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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

インターファクトリー

Interfactory,Inc.4057 · Growth · 情報・通信業

ECサイト構築から運用支援、データ活用までを一気通貫で提供するクラウドコマース企業。

概要

インターファクトリーは、クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」を主力とする情報・通信業の企業である。2003年に東京都練馬区で設立され、同年に東京証券取引所マザーズに上場した。2025年5月期の売上高は約29億円、従業員数157名。本社は東京都千代田区富士見に所在する。

クラウドコマースプラットフォームを中核とする事業構造

当社は、クラウドコマースプラットフォーム事業を唯一の報告セグメントとして成長してきた。主力製品「EBISUMART」は、クラウド型でありながら個別カスタマイズが可能なEコマースプラットフォームで、中規模から大規模のEC事業者に利用されている。拡張性、最新性、安心性の3特性を備え、毎週機能追加・更新が行われる。2023年8月には大規模顧客向け「EBISUMART Enterprise」を投入し、さらに2024年5月期からECビジネス成長支援事業(EBISU GROWTH)とデータ利活用プラットフォーム事業(EBISU PIM)を新たに展開し、収益の多様化を図っている。

ストック型月額利用料とフロー型カスタマイズ収入の二本立て

収益は、システム運用保守サービスによるストック型月額利用料と、システム受託開発サービスによるフロー型カスタマイズ料で構成される。月額利用料は基本料金、変動料金(システム利用状況に応じた課金)、オプションサービス利用料からなる。基本料金は月額固定で保守サービスの対価、変動料金は取引量に応じて増加する。受託開発では要件定義から設計、テストまで一貫担当し、プロジェクトごとに報酬を得る。この二軸により、安定的なストック収入と成長に応じたフロー収入を両立している。ECコンシェルジュによる保守やカスタマーサクセスも付加価値となっている。

API公開によるオープンプラットフォームとパートナー制度

同社は「EBISUMART」のAPIを公開し、オープンプラットフォーム戦略を推進している。パートナープログラム「ebisumart ecosystem」を通じて、OEM、ソリューション、セールス、アプリケーション、アウトソースの5種類のパートナーと連携する。アプリケーションパートナーにはEC支援アプリの開発環境を提供し、顧客は多彩な機能を利用可能。これにより、自社開発に依存せずパートナーエコシステムを通じてサービス拡充を図っている。パートナー開拓が事業規模拡大の基盤となっており、販売代理やカスタマイズ業務の外部委託も進めている。

ECビジネス成長支援とデータ利活用への事業多角化

2024年5月期から本格化したECビジネス成長支援事業では、EC戦略から運用までを一貫支援する「EBISU GROWTH」を提供する。フルフィルメント最適化や越境EC構築も含む。売上高は2025年5月期に247,322千円と前年比131.9%増だが、マーケティング投資によりセグメント損失12,683千円。データ利活用プラットフォーム事業では、商品情報一元管理システム「EBISU PIM」を2025年2月にリリース。売上は未発生でセグメント損失28,941千円。これらの新事業は、クラウドコマースプラットフォームで培った知見を基盤に、EC事業者向けの総合支援とデータ連携の領域に拡大している。

業界の中での役割はEC事業者向けに、プラットフォーム・運用支援・データ活用を提供するクラウドサービス事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
29億円
営業利益
1億円
営業利益率
3.4%
純利益
0億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
システム運用保守17億円58.6%
システム受託開発10億円34.5%
その他2億円6.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01EC事業者主力

クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」シリーズを提供し、ECサイトの構築(受託開発)、運用保守(月額利用料)、カスタマイズ開発を実施。中規模から大規模のEC事業者を主要顧客とし、毎週の機能更新や高いカスタマイズ性を強みとする。

主な製品・サービス4
EBISUMART
クラウド型ECプラットフォーム。カスタマイズが可能であり、拡張性・最新性・安心性を備える。中規模から大規模EC事業者向け。
EBISUMART Lite
小規模向けの低価格なECプラットフォーム。
EBISUMART BtoB
法人間取引(BtoB)に特化したECプラットフォーム。
EBISUMART Enterprise
大規模EC事業者向けのハイスペックな統合業務管理システム。データ処理の高速化や外部連携を強化。

02EC事業者(成長支援)準主力

EC戦略の策定から運用代行までを一気通貫で支援する「EBISU GROWTH」を提供。ECモール特化型運営支援や、AI活用の運用代行サービス「EBISU AGENT」も展開し、EC事業者の事業成長をトータルにサポートする。

主な製品・サービス2
EBISU GROWTH
EC戦略から運用までの一気通貫支援サービス。ECの役割明確化、チャネル選定、サイト構築、運用支援、物流最適化などを提供。
EBISU AGENT
AIを活用したEC運用代行サービス。商品登録からLP制作まで幅広いEC運用業務をカバーする。

03EC事業者(データ活用)副次

基幹システムと販売チャネルのデータを統合・分析するデータ利活用プラットフォームを提供。商品データ統合プラットフォーム「EBISU PIM」により、商品情報の一元管理とEC業務の効率化を実現する。

主な製品・サービス1
EBISU PIM
商品情報を統合・管理するPIM(Product Information Management)システム。商品データの一元管理により、EC業務の効率化と商品価値の最大化を支援する。

製品と技術

カスタマイズ可能なクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」

「EBISUMART」は、クラウド型サービスでありながら個別カスタマイズが可能な点を最大の特徴とする。ASPサービスの「システムが古くならない」メリットとパッケージソフトの「カスタマイズできる」メリットを両立。毎週機能追加・更新が行われ、全顧客が常に最新状態を利用可能。システム利用状況に応じてインフラ環境を柔軟に変更でき、一時的な高負荷にも対応する。セキュリティ面では、通常対策に加えて通信監視・ブロックオプションも提供。中規模から大規模EC事業者を主なターゲットとし、月額固定の基本料金と利用量に応じた変動料金で課金される。

大規模EC事業者向けハイスペック版「EBISUMART Enterprise」

「EBISUMART Enterprise」は、EBISUMARTの上位版として2023年8月に提供を開始した。流通総額の大きな大規模事業者をターゲットとし、データ処理の高速化と外部システム連携の強化を実現。さまざまなチャネルのデータを収集・蓄積し、在庫管理や受注・出荷処理などのEC運営業務を自動化する統合業務管理システムとして機能する。これにより、従来対応できなかった大規模顧客層へのアプローチが可能となり、小規模から大規模まで幅広い顧客層をカバーする製品群が整った。

EC事業成長を包括支援する「EBISU GROWTH」

「EBISU GROWTH」は、EC戦略の立案から現場運用までを一括支援するサービス。強みは3点:圧倒的な経験に基づく運用支援、フルフィルメントの最適化、自社越境ECサイトの構築支援。具体的には「EC戦略PM支援サービス」と「ECモール特化型運営支援サービス」の2軸で提供する。パートナー企業との連携により、2025年5月期の売上高は247,322千円と前年比約2.3倍に成長した。営業活動費用やマーケティング投資は発生しているが、セグメント損失は前年から縮小している。

商品情報一元管理システム「EBISU PIM」

「EBISU PIM」は、事業者の商品情報を統合管理するクラウド型PIM(Product Information Management)システムである。各ECサイトや販売チャネルに対して統一された正確な商品情報を提供し、EC業務の効率化と商品価値の最大化を目的とする。2025年2月にサービス提供を開始したが、現時点では売上は発生しておらず、構築費用のみがセグメント損失として計上されている。同社は営業・開発体制を強化し、既存・新規クライアントへの積極的なアプローチを進め、事業の拡大を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クラウドサービス、低収益で停滞

クラウドサービス(SaaS)を提供するIT企業。売上高は約29億円で横ばい、営業利益率は3.5%と前年6.9%から低下。同業のソラコム(IoTプラットフォーム)やL is B(データ分析)に比べ、成長性・収益性で劣後。競争の激しいクラウド市場で差別化できておらず、成長の停滞が懸念される。

強み

  • 売上高約29億円で一定の顧客から継続収入を得ている
  • クラウド市場は拡大基調であり、追い風が期待できる
  • 独自のクラウド技術を有し、カスタマイズ対応が可能
  • 売上原価や販管費の削減により利益率向上の可能性

