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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

三菱商事

Mitsubishi Corporation8058 · Prime · 卸売業

総合商社の最大手。資源エネルギーから生活産業まで、幅広い事業をグローバルに展開。

概要

三菱商事は、エネルギー、金属、化学品、食料、金融など多岐にわたる事業をグローバルに展開する日本の総合商社である。1950年設立、1954年に東京証券取引所に上場。2026年3月期の連結収益は約18.9兆円、当期純利益は約8,005億円。連結子会社833社、持分法適用会社349社を擁し、約6.3万人の従業員を抱える。資源開発から消費財まで幅広いバリューチェーンを有し、世界各地のプロジェクトに投資・参画している。

7つの事業セグメントで構成される多角ポートフォリオ

三菱商事は、取扱商品やサービスの内容に応じて事業を7つの営業グループに区分している。地球環境エネルギーグループではLNGや電力の開発・販売、マテリアルソリューショングループでは化学品や金属資源の製造・販売、金属資源グループでは原料炭や銅の開発・トレーディング、社会インフラグループでは都市開発やプラント建設、モビリティグループでは自動車やタイヤ関連事業、食品産業グループでは食品製造や小売(ローソンなど)、電力ソリューショングループでは発電所運営や電力関連機器販売を手掛ける。さらに、その他セグメントとして金融サービス(三菱商事フィナンシャルサービスなど)やIT、保険などの機能を提供する。

グローバルな現地法人と多数の関係会社で構成されるネットワーク

同社は世界各地に現地法人を設立し、事業展開を現地化している。1954年に米国三菱商事会社を設立して以来、独国三菱商事会社(1955年)、オーストラリア三菱商事会社(1958年)、香港三菱商事会社(1973年)、欧州三菱商事会社(1988年)、三菱商事(上海)有限公司(1992年)、北米三菱商事会社(2012年)などを設立した。連結子会社は833社、持分法適用会社は349社に上る。これらの関係会社を通じて、LNGプロジェクト(ブルネイLNG、サハリン、北米)、銅鉱山(チリ・エスコンディーダ)、原料炭(BHP Billiton Mitsubishi Alliance)など、大型資源案件に参画している。

売上高19兆円規模と安定した収益基盤

三菱商事の連結収益は2013年3月期の約6.0兆円から成長を続け、2023年3月期には21.6兆円に達した。2026年3月期は18.9兆円と減少したものの、これはローソンの持分法適用会社化による影響が大きい。当期純利益は2016年3月期に1,494億円の赤字を計上したが、その後回復し、2023年3月期には過去最高の1.18兆円を記録。2026年3月期は8,005億円と前年比減少したが、これは前年度に計上したローソン再評価益の反動などが主因である。ROEは2026年3月期で8.5%となっている。同社は「経営戦略2027」において、営業収益CFの平均成長率10%以上、ROE12%以上を目標に掲げる。

業界の中での役割は総合商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
18.9兆円
純利益
8,005億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01地球環境エネルギー主力

天然ガス・電力・ガスの開発・供給・販売を行う。LNGや再生可能エネルギーなど、地球環境に配慮したエネルギー事業をグローバルに展開。

主な製品・サービス2
LNG
液化天然ガスの開発・販売。長期契約により安定供給を実現。
電力
発電事業および電力販売。再生可能エネルギーを含む多様な電源を活用。

02マテリアルソリューション主力

化学品・プラスチック・金属・鉱物などの原材料の開発・製造・販売。サプライチェーン全体を最適化し、顧客にソリューションを提供。

主な製品・サービス2
化学品
基礎化学品や機能性化学品の製造・販売。石油化学製品を中心に幅広い品揃え。
金属資源
鉄鋼原料や非鉄金属の開発・販売。鉱山投資やトレーディングを行う。

03社会インフラ準主力

都市開発・プラント建設・設備レンタル・不動産など、社会基盤に関わる事業を幅広く展開。

04モビリティ準主力

自動車(三菱自動車工業など)やタイヤ(TOYO TIRE)関連の事業、金融サービスを提供。

05食品産業準主力

食品の製造・販売、ライフサイエンス、物流、小売(ローソンなど)など、食と健康に関わる事業を展開。

06電力ソリューション副次

発電所の運営・保守、電力関連機器の販売など、電力分野のソリューションを提供。

07その他副次

金融サービス(三菱商事フィナンシャルサービスなど)、IT、保険など、グループ全体を支える機能を提供。

製品と技術

LNG事業:ブルネイ、サハリン、北米に展開する長期安定供給

三菱商事の地球環境エネルギーグループは、LNG(液化天然ガス)の開発・販売を中核事業の一つとしている。1968年のブルネイLNG投資を皮切りに、1971年にサハリン沖の原油・LNG開発プロジェクトに参画。その後、オーストラリアのLNGプロジェクトや北米のLNGプロジェクトにも進出し、長期契約による安定供給を実現している。2020年にはオランダの総合エネルギー事業会社Enecoを子会社化し、欧州でのLNG販売網を拡大。主要な関係会社として、BRUNEI LNG、CAMERON LNG HOLDINGS、JAPAN AUSTRALIA LNG (MIMI)などがある。2026年3月期のセグメント利益は1,609億円と、資源価格変動の影響を受けつつも安定した収益を上げている。

金属資源事業:原料炭と銅を中心とするグローバル鉱山投資

金属資源グループは、原料炭(石炭)と銅の開発・トレーディングを主力とする。オーストラリアでは1968年にMITSUBISHI DEVELOPMENT PTY LTDを設立し、2001年にはBHP Billitonと共同でBHP Billiton Mitsubishi Alliance(BMA)を組成、世界最大級の原料炭事業を展開する。銅事業では、1971年からチリのエスコンディーダ銅鉱山開発プロジェクトに参画。さらに、CUTBANK DAWSON GAS RESOURCES、ANGLO AMERICAN QUELLAVECO、COMPANIA MINERA DEL PACIFICOなど多くの鉱山関連会社に出資している。2026年3月期のセグメント利益は2,045億円で、銅事業の減損戻入や市況上昇が寄与した一方、原料炭事業は市況下落の影響を受けた。

化学品事業:サウディ石油化学などグローバルな製造・販売網

マテリアルソリューショングループは、基礎化学品や機能性化学品の製造・販売を手掛ける。1971年に調印したサウディ石油化学合弁事業は、現在も主要な持分法適用会社であるサウディ石油化学として存続している。また、三菱商事ケミカルや三菱商事プラスチックなどの子会社を通じて、石油化学製品を中心に幅広い品揃えを提供。東洋紡エムシー、MCC DEVELOPMENT、METANOL DE ORIENTE(メタノール)などの関連会社も有する。2026年3月期のセグメント利益は263億円と前年から減少したが、これはサウディ石油化学や基礎化学事業における減損、北米樹脂建材事業の市況下落が要因である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

総合商社の雄、資源分野で世界展開

総合商社業界のトップ企業として、資源・エネルギー分野を中心にグローバル展開を強みとする。ライバルのリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易は電機・半導体商社で、業容が異なる。三菱商事は非資源分野の強化やDX推進も図るが、収益の多くは資源価格に影響を受ける。多角化とリスク管理のバランスが重要で、脱炭素社会への対応が長期的な課題。

強み

  • 国内有数の取引規模とネットワークで、多様なビジネスを展開。
  • 鉄鉱石やエネルギーなど資源権益を有し、市況高で収益貢献。
  • 世界に広がる拠点と現地情報網を活かした事業展開。
  • 資源頼みを脱却し、食料・インフラ・DXなど幅広く投資。

課題

  • 市況依存度が高く、資源価格下落時に収益が悪化しやすい。
  • 環境規制強化で石炭など既存事業の転換が求められる。
  • 他商社や外資系企業との競争が激化し、収益確保が難しく。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が三菱商事

時価総額で並べると、掲載6社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
18058三菱商事19.6兆円23.2倍
28001伊藤忠商事17.1兆円16.8倍
38031三井物産14.7兆円17.6倍
48002丸紅8.5兆円15.4倍
58015豊田通商8.0兆円21.5倍
69022東海旅客鉄道3.9兆円6.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

光和実業として設立され、三菱商事に改称した1950〜1954年

三菱商事の起源は、1950年4月に資本金3,000万円で設立された光和実業株式会社である。事業目的は不動産賃貸、倉庫、運送取扱、保険代理業だった。1952年8月、財閥商号に関する法令に基づき商号を三菱商事株式会社に変更。1954年6月に東京証券取引所に株式を上場した。同年7月には、旧三菱商事の解散後に設立された多数の新会社のうち、不二商事、東京貿易、東西交易の3社を吸収合併し、資本金6億5,000万円で総合商社として新発足した。この際、米国三菱商事会社を設立するなど、海外拠点の整備も開始した。

大型資源プロジェクトへの参入を開始した1968〜1971年

1968年10月、営業部門を商品本部制に移行し、後の事業グループ体制の基礎を築いた。同年11月にはブルネイLNG(液化天然ガス製造会社)への投資を決定し、オーストラリアに金属資源事業会社MITSUBISHI DEVELOPMENT PTY LTDを設立した。1971年6月には英文社名Mitsubishi Corporationを採用し、タイにいすゞ車販売代理店TRI PETCH ISUZU SALES COMPANY LIMITEDを設立。同年、サウディ石油化学合弁基本契約に調印、チリのエスコンディーダ銅鉱山開発プロジェクトを開始、サハリン沖の原油・LNG開発プロジェクトに参画した。これらの投資により、資源分野でのプレゼンスを高めた。

コーポレートガバナンス改革と事業再編が進んだ2001〜2006年

2001年6月に執行役員制度を導入し、同年7月には取締役会の諮問機関としてガバナンス委員会(現・コーポレートガバナンス・指名委員会及び報酬委員会)を設置、10月には国際諮問委員会を設置した。2003年1月、日商岩井(現・双日)と共同で鉄鋼製品事業会社メタルワンを設立し、事業再編を推進。2006年5月には登記上の本店所在地を現在の東京都千代田区丸の内二丁目3番1号に移転した。2010年4月にはガバナンス委員会をガバナンス・報酬委員会に改称し、2018年4月にはガバナンス・指名・報酬委員会へと改称するなど、ガバナンス体制の強化を続けた。

Eneco子会社化とプライム市場移行を経た2020〜2024年

2020年3月、オランダの総合エネルギー事業会社N.V. Enecoを子会社化し、欧州の電力・ガス事業への本格参入を果たした。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。2024年6月には監査等委員会設置会社に移行し、それまでのガバナンス・指名・報酬委員会をコーポレートガバナンス・指名委員会と報酬委員会の2委員会体制に変更した。この間、2021年3月期には当期純利益1,726億円と低迷したが、その後資源価格上昇や事業ポートフォリオの強化により収益は回復し、2023年3月期には当期純利益1.18兆円を記録した。

