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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

オリックス

ORIX CORPORATION8591 · Prime · その他金融業

多様な事業を擁する総合金融・サービス企業。法人向けリースから不動産、環境エネルギー、保険、銀行、航空機投資まで幅広く展開。

概要

オリックスは、1964年に三商社と五銀行の出資で設立された総合リース・金融グループである。2025年3月期の連結収益は2兆8748億円、純利益3516億円、従業員数3万7286人。法人向けリース、不動産、環境エネルギー、保険、銀行、航空機リースなど10のセグメントで事業を展開し、北米、欧州、アジア・豪州に拠点を持つ。

リース事業から始まった50年以上の歩み

オリックスは創業以来、リース・レンタル事業を中核に成長してきた。現在、法人営業・メンテナンスリース部門では自動車リース・レンタル、電子計測器やICT関連機器のリースを提供する。連結子会社のオリックス自動車株式会社が自動車リースを、オリックス・レンテック株式会社が機器レンタルを担う。リース事業はグループ全体の収益基盤であり、顧客の設備投資や運用効率化を支援する。

10のセグメントで構成される事業ポートフォリオ

グループは法人営業・メンテナンスリース、不動産、事業投資・コンセッション、環境エネルギー、保険、銀行・クレジット、輸送機器、ORIX USA、ORIX Europe、アジア・豪州の10区分で事業を報告する。不動産ではオリックス不動産と株式会社大京がマンション開発・賃貸を手掛け、環境エネルギーでは国内外の太陽光発電や電力小売、廃棄物処理を展開。保険はオリックス生命保険、銀行はオリックス銀行が担う。各セグメントが連携し、多様な金融サービスを提供する。

北米・欧州・アジアに広がるグローバルネットワーク

海外事業は1971年の香港進出に始まり、現在は北米、欧州、アジア、オーストラリアに子会社を持つ。ORIX USAは金融・投資・アセットマネジメントを、ORIX Europe(旧Robeco)はグローバル株式・債券運用を展開。アジアでは中国、マレーシア、インドネシア、タイ、台湾、インド、シンガポールに拠点を置く。航空機リースのORIX Aviation Systemsはアイルランドに、再生可能エネルギーのElawan Energy S.L.はスペインに本拠を構え、国際的な事業ポートフォリオを形成する。

資本効率を重視した経営と株主還元

オリックスはROEを最重要経営指標に位置づけ、長期ビジョンとして2035年3月期にROE15%、当期純利益1兆円を掲げる。中間目標として2028年3月期のROE11%を目指す。2025年3月期のROEは8.8%、2026年3月期見通しは10.4%。株主還元では配当性向39%もしくは前期実績の高い方を基準とし、信用格付A格相当の財務健全性を維持しながら機動的な自社株買いを実施する。2024年3月期の純利益は3461億円、2025年3月期は3516億円。

業界の中での役割は多様な事業セグメントを有する金融・サービス複合企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3.3兆円
税引前利益
6,914億円
利益率
20.8%
純利益
4,473億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01法人向けリース・レンタル主力

金融・各種手数料ビジネス、自動車・電子計測器・ICT関連機器などのリースおよびレンタルを提供。企業の設備投資や運用効率化を支援。

主な製品・サービス2
自動車リース・レンタル
法人向けの自動車リース・レンタルサービス。車両管理業務の効率化を支援。
電子計測器・ICT関連機器リース
電子計測器やICT関連機器のリース・レンタル。短期・長期のニーズに対応。

02不動産主力

不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産のアセットマネジメントを行う。マンション開発や賃貸オフィスビル運営等、幅広い不動産サービスを提供。

03事業投資・コンセッション準主力

企業への投資や公共施設等のコンセッション事業を展開。企業の成長支援やインフラ運営を通じて収益を得る。

04環境エネルギー準主力

国内外の再生可能エネルギー事業、電力小売、省エネルギーサービス、ソーラーパネル販売、廃棄物処理・資源リサイクルを手掛ける。持続可能な社会に向けたエネルギーソリューションを提供。

05保険準主力

生命保険事業を展開。個人向け生命保険商品を提供し、顧客のリスク管理と資産形成を支援。

06銀行・クレジット準主力

銀行業務および消費性ローン事業を提供。個人・法人向けの預金・融資サービス等を展開。

07輸送機器準主力

航空機投資・管理、船舶関連投融資・管理・仲介を行う。航空機や船舶のリース・投資を通じて安定的な収益を確保。

08ORIX USA副次

北米地域において金融、投資、アセットマネジメント、アドバイザリーサービスを提供。現地企業への資金供給や投資運用を行う。

09ORIX Europe副次

欧州地域においてグローバル株式・債券のアセットマネジメントを行う。機関投資家向けの運用サービスを展開。

10アジア・豪州副次

アジア・オセアニア地域において金融、投資サービスを提供。現地法人を通じてリース・ローン等の事業を展開。

製品と技術

自動車リースと電子計測器レンタル

法人営業・メンテナンスリース部門の中核製品は自動車リース・レンタルと電子計測器・ICT関連機器のリースである。自動車リースはオリックス自動車株式会社が、電子計測器レンタルはオリックス・レンテック株式会社が担当。自動車リースでは車両管理業務の効率化を支援し、短期から長期まで柔軟な契約を提供。電子計測器は研究開発や製造現場でのニーズに対応し、多品種を在庫する。淀川変圧器もこのセグメントに含まれる。

国内外の再生可能エネルギー事業

環境エネルギーセグメントでは、太陽光発電を中心とする再生可能エネルギー事業を国内外で展開。子会社のElawan Energy S.L.(スペイン)を通じて欧州での風力・太陽光発電を手掛ける。国内ではオリックス環境株式会社が廃棄物処理や資源リサイクルを、電力小売事業も併せて提供。ソーラーパネルの販売や省エネルギーサービスも含め、持続可能なエネルギーソリューションを顧客に提供する。2025年3月期のセグメント利益は増益を達成した。

航空機リースと船舶投融資

輸送機器セグメントでは、航空機投資・管理と船舶関連投融資・管理・仲介を展開。航空機リースはアイルランドのORIX Aviation Systems Limitedが中核となり、世界的な航空会社向けに機体をリース。2018年11月にはアイルランドの航空機リース会社Avolon Holdingsの株式30%を取得し、事業規模を拡大した。船舶関連では三徳船舶株式会社が投融資・管理を担当。航空機と船舶の両方で安定的なリース収益を確保する体制を築いている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

リース・不動産に強み、収益の多角化で安定成長

オリックスはリースを核に、不動産、保険、銀行など多角的な金融サービスを展開する。売上高は約3.3兆円で、業界内では大手の一角だが、純粋な銀行や証券と異なる独自のポジションを持つ。ライバルのMFSは少額投資型融資でニッチ市場に特化し、ウェッジホールディングスは不動産ファンドを運用する。オリックスの強みは、幅広い事業ポートフォリオにより景気変動の影響を分散できる点だ。一方、近年は海外M&A(アクティビア買収など)を推進しており、統合リスクやのれん減損のリスクが存在する。

強み

  • リース・不動産・金融・保険など多角化により、収益が安定している。
  • 国内リース市場でトップクラスのシェアを持ち、顧客基盤が強固。
  • アジア・米国で事業を拡大し、海外収益比率を高めている。
  • 格付けはA格以上で、低コストで資金調達が可能。

課題

  • 金融事業で金利上昇は有利だが、リース需要の減速や貸倒れリスクも。
  • M&A後の統合や現地規制変化など、リスク管理が課題。
  • 銀行や他リース会社との競争が激しく、優位性の維持が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がオリックス

時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

三商社五銀行の出資で設立された1964年

1964年4月、日綿実業、日商、岩井産業の三商社と三和銀行、東洋信託銀行、日本勧業銀行、神戸銀行、日本興業銀行の五銀行を株主として、大阪市中央区高麗橋にオリエント・リース株式会社が設立された。設立目的は動産・不動産の賃貸借や売買、関連事業への出資と株式保有であった。同年8月には東京支店を開設し、1970年4月には大阪証券取引所第二部に上場。リース事業を基盤に成長を開始した。

香港進出で始まった国際展開

1971年9月、香港にOrient Leasing(Hong Kong)Ltd.(現ORIX Asia Limited)を設立し、初の海外拠点を開設。続いて1973年9月にマレーシア、1975年4月にインドネシア、1981年8月に米国、1986年7月にオーストラリアへ進出。1989年4月には商号をオリックス株式会社に変更。1991年2月には台湾のリース会社に資本参加し、同年3月にはアイルランドにORIX Aviation Systems Limitedを設立。航空機リース事業の基盤を築いた。

金融サービスへの多角化と保険・銀行への参入

1991年4月、オリックス・オマハ生命保険株式会社(現オリックス生命保険)を設立し生命保険事業に参入。1998年4月には山一信託銀行(現オリックス銀行)を買収し銀行業を開始。同年6月に執行役員制度を導入、1999年6月には社外取締役を選任し指名・報酬委員会を設置。2003年6月には委員会等設置会社へ移行。リース中心の事業構成から、保険・銀行・不動産など多様な金融サービスを提供するグループへと変貌した。

ニューヨーク証券取引所上場とガバナンス改革

1998年9月、ニューヨーク証券取引所に株式上場。これに先立ち同年6月に執行役員制度を導入、1999年6月には社外取締役選任と指名・報酬委員会設置を実施。2003年6月には旧商法改正に伴い委員会等設置会社(現指名委員会等設置会社)へ移行。上場と同時にコーポレートガバナンスを強化し、国際的な資金調達基盤を確保。その後2006年1月には米国の投資銀行Houlihan Lokeyを買収するなど、海外M&Aを積極化した。

空港コンセッションと再生可能エネルギーへの本格参入

2015年12月、関西国際空港および大阪国際空港の運営会社である関西エアポート株式会社を、フランスのVINCI Airportsと共同で設立。公共施設のコンセッション事業に参入した。2021年7月にはスペインの再生可能エネルギー事業会社Elawan Energy S.L.を買収し、2023年2月に完全子会社化。国内外の太陽光発電や風力発電事業を拡大。環境エネルギーセグメントを成長ドライバーの一つに位置づけた。

M&Aと事業ポートフォリオの最適化を進める近年

2019年1月、株式会社大京を完全子会社化し不動産事業を強化。2021年7月にElawan Energyを買収。2024年3月にはオリックス・クレジット(現ドコモ・ファイナンス)の株式66%をNTTドコモに譲渡。2025年1月にはORIX Leasing Singaporeを完全子会社化。一方で、2006年に買収したHoulihan Lokeyは2019年7月までに全株式売却、2020年7月にはMariner Investment Groupを売却。事業の入れ替えを積極的に行い、ポートフォリオ最適化を図っている。

年表45件を開く

1960年代

  • 1964年4月創業日綿実業株式会社(現・双日株式会社)、日商株式会社(現・双日株式会社)、岩井産業株式会社(現・双日株式会社)の三商社および株式会社三和銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)、東洋信託銀行株式会社(現・三菱UFJ信託銀行株式会社)、株式会社日本勧業銀行(現・株式会社みずほ銀行)、株式会社神戸銀行(現・株式会社三井住友銀行)、株式会社日本興業銀行(現・株式会社みずほ銀行)の五銀行を株主として創立、その目的を①各種動産、不動産の賃貸借および売買、②前号に関連する一切の事業、③前各号に関連する事業に出資し、その事業を営む他会社の株式を保有しおよびその発起人となることとして大阪市中央区高麗橋にオリエント・リース株式会社を設立。
  • 1964年8月東京支店(1970年6月、改組により現・東京本社)を開設。その後各地に支店・営業所を開設。
  • 1969年10月M&A株式額面変更のため、大阪市北区中之島所在のオリエント・リース株式会社に吸収合併される。

1970年代

  • 1970年4月上場大阪証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 1971年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 1971年9月創業香港に Orient Leasing(Hong Kong)Ltd.(現・ORIX Asia Limited)設立。
  • 1972年3月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式上場(2004年10月名古屋証券取引所上場廃止)。
  • 1972年12月商号変更本店所在地を東京都港区に変更。
  • 1973年2月上場東京証券取引所、大阪証券取引所第一部(東京証券取引所に統合)に株式上場。
  • 1973年6月創業オリエント・オート・リース株式会社(現・オリックス自動車株式会社)設立。
  • 1973年9月創業マレーシアに United Orient Leasing Company Bhd.(現・ORIX Leasing Malaysia Berhad)設立。
  • 1975年4月創業インドネシアに P.T.Orient Bina Usaha Leasing(現・PT.ORIX Indonesia Finance)設立。
  • 1976年9月創業オリエント測器レンタル株式会社(現・オリックス・レンテック株式会社)設立。
  • 1979年6月創業ファミリー信販株式会社(現・株式会社ドコモ・ファイナンス)設立。

1980年代

  • 1981年8月創業米国に Orient Leasing Containers,Inc.(現・ORIX Corporation USA)設立。
  • 1985年2月創業バジェット・レンタカー株式会社(現・オリックス自動車株式会社)設立。
  • 1986年7月創業豪州に Budget Orient Leasing Limited(現・ORIX Australia Corporation Limited)設立。
  • 1989年4月商号変更商号をオリックス株式会社に変更。

1990年代

  • 1991年2月台湾の Sun Credit & Trading Corporation/Sun Leasing Corporation (現・ORIX Taiwan Corporation)に資本参加。
  • 1991年3月創業アイルランドに ORIX Aviation Systems Limited設立。
  • 1991年4月創業オリックス・オマハ生命保険株式会社(現・オリックス生命保険株式会社)設立。
  • 1998年4月M&A山一信託銀行株式会社(現・オリックス銀行株式会社)を買収。
  • 1998年6月執行役員制度導入。
  • 1998年9月上場ニューヨーク証券取引所に株式上場。
  • 1999年3月創業オリックス・リアルエステート株式会社(現・オリックス不動産株式会社)設立。
  • 1999年4月創業オリックス債権回収株式会社(現・リサRT債権回収株式会社)設立(2025年7月全株式を売却)。
  • 1999年6月社外取締役選任、指名・報酬委員会設置。

2000年代

  • 2003年6月旧商法改正に伴い「委員会等設置会社」(現・指名委員会等設置会社)へ移行。
  • 2005年1月M&Aオリックス・オート・リース株式会社は、株式会社イフコ、オリックス・レンタカー株式会社、他自動車関連4社と合併し、オリックス自動車株式会社へ社名変更。
  • 2006年1月M&A米国の投資銀行 Houlihan Lokey Howard & Zukin(現・Houlihan Lokey,Inc.)を買収(2019年7月までに全株式の売却を完了)。
  • 2009年7月オリックス・クレジット株式会社(現・株式会社ドコモ・ファイナンス)の株式51%を株式会社三井住友銀行に譲渡。
  • 2009年12月創業中国(大連)に中国本社、欧力士(中国)投資有限公司設立。

2010年代

  • 2010年5月M&A米国のローン・サービシング会社 RED Capital Group(現・ORIX Real Estate Capital Holdings, LLC)を買収。
  • 2010年12月M&A米国のファンド運営会社 Mariner Investment Group LLCを買収(2020年7月全株式を売却)。
  • 2012年6月M&A株式会社三井住友銀行が保有するオリックス・クレジット株式会社(現・株式会社ドコモ・ファイナンス)の株式51%を取得し、同社を完全子会社化。
  • 2013年7月M&Aオランダの資産運用会社 Robeco Groep N.V.(現・ORIX Corporation Europe N.V.)を買収(2016年10月株式を追加取得し、同社を完全子会社化)。
  • 2014年7月M&Aハートフォード生命保険株式会社(現・オリックス生命保険株式会社)を買収。
  • 2014年12月M&A業務ソフトウエアサービス会社 弥生株式会社を買収(2022年3月全事業を売却)。
  • 2015年12月創業関西国際空港および大阪国際空港の運営会社 関西エアポート株式会社をフランスの空港運営会社 VINCI Airports S.A.S.と設立。
  • 2018年11月アイルランドの航空機リース会社 Avolon Holdings Limitedの株式30%を取得。
  • 2019年1月M&A株式会社大京の普通株式への公開買付により、同社を完全子会社化。

2020年代

  • 2021年7月M&Aスペインの再生可能エネルギー事業会社 Elawan Energy S.L.を買収(2023年2月株式を追加取得し、同社を完全子会社化)。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2024年3月オリックス・クレジット株式会社(現・株式会社ドコモ・ファイナンス)の株式66%を株式会社NTTドコモに譲渡。
  • 2025年1月M&AORIX Leasing Singapore Limitedの株式を追加取得し、同社を完全子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2036年3月期まで15%
  • 当期純利益2036年3月期まで1兆円
  • ROE(中間目標)2029年3月期まで11%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3つの戦略的投資領域への集中投資

    テクノロジー進化(PATHWAYS)、人口増加・動態変化(GROWTH)、気候変動・資源制約(IMPACT)の3領域に焦点を当て、各セグメントの強みを掛け合わせ協業を強化し、規模感のある事業展開を実現する。

  2. 02

    事業価値創造モデルの推進

    自社投資資産を第三者資金でファンド化しつつ管理・運営を継続することで、資産価値向上とフィー収益獲得を両立する「Alternative Investment & Operations」モデルを展開する。

  3. 03

    顧客課題解決モデルの強化

    顧客の課題に対し、グループ内外の人・情報・テクノロジーを活用した解決策を提供し付加価値を創造する「Business Solutions」モデルを推進する。

  4. 04

    ビジネスモデルの変革

    自己資本効率を高めるため、限られた資本から効率的に収益を生み出す事業への転換を促進し、資本収益性の高いビジネスモデルへの変革を進める。

  5. 05

    ポートフォリオの最適化と新規事業創出

    既存資産・事業の資本効率性や成長性を精査し資本配分を最適化。同時に、戦略的投資領域などグローバルな潮流を捉えた新たな収益源を確立し、収益源の多様化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で37,286人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,040万円で、9期前と比べて+18.1%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は15.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月34,835
2018年3月31,890
2019年3月88042.414.132,411
2020年3月87142.714.631,233
2021年3月85843.215.033,153
2022年3月88543.715.632,235
2023年3月91044.016.034,737
2024年3月92044.116.133,807
2025年3月97644.216.233,982
2026年3月1,04044.215.837,286

