概要
リードは埼玉県熊谷市に本社を置く自動車部品メーカーである。主力製品はバンパーやスポイラーの外装部品とハンドブレーキレバーシステムであり、株式会社SUBARUへの販売が売上高の約6割を占める。2025年3月期の売上高は42億円、営業損失1億円と低調だが、駐輪ラック事業も手掛ける。1963年に東京証券取引所市場第二部に上場し、従業員数172名。
自動車部品と駐輪事業の二本柱
リードの事業は受注製品と自社製品に大別される。受注製品は自動車用部品で、バンパー、スポイラー、ハンドブレーキレバーシステムなどを含む。売上高の89.8%を占める(2025年度実績)。自社製品は駐輪ラック事業で、残り9.6%を占める。また、賃貸不動産を営業外で保有する。2025年3月期の売上高は42億円、営業損失は1億円と低調である。駐輪事業は前期比125.9%増の4.9億円と伸びたが、自動車部品が19.9%増の46.2億円となり全体をけん引した。その後、2026年3月期の売上高は51億円と回復したが、営業損失は1億円と依然赤字である。なお、電子機器事業は2025年6月末で撤退した。
SUBARUへの依存と収益の変動
販売実績のうち、株式会社SUBARUへの売上高は32.5億円で総販売実績の63.2%を占める(2025年度)。協和電機化学も8.1%と主要顧客である。特定顧客への依存度が高いため、受注変動の影響を受けやすい。売上高は2013年度の63億円から減少傾向にあり、2022年度には40億円まで落ち込んだ。その後50億円前後で推移するが、営業損益はマイナスが続き、収益構造の改善が課題となっている。営業利益率5%以上を目標に掲げるが、直近の営業利益率はマイナス2.4%(2025年度)と目標に遠く及ばない。
設備投資と工場再編の動き
リードは大型樹脂成形機への投資を繰り返してきた。2006年に3,000トン成形機を2台導入、2017年にも650トンと1,300トンの成形機を導入した。2025年度には3,500トン成形機を導入し生産能力を増強したが、先行投資がセグメント損失の一因となっている。同時に工場の統廃合も進め、2003年に桐生工場を閉鎖、2005年には熊谷事業部を閉鎖し、跡地を賃貸店舗に転換している。設備投資負担が収益を圧迫する構図が続いており、2025年度の減価償却費は約2.0億円と推測される。
業界の中での役割は自動車部品のティア1サプライヤーであり、駐輪ラックでは企画から保守まで一貫提供するメーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01自動車OEM主力
バンパー、スポイラー等の外装部品やハンドブレーキレバーシステムを、板金・塗装・樹脂成形の技術で製造・供給。売上高の約9割を占める主力事業。
- バンパー及びスポイラー等の外装部品
- 自動車の前後バンパーやスポイラーなど、外観と安全性に関わる樹脂・金属部品。板金・塗装・樹脂成形の一貫体制で供給する。
- ハンドブレーキレバーシステム
- 運転席のハンドブレーキ操作機構を構成するレバー部品を含むシステム。
02駐輪場・施設運営準主力
駐輪ラック等の駐輪製品を企画・設計・製造し、販売・設置・保守までを一貫提供。さらに駐輪場経営にも関与し、製品とサービスを融合した事業を展開する。
- 駐輪ラック等の駐輪製品
- 自転車を収容するラックや関連設備。企画開発から設計、製造、販売・設置、保守メンテナンスまでを手がけ、駐輪場経営にも活用される。
03情報通信機器・電子機器その他
情報通信機ラック、汎用電子機器ケース、シャーシを製造・供給。受注製品の一部として、電子機器の筐体や構造部品を提供する。
- 情報通信機ラック
- 通信機器やサーバーを収納するラック製品。板金技術を活かし、機器の保護や配線整理に寄与する。
- 汎用電子機器ケース
- 電子機器を収納する汎用ケース。板金・塗装技術を活用し、多様な機器に対応する。
- シャーシ
- 電子機器の骨格となるシャーシ部品。剛性と加工精度を要する金属部材。
製品と技術
バンパー・スポイラー等の樹脂外装部品
リードの主力製品は自動車用樹脂外装部品である。バンパー、フロントグリル、サイドスポイラー、ガーニッシュなどを製造する。素材は主に熱可塑性樹脂で、3,000トン級の大型射出成形機を用いて成形する。塗装工程ではカチオン電着塗装や樹脂塗装を自社で行い、一貫生産を実現している。主な納入先はSUBARUで、同社の量産車種に採用されている。2025年度にはフルモデルチェンジに伴い大口量産2車種の部品生産を新たに開始した。また、アニールレス技術の特許を2022年に取得し、軽量化とコスト削減を図っている。
ハンドブレーキレバーシステム
ハンドブレーキレバーシステムは、リードが長年手掛ける制動装置部品である。レバー本体とケーブル、取り付けブラケットなどで構成され、運転席の操作力を後輪ブレーキに伝達する。材質は鉄や樹脂を組み合わせ、軽量化と強度を両立している。1961年にヂーゼル機器との提携で始まった電装品製造の技術を発展させた製品であり、現在も主要取引先への供給が続いている。2025年度の販売実績では、売上高の約5%を占めると推定される。
駐輪ラックと自社製品事業
自社製品部門では、駐輪ラックシステムの「シンワ型駐輪システム」を展開する。企画開発から設計、製造、販売・設置、保守メンテナンスまで一貫して行う。主な顧客は官公庁や駅前施設で、2025年度の売上高は4.9億円と前期比2.3倍に増加した。セグメント利益は6,800万円で黒字化した。駐輪場の経営にも関与し、放置自転車解消など社会的課題への貢献を目指している。また、電動キックボード向けの次世代モビリティの研究開発にも注力している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
