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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

伊藤忠商事

ITOCHU Corporation8001 · Prime · 卸売業

国内最大級の総合商社。繊維・機械・金属・エネルギー・食料・住生活・情報金融と第8の8カンパニー体制で、生活消費から資源、インフラまで多方面に事業展開する。

概要

伊藤忠商事は、繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融、第8の8部門で構成される大手総合商社である。1949年設立、1950年上場。連結従業員114,570人、2025年3月期売上高14.7兆円、純利益8,803億円。非資源分野に強みを持ち、世界約60カ国に拠点を置く。

八つのディビジョンカンパニーによる多角経営

伊藤忠商事は、繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融、第8の8つのディビジョンカンパニー制を採用している。繊維部門では衣料品からブランドビジネスまで手掛け、機械部門はプラント、自動車、航空機などインフラ関連をカバー。金属部門は鉄鋼原料と非鉄金属、エネルギー・化学品部門は原油・LNG・化学品を扱う。食料部門は穀物から加工食品まで一貫、住生活部門は紙パルプ・不動産・物流、情報・金融部門はITソリューション・保険・カード事業を展開。第8部門はファミリーマートを軸に異業種融合を推進する。

非資源分野の安定収益と資源投資のバランス

伊藤忠商事は、総合商社の中でも非資源分野の比率が高く、安定した収益基盤を持つ。2025年3月期の純利益8,803億円のうち、繊維・食料・住生活・情報金融などの非資源部門が約6割を占める。一方で、金属部門では西豪州の鉄鉱石権益を積み増し、エネルギー部門ではLNGや原油のトレードに加え、iPS細胞培養キットなど新領域にも投資。リスク分散と成長投資の両立を図る。

グローバルネットワークと主要子会社

伊藤忠商事は、米国に伊藤忠インターナショナル会社、英国に伊藤忠欧州会社、中国に伊藤忠(中国)集団、香港・シンガポールに拠点を持つ。主要子会社として、繊維では(株)デサント、機械では(株)ヤナセや日立建機(株)(シトラスインベストメント経由)、金属では伊藤忠丸紅鉄鋼(株)、エネルギーでは伊藤忠エネクス(株)、食料では伊藤忠食品(株)・(株)日本アクセス・Dole International Holdings、住生活ではDAIKEN(株)・伊藤忠都市開発(株)、情報金融では伊藤忠テクノソリューションズ(株)・ポケットカード(株)が上場子会社または連結子会社として存在する。

業界の中での役割は総合商社:多種多様な商品のトレーディング、ファイナンス、物流、プロジェクト企画・調整、資源開発投資・事業投資を実行。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
14.8兆円
税引前利益
1.2兆円
利益率
8.1%
純利益
9,003億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01繊維主力

繊維原料から衣料品・服飾雑貨までの生活消費分野をグローバルに展開。ブランドビジネスの海外展開やインターネット販売も行う。

主な製品・サービス2
繊維原料・糸・織物
天然繊維・化学繊維・合成繊維・無機繊維等の原料、及び糸、織・編物等の繊維製品。
衣料品・服飾雑貨
衣料品、服飾雑貨、靴、寝装用繊維品、室内装飾用繊維品、資材用繊維品等。

02機械主力

プラント、橋梁、鉄道等のインフラ関連、発電・送変電・売電、水・環境・廃棄物関連、船舶、航空機、自動車、建設機械、産業機械等の単体機械及び関連機材、再生可能エネルギー関連ビジネス等、環境配慮型事業を展開。

主な製品・サービス3
プラント・プロジェクト
石油・ガス開発、石油精製、石油化学プラント、ガス輸送インフラ、発電・送変電・売電事業、上工下水道、海水淡水化、廃棄物処理発電等のプラント・設備。
交通・輸送機器
港湾・橋梁、鉄道車両・システム、船舶、海洋構造物、航空機・機内設備、乗用車・商用車・二輪車、自動車部品等。
機械・機器
土木・建設・鉱山用機械、荷役運搬機械、農業機械、産業機械、電子システム機器等。

03金属主力

金属鉱物資源開発、鉄鋼製品加工、鉄鉱石・石炭等製鉄原料、非鉄・軽金属、鉄鋼製品、原子燃料関連の国内・貿易取引、温室効果ガス排出権取引、リサイクル・廃棄物処理。

主な製品・サービス3
鉄鋼原料・製品
鉄鉱石、原料炭、一般炭、合金鉄、鉄スクラップ、厚板、熱延・冷延鋼板、亜鉛鉄板、ステンレス鋼、特殊鋼、建材、鋼管、線材、橋梁、ビル鉄骨等。
非鉄金属・軽金属
非鉄金属、アルミ・アルミナ、アルミ圧延品、電線、光ケーブル、電子材料等。
原子燃料・関連機器
原子燃料、原子力関連機器。

04エネルギー・化学品主力

原油・LNG等エネルギー、化学品、再生可能エネルギーを含む電力関連のトレード及び事業。

主な製品・サービス3
エネルギー資源
原油、NGL、ガソリン、灯油、軽油、重油、LPG、LNG、天然ガス、水素、アンモニア等。
化学品・素材
芳香族、アルコール類、合繊原料、無機鉱産資源、肥料、医薬品、合成樹脂、精密化学品、半導体・電子材料、蓄電池等。
電力・IPP
再生可能エネルギーを含む電力・IPP事業。

05食料主力

原料からリーテイルまでの食料全般にわたる事業領域で、国内外での生産・流通・販売を効率的に行う。

主な製品・サービス2
穀物・油糧
小麦、大麦、米、大豆、トウモロコシ、植物油等。
食品・飲料
カカオ、砂糖、乳製品、コーヒー、酒類、果汁、飲料、水産物、畜産物、青果物、冷凍食品、加工食品、菓子、ペットフード等。

06住生活準主力

紙パルプ、天然ゴム、住宅資材、タイヤ・自動車アフターマーケット、物流等の生活資材・物流分野、不動産開発・分譲・賃貸・管理や建設インフラ等の建設・不動産分野。

主な製品・サービス3
資材・製品
木材チップ、紙パルプ、古紙、紙製品、天然ゴム、タイヤ、セメント、ガラス、セラミックス、耐火物、家具、生活雑貨等。
物流サービス
倉庫事業、トラック輸送、配送センター管理・運営、用船、国際複合一貫輸送、航空貨物輸送、流通加工、港湾運送。
不動産関連
住宅、オフィスビル、物流施設、商業施設、ゴルフ場、工業団地、ホテル等の開発・分譲・賃貸・管理。

07情報・金融準主力

ITソリューション、インターネット関連、BPO、医療ヘルスケア、衛星・コンテンツ、携帯電話関連等の情報・通信分野と、各種金融サービス・保険事業。

主な製品・サービス3
ITソリューション
サーバ・ネットワーク・ストレージ・ソフトウェア製品、システムインテグレーション、データセンター、クラウドサービス、コンサルティング。
金融サービス
投融資事業、クレジットカード、保険代理店・ブローカー・再保険、信用保証サービス。
医療・ヘルスケア
医療機器・材料、病院整備運営事業。

08第8準主力

上記7カンパニーと協働し、生活消費分野のビジネス基盤を活用した異業種融合・カンパニー横断の取組を加速、新ビジネスの創出・客先開拓を行う。

主な製品・サービス1
コンビニエンスストア
ファミリーマートを通じた小売事業。

09その他その他

海外現地法人は複数商品を扱う総合商社として、主要海外拠点で多種多様な活動を行う。

製品と技術

デサントと中国市場でのブランド急成長

繊維部門では、(株)デサントが中国市場で急成長を遂げている。デサントは安踏体育用品(ANTA)グループとの合弁事業DESCENTE CHINA HOLDING LIMITEDを通じて、「デサント」ブランドを展開。売上高は2022年度の700億円強から2025年度には約2,000億円と3倍に拡大した。ANTAの小売運営力と日本の技術力を組み合わせ、中国における高級スポーツウェア市場を開拓している。

日立建機への出資と建設機械バリューチェーン

機械部門では、2022年に日立建機の株式を取得し、2025年には出資比率を33.4%に引き上げた。日立建機は油圧ショベルなど建設機械で世界有数のメーカーであり、北米市場の販売・レンタル・ファイナンス事業を共同推進。2027年には社名を「ランドクロス」に変更予定。伊藤忠のグローバルネットワークと組み、中長期的な成長を目指す。

西豪州鉄鉱石権益の積増しと安定供給

金属部門では、BHP Groupとの協業により西豪州鉄鉱石事業の権益を取得。ミニスターズ・ノース鉄鉱床は露天掘りで操業コストが低く、既存の鉄道・港湾インフラを活用できる。伊藤忠は長年にわたり豪州で資源開発を行っており、安定供給と低コスト生産を強みとする。

ファミリーマートを核とする第8部門の小売戦略

第8部門は、コンビニエンスストアチェーン「ファミリーマート」を中核に据える。2018年にユニー・ファミリーマートホールディングスを買収後、完全子会社化。ファミリーマートは全国に約16,000店舗を展開し、伊藤忠の食品・物流・金融サービスとの連携を強化。「ファミマカード」などリテール金融にも進出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

総合商社で資源偏重、非資源強化中

総合商社の中でも非資源分野に強みを持ち、特に繊維・機械・食料などでバランスの取れた事業ポートフォリオを構築。鉄鉱石や石炭などの資源分野も有するが、近年は非資源比率を高めている。業界内では三井物産などと比較されるが、リョーサン菱洋ホールディングスなど専門商社とは規模が異なる。売上高は2024年3月期14兆円から2026年3月期14兆8,231億円へと堅調に推移。営業利益率は開示されていないが、効率的な資本運用と事業投資が成長を支える。資源価格変動の影響を受けつつも、多角化によりリスクを分散している。

強み

  • 資源・非資源にわたりバランスよく事業を展開し、特定分野への依存を回避する。
  • 世界50カ国以上で事業を展開し、国際的なネットワークと現地でのノウハウを持つ。
  • 売上高は3年連続で14兆円超を維持。安定的なキャッシュフローが特徴。
  • ROE向上へ向けた経営戦略を実践し、株主還元も充実している。

課題

  • 鉄鉱石・石炭など資源価格の変動が業績に大きく影響し、市況リスクを抱える。
  • 海外展開が広がる中、政治・経済リスクの高まりへの対応が必要。
  • 同業の総合商社との競争が激しく、差別化が課題。投資案件の選別が重要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が伊藤忠商事

時価総額で並べると、掲載7社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
18058三菱商事19.6兆円23.2倍
28001伊藤忠商事17.1兆円16.8倍
38031三井物産14.7兆円17.6倍
48002丸紅8.5兆円15.4倍
58015豊田通商8.0兆円21.5倍
69022東海旅客鉄道3.9兆円6.9倍
78053住友商事2.2兆円14.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

安宅産業合併で業界3位に躍進した1977年

1977年10月、伊藤忠商事は安宅産業株式会社を合併した。資本金は372億5,147万円に増加し、総合商社としての規模を一気に拡大。安宅産業は繊維や機械に強みを持つ商社であり、この合併により伊藤忠は業界第3位の地位を確立。その後、1980年には東京本社新社屋が完成し、首都圏での営業基盤を強化した。

戦後復興期の合併と資本増強(1949〜1960年代)

1949年12月に伊藤忠商事株式会社として設立され、1950年7月に大阪・東京両証券取引所に上場。1952年には米国に伊藤忠アメリカ会社を設立し、早期の国際展開を開始。1955年には大洋物産の営業権を譲り受け、1961年には森岡興業を合併して資本金109億2,500万円に。1964年には青木商事を合併し資本金164億1,750万円に拡大。1969年には伊藤忠建機を設立し、機械分野への本格進出を図った。

グローバル拠点の拡充と中国進出(1980〜1990年代)

1987年に英国に伊藤忠英国会社(後の伊藤忠欧州会社)を設立、1991年には青山地所、1992年には伊藤忠不動産を合併。1993年には中国に伊藤忠(中国)集団有限公司を設立し、巨大市場への足掛かりを築く。1997年には伊藤忠都市開発を設立し、不動産事業を分社化。この時期、国内ではバブル崩壊後の再編が進み、伊藤忠はM&Aを通じて事業ポートフォリオを拡大した。

IT・食品・エネルギー子会社の上場と再編(2000年代)

2001年には伊藤忠丸紅鉄鋼を会社分割で設立し、鉄鋼分野で業界最大手のJVを形成。同年、伊藤忠食品を上場。2006年には日本アクセスを買収、食品流通網を強化。2008年には伊藤忠エネクスの株式を取得し、エネルギー小売事業に参入。2009年にはシーアイ化成(現タキロンシーアイ)とアイ・ロジスティクスを買収。伊藤忠テクノサイエンス(現伊藤忠テクノソリューションズ)は1999年に上場したが、2023年に非公開化した。

大型M&Aで川下ビジネスを拡大(2010年代〜2020年代)

2015年にはOrchid Alliance Holdingsを設立、2017年には高級車販売のヤナセを買収。2018年にはユニー・ファミリーマートホールディングスを買収し、小売大手ファミリーマートを子会社化(2020年に完全子会社)。2019年にはプリマハムを伊藤忠食品が追加取得。2022年には日立建機の株式をシトラスインベストメント経由で取得し、建設機械分野に大規模参入。2023年には大建工業(現DAIKEN)を買収、2024年にはデサントを完全子会社化した。

年表32件を開く

1940年代

  • 1949年12月創業伊藤忠商事株式会社設立

1950年代

  • 1950年7月上場大阪・東京両証券取引所に株式を上場
  • 1952年1月米国に伊藤忠アメリカ会社を設立(1992年10月社名を伊藤忠インターナショナル会社と改称。現・子会社)
  • 1955年4月大洋物産株式会社の営業権を譲受

