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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

エッチ・ケー・エス

HKS CO.,LTD.7219 · Standard · 輸送用機器

国産チューニングパーツのパイオニア。自動車用マフラーやターボチャージャーなど、走りを追求するユーザー向け製品を展開。

概要

HKS(株式会社エッチ・ケー・エス)は、1973年に静岡県富士宮市で創業した自動車アフターマーケット向け部品メーカーである。ターボチャージャー、マフラー、サスペンション、電子制御製品などを自社で開発・製造し、国内外の愛好家向けに販売する。連結売上高は約90億円、従業員数は383名(2025年8月期)。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

自動車関連部品が売上のほぼ全て

当社グループの事業は、自動車等の関連部品事業とその他の事業に二分される。2025年8月期の連結売上高8,976百万円のうち、自動車関連部品が8,975百万円と99.9%以上を占める。その他は軽量小型飛行機用エンジン部品の販売で、わずか1百万円である。主力の自動車関連部品は、マフラー、電子制御製品、ターボチャージャー、サスペンション、冷熱製品、エンジン部品と多岐にわたる。これらの製品はアフターマーケット(後付け市場)向けが中心であり、自動車メーカー向けの製造受託も一部行う。

国内と海外の二軸で展開する販売網

売上は国内販売と海外販売で構成される。国内では主に当社と子会社のエッチ・ケー・エス テクニカルファクトリーが販売を担う。海外では、英国のHKS EUROPE LIMITEDが欧州を、タイのHKS(THAILAND)CO.,LTD.が東南アジアを、中国の艾馳楷時(上海)汽車科技有限公司が中国市場をカバーする。米国にはHKS USA, INC.を設立し、広報・マーケティング活動を行う。2025年8月期は国内需要が堅調だったほか、中国やタイでの現地セルアウトが増加したが、米国向けは関税の影響で販売運送費が増加した。

6社の子会社と1社の関連会社で構成

連結対象は当社と6社の子会社、1社の関連会社である。子会社の内訳は、英国のHKS EUROPE LIMITED、タイのHKS(THAILAND)CO.,LTD.、中国の艾馳楷時(上海)汽車科技有限公司、米国のHKS USA, INC.、埼玉県に本拠を置く日生工業株式会社、静岡県の株式会社エッチ・ケー・エス テクニカルファクトリーである。日生工業は自動車メーカー向け部品加工を担当し、他の海外子会社は各地域での販売・製造を担う。関連会社は投資先である。この体制により、研究開発から製造、販売、広報までの機能を分散している。

収益構造と近年の経営指標

当社は収益重視の経営を掲げ、売上高と経常利益を重要な経営指標とする。2025年8月期の連結売上高は8,976百万円(前期比0.3%減)、営業利益は394百万円(同5.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は361百万円(同3.9%増)であった。売上総利益率は40.3%と前期から0.3ポイント低下した。円安による外貨建て収益の押し上げ効果があった一方、原材料費や人件費の上昇、米国関税に伴う運送費増加が利益を圧迫した。財務面では、自己資本比率は約80%と推定され、負債は減少傾向にある。

軽量小型飛行機用エンジンという傍流

その他の事業として、軽量小型飛行機(ウルトラライトプレーン)用エンジン部品の販売がある。これは1996年に水平対向4サイクル2気筒680ccエンジン(型式A700E)を発売したことから始まった。その後もエンジン部品の供給を続けているが、売上高は1百万円とごく僅かで、グループ全体への寄与は限定的である。この事業は本来自動車部品メーカーとして培ったエンジン技術の応用と位置づけられる。

業界の中での役割は自動車アフターマーケット向け高性能部品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
90億円
営業利益
4億円
営業利益率
4.4%
純利益
4億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車アフターマーケット(チューニング・カスタマイズ)主力

自動車のマフラー、電子制御装置、ターボチャージャー、サスペンション、冷熱部品、エンジン部品などを製造・販売。国内販売は主に自社および子会社が行い、海外は欧州、タイ、中国の子会社が担当。日生工業では自動車メーカーの部品加工も行う。

主な製品・サービス6
マフラー
排気系チューニングパーツ。出力向上とサウンドチューニングを実現。
電子制御装置
エンジン制御を最適化する電子デバイス。燃料噴射や点火時期を調整し、性能を引き出す。
ターボチャージャー
過給器でエンジン出力を大幅に向上させる。
サスペンション
車高調整や減衰力調整が可能な高性能サスペンションキット。
冷熱部品
冷却系・熱交換部品。オイルクーラーやインタークーラーなど。
エンジン部品
ピストン、コンロッド、カムシャフトなどのエンジン内部パーツ。

02軽量小型飛行機副次

軽量小型飛行機用エンジン部品を販売。当社が直接販売を行う。

主な製品・サービス1
軽量小型飛行機用エンジン部品
軽量小型飛行機のエンジンに使用される部品。

製品と技術

ターボチャージャー:GTⅡとスーパーチャージャー

ターボチャージャーはHKSの象徴的な製品である。1974年に発売開始以来、改良を重ねてきた。2010年4月には、自社設計による内製ボールベアリングターボ「GTⅡタービン」を発売。これはベアリングにボールベアリングを採用し、従来のジャーナルベアリング比で応答性と耐久性を高めた。2006年11月にはトルク感応型トラクションドライブ方式を採用した「GTスーパーチャージャー」を発売。過給機のラインナップはアフターマーケットで高い認知度を持つ。

