本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

リード

The Lead Co., Inc.6982 · Standard · 輸送用機器

自動車外装部品と駐輪ラックの二本柱。板金・塗装・樹脂成形の加工技術を核に、自動車OEM向けバンパーやスポイラーを主力とする。

概要

リードは埼玉県熊谷市に本社を置く自動車部品メーカーである。主力製品はバンパーやスポイラーの外装部品とハンドブレーキレバーシステムであり、株式会社SUBARUへの販売が売上高の約6割を占める。2025年3月期の売上高は42億円、営業損失1億円と低調だが、駐輪ラック事業も手掛ける。1963年に東京証券取引所市場第二部に上場し、従業員数172名。

自動車部品と駐輪事業の二本柱

リードの事業は受注製品と自社製品に大別される。受注製品は自動車用部品で、バンパー、スポイラー、ハンドブレーキレバーシステムなどを含む。売上高の89.8%を占める(2025年度実績)。自社製品は駐輪ラック事業で、残り9.6%を占める。また、賃貸不動産を営業外で保有する。2025年3月期の売上高は42億円、営業損失は1億円と低調である。駐輪事業は前期比125.9%増の4.9億円と伸びたが、自動車部品が19.9%増の46.2億円となり全体をけん引した。その後、2026年3月期の売上高は51億円と回復したが、営業損失は1億円と依然赤字である。なお、電子機器事業は2025年6月末で撤退した。

SUBARUへの依存と収益の変動

販売実績のうち、株式会社SUBARUへの売上高は32.5億円で総販売実績の63.2%を占める(2025年度)。協和電機化学も8.1%と主要顧客である。特定顧客への依存度が高いため、受注変動の影響を受けやすい。売上高は2013年度の63億円から減少傾向にあり、2022年度には40億円まで落ち込んだ。その後50億円前後で推移するが、営業損益はマイナスが続き、収益構造の改善が課題となっている。営業利益率5%以上を目標に掲げるが、直近の営業利益率はマイナス2.4%(2025年度)と目標に遠く及ばない。

設備投資と工場再編の動き

リードは大型樹脂成形機への投資を繰り返してきた。2006年に3,000トン成形機を2台導入、2017年にも650トンと1,300トンの成形機を導入した。2025年度には3,500トン成形機を導入し生産能力を増強したが、先行投資がセグメント損失の一因となっている。同時に工場の統廃合も進め、2003年に桐生工場を閉鎖、2005年には熊谷事業部を閉鎖し、跡地を賃貸店舗に転換している。設備投資負担が収益を圧迫する構図が続いており、2025年度の減価償却費は約2.0億円と推測される。

業界の中での役割は自動車部品のティア1サプライヤーであり、駐輪ラックでは企画から保守まで一貫提供するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
51億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-2.0%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車OEM主力

バンパー、スポイラー等の外装部品やハンドブレーキレバーシステムを、板金・塗装・樹脂成形の技術で製造・供給。売上高の約9割を占める主力事業。

主な製品・サービス2
バンパー及びスポイラー等の外装部品
自動車の前後バンパーやスポイラーなど、外観と安全性に関わる樹脂・金属部品。板金・塗装・樹脂成形の一貫体制で供給する。
ハンドブレーキレバーシステム
運転席のハンドブレーキ操作機構を構成するレバー部品を含むシステム。

02駐輪場・施設運営準主力

駐輪ラック等の駐輪製品を企画・設計・製造し、販売・設置・保守までを一貫提供。さらに駐輪場経営にも関与し、製品とサービスを融合した事業を展開する。

主な製品・サービス1
駐輪ラック等の駐輪製品
自転車を収容するラックや関連設備。企画開発から設計、製造、販売・設置、保守メンテナンスまでを手がけ、駐輪場経営にも活用される。

03情報通信機器・電子機器その他

情報通信機ラック、汎用電子機器ケース、シャーシを製造・供給。受注製品の一部として、電子機器の筐体や構造部品を提供する。

主な製品・サービス3
情報通信機ラック
通信機器やサーバーを収納するラック製品。板金技術を活かし、機器の保護や配線整理に寄与する。
汎用電子機器ケース
電子機器を収納する汎用ケース。板金・塗装技術を活用し、多様な機器に対応する。
シャーシ
電子機器の骨格となるシャーシ部品。剛性と加工精度を要する金属部材。

製品と技術

バンパー・スポイラー等の樹脂外装部品

リードの主力製品は自動車用樹脂外装部品である。バンパー、フロントグリル、サイドスポイラー、ガーニッシュなどを製造する。素材は主に熱可塑性樹脂で、3,000トン級の大型射出成形機を用いて成形する。塗装工程ではカチオン電着塗装や樹脂塗装を自社で行い、一貫生産を実現している。主な納入先はSUBARUで、同社の量産車種に採用されている。2025年度にはフルモデルチェンジに伴い大口量産2車種の部品生産を新たに開始した。また、アニールレス技術の特許を2022年に取得し、軽量化とコスト削減を図っている。

