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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.8-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

東海旅客鉄道

Central Japan Railway Company9022 · Prime · 陸運業

東海道新幹線を中核とする旅客鉄道会社。在来線・バス・百貨店・不動産賃貸等を展開し、沿線生活を支える総合サービス企業。

概要

東海旅客鉄道(JR東海)は、東海道新幹線を中核とする鉄道会社である。1987年の国鉄分割民営化により発足し、東京~新大阪間の高速鉄道を独占的に運行する。2025年3月期の営業収益は2兆62億円、営業利益率は38.37%とJRグループ随一の収益性を誇る。従業員数は約2万9569人。駅ビル賃貸や百貨店業などの不動産・流通事業も手がけ、リニア中央新幹線の建設にも着手している。

東海道新幹線がもたらす安定収益と高収益性

JR東海の収益の中核は東海道新幹線である。東京~新大阪間を最高速度285km/hで結び、2025年3月期の一部時間帯では「のぞみ」を1時間に最大13本運行する高頻度ダイヤを実現している。この路線の営業収益は運輸業全体の大部分を占め、同セグメントの営業利益率は38.37%と極めて高い。2026年3月期の運輸業営業収益は2兆62億円(前期比9.5%増)と回復基調にあり、輸送人キロも697億2千4百万人キロと前期比9.2%増加した。この収益力は、ビジネス・観光需要の安定的な取り込みと徹底したコスト管理によるものである。

流通業と不動産業によるグループ収益の多角化

JR東海グループは、鉄道事業に加えて流通業と不動産業を重要な収益源とする。流通業では、名古屋駅直結のJRセントラルタワーズで髙島屋と共同運営する百貨店を中核に、駅構内の売店・コンビニ・飲食店を㈱JR東海リテイリング・プラス等が運営する。不動産業では、ジェイアールセントラルビル㈱やJR東海不動産㈱を通じて駅ビル賃貸(名古屋駅・東京駅・新横浜駅等)やマンション分譲を展開する。これらの事業は鉄道利用客の増加とも相乗効果を生み、グループ全体の収益基盤を強化している。

運輸業以外の多角事業のラインナップ

JR東海グループは、運輸・流通・不動産以外にも広範な事業を有する。ホテル業は「JR東海ホテルズ」ブランドで駅周辺に展開、旅行業はジェイアール東海ツアーズがパッケージツアーを販売する。また、日本車輌製造㈱を通じて鉄道車両製造(新幹線・在来線)を行い、他社や海外にも供給する。さらに、ジェイアール東海建設㈱による設備保守、日本機械保線㈱による軌道保守、JR東海テクノクリエイト等の技術サービスもグループ内で完結する体制をとる。広告業(㈱JR東海エージェンシー)も手がける。

リニア中央新幹線への巨額投資と将来展望

JR東海は、東海道新幹線の老朽化や大規模災害リスクに備え、超電導磁気浮上式鉄道による中央新幹線の建設を自己負担で進める。品川~名古屋間の総工事費は11.0兆円と見込まれ、2026年3月期の設備投資計画にも反映されている。2025年時点で、山梨リニア実験線での走行試験や高温超電導磁石の開発を継続し、L0系改良型試験車の中間車も投入した。一方、静岡工区ではトンネル掘削着手に至っておらず、静岡県との対話を重ねている。全線開業後は東海道新幹線と一元的に経営する計画である。

業界の中での役割は旅客鉄道事業者(東海道新幹線の独占的運行)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.0兆円
営業利益
8,302億円
営業利益率
41.4%
純利益
5,529億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01運輸業主力

東海道新幹線及び東海地方の在来線における鉄道事業のほか、バス事業を営む。主力の東海道新幹線は日本の大動脈として高いシェアと安定収益を持つ。

主な製品・サービス3
東海道新幹線旅客輸送
東京〜新大阪間を結ぶ日本の主要幹線鉄道。高速・高頻度運行でビジネス・観光需要を取り込む。
在来線旅客輸送
東海地方の在来線(東海道本線、中央本線等)による地域輸送。通勤・通学需要に対応。
バス事業(ジェイアール東海バス)
高速バス・路線バスを運行し、鉄道と連携した移動手段を提供。

02流通業準主力

JRセントラルタワーズにおける百貨店業(髙島屋と共同運営)や、駅構内等での物品販売・飲食店運営等、沿線顧客向けの小売・サービス事業を展開。

主な製品・サービス2
百貨店業(JRセントラルタワーズ)
名古屋駅直結の大型商業施設「JRセントラルタワーズ」内で髙島屋と共同出店する百貨店。
駅ナカ商業施設運営
駅構内の売店・コンビニ・飲食店等の運営(㈱JR東海リテイリング・プラス等)。

03不動産業準主力

駅ビル等の不動産賃貸(ジェイアールセントラルビル㈱等)及び不動産分譲(JR東海不動産㈱等)を行う。沿線の不動産開発を通じて鉄道利用客の増加にも寄与。

主な製品・サービス2
駅ビル賃貸
名古屋駅・東京駅・新横浜駅等の駅ビルを保有し、オフィス・商業テナントへ賃貸。
不動産分譲
沿線でのマンション・宅地分譲。

04その他副次

ホテル業(ジェイアール東海ホテルズ)、旅行業(ジェイアール東海ツアーズ)、広告業に加え、鉄道車両製造(日本車輌製造)や設備保守(ジェイアール東海建設等)など、沿線サービスと鉄道関連の多角事業を展開。

主な製品・サービス3
ホテル運営
「JR東海ホテルズ」ブランドで駅周辺等にホテルを展開。
旅行業
「ジェイアール東海ツアーズ」によるパッケージツアー・旅行商品の販売。
鉄道車両製造(日本車輌製造)
新幹線車両・在来線車両等の製造・販売。JR東海向けのみならず他社・海外にも供給。

製品と技術

東海道新幹線:N700Sの投入と高頻度ダイヤ

東海道新幹線の中核車両はN700Sである。2025年3月期には一部時間帯で「のぞみ」を1時間に最大13本運転するダイヤを実現し、需要に応じた弾力的な列車設定を行った。N700Sは最高速度285km/hで走行し、省エネ性能や乗り心地の向上が図られている。また、全線での脱線防止ガード敷設や大規模改修工事を進め、地震対策や設備の健全性維持に努めている。これらの取り組みにより、ビジネス・観光需要を安定的に取り込んでいる。

在来線とバス:地域輸送と新型車両の投入

在来線では、東海道本線、中央本線などを運営し、通勤・通学需要に対応する。特急「しなの」「ひだ」等では需要に応じた増結・増発を実施し、新型特急車両385系の量産先行車やハイブリッド形式HC35形の投入を進めている。通勤型電車315系については全車両の投入を完了した。また、ジェイアール東海バスが高速バス・路線バスを運行し、鉄道と連携した移動手段を提供する。これらのサービスは、東海地方の交通ネットワークを支えている。

駅ビル・百貨店・ホテル:旅客を核とした生活サービス

JR東海グループは、鉄道駅を起点とした商業・サービス事業を展開する。名古屋駅のJRセントラルタワーズでは、ジェイアール東海髙島屋が百貨店を運営し、JRゲートタワーと一体的に収益を拡大している。駅構内では「TOKAI STATION POINT」共通ポイントサービスを導入し、リテイリング・プラスが店舗運営を行う。ホテル事業では「JR東海ホテルズ」ブランドで駅周辺にホテルを展開。また、東海道新幹線の業務用室を活用した荷物輸送サービス「東海道マッハ便」も提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

東海道新幹線独占、高収益だが地域集中

東海旅客鉄道(JR東海)は、東海道新幹線を独占的に運営し、高い収益性を誇る。2025年3月期売上高1.83兆円、営業利益率38.37%と業界トップクラス。同業のJR東日本(営業利益率13%)や東武鉄道(私鉄)を大きく上回る。ただし、収益の大半を新幹線に依存し、沿線地域の経済動向や災害リスクに脆弱。また、リニア中央新幹線への巨額投資が今後の財務負担となる。京浜急行は首都圏私鉄として堅実だが、規模は小さい。

強み

  • 日本の大動脈である同区間を独占し、圧倒的な旅客シェアを有する。
  • 営業利益率約40%と運輸業界で突出した収益力を誇る。
  • 超電導リニアの開発・建設で次世代交通の主導権を握る。
  • 観光・ビジネス需要の回復で売上が順調に拡大。

課題

  • 東海道新幹線に収益依存し、災害や景気変動の影響を受けやすい。
  • 建設費9兆円超とされるリニアで、長期間にわたり財務負担。
  • 航空機や高速バスとの競合に加え、他社との路線競合も潜在。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が東海旅客鉄道

時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
16501日立製作所24.3兆円30.3倍
26178日本郵政7.6兆円19.8倍
39020東日本旅客鉄道4.0兆円16.2倍
49022東海旅客鉄道3.9兆円6.8倍
59101日本郵船3.0兆円14.4倍
69104商船三井2.6兆円11.6倍
79107川崎汽船2.2兆円16.2倍
89202ANAホールディングス1.4兆円9.3倍
99021西日本旅客鉄道1.4兆円10.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 4件

日本国有鉄道設立と東海道新幹線構想の萌芽

1949年6月、「日本国有鉄道法」に基づき公共企業体として日本国有鉄道(国鉄)が設立された。国鉄は全国の鉄道網を一元管理する組織であり、後に東海道新幹線となる高速鉄道構想もこの枠組みの中で育まれた。戦後の復興期における輸送力増強の必要性が高まる中、国鉄は東海道本線の輸送限界を打開するため、新たな高速鉄道計画に着手することになる。

東海道新幹線開業が日本にもたらした高速輸送革命

1964年10月、東京~新大阪間で東海道新幹線が営業を開始した。世界初の高速鉄道として最高速度210km/hで運行され、日本の大動脈として瞬く間に高いシェアを獲得した。開業により東京と大阪の所要時間は約4時間から約3時間に短縮され、ビジネス・観光の流動を劇的に変化させた。この新幹線はその後、JR東海の収益の柱となる基盤を築いた。