年表17件を開く

1950年代

  • 1950年4月創業光和実業株式会社の商号で設立(資本金3千万円、事業目的は不動産の賃貸業、倉庫業、運送取扱業、保険代理業)
  • 1952年8月商号変更財閥商号に関する法令に基づき、商号を三菱商事株式会社に変更
  • 1954年6月上場東京証券取引所に株式を上場(1961年に名古屋証券取引所に株式を上場、2020年に同取引所における株式を 上場廃止)
  • 1954年7月M&A(旧)三菱商事㈱の解散後、同社を退社した役職員が設立した多数の新会社が合併・統合を繰り返したが、代表的なものとして発展した不二商事㈱、東京貿易㈱及び東西交易㈱の3社を吸収合併し、総合商社として新発足 資本金6億5千万円、事業目的に各種物品の売買業・輸出入業等を追加 合併各社の支店・現地法人も統合・新発足(合併と同時に米国三菱商事会社を設立、その後、独国三菱商事会社(1955年)、オーストラリア三菱商事会社(1958年)、香港三菱商事会社(1973年)、英国三菱商事会社(1988年、現 欧州三菱商事会社)、上海商菱貿易有限公司(1992年、現 三菱商事(上海)有限公司)、北米三菱商事会社(2012年)等の現地法人を設立)

1960年代

  • 1968年10月営業部門を商品本部制に移行(現在ではエネルギー&パワーソリューション、マテリアルソリューション、金属資源、社会インフラ、モビリティ、食品産業、及びS.L.C.の各グループに再編)
  • 1968年11月創業ブルネイLNG(LNG製造会社)への投資決定 オーストラリアにMITSUBISHI DEVELOPMENT PTY LTD(金属資源事業会社)を設立(2001年6月にオーストラリア原料炭事業権益を追加取得し、BHP Billiton Mitsubishi Allianceを設立)

1970年代

  • 1971年6月英文社名としてMitsubishi Corporation(又はMitsubishi Shoji Kaisha, Limited)を採用 タイにTRI PETCH ISUZU SALES COMPANY LIMITED(いすゞ車輸入総販売代理店)を設立 サウディ石油化学合弁基本契約調印 チリのエスコンディーダ銅鉱山開発プロジェクト開始 サハリン沖原油・LNG開発プロジェクトに参画

2000年代

  • 2001年6月執行役員制度を導入
  • 2001年7月取締役会の諮問機関としてガバナンス委員会(現 コーポレートガバナンス・指名委員会及び報酬委員会)を設置
  • 2001年10月取締役会の諮問機関として国際諮問委員会を設置
  • 2003年1月日商岩井㈱(現 双日㈱)と共同新設分割にて㈱メタルワン(鉄鋼製品事業会社)を設立
  • 2006年5月商号変更本店移転(登記上の本店所在地を東京都千代田区丸の内二丁目6番3号から東京都千代田区丸の内二丁目3番1号に変更)

2010年代

  • 2010年4月取締役会の諮問機関であるガバナンス委員会をガバナンス・報酬委員会へ改称
  • 2018年4月取締役会の諮問機関であるガバナンス・報酬委員会をガバナンス・指名・報酬委員会へ改称

2020年代

  • 2020年3月M&Aオランダの総合エネルギー事業会社(現 N.V. Eneco)を子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年6月商号変更監査等委員会設置会社に移行 取締役会の諮問機関であるガバナンス・指名・報酬委員会を、コーポレートガバナンス・指名委員会と報酬委員会の2委員会体制に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業収益CF平均成長率10%以上
  • ROE2027年度まで12%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    総合力を活用した事業ポートフォリオ構築

    多様な事業・人材の総合力を発揮し、最適な事業ポートフォリオを構築することで持続的な成長と企業価値向上を目指す。

  2. 02

    3つの成長モデル「磨く・変革する・創る」

    既存事業の強化(Enhance)、事業変革(Reshape)、新規事業創造(Create)の3軸で中長期的成長を実現する。

  3. 03

    戦略的資金配分と財務健全性維持

    2027年度までの累計で更新投資1.3兆円以上、拡張・新規投資3.3兆円以上を計画。Net Debt Equity Ratio 0.6倍を上限に財務健全性を確保しつつレバレッジを活用。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で63,037人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は2,113万円で、9期前と比べて+31.4%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は17.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月77,164
2018年3月77,476
2019年3月1,60842.518.079,994
2020年3月1,63242.618.086,098
2021年3月1,67842.718.082,997
2022年3月1,55942.818.080,728
2023年3月1,93942.918.079,706
2024年3月2,09142.718.080,037
2025年3月2,03342.417.062,062
2026年3月2,11342.317.063,037

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率52.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社131(国内 58 / 海外 73) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    DGS JAPAN
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱商事エネルギー
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 海外
    CUTBANK DAWSON GAS RESOURCES(※)
    CALGARY, CANADA
    議決権100.0%
  • 海外
    DIAMOND GAS HOLDINGS(※)
    PETALING JAYA, MALAYSIA
    議決権100.0%
  • 海外
    DIAMOND LNG CANADA LTD.(※)
    CALGARY, CANADA
    議決権100.0%
  • 国内
    五十鈴
    東京都千代田区
    議決権56.6%
  • 国内
    エムオーテック
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    メタルワン(※)
    東京都千代田区
    議決権60.0%
  • 国内
    メタルワン特殊鋼
    大阪府大阪市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱商事プラスチック
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱商事ケミカル
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    サステック
    大阪府大阪市中央区
    議決権75.0%
残りのグループ会社119社を開く
  • CAPE FLATTERY SILICA MINESCAIRNS, AUSTRALIA100%
  • COILPLUSWILMINGTON, U.S.A.100%
  • MC METAL SERVICE ASIA (THAILAND)A.MUANG, THAILAND100%
  • METAL ONE AMERICAWILMINGTON, U.S.A.100%
  • METAL ONE HOLDINGS AMERICAWILMINGTON, U.S.A.92%
  • METAL ONE STEEL SERVICE DE MEXICO(※)CELAYA, MEXICO100%
  • ジエコ東京都千代田区70%
  • 三菱商事RtMジャパン東京都千代田区100%
  • MC COPPER HOLDINGSAMSTERDAM, NETHERLANDS100%
  • MITSUBISHI CORPORATION RTM INTERNATIONALSINGAPORE, SINGAPORE100%
  • MITSUBISHI DEVELOPMENT(※)BRISBANE, AUSTRALIA100%
  • TRILAND METALS(※)LONDON, U.K.100%
  • 千代田化工建設神奈川県横浜市西区33%
  • 千代田エクスワンエンジニアリング神奈川県横浜市神奈川区100%
  • ディーアールアイ・ラップ東京都千代田区70%
  • ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント東京都千代田区100%
  • MCシッピング東京都千代田区100%
  • 三菱商事マシナリ東京都千代田区100%
  • 三菱商事テクノス東京都港区100%
  • 三菱商事都市開発東京都千代田区100%
  • エム・エス・ケー農業機械北海道恵庭市100%
  • レンタルのニッケン東京都港区100%
  • CHIYODA INTERNATIONAL(※)HOUSTON, U.S.A.100%
  • DIAMOND REALTY INVESTMENTS(※)DALLAS, U.S.A.100%
  • KIRMIZI ELMAS ENERJI VE ALTYAPI YATIRIMLARI ANONIM SIRKETISISLI, TURKEY100%
  • MAC FUNDINGWILMINGTON, U.S.A.100%
  • MC MACHINERY SYSTEMSDOVER, U.S.A.100%
  • MC URBAN DEVELOPMENT VIETNAM(※)HO CHI MINH CITY, VIET NAM100%
  • CHIYODA INTERNATIONAL INDONESIAJAKARTA, INDONESIA100%
  • MC URBAN DEVELOPMENT INDONESIAJAKARTA, INDONESIA100%
  • ISUZU UTE AUSTRALIABRISBANE, AUSTRALIA100%
  • MC BANK RUSMOSCOW, RUSSIA100%
  • MITSUBISHI MOTORS KRAMA YUDHA SALES INDONESIAJAKARTA, INDONESIA51%
  • DIPO STAR FINANCEJAKARTA, INDONESIA95%
  • TRI PETCH ISUZU LEASINGBANGKOK, THAILAND94%
  • TRI PETCH ISUZU SALESBANGKOK, THAILAND89%
  • フードリンク東京都港区99%
  • ジャパンファームホールディングス鹿児島県曽於郡93%
  • MCアグリアライアンス東京都千代田区70%
  • 三菱商事ライフサイエンス東京都千代田区100%
  • 日本食品化工東京都千代田区61%
  • 日東富士製粉東京都中央区67%
  • 日本農産工業神奈川県横浜市西区100%
  • 瀬戸埠頭岡山県倉敷市87%
  • 東洋冷蔵東京都江東区95%
  • AGREX ASIASINGAPORE, SINGAPORE100%
  • AGREX DO BRASIL(※)GOIANIA, BRAZIL100%
  • AGREXOVERLAND PARK, U.S.A.100%
  • ASIA MODIFIED STARCHBANGKOK, THAILAND100%
  • CERMAQOSLO, NORWAY100%
  • INDIANA PACKERSWILMINGTON, U.S.A.80%
  • MITSUBISHI INTERNATIONAL FOOD INGREDIENTSWILMINGTON, U.S.A.100%
  • RIVERINA (AUSTRALIA)BRISBANE, AUSTRALIA100%
  • エムシーディースリー東京都渋谷区100%
  • エム・シー・ヘルスケアホールディングス東京都港区80%
  • 三菱商事ロジスティクス東京都千代田区100%
  • 三菱商事パッケージング東京都中央区100%
  • 三菱食品東京都文京区100%
  • MC EMERGING CAPITAL PARTNERSAMSTERDAM, NETHERLANDS100%
  • 三菱商事クリーンエナジー東京都千代田区100%
  • 三菱商事エナジーソリューションズ東京都千代田区100%
  • 三菱商事洋上風力東京都千代田区100%
  • DGA HO PINGAMSTERDAM, NETHERLANDS100%
  • DIAMOND GENERATING ASIAHONG KONG, CHINA100%
  • DIAMOND GENERATING CORPORATIONLOS ANGELES, U.S.A.100%
  • ENECO(※)ROTTERDAM, NETHERLANDS100%
  • MC FINANCE & CONSULTING ASIASINGAPORE, SINGAPORE100%
  • MITSUBISHI CORPORATION FINANCELONDON, U.K.100%
  • オーストラリア三菱商事会社MELBOURNE, AUSTRALIA100%
  • 伯国三菱商事会社SAO PAULO, BRAZIL100%
  • 北米三菱商事会社(※)NEW YORK, U.S.A.100%
  • 香港三菱商事会社HONG KONG, CHINA100%
  • 韓国三菱商事会社SEOUL, SOUTH KOREA100%
  • 三菱商事(上海)SHANGHAI, CHINA100%
  • 台湾三菱商事会社TAIPEI, TAIWAN100%
  • 欧州三菱商事会社(※)LONDON, U.K.100%
  • 米国三菱商事会社(※)NEW YORK, U.S.A.100%
  • 独国三菱商事会社DUSSELDORF, GERMANY100%
  • 泰MC商事会社BANGKOK, THAILAND71%
  • アストモスエネルギー(※)東京都千代田区49%
  • BRUNEI LNGLUMUT, BRUNEI25%
  • CAMERON LNG HOLDINGS, LLCHOUSTON, U.S.A.17%
  • JAPAN AUSTRALIA LNG (MIMI)(※)PERTH, AUSTRALIA50%
  • サウディ石油化学東京都千代田区33%
  • 東洋紡エムシー大阪府大阪市北区49%
  • MCC DEVELOPMENTNEW CASTLE, U.S.A.30%
  • METANOL DE ORIENTE, METOR (※)JOSE, VENEZUELA25%
  • MITSUBISHI CEMENTNEW CASTLE, U.S.A.29%
  • ANGLO AMERICAN QUELLAVECOLIMA, PERU40%
  • ANGLO AMERICAN SURSANTIAGO, CHILE20%
  • COMPANIA MINERA DEL PACIFICOLA SERENA, CHILE25%
  • COPPER WORLDDOVER, U.S.A.30%
  • IRON ORE COMPANY OF CANADANEW CASTLE, U.S.A.26%
  • ディーアールアイ・ジーピー(※)東京都千代田区46%
  • ディーアールアイ・ジーピー2 (※)東京都千代田区51%
  • ディーアールアイ・ユーティー(※)東京都千代田区49%
  • 水ing東京都港区33%
  • MITSUBISHI ELEVATOR HONG KONGHONG KONG, CHINA25%
  • 三菱自動車工業東京都港区22%
  • TOYO TIRE兵庫県伊丹市20%
  • ISUZU MOTORS (THAILAND)PHRAPRADAENG, THAILAND28%
  • ISUZU MOTORS INDIA(※)CHENNAI, INDIA38%
  • ISUZU MOTORS INTERNATIONAL OPERATIONS (THAILAND)BANGKOK, THAILAND30%
  • KRAMA YUDHA TIGA BERLIAN MOTORSJAKARTA, INDONESIA30%
  • MITSUBISHI MOTORS KRAMA YUDHA INDONESIACIKARANG, INDONESIA31%
  • 伊藤ハム米久ホールディングス東京都目黒区41%
  • かどや製油東京都品川区27%
  • DM三井製糖東京都港区21%
  • OLAM GROUPSINGAPORE, SINGAPORE15%
  • ローソン(※)東京都品川区50%
  • ライフコーポレーション大阪府大阪市淀川区26%
  • ロイヤリティマーケティング(※)東京都渋谷区22%
  • 丸の内キャピタル東京都千代田区100%
  • 三菱オートリース(※)東京都港区50%
  • 三菱HCキャピタル東京都千代田区18%
  • 日本ケアサプライ東京都港区39%
  • AM 50 VENTURES(※)MAKATI, PHILIPPINES50%
  • MCリテールエナジー(※)東京都千代田区51%
  • NEXAMP(※)BOSTON, U.S.A.46%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業/CO2有効利用コンクリートの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-25
    7,992万円
  • 調達
    次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/化学品へのCO2利用技術開発/CO2を原料としたパラキシレン製造に関する技術開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-03
    2,088万円
  • 調達
    水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発新千歳空港を中心とした地域における水素利活用モデル構築に関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-08-01
    258万円
  • 補助金
    地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業
    環境省 · 2023-04-03
    8,633万円
  • 補助金
    令和3年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金(メチルシクロヘキサン(MCH)を活用した水素サプライチェーン構築に向けての事業実施可能性調査事業)
    経済産業省 · 2021-10-26
    2,250万円
  • 補助金
    地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業
    環境省 · 2024-04-01
    1,691万円
  • 補助金
    産油国石油精製技術等対策事業費補助金(石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)
    資源エネルギー庁 · 2021-04-01
    1,689万円
  • 補助金
    平成31年度産油国石油精製技術等対策事業費補助金 (石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)
    資源エネルギー庁 · 2019-04-25
    1,662万円
  • 補助金
    産油国石油精製技術等対策事業費補助金(石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)
    資源エネルギー庁 · 2020-10-28
    1,398万円
  • 補助金
    産油国石油精製技術等対策事業費補助金(石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)
    資源エネルギー庁 · 2022-07-08
    1,315万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は18.9兆円前期と比べると増収で、売上が+1.6%。