輸送用機器のなかでの位置
小型部品メーカー、収益悪化で立て直し急務
リードは輸送用機器セクターに属し、売上高51億円規模の小型部品メーカー。同業のトヨタ紡織やユニプレスと比べて売上規模が大幅に小さく、収益面でも営業赤字が続くなど課題が顕著。業界内ではニッチ分野での特殊部品供給に強みを持つ可能性があるが、近年の業績悪化で競争力が低下している。同業他社と異なり、事業ポートフォリオの再編やコスト削減が急務。今期以降の収益改善が鍵となる。
強み
- 特定の輸送機器向け部品で高い技術力を有し、一定の顧客基盤を持つ。
- 組織がコンパクトで、顧客ニーズへの迅速な対応や少量多品種生産が可能。
- 国内自動車メーカーとの取引実績があり、安定した需要が見込める。
- 赤字からの脱却に向け、生産効率化や固定費削減施策の実施が可能。
課題
- 2025年3月期営業利益率▲2.38%と赤字が続き、改善が急務。
- 売上高51億円と同業大手に比べ規模が小さく、価格競争力に劣る。
- 特定顧客や製品への依存が強く、需要変動の影響を受けやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
輸送用機器の時価総額近傍。太字がリード
時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7314小田原機器 | 42億円 | 32.6倍 |
| 2 | 7284盟和産業 | 41億円 | 52.3倍 |
| 3 | 7215ファルテック | 40億円 | — |
| 4 | 7219エッチ・ケー・エス | 40億円 | 8.6倍 |
| 5 | 7255桜井製作所 | 21億円 | 7.3倍 |
| 6 | 6982リード | 15億円 | — |
| 7 | 543AARCHION | — | 1.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 31件
鈑金業から自動車部品へ転換した戦後期
1945年10月、岩崎亥之吉が埼玉県妻沼町で鈑金業を開業した。1947年8月に合資会社岩崎鈑金製作所を設立、1949年7月には岩崎鈑金工業株式会社に改組した。1956年8月、商号を岩崎電機産業株式会社と改め、1958年には東京営業所を開設。1959年5月、富士重工業(現SUBARU)との業務提携により自動車用部品の製作を開始した。これが現在の主力事業の起点となる。1960年には熊谷工場で螢光灯器具の製作も始めたが、1961年にはヂーゼル機器と提携し電装品も手掛けるようになる。1962年4月、商号を株式会社リードに改め、資本金5,600万円、従業員500余名となった。
東証二部上場と資本増強の1960年代
1963年4月の増資で資本金は1億2,000万円に達し、同年7月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場後も増資を続け、1970年10月には樹脂工場を竣工し樹脂成形加工に進出。1974年10月には資本金3億2,000万円、1978年4月には6億5,824万円まで引き上げた。この時期、自動車部品の受注拡大に対応するため生産設備の増強と資本基盤の強化を同時に進めた。従業員数も増加し、1963年の500余名からピーク時には800名を超えたと推定される。
樹脂バンパー生産と塗装技術の導入
1982年4月、2,000トンの樹脂成形機を導入し樹脂バンパーの生産を開始した。同年11月にはカチオン電着塗装工場を竣工し、塗装工程を内製化した。1986年5月に関東営業所を戸田市に開設、1987年4月には群馬県に桐生工場を設けライニング加工を始めた。1992年には大阪営業所を開設し販路を広げた。1997年7月には樹脂塗装工場を新設し、塗装能力を強化した。一連の投資により、樹脂外装部品の一貫生産体制が整い、1990年代後半には売上高が70億円を超える時期もあった。
事業再編と工場統廃合の2000年代
2000年代に入り、リードは不採算事業の整理を進めた。2003年3月に桐生工場を閉鎖し、同年5月には関東営業所を熊谷市に移設して電子機器部門と照明機器部門を統合しLB事業部とした。2005年3月、株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコントロールとの取引を終了し、熊谷事業部を閉鎖。跡地には賃貸店舗を建設した。一方、本社工場敷地内では2006年に新成形工場と新塗装工場を竣工し、3,000トン樹脂成形機2台を導入した。同期倉庫兼組立工場や金型整備工場も整備し、生産拠点の集約を図った。
近年の設備投資と収益低迷
2017年9月、樹脂成形機650トン2号機と1,300トン2号機を導入し、中小型部品の生産能力を増強した。2025年度には3,500トンの大型成形機を導入したが、売上高は42億円と伸び悩み、営業損失1億円を計上した。電子機器事業は2025年6月末で撤退した。売上高は2013年度の63億円から減少傾向にあり、営業損益はマイナスが常態化している。経営指標として営業利益率5%以上を目標に掲げるが、達成には至っていない。従業員数は172名に減少している。
年表31件を開く
1940年代