国鉄改革法公布による分割民営化の決定

1986年12月、「日本国有鉄道改革法」「旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律(JR会社法)」等の国鉄改革関連8法が公布された。これにより、財政破綻状態にあった国鉄を分割・民営化する方針が確定。東海道新幹線を含む東海地区の鉄道は、新たに設立される東海旅客鉄道株式会社が承継することとされた。この法律は、1987年4月のJR東海設立の法的根拠となった。

JR東海発足と新幹線経営の独立

1987年4月、「日本国有鉄道法」の廃止とともに、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)が設立された。国鉄から東海道新幹線および東海地方の在来線網を継承し、新幹線の運行と収益を一元的に管理する体制が整った。発足後は、安全・安定輸送を最優先にしながら、N700系などの車両投入やダイヤ増強を進め、収益力を高めた。また、駅ビル開発や流通事業にも積極的に進出し、鉄道以外の収益源を拡大した。

年表4件を開く

1940年代

  • 1949年6月創業「日本国有鉄道法」に基づく公共企業体として日本国有鉄道(以下「国鉄」という。)設立

1960年代

  • 1964年10月東海道新幹線東京~新大阪間営業開始

1980年代

  • 1986年12月「日本国有鉄道改革法」、「旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律」(以下「JR会社法」という。)等の国鉄改革関連8法公布
  • 1987年4月創業「日本国有鉄道法」廃止 北海道旅客鉄道株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、四国旅客鉄道株式会社、九州旅客鉄道株式会社(以下「旅客会社」という。)及び日本貨物鉄道株式会社(以下「貨物会社」という。)設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • CO2排出量削減率(2030年度、2013年度比)2030年度まで46%削減
  • CO2排出量実質ゼロ2050年まで実質ゼロ

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    三世代の鉄道の安定的運営

    東海道新幹線、在来線、中央新幹線(超電導リニア)の三つの鉄道路線を一体的に維持・発展させることを使命とし、長期にわたり安定的に運営する。

  2. 02

    AI・ICT活用による業務改革と収益拡大

    AIや最新ICTを活用した業務効率化(業務改革)と新しい発想による収益拡大を2本柱に、経営体力の強化を図る。鉄道事業では安全最優先で地震対策や大規模改修を進め、輸送サービスの充実に取り組む。

  3. 03

    中央新幹線(リニア)の建設推進

    東海道新幹線の老朽化や災害リスクに対応するため、自己負担で中央新幹線を建設。品川-名古屋間の工事を進め、開業後連続して名古屋-大阪間に着手し、全線早期開業を目指す。工事費削減委員会でコスト検証を徹底。

  4. 04

    グループ事業と鉄道のシナジー強化

    駅ビル事業やホテル、ポイントサービス、荷物輸送サービスなど、鉄道アセットを活用した事業展開によりグループ全体の収益力を強化する。

  5. 05

    脱炭素社会への貢献

    2050年CO2排出実質ゼロを目標に、省エネ車両導入、水素動力車両の開発、再生可能エネルギーの活用、GreenEXサービスの拡大などに取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で29,569人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は861万円で、9期前と比べて+17.0%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は16.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月28,593
2018年3月28,867
2019年3月73536.915.629,128
2020年3月73636.715.529,603
2021年3月71436.515.530,153
2022年3月68736.315.430,323
2023年3月71036.415.529,854
2024年3月76036.615.829,282
2025年3月81036.816.129,1442,411
2026年3月86137.016.329,5692,808

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率99.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社29(国内 29 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ジェイアール東海 物流㈱
    名古屋市中村区
    議決権100.0%
  • 国内
    ジェイアール東海 バス㈱
    名古屋市中川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱JR東海交通事業
    名古屋市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジェイアール東海 髙島屋
    名古屋市中村区
    議決権61.2%
  • 国内
    ㈱JR東海 リテイリング・プラス
    名古屋市中村区
    議決権100.0%
  • 国内
    ジェイアール東海 フードサービス㈱
    名古屋市中村区
    議決権100.0%
  • 国内
    ジェイアール東海 商事㈱
    名古屋市中村区
    議決権70.0%
  • 国内
    ジェイアール セントラルビル㈱
    名古屋市中村区
    議決権100.0%
  • 国内
    JR東海不動産㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    新横浜 ステーション開発㈱
    横浜市港北区
    議決権100.0%
  • 国内
    東京 ステーション開発㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡 ターミナル開発㈱
    静岡市葵区
    議決権70.5%
残りのグループ会社17社を開く
  • 浜松 ターミナル開発㈱浜松市中央区78%
  • 名古屋 ステーション開発㈱名古屋市中村区100%
  • ジェイアール東海 静岡開発㈱静岡市葵区100%
  • 豊橋 ステーションビル㈱愛知県豊橋市58%
  • ジェイアール東海 関西開発㈱京都市南区100%
  • ㈱ジェイアール東海 ホテルズ名古屋市中村区100%
  • ㈱ジェイアール東海 ツアーズ東京都中央区99%
  • ㈱JR東海 エージェンシー東京都港区90%
  • 日本車輌製造㈱名古屋市熱田区51%
  • ジェイアール東海 建設㈱名古屋市中村区100%
  • ジェイアール東海 情報システム㈱名古屋市中村区100%
  • 日本機械保線㈱東京都港区92%
  • JR東海財務 マネジメント㈱名古屋市中村区100%
  • JR東海 テクノクリエイト㈱名古屋市中村区100%
  • ジェイアール東海 コンサルタンツ㈱名古屋市中村区100%
  • 新生テクノス㈱東京都港区23%
  • 鉄道情報システム㈱東京都渋谷区22%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和3年度鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2022-03-28
    9,000万円
  • 補助金
    令和2年度新型インフルエンザ流行期における発熱外来診療体制確保支援補助金(インフルエンザ流行期に備えた発熱患者の外来診療・検査体制確保事業)
    厚生労働省 · 2021-03-24
    3,471万円
  • 補助金
    令和3年度新型コロナウイルス感染症患者等入院受入医療機関緊急支援事業補助金
    厚生労働省 · 2022-03-16
    654万円
  • 補助金
    文化施設の感染拡大予防・活動支援環境整備事業
    文部科学省 · 2021-07-27
    139万円
  • 補助金
    戦傷病者等無賃乗車船等負担金
    国土交通省 · 2019-05-13
    98万円
  • 補助金
    文化施設の活動継続・発展等支援事業
    文部科学省 · 2022-08-24
    27万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.0兆円営業利益8,302億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.5%、利益が+18.1%。

売上高
+9.5%
2.0兆円
営業利益
+18.1%
8,302億円
純利益
+20.6%
5,529億円
営業利益率
41.4%
前期比 +3.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2.0兆円2.0兆円
営業利益7,020億円8,302億円
純利益4,470億円5,529億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4,927億円、営業利益は2,192億円。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q1.82557
2019年4Q1.88630
2020年4Q1.8498
2021年4Q0.82−901
2022年4Q0.94−396
2023年4Q1.40387
2024年4Q1.71656
2025年4Q1.833,37618.42,248
2026年4Q2.013,76118.72,548
2027年1Q0.492,19244.51,427

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.6兆円から2.0兆円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は41.4%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.593,2812,000
2014年3月1.654,0432,557
2015年3月1.674,2812,641
2016年3月1.745,1153,374
2017年3月1.765,6403,929
2018年3月1.825,8363,955
2019年3月1.886,3274,387
2020年3月1.845,7433,979
2021年3月0.82−2,621−2,016
2022年3月0.94−673−519
2023年3月1.403,0752,194
2024年3月1.715,4693,844
2025年3月1.837,0286,49338.44,584
2026年3月2.018,3027,80941.45,529

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2.0兆円のうち、営業利益として残るのは8,302億円41.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5,529億円、売上の27.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金47.8%9,592億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.8%2,168億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益41.4%8,302億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+34.2pt
41.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+21.5pt
27.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.0pt
11.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7,482億円、投資CFが−6,214億円で、差し引きのフリーCFは1,268億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は3,706億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF兆円財務CF兆円フリーCF兆円現金残高億円
2013年3月5,123−0.26−0.260.25751
2014年3月5,406−0.23−0.310.31754
2015年3月5,708−0.26−0.250.311,300
2016年3月6,015−0.17−0.240.433,184
2017年3月5,806−1.911.43−1.334,146
2018年3月6,096−1.681.43−1.077,825
2019年3月6,003−0.60−0.030.007,516
2020年3月5,952−0.55−0.030.047,614
2021年3月−1,694−0.130.26−0.307,199
2022年3月717−0.15−0.02−0.086,195
2023年3月4,867−0.17−0.220.317,105
2024年3月6,729−0.44−0.130.248,217
2025年3月6,246−0.96−0.10−0.333,947
2026年3月7,482−0.62−0.150.133,706

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は10.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が5.1兆円で、自己資本比率は46.6%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月5.231.563.6728.9
2014年3月5.181.803.3833.9
2015年3月5.222.063.1538.7
2016年3月5.272.352.9244.0
2017年3月7.052.734.3338.2
2018年3月8.913.085.8234.3
2019年3月9.303.515.7937.3
2020年3月9.603.875.7339.9
2021年3月9.603.695.9137.9
2022年3月9.453.615.8437.7
2023年3月9.513.815.7139.5
2024年3月9.944.225.7241.9
2025年3月10.324.665.6644.6
2026年3月10.885.145.7446.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
3,457億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4.9兆円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
543億円
在庫として抱えている分
負債合計
5.7兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率56社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り56社中53位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.4%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
41.4%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.6%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
9.5%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥3,905で、1年前と比べて-1.8%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥3,905-0.9%1ヶ月+2.0%1年-1.8%時価総額3.9兆円
過去52週の値幅
安値¥3,202高値¥4,830

