概要
富山県高岡市に本店を置く地方銀行。預金・貸出を中心に、リース、信用保証をグループで展開する。連結従業員337名、2026年3月期の連結経常収益は138億円。富山県と石川県を主な営業基盤とし、地域密着型の金融サービスを提供する。
預貸業務を中核とする銀行業
当行単体では、本店と38の支店を通じて預金業務、貸出業務、内国為替、外国為替、証券投資信託・保険商品の窓口販売などを手がける。2026年3月期の預金残高は511,544百万円、貸出金残高は381,916百万円。金利上昇環境下で資金運用収支は改善し、同5,553百万円となった。
リース業と信用保証で収益を補完
連結子会社の富山リース株式会社が、当行の顧客に限らず幅広い企業向けにリース業務を提供する。2026年3月期のリース業の経常収益は1,750百万円、セグメント利益は16百万円。もう一つの子会社、富山保証サービス株式会社は住宅ローン等の信用保証業務を行い、その他セグメントで経常収益45百万円を計上する。
富山・石川を中心とする地域基盤
営業基盤は富山県および石川県。同行は「地域を愛し、お客さまに常に寄り添い続け、最も頼りにされる銀行」をパーパスに掲げ、地元企業や個人とのリレーションシップを強みとする。連結従業員は337名と小規模ながら、地域経済への融資や事業承継支援を通じて存在感を発揮する。
連結収益の推移と規模感
連結経常収益は2013年3月期の102億円から変動を繰り返し、2026年3月期には138億円に達した。同期の親会社株主に帰属する当期純利益は10億円。経常利益は17億円。自己資本比率や総資産の開示はないが、預金5,115億円、貸出3,819億円のバランスシートを持つ。
業界の中での役割は地域の家計・企業に金融サービスを供給する地方銀行。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01銀行業主力
本店と支店38か所等で、預金・貸出・内国為替・外国為替・証券投資信託・保険商品の窓口販売等を行う。富山県と石川県を営業基盤とし、中心業務と位置付けて取引推進に注力する。
- 預金業務
- 当行の本支店で受け入れる預金商品。地域の家計や企業の資金を集め、貸出の原資とする。
- 貸出業務
- 地域の企業・個人向けに資金を融資する業務。事業資金や住宅ローンなど幅広いニーズに対応する。
- 内国為替業務
- 国内の送金・決済を担う業務。企業の売掛金回収や個人の送金を円滑にする。
- 外国為替業務
- 海外送金や貿易決済など、国際取引に伴う為替業務を提供する。
- 証券投資信託の窓口販売
- 投資信託を顧客に販売する窓口業務。資産形成の選択肢を提供する。
- 保険商品の窓口販売
- 生命保険や損害保険などの金融商品を窓口で販売し、顧客のリスク管理を支援する。
02リース業準主力
連結子会社の富山リース株式会社が、当行の顧客だけでなく幅広い企業を対象にリースを行う。設備投資の手段を提供し、銀行業務と相互補完する。
- リース業務
- 企業の設備投資を対象に、機械設備や車両などをリースする業務。導入コストの平準化と資金調達の多様化に寄与する。
03その他(信用保証)副次
連結子会社の富山保証サービス株式会社が、当行の住宅ローン等に対する信用保証を行う。担保や保証人に代わり、融資実行を円滑にする。
- 信用保証業務
- 住宅ローン等の債務を保証する業務。当行の融資リスクを軽減し、顧客の借入をサポートする。
製品と技術
預金・貸出を核とする伝統的銀行業務
個人・法人向けに普通預金、定期預金、当座預金などを提供。貸出では事業性貸出と住宅ローンが中心。2026年3月期の貸出金平均残高は増加し、貸出金利息の増加が資金運用収益を押し上げた。預金利回りの上昇に伴い預金利息も増加したが、資金運用収支全体では前年比189百万円増の5,553百万円となった。
有価証券運用と市場運用力の強化
有価証券運用は、金利リスクに配意しつつ安定収益と流動性確保を目的に、資金の効率的な運用を行う。2026年3月期末の有価証券残高は135,592百万円。期中に12,583百万円増加した。有価証券関係収益の増加が経常収益の増加に寄与し、融資と並ぶ収益の柱として位置づけられている。
リース事業による法人向けサービス拡充
連結子会社の富山リース株式会社が、当行の顧客に限らず幅広い企業向けにリース業務を提供する。機械設備や車両などのリースを通じて、法人顧客の設備投資ニーズに応える。2026年3月期のリース業の経常収益は1,750百万円と前期比増加したが、セグメント利益は16百万円と減少した。
信用保証業務で住宅ローンを下支え
連結子会社の富山保証サービス株式会社は、当行が取り扱う住宅ローン等に対する信用保証業務を行う。これにより、当行の貸出リスクを軽減しながら個人向け融資を促進する。同事業は報告セグメント外の「その他」に含まれ、2026年3月期の経常収益は45百万円、セグメント利益は27百万円。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
地域密着型、収益基盤やや脆弱
富山銀行は富山県を地盤とする地域銀行であり、預貸業務を中心に営業している。業界内では、しずおかフィナンシャルグループやちゅうぎんフィナンシャルグループといった大手地銀と比較して、資産規模や収益力で劣る。近年の収益は横ばい傾向で、2025年3月期の経常収益は97億円と前期比減少したが、2026年3月期には138億円と大幅な増収を見込む。ただし、経常利益率などの収益性指標が開示されておらず、競合他社との比較が難しい。同業他社に比べて地域経済への依存度が高い一方で、海外展開や大企業向け貸出は限定的であり、国内金利上昇による利ザヤ改善の恩恵を受けやすい反面、人口減少リスクも抱える。自己資本比率や不良債権比率などの健全性指標は開示されていないが、地域密着型の銀行として地道な営業基盤を有する。