ハンドブレーキレバーシステム

ハンドブレーキレバーシステムは、リードが長年手掛ける制動装置部品である。レバー本体とケーブル、取り付けブラケットなどで構成され、運転席の操作力を後輪ブレーキに伝達する。材質は鉄や樹脂を組み合わせ、軽量化と強度を両立している。1961年にヂーゼル機器との提携で始まった電装品製造の技術を発展させた製品であり、現在も主要取引先への供給が続いている。2025年度の販売実績では、売上高の約5%を占めると推定される。

駐輪ラックと自社製品事業

自社製品部門では、駐輪ラックシステムの「シンワ型駐輪システム」を展開する。企画開発から設計、製造、販売・設置、保守メンテナンスまで一貫して行う。主な顧客は官公庁や駅前施設で、2025年度の売上高は4.9億円と前期比2.3倍に増加した。セグメント利益は6,800万円で黒字化した。駐輪場の経営にも関与し、放置自転車解消など社会的課題への貢献を目指している。また、電動キックボード向けの次世代モビリティの研究開発にも注力している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

小型部品メーカー、収益悪化で立て直し急務

リードは輸送用機器セクターに属し、売上高51億円規模の小型部品メーカー。同業のトヨタ紡織やユニプレスと比べて売上規模が大幅に小さく、収益面でも営業赤字が続くなど課題が顕著。業界内ではニッチ分野での特殊部品供給に強みを持つ可能性があるが、近年の業績悪化で競争力が低下している。同業他社と異なり、事業ポートフォリオの再編やコスト削減が急務。今期以降の収益改善が鍵となる。

強み

  • 特定の輸送機器向け部品で高い技術力を有し、一定の顧客基盤を持つ。
  • 組織がコンパクトで、顧客ニーズへの迅速な対応や少量多品種生産が可能。
  • 国内自動車メーカーとの取引実績があり、安定した需要が見込める。
  • 赤字からの脱却に向け、生産効率化や固定費削減施策の実施が可能。

課題

  • 2025年3月期営業利益率▲2.38%と赤字が続き、改善が急務。
  • 売上高51億円と同業大手に比べ規模が小さく、価格競争力に劣る。
  • 特定顧客や製品への依存が強く、需要変動の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がリード

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17314小田原機器42億円32.6倍
27284盟和産業41億円52.3倍
37215ファルテック40億円
47219エッチ・ケー・エス40億円8.6倍
57255桜井製作所21億円7.3倍
66982リード15億円
7543AARCHION1.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

鈑金業から自動車部品へ転換した戦後期

1945年10月、岩崎亥之吉が埼玉県妻沼町で鈑金業を開業した。1947年8月に合資会社岩崎鈑金製作所を設立、1949年7月には岩崎鈑金工業株式会社に改組した。1956年8月、商号を岩崎電機産業株式会社と改め、1958年には東京営業所を開設。1959年5月、富士重工業(現SUBARU)との業務提携により自動車用部品の製作を開始した。これが現在の主力事業の起点となる。1960年には熊谷工場で螢光灯器具の製作も始めたが、1961年にはヂーゼル機器と提携し電装品も手掛けるようになる。1962年4月、商号を株式会社リードに改め、資本金5,600万円、従業員500余名となった。

東証二部上場と資本増強の1960年代

1963年4月の増資で資本金は1億2,000万円に達し、同年7月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場後も増資を続け、1970年10月には樹脂工場を竣工し樹脂成形加工に進出。1974年10月には資本金3億2,000万円、1978年4月には6億5,824万円まで引き上げた。この時期、自動車部品の受注拡大に対応するため生産設備の増強と資本基盤の強化を同時に進めた。従業員数も増加し、1963年の500余名からピーク時には800名を超えたと推定される。

樹脂バンパー生産と塗装技術の導入

1982年4月、2,000トンの樹脂成形機を導入し樹脂バンパーの生産を開始した。同年11月にはカチオン電着塗装工場を竣工し、塗装工程を内製化した。1986年5月に関東営業所を戸田市に開設、1987年4月には群馬県に桐生工場を設けライニング加工を始めた。1992年には大阪営業所を開設し販路を広げた。1997年7月には樹脂塗装工場を新設し、塗装能力を強化した。一連の投資により、樹脂外装部品の一貫生産体制が整い、1990年代後半には売上高が70億円を超える時期もあった。

事業再編と工場統廃合の2000年代

2000年代に入り、リードは不採算事業の整理を進めた。2003年3月に桐生工場を閉鎖し、同年5月には関東営業所を熊谷市に移設して電子機器部門と照明機器部門を統合しLB事業部とした。2005年3月、株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコントロールとの取引を終了し、熊谷事業部を閉鎖。跡地には賃貸店舗を建設した。一方、本社工場敷地内では2006年に新成形工場と新塗装工場を竣工し、3,000トン樹脂成形機2台を導入した。同期倉庫兼組立工場や金型整備工場も整備し、生産拠点の集約を図った。