1960年代

  • 1961年10月M&A森岡興業株式会社を合併 資本金 109億2,500万円
  • 1964年4月M&A青木商事株式会社を合併 資本金 164億1,750万円
  • 1969年4月創業伊藤忠建機株式会社を設立(2019年7月発行済株式の50%を東京センチュリー株式会社に譲渡し、社名を伊藤忠TC建機株式会社と改称。現・ジョイント・ベンチャー)

1970年代

  • 1974年10月香港に伊藤忠香港会社を設立(現・子会社)
  • 1977年10月M&A安宅産業株式会社を合併 資本金 372億5,147万円

1980年代

  • 1980年11月東京本社新社屋が完成(東京都港区北青山2丁目5番1号)
  • 1987年2月英国に伊藤忠英国会社を設立(1994年1月社名を伊藤忠欧州会社と改称。現・子会社)

1990年代

  • 1991年4月M&A青山地所株式会社を合併
  • 1992年10月M&A伊藤忠不動産株式会社を合併
  • 1993年9月中国に伊藤忠(中国)集団有限公司を設立(現・子会社)
  • 1997年12月伊藤忠都市開発株式会社を設立(現・子会社)
  • 1999年12月上場伊藤忠テクノサイエンス株式会社の株式を東京証券取引所市場第一部に上場(2006年10月株式会社CRCソリューションズと合併し、社名を伊藤忠テクノソリューションズ株式会社と改称。2023年9月公開買付により株式を取得。2023年12月上場廃止。現・子会社)

2000年代

  • 2001年3月上場伊藤忠食品株式会社の株式を東京証券取引所市場第一部に上場(現・子会社)
  • 2001年10月創業伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社を会社分割により設立(現・ジョイント・ベンチャー)
  • 2004年3月M&A豪州の資源開発事業会社3社を統合し、CI Minerals Australia Pty. Ltd.が発足(2004年4月社名をITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltdと改称。現・子会社)
  • 2006年6月株式会社日本アクセスの株式を公開買付により取得(現・子会社)
  • 2008年10月伊藤忠エネクス株式会社の株式を会社分割により取得(現・子会社)
  • 2009年4月上場シーアイ化成株式会社(現・タキロンシーアイ株式会社)の株式を公開買付により取得(2024年 9月公開買付により株式を取得。2024年10月上場廃止。現・子会社)及び株式会社アイ・ロジス ティクス(現・伊藤忠ロジスティクス株式会社)の株式を公開買付により取得(現・子会社)

2010年代

  • 2011年8月大阪本社を移転(大阪市北区梅田3丁目1番3号)
  • 2012年10月Dole International Holdings株式会社を設立(現・子会社)
  • 2015年3月Orchid Alliance Holdings Limitedを設立(現・子会社)
  • 2017年8月株式会社ヤナセの株式を公開買付により取得(現・子会社)
  • 2018年8月上場ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社の株式を公開買付により取得(2019年9月株式会社ファミリーマートを吸収合併し、社名を株式会社ファミリーマートと改称。2020年8月公開買付により株式を取得。2020年11月上場廃止。現・子会社)
  • 2019年10月プリマハム株式会社の株式を伊藤忠食品株式会社が追加取得(現・子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年8月日立建機株式会社の株式をシトラスインベストメント合同会社(現・子会社)を通じて取得
  • 2023年10月上場大建工業株式会社(現・DAIKEN株式会社)の株式を公開買付により取得(2023年12月上場廃止。現・子会社)
  • 2024年10月上場株式会社デサントの株式を公開買付により取得(2025年1月上場廃止。現・子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    川下起点の投資加速で事業領域拡大

    マーケティング力を磨き、消費者のニーズ変化を先取り。祖業の川下分野から川上・川中まで培った資産・ノウハウを活用し、事業間のシナジー最大化とビジネス変革・創出により更なる成長を目指す。

  2. 02

    企業ブランド価値の向上

    先進的な取組で外部評価を高め、企業ブランドを構築。マーケットインの発想で市場・社会・生活者の声に耳を傾け、人的資本強化、ステークホルダー対話強化、SDGs貢献に取り組む。

  3. 03

    株主還元の拡大と累進配当

    2026年5月に累進配当の方針を明確化。投資による収益成長、企業ブランド価値向上と並ぶ3本柱の一つとして、持続的な企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で114,570人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,991万円で、9期前と比べて+30.9%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は17.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月95,944
2018年3月102,086
2019年3月1,52141.717.0119,796
2020年3月1,56641.917.0128,146
2021年3月1,62842.017.0125,944
2022年3月1,58042.218.0115,124
2023年3月1,73042.418.0110,698
2024年3月1,75442.318.0113,733
2025年3月1,80542.218.0115,089
2026年3月1,99142.017.0114,570

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率128.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社147(国内 73 / 海外 74) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ㈱デサント
    大阪市浪速区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱デサント
    大阪市浪速区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ロイネ
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱三景
    東京都江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エドウイン
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ドーム
    東京都江東区
    議決権69.7%
  • 国内
    ㈱ジョイックス コーポレーション
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱レリアン
    東京都目黒区
    議決権100.0%
  • 海外
    ITOCHU Textile Prominent (ASIA) Ltd.
    Hong Kong, China
    議決権100.0%
  • 海外
    ITOCHU Textile Prominent (ASIA) Ltd.
    Hong Kong, China
    議決権50.0%
  • 海外
    伊藤忠繊維貿易(中国)有限公司
    Shanghai, China
    議決権100.0%
  • 海外
    伊藤忠繊維貿易(中国)有限公司
    Shanghai, China
    議決権40.0%
残りのグループ会社135社を開く
  • ㈱アイメックス東京都港区100%
  • 伊藤忠アビエーション㈱東京都港区100%
  • 伊藤忠プランテック㈱東京都港区100%
  • 日本エアロスペース㈱東京都港区100%
  • 伊藤忠マシンテクノス㈱東京都千代田区100%
  • ㈱ヤナセ東京都港区99%
  • シトラスインベストメント合同会社東京都港区100%
  • I-Power Investment Inc.Wilmington, Delaware, U.S.A.100%
  • I-Environment Investments Pacific Pty LtdSydney, N.S.W., Australia100%
  • I-Environment Investments Pacific Pty LtdSydney, N.S.W., Australia10%
  • I-ENVIRONMENT INVESTMENTS LIMITEDLondon, U.K.100%
  • I-ENVIRONMENT INVESTMENTS LIMITEDLondon, U.K.30%
  • MULTIQUIP INC.Cypress, California, U.S.A.100%
  • MULTIQUIP INC.Cypress, California, U.S.A.80%
  • RICARDO PÉREZ, S.A.Panama, Republic of Panama70%
  • Auto Investment Inc.Pelham, Alabama, U.S.A.100%
  • TOYOTA SALES MONGOLIA LLCUlaanbaatar, Mongolia100%
  • 伊藤忠メタルズ㈱東京都港区100%
  • ITC Coal Resources International Inc.Wilmington, Delaware, U.S.A.100%
  • ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty LtdPerth, W.A., Australia100%
  • ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty LtdPerth, W.A., Australia4%
  • 伊藤忠エネクス㈱東京都千代田区56%
  • 日本南サハ石油㈱東京都港区50%
  • 伊藤忠プラスチックス㈱東京都千代田区100%
  • 伊藤忠ケミカルフロンティア㈱東京都港区100%
  • タキロンシーアイ㈱大阪市北区100%
  • タキロンシーアイ㈱大阪市北区35%
  • 伊藤忠リーテイルリンク㈱東京都中央区100%
  • 青山ソーラー㈱東京都千代田区100%
  • ITOCHU PETROLEUM CO., (SINGAPORE) PTE. LTD.Singapore100%
  • ITOCHU Oil Exploration (Azerbaijan) Inc.Grand Cayman, Cayman Islands100%
  • CIECO West Qurna LimitedLondon, U.K.60%
  • ITOCHU Plastics Pte., Ltd.Singapore100%
  • ITOCHU Plastics Pte., Ltd.Singapore30%
  • 伊藤忠飼料㈱東京都江東区100%
  • 伊藤忠食糧㈱東京都港区100%
  • プリマハム㈱東京都品川区51%
  • プリマハム㈱東京都品川区5%
  • Dole International Holdings㈱東京都港区100%
  • 伊藤忠食品㈱大阪市中央区53%
  • 伊藤忠食品㈱大阪市中央区0%
  • ㈱日本アクセス東京都品川区100%
  • UNEX (GUATEMALA), S.A.Guatemala City, Guatemala80%
  • 伊藤忠ロジスティクス㈱東京都港区100%
  • 伊藤忠紙パルプ㈱東京都中央区100%
  • 伊藤忠セラテック㈱愛知県瀬戸市100%
  • DAIKEN㈱富山県南砺市100%
  • 伊藤忠建材㈱東京都中央区100%
  • 伊藤忠アーバンコミュニ ティ㈱東京都中央区100%
  • 伊藤忠都市開発㈱東京都港区100%
  • PT. Aneka Bumi PratamaPalembang, Indonesia100%
  • PT. Aneka Bumi PratamaPalembang, Indonesia35%
  • Pacific Woodtech CorporationBurlington, Washington, U.S.A.100%
  • Pacific Woodtech CorporationBurlington, Washington, U.S.A.25%
  • European Tyre Enterprise LimitedLetchworth, U.K.100%
  • European Tyre Enterprise LimitedLetchworth, U.K.25%
  • ITOCHU FIBRE LIMITEDLondon, U.K.100%
  • ITOCHU FIBRE LIMITEDLondon, U.K.25%
  • ITOCHU Building Products Holdings Inc.Dallas, Texas, U.S.A.100%
  • ITOCHU Building Products Holdings Inc.Dallas, Texas, U.S.A.100%
  • IW Partners Inc.New Castle, Delaware, U.S.A.100%
  • 伊藤忠テクノソリューションズ㈱東京都港区100%
  • 伊藤忠テクノソリューションズ㈱東京都港区33%
  • エイツーヘルスケア㈱東京都文京区100%
  • 伊藤忠・フジ・パートナーズ㈱東京都港区63%
  • ポケットカード㈱東京都港区80%
  • ポケットカード㈱東京都港区80%
  • ほけんの窓口グループ㈱東京都千代田区100%
  • ほけんの窓口グループ㈱東京都千代田区0%
  • GCT MANAGEMENT (THAILAND) LTD.Bangkok, Thailand100%
  • GCT MANAGEMENT (THAILAND) LTD.Bangkok, Thailand67%
  • First Response Finance Ltd.Nottingham, U.K.100%
  • First Response Finance Ltd.Nottingham, U.K.100%
  • ITOCHU FINANCE (ASIA) LTD.Hong Kong, China100%
  • ITOCHU FINANCE (ASIA) LTD.Hong Kong, China100%
  • ㈱ファミリーマート東京都港区95%
  • 伊藤忠トレジャリー㈱東京都港区100%
  • Orchid Alliance Holdings LimitedBR. Virgin Islands100%
  • 伊藤忠インターナショナル 会社New York, N.Y., U.S.A.100%
  • 伊藤忠欧州会社London, U.K.100%
  • 伊藤忠シンガポール会社Singapore100%
  • 韓国伊藤忠株式会社Seoul, Korea100%
  • 伊藤忠タイ会社Bangkok, Thailand100%
  • 伊藤忠香港会社Hong Kong, China100%
  • 伊藤忠中南米会社Panama, Republic of Panama100%
  • 伊藤忠ブラジル会社Sao Paulo, Brazil100%
  • 伊藤忠豪州会社Sydney, N.S.W., Australia100%
  • 伊藤忠中近東会社Dubai, U.A.E.100%
  • 伊藤忠(中国)集団 有限公司Beijing, China100%
  • 台湾伊藤忠股份有限公司Taipei, Taiwan100%
  • ㈱アイチコーポレーション埼玉県上尾市28%
  • 伊藤忠TC建機㈱東京都中央区50%
  • 東京センチュリー㈱東京都千代田区30%
  • トーヨーエイテック㈱広島市南区50%
  • いすゞリーシング サービス㈱横浜市西区49%
  • カワサキモータース㈱兵庫県明石市20%
  • PT. BHIMASENA POWER INDONESIAJakarta, Indonesia32%
  • PT Hexindo Adiperkasa TbkJakarta, Indonesia25%
  • ISUZU VIETNAM CO., LTD.Ho Chi Minh City, Vietnam28%
  • 五十鈴汽車工程柴油機(上海)有限公司Shanghai, China25%
  • PT HEXA FINANCE INDONESIAJakarta, Indonesia50%
  • PT HEXA FINANCE INDONESIAJakarta, Indonesia13%
  • EQUIRENT VEHÍCULOS Y MAQUINARIA S.A.S BICBogota, Republic of Colombia25%
  • 伊藤忠丸紅鉄鋼㈱東京都中央区50%
  • CSN Mineração S.A.Congonhas, Minas Gerais, Brazil20%
  • CSN Mineração S.A.Congonhas, Minas Gerais, Brazil9%
  • ㈱アイ・グリッド・ソリューションズ東京都千代田区25%
  • BRUNEI METHANOL COMPANY SDN BHDSungai Liang Daerah Belait, Brunei25%
  • NCT Holland B.V.Breda, Netherlands40%
  • NCT Holland B.V.Breda, Netherlands8%
  • 不二製油㈱大阪府泉佐野市44%
  • 不二製油㈱大阪府泉佐野市43%
  • 日世㈱大阪府茨木市20%
  • ウェルネオシュガー㈱東京都中央区37%
  • ㈱ケーアイ・フレッシュ アクセス東京都千代田区50%
  • コンフェックス ホールディングス㈱東京都渋谷区41%
  • CGB ENTERPRISES, INC.Covington, Louisiana, U.S.A.50%
  • CGB ENTERPRISES, INC.Covington, Louisiana, U.S.A.20%
  • HYLIFE GROUP HOLDINGS LTD.Steinbach, Manitoba, Canada50%
  • 中設エンジ㈱名古屋市西区50%
  • 西松建設㈱東京都港区22%
  • ㈱センチュリー21・ジャパン東京都港区49%
  • パラカ㈱東京都港区22%
  • 尤妮佳生活用品(中国)有限公司Shanghai, China25%
  • 尤妮佳生活用品(天津)有限公司Tianjin, China25%
  • 尤妮佳生活用品(江蘇)有限公司Jiang Su Sheng, China25%
  • アシュリオン・ジャパン㈱東京都港区33%
  • ㈱ベルシステム24 ホールディングス東京都港区40%
  • 辻・本郷IT コンサルティング㈱東京都渋谷区22%
  • ㈱外為どっとコム東京都港区40%
  • ㈱セブン銀行東京都千代田区20%
  • アンドファーマ㈱東京都千代田区20%
  • TAIWAN DISTRIBUTION CENTER CO., LTD.New Taipei City, Taiwan48%
  • TAIWAN DISTRIBUTION CENTER CO., LTD.New Taipei City, Taiwan23%
  • Chia Tai Enterprises International LimitedBermuda25%
国際子会社 (GLEIF登録 17社)
  • JP株式会社アイメックス
  • JPプリマハム株式会社
  • JPTRENDE株式会社
  • JP伊藤忠メタルズ株式会社
  • MHHermes World Maritime S.A.
  • VGOrchid Alliance Holdings Limited
  • JP株式会社ファミリーマート
  • AUItochu Minerals & Energy Of Australia Pty Ltd
  • NLKwik-Fit Nederland B.V.
  • USITOCHU COAL AMERICAS INC.
  • CACIPA LUMBER CO. LTD.
  • GBITOCHU EUROPE PLC