強み
- 富山県内に強固な営業網を持ち、個人・中小企業との取引が安定している。
- 2026年3月期の経常収益が前期比42%増の138億円と大きく伸びる計画。
- リスクテイクより安定運用を重視し、不良債権発生リスクを抑制している可能性。
- 地元企業や自治体とのリレーションが強く、安定的な預金獲得が可能。
課題
- 経常収益100億円前後と同業他社に比べ大幅に小さく、収益力で劣る。
- 地盤の富山県は人口減少が続いており、長期的な預貸金の伸び悩みが懸念。
- 経常利益率やROEなど収益性指標が開示されておらず、投資判断が難しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行業の時価総額近傍。太字が富山銀行
時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 0件
1954年の創業と経営理念の確立
富山銀行は1954年に創業した。以来「健全経営を維持しお客さまから信頼されること」「地域経済の発展とお客さまのご繁栄を通して社会貢献を図ること」「創造性、自発性を尊重し明るい企業文化を創ること」を経営理念とし、現在に至るまで地域密着型の銀行として事業を継続している。
2013年度から2020年度の収益変動期
2013年3月期の連結経常収益102億円を皮切りに、2015年3月期には98億円と減少したが、2020年3月期には119億円まで上昇。その後、2021年3月期には93億円に落ち込むなど、低金利環境や経済変動の影響を受けた。同期間の純利益は3億円から14億円の範囲で推移した。
2021年度以降の収益圧迫と再生
2022年3月期の経常収益は85億円と過去10年で最低水準に落ち込み、純利益も3億円まで減少。しかし、2023年3月期には108億円、2024年3月期101億円と回復。2026年3月期には138億円と過去最高を更新し、純利益も10億円を確保した。金利上昇が収益を押し上げた。
2024年開始の第7次中期経営計画と戦略転換
2024年4月、第7次中期経営計画「Change & Challenge」を開始。パーパスを新たに制定し、5つの重点戦略を掲げた。しかし、エネルギー価格高騰や円安、日銀の利上げなど環境変化を受け、2026年5月に計画を抜本的に見直し。重点戦略を4つに再編し、金利ある世界での収益構造転換やDX推進を打ち出した。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 事業承継コンサルティング件数(累計)2029年3月31日まで5年間累計 1,000件
- NISA残高2029年3月31日まで80億円以上
- 相続関連相談会、職域金融セミナーの年間開催回数2029年3月31日まで50回以上
- 外部研修派遣者数(累計)2029年3月31日まで3年間累計 45名
- コア業務純益(除く投信売却益ベース)2029年3月31日まで16億円以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
金利ある世界における収益構造の転換
個人・法人・有価証券の各部門で、顧客のライフサイクルに応じた取引推進と預金基盤の強化、採算性を重視した取引、投資有価証券の機動的運用により収益構造を転換する。
- 02
企業支援を通じた地域金融力の強化
Plan・Do・See等との連携を強化し、地域企業の価値向上や地域課題の解決に貢献するソリューション提供を推進する。
- 03
組織・DX改革による効率経営の追求
DX推進と業務生産性向上、効率的な業務運営の再構築、環境変化に対応した人材アロケーション見直しを進める。
- 04
効率的かつ実効性あるガバナンス態勢の確立
リスク管理、コンプライアンス、顧客本位の業務運営、IR・ブランディングを強化し、実効性のあるガバナンス態勢を確立する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で325人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は571万円で、9期前と比べて+8.1%。平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は16.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 337 |
| 2018年3月 | — | — | — | 332 |
| 2019年3月 | 529 | 41.5 | 17.5 | 317 |
| 2020年3月 | 529 | 41.5 | 17.5 | 310 |
| 2021年3月 | 510 | 41.7 | 17.1 | 313 |
| 2022年3月 | 527 | 42.5 | 17.8 | 318 |
| 2023年3月 | 548 | 42.3 | 17.1 | 332 |
| 2024年3月 | 548 | 42.1 | 17.0 | 332 |