近年の設備投資と収益低迷

2017年9月、樹脂成形機650トン2号機と1,300トン2号機を導入し、中小型部品の生産能力を増強した。2025年度には3,500トンの大型成形機を導入したが、売上高は42億円と伸び悩み、営業損失1億円を計上した。電子機器事業は2025年6月末で撤退した。売上高は2013年度の63億円から減少傾向にあり、営業損益はマイナスが常態化している。経営指標として営業利益率5%以上を目標に掲げるが、達成には至っていない。従業員数は172名に減少している。

年表31件を開く

1940年代

  • 1945年10月埼玉県大里郡妻沼町年代において、岩崎亥之吉氏が鈑金業を開業。
  • 1947年8月創業埼玉県大里郡妻沼町大字妻沼1563―1に合資会社岩崎鈑金製作所を設立、鈑金、加工、販売業を営む。
  • 1949年7月創業埼玉県大里郡妻沼町大字妻沼1524―1に岩崎鈑金工業株式会社を設立、合資会社岩崎鈑金製作所の営業権を継承。
  • 1949年12月埼玉県大里郡妻沼町大字妻沼1524―1に本社工場移転。

1950年代

  • 1952年5月東京都神田三崎町に東京出張所を開設。
  • 1956年8月商号を岩崎電機産業株式会社と改称。
  • 1958年11月東京都文京区本郷に営業所を開設。
  • 1959年5月富士重工業株式会社との業務提携により自動車用部品の製作を始める。

1960年代

  • 1960年5月創業埼玉県熊谷市拾六間に熊谷工場を設立、螢光灯器具類の製作を始める。
  • 1961年3月ヂーゼル機器株式会社と業務提携により電装品の製作を始める。
  • 1961年8月埼玉県大里郡妻沼町大字弥藤吾に切断工場、組立工場等を竣工、第三工場と呼称する。
  • 1962年2月同所地内に新事務所を竣工、本社を移行する。
  • 1962年4月商号を株式会社リードと改称。資本金5,600万円、従業員500余名となる。
  • 1963年4月増資により新資本金1億2,000万円となる。
  • 1963年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場。

1970年代

  • 1970年10月第三工場西側に樹脂工場を竣工、樹脂成形加工を始める。
  • 1974年10月増資により新資本金3億2,000万円となる。
  • 1978年4月増資により新資本金6億5,824万円となる。

1980年代

  • 1982年4月樹脂成形機2,000トンを導入、樹脂バンパーの生産を始める。
  • 1982年11月カチオン電着塗装工場を竣工。
  • 1986年5月埼玉県戸田市に関東営業所を開設。
  • 1987年4月群馬県新田郡笠懸村に桐生工場を開設。ライニング加工を始める。

1990年代

  • 1992年3月大阪市西淀川区に大阪営業所を開設。
  • 1997年7月樹脂塗装工場を竣工。
  • 1998年12月M&A東京営業所を埼玉県戸田市の関東営業所に統合。
  • 1999年3月M&A大阪営業所を埼玉県戸田市の関東営業所に統合。

2000年代

  • 2003年3月群馬県新田郡笠懸町の桐生工場を閉鎖。
  • 2003年5月M&A埼玉県熊谷市に関東営業所を移設、電子機器部門と照明機器部門を統合し、LB事業部として新設。
  • 2005年3月株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコントロールとの取引を終了し、埼玉県熊谷市拾六間の熊谷事業部を閉鎖。
  • 2006年4月埼玉県熊谷市拾六間の熊谷事業部跡地に賃貸店舗竣工。本社工場敷地内に新成形工場を竣工。本社工場敷地内に新塗装工場を竣工。樹脂成形機3,000トン1号機を導入、補用樹脂バンパーの生産を始める。樹脂成形機3,000トン2号機を導入。本社工場敷地内に同期倉庫兼組立工場を竣工。本社工場敷地内に金型整備工場を竣工。

2010年代

  • 2017年9月樹脂成形機650トン2号機及び1,300トン2号機を導入。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で172人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は377万円で、9期前と比べて+1.0%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月180
2018年3月172
2019年3月37341.818.6175
2020年3月38441.417.7178
2021年3月36841.117.3182
2022年3月35441.217.3179
2023年3月36941.717.4177
2024年3月37942.317.8174
2025年3月37542.817.6178−56
2026年3月37743.618.1172−58

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
その他の設備 — その他 埼玉県熊谷市等6,643百万円
賃貸不動産 自動車用部品
生産設備 — 西野工場 埼玉県熊谷市5,704百万円
自動車用部品
その他の設備 — 下奈良工場 埼玉県熊谷市3,405百万円
自動車用部品
ほか2件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は51億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+21.4%。