- 1945年10月埼玉県大里郡妻沼町年代において、岩崎亥之吉氏が鈑金業を開業。
- 1947年8月創業埼玉県大里郡妻沼町大字妻沼1563―1に合資会社岩崎鈑金製作所を設立、鈑金、加工、販売業を営む。
- 1949年7月創業埼玉県大里郡妻沼町大字妻沼1524―1に岩崎鈑金工業株式会社を設立、合資会社岩崎鈑金製作所の営業権を継承。
- 1949年12月埼玉県大里郡妻沼町大字妻沼1524―1に本社工場移転。
1950年代
- 1952年5月東京都神田三崎町に東京出張所を開設。
- 1956年8月商号を岩崎電機産業株式会社と改称。
- 1958年11月東京都文京区本郷に営業所を開設。
- 1959年5月富士重工業株式会社との業務提携により自動車用部品の製作を始める。
1960年代
- 1960年5月創業埼玉県熊谷市拾六間に熊谷工場を設立、螢光灯器具類の製作を始める。
- 1961年3月ヂーゼル機器株式会社と業務提携により電装品の製作を始める。
- 1961年8月埼玉県大里郡妻沼町大字弥藤吾に切断工場、組立工場等を竣工、第三工場と呼称する。
- 1962年2月同所地内に新事務所を竣工、本社を移行する。
- 1962年4月商号を株式会社リードと改称。資本金5,600万円、従業員500余名となる。
- 1963年4月増資により新資本金1億2,000万円となる。
- 1963年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
1970年代
- 1970年10月第三工場西側に樹脂工場を竣工、樹脂成形加工を始める。
- 1974年10月増資により新資本金3億2,000万円となる。
- 1978年4月増資により新資本金6億5,824万円となる。
1980年代
- 1982年4月樹脂成形機2,000トンを導入、樹脂バンパーの生産を始める。
- 1982年11月カチオン電着塗装工場を竣工。
- 1986年5月埼玉県戸田市に関東営業所を開設。
- 1987年4月群馬県新田郡笠懸村に桐生工場を開設。ライニング加工を始める。
1990年代
- 1992年3月大阪市西淀川区に大阪営業所を開設。
- 1997年7月樹脂塗装工場を竣工。
- 1998年12月M&A東京営業所を埼玉県戸田市の関東営業所に統合。
- 1999年3月M&A大阪営業所を埼玉県戸田市の関東営業所に統合。
2000年代
- 2003年3月群馬県新田郡笠懸町の桐生工場を閉鎖。
- 2003年5月M&A埼玉県熊谷市に関東営業所を移設、電子機器部門と照明機器部門を統合し、LB事業部として新設。
- 2005年3月株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコントロールとの取引を終了し、埼玉県熊谷市拾六間の熊谷事業部を閉鎖。
- 2006年4月埼玉県熊谷市拾六間の熊谷事業部跡地に賃貸店舗竣工。本社工場敷地内に新成形工場を竣工。本社工場敷地内に新塗装工場を竣工。樹脂成形機3,000トン1号機を導入、補用樹脂バンパーの生産を始める。樹脂成形機3,000トン2号機を導入。本社工場敷地内に同期倉庫兼組立工場を竣工。本社工場敷地内に金型整備工場を竣工。
2010年代
- 2017年9月樹脂成形機650トン2号機及び1,300トン2号機を導入。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で172人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は377万円で、9期前と比べて+1.0%。平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は18.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 180 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 172 | — |
| 2019年3月 | 373 | 41.8 | 18.6 | 175 | — |
| 2020年3月 | 384 | 41.4 | 17.7 | 178 | — |
| 2021年3月 | 368 | 41.1 | 17.3 | 182 | — |
| 2022年3月 | 354 | 41.2 | 17.3 | 179 | — |
| 2023年3月 | 369 | 41.7 | 17.4 | 177 | — |
| 2024年3月 | 379 | 42.3 | 17.8 | 174 | — |
| 2025年3月 | 375 | 42.8 | 17.6 | 178 | −56 |
| 2026年3月 | 377 | 43.6 | 18.1 | 172 | −58 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は51億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+21.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 67億円 | 51億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -1億円 |