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率34.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率98.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社48(国内 15 / 海外 33) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    オリックス 自動車㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    オリックス・レンテック㈱
    東京都 品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    淀川変圧器㈱
    大阪市 西区
    議決権100.0%
  • 国内
    オリックス 不動産㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    オリックス 不動産投資顧問㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    オリックス・アセットマネジメント㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱大京
    東京都 渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    オリックス環境㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    三徳船舶㈱
    大阪市 港区
    議決権100.0%
  • 海外
    ORIX Corporation Europe N.V.
    オランダ ロッテルダム
    議決権100.0%
  • 海外
    ORIX Corporation Europe N.V.
    オランダ ロッテルダム
    議決権100.0%
  • 海外
    ORIX Corporation Europe N.V.
    オランダ ロッテルダム
    議決権100.0%
残りのグループ会社36社を開く
  • ORIX Asia Limited中国 香港100%
  • ORIX Asia Limited中国 香港100%
  • ORIX Asia Limited中国 香港100%
  • ORIX Asia Limited中国 香港100%
  • ORIX Asia Limited中国 香港100%
  • ORIX Asia Limited中国 香港100%
  • ORIX Leasing Malaysia Berhadマレーシア クアラルン プール100%
  • ORIX Leasing Malaysia Berhadマレーシア クアラルン プール100%
  • ORIX Leasing Malaysia Berhadマレーシア クアラルン プール100%
  • PT. ORIX Indonesia Financeインドネシア ジャカルタ85%
  • PT. ORIX Indonesia Financeインドネシア ジャカルタ85%
  • PT. ORIX Indonesia Financeインドネシア ジャカルタ85%
  • ORIX Australia Corporation Limitedオーストラリア シドニー100%
  • ORIX Australia Corporation Limitedオーストラリア シドニー100%
  • ORIX Australia Corporation Limitedオーストラリア シドニー100%
  • ORIX Capital Korea Corporation韓国 ソウル100%
  • ORIX Capital Korea Corporation韓国 ソウル100%
  • ORIX Capital Korea Corporation韓国 ソウル100%
  • Thai ORIX Leasing Co., Ltd.タイ バンコク96%
  • Thai ORIX Leasing Co., Ltd.タイ バンコク96%
  • Thai ORIX Leasing Co., Ltd.タイ バンコク96%
  • ORIX Corporation India Limitedインド ムンバイ99%
  • ORIX Corporation India Limitedインド ムンバイ99%
  • ORIX Corporation India Limitedインド ムンバイ99%
  • ORIX Leasing Singapore Limitedシンガポール100%
  • ORIX Leasing Singapore Limitedシンガポール100%
  • ORIX Leasing Singapore Limitedシンガポール100%
  • ORIX Auto Leasing Taiwan Corporation台湾 台北100%
  • ORIX Auto Leasing Taiwan Corporation台湾 台北100%
  • ORIX Auto Leasing Taiwan Corporation台湾 台北100%
  • ㈱大阪シティドーム大阪市 西区90%
  • 関西エアポート㈱大阪市 西区40%
  • ㈱ドコモ・ファイナンス東京都 港区34%
  • Avolon Holdings Limitedアイルランド ダブリン30%
  • Avolon Holdings Limitedアイルランド ダブリン30%
  • Avolon Holdings Limitedアイルランド ダブリン30%
国際子会社 (GLEIF登録 14社)
  • GBORIX CORPORATION UK LIMITED
  • JPオリックス銀行株式会社
  • KR한국오릭스렌텍 주식회사
  • AUORIX AUSTRALIA CORPORATION LIMITED
  • HKORIX ASIA CAPITAL LIMITED
  • IEORIX AVIATION SYSTEMS LIMITED
  • INORIX CORPORATION INDIA LIMITED
  • KR오릭스캐피탈코리아 주식회사
  • IDPT ORIX Indonesia Finance
  • JPオリックス生命保険株式会社
  • NLOCE US HOLDING B.V.
  • KYORIX REINSURANCE LIMITED

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト運航管理技術の開発低高度空域共有に向けた運航管理技術の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-09-28
    2.5億円
  • 調達
    【公園】みちのく杜の湖畔公園で使用する電気
    国土交通省 · 2018-04-02
    2,440万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3.3兆円税引前利益6,914億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.9%、利益が+43.9%。

売上高
+15.9%
3.3兆円
税引前利益
+43.9%
6,914億円
純利益
+27.2%
4,473億円
利益率
20.8%
前期比 +4.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3.3兆円
純利益5,300億円4,473億円
1株あたり配当¥187.36¥187.36

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は8,766億円、営業利益は1,339億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は+29.5%。

対象期間営業収益兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.67789
2024年1Q0.68630
2024年2Q0.68651
2024年3Q0.68911
2024年4Q0.781,269
2025年2Q1.401,829
2025年4Q1.471,687
2026年2Q1.562,711
2026年4Q1.771,762
2027年1Q0.881,33915.32,808

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は1.1兆円から3.3兆円へ3.2倍に増えた。税引前利益率は16.4%から20.8%になった。営業収益は6期、純利益は3期の連続増加。

決算期営業収益兆円税引前利益億円税引前利益率%純利益億円
オランダの資産運用会社 Robeco Groep N.V.(現・ORIX Corporation Europe N.V.)を買収(2016年10月株式を追加取得し、同社を完全子会社化)。
2013年3月1.051,72616.41,119
ハートフォード生命保険株式会社(現・オリックス生命保険株式会社)を買収。
2014年3月1.382,86320.81,874
関西国際空港および大阪国際空港の運営会社 関西エアポート株式会社をフランスの空港運営会社 VINCI Airports S.A.S.と設立。
2015年3月2.173,44015.82,349
2016年3月2.373,91316.52,602
2017年3月2.684,25015.92,732
2018年3月2.864,35515.23,131
株式会社大京の普通株式への公開買付により、同社を完全子会社化。
2019年3月2.433,95716.33,237
2020年3月2.284,12618.13,027
スペインの再生可能エネルギー事業会社 Elawan Energy S.L.を買収(2023年2月株式を追加取得し、同社を完全子会社化)。
2021年3月2.292,87612.51,924
2022年3月2.515,09420.33,174
2023年3月2.663,92214.72,903
2024年3月2.814,70016.73,461
ORIX Leasing Singapore Limitedの株式を追加取得し、同社を完全子会社化。
2025年3月2.874,80516.73,516
2026年3月3.336,91420.84,473

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

営業収益3.3兆円のうち、税引前利益として残るのは6,914億円20.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4,473億円、売上の13.4%にあたる。税引前利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.6%2.9兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.4%811億円
  • 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.8%6,914億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
12.4%
売上から原価を引いて残る割合
税引前利益率業種比+9.9pt
20.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.6pt
13.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
10.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1.4兆円、投資CFが−1.1兆円で、差し引きのフリーCFは2,549億円期末の手元現金は1.5兆円

決算期営業CF兆円投資CF兆円財務CF億円現金残高兆円
2013年3月0.390.11−4,6720.83
2014年3月0.48−0.22−2,7770.82
2015年3月0.26−0.472,1230.91
2016年3月0.41−0.55−4640.81
2017年3月0.58−0.23−3371.13
2018年3月0.57−0.441,4101.41
2019年3月0.59−0.871,6661.28
2020年3月1.04−1.472,8871.14
2021年3月1.10−1.213991.08
2022年3月1.10−0.81−3,0661.09
2023年3月0.91−1.104,3831.37
2024年3月1.24−1.37−8551.19
2025年3月1.30−1.311,4931.32
2026年3月1.37−1.11−1,6051.45

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は18.0兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4.5兆円で、自己資本比率は24.9%(業種中央値24.7%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月8.441.646.7919.5
2014年3月9.061.927.1421.2
2015年3月11.442.159.2918.8
2016年3月10.992.318.6821.0
2017年3月11.232.518.7222.3
2018年3月11.432.688.7423.5
2019年3月12.172.909.2823.8
2020年3月13.072.9910.0722.9
2021年3月13.563.0310.5322.3
2022年3月14.283.3010.9823.1
2023年3月15.293.5411.7523.2
2024年3月16.323.9412.3824.1
2025年3月16.874.094.4224.2
2026年3月18.004.484.5824.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
4,923億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1.1兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4.6兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業収益成長率39社中13位あたり、逆に低いのは配当利回り39社中30位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.4%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.9%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
15.9%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,286で、1年前と比べて+67.3%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥6,286-1.2%1ヶ月-0.7%1年+67.3%時価総額7.1兆円
過去52週の値幅
安値¥3,672高値¥6,680

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.2倍
PBR1.46倍
配当利回り2.98%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-7.59%下落し、8月19日に6024円まで売られた後、21日に6115円へ反発した。25日移動平均線(6379.96円)を明確に下回り、75日線(6236.92円)も割り込んでいる。52週高値6680円からは-8.5%、52週安値3672円からは+66.5%の水準。出来高は7月中旬に463万株まで膨らんだが、8月17日には216万株に減少し、21日は234万株。RSIは36.94で売られ過ぎ圏に接近。200日線(5220.13円)からは+17.1%乖離し、中期的な上昇基調は残るが、短期的な下落トレンドが続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERが10.87倍と業界平均の16.39倍を下回り、PBRも1.42倍で平均の1.85倍より低い。ROEは10.4%と健全で、配当利回りは3.06%と業界平均と同水準。配当性向は40.4%と余裕があり、増益基調で利益成長も見込まれる。割安だが、業界平均の配当利回りと同等な点はやや見劣りする。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.2倍17.4倍
PBR1.46倍1.81倍
ROE10.4%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

多様な事業を展開する総合リース会社として、金利上昇や経済変動に対する分散効果が期待される。強気派は、2026年3月期の純利益4473億円見込みなど増益基調、株主還元の拡大、M&Aによる成長を評価する。弱気派は、金利上昇による資金調達コストの増加、海外事業(特に航空機リース)のリスク、利益率の低さを指摘し、従来の高成長が続かないとみる。特に、リース事業の競争激化と資産劣化リスクが焦点。

プラスに働く材料7
  • 増益基調

    2026年3月期の純利益は前期比約27%増の4473億円を見込む。

  • 多様な事業ポートフォリオ

    リース、不動産、エネルギー、保険など分散が収益安定化に寄与。

  • 株主還元の拡大

    配当利回り約3%で、自社株買いなども実施し還元を強化。

  • 2026年3月期純利益4473億円で前期比27.2%増通年影響

    純利益は3516億円→4473億円と957億円増加。増収効果で最高益を更新。

  • 売上高33308億円で前期比15.9%増通年影響

    売上高は28748億円→33308億円。事業規模の拡大が継続している。

  • ROE10.4%とPBR1.55倍の良好な資本効率継続影響

    ROE10.4%は資本効率の高さを示し、PBR1.55倍の評価を支える。

  • 外国人保有47.11%と長期マネーの選好継続影響

    外国人持ち株比率は47.11%と高く、グローバル投資家の支持が続く。

マイナスに働く材料7
  • 金利上昇の影響

    金利上昇で資金調達コストが増加し、リース事業の利益を圧迫。

  • 海外事業リスク

    航空機リースなど海外資産は景気変動や為替の影響を受けやすい。

  • 低い収益性

    事業規模に比べ利益率が低く、資本効率の改善が課題。

  • 来期予想PER非開示で業績見通し不透明決算発表後影響

    実績PERは11.26倍だが、来期予想が示されておらず先行きを読みにくい。

  • 営業利益非開示で増収の質を検証できず継続影響

    売上高33308億円に対し営業利益の開示がなく、収益性の改善を確認できない。

  • 株価1年で76.62%上昇の反動リスク不定影響

    1年間の株価上昇率は76.62%に達し、目先の調整リスクがある。

  • 配当利回り2.96%と増配余地の限界継続影響

    配当利回りは2.96%にとどまり、株主還元の上振れがなければ買い材料に欠ける。

次の決算で確かめる点
総資産利益率(ROA)
資産を活用した収益効率を測る。低下は資産劣化の兆候。
航空機リース稼働率
海外事業の健全性を示す。需要減で稼働率が低下するリスク。
自己資本比率
財務健全性の指標。リスク資産の増加で悪化の可能性。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり187.36で、前期から+30.1%いまの株価に対する利回りは2.98%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥187.36
1株あたり
配当利回り
2.98%
いまの株価に対して
配当性向
40.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5266.4
2018年3月6626.345.1
2019年3月7615.275.4
2020年3月760.043.4
2021年3月760.083.0
2022年3月8612.658.5
2023年3月860.038.8
2024年3月9915.277.9
2025年3月12021.762.0
2026年3月15630.140.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥187.36

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ661,289人。区分でいちばん多いのは外国法人47.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.2%を占め、残る67.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人44.044.439.342.744.447.1
金融機関29.130.333.631.431.531.1
個人・その他20.219.820.819.516.216.1
証券会社5.84.75.35.46.74.5
自己株式5.25.05.05.02.02.0
事業法人0.80.81.01.01.11.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)18.41
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.83
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人名 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.10
04CITIBANK, N.A. -NY, AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY SHARE HOLDERS (常任代理人名 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部)2.96
05JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人名 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.67
06JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人名 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.45
07BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人名 株式会社三菱UFJ銀行)1.34
08GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人名 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部)1.14
09SIX SIS LTD. (常任代理人名 株式会社三菱UFJ銀行)0.92
10THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人名 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+289%、1株純資産は14期で+203%。直近期のROEは10.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1031,3467.411.659.4
2014年3月1481,46610.59.8195.7
2015年3月1791,64511.59.436.9
2016年3月1991,76411.78.122.2
2017年3月2091,92511.37.966.4
2018年3月2442,09612.17.745.1
2019年3月2532,26311.66.375.4
2020年3月2372,38610.35.543.4
2021年3月1562,4886.412.083.0
2022年3月2642,76910.09.358.5
2023年3月2463,0288.58.838.8
2024年3月2993,4239.211.177.9
2025年3月3083,5998.810.062.0
2026年3月4004,08010.411.540.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

32名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は32名。2026/3期の役員報酬は総額3,446百万円。

氏名役職年齢保有株数
井上亮取締役73105,000
髙橋英丈取締役557,100
松﨑悟取締役6010,719
スタン・コヤナギ取締役655,000
渡辺博史取締役77
関根愛子取締役68
程近智取締役66
柳川範之取締役63
柚木真美取締役63
関美和取締役61
鈴木喜輝専務執行役 欧米事業部門COO63
入江修二専務執行役 インフラ事業部門COO63131,600
残りの役員20名を開く
氏名役職年齢保有株数
山田正啓専務執行役 グループCFO グループCSO 財経部門管掌54
有田英司常務執行役 APAC事業部門 法人営業本部長601,600
三宅誠一常務執行役 APAC事業部門 事業投資本部長584,419
上谷内祐二常務執行役 APAC事業部門 メンテナンスリース事業担当605,888
渡辺展希常務執行役 インフラ事業部門 大阪IR事業管掌51641
大塚隆司常務執行役 グループCRO リスク管理部門管掌502,332
北村達也常務執行役 インフラ事業部門 不動産事業担当 不動産営業部管掌 公共インフラ事業部管掌598,000
小寺徹也執行役 APAC事業部門 法人営業本部副本部長612,619
影浦智子執行役 リーガル・コンプライアンス部門 企業法務管掌555,713
井戸洋行執行役 デジタル戦略部門 業務改革推進部管掌58
德間隆二郎執行役 インフラ事業部門 輸送機器事業本部長544,909
李浩執行役 APAC事業部門 中華圏グループ管掌44
石原知彦執行役 人事・総務部門管掌 取締役会事務局長51382
馬殿太郎執行役 グループ関西代表602,807
トニー・アン執行役 デジタル戦略部門 情報セキュリティ、テクノロジー管掌58
佐藤厚範執行役 インフラ事業部門 環境エネルギー本部長531,400
松岡芳晃執行役 APAC事業部門 アジア・パシフィック事業本部長581,600
北川慶執行役 インフラ事業部門 輸送機器事業本部副本部長516,000
石長浩之執行役 財経部門 財務、広報、渉外管掌571,600
大久保玲子執行役 財経部門 社長室管掌491,600

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役9781,0263,146
その他役員12326150
社外取締役12326150

