概要
高知銀行は、高知県を主たる営業基盤とする地方銀行である。1930年に高知無尽株式会社として創業、1989年に普通銀行へ転換し現商号となった。預金・貸出・為替などの銀行業務を中核に、リース、クレジットカード、地域商社などの子会社を通じて金融サービスを提供する。2026年3月期の連結経常収益は284億円、純利益は6億円、総資産は1兆1,566億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
預貸業務を軸とする収益構造
高知銀行の収益の中心は預金と貸出から生じる資金運用収支である。2026年3月期の資金運用収支は130億14百万円で、国内業務部門が122億42百万円、国際業務部門が7億72百万円を占める。貸出金残高は7,326億円、預金等残高は1兆107億円。預金利息や国債売却損の増加で資金調達費用が前年比で大きく増加したが、貸出金利息の増加でカバーした。役務取引等収支は12億35百万円と、コンサルティング業務の強化に取り組む。その他業務収支は△24億2百万円で、金利上昇に伴う評価損が響いている。
高知県を基盤とする地域密着型営業
営業基盤は高知県内が中心で、本店を高知市堺町に置く。県内に加えて大阪支店(1965年開設)、東京支店(1974年開設)を擁し、県外への資金調達・事業展開も行う。高知県経済は公共投資横ばい、生産に弱さも見られるが、設備投資は持ち直し、個人消費は堅調、雇用所得環境も改善している。同行はこうした地域経済の動向に密着し、事業者向けコンサルティングやマッチングを強化する。2022年12月には非連結子会社として株式会社地域商社こうちを設立し、地域産品のブランディングや販路開拓を支援する。
グループ子会社による多角化
高知銀行グループは連結子会社4社と非連結子会社で構成される。銀行本体に加え、オーシャンリース株式会社がリース業務(2026年3月期の経常収益63億27百万円)、株式会社高知カードがクレジットカード業務(同3億89百万円)を担う。また、株式会社高銀ビジネスは店舗警備・現金整理・物品販売などの銀行付随業務、こうぎん地域協働投資事業有限責任組合は投資業務を行う。2022年設立の地域商社こうちは非連結子会社で、地域商社業務として産品の企画開発・販路開拓を手掛ける。これらにより、金融サービスと地域密着型の非金融サービスを組み合わせている。
業界の中での役割は地域密着型の銀行グループにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01法人・個人主力
当行が預金業務、貸出業務、為替業務等を提供しております。地域に密着した営業活動を展開し、高知県内の個人・法人向けに金融サービスを提供しております。
- 預金
- 普通預金、定期預金などの預金商品。
- 貸出
- 事業性融資、住宅ローンなどの融資商品。
- 為替
- 送金、振込などの為替サービス。
02リース業界準主力
オーシャンリース株式会社がリース業務を行っております。動産・不動産のリースを通じて、企業の設備投資を支援しております。
- リースサービス
- 各種設備・機器のリース。
03クレジットカード業界準主力
株式会社高知カードがクレジットカード業務と信用保証業務を行っております。個人向けにキャッシュレス決済サービスを提供しております。
- クレジットカード
- ショッピングやキャッシングが可能なカード。
- 信用保証
- ローン契約の保証サービス。
04地域商社副次
株式会社地域商社こうちが地域産品のブランディング、企画開発・販路開拓支援等を行っております。地域の特産品を活用した商品開発や販路拡大を支援しております。
- 地域産品企画・販売
- 地域産品のブランディングと販路開拓支援。
製品と技術
預金・貸出・為替の銀行業務
高知銀行の中核業務は、預金の受け入れ、貸出、内国為替および外国為替である。預金は個人預金、法人預金、公金預金を幅広く扱い、2026年3月期の預金等残高は1兆107億円。貸出金残高は7,326億円で、運輸業・郵便業、個人、不動産業などへの融資が増加する一方、製造業や卸売業が減少した。外国為替業務は1976年に開始し、国際業務部門の資金運用収支は772百万円。2025年度は金利上昇を背景に貸出金利息が増加したが、預金利息の増加で資金利益は計画を下回った。
オーシャンリースによるリース業務
連結子会社オーシャンリース株式会社(1974年設立)がリース業務を展開する。2026年3月期のリース業務の経常収益は63億27百万円、経常費用60億80百万円でセグメント利益2億46百万円。資産は124億94百万円。主に企業向けの機械設備・車両等のリースを提供し、銀行本体の取引先とのクロスセルも行う。収益は前年比で増加しており、グループ収益の一角を占める。
高知カードと地域商社こうち
クレジットカード業務は、1979年に設立された株式会社高知ジェーシービーを前身とする株式会社高知カードが担う。2000年に高知カードへ商号変更。2026年3月期の経常収益は3億89百万円、セグメント利益13百万円。信用保証業務も行い、カード会員への融資保証を提供する。地域商社業務は2022年設立の非連結子会社・株式会社地域商社こうちが担当。地域産品のブランディングや企画開発、販路開拓を支援し、銀行の地域密着戦略を補完する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
地銀中堅、内需偏重で収益基盤脆弱
高知銀行は高知県を地盤とする第二地方銀行で、預貸率は高いが貸出金利回りが低位。同行の事業領域は四国圏に限定されており、いよぎんホールディングスやちゅうぎんフィナンシャルグループのような広域展開や規模の経済を享受できていない。近年はIFRS導入やデジタル化対応で収益改善を図るが、人口減少と低金利環境下で本業の利ザヤ縮小が続く。自己資本比率は健全性を保つものの、収益源が貸出金に偏重し、手数料収入や有価証券運用の拡大が課題。