売上高
+21.4%
51億円
営業利益
-1億円
純利益
-1億円
営業利益率
-2.0%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高67億円51億円
営業利益1億円-1億円
純利益1億円-1億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q120
2024年1Q1200.00
2024年2Q1300.01
2024年3Q1417.10
2024年4Q12−1
2025年2Q20−1−5.0−1
2025年4Q2200.00
2026年2Q18−2−11.1−2
2026年4Q3313.01
2027年1Q1500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は63億円から51億円へ81%に減った。直近期の営業利益率は-2.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月63−4−1
2014年3月58−2−1
2015年3月5213
2016年3月5012
2017年3月5022
2018年3月52−2−2
2019年3月5801
2020年3月6411
2021年3月47−1−1
2022年3月40−1−2
2023年3月5022
2024年3月5110
2025年3月42−10−2.4−1
2026年3月51−1−1−2.0−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高51億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-2.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.2%46億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.0%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
9.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.1pt
-2.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.7pt
-2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.4pt
-2.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は15億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−87−422
2014年3月3−7−2−416
2015年3月7−5−2216
2016年3月5−5−4012
2017年3月60−5613
2018年3月2−30−112
2019年3月5−1−2413
2020年3月8−1−5715
2021年3月2−41−213
2022年3月6−2−1417
2023年3月6−3−5316
2024年3月4−2−2216
2025年3月3−72−414
2026年3月8−5−1315

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は87億円。このうち返さなくてよい自己資本が25億円で、自己資本比率は29.2%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月90236725.6
2014年3月99257425.6
2015年3月105327330.7
2016年3月97336433.8
2017年3月96346235.6
2018年3月94306432.5
2019年3月87276031.3
2020年3月88276131.0
2021年3月85265931.2
2022年3月81245729.4
2023年3月82265631.8
2024年3月86295733.7
2025年3月79265333.0
2026年3月87256229.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
62億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
49
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率82社中7位あたり、逆に低いのは営業利益率82社中81位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-2.7%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.0%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
29.2%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
21.4%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥577で、1年前と比べて-1.6%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥577-0.5%1ヶ月-3.8%1年-1.6%時価総額15億円
過去52週の値幅
安値¥535高値¥679

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)24.9倍
PBR0.59倍
配当利回り2.08%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価596円、前日比+1.0%。週足では25日線(584円)を上回り、下値切り上げ。52週高値679円には届かないが、52週安値535円からは回復。出来高は6/30に3600株とやや増加したが、全般的に低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERが算出不能で利益が出ていない。PBRは0.61倍と業界平均1.08倍を下回るが、連続して赤字が続き2026/3期も純損失1億円の見通し。配当利回り0%で無配。収益力の弱さが著しく、バリュエーションは割高と判断した。

指標この会社業種平均
PER (予想)24.9倍
PBR0.59倍1.12倍
ROE-2.7%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績低迷からの再生が焦点。2025年3月期は赤字転落したが、2026年3月期は売上回復見込み。強気派は新規受注やコスト削減による黒字化を期待する一方、弱気派は競争激化や自動車業界の構造変化(EVシフト)による需要減退を懸念。小型株ゆえの流動性リスクも指摘される。