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.8倍
PER (会社予想)8.3倍
PBR0.72倍
配当利回り0.82%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に3936円と、25日移動平均線(3891.28円)を約1.2%上回る。52週高値4830円からは約18%下、52週安値3202円からは約23%上。直近1ヵ月では2.77%上昇。RSIは45.5と中立圏。出来高は8月に入って減少傾向で、上値は重いが、下値では買いも入る。週足では底堅い動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは6.89倍と同業界平均の15.72倍を大幅に下回り、予想PERも8.4倍と低い。PBRは0.72倍で1倍を下回り、平均1.08倍よりも割安。ROEは11.4%と健全で、収益は拡大基調。配当利回りは0.81%と平均2.31%を大幅に下回るが、配当性向6.1%は低く増配余地がある。割安だが配当利回りの低さがネック。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.8倍15.6倍
PER (予想)8.3倍
PBR0.72倍1.06倍
ROE11.4%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した独占事業と高い収益性により、業績は堅調に推移しているが、将来のリニア建設負担や需要減少が懸念される。強気派は、旅客需要の回復と料金改定による増収、既存路線の高い利益率を評価する。弱気派は、リニア建設の巨額投資による負債拡大と、人口減少に伴う長期的な旅客減少を指摘する。さらに、PBRが1倍未満で株主還元が課題となっている。

プラスに働く材料7
  • 独占的な高収益路線

    東海道新幹線は圧倒的なシェアと利益率38%超

  • 旅客需要の回復

    インバウンドやビジネス需要が拡大し運輸収入が増加

  • リニア開業への期待

    新幹線を上回る高速輸送で新たな需要を創出

  • 営業利益8302億円・前期比18%増益通年影響

    営業利益は7028億円→8302億円、+18.1%。収益規模が拡大

  • 営業利益率41.4%へ大幅改善通年影響

    営業利益率は38.37%→41.38%と3.01pt上昇。高収益構造が続く

  • 純利益5529億円・20%増益通年影響

    純利益は4584億円→5529億円、+20.6%。EPS増加でPER6.8倍の割安感

  • PBR0.72倍は解散価値を下回る継続影響

    PBR0.7153倍と1倍を大きく下回り、純資産価値に比べ株価が割安

マイナスに働く材料7
  • リニア建設負担

    巨額投資が完了まで利益を圧迫する可能性

  • 人口減少リスク

    長期的に旅客需要が減少し、収益が縮小

  • 株主還元の薄さ

    PBR1倍割れで資本効率改善が課題

  • 予想PER8.3倍は実績PER6.8倍から悪化継続影響

    実績PER6.84倍に対し予想PER8.3倍。将来の減益予想を示唆し株価の上値を抑える

  • 配当利回り0.82%と極めて低い継続影響

    株価3903円に対し配当利回り0.82%。株主還元の訴求力が乏しい

  • 外国人保有32.1%は売り圧力リスク不定影響

    外国人保有32.14%。リスクオフ時は売り越しで株価下落の増幅要因

  • 1年株価+2.9%と増益率に比べ上昇鈍い継続影響

    株価は3903円、1年騰落+2.89%。大幅増益のわりに株価は反応薄

次の決算で確かめる点
運輸収入
旅客需要の動向と運賃改定効果を測る
営業利益率
高い利益率が維持されるか経営効率を確認
リニア関連投資額
将来の負担と資金調達状況を把握する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+3.2%いまの株価に対する利回りは0.82%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
0.82%
いまの株価に対して
配当性向
6.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月277.0
2018年3月283.77.2
2019年3月293.66.9
2020年3月303.47.8
2021年3月26−13.3
2022年3月260.0
2023年3月273.813.2
2024年3月297.48.0
2025年3月316.97.1
2026年3月323.26.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ125,800人。区分でいちばん多いのは金融機関42.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.7%を占め、残る48.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関49.849.246.143.543.942.1
外国法人21.420.523.428.727.832.1
個人・その他15.316.917.616.216.915.0
事業法人12.912.411.811.010.19.6
自己株式4.44.44.44.44.44.5
証券会社0.71.01.10.61.21.1
政府・自治体0.00.00.00.00.00.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.03
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.51
03野村信託銀行株式会社(退職給付信託三菱UFJ銀行口)3.56
04株式会社みずほ銀行2.71
05日本生命保険相互会社2.30
06株式会社三菱UFJ銀行1.74
07農林中央金庫1.67
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.54
09JR東海社員持株会1.53
10住友生命保険相互会社1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−44%、1株純資産は14期で−31%。直近期のROEは11.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1,0167,69014.19.811.0
2014年3月1,2998,91115.79.39.4
2015年3月1,34210,26514.016.29.1
2016年3月1,71511,77015.611.67.5
2017年3月1,99713,68115.79.17.0
2018年3月2,01515,60313.810.07.2
2019年3月2,23917,70413.411.56.9
2020年3月4063,90310.98.57.8
2021年3月−2053,702−5.4
2022年3月−533,622−1.4
2023年3月2233,8206.014.213.2
2024年3月3914,2379.79.58.0
2025年3月4664,67510.56.17.1
2026年3月5715,30611.47.26.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額736百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢
金子慎代表取締役会長71
丹羽俊介代表取締役社長61
武田健太郎代表取締役副社長 事務部門担当(事業推進本部を除く)58
中村明彦代表取締役副社長 事業推進本部長、特命事項担当60
水野孝則代表取締役副社長 中央新幹線推進本部担当68
鈴木広士代表取締役副社長 鉄道事業本部担当、安全部門統括担当65
笠間治雄取締役78
大島卓取締役70
永野毅取締役73
木場弘子取締役61
ジョセフ・シュメルザイス取締役63
山田龍彦常勤監査役62
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢
石井昌平常勤監査役62
渡邊国佳常勤監査役59
林眞琴監査役69
木下潮音監査役67
木村中代表取締役副社長 総合企画本部長、財務部担当、特命事項担当56
辻村厚代表取締役副社長 鉄道事業本部担当、安全部門統括担当、運輸部門統括担当61
井伊雅子取締役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)735015450472
社外取締役1118118116
監査役1515151