マフラーとサスペンションの内製ライン

マフラーは1985年に北山工場で製造を開始し、以来HKSの主力製品の一つである。2024年8月期の有価証券報告書では、マフラーのハイエンド展開とエントリーゾーンの棲み分けを明確化する方針が示された。サスペンションは1994年6月にコイルスプリングの製造を開始し、その後ダンパーなども含めた製品群に拡大した。これらの製品は自社設計・内製を原則としており、Made in Fujinomiyaをブランド価値としている。

電子制御製品とエンジン部品

電子制御製品は1982年に開発を開始し、以来エンジンコントロールユニット(ECU)やブーストコントローラーなどを製品化している。エンジン部品は創業時からの領域で、レース用エンジンから派生したピストン、コンロッド、バルブトレーン部品などを供給する。これらの製品は内燃機関の性能向上を目的としており、近年は旧車(クラシックカー)向け部品への展開も進めている。

軽量小型飛行機用エンジンA700E

1996年9月、水平対向4サイクル2気筒680ccのウルトラライトプレーン(超軽量飛行機)用エンジン「A700E」を発売した。これは自動車エンジン技術を応用したもので、軽量かつ高出力が特徴。現在も部品販売が継続されているが、2025年8月期の売上は1百万円と小規模である。この製品は、HKSの技術の幅広さを示す傍流的な存在である。

バイフューエルキットと環境対応技術

2008年7月、エンジンの燃料をガソリンと圧縮天然ガス(CNG)で切り替え可能な「バイフューエルコンバージョンキット」を発売した。これは環境規制への対応を意識した製品であり、2011年にはタイでトラックのディーゼルエンジンを天然ガス仕様に改造する事業にも展開した。近年ではカーボンニュートラル燃料や合成燃料に関する研究にも取り組んでおり、内燃機関の存続を見据えた技術開発を行っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

二輪・船外機部品、売上安定も成長鈍い

エッチ・ケー・エスは二輪車・船外機向け金属部品を主力とするメーカー。同業のユニプレスは自動車向けプレス部品で規模が大きく、トヨタ紡織も自動車内装で大型。一方、当社は二輪・船外機に特化してニッチ市場を攻略。売上高は90億円前後で安定しているが、成長性は限定的。営業利益率は4%程度で、原材料高や為替変動の影響を受けやすい。近年は新規分野への進出も模索中だが、既存事業への依存度が高い。

強み

  • 特定市場に集中し、高い専門性と顧客との長期関係を構築
  • 主要顧客との取引安定、売上高が大きく変動しない
  • 金属加工技術に優れ、耐久性・精度要求に応える
  • 自己資本比率が高く、安定した財務基盤を維持

課題

  • 二輪市場の成熟・縮小、船外機需要の変動に影響されやすい
  • 新規事業開発が遅れ、既存市場依存から脱却できていない
  • 営業利益率が低く、原材料高などで圧迫されやすい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がエッチ・ケー・エス

時価総額で並べると、掲載9社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17265エイケン工業47億円17.1倍
27217テイン46億円13.5倍
37314小田原機器42億円32.6倍
47284盟和産業41億円52.3倍
57219エッチ・ケー・エス40億円8.6倍
67215ファルテック40億円
77255桜井製作所21億円7.3倍
86982リード15億円
9543AARCHION1.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

レース用エンジン開発から創業した1973年

1973年10月、静岡県富士宮市にてレース用エンジン、エンジンパーツの開発・製造・販売を目的として株式会社エッチ・ケー・エスが資本金1,200万円で設立された。創業当時からモータースポーツ志向が強く、1981年にはオートレース用4バルブエンジン(フジ号)を発売、1986年には自社開発の4気筒DOHC2.0リットル5バルブエンジン(型式186E)でGCレースに参戦するなど、レース活動を通じて技術を磨いた。

ターボチャージャー発売と営業分離

1974年7月、ターボチャージャーの発売を開始した。これがHKSの代名詞となる製品群の第一歩である。1981年6月には営業部門を分離独立させ、株式会社エッチ・ケー・エス・サービス(後のエッチ・ケー・エス・販売)を設立。販売機能を切り離すことで、製造と販売の分業体制を確立した。この分業は後のグループ組織の原型となり、1996年には販売子会社を合併して再び一本化されるまで続いた。

オリジナルエンジン開発と生産拠点の拡充

1980年代はエンジン開発に注力した。1984年1月に4気筒DOHC2.3リットルエンジン(型式134E)、1986年9月に4気筒DOHC2.0リットル5バルブエンジン(型式186E)、1992年1月にはV12 3.5リットル5バルブレース用エンジン(型式300E)を開発した。生産面では1984年4月に新社屋(現富士宮工場)が完成、1985年4月には北山工場を設置してマフラーの製造を開始し、生産能力を高めた。

海外進出と株式公開

1996年3月、英国にHKS EUROPE LIMITEDを設立し、欧州での販売拠点を確保した。同年9月には子会社を合併し商号を現在の株式会社エッチ・ケー・エスに変更した。1999年6月、日本証券業協会に店頭登録し株式公開を果たす。2000年5月には日生工業株式会社の株式を取得して連結子会社化し、自動車メーカー向け部品加工事業をグループに加えた。2001年6月にはタイにHKS(Thailand)Co.,Ltd.を設立し、東南アジア市場への本格進出を開始した。