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,291字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 オリックスグループは当社、連結子会社1,369社(変動持分事業体(以下、「VIE」)および特別目的事業体(以下、「SPE」)などを含んでいます。)および持分法を適用している関連会社128社から構成されており、様々な事業を展開しています。 各事業の主な内容、各事業における当社および関係会社の位置付け等は以下のとおりです。 なお、これらの区分は「第5  経理の状況  1  (1)連結財務諸表  連結財務諸表注記」に記載しているセグメント情報の区分と同一です。 <セグメント>         <主な事業内容>       <主な会社> 法人営業・ メンテナンスリース       金融・各種手数料ビジネス、 自動車および電子計測器・ICT関連 機器などのリースおよびレンタル       オリックス㈱ オリックス自動車㈱ オリックス・レンテック㈱ 淀川変圧器㈱ 不動産       不動産開発・賃貸・管理、施設運営、 不動産のアセットマネジメント       オリックス㈱ オリックス不動産㈱ オリックス不動産投資顧問㈱ オリックス・アセットマネジメント㈱ ㈱大京 事業投資・ コンセッション       企業投資、コンセッション       オリックス㈱ 環境エネルギー       国内外再生可能エネルギー、 電力小売、省エネルギーサービス、 ソーラーパネル販売、廃棄物処理、 資源リサイクル       オリックス㈱ オリックス環境㈱ Elawan Energy S.L. 保険       生命保険       オリックス生命保険㈱ 銀行・クレジット       銀行、消費性ローン       オリックス銀行㈱ 輸送機器       航空機投資・管理、 船舶関連投融資・管理・仲介       オリックス㈱ 三徳船舶㈱ ORIX Aviation Systems Limited ORIX USA       金融、投資、アセットマネジメント、 アドバイザリーサービス       ORIX Corporation USA ORIX Europe       グローバル株式・債券の アセットマネジメント       ORIX Corporation Europe N.V. アジア・豪州       アジア・豪州における金融、投資       ORIX Asia Limited ORIX Leasing Malaysia Berhad PT.ORIX Indonesia Finance ORIX Australia Corporation Limited 欧力士(中国)投資有限公司 ORIX Capital Korea Corporation Thai ORIX Leasing Co., Ltd. ORIX Auto Leasing Taiwan Corporation ORIX Corporation India Limited ORIX Leasing Singapore Limited 金融サービス等の顧客への提供
経営方針・対処すべき課題2,748字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 オリックスグループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてオリックスグループが判断したものです。 ①  ORIX Group Purpose & Culture オリックスグループは、「ORIX Group Purpose & Culture」を定め、オリックスグループの社会における存在意義であり、すべての活動の根幹となるものを「Purpose」、また、「Purpose」を実現するために、世界中のオリックスグループ社員が大切にする共通の価値観を「Culture」としています。 〔Purpose(存在意義)〕 変化に挑み、柔軟な発想と知の融合で、未来をひらくインパクトを。 〔Culture(価値観)〕 ・多様性を力に変える。 ・挑戦をおもしろがる。 ・変化にチャンスを見出す。 ②  中長期的な事業戦略 Purposeを実現するため、3つの戦略的投資領域を定めたうえで、オリックスの強みとして長年培ってきた「事業価値創造」と「顧客課題解決」の2つのビジネスモデルを生かした成長戦略「ORIX Group Growth Strategy 2035」を通じて、社会にインパクトをもたらし、持続可能な社会の実現に貢献する価値提供と企業価値の向上を両立させ、オリックスが中長期的に社会から信頼される存在となれるよう目指してまいります。 〔戦略的投資領域〕 「テクノロジーの進化」に焦点をあて、未来経済における新たなインパクト創造を目指す“PATHWAYS” 「世界の人口増加・動態変化」に着目し、変化する世界の中で、持続可能な成長をサポートする“GROWTH” 「地球温暖化・限りある資源」をテーマとし、これらの課題に対してポジティブなインパクトを与える“IMPACT” これらの領域において、各セグメントの強みを掛け合わせ、協業をより一層強化していくことで、規模感のある事業展開を実現してまいります。 〔ビジネスモデル〕 「事業価値創造モデル -Alternative Investment&Operations」 オリックスが自ら投資して管理・運営してきた資産を、第三者資金によってファンド化しつつ、引き続きその資産を管理・運営することで、資産価値向上とフィー収益獲得の両方を実現します。 「顧客課題解決モデル -Business Solutions」 お客さまの課題に向き合い、オリックスグループ内外の人・情報・テクノロジーを活用して解決策を提供することで付加価値を創造します。 ③  目標とする経営指標と対処すべき課題 当社は、純利益成長に加えてROEを最重要の経営指標として位置づけ、TSR(株主総利回り)の向上を図ってまいります。長期ビジョンとして、2035年3月期のROE15%、当期純利益1兆円を定量目標とし、その中間目標として2028年3月期のROE11%を目指します。 安定的な株主還元として、「配当性向39%もしくは前期実績の高い方」の配当実施を継続するとともに、信用格付A格相当の財務健全性を維持することを前提に、ROE目標を重視し、機動的な自社株買いを実施します。(格付についての詳細は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析 (4) 財務戦略の基本的な考え方」をご参照ください)。 当社株主に帰属する当期純利益とROEの過去3年間の推移は、以下のとおりです。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 当社株主に帰属する当期純利益(百万円)   346,132   351,630   447,265 ROE(%)   9.2   8.8   10.4 上記、目標とする経営指標を達成するため、当社グループでは以下の課題に取り組みます。 「ビジネスモデルの変革」:自己のバランスシートを活用して収益を創出するビジネスは、自己資本の水準や信用力に応じて、金融機関や資本市場からの資金調達に制約を受けるため、資産規模の拡大を通じた利益成長には一定の限界があります。当社グループの持続的な利益成長を実現するためには、限られた資本から効率的に収益を生み出す事業への転換を促進することが重要となり、資本収益性の高いビジネスモデルへの変革を推進していきます。 「ポートフォリオの最適化」:資本効率が相対的に低い資産を保有または事業継続すると、当該資産・事業を保持するための資本が滞留し、グループ全体のROE向上や企業価値の最大化の制約要因となります。このため、既存の資産・事業および新規投資案件ごとに資本効率性や成長性を精査した上で適切に資本を配分し直し続けることが重要です。信用格付の変動などグループ全体の資金調達力へ与える影響も踏まえながら、グループ全体でポートフォリオの最適化を進めていきます。 「新規事業の創出」:当期純利益1兆円への利益成長を目指していく上で、これまでの枠組み(事業領域・収益構造・組織体制)にとらわれない新たな収益源を確立していくことが必要となります。「ORIX Group Growth Strategy 2035」で定める戦略的投資領域をはじめとするグローバルな潮流を捉えた有望な領域において新たな価値創造を実現し、グループの収益源の多様化を進め、当期純利益の成長と資本効率向上の両立を目指していきます。 ④  経営環境 当社を取り巻く経営環境を見ますと、中東情勢の緊迫化やロシア・ウクライナ紛争の長期化など地政学的リスクは依然として高い水準にあるほか、米国の関税措置、エネルギーコスト高、中国経済の景気後退などを背景に、経営環境は世界的に不安定な状況にあります。日本国内においても、日中間の外交関係の変化などに伴う訪日中国人客数の減少、人手不足の深刻化、ならびに資源価格・建築費の高騰を背景とした事業コストの上昇など、企業経営にとって厳しい環境が継続しております。こうした環境下において、与信先・投資先の業況変化に加え、環境エネルギー事業やホテル・旅館等の施設運営事業をはじめとする当社各事業への影響についても注視しつつ、引き続き注意深くモニタリングを行う必要があると認識しております。また、地政学的リスクが長期化・深刻化した場合には、資源・エネルギーの需給逼迫やサプライチェーンの混乱などにより、経営環境が一段と不安定になる可能性もあることから、状況に応じてモニタリングの水準を引き上げ、機動的に対応してまいります。
事業等のリスク9,816字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社が発行する有価証券への投資は、リスクを伴います。投資家の皆様は、以下に記載するリスクに限らず、オリックスグループの連結財務諸表およびその注記などあらゆる情報を慎重にご検討ください。オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績、そして当社の有価証券の価格は、以下およびその他の要因によって不利な影響を受ける可能性があります。また、リスクの顕在化により、直接財務上の損失が発生しなかったとしても、オリックスグループの評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。本項には、不確定要素を伴う将来の予測に基づく記述もあります。よって、実際の結果は本項または本有価証券報告書の他の部分に記載されている要因のみならず、様々な要因によって予測とは異なることもあり得ます。なお、本項における将来に関する事項は、本有価証券報告書の提出日現在において判断したものです。 以下に記載するリスクに関する主な管理状況については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 5)全社的リスク管理体制 ② 主なリスク管理」をご参照ください。 (1)外部環境に関するリスク ①  世界経済の低迷や政治情勢の混乱などによる影響 オリックスグループは日本のみならず、米州、欧州、アジア、豪州などで事業活動を展開しており、これらの国や地域およびこれらに影響を与える他の国々における政治情勢および経済状況の悪化は、オリックスグループの事業に影響を及ぼす可能性があります。具体的には、米国におけるトランプ第2期政権下での政策変更に伴う政治経済上の不確実性、ロシア・ウクライナ紛争の長期化や中東情勢の緊迫化等を背景とした地政学的リスク、戦争や暴動の発生、商品市況の大幅な変動、原材料や建築費等の上昇、消費者需要の落ち込み、貿易摩擦や米中間の貿易・技術をめぐる争いなどにより、事業環境の不確実性が高まる中、その影響を予測することが困難となり、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ②  他社との競争による影響 オリックスグループは、価格設定、取引条件、取引の仕組み、サービスの品質等において、他社との競争にさらされています。 競合他社は、低い調達コストを通じて、もしくは収益性を度外視することによって、価格やその他の条件について、積極的に競争しようとする可能性があります。また、技術の進歩やイノベーションが起こり、新たな競合が出現した場合、オリックスグループは、より効果的にそれらの競合他社と競いあうため、ビジネスの見直しを迫られる可能性があります。オリックスグループがこのような他社と競り合う場合、マーケットシェアが低下する、または利益が減少する可能性があります。 ③  風評による影響 オリックスグループの事業は、顧客や市場関係者からの信頼を基盤としています。オリックスグループの活動や、関連する業界、取引先について否定的な評判が広まった場合、その内容が事実かどうかに関わらず、オリックスグループの評判や事業に対する信頼が低下する可能性があります。その場合、顧客や事業機会を失い、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性や、当社の株価に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ④  気候変動による影響 気候変動による物理的リスクと移行リスクは、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 物理的リスクとしては、異常気象や自然災害の激甚化・頻発化により、運営施設や営業拠点の被災による事業の中断や、復旧・対策に伴うコストの増加が生じる可能性があります。また、顧客や投資先の被災を通じて信用コストが増加するほか、保有・投資資産の価値が減少する可能性があります。 また、移行リスクとして、気候変動政策や環境規制の強化、技術革新や市場環境の変化等により、事業の制約やコストの増加が生じる可能性があります。これにより、顧客業績の悪化や投融資先の事業環境の変化を通じて信用コストが増加するほか、保有資産や投資先の価値が減少する可能性があります。 なお、気候変動に関するオリックスグループの取組および開示については、「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 ⑤  予測不能な事象の影響 地震、暴風雨、洪水、津波などの自然災害、異常気象、火災、感染症の大流行などの予測不能な事象が発生した場合、市場価格が想定を超えて変動したり、特定の国や地域の経済状況が予期せず悪化したり、オリックスグループの役職員、事務所、設備、運営施設などに被害が発生する可能性があります。その結果、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 (2)信用リスク オリックスグループは、主にファイナンス・リースおよび営業貸付金に対して信用損失引当金を計上していますが、この残高が、将来の信用損失を補填するのに十分であるという保証はありません。オリックスグループが事業を行っている国内外の経済環境が悪化した場合、もしくは特定の業界や市況、顧客の業績が悪化した場合、現在の信用損失引当金では不十分となる可能性があります。 オリックスグループでは、ポートフォリオを管理しリスク分散に努めていますが、急激な金利変動や景気動向などによっては、信用損失引当金の追加繰入が必要となる可能性があります。 また、金融、経済情勢の変化によって担保や中古物件の価値が下落した場合や、その他保全措置からの回収見込額が減少した場合に、その他の与信関係費用が増加する可能性があります。 このような場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 (3)ビジネスリスク 「事業や投資先の投資回収の不確実性、商品市況の価格変動性や、提供する商品・サービスの品質の低下・陳腐化」をビジネスリスクと定義しています。 ①  事業拡大やM&A、他社との合弁、提携などの不確実性による影響 オリックスグループは、国内外で積極的に事業を拡大していますが、新たなリスクや複雑化したリスクに直面した場合、これらのリスクに十分に対応できず、予期しない多額の費用が発生する、あるいは損失を被る可能性があります。このような費用や損失は、規制上、技術上またはその他の要因により、買収を通じて事業拡大する際には特に重大な問題となる可能性があります。また、事業や事業機会が想定どおり拡大しない場合や、他社との競争により収益性が損なわれる場合などは、期待した結果を得られない可能性もあります。 オリックスグループは、事業拡大の一環としてM&Aを実施することがありますが、買収後の収益が、買収時に見込んだ将来の予想収益を大幅に下回る場合や、その他の財務上または経営上の困難に直面した場合には、M&Aに伴い発生したのれん(営業権)等について、多額の減損処理が必要となる可能性があります。 オリックスグループの投資先の事業は多岐にわたっており、なかには金融サービス事業とは大きく異なるものもあります。これらの事業が失敗すると、財務上の損失を被るだけではなく、将来の事業機会を失う、あるいは、当初想定した時期や価格で売却できない等の可能性があります。また、これら投資先の財政状態が悪化した場合、信用補完や追加投資などの財政支援が必要となる可能性もあります。 また、オリックスグループは、他社との合弁や提携などによる事業も行っています。これらの成否は、当該パートナーの事業遂行能力、財務の安定性、事業を取り巻く法的環境などに依存しますが、それらが悪化した場合、追加投資が必要となる、損失が発生する、さらには事業を中止せざるを得なくなる可能性があります。 このような場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績および評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ②  資産価値変動による影響 オリックスグループは、事業運営に必要な様々な資産を保有するとともに、国内外において、不動産、航空機、船舶などへの投資も行っています。これらの保有資産や投資資産の価格は変動する可能性があり、その価値は将来著しく下落する可能性があります。 保有資産や投資資産に評価損が生じた場合は、会計基準に準拠してその認識時点における公正価値に基づき計上されますが、流動性需要が突然発生した場合、あるいは顧客のクレジットイベントの対応として、当該資産を売却した場合の損失は、必ずしもこれら評価損の範囲内に収まるとは限りません。 また、一部のリース取引においては、リース開始時にリース契約終了時の物件の残存価額を見積もります。リース物件の残存価額は、中古市場における時価、物件陳腐化の時期や度合いなどの想定に基づいて算出しますが、物件価格と中古市場のトレンドが想定と異なる場合、その見積額を回収できずに損失を被る、あるいは評価損の計上が必要になる可能性があります。 そのほか、オリックスグループは、資産運用事業を行っていますが、市場において株式などの資産価格が変動した場合、運用成績に影響が及び、受託資産残高や手数料が減少し、オリックスグループの収益が低下する可能性があります。 このような場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ③  その他のビジネスによる影響 オリックスグループは、金融サービス事業をはじめとして、国内外で多種多様な事業を展開しています。 新たな事業へ参入した後の業績には様々な不確実性を伴うため、想定を超えるリスクが発生した場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 (4)市場リスク ①  金利および為替相場の変動による影響 オリックスグループの事業は、国内外の金利や為替相場の変動リスクにさらされています。 オリックスグループでは資産と負債の状況をモニタリングし、統合管理(ALM)を行っていますが、金利水準や為替の変動により影響を受ける可能性があります。 金利の急激な上昇もしくは上昇懸念時には、調達コストが上昇する一方で、ファイナンス・リースおよび営業貸付金などの新規取引において、市場金利の上昇に見合うリース料や貸付金利の引き上げを実現できない可能性があります。 貸付金利が変動金利の場合、金利の上昇時には、当該貸付に対する顧客の支払負担が増加し、顧客の支払能力や財政状態に悪影響が及ぶ可能性がある一方、金利の低下時には、営業貸付金の早期弁済等が促進され、オリックスグループの資産が減少する可能性があり、金利水準の変動がオリックスグループの資産の信用状況や資産の構成、収益創出力に影響を与える可能性があります。 オリックスグループは、外貨建ての営業取引や、海外投資に伴う為替リスクに対してすべての為替リスクをヘッジしているわけではありません。したがって、金利や為替の水準が大きく変動した場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ②  デリバティブ取引によるリスク管理が機能しない場合の影響 オリックスグループは、主に投資資産の価格変動リスク、金利変動リスクおよび為替変動リスクをヘッジするために、デリバティブ取引を利用することがあります。しかしながら、ヘッジ対象資産の評価額の把握やデリバティブ取引の執行が適切に行われないことや、市場環境の急変により継続取引や反対取引が困難になり、意図した経済効果が得られない等、デリバティブ取引によるリスク管理が十分に機能しない可能性があります。また、デリバティブ取引の相手方が契約上の債務を履行できない可能性もあります。一方、当社の信用格付が引き下げられた場合は、既存のデリバティブ契約や、新規のデリバティブ取引に不利な影響が及ぶ可能性があります。 これらの場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ③  株価および債券価格の変動による影響 オリックスグループは国内外において、上場、非上場の株式および債券への投資を行っています。これらの投資資産の価格は変動するものであり、その価値は将来著しく下落する可能性があります。価格の著しい下落があった場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 (5)流動性リスク(資金調達に関するリスク) オリックスグループの主な資金調達方法は、銀行およびその他の金融機関からの借入、資本市場からの調達(例えば、社債、ミディアム・ターム・ノート、コマーシャル・ペーパーおよび営業貸付金等の証券化)、ならびに預金などです。その中には、コマーシャル・ペーパーや一部の金融機関からの短期借入等の短期負債、および一年以内に返済予定の長期負債も相当額あります。また、財務制限条項の遵守などの条件を含むものがあります。 オリックスグループにとって流動性リスクが増加することは、新規の資金調達や既存の調達資金の期日更新が困難になる、調達コストが上昇するといった可能性が高まることを意味します。流動性の制限や、必要な資金を適正なコストで調達できなくなるなどの事態が発生した場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に重大な影響が及ぶ可能性があります。 また、当社は格付機関から信用格付を取得しています。市場の混乱やオリックスグループの財務内容の悪化などにより、当社の信用格付が引き下げられた場合、オリックスグループの金利負担が増加する可能性があります。コマーシャル・ペーパーや社債の発行コストの上昇、銀行およびその他の金融機関からの借入コストの上昇や借入可能額の減少、エクイティ調達条件の悪化など、資金調達力に不利な影響が及び、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に重大な影響が及ぶ可能性があります。 (6)コンプライアンスリスク オリックスグループでは、法令や社内規程を遵守するため、適切なコンプライアンス体制を構築し、コンプライアンスプログラムを実施するなど、コンプライアンスの徹底を図っていますが、こうした対策が必ずしも有効に機能するとは限りません。また、オリックスグループの事業は広範囲に及んでおり、新規事業への進出やM&Aなどによる事業の拡大に伴い、内部統制が効果的に機能しない可能性があります。このような場合、オリックスグループ(役職員を含む)が制裁を受けることがあり、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績および評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。 さらに、オリックスグループは、オリックスグループのコントロールが及ばない提携先企業、投資先企業、合弁事業者等のコンプライアンスリスクの影響を間接的に受けています。 これらの事業者が法令等に違反した場合には、オリックスグループの事業活動、財政状態、経営成績および評判に不利な影響を及ぼす可能性があります。 (7)法的リスク ①  法規制による影響 オリックスグループは、各国の独占禁止法、個人情報保護法、犯罪収益移転防止法、腐敗行為防止法および日米の企業開示規制など一般に適用される法令のほかに、貸金業、金融商品取引業、建設業、宅地建物取引業、旅館業、保険業、銀行業、信託業など業態ごとに適用される各国の法令の規制や、さらには事業種別に応じて規制当局の監督を受けています。 また、オリックスグループの事業に関連して提訴された場合や、規制当局などの調査対象となった場合、法令違反の事実の有無に関わらず、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績および評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ②  法令や会計基準などの制定や改正、変更による影響 法令、規則などの制定や改正が行われた場合、オリックスグループの各事業の遂行方法や、商品やサービス、またはオリックスグループの投融資、資金調達活動に制限が加わる等の悪影響を及ぼす可能性があります。また、これらの制定や改正に対処する費用が増大する可能性があります。昨今では、個人情報保護、犯罪収益移転防止、腐敗行為防止、反競争的行為防止等の分野において、日本国内での事業活動に直接適用されるような諸外国の法令が制定されており、今後もこのような法令が増え続ければ、一つの分野においても複数国の異なる法規制に対処しなければならないために、把握すべき法規制の数が大幅に増えるほか、対処費用が増大する可能性があります。 会計基準の制定や変更が行われた場合は、オリックスグループの収益性や財務の健全性に変わりはなくても、関連業界、取引先や金融市場にネガティブな影響が及ぶ可能性があります。その結果、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ③  契約の不備による影響 各種取引の際、必要な契約を締結しなかったり、オリックスグループの意図した取組内容が契約条件に反映されない契約を締結した場合、権利侵害等の不法行為や契約違反を理由として契約の相手方や第三者からクレームを受けたり、想定していた権利が得られずに取引に支障を来す等、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 (8)情報・サイバーセキュリティリスクおよびITリスク ①  情報の滅失・盗難・毀損・漏えいの影響 オリックスグループは、個人情報を含む顧客情報、財務会計情報、人事情報など、様々な情報を保有しています。サイバー攻撃、その他の不正行為により情報の滅失、盗難、毀損あるいは漏えいが生じた場合、オリックスグループは、個人情報保護法や欧州一般データ保護規則等の関連法令に基づき、監督当局による調査、是正命令、行政上の制裁金の賦課等を受ける可能性があります。また、当該事象により、情報の主体である個人や取引先等から損害賠償請求、その他の法的責任を追及される可能性があります。 その結果、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績および評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ②  サイバーセキュリティの情報システムへの影響 オリックスグループは、顧客情報、財務会計情報の管理や事業運営において情報システムを活用しており、また、これらの多様な情報システムを利用するうえで、グループ内組織の他、在宅ワーカーや業務委託先など、社外ネットワークを介した接続を行っています。これらの情報システムや情報ネットワークに対するサイバー攻撃、その他のサイバーテロなどにより、顧客に提供している商品やサービスが中断する、もしくは企業活動そのものが中断する可能性があります。 また、攻撃を受けた情報システムにとどまらず、ネットワークを介して広範囲に影響を受ける可能性があります。 サイバーセキュリティリスクは近年著しく高まってきており、サイバー攻撃の頻度やその巧妙さも増してきています。特に、ロシア・ウクライナ紛争の長期化をはじめ、中東やアジアを含む各地域における地政学的緊張の高まりにより、国際社会の制裁や国家間対立に起因するサイバー攻撃や、それらに便乗した攻撃のリスクが増大する可能性があります。加えて、オリックスグループは顧客や金融サービス業界の取引相手など第三者を通じた間接的なサイバーセキュリティリスクにも直面しています。例えば、第三者のシステムの脆弱性が高まると、オリックスグループの情報システムがサイバー攻撃にさらされる可能性があります。 その結果、事業運営を回復するために多額の費用が発生したり、関連法令に違反して規制当局から制裁を受けたり、損害賠償の判決を受ける可能性があります。 このような事態が発生した場合、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績および評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ③  システム障害等による影響 情報システムの停止や誤作動または故障、役職員や外部委託先または第三者による誤操作や不正行為、ITツールの誤用による不正確な情報などにより、資金の入出金の遅延や、財務取引活動の混乱、事業の意思決定やリスク管理に利用する情報に誤りが生じ、顧客に提供している商品やサービスが中断する、もしくは企業活動そのものが中断する可能性があります。 さらに、事業を復旧させるため多額の費用が必要となる可能性があり、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績および評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。 (9)オペレーショナルリスクおよびその他リスク ①  オペレーショナルリスク オリックスグループの多様な業務の遂行には、様々なオペレーショナルリスクが伴います。例えば、不適切な販売行為や顧客クレームへの対応不備、社内での重要情報の共有不足、役職員、代理店、フランチャイジー、取引先、外部委託先および第三者による不正行為、資金決済事務におけるミス、または、労務管理および職場環境での問題発生などのリスクが考えられます。 また、新たに商品やサービスを提供する際に、業務を適切に処理する体制とオペレーションを遂行する能力が求められますが、体制に不備のある場合またはオペレーションの遂行能力が不足していた場合は、マーケットや顧客からの信頼を損ない、収益の悪化や事業の撤退に繋がる可能性があります。 オリックスグループの経営陣は、オペレーショナルリスクを管理し、適正と考える水準を維持するように努めていますが、こうした対策が必ずしも有効に機能するとは限りません。このようなリスクが顕在化した場合には、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績および評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。 ②  リスク管理が十分効果を発揮しないことによる影響 オリックスグループは、リスク管理の強化に注力していますが、事業が急速に拡大した場合や、外部環境が大きく変化した場合、リスク管理が必ずしも十分な効果を発揮しない可能性があります。その結果、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 リスク管理体制については、「第4  提出会社の状況  4  コーポレート・ガバナンスの状況等  (1)コーポレート・ガバナンスの概要  5)全社的リスク管理体制」をご参照ください。 ③  人的資源を確保できないことによる影響 オリックスグループの事業では、国内外の市場で他社と競争し成功するため、多様な人的資源を安定的に確保する必要があります。オリックスグループが必要な人材を育成または雇用できない場合や、雇用している人材が退職した場合、専門家の雇用に関わるコストが追加発生したり、または商品やサービスの品質が低下したり、安定的な業務運営が継続できなくなるなど、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。 人材戦略に関するオリックスグループの状況につきましては、「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 ④  財務報告にかかる内部統制に関するリスク 当社は、法令等の遵守のために、財務報告にかかる内部統制の構築とその評価に注力していますが、予期しない問題が発生した場合等において、財務報告にかかる内部統制の評価手続きの一部を実施できないことや、内部統制の重要な欠陥が存在すること等を報告する可能性があります。このような事態が発生した場合、当社の財務報告に関する投資家の信頼低下などにより、当社の株価が下落し、オリックスグループの事業活動や財政状態、経営成績および評判に不利な影響が及ぶ可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)66,728字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 概要 以下の財政状態および経営成績の分析は、オリックスグループの財政状態および経営成績に大きな影響を与えた事象や要因を経営陣の立場から説明したものです。一部には将来の財政状態や経営成績に影響を与えうる要因や傾向を記載していますが、それだけに限られるものではありません。また、本有価証券報告書の「第2  事業の状況  3  事業等のリスク」および「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等」などを併せてご覧ください。なお、将来に関する事項の記載は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものです。以下の記載においては、米国会計基準に基づく数値を用いています。 当連結会計年度の当社株主に帰属する当期純利益は4,473億円となり、前連結会計年度と比較して27%増となりました。また、ROEは10.4%となりました。 当連結会計年度のセグメント利益は、「法人営業・メンテナンスリース」「不動産」「事業投資・コンセッション」「環境エネルギー」「保険」「ORIX Europe」「アジア・豪州」が増益となりましたが、「銀行・クレジット」「輸送機器」「ORIX USA」が減益となり、前連結会計年度と比較して35%増の7,326億円となりました。経営成績の主な要因については、「(3)財政状態および経営成績の分析」をご覧ください。 (2)重要な会計方針および見積もり 会計上の見積もりは、財務諸表の作成において必要不可欠であり、経営陣の現在の判断に基づいています。「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  2  重要な会計方針」には、連結財務諸表の作成において利用される重要な会計方針の要約が記載されています。会計上の見積もりは、連結財務諸表における重要性、ならびに見積もりに影響を与える将来の事象が、経営陣の現在の判断から大幅に異なる可能性があることから、特に慎重な判断を要するものです。当社および子会社は、以下の2つの理由から、本項中に説明する会計上の見積もりを極めて重要な項目とみなしています。第1に、見積もりは、会計上の見積もりがなされる時点では非常に不確定である事象について推定を行うことを必要とするためです。第2に、当社および子会社が該当する連結会計年度において合理的に利用し得た他の様々な見積もりや、会計年度が移り変わるにつれて合理的に発生する可能性の高い会計上の見積もりの変更は、当社および子会社の財政状態および経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があるためです。以下は、当社および子会社の重要な会計方針および見積もりを表すものと考えています。 公正価値測定 公正価値は、測定日に市場参加者間で行われる通常の取引において、資産の売却により受け取る価格または負債を移転するために支払う価格です。公正価値の測定には、重要な判断や前提、見積もりが必要になることがあります。観察可能な市場価額が入手できない場合には、当社および子会社は、割引キャッシュ・フロー法などの自社モデルを開発し、公正価値を測定しています。そのような評価技法を用いる場合、市場参加者が当該資産・負債の評価に用いるであろうと思われる前提条件を見積もる必要があります。評価には重要な判断を伴うため、異なる前提条件や異なる評価技法を用いた場合には、当社および子会社の財政状態や経営成績に重要な影響を与える可能性があります。当社および子会社が公正価値の測定に用いる重要な前提条件は、不動産担保価値依存の営業貸付金にかかる信用損失引当金の見積もり、有価証券の減損額の測定、営業権およびその他の無形資産の減損額の測定、長期性資産の減損額の測定、売却予定の営業貸付金、有価証券およびデリバティブの継続的な測定など、多くの見積もりに広範囲な影響を及ぼす可能性があります。 当社および子会社は、公正価値の測定における評価技法に用いられるインプットを以下の3つに分類し、優先順位をつけています。 レベル1-測定日現在において入手できる同一の資産または負債の活発な市場における公表価額(非修正)のインプット レベル2-直接的または間接的に当該資産または負債について観察可能なレベル1に含まれる公表価額以外のインプット レベル3-当該資産または負債の観察不能なインプット また、当社および子会社は、すべての会計期間ごとに「継続的に」公正価値測定が求められる資産および負債と特定の環境下にある場合のみ「非継続的に」公正価値測定が求められる資産および負債とを区別しています。当社および子会社は主に特定の売却予定の営業貸付金、短期売買目的負債証券、売却可能負債証券、特定の持分証券、デリバティブ、その他資産に含まれる特定の再保険貸、保険契約債務および保険契約者勘定に含まれる変額年金保険契約および変額保険契約、特定の未払金について継続的に公正価値を測定しています。なお、一部の子会社は、一部の売却予定の営業貸付金、売却可能負債証券に含まれる一部の海外の国債および海外の社債、持分証券に含まれる一部の投資ファンド、一部の再保険契約、変額年金保険契約および変額保険契約について、公正価値オプションを選択したため、継続的に公正価値を測定しています。 当連結会計年度末現在において、継続的に公正価値測定を行った主な資産および負債の内訳は以下のとおりです。 当連結会計年度末 内容   合計 (百万円)   測定日における公正価値による測定に用いるインプット 同一資産または 負債の活発な市場 における市場価額 (百万円)   その他の重要 な観察可能な インプット (百万円)   重要な観察不能な インプット (百万円) レベル1   レベル2   レベル3 資産: 売却予定の営業貸付金   78,020   -   42,336   35,684 売却可能負債証券   2,526,416   7,278   2,243,137   276,001 持分証券   501,246   150,194   120,456   230,596 デリバティブ資産   154,513   676   145,850   7,987 その他資産   1,163   -   -   1,163 資産合計   3,261,358   158,148   2,551,779   551,431 負債: デリバティブ負債   118,061   148   117,356   557 保険契約債務および保険契約者勘定   138,027   -   -   138,027 未払金   15,683   -   -   15,683 負債合計   271,771   148   117,356   154,267 レベル1およびレベル2に分類される資産に比べて、レベル3に分類される金融資産は、連結財務諸表における重要性ならびに測定に影響を与える将来の事象が経営陣の現在の測定から大幅に異なる可能性があることから、特に慎重な判断を要するものです。 当連結会計年度末現在において、継続的な公正価値測定を行いレベル3に分類された金融資産の内訳と総資産に占める割合は以下のとおりです。 当連結会計年度末 資産内容   重要な観察不能なインプット (百万円)   総資産に占める割合(%) レベル3 売却予定貸付金   35,684   0 売却可能負債証券:   276,001   2 日本および海外の地方債   10,582   0 社債   118,191   1 その他資産担保証券等   147,228   1 持分証券:   230,596   1 投資ファンド   230,596   1 デリバティブ資産:   7,987   0 オプションの買建/売建、その他   7,987   0 その他資産:   1,163   0 再保険貸   1,163   0 レベル3金融資産合計   551,431   3 総資産   18,002,776   100 当連結会計年度末現在において、当社および子会社が継続的な公正価値測定を行った金融資産のうち、レベル3に分類された金融資産は551,431百万円で、総資産に占める割合は3%です。 レベル3に分類された金融資産のうち42%を占める230,596百万円が投資ファンドで、27%を占める147,228百万円がその他資産担保証券等、21%を占める118,191百万円が社債です。 レベル3に分類された投資ファンドは、主に投資会社に該当する一部の米州子会社が保有する投資ファンドおよび一部の子会社が公正価値オプションを選択している一部の投資ファンドです。投資会社に該当する一部の米州子会社が保有する投資ファンドについては、マルチプル法および第三者の算定する価格に基づき公正価値評価しています。マルチプル法は、投資先のキャッシュ・フローの実績や予測、類似の企業および類似の買収事例におけるEBITDAマルチプル等を使用しています。一部の子会社が公正価値オプションを選択している一部の投資ファンドについては、市場で観察不能なインプットに基づいた純資産価額をもとに割引計算する方法、第三者の算定する価格および割引キャッシュ・フロー法に基づき公正価値評価しています。割引キャッシュ・フロー法は、投資先の将来キャッシュ・フローおよび加重平均資本コストなどを使用しています。 その他資産担保証券等は、発行年度の古いものや投資適格未満とされるものについては、観察可能な取引は不足しており、ブローカーや独立したプライシングサービスからの価格情報に依拠することはできないと判断しています。その結果、それらの負債証券の公正価値を測定するために、割引キャッシュ・フロー法などを用いて(レベル3インプットを含む)自社モデルを開発し、それらをレベル3に分類しています。このモデルの使用にあたって、該当する証券の予想キャッシュ・フローを、市場参加者が想定するであろう信用リスクと流動性リスクを見積もって織り込んだ割引率で割り引いています。また、予想キャッシュ・フローは、デフォルト率や繰上償還率、当該証券への返済の優先順位等の想定に基づき見積もっています。その他資産担保証券等の公正価値は、一般的に割引率とデフォルト率の下落によって上昇し、割引率とデフォルト率の上昇によって下落します。 レベル3に分類された社債には、海外の転換社債が含まれています。この転換社債は、AM Green (Luxembourg) S.à.r.lが発行し、Greenko Energy Holdings株式の一部売却と同時に引き受けたものです。転換社債の評価は、取引日時点の対象会社の株式価値を割引キャッシュ・フロー法で算定し、それを基礎として、将来の社債の転換価値をモンテカルロ法による価格算定モデルにより算出し、それを現在価値に割り引くことで公正価値評価しています。公正価値評価にあたり、割引キャッシュ・フロー法では、事業計画(将来のグリーン・アンモニア販売価格および販売数量を含む)に基づいた予想キャッシュ・フローおよび割引率を使用しています。また、モンテカルロ法による価格算定モデルでは株式価値のボラティリティおよび割引率等を使用しています。割引率や株式価値のボラティリティは観察不能なインプットであり、割引率およびボラティリティの下落によって公正価値は上昇し、上昇によって下落します。また、事業計画に基づいた予想キャッシュ・フローの減少によって公正価値は下落し、増加によって上昇します。 インプットが観察可能かどうかの判断に際しては、最近の取引事例の欠如、取得した価格情報が最近の情報に基づいていない、または時期や値付業者によって当該価格情報が大きく変わる状況、リスク・プレミアムの大幅な上昇を示唆する何らかの状況、売気配と買気配の幅の拡大、新規発行の大幅な減少、相対取引等のため公開情報がまったくないかほとんどないような状況、その他の諸要因を評価し判断しています。 なお、公正価値測定の詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  3  公正価値測定」をご参照ください。 企業結合により取得した資産および引き受けた負債の公正価値の見積り 当社および子会社は、すべての企業結合を取得法により処理しています。取得法では、取得した資産および引き受けた負債を、支配獲得日における公正価値に基づき認識および測定します。また、企業結合により獲得される無形資産が、2つの基準(契約または法的基準および分離可能基準)のうちの1つに該当する場合には、営業権から分離して認識しています。営業権は取得対価および非支配持分の公正価値の合計が、企業結合によって取得した純資産の公正価値に基づく認識額を超過する部分として測定しています。当社および子会社は、取得対価および非支配持分の公正価値の合計額が認識された純資産の公正価値を下回る場合にはバーゲン・パーチェス益を認識しています。 企業結合により取得した資産および引き受けた負債の公正価値の測定には、重要な判断や前提、見積もりが必要になることがあります。企業結合により獲得される無形資産については、観察可能な市場価額が入手できない場合には、当社および子会社は、超過収益法やロイヤリティ免除法などの評価技法を用いて、公正価値を測定しています。そのような評価技法を用いる場合、将来の売上高成長率や営業利益率、割引率等の前提条件を見積もる必要があります。評価には重要な判断を伴うため、異なる前提条件や異なる評価技法を用いた場合には、当社および子会社の財政状態や経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 経営陣は、これらの公正価値の算定は合理的なものであると考えていますが、将来の不確実な経済条件の変動により影響を受ける可能性があり、前提条件や評価技法の見直しが必要となった場合には、当社および子会社の財政状態および経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 信用損失引当金 当社および子会社は、金融資産の残存期間において将来的に発生すると予測されるすべての信用損失を見積もり、信用損失引当金を計上しています。信用損失引当金の設定は経営陣による多数の見積りと判断に左右されます。信用損失引当金の決定にかかる見積もりは、すべてのセグメントに関して重要な会計上の見積もりです。 信用損失引当金の計上において、当社および子会社は、多数の要因の中でもとりわけ以下の要因を考慮しています。 ・債務者の事業特性と財政状態 ・過去の貸倒償却実績 ・未収状況および過去のトレンド ・債権に対する担保および保証の価値 ・経済環境や事業環境の現状ならびに予想される将来の見通し 信用損失引当金の見積もりは、集合評価と個別評価を用いて行っています。また、オフバランスシートの信用エクスポージャーに対して引当金を計上しています。 集合評価 集合評価は、類似のリスク特性を有している金融資産を1つのプールとして信用損失引当金の見積もりを行います。信用損失引当金の見積もりには過去の貸倒償却実績およびその推移と相関する経済指標の将来予測を反映しています。貸倒償却実績の推移と相関する経済指標は、合理的かつ裏付け可能な方法により予測できる期間にわたって決定しています。経済指標には、GDP成長率や消費者物価指数、失業率、国債金利等があり、選択した経済指標が将来どのように変化するかの将来予測シナリオを考慮しています。当社および子会社は、国や中央銀行が公表している経済レポートや第三者の情報提供機関から、入手可能な直近の経済予測を経済指標に使用しています。 個別評価 個別評価は、類似のリスク特性を有さないと判断した金融資産に対して、将来キャッシュ・フローの現在価値、観察可能な市場価額または、担保依存のものは担保の公正価値に基づいて個別に信用損失引当金を見積もります。 ノンリコースローンや買取債権においては、その回収可能額が主に不動産担保に依存しているため、原則として担保不動産の公正価値に基づいて回収可能額を評価しています。また、一部のノンリコースローンや買取債権については、その回収可能額を将来キャッシュ・フローの現在価値に基づいて評価しています。 