課題

  • 営業利益率3.5%と低く、コスト構造の改革が必要
  • 売上高がほぼ横ばいで、新規顧客獲得が鈍化
  • 大手クラウドベンダーや同業との競争で強みが不明確

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がインターファクトリー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
15616雨風太陽16億円
2298AGVA TECH16億円
35025マーキュリー16億円9.4倍
45247BTM16億円24.6倍
54057インターファクトリー15億円41.5倍
63639ボルテージ15億円
7387Aフラー15億円11.9倍
83779ジェイ・エスコムホールディングス15億円
93910エムケイシステム15億円6.0倍
103634ソケッツ15億円17.0倍
114017クリーマ14億円52.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

2003年6月に創業からマザーズ上場まで一挙に進んだ設立期

2003年6月、東京都練馬区で有限会社インターファクトリーを資本金300万円で設立。同時にECサイト構築パッケージ「EC VALUE MARKET」の提供を開始した。同月中に株式会社へ組織変更し、パッケージ名を「えびすマート」に変更、資本金を1,000万円に増資。さらにクラウド型にバージョンアップし、プライバシーマークを取得。その後、資本金を9,000万円に増資し、名称を「ebisumart」に変更、本社を千代田区富士見に移転、ISO/IEC27001認証を取得。月末には東京証券取引所マザーズに上場、資本金は322,185千円に達した。

大規模顧客向けハイスペック版を投入した2023年

2023年8月、同社は大規模EC事業者向けハイスペッククラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」の提供を開始した。従来の「EBISUMART」ではカバーしきれなかった流通総額の大きな顧客層をターゲットとし、データ処理の高速化や外部システム連携の強化を実現。在庫管理や受注・出荷処理を自動化する統合業務管理システムとして機能し、小規模から大規模まで幅広い顧客をカバーする製品ラインナップが完成した。これにより従来対応できなかった顧客層へのアプローチが可能となった。

ECビジネス成長支援事業の本格開始(2024年5月期)

2024年5月期から、同社はサービス領域を拡大し、ECビジネス成長支援事業「EBISU GROWTH」を本格的に開始した。EC戦略の立案からサイト構築、運用支援、フルフィルメント最適化、越境EC構築までを一気通貫で支援するサービスである。パートナー企業と連携して展開し、売上高は2025年5月期に247,322千円と前年比131.9%増を達成したが、マーケティング投資によりセグメント損失12,683千円となっている。営業体制とパートナー戦略の強化を進め、サービスラインナップの拡充を目指す。

商品データ統合プラットフォームのリリース(2025年2月)

2025年2月、データ利活用プラットフォーム事業の第一弾として、商品情報一元管理システム「EBISU PIM」をリリースした。事業者が持つ商品情報を統合し、各販売チャネルに統一された正確な情報を提供することで、EC業務の効率化と商品価値の最大化を図る。提供開始から間もないため売上は発生しておらず、構築費用のみが費用計上され、2025年5月期のセグメント損失は28,941千円となっている。営業・開発体制を強化し、既存・新規クライアントへの積極的なアプローチを進める方針である。

年表1件を開く

2000年代

  • 2003年6月創業東京都練馬区大泉学園町において有限会社インターファクトリー設立(資本金3,000千円)ECサイト構築パッケージ「EC VALUE MARKET」提供開始 株式会社インターファクトリーに組織変更「EC VALUE MARKET」の名称を「えびすマート」に変更 資本金を10,000千円に増資「えびすマート」をクラウド型にバージョンアップ(※1)プライバシーマーク取得(※2)資本金を90,000千円に増資「えびすマート」を「ebisumart」へ名称変更 本社を東京都千代田区富士見に移転 ISO/IEC27001(ISMS)の認証を取得(※3)資本金を105,600千円に増資 資本金を116,400千円に増資 本社を現在地に移転 クレジットカード取引に係るデータセキュリティの国際規格PCI-DSSに準拠(※4)東京証券取引所マザーズに株式を上場、資本金を322,185千円に増資 資本金を386,173千円に増資 資本金を392,929千円に増資 スモールスタート向けクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart zero」提供開始 資本金を393,583千円に増資 東京証券取引所の市場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • クライアント数25社~30社
  • 売上高1.5億円~1.8億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    クラウドコマース基盤の強化

    主力のECプラットフォーム「EBISUMART」について、API公開によるオープン化、BtoB向け機能拡充、大規模顧客向けハイスペック版の提供、品質・セキュリティ強化を進め、多様な顧客層の開拓と満足度向上を図る。

  2. 02

    マーケティングと販売体制の強化

    パートナーネットワークの構築、ブランディング・広告販売の強化、人材確保・育成、顧客ニーズ収集体制の強化、エンジニア強化により、売上拡大とサービス品質向上を目指す。

  3. 03

    収益力の強化とストック収益拡大

    システム運用保守のストック収益を最大化するため、新規顧客獲得、プロジェクト管理の強化、売上連動型のレベニューシェアプラン推進などに取り組み、安定した収益基盤を構築する。

  4. 04

    EC成長支援サービスの拡販

    EC事業者向けに戦略立案から実務まで一気通貫で支援する「EBISU GROWTH」の営業体制とパートナー戦略を強化し、サービスの拡販とラインナップ拡充により収益拡大を図る。

  5. 05

    データ利活用事業の拡大

    商品情報管理プラットフォーム「EBISU PIM」の拡販と機能拡充を推進し、グローバル市場で成長するPIM市場において、日本市場の成長機会を捉え、収益確保と認知度向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で163人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は674万円で、6期前と比べて+18.5%平均年齢は35.6歳、平均勤続年数は6.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年5月56832.33.3118
2021年5月58832.93.7133
2022年5月60032.84.0144
2023年5月59833.74.7151
2024年5月62234.55.41570
2025年5月65234.86.1157127
2026年5月67435.66.616361

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 千代田区671百万円
クラウドコマースプラットフォーム事業 ECビジネス成長支援事業 データ利活用プラットフォーム事業
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は29億円営業利益1億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-50.0%。

売上高
+0.0%
29億円
営業利益
-50.0%
1億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
3.4%
前期比 -3.4%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高30億円29億円
営業利益1億円1億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は15億円、営業利益は1億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q600.01
2023年4Q6−1
2024年1Q6−1−16.7−1
2024年2Q600.00
2024年3Q700.00
2024年4Q7114.31
2025年2Q1417.11
2025年4Q1516.70
2026年2Q1400.00
2026年4Q1516.70

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年5月期からの11期で、売上は8億円から29億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年5月800
2017年5月1000
2018年5月1300
2019年5月1511
2020年5月1821
2021年5月2221
2022年5月2300
2023年5月2500
2024年5月26000.00
2025年5月29226.91
2026年5月29113.40

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高29億円のうち、営業利益として残るのは1億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.6%17億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.9%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
41.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.9pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比10.2pt
2.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年5月期は営業CFが1億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は4億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年5月0−10−12
2019年5月1−1002
2020年5月1−1003
2021年5月2−1417
2022年5月−1−31−44
2023年5月1−42−33
2024年5月1−1103
2025年5月4−2025
2026年5月1−20−14

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年5月期の総資産は20億円。このうち返さなくてよい自己資本が12億円で、自己資本比率は60.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年5月41314.5
2017年5月61514.7
2018年5月71616.8
2019年5月72523.5
2020年5月93631.5
2021年5月1410465.8
2022年5月1510567.2
2023年5月1711665.4
2024年5月1810857.6
2025年5月2112955.9
2026年5月2012860.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳単体ベース
現金及び預金
4億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
8億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中334位あたり、逆に低いのはROE605社中536位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥352で、1年前と比べて-24.3%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥352-1.7%1ヶ月+1.1%1年-24.3%時価総額15億円
過去52週の値幅
安値¥345高値¥544

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)41.5倍
PER (会社予想)19.6倍
PBR1.17倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬に372円まで上昇後、一貫して軟調に推移し、8月12日時点で351円と25日移動平均線355.48円を下回っています。年初来高値544円からは約35%下落し、52週安値345円に近接する水準です。出来高は直近で9,000株と増加しており、売り圧力がやや強まっています。RSIは44.19と中立圏で、方向感に欠ける展開です。25日線を下回っていることから短期的な弱気シグナルが出ています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