| 純利益 | 1億円 | -1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥12 | ¥12 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 12 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 13 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年3Q | 14 | 1 | 7.1 | 0 |
| 2024年4Q | 12 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 20 | −1 | −5.0 | −1 |
| 2025年4Q | 22 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年2Q | 18 | −2 | −11.1 | −2 |
| 2026年4Q | 33 | 1 | 3.0 | 1 |
| 2027年1Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は63億円から51億円へ81%に減った。直近期の営業利益率は-2.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 63 | — | −4 | — | −1 |
| 2014年3月 | 58 | — | −2 | — | −1 |
| 2015年3月 | 52 | — | 1 | — | 3 |
| 2016年3月 | 50 | — | 1 | — | 2 |
| 2017年3月 | 50 | — | 2 | — | 2 |
| 2018年3月 | 52 | — | −2 | — | −2 |
| 2019年3月 | 58 | — | 0 | — | 1 |
| 2020年3月 | 64 | — | 1 | — | 1 |
| 2021年3月 | 47 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年3月 | 40 | — | −1 | — | −2 |
| 2023年3月 | 50 | — | 2 | — | 2 |
| 2024年3月 | 51 | — | 1 | — | 0 |
| 2025年3月 | 42 | −1 | 0 | −2.4 | −1 |
| 2026年3月 | 51 | −1 | −1 | −2.0 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高51億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-2.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.2%46億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.0%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は15億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4 | −8 | 7 | −4 | 22 |
| 2014年3月 | 3 | −7 | −2 | −4 | 16 |
| 2015年3月 | 7 | −5 | −2 | 2 | 16 |
| 2016年3月 | 5 | −5 | −4 | 0 | 12 |
| 2017年3月 | 6 | 0 | −5 | 6 | 13 |
| 2018年3月 | 2 | −3 | 0 | −1 | 12 |
| 2019年3月 | 5 | −1 | −2 | 4 | 13 |
| 2020年3月 | 8 | −1 | −5 | 7 | 15 |
| 2021年3月 | 2 | −4 | 1 | −2 | 13 |
| 2022年3月 | 6 | −2 | −1 | 4 | 17 |
| 2023年3月 | 6 | −3 | −5 | 3 | 16 |
| 2024年3月 | 4 | −2 | −2 | 2 | 16 |
| 2025年3月 | 3 | −7 | 2 | −4 | 14 |
| 2026年3月 | 8 | −5 | −1 | 3 | 15 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は87億円。このうち返さなくてよい自己資本が25億円で、自己資本比率は29.2%(業種中央値53.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 90 | 23 | 67 | 25.6 |
| 2014年3月 | 99 | 25 | 74 | 25.6 |
| 2015年3月 | 105 | 32 | 73 | 30.7 |
| 2016年3月 | 97 | 33 | 64 | 33.8 |
| 2017年3月 | 96 | 34 | 62 | 35.6 |
| 2018年3月 | 94 | 30 | 64 | 32.5 |
| 2019年3月 | 87 | 27 | 60 | 31.3 |
| 2020年3月 | 88 | 27 | 61 | 31.0 |
| 2021年3月 | 85 | 26 | 59 | 31.2 |
| 2022年3月 | 81 | 24 | 57 | 29.4 |
| 2023年3月 | 82 | 26 | 56 | 31.8 |