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で東海旅客鉄道を取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容668字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループの営んでいる主要な事業内容は次のとおりです。 なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一です。 (1) 運輸業 東海道新幹線及び東海地方の在来線における鉄道事業のほか、バス事業等を営んでいます。 [主な関係会社] 当社、ジェイアール東海バス㈱ (2) 流通業 JRセントラルタワーズにおいて百貨店業を営むほか、駅構内等における物品の販売等を行っています。 [主な関係会社] ㈱ジェイアール東海髙島屋、㈱JR東海リテイリング・プラス、ジェイアール東海商事㈱ (3) 不動産業 駅ビル等不動産賃貸事業のほか、不動産分譲事業を営んでいます。 [主な関係会社] 当社、ジェイアールセントラルビル㈱、JR東海不動産㈱、新横浜ステーション開発㈱、 東京ステーション開発㈱、名古屋ステーション開発㈱、ジェイアール東海関西開発㈱ (4) その他 当社沿線等におけるホテル業のほか、旅行業、広告業等を営んでいます。 また、鉄道車両等の製造、各種設備の保守・検査・修繕等を行っています。 [主な関係会社] ホテル・サービス業 ㈱ジェイアール東海ホテルズ、㈱ジェイアール東海ツアーズ、 ㈱JR東海エージェンシー その他 日本車輌製造㈱、ジェイアール東海建設㈱、日本機械保線㈱、 JR東海テクノクリエイト㈱、新生テクノス㈱ 以上に述べた事項及び当社の主な関係会社の概要図は次のとおりです。 (注) ※印は持分法適用の関連会社を示しています。
経営方針・対処すべき課題5,880字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する」という経営理念の下、鉄道事業において、安全の確保を最優先に、お客様に選択されるサービスの提供、業務効率化等について不断の取組みを行うことにより、日本の大動脈輸送を担う東海道新幹線と東海地域の在来線網を一体的に維持・発展させることに加え、大動脈輸送を二重系化する中央新幹線の建設により、「三世代の鉄道」を運営するということを使命としており、これを長期にわたり安定的に果たし続けていくことを基本方針としています。 当社グループとしても、名古屋駅におけるJRセントラルタワーズ・JRゲートタワーの各事業展開に代表されるような鉄道事業と相乗効果を期待できる事業分野に加えて、沿線にお住まいのお客様の暮らしを豊かにするための様々なサービスを提供することで、グループ全体の収益力強化を図ります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループの中核をなす鉄道事業については、長期的展望を持って事業運営を行うことが極めて重要であり、生活様式や働き方の変化、労働力人口の減少等、当社を取り巻く環境が変化していることを踏まえ、AIを含め最新のICT等の技術を活用して効率的な業務執行体制を構築する「業務改革」と新しい発想による「収益の拡大」の2つを柱とした経営体力のさらなる強化に取り組みながら、主要プロジェクトを計画的に推進しています。 東海道新幹線については、これまで安全で正確な輸送を提供するとともに、不断に輸送サービスの充実に向けた取組みを進めてきました。今後についても、安全の確保を最優先に、全線を対象とした脱線・逸脱防止対策等の地震対策を進めるとともに、土木構造物の健全性の維持・向上を図るため、大規模改修工事を着実に進めます。また、一部時間帯において「のぞみ」を1時間に最大13本運転するダイヤを活用した弾力的な列車設定を行うとともに、N700Sの投入を進めるなど、さらなる輸送サービスの充実に向けて取り組みます。 在来線についても、安全の確保を最優先に、地震対策、降雨対策、落石対策、踏切保安設備改良等を進めるとともに、特急列車の弾力的な増結や増発、新型特急車両385系量産先行車やハイブリッド方式の新形式普通車両HC35形を新製するなど、さらなる輸送サービスの充実に向けて取り組みます。 超電導磁気浮上式鉄道(以下「超電導リニア」という。)による中央新幹線については、当社の使命であり経営の生命線である首都圏~中京圏~近畿圏を結ぶ高速鉄道の運営を持続するとともに、企業としての存立基盤を将来にわたり確保していくため計画しているものです。現在この役割を担う東海道新幹線は開業から60年以上が経過しており、早期に大動脈輸送を二重系化し、将来の経年劣化や大規模災害に対して抜本的に備える必要があります。このため、その役割を代替する中央新幹線について、自己負担を前提として、当社が開発してきた超電導リニアにより可及的速やかに実現し、東海道新幹線と一元的に経営していくこととしています。このプロジェクトの完遂に向けて、鉄道事業における安全・安定輸送の確保と競争力強化に必要な投資を行うとともに、健全経営と安定配当を堅持し、コストを十分に精査しつつ、柔軟性を発揮しながら着実に取り組みます。その上で、中央新幹線の建設の推進を図るため、財政投融資を活用した長期借入を行ったことを踏まえ、まずは品川・名古屋間の工事を進め、その開業後連続して、名古屋・大阪間の工事に速やかに着手し、早期の全線開業を目指して、取組みを進めます。 また、このプロジェクトは自己負担により進めるものであり、プロジェクト管理を徹底します。具体的には、社内に設置した「中央新幹線工事費削減委員会」をはじめとする様々な場で、建設・運営・保守等全ての場面におけるコストを検証し、安全を確保した上で削減するとともに、プロジェクト推進に当たってリスクを早期に把握し、迅速に対処していく考えです。 鉄道以外の事業についても、「会社の経営の基本方針」に則り、諸施策を着実に推進することにより、グループ全体の収益力の強化に取り組みます。 (3) 会社の対処すべき課題 当社グループは、「会社の経営の基本方針」に基づき諸施策を推進します。次期において重点的に取り組む施策は、以下のとおりです。 鉄道事業については、地震対策をはじめとする構造物のさらなる強化として、東海道新幹線の脱線・逸脱防止対策について脱線防止ガードの全線への敷設を進めるとともに、プラットホーム上家の耐震補強、在来線の高架橋柱の耐震化等を進めます。また、東海道新幹線の大規模改修工事について、技術開発の成果を踏まえ、施工方法を改善するなど、不断のコストダウンを重ねながら進めます。自然災害への対策としては、ハザードマップ等を踏まえ、鉄道設備の浸水対策を進めます。また、豪雨時における最適な運転規制に繋げるため、東海道新幹線の盛土等を強化する対策を開始します。さらに、豪雨時等に、安全を最優先に適切な運行計画の決定、適時かつ的確な案内情報の提供を行います。加えて、自然災害や不測の事態等の異常時に想定される様々な状況に適切に対応するため、実践的な訓練を繰り返し実施するとともに、車内防犯カメラの整備を進めるなど、ハード・ソフトの両面から車内のセキュリティ対策に取り組みます。このほか、半田駅及び沼津駅付近の連続立体交差化に向けた工事を進めるとともに、第20回アジア競技大会・第5回アジアパラ競技大会に対応した輸送を完遂します。 東海道新幹線については、一部時間帯において「のぞみ」を1時間に最大13本運転するダイヤを活用して、需要にあわせた弾力的な列車設定を行います。また、新たな営業車検測機能を有する編成を含めて、N700Sの投入を進めます。 在来線については、「しなの」、「ひだ」等の特急列車について、需要にあわせた弾力的な増結や増発を行います。また、新型特急車両385系量産先行車を新製し、走行試験を開始するとともに、ハイブリッド方式の新形式普通車両HC35形の設計を進めます。 旅客関連設備については、東海道新幹線について、全駅への可動柵設置に向けた設計等を進めるとともに、自動運転(GOA2)の導入に向けた開発を進め、これらの設置・導入に先行して定位置停止制御(TASC)の全駅・全営業列車での運用を開始します。在来線については、名古屋駅2番線ホームへの可動柵設置に向けた設計を進めるとともに、刈谷駅でホームの拡幅、可動柵設置等の工事を進めます。また、駅におけるエレベーターやバリアフリートイレの設置等、バリアフリー設備の整備について、国・関係自治体と連携しつつ取り組みます。さらに、「お客様サポートサービス」の導入駅を拡大するとともに、2027年春のTOICAエリアの拡大及び「南紀」のチケットレス乗車サービスの開始に向けた準備を進めます。 営業施策については、「EXサービス」について、JR他社が運営するネット予約サービスと連携するなど利便性を向上させるとともに、「EX旅パック」、「EX旅先予約」で予約できるプラン等を充実させます。需要喚起策としては、「推し旅」キャンペーンや「貸切車両パッケージ」をはじめとする営業施策を積極的に展開するとともに、京都、奈良、東京、静岡、飛騨等、魅力ある観光素材の開発に継続的に取り組みます。また、東海道新幹線の出張利用を促すとともにMICEを誘致するなど、ビジネス需要の獲得に向けた取組みを進めます。訪日外国人に対しては、国や地域ごとの旅客動向や商品のご利用の分析を進め、沿線自治体等と連携しながら、より効果的な宣伝を展開するとともに、旅行会社との連携強化による販路の拡大に取り組むなど、営業施策を強化します。加えて、東海道新幹線について、上級クラス座席(個室タイプ)のサービスを開始するとともに、2027年度中の上級クラス座席(半個室タイプ)の導入やグリーン車のサービス向上等、さらに高品質な、様々な輸送サービスの導入に向けた準備を進めます。さらに、「さわやかウォーキング」の開催や「飯田線秘境駅号」の運転等を通じて地域との連携を強化するとともに、鉄道のご利用の拡大を図ります。このほか、鉄道の競争環境の変化や物価上昇に伴う費用の増加等、当社の経営環境が大きく変化する中、将来にわたって輸送機関としての使命を果たし、より良いサービスを提供し続けるため、引き続き、関係箇所に対して、柔軟・簡便な運賃等の設定が可能となるよう働きかけます。 超電導リニアによる中央新幹線計画については、プロジェクトの完遂に向けて、健全経営と安定配当を堅持し、コストを十分に精査しつつ、柔軟性を発揮しながら着実に取り組みます。また、工事の安全、環境の保全、地域との連携を重視し、中央新幹線の早期開業に取り組みます。具体的には、品川・名古屋間の総工事費が増加する見通しとなったことを踏まえ、プロジェクト管理機能を強化するとともに、用地取得等、並びに山岳トンネル、都市部トンネル、駅等の土木を中心とした各種工事を精力的に進めます。機械及び電気設備等については、契約及び発注時期も考慮の上、低コスト化及び品質向上を図ります。南アルプストンネル静岡工区については、引き続き、トンネル掘削工事の早期着手に向けて、地域の理解と協力を得られるよう、双方向のコミュニケーションを大切にしながら、真摯に取り組みます。 一方、超電導リニア技術については、技術開発によるコストダウンとブラッシュアップに取り組みます。このうち、高温超電導磁石について、営業車両への投入を前提に一層のコストダウンを進めるとともに、安定運用に向けたさらなる検証を進めます。また、最新のICTを活用した効率的な運営体制の実現に向けた開発において、AI等による画像やビッグデータの分析システムの改良・実証等を進めます。さらに、新しいL0系改良型試験車(M10)を活用した技術開発等により営業車両の仕様策定を進め、設計を深度化します。加えて、高付加価値なサービスの追求を行うとともに、様々な形で超電導リニアの体験乗車を開催し、中央新幹線の開業に向けた期待感の醸成に取り組みます。 高速鉄道システムの海外展開については、台湾における高速鉄道について、N700Sをベースとした新型車両導入や各種設備更新に伴う技術コンサルティングを進めます。また、米国における高速鉄道プロジェクトに取り組みます。さらに、日本型高速鉄道システムを国際的な標準とする取組みを進めます。 技術開発については、地震発生時に列車をより早く停止させる情報伝達システムの開発等、地震に対する安全性を高めるための技術開発を進めます。また、車内通信環境の改善や新たな車内サービスの実現に向けた技術開発を進めます。