強み
- 高知県内に広範な店舗網を有し、地元企業・個人との強固なリレーションを構築
- 預金に対する貸出比率が高く、資金効率が良い。地域資金需給を的確に捉える
- 地元顧客からの安定的な預金を確保し、流動性リスクが低い
- リスク資産に対する自己資本の比率が適正で、経営の安定性を確保
課題
- 収益の大部分を貸出金利息に依存し、金利変動や貸出減少の影響を受けやすい
- 地元の人口減少で資金需要が縮小し、貸出先の拡大に限界がある
- 他行と比べDX投資が遅れており、非対面サービスの拡充が急務
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行業の時価総額近傍。太字が高知銀行
時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 26件
無尽会社から相互銀行へ(1930〜1951)
1930年1月、高知無尽株式会社として設立された。無尽会社は相互扶助の金融機関であり、地域の小口資金需要に応える役割を担った。1951年10月、相互銀行法の施行に伴い、株式会社高知相互銀行に商号変更。相互銀行は預金・貸出・為替の業務を営み、中小企業金融に特化した。この転換により、普通銀行に準じた業務が可能となり、営業基盤を拡大する準備が整った。
店舗網拡大とオンライン化(1960〜1975)
1960年10月、高知市堺町に現本社社屋が完成し本店を移転。1965年7月には大阪支店を開設し、県外への営業エリアを拡大した。1972年5月には高知市本町に事務センターを完成させ、事務処理能力を向上。1975年7月にはオンラインシステムを稼働開始し、預金・為替の即時処理が可能となった。同年10月には東京事務所を設置し、首都圏での情報収集・営業拠点とした。この時期に店舗網と情報基盤の骨格が形成された。
普通銀行転換と商号変更(1989年)
1989年2月、相互銀行から普通銀行に転換し、商号を株式会社高知銀行に変更。これにより、従来の相互銀行に比べて業務範囲が拡大し、為替・融資の多様化が進んだ。同年8月には株式会社高銀ファイナンスを設立し、リース・ファイナンス事業を強化。1990年代には海外コルレス業務(1986年開始)や外国為替業務(1976年開始)を本格化し、国際業務にも進出した。普通銀行への転換は、地域金融機関としての成長の転機となった。
上場と市場変更(2006〜2022)
2006年3月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。2013年11月には市場第一部に銘柄指定され、流動性と知名度が向上した。2022年4月、東証の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行。上場後も預貸金の拡大を進めたが、低金利環境下で収益は伸び悩み、2021年3月期の純利益は9億円と低水準となった。公的資金の前倒し償還を行い、財務体質を強化した。
子会社再編と新事業(2003〜2022)
2000年代に入り、グループの再編が進められた。2003年4月、株式会社高銀ファイナンスを清算。2004年4月には株式会社高財社と株式会社高銀ビジネスが合併(存続会社は高銀ビジネス)、同年10月には株式会社高銀システムサービスと高銀ビジネスが合併し、グループの効率化を図った。2000年12月には高知ジェーシービーが高知カードに商号変更。2016年4月にはこうぎん地域協働投資事業有限責任組合を設立し、地域投資を開始。2022年12月には地域商社こうちを設立し、地域商社業務に参入した。
中期経営計画とDX推進(2024年〜)
2024年4月から3カ年の中期経営計画『地域とこうぎんの「みらい」 第Ⅰ期:展望の共有』を開始。基本方針として、地域の事業者の「人・事業・財」の調和と住民のウェルビーイング向上を掲げる。ソリューション提供・イノベーション推進室や資産運用センターを設置し、コンサルティング機能を強化。DX戦略として、スマートフォンアプリの機能拡充や無通帳口座の拡大、ATM網の再構築を進める。また、人事制度改革により専門人材の育成を図る。2025年度実績では、ウェルビーイング関連指標は順調だが、でんさい契約先数や渉外活動時間に改善余地がある。
年表26件を開く
1930年代
- 1930年1月創業高知無尽株式会社設立
1950年代
- 1951年10月商号変更株式会社高知相互銀行に商号変更
1960年代
- 1960年10月高知市堺町に現本社社屋完成、本店移転
- 1965年7月大阪支店開設
1970年代
- 1972年5月高知市本町に事務センター完成
- 1973年12月創業株式会社高財社設立
- 1974年4月東京支店開設
- 1974年10月創業オーシャンリース株式会社設立
- 1975年7月オンライン稼働開始
- 1975年10月東京事務所設置
- 1976年3月外国為替業務開始
- 1979年8月創業株式会社高銀ビジネス設立
1980年代
- 1986年10月海外コルレス業務開始
- 1987年8月創業株式会社高知ジェーシービー設立
- 1989年2月商号変更普通銀行に転換し株式会社高知銀行に商号変更
- 1989年8月創業株式会社高銀ファイナンス設立
1990年代
- 1997年4月創業株式会社高銀システムサービス設立
2000年代
- 2000年12月商号変更株式会社高知ジェーシービーは、株式会社高知カードに商号変更
- 2003年4月株式会社高銀ファイナンス清算登記完了