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    CCUS研究開発・実証関連事業苫小牧におけるCCUS大規模実証試験CO2輸送に関する実証試験/CO2船舶輸送に関する技術開発および実証試験
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-10
    1.2億円
  • 調達
    バイオジェット燃料生産技術開発事業/微細藻類基盤技術開発/微細藻バイオマスのカスケード利用に基づくバイオジェット燃料次世代事業モデルの実証研究
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-10-28
    6,864万円
  • 調達
    令和6年度バイオジェット燃料「SAF」の購入
    国土交通省 · 2024-12-17
    3,360万円
  • 調達
    先進的な火力発電技術等の海外展開推進事業先進的な火力発電技術等に係る導入促進事業先進火力発電技術の導入促進のための補強調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-09-20
    2,000万円
  • 調達
    令和5年度バイオジェット燃料「SAF」の購入
    国土交通省 · 2024-01-11
    1,680万円
  • 調達
    令和7年度 バイオジェット燃料「SAF」の購入
    国土交通省 · 2026-01-20
    648万円
  • 補助金
    産油国石油精製技術等対策事業費補助金(石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)
    資源エネルギー庁 · 2021-08-05
    4,010万円
  • 補助金
    令和2年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金(ベトナム国既存水力発電所における太陽光発電事業実施可能性調査事業)
    資源エネルギー庁 · 2020-07-14
    2,970万円
  • 補助金
    質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金(バングラデシュ国 ガス焚き高効率発電所建設/運営事業向けFS調査事業)
    経済産業省 · 2019-07-24
    2,575万円
  • 補助金
    令和元年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金(ルーマニア・ブカレスト市営Obregia病院エネルギー使用合理化調査事業)
    経済産業省 · 2019-07-22
    2,265万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は14.8兆円税引前利益1.2兆円前期と比べると増収増益で、売上が+0.7%、利益が+3.8%。

売上高
+0.7%
14.8兆円
税引前利益
+3.8%
1.2兆円
純利益
+2.3%
9,003億円
利益率
8.1%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高14.8兆円
純利益9,500億円9,003億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は3.9兆円、営業利益は2,055億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.8%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3.401,183
2024年1Q3.352,132
2024年2Q3.431,997
2024年3Q3.681,988
2024年4Q3.581,901
2025年2Q7.294,384
2025年4Q7.434,419
2026年2Q7.255,003
2026年4Q7.574,000
2027年1Q3.882,0555.32,938

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4.7兆円から14.8兆円へ3.2倍に増えた。税引前利益率は8.1%から8.1%になった。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高兆円税引前利益兆円税引前利益率%純利益億円
2013年3月4.700.388.12,588
2014年3月5.590.366.52,453
Orchid Alliance Holdings Limitedを設立(現・子会社)
2015年3月5.590.427.53,006
2016年3月5.080.326.32,404
2017年3月4.840.5010.33,522
ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社の株式を公開買付により取得(2019年9月株式会社ファミリーマートを吸収合併し、社名を株式会社ファミリーマートと改称。2020年8月公開買付により株式を取得。2020年11月上場廃止。現・子会社)
2018年3月5.510.549.84,003
2019年3月11.600.706.05,005
2020年3月10.980.706.45,013
2021年3月10.360.514.94,014
2022年3月12.291.159.48,203
大建工業株式会社(現・DAIKEN株式会社)の株式を公開買付により取得(2023年12月上場廃止。現・子会社)
2023年3月13.951.117.98,005
株式会社デサントの株式を公開買付により取得(2025年1月上場廃止。現・子会社)
2024年3月14.031.107.88,018
2025年3月14.721.167.88,803
2026年3月14.821.208.19,003

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

売上高14.8兆円のうち、税引前利益として残るのは1.2兆円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9,003億円、売上の6.1%にあたる。税引前利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.3%12.3兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.9%1.8兆円
  • 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%1.2兆円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.7%
売上から原価を引いて残る割合
税引前利益率業種比+4.9pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.6pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.5pt
14.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1.1兆円、投資CFが−3,889億円で、差し引きのフリーCFは7,429億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は5,938億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF兆円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月0.24−2,038303275,703
2014年3月0.43−2,704−7791,5776,537
2015年3月0.40−2,761−9791,2757,003
2016年3月0.42−5,573818−1,3796,329
2017年3月0.39−813−3,3543,0846,056
2018年3月0.39−2,563−2,9611,3194,321
2019年3月0.482,011−5,3836,7775,720
2020年3月0.88−2,488−5,7556,2936,112
2021年3月0.90−2,073−7,2886,8865,440
2022年3月0.80386−8,4678,3986,117
2023年3月0.94−4,538−5,0014,8436,060
2024年3月0.98−2,060−8,0127,7216,004
2025年3月1.00−5,163−5,2504,8105,496
2026年3月1.13−3,889−7,2657,4295,938

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は16.7兆円。このうち返さなくてよい自己資本が6.6兆円で、自己資本比率は39.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月7.201.725.4823.9
2014年3月7.782.045.7426.3
2015年3月8.562.436.1328.4
2016年3月8.042.195.8427.3
2017年3月8.122.405.7229.6
2018年3月8.662.675.9930.8
2019年3月10.102.947.1629.1
2020年3月10.923.007.9227.4
2021年3月11.183.327.8629.7
2022年3月12.154.207.9534.5
2023年3月13.124.828.2936.8
2024年3月14.495.439.0637.5
2025年3月15.135.768.8438.0
2026年3月16.736.599.5439.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
5,938億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6.3兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9.5兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中39位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中228位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.6%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.7%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,157で、1年前と比べて+28.4%過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。

¥2,157+0.4%1ヶ月+8.9%1年+28.4%時価総額17.1兆円
過去52週の値幅
安値¥1,650.2高値¥2,286.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.8倍
PER (会社予想)15.8倍
PBR2.23倍
配当利回り2.04%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日の終値は2,080円で、前日比+3.79%と力強い反発を示しました。1カ月で5.53%上昇し、25日移動平均線(2,006.98円)を約3.6%上回る展開です。75日線(1,939.23円)と200日線(1,959.14円)も上回っており、中期トレンドは明確に上向いています。52週安値1,626円からは約28%高の水準にありますが、52週高値2,286.5円までは約9%の上昇余地を残します。7月29日に2,043円を記録後、一時調整しましたが、足元では再び上昇基調を取り戻しています。出来高も増加傾向で、需給面でも強い地合いが続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 45/100)

PER16.24倍は業界平均17.93倍を下回るが、PBR2.15倍は平均1.23倍を大きく上回る。ROE14.59%は高水準で、利益成長も続く見込みだが、株価は収益力を織り込みすぎている。配当利回り2.12%は平均2.93%を下回り、配当の魅力は限定的。総合的に見て、高収益性を評価しつつも、株価はやや過熱感があり、割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.8倍17.9倍
PER (予想)15.8倍
PBR2.23倍1.24倍
ROE14.6%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

総合商社の収益安定性と成長戦略が論点。強気派は、非資源分野を中心に収益基盤が強固で、プライベートエクイティ的な投資活動が高いリターンを生むと評価する。一方、弱気派は、海外事業の地政学リスクや、市況変動がセグメント業績を左右することを懸念する。また、大規模な事業投資に伴う減損リスクや、資本コストを意識した経営の実効性が焦点となる。ROE向上や株主還元の持続性が投資判断の鍵となる。

プラスに働く材料7
  • 非資源分野が強み

    食品・ヘルスケアなど、市況に左右されにくい収益。

  • 資本効率の改善

    自己株式取得や高配当で株主還元を強化。

  • 事業ポートフォリオの再編

    成長分野への集中で収益拡大を狙う。

  • 純利益9,003億円の最高益計画通年影響

    前期比200億円増益、売上高14兆8,231億円。フォワードPER15.2倍と割安で増益基調が継続

  • ROE14.59%と高い資本効率継続影響

    PBR2.15倍だがROE14.59%は株主資本コストを上回り、バリュエーションの下支え

  • 外国人保有40.52%の安定的な需給継続影響

    外国人保有率40.52%と高く、商社株買い直しの流れで需給が引き締まる

  • 非資源分野を中心とした利益の安定性通年影響

    純利益9,003億円の計画は非資源事業貢献で達成見込み。資源変動に左右されにくい収益構造

マイナスに働く材料7
  • 市況変動リスク

    金属・エネルギー分野は世界経済の影響を受けやすい。

  • 投資リスク

    大型投資の失敗により減損が発生する恐れ。

  • 地政学リスク

    海外事業の政治的混乱が業績へ影響する可能性。

  • 資源価格下落による減益リスク不定影響

    純利益9,003億円の前提が崩れると10%下振れで900億円減益、PERは16倍台から18倍へ悪化

  • 海外投資先の減損損失決算発表後影響

    大型投資先が業績不振に陥れば数百億円規模の減損が発生し、増益計画を毀損

  • 金利上昇での金融費用増加金融政策次第影響

    有利子負債残高が大きく、金利1%上昇で金融費用が数十億円増加

  • 年初来31%上昇の反動安継続影響

    1年間で31.04%上昇した後の利益確定売りで、短期的に株価調整の可能性

次の決算で確かめる点
営業利益率
各セグメントの収益性と事業全体の効率を測る。
投資キャッシュフロー
成長投資の規模と資金使途の妥当性を確認。
ROE
株主資本を活用した収益力を表す重要指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+5.0%いまの株価に対する利回りは2.04%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
2.04%
いまの株価に対して
配当性向
45.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1163.4
2018年3月1427.399.5
2019年3月1718.644.8
2020年3月172.451.2
2021年3月183.5
2022年3月2225.036.3
2023年3月2827.333.1
2024年3月3214.347.8
2025年3月4025.064.1
2026年3月425.045.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ404,728人。区分でいちばん多いのは外国法人40.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.0%を占め、残る66.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人35.435.536.738.638.040.5
金融機関39.539.736.934.934.132.2
個人・その他18.419.120.320.922.123.8
自己株式6.27.18.19.110.411.7
事業法人2.32.22.32.12.11.8
証券会社4.43.43.73.43.61.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.54
02STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505104 (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)8.93
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.60
04日本生命保険相互会社2.15
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)2.11
06株式会社みずほ銀行1.91
07THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)1.73
08GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.26
09朝日生命保険相互会社1.18
10JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-21
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.71%
    +0.34pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−22%、1株純資産は14期で−13%。直近期のROEは14.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1641,08817.16.941.3
2014年3月1551,29313.07.840.9
2015年3月1891,54013.46.956.0
2016年3月1521,38910.49.168.6
2017年3月2241,53315.37.163.4
2018年3月2581,72215.88.099.5
2019年3月3241,93017.96.244.8
2020年3月3362,01017.06.751.2
2021年3月2702,23312.713.3
2022年3月11157221.87.536.3
2023年3月10966317.77.933.1
2024年3月11175415.611.747.8
2025年3月12381215.711.264.1
2026年3月12894314.615.445.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

64名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は64名。2026/3期の役員報酬は総額5,959百万円。