実績PERが41.4倍と平均30.5倍を上回るが、予想PERは19.6倍であり、業績回復を見込めば割安感がある。PBRは1.17倍と平均3.59倍を大きく下回っており、解散価値に近い水準。ROEは12.4%と良好で、収益性は高い。無配当で株主還元が乏しいが、今後の黒字化に伴う改善が期待される。全体的に資産価値と収益力に比べて株価が低位にある。

指標この会社業種平均
PER (実績)41.5倍47.9倍
PER (予想)19.6倍
PBR1.17倍2.96倍
ROE2.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、売上の伸びが緩やかな中で利益率が改善している点にあります。強気派は、2025年5月期に営業利益率が6.9%まで改善したことを評価し、今後も受注単価の向上や効率化が進めば増益が続くと見ています。一方、弱気派は、売上高の成長が鈍く、直近の2026年5月期には利益率が3.45%に低下する見込みであることを問題視しています。また、売上高が約29億円で頭打ちの感があり、成長市場であるIT業界で小規模ゆえの競争力が限定的であると指摘しています。

プラスに働く材料7
  • 利益率の改善

    2025年5月期の営業利益率は6.9%と前年から改善しました。

  • 安定した受注

    主要顧客との長期的な関係があり、売上の下振れリスクが低いです。

  • 低い株価評価

    PERが約41倍、PBRが約1.17倍と割安感があります。

  • 営業利益2億円と黒字化を達成決算発表後影響

    2025/5期の営業利益は2億円。前期は0億円で、営業利益率も6.9%まで改善。

  • 予想PER19.6倍と実績41.5倍から半減決算発表後影響

    時価総額15億円÷予想PER19.6倍で来期利益約0.76億円。利益回復を見込む。

  • PBR1.17倍は純資産とほぼ同水準不定影響

    時価総額15億円÷PBR1.17倍で純資産約12.8億円。下値は限られやすい。

  • 売上高が26億円から29億円へ3期連続拡大通年影響

    2024/5期26億円、2025/5期29億円、2026/5期29億円。増収傾向は継続。

マイナスに働く材料7
  • 成長の鈍化

    売上高は2025年5月期から横ばいで、成長が止まっています。

  • 利益率の悪化予想

    2026年5月期の計画では営業利益率が3.45%に低下する見込みです。

  • 規模の限界

    従業員157名の小規模企業で、大型案件の受注能力に限界があります。

  • 営業利益が2億円から1億円へ半減決算発表後影響

    2025/5期営業利益2億円→2026/5期1億円。営業利益率6.9%→3.45%に悪化。

  • 純利益が0億円と赤字寸前決算発表後影響

    2026/5期純利益は0億円。前期1億円から減益で黒字維持が課題。

  • 売上高が前期並みとなり成長が停滞通年影響

    2026/5期売上29億円、前期と同水準。増収が止まり利益率低下の主因。

  • 無配当で株主還元がなく株価も3割下落不定影響

    配当利回り0%。1年間で株価は27.12%下落し、需給が軟調。

次の決算で確かめる点
受注単価
売上が横ばいの中、単価上昇ができているかが利益改善の鍵です。
営業利益率
直近で低下する見込みのため、実際の決算で改善するか確認します。
従業員一人当たり売上
小規模企業の生産性を測る重要な指標です。

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ1,952人。区分でいちばん多いのは個人・その他83.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.0%を占め、残る89.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他85.787.286.188.482.483.4
事業法人4.69.29.47.212.310.9
証券会社7.02.23.52.94.13.9
自己株式2.22.22.2
外国人個人0.60.30.30.40.51.0
外国法人1.60.90.60.80.80.8
金融機関0.50.20.20.20.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01蕪木 登33.45
02株式会社ケイエイビー5.33
03蕪木 有紀4.85
04株式会社森本本店3.39
05インターファクトリー従業員持株会3.10
06松本 栄治2.13
07楽天証券株式会社1.94
08兼井 聡1.82
09川端 修三1.48
10三石 祐輔1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-31
    蕪木 登
    変更報告
    43.64%
  • 2026-08-28
    蕪木 登
    新規の大量保有報告
    43.63%
    -0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−95%、1株純資産は10期で−16%。直近期のROEは2.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年5月16011.5
2017年5月75335634.0
2018年5月91228.5
2019年5月172939.1
2020年5月328347.7
2021年5月3523921.466.5
2022年5月52522.1200.6
2023年5月52712.1126.4
2024年5月−8257
2025年5月3429312.415.7
2026年5月93002.942.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/5期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
蕪木登代表取締役社長兼CEO521,380,000
兼井聡取締役4975,000
三石祐輔取締役兼CMO4645,000
赤荻隆取締役兼CFO6035,000
鳥山亜弓取締役55
笹川大介取締役69
加山宏常勤監査役7215,000
藤田裕二監査役64
南出浩一監査役53
水野謙執行役員 兼 AI推進部長
清水浩晃執行役員 兼 営業推進本部長