アジア・中国市場への展開

2001年にタイ拠点を設立後、2011年3月にはタイでトラックのディーゼルエンジンを天然ガス仕様に改造する事業を開始。2012年9月には中国の販売拠点として艾馳楷時(上海)貿易有限公司(現 艾馳楷時(上海)汽車科技有限公司)を設立し、中国市場に参入した。2019年5月には広州市に支店を開設、2022年8月には上海の本店を研究開発拠点機能を持つ新拠点へ移転し、中国市場向けの開発を強化した。タイでも2020年4月にR&D部門を新設し、現地適応を進めている。

米国市場への参入と工場建設

2017年1月、米国にHKS USA, INC.を設立し、北米市場での広報・マーケティング活動を開始した。同年3月にはタイの子会社HKS(THAILAND)CO.,LTD.がサムットプラカーン県に工場を建設し、製造拠点を強化。2018年5月には日生工業が埼玉県美里町に工場を建設し、本店所在地も同所に移転した。国内では2019年4月に富士宮市の本社工場内に実験棟を建設し、研究開発機能を充実させている。

EV時代への対応と新たな挑戦

2022年11月、環境省の実証事業に共同参加し、バッテリー交換式EV小型トラックを用いた配送実証実験を開始した。これはカーボンニュートラル対応の一環であり、内燃機関部品メーカーとして電動化領域への適応を模索する動きである。また、2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行した。2024年8月期以降は、米国関税への対応や新商材開発を課題としている。

年表38件を開く

1970年代

  • 1973年10月創業レース用エンジン、エンジンパーツの開発、製造および販売を目的として株式会社エッチ・ケー・エスを資本金1,200万円で設立。
  • 1974年7月ターボチャージャーの発売。

1980年代

  • 1981年1月オートレース用4バルブエンジン(フジ号)の発売。
  • 1981年6月創業営業部門を分離独立、株式会社エッチ・ケー・エス・サービス(のち株式会社エッチ・ケー・エス・販売)を設立。
  • 1982年3月電子制御製品の開発を開始。
  • 1984年1月4気筒DOHC2.3リットルオリジナルエンジン(型式:134E)の開発に成功。
  • 1984年4月新社屋(現富士宮工場)の完成。
  • 1985年4月静岡県富士宮市北山に北山工場を設置し、マフラーの製造開始。
  • 1986年9月4気筒DOHC2.0リットル5バルブオリジナルエンジン(型式:186E)の開発、GCレース参戦。
  • 1988年10月オートレース用2気筒DOHCエンジン(型式:200E)の発売。

1990年代

  • 1992年1月V12:3.5リットル5バルブオリジナルレース用エンジン(型式:300E)の開発。
  • 1994年6月コイルスプリングの製造開始。
  • 1996年3月欧州の販売拠点として、英国にHKS EUROPE LIMITEDを設立(現連結子会社)。
  • 1996年9月M&A株式会社エッチ・ケー・エス・販売に合併、商号を株式会社エッチ・ケー・エスに変更。水平対向4サイクル2気筒680ccウルトラライトプレーン(ULP)用エンジン(型式:A700E)の発売。
  • 1999年6月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1999年8月静岡県富士宮市北山に研究開発施設(本社工場)を新設。

2000年代

  • 2000年5月M&A日生工業株式会社の株式取得(現連結子会社)。
  • 2001年6月HKS(Thailand)Co.,Ltd.への投資のためHKS-IT Co.,Ltd.(現 HKS(THAILAND)CO.,LTD.(現連結子会社))を設立。東南アジアの販売拠点としてHKS(Thailand)Co.,Ltd.を設立。
  • 2003年2月株式会社エッチ・ケー・エス テクニカルファクトリーを設立(現連結子会社)。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年11月トルク感応型トラクションドライブ方式を採用したGTスーパーチャージャーを発売。
  • 2008年7月エンジンの燃料をガソリンと圧縮天然ガス(CNG)とで切り替えて走ることができるバイフューエルコンバージョンキットを発売。

2010年代

  • 2010年4月当社オリジナル設計による内製ボールベアリングターボ GTⅡタービンを発売。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場および同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2011年3月トラックのディーゼルエンジンを天然ガス仕様に改造する事業をタイ国で開始。
  • 2012年9月中国の販売拠点として艾馳楷时(上海)貿易有限公司(現 艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司)を設立(現連結子会社)。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2017年1月米国にHKS USA, INC.を設立(現連結子会社)。
  • 2017年3月HKS-IT Co.,Ltd.(現 HKS(THAILAND)CO.,LTD.(現連結子会社))がタイ国サムットプラカーン県に工場を建設。
  • 2018年5月日生工業株式会社(現連結子会社)が埼玉県児玉郡美里町に工場を建設。本店所在地を東京都大田区から埼玉県児玉郡美里町に移転。
  • 2019年4月静岡県富士宮市北山の本社工場内に実験棟を建設。
  • 2019年5月中国広州市に艾馳楷时(上海)貿易有限公司(現 艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司(現連結子会社))の分公司(支店)を設立。

2020年代

  • 2020年4月HKS(Thailand)Co.,Ltd.内にR&D部門を新設。
  • 2022年1月商号変更艾馳楷时(上海)貿易有限公司を艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司(現連結子会社)に社名変更。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2022年8月艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司(現連結子会社)の上海本店を、現地車両向けの開発強化を目的として、研究開発拠点機能を有した新規拠点へ移転。
  • 2022年11月共同参加企業4社とともに、環境省より公募・採択されたバッテリー交換式EV小型トラックを用いた配送実証実験を開始。
  • 2022年12月HKS-IT Co.,Ltd.(現 HKS(THAILAND)CO.,LTD.(現連結子会社))が工場を増設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人材育成と企業文化の浸透