氏名役職年齢
岡藤正広代表取締役 会長 CEO76
石井敬太代表取締役 社長 COO(兼)CSO(兼)グループCEO オフィス長65
都梅博之代表取締役 副社長執行役員 機械カンパニー プレジデント(兼)COO補佐66
中宏之代表取締役 上席執行役員 CFO(兼)CXO62
川名正敏取締役72
中森真紀子取締役63
石塚邦雄取締役76
伊藤明子取締役64
的場佳子常勤監査役62
京田誠常勤監査役62
瓜生健太郎監査役61
藤田勉監査役66
残りの役員52名を開く
氏名役職年齢
小林久美監査役46
野田俊介専務執行役員
茅野みつる常務執行役員
宮﨑勉常務執行役員
細見研介常務執行役員
田中正哉上席執行役員
真木正寿上席執行役員
武内秀人上席執行役員
西口知邦代表取締役 上席執行役員 CAO59
宮本秀一上席執行役員
山口忠宜執行役員
多田博子執行役員
太田頼子執行役員
寺内香織執行役員
相馬謙一郎執行役員
堀内真人執行役員
平野竜也執行役員
山口久和執行役員
岡村俊明執行役員
天野優執行役員
信田阿芸子執行役員
東山英一郎執行役員
立川義大執行役員
金原裕執行役員
永瀬理絵執行役員
今村宜子執行役員
田中亜希子執行役員
寺山千賀子執行役員
川内野康人執行役員
辻貴由執行役員
瀬部哲也執行役員
岡本秀彰執行役員
田中達也執行役員
上垣内義博執行役員
竹下誠一郎執行役員
合六渉執行役員
三木肇執行役員
森國良江執行役員
深尾万里子執行役員
吉川直彦上席執行理事
山本広太郎上席執行理事
石橋忠上席執行理事
牛島浩上席執行理事
角野然生上席執行理事
中村洋幸上席執行理事
山田哲也上席執行理事
三村剛上席執行理事
山浦周一郎上席執行理事
曾我部雅博上席執行理事
奥寺俊夫上席執行理事
猪股淳常勤監査役60
髙井研治常勤監査役60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員66021,8185695,637940
その他役員216016080
社外取締役4939323
社外監査役3696923