不動産担保の公正価値については、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法、例えば稼働中の既存資産または開発プロジェクトの完成により生み出されると見積もられる将来キャッシュ・フローを使った割引現在価値法などに基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士により評価されます。原則、年1回新しい鑑定評価を取得しています。さらに、担保不動産の状況を定期的にモニタリングし、公正価値に重要な影響を及ぼすかもしれない経済的または物理的状態の重要な変化が生じた場合には新しい鑑定評価を取得しています。 当社および子会社は、債務者の財政状態および担保資産の処分状況等から将来の回収可能性がほとんどないと判断した場合には、当該債権を償却しています。 オフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金 営業貸付金のローン・コミットメントや金融保証契約に関連する信用損失のうち、契約上の義務が無条件にキャンセル可能でない場合は、信用損失引当金の対象になります。 ローン・コミットメントは、当社および子会社が信用を供与する現在の契約上の義務にもとづき、将来実行される可能性を見積もり、予想実行額に対して引当金を計上しています。 金融保証契約は、偶発債務に含まれる信用エクスポージャーに対して、引当金を計上しています。 これらのオフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金は、過去の貸倒償却実績、経済環境や事業環境の現状ならびに合理的かつ裏付け可能な方法による将来の見通しなどを含む定量的および定性的要因を考慮し、営業貸付金およびリース純投資の信用損失引当金と同様に様々な算定方法を使用して、引当金を見積もっています。 このようなオフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金は、連結貸借対照表上、その他負債に計上しています。 経営陣は現在入手可能な情報に基づき信用損失引当金は十分であると考えていますが、将来の不確実な事象により追加で信用損失引当金が必要になる可能性があります。 有価証券の減損 当社および子会社は、短期売買目的保有以外の負債証券および代替的測定法を選択した持分証券に対して、以下のように減損の判断をしています。 売却可能負債証券の減損については、公正価値が償却原価を下回った場合、その証券は減損しており、償却原価を下回る公正価値の下落が信用損失またはその他の要素のいずれから生じているかを個別の証券ごとに決定します。信用損失に伴う減損は信用損失引当金を通じて期間損益に計上しています。その他の要素から生じた減損は、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上しています。信用損失の見積もりにおいて、回収見込キャッシュ・フローの現在価値が償却原価ベースを下回る場合には、信用損失が存在するとみなしています。信用損失引当金を計上している負債証券を売却する意図がある場合、または当該証券の公正価値が償却原価まで回復する前に売却しなければならない可能性が50%超となった場合は、信用損失引当金を直接償却し、追加減損を期間損益に計上したうえで償却原価を公正価値まで減損しています。なお、公正価値が償却原価を下回った時点において売却可能負債証券の売却が見込まれる場合、信用損失引当金を通さずに公正価値と償却原価の差額の金額を直接減額する方法により評価損として期間損益に計上しています。 売却可能負債証券の減損の判断において、当社および子会社は、これらに限定されるものではありませんが、以下の要因を含む、負債証券の回収可能性に関するすべての利用可能な情報を検討しています。 ・公正価値が償却原価を下回っている下落の程度 ・担保資産、担保の年数、ビジネス環境、経済環境および地域特性の継続的分析 ・延滞や償却の傾向 ・負債証券の支払構造や劣後する状況 ・格付機関による証券の格付変更 代替的測定法を選択した持分証券については、定性的な評価の結果、減損していると判断された場合には、公正価値により測定し、帳簿価額がこの公正価値を上回る金額を評価損として期間損益に計上します。 代替的測定法を選択した持分証券の減損の判断において、当社および子会社は、これらに限定されるものではありませんが、以下の要因を含む、減損の兆候を検討して定性的評価を行っています。 ・投資先の業績、信用格付け、資産の質、または事業見通しの著しい悪化 ・投資先に関連する法令、経済または、技術的な環境における著しく不利な変化 ・投資先が活動している地域または産業の一般的な市場状況の著しく不利な変化 ・同じまたは類似の投資について、その投資の帳簿価額以下の金額での、購入の誠意ある申し込み、投資先による売却の申し出、または競売手続の完了 ・マイナスの営業キャッシュ・フロー、運転資本不足、法令の資本要求または負債の契約条項の違反などの投資先の継続企業として存続する能力に重大な疑義をもたらす要素 減損の判断には、非常に不確定な将来予想に基づいた見積もりが含まれています。経営陣は、主に客観的要因に基づいて評価損を計上すべき事実が存在するかを判断しています。 投資先の財務状況が悪化した場合や業績予想を達成できない場合、あるいは実際の市況が経営陣の予測より悪化した場合において、当社および子会社は有価証券の追加損失を計上する可能性があります。 有価証券の減損に関する会計上の見積もりは、すべてのセグメントに影響する可能性があります。 営業権およびその他の無形資産の減損 当社および子会社は、営業権および耐用年数を確定できない無形資産は償却を行わず、少なくとも年1回の減損テストを行っています。また、減損の可能性を示す事象または状況の変化が起きた場合、発生した時点において減損テストを行っています。 営業権の減損は、定量的な減損テストを実施する前に、報告単位の公正価値が営業権を含むその帳簿価額を下回っている可能性が50%超であるか否かについての定性的評価を行うことが認められています。当社および子会社は、一部の営業権については定性的評価を行っていますが、その他の営業権については定性的評価を行わずに直接定量的な減損テストを行っています。定性的評価を行っている一部の営業権について、事象や状況を総合的に評価した結果、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が50%超でないと判断した場合は、その報告単位については定量的な減損テストを行っていません。一方、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が50%超であると判断された営業権および定性的評価を行わない営業権については、定量的な減損テストを行っています。定量的な減損テストは、特定された報告単位の公正価値と帳簿価額を比較し、公正価値が帳簿価額を下回っている場合は、公正価値まで減額し、評価損を期間損益として認識しています。当社および子会社は、それぞれの事業セグメントまたはそれよりひとつ下のレベルの報告単位で、営業権の減損テストを行っています。 耐用年数を確定できない無形資産の減損は、定量的な減損テストを実施する前に、耐用年数を確定できない無形資産が減損している可能性が50%超であるか否かについての定性的評価を行うことが認められています。当社および子会社は、一部の耐用年数を確定できない無形資産については定性的評価を行っていますが、その他の耐用年数を確定できない無形資産については定性的評価を行わずに直接定量的な減損テストを行っています。定性的評価を行っている一部の耐用年数を確定できない無形資産について、事象や状況を総合的に評価した結果、減損している可能性が50%超でないと判断した場合には、定量的な減損テストを行っていません。一方、減損している可能性が50%超であると判断された耐用年数を確定できない無形資産および定性的評価を行っていない耐用年数を確定できない無形資産については、当該無形資産の公正価値を算定して定量的な減損テストを行っています。耐用年数を確定できない無形資産の公正価値と帳簿価額を比較し、公正価値が帳簿価額を下回っている場合は、公正価値まで減額し、評価損を期間損益として認識しています。 確定した耐用年数を持つ無形資産は、その耐用年数にわたって償却を行い、減損テストを行います。当社および子会社は、当該資産の減損の兆候を示唆する状況や環境の変化が生じた場合、回収可能性の判定を実施しています。当該資産から生じる割引前見積将来キャッシュ・フローが帳簿価額より低い場合は回収が困難であるとみなし、公正価値が帳簿価額を下回っている場合は、公正価値まで減額し、評価損を期間損益として認識しています。 営業権の減損判定における公正価値の決定は、経営陣の将来予測に基づいた見積もりや独自に定めた前提を使用しています。同様に、見積もりや前提は無形資産の公正価値の決定にも使用しています。公正価値の決定は、割引キャッシュ・フロー法により社内で評価していますが、必要な場合は第三者による評価を参考にしています。またこの決定には、報告単位の将来の見積もりキャッシュ・フロー、固有のリスクを反映した割引率、成長率など多くの見積もりや前提を使用しています。例えば無形資産に含まれるアセットマネジメント契約の公正価値の決定においては、アセットマネジメントサービスを提供する投資ファンドにかかる資金流出入額を含む見積運用資産残高、加重平均資本コストに関わる見積もりや前提が含まれます。経営陣は、減損判定に使用した公正価値の見積もりに用いられた前提は合理的であると考えていますが、経済情勢や報告単位独自のリスクにより、実際の将来キャッシュ・フローや公正価値に影響を与える各項目が経営陣の予測よりも悪化した場合、当社および子会社は追加で減損を計上する可能性があります。 営業権および無形資産の減損に関する会計上の見積もりは、すべてのセグメントに影響する可能性があります。 長期性資産の減損 当社および子会社は、オフィスビル、賃貸マンション、航空機、船舶、メガソーラーや運営施設などをはじめとした使用目的で保有している有形固定資産や償却対象となる無形資産および不動産開発プロジェクトを含む長期性資産について、定期的に減損判定を実施しています。以下のような減損の兆候を示唆する状況や環境の変化が生じた場合、回収可能性の判定を行います。 ・市場価値の著しい低下 ・使用状況や方法、物理的状態の著しい悪化 ・規制当局による不利な行為または査定を含む、法的規制や経営環境の著しい悪化 ・取得や建設コストの大幅な見積超過 ・継続的な営業損失、キャッシュ・フロー損失の発生あるいは発生見込み ・将来売却の予定であるが、その際に売却損が計上される見込み 上記のケースに該当するか、その他の要因により減損している可能性があると判断される場合、当該資産から生じる将来キャッシュ・フローを見積もります。例えば航空機においては、主にオペレーティング・リース契約および独立した鑑定機関から取得した評価額を基礎として将来キャッシュ・フローを見積もります。将来キャッシュ・フローの見積もりは、将来の市況および営業状況の最善の見積もりを反映して調整された過去の実績の傾向を斟酌して行います。さらに見積もりには、将来キャッシュ・フローを見積もる期間を含んでいます。回収可能性テストの結果、当該資産から生じると予想される割引前見積将来キャッシュ・フローの総額が当該資産の帳簿価額を下回り、かつ当該資産の公正価値が帳簿価額を下回る場合には、当該資産の公正価値をもとに減損額を決定します。 減損していると判断された場合、減損額は帳簿価額と公正価値の差額となります。公正価値については、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法に基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士等によって評価されます。経営陣は、見積将来キャッシュ・フローおよび公正価値の算定は合理的なものであると考えていますが、実際の市況および使用状況が経営陣の予測より悪化した場合には、見積将来キャッシュ・フローの下方修正あるいはキャッシュ・フロー見積期間の短縮をもたらし、減損の追加計上が必要となる可能性があります。さらに、前提としたビジネスや営業状況の想定外の変化により、公正価値の下方修正を招くような見積もりの変更が生じ、長期性資産の評価に悪影響を及ぼす可能性があります。 長期性資産の減損に関する会計上の見積もりは、すべてのセグメントに影響する可能性があります。 ファイナンス・リースおよびオペレーティング・リースの無保証残存価額 当社および子会社は、ファイナンス・リースにおいてリース期間にわたり収益として認識される未実現リース益を計算する際、また、高い陳腐化リスクおよび再販リスクを持つオペレーティング・リースの減価償却額を計算する際において、リース物件(自動車、OA機器など)の無保証残存価額を見積もっています。無保証残存価額は、中古物件の市場価額、陳腐化する時期、程度についての見積もりおよび類似する中古資産におけるこれまでの回収実績を勘案して決定されます。中古物件にかかる実際の再リース需要や実際の市場状況が経営陣の予測を下回る場合、無保証残存価額の評価損が必要とされる可能性があります。 ファイナンス・リースおよびオペレーティング・リースに対する無保証残存価額の会計上の見積もりは、主に法人営業・メンテナンスリースセグメントおよびアジア・豪州セグメントに影響します。 保険契約債務および繰延募集費用 一部の子会社はお客様と生命保険契約を締結しています。 保険契約は長期契約に分類され、主に終身保険、定期保険、養老保険、医療保険および個人年金保険契約等から構成されています。一時払終身保険および個人年金保険以外の保険契約において必要とされる将来保険給付債務は、将来の予想される保険契約給付金に基づく平準純保険料方式によって、契約年度、通貨、払方(全期払、短期払)および商品区分ごとにグルーピングして算出しています。将来支払う保険給付金や一定の関連費用の現在価値から、将来収受する予定純保険料の現在価値を控除した額を、保険料収入の認識時に負債計上しています。短期払契約について、受け取った営業保険料が純保険料を超過する額を繰延利益負債として計上しています。 将来保険給付債務は、死亡率、罹患率、解約率、事業費率、割引率などの前提条件を用いて見積もっています。これらの前提条件は、過去の実績や業界データおよびその他の要因を勘案した上で決定しています。事業費率の前提を除き、連結会計年度ごとに少なくとも年に一度将来キャッシュ・フローの前提条件を見直しています。事業費率の前提については契約時に直近の実績に基づく事業費率を定めたうえで、その後見直しを行わない前提としています。また、四半期毎に過去の実績キャッシュ・フローを反映したうえでグループごとに将来保険給付債務の計算に使用する純保険料率を更新しています。当該純保険料率を用いて、再評価を実施した会計期間の期首時点の将来保険給付債務を計算し、純保険料率を更新する前の同日現在の負債の帳簿価額と比較し、その変動額を再測定による利益または損失として計上しています。なお、再評価後の期間については、更新後の純保険料率を使用して将来保険給付債務を測定しています。純保険料が営業保険料を上回った場合は、将来保険給付債務が増額され、超過金額は直ちに期間損益として認識されます。 将来保険給付債務と同様のデュレーションを有する投資適格中程度の社債利回りとして、A格の確定利付金融商品の利回りを基礎とするイールドカーブを採用しています。A格の確定利付金融商品の利回りについては情報ベンダーの提供するインデックスを参照しています。割引率の前提は四半期ごとに更新した上で、報告日の負債の再測定に使用していますが、その結果生じる変動は税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上されています。参照しているインデックスの観察可能な期間を超える期間については、スミス・ウィルソン法により終局フォワードレートを補間したイールドカーブを割引率の前提としています。 一部の子会社は、変額年金保険契約および変額保険契約について、公正価値オプションを選択し、公正価値の変動を期間損益として認識しています。変額年金保険および変額保険契約の公正価値は、これらの契約者のために運用する投資有価証券等の公正価値の変動に連動しています。さらに、一部の子会社は、変額年金保険契約および変額保険契約に関して最低保証を行っており、契約上定められた最低給付額を保険契約者に履行するリスクを有しています。そのため、変額年金保険契約および変額保険契約全体の公正価値は、裏付けとなる投資の公正価値に最低保証リスクの公正価値を調整して測定しています。最低保証リスクの公正価値は、割引率、死亡率、解約率、年金開始率およびその他の要素に基づく割引キャッシュ・フロー法に基づいて算定しています。 一部の子会社は、当該最低保証リスクを回避するため、変額年金保険契約および変額保険契約にかかる最低保証部分の一部を再保険会社に出再し、当該再保険契約について、公正価値オプションを選択しています。また、再保険でカバーされていないリスクについては、経済的ヘッジを行っています。再保険によって、保険契約者への契約上の義務が消滅または第一次債務者の地位から免責されるものではなく、再保険会社の債務不履行により、損失が発生する可能性があります。 一時払終身保険契約および定額年金保険契約については、払込保険料に予定利回りに基づく利息額を加え、契約者の引出額、費用およびその他手数料を差し引くことで保険契約債務および保険契約者勘定を算出しています。 新規保険契約の獲得もしくは保険契約の更新に直接的に関連する費用を繰り延べています。繰延募集費用は、主に保険契約維持費を除く代理店手数料および保険引受費用から構成されます。繰延募集費用の償却の基礎とする保険契約は、関連する将来保険給付債務の見積もりに用いられたグループと同様に、契約年度、通貨、払方(全期払、短期払)および商品区分によりグルーピングしています。将来保険給付債務の算出を行わない保険契約については、契約年度、通貨、商品区分によりグルーピングしています。繰延募集費用は、グループごとの予想保険期間にわたり一定水準となる方法で償却しています。 すべてのグルーピングされた契約について、保険事業における経験、業界のデータおよびその他の要因に基づき、将来保険給付債務に使用される前提条件と整合的な死亡率および解約率を用いて保有契約数を予測しています。なお、死亡率および解約率の予測を変更した場合の繰延募集費用の償却に係る影響は、更新後の死亡率および解約率に基づいた保有契約数に実績を考慮する形で、当期および予測される残存契約期間にわたり認識されます。 なお、新規保険契約の獲得もしくは保険契約の更新に直接的に関連する費用に対応する一部の再保険手数料(収益)が発生する場合、米国会計基準では繰り延べ、予想保険期間にわたり一定水準で償却し、再保険契約の対象となる契約にかかる繰延募集費用の未償却残高から控除しています。 保険契約債務および繰延募集費用に関する会計上の見積もりは、保険セグメントに影響します。 経営陣は、これらの保険契約債務および繰延募集費用の算定は合理的なものと考えていますが、将来の不確実な経済条件等の変動により影響を受ける可能性があり、前提条件の見直しを実施した場合は、当社および子会社の財政状態および経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ヘッジ取引の有効性評価 当社および子会社は、ヘッジ目的で通貨スワップ、金利スワップおよび為替予約を利用し、公正価値ヘッジ、キャッシュ・フロー・ヘッジ、純投資ヘッジの適用にあたり、公正価値の変動を測定し会計処理しています。 ヘッジ会計を適用するために、リスク管理の目的、ヘッジの方針、ヘッジ対象、ヘッジされる特定のリスク、利用するデリバティブ商品、および有効性の評価方法を含めたヘッジ関係の詳細を、ヘッジ取引開始時に正式に文書化しています。ヘッジ目的で利用されるデリバティブは、ヘッジされたリスクおよび取引開始時に定めた有効性の要件に対して、適切に公正価値もしくはキャッシュ・フローの変動を相殺することに高度に有効でなければなりません。 ヘッジの有効性は実績および将来予測に基づき四半期ごとに評価されます。ヘッジ取引の開始時または四半期ごとの評価において、有効性の前提となる特定の条件が満たされない場合、ヘッジ会計は中止されます。ヘッジ取引の有効性の評価を行うために、回帰分析および比率分析等の手法を用いています。 ヘッジ取引の有効性の評価に関する会計上の見積もりは、主に保険セグメントおよびアジア・豪州セグメントに影響する可能性があります。 年金制度 年金制度における予測給付債務および年金費用の見積もりは、主に従業員数、年金数理計算上の基礎率、年金資産長期期待収益率および割引率によって決定します。 年金費用は、制度の対象となる従業員数の影響を直接的に受けます。企業内部の成長または買収に伴う雇用の拡大によって、年金費用が増加する可能性があります。 予測給付債務の見積もりにおいて、年金数理計算の基礎率として死亡率、制度脱退率、退職率および昇給率を用いています。計算数値と実際の結果が異なる場合、その差異は累積され将来期間にわたって償却されるため、測定の結果は将来期間に認識される年金費用に影響を与えます。 年金資産長期期待収益率については、年金資産のポートフォリオの内容およびこれらのポートフォリオから生じる長期期待収益率に基づいて毎期決定しています。長期期待収益率は、従業員が勤務の結果として生じる給付を受けるまでの期間に、実際に年金資産から生じる長期の収益率に近似するように設定されます。その設定にあたっては、年金資産のポートフォリオから生じた過去の実際の収益や様々な資産から生じる個々の独立した予定利率を含む、多くの要素を用いています。 すべての重要な年金制度の年金資産および予測給付債務の測定日は、3月31日です。割引率や他の基礎率を一定として、長期期待収益率が1%上昇または低下した場合、年金費用は3,252百万円減少または増加すると想定されます。 割引率は、将来の年金債務の現在価値を決定するために用いています。割引率は、満期が将来の確定給付の支払時期に近似している安全性の高い長期の固定利付債券の利率を考慮しています。割引率は、毎年測定日に決定しています。 長期期待収益率および他の基礎率を一定として、割引率が1%上昇した場合、年金費用は1,774百万円減少すると想定されます。また、長期期待収益率および他の基礎率を一定として、割引率が1%低下した場合、年金費用は1,153百万円増加すると想定されます。 当社および子会社は、年金計算に用いる見積もりおよび基礎率は適切であると考えていますが、実際の結果との差異やこれらの基礎率あるいは見積もりの変更は、当社および子会社の年金債務および将来の費用に不利な影響を及ぼす可能性があります。 法人税等 当社および子会社は、連結財務諸表作成に際し、事業活動を行っている税管轄地ごとに法人税等の見積もりを行っています。その過程においては、税務申告上と財務報告上とで処理が異なるために生じる一時差異を算定するとともに、実際の連結会計年度の法人税等を見積もります。この一時差異は、連結貸借対照表に繰延税金資産および負債として計上しています。当社および子会社は、繰延税金資産が将来の課税所得により回収される可能性を評価し、回収が見込めない場合には評価性引当金を計上しています。当社および子会社が評価性引当金を計上、または連結会計年度中に評価性引当金を増加させるとき、連結損益計算書において法人税等の費用を計上しています。 法人税等、未払法人税等(当期分)、繰延税金資産・負債および繰延税金資産に対する評価性引当金の決定においては、経営陣の重要な判断が求められます。当社および子会社は、日本および海外各国で税務申告を行い、申告上で採用するあるいは将来採用するであろうタックス・ポジションについて、税法上の技術的な解釈に基づき、申し立てや訴訟等による決定を含む税務調査において認められる可能性が認められない可能性よりも高い場合に、その影響を財務諸表で認識し、税務当局との解決において実現する可能性が50%を超える最大の金額で当該認識基準を満たすタックス・ポジションを測定しています。このタックス・ポジションの評価の過程においては、日本および海外各国の複雑な税法の適用についての解釈を含む経営陣の判断が求められており、この判断が実際の結果と異なる可能性があります。また、当社および子会社は、主に税務上の繰越欠損金にかかる一部の繰延税金資産について、期限が切れる前に使用できることが不確実なため、評価性引当金を計上しています。評価性引当金は、主として税務上の繰越欠損金を有する連結子会社の繰延税金資産に対するもので、繰延税金資産の実現可能性の評価において、繰延税金資産の一部または全部が実現しない見込みが実現する見込みより大きいかどうかを考慮しています。繰延税金資産の最終的な実現可能性は、それらの一時差異が控除可能であり繰越欠損金が利用可能な期間中に将来の課税所得を発生させることができるかによります。