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)410710727
社外取締役519194

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,249字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は「関わる従業員、お客様、取引先様の幸せを実現する」ことを企業理念に掲げ、事業運営を行っております。その実現のために「コマースを進化させる」をスローガンに、クラウドコマースプラットフォームの提供に加え、複数の事業を展開し、サービスの提供を行っております。 具体的にはECシステムの構築及び運用保守を行う「クラウドコマースプラットフォーム事業」、EC事業者の事業ステージや事業領域に合わせて最適なソリューションを提供する「ECビジネス成長支援事業」及びEC事業者のバックエンドの情報とフロントエンドの情報を統合・分析するプラットフォームを提供する「データ利活用プラットフォーム事業」を展開し、EC事業者のみならず幅広いニーズに応えるとともに、収益手段の多様化を図っております。 (1)クラウドコマースプラットフォーム事業の事業内容について クラウドコマースプラットフォーム事業として、クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」、「EBISUMAT Lite」、「EBISUMART BtoB」、「EBISUMART Enterprise」に係る①システム受託開発サービス、②システム運用保守サービス、③その他のサービスの3つのサービスを提供しております。 ①システム受託開発サービス(フロー) 通常、ベンダーの環境に依存するクラウド型サービスでは個別の要望に応じるカスタマイズの自由度は大幅に低くなりますが、「EBISUMART」はクラウド型サービスでありながらカスタマイズが可能であるという特徴を有しております。当社はシステム導入に際し顧客の要望に応じてカスタマイズを実施することが一般的であるほか、システム導入後につきましても新たな機能追加等の依頼に応じて追加カスタマイズを行います。 カスタマイズ業務におきましてはプロジェクト・マネジメント制を採用し、要件定義から設計、開発、テスト、納品まで同一のメンバーが担当することにより品質強化はもちろん、障害発生時の対応も迅速且つ効率的に行える体制とし、顧客に安心・安全を提供できるよう取り組んでおります。 これらの業務に対し、カスタマイズ料という形で報酬を受領するフロー型ビジネスとなっております。 ②システム運用保守サービス(ストック) クラウドコマースプラットフォーム上に顧客の店舗がオープンした後は、顧客のサポートを専門に行うECコンシェルジュによるきめ細かな保守サービス、セミナーの開催や、サポートチームによるコンサルティング等の各種サポートサービスを通じて個々の顧客に対し最適なサービスの提供に努めております。また、クラウド型の利点を生かし、毎週機能の追加、更新、修正等を行い、顧客に対し常に最新・最適なサービスの提供に努めております。これらの業務に対し、月額利用料という形で報酬を受領するストック型ビジネスとなっております。 報酬の内訳は、「基本料金」、「変動料金」、「その他」で構成されており、それぞれの内容は以下のとおりとなっております。 区分   内容 基本料金   月額固定料金で、基本的な保守サービスの対価であります。 変動料金   各顧客のシステム利用状況に応じて課金する料金であります。 その他   オプションサービスの利用料等であります。 ③その他のサービス 既存顧客に対し、提携先企業の各種サービス(ディスプレイ広告サービス、商品のレコメンド機能、各種分析機能等)の紹介や当社メディアへの広告掲載等の各種サービスを提供しております。 1)クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」の特徴について 「EBISUMART」は、「拡張性・最新性・安心性」の3つの特性により、中規模から大規模のEC事業者のニーズに最適なソリューションを提供しております。 ■拡張性 「EBISUMART」はASPサービス(注1)の「システムが古くならない」メリットとパッケージソフトの「他システムとの連携等のカスタマイズができる」メリットの両方を備えており、クラウドサービスでありながら顧客の様々な要望に柔軟に対応することが可能です。 ■最新性 パッケージソフトは時の経過とともに陳腐化していきますが、「EBISUMART」は機能の追加やアップデートを毎週行っており、全ての顧客は常に最新・最適なサービスを利用することが可能です。 ■安心性 システムの利用状況に応じてサービス提供の基盤であるインフラ環境を柔軟に変更することが可能となっており、最適かつ無駄のない状態に保つことができるため、一時的な高負荷にも対応することが可能です。また、通常のセキュリティ対策に加え、通信の監視・ブロックを行うオプションも利用可能となっており、安心してシステムを利用していただくことが可能です。 販売体制としましては顧客ニーズを的確に把握できるダイレクトセールスを主体としておりますが、API(注2)を公開することによりプラットフォームのオープン化を進め、パートナー開拓を通じた事業拡大のための基盤構築を進めるとともに、パートナープログラム「EBISUMART ecosystem」を展開し、パートナー企業に「EBISUMART」上で動作するEC支援サービスアプリケーションの開発環境を提供しております。これによりパートナー企業にはEC支援サービスアプリを製作する機会を提供し、顧客企業には幅広いEC支援サービスを受ける機会を提供します。各パートナーの機能及び役割は以下のとおりとなっております。 ① OEMパートナー 「EBISUMART」をOEM商品として第三者に販売します。 ② ソリューションパートナー 「EBISUMART」の販売代理業務に加え、エンドユーザーに対し「EBISUMART」のカスタマイズ業務を行います。 ③ セールスパートナー 「EBISUMART」の取次店業務及び販売代理店業務を行います。 ④ アプリケーションパートナー 「EBISUMART」カスタマイズ用アプリケーションの開発及び販売を行います。 ⑤ アウトソースパートナー 当社の委託を受け、「EBISUMART」のカスタマイズ業務を行います。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注1)アプリケーションサービスプロバイダのことで、インターネットを介したサービス提供で、すぐに導入でき、コストが安くシステムが古くならないメリットはありますが、カスタマイズができない点がデメリットであります。 (注2)アプリケーションプログラミングインターフェースのことで、あるコンピュータプログラムの機能や管理するデータ等を外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式等を定めたものであります。 2)ハイスペックのクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」について EC市場拡大と弊社既存顧客の成長を見越し、EC流通総額が更に大きい大規模顧客層をターゲットにした、ハイスペックの新たなクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」のサービス提供を本格的に開始いたしました。事業規模の拡大により、データ処理の高速化や外部システムとの連携強化へのニーズに対応するシステムとなり、これにより大規模事業者まで幅広い顧客層をカバーすることが可能となっております。さまざまなチャネルのデータを収集・蓄積し、在庫管理や受注~出荷処理などのEC運営業務を自動化するクラウド型の統合業務管理システムとなり、従来対応できなかった顧客層にもアプローチしてまいります。 (2)ECビジネス成長支援事業の事業内容について EBISU GROWTHは、自社EC、モール、越境問わず「ECの役割の明確化、事業計画の策定」「チャネル選定からサイトの構築」「ECの根幹となる運用業務の支援、効率化」「集客・認知拡大に繋げる施策の企画提案」「物流・倉庫の構築、改善、効率化」にいたるまで、EC戦略フェーズから運用までを、事業状況に合わせ一気通貫で事業の成長を支援するサービスです。EBISU GROWTHの強みは下記3つとなります。 ①圧倒的な経験に基づいた運用支援 現場担当者への正確なヒアリングから運用面での課題を可視化します。また、EC戦略から現場業務までを習熟した経験者が業務の効率化を図り、運用の最適化を支援するとともに、運用代行も可能とします。 ②フルフィルメントの最適化 ECにおいて非常に重要な要素の1つであるフルフィルメント(在庫管理、物流、撮影業務)を、経験豊富なメンバーが要望や状況に合わせた提案をし、全国の倉庫選定を含め、費用や業務の最適化を可能とします。 ③自社越境ECサイトの構築 越境ECなど、需要が高まり続ける参入難易度の高い海外市場にも、事業のグローバル化という形でオールインワンでの支援を可能とします。 具体的なサービス内容としては、EC事業を継続的に発展させることを目的とした「EC戦略PM支援サービス」と、各ECモールに特化した支援を行う「ECモール特化型運営支援サービス」という2つのサービスを軸に提供を行っております。また直近では、EC運用の生産性を高めるAI活用EC運用代行サービス「EBISU AGENT」を提供開始し、全カート・モール対応、商品登録からLP制作まで幅広いEC運用業務をカバーしております。 (3)データ利活用プラットフォーム事業 EC事業者の基幹システムと各販売チャネルにおけるデータをシームレスに繋ぎ、リアルとネットにおけるデータの一元管理及び分析、活用を可能とする「データ利活用プラットフォーム」の提供を目指しております。新規プロダクトとして、事業者が持つ各種商品情報を一元管理し、EC業務の効率化と商品価値の最大化を実現する商品データ統合プラットフォーム「EBISU PIM(エビスピム)※」を提供しております。 ※PIMとは、Product Information Managementの略で事業者が持つ商品情報を統合し、信頼性の高い魅力的な商品コンテンツを作成、管理することができるシステムを指します。 「EBISU PIM」の主な機能は下記となります。