    新たな評価制度を通じて従業員の成長を促進し、HKSフィロソフィー、ミッション、ビジョン、バリューを全社に浸透させる。相互学習・教え合いの環境を形成し、皆で成長する文化を醸成する。

  2. 02

    顧客品質の向上

    顧客要求を製品開発に反映させる手法を導入・実践し、顧客品質を向上させる。顧客を不安にさせず不満を作らないための取り組みを強化する。

  3. 03

    新規市場の開拓と競争力強化

    新たなグローバル市場を模索し、新規販路を開拓する。内製部品(サスペンション、マフラー、エンジン、過給制御部品等)を中心にコスト戦略を強化し、競争力を高める。

  4. 04

    ブランド戦略の強化

    富士宮工場を公開し、「Made in Fujinomiya」でHKSファンを増やす。マフラーのハイエンドとエントリーのすみ分け、4WD車の海外向けパッケージ展開、子会社との旧車部品連携、新レースカテゴリーへの挑戦によりブランド認知を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で383人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は582万円で、9期前と比べて+10.4%平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は18.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月317
2017年8月325
2018年8月341
2019年8月52740.516.4352
2020年8月54040.916.9345
2021年8月54641.217.3356
2022年8月56841.217.5367
2023年8月57541.917.9383
2024年8月57042.118.0384104
2025年8月58242.618.2383104

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 2 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社工場 — 静岡県富士宮市2,608百万円
自動車等の関連部品事業 その他の事業
本社工場 — 埼玉県 児玉郡美里町819百万円
自動車等の関連部品事業
富士宮工場 — 静岡県富士宮市554百万円
自動車等の関連部品事業 その他の事業
タイ国サムットプラカーン県533百万円
自動車等の関連部品事業
東京営業所 — 埼玉県戸田市196百万円
自動車等の関連部品事業
大阪営業所 — 大阪府箕面市82百万円
自動車等の関連部品事業
テクニカルファクトリー札幌店 — 札幌市白石区80百万円
自動車等の関連部品事業
主な関係会社
  • 海外
    HKS EUROPE LIMITED (注)2
    英国ケンブリッジシャー州
    議決権100.0%
  • 海外
    HKS(THAILAND)CO.,LTD. (注)2,3
    タイ国サムットプラカーン県
    議決権100.0%
  • 海外
    艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司
    中国上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    HKS USA, INC.
    米国アリゾナ州
    議決権100.0%
  • 国内
    日生工業株式会社(注)2,4
    埼玉県児玉郡美里町
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エッチ・ケー・エス テクニカルファクトリー
    埼玉県戸田市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は90億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+0.0%。

売上高
+0.0%
90億円
営業利益
+0.0%
4億円
純利益
+33.3%
4億円
営業利益率
4.4%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高98億円90億円
営業利益5億円4億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は27億円、営業利益は3億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+17.4%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2328.72
2023年4Q242
2024年1Q2100.00
2024年2Q2114.81
2024年3Q2328.72
2024年4Q2514.00
2025年2Q4212.41
2025年4Q4836.33
2026年2Q4412.32
2026年3Q27311.12

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は66億円から90億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国の販売拠点として艾馳楷时(上海)貿易有限公司(現 艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司)を設立(現連結子会社)。
2012年8月6600
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年8月7352
2014年8月7343
2015年8月7032
2016年8月7344
米国にHKS USA, INC.を設立(現連結子会社)。
2017年8月7132
日生工業株式会社(現連結子会社)が埼玉県児玉郡美里町に工場を建設。本店所在地を東京都大田区から埼玉県児玉郡美里町に移転。
2018年8月7321
静岡県富士宮市北山の本社工場内に実験棟を建設。
2019年8月7521
2020年8月7211
2021年8月8054
艾馳楷时(上海)貿易有限公司を艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司(現連結子会社)に社名変更。
2022年8月8675
2023年8月9275
2024年8月90454.43
2025年8月90454.44

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高90億円のうち、営業利益として残るのは4億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.0%54億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.6%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.6pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
4.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
3.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが10億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は16億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月4−4−2015
2013年8月10−115−119
2014年8月7−183−1111
2015年8月06−3614
2016年8月12−116120
2017年8月5−7−4−214
2018年8月9−6−2315
2019年8月11−70419
2020年8月4−91−516
2021年8月12−3−3923
2022年8月7−9−2−218
2023年8月7−8−3−114
2024年8月40−2415
2025年8月10−6−3416

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は132億円。このうち返さなくてよい自己資本が107億円で、自己資本比率は80.5%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月92761682.4
2013年8月105792674.7
2014年8月111813073.0
2015年8月109832675.5
2016年8月120833768.8
2017年8月115853073.6
2018年8月115862974.2
2019年8月122853770.0
2020年8月118863273.3
2021年8月125903571.9
2022年8月131953672.6
2023年8月1331003374.6
2024年8月1331033077.3
2025年8月1321072680.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
88億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
26億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り82社中60位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.4%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.5%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,530で、1年前と比べて+19.9%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥2,530+0.0%1ヶ月-5.6%1年+19.9%時価総額40億円
過去52週の値幅
安値¥2,103高値¥2,747