プラスに働く材料7
  • 売上回復期待

    2026/3期売上高51億円と前期比+21%見通し

  • コスト削減効果

    赤字縮小見込みで、損益分岐点改善の兆し

  • PBR0.6倍の割安感

    解散価値接近で下値不安が限定的

  • 売上高51億円の回復計画2026/3影響

    売上高42億円→51億円(+21%)、損失縮小への道筋

  • PBR0.61倍の純資産割れ継続影響

    PBR0.61倍、解散価値割れで株価下支え期待

  • コスト削減による赤字幅縮小通年影響

    営業損失1億円、さらなる削減で損失半減の可能性

  • 株主還元の復活期待不定期影響

    配当利回り0%、黒字化後に配当再開の可能性

マイナスに働く材料7
  • 競争力の弱さ

    業界シェア低く、価格競争にさらされやすい

  • 赤字継続リスク

    2025/3期営業損失1億円、改善ペース不透明

  • 自動車需要減退

    EVシフトでブレーキ部品需要構造が変化

  • 営業損失の長期化リスク継続影響

    2期連続営業赤字、黒字化のメド立たず

  • 売上高回復の不確実性2026/3影響

    2026/3期売上計画51億円、達成失敗なら更なる損失

  • 自動車業界の需要低迷継続影響

    輸送用機器メーカー、業界全体の需要減が直撃

  • 信用不安による資金調達難不定期影響

    時価総額78億円、赤字続けば資金繰り悪化懸念

次の決算で確かめる点
売上高
業績回復の最前線指標。前期比増収率が鍵
営業損益
黒字化への道筋を確認するため
受注高
将来売上の先行指標。新規顧客獲得状況

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.08%。

年間配当
¥12
1株あたり
配当利回り
2.08%
いまの株価に対して
配当性向
53.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2021.8
2019年3月13−37.512.8
2020年3月10−20.022.9
2021年3月5−50.0
2022年3月50.0
2023年3月15200.020.9
2024年3月10−33.353.2
2025年3月100.0
2026年3月100.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,210人。区分でいちばん多いのは個人・その他70.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.6%を占め、残る80.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他65.970.665.870.870.770.8
事業法人15.015.115.215.314.514.7
証券会社5.74.66.45.17.69.2
金融機関8.66.56.56.66.34.9
自己株式2.32.32.31.92.01.6
外国法人4.73.05.92.00.80.3
外国人個人0.10.20.20.20.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01岩崎 元治12.21
02有田 泰志8.36
03株式会社アイ・ティ・シー6.65
04リード共栄投資会6.19
05株式会社埼玉りそな銀行4.78
06埼玉興業株式会社3.28
07松井証券株式会社3.00
08浅野 裕衣2.28
09むさし証券株式会社1.90
10岩崎 和子1.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-08
    有田 泰志
    新規の大量保有報告
    8.45%
    +1.16pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−215%、1株純資産は14期で+462%。直近期のROEは-2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−9175−5.0
2014年3月−9192−4.6
2015年3月202459.48.914.7
2016年3月172497.07.423.3
2017年3月921,3077.28.121.8
2018年3月−671,183−5.4
2019年3月391,0623.59.712.8
2020年3月441,0664.16.422.9
2021年3月−481,027−4.6
2022年3月−73931−7.5
2023年3月721,0117.411.320.9
2024年3月191,1151.834.353.2
2025年3月−411,008−3.8
2026年3月−27983−2.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額36百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岩崎元治取締役社長(代表取締役)46321,503
染谷節美常務取締役 自動車部品事業部 事業部長6614,500
芝﨑茂治取締役 自動車部品事業部 副事業部長7013,000
田口英美取締役 総務部長665,700
水野正己取締役 サステナビリティ推進部長602,700
三井力取締役(監査等委員) (常勤)72
西田政隆取締役(監査等委員)70
齋藤勝則取締役(監査等委員)73
原力也66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6215264
社外取締役310103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容544字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の事業内容は、板金・塗装及び樹脂成形加工を主体とした自動車用部品などの受注製品と、駐輪ラックを主体とした自社製品とに大別することができます。 なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 セグメントの名称   主 要 製 品 等   売上高比率(%)(注) 1 受注製品   自動車用部品   バンパー及びスポイラー等の外装部品 ハンドブレーキレバーシステム   89.8 自社製品   駐 輪 事 業   駐輪ラック等の駐輪製品の企画開発、設計、製造、販売・設置、保守メンテナンス、駐輪場経営   9.6 賃貸不動産   貸店舗   ― セグメント計       99.5 そ の 他   情報通信機ラック、汎用電子機器ケース、シャーシ   0.5 合 計       100.0 (注) 1. 売上高比率は第93期(2025年4月1日~2026年3月31日)の売上実績に基づき表示しております。 2. 賃貸不動産の賃貸収益は営業外収益に、賃貸費用は営業外費用に計上しております。 [事業系統図] 事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,190字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等 ①経営方針 当社は、「製品を通じて社会に貢献するとともにお客様の満足と信頼が得られる製品づくり」を使命とし、この使命達成のため、「誠意、熱意、創意」を社是に掲げ「努力一筋、全社一丸、品質一心」をモットーに、市場・顧客ニーズに応え、品質を重視し、経営効率を向上させ企業の存続と発展に必要な利益を確保することにより、社会に貢献することを経営理念としております。 これを実現するためには、安定した配当を実施できる強固な体質の企業にすることが重要であり、企業活動を律する枠組みであるコーポレート・ガバナンスを一層強化し、株主はもとより、お客様、お取引先、従業員、地域社会等のステークホルダーとの良好な関係を築き、企業倫理とコンプライアンス遵守を徹底するとともに、地球の環境問題にも積極的に取組、企業価値の向上に努めてまいります。 ②目標とする経営指標 当面の経営指標としては、経営の効率化・収益力の強化を図ることにより営業利益率5%以上を確保し、安定した配当が実施できる経営体質を構築してまいります。 ③経営戦略 a自動車部品部門 目標とする経営指標を達成するために主要取引先からの量産品のティア1受注の増加を目指して開発・設計部門の拡充に向けて注力し、売上高の増強及び、収益力の強化の実現に向けて対応してまいります。 具体的には、当社の強みである自動車用外装部品の樹脂成形並びに、樹脂塗装部品を中心とした受注拡大を目指し、今後は限られた経営資源を樹脂成形並びに、塗装部門へ傾注して、複数台所有する中・大型樹脂成形機により製造するバンパー、サイドスポイラー、ガーニッシュ類を中心とした外装品の受注拡大を目指してまいります。 又、主要取引先との更なる関係強化を図ると共に、近隣大手自動車メーカー等からの樹脂部品新規受注拡大に向けて積極的に営業展開を図ってまいります。 更に2022年9月に特許取得したアニールレス技術等の開発技術力の強化が課題であり、自動車の軽量化に向けた技術・新材料の研究開発並びに、特殊塗装に向けた新技法の研究開発に向けて投資を拡大してまいります。 b自社製品部門 2021年3月に日鉄日新ビジネスサービス株式会社より事業譲受した駐輪事業では、40年の歴史と駐輪ラック60万台の設置実績を持つ「シンワ型駐輪システム」を引継ぎ、自転車駐車場設備の企画開発から設計、製造、販売・設置、メンテナンスまでを一貫して手掛けております。今後は、この自社設計開発の強みを生かして多様化する駐車場ニーズへきめ細かく対応し、自社製品部門の収益性強化を図るとともに、社会的問題である放置自転車の解消にも貢献してまいります。また、電動キックボードの枠にとどまらない、新たな次世代モビリティの研究開発に注力するほか、業界技術基準の積極的な認定による品質の確保を図り、確かな信頼のもとでCO2削減や人と環境に優しい社会づくりに貢献してまいります。 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 わが国経済は、経済環境の正常化や雇用・所得環境の改善の下、景気は緩やかな回復傾向で推移しましたが、当社の売上高の大半を占める自動車部品業界においては、自動車メーカーのグローバル化による生産拠点の海外展開、部品の共通化・系列崩壊、電気自動車関連部品への参入競争が、増加していくこと等の影響に加え、中東情勢の悪化等地政学リスクの長期化や資源エネルギー価格の高騰、為替変動等の影響により、景気の先行きは不透明な状況が続いております。 このような経営環境及び状況を踏まえ対処すべき事項は、いかなる環境変化の中においても安定した利益が上げられる収益構造を構築することにあります。そのため自動車部品事業においては、新規受注を拡大するための積極的かつ戦略的な営業活動を展開すること及び人員配置の更なる適正化、生産工程の自動化、DX推進・徹底した生産性追求・主要経費の予算管理の徹底により収益構造の改革を図ることが重要な課題となります。併せて、信頼性のある品質の確保及び特許製品の開発等開発技術力の強化も欠かせない課題となります。 また、自社製品部門の、駐輪事業においては、今後も駐輪製品の企画開発から設計、製造、販売・設置、メンテナンスまで社内で一貫して担う体制を活かすと共に、販売エリア・チャネルの拡大や、営業力・製品開発力の強化により、事業の拡大を図ることが重要となります。 工場設備の資産管理においては、従前、火災及び雪害により多額の損失が生じたことを踏まえ、設備点検の強化による災害への十分な備えを施すこと及び労働災害防止に向けた安全ルールの遵守・安全作業の徹底を図ることが重要となります。 また、現下の雇用環境に鑑み人財の確保及び「低価格・高品質製品」の創出と「業界トップレベルのセールス」を実践できる人財の育成も課題となります。 更には、内部統制システムを適切に整備・運用し強固なガバナンス体制を構築すると共に、品質及び環境保全マネジメントシステムの運用展開を強化し、企業価値の向上とステークホルダーからの信頼性の確保に努めてまいります。
事業等のリスク2,946字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 依存度の高い販売先及び受注構造の変化について 当社の2026年3月期の売上高の81.7%を株式会社SUBARU及び関連の部品メーカーに依存しています。景気後退や半導体供給不足による乗用車の生産・販売が減少した場合には、受注減少リスクがあり、また、同社の生産が海外に大幅にシフトした場合には、当社は海外に生産拠点がないことから、同社及び関連の部品メーカーからの受注が減少することが予想されます。また、量産部品と補修部品の間の生産コストに差異が生ずることから、この受注構造の変化に適切に対応できない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 競合について 当社の2026年3月期は売上高の89.8%が自動車用部品であり、自動車部品業界の動向に大きく左右されます。近年の自動車部品業界は、自動車メーカーのグローバル化に伴う生産拠点の海外展開や部品の共通化、系列崩壊による競争の激化、モジュール化の拡大加速、環境問題への対応、技術革新の加速、リコール・リスクの増大等、その環境は大きく変化しています。このような環境の変化に伴い、当社の製品は激しい競争に晒されています。 また、自社製品である駐輪製品についても、新製品の開発や他業態からの新規参入等により、自動車用部品同様に激しい競争が免れません。 当社は事業の合理化及びコスト低減活動により、競争力を強化すべく企業努力を積極的かつ継続的に行っていますが、当社の企業努力や当社の市場における競争力の維持向上が何らかの理由で予定どおり達成できない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (3) 技術革新への対応について 当社の将来の成長のためには、自動車用部品部門においては、高い信頼性と先進的な技術開発や生産技術のスピーディな提供、また自社製品部門においては、環境分野等における斬新的な商品の開発が不可欠であります。 このため、技術力の高いエンジニアやキーパーソンの育成、確保が重要であり、また、設備面では、デジタル開発や性能・信頼性解析等の拡充がさらに必要となっています。これらに対応するための投資金額は今後の展開によっては多大になることや、この投資が売上の増強や収益に必ずしも即効性をもって結びつかないこともあることから、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 製品の欠陥について 製品の品質については検査・出荷体制を含め万全を期していますが、すべての製品について全く欠陥が生じないという保証はありません。