この評価には、繰延税金負債の実現スケジュール、将来の予想課税所得および租税計画が考慮されます。過去の課税所得水準および繰延税金資産の控除可能期間における将来予想課税所得に基づいて、経営陣は、評価性引当金控除後のすべての繰延税金資産について実現する可能性は実現しない可能性よりも高いと考えています。評価性引当金の計上は、当社および子会社が事業活動を行う税管轄地ごとの課税所得および繰延税金資産が回収される期間の見積もりに基づいています。実際の結果がこれらの見積もりと異なる場合、または当社および子会社が将来の期間におけるこれらの見積もりを変更した場合、当社および子会社の財政状態および経営成績に重大な影響を及ぼす評価性引当金の追加計上が必要となる可能性があります。 監査委員会との討議および同委員会による検証 当社の経営陣は、特に重要度の高い会計上の見積もりを含んだ重要な会計方針について、その策定と選択を監査委員会と討議しています。 (3)財政状態および経営成績の分析 ①  連結業績総括 経営成績の状況 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 金額   率(%) 営業収益                    (百万円)   2,874,821   3,330,831   456,010   16 営業費用                    (百万円)   2,542,995   2,874,583   331,588   13 税引前当期純利益            (百万円)   480,463   691,431   210,968   44 当社株主に帰属する当期純利益(百万円)   351,630   447,265   95,635   27 1株当たり当社株主に帰属する 当期純利益(基本的)        (円)   307.74   400.27   92.53   30 (希薄化後)      (円)   307.16   399.40   92.24   30 ROE(株主資本・当社株主に帰属する         当期純利益率)      (%)   8.8   10.4   1.6   - ROA(総資本・当社株主に帰属する         当期純利益率)      (%)   2.12   2.57   0.45   - (注)  ROEは、米国会計基準に基づき、当社株主資本合計を用いて算出しています。 当連結会計年度の営業収益は、米国の子会社におけるファンド評価益の計上やGreenko Energy Holdingsの株式譲渡による評価益の計上などによる有価証券売却・評価損益および受取配当金の増加、生命保険料収入および運用益やサービス収入の増加などにより、前連結会計年度に比べて16%増の3,330,831百万円になりました。 営業費用は、生命保険費用や販売費および一般管理費等が増加したため、前連結会計年度に比べて13%増の2,874,583百万円になりました。 また、持分法投資損益は前連結会計年度に比べて117%増の123,872百万円、子会社・持分法投資売却損益および清算損は持分法適用会社であったGreenko Energy Holdingsの株式譲渡による売却益83,135百万円を計上したことなどにより、前連結会計年度に比べて27%増の111,311百万円になりました。 以上により、当連結会計年度の税引前当期純利益は、前連結会計年度に比べて44%増の691,431百万円、当社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べて27%増の447,265百万円になりました。 財政状態の状況 前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減 金額   率(%) 総資産                 (百万円)   16,866,251   18,002,776   1,136,525   7 (うち、セグメント資産)   16,456,627   17,435,466   978,839   6 負債合計                 (百万円)   12,691,036   13,378,965   687,929   5 (うち、長短借入債務)   6,282,798   6,537,994   255,196   4 (うち、預金)   2,449,812   2,625,556   175,744   7 株主資本                (百万円)   4,089,782   4,482,500   392,718   10 1株当たり株主資本      (円)   3,599.24   4,080.24   481.00   13 (注)1  株主資本は米国会計基準に基づき、当社株主資本合計を記載しています。 2  1株当たり株主資本は、当社株主資本合計を用いて算出しています。 前連結会計年度末   当連結会計年度末 株主資本比率           (%)   24.2   24.9 D/E比率(長短借入債務(預金除く)/             株主資本) (倍)   1.5   1.5 (注)  株主資本比率およびD/E比率は、当社株主資本合計を用いて算出しています。 総資産は、オペレーティング・リース投資、現金および現金等価物、営業貸付金、その他資産(主に再保険貸、営業権)等が増加したため、前連結会計年度末に比べて7%増の18,002,776百万円になりました。また、セグメント資産は、前連結会計年度末に比べて6%増の17,435,466百万円になりました。 負債については、長期借入債務や預金等が増加したため、前連結会計年度末に比べて5%増の13,378,965百万円になりました。 株主資本は、前連結会計年度末から10%増の4,482,500百万円になりました。 ②  連結業績概要 セグメント情報および連結損益計算書中の諸科目、連結貸借対照表中の投資資産ならびにその他財務情報の詳細は以下のとおりです。 セグメント情報 当社の経営上の最高意思決定者が経営資源の配分や業績の評価に使用しているセグメントは、主要な商品・サービスの性格、顧客属性、規制、営業地域などによって区分けしている経営管理上の組織に基づいて、「法人営業・メンテナンスリース」、「不動産」、「事業投資・コンセッション」、「環境エネルギー」、「保険」、「銀行・クレジット」、「輸送機器」、「ORIX USA」、「ORIX Europe」、「アジア・豪州」の10個で構成されています。 報告されているセグメントの財務情報は、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、かつ経営上の最高意 思決定者による業績の評価および経営資源の配分の決定に定期的に使用されているものです。当社株主に帰属する 税引前当期純利益に相当する額で業績を評価しているため、非支配持分または償還可能非支配持分に帰属する当期 純利益および税金費用はセグメント損益に含んでいません。 さらに詳しいセグメント情報、セグメント情報作成方法およびセグメント合計と連結財務諸表上の金額との調整については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 34 セグメント情報」をご参照ください。 なお、2026年4月1日より、経営上の最高意思決定者が経営資源の配分や業績評価に使用するセグメントを変更したため、2027年3月期より当該区分に基づくセグメント情報を開示する予定です。 セグメント収益 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 法人営業・メンテナンスリース   460,699   487,842   27,143   6 不動産   497,780   530,901   33,121   7 事業投資・コンセッション   377,931   441,953   64,022   17 環境エネルギー   186,021   209,231   23,210   12 保険   518,363   643,045   124,682   24 銀行・クレジット   63,304   76,439   13,135   21 輸送機器   119,592   130,016   10,424   9 ORIX USA   154,228   272,219   117,991   77 ORIX Europe   257,267   291,086   33,819   13 アジア・豪州   236,220   243,414   7,194   3 セグメント合計   2,871,405   3,326,146   454,741   16 連結財務諸表との調整   3,416   4,685   1,269   37 連結財務諸表上の営業収益   2,874,821   3,330,831   456,010   16 セグメント利益 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 法人営業・メンテナンスリース   90,329   100,740   10,411   12 不動産   70,541   78,509   7,968   11 事業投資・コンセッション   98,872   125,611   26,739   27 環境エネルギー   △4,923   115,772   120,695   - 保険   74,399   102,891   28,492   38 銀行・クレジット   29,291   27,212   △2,079   △7 輸送機器   67,420   66,608   △812   △1 ORIX USA   39,915   954   △38,961   △98 ORIX Europe   44,373   63,051   18,678   42 アジア・豪州   34,451   51,249   16,798   49 セグメント合計   544,668   732,597   187,929   35 連結財務諸表との調整   △64,205   △41,166   23,039   - 連結財務諸表上の税引前当期純利益   480,463   691,431   210,968   44 セグメント資産 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 法人営業・メンテナンスリース   1,884,565   1,876,895   △7,670   △0 不動産   1,158,293   1,235,906   77,613   7 事業投資・コンセッション   1,022,944   1,050,561   27,617   3 環境エネルギー   1,016,175   1,018,777   2,602   0 保険   3,009,234   3,198,270   189,036   6 銀行・クレジット   3,144,571   3,236,799   92,228   3 輸送機器   1,231,973   1,211,335   △20,638   △2 ORIX USA   1,593,939   1,940,471   346,532   22 ORIX Europe   669,306   801,175   131,869   20 アジア・豪州   1,725,627   1,865,277   139,650   8 セグメント合計   16,456,627   17,435,466   978,839   6 連結財務諸表との調整   409,624   567,310   157,686   38 連結財務諸表上の総資産   16,866,251   18,002,776   1,136,525   7 (a)法人営業・メンテナンスリース:金融・各種手数料ビジネス、自動車および電子計測器・ICT関連機器などのリースおよびレンタル 法人営業では、収益性を重視したファイナンス事業や、国内の中小企業に対して生命保険や不動産仲介などの商品・サービスを幅広く提供する手数料ビジネスに取り組むほか、事業承継支援やM&A仲介にも注力しています。メンテナンスリースでは、自動車関連事業において、業界トップクラスの車両管理台数を有し、自動車に関するあらゆるサービスをワンストップで提供しています。オリックス・レンテック株式会社が行うレンタル事業においては、電子測定器やICT関連機器、変圧器に加え、ロボットや3Dプリンターなどの新たなサービスを拡大しています。 セグメント利益は、オペレーティング・リース収益および持分法投資損益が増加したことにより、前連結会計年度に比べて12%増の100,740百万円になりました。 セグメント資産は、オペレーティング・リース投資が増加したものの、営業貸付金、連結会社貸付金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べて横ばいの1,876,895百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   63,271   68,600   5,329   8 有価証券売却・評価損益および受取配当金   2,647   1,639   △1,008   △38 オペレーティング・リース収益   282,433   301,626   19,193   7 商品および不動産売上高   4,202   4,689   487   12 サービス収入   108,146   111,288   3,142   3 セグメント収益(合計)   460,699   487,842   27,143   6 支払利息   7,306   12,025   4,719   65 オペレーティング・リース原価   201,286   211,610   10,324   5 商品および不動産売上原価   3,335   3,778   443   13 サービス費用   57,372   61,398   4,026   7 その他の損益   18,305   18,505   200   1 販売費および一般管理費   89,599   88,127   △1,472   △2 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   2,199   3,348   1,149   52 セグメント費用(合計)   379,402   398,791   19,389   5 持分法投資損益等   9,032   11,689   2,657   29 セグメント利益   90,329   100,740   10,411   12 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) リース純投資   569,380   577,187   7,807   1 営業貸付金   424,370   393,442   △30,928   △7 オペレーティング・リース投資   557,625   609,965   52,340   9 投資有価証券   29,690   31,876   2,186   7 事業用資産   43,857   42,088   △1,769   △4 棚卸資産   433   384   △49   △11 賃貸資産前渡金   6,177   7,106   929   15 持分法投資   16,375   8,481   △7,894   △48 事業用資産前渡金   143   5   △138   △97 営業権、企業結合で取得した無形資産   25,268   24,450   △818   △3 その他の資産   211,247   181,911   △29,336   △14 セグメント資産   1,884,565   1,876,895   △7,670   △0 (b)不動産:不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産のアセットマネジメント 堅調な市場環境を捉えて資産ポートフォリオの入れ替えを進めているほか、建築費の高騰など外部環境の変化を踏まえて収益性やリスクを慎重に見極めた不動産投資に取り組んでいます。収益基盤の安定化のため、不動産市況の影響を受けにくいアセットマネジメントや、分譲マンションを中心とした住宅関連事業、ホテル・旅館等の施設運営を展開しています。事業運営面では、DXの活用を含む業務効率化やサービス品質の向上を通じて、バリューチェーン全体の強化を図っています。 セグメント利益は、オペレーティング・リース収益が減少したものの、サービス収入や持分法投資損益が増加したことにより、前連結会計年度に比べて11%増の78,509百万円になりました。 セグメント資産は、事業用資産が減少したものの、オペレーティング・リース投資、棚卸資産および持分法投資が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて7%増の1,235,906百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   4,860   5,052   192   4 有価証券売却・評価損益および受取配当金   1,282   953   △329   △26 オペレーティング・リース収益   61,321   52,300   △9,021   △15 商品および不動産売上高   107,859   126,074   18,215   17 サービス収入   322,458   346,522   24,064   7 セグメント収益(合計)   497,780   530,901   33,121   7 支払利息   2,616   5,721   3,105   119 オペレーティング・リース原価   24,167   24,962   795   3 商品および不動産売上原価   89,593   108,329   18,736   21 サービス費用   264,952   275,837   10,885   4 その他の損益   1,664   △2,512   △4,176   - 販売費および一般管理費   43,405   46,996   3,591   8 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   3,098   878   △2,220   △72 セグメント費用(合計)   429,495   460,211   30,716   7 持分法投資損益等   2,256   7,819   5,563   247 セグメント利益   70,541   78,509   7,968   11 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) リース純投資   45,810   38,903   △6,907   △15 営業貸付金   30   14   △16   △53 オペレーティング・リース投資   311,377   369,596   58,219   19 投資有価証券   6,209   9,363   3,154   51 事業用資産   175,153   153,861   △21,292   △12 棚卸資産   182,652   218,937   36,285   20 賃貸資産前渡金   78,044   50,332   △27,712   △36 持分法投資   177,956   214,196   36,240   20 事業用資産前渡金   7,401   8,136   735   10 営業権、企業結合で取得した無形資産   50,801   48,750   △2,051   △4 その他の資産   122,860   123,818   958   1 セグメント資産   1,158,293   1,235,906   77,613   7 (c)事業投資・コンセッション:企業投資、コンセッション 企業投資では、投資先の企業価値向上と、ポートフォリオの入れ替えによる継続的なキャピタルゲインの獲得を目指しています。注力業種への投資拡大を進め、既存投資先を起点とするロールアップに加え、後継者不在による事業承継およびカーブアウトや株式非公開化などの事業再編を投資機会として捉えていきます。さらに投資手法の多様化も模索します。コンセッションでは、関西3空港(関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港)の運営体制を強化するほか、空港以外の公共インフラの運営へも積極的に取り組んでいきます。 セグメント利益は、子会社・持分法投資売却損益が減少したものの、持分法投資損益、商品および不動産売上高、およびサービス収入が増加したことにより、前連結会計年度に比べて27%増の125,611百万円になりました。 セグメント資産は、営業貸付金が減少したものの、持分法投資や営業権、企業結合で取得した無形資産、事業用資産が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて3%増の1,050,561百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   12,140   15,243   3,103   26 有価証券売却・評価損益および受取配当金   851   1,861   1,010   119 オペレーティング・リース収益   42,698   36,441   △6,257   △15 商品および不動産売上高   252,969   301,345   48,376   19 サービス収入   69,273   87,063   17,790   26 セグメント収益(合計)   377,931   441,953   64,022   17 支払利息   3,833   5,321   1,488   39 オペレーティング・リース原価   26,389   23,331   △3,058   △12 商品および不動産売上原価   173,652   212,658   39,006   22 サービス費用   48,890   59,934   11,044   23 その他の損益   10,622   △3,460   △14,082   - 販売費および一般管理費   88,370   92,620   4,250   5 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   1,743   8,044   6,301   362 セグメント費用(合計)   353,499   398,448   44,949   13 持分法投資損益等   74,440   82,106   7,666   10 セグメント利益   98,872   125,611   26,739   27 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) リース純投資   1,640   1,510   △130   △8 営業貸付金   124,411   13,102   △111,309   △89 オペレーティング・リース投資   46,796   45,398   △1,398   △3 投資有価証券   6,117   10,905   4,788   78 事業用資産   53,832   74,886   21,054   39 棚卸資産   41,021   44,370   3,349   8 賃貸資産前渡金   3   1   △2   △67 持分法投資   148,274   239,127   90,853   61 事業用資産前渡金   728   3,996   3,268   449 営業権、企業結合で取得した無形資産   331,003   352,682   21,679   7 その他の資産   269,119   264,584   △4,535   △2 セグメント資産   1,022,944   1,050,561   27,617   3 (d)環境エネルギー:国内外再生可能エネルギー、電力小売、省エネルギーサービス、ソーラーパネル販売、廃棄物処理、資源リサイクル 総合エネルギー事業者として再生可能エネルギー事業や電力小売事業を推進することで、サービス収入の拡大を目指しています。太陽光発電では、国内最大級の合計出力規模の発電所を保有、運営しています。国内での経験を活かし、再生可能エネルギー事業の海外展開を加速していきます。廃棄物処理では、さらなる事業拡大を目指し設備の新規投資を進めます。 セグメント利益は、子会社・持分法投資売却損益や有価証券売却・評価損益および受取配当金が増加し、長期性資産評価損が減少したことにより、前連結会計年度に比べて120,695百万円増の115,772百万円になりました。 