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.6倍
PER (会社予想)7.2倍
PBR0.32倍
配当利回り2.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

本日は6.70%上昇し2486円。週足では25日線(2303.92円)を明確に上抜け、上昇トレンド継続。75日線(2294.11円)も上回る。52週高値(2600円)に迫り、あと4.4%の位置。出来高は20900株と急増し、買いが優勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.57%。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
2.57%
いまの株価に対して
配当性向
34.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月3815.7
2017年8月30−20.021.2
2018年8月300.038.1
2019年8月300.048.8
2020年8月300.024.1
2021年8月3620.019.4
2022年8月5038.916.7
2023年8月8060.026.2
2024年8月65−18.829.7
2025年8月650.034.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ760人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.1%を占め、残る48.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他40.240.442.744.644.446.7
事業法人43.142.942.842.643.142.7
自己株式11.611.611.611.611.611.6
金融機関15.214.813.011.511.38.4
外国法人1.41.21.21.20.51.2
証券会社0.20.80.30.20.61.0
外国人個人0.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アポロ39.69
02株式会社静岡銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.25
03服部 勝也4.06
04山本 衛2.31
05東京海上日動火災保険株式会社2.25
06株式会社山梨中央銀行1.63
07静岡キャピタル株式会社1.56
08HKS従業員持株会1.50
09柿澤 宏平1.25
10長谷川 和代1.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+35379%、1株純資産は14期で+301%。直近期のROEは3.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月11,8750.0684.767.6
2013年8月471,9662.413.124.7
2014年8月34010,1553.48.621.1
2015年8月29611,0992.813.045.7
2016年8月2605,7124.79.415.7
2017年8月1335,8662.316.421.2
2018年8月695,9031.226.038.1
2019年8月746,0241.222.948.8
2020年8月1056,0911.715.624.1
2021年8月2496,3454.07.419.4
2022年8月3516,7175.45.816.7
2023年8月3197,0404.67.526.2
2024年8月2467,2933.48.429.7
2025年8月2557,5283.48.434.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/8期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢
水口大輔代表取締役社長56
坂詰達也取締役営業部長64
天野健太郎取締役製造部長兼 資材管理部長53
長谷川和代取締役社長室長48
木本慎也取締役管理部長兼財務部長56
車田聡取締役71
植松敏光常勤監査役75
河野誠監査役55
塩川修治監査役77