経営方針・対処すべき課題4,864字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は「関わる従業員、お客様、取引先様の幸せを実現する」ことを企業理念に掲げ、事業運営を行っております。その実現のために「コマースを進化させる」を事業目的とし、クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」をはじめとしたサービスの提供を行っております。 (2)経営環境及び経営戦略等 当社は、EC関連サービスが多様化かつ複雑化する近況を鑑み、ECシステムの構築及び運用保守を行う「クラ ウドコマースプラットフォーム事業」、EC事業者の事業ステージや事業領域に合わせて最適なソリューションを 提供する「ECビジネス成長支援事業」及びEC事業者のバックエンドの情報とフロントエンドの情報を統合・分 析するプラットフォームを提供する「データ利活用プラットフォーム事業」を展開し、EC事業者の幅広いニーズ に応えるとともに、収益手段の多様化を図っております。また、新しいプロダクトに対する投資も積極的に行って おります。 「クラウドコマースプラットフォーム事業」においては、既存顧客の満足度向上及び新規顧客の開拓を図るた め、組織改編等により営業部門を強化することでシステム受託開発売上の新規獲得並びに運用保守売上の積み上げ に努めてまいりました。また、「EBISUMART」をより信頼性の高いECプラットフォームとするため、情報セキュ リティマネジメントシステムISO/IEC27001の認証取得やクレジットカード業界における国際セキュリティ 基準であるPCI-DSSへの準拠証明の取得も継続して行ってまいりました。さらに、EC市場拡大と弊社既存 顧客の成長を見越し、EC流通総額が更に大きい大規模顧客層をターゲットにした、ハイスペックの新たなクラウ ドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」を展開し、これにより小規模事業者から大規模事業者まで 幅広い顧客層をカバーすることが可能となっております。 「ECビジネス成長支援事業」においては、ECモール及び自社ECサイトを運営する全ての事業者様を対象とした、EC事業の成長を戦略立案から実務まで一気通貫で支援するサービス「EBISU GROWTH」について、マーケティング戦略の見直しによるコストの適正化を進めながら、営業体制及びパートナー戦略の強化に取り組んでおります。また、過去1年間の営業活動を通じて発見した市場ニーズにマッチした新サービスを複数構築し、サービスラインナップを拡充することで一層の収益拡大を目指してまいります。 「データ利活用プラットフォーム事業」においては、各ECサイトにおける商品情報を一元管理し、各販売チャネルにおける統一された正確な情報を提供することで、EC業務の効率化と商品価値の最大化を実現する「EBISU PIM(エビス ピム)」の拡販に向けてプロダクトのブラッシュアップや営業体制の強化を行っております。事業規模に関わらず事業のⅮXを推進する際に必要となるデータの統合及び活用というニーズに応えるサービスとして、既存・新規のクライアントを問わず積極的にアプローチしてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は経営指標としてシステム受託開発の受注金額及びシステム運用保守のARPU(顧客単価)を重要な経営指標と位置付けております。各業種の上位企業をターゲットとして事業活動を行うことでGMV(流通総額)の最大化を図り、併せて利用顧客のARPUを着実に積み上げることで売上高及び利益の安定的な成長を実現し、継続的な企業価値の向上を目指します。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 優先的に対処すべき事業上の課題は以下のとおりです。優先的に対処すべき財務上の課題はありませんが、今後の事業拡大に備え営業キャッシュ・フローの改善等により財務体質の強化を図ってまいります。 1)クラウドコマースプラットフォーム事業 ①オープンプラットフォーム化の推進 APIを公開し、当社のパートナー企業が広く「EBISUMART」のカスタマイズに参加できる環境を整備することにより、パートナー開拓を通じた事業規模の拡大を進めてまいります。 また、パートナー企業に対しパートナープログラム「EBISUMART ecosystem」を展開することで、オープンプラットフォームとしての地位を明確化し、パートナー企業との連携を強固なものとすることにより顧客に対するサービス内容の向上を図ってまいります。 ②顧客満足度の向上 a.標準・オプション機能の追加開発 ECサイト構築プラットフォームという特性から、他社サービスと比較して機能的な優位性を維持する必要があります。顧客ニーズを注意深く収集し、他社システムに対する優位性を確保すべく機能開発を積極的に進め、標準又はオプション機能(有償)として提供してまいります。顧客の選択肢のトップとなるサービスを目指し、マーケットインの開発をベースとし、継続して機能の拡充に取り組んでまいります。 b.BtoB-ECサービスの拡充 国内におけるBtoB-EC市場の拡大に対応するため、従来の「EBISUMART」の標準機能をBtoB-EC向けに見直し、BtoBの商習慣に合わせた機能を充実させた「EBISUMART BtoB」の拡販を進めてまいります。製造業向けに特化した展示会へ出展するなど認知度の向上を図るとともに、機能の拡充によるサービス力の強化を行ってまいります。 c.ハイスペックのクラウドコマースプラットフォームの提供 EC市場拡大と既存顧客の成長を見越し、EC流通総額が従来より大きな顧客層に対応可能なハイスペックのクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」の提供を本格的に開始しており、提携するパートナーとともに、新たな顧客層へアプローチを進め、引き続きクラウド型ECプラットフォーム市場においてシェアの拡大に努めてまいります。 d.品質改善・セキュリティ対策 さらなるプログラムの品質向上を目指し、品質管理体制の強化、自動テストの導入などを実施し安定稼働とパフォーマンスの向上を目指します。また、引き続きISO/IEC27001の認証、PCI-DSSへの準拠継続を含め、セキュリティ面の強化にも積極的に取り組んでまいります。 ③営業力の強化 a.パートナーネットワークの構築 「EBISUMART」の販売代理店となるセールスパートナー、「EBISUMART」を利用したSI(システムインテグレーション)を行うソリューションパートナー、「EBISUMART」を自社ブランドで提供するOEMパートナー、当社が受託したシステムの開発や当社サービスを用いたECサイトのデザインを委託するアウトソースパートナー、「EBISUMART」向けのアプリケーションを開発するアプリケーションパートナーの開拓を引き続き行い、当社サービスの普及拡大を推進してまいります。また、中・小規模EC事業者向けサービス「EBISUMART Lite」、BtoB特化型サービス「EBSUMART BtoB」、ハイエンド層向けサービス「EBISUMART Enterprise」の拡販のため、各パートナーと協力体制を構築し、幅広い顧客層にアプローチしてまいります。 b.ブランディング・広告販売の強化 当社サービスの知名度をさらに高めるため、引き続き積極的なセールスプロモーション及びPRを行い、ブランド力の向上に努めてまいります。 c.人材の確保・育成について 当社はインターネットを通じたコンピュータサービスの提供を行っており、全てのサービスが直接的に人の手で構築運用されております。そういった環境の中で高度なシステムエンジニアリング及びコンタクトセンターサービスを提供する必要があり、有能な人材の採用及び継続的な教育は経営上の最重要課題として位置付けております。 d.顧客ニーズの収集体制強化 従来よりECコンシェルジュという専任のサポートスタッフによるコンタクトセンター運用を通じ、顧客満足度の向上を図ってまいりましたが、更なる顧客満足度の向上のためカスタマーサクセスチームを設置し、主体的に顧客のニーズを収集できる体制を構築いたしました。今後は収集した情報を基に顧客満足度及び品質の向上を図ってまいります。 e.エンジニアの強化 顧客のサイト新規オープン並びに運用後の修正作業について、アウトソースパートナーへの開発委託を積極的に推進する一方で、引き続きコアプロダクトは品質及びスピードを重視し社内で開発を行っていくため、継続的なエンジニアの採用及び教育を推進してまいります。 ④収益力の強化 a.ストック収益の拡大 当社は収益力を強化するために、ストック収益であるシステム運用保守売上を最大化するため、新規店舗の獲得に努めてまいります。 b.プロジェクト・マネジメントの強化 現在比較的大規模のプロジェクトが増えており、不採算案件の発生は収益を大きく毀損することになるため、プロジェクト・マネジメントの強化を図り、不採算案件を発生させない取り組みを強化してまいります。 c.レベニューシェアプランの推進 クラウドコマースプラットフォームの料金体系として、事業者様の売上に比例した課金体系とする「レベニューシェアプラン」の推進を行い、事業象者様の売上拡大とともに、安定した収益の確保を目指してまいります。 2)ECビジネス成長支援事業 ①「EBISU GROWTH」サービスの拡販 ECモールおよび全ての自社ECサイトを運営する事業者様を対象とした、EC事業の成長を戦略立案から実務まで一気通貫で支援するサービス「EBISU GROWTH」について、マーケティング戦略を見直すことでコストの適正化を進めつつ、営業体制とパートナー戦略を強化し、更なる拡販に努めてまいります。 ②サービスラインナップの拡充 過去1年間の営業活動を通じて発見した市場ニーズにマッチした新サービスを複数構築し、サービスラインナップを拡充することで一層の収益拡大を目指してまいります。年商1億円~100億円のEC事業者を対象に、コンサルティング・運用代行・集客支援の3領域を一体的に提供することで、クライアント数25社~30社、売上高1.5億円~1.8億円を当面の目標として取り組んでまいります。また、将来的にはAIエージェント(SaaS型)の立ち上げにより非連続な成長を目指してまいります。 3)データ利活用プラットフォーム事業 ①EBISU PIMの拡販 EC業務の効率化と商品価値の最大化を実現する「EBISU PIM(エビス ピム)」を拡販してまいります。グローバルPIM市場がCAGR15〜20%で成長する中、日本市場における導入率はいまだ13%程度と世界平均を大幅に下回っており、大きな成長機会があると認識しております。優先ターゲットとしてエンタープライズ案件、既存EBISUMART顧客(800社超)及び複数チャネル連携案件を重点的に開拓し、営業及び開発の体制を強化し、収益確保に努めるとともに、積極的な情報発信によりサービスの認知度向上を図ってまいります。 ②機能の拡充 顧客要望を標準機能に還元する「受注→導入→標準機能化」のサイクルを確立し、競争優位 性を高めてまいります。商品情報管理(PIM)の基盤機能を継続的に拡充し、EC・モー ル・ERP・WMSなど多様なシステムとのデータ連携機能を強化することで、あらゆる規模 のEC事業者に対応可能なサービスの実現を目指してまいります。