セグメント資産は、持分法投資が減少したものの、投資有価証券や事業用資産前渡金の増加により、前連結会計年度末に比べて横ばいの1,018,777百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   1,402   11,938   10,536   751 有価証券売却・評価損益および受取配当金   3,128   20,553   17,425   557 オペレーティング・リース収益   79   89   10   13 商品および不動産売上高   3,307   3,311   4   0 サービス収入   178,105   173,340   △4,765   △3 セグメント収益(合計)   186,021   209,231   23,210   12 支払利息   13,170   15,499   2,329   18 オペレーティング・リース原価   18   20   2   11 商品および不動産売上原価   1,786   2,050   264   15 サービス費用   136,118   131,543   △4,575   △3 その他の損益   446   △5,158   △5,604   - 販売費および一般管理費   22,582   26,037   3,455   15 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   20,573   6,772   △13,801   △67 セグメント費用(合計)   194,693   176,763   △17,930   △9 持分法投資損益等   3,749   83,304   79,555   - セグメント利益   △4,923   115,772   120,695   - 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) リース純投資   2,092   1,638   △454   △22 営業貸付金   3,609   6,004   2,395   66 オペレーティング・リース投資   237   241   4   2 投資有価証券   32,032   142,410   110,378   345 事業用資産   487,241   496,063   8,822   2 棚卸資産   2,551   3,401   850   33 持分法投資   170,946   10,291   △160,655   △94 事業用資産前渡金   70,081   115,763   45,682   65 営業権、企業結合で取得した無形資産   120,743   117,197   △3,546   △3 その他の資産   126,643   125,769   △874   △1 セグメント資産   1,016,175   1,018,777   2,602   0 (e)保険:生命保険 生命保険事業は、代理店による販売、銀行などの金融機関による販売、自社でコンサルティング提案を行う対面販売、通信販売を通じて生命保険を販売しています。変化する顧客の多様なニーズに応える商品をタイムリーに提供することを商品開発の基本方針とし、常に商品ラインナップの充実を図り、企業価値の向上を目指しています。また、オルタナティブ資産をはじめとした収益性の高い資産への投資拡大や機動的なポートフォリオの入れ替えなどを通じて、運用資産の利回りを高めています。 セグメント利益は、生命保険料収入および運用益が増加したことにより、前連結会計年度に比べて38%増の102,891百万円になりました。 セグメント資産は、現金および現金等価物が減少したものの、再保険貸や投資有価証券が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて6%増の3,198,270百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   280   141   △139   △50 生命保険料収入および運用益   518,084   642,904   124,820   24 サービス収入   △1   -   1   - セグメント収益(合計)   518,363   643,045   124,682   24 支払利息   256   545   289   113 生命保険費用   384,910   480,603   95,693   25 その他の損益   △110   △3   107   - 販売費および一般管理費   58,904   58,979   75   0 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   4   30   26   650 セグメント費用(合計)   443,964   540,154   96,190   22 持分法投資損益等   △0   △0   △0   - セグメント利益   74,399   102,891   28,492   38 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 営業貸付金   12,805   15,191   2,386   19 オペレーティング・リース投資   26,167   25,457   △710   △3 投資有価証券   2,234,453   2,288,116   53,663   2 持分法投資   35,865   46,002   10,137   28 営業権、企業結合で取得した無形資産   4,452   4,452   -   - その他の資産   695,492   819,052   123,560   18 セグメント資産   3,009,234   3,198,270   189,036   6 (f)銀行・クレジット:銀行、消費性ローン 銀行事業では、収益の主軸である投資用不動産ローンに加えマーチャントバンク事業の領域拡大により、収益性の向上を図っています。消費性ローン事業では、強固な顧客基盤および事業基盤を有する企業との共同事業化により、個人向け金融サービスの拡充を目指しています。 セグメント利益は、有価証券売却・評価損益および受取配当金が減少したことにより、前連結会計年度に比べて7%減の27,212百万円になりました。 セグメント資産は、投資有価証券が減少したものの、営業貸付金や現金および現金等価物が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて3%増の3,236,799百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   60,290   78,903   18,613   31 有価証券売却・評価損益および受取配当金   100   △5,348   △5,448   - サービス収入   2,914   2,884   △30   △1 セグメント収益(合計)   63,304   76,439   13,135   21 支払利息   7,184   19,809   12,625   176 サービス費用   7,590   7,399   △191   △3 その他の損益   40   △89   △129   - 販売費および一般管理費   20,822   23,854   3,032   15 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   △176   188   364   - セグメント費用(合計)   35,460   51,161   15,701   44 持分法投資損益等   1,447   1,934   487   34 セグメント利益   29,291   27,212   △2,079   △7 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 営業貸付金   2,511,736   2,685,320   173,584   7 投資有価証券   305,441   166,331   △139,110   △46 持分法投資   43,934   44,544   610   1 その他の資産   283,460   340,604   57,144   20 セグメント資産   3,144,571   3,236,799   92,228   3 (g)輸送機器:航空機投資・管理、船舶関連投融資・管理・仲介 航空機関連事業では、自社保有機のオペレーティング・リース、投資家への機体売却、国内外の投資家が保有する航空機のアセットマネジメントサービス等、幅広い収益機会の獲得に注力しています。また、Avolon Holdings Limitedとの相互補完等により、世界の航空機リース市場におけるプレゼンス向上と中長期的な成長を目指しています。船舶関連事業では、マーケット環境を見極めた資産の入れ替えに加え、国内法人投資家向けの投資アレンジや船舶のアセットマネジメント事業、船舶仲介による手数料収入の拡大、また資本業務提携等を活用した事業領域の拡大を進めています。 セグメント利益は、サービス収入が増加したものの、販売費および一般管理費の増加や持分法投資損益が減少したことにより、前連結会計年度に比べて1%減の66,608百万円になりました。 セグメント資産は、企業結合で取得した無形資産が増加したものの、オペレーティング・リース投資や営業貸付金、現金および現金等価物が減少したことにより、前連結会計年度末に比べて2%減の1,211,335百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   5,769   3,853   △1,916   △33 有価証券売却・評価損益および受取配当金   △24   272   296   - オペレーティング・リース収益   96,856   102,827   5,971   6 商品および不動産売上高   852   1,093   241   28 サービス収入   16,139   21,971   5,832   36 セグメント収益(合計)   119,592   130,016   10,424   9 支払利息   20,159   19,386   △773   △4 オペレーティング・リース原価   40,986   46,309   5,323   13 商品および不動産売上原価   864   1,120   256   30 サービス費用   6,724   8,268   1,544   23 その他の損益   68   △1,527   △1,595   - 販売費および一般管理費   11,967   15,328   3,361   28 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   3   4   1   33 セグメント費用(合計)   80,771   88,888   8,117   10 持分法投資損益等   28,599   25,480   △3,119   △11 セグメント利益   67,420   66,608   △812   △1 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) リース純投資   -   12,372   12,372   - 営業貸付金   36,119   17,078   △19,041   △53 オペレーティング・リース投資   599,813   590,639   △9,174   △2 投資有価証券   9,387   2,217   △7,170   △76 事業用資産   28   24   △4   △14 棚卸資産   1,588   826   △762   △48 賃貸資産前渡金   27,816   28,431   615   2 持分法投資   402,567   410,193   7,626   2 営業権、企業結合で取得した無形資産   43,024   55,804   12,780   30 その他の資産   111,631   93,751   △17,880   △16 セグメント資産   1,231,973   1,211,335   △20,638   △2 (h)ORIX USA:金融、投資、アセットマネジメント、アドバイザリーサービス 戦略的に事業領域を拡大し、法人向けファイナンス、債券投資、不動産ファイナンス、プライベートエクイティ投資など多様なビジネスラインを展開しています。加えて、バランスシートを使用しない第三者資産の運用を通じて、資産規模の適切なコントロールと安定的な手数料収入の確保に取り組み、資本効率の向上と持続的な利益成長を目指しています。 セグメント利益は、有価証券売却・評価損益および受取配当金が増加したものの、営業権および無形資産の減損や販売費および一般管理費の増加、子会社・持分法投資売却損益の減少や信用損失費用の増加により、前連結会計年度に比べて98%減の954百万円になりました。 セグメント資産は、第2四半期連結会計期間に新規に子会社を取得した影響で営業権、企業結合で取得した無形資産が増加したこと、営業貸付金や受取手形、売掛金および未収入金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて22%増の1,940,471百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   102,627   106,559   3,932   4 有価証券売却・評価損益および受取配当金   119   89,425   89,306   - オペレーティング・リース収益   861   2,670   1,809   210 商品および不動産売上高   543   2,535   1,992   367 サービス収入   50,078   71,030   20,952   42 セグメント収益(合計)   154,228   272,219   117,991   77 支払利息   40,016   52,997   12,981   32 オペレーティング・リース原価   1,496   2,851   1,355   91 商品および不動産売上原価   307   1,659   1,352   440 サービス費用   2,823   1,947   △876   △31 その他の損益   △3,382   51,322   54,704   - 販売費および一般管理費   95,406   123,875   28,469   30 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   7,669   25,342   17,673   230 セグメント費用(合計)   144,335   259,993   115,658   80 持分法投資損益等   30,022   △11,272   △41,294   - セグメント利益   39,915   954   △38,961   △98 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) リース純投資   451   433   △18   △4 営業貸付金   652,805   757,103   104,298   16 オペレーティング・リース投資   21,260   39,605   18,345   86 投資有価証券   487,022   503,966   16,944   3 事業用資産・サービス資産   76,469   82,749   6,280   8 棚卸資産   137   699   562   410 持分法投資   54,817   65,577   10,760   20 営業権、企業結合で取得した無形資産   171,884   297,167   125,283   73 その他の資産   129,094   193,172   64,078   50 セグメント資産   1,593,939   1,940,471   346,532   22 (i)ORIX Europe:グローバル株式・債券のアセットマネジメント 顧客から受託した資金を株式、債券等に投資するアセットマネジメント事業を行っています。サステナブル投資の先駆者としての知見を活かした既存事業の伸長に加えて、運用資産伸長や収益性向上のため、アクティブETFのラインナップ拡充やホワイトレーベル商品の提供などに取り組んでいます。また、欧州におけるオリックスグループの戦略的事業拠点として、M&Aをはじめとする幅広いビジネス機会の獲得に取り組んでいます。 セグメント利益は、子会社・持分法投資売却損益やサービス収入が増加したことにより、前連結会計年度に比べて42%増の63,051百万円になりました。 セグメント資産は、全般的に為替影響で増加したことにより、前連結会計年度末に比べて20%増の801,175百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   4,077   3,360   △717   △18 有価証券売却・評価損益および受取配当金   4,408   13,869   9,461   215 サービス収入   248,782   273,857   25,075   10 セグメント収益(合計)   257,267   291,086   33,819   13 支払利息   665   687   22   3 サービス費用   66,446   72,084   5,638   8 その他の損益   4,231   4,586   355   8 販売費および一般管理費   138,859   157,595   18,736   13 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   115   148   33   29 セグメント費用(合計)   210,316   235,100   24,784   12 持分法投資損益等   △2,578   7,065   9,643   - セグメント利益   44,373   63,051   18,678   42 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 投資有価証券   86,008   114,919   28,911   34 持分法投資   8,578   6,005   △2,573   △30 営業権、企業結合で取得した無形資産   354,801   393,782   38,981   11 その他の資産   219,919   286,469   66,550   30 セグメント資産   669,306   801,175   131,869   20 (j)アジア・豪州:アジア・豪州における金融、投資 現地法人は、アジア各国および豪州においてリースや貸付などの金融サービス事業を展開しているほか、中華圏を中心としたアジア各国向けの企業投資も行っています。今後は、現地法人における機能のさらなる拡充と、注力市場への投資により、収益性を重視した事業の拡大を推進します。 セグメント利益は、持分法投資損益や子会社・持分法投資売却損益が増加したことにより、前連結会計年度に比べて49%増の51,249百万円になりました。 セグメント資産は、全般的に為替影響で増加したことにより、前連結会計年度末に比べて8%増の1,865,277百万円になりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) 金融収益   74,961   73,492   △1,469   △2 有価証券売却・評価損益および受取配当金   1,933   5,830   3,897   202 オペレーティング・リース収益   135,169   139,189   4,020   3 商品および不動産売上高   751   482   △269   △36 サービス収入   23,406   24,421   1,015   4 セグメント収益(合計)   236,220   243,414   7,194   3 支払利息   41,761   38,177   △3,584   △9 オペレーティング・リース原価   97,249   99,936   2,687   3 商品および不動産売上原価   684   407   △277   △40 サービス費用   14,710   15,898   1,188   8 その他の損益   △5,654   △1,050   4,604   - 販売費および一般管理費   44,342   46,707   2,365   5 信用損失費用、長期性資産評価損、 有価証券評価損   9,983   7,169   △2,814   △28 セグメント費用(合計)   203,075   207,244   4,169   2 持分法投資損益等   1,306   15,079   13,773   - セグメント利益   34,451   51,249   16,798   49 前連結会計 年度末 (百万円)   当連結会計 年度末 (百万円)   増減 金額 (百万円)   率 (%) リース純投資   547,966   615,351   67,385   12 営業貸付金   315,128   286,330   △28,798   △9 オペレーティング・リース投資   394,764   463,491   68,727   17 投資有価証券   37,768   38,289   521   1 事業用資産   1,844   2,028   184   10 棚卸資産   615   267   △348   △57 賃貸資産前渡金   4,833   4,210   △623   △13 持分法投資   260,395   261,415   1,020   0 事業用資産前渡金   51   0   △51   - 営業権、企業結合で取得した無形資産   6,986   7,098   112   2 その他の資産   155,277   186,798   31,521   20 セグメント資産   1,725,627   1,865,277   139,650   8 金融収益 金融収益の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 金融収益   328,356   365,570   37,214   11 金融収益は、主に国内の貸付金残高の増加、金利の上昇および有価証券利息の増加により、前連結会計年度比11%増の365,570百万円となりました。 リース純投資 リース純投資の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) リース純投資新規実行高 (購入金額ベース)   522,223   527,639   5,416   1 国内   210,189   214,873   4,684   2 海外   312,034   312,766   732   0 リース純投資残高   1,167,380   1,247,491   80,111   7 リース純投資の新規実行高(購入金額ベース)は、前連結会計年度比1%増の527,639百万円となりました。国内では前連結会計年度と比べ2%増加しました。海外では前連結会計年度と比べ732百万円増加しました。 リース純投資残高は、主に為替の影響により海外の資産が増加し、前連結会計年度末比7%増の1,247,491百万円となりました。 なお、当連結会計年度末現在においてリース純投資残高の1%を単独で超える顧客はありません。当連結会計年度末現在のリース純投資の50%は国内の顧客、50%は海外の顧客との取引です。海外では、リース純投資残高の9%はマレーシア、8%はそれぞれ韓国と中国、6%はオーストラリアが占めており、その他の各国の資産残高で5%を超えるものはありません。 機種別リース純投資残高 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 輸送機器   550,810   610,964   60,154   11 産業工作機械   213,939   226,039   12,100   6 電気機器   97,461   90,395   △7,066   △7 情報関連機器・事務機器   123,092   122,243   △849   △1 商業・サービス業用機械設備   68,995   80,311   11,316   16 その他   113,083   117,539   4,456   4 合計   1,167,380   1,247,491   80,111   7 リース純投資についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  7  リース取引」をご参照ください。 