さらに、検査や保守の高度化・省力化、設備の維持更新におけるコストダウン等による「業務改革」の推進に向けて、AIやデータ・画像分析、ロボット制御等の先端技術を活用した技術開発を進めます。 鉄道以外の事業については、当社グループの共通ポイントサービス「TOKAI STATION POINT」について、データマーケティングの強化等を進め、グループ事業と鉄道事業の双方の収益拡大を図ります。また、駅店舗について、品揃えの充実により便利で魅力ある店舗づくりを進めるとともに、ひよこ型のスイーツ「ぴよりん」の15周年記念企画の実施等、グループ事業と鉄道事業で連携した取組みを進めます。さらに、JRセントラルタワーズやJRゲートタワー等の駅ビル事業について、魅力ある施設とすることで収益力の強化に取り組むとともに、東京駅、名古屋駅等の駅商業施設を拡張・リニューアルし、岡崎駅東口の商業施設の開業等、当社グループが保有する土地・建物の有効活用を進めます。加えて、「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」を開業し、「ヒルトン高山リゾート」、「コートヤード・バイ・マリオット新横浜駅」をリブランド開業するとともに、「ホテル 寧 奈良」の計画等を進めます。このほか、東海道新幹線の業務用室を活用した法人向け荷物輸送サービス「東海道マッハ便」等、鉄道アセットを活用した取組みを進めます。 持続可能な社会の実現に向けた取組みについては、政府による「2050年カーボンニュートラル」政策を前提に2050年のCO2排出量実質ゼロを目指すとともに、2030年度のCO2排出量についても、同政策を前提として、2013年度比で46%削減することを目指すなど、地球環境保全に資する諸施策を推進します。具体的には、当社のCO2排出量の約5%を占める「燃料の使用に伴う直接排出」の削減に向けて、ハイブリッド方式のHC35形の設計及び模擬走行試験を通じた水素動力車両(燃料電池車、水素エンジン車)に関する開発を進めるとともに、蓄電池車及びカーボンニュートラル燃料について、調査研究に取り組みます。また、残りの約95%を占める「電気の使用に伴う間接排出」の削減に向けて、省エネルギー車両であるN700Sの投入を進めるとともに、省エネルギー運転に資する技術開発を進め、防音壁へのペロブスカイト太陽電池の適用を検討するなど、再生可能エネルギーの活用にも取り組みます。さらに、鉄道各社と連携しながらPRを強化するなど、鉄道の環境優位性への社会的な理解を広め、鉄道のご利用を促進することで、脱炭素社会への移行に貢献します。加えて、「エクスプレス予約」法人会員に対する、東海道・山陽・九州新幹線におけるCO2排出量実質ゼロ化サービス「GreenEX」の導入企業を拡大します。このほか、「東海道新幹線再生アルミ」の活用等、廃棄物の削減や資源の再利用等を通じて、地球環境への負荷を低減します。 以上のように、引き続き、安全の確保を最優先に輸送機関としての使命を果たしつつ、「業務改革」と「収益の拡大」の2つを柱とした経営体力のさらなる強化を図っていきます。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業その他のリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を記載しています。ただし、以下は当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。係るリスク要因のいずれによっても、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1) 事業に係る法律関連事項 ① 鉄道事業法(昭和61年法律第92号) 鉄道事業者は、本法の定めに従い、営業する路線及び鉄道事業の種別ごとに国土交通大臣の許可を受けなければならない(第3条)とともに、鉄道事業を休廃止しようとするときは、事前に国土交通大臣に届け出なければならないこととされています(第28条、第28条の2)。旅客の運賃及び料金の設定・変更については、原則としてその上限額について国土交通大臣の認可を受けなければならないこととされています(第16条)。 これらの法的規制が変更された場合には、規制を遵守するための費用の増加や事業活動の制限により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 ② 旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律(平成13年法律第61号) 東日本旅客鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社及び西日本旅客鉄道株式会社(以下「本州旅客会社」という。)をJR会社法の適用対象から除外するための措置等を講じたJR会社法改正法が2001年12月1日から施行され、本州旅客会社はJR会社法の適用対象から除外されました。 なお本法附則において、国土交通大臣は、国鉄改革の経緯を踏まえ、利用者の利便の確保等を図るため、本州旅客会社及び本州旅客会社の鉄道事業の全部又は一部を譲受・合併・分割・相続により施行日以後経営する者のうち国土交通大臣が指定する者(以下「新会社」という。)がその事業を営むに際し当分の間配慮すべき事項に関する指針(以下「指針」という。)を公表するものとされ(附則第2条)、当該指針は2001年12月1日より適用となりました(平成13年国土交通省告示第1622号)。その主な内容は以下のとおりです。 ・会社間(新会社の間又は新会社と北海道旅客鉄道株式会社、四国旅客鉄道株式会社、九州旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社との間をいう。以下同じ。)における旅客の運賃及び料金の適切な設定、鉄道施設の円滑な使用その他の鉄道事業に関する会社間における連携及び協力の確保に関する事項 ・国鉄改革実施後の輸送需要の動向その他の新たな事情の変化を踏まえた現に営業している路線の適切な維持及び駅その他の鉄道施設の整備に当たっての利用者の利便の確保に関する事項 ・新会社がその事業を営む地域において当該事業と同種の事業を営む中小企業者の事業活動に対する不当な妨害又はその利益の不当な侵害を回避することによる中小企業者への配慮に関する事項 国土交通大臣は、指針を踏まえた事業経営を確保するため必要があると認めるときは新会社に対して指導及び助言をすることができ(附則第3条)、さらに、新会社が正当な理由なく指針に沿った事業経営を行っていないと認めるときなどは必要な措置をとるべき旨を勧告及び命令することができるとされています(附則第4条)。 なお、当社はこれまでも指針に定められた事項に沿った事業運営を行ってきており、この指針は今後の当社の事業運営に大きな影響を及ぼすものではないと考えています。 (2) 運賃及び料金の設定又は変更 鉄道運送事業者が旅客の運賃及び新幹線特急料金(以下「運賃等」という。)の上限を定め、又は変更しようとする場合、国土交通大臣の認可を受けなければならないこととなっており(鉄道事業法第16条第1項)、認可に当たっては、鉄道事業者の申請を受けて、国土交通大臣が、能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものを超えないもの(以下「総括原価」という。)であるかどうかを審査して認可することとなっています(鉄道事業法第16条第2項)。また、認可を受けた上限の範囲内での運賃等の設定・変更又は在来線特急料金等その他の料金の設定・変更は、事前の届出で実施できることとなっています(鉄道事業法第16条第3項及び第8項)。その場合でも、国土交通大臣は、届出された運賃又は料金が、以下に該当すると認めるときは、期限を定めてその運賃又は料金を変更すべきことを命じることができるとされています(鉄道事業法第16条第9項)。 ・特定の旅客に対し不当な差別的取扱いをするものであるとき ・他の鉄道運送事業者との間に不当な競争を引き起こすおそれがあるものであるとき これらの手続きが変更される場合や、何らかの理由により手続きに基づいた運賃又は料金の変更を機動的に行えない場合には、当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 また、当社の場合、鉄道事業法第16条第2項の定めにより、運賃等の改定が難しい状況ですが、引き続き、収入の確保と効率化を進め、能率的な経営に努めます。その上で、鉄道の競争環境の変化や物価上昇に伴う費用の増加等、当社の経営環境が大きく変化する中、将来にわたって輸送機関としての使命を果たし、より良いサービスを提供し続けるため、引き続き、関係箇所に対して、柔軟・簡便な運賃等の設定が可能となるよう働きかけます。 <国土交通省の考え方> 運賃等の改定に関し、国土交通省からは、次のような考え方が示されています。 a 鉄道事業の運賃等の上限の改定に当たっては、鉄道事業者の申請を受けて、国土交通大臣が、総括原価を超えないものであるかどうかを審査して認可することとなっている(鉄道事業法第16条第2項)。なお、原価計算期間は3年間とする。 b 総括原価を算定するに当たっては、他の事業を兼業している場合であっても鉄道事業部門のみを対象として、所要の株主配当を含めた適正な利潤を含む適正な原価を算定することとなっている。また、通勤・通学輸送の混雑等を改善するための輸送力の増強、旅客サービス向上等に関する設備投資計画の提出を求め、これについて審査を行い、必要な資本費用については原価算入を認めているところである。 c 総括原価を算定する方法としては、当該事業に投下される資本に対して、機会費用の考え方による公正・妥当な報酬を与えることにより資本費用(支払利息、配当等)額を推定するレートベース方式を用いる方針であり、総括原価の具体的な算定は以下によることとしている。 総括原価=営業費等(注1)+事業報酬 ・事業報酬=事業報酬対象資産(レートベース)×事業報酬率 ・事業報酬対象資産=鉄道事業固定資産+建設仮勘定+繰延資産+運転資本(注2)等 ・事業報酬率=自己資本比率(注3)×自己資本報酬率(注4)+他人資本比率(注3)×他人資本報酬率(注5) (注) 1 鉄道事業者間で比較可能な費用について、経営効率化を推進するため各事業者間の間接的な競争を促す方式(ヤードスティック方式)により、比較結果を毎事業年度終了後に公表するとともに、原価の算定はこれを基に行うこととしている。 2 運転資本=営業費及び貯蔵品の一部 3 自己資本比率は30%、他人資本比率は70% 4 自己資本報酬率は、公社債応募者利回り及び全産業の自己資本利益率の過去5年平均(年数については、直近に急激な景気動向の変化があった場合等は、合理的と認められる範囲で適切に設定する。(注5)において同じ)を基に、以下の算定式により算定する。ただし、全産業の自己資本利益率が公社債応募者利回りを下回る場合には、公社債応募者利回りによる。なお、公社債利回り実績値は国債(10年もの)、地方債、政府保証債の平均の過去5年平均とし、βはTOPIXの変化率と鉄道会社の株価変化率の共分散をTOPIXの変化率の分散で除したものとする。 自己資本報酬率=公社債利回り実績値+β×(全産業(陸運業を除く)平均自己資本利益率 -公社債利回り実績値) 5 他人資本報酬率は、法定債務を除き、債務実績利子率のJR旅客会社のうち北海道旅客鉄道株式会社及び四国旅客鉄道株式会社を除くグループ平均の過去5年平均とする。 d なお、認可した上限の範囲内での運賃等の設定・変更又はその他の料金の設定・変更は、事前の届出で実施できることとなっているが、国土交通大臣は、届出された運賃又は料金が、以下に該当すると認めるときは、期限を定めてその運賃又は料金を変更すべきことを命じることができるとされている(鉄道事業法第16条第9項)。 ・特定の旅客に対し不当な差別的取扱いをするものであるとき ・他の鉄道運送事業者との間に不当な競争を引き起こすおそれがあるものであるとき (3) 競合等 当社グループは、鉄道事業において、航空会社及び他の鉄道会社、自動車、バス等の対抗輸送機関と競合しているほか、鉄道以外の事業においても、既存及び新規の事業者と競合しています。特に、当社グループの主力事業である東海道新幹線においては、航空会社との間で、空港の発着枠の拡大、さらには空港と都市中心部とのアクセス改善等、航空機による移動の利便性向上等に起因した競争に直面しています。