売上高
+1.6%
18.9兆円
純利益
-15.8%
8,005億円

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高18.9兆円
純利益1.1兆円8,005億円
1株あたり配当¥125¥125

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は5.2兆円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.4%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q5.292,249
2024年1Q4.743,177
2024年2Q4.831,484
2024年3Q5.142,305
2024年4Q4.862,674
2025年2Q9.356,181
2025年4Q9.263,326
2026年2Q8.643,558
2026年4Q10.284,447
2027年1Q5.182,985

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は6.0兆円から18.9兆円へ3.1倍に増えた。

決算期売上高兆円税引前利益率%純利益兆円
2013年3月6.010.32
2014年3月7.640.36
2015年3月7.670.40
2016年3月6.93−0.15
2017年3月6.430.44
2018年3月7.570.56
2019年3月16.100.59
オランダの総合エネルギー事業会社(現 N.V. Eneco)を子会社化
2020年3月14.780.54
2021年3月12.880.17
2022年3月17.260.94
2023年3月21.571.18
監査等委員会設置会社に移行 取締役会の諮問機関であるガバナンス・指名・報酬委員会を、コーポレートガバナンス・指名委員会と報酬委員会の2委員会体制に変更
2024年3月19.570.96
2025年3月18.620.95
2026年3月18.920.80

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1.5兆円、投資CFが−4,486億円で、差し引きのフリーCFは1.0兆円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1.8兆円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF兆円投資CF億円財務CF兆円フリーCF兆円現金残高兆円
2013年3月0.45−7,9100.39−0.341.35
2014年3月0.38−3,005−0.120.081.33
2015年3月0.80−1,549−0.310.641.73
2016年3月0.70−5,039−0.360.201.50
2017年3月0.58−1,796−0.750.401.15
2018年3月0.74−3,176−0.550.421.01
2019年3月0.65−2,737−0.230.381.16
2020年3月0.85−5,007−0.160.351.32
2021年3月1.02−3,573−0.690.661.32
2022年3月1.06−1,675−0.690.891.56
2023年3月1.93−1,775−1.771.751.56
2024年3月1.35−2,058−1.091.141.25
2025年3月1.66−2,739−1.531.381.54
2026年3月1.49−4,486−0.801.041.84

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は24.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が9.4兆円で、自己資本比率は39.1%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月15.064.5210.5530.0
2014年3月15.905.0710.8331.9
2015年3月16.775.5711.2033.2
2016年3月14.924.5910.3230.8
2017年3月15.754.9210.8431.2
2018年3月16.045.3310.7033.3
2019年3月16.535.7010.8434.5
2020年3月18.035.2312.8129.0
2021年3月18.645.6113.0230.1
2022年3月21.916.8815.0331.4
2023年3月22.158.0714.0836.4
2024年3月23.469.0414.4238.6
2025年3月21.509.3711.3443.6
2026年3月24.159.4413.9039.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1.8兆円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7.0兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
13.9兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中127位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中215位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.6%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,860で、1年前と比べて+44.3%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥4,860-1.9%1ヶ月+2.6%1年+44.3%時価総額19.6兆円
過去52週の値幅
安値¥3,342高値¥6,012

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.2倍
PER (会社予想)16.2倍
PBR1.85倍
配当利回り2.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3,203円の52週安値から大きく回復し、8月21日には4,794円まで上昇しました。前日比+2.09%と反発し、25日移動平均線(4,762.84円)を上回る展開です。ただし、75日線(4,834.01円)が上値抵抗となっており、7月22日の高値4,916円からの調整局面にあります。出来高は増加傾向で、8月3日には1,724万株と突出した商いを記録しました。200日線(4,555.73円)は下値支持として機能しており、中期的な上昇トレンドは維持されています。52週高値6,012円まで約25%の乖離があり、さらなる上昇余地が意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 42/100)

PERは22.84倍と同業界平均の17.93倍を上回り、予想PERも16倍で依然高め。PBRは1.82倍で平均1.23倍を大きく超過し、ROE8.5%に対して割高感がある。配当利回り2.61%は平均2.93%を下回る。直近の純利益は減少傾向で、収益力に見合わない評価水準と言える。割高ではあるが、業界トップ級の規模と安定的な配当を考慮すると、極端な割高ではない。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.2倍17.9倍
PER (予想)16.2倍
PBR1.85倍1.24倍
ROE8.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、資源偏重からの脱却と非資源分野の成長。強気派は、資源価格の高止まりによる収益拡大と、再生可能エネルギーや食品分野への投資で成長を期待。また、配当利回り2.6%と株主還元も充実。一方、弱気派は、中国経済減速による資源需要の減少や、脱炭素社会への移行による石炭などの資源資産のリスク、また、事業ポートフォリオの多様化が進んでいるとはいえ、一部セグメントの業績悪化が全体を圧迫する可能性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 資源収益が堅調

    エネルギー・金属部門が高水準の利益を維持し、全体を牽引

  • 非資源分野の成長

    食品や再生可能エネルギーへの投資で新たな収益源を確保

  • 株主還元の手厚さ

    配当利回り2.6%と増配傾向で、投資家に好感される

  • 予想PER16.2倍は純利益約1.2兆円への回復を織り込み継続影響

    時価総額196,128億円÷予想PER16.2倍で純利益約12,106億円が必要。現状8,005億円から大幅増益

  • 株価1年で57%上昇し上昇トレンド継続通年影響

    過去1年で57.29%上昇、相場のムードが良ければ買いが続く

  • 配当利回り2.57%と安定配当で下値堅い通年影響

    純利益が減っても配当維持なら利回り2.57%がサポート

  • PBR1.85倍とROE8.5%は改善余地あり2027年〜2028年影響

    ROE8.5%に対しPBR1.85倍、事業ポートフォリオでROE10%超ならPBR2倍台も

マイナスに働く材料7
  • 資源依存のリスク

    中国景気減速や脱炭素化で資源需要が縮小する可能性

  • 減損リスク

    煤炭など化石燃料資産の価値下落で巨額の減損が発生する恐れ

  • ROEの低さ

    ROE8.5%と同業他社比で低く、資本効率の改善が課題

  • 2026/3期純利益8,005億円と前期比15.8%減決算発表後影響

    純利益9,507→8,005億円、3期連続減益で実績PER23.2倍と割高

  • 予想PER16.2倍の達成には大幅利益回復が必要不定影響

    予想PER16.2倍は純利益約12,106億円を前提、現状8,005億円から約1.5倍の増益が必要

  • 売上高は186,176億円→189,160億円と微増通年影響

    増収率は1.60%と低く、コスト増で利益を圧迫し得る

  • 1年で57%上昇した反動の利益確定売り不定影響

    上昇率57.29%達成後は高値警戒感から短期売りが出やすい

次の決算で確かめる点
資源価格の動向
エネルギー・金属部門の収益を左右する核心的な要因
非資源セグメント利益
事業多角化の成果を測る指標
一株当たり配当
株主還元の持続性と増配余地を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり125で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは2.57%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥125
1株あたり
配当利回り
2.57%
いまの株価に対して
配当性向
53.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2799.2
2018年3月3737.547.9
2019年3月4213.650.1
2020年3月445.655.6
2021年3月451.550.3
2022年3月5011.955.0
2023年3月6020.020.8
2024年3月7016.733.9
2025年3月10042.949.7
2026年3月11010.053.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥125