- 2004年4月M&A株式会社高財社と株式会社高銀ビジネスが合併(存続会社:株式会社高銀ビジネス)
- 2004年10月M&A株式会社高銀システムサービスと株式会社高銀ビジネスが合併(存続会社:株式会社高銀ビジネス)
- 2006年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場
2010年代
- 2013年11月東京証券取引所市場第一部に銘柄指定
- 2016年4月創業こうぎん地域協働投資事業有限責任組合設立
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
- 2022年12月創業株式会社地域商社こうち設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ソリューション提供体制の強化
イノベーション推進室にテーマ・業種別の専門担当者を置き、営業店と連携してコンサルティングやマッチング、セミナーを実施する。
- 02
オーダーメイド型資産運用提案
資産運用センターに専門担当者を配置し、法人・個人向けに事業計画やライフプランに基づく資産運用提案を実施する。
- 03
DXによる顧客体験再設計と効率化
店舗網の見直しや行員再配置で対面コンサルを強化。スマホアプリや無通帳口座の拡大、ATM網再構築、事務のデジタル化・効率化を進める。
- 04
人的資本経営に基づく人事制度改革
多様な専門スキルに対応できる組織のフラット化と人事制度改定により、行員の成長可能性を拡大する。
- 05
金融市場運用・顧客サービス強化
預貸金を含むALMを見直し、市場部門の運用領域を拡大してポートフォリオ最適化を促進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で724人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は577万円で、9期前と比べて+9.3%。平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は16.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 911 |
| 2018年3月 | — | — | — | 890 |
| 2019年3月 | 528 | 40.6 | 17.7 | 865 |
| 2020年3月 | 524 | 40.6 | 17.7 | 835 |
| 2021年3月 | 541 | 40.8 | 17.8 | 802 |
| 2022年3月 | 542 | 41.0 | 18.0 | 770 |
| 2023年3月 | 541 | 41.0 | 17.8 | 746 |
| 2024年3月 | 570 | 40.9 | 17.5 | 726 |
| 2025年3月 | 589 | 40.7 | 17.1 | 721 |
| 2026年3月 | 577 | 40.0 | 16.4 | 724 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社高銀ビジネス高知県 高知市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内こうぎん地域協働投資事業有限責任組合高知県 高知市 · 連結子会社
- 国内オーシャンリース株式会社高知県 高知市 · 連結子会社議決権45.0%
- 国内株式会社高知カード高知県 高知市 · 連結子会社議決権42.5%
- 補助金193万円令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2021-07-05
- 補助金39万円令和3年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2021-07-28
- 補助金25万円令和4年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2022-07-26
- 補助金23万円令和3年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2021-07-28
- 補助金18万円令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2021-07-05
- 補助金18万円令和3年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2021-07-28
- 補助金13万円令和3年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2021-07-28
- 補助金12万円令和4年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2022-07-26
- 補助金3万円令和4年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2022-07-26
- 補助金3万円令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)厚生労働省 · 2021-07-05
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は284億円、経常利益は14億円。前期と比べると増収増益で、売上が+20.9%、利益が+16.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 284億円 |