また、近年はリモートワークやWeb会議が浸透しており、今後も鉄道のご利用に影響を与える可能性があります。 さらに、当社グループの事業は、日本経済の情勢とりわけ主な営業エリアである首都圏、中京圏、近畿圏における景気動向等の影響を受けます。 したがって、既存及び新規の事業者との競合のほか、物価・金利・為替の動向や国際情勢の影響を受けて生じる国内経済の変化、少子高齢化等に伴う将来的な人口動態が、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 以上のような競合等に対しては、安全・安定輸送を確保しつつ、新幹線においては、一部時間帯において「のぞみ」を1時間に最大13本運転するダイヤの活用による需要にあわせた弾力的な列車設定、N700Sの投入及び「EXサービス」のさらなるご利用拡大等に取り組むとともに、在来線においては、新型特急車両385系量産先行車の走行試験やハイブリッド形式の新形式普通車両HC35形の設計を進めるなど、さらなる輸送サービスの充実に向けて取り組みます。 (4) 長期債務 1987年の会社設立に際し、当社は、日本国有鉄道改革法(昭和61年法律第87号)に基づき、国鉄の長期債務のうち3,191億円を承継しました。さらに、当社は、新幹線鉄道に係る鉄道施設の譲渡等に関する法律(平成3年法律第45号)に基づき、東海道新幹線に係る鉄道施設(車両を除く。)を1991年10月1日、新幹線鉄道保有機構(以下「保有機構」という。)より5兆956億円で譲り受け、このうち4兆4,944億円については25.5年、6,011億円については60年の元利均等半年賦により鉄道整備基金に支払うことに関して、保有機構との間に契約を締結し、その譲渡価額を鉄道施設購入長期未払金として計上しました。なお、4兆4,944億円については、2017年1月に支払を完了しています。 (注) 保有機構は1991年10月1日に解散し、その一切の権利及び義務は鉄道整備基金に承継されました。さらに鉄道整備基金は1997年10月1日に解散し、その一切の権利及び義務は運輸施設整備事業団に承継され、運輸施設整備事業団は2003年10月1日に解散し、その一切の権利及び義務は法律により国が承継する資産を除き、鉄道・運輸機構に承継されました。 また、2016年11月に、中央新幹線の建設の推進のため、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法施行令(以下「鉄道・運輸機構法施行令」という。)に基づき、財政投融資を活用した長期借入の申請を鉄道・運輸機構に対して行い、2017年7月までに、長期、固定かつ低利の中央新幹線建設長期借入金について、総額3兆円の借入を行い、金利上昇リスク、資金調達リスク、償還リスクを低減しました。 これらを含めた連結長期債務残高は、当期末現在で4兆7,684億円、そのうち中央新幹線建設長期借入金を除いた長期債務残高は1兆7,684億円となっており、当期の支払利息は787億円となっています。 今後の金利動向により調達金利が変動する場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 引き続き、調達手段の多様化や低利かつ安定的な資金の確保に努めます。 (5) 自然災害等 当社グループの事業、特に東海道新幹線をはじめとする鉄道事業については、地震・豪雨・台風・火山の噴火等の自然災害、テロの発生、感染症の流行等により大きな影響が生じ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 なお、鉄道インフラについて当社は、安全の確保は最優先の課題であるとの認識の下、会社発足以来、自然災害等への対策に積極的に取り組んでいます。具体的には、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災等における他社線の被災状況等を踏まえて、東海道新幹線の橋脚及び高架橋柱について必要な箇所の耐震補強を完了し、盛土の耐震補強は協議案件と関係する一部の箇所を除き完了しました。そのほか、脱線防止ガードの全線への敷設をはじめとする脱線・逸脱防止対策等も積極的に進めています。在来線においても、構造物等の耐震補強や盛土補強、落石対策等を継続的に実施しています。また、豪雨に対しては、継続的にコンクリート被覆による盛土の強化等を行ってきており、近年激しさを増していることを踏まえて、さらに安全性を向上させるための取組みを進めています。さらに、感染症の流行時には、お客様及び社員への感染拡大防止を徹底しながら十分な輸送力の確保に努めるなど、鉄道事業への影響を最小限のものとするための取組みを行うこととしています。 (6) 安全対策 当社グループの事業、特に東海道新幹線をはじめとする鉄道事業については、仮に列車の運行により事故が発生した場合、大きな損害が生じ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 当社は、安全の確保は最優先の課題であるとの認識の下、ソフト・ハード両面にわたり、会社発足当初から安全に関する取組みを積極的に進めています。 ソフト面の取組みとしては、規程・マニュアル類を常に整備するとともに教育訓練を徹底し、社員自らが能力を高める職場風土の構築に努めることにより、社員一人ひとりが知識・技能を身につけ、規律と使命感をしっかり持って業務を遂行するように取り組んでいます。また、当社の総合研修センターにおいて、グループ一体として、安全に主眼を置いた社員教育の一層の充実に取り組んでいます。 一方、ハード面においては、保安・防災対策を一層進めているほか、車両・軌道・電気設備の維持・更新等を積極的に推進しています。新幹線においては、新ATC(自動列車制御装置)システムや新型車両を導入するなど、安全の確保のため、必要な設備投資を積極的に行っています。また、在来線においても、全線でATS-PT(パターン照査式自動列車停止装置)を導入するなど、より一層の安全性向上に努めています。 これらの結果、当期の鉄道運転事故件数(30件)は会社発足初年度である1987年度(60件)と比較して大幅に減少しました。 (7) コンピュータシステム・顧客個人情報保護 当社グループは、現在、鉄道事業や鉄道以外の事業における様々な業務分野で、多くのコンピュータシステムを用いています。また、当社グループと密接な取引関係にある他の旅行会社や鉄道情報システム㈱等においても、コンピュータシステムが重要な役割を果たしています。したがって、サイバー攻撃や自然災害、人為的ミス等によってこれらのコンピュータシステムの機能に重大な障害が発生した場合、当社グループの業務運営に影響を与える可能性があります。また、コンピュータウイルスへの感染や人為的不正操作等によりコンピュータシステム上の顧客個人情報が外部に流出した場合等には、当社グループが提供する様々なサービスへの影響を通じて、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 当社グループでは、障害対策として、日常より最新の技術動向等を勘案しながら自社システムのセキュリティ機能の向上を図るとともに、関係する社員の教育・訓練等を充実させ、万一障害が発生した場合においても、その影響を最小限のものとするよう、速やかな初動体制及び復旧体制の構築等に努めています。 また、個人情報保護対策として、社内の管理体制を整えるとともに、社内規程やマニュアルを整備し、社員に周知徹底をしています。さらに、顧客個人情報へのアクセス権限を限定し、システムセキュリティを強化するなど、個人情報の厳正な管理・保護に努めています。 (8) 超電導リニアによる中央新幹線 当社は、健全経営と安定配当を堅持しながら、自己負担により、超電導リニアによる中央新幹線計画を進めています。中央新幹線計画を進める目的、必要性等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 中長期的な会社の経営戦略」に記載のとおりです。 当社は中央新幹線計画について、2007年12月に第一局面としての名古屋市までの推進を、さらには、2010年4月に大阪市までの営業主体等の指名に同意する意思があることを表明するに当たり、それぞれの時点で合理的と考えられる前提条件を置いて検討を行い、路線建設を自己負担で推進しても、健全経営の確保が十分に可能であると判断し、必要な対応を進めることを決定しました。 また、2007年12月には、全幹法の適用により設備投資の自主性や経営の自由など民間企業としての原則が阻害されることがないことを確認するため、法律の適用に係る基本的な事項を国土交通省に照会し、翌年1月にその旨の回答を得ました。 その後、全幹法の手続きが進み、国土交通大臣の諮問に係る審議を行ってきた交通政策審議会の答申を受け、2011年5月、国土交通大臣は、当社の同意を得た上で、当社を東京都・大阪市間の営業主体等に指名しました。続いて、当社の同意を得て整備計画を決定し、当社に建設の指示を行いました。 これを受けて当社は、第一局面として進める東京都・名古屋市間において、環境影響評価法の手続きを進め、2014年8月に、最終的な環境影響評価書(以下「評価書」という。)を国土交通大臣及び関係自治体の長に送付するとともに、公告しました。また、最終的な評価書の送付と同日に、国土交通大臣に対し、土木構造物を中心とした品川・名古屋間の工事実施計画(その1)の認可申請を行い、2014年10月に認可を受け、その後工事を開始しました。 品川・名古屋間の総工事費については、工事実施計画(その1)及び2018年3月に認可を受けた電気設備等を含む同(その2)の段階において、5.52兆円と見込んでいましたが、2021年4月に、難工事への対応、地震対策の充実、発生土活用先の確保等に伴い7.04兆円に増加する見通しとなり、2023年12月に、総工事費を7.04兆円とした、駅・車両基地の建築工事や設備工事、車両等の工事実施計画(その3)及び変更の認可を受けました。その後さらに工事を進める中で、2025年10月に、物価等高騰や難工事への対応等に伴い総工事費が11.0兆円に増加する見通しとなり、これを受け、一定の前提を置いて試算した結果、工事資金を確保し、健全経営と安定配当を堅持できることを確認しました。 品川・名古屋間の開業時期(工事の完了の予定時期)については、工事実施計画(その1)及び同(その2)において、2027年として認可を得ました。一方、南アルプストンネル静岡工区においては、トンネル掘削工事に着手できていない状況です。このため、2027年の開業は困難であり、新たな開業時期を見通すことができない状況を踏まえ、2023年12月に、工事の完了の予定時期を2027年以降とした工事実施計画(その3)及び変更の認可を受けました。その後、2024年3月に開催された国土交通省の「第2回リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議」で、静岡工区の工事計画を示し、静岡工区が品川・名古屋間の開業の遅れに直結しており、2027年の開業は実現できない旨を説明しました。引き続き、静岡工区のトンネル掘削工事の早期着手、さらには品川・名古屋間の早期開業に向けて取り組みます。 名古屋・大阪間については、品川・名古屋間と同様に、工事に着手する前段の環境影響評価法の手続きの中でルートの絞り込みや駅位置の選定を行い、工事費等を精査した上で、工事実施計画の認可申請を行います。これらは品川・名古屋間の開業が近づいた際に行う計画ですが、その時点で合理的と考えられる前提条件の下で健全経営と安定配当を堅持できることを確認した上で工事を進めます。 大阪までの全線開業については、2010年4月に大阪市までの営業主体等の指名に同意する意思があることを表明するに当たり実施した長期試算見通しにおいて、品川・名古屋間の開業後、大阪への工事に着手するまでに必要となる経営体力回復期間を設けることなどを前提として試算を行った結果、開業時期は2045年となりました。その後、政府からの提案を受け、鉄道・運輸機構から財政投融資を活用した総額3兆円の長期借入を行ったことを踏まえ、経営の自由及び投資の自主性を確保し、健全経営と安定配当を堅持しつつ、長期、固定かつ低利の貸付けによる経営リスクの低減を活かし、全線開業までの期間の最大8年前倒しを目指すこととしました。品川・名古屋間について、2027年の開業は実現できず、新たな開業時期を見通すことができない状況ですが、品川・名古屋間の開業後連続して、名古屋・大阪間の工事に速やかに着手することを目指す方針に変更はありません。 今後とも、健全経営と安定配当を堅持しつつ、中央新幹線の早期開業を目指して、計画を推進します。 中央新幹線の建設は当社の自己負担で進め、工事費に充てる資金は、営業キャッシュ・フローを主体に、不足分については資金調達によって賄います。プロジェクトの推進に当たり、次のようなリスクが考えられ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 ⅰ 建設資材の高騰等による工事費の増大 ⅱ 難工事その他による工事遅延・完成時期の遅れ ⅲ 金利上昇 ⅳ 経済停滞、人口減少による収入減 ⅴ 他輸送機関との競合による収入減 ⅵ 社会全体の物価上昇 ⅶ 訴訟の提起 このうち、ⅰからⅵの経費増、収入減を伴うリスクに対しては、仮に健全経営と安定配当を堅持できないと想定される場合には、工事のペースを調整し、十分に経営体力を回復することなどで、工事の完遂を目指します。また、インフレの影響を強く受ける場合には、将来にわたって輸送機関としての使命を果たし、より良いサービスを提供し続けるため、鉄道の運賃・料金への価格転嫁が必要になり、これは、中央新幹線の建設に必要なキャッシュ・フローの継続的な確保にも繋がると考えています。そのような観点から、インフレによるコスト増を柔軟・簡便に運賃等に反映できるような仕組みづくりに向けて関係箇所へ働きかけています。 ⅶの訴訟については、工事実施計画認可の取消し等を国に求める行政訴訟、工事差止め等を求める民事訴訟が提起されています。 <中央新幹線(東京都・名古屋市間)の路線>