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で伊藤忠商事を取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,260字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、多種多様な商品のトレーディング、ファイナンス、物流及びプロ ジェクト案件の企画・調整等を行う他、資源開発投資・事業投資等の実行を通して各種機能・ノウハウ等を培い、 かつ保有しております。これらの総合力を活かし、幅広い業界及びグローバルなネットワークを通じて、8つのディビジョンカンパニーが、繊維や食料、住生活、情報・金融等の生活消費分野、機械や化学品、石油製品、鉄鋼製品等の基礎産業分野、そして金属資源、エネルギー資源等の資源分野において、多角的な事業活動を展開しております。 当社グループの事業セグメントごとの取扱商品またはサービスの内容及び主要な関係会社名は次のとおりです。 事業 セグメント   取扱商品またはサービスの内容   主要な関係会社名 繊維   繊維原料、糸、織物から衣料品、服飾雑貨、その他生活消費分野の全般においてグローバルに事業展開を行っている。 また、ブランドビジネスの海外展開や、リーテイル分野でのインターネット販売等の販路展開も行っている。   天然繊維・化学繊維・合成繊維・無機繊維等の繊維原料及び糸、織・編物等の繊維製品、衣料品、服飾雑貨、靴、寝装用繊維品、室内装飾用繊維品、資材用繊維品等   ㈱ジョイックスコーポレーション ㈱レリアン ㈱デサント ㈱三景 ㈱エドウイン ㈱ドーム ITOCHU Textile Prominent (ASIA) Ltd. 伊藤忠繊維貿易(中国)有限公司 機械   プラント、橋梁、鉄道等のインフラ関連事業、発電・送変電・売電関連事業、水・環境・廃棄物関連事業、船舶、航空機、自動車、建設機械、産業機械、工作機械、環境機器・電子機器等の単体機械及び関連機材、再生可能・代替エネルギー関連ビジネス・廃棄物リサイクル事業等の環境に配慮した事業を行っている。   石油・ガス開発・石油精製・石油化学プラント・プロジェクト、ガス輸送事業・インフラ・設備、風力・地熱・太陽光・太陽熱・バイオマス等の再生可能エネルギーを含む発電・送変電・売電事業、上工下水道事業・プラント・設備、海水淡水化事業・プラント・設備、廃棄物処理発電、産業・工業・有害廃棄物処理、リサイクル、処分場を含む環境関連事業・プラント・設備、港湾・橋梁、鉄道車輌・鉄道システム、製鉄プラント、船舶、海洋構造物、航空機・機内設備、セキュリティー関連機器・システム、宇宙関連機器・システム、乗用車、商用車、二輪車、オフロード四輪車、自動車部品、自動車部品製造設備、特殊車両、土木・建設・鉱山用機械及び荷役運搬機械、農業機械、産業機械、電子システム機器等   日本エアロスペース㈱ ㈱アイメックス 伊藤忠プランテック㈱ 伊藤忠マシンテクノス㈱ ㈱ヤナセ シトラスインベストメント合同会社 I-Power Investment Inc. I-ENVIRONMENT INVESTMENTS LIMITED MULTIQUIP INC. Auto Investment Inc.   東京センチュリー㈱ カワサキモータース㈱ ㈱アイチコーポレーション 金属   金属鉱物資源開発事業、鉄鋼製品加工事業、鉄鉱石、石炭、その他製鉄・製鋼原料、非鉄・軽金属、鉄鋼製品、原子燃料関連の国内・貿易取引、温室効果ガス排出権取引、リサイクル・廃棄物処理を行っている。   鉄鉱石、還元鉄、原料炭、コークス、一般炭、合金鉄及びその原料、鉄スクラップ、銑鉄、金属粉、電極、活性炭、厚板、熱延・冷延鋼板及びコイル、亜鉛鉄板、機械構造用鋼、ステンレス鋼、高張力鋼、各種特殊鋼、建材、溶接鋼管、継目無し鋼管、線材、海洋鉄構造物、橋梁、ビル鉄骨、レール、非鉄金属、非鉄・アルミ製品、貴金属地金、レアメタル、アルミ、アルミナ、アルミ圧延品、アルミ型材、電線、光ケーブル、電子材料、原子燃料、原子力関連機器、温室効果ガス排出権、什器・設備及び自動販売機の回収・修繕・再利用、廃棄物由来の再生資源等   伊藤忠メタルズ㈱ ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltd   伊藤忠丸紅鉄鋼㈱ CSN Mineração S.A. エネルギー ・化学品   エネルギー関連、化学品関連及び再生可能エネルギーを含む電力関連の各分野において、トレード並びに事業を行っている。   原油、NGL、ガソリン、ナフサ、灯油、ジェット燃料、軽油、重油、船舶燃料、潤滑油、アスファルト、LPG、LNG、天然ガス、リニューアブル燃料、水素、アンモニア、フュージョンエネルギー、芳香族、アルコール類、合繊原料、無機鉱産資源、硫黄、肥料、医薬品、合成樹脂、生活関連雑貨、包装資材原料、精密化学品、半導体・電子材料、蓄電池、熱供給、再生可能エネルギーを含む電力・IPP事業等   伊藤忠エネクス㈱ 日本南サハ石油㈱ 伊藤忠ケミカルフロンティア㈱ 伊藤忠プラスチックス㈱ タキロンシーアイ㈱ ITOCHU Oil Exploration (Azerbaijan) Inc. ITOCHU PETROLEUM CO., (SINGAPORE) PTE. LTD. 食料   原料からリーテイルまでの食料全般にわたる事業領域において、国内外で効率的な商品の生産・流通・販売を行っている。   小麦、大麦、小麦粉、米、澱粉、大豆、トウモロコシ、植物油、カカオ、胡麻、砂糖類、異性化糖、乳製品、コーヒー、酒類、果汁、飲料、水産物、畜産物、青果物、冷凍野菜、冷凍魚介類、業務用食材、加工食品、菓子、冷凍食品、缶詰、ペットフード、食料ビジネスに関するコンサルティングサービス等   伊藤忠飼料㈱ プリマハム㈱ 伊藤忠食品㈱ ㈱日本アクセス Dole International Holdings㈱   不二製油㈱ ウェルネオシュガー㈱ HYLIFE GROUP HOLDINGS LTD. 住生活   紙パルプ事業、天然ゴム事業、住宅資材事業、タイヤ・自動車アフターマーケット関連事業や物流事業等の生活資材・物流分野、不動産開発・分譲・賃貸・管理業や建設インフラ事業等の建設・不動産分野において事業を行っている。   木材チップ、木材パルプ、フラッフパルプ、コットンリンター、古紙、紙製品、木質系新素材、木質系バイオマス燃料、天然ゴム、タイヤ、セメント、ガラス、セラミックス、スラグ、天然石膏、耐火物、家具、生活雑貨、倉庫事業、トラック輸送業、配送センター管理・運営業務、用船業務、国際複合一貫輸送事業、航空貨物輸送業、流通加工業、港湾運送事業、住宅、オフィスビル、物流施設、商業施設、ゴルフ場、工業団地、ホテル、原木、製材、木質繊維板等   伊藤忠ロジスティクス㈱ 伊藤忠紙パルプ㈱ 伊藤忠セラテック㈱ DAIKEN㈱ 伊藤忠建材㈱ 伊藤忠アーバンコミュニティ㈱ 伊藤忠都市開発㈱ European Tyre Enterprise Limited ITOCHU FIBRE LIMITED   西松建設㈱ 情報・金融   ITソリューション、インターネット関連、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、医療・ヘルスケア、衛星、コンテンツ、携帯電話関連機器等の情報・通信分野、各種金融サービス事業や保険事業等の金融・保険分野において事業を行っている。   サーバ・ネットワーク・ストレージ・ソフトウェア製品、ソフトウェア開発・システムインテグレーション事業、データセンター事業、クラウドサービス事業、コンサルティング事業、インターネット関連サービス事業、Web広告・マーケティング、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業、医療・ヘルスケア事業、医療機器、医療材料、病院整備運営事業、ベンチャーキャピタル事業、携帯電話関連機器、携帯電話関連サービス、携帯電話や情報通信機器のサーキュラー事業、通信・衛星・宇宙事業、メディア・コンテンツ関連事業、投融資事業、クレジットカード事業、その他金融サービス事業、保険代理店業、保険ブローカー業、再保険事業、信用保証サービス等   伊藤忠テクノソリューションズ㈱ エイツーヘルスケア㈱ 伊藤忠・フジ・パートナーズ㈱ ほけんの窓口グループ㈱ ポケットカード㈱ First Response Finance Ltd. ITOCHU FINANCE (ASIA) LTD. GCT MANAGEMENT (THAILAND) LTD.   ㈱ベルシステム24ホールディングス ㈱外為どっとコム 第8   上記の7カンパニーと協働し、特に生活消費分野に強みを持つ当社グループの様々なビジネス基盤を最大限活用し、異業種融合・カンパニー横断の取組を加速させ、市場や消費者ニーズに対応した「マーケットインの発想」による新たなビジネスの創出・客先開拓を行っている。   ㈱ファミリーマート   アンドファーマ㈱ ㈱セブン銀行 事業 セグメント   取扱商品またはサービスの内容   主要な関係会社名 その他   海外現地法人については、複数の商品を取扱う総合商社であり、主要な海外拠点において提出会社と同様に多種多様な活動を行っている。   伊藤忠インターナショナル会社      (米国) 伊藤忠欧州会社(英国) 伊藤忠(中国)集団有限公司 伊藤忠香港会社 伊藤忠シンガポール会社   Orchid Alliance Holdings Limited Chia Tai Enterprises International Limited (注)1 当社は、㈱デサントを当社子会社のBSインベストメント㈱を通じて保有しております。 2 当社は、シトラスインベストメント合同会社の子会社であるHCJIホールディングス㈱を通じて日立建機㈱を 保有しております。 3 当社は、不二製油㈱を当社子会社の伊藤忠フードインベストメント合同会社を通じて保有しております。 不二製油㈱は、2025年4月1日に不二製油グループ本社㈱から社名を変更しております。 4 DAIKEN㈱は、2025年9月26日に大建工業㈱から社名を変更しております。 5 当社は、ポケットカード㈱を当社子会社の㈱PCH及び㈱ファミリーマートを通じて保有しております。
経営方針・対処すべき課題1,281字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 来期の世界経済を展望しますと、米国経済はトランプ減税による下支えもあり、個人消費の底堅さは維持されるものの、中東情勢緊迫化に伴う原油高を受けたインフレ圧力の強まりや、金融緩和の遅れ等により下押しされる 見通しです。欧州では、原油や天然ガス等のエネルギー価格の上昇が個人消費を下押しする他、米国の関税強化 による輸出の停滞が続くことから、成長ペースは鈍化する見通しです。中国では、不動産市場の低迷継続が内需を抑制するものの、AI等の新興産業の投資が下支え要因となる見込みです。日本では、原油高を受けたインフレ圧力の強まりは継続するものの、政府の物価高対策や賃金上昇等により個人消費は底堅く推移する見通しです。 ドル・円相場は、日本の長期金利の上昇基調が続くもとで、一段の円安余地は限られる見通しです。原油価格(WTIベース/1バレルあたり)は、中東情勢の先行き不透明感から、80ドル近辺で推移すると予想されます。 ・経営方針「The Brand-new Deal ~利は川下にあり~」 当社は、従来の中期経営計画に代えて、長期にわたって羅針盤とすべき経営方針「The Brand-new Deal」を定め ました。そのうえで、目の前の1年間しっかりと自信を持って約束できる利益計画・財務関連指標や株主還元を 公表しております。 全社員が「利は川下にあり」の考えに基づいてマーケティング力を磨き、世の中のニーズの変化を先取りする とともに、祖業である川下分野から川上・川中まで幅広い分野で培った資産・ノウハウを活用し、成長投資を加速 させることで事業領域を拡大してまいります。投資を通じた着実な収益成長に加え、企業ブランド価値の向上、 株主還元拡大の3本柱で、企業価値の持続的な向上を目指します。 また、株主還元については、2026年5月に「累進配当」の方針を明確化しております。 <投資なくして成長なし> 「業績の向上」に向け、安定した事業基盤を活用した川下起点の投資を加速、事業領域の拡大及び事業基盤の 強化・拡充により更なる成長を目指します。以下を実現することで、より消費者に近い川下ビジネスを開拓・進化 させていきます。 ・ディビジョンカンパニー間の横連携によるシナジー極大化 ・事業の掛け合わせによるビジネス変革・創出 <企業ブランド価値の向上> 積重ねてきた先進的な取組により、外部からの高い評価を通じて「企業ブランド」を築き上げ、財務面の成長 との相乗効果を生み、企業価値を向上。「マーケットインの発想」のもと、市場・社会・生活者の声に耳を傾け 地道な定性面の磨きを継続し、以下の主要施策を通じて、ブランド価値の更なる向上を目指します。 ・人的資本の強化 ・ステークホルダーとの対話強化 ・SDGsへの貢献・取組強化
事業等のリスク8,953字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、その広範にわたる事業の性質上、市場リスク・信用リスク・投資リスクをはじめ様々なリスクにさらされております。これらのリスクは、予測不可能な不確実性を含んでおり、将来の当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、これらのリスクに対処するため、必要な リスク管理体制及び管理手法を整備し、リスクの監視及び管理を行っておりますが、これらのすべてのリスクを 完全に回避するものではありません。 以下に記載するリスクについては、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を、重要性の観点から取上げたもので、すべてのリスクを網羅した訳ではありません。当社グループの事業は、記載されたリスク 以外の、現在は未知のリスク、あるいは現時点では特筆すべき、または重要と見なされていないリスクも存在して おり、これらのリスク要因のいずれによっても、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。 将来事項に関する記述につきましては、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づき、当社が合理的であると判断したものであります。 (1)マクロ経済環境及びビジネスモデルに関するリスク 当社グループは、国内の商品売買・輸出入・海外拠点間の貿易取引に加え、金属資源やエネルギーの 開発等、多様な商取引形態を有し、各事業領域において原料調達から製造・販売に至るまで幅広く事業を 推進しております。 主な事業領域ごとの特性として、プラント・自動車・建設機械等の機械関連取引、金属資源・エネルギー・化学品等のトレード並びに開発投資については世界経済の動向に大きく影響を受ける一方、繊維・食料等の 生活消費分野は相対的に国内景気の影響を受けやすいと言えます。但し、経済のグローバル化の進展に伴い、 生活消費分野についても世界経済の動向による影響が大きくなっております。 また、世界経済全般のみならず、海外の特定地域に固有の経済動向に加え、中東地域における紛争・軍事的 緊張に伴うエネルギー供給等への懸念、昨今の保護主義的貿易政策の台頭に伴う経済の停滞、近年の急速な 技術革新等による産業構造等の変化、グローバル化に伴う新興成長国との競合激化、更には規制緩和や異業種 参入等のビジネス環境の変化が、当社グループの既存のビジネスモデルや競争力、将来の財政状態、業績に 重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)市場リスク 当社グループは、為替相場、金利、商品市況及び株価の変動等による市場リスクにさらされております。 そのため、当社グループは、バランス枠設定等による管理体制を構築するとともに、様々なヘッジ取引を利用すること等により、為替相場、金利及び商品市況の変動等によるリスクを最小限に抑える方針であります。 ① 為替リスク 当社グループは、輸出入取引が主要事業の一つであり、外貨建の取引において為替変動リスクにさらされております。そのため、先物為替予約等のデリバティブを活用したヘッジ取引により、為替変動リスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではありません。 また、当社の海外事業に対する投資については、為替の変動により、為替換算調整額を通じて株主資本が 増減するリスク、期間損益の円貨換算額が増減するリスクが存在します。これらの為替変動リスクは、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、詳細については、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 24 金融商品」の「為替リスク管理」の注記内容をご参照ください。 ② 金利リスク 当社グループは、投資活動、融資活動及び営業取引に伴う資金の調達や運用において金利変動リスクに さらされております。そのため、投資有価証券や固定資産等の金利不感応資産のうち、変動金利にて 調達している部分を金利変動リスクにさらされている金利ミスマッチ額として捉え、金利が変動することに よる損益額の振れを適切にコントロールするために金利変動リスクの定量化に取組んでおります。 また、定期的に金利動向を把握するとともに、「EaR(Earnings at Risk)」を用いて、金利変動による 支払利息への影響額をモニタリングしておりますが、金利動向によっては、将来の当社グループの財政状態や 業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、詳細については、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 24 金融商品」の「金利リスク管理」の 注記内容をご参照ください。 ③ 商品価格リスク 当社グループは、様々な商品の売繋ぎを基本とした実需取引を行っておりますが、相場動向を考慮し買越 及び売越ポジションを持つことで価格変動リスクにさらされる場合があります。そのため、棚卸資産、売買 契約等を把握し、主要な商品についてはディビジョンカンパニーごとにミドル・バックオフィスを設置し、 個別商品ごとに商品バランス枠及び損失限度額の設定、モニタリング管理を行うとともに、定期的な レビューを実施しております。 また、当社グループは、金属資源・エネルギーの開発事業やその他の製造事業に参画しており、当該事業の 生産物・製品に関しても上記と同様に価格変動リスクにさらされております。 これらの商品価格リスクに対しては商品先物・先渡契約等によるヘッジ取引を行うことでリスクの軽減に 努めておりますが、完全に回避できるものではなく、商品価格の動向によっては、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、市場に影響されやすい市況商品取引のリスクを把握、モニタリングするため、 「VaR(Value at Risk)」を用いております。当該手法による数値は過去の一定期間の市場変動データに 基づき、将来のある一定期間のうちに被る可能性のある最大損失額を統計的手法により推定したものです。 なお、詳細については、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 24 金融商品」の「商品価格リスク 管理」の注記内容をご参照ください。 ④ 株価リスク 当社グループは、主に顧客・サプライヤー等との関係強化、または投資先への各種提案等を行うこと等に よる事業収益追求や企業価値向上を図るため、市場性のある様々な株式を保有しております。これらの株式は株価変動のリスクにさらされており、株価の動向によっては、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、株価変動に伴う連結株主資本への影響額を定期的に把握、モニタリングするため、 「VaR(Value at Risk)」を用いております。当該手法による数値は過去の一定期間の市場変動データに 基づき、将来のある一定期間のうちに被る可能性のある最大損失額を統計的手法により推定したものです。 なお、詳細については、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 24 金融商品」の「株価リスク管理」の注記内容をご参照ください。 (3)投資リスク 当社グループは、様々な事業に対する投資活動を行っておりますが、このような投資活動においては、経営環境の変化、投資先やパートナーの業績停滞等に伴い期待通りの収益が上げられないリスクや、投資先の業績の停滞等に伴い投資の回収可能性が低下する場合及び株価が一定水準を下回る状態が相当期間にわたり 見込まれる場合には、投資の一部または全部が損失となる、あるいは追加資金拠出が必要となるリスクが あります。また、パートナーとの経営方針の相違、投資の流動性の低さ等により当社グループが望む時期や 方法での事業撤退や事業再編が行えないリスク、あるいは、投資先から適切な情報を入手できず当社 グループに不利益が発生する等の投資リスクがあります。これらのリスクを軽減するために、新規投資の 実行については投資基準を設けて意思決定をするとともに、既存投資のモニタリングを定期的に行い、 投資効率が低い等保有意義の乏しい投資に対しては、EXIT選定基準を適用することにより資産の入替えを 促進する等の対応に努めております。 しかしながら、こうした管理を行ったとしても、投資リスクを完全に回避できるものではなく、将来の当社 グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)固定資産に関する減損リスク 当社グループが保有または賃貸する不動産、資源開発関連資産、航空機・船舶、のれん及び無形資産等の 固定資産は、減損リスクにさらされております。 これらの資産について、現時点において必要な減損等の処理は実施しておりますが、店舗・倉庫等の収益性低下により帳簿価額が回収できなくなった場合、石炭・鉄鉱石・原油価格等の資源価格の変動による市況 低迷や研究開発の方針変更等が生じた場合、また、資産価値の下落や計画外の追加的な資金拠出等により 投資の全部または一部が損失となる等の場合において、新たに減損処理を実施することになり、将来の 当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいては、持続的成長基盤の構築に向けた投資と機動的な資産入替を着実に実行することにより、当社の強みである高効率経営を継続していきます。また、投資の決定においては買収価格の適切性に 関する十分な審議を行い、投資後も定期的なモニタリングを行うことで、適正管理に努めております。 (5)信用リスク 当社グループは、国内外の取引先に対し、営業債権、貸付金、保証その他の形で信用供与を行っており ます。取引先の信用状況の悪化や経営破綻等により、これらの債権等が回収不能となる、あるいは、商取引が継続できないことにより、取引当事者としての義務を果たせず、契約履行責任を負担することとなる等の信用リスクを有しております。そのため、当社グループでは、信用供与の実施に際して、信用限度額の設定及び 必要な担保・保証等の取得等を通じたリスク管理を行うことでリスクの軽減に努めるとともに、取引先の 信用力、回収状況及び滞留債権の状況等に基づいて予想信用損失を見積り、貸倒引当金を設定しております。 しかしながら、こうした管理を行ったとしても、信用リスクの顕在化を完全に回避できるものではなく、 将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、詳細については、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 24 金融商品」の「信用リスク管理」の注記内容をご参照ください。 (6)カントリーリスク 当社グループは、海外の様々な国・地域において取引及び事業活動を行っており、これらの国・地域の 政治・経済・社会情勢等に起因して生じる予期せぬ事態、各種法令・規制の変更等による国家収用・送金 停止等のカントリーリスクを有しております。 そのため、個別案件ごとに適切なリスク回避策を講じるとともに、当社グループ全体として特定の国・ 地域に対する過度なリスク集中を防止する観点から、社内の国格付に基づく国別の国枠を設定し、これらの 国々に対する総エクスポージャーを当社グループの経営体力に見合った総枠で管理すること等により、 リスクのコントロールに努めております。 これらの対策を通じてリスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではなく、中東やロシア・ ウクライナ情勢のようにリスクが顕在化した場合、状況によっては債権回収や事業遂行の遅延・不能等により 損失が発生しかねず、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、中東及びロシア・ウクライナ情勢による影響について、当社グループは、当該地域に対する資源関連 投資、営業債権等を保有しておりますが、当連結会計年度末の総資産に占める割合はそれぞれ1%未満です。 引続き、当社の保有する中東及びロシア・ウクライナ関連資産については直近の情勢を踏まえた適切な会計 処理を行っていることから、財政状態及び経営成績への重要な影響は見込まれておりません。 (7)資金調達に関するリスク 当社グループは、国内外の金融機関等からの借入金及びコマーシャル・ペーパー、社債の発行により、事業に必要な資金を調達しておりますが、当社に対する格付けの大幅な引下げ等により金融市場での信用力が低下した場合、あるいは、主要金融市場の金融システムの混乱が発生した場合等には、金融機関・投資家から当社グループが必要な時期に希望する条件で資金調達ができなくなる可能性や資金調達コストが増大するリスクがあります。そのため、現預金、コミットメントライン等の活用により十分な流動性を確保するとともに、 調達先の分散や調達手段の多様化に努めておりますが、リスクを完全に回避できるものではありません。 このようなリスクが顕在化した場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす 可能性があります。 なお、詳細については、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 24 金融商品」の「流動性リスク管理」の注記内容をご参照ください。 (8)税務に関するリスク 当社グループは、グループ税務ポリシーを策定したうえで、租税制度の定めや意義・立法趣旨に則り、 誠実な態度で税務業務に取組み、租税回避を企図した取引は行わず、事業活動により稼得した所得に基づき 適切な納税を行うことを基本理念としております。また、適正・公平な課税がなされるよう、適時適切な情報開示によるグループ全体の税の透明性の確保や、各国・地域税務当局に対する誠実な対応による信頼関係の 構築及び建設的な対話を通じた公正な関係維持に努めております。このような対応により、税務当局との 見解の相違に伴う税金費用の増加による企業価値の毀損等のリスクに対処しております。 しかしながら、タックス・プランニングによる課税所得の見積りの変動及びタックス・プランニングの 変更、あるいは税率変動等を含む税制の変更等があった場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に 重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの連結財政状態計算書において資産側に計上される繰延税金資産は金額上重要性が あり、繰延税金資産の評価に関する会計上の判断は、当社グループの連結財務諸表に重要な影響を 及ぼします。そのため、当社グループは、将来の課税所得と実行可能なタックス・プランニングを考慮し、 回収可能な繰延税金資産を計上しております。 (9)重要な訴訟等に関するリスク 当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼすおそれのある訴訟、仲裁その他の法的手続は 現在ありません。しかしながら、当社グループの国内及び海外の事業活動等が今後重要な訴訟等の対象と なり、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10)法令・規制に関するリスク 当社グループは、国内外で様々な商品及びサービスを取扱う関係上、関連する法令・規制は多岐に わたります。具体的には、会社法、金融商品取引法、税法、各種業界法、外為法を含む貿易関連諸法、 独禁法、知的財産法、環境に関する法令、贈賄防止に関する法令、海外事業に係る当該国の各種法令・ 規制等があり、当社グループでは法令遵守を極めて重要な企業の責務と認識のうえ、コンプライアンス体制を 強化して法令遵守の徹底を図っております。 しかしながら、こうした対策を行ったとしても、役員及び従業員による個人的な不正行為等を含め コンプライアンスに関するリスクもしくは社会的に信用が毀損されるリスクを回避できない可能性が あります。 また、国内外の行政・司法・規制当局等による予期せぬ法令の制定・改廃が行われる可能性や、社会・経済環境の著しい変化等に伴う各種規制の大幅な変更の可能性も否定できません。 このような場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (11)人材に関するリスク 当社グループは、様々な国において多様な事業活動を行っており、個別事業の発展には事業の企画・遂行や組織の指揮・監督にあたる人材の活躍が重要です。当社グループでは多様な人材を確保し、当社とグループ 会社の連携も含めた継続的な能力開発と、働きがいのある職場環境の整備を通じて、適材適所の配置を 実現しております。 しかしながら、今後、労働市場流動化の更なる進展や、事業モデルの変化に応じて特定分野に高度な 知識・経験を持った人材へのニーズが集中する等、人材確保の環境が大きく変化する可能性があります。 このため、当社グループでの人材確保・開発の取組強化によっても、事業分野によっては求められる人材が 不足し、新規事業創出や事業拡大の機会に十分応えられないリスクを完全に回避できるものではなく、人材の不足の状況によっては将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (12)環境・社会に関するリスク 当社グループは、グローバルに事業を行っており、地球環境や社会課題への対応を経営方針の最重要事項の一つとして捉え、サステナビリティ推進基本方針に基づく環境・社会リスクへの対応を推進するために、 各国の環境・社会に関する対策・法制化等の社会情勢や事業環境の変化が事業に与えるリスク、また自社の 事業が環境や社会に与える影響等を様々な角度でモニタリングしております。 具体的には、商品取扱・サービス提供及び事業投資案件の法令抵触リスクを含む環境リスクを未然に防止 する環境マネジメントシステム(ISO14001)の構築、サプライチェーンに対する広範囲なサステナビリティ 調査の実施、事業での人権影響評価と特定並びに人権デューデリジェンスプロセスの構築、新規事業投資案件 のESGに関するリスク評価等、リスク管理に積極的に取組んでおります。具体的な運営については サステナビリティ委員会を設置し、サステナビリティに関する方針の策定・見直しや毎年の全社活動の レビューを実施するとともに、各部署においても環境・社会マネジメント活動を推進しております。 気候変動に係るリスクに関しては、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に賛同し、気候 変動が事業や業績に与える影響について定期的に1.5℃~4℃のシナリオ分析を行うことで、対応策や ビジネス機会について検討し、経営に役立てております。また、当社グループのGHG排出量の削減目標の 達成に向け、省エネや再生可能エネルギーの利用、一般炭権益からの撤退をはじめとする資産入替、環境に 配慮した形での商品やサービスの提供等により排出量の削減に可能な限り努めると同時に、社会全体での 排出量の削減に貢献するビジネスを積極的に推進しております。 自然資本に係るリスクに関しては、上述の従来のリスク管理に加えて、自然関連財務情報開示タスク フォース(TNFD)の提言に基づき、当社グループの事業における自然資本への依存度・影響度を把握し、 LEAPアプローチを用いた拠点別のリスクと機会の分析を行うことで、持続可能な事業活動に向けた有効な 対策に取組んでおります。 しかしながら、こうした対策を行ったとしても、当社グループの事業活動により、環境汚染等の環境・ 社会に関する問題が生じた場合には、事業の遅滞や停止、対策費用の発生、社会的評価の低下等につながり、 将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (13)自然災害に関するリスク 当社グループが事業活動を展開する国や地域において、地震等の自然災害及び感染症が発生した場合には、当社グループの事業活動に影響を与える可能性があります。当社は、大規模災害時及び感染症発生時の 業務継続計画(BCP)の策定、安否確認システムの導入、防災訓練等の対策を講じており、グループ会社に おいても個々に各種対策を講じております。 しかしながら、当社グループの事業活動は広範な地域にわたって行っており、自然災害及び感染症の被害 発生時には、その被害を完全に回避できるものではなく、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な 影響を及ぼす可能性があります。 (14)情報システム及び情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、情報の取扱に関する行動規範を定め、高い情報セキュリティレベルを確保することを重要 事項と認識しております。デジタル化/データ活用のための全社情報化戦略の策定、情報共有や業務効率化の ための情報システム構築・運用を行うとともに、各種情報セキュリティ対策を講じております。具体的には、 情報セキュリティガイドラインや、サイバーセキュリティリスクを考慮したサイバーセキュリティフレーム ワークの適用及び遵守状況のモニタリングを実施しております。また、従来のサイバーセキュリティ 対策チームに加え伊藤忠サイバー&インテリジェンス(株)による体制強化等、リスク管理の徹底に継続して 取組んでおります。加えて、近年進化が著しい生成AIに関しては、その利活用にあたり安全性・正確性の 確保・倫理的配慮等の対応が求められており、その特性を考慮したガイドラインを整備しております。 しかしながら、こうした対策を行ったとしても、外部からの予期せぬ不正アクセス、コンピューター ウイルス侵入等による機密情報・個人情報の漏洩、設備の損壊・通信回線のトラブル等による情報システムの 停止等のリスクを完全に回避できるものではなく、被害の規模によっては、将来の当社グループの財政状態や 業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)18,184字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要、これらに関する経営者の視点に よる認識及び分析・検討結果は、次のとおりです。 (1)経済環境 当連結会計年度における世界経済は、米国の輸入関税強化の影響や年度末の中東情勢緊迫化に伴う先行き 不透明感が広がる中でも、総じて底堅く推移しました。米国では、関税強化に伴うコスト増加から企業活動が 鈍化しましたが、減速傾向にあった雇用情勢は年明け以降に一部持直し、株価は中東情勢緊迫化を背景に年度末にかけて下落したものの、通期では上昇基調を維持し個人消費を下支えしました。欧州では、対米輸出が減少 したものの、良好な雇用環境と物価動向の落ち着きを背景に個人消費は底堅く推移しました。中国では、不動産 市場の低迷や政府の経済対策効果の一巡、過剰投資抑制等により内需が伸悩みました。日本では、夏場に対米 輸出が大幅に減少したものの、その後は徐々に持直し、設備投資や個人消費は底堅く推移しました。 (2)定性的成果 当社グループは、長期にわたって羅針盤としている経営方針「The Brand-new Deal 〜利は川下にあり〜」の もとで、業績の向上、企業ブランド価値の向上、株主還元を3つの柱として定め、企業価値の持続的向上を 目指しています。2025年度の具体的成果は、次のとおりです。 ① 繊維カンパニー (株)デサントの中国市場での躍進 (株)デサントは、中国国内スポーツ用品最大手の安踏体育用品(ANTA)グループとの合弁事業であるDESCENTE CHINA HOLDING LIMITED(以下、「デサント中国」という。)を通じて、「デサント」ブランドの中国市場に おける事業拡大を加速しています。売上高は2022年度では700億円強であったものが、2025年度では約2,000億円 と3年間で3倍へと急成長を成し遂げました。 ANTAの小売店運営力と、日本の技術力・革新性を掛け合わせ、デサント中国及び(株)デサントの更なる成長と発展を目指します。 ② 機械カンパニー 日立建機(株)への追加出資 当社は、日立建機(株)への出資比率を33.4%へ引上げ、資本関係を強化します。同社が持つ日本発の技術力、グローバルな販売・サービス力、オープンな協創力という強みと当社グループが有する知見を掛け合わせることで、新たな成長に挑戦していきます。 日立建機(株)は2027年4月に商号を「ランドクロス(株)(LANDCROS Corporation)」へ変更し、新たな コーポレートブランドのもとでグローバル展開を加速する計画を公表しています。同社との協業関係を深化 させ、北米市場等での販売・レンタル・ファイナンス事業の共同推進、M&Aや新規事業領域における協業等を 加速することで、同社の中長期的成長と企業価値向上に貢献していきます。 ③ 金属カンパニー 強固なパートナーシップを基に西豪州鉄鉱石権益を積増し 当社は、西豪州鉄鉱石事業を共同で運営するBHP Group Limitedよりミニスターズ・ノース鉄鉱床の一部権益 を取得しました。 西豪州鉄鉱石事業は世界有数の大規模鉄鉱山を礎に、鉄道・港湾設備等の重要インフラをすべて備えた一貫 操業体制を構築しています。本鉱床は操業コストの安い露天掘り鉱山であり、既存のインフラを活用できる ため、開発までのリードタイム短縮と低コスト操業が期待されます。優良パートナーと築いてきた強固な パートナーシップを更に発展させ、社会に不可欠な鉄鉱石の安定供給と資源事業の拡充に寄与していきます。 ④ エネルギー・化学品カンパニー iPS細胞培養キットの開発・ライセンス展開をサポート 当社は、ノーベル生理学・医学賞を受賞された山中教授が理事長を務める公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(以下、「iPS財団」という。)が推進する「my iPS®プロジェクト」に参画しました。