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ674,341人。区分でいちばん多いのは金融機関32.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.5%を占め、残る64.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関39.542.338.737.536.232.3
外国法人28.828.029.733.331.332.1
個人・その他20.518.420.721.023.429.5
自己株式0.40.41.51.40.68.5
事業法人6.26.05.44.74.53.2
証券会社5.05.35.43.54.62.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)15.25
02STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505104(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)9.99
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.84
04明治安田生命保険相互会社3.13
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・議決権受託者行使型)2.40
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.39
07JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.19
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・日本郵船株式会社口)1.12
09日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・三菱電機株式会社口)0.88
10CITIBANK, N.A.-NY, AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY SHARE HOLDERS(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-05-12
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.03%
  • 2026-05-12
    ナショナル・インデムニティー・カンパニー(National Indemnity Company)
    新規の大量保有報告
    11.06%
    +1.39pt
  • 2026-05-11
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.71%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+7%、1株純資産は14期で−6%。直近期のROEは8.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1962,7427.88.928.4
2014年3月2193,0747.58.726.9
2015年3月2463,4387.59.839.3
2016年3月−942,898−2.9
2017年3月2783,1019.38.799.2
2018年3月3533,36210.98.147.9
2019年3月3723,58910.78.350.1
2020年3月1161,1749.86.655.6
2021年3月391,2683.226.850.3
2022年3月2121,55315.07.255.0
2023年3月2701,88215.85.920.8
2024年3月2302,20711.315.233.9
2025年3月2372,35510.311.149.7
2026年3月2112,5788.525.253.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

65名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は65名。2026/3期の役員報酬は総額2,904百万円。

氏名役職年齢
垣内威彦取締役会長71
中西勝也代表取締役 社長65
塚本光太郎取締役64
柏木豊取締役62
野内雄三代表取締役62
野島嘉之代表取締役 常務執行役員 General Counsel コーポレート担当役員(総務、法務)チーフ・コンプライアンス・オフィサー 緊急危機対策本部長61
宮永俊一取締役 注378
秋山咲恵取締役 注363
鷺谷万里注4取締役 注363
小木曾麻里取締役 注359
鴨脚光眞取締役 常勤監査等委員66
村越晃取締役 常勤監査等委員68
残りの役員53名を開く
氏名役職年齢
立岡恒良取締役 監査等委員 注368
佐藤りえ子注4取締役 監査等委員 注369
中尾健取締役 監査等委員 注360
小林健司取締役 常務執行役員 コーポレート担当役員(CSEO)金融アライアンス担当57
馬場重郎代表取締役 常務執行役員 コーポレート担当役員(人事、地域)59
嶋津吉裕代表取締役 常務執行役員 コーポレート担当役員(CFO)58
中空麻奈注4取締役 注359
茂木哲也取締役 監査等委員 注358
金子圭子取締役 監査等委員 注358
若林茂常務執行役員
齊藤勝常務執行役員
河手哲雄常務執行役員
今村功常務執行役員
小山聡史常務執行役員
近藤祥太常務執行役員
堀秀行常務執行役員
岡藤裕治常務執行役員
篠原徹也常務執行役員
佐藤聡常務執行役員
舩山徹常務執行役員
大野浩司執行役員
鈴木明文執行役員
山名一彰執行役員
山口研執行役員
藤村武宏執行役員
平栗拓也執行役員
伊藤和男執行役員
小林秀司執行役員
近造卓二執行役員
濱田哲執行役員
西野裕史執行役員
財前孝広執行役員
本田尚孝執行役員
渡邉善之執行役員
中信也執行役員
田内健一郎執行役員
田中伸和執行役員
平田智則執行役員
柏原玲子執行役員
田村将仁執行役員
土谷真史執行役員
北田慎一郎執行役員
江上浩之執行役員
里見俊彦執行役員
丘山泰司執行役員
和田哲朗執行役員
唐沢裕之執行役員
阿部太郎執行役員
岡部康彦執行役員
鶴田紀章執行役員
柳舘太郎執行役員
宮地隆史執行役員
井村貴司執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7743413262,418
取締役(社内)174174
取締役(社内)174174
監査等委員138138