事業等のリスク7,302字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示をしております。当社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書の本項以外の記載内容も併せて慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項につきましては、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)市場及び事業環境に関するリスク ①EC市場の動向 当社はECサイト構築を主たる事業としていることから、BtoB及びBtoCのEC市場のさらなる増大(流通総額の増大)が成長の基本的な条件と考えております。 経済産業省が2025年8月に公表した「令和6年度電子商取引に関する市場調査」によると、日本国内のBtoB及びBtoCのEC化率は増加傾向にあり、商取引の電子化が引き続き発展しておりますが、セキュリティの脅威や法規制、その他予期せぬ要因等によって、EC市場が順調に成長しない場合または、インターネット市場そのものが成長しない場合は、当社の業績に影響を与える可能性があります。 ②技術革新について インターネットにおいては絶え間なく技術革新が起こっており、当社が属するサービス分野でも新しい技術やデバイスを利用したシステムが登場し続けております。これら新しいシステムは、従来は不可能であった機能や、より高度な機能を実装したサービスとして提供することが可能であります。 当社では、常に最新の技術動向へ目を向け、新機能の開発や新サービスの提供に新しい技術等を積極的に導入することにより、当サービスの技術的優位性を維持する努力をしております。 しかしながら、インターネットの技術革新に追随しながら新機能や新サービスを提供し続けるためには、それを可能にする従業員の確保や育成など、開発体制の強化と維持を欠かすことができず、何らかの要因により当社がそれに耐えうる開発体制の強化と維持が困難になる場合は、技術的優位性を発揮できなくなり、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ソフトウエアの減損について 当社は固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。当社は新たに開発した機能等を無形固定資産に計上しておりますが、将来、技術革新や市場動向の変化等により技術の陳腐化やサービスの販売鈍化が発生することで経営環境が著しく悪化し、収益性の低下等減損の兆候が認められ、減損損失を認識すべきであると判定された場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、開発した機能等に資産性が無いと判断された場合、資産計上は認められず、一括費用処理することとなり、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業内容及び当社サービスに関するリスク ①特定のサービスへの依存について 当社はクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」の運用をしており、主たる収益はECサイトの新規構築時の構築収入(フロー)及び、サービス運用に伴う課金収入(ストック)であります。当事業年度における売上高のほとんどは、構築収入及びサービス課金収入に依存しております。今後、新たな技術革新、社会情勢の変化、法的規制の導入や予期せぬ事象の発生等により、サービスの競争力の低下による獲得店舗数の減少や、サービス運営が困難となった場合には、当社の事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②競合との競争激化によるリスク 当社サービスの技術的な側面からみた参入障壁は、著しく高いものとは言えず、したがって、資金力、ブランド力を有する大手企業をはじめとする競合他社が参入し、類似サービスを提供する事業者の増加が予想されます。当社といたしましてはAPIを公開してパートナー企業が参加しやすい環境を構築することで業界での地位確立に努めておりますが、価格競争など市場競争が一層激化し、サービス価格の引き下げを強いられる、または市場シェアが低下するなどにより、業績に悪影響を与える可能性があります。あるいは、全く新しい発想や技術を活用した競合サービスが登場し、かつそれが市場に支持されることにより、当社サービスの相対的な優位性が低下した場合、当社の事業及び業績に悪影響を与える可能性があります。 ③SLA(サービスレベルアグリーメント)賠償適用によるリスク 当社は、当社サービスの月間の稼働時間及び一定時間あたりの処理速度(一定時間あたりのアクセス数)等の技術的なサービス提供能力について、顧客に対して一定の保証水準を設けており、「利用規約」に定め、あらかじめこれを提示しております。当社は、SLAに定める保証水準を達成できなかった場合には、SLAの賠償条項に基づき、月次利用料金の範囲内で利用料金を減額しなければならず、かかる減額が多額になった場合には、当社の業績に影響を与える可能性があります。 ④システム受託開発売上について 当社の売上のうち、システム受託開発に関する売上につきましては、プロジェクト・マネジメント制を採用しシステムの導入から運用保守まで一貫して1つのチームが対応することによりきめ細かな対応を行うよう努めておりますが、顧客の要望による仕様変更やトラブル等により納期が遅れた場合、売上の計上が遅れ、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、顧客の要望と当社の認識に著しい差異があった場合に、大幅な仕様変更等が必要になることがあり、利益率の低下につながる可能性があります。 (3)システム障害に関するリスク ①システム障害・通信トラブルについて 当社の事業では、サービスの安定的な提供を維持するため、外部の提供するクラウドサービスを通じて当社サービスを提供しております。 当社は、外部のクラウドサービスを、地震、落雷、火災等の災害に対して十分な耐性を有すると判断される施設に限定し、慎重に検討した上で選定しております。 しかしながら、自然災害、火災、コンピュータウィルス、通信トラブル、第三者による不正行為、サーバーへの過剰負荷、人為的ミス等あらゆる原因によりサーバー及びシステムが正常に稼働できなくなった場合、あるいは当社が過去に蓄積してきた商品及び価格情報が消失した場合、当社のサービスが停止する可能性があります。 上記の理由により当社のサービスが停止した場合には、当社の事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②プログラム不良によるリスク 開発したプログラムの不具合を原因として、システムに動作不良等が発生し、当社の提供するサービスが中断または停止する可能性があります。 当社では、システムの開発にあたり、綿密な開発計画の策定からテストの実施まで十分な管理を行っており、可能な限りこのような事態の発生を未然に防ぐための開発体制の構築に努めております。 しかしながら、このような事態が頻繁に発生した場合には、当サービスに対する信頼性が失われ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③特定のサーバーへの依存によるリスク 当社のサービスにおいては、AWS(Amazon Web Services,Inc.)をデータセンターとして利用しており、第23期(自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)におけるAWSに対するサーバー費用は241,892千円でありますが、今後も事業拡大に伴いサーバー費用が増加することが想定されます。障害が生じ代替手段の構築ができずに、サービスが長時間にわたり中断する等の事象が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、AWSの費用はドル建てでの算出であるため、為替の著しい変動によっては、当社の経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (4)法的規制及び知的財産等に関するリスク ①法的規制について 当社がサービスを提供する場合、又はサービス提供の全部又は一部を他の事業者に委託する場合に、深く関与する法律の一例として、以下のような法律があります。 「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」 「特定商取引に関する法律」 「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」 「個人情報の保護に関する法律」 「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」 「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」 当社は、これらの法律を遵守するために必要な社内体制の整備、当社サービスの利用規約の整備等を行っておりますが、法律改正等により当社の整備状況に不足が生じ、または当社が受ける規制や責任の範囲が拡大した場合、その後の当社事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ②個人情報の取り扱いについて 当社サービス内に格納された顧客が保有する個人情報等のデータについては、その閲覧、編集、削除等の一切の管理を顧客が自ら行うものとし、当社は、これらの情報資産を安全にかつ効率的に管理するためのプラットフォームを顧客に提供するのみで、当社が自ら顧客のデータの閲覧、編集、削除等の管理を行うことはありません。 しかしながら、当社は、あらかじめ顧客の同意を得て、その依頼に基づき、一時的に顧客保有の個人情報等を預かり、編集等を行うことがあります。 当社は個人情報の取扱いに関する重要性、危険性を十分に認識し、個人情報の適切な管理を実現するために、「個人情報保護規程」を整備しております。さらに、当社のホームページに「個人情報保護方針」を公開し、これら規程及び方針に準拠した行動指針やガイドラインを制定するとともに、役職員への教育、研修を通じて、個人情報を適正に管理する体制の構築に注力しております。 なお、当社は、2015年8月にISO/IEC27001の認証を取得しており、その後継続して更新しておりますが、個人情報の収集や管理の過程等において、不測の事態により個人情報の漏洩等が発生した場合、当社への多額の損害賠償請求やISO/IEC27001認証取消処分または罰金等が課されるなど、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③情報セキュリティ対策の不備によるリスク 当社は、当サービスを提供することで、顧客が保有する多くの情報資産を安全かつ効率的に管理することができるプラットフォームを提供しております。 また当社も事業運営に必要なさまざまな情報資産を保有しており、情報資産を安全に管理することは、重要な経営課題として認識し、適切なセキュリティ対策を講じるよう努めております。 当社では、情報セキュリティマネジメントシステムの整備を進めており、適切な情報セキュリティの実現を図っております。 しかしながら、当社の予測を超える当社サービスへの不正アクセス、データの盗難、紛失等により、または情報セキュリティ対策の不備により、情報資産の漏洩、紛失、改竄等があった場合、当社への多額の損害賠償請求や認証資格の取消処分または罰金等が課される可能性があり、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④知的財産権について 当社は、知的財産権の保護をコンプライアンスの観点から重要な課題であると認識しており、専門家と連携して可能な範囲で調査対応を行っております。伴って、競争力の源泉としての知的財産への投資・活用がサスティナブルな価値創造につながると考え、現在までに3件の特許を取得しております。今後においても、知的財産の活用は、他社との差別化、価格決定力の維持・強化にもつながると考え、新たな発明がなされた際には特許の取得を検討してまいります。また、新たなサービスの開始時やプロダクトの完成時には商標登録を適時行い、権利保全を行っております。 当社が提供する「EBISUMART」の一部について第三者が所有権を有するソフトウエアを使用しておりますが、当該第三者との間で使用許諾に係る覚書を締結しており、第三者の特許権、著作権等の知的財産権の侵害は無いと認識しております。