| 2025年3月 | 555 | 41.5 | 16.3 | 337 |
| 2026年3月 | 571 | 41.8 | 16.3 | 325 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内富山リース 株式会社(注4)富山県 富山市 · 連結子会社議決権53.0%
- 国内富山保証サービス株式会社富山県 高岡市 · 連結子会社議決権80.0%
- 補助金70万円地域再生支援利子補給金(令和2年4月27日支給分)内閣府 · 2020-04-15
- 補助金70万円地域再生支援利子補給金(平成31年10月25日支給分)内閣府 · 2019-10-15
- 補助金54万円地域再生支援利子補給金(令和03年4月26日支給分)内閣府 · 2021-03-25
- 補助金44万円地域再生支援利子補給金(令和3年10月25日支給分)内閣府 · 2021-10-11
- 補助金36万円地域再生支援利子補給金(令和4年4月25日支給分)内閣府 · 2022-04-07
- 補助金19万円地域再生支援利子補給金(令和4年10月25日支給分)内閣府 · 2022-10-12
- 補助金11万円地域再生支援利子補給金(令和5年4月25日支給分)内閣府 · 2023-04-11
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は138億円、経常利益は18億円。前期と比べると増収増益で、売上が+42.3%、利益が+38.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 138億円 |
| 純利益 | 11億円 | 10億円 |
| 1株あたり配当 | ¥55 | ¥55 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は37億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+60.9%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 20 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 23 | — | — | 4 |
| 2024年2Q | 22 | — | — | −6 |
| 2024年3Q | 34 | — | — | 10 |
| 2024年4Q | 22 | — | — | −2 |
| 2025年2Q | 45 | — | — | 5 |
| 2025年4Q | 52 | — | — | 5 |
| 2026年2Q | 61 | — | — | 6 |
| 2026年4Q | 77 | — | — | 4 |
| 2027年1Q | 37 | — | — | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、経常収益は102億円から138億円へ1.4倍に増えた。経常利益率は2.0%から13.0%になった。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 102 | 2 | 2.0 | 3 |
| 2014年3月 | 109 | 8 | 7.3 | 7 |
| 2015年3月 | 98 | 14 | 14.3 | 13 |
| 2016年3月 | 102 | 18 | 17.6 | 10 |
| 2017年3月 | 94 | 17 | 18.1 | 12 |
| 2018年3月 | 95 | 18 | 18.9 | 13 |
| 2019年3月 | 91 | 20 | 22.0 | 14 |
| 2020年3月 | 119 | 11 | 9.2 | 7 |
| 2021年3月 | 93 | 10 | 10.8 | 6 |
| 2022年3月 | 85 | 4 | 4.7 | 3 |
| 2023年3月 | 108 | 16 | 14.8 | 10 |
| 2024年3月 | 101 | 8 | 7.9 | 6 |
| 2025年3月 | 97 | 13 | 13.4 | 10 |
| 2026年3月 | 138 | 18 | 13.0 | 10 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益138億円のうち、経常利益として残るのは18億円で13.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の7.2%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金87.0%120億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.0%18億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが94億円、投資CFが−96億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。期末の手元現金は293億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 98 | −100 | −3 | 48 |
| 2014年3月 | 114 | −103 | −3 | 56 |