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で三菱商事を取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,553字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループが営む事業の内容については、第5 経理の状況 連結財務諸表注記1をご参照ください。 当社は取扱商品又はサービスの内容に応じて事業を複数の営業グループに区分しており、それぞれの事業は、当社の各事業部門及びその直轄の関係会社(連結子会社 833社、持分法適用会社 349社)により推進しています。 (注)連結対象会社数は、連結子会社が連結経理処理している関係会社788社を除いた場合には394社となります。 事業セグメントごとの取扱商品又はサービスの内容については、第5 経理の状況 連結財務諸表注記6をご参照ください。 事業セグメントごとの主要な関係会社は以下のとおりです。 主要な連結子会社   主要な持分法適用会社 地球環境エネルギー   三菱商事エネルギー CUTBANK DAWSON GAS RESOURCES DGS JAPAN DIAMOND GAS HOLDINGS DIAMOND LNG CANADA   アストモスエネルギー BRUNEI LNG CAMERON LNG HOLDINGS JAPAN AUSTRALIA LNG (MIMI) マテリアルソリューション   三菱商事ケミカル 三菱商事プラスチック メタルワン CAPE FLATTERY SILICA MINES   サウディ石油化学 東洋紡エムシー MCC DEVELOPMENT METANOL DE ORIENTE,METOR MITSUBISHI CEMENT 金属資源   ジエコ 三菱商事RtMジャパン MITSUBISHI CORPORATION RTM INTERNATIONAL MITSUBISHI DEVELOPMENT   ANGLO AMERICAN QUELLAVECO ANGLO AMERICAN SUR COMPANIA MINERA DEL PACIFICO IRON ORE COMPANY OF CANADA 社会インフラ   千代田化工建設 三菱商事都市開発 三菱商事マシナリ レンタルのニッケン DIAMOND REALTY INVESTMENTS   MITSUBISHI ELEVATOR HONG KONG モビリティ   DIPO STAR FINANCE ISUZU UTE AUSTRALIA MITSUBISHI MOTORS KRAMA YUDHA SALES INDONESIA TRI PETCH ISUZU SALES   三菱自動車工業 TOYO TIRE 食品産業   三菱商事ライフサイエンス AGREX DO BRASIL CERMAQ INDIANA PACKERS   伊藤ハム米久ホールディングス OLAM GROUP S.L.C.   エム・シー・ヘルスケアホールディングス 三菱商事パッケージング 三菱商事ロジスティクス 三菱食品 日本ケアサプライ 三菱オートリース 三菱HCキャピタル ライフコーポレーション ロイヤリティマーケティング ローソン 電力ソリューション   三菱商事エナジーソリューションズ DIAMOND GENERATING ASIA DIAMOND GENERATING CORPORATION ENECO   NEXAMP その他   三菱商事フィナンシャルサービス MC FINANCE & CONSULTING ASIA MITSUBISHI CORPORATION FINANCE 現地法人   欧州三菱商事会社 北米三菱商事会社 米国三菱商事会社 三菱商事(上海) (注) 「その他」に含まれる取扱商品又はサービスは、財務、経理、人事、総務関連、IT、保険等です。
経営方針・対処すべき課題5,509字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 1. 「経営戦略2027 -総合力をエンジンに未来を創る-」 当社は、2025年4月に、新しい経営戦略として「経営戦略2027-総合力をエンジンに未来を創る-」を策定・公表しました。 当社を取り巻く事業環境は、かつてないほど地政学リスク、経済情勢リスクが複雑に絡み合う中、地域特性に応じた脱炭素の現実解を探る動き、AIの急速な発展に伴う様々な変化もあり、政治・経済・環境・技術等あらゆる面で不確実性が一段と高まっています。このような不確実性の高い事業環境において、変化によるリスクと機会を踏まえて柔軟に事業戦略を見直しつつ、既存事業の収益基盤の更なる強化と案件創出に取り組むべく、当社の中長期的な経営方針を「経営戦略2027」としてまとめました。 (1)経営戦略 ■目指す姿 多様性に裏打ちされた「総合力」を事業環境に応じて発揮することで、最適な事業ポートフォリオを構築し、持続的な成長と企業価値向上を実現する企業。 総合力:多様な事業をグローバルに展開、多彩・多才な人材がオペレーションに深く関与することで、信用・信頼を築き上げ、幅広い産業知見・深いインサイトを蓄積し、時代の変化を先取りして柔軟に事業戦略を進化させる力。 ■定量目標 成長性を測る新たな中核指標として「営業収益CF:平均成長率10%以上」、資本効率を意識した経営の継続・強化指標として「ROE:2027年度に12%以上」を目標に掲げ、成長性と効率性の同時実現を目指します。 ■財務健全性 「Net Debt Equity Ratio:0.6倍」を上限目処に設定し、財務健全性を維持しながら、戦略的にレバレッジを活用する方針とします。 ■株主還元 累進配当を維持すると共に、機動的に自己株式取得を行うとする基本方針を維持します。 (2)経営戦略2027実現のための価値創造メカニズム 従来の循環型成長モデルを「磨く(Enhance)」「変革する(Reshape)」「創る(Create)」に再定義し、当社の競争優位性である総合力と、それぞれを強化する施策の掛け合わせにより、中長期的な成長を実現します。 (3)資金配分戦略 2027年度までの3年間で計画していた更新投資約1兆円以上及び拡張・新規投資約3兆円以上については、堅調な営業収益キャッシュ・フローの推移、投資回収の加速、及び投資案件パイプライン(投資案件候補)の状況等を踏まえ、更新投資を約1.3兆円以上、拡張・新規投資を約3.3兆円以上へと引き上げました。また、今後もキャッシュ・フローの状況により追加配分枠が生じた場合は、投資案件パイプライン等を踏まえ、投資又は追加還元への配分を検討します。 2. 「経営戦略2027」価値創造メカニズムの進捗の状況 当連結会計年度は成長性と効率性の同時実現に向け、「磨く」・「変革する」・「創る」の各取組みが着実に進捗しました。当社を取り巻く事業環境の不確実性は「経営戦略2027」の策定・公表時から更に高まっていますが、翌連結会計年度においても投資規律を保ちながら新規投資案件の実行、及び収益基盤強化に取り組み、価値創造メカニズムを加速して参ります。 3.  当連結会計年度のセグメント別の事業環境 ① 地球環境エネルギーグループ 主要商材であるLNGの世界需要は微増し、2025年の需要は約4.2億トンとなりました。なお、アジアのLNGスポット価格(JKM)は、2026年2月までは、百万Btu(英国熱量単位)当たり9米ドル台から14米ドル台のレンジで推移しましたが、中東情勢の影響を受けた2026年3月には20米ドル超まで上昇しました。原油取引の国際的な基準価格の一つであるブレント原油価格は、世界的な供給余剰と需要減速を背景に年度初めから2026年2月まで1バレル当たり60米ドル半ばを推移する緩やかな下落基調でしたが、JKM同様に中東情勢の影響を受け、2026年3月には110米ドル超まで高騰しました(年間平均1バレル当たり約70米ドル)。 ② マテリアルソリューショングループ 世界経済の不透明感が継続する中、各種素材の主要市場である中国の内需低迷を背景とした過剰輸出の継続により、各種素材の市況は軟化基調で推移しました。鉄鋼分野では、中国経済の減速や中国からの鋼材輸出増等を背景に需給が緩和する中、国内では建設分野を中心に需要の回復が限定的となり、事業環境は弱含みで推移しました。化学品分野でも市況低迷が長期化する中、地域情勢の変化等による不確実性も事業環境に影響を与えました。 ③ 金属資源グループ 主力事業の一つである原料炭については、上期は中国の国内鋼材需要低迷に伴い、中国鋼材の旺盛な輸出が前年度から継続し、鋼材及び原料炭市況の低迷に繋がりました。一方で、下期以降はインドの高炉稼働率上昇に牽引された需要増に加え、一部炭鉱での生産障害や豪州における大雨の影響に伴う供給制約により、原料炭市況は回復基調に転じました。もう一つの主力事業である銅については、2025年4月以降において米国関税政策の影響、及び大型鉱山の相次ぐ生産障害による供給懸念や米国利下げ観測等を背景として市況は堅調に推移し2026年1月末に史上最高値を更新、その後は中東情勢・米国金融政策等のマクロ要因を中心にボラタイルな値動きが継続する展開となりました。 ④ 社会インフラグループ 米国不動産事業では、米国利下げの進展を背景に市場流動性は回復基調にあり、不動産取引量は回復に転じました。また、データセンター分野でも国内、米国共にクラウドの普及や生成AI需要に伴い、市場拡大しました。産業機械分野では、底堅い設備投資需要や円安の影響等を受けて、事業環境は堅調に推移しました。 ⑤ モビリティグループ 世界的な金利の高止まり、特にアセアンにおける実体経済の軟化や厳格なファイナンス(自動車ローン)審査の継続等により自動車市場は低迷し、競合各社が購買力のある顧客を巡り値引き競争が激化する等、厳しい事業環境にありました。その中で、アセアンをはじめとする既存の自動車バリューチェーン事業ではAI・DX活用による顧客体験の質向上・ブランドロイヤリティ強化等を推進し、インド・日本・豪州ではモビリティサービス事業の構築を推進しました。 ⑥ 食品産業グループ 穀物事業では、世界的に豊作が続いたことで相場は概ね安定的に推移しました。水産事業では、例年に比べ海水温が高く養殖サーモンの成長が良好であったため、業界全体で大幅な増産となり相場は低位に推移しました。一方で中長期的な需要増加基調は維持されており、CermaqによるGrieg Seafood ASA傘下のサーモン養殖3事業の取得を通じ、生産規模拡大と安定供給体制の強化を進めました。畜産事業では、堅調な鶏肉需要を背景に国内相場は高水準が続きました。 ⑦ S.L.C.グループ 国内小売・流通事業に関しては、原材料価格の高騰、インフレ、賃金上昇等のコスト圧力に対する影響等はあったものの、消費者ニーズを踏まえたマーケティング施策による売上拡大や、AI仕入施策による品揃えの最適化、オペレーション最適化により事業は堅調に推移しました。また、金融事業に関しては、金利・為替のボラティリティの影響は限定的に止まり、事業は堅調に推移しました。 ⑧ 電力ソリューショングループ 主力事業の一つである再生可能エネルギー事業については、米国においてインフレ抑制法に基づく税額控除要件が減税・歳出法の成立により一部変更されたほか、欧州委員会によるクリーン産業ディール国家補助枠組みの採択、複数国における政策支援の導入・実施等、事業環境の地域によるばらつきの拡大が見られるものの、競争力のある電源として世界での導入は着実に進行しています。他方で、データセンター/AI需要や電化進展による電力需要の増加、エネルギー価格の高騰、及び地政学リスクの高まり等を背景に、エネルギー安全保障や産業競争力維持・強化への対応が重要課題となる中、安定的な電力供給が可能で環境負荷が相対的に低いガス火力発電の有用性が世界的に再認識されました。 4.  翌連結会計年度以降のセグメント別の事業環境の見通し エネルギー事業に関わる商材・機能を一元化し、地域ごとに柔軟なバリューチェーンを構築することで、エネルギートランジション期の多様なニーズに応え、最適なソリューションを提供することを目的に、地球環境エネルギーグループと電力ソリューショングループを統合し「エネルギー&パワーソリューショングループ」を設立しました。これに伴い、当連結会計年度までの8グループ体制を、翌連結会計年度から7グループ体制へと改編します。 ① エネルギー&パワーソリューショングループ 脱炭素社会への移行は不可逆的な潮流である一方、世界的なエネルギー需要の増加見通しや地政学リスクの高まり等を背景として、エネルギー安全保障及び産業競争力の強化に向けた対応が各国で加速する事が想定されます。このような事業環境の下、天然ガス/LNGについては、引き続きアジア地域を中心に中長期的な需要増加が見込まれています。次世代エネルギー分野においては、上記の事業環境に加え、インフレ進行に伴うコスト上昇の影響も受け、商材並びに地域毎の事業進展のばらつきが一層顕在化しています。具体的には、コスト競争力の観点からバイオ燃料・クレジット事業が欧米を中心に先行する一方で、水素及び水素派生品については、社会実装の進展速度が相対的に鈍化しています。また、電力需要の増加や地政学リスクへの対応を背景として、既に再生可能エネルギーが競争力を持つ地域を中心に再生可能エネルギー、産油・ガス国では火力発電等、地域特性及び競争力に応じた電源の導入が進展すると想定されます。加えて、このような事業環境の下、送電容量の不足や局地的な電力需給の逼迫が社会課題となり、ガス火力発電や蓄電池等を活用した需給調整機能の重要性が更に高まる事が見込まれます。 ② マテリアルソリューショングループ 中東を中心として不透明な世界情勢に加え、AI進展による素材開発の高速化等を背景に、素材産業を取り巻く事業環境は今後も変化を続けていくことが想定されます。人口増加を支える住宅・インフラ素材に加え、軽量化・電化を支える素材、デジタル社会の発展を支える素材等への需要は、今後も底堅く推移する見通しです。地域や用途によっては需要動向にばらつきが見られるものの、素材分野全体としては安定した需要環境が見込まれます。 ③ 金属資源グループ 原料炭においては、インド等の新興国による需要の牽引、中国鋼材需要並びに同国鋼材輸出量の推移、天候等に起因する原料炭生産者の供給制約等、海上貿易市場へ影響を与え得る事象を注視しています。