経営成績の分析 (MD&A)9,243字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績の概要) 当社グループは、事業の中核である鉄道事業における安全の確保を最優先に、サービスの一層の充実、社員の業務遂行能力の向上、設備の強化に取り組みました。その上で、生活様式や働き方の変化によりニーズが多様化していることや、労働力人口の減少により業務のあり方の変革が求められていることなど、当社を取り巻く環境の大きな変化を踏まえ、飛躍的に進化しているAIを含め最新のICT等の技術を活用して効率的な業務執行体制を構築する「業務改革」と新しい発想による「収益の拡大」の2つを柱とした経営体力の再強化に取り組みました。 東海道新幹線については、2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」という。)に対応した輸送を完遂するとともに、「のぞみ12本ダイヤ」、さらには3月のダイヤ改正以降は一部時間帯において「のぞみ」を1時間に最大13本運転するダイヤを活用して、需要にあわせた弾力的な列車設定を行いました。また、N700Sの投入を進めるとともに、地震対策や大規模改修工事、降雨時における最適な運転規制に繋げるための取組み等を進めました。 在来線については、「しなの」、「ひだ」等の特急列車について、需要にあわせた弾力的な増結や増発を行いました。また、通勤型電車315系について、全車両の投入を完了しました。さらに、地震対策、降雨対策、落石対策、踏切保安設備改良等を進めました。 営業施策については、「EXサービス」について、ご利用の拡大を図りました。また、様々な事業者や沿線自治体と連携しながら、ご自身の「推し」に関するコンテンツを楽しんでいただく「推し旅」キャンペーンを展開するとともに、東海道新幹線を号車単位で貸し切り、車内でオリジナルイベント等を実施できる「貸切車両パッケージ」を販売しました。さらに、「そうだ 京都、行こう。」等のキャンペーンを展開しました。 超電導リニアによる中央新幹線については、工事実施計画の認可を受けた品川・名古屋間について、用地取得等を進めるとともに、山梨県駅(仮称)の工事に着手し、品川・名古屋間の全ての駅の工事を進めることとなりました。また、大深度地下をシールドマシンで掘削する第一首都圏トンネル小野路工区、第一中京圏トンネル名城工区等で本格的な掘進を開始し、長野県の伊那山地トンネル戸中・壬生沢工区と坂島工区では山梨リニア実験線を除いて初めて隣接する工区で本坑同士が貫通するなど、沿線各地で工事を進めました。こうした中、昨年10月に、物価等高騰や難工事への対応等に伴い品川・名古屋間の総工事費が7.04兆円から11.0兆円に増加する見通しとなり、これを受け、一定の前提を置いて試算した結果、工事資金を確保し、健全経営と安定配当を堅持できることを確認しました。引き続き、プロジェクトの完遂に向けて、健全経営と安定配当を堅持し、コストを十分に精査しつつ、柔軟性を発揮しながら着実に取り組むとともに、工事の安全、環境の保全、地域との連携を重視しながら各種工事を精力的に進めます。 なお、南アルプストンネル静岡工区においては、トンネル掘削工事に着手できていない状況ですが、大井川の水資源への影響及び南アルプスの環境保全について、静岡県等と対話を重ね、静岡県が示した「対話を要する事項」については、3月に全ての項目の対話が終了しました。また、1月に、大井川の中下流域の水資源の利用に影響が生じた場合の補償等に関する確認書を、国土交通省立会いの下で静岡県と締結しました。さらに、2月に静岡県とヤード用地造成等の準備工事に関する自然環境保全協定を締結し、準備工事に着手しました。加えて、昨年7月に続いて2月に大井川流域8市2町首長との意見交換会を開催するとともに、昨年3月及び4月に続いて、昨年11月から1月にかけて大井川の水を守るための取組みに関する説明会を開催しました。引き続き、静岡工区のトンネル掘削工事の早期着手に向けて、地域の理解と協力を得られるよう、双方向のコミュニケーションを大切にしながら、真摯に取り組みます。 一方、超電導リニア技術については、高温超電導磁石の営業車両への投入を前提に、山梨リニア実験線における走行試験と小牧研究施設における検証を進めるとともに、最新のICTを活用した効率的な運営体制の実現に向けた開発において、AI等による画像やビッグデータの分析システムの改良・実証等を進めるなど、一層のコストダウンとブラッシュアップに取り組みました。また、山梨リニア実験線において新しいL0系改良型試験車である中間車1両を投入し、それにより得られるデータも活用しながら営業車両の仕様策定と設計の深度化を進めました。さらに、中央新幹線の開業に向けて期待感を醸成するため、超電導リニアの体験乗車を開催しました。加えて、小学生以下のお子様を対象に、超電導リニアに使用しているパーツの展示と超電導リニアの体験乗車を組み合わせたイベント等を初めて開催しました。 高速鉄道システムの海外展開については、米国における高速鉄道プロジェクトに取り組みました。また、台湾における高速鉄道について、N700Sをベースとした新型車両導入や各種設備更新に伴う技術コンサルティングを進めました。さらに、日本型高速鉄道システムを国際的な標準とする取組みを進めました。 鉄道以外の事業については、JRセントラルタワーズとJRゲートタワーを一体的に運営し、収益の拡大を図るとともに、JRセントラルタワーズ開業25周年に当たり、これまでのご愛顧に感謝を示す記念キャンペーン等を実施しました。また、魅力ある駅店舗づくりや駅商業施設の拡張・リニューアルを進めました。さらに、当社グループの共通ポイントサービス「TOKAI STATION POINT」について、グループ事業と鉄道事業の双方の収益拡大を図るためのキャンペーン等を実施しました。加えて、東海道新幹線の業務用室を活用した荷物輸送サービス「東海道マッハ便」の内容を拡充しました。 上記の結果、当期における全体の輸送実績(輸送人キロ)は、前期比9.2%増の697億2千4百万人キロとなりました。また、営業収益は前期比9.5%増の2兆62億円、経常利益は前期比20.3%増の7,809億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比20.6%増の5,528億円となりました。 これをセグメントごとに示すと次のとおりです。 運輸業 東海道新幹線については、大阪・関西万博に対応した輸送を完遂するとともに、「のぞみ12本ダイヤ」、さらには3月のダイヤ改正以降は一部時間帯において「のぞみ」を1時間に最大13本運転するダイヤを活用して、需要にあわせた弾力的な列車設定を行いました。また、N700Sの投入を進めました。さらに、脱線防止ガードの全線への敷設をはじめとする脱線・逸脱防止対策等の地震対策を進めるとともに、不断のコストダウンを重ねながら大規模改修工事を進めました。加えて、新たな降雨運転規制の指標として長時間降雨の影響をより適切に評価できる土壌雨量を導入するとともに、豪雨時における最適な運転規制に繋げるために、営業線盛土の一部区間において、実際の降雨時における土中の水の分布を詳細に把握するモニタリングを実施するなど、安全・安定輸送の確保と輸送サービスの一層の充実に取り組みました。 在来線については、「しなの」、「ひだ」等の特急列車について、需要にあわせた弾力的な増結や増発を行うとともに、より多くのお客様に安心してご利用いただくため、ご利用が集中する期間において「しなの」、「ひだ」、「南紀」を全席指定席で運行することとし、年末年始期間に開始しました。また、通勤型電車315系について、全車両の投入を完了しました。さらに、名古屋車両区検修庫の建替や高架橋柱の耐震化等の地震対策、降雨対策、落石対策、踏切保安設備改良等を進めるとともに、名古屋駅を発着する313系への車内防犯カメラの整備を進めました。加えて、名古屋駅の中央本線ホームで可動柵の使用を開始するとともに、刈谷駅でホームの拡幅、可動柵設置等に向けた工事を進め、下りホームの拡幅を完了しました。このほか、車両側面にカメラを設置した315系4両編成に、お客様の接近等を検知する画像認識技術を活用した安全確認支援装置を搭載し、ワンマン運転を開始するとともに、TOICAのエリア拡大及びモバイルICサービスの開始、「ひだ」を対象とするチケットレス乗車サービスの開始、QRコード決済の飯田線の天竜峡駅・宮木駅間への導入、「お客様サポートサービス」の東海道本線の沼津駅・興津駅間への導入といった取組みを進めるなど、安全・安定輸送の確保と輸送サービスの一層の充実に取り組みました。 新幹線・在来線共通の取組みとしては、駅の吊り天井の脱落防止対策や駅のプラットホーム上家の耐震補強工事といった地震対策を進めるとともに、自然災害や不測の事態等の異常時に想定される様々な状況に適切に対応するため、実践的な訓練を繰り返し実施しました。 営業施策については、「EXサービス」について、会員登録をすることなく「LINE」上で新幹線を予約し、「PayPay」で決済いただけるサービス「LINEからEX」を開始するとともに、「EX旅パック」、「EX旅先予約」で予約できる旅行商品等を充実させました。また、「推し旅」キャンペーンを展開するとともに、「貸切車両パッケージ」を販売しました。さらに、京都、奈良、東京、静岡、飛騨等の魅力ある観光素材の開発に取り組むとともに、「そうだ 京都、行こう。」、「いざいざ奈良」、「#東京ゾクゾク」、「会いにいこう」等のキャンペーンを展開しました。加えて、東急株式会社と、クルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」をこれまで運行してきた静岡県に加えて愛知県・岐阜県でも運行し、株式会社オリエンタルランドとは、東海道新幹線の特別編成「Wonderful Dreams Shinkansen」を運行しました。このほか、東海道新幹線の出張利用を促すとともに、MICEを誘致するなど、ビジネス需要の獲得に向けた取組みを進めました。訪日外国人に対しては、国や地域ごとの旅客動向や商品のご利用の分析を進め、より効果的な宣伝を展開するとともに、旅行会社との連携による販路の拡大を進めました。大阪・関西万博の開催に当たっては、関西方面の旅行商品等を拡充するとともに、訪日外国人に対して当社沿線の魅力を発信しました。 当期における輸送実績(輸送人キロ)は、東海道新幹線は前期比10.2%増の608億6千万人キロ、在来線は前期比2.6%増の88億6千4百万人キロとなりました。 