| 2015年3月 | 252 | −48 | −3 | 257 |
| 2016年3月 | −26 | 180 | −3 | 409 |
| 2017年3月 | −27 | −21 | −3 | 358 |
| 2018年3月 | 29 | 29 | −3 | 413 |
| 2019年3月 | −85 | 72 | −3 | 397 |
| 2020年3月 | −112 | 167 | −3 | 449 |
| 2021年3月 | 117 | −192 | −3 | 371 |
| 2022年3月 | 113 | −133 | −3 | 348 |
| 2023年3月 | −192 | 138 | −3 | 291 |
| 2024年3月 | 26 | 10 | −3 | 324 |
| 2025年3月 | −40 | 19 | −5 | 298 |
| 2026年3月 | 94 | −96 | −3 | 293 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は5,607億円。このうち返さなくてよい自己資本が320億円で、自己資本比率は5.5%(業種中央値4.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4,450 | 264 | 4,186 | 5.6 |
| 2014年3月 | 4,551 | 280 | 4,271 | 5.8 |
| 2015年3月 | 4,795 | 346 | 4,449 | 6.9 |
| 2016年3月 | 4,813 | 328 | 4,485 | 6.6 |
| 2017年3月 | 4,851 | 337 | 4,514 | 6.8 |
| 2018年3月 | 5,064 | 366 | 4,698 | 7.0 |
| 2019年3月 | 5,119 | 359 | 4,760 | 6.8 |
| 2020年3月 | 5,065 | 308 | 4,757 | 5.9 |
| 2021年3月 | 5,525 | 336 | 5,189 | 5.9 |
| 2022年3月 | 5,699 | 323 | 5,376 | 5.5 |
| 2023年3月 | 5,513 | 303 | 5,210 | 5.3 |
| 2024年3月 | 5,522 | 313 | 5,209 | 5.5 |
| 2025年3月 | 5,484 | 294 | 5,191 | 5.1 |
| 2026年3月 | 5,607 | 320 | 5,287 | 5.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは経常収益成長率で79社中6位あたり、逆に低いのはROEで79社中70位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,326で、1年前と比べて+41.7%。過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.8倍 |
| PER (会社予想) | 11.8倍 |
| PBR | 0.39倍 |
| 配当利回り | 2.36% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に前日比5.04%安の2355円と急落し、直近1か月では1.63%下落と弱含みです。25日移動平均線(2366円)を0.5%下回り、ほぼ横ばいの状況ですが、75日線(2207円)は6.7%上回っており、中期では上昇トレンドが維持されています。52週高値2656円からは11.3%下落、52週安値1621円に対しては45.3%上回っており、高値圏からの調整局面です。出来高は8月18日に1500株と極端に減少し、売買が低調です。需給は薄く、値動きは不安定です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PBR0.40倍は同業界平均0.96倍を大きく下回り、PER11.92倍も平均16.55倍より低い。ROE3.52%は低水準ながら、配当利回り2.35%は平均2.43%に近く、配当性向28.41%は安定。銀行業はPBR1倍未満が常態的とはいえ、資産内容や収益力に見合った評価とは言えず、割安と判断。ただしROEが低く、収益力の改善余地が課題。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.8倍 | 17.5倍 |
| PER (予想) | 11.8倍 | — |
| PBR | 0.39倍 | 1.01倍 |
| ROE | 3.5% | 6.1% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
低金利環境下で本業の利ざやが縮む中、新たな収益源をどう確保するかが争点。強気派は、地域シェアと安定預金を背景にした収益基盤の安定性を評価し、配当利回りの高さも魅力と見る。弱気派は、人口減少や競争激化で貸出市場が縮小し、収益力が低下するリスクを懸念する。また、金融機関同士の再編が進む中で、単独での生き残り戦略に限界があるとの見方もある。両論は、今後の金利動向や地域経済の回復度合いをどう見るかで対立している。
- 安定した地域基盤
県内シェアと長期取引で収益が底堅く、低金利でも安定営業
- 配当利回りの高さ
予想配当利回り2.36%と相対的に高く、インカム需要に応える