iPS財団は、最適な iPS細胞技術を国内外の企業へ良心的な価格で提供することを理念に、これまで手作業で製造されてきたiPS細胞 を、閉鎖型自動細胞培養キット「my iPSキット」を用いて培養時に細胞が外部環境に一切触れない自動製造法の 開発を進め、大幅なコスト削減を目指しています。 化学品事業を通じて培ったノウハウを活用し、iPS財団がより簡便、かつ安全にプロジェクトを推進できる よう、最適な原材料選定や滅菌技術開発等の継続的な支援を行います。 ⑤ 食料カンパニー 菓子卸事業の統合で業界首位に 当社は、ヤマエグループホールディングス(株)と菓子卸事業に関する資本再編に合意し、同社子会社の コンフェックスホールディングス(株)(以下、「コンフェックスHD」という。)の株式40.8%を取得しました。 また、コンフェックスHDは当社グループの(株)ドルチェを完全子会社化し、両社の菓子卸売事業を統合 しました。本統合により、売上高は菓子卸業界の首位となります。 菓子の市場規模は、インバウンド需要の拡大や食シーン提案の活発化を背景に今後も拡大が期待されます。 市場の期待に応えて、あらゆる取引先にとって欠かすことのできない菓子卸となることを目指します。 ソフトクリーム業界最大手に出資 当社は最大手ソフトクリーム総合メーカーである日世(株)との資本業務提携に合意し、同社の株式20%を取得しました。同社は、ソフトクリーム原料の「ソフトクリームミックス」、ソフトクリームを絞り出す機器の 「フリーザー」、及びコーン・カップ等の容器の製造を手掛けています。 国内の業務用ソフトクリーム市場は約1,500億円規模であり、今後も成長が期待されていることに加え、 アジアのソフトクリーム市場も安定した拡大が見込まれています。本提携により、日世(株)が有する商品開発力や徹底した品質管理及び高度な製造技術と、当社のグローバルな原材料調達力や海外販売ネットワークを 組合わせ、各市場に最適なソリューションを提供していきます。 ⑥ 住生活カンパニー JR東日本グループとの不動産分野における事業統合 東日本旅客鉄道(株)(以下、「JR東日本」という。)と当社は、JR東日本が60%、当社が40%を出資する統合事業「JR東日本伊藤忠不動産開発株式会社」を2026年10月1日を目途に開始する予定です。JR東日本のカバー する関東、甲信越から東北まで、1都16県という広大な営業エリア内の社有地や首都圏を中心とした社宅跡地約8.5万平米に及ぶ広大なエリアの開発用地、及び一部の駅近ビルを同統合会社に移管したうえで、JR東日本の 鉄道機能や顧客接点、大規模なまちづくりのノウハウと、当社の不動産バリューチェーンやマーケットイン視点 の商社機能を掛け合わせ、大規模な再開発を推進します。 また、従来の不動産回転型ビジネスの強化に加え、不動産開発の枠を超えた交通と都市機能が一体となった 持続可能なまちづくりや、地域経済の活性化と地方創生への貢献を通じて、飛躍的な成長を目指します。 ⑦ 情報・金融カンパニー 「ファミマカード」展開によるリテール金融サービスの拡大 ポケットカード(株)は、(株)ファミリーマートと連携し、請求時割引が魅力の「ファミマカード」を展開しています。長年親しまれてきた「ファミマTカード」を刷新し、よりおトクで便利なサービスへ進化しました。 物価上昇が続く中、最大5%の割引で家計の負担軽減を後押しし、“わかりやすいおトク”を実現。更に、 ファミペイとの連携によりキャッシュレス利用を促進し、お客さまの利便性向上とリテール金融分野での更なる 事業拡大を目指します。 お客さま本位の運営推進・店舗網拡大 ほけんの窓口グループ(株)は、40社・300商品以上の保険から、お客さま一人ひとりに合った保険選びを サポートしています。2025年度には同業他社4社のM&Aを実施し、全国700以上の店舗網とサービス提供体制を 更に強化しました。お客さま本位の業務運営がますます重要となる中、「お客さまにとって『最優の会社』」 という経営理念のもと、透明性と信頼性を強みに、より安心して相談できる環境づくりと、持続的な事業拡大を 目指します。 ⑧ 第8カンパニー (株)セブン銀行との資本業務提携による金融事業の拡大 当社は、2025年12月に(株)セブン銀行の株式20%を取得しました。同社グループは国内外のコンビニエンス ストアだけでなく、商業施設、観光地、空港、駅等にATMを設置し、国内におけるATM設置台数は28,000台を 超えています。一方、当社グループは、全国約16,400店のファミリーマートを基盤に、リテール事業と金融事業 を展開しています。 ファミリーマート店舗へ(株)セブン銀行が運営するATMを展開することにより、消費者は利便性向上、同社はATM設置台数の大幅な拡大、ファミリーマートは利用件数の増加、当社は金融事業等を組合わせた新たな ビジネスモデルの創出が可能となります。本取組を通じて、「四方よし」の実現を目指します。 (3)業績の状況 当連結会計年度の業績の状況は次のとおりです。 (+):増益、(△):減益 〔単位:億円〕   前連結 会計年度   当連結 会計年度   増減額   主な増減理由 収益   147,242   148,231   +989   (+)情報・金融、食料、繊維 (△)エネルギー・化学品、金属 売上総利益   23,765   24,805   +1,041   (+)繊維、情報・金融、第8、食料 (△)金属 販売費及び一般管理費   △16,784   △17,632   △848   (△)前第3四半期連結会計期間における (株)デサントの子会社化 (△)人件費の増加 貸倒損失   △142   △155   △13   (△)一般債権に対する貸倒引当金の増加 有価証券損益   832   1,752   +920   (+)C.P. Pokphand Co. Ltd.売却 (+)パルプ事業の再編 (△)前第3四半期連結会計期間における (株)デサントの子会社化に伴う再評価益の 反動 (△)前連結会計年度の海外事業の一部売却の反動 固定資産に係る損益   △148   △128   +20   (+)前連結会計年度の北米合成樹脂関連事業での減損損失の反動 その他の損益   285   88   △197   (△)為替損益の減少等 金利収支 (受取・支払利息合計)   △535   △569   △34   (△)円金利上昇に伴う金利収支の悪化 受取配当金   784   598   △186   (△)投資先からの配当金の減少 持分法による投資損益   3,493   3,235   △258   (△)第8 (+)機械 税引前利益   11,551   11,995   +444 法人所得税費用   △2,220   △2,620   △400   (△)税引前利益の増加 当期純利益   9,330   9,375   +44 当社株主に帰属する 当期純利益   8,803   9,003   +200 (参考)営業利益   6,839   7,019   +180   (+)第8、情報・金融、食料、 エネルギー・化学品、繊維 (△)金属、住生活 (4)セグメント別業績 当連結会計年度の、事業セグメント別の「当社株主に帰属する当期純利益」は次のとおりです。当社は8つの ディビジョンカンパニーにより以下の区分にて、事業セグメント別業績を記載しております。 (+):増益、(△):減益 〔単位:億円〕   前連結 会計年度   当連結 会計年度   増減額   主な増減理由 繊維   738   433   △305   (△)前連結会計年度における(株)デサントの 子会社化に伴う再評価益の反動 (+)(株)デサント等の海外スポーツ分野:堅調 (+)(株)デサント:子会社化に伴う取込損益増加 機械   1,365   1,556   +191   (+)リース関連事業での一過性損益 (+)北米電力事業:電力需要増加に伴う  売電収入増加、前連結会計年度における  メンテナンスの反動 (+)(株)ジャムコの売却益 (+)シトラスインベストメント合同会社:  日立建機(株)の取込比率上昇、欧州並びに米州独自展開事業における販売増加 (△)船舶事業:前連結会計年度における  売船利益の反動、用船料収入減少 金属   1,784   1,435   △348   (△)ITOCHU Minerals & Energy of Australia  Pty Ltd:   〔△〕鉄鉱石・石炭価格下落、コスト増加、  為替影響   〔△〕Fitzroy(豪州原料炭事業)再編に伴う  一過性損失   〔+〕Fitzroy(豪州原料炭事業)操業改善 (△)CSN Mineração S.A.:操業堅調も為替評価損により減益 (+)海外事業の再編等 (+)米国原料炭事業:操業再開 エネルギー・化学品   786   693   △93   (△)LNGプロジェクトからの受取配当金減少 (△)海外エネルギー関連事業に係る前連結会計年度  における税金費用減少の反動 (△)再エネ関連事業での固定資産に係る減損損失 (+)北米合成樹脂関連事業での前連結会計年度に おける減損損失の反動 (+)蓄電池関連事業の再編に伴う一過性利益 (+)タキロンシーアイ(株):土木関連事業・  フィルム事業の取引増加、取込比率上昇等 (+)電力トレード:取扱数量増加、採算改善 食料   851   921   +70   (+)不二製油(株)及びDole International Holdings(株):ターンアラウンド (+)PROVENCE HUILES S.A.S.の売却益 (+)食糧関連取引・事業:採算改善 (+)伊藤忠食品(株):取引拡大 (△)前連結会計年度における海外事業の一部売却に伴う一過性利益の反動 (△)北米業務用チョコレート事業に係る税金費用 及び減損損失 住生活   697   608   △89   (△)前連結会計年度における海外事業の一部売却に伴う一過性利益の反動 (△)ITOCHU FIBRE LIMITED:パルプ市況低迷、 コスト増加 (△)DAIKEN(株):国内事業の採算悪化、  海外事業の取込減少 (△)北米建材事業:住宅用構造材事業の低調 (+)パルプ事業の再編に伴う一過性利益 (+)西松建設(株):持分法適用開始 情報・金融   832   930   +98   (+)伊藤忠テクノソリューションズ(株):取引好調 (+)ほけんの窓口グループ(株):代理店手数料増加 (+)ファンド保有株式の評価損益増加 (△)携帯関連事業:契約の変更等による取込損益  減少 第8   651   450   △201   (△)(株)ファミリーマート   〔△〕前連結会計年度における中国事業再編に伴う  一過性利益の反動   〔+〕商品力・販促強化による日商増加、  店舗網再構成等の事業基盤強化、  広告・メディア事業の取引拡大等 (+)(株)セブン銀行及びアンドファーマ(株): 持分法適用開始 その他及び修正消去   1,099   1,976   +878   (+)C.P. Pokphand Co. Ltd.の売却益 (+)Orchid Alliance Holdings Limited   〔+〕支払利息の減少、CITIC Limitedにおける      総合金融分野堅調   〔△〕円高影響 (△)C.P. Pokphand Co. Ltd.:持分法適用除外 (5)主な子会社及び持分法適用会社の業績 ① 黒字・赤字会社損益及び黒字会社比率 黒字・赤字会社損益                               (単位:億円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 黒字会社   赤字会社   合計   黒字会社   赤字会社   合計   黒字会社   赤字会社   合計 事業会社損益 (海外現地法人含む)   8,119   △201   7,918   8,001   △176   7,826   △118   25   △93 黒字会社比率 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 黒字会社   赤字会社   合計   黒字会社   赤字会社   合計   黒字会社   赤字会社   合計 連結子会社   会社数   169   16   185   178   8   186   9   △8   1 比率(%)   91.4   8.6   100.0   95.7   4.3   100.0   4.3   △4.3 持分法適用会社   会社数   72   6   78   69   10   79   △3   4   1 比率(%)   92.3   7.7   100.0   87.3   12.7   100.0   △5.0   5.0 合計   会社数   241   22   263   247   18   265   6   △4   2 比率(%)   91.6   8.4   100.0   93.2   6.8   100.0   1.6   △1.6 (注)会社数には、親会社の一部と考えられる投資会社(212社)及び当社もしくは当社の海外現地法人が直接投資している会社を除くその他の会社(494社)を含めておりません。 当連結会計年度の事業会社損益は、前連結会計年度比93億円減少の7,826億円の利益となりました。 黒字会社損益は、前連結会計年度比118億円減少の8,001億円の利益となり、赤字会社損益は、前連結会計年度比 25億円改善の176億円の損失となりました。 黒字会社比率(連結対象会社数に占める黒字会社数の比率)については、前連結会計年度の91.6%から 1.6ポイント上昇の93.2%となりました。 ② 主な関係会社損益 (単位:億円) 取込 比率(%)   取込損益(注)1 前連結 会計年度   当連結 会計年度 繊維   ㈱ジョイックスコーポレーション   100.0   13   9 ㈱レリアン   100.0   3   3 ㈱デサント   100.0   70   132 ㈱ドーム   69.7   △34   1 ㈱エドウイン   100.0   4   5 ㈱三景   100.0   16   12 ITOCHU Textile Prominent (ASIA) Ltd.   100.0   19   90 伊藤忠繊維貿易(中国)有限公司   100.0   19   40 機械   東京センチュリー㈱   29.9   231   396 I-ENVIRONMENT INVESTMENTS LIMITED   100.0   40   0 伊藤忠プランテック㈱   100.0   17   17 ㈱ヤナセ   99.0   131   122 カワサキモータース㈱   20.0   -   7 ㈱アイチコーポレーション   27.3   -   13 シトラスインベストメント合同会社                  (注)2   100.0   86   112 伊藤忠マシンテクノス㈱   100.0   20   22 金属   ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltd   100.0   1,273   1,102 CSN Mineração S.A.                                (注)3   18.1   169   51 伊藤忠丸紅鉄鋼㈱   50.0   257   202 伊藤忠メタルズ㈱   100.0   31   27 エネルギー・化学品   ITOCHU Oil Exploration (Azerbaijan) Inc.   100.0   51   42 ITOCHU PETROLEUM CO., (SINGAPORE) PTE. LTD.   100.0   14   14 伊藤忠エネクス㈱   55.7   94   90 日本南サハ石油㈱   50.0   17   3 タキロンシーアイ㈱   100.0   41   62 伊藤忠ケミカルフロンティア㈱   100.0   91   95 伊藤忠プラスチックス㈱   100.0   51   58 食料   不二製油㈱                                        (注)4   43.8   △19   45 ウェルネオシュガー㈱   37.0   21   24 伊藤忠飼料㈱   100.0   18   21 Dole International Holdings㈱   100.0   △14   28 プリマハム㈱   48.7   22   23 HYLIFE GROUP HOLDINGS LTD.   49.9   30   39 ㈱日本アクセス   100.0   238   238 伊藤忠食品㈱                                      (注)5   52.5   43   49 (単位:億円) 取込 比率(%)   取込損益(注)1 前連結 会計年度   当連結 会計年度 住生活   European Tyre Enterprise Limited   100.0   70   56 ITOCHU FIBRE LIMITED   100.0   △15   90 伊藤忠ロジスティクス㈱   100.0   56   62 伊藤忠紙パルプ㈱   100.0   30   32 伊藤忠セラテック㈱   100.0   6   9 DAIKEN㈱                                    (注)6   100.0   66   38 伊藤忠建材㈱   100.0   38   37 伊藤忠都市開発㈱   100.0   57   51 西松建設㈱   21.9   -   36 伊藤忠アーバンコミュニティ㈱   100.0   17   20 情報・金融   伊藤忠テクノソリューションズ㈱                    (注)7   100.0   505   606 ㈱ベルシステム24ホールディングス   40.3   20   23 伊藤忠・フジ・パートナーズ㈱   63.0   27   34 エイツーヘルスケア㈱   100.0   17   17 ほけんの窓口グループ㈱                            (注)8   100.0   49   61 ポケットカード㈱                                  (注)9   78.2   42   29 ㈱外為どっとコム   40.2   15   29 First Response Finance Ltd.   100.0   24   28 ITOCHU FINANCE (ASIA) LTD.   100.0   25   32 GCT MANAGEMENT (THAILAND) LTD.   100.0   43   56 第8   ㈱ファミリーマート                                (注)10   94.7   698   528 アンドファーマ㈱   20.0   -   9 ㈱セブン銀行   20.4   -   11 その他及び 修正消去   Orchid Alliance Holdings Limited                  (注)11   100.0   1,141   1,162 Chia Tai Enterprises International Limited   23.8   4   11 (参考) 海外現地法人 (注)12   伊藤忠インターナショナル会社   100.0   192   229 伊藤忠欧州会社   100.0   48   57 伊藤忠(中国)集団有限公司   100.0   56   67 伊藤忠香港会社   100.0   47   70 伊藤忠シンガポール会社   100.0   69   70 (注)1 取込損益には、IFRS修正後の数値を記載しておりますので、各社が公表している数値とは異なる場合があり ます。 