バス事業については、安全の確保を最優先として、顧客ニーズを捉えた商品設定を行いました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比10.1%増の1兆6,539億円、営業利益は前期比18.1%増の7,674億円となりました。 また、運輸業の大部分を占める当社の鉄道事業の営業成績は次のとおりです。 区分   単位   前事業年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 新幹線   在来線   合計   新幹線   在来線   合計 営業日数   日   365   365   365   365   365   365 営業キロ   キロ   552.6   1,418.2   1,970.8   552.6   1,418.2   1,970.8 客車走行キロ   千キロ   1,050,605   223,994   1,274,599   1,089,014   224,445   1,313,459 旅 客 輸 送 人 員   定期   千人   12,653   249,171   259,732   13,947   252,408   264,032 定期外   千人   155,202   135,160   279,958   169,977   142,844   301,547 計   千人   167,855   384,331   539,690   183,924   395,252   565,579 旅客輸送人キロ   百万人キロ   55,210   8,642   63,852   60,860   8,864   69,724 旅 客 運 輸 収 入   旅 客 運 賃 ・ 料 金   定期   百万円   14,649   32,028   46,677   16,174   32,433   48,608 定期外   百万円   1,316,580   69,269   1,385,849   1,463,205   73,566   1,536,772 計   百万円   1,331,230   101,297   1,432,527   1,479,380   106,000   1,585,380 小荷物運賃・ 料金   百万円   -   1   1   -   0   0 合計   百万円   1,331,230   101,298   1,432,528   1,479,380   106,000   1,585,381 鉄道線路使用料収入   百万円   -   -   3,793   -   -   3,964 運輸雑収   百万円   -   -   57,456   -   -   55,656 収入合計   百万円   -   -   1,493,778   -   -   1,645,002 輸送効率   %   座席利用率 63.8   乗車効率 29.7   -   座席利用率 67.9   乗車効率 30.9   - (注) 1 旅客運輸収入の新幹線及び在来線区分は、旅客輸送計数により区分しています。また、旅客輸送人員の合計については、新幹線、在来線の重複人員を除いて計上しています。 2 輸送効率の算出方法は次のとおりです。 新幹線座席利用率=   旅客輸送人キロ   ×100 座席キロ(編成別列車キロ×座席数) 在来線乗車効率 =   旅客輸送人キロ   ×100 客車走行キロ×平均定員 3 旅客運輸収入のうち主要なJR他社(当該会社の旅行代理店等を含む。)による発売額の構成比は、次のとおりです。 会社名   前事業年度(%)   当事業年度(%) 東日本旅客鉄道株式会社   17.1   15.3 西日本旅客鉄道株式会社   14.5   13.6 流通業 「ジェイアール名古屋タカシマヤ」において、開業25周年の記念キャンペーン等を実施するとともに、和洋酒売場を拡張・リニューアルし、日本最大級の品揃えの洋酒売場「ワインメゾン」を開業しました。また、駅店舗について、品揃えの充実により便利で魅力ある店舗づくりを進めました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比6.8%増の1,830億円、営業利益は前期比1.3%増の158億円となりました。 不動産業 東京駅、浜松駅、名古屋駅、京都駅等の駅商業施設の拡張・リニューアルや名古屋駅近辺等の高架下開発を進めました。また、社宅跡地等、当社グループ保有土地の有効活用を進めました。さらに、駅構内や駅直結ビルにおけるワークスペース「EXPRESS WORK」の拡充を進めました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比10.4%増の957億円、営業利益は前期比10.5%増の252億円となりました。 その他 ホテル業については、高品質なサービスの提供に努めるとともに、需要の喚起に向けた取組みを進めました。また、「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」を開業しました。 旅行業については、各方面へ向けた魅力ある旅行商品や、「推し旅」キャンペーン等に関する旅行商品、「貸切車両パッケージ」を販売しました。 鉄道車両等製造業については、鉄道車両や建設機械等の受注・製造に努めました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比7.1%増の2,919億円、営業利益は前期比57.0%増の244億円となりました。 (財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析) 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営成績 ① 営業収益 営業収益は、前期比1,743億円(9.5%)増の2兆62億円となりました。 運輸業においては、当社の運輸収入は前期比1,528億円(10.7%)増の1兆5,853億円となりました。東海道新幹線では、輸送実績(輸送人キロ)が前期比10.2%増加した結果、運輸収入は前期比11.1%増の1兆4,793億円となりました。また、在来線では、輸送実績(輸送人キロ)が前期比2.6%増加した結果、運輸収入は前期比4.6%増の1,060億円となりました。 運輸業以外の流通業、不動産業、その他の事業においても、それぞれ前期比6.8%、10.4%、7.1%増加し、全ての事業区分において増収となりました。 ② 営業費 営業費は、前期比469億円(4.2%)増の1兆1,760億円となりました。 ③ 営業利益 営業利益は、前期比1,273億円(18.1%)増の8,301億円となりました。 ④ 営業外損益 営業外損益は、前期と比べて42億円改善しました。 ⑤ 経常利益 経常利益は、前期比1,316億円(20.3%)増の7,809億円となりました。 ⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益 上記に法人税等などを加減した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比944億円(20.6%)増の5,528億円となりました。 (2) 財政状態 当期末の資産残高は、前期末から5,528億円増加し10兆8,761億円となりました。また、セグメント別の資産残高について、運輸業は前期末から4,468億円増加し10兆32億円、流通業は前期末から176億円増加し1,816億円、不動産業は前期末から186億円増加し4,207億円、その他は前期末から750億円増加し5,930億円となりました。 当期末の負債残高は、前期末から747億円増加し5兆7,395億円となりました。なお、長期債務の当期末残高は、4兆7,684億円となりました。そのうち、中央新幹線建設長期借入金を除いた長期債務残高は1兆7,684億円となり、前期末と比べ102億円減少しました。 当期末の純資産残高は、前期末から4,780億円増加して5兆1,366億円となり、自己資本比率は前期末の44.6%から当期末は46.6%になりました。 (3) 資本の財源及び資金の流動性 ① キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末と比べ241億円減の3,705億円となり、資金の流動性を確保していると判断しています。 営業活動によるキャッシュ・フローは、7,481億円の資金の増加となりました。前期が6,245億円の資金の増加であったことと比べ、当社の運輸収入が増加したことなどから、1,236億円の増加となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、6,214億円の資金の減少となりました。前期が9,560億円の資金の減少であったことと比べ、資金運用による支出が減少したことなどから、3,346億円の増加となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,508億円の資金の減少となりました。前期が955億円の資金の減少であったことと比べ、自己株式の取得による支出が増加したことなどから、553億円の減少となりました。 ② 生産、受注及び販売の実績 当社グループの事業内容は、受注生産形態をとらない場合が多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしていません。このため、生産、受注及び販売の実績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」におけるセグメントの業績に関連づけて示しています。 ③ 重要な資本的支出の予定及びその資金の源泉 「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1) 重要な設備の新設等」に記載のとおりです。 ④ 株主還元 「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりです。 ⑤ 資金調達 資金調達については、中央新幹線などの設備投資計画や債務償還計画等を考慮し、経済情勢、金融市場動向を踏まえた上で、必要な資金を安定的、機動的かつ低利に確保することを基本としています。 設備投資や債務償還等の資金については、自己資金のほか、社債の発行や金融機関からの借入金により調達しており、当期は、長期借入金により738億円を調達しました。 なお、中央新幹線の建設については、2016年度、2017年度に財政投融資を活用した長期借入を行い、当面必要となる資金を確保しています。 当社では、円滑な資金調達を行うため、当期末時点でムーディーズ・ジャパン株式会社よりA1、株式会社格付投資情報センターよりAA、S&Pグローバル・レーティング・ジャパン株式会社よりA+、株式会社日本格付研究所よりAAAの格付けを取得しています。 また、短期的な流動性確保のため、当期末現在1,000億円のコミットメントラインを設定しています。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しています。この連結財務諸表の作成に当たって、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っていますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるために、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループにおける見積りのうち、退職給付に係る負債及び退職給付費用については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(退職給付関係)」において割引率、長期期待運用収益率等を記載しています。なお、割引率、長期期待運用収益率等に変動が生じた場合には、退職給付債務が増減することに伴い、退職給付に係る負債及び退職給付費用に増減が生じます。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明会資料2026-07-31
  • 決算説明資料2027年3月期(2026年度) 第1四半期決算補足説明資料2026-07-31

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