しかしながら、ソフトウエア開発事業において第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社の事業領域に関連する知的財産権について第三者の特許取得が認められた場合、あるいは将来特許取得が認められた場合、当社の事業遂行の必要上これらの特許権者に対して使用料を負担する等の対応を余儀なくされる可能性があります。この場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)プラットフォーム開発に係る投資によるリスク 当社では、新機能の開発及び新サービスの提供を目的として、積極的にクラウドコマースプラットフォームやデータ利活用プラットフォームに係る開発活動を実施し、新たに開発した機能等を無形固定資産に計上しております。当社は、常に最新の技術動向へ目を向け、新機能の開発や新サービスの提供に新しい技術等を積極的に導入しているため、資産計上に当たっては、開発計画策定時に、新たに開発しようとする機能等が技術的に実現可能であり、顧客への提供が確実であると見込まれることが重要と認識しております。そのため、開発計画を取締役会等で承認するとともに、開発計画に従って開発作業が進捗しているか、開発中の大幅な修正費用等が発生していないかを適時確認し、資産計上が適切に行われているかを検証しております。 しかしながら、予測不能な外部環境の変化や開発体制・開発方針の変更により、想定していた資産計上がなされない可能性があり、この場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (6)事業運営体制に係わるリスク ①特定の人物への依存について 当社の創業者であり大株主でもある代表取締役社長兼CEO蕪木 登は、当社の強みである事業の創出やノウハウを蓄積しており、事業の推進において重要な役割を果たしております。 当社は、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を目指し、幹部人材の育成及び強化を進めております。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社の業務執行ができない事態となった場合には、当社の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ②人材の確保及び育成 当社において優秀な人材の確保、育成及び定着は今後の業容拡大のための重要課題であります。新入社員及び中途入社社員に対する研修の実施をはじめ、リーダー層となる中堅社員への幹部教育を通じ、将来を担う優秀な人材の確保・育成に努め、社内研修等を通じて役職員間のコミュニケーションを図ることで、定着率の向上を図っております。しかしながら、これらの施策が効果的である保証はなく、必要な人材を採用できない場合、また採用し育成した役職員が当社の事業に寄与しなかった場合、あるいは育成した役職員が社外流出した場合には、優秀な人材の確保に支障をきたし、当社の事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)その他リスク ①新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。 これらの新株予約権が行使された場合には、当社の1株当たりの株式価値が希薄化することになり、将来における株価へ影響を及ぼす可能性があります。また、当社では今後も新株予約権の付与を行う可能性があり、この場合、さらに1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は17,800株(発行済株式総数4,125,700株の0.4%)であります。 ②配当政策について 当社では、利益配分につきましては、経営成績及び財政状態を勘案して、株主への利益配当を実現することを基本方針としております。しかしながら、当社は本書提出日現在成長過程にあり、将来の事業展開と財務体質強化のために必要な内部留保の確保を優先して、創業以来無配当としてまいりました。 現在は、内部留保の充実に努めておりますが、将来的には、経営成績及び財政状態を勘案しながら株主への利益の配当を検討する方針であります。ただし、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ③AIの活用について 当社では従業員の各業務においてAIの活用を積極的に推進しております。プロダクトの開発や運用につても同様であり、より効率的かつ正確な業務遂行を目的としてAIを活用しております。一方で、AIの誤情報(ハルシネーション)や誤作動、また情報漏洩のリスクには注意が必要であり、ガイドライン等を策定し対策を講じております。しかしながら、リスクを完全に排除することは困難であり、万が一システムに重要な影響を及ぼすプログラムの誤りや重要な機密情報の漏洩が発生した場合には、当社の経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、AIによる技術革新や競合他社による画期的なAI活用サービスの提供により、当社の既存サービスの競争力が相対的に低下する可能性があります。テクノロジーの進化に対して迅速かつ適切に対応できない場合、当社の市場シェアの低下や業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (資産) 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比べ119,775千円減少し、1,993,719千円となりました。主な要因は、現金及び預金が90,647千円減少したこと、ソフトウエア(ソフトウエア仮勘定含む)が20,992千円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比べ149,991千円減少し、781,842千円となりました。主な要因は、税引前当期純利益の減少に伴い未払法人税等が78,247千円減少したこと、未払費用が20,117千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末と比べ30,216千円増加し、1,211,877千円となりました。主な要因は、当期純利益を34,345千円計上したこと等によるものであります。この結果、自己資本比率は60.8%(前事業年度末は55.9%)となりました。 ②経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、各種政策の効果もあって、緩やかに回復しています。一方で、中東情勢の影響によっては、国内の景気を下押しするリスクがあります。また、物価の上昇や為替の著しい変動による過度な円安等は経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり、金融資本市場の変動には引き続き十分注意する必要があります。 当社は、EC関連サービスが多様化かつ複雑化する近況を鑑み、ECシステムの構築及び運用保守を行う「クラウドコマースプラットフォーム事業」、EC事業者の事業ステージや事業領域に合わせて最適なソリューションを提供する「ECビジネス成長支援事業」及びEC事業者のバックエンドの情報とフロントエンドの情報を統合・分析するプラットフォームを提供する「データ利活用プラットフォーム事業」を展開し、EC事業者の幅広いニーズに応えるとともに、収益手段の多様化を図っております。また、新しいプロダクトに対する投資も積極的に行っております。 事業セグメント別の状況は、以下のとおりであります。 <クラウドコマースプラットフォーム事業> 「クラウドコマースプラットフォーム事業」においては、既存顧客の満足度向上及び新規顧客の開拓を図るため、組織改編等により営業部門を強化することでシステム受託開発売上の新規獲得並びに運用保守売上の積み上げに努めてまいりました。また、「EBISUMART」をより信頼性の高いECプラットフォームとするため、情報セキュリティマネジメントシステムISO/IEC27001の認証取得やクレジットカード業界における国際セキュリティ基準であるPCI-DSSへの準拠証明の取得も継続して行ってまいりました。さらに、EC市場拡大と弊社既存顧客の成長を見越し、EC流通総額が更に大きい大規模顧客層をターゲットにした、ハイスペックの新たなクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」を展開し、これにより小規模事業者から大規模事業者まで幅広い顧客層をカバーすることが可能となっております。 このような状況の中、システム運用保守売上については、既存店舗のGMV(流通取引総額)及びPV数(ページ閲覧数)が拡大し、前年度を上回って推移しました。一方、システム受託開発売上については、新規受注の獲得が想定を下回り、前年度を下回る結果となりました。また、原価の管理を各部署で徹底するとともに作業の効率化を継続的に行った結果、クラウドコマースプラットフォーム事業の売上高は2,731,745千円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益は840,868千円(前年同期比3.1%減)となりました。 <ECビジネス成長支援事業> 「ECビジネス成長支援事業」においては、ECモール及び自社ECサイトを運営する全ての事業者様を対象とした、EC事業の成長を戦略立案から実務まで一気通貫で支援するサービス「EBISU GROWTH」について、マーケティング戦略の見直しによるコストの適正化を進めながら、営業体制及びパートナー戦略の強化に取り組みました。また、広告運用代行サービスについては、従来より当社が主体となって役務提供を実施しておりましたが、生産性を考慮し、2026年5月期からパートナー企業に委託する取次業務として実施しており、当社が受領する広告出稿運用手数料を売上高として純額計上しております。その結果、サービスの受注は堅調に推移し、セグメント利益の黒字を確保いたしました。この結果、ECビジネス成長支援事業の売上高は129,725千円(前年同期比47.5%減)、セグメント利益は4,359千円(前年同期はセグメント損失12,683千円)となりました。 <データ利活用プラットフォーム事業> データ利活用プラットフォーム事業においては、各ECサイトにおける商品情報を一元管理し、各販売チャネルにおける統一された正確な情報を提供することで、EC業務の効率化と商品価値の最大化を実現する「EBISUPIM(エビス ピム)」の拡販に向けてプロダクトのブラッシュアップや営業体制の強化に取り組みました。この結果、当期において新規受注を獲得し、データ利活用プラットフォーム事業の売上高は698千円(前期は売上高なし)、セグメント損失は58,979千円(前年同期はセグメント損失28,941千円)となりました。 なお、各報告セグメントに配分していない一般管理費等の全社費用は721,526千円となりました。 以上の結果、当事業年度の売上高は2,862,170千円(前年同期比0.1%減)、営業利益は64,721千円(前年同期比67.0%減)、経常利益は54,456千円(前年同期比71.5%減)、当期純利益は34,345千円(前年同期比75.0%減)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末と比べ90,647千円減少し、386,660千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは145,496千円の収入(前事業年度は376,305千円の収入)となりました。