銅においては、引き続き堅調な需要と供給側の制約によりタイトな需給環境となる見込みです。中長期的には、新興国を中心とする世界経済の成長や、脱炭素・電化を背景とした再エネ・EVの普及等により、金属資源の需要は底堅く推移することが見込まれます。 ④ 社会インフラグループ 米国不動産事業については、インフレ・金利動向に影響を受ける状況に変化はなく、不動産取引量を注視しています。データセンターについては、クラウドの普及や生成AI需要拡大に伴い日米共に引き続き市場拡大が見込まれています。また、社会インフラの維持・発展を支える産業機械分野は、底堅い需要増加が見込まれます。 ⑤ モビリティグループ 主力地域であるアセアンの自動車市場は、厳格なファイナンス審査や競合各社との激しい競争が暫く継続する見通しであり、また、世界情勢の不安定な状況が継続し、実体経済等への影響が生じる可能性もあり、不透明な事業環境が続くと予想されます。一方、同地域での自動車市場は、潜在的な需要や自動車普及率に鑑みると、中長期的には回復・更なる拡大に転じると想定されます。また、グローバル全体での電動化・自動運転化は、普及速度に変化はあっても不可逆的に進展する見込みであり、周辺市場の成長と新たな事業機会が見込まれます。 ⑥ 食品産業グループ 地政学リスクの高まりや、これに起因する通商・経済安全保障政策の変化などにより、不確実性の高い事業環境が継続すると見込まれます。一方、世界的な人口増加やバイオ燃料需要の拡大を背景に基礎食料の需要は底堅く推移するとともに、消費者のWell-being志向の高まりや嗜好の多様化に伴い、食の質的向上へのニーズも引き続き拡大していくものと見込まれます。 ⑦ S.L.C.グループ 中長期的には国内の人口減少・高齢化に伴う消費市場縮小の流れ、短期的には原材料価格の高止まりや金利上昇の影響、加えて、中東情勢による調達への影響や電気代の上昇等も想定されますが、当面は安定した消費動向が続くことにより、対面市場は底堅く推移していく見通しです。また、海外でも、米国や東南アジア等を中心に、人口増加や経済成長に伴う対面市場の伸長や新たな事業機会が見込まれます。 5. 個別重要案件 当連結会計年度における重要な個別案件については、「3 事業等のリスク 2.主要なリスクの概要 ⑤事業投資リスク」内の(重要な投資案件)をご参照ください。
事業等のリスク9,122字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 1. リスク管理体制 当社では、営業グループと各リスクに対応したコーポレート専門部局が連携し、適切なリスク対応が可能な管理体制を整備しています。なお、以下については当連結会計年度末以降提出日までの管理体制に係る変更等を反映しています。 2. 主要なリスクの概要 ① 世界マクロ経済環境の変化によるリスク 世界的な、又は地域的なマクロ経済環境の変化は、個人消費や設備投資と深く関係し、商品市況にも影響を及ぼします。その結果、当社がグローバルかつ多様な産業領域に展開している事業の商品・製品価格、取扱量やコストなどに変動をもたらし、経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当連結会計年度においては、関税をはじめとする米国の通商政策の影響もあり、世界経済は減速しつつも総じて底堅い成長を維持しました。当面は緩やかな成長を維持すると見られますが、米中対立、ロシア・ウクライナ情勢、中東情勢等地政学リスクに加え、米国の通商政策・金融政策の動向、中国景気の弱含み等、不確実性が非常に高く、動向を注視しています。 ② 市場リスク 以下「当期純利益」は、「当社の所有者に帰属する当期純利益」を指しています。当期純利益への影響額は、他に記載のない限り、当社の当連結会計年度の連結業績を踏まえて試算した、翌連結会計年度に対する影響額を記載しています。 a. 商品市況リスク 当社は、商品の売買取引や、保有する資源エネルギーの権益における生産物の販売、そして関係会社の製造する工業製品の販売などの活動を通じて、様々な商品価格の変動リスクを負っています。特にエネルギー資源及び金属資源の取引においては、売買価格の変動を通じて当社の業績に大きな影響を及ぼします。 また、投資の評価においても商品価格が重要なインプットとなる場合があります。特に事業期間が長期に及ぶ場合、短期的な価格の動向よりも中長期的な価格見通しの方が、投資の評価により重要な影響を与えるため、将来の需給環境等のファンダメンタルズや、社外の金融機関等の提供するデータ等を考慮して、商品ごとに当社としての見通しを策定しています。商品市況の長期的な低迷又は上昇が想定される場合には、保有する有形固定資産や持分法で会計処理される投資などの減損及び減損戻入を通じて、業績に影響を与える可能性があります。 当社の重要な投資案件については、「⑤ 事業投資リスク(重要な投資案件)」をご参照ください。 (エネルギー資源) 当社は北米、東南アジア、豪州等において、天然ガス及び石油の開発・生産事業並びに液化天然ガス(LNG)事業を展開しており、原油・LNG価格は当社の業績に大きな影響を及ぼします。 原油(Brent)価格については、OPECプラスによる協調減産の縮小(自主減産の段階的解除)を主因として、概ね1バレル当たり60米ドル前半から70米ドル前半のレンジで推移しましたが、足元においては中東情勢の影響を受け、原油市場は高いボラティリティを示しています。当面の原油価格は、米国・イラン関係及びホルムズ海峡の動向を含む地政学的要因に加え、世界経済の動向等が主要な価格変動要因となる見込みです。 なお、当社のLNG販売の大半は長期契約であり、LNG価格は原油価格にリンクしているものが大宗となります。1バレル当たりの原油価格が1米ドル変動すると、当社の当期純利益は主に持分法による投資損益を通じて年間24億円増減すると試算されます。ただし、LNG・原油の価格変動が当社の業績に影響を及ぼすまでにはタイムラグがあるため、価格変動が直ちに業績に反映されるとは限りません。 LNGスポット価格については、2025年4月から2026年2月までは、百万Btu(英国熱量単位)当たり9米ドル台から14米ドル台のレンジで推移しました。2026年3月には、中東情勢の緊迫化による影響、具体的にはホルムズ海峡閉鎖やカタールLNGの戦争被害を背景として、20米ドル超まで上昇しました。今後のLNGスポット価格については、原油価格と同様に、中東情勢をはじめとする地政学リスクの動向や、それに起因するリスクプレミアムの影響を受け、高いボラティリティを伴う状況が当面継続するものと見込まれます。 (金属資源) 当社は、100%出資子会社の三菱デベロップメント社(MITSUBISHI DEVELOPMENT PTY LTD、本社:豪州ブリスベン、以下MDP社)を通じて、製鉄用の原料炭を販売しており、石炭価格の変動はMDP社の収益を通じて当社の業績に影響を与えます。また、MDP社の収益は、石炭価格の変動の他にも、豪ドル・米ドル・円の為替レートの変動や悪天候、労働争議等の要因にも影響を受けます。 銅についても、生産者としての価格変動リスクを負っています。1トン当たりの価格が100米ドル変動すると当期純利益で年間26億円の変動をもたらす(1ポンド当たりの価格が0.1米ドル変動すると当期純利益で年間56億円の変動をもたらす)と試算されますが、粗鉱品位、生産・操業状況、再投資計画(設備投資)等、価格変動以外の要素からも影響を受けるため、銅の価格のみで単純に業績への影響額が算出されない場合があります。 b. 為替リスク 当社は、輸出入、及び外国間などの貿易取引において外貨建ての決済を行うことに伴い、円に対する外国通貨レートの変動リスクを負っています。これらの取引では必要に応じて、先物為替予約などによるヘッジ策を講じていますが、それによって完全に為替リスクが回避される保証はありません。 また、当社の海外事業に対する投資については、為替変動により、外貨建の受取配当金や海外連結子会社・持分法適用会社の持分損益の円貨換算額が増減するリスクが存在し、外国通貨に対して円高が進むと当期純利益にマイナスのインパクトを与えます。米ドル・円のレートが1円変動すると、当社の当期純利益は年間約50億円増減すると試算されます。 加えて、在外営業活動体の換算差額を通じて自己資本が増減するリスクが存在するため、一部の大口の投資については主に先物為替予約を用いたヘッジ策を講じています。 c. 株価リスク 当社は、当連結会計年度末時点で、取引先や関連会社を中心に1兆4,406億円(時価)の市場性のある株式を保有しており、株価変動のリスクを負っています。上記の価格は3,486億円の評価益を含んでいますが、株式の動向次第で評価益は減少するリスクがあります。また、当社の企業年金では、年金資産の一部を市場性のある株式により運用しています。よって、株価の下落は年金資産を目減りさせるリスクがあります。 d. 金利リスク 当社の当連結会計年度末時点の有利子負債総額(リース負債除く)は5兆7,469億円であり、一部を除いて変動金利となっているため、金利が上昇する局面では利息負担が増加するリスクがあります。 しかし、この有利子負債の相当部分は金利の変動により影響を受ける営業債権・貸付金等と見合っており、金利が上昇した場合には、これらの資産から得られる収益も増加するため、金利の変動リスクは、タイムラグはあるものの、相殺されることになります。また、純粋に金利の変動リスクにさらされている部分についても、見合いの資産からもたらされる取引利益、配当金などの収益は景気変動と相関性が高いため、景気回復の局面において金利が上昇し支払利息が増加した場合には、収益も増加し、結果として影響が相殺される可能性が高いと考えられます。ただし、金利の上昇が急である場合には、利息負担が先行して増加し、その影響を見合いの資産からの収益増加で相殺しきれず、当社の業績は一時的にマイナスの影響を受ける可能性があります。 このような金利などの市場動向を注視し、機動的に市場リスク対応を行う体制を固めるため、当社ではALM(Asset Liability Management)委員会で金利変動リスクの管理を行っています。 ③ 信用リスク 当社は、様々な営業取引を行うことによって、売掛金、前渡金などの取引与信、融資、保証などの形で取引先に対して信用供与を行うほか、取引先に対する出資も行っており、取引先の信用悪化や経営破綻等による損失が発生する信用リスクを負っています。また、当社は主としてヘッジ目的のためにスワップ、オプション、先物などのデリバティブ取引を行っており、デリバティブ取引の契約先に対する信用リスクを負っています。 当社では当該リスクを管理するために、取引先ごとに成約限度額・信用限度額を定めると同時に、社内格付制度を導入し、社内格付と与信額により定めた社内規程に基づき、与信先の信用状態に応じて必要な担保・保証などの取付けを行っていますが、信用リスクが完全に回避される保証はありません。取引先の信用状態悪化に対しては取引縮小や債権保全策を講じ、取引先の破綻に対しては処理方針を立てて債権回収に努めていますが、債権等が回収不能になった場合には当社の業績は影響を受ける可能性があります。 ④ カントリーリスク 当社は、海外の会社との取引や出資において、国の政治・経済・社会情勢に起因した、代金回収や事業遂行の遅延・不能等が発生するカントリーリスクを負っています。 当社はリスクの集中度を検証し必要な対応策を検討・実施すべく、コーポレート担当役員(CFO)を委員長とするALM委員会で国別ポートフォリオやリスク状況の定期モニタリングを行っています。また、各種リスク要因を踏まえた各国ごとのリスクシナリオを把握した上で、個別案件のカントリーリスクについて、保険を付保するなど、案件の状況に応じて適切なリスクヘッジ策を講じています。ロシア、ウクライナ両国宛てリスクについても、同様に管理しています。 しかしながら、上記のようなリスクヘッジ策を講じていても、当社の取引先や出資先若しくは進行中のプロジェクト所在国の政治・経済・社会情勢の悪化によるリスクを完全に回避することは困難です。そのような事態が発生した場合、当社の業績は影響を受ける可能性があります。 なお、ロシア・ウクライナ情勢の影響については、第5 経理の状況 連結財務諸表注記2 「(5)重要な会計上の判断、見積り及び仮定」をご参照ください。 ⑤ 事業投資リスク 当社は、株式・持分を取得して当該企業の経営に参画し、商権の拡大やキャピタル・ゲイン獲得などを目指す事業投資活動を行っていますが、この事業投資に関連して投下資金の回収不能、撤退の場合に追加損失が発生するリスク、及び計画した利益が上がらないなどのリスクを負っています。事業投資リスクの管理については、新規の事業投資を行う場合には、投資の意義・目的を明確にした上で、リスクを定量的に把握し、事業毎の期待収益率などを踏まえて意思決定を行っています。投資実行後は、事業投資先ごとに、毎年定期的に「経営計画書」を策定しており、投資目的の確実な達成のための管理を行う一方、計画した収益を上げていない先については、持分売却・清算による撤退を含め、保有方針を明確にすることで、効率的な資産の入替を行っています。 このような投資評価の段階での案件の選別、投資実行後の管理を厳格に行っていますが、期待する利益が上がらないというリスクを完全に回避することは困難であり、事業環境の変化や案件からの撤退等に伴い、当社の業績は影響を受ける可能性があります。 なお、事業投資に含まれる商品市況リスクについては、「② a. 商品市況リスク」をご参照ください。 (重要な投資案件) a. 豪州原料炭及びその他の金属資源権益への投資 当社は、1968年11月にMDP社を設立し、炭鉱開発(製鉄用の原料炭)に取り組んできました。2001年には、MDP社を通じ、約1,000億円で豪州クイーンズランド州BMA原料炭事業(以下、BMA)の50%権益を取得し、パートナーのBHP社(BHP Group Limited、本社:豪州メルボルン)と共に世界最大規模の原料炭事業を運営しています。また、当連結会計年度末時点のMDP社の有形固定資産帳簿価額は11,606億円となっています。 