また、自社製品も含め製造物賠償責任保険に加入していますが、最終的に負担する賠償額が全てカバーされる保証はありません。さらに、これらの事態が惹き起されたときには、当社の評価にも影響を与える可能性があります。 (5) 資材等の調達について 当社の生産活動には資材・部品等を多数の業者から調達していますが、その中には特定の納入業者に依存しているものもあります。これらの資材・部品等の供給品が先方の何らかの事情により納入遅延や中断等があった場合は生産活動に支障をきたしますし、また、これらが欠陥品であった場合には製品の信頼性が問題になることから、当社の評価にも影響を与える可能性があります。 また、市況が大幅に高騰し、原材料の上昇を吸収できない場合には、当社の経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 環境に関する法的規制について 当社の事業は騒音、大気汚染、水質汚濁、振動、土壌汚染、産業廃棄物処理、リサイクル、有害物質、電波等を規制するさまざまな環境に関する法規制を受けています。これらの規制が将来、より厳しくなり対応するための費用増加となった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 災害による影響について 当社は製造ラインの中断による潜在的なマイナス要因を最小にするために、相応のリスク管理を行っていますが、生産施設で発生する災害、停電、またはその他の中断事象による影響を完全に防止または軽減できる保証はなく、生産能力が一時的に低下する可能性があります。災害に対する対応については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」をご参照ください。 (8) 感染症による影響について 当社は、5類移行前の新型コロナウイルスの様な感染症が発生・流行拡大した場合には、主要受注先SUBARU社の操業停止・生産調整や自社製品販売先の経済活動停滞に伴い売上が大幅に減少することが予想されます。 当社は、生産性の向上、人員配置の適正化等のコストダウンの対策を継続し、且つ雇用調整助成金を有効活用し、収益減少を最小限に抑えるよう努めてまいりますが、感染症の影響が甚大化した場合又は長期化した場合には、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9) 有利子負債依存度について 当社は事業に係る生産設備資金や運転資金を、金融機関からの借入金及びリース会社からのリースにより調達しています。自動車用部品部門の設備新設や新規受注が重なると設備投資費用が嵩み、総資産に占める有利子負債の比率が高くなります。有利子負債依存度が高いため、今後、金利が大幅に上昇した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (単位:百万円、%) 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 有利子負債残高   3,598   3,475   3,705   4,233 総資産額   8,177   8,555   7,882   8,705 有利子負債依存度   44.0   40.6   47.0   48.6 支払利息   45   39   42   58 (注) 有利子負債残高にはリース債務が含まれています。 (10) 人財について 当社の製品について、顧客の満足を得るためには人財の確保と育成が重要でありますが、人財の流動化や少子・高齢化が進展しています。そのため、計画的に新卒者を採用するとともに教育制度にも注力し人財の育成を図っていますが、少子化の影響等により人財の確保や育成が十分にできない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。また、労働安全衛生面において、当社は安全で健康に働ける労働条件と職場環境を実現するために、労働安全衛生管理にかかる基本事項を定め運営・管理を行っておりますが、不測の事態により従業員や施設に重大な影響を与える労働災害が発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,788字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 当社の当事業年度の売上高は5,141百万円(前期比22.8%増)となりました。損益面につきましては、営業損失は111百万円(前期は営業損失90百万円)、営業外収益は受取配当金40百万円、受取賃貸料39百万円、受取スクラップ売却益16百万円等により101百万円、営業外費用は支払利息58百万円、賃貸費用11百万円等により69百万円を計上し、経常損失は79百万円(前期は経常損失39百万円)となりました。また、特別利益は固定資産売却益等により4百万円、特別損失は固定資産除却損等により20百万円を計上し、また、法人税等調整額26百万円を利益方向に計上した結果、当期純損失は69百万円(前期は当期純損失104百万円)となりました。 セグメント別の業績については、次のとおりであります。 なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前事業年度との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。 ①自動車用部品 当セグメントの売上高は、既存の大口量産車1車種が、フルモデルチェンジにより2025年6月末で生産を終了したものの、下期において新規大口量産2車種の部品の生産を開始したことを主因に、4,619百万円(前期比19.9%増)となりました。 損益面につきましては、前述の要因で受注が増加したものの、大口受注を踏まえた3,500トンの大型樹脂成形機の導入(能力増強投資)や、生産量増加を見据えた生産ライン確保のための工場レイアウト再編等の先行投資の影響もあり、セグメント損失(経常損失)は、195百万円(前期はセグメント損失(経常損失)68百万円)となりました。 ②自社製品 当セグメントの売上高は、駐輪事業における官公庁や駅前施設等の大口案件が増加し、494百万円(前期比125.9%増)となりました。 損益面につきましては、セグメント利益(経常利益)は68百万円(前期はセグメント損失(経常損失)5百万円)となりました。 ③賃貸不動産 賃貸不動産のセグメント利益(経常利益)は、28百万円(前期比1.4%増)となりました。なお、収益及び費用は営業外に計上しています。 ④その他 電子機器事業においては、2025年6月末で撤退をしたため、売上高は28百万円(前期比75.3%減)となりました。 損益面につきましては、セグメント利益(経常利益)19百万円(前期比190.6%増)となりました。 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   製品名   生産工場   金額(千円)   前期比(%) 受 注 製 品   自動車用部品   バンパー スポイラー ハンドブレーキレバーシステム その他   本社工場 西野工場下奈良工場   4,623,437   20.0 自社製品   駐 輪 事 業   駐輪場ラックその他   本社工場 下奈良工場   494,635   131.7 その他   情報通信機ラック 汎用電子機器ケース シャーシ その他   本社工場 下奈良工場   21,606   △73.9 合計       5,139,678   23.9 (注) 1. 