| 純利益 | 6億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥25 | ¥25 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は78億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+32.2%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 63 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 59 | — | — | 2 |
| 2024年2Q | 55 | — | — | 6 |
| 2024年3Q | 59 | — | — | 9 |
| 2024年4Q | 57 | — | — | −4 |
| 2025年2Q | 123 | — | — | 10 |
| 2025年4Q | 112 | — | — | −1 |
| 2026年2Q | 136 | — | — | 2 |
| 2026年4Q | 148 | — | — | 4 |
| 2027年1Q | 78 | — | — | −5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、経常収益は263億円から284億円へ1.1倍に増えた。経常利益率は9.9%から4.9%になった。経常収益は2期連続で増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 263 | 26 | 9.9 | 21 |
| 2014年3月 | 255 | 39 | 15.3 | 32 |
| 2015年3月 | 259 | 53 | 20.5 | 39 |
| こうぎん地域協働投資事業有限責任組合設立 | ||||
| 2016年3月 | 251 | 36 | 14.3 | 30 |
| 2017年3月 | 242 | 32 | 13.2 | 22 |
| 2018年3月 | 236 | 30 | 12.7 | 17 |
| 2019年3月 | 232 | 19 | 8.2 | 10 |
| 2020年3月 | 230 | 26 | 11.3 | 14 |
| 2021年3月 | 229 | 16 | 7.0 | 9 |
| 株式会社地域商社こうち設立 | ||||
| 2022年3月 | 221 | 23 | 10.4 | 16 |
| 2023年3月 | 231 | 26 | 11.3 | 16 |
| 2024年3月 | 230 | 20 | 8.7 | 13 |
| 2025年3月 | 235 | 12 | 5.1 | 9 |
| 2026年3月 | 284 | 14 | 4.9 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益284億円のうち、経常利益として残るのは14億円で4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の2.1%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金95.1%270億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが229億円、投資CFが−189億円で、差し引きのフリーCFは40億円。期末の手元現金は980億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 61 | 37 | −50 | 290 |
| 2014年3月 | 239 | −223 | −5 | 302 |
| 2015年3月 | 178 | −13 | −5 | 462 |
| 2016年3月 | −10 | −20 | −5 | 427 |
| 2017年3月 | 269 | −74 | −5 | 617 |
| 2018年3月 | 192 | −41 | −5 | 763 |
| 2019年3月 | −203 | 103 | −4 | 658 |
| 2020年3月 | 182 | −30 | −4 | 805 |
| 2021年3月 | 805 | −5 | −4 | 1,601 |
| 2022年3月 | −343 | 25 | −5 | 1,278 |
| 2023年3月 | −320 | 61 | 64 | 1,083 |
| 2024年3月 | −221 | −59 | −177 | 626 |
| 2025年3月 | 259 | 63 | −4 | 943 |
| 2026年3月 | 229 | −189 | −3 | 980 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が495億円で、自己資本比率は4.0%(業種中央値4.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.97 | 598 | 0.91 | 5.9 |
| 2014年3月 | 1.01 | 619 | 0.95 | 5.9 |
| 2015年3月 | 1.05 | 685 | 0.98 | 6.3 |
| 2016年3月 | 1.06 | 709 | 0.98 | 6.5 |
| 2017年3月 | 1.09 | 720 | 1.02 | 6.3 |
| 2018年3月 | 1.11 | 739 | 1.04 | 6.4 |
| 2019年3月 | 1.10 | 737 | 1.02 | 6.4 |