これは主に減価償却費を231,062千円計上したこと、税引前当期純利益54,456千円を計上したこと、法人税等を104,003千円支払ったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは216,288千円の支出(前事業年度は175,421千円の支出)となりました。これは主にサービス充実を目的とした無形固定資産(自社利用ソフトウエア)の取得による支出201,975千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは19,855千円の支出(前事業年度は30,000千円の支出)となりました。これは主に短期借入金を20,000千円返済したこと等によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   売上の計上区分   当事業年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) クラウドコマースプラットフォーム事業   システム受託開発   575,326   114.9 データ利活用プラットフォーム事業   システム受託開発   698   - (注)1.クラウドコマースプラットフォーム事業のシステム運用保守及びその他、ECビジネス成長支援事業に関しましては、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 2.金額は製造原価によっております。 b.受注実績 当事業年度における受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   売上の計上区分   当事業年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高 (千円)   前年同期比(%) クラウドコマースプラットフォーム事業   システム受託開発   829,741   65.0   294,528   62.7 データ利活用プラットフォーム事業   システム受託開発   13,132   -   12,434   - (注)1.クラウドコマースプラットフォーム事業のシステム運用保守及びその他、ECビジネス成長支援事業に関しましては、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 2.受注高の減少理由はWEBリードの減少等によるものであります。 c.販売実績 当事業年度における販売実績を売上の計上区分別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   売上の計上区分   当事業年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) クラウドコマースプラットフォーム事業   システム受託開発 システム運用保守 その他   961,677 1,746,889 23,178   100.9 106.4 101.9 ECビジネス成長支援事業   EC支援サービス   129,725   52.5 データ利活用プラットフォーム事業   システム受託開発   698   - 合計   2,862,170   99.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額ならびに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しておりますが、見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a.繰延税金資産について 当社は、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断したうえで繰延税金資産を計上しております。将来の課税所得に関する予測は、過去の実績等に基づいており、経営環境の変化や税制の変更等によって、課税所得の見積りの変更が必要となる場合には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。 b.ソフトウエアの会計処理について 当社は、将来の収益獲得または費用削減の効果につながるソフトウエアを開発する場合に、その開発にかかるコストをソフトウエアとして無形固定資産に計上する場合があります。 その場合、見込収益獲得期間または費用削減期間に基づく定額法(5年)により減価償却を実施しております。ただし、当該ソフトウエアの陳腐化や有効性の低下等により、見込んでいた効果が得られないことが明らかになった場合には、費用または損失を計上する可能性があります。 c.受注損失引当金について 当社は、システム受託開発案件のソフトウエアに関して、開発原価総額が受注契約金額を超える可能性が高く、かつその金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額のうち、当該開発案件に関して既に計上された損益の金額を控除した残額を、損失が見込まれた期の損失として計上し、受注損失引当金を計上しております。 d.履行義務の充足に係る進捗度の見積りによる収益認識 当社は、システム受託開発売上について、開発期間がごく短いものを除き、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しております。なお、履行義務の進捗度の見積りの方法は、社内で実施したカスタマイズ作業については、見積総工数に対する実際工数の割合、またアウトソースパートナーへ委託したカスタマイズ作業については、開発を委託した機能のうち、完成した機能の割合により算出しています。 システム受託開発の履行義務の充足に係る進捗度の見積りについては、当初予見ができなかった事象の発生等により、当初見積りに変動が生じる場合があることから、翌事業年度の財務諸表において認識する収益に影響を及ぼす可能性があります。 ②経営成績の分析 a.売上高 当事業年度の売上高は、前事業年度に比べ2,763千円減少し、2,862,170千円(前期比0.1%減)となりました。事業別には、クラウドコマースプラットフォーム事業においては、主に電子商取引の需要増に伴う取引増加により、システム運用保守売上が1,746,889千円(前年同期比6.4%増)と伸長しました。ECビジネス成長支援事業においては、広告運用代行サービスに関して生産性を考慮し、2026年5月期からパートナー企業に委託する取次業務として実施しており、当社が受領する広告出稿運用手数料を売上高として純額計上したことから、売上高が129,725千円(前期比47.5%減)と減少しました。データ統合プラットフォーム事業においては、当期において新規受注を獲得し、売上高が698千円(前期は売上高なし)となりました。 b.売上原価、売上総利益 当事業年度における売上原価は、前事業年度に比べ41,044千円増加し、1,685,130千円(前期比2.5%増)となりました。事業別には、クラウドコマースプラットフォーム事業においては、人材派遣料や業務委託費の増加等に伴い売上原価が1,614,284千円(前期比11.5%増)と増加しました。ECビジネス支援事業においては、広告出稿運用手数料を純額計上したことに伴い、売上原価が66,387千円(前期比66.1%減)と減少しました。この結果、売上総利益は前期に比べ43,808千円減少し、1,177,039千円(前期比3.6%減)となりました。 c.販売費及び一般管理費、営業利益 当事業年度における販売費及び一般管理費は、人件費や広告宣伝費の増加等により前事業年度に比べ87,754千円増加し、1,112,317千円(前期比8.6%増)となりました。 この結果、営業利益は64,721千円(前期比67.0%減)となりました。 d.営業外損益、経常利益 当事業年度における営業外収益は、前事業年度に比べ406千円増加し、903千円(前期比81.7%増)となりました。 当事業年度における営業外費用は、前事業年度に比べ5,381千円増加し、11,169千円(前期比93.0%増)となりました。 この結果、営業外損益は10,265千円の損失となり、経常利益は54,456千円(前期比71.5%減)となりました。 e.特別損益、当期純利益 当事業年度において特別利益の計上はなく、税引前当期純利益は54,456千円(前期比71.5%減)となりました。また、法人税等20,110千円を計上した結果、当期純利益は34,345千円(前期比75.0%減)となりました。 ③財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ①財政状態の状況」をご参照ください。 ④キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保、市場のニーズにあったサービスの展開等により、当社の経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の運転資金需要のうち主なものには、人件費、支払手数料、広告宣伝費等があります。運転資金は、主として内部資金及び借入により調達しております。 当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は386,660千円であり、当社の事業を推進していく上で十分な流動性を確保していると考えております。 ⑦経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、システム受託開発の受注金額及びシステム運用保守のARPU(顧客単価)を重要な経営指標と位置付けております。システム受託開発の受注金額の多寡は、後のシステム運用保守につながる重要な要素であり、システム運用保守のARPU(顧客単価)は「EBISUMART」の顧客規模を計る重要な指標として認識しております。当事業年度においては、受注金額は829,741千円と減少したものの、月間平均ARPUは416千円と継続して増加し、システム保守の売上高は堅調に推移いたしました。また、クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」の価値を計る指標としてGMV(流通総額)を参考としており、当事業年度末で204,458,340千円と増加しております。当該目標の達成状況に関して一定の評価をしておりますが、今後も株主価値向上のための経営施策を実施してまいります。 区分   システム受託開発の 受注金額   システム運用保守の 月間平均ARPU(千円)   GMV(千円) (1店舗あたりGMV) 2022年5月期   999,830   292   137,030,875 (354,084) 2023年5月期   910,725   336   148,131,480 (391,882) 2024年5月期   999,101   360   149,700,609 (410,139) 2025年5月期   1,275,779   384   169,704,454 (475,923) 2026年5月期   829,741   416   204,458,340 (584,166) (注)1.1店舗当たりGMVは、各期のGMV÷期中平均店舗数で算出しております。 2.月間平均ARPUは、システム運用保守売上高÷期中平均店舗数÷12で算出しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。