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5297357
社外取締役4122144

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容607字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の子会社)は、当社(株式会社エッチ・ケー・エス)、および子会社6社、関連会社1社より構成されており、自動車等の関連部品の製造、販売ならびに軽量小型飛行機用エンジン部品の販売を主な事業内容とし、さらに各事業に関連する研究およびその他サービス等の事業活動を展開しております。 当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付け、ならびにセグメント区分との関係は次のとおりであります。 (1) 自動車等の関連部品事業・・・主な製品はマフラー、電子、ターボチャージャー、サスペンション、冷熱、エンジン部品等であります。 これらの製品は、当社およびHKS(THAILAND)CO.,LTD.が製品の製造を行い、国内販売は主として当社、株式会社エッチ・ケー・エス テクニカルファクトリーが、海外販売は当社、HKS EUROPE LIMITED、HKS(THAILAND)CO.,LTD.および艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司が行っております。また、日生工業株式会社は自動車メーカーの部品の加工を行い、HKS USA, INC.は米国内における広報活動・マーケティング活動を行っております。 (2) その他の事業・・・主な製品は軽量小型飛行機用エンジン部品です。 軽量小型飛行機用エンジン部品は当社が販売を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,768字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「感性に訴える こだわりのもの造りを通じて お客様のライフスタイルを より個性豊かなものに演出する事に 挑戦し続ける」との経営理念に基づき、次の5項目を経営方針としております。 ① お客様の立場で行動する ② 全ての品質を向上する ③ 世界的視野で行動する ④ 市場は自ら創造する ⑤ 環境との調和を図る (2) 目標とする経営指標 当社は、収益重視の経営体質を目指しているため、売上高と経常利益を重要な経営指標として位置づけております。 (3) 経営環境および優先的に対処すべき課題等 当社グループが主とするアフターマーケットをとりまく環境は、米国における関税政策を含む通商・経済政策の不透明さをはじめ、中国経済の失速リスクや、各国の通商政策の変化に伴う貿易摩擦、コストプッシュインフレへの懸念等、その不確実性はますます高まっております。特に米国における輸入関税問題は、現地セルアウト価格の上昇に伴う顧客需要の減退や、輸出関税の負担による当社の利益率の低下など、その影響は大きく、米国通商政策に対する対応が当社の喫緊の課題となっております。 これらの市場環境をふまえ、当社は引き続きブランド力の強化に努めるとともに、スポーツタイプ車両向け新商材の開発スピードをさらに高め、市場投入のタイミングを最適化することでお客様とのつながりを深めて、顧客ニーズに即した新商材の企画・開発・販売を推進してまいりました。しかしながら、米国市場におけるアフターパーツ需要の落ち込みや、製造受託事業における委託企業の需要減少の影響等を完全には補えず、売上高は前期を下回る結果となりました。 今後の自動車業界においては、カーボンニュートラルの達成に向けた、欧州諸国を中心とする排出規制や燃費基準強化の動きが活発化しており、これに対応した電動化への加速が主要テーマとなっています。国内の各自動車メーカーも、さらなる電動化に向け、EⅤ・HVの開発に注力するとともに、製造から廃棄までの温室効果ガス削減をめざして、再生エネルギーの活用やリサイクル技術の向上を進めております。また、自動運転技術の進歩や車両のコネクテッド化も著しく、各自動車メーカーがコネクテッドサービス対応車種をリリースしております。カーボンニュートラル実現のための研究分野では、内燃機関に使用する脱炭素燃料の研究や、合成燃料に必要な二酸化炭素の吸脱着に関する研究も進んでおります。 このような環境のなか、当社は以下の課題を経営目標として掲げ、その実現に向けた施策を推進してまいります。 ① 新たな評価制度を通じ、従業員が自身を見つめ、さらなる成長を目指すための施策を進めます。HKSフィロソフィー、ミッション、ビジョンおよびバリューを全社に浸透させ、全社方針を共有、「皆で創る」を体現します。また、従業員がお互いに学び合い、教え合う環境を形成し、皆で成長する文化を醸成してまいります。 ② 品質目標においては、お客様の要求を製品開発に反映させるための各種手法を導入、実践していくことで、さらなる顧客品質の向上を図るとともに、お客様を不安にさせない、不満を作らないための取組を、より一層進めてまいります。 ③ 新規市場の開拓においては、新たなグローバル市場を模索し、新規販路の開拓を進めるとともに、サスペンションやマフラー、エンジン、過給制御部品等、内製部品を中心にコスト戦略の強化を図り、競争力を高めてまいります。 ④ ブランド戦略においては、当社の工場を世界中の車好きの皆様にみていただき、Made in Fujinomiyaで、HKSファンを増やす取組を進めてまいります。マフラーはハイエンド展開とエントリーゾーンのすみ分けを明確化し、4WD車展開は国内外の仕向け地別にパッケージ商材を展開して認知度を高めてまいります。また、子会社の日生工業株式会社と連携し、旧車部品への展開をさらに推し進めてまいります。新たなレースカテゴリーにも挑戦し、新たな業界に対し、HKSブランドの認知を図ってまいります。
事業等のリスク2,138字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。当社グループでは、これらのリスクを認識したうえで、当該リスクの発生に伴う影響を極力回避するための努力を継続してまいります。 (1) 市場における競争 当社グループは、アフターパーツの総合メーカーとしての高いブランド力を背景にした事業を展開しておりますが、個々の製品分野ごとに競合他社が存在しており、厳しい競争にさらされております。また近年は、自動車メーカーがアフターパーツ市場にも積極的な姿勢を示しており、さらに競争が激化する可能性があります。当社は、お客様のニーズを敏感にとらえ、魅力ある製品をタイムリーに提供することにより、ブランド力の維持・向上を図っておりますが、これができない場合には、売上高および販売シェアが減少するリスクがあります。また、急激に価格競争が進んだ場合には、利益率の低下を引き起こすリスクがあります。 (2) 自動車メーカーの商品戦略 当社グループは、自動車メーカーの販売する自動車に取り付けるパーツの販売を主体とした事業を行っているため、自動車メーカーの展開する商品カテゴリーの変化により、当社グループのユーザー層が変化することがあります。近年では、自動車メーカーが当社グループの得意とするスポーツカーのラインアップを充実させてきており、当社にとって、より付加価値の高いスポーツカー向け製品のラインアップ拡充による売上・利益獲得への追い風となっておりますが、過去にはスポーツカーのカテゴリーが減少し、エコカー・ミニバン・ワゴン・軽自動車が増加したことにより、販売モデルや価格帯が変化し売上高が減少したケースがありました。このように、自動車メーカーが商品戦略を急激かつ大規模に変化させた場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼすリスクがあります。 (3) 地震等自然災害による影響 地震、噴火等の自然災害の発生により、当社グループの生産拠点が損害を受ける可能性があります。当社の生産拠点は静岡県富士宮市に集中しているため、予想される東海地震が発生した場合、施設の損害や復旧費用のほかに、生産活動ができなくなることにより事業活動に障害または遅延をきたす可能性があります。大規模または長期間の障害または遅延が発生した場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶリスクがあります。 (4) 新たな感染症の蔓延による影響 新たな感染症が世界に蔓延した場合、拡大の規模や収束の時期を見通すことは難しく、業績に与える影響を予測することは困難です。これら感染症による影響が続き、製造受託や開発受託の受注が減少するような場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶリスクがあります。 (5) 為替の変動 当社グループは、海外で販売している製品の大半が日本国内で生産され輸出されております。急激かつ大幅な円高が発生した場合には、海外における価格競争力を失い、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶリスクがあります。 (6) 環境その他の規制 当社グループは、事業活動を行っているそれぞれの国において、安全性、騒音、排気ガス等の環境規制、その他の法規制を受けております。法律の改正により、当社グループの費用負担が大幅に増加するリスクがあります。 (7) 顧客企業の変化 当社グループは、当社グループの営業所を通して販売活動を行っているとともに、量販店に対する販売や自動車メーカーに対しての部品・技術の供給を行っております。これらの自動車メーカーや大手量販店に対する売上は、当社グループが管理できない要因により影響を受けることがあります。 (8) 関税率や物流コストの変動による影響 当社グループは、自動車用のアフターパーツを欧米や中国をはじめとする世界各地に主に海上輸送で輸出しており、各国の関税率が変動し、あるいは海上運賃等の物流コストが高騰した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) サイバー攻撃等によるリスク 当社グループは、サイバーセキュリティ侵害を継続的な監視と対策が必要な優先度の高いリスクと認識し、専任部署による定期的なデジタルシステムの更新、セキュリティアップデートをはじめ、サイバーセキュリティの脅威や日常業務における予防策に関する定期的な社員教育等を行っておりますが、外部からのサイバー攻撃や機器の不具合、内部不正、人為的な過失等により、ITシステムに不測の障害が発生するリスクがあります。これらのリスクが発生した場合、ITシステムへの高い依存度から、事業活動の停滞や遅延をはじめ、機密情報の漏えいや重要情報の破損・滅失等が生じるおそれがあり、当社グループの業績のみでなく、ブランド価値や社会的信用が低下する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,579字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。 ① 財政状態および経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により、緩やかな景気の回復が続きましたが、足もとでは製造業の一部に米国関税の引き上げによる輸出採算悪化の影響がみられました。今後の先行きについては、各国の通商政策等の影響を受けて海外経済が減速し、わが国企業の収益等も下押しされるもとで、緩和的な金融環境などが下支え要因として作用するものの、成長ペースは鈍化するとみられています。 海外経済は、景気持ち直しのペースが緩やかとなり、一部の地域では景気の足踏みがみられました。米国経済は、景気の拡大が緩やかとなるなかで、関税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響等がみられました。中国経済は、各種政策の効果がみられたものの、米国関税引き上げの影響や不動産市場の調整等により、景気は足踏み状態となりました。英国経済は、緩やかな回復が続いておりますが、高い金利水準の継続に伴う下振れリスクに留意する必要があります。タイ経済は、観光産業などの非製造業を中心に持ち直しの動きがありましたが、各国の通商政策の影響を受けた輸出の鈍化もあり、総じてみれば緩やかな回復にとどまりました。 このようななか、当社主力であるアフターマーケット事業におきましては、国内販路における需要が堅調に推移したことに加え、海外販路でも、当社が販売拠点を置く中国、タイ等における現地セルアウトが増えたこと等から、売上高は国内・海外ともに前期を上回りました。しかしながら、アフターマーケット以外の分野において、製造受託事業の一部で委託企業の在庫調整等に伴う受注減の影響を受けたこと等から、売上高全体では前期を下回り、当連結会計年度における連結売上高は8,976百万円(前期比0.3%減)となりました。 損益面では、円安の進行により、外貨建て売上高の円換算値での増加が売上総利益を押し上げた部分はありましたが、物価高による原材料や消耗品等の仕入コストの増加に加え、賃上げの影響等もあり、売上総利益率は40.3%と前期を0.3ポイント下回りました。また、販売費及び一般管理費では、主として米国向け関税の影響で販売運送費が前期比で大きく増加したほか、昇給に伴う人件費の増加等がありましたが、減価償却費や広告宣伝費等の減少により、販売費及び一般管理費全体では前期比11百万円の減少となりました。以上のことから、営業利益は394百万円(前期比5.5%減)となりました。 また、経常利益は457百万円(前期比4.1%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益において製品補償引当金戻入益57百万円等を計上したこと等により361百万円(前期比3.9%増)となりました。 b.財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ106百万円減少し、13,233百万円となりました。このうち流動資産は、前連結会計年度末に比べ73百万円増加し、6,985百万円となりました。これは主に、売掛金が151百万円、現金及び預金が120百万円それぞれ減少しましたが、棚卸資産が282百万円増加したこと、および有価証券が199百万円増加したこと等によるものです。固定資産は、前連結会計年度末に比べ180百万円減少し、6,247百万円となりました。これは主に、有形固定資産が減価償却費の計上等で168百万円減少したことによるものです。 負債は、前連結会計年度末に比べ439百万円減少し、2,582百万円となりました。このうち流動負債は、前連結会計年度末に比べ239百万円減少し、1,845百万円となりました。これは主に、その他流動負債が315百万円減少したことによるものです。固定負債は、前連結会計年度末に比べ199百万円減少し、737百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものです。 純資産は、前連結会計年度末に比べ332百万円増加し、10,650百万円となりました。これは主に、配当金の支払が91百万円ありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益が361百万円あったことによる利益剰余金の増加によるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)残高は、前連結会計年度末に比べ59百万円増加し、1,581百万円となりました。 なお、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果取得した資金は991百万円(前期は380百万円の取得)となりました。これは主に、棚卸資産の増加額277百万円、その他流動負債の減少額139百万円等の資金の減少要因がありましたが、減価償却費664百万円、税金等調整前当期純利益510百万円等の資金の増加要因があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は611百万円(前期は12百万円の使用)となりました。これは主に、有価証券の償還額500百万円等の収入に対し、有形固定資産の取得額645百万円、有価証券の取得額499百万円等の支出があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は319百万円(前期は243百万円の使用)となりました。これは主に、借入金の減少額223百万円、配当金の支払額92百万円等の減少要因があったことによるものです。 ③ 生産、受注および販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) 自動車等の関連部品事業(千円)   9,145,513   104.3 その他の事業(千円)   ―   ― 合計   9,145,513   104.3 (注) 金額は販売価格によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 自動車等の関連部品事業   1,056,992   102.5   310,905   101.9 その他の事業   ―   ―   ―   ― 合計   1,056,992   102.5   310,905   101.9 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) 自動車等の関連部品事業(千円)   8,975,549   99.7 その他の事業(千円)   1,071   51.7 合計   8,976,620   99.7 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) Turn14 Distribution, Inc.   1,077,905   12.0   953,210   10.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたり重要となる会計方針等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 当連結会計年度は、中期経営計画「51-53rd Tune The Next ~その先に挑め~」(2024年8月期から2026年8月期まで)の2年目にあたります。当社では、同中期経営計画において、インナーブランディングの強化をはじめ、海外販路の拡大と現地車両向け製品の開発体制の強化、バッテリー基礎開発の進展と、エンジン車の電動化やHV化等、当社独自の技術を織り込んだコンプリートカーの事業化、IoT、AI技術を取り入れた電子制御製品の展開、カーボンニュートラル製品への注力をテーマに、各種施策を推進してまいりました。 当期は、連結売上高9,330百万円、営業利益390百万円、経常利益400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円の計画でスタートいたしましたが、連結売上高は8,976百万円(達成率96.2%)と計画を353百万円下回りました。これは主に、米国向けの売上高が顧客からの引き合い減少と販売代理店における在庫調整の動きにより減少したこと、および製造受託事業において、委託企業からの受注が、同じく需要の減少と在庫調整の動きにより減少したことによるものです。 売上高を地域別で見ますと、アフターマーケット事業は好調に推移し、国内販路では前期比で4.3%の増加、海外販路でも、主に現地子会社のセルアウトが増加したこと等により、前期比で2.7%の増加となりましたが、製造受託・開発受託事業では、主に製造受託の需要の減少から前期比で15.2%の減少となりました。これらの結果、国内全体の売上高は、製造受託・開発受託事業の減少により前期比90百万円の減少(1.5%減)となりました。また、海外の売上高につきましては、北米が前期比87百万円の減少(7.6%減)、アジア圏が前期比101百万円の増加(7.4%増)、ヨーロッパが前期比10百万円の増加(4.3%増)となりました。 損益面では、円安の進行により、外貨建て売上高の円換算値での増加が売上総利益を押し上げた部分はありましたが、物価高による原材料や消耗品等の仕入コストの増加に加え、賃上げの影響等もあり、売上総利益率は40.3%と、前期を0.3ポイント下回りました。販売費及び一般管理費では、主として米国向け関税の影響で販売運送費が前期比で大きく増加したほか、昇給に伴う人件費の増加等がありましたが、減価償却費や広告宣伝費等の減少により、販売費及び一般管理費全体では前期比11百万円の減少となりました。以上のことから、営業利益は394百万円(前期比5.5%減)となりました。 なお、経常利益は457百万円(前期比4.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益において製品補償引当金戻入益57百万円等を計上したこと等により361百万円(前期比3.9%増)となりました。 ③ 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 今回、「3 事業等のリスク」に、関税率や物流コストの変動によるリスクとサイバーセキュリティに関するリスクを加えましたが、特に米国の関税政策については、今後新たな関税が導入されたり、あるいは既存の関税が撤回、もしくは調整される可能性があることから、今後の関税率の変化によっては、当社の経営成績に大きな影響を及ぼす恐れがあります。 これに対し、当社では、米国の販売代理店と密に協議を重ねながら、アイテムごとに細かな価格設定を行い、現地の需要に配慮しつつ、付加価値の高い商材を中心に販売価格を見直すことで、米国市場での収益と出荷量の維持に努めてまいります。また、当社の喫緊の課題でもある新しい販売エリアの拡充と新しいカテゴリーへの進出もさらに推し進め、これまでにない、新たな需要を掘り起こすための各種施策をとってまいります。 その他、当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、内製品の出荷量減少に伴う、工場稼働率の低下と売上原価率の上昇があげられます。当社では、サスペンションやマフラーをはじめ、エンジン部品やターボ、スーパーチャージャー等、多くの商材を自社工場で生産しておりますが、これら内製品の出荷量の減少は、工場の稼働率の低下を通じて、売上原価率の上昇と利益率の低下につながります。これに対し、当社では、サスペンションやマフラー、エンジン部品、ターボ製品等、内製品を中心にコスト戦略の強化を図り、さらなる競争力の強化に取り組んでまいります。また、新規ラインアップへの取組を含むスピーディな車種展開と、お客様とじかに触れ合う機会を増やす「ことづくり」を通じたお客様のニーズの先取りと深掘り、さらには「ことづくり」から、お客様の体験・体感に訴える「ものづくり」へとつなげていくという当社の基本方針をより堅固なものとし、お客様の需要に即した新規商材の企画・開発・提案に取り組むことで、内製品を含む当社商材への需要を喚起する取組を進めてまいります。 ④ 当社グループの資本の財源および資金の流動性について 当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための原材料購入費用および製造費用、販売費用、研究開発費、生産能力強化のための設備投資費用等であります。 これらの資金需要への対応は、主に自己資金および金融機関からの借入による資金調達を基本としております。 当社の資金状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高が前連結会計年度末に比べ59百万円増加し、1,581百万円となりました。 流動性の確保に関しましては、当連結会計年度における流動比率は378.5%、当座比率は191.9%となっており、十分な流動性を確保していると認識しております。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。 2023年8月期   2024年8月期   2025年8月期 自己資本比率(%)   74.6   77.3   80.5 時価ベースの自己資本比率(%)   25.3   21.9   23.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.2   2.0   0.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   237.2   119.8   281.0 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注) 1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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