- 再編の思惑
地方銀行統合の流れで、将来的な生き残り策への期待
- 2026/3期売上高138億円と大幅増収通年影響中
売上高は前期97億円から138億円へ約42%増加し、経営基盤が拡大
- PBR0.40倍の割安水準継続影響中
PBR0.40倍と1倍未満で、資本効率改善による見直し余地が大きい
- ROE3.52%からの改善期待次回株主総会影響中
ROE3.52%と低いが、総会での資本政策や成長戦略が株価の契機になり得る
- 株価1年で47.69%上昇の勢い継続影響弱
1年間の株価上昇率47.69%と地域銀行で突出し、需給の強さが続く
- 人口減少で市場縮小
富山県の人口減少で貸出需要が縮み、成長余地が限定的
- 低金利で利ざや縮小
預貸金利差が縮小傾向で、本業収益の改善が見込みにくい
- 競争激化と再編圧力
メガバンクやネット銀行との競争でシェア維持が困難に
- 純利益10億円と増収効果が利益に波及せず通年影響中
売上高138億円と増えたが純利益は10億円と前期同額、収益化が遅れる
- ROE3.52%の低収益性継続影響中
ROE3.52%と資本効率が低く、PBR0.40倍の低評価が続きやすい
- 配当利回り2.36%と株主還元が手薄継続影響弱
配当利回り2.36%と低く、高株価を支える投資家メリットが小さい
- 外国人保有比率1.38%と海外需要の乏しさ継続影響弱
外国人保有比率1.38%と極めて低く、海外マネーによる下支えは期待しづらい
- 貸出金利回り
- 利ざやの動向が本業収益を左右するため
- 預貸率
- 預金をどれだけ貸出に回せるかが収益性の鍵
- 経常利益
- 本業の収益力を測る基本指標
- 自己資本比率
- 健全性とバッファの確保状況を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり55円で、前期から+10.0%。いまの株価に対する利回りは2.36%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 50 | — | 24.1 |
| 2018年3月 | 50 | 0.0 | 21.4 |
| 2019年3月 | 50 | 0.0 | 19.6 |
| 2020年3月 | 50 | 0.0 | 38.2 |
| 2021年3月 | 50 | 0.0 | 51.6 |
| 2022年3月 | 50 | 0.0 | 89.0 |
| 2023年3月 | 50 | 0.0 | 28.6 |
| 2024年3月 | 50 | 0.0 | 44.4 |
| 2025年3月 | 50 | 0.0 | 29.2 |
| 2026年3月 | 55 | 10.0 | 28.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥55
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ5,437人。区分でいちばん多いのは事業法人で53.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.1%を占め、残る34.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 44.6 | 45.2 | 46.5 | 47.7 | 48.2 | 53.3 |
| 個人・その他 | 19.9 | 22.1 | 24.9 | 25.9 | 32.9 | 32.1 |
| 金融機関 | 33.1 | 30.6 | 25.6 | 24.4 | 17.0 | 11.8 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.6 | 0.6 | 0.4 | 2.1 | 2.0 |
| 証券会社 | 1.6 | 1.5 | 2.5 | 1.2 | 1.1 | 1.4 |
| 外国法人 | 0.8 | 0.6 | 0.6 | 0.8 | 0.9 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 政府・自治体 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社Plan・Do・See | 4.79 |
| 02 | 株式会社北陸銀行 | 4.28 |
| 03 | 株式会社ホクタテ | 3.27 |
| 04 | トナミホールディングス株式会社 | 2.96 |
| 05 | 富山銀行従業員持株会 | 2.74 |
| 06 | 三協立山株式会社 | 2.57 |
| 07 | 日本海ガス絆ホールディングス株式会社 | 2.11 |
| 08 | 北日本放送株式会社 | 2.02 |
| 09 | 株式会社クスリのアオキ | 2.02 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.51 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+3210%、1株純資産は14期で+1150%。直近期のROEは3.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6 | 466 | 1.4 | 29.0 | 83.6 |
| 2014年3月 | 13 | 494 | 2.7 | 12.7 | 38.8 |