2 傘下の日立建機㈱からの取込損益を含んでおりますが、当社の融資に対するパートナーからの受取利息 等は含んでおりません。 3 当社は、CSN Mineração S.A.(以下、「CM社」という。)を当該会社の投資・管理会社であり当社子会社の JAPÃO BRASIL MINÉRIO DE FERRO PARTICIPAÇÕES LTDA.(以下、「JBMF」という。)を通じて、「その他の 投資」として保有しておりましたが、当社が2024年11月12日にCM社へ追加投資を行った結果、前第3四半期 連結会計期間よりCM社が当社の関連会社となったため、主な関係会社の記載をJBMFからCM社に変更しており ます。なお、取込損益には両社の取込損益を合算して表示しております。 4 不二製油㈱は、2025年4月1日に不二製油グループ本社㈱から社名を変更しております。 5 当社が当社子会社の合同会社FMDIを通じて2026年2月26日より実施していた伊藤忠食品㈱に対する公開買付は 2026年4月9日をもって終了し、本公開買付後に当社が株式売渡請求を実施した結果、2026年5月21日付で 伊藤忠食品㈱の取込比率は100.0%になりました。 6 DAIKEN㈱は、2025年9月26日に大建工業㈱から社名を変更しております。 7 伊藤忠テクノソリューションズ㈱の取込比率は99.95%ですが、小数点第一位未満を四捨五入して表示して おります。 8 ほけんの窓口グループ㈱の取込比率は99.97%ですが、小数点第一位未満を四捨五入して表示しております。 9 ポケットカード㈱の取込損益には、㈱ファミリーマート経由の取込損益を含んでおります。 10 ㈱ファミリーマートの取込損益には、ポケットカード㈱の取込損益を含んでおります。 11 Orchid Alliance Holdings Limitedの取込損益には、付随する税効果等を含めて表示しております。 12 各セグメントに含まれている海外現地法人の損益を合算して表示しております。 (6)仕入、成約及び販売の状況 ① 仕入の状況 仕入と販売との差異は僅少なため、仕入高の記載は省略しております。 ② 成約の状況 成約と販売との差異は僅少なため、成約高の記載は省略しております。 ③ 販売の状況 「(4)セグメント別業績」及び「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 4 セグメント情報」をご参照 ください。 (7)流動性と資金の源泉 ① 資金調達の方針 当社の資金調達は、金融情勢の変化に対応した機動性の確保と資金コストの低減を目指すとともに、調達の 安定性を高めるために長期性の資金調達に努める等、調達構成のバランスを取りながら、調達先の分散や調達 方法・手段の多様化を図っております。また、国内子会社の資金調達については原則として親会社及び国内 グループ金融統括会社からのグループファイナンスに一元化するとともに、海外子会社の資金調達についても シンガポール、英国及び米国の海外グループ金融統括会社を拠点にグループファイナンスを行っております。 資金調達を集中することにより、連結ベースでの資金の効率化や資金調達構造の改善に努めております。この 結果、当連結会計年度末時点では、連結有利子負債のうち約77%が親会社、国内及び海外グループ金融統括会社 による調達となっております。 資金調達手段としては、銀行借入等の間接金融と社債等の直接金融を機動的に活用しております。間接金融については、様々な金融機関と幅広く良好な関係を維持し、必要な資金を安定的に確保しております。直接金融については、国内では、社債発行登録制度に基づき2025年8月から2027年8月までの2年間で4,000億円の新規 社債発行枠の登録を行っております。また、資金効率の向上並びに資金コストの低減を目的に、コマーシャル・ ペーパーによる資金調達も実施しております。海外では、5,000百万米ドルのユーロ・ミディアムタームノート(Euro MTN)プログラムを保有しております。また、2021年3月にSDGs債フレームワーク(サステナビリティ ボンド・フレームワーク)を策定しております。2025年8月にはオレンジボンド・フレームワークを策定し、 これに基づき2025年9月にオレンジボンドを発行しております。 当連結会計年度末時点での当社の長期及び短期の信用格付けは次のとおりです。今後も一層の格付け向上を 目指し収益力の強化、財務体質の改善、及びリスクマネジメントの徹底に努めます。 長期   短期 日本格付研究所(JCR)   AA+/安定的   J-1+ 格付投資情報センター(R&I)   AA/安定的   a-1+ ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's)   A2/安定的   P-1 S&Pグローバル・レーティング(S&P)   A/安定的   A-1 ② 有利子負債 前連結会計年度末及び当連結会計年度末の有利子負債の内訳は、次のとおりです。 (+):増加、(△):減少 〔単位:億円〕   前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減 社債及び借入金(短期): 銀行借入金等   7,037   6,560   △478 コマーシャル・ペーパー   410   809   +399 社債   824   100   △724 短期計   8,271   7,469   △802 社債及び借入金(長期): 銀行借入金等   23,519   23,692   +173 社債   3,718   5,567   +1,849 長期計   27,236   29,258   +2,022 有利子負債計   35,508   36,727   +1,219 現金及び現金同等物、定期預金   5,895   6,484   +590 ネット有利子負債(現預金控除後)   29,613   30,243   +630 NET DER (ネット有利子負債対株主資本倍率)   0.51倍   0.46倍   0.06 改善 長期有利子負債比率   77%   80%   3pt上昇 ③ 財政状態 前連結会計年度末及び当連結会計年度末の財政状態の内訳は、次のとおりです。 (+):増加、(△):減少 〔単位:億円〕   前連結 会計年度末   当連結 会計年度末   増減   主な増減理由 総資産   151,343   167,328   +15,986   (+)取引増加による営業債権及び       棚卸資産の増加 (+)カワサキモータース(株)、(株)セブン銀行       等の取得 (+)円安に伴う為替影響 (△)C.P. Pokphand Co. Ltd.売却 株主資本   57,551   65,900   +8,349   (+)当社株主に帰属する当期純利益の積上げ (+)円安に伴う為替影響 (△)配当金の支払及び自己株式の取得 非支配持分   5,356   5,983   +627 資本合計   62,907   71,883   +8,975 株主資本比率   38.0%   39.4%   1.4pt上昇 ④ 流動性準備 当社グループは、調達環境の悪化等、不測の事態にも対応しうる流動性準備の確保に努めております。 当連結会計年度末では、短期有利子負債と偶発負債の合計額1兆2,927億円に対し、現金及び現金同等物、 定期預金(合計6,484億円)、コミットメントライン契約の未使用枠(円貨7,250億円、外貨1,300百万米ドル) を合計した流動性準備の合計額は1兆5,813億円となっており、十分な流動性準備を確保していると考えて おります。また、これに加えて、売却可能有価証券等短期間での現金化が可能な資産等を9,036億円保有して おります。 (流動性準備額)   (単位:億円) 当連結会計年度末 現金及び現金同等物、定期預金   6,484 コミットメントライン   9,328 合計   15,813 (短期有利子負債と偶発負債)   (単位:億円) 当連結会計年度末 社債及び借入金(短期)   7,469 社債及び借入金(長期)(注)   4,338 偶発負債(関連会社及びジョイント・ベンチャー、一般取引先に対する金融保証実保証額)   1,119 合計   12,927 (注)1年以内に期限の到来する社債及び借入金のうち、コミットメントラインに係るものを、連結財政状態 計算書上で「社債及び借入金(長期)」として表示しております。 ⑤ 資金の源泉 当社グループの主な資金需要には、営業活動上の運転資金に加え、投資及び有形固定資産の取得等が あります。当社グループの資金の源泉に対する基本的な考え方は、新規投資の資金を、営業取引収入、資産の 売却・回収、及び財務健全性を維持しながら借入金や社債等により調達することで賄うというものです。 なお、当社グループは、経営方針「The Brand-new Deal ~利は川下にあり~」において、成長投資・株主 還元・有利子負債コントロールの3つのバランスに基づいた財務基盤の堅持を財務方針としております。 前連結会計年度及び当連結会計年度のキャッシュ・フローの要約は次のとおりです。 (+):入金、(△):支払 〔単位:億円〕   前連結 会計年度   当連結 会計年度   当連結会計年度における主な要因 営業活動によるキャッシュ・フロー   9,973   11,318   (+)第8、エネルギー・化学品及び食料での  堅調な営業取引収入の推移 (+)機械及び金属での持分法投資からの  配当金の受取 (+)C.P. Pokphand Co. Ltd.からの  配当金の受取 投資活動によるキャッシュ・フロー   △5,163   △3,889   (△)機械及び第8での持分法投資の取得 (△)第8、食料、機械及び住生活での  固定資産の取得 (+)C.P. Pokphand Co. Ltd.売却 (フリー・キャッシュ・フロー)   (4,810)   (7,430) 財務活動によるキャッシュ・フロー   △5,250   △7,265   (△)配当金の支払及び自己株式の取得 (△)リース負債の返済 (△)(株)デサントの追加取得 (+)社債及び借入金による調達 現金及び現金同等物の増減額   △440   165 現金及び現金同等物の期首残高   6,004   5,496 為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額   △69   277 現金及び現金同等物の期末残高   5,496   5,938 (8)重要性のある会計方針 当社の連結財務諸表は、国際会計基準(IFRS)に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、各連結会計年度末日の資産、負債、偶発資産、偶発負債の報告金額及び報告期間の収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、仮定及び判断を使用することが必要となります。当社の経営陣は、連結財務諸表作成の 基礎となる見積り、仮定及び判断を、過去の実績や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。但し、これらの見積り、仮定及び判断は不確実性を伴うため、実際の 結果と異なる場合があります。この差異は、当社の連結財務諸表及び当社のすべての事業セグメントの業績に 影響を及ぼす可能性があります。 なお、中東及びロシア・ウクライナ情勢による影響について、当社グループは、当該地域に関連した資源関連投資、営業債権等を保有しておりますが、当連結会計年度末の総資産に占める割合はそれぞれ1%未満です。 これらの資産について、直近の情勢を踏まえた一定の前提を使用して適切な会計処理を行っておりますが、 当該前提が合理的な範囲で変更される状況においても、財政状態及び経営成績への重要な影響は見込まれておりません。但し、経済環境の先行きが不透明な状況は継続しており、翌期において、会計上の見積りの見直しが 必要となる可能性があります。 当社の経営陣が、将来にわたり、重要な修正を生じさせるリスクを有すると考えている見積り及び仮定は、 主として次のとおりです。なお、下記に掲げる各項目に関連する資産及び負債の当連結会計年度末の残高に ついては、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記」の各項目の注記内容をご参照ください。 ・非上場の公正価値で測定される資本性金融資産の公正価値測定 公正価値で測定される資本性金融資産のうち、非上場の銘柄については、投資先と同じ業界に属する上場 銘柄の公表情報を参照したマルチプル法、あるいは投資先からの受取配当に係る将来キャッシュ・フロー見積額を現在価値に割引くことにより公正価値を算定する配当キャッシュ・フロー還元法等により公正価値を測定しております。マルチプル法を適用する場合のマルチプル倍率、あるいは配当キャッシュ・フロー還元法を 適用する場合の将来受取キャッシュ・フローの見積り及び割引率は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、非上場の公正価値で測定される資本性金融資産の公正価値の 測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。 ・償却原価で測定される金融資産及び負債性のFVTOCI金融資産に係る予想信用損失の見積り 償却原価で測定される金融資産及び負債性のFVTOCI金融資産に係る予想信用損失は、当該資産に係る契約上のキャッシュ・フローと回収可能なキャッシュ・フロー見込額の差額をもとに見積っております。当該資産に係る回収可能なキャッシュ・フロー見込額は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、当該資産に係る減損損失額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。 ・有形固定資産、投資不動産、のれん及び無形資産、関連会社及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る 減損テストにおいて測定される回収可能価額 有形固定資産、投資不動産、のれん及び無形資産、関連会社及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る 減損テストにおいて、資金生成単位を判別したうえで、当該資金生成単位の売却費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い方を回収可能価額として測定しております。回収可能価額は、原則として、独立鑑定人の支援を受けて算定した使用価値に基づいております。使用価値は、取締役会が承認した事業計画を基礎 とした将来キャッシュ・フローの見積額を割引くことにより計算しております。事業計画は原則として5年を限度としており、過去の実績を反映させ、外部情報とも整合性を取ったうえで策定しております。事業計画の対象期間を超える将来キャッシュ・フローの成長率は、資金生成単位が属する市場もしくは国の平均成長率を勘案して決定しております。割引率は、各資金生成単位の加重平均資本コスト等を基礎に算定しております。当該売却費用控除後の公正価値算定上の仮定、あるいは使用価値算定の基礎となる資金生成単位の使用期間中及び使用後の処分により見込まれる将来キャッシュ・フロー、割引率等の仮定は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、有形固定資産、投資不動産、のれん及び無形資産、関連会社及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る減損損失額に重要な修正を生じさせるリスクを有して おります。 ・確定給付型退職後給付制度の確定給付制度債務及び制度資産の公正価値測定 確定給付型退職後給付制度については、確定給付制度債務と制度資産の公正価値の純額を負債または資産として認識しております。確定給付制度債務は、年金数理計算により算定しており、年金数理計算の前提条件には、割引率、退職率、死亡率、昇給率等の見積りが含まれております。これら前提条件は、金利変動の市場 動向等、入手可能なあらゆる情報を総合的に判断して決定しております。これら年金数理計算の前提条件には将来の不確実な経済環境あるいは社会情勢の変動等によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、確定給付制度債務及び制度資産の公正価値の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。 ・引当金の測定 引当金は、将来において債務の決済に要すると見込まれる支出の期末日での最善の見積りに基づいて測定しております。将来において債務の決済に要すると見込まれる支出額は、将来の起こりうる結果を総合的に勘案して算定しております。これら引当金の測定において使用される仮定は、将来の不確実な経済条件の変動に よって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、引当金の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。 ・法人所得税の見積り 法人所得税の算定に際しては、税法規定の解釈や過去の税務調査の経緯等、様々な要因について見積り及び判断が必要となります。そのため、各期末において見積った法人所得税と、実際に納付する法人所得税の金額とが異なる可能性があり、その場合、翌年度以降の法人所得税の計上額に重要な影響を与える可能性が あります。また、繰延税金資産については、将来減算一時差異等を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しておりますが、当該回収可能性の判断は、当社及び子会社の事業計画に基づいて決定した 各将来事業年度の課税所得の見積りを前提としております。当該将来事業年度の課税所得の見積りは、将来の 不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、繰延税金資産の計上額に重要な 修正を生じさせるリスクを有しております。 当社の経営陣が、会計方針適用にあたっての判断が、資産、負債、収益及び費用の計上金額に重要な影響を 与えると考えている項目は、主として次のとおりです。なお、下記に掲げる各項目に関連する資産及び負債の 当連結会計年度末の残高については、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記」の各項目の注記内容をご参照 ください。 ・子会社、関連会社及びジョイント・ベンチャーの範囲 ・デリバティブを除く金融資産の、償却原価で測定される金融資産、FVTOCI金融資産及びFVTPL金融資産 への分類 ・貸手リース契約に係る重要なリスクと経済価値の移転に関する判断 ・償却原価で測定される金融資産及び負債性のFVTOCI金融資産に係る信用リスクが著しく増大しているかの判断 ・有形固定資産、投資不動産、のれん及び無形資産、関連会社及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る 減損テスト実施にあたっての資金生成単位の判別、減損(あるいは減損戻入れ)の兆候の有無の評価 ・引当金の認識に係る過去の事象から発生した現在の義務の有無及び当該義務を決済するための資源流出の 可能性に関する評価

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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