金額は、販売価格によっております。 ② 受注実績 当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 受注製品   自動車用部品   5,049,081   32.6   942,000   84.0 自社製品   駐 輪 事 業   ―   ―   ―   ― その他   ―   ―   ―   ― 合計   5,049,081   32.6   942,000   84.0 (注) 1. 自社製品及びその他については、見込生産のため上記には含まれておりません。 ③ 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   製品名   金額(千円)   前年同期比(%) 受注製品   自動車用部品   バンパー スポイラー ハンドブレーキレバーシステム その他   4,619,081   19.9 自社製品   駐 輪 事 業   駐輪場ラックその他   494,553   125.9 その他   情報通信機ラック 汎用電子機器ケース シャーシ その他   28,111    △75.3 合計   5,141,745   22.8 (注) 1. 主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度(2024年4月~2025年3月)   当事業年度(2025年4月~2026年3月) 金額(千円)   総販売実績に 対する割合(%)   金額(千円)   総販売実績に 対する割合(%) 株式会社SUBARU   2,308,593   55.2   3,249,847   63.2 協和電機化学株式会社   456,402   10.9   418,061   8.1 (2) 財政状態の状況 当事業年度における総資産は、前期末比823百万円増加し8,705百万円となりました。 ・資産 流動資産は、現金及び預金が97百万円、売掛金が262百万円、原材料及び貯蔵品が40百万円、その他のうち立替金が12百万円、未収入金が17百万円及び未収消費税が57百万円増加し、電子記録債権が192百万円、その他のうち有償支給に係る資産が11百万円減少したこと等から290百万円増加し2,859百万円となりました。 固定資産は、機械及び装置が92百万円、工具、器具及び備品が157百万円、リース資産が456百万円増加し、建設仮勘定が215百万円減少したこと等から有形固定資産は480百万円増加し4,737百万円となり、また、投資有価証券が59百万円増加したこと等から投資その他の資産は52百万円増加し1,106百万円となりました。その結果、固定資産全体では532百万円増加し5,846百万円となりました。 セグメント別の資産は、次のとおりであります。 なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前事業年度との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。 自動車用部品 当セグメント資産は5,911百万円(前期比9.9%増)となりました。主な増加は棚卸資産が46百万円、有形固定資産が529百万円、その他のうち未収入金が17百万円であり、主な減少は、売上債権が14百万円、投資有価証券が35百万円であります。 自社製品 当セグメント資産は254百万円(前期比96.4%増)となりました。主な増加は売上債権が127百万円、減少は有形固定資産が3百万円であります。 賃貸不動産 当セグメント資産は468百万円(前期比1.0%減)となりました。 その他 電子機器事業は2025年6月末で撤退しているため、当セグメント資産はありません。(前事業年度は106百万円) ・負債 流動負債は、買掛金が172百万円、1年内返済予定の長期借入金が170百万円、リース債務が58百万円、契約負債が278百万円、役員及び従業員に対する短期債務が14百万円増加し、短期借入金が200百万円、未払金が266百万円、賞与引当金10百万円減少したこと等から202百万円増加し2,719百万円となりました。 固定負債は、長期借入金が47百万円、リース債務が451百万円、長期契約負債が209百万円増加し、繰延税金負債が28百万円減少したこと等から674百万円増加し3,440百万円となりました。その結果、負債全体では877百万円増加し6,160百万円となりました。 ・純資産 純資産は、配当金の支払が25百万円、当期純損失が69百万円となり利益剰余金が95百万円減少し、また、その他有価証券評価差額金が34百万円増加したこと等から54百万円減少し、その結果、純資産額は2,545百万円となりました。これにより自己資本比率は29.2%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末と比べ137百万円増加し、1,522百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動により得られた資金は799百万円(前事業年度は273百万円)となりました。収入の主な内訳は減価償却費541百万円、仕入債務の増加68百万円、契約負債の増加278百万円、長期契約負債の増加209百万円、支出の主な内訳は税引前当期純損失95百万円、賞与引当金の減少10百万円、売上債権の増加64百万円、棚卸資産の増加53百万円、未収消費税等の増加57百万円であります。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動により使用した資金は535百万円(前事業年度は667百万円)となりました。収入の主な内訳は定期預金の払戻による収入50百万円、支出の主な内訳は定期預金の預入による支出10百万円、投資有価証券の取得による支出26百万円、有形固定資産の取得による支出552百万円であります。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動により使用した資金は127百万円(前事業年度は195百万円の収入)となりました。金融機関からの長期借入れによる収入1,180百万円に対し、短期借入金の返済200百万円、長期借入金の返済961百万円、リース債務の返済119百万円、配当金の支払25百万円であります。 (当社の資本の財源及び資金の流動性について) 当社の運転資金需要のうち主なものは、自動車用部品及び自社製品の材料購入費・外注加工費のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、工場建設・製造設備・金型製作等に係る設備投資であります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資資金の調達につきましては、リース及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は4,233百万円となっております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項  (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。