| 2020年3月 | 1.12 | 698 | 1.05 | 5.9 |
| 2021年3月 | 1.24 | 757 | 1.17 | 5.8 |
| 2022年3月 | 1.21 | 745 | 1.14 | 5.9 |
| 2023年3月 | 1.19 | 770 | 1.11 | 6.2 |
| 2024年3月 | 1.14 | 620 | 1.08 | 5.1 |
| 2025年3月 | 1.15 | 542 | 1.10 | 4.4 |
| 2026年3月 | 1.16 | 495 | 1.11 | 4.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは経常収益成長率で79社中41位あたり、逆に低いのはROEで79社中78位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,161で、1年前と比べて+25.8%。過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 24.6倍 |
| PER (会社予想) | 26.1倍 |
| PBR | 0.26倍 |
| 配当利回り | 2.15% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月7日に1050円へ急落し、前日比-8.85%と大幅安。1カ月で-9.64%下落し、25日線1167.36円を-10%下回った。52週高値1483円からは約29%下落し、200日線1078.34円を下抜け。7月中旬から調整が続き、直近では100900株と出来高が急増。信用倍率はNULLで不明だが、需給悪化が鮮明で、RSI 36.23と中立圏を下回り、弱気シグナルが強まっている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
高知銀行は、超低PBR(0.25倍)で株価は割安に見えるが、収益力が弱く成長性に乏しい。強気派は、地元シェアと安定預金基盤を評価し、金利上昇局面での貸出利ざや改善を期待。また、経営統合や再編の思惑も指摘。弱気派は、人口減少・低金利の逆風、不良債権リスク、ROE改善の難しさを挙げる。2026/3期には収益予想が減益であり、構造的な課題を示唆。
- 割安株・再編期待
PBR0.25倍と解散価値以下。再編時のプレミアム期待。
- 金利上昇の恩恵
日銀利上げで貸出金利が上昇すれば利ざや拡大。
- 安定預金基盤
高知県内で根強い顧客基盤、預金は堅調。
- 低収益・低成長
ROE1.23%、自己資本利益率は極めて低い。
- 人口減少の逆風
高知県の人口減少で貸出需要が縮小傾向。
- 不良債権リスク
地域経済の低迷で貸倒引当金が増加する懸念。
- 貸出金利回り
- 金利上昇の恩恵を測る。貸出利ざや改善の有無。
- 不良債権比率
- 地域企業の業績悪化が貸出資産に与える影響を把握。
- ROE
- 株主資本利益率の改善がバリュエーションの鍵。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり25円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.15%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 25 | — | 13.2 |
| 2018年3月 | 16 | −36.0 | 17.3 |
| 2019年3月 | 25 | 56.3 | 35.4 |
| 2020年3月 | 25 | 0.0 | 23.6 |
| 2021年3月 | 25 | 0.0 | 41.8 |
| 2022年3月 | 25 | 0.0 | 18.8 |
| 2023年3月 | 25 | 0.0 | 19.6 |
| 2024年3月 | 25 | 0.0 | 24.8 |
| 2025年3月 | 25 | 0.0 | 37.6 |
| 2026年3月 | 25 | 0.0 | 65.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥25
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ5,399人。区分でいちばん多いのは事業法人で44.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.6%を占め、残る49.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 29.1 | 30.1 | 30.5 | 33.2 | 38.8 | 44.2 |
| 個人・その他 | 41.1 | 41.3 | 44.4 | 45.1 | 46.2 | 43.2 |
| 金融機関 | 24.9 | 24.0 | 19.9 | 15.7 | 6.8 | 6.4 |
| 外国法人 | 3.9 | 2.0 | 2.2 | 3.7 | 4.8 | 3.0 |
| 証券会社 | 1.1 | 2.6 | 2.9 | 2.3 | 2.9 | 2.8 |
| 自己株式 | 0.5 | 0.4 | 0.4 | 0.7 | 0.7 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.5 | 0.4 |
| 政府・自治体 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 技研ホールディングス株式会社 | 15.82 |