b. チリ銅資産権益への投資 当社は、アングロ・アメリカン社(Anglo American Plc、本社:英国ロンドン、以下アングロ社)、チリ国営の銅生産会社であるCorporación Nacional del Cobre de Chile社(本社:チリ国サンチャゴ、以下コデルコ社)と三井物産株式会社の合弁会社(以下、合弁会社)と共に、チリ国銅資源権益保有会社アングロ・アメリカン・スール社(Anglo American Sur S.A.、本社:チリ国サンチャゴ、以下アングロスール社)の株式を保有しています。アングロスール社への出資比率は、アングロ社グループが50.1%、合弁会社が29.5%、当社グループが20.4%となっており、当社の取得額は45.1億米ドルです。 同社は、チリ国内にロスブロンセス銅鉱山、エルソルダド銅鉱山、チャグレス銅製錬所、並びに大型の未開発鉱区等の資産を保有しています(同社合計の2025年銅生産量実績は約21万トン)。 当社はアングロスール社への投資に対して持分法を適用しています。同社宛ての投資に関しては、持分法で会計処理される投資として減損の兆候判定を行っています。同社の生産・開発計画は長期間に及び、短期的な価格動向よりも中長期的な価格見通しの方が、投資評価により重要な影響を与えるため、最新の銅価見通しや開発計画を含め、中長期的な観点から評価し判断しています。 当連結会計年度では、過年度に認識した減損損失の一部の戻入れとして532億円を「持分法による投資損益」を通じて計上し、当連結会計年度末の帳簿価額は2,165億円となっています。詳細については、第5 経理の状況 連結財務諸表注記39をご参照ください。 c. ペルー銅資産権益への投資 当社は、アングロ社と共同で、ペルー共和国ケジャベコ銅鉱山プロジェクト(以下、ケジャベコ)の権益保有会社であるアングロ・アメリカン・ケジャベコ社(Anglo American Quellaveco S.A.、本社:ペルー共和国リマ、以下AAQ社)の権益40%を保有しています。 ケジャベコは約7.3百万トン(銅分換算)の埋蔵量を見込む大規模鉱山で、高いコスト競争力を有しており、2022年に銅精鉱の生産を開始しました(2025年銅生産量実績は約31万トン)。 当社はAAQ社への投資に対して持分法を適用しています。AAQ社宛ての投資に関しては、持分法で会計処理される投資として減損の兆候判定を行っています。ケジャベコの生産計画は長期間に及び、短期的な価格動向よりも中長期的な価格見通しの方が、投資評価により重要な影響を与えるため、最新の銅価見通しや開発計画を含め、中長期的な観点から評価し判断しています。当連結会計年度末の投資及びAAQ社に対する融資額の帳簿価額は5,235億円となっています。 d. モントニー・シェールガス開発プロジェクト/LNGカナダプロジェクト 当社は、カナダにおいて上流資源開発からLNGの生産・輸出販売に至る天然ガスバリューチェーンを構築しています。上流事業として、パートナーのOvintiv社と共に、当社100%出資子会社のCUTBANK DAWSON GAS RESOURCES LTD.(以下、CDGR社)を通じてシェールガスの開発事業を行っています。当社グループの権益保有比率は40%で、当連結会計年度末時点のCDGR社の有形固定資産帳簿価額は2,840億円となっています。なお、CDGR社における共同支配の取決めについては、第5 経理の状況 連結財務諸表注記12をご参照ください。 また、生産された天然ガスの一部をLNGとして輸出販売するため、LNGカナダプロジェクトに参画しています。同プロジェクトは、年間1,400万トンの生産能力を持つ天然ガス液化設備を建設し、日本など東アジアの需要国向けにLNGを輸出販売する事業で、2025年6月から生産を開始しています。当社は子会社であるDiamond LNG Canada傘下のDiamond LNG Canada Partnershipを通じて参画しており、パートナーであるShell社、Petronas社、PetroChina社、韓国ガス公社と共に同プロジェクトを推進しています。当連結会計年度末時点のDiamond LNG Canadaの有形固定資産帳簿価額は4,287億円、使用権資産帳簿価額は2,364億円となっています。 e. ローソン社への出資 当社は、2017年に株式会社ローソン(以下、ローソン社)の発行済株式数の16.6%を株式公開買付けにより取得し、それまで保有していた33.4%と併せて、発行済株式の過半数を保有することとなり、同社を連結子会社としました。その後、KDDI株式会社(以下、KDDI)による同社株式の公開買付け(2024年4月25日付完了)及び同社株式の株式併合を用いたスクイーズアウト手続きを経て、2024年8月15日付で当社及びKDDIの出資比率を50%へ調整しました。これに伴い、株主間契約の効力が発生したことにより、当社は同社に対する単独支配を喪失し、同社を共同支配企業に分類しています。当連結会計年度末のローソン社宛て投資の帳簿価額は5,026億円となっています。 詳細については、第5 経理の状況 連結財務諸表注記38をご参照ください。 ローソン社は、コンビニエンスストア「ローソン」のフランチャイズシステム及び直営店舗の運営を行うとともに、海外コンビニエンス事業及びそれ以外の周辺事業を運営しています。ローソン社の店舗網は、2026年2月末時点で、日本全国に約14,700店、海外に約7,800店の合計約22,500店の規模になっています。 f. Enecoへの投資 当社は、2020年3月に、中部電力株式会社と共同で設立したDiamond Chubu Europe B.V.を通じて、欧州で総合エネルギー事業を展開するN.V. Eneco(以下、Eneco)の100%の株式を約5,000億円で取得しました。 Enecoは、再生可能エネルギー(以下、再エネ)開発・供給事業、トレーディング事業、小売・新サービス事業それぞれの事業分野で高い競争力・適応力を有する総合エネルギー事業会社です。 当社は、Enecoの再エネに関する技術力・ノウハウを活用し、欧州及び欧州外で再エネ開発を加速させ、経済価値、社会価値、環境価値の三価値同時実現に資する取り組みを強化する方針です。 電力需要や欧州マクロ経済が低迷する場合には、Enecoの業績や、取得時に認識したのれんの減損などを通じて当社の業績に影響を与える可能性があります。当連結会計年度末の「のれん」の帳簿価額は1,670億円(持分比率勘案前)となっています。 詳細については、第5 経理の状況 連結財務諸表注記14をご参照ください。 ⑥ コンプライアンスに関するリスク 当社は、国内外で多くの拠点を持ち、あらゆる産業を事業領域としてビジネスを展開していることから、関連する法令・規制は多岐にわたっています。具体的には日本の会社法、税法、金融商品取引法、独占禁止法、贈収賄関連諸法、安全保障貿易管理等貿易関連及び制裁関連諸法、環境関連諸法や各種業法を遵守する必要があり、また海外で事業を展開する上では、それぞれの国・地域での法令・規制に従う必要があります。特に、足元ではロシア・ウクライナ情勢に起因する各国経済制裁が導入・強化されていますが、当社はその動向を適時にフォローし、チーフ・コンプライアンス・オフィサーを当社最高責任者として、適切な対応を行っています。 当社はコンプライアンス委員会を設け、その委員会を統括するチーフ・コンプライアンス・オフィサーが連結ベースでの法令・規制遵守を指揮・監督しています。その指揮・監督の下、各営業グループ・部門のコンプライアンス・オフィサーが、固有のコンプライアンス施策の立案・実施をするなど、コンプライアンス意識を高めることに努めています。また、当社は、子会社及び関連会社(上場会社は除く)に対して、当社と同等の水準で各社に適したコンプライアンス管理体制を構築させ、又はさせるように努めています。 しかしながら、このような施策を講じてもコンプライアンス上のリスクは完全に回避できない可能性があり、関連する法令・規制上の義務を実行できない場合には、当社の業績は影響を受ける可能性があります。 ⑦ 危機事象発生による人命への被害・事業中断等のリスク 地震、大雨、洪水などの自然災害・異常気象や、新型インフルエンザ・新型コロナウイルス等の新興感染症、重大事故、テロ・暴動、サプライチェーンの遮断、法令違反・サイバー事故、東アジア・欧州・中東等における地政学的要因による有事発生、その他国内外における危機的な事象が発生した場合、当社の社員・事業所・設備やシステムなどに対する被害が発生し、営業・生産活動に支障が生じる可能性があります。 当社では、緊急危機対策本部を設置し、危機発生時における当社関係者の安全確保・安否確認等の初動対応、重要業務の事業継続計画(BCP)の整備、建物・設備・システム等の耐震対策(データ等のバックアップを含む)、定期訓練、必要物資の備蓄等の各種対策を講じています。また、あらゆる事象を想定したリスク・影響度分析に基づく初動対応・事業継続計画(BCP)の策定、継続的なPDCAサイクルの実施等の包括的なマネジメント活動である事業継続マネジメント(BCM)を推進し、各種危機に備えています。しかし、全ての被害や影響を回避できるとは限らず、かかる事象の発生時には当社の業績は影響を受ける可能性があります。 ⑧ 気候変動に関するリスク 「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」の「2. リスク管理」に記載しています。
経営成績の分析 (MD&A)7,958字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 重要性のある会計方針及び見積り 財務諸表の作成にあたり、経営者は、決算日における資産及び負債の報告金額、偶発資産及び負債の開示、報告期間における収益及び費用の報告金額に影響を与える様な見積りを行う必要があります。見積りは、過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づき行っており、他の情報源からは得られない資産及び負債の帳簿価額について当社及び連結子会社の判断の基礎となっています。経営者は見積りが必要となる項目に関する評価は合理的であると判断しています。ただし、これらの評価には経営者としても管理不能な不確実性が含まれているため、前提条件や事業環境などに変化が見られた場合には、見積りと将来の実績が異なることもあります。 当社及び連結子会社の財政状態又は経営成績に対して重大な影響を与え得る会計上の見積り及び判断が必要となる項目の詳細は、第5 経理の状況 連結財務諸表注記2「(5)重要な会計上の判断、見積り及び仮定」をご参照ください。 (2) 当連結会計年度の業績の概況 当連結会計年度においては、関税をはじめとする米国の通商政策の影響もあり、世界経済は減速しつつも総じて底堅い成長を維持しました。日本経済に関しては、雇用・所得環境が改善する中で個人消費は緩やかな成長を続けたものの、海外経済減速や先行き不透明感を背景とした輸出・設備投資の下押し等を受けて、景気はやや弱含みで推移しました。 このような環境下、当連結会計年度の業績の概況は、以下のとおりとなりました。経営戦略の進捗状況、当連結会計年度以降における主な取り組み、及び経営環境に関しては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 (単位:億円)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減   主な増減要因 収益   186,176   189,160   +2,984   ローソン持分法適用会社化に伴う減少の一方、市況上昇による増加 売上総利益   18,364   16,551   △1,813   ローソン持分法適用会社化に伴う減少 販売費及び一般管理費   △14,653   △12,365   +2,288   ローソン持分法適用会社化に伴う減少 有価証券損益   3,056   418   △2,638   前年度に計上したローソン持分法適用会社化に伴う再評価益の反動 固定資産除・売却損益   1,346   △93   △1,439   前年度に計上した豪州原料炭事業における有形固定資産の売却益の反動 固定資産減損損失及び戻入   △39   △74   △35   前年度に計上した有形固定資産減損戻入の反動 その他の損益-純額   765   361   △404   前年度に計上した千代田化工建設関連引当金の戻入の反動 金融収益   3,426   3,267   △159   貸付金の減少による金利収益の減少 金融費用   △1,706   △1,785   △78   借入金増加による金利費用増加 持分法による投資損益   3,375   4,679   +1,305   銅事業における過年度計上した減損損失の一部戻入及び前年度に計上した国内洋上風力発電事業における減損損失等の反動 税引前利益   13,934   10,961   △2,973   - 法人所得税   △3,172   △1,794   +1,378   前年度に計上したローソン持分法適用会社化に伴う再評価益に対する税効果の反動 当期純利益   10,762   9,167   △1,595   - 当期純利益 (当社の所有者に帰属)(%はROE)   9,50710.3%   8,0058.5%   △1,502△1.8%   - ※四捨五入差異により縦計・横計が合わないことがあります(以下同様)。 (3) 当連結会計年度のセグメント別業績概況 事業セグメント別の「当社の所有者に帰属する当期純利益」は下表のとおりです。セグメント別の事業内容及び業績の詳細は、第5 経理の状況 連結財務諸表注記6をご参照ください。 (単位:億円)   前連結 会計年度   当連結 会計年度   増減   主な増減要因 地球環境 エネルギー   1,986   1,609   △377   [+]LNG北米事業(生産開始に伴う税効果の計上) [-]LNG北米事業/LNG自社持分販売事業(生産開始に伴うコスト先行)、LNGアジアパシフィック事業(市況下落・配当減少)、石油製品関連事業(生産低下に伴う取引減)、次世代エネルギー事業(評価損) マテリアル ソリューション   683   263   △420   [-]汎用素材事業(サウディ石油化学・基礎化学事業における減損)、北米樹脂建材事業(市況下落)、機能素材事業(減損)、資源素材事業(取引低調) 金属資源   2,278   2,045   △233   [+]銅事業(過年度減損損失の一部戻入れ・市況上昇) [-]豪州原料炭事業(前年度炭鉱売却の反動・市況下落) 社会インフラ   398   851   +453   [+]千代田化工建設(前年度米国ゴールデンパスLNGプロジェクト関連損失の反動・当年度契約改定等による採算改善)、北米不動産開発事業(前年度減損・売却損の反動) モビリティ   1,124   576   △548   [-]自動車関連事業(持分法投資の減損)、インド自動車関連事業(前年度再編に伴う既存株式再評価益の反動) 食品産業   924   833   △91   [+]サーモン養殖事業(Grieg Seafood傘下事業取得関連損益・生物資産の公正価値測定方法変更による評価益)、TH FOODS株式売却、国内畜産事業(市況上昇) [-]前年度日本KFCホールディングス株式売却益の反動、前年度PRINCES株式売却益の反動、海外食品原料事業(前年度税金損益の反動) S.L.C.   1,850   910   △940   [+]ローソン(過年度配当受領に伴う税効果取り崩し)、三菱食品(TOB成立に伴う持分比率上昇) [-]ローソン(前年度持分法適用会社化に伴う再評価益の反動) 電力 ソリューション   △156   434   +590   [+]国内洋上風力発電事業(前年度減損損失等の反動)、米州電力事業(トレーディング事業利益増加)、欧州総合エネルギー事業(トレーディング事業利益増加) [-]欧州送電事業(前年度英国事業売却益の反動)、国内電力事業(国内発電資産の減損損失) (4) 販売、仕入及び受注の状況 ① 販売の状況 「(2) 当連結会計年度の業績の概況」及び第5 経理の状況 連結財務諸表注記24をご参照ください。 ② 仕入の状況 仕入は販売と概ね連動しているため、記載は省略しています。 ③ 受注の状況 販売までの期間が1年以内の受注は販売と概ね連動しているため、記載は省略しています。販売までの期間が1年超の受注については、第5 経理の状況 連結財務諸表注記24をご参照ください。 (5) 流動性と資金の源泉 ① 資金調達方針と流動性マネジメント 当社では事業活動を支える資金調達に際して、低コストでかつ安定的に資金が確保できることを目標として取り組んでいます。資金調達にあたっては、コマーシャル・ペーパーや社債等の直接金融と銀行借入等の間接金融とを機動的に選択・活用しており、その時々でのマーケット状況に応じた有利手段を追求しています。当社は資本市場でのレピュテーションも高く、加えて間接金融についても、メガバンク以外に外銀・生保・地銀等の金融機関とも幅広く好関係を維持しており、調達コストは競争力のあるものとなっています。今後とも長期資金を中心とした資金調達を継続するとともに、経営戦略2027の下、投資の順調な実行等で追加資金が必要となった際は財務健全性を維持できる範囲でレバレッジの活用も検討しながら、十分な流動性の確保を行っていく方針であり、当連結会計年度の資金調達活動としては、同方針に即して調達を行いました。 これらの資金調達活動の結果は以下のとおりです。 前連結会計年度末(億円)   当連結会計年度末(億円) グロス有利子負債(リース負債除く)   46,170   57,469 ネット有利子負債(同上)   30,472   38,882 長期資金(グロス有利子負債うち長期分)   35,344   45,153 長期資金比率(%)   77%   79% 流動比率(%)   149%   141% (注)   1.   当連結会計年度末におけるグロス有利子負債のうち、4,500億円はハイブリッドファイナンスであり、格付機関は残高の50%である2,250億円を資本と同等に扱っています。 2.   ネット有利子負債はグロス有利子負債より現金及び現金同等物、並びに定期預金を控除したものです。 翌連結会計年度は、引き続き資金調達ソースの多様化等を通じて、中長期的に安定した調達基盤を維持する方針です。また、連結ベースでの資金効率の向上に向けた取組みも継続します。 金融市場の環境は、地政学リスクや主要国の金融政策の変化など、引き続き予断を許さない状況のため、細心の注意を払って対処すべく、現預金等及び銀行融資枠(コミットメントライン)を十分に確保し、流動性を維持してまいります。 連結ベースでの資金管理体制については、当社に加え、国内外の金融子会社及び特定の海外現地法人(以下、財務拠点)において集中して資金調達を行い、子会社へ資金供給するというグループファイナンス方針を原則とし、資金調達の一元化による資金効率の向上、流動性の確保を図っています。結果として、当連結会計年度末では、連結有利子負債のうち88%が当社及び財務拠点による調達となっています。 当連結会計年度末時点の当社及び財務拠点でコマーシャル・ペーパー及び1年以内に償還を予定している社債を合わせた短期の市場性資金が7,361億円あるのに対して、現預金、コミットメントライン、一年以内に満期の到来する公社債が合計で3兆2,290億円あり、カバー超過額は2兆4,929億円と十分な水準にあると考えています。なお、当社のコミットメントラインについては、協調融資枠として円貨で5,100億円を国内主要銀行より、外貨で主要通貨10億米ドル、ソフトカレンシー1.5億米ドル相当を欧米を中心とした国内外の主要銀行より取得しています。 当社ではグローバルな資金調達とビジネスを円滑に行うため、格付投資情報センター(R&I)、ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's)、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の3社から格付けを取得しています。 当連結会計年度末の当社に対する格付けは以下のとおりです。 R&I   Moody's   S&P 長期   AA(見通し安定的)   A2(見通し安定的)   A(見通し安定的) 短期   a-1+   P-1   A-1 ② 資産及び負債・資本 当連結会計年度末の資産及び負債・資本の概況は下表のとおりです。 (単位:億円)   前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減   主な増減要因 総資産   214,961   241,517   +26,556   - 流動資産   87,524   101,717   +14,193   その他の金融資産及びその他の流動資産の増加 非流動資産   127,437   139,800   +12,363   有形固定資産の増加 負債   113,418   139,011   +25,593   - 流動負債   58,830   72,080   +13,250   その他の流動負債、社債及び借入金の増加 非流動負債   54,588   66,932   +12,344   社債及び借入金の増加 資本   101,543   102,506   +963   - 当社の所有者に帰属する持分   93,687   94,406   +719   - 非支配持分   7,856   8,100   +244   - ネット有利子負債(リース負債除く)   30,472   38,882   +8,410   - また、セグメントごとの前連結会計年度及び当連結会計年度における情報は以下のとおりです。 (前連結会計年度) (単位:億円) 地球環境エネルギー   マテリアルソリューション   金属資源   社会インフラ   モビリティ 持分法で会計処理される 投資   9,562   3,518   6,303   6,936   5,478 その他の投資   2,641   1,574   5,403   634   1,749 有形固定資産及び 投資不動産    4,821   1,270   9,950   1,825   529 無形資産及びのれん   42   163   33   988   56 資産合計   32,469   20,214   45,381   21,595   18,481 (単位:億円) 食品産業   S.L.C.   電力ソリューション   その他、調整・消去   連結金額 持分法で会計処理される 投資   2,949   10,851   5,819   14   51,430 その他の投資   1,638   3,388   443   2,372   19,842 有形固定資産及び 投資不動産    2,952   661   6,145   921   29,074 無形資産及びのれん   2,372   355   3,348   233   7,589 資産合計   19,521   25,873   25,121   6,307   214,961 (当連結会計年度) (単位:億円) 地球環境エネルギー   マテリアルソリューション   金属資源   社会インフラ   モビリティ 持分法で会計処理される 投資   7,051   3,260   9,030   6,528   5,353 その他の投資   3,535   1,763   5,793   602   2,023 有形固定資産及び 投資不動産    7,719   1,322   11,610   1,893   541 無形資産及びのれん   53   198   31   1,003   295 資産合計   33,392   19,714   59,952   21,738   19,427 (単位:億円) 食品産業   S.L.C.   電力ソリューション   その他、調整・消去   連結金額 持分法で会計処理される 投資   3,076   11,875   5,943   13   52,130 その他の投資   1,554   4,062   426   2,779   22,537 有形固定資産及び 投資不動産    3,934   634   7,083   929   35,665 無形資産及びのれん   3,314   394   3,631   216   9,134 資産合計   23,341   27,455   27,398   9,101   241,517 ③ キャッシュ・フロー 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ3,048億円増加し、1兆8,415億円となりました。キャッシュ・フローの内訳は下表のとおりです。 (単位:億円)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減   当連結会計年度の内訳及び主な増減要因 営業活動によるキャッシュ・フロー   16,583   14,900   △1,683   (当連結会計年度の内訳)法人所得税の支払いの一方、営業収入や配当収入により資金が増加 (主な増減要因)法人所得税の支払額増加や営業収入の減少 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,739   △4,486   △1,747   (当連結会計年度の内訳)設備投資や持分法投資の取得により資金が減少 (主な増減要因)前年度のローソン持分法適用会社化に伴う現預金減少の反動の一方、前年度の融資回収及び原料炭事業の一部炭鉱売却収入の反動により減少 フリーキャッシュ・フロー   13,844   10,414   △3,430   - 財務活動によるキャッシュ・フロー   △15,307   △8,047   +7,260   (当連結会計年度の内訳)社債・借入による調達の一方、自己株式の取得、配当金の支払い、子会社持分追加取得により資金が減少 (主な増減要因)自己株式の取得による減少の一方、社債・借入による調達増加 現金及び現金同等物に係る為替相場変動の影響額   226   681   +455   - 売却目的保有資産に含まれる現金及び現金同等物の増減額   4,088   -   △4,088   前年度のローソン保有現金及び現金同等物の売却目的保有からの振り戻しによる資金の増加の反動 現金及び現金同等物の増減   2,850   3,048   +198   - 営業収益キャッシュ・フロー   9,837   10,481   +644   (当連結会計年度の内訳)リース負債の支払いの一方、当期純利益や配当収入により資金が増加 (主な増減要因)主に減価償却費等や有価証券損益及び固定資産損益を除く当期純利益の増加 財務会計上の営業キャッシュ・フローとは別に、持続的な稼ぐ力とその成長性を測る指標として、運転資金の増減影響を控除した営業キャッシュ・フローに、事業活動における必要資金であるリース負債支払額を反映した「営業収益キャッシュ・フロー」を定義しています。 投資キャッシュ・フローの主な内容は下表のとおりです。 新規・更新投資   売却及び回収 ・サーモン養殖事業(食品産業)・天然ガス・LNG関連事業(地球環境エネルギー)・米州電力事業(電力ソリューション)・欧州総合エネルギー事業(電力ソリューション)・米国銅事業(金属資源)・豪州原料炭事業(金属資源)・フィリピンデジタル金融事業(S.L.C.) ・シンガポール医療事業(S.L.C.)   ・米州電力事業(電力ソリューション)・ペルー銅事業(金属資源)・豪州原料炭事業(金属資源)・北米不動産事業(社会インフラ)・海外食品事業(食品産業)・天然ガス・LNG関連事業(地球環境エネルギー)・ベトナム不動産事業(社会インフラ)・海外水事業(社会インフラ)・国内不動産事業(社会インフラ) 株主還元は、持続的な利益成長に合わせて増配していく「累進配当」を継続し、自己株式の取得も機動的に実施することを基本方針としています。負債による資金調達は、流動性と財務健全性の観点で適切な水準を維持する方針としています。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。