| 2024年3月 | 86 | 29 | 57 | 33.7 |
| 2025年3月 | 79 | 26 | 53 | 33.0 |
| 2026年3月 | 87 | 25 | 62 | 29.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
輸送用機器 82社との比較
同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で82社中7位あたり、逆に低いのは営業利益率で82社中81位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥577で、1年前と比べて-1.6%。過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 24.9倍 |
| PBR | 0.59倍 |
| 配当利回り | 2.08% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価596円、前日比+1.0%。週足では25日線(584円)を上回り、下値切り上げ。52週高値679円には届かないが、52週安値535円からは回復。出来高は6/30に3600株とやや増加したが、全般的に低調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PERが算出不能で利益が出ていない。PBRは0.61倍と業界平均1.08倍を下回るが、連続して赤字が続き2026/3期も純損失1億円の見通し。配当利回り0%で無配。収益力の弱さが著しく、バリュエーションは割高と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 24.9倍 | — |
| PBR | 0.59倍 | 1.12倍 |
| ROE | -2.7% | 7.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績低迷からの再生が焦点。2025年3月期は赤字転落したが、2026年3月期は売上回復見込み。強気派は新規受注やコスト削減による黒字化を期待する一方、弱気派は競争激化や自動車業界の構造変化(EVシフト)による需要減退を懸念。小型株ゆえの流動性リスクも指摘される。
- 売上回復期待
2026/3期売上高51億円と前期比+21%見通し
- コスト削減効果
赤字縮小見込みで、損益分岐点改善の兆し
- PBR0.6倍の割安感
解散価値接近で下値不安が限定的
- 売上高51億円の回復計画2026/3影響中
売上高42億円→51億円(+21%)、損失縮小への道筋
- PBR0.61倍の純資産割れ継続影響中
PBR0.61倍、解散価値割れで株価下支え期待
- コスト削減による赤字幅縮小通年影響弱
営業損失1億円、さらなる削減で損失半減の可能性
- 株主還元の復活期待不定期影響弱
配当利回り0%、黒字化後に配当再開の可能性
- 競争力の弱さ
業界シェア低く、価格競争にさらされやすい
- 赤字継続リスク
2025/3期営業損失1億円、改善ペース不透明
- 自動車需要減退
EVシフトでブレーキ部品需要構造が変化
- 営業損失の長期化リスク継続影響強
2期連続営業赤字、黒字化のメド立たず
- 売上高回復の不確実性2026/3影響中
2026/3期売上計画51億円、達成失敗なら更なる損失
- 自動車業界の需要低迷継続影響中
輸送用機器メーカー、業界全体の需要減が直撃
- 信用不安による資金調達難不定期影響弱
時価総額78億円、赤字続けば資金繰り悪化懸念
- 売上高
- 業績回復の最前線指標。前期比増収率が鍵
- 営業損益
- 黒字化への道筋を確認するため
- 受注高
- 将来売上の先行指標。新規顧客獲得状況
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり12円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.08%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 21.8 |
| 2019年3月 | 13 | −37.5 | 12.8 |
| 2020年3月 | 10 | −20.0 | 22.9 |
| 2021年3月 | 5 | −50.0 | — |
| 2022年3月 | 5 | 0.0 | — |
| 2023年3月 | 15 | 200.0 | 20.9 |
| 2024年3月 | 10 | −33.3 | 53.2 |
| 2025年3月 | 10 | 0.0 | — |
| 2026年3月 | 10 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥12
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,210人。区分でいちばん多いのは個人・その他で70.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.6%を占め、残る80.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 65.9 | 70.6 | 65.8 | 70.8 | 70.7 | 70.8 |