| 02 | 高知銀行持株会 | 4.30 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.65 |
| 04 | 信和建設株式会社 | 2.29 |
| 05 | 株式会社ヨンキュウ | 2.03 |
| 06 | 四国総合信用株式会社 | 2.01 |
| 07 | 株式会社技研製作所 | 1.94 |
| 08 | DOSO株式会社 | 1.32 |
| 09 | 株式会社豊和銀行 | 1.00 |
| 10 | 損害保険ジャパン株式会社 | 0.93 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+156%、1株純資産は14期で+818%。直近期のROEは1.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 18 | 419 | 3.8 | 6.3 | 14.4 |
| 2014年3月 | 29 | 437 | 5.4 | 5.4 | 10.8 |
| 2015年3月 | 37 | 501 | 6.3 | 4.7 | 7.1 |
| 2016年3月 | 28 | 523 | 4.5 | 4.2 | 9.3 |
| 2017年3月 | 198 | 5,323 | 3.2 | 6.6 | 13.2 |
| 2018年3月 | 154 | 5,522 | 2.5 | 8.4 | 17.3 |
| 2019年3月 | 77 | 5,493 | 1.4 | 10.5 | 35.4 |
| 2020年3月 | 116 | 5,106 | 2.0 | 5.5 | 23.6 |
| 2021年3月 | 68 | 5,676 | 1.3 | 12.4 | 41.8 |
| 2022年3月 | 140 | 5,560 | 2.2 | 5.4 | 18.8 |
| 2023年3月 | 139 | 5,130 | 2.2 | 4.9 | 19.6 |
| 2024年3月 | 112 | 5,115 | 1.9 | 9.4 | 24.8 |
| 2025年3月 | 73 | 4,348 | 1.6 | 10.9 | 37.6 |
| 2026年3月 | 47 | 3,850 | 1.2 | 21.8 | 65.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額153百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 海治勝彦 | 取締役会長 代表取締役 | 66 | 6,000 |
| 河合祐子 | 取締役頭取 代表取締役 営業本部長 | 62 | 1,000 |
| 吉村卓浩 | 常務取締役 | 61 | 3,000 |
| 深見英治 | 常務取締役 | 62 | 2,000 |
| 寺川智文 | 常務取締役 | 60 | 2,000 |
| 石田惠美 | 取締役 | 59 | — |
| 衛藤公洋 | 取締役 | 64 | — |
| 松尾晋次 | 取締役 | 69 | — |
| 山田浩 | 常勤監査役 | 65 | 2,000 |
| 苅谷正人 | 常勤監査役 | 62 | 2,000 |
| 梅田昭彦 | 監査役 | 64 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 退職慰労百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 91 | 9 | 7 | 9 | 107 | 15 |
| 社外取締役 | 8 | 33 | — | — | — | 33 | 4 |
| 監査役 | 1 | 13 | — | — | — | 13 | 13 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容567字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,333字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,918字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)15,027字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第146期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第146期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-21
- 有価証券報告書有価証券報告書-第145期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第145期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-22
- 有価証券報告書有価証券報告書-第144期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-17
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第143期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-18
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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