| 2015年3月 | 232 | 6,151 | 4.2 | 11.3 | 23.8 |
| 2016年3月 | 184 | 5,917 | 3.0 | 19.5 | 28.3 |
| 2017年3月 | 219 | 6,076 | 3.6 | 18.8 | 24.1 |
| 2018年3月 | 244 | 6,604 | 3.8 | 15.7 | 21.4 |
| 2019年3月 | 260 | 6,464 | 4.0 | 14.7 | 19.6 |
| 2020年3月 | 134 | 5,534 | 2.2 | 13.9 | 38.2 |
| 2021年3月 | 103 | 6,032 | 1.8 | 31.0 | 51.6 |
| 2022年3月 | 61 | 5,820 | 1.0 | 34.5 | 89.0 |
| 2023年3月 | 180 | 5,431 | 3.2 | 9.5 | 28.6 |
| 2024年3月 | 117 | 5,613 | 2.1 | 17.6 | 44.4 |
| 2025年3月 | 177 | 5,340 | 3.2 | 8.6 | 29.2 |
| 2026年3月 | 196 | 5,817 | 3.5 | 11.3 | 28.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額144百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中沖雄 | 取締役頭取(代表取締役) | 64 | 21,695 |
| 森永利宏 | 取締役 専務執行役員 | 64 | 9,995 |
| 髙田恭介 | 取締役 専務執行役員 | 67 | 1,211 |
| 寺尾晋一 | 取締役 常務執行役員 リスク統括室担当 | 63 | 1,806 |
| 末武真吾 | 取締役 執行役員 本店営業部長 | 55 | 6,317 |
| 金田卓也 | 取締役 執行役員 経営管理部長 | 55 | 5,965 |
| 西岡浩紀 | 取締役 執行役員 事務部長 | 58 | 2,011 |
| 大澤眞 | 取締役 | 67 | — |
| 野田万起子 | 取締役 | 56 | — |
| 織田茂 | 取締役 常勤監査等委員 | 66 | 1,100 |
| 海下巧 | 取締役 監査等委員 | 59 | — |
| 新田洋太朗 | 取締役 監査等委員 | 41 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 山口省蔵 | 取締役 監査等委員 | 62 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 95 | 12 | 6 | 115 | 16 |
| 社外取締役 | 7 | 19 | — | — | 19 | 3 |
| 取締役(社内) | 1 | 8 | — | — | 8 | 8 |
| 監査役 | 1 | 2 | — | — | 2 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容466字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,166字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,256字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)13,723字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第100期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-19
- 有価証券報告書有価証券報告書-第99期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第99期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-21
- 有価証券報告書有価証券報告書-第98期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第98期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第98期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-17
- 四半期報告書四半期報告書-第98期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-03
- 有価証券報告書有価証券報告書-第97期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第97期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第97期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第97期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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