| 事業法人 | 15.0 | 15.1 | 15.2 | 15.3 | 14.5 | 14.7 |
| 証券会社 | 5.7 | 4.6 | 6.4 | 5.1 | 7.6 | 9.2 |
| 金融機関 | 8.6 | 6.5 | 6.5 | 6.6 | 6.3 | 4.9 |
| 自己株式 | 2.3 | 2.3 | 2.3 | 1.9 | 2.0 | 1.6 |
| 外国法人 | 4.7 | 3.0 | 5.9 | 2.0 | 0.8 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 岩崎 元治 | 12.21 |
| 02 | 有田 泰志 | 8.36 |
| 03 | 株式会社アイ・ティ・シー | 6.65 |
| 04 | リード共栄投資会 | 6.19 |
| 05 | 株式会社埼玉りそな銀行 | 4.78 |
| 06 | 埼玉興業株式会社 | 3.28 |
| 07 | 松井証券株式会社 | 3.00 |
| 08 | 浅野 裕衣 | 2.28 |
| 09 | むさし証券株式会社 | 1.90 |
| 10 | 岩崎 和子 | 1.66 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-08有田 泰志新規の大量保有報告8.45%+1.16pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−215%、1株純資産は14期で+462%。直近期のROEは-2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −9 | 175 | −5.0 | — | — |
| 2014年3月 | −9 | 192 | −4.6 | — | — |
| 2015年3月 | 20 | 245 | 9.4 | 8.9 | 14.7 |
| 2016年3月 | 17 | 249 | 7.0 | 7.4 | 23.3 |
| 2017年3月 | 92 | 1,307 | 7.2 | 8.1 | 21.8 |
| 2018年3月 | −67 | 1,183 | −5.4 | — | — |
| 2019年3月 | 39 | 1,062 | 3.5 | 9.7 | 12.8 |
| 2020年3月 | 44 | 1,066 | 4.1 | 6.4 | 22.9 |
| 2021年3月 | −48 | 1,027 | −4.6 | — | — |
| 2022年3月 | −73 | 931 | −7.5 | — | — |
| 2023年3月 | 72 | 1,011 | 7.4 | 11.3 | 20.9 |
| 2024年3月 | 19 | 1,115 | 1.8 | 34.3 | 53.2 |
| 2025年3月 | −41 | 1,008 | −3.8 | — | — |
| 2026年3月 | −27 | 983 | −2.7 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額36百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 岩崎元治 | 取締役社長(代表取締役) | 46 | 321,503 |
| 染谷節美 | 常務取締役 自動車部品事業部 事業部長 | 66 | 14,500 |
| 芝﨑茂治 | 取締役 自動車部品事業部 副事業部長 | 70 | 13,000 |
| 田口英美 | 取締役 総務部長 | 66 | 5,700 |
| 水野正己 | 取締役 サステナビリティ推進部長 | 60 | 2,700 |
| 三井力 | 取締役(監査等委員) (常勤) | 72 | — |
| 西田政隆 | 取締役(監査等委員) | 70 | — |
| 齋藤勝則 | 取締役(監査等委員) | 73 | — |
| 原力也 | — | 66 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 21 | 5 | 26 | 4 |
| 社外取締役 | 3 | 10 | — | 10 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容544字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,190字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,946字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,788字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第92期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第90期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
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- 四半期報告書四半期報告書-第90期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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