事象が発生した場合には、減損の要否を検討しております。その資産の市場価格及びその資産を使用した営業活動から生じる損益等から減損の兆候があると判定された固定資産については、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、回収可能価額まで減損処理を行っております。 回収可能価額は、複数年の事業計画から生じる将来キャッシュ・フロー及びその他の見積り及び仮定から合理的に決定しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、これらの見積り及び仮定が将来、変更された場合、減損金額の増加及び新たな減損認識の可能性があります。 イ 退職給付債務 当社グループの退職給付債務及び退職給付費用は、割引率や年金資産の期待運用収益率等の数理計算上で設定される計算基礎を用いて算出されております。割引率の見積りにあたっては、安全性の高い長期の債券利回りを基礎に決定しております。また、期待運用収益率については、保有する年金資産のポートフォリオ、過去の実績、運用方針及び市場の動向等を考慮して決定しております。予想困難な事象による市場動向等が原因で、その見積数値と実績が異なる場合、または見積数値が変更された場合、その影響額は将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には、将来において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 ウ 有価証券及び投資有価証券の評価 当社グループでは、「金融商品会計に関する実務指針」を基に長期的な協力関係や取引関係の観点から株式等を所有しており、投資価値の下落が一時的でないと判断した場合に株式等の減損処理を実施することとしております。これは、期末時価が帳簿価額を50%以上下回った場合に、何らかの減損処理を実施するものであります。したがって、将来の株式市場や投資先の業績動向により、これらの有価証券及び投資有価証券の評価に重要な影響を及ぼす可能性があります。 エ 税効果会計 当社グループでは将来の課税所得に対する様々な予測・仮定に基づいて、税効果会計の計算を行っており、実際の結果がこれらの予測・仮定とは異なる可能性があります。将来の課税所得や加減算などのスケジューリングに基づき、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しておりますが、将来の課税所得の予測・仮定に変更が生じ、繰延税金資産の一部または全部の回収ができないと判断した場合、当社グループの繰延税金資産は減額されて税金費用が計上される可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。