営業貸付金 営業貸付金の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 営業貸付金新規実行高   1,510,598   1,646,521   135,923   9 国内   1,165,864   1,152,803   △13,061   △1 海外   344,734   493,718   148,984   43 営業貸付金残高   4,081,019   4,173,582   92,563   2 (注)生命保険事業に関連する貸付金は、営業貸付金残高に含めていますが、これより生じる損益は連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に計上しています。 新規実行高は、前連結会計年度比9%増の1,646,521百万円となりました。国内では新規実行が減少し、前連結会計年度比1%減の1,152,803百万円となり、海外では新規実行の増加により、前連結会計年度比43%増加の493,718百万円となりました。 営業貸付金残高は、主に国内の新規実行高が残高増加に寄与し、前連結会計年度末比2%増の4,173,582百万円となりました。 営業貸付金残高 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 国内個人向け: 不動産ローン   1,901,794   1,989,371   87,577   5 カードローン   67,874   64,600   △3,274   △5 その他   7,259   5,631   △1,628   △22 小計   1,976,927   2,059,602   82,675   4 国内法人向け: 不動産業   415,666   461,006   45,340   11 ノンリコースローン   301,477   343,121   41,644   14 商工業およびその他   233,270   229,097   △4,173   △2 小計   950,413   1,033,224   82,811   9 海外個人向け: 不動産ローン   55,022   38,122   △16,900   △31 その他   39,172   39,302   130   0 小計   94,194   77,424   △16,770   △18 海外法人向け: 不動産業 ※1   228,793   216,272   △12,521   △5 ノンリコースローン   86,724   200,308   113,584   131 商工業およびその他   591,103   549,995   △41,108   △7 小計   906,620   966,575   59,955   7 持分法適用会社   131,476   20,543   △110,933   △84 買取債権 ※2   21,389   16,214   △5,175   △24 合計   4,081,019   4,173,582   92,563   2 ※1 再購入オプションが付された売却済の貸付金のうち、会計基準編纂書第860号(譲渡およびサービシング)に基づき会計上資産計上している残高を含みます。 ※2 買取債権とは、当初契約実行時より債務者の信用リスクが悪化し、取得時において契約上要求されている支払額の全額は回収できないと想定される貸付金です。 当連結会計年度末現在、国内の個人および法人向け営業貸付金の0.4%を占める15,191百万円は、生命保険事業に関連するものです。これらの貸付金からの収益は、連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に含めています。 当連結会計年度末現在において、営業貸付金残高の16.2%の677,278百万円は国内および海外の不動産業向けです。 当連結会計年度末現在、国内個人向け貸付金残高は主に新規実行の増加により、前連結会計年度末比4%増の2,059,602百万円となり、国内法人向け貸付金残高は、主に銀行事業における新規実行の増加により、前連結会計年度末比9%増の1,033,224百万円となりました。海外個人向け貸付金残高は、主にアジア地域の営業貸付金残高が減少したため、前連結会計年度末比18%減の77,424百万円となり、海外法人向け貸付金残高は、主に米州の営業貸付金残高が増加したため、前連結会計年度末比7%増の966,575百万円となりました。持分法適用会社向け貸付金残高は、貸付金の解約により、前連結会計年度末比84%減の20,543百万円となりました。 営業貸付金についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  8  営業貸付金」をご参照ください。 アセットクオリティ リース純投資 リース純投資の不良債権額および信用損失引当金内訳 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円) 不良債権額   21,820   27,077 リース純投資残高に占める不良債権額割合   1.87%   2.17% リース純投資平均残高に占める信用損失引当繰入率 ※   0.42%   0.41% 信用損失引当金残高   18,122   19,907 リース純投資残高に占める信用損失引当金の割合   1.55%   1.60% リース純投資平均残高に占める貸倒償却額の割合 ※   0.29%   0.38% ※  平均残高は期首残高および四半期末残高により算出しています。 当連結会計年度末において、リース純投資残高に占める不良債権額は、前連結会計年度末に比べて5,257百万円増加し27,077百万円となりました。当連結会計年度末においてリース純投資残高に占める不良債権額割合は前連結会計年度末に比べて0.3%増加し、2.17%となりました。 当連結会計年度末におけるリース純投資残高に占める信用損失引当金の割合は下記事由により妥当であると判断しています。 ・リース債権は全体として小口分散しており、1契約の損失額は比較的少額の発生で済む可能性が高いこと ・すべてのリース契約はリース物件を担保としており、当該リース物件を売却することで、リース債権の少なくとも一部を回収できると考えられること 個別評価対象外貸付金 個別評価対象外貸付金の不良債権額および信用損失引当金内訳 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円) 個別評価対象外不良債権額   30,214   18,276 個別評価対象外貸付金残高に占める個別評価対象外貸付金の不良債権額の割合   0.76%   0.45% 個別評価対象外貸付金平均残高に占める信用損失引当繰入率 ※   0.03%   0.07% 個別評価対象外貸付金に対する信用損失引当金残高   21,355   21,585 個別評価対象外貸付金残高に占める信用損失引当金の割合   0.54%   0.54% 個別評価対象外貸付金平均残高に占める貸倒償却額の割合 ※   0.07%   0.07% (注)上表には、再購入オプションが付された売却済の貸付金のうち、会計基準編纂書第860号(譲渡およびサービシング)に基づき会計上資産計上している残高は含んでいません。 ※  平均残高は期首残高および四半期末残高により算出しています。 個別評価対象外貸付金平均残高に占める信用損失引当繰入率は、主に米州における前連結会計年度に計上された引当金戻入れの影響および当連結会計年度における繰入額の増加により、前連結会計年度に比べて0.04%増加しました。 当連結会計年度末において、未収貸付金のうち、類似のリスク特性を有している貸付金を1つのグループとして信用損失の見積もりを行っている個別評価対象外貸付金の不良債権額は、前連結会計年度末に比べて11,938百万円減少し18,276百万円となりました。 個別評価対象外貸付金の不良債権額内訳 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円) 国内個人向け: 不動産ローン   987   - 小計   987   - 国内法人向け: 不動産業   8   19 商工業およびその他   178   165 小計   186   184 海外個人向け: 不動産ローン   308   257 その他   452   462 小計   760   719 海外法人向け: 不動産業   648   94 ノンリコースローン   2,183   3,908 商工業およびその他   25,450   13,371 小計   28,281   17,373 合計   30,214   18,276 (注)上表には、再購入オプションが付された売却済の貸付金のうち、会計基準編纂書第860号(譲渡およびサービシング)に基づき会計上資産計上している残高は含んでいません。 個人向け不動産ローンおよびその他個人向け貸付金についてはその担保価値、過去の貸倒償却実績および債務不履行率に影響を及ぼすおそれがあると判断される経済状況を慎重に検討して信用損失引当金を計上しています。その他についての信用損失引当金は、過去の貸倒償却実績、その推移と相関する経済指標の将来予測および現在のポートフォリオ構成を勘案して決定しています。 個別評価対象貸付金 個別評価対象不良債権額および信用損失引当金残高 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円) 個別評価対象不良債権額   62,433   67,498 信用損失引当金残高 ※   16,393   26,422 ※  信用損失引当金は将来キャッシュ・フローの現在価値、債権の観察可能な市場価額または、貸付金の回収が担保に依存している場合は、担保の公正価値に基づき個別に評価されます。 前連結会計年度および当連結会計年度における個別評価対象貸付金の信用損失引当金繰入額はそれぞれ6,962百万円および15,470百万円の繰入であり、償却額はそれぞれ4,718百万円および6,518百万円です。個別評価対象貸付金の信用損失引当金繰入額は、前連結会計年度に比べて8,508百万円増加しました。主に米州において個別評価対象貸付金の信用損失費用が増加しました。償却額は、前連結会計年度に比べて1,800百万円増加しました。 個別評価対象貸付金の国内、海外および種類別の内訳は以下のとおりです。国内個人向け貸付金は、主に契約条件の緩和により回収条件が変更されたため個別に回収可能性の評価を行った同種小口の貸付金です。 個別評価対象貸付金内訳 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円) 国内個人向け: 不動産ローン   10,353   10,348 その他   86   - 小計   10,439   10,348 国内法人向け: 不動産業   549   535 商工業およびその他   598   573 小計   1,147   1,108 海外個人向け: 不動産ローン   5,368   11,207 その他   1,884   724 小計   7,252   11,931 海外法人向け: 不動産業   2,769   2,087 ノンリコースローン   1,648   8,098 商工業およびその他   36,569   33,699 小計   40,986   43,884 持分法適用会社向け貸付金   1,345   - 買取債権   1,264   227 合計   62,433   67,498 アセットクオリティについての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  9  金融資産の信用の質および信用損失引当金」をご参照ください。 信用損失引当金 当社および子会社はリース純投資および営業貸付金に対し信用損失引当金を設定しています。 信用損失引当金の増減内訳 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 期首残高   57,090   55,870   △1,220   △2 リース純投資   16,780   18,122   1,342   8 個別評価対象外貸付金   25,975   21,355   △4,620   △18 個別評価対象貸付金   14,335   16,393   2,058   14 繰入額 ※1   13,074   23,292   10,218   78 リース純投資   4,934   4,933   △1   △0 個別評価対象外貸付金   1,178   2,889   1,711   145 個別評価対象貸付金   6,962   15,470   8,508   122 取崩額(純額)   △10,823   △13,908   △3,085   29 リース純投資   △3,414   △4,573   △1,159   34 個別評価対象外貸付金   △2,691   △2,817   △126   5 個別評価対象貸付金   △4,718   △6,518   △1,800   38 その他 ※2   △3,471   9,458   12,929   - リース純投資   △178   1,425   1,603   - 個別評価対象外貸付金   △3,107   158   3,265   - 個別評価対象貸付金   △186   7,875   8,061   - 期末残高   55,870   74,712   18,842   34 リース純投資   18,122   19,907   1,785   10 個別評価対象外貸付金   21,355   21,585   230   1 個別評価対象貸付金   16,393   33,220   16,827   103 ※1  連結損益計算書上の「信用損失費用」は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ18,723百万円および34,017百万円であり、リース純投資および営業貸付金以外に対する信用損失費用が含まれています。 ※2  その他には、主に為替相場の変動および子会社の連結・非連結化に伴う信用損失引当金の増減が含まれています。 信用損失費用内訳 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 信用損失費用: リース純投資   4,934   4,933   △1   △0 個別評価対象外貸付金   1,178   2,889   1,711   145 個別評価対象貸付金   6,962   15,470   8,508   122 小計   13,074   23,292   10,218   78 オフバランスシート 信用エクスポージャー   5,297   7,211   1,914   36 売却可能負債証券   173   2,032   1,859   1,075 償却原価で測定するその他の 金融資産   179   1,482   1,303   728 合計   18,723   34,017   15,294   82 前連結会計年度および当連結会計年度における個別評価対象外貸付金の信用損失費用はそれぞれ1,178百万円および2,889百万円の繰入です。主に米州における資産残高の増加および前連結会計年度に計上された引当金戻入れの影響により、個別評価対象外貸付金の信用損失費用は増加しました。 前連結会計年度および当連結会計年度における個別評価対象貸付金の信用損失費用はそれぞれ6,962百万円および15,470百万円の繰入です。主に米州において個別評価対象貸付金の信用損失費用が増加しました。 前連結会計年度および当連結会計年度におけるオフバランスシート信用エクスポージャーに対する信用損失費用は、主に米州の一部の市況悪化の影響および対象エクスポージャーの増加により、それぞれ5,297百万円および7,211百万円の繰入となりました。 信用損失引当金についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  9  金融資産の信用の質および信用損失引当金」をご参照ください。また、オフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金の詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  33  契約債務、保証債務および偶発債務」、および売却可能負債証券に対する信用損失引当金の詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  10  投資有価証券」をご参照ください。 投資有価証券 投資有価証券の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 投資有価証券新規実行高   777,170   745,123   △32,047   △4 国内   621,839   629,270   7,431   1 海外   155,331   115,853   △39,478   △25 投資有価証券残高   3,234,547   3,308,829   74,282   2 (注)生命保険事業に関連する投資有価証券は、投資有価証券残高に含めていますが、これより生じる損益は連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に計上しています。 当連結会計年度における投資有価証券の新規実行高は、前連結会計年度と比べて4%減の745,123百万円となりました。国内における新規実行高は、主に社債への投資が増加したことにより、前連結会計年度と比べ1%増加しました。海外における新規実行高は、主に米州のCMBS/RMBSおよびその他資産担保証券等への投資が減少したことにより、前連結会計年度と比べ25%減少しました。 当連結会計年度末の投資有価証券残高は、前連結会計年度末比2%増の3,308,829百万円となりました。 投資有価証券内訳 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 持分証券   626,910   782,413   155,503   25 売却可能負債証券   2,607,637   2,526,416   △81,221   △3 合計   3,234,547   3,308,829   74,282   2 当連結会計年度末における持分証券残高は、持分法適用会社の売却による持分証券への振替およびファンド投資の増加により、前連結会計年度末比25%増の782,413百万円となりました。売却可能負債証券は社債への投資による増加はあったものの、国債の未実現評価損失の増加および地方債ならびに社債の売却等により、前連結会計年度末比3%減の2,526,416百万円となりました。 投資有価証券についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  10  投資有価証券」をご参照ください。 有価証券売却・評価損益および受取配当金 有価証券売却・評価損益および受取配当金の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 有価証券売却・評価損益(純額)   11,825   127,024   115,199   974 受取配当金   2,499   1,924   △575   △23 合計   14,324   128,948   114,624   800 (注)1  生命保険事業に関連する有価証券より生じるすべての損益は、連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に計上しています。 2 「有価証券売却・評価損益(純額)」には、持分証券にかかる未実現の公正価値変動額が含まれます。 有価証券売却・評価損益は、主に米国子会社における投資ファンドの評価損益の増加、および株式の評価益増加により、前連結会計年度比974%増の127,024百万円となりました。受取配当金は、前連結会計年度比23%減の1,924百万円となりました。上記により、有価証券売却・評価損益および受取配当金は、前連結会計年度比800%増の128,948百万円となりました。 生命保険事業保有分を含む売却可能負債証券の未実現評価益は、前連結会計年度末および当連結会計年度末においてそれぞれ25,470百万円および37,254百万円となり、未実現評価損は、前連結会計年度末および当連結会計年度末においてそれぞれ591,199百万円および910,471百万円となりました。 オペレーティング・リース オペレーティング・リースの状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) オペレーティング・リース収益   624,444   641,185   16,741   3 オペレーティング・リース原価   394,821   411,939   17,118   4 オペレーティング・リース新規実行高   758,837   739,416   △19,421   △3 国内   316,726   426,604   109,878   35 海外   442,111   312,812   △129,299   △29 オペレーティング・リース投資残高   1,967,178   2,152,820   185,642   9 オペレーティング・リース収益は、主に測定・分析機器、情報関連機器のレンタル事業におけるリース収益の増加により、前連結会計年度比3%増の641,185百万円となりました。オペレーティング・リース資産の売却益は、前連結会計年度および当連結会計年度においてそれぞれ76,633百万円、70,115百万円を計上しています。 オペレーティング・リース原価は、主に測定・分析機器、情報関連機器のレンタル事業における投資が増加したことに伴う減価償却費の増加により、前連結会計年度比4%増の411,939百万円となりました。 オペレーティング・リース新規実行高は、測定・分析機器、情報関連機器のレンタル事業および自動車リース事業における投資が増加したものの、航空機リース事業および船舶リース事業における投資が減少したことにより、前連結会計年度比3%減の739,416百万円となりました。 オペレーティング・リース投資残高は、主に測定・分析機器、情報関連機器のレンタル事業および不動産賃貸事業における投資が増加したことにより、前連結会計年度末比9%増の2,152,820百万円となりました。 機種別オペレーティング・リース投資残高 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 輸送機器   1,292,630   1,332,029   39,399   3 測定・分析機器、情報関連機器   194,798   246,583   51,785   27 不動産   309,810   403,421   93,611   30 その他   51,667   58,740   7,073   14 使用権資産   73,518   69,030   △4,488   △6 未収レンタル料   46,248   44,415   △1,833   △4 貸倒引当金   △1,493   △1,398   95   - 合計   1,967,178   2,152,820   185,642   9 輸送機器のオペレーティング・リース投資残高は、主に自動車リース事業における投資が増加したことにより、前連結会計年度末比3%増の1,332,029百万円となりました。測定・分析機器、情報関連機器のオペレーティング・リース投資残高は、主にレンタル事業におけるオペレーティング・リース投資が増加したことにより、前連結会計年度末比27%増の246,583百万円となりました。不動産のオペレーティング・リース投資残高は、主に国内で賃貸不動産の投資が増加したことにより、前連結会計年度末比30%増の403,421百万円となりました。その他のオペレーティング・リース投資残高は、主にレンタル事業におけるオペレーティング・リース投資が増加したことにより、前連結会計年度末比14%増の58,740百万円となりました。 オペレーティング・リースについての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  7  リース取引」をご参照ください。 生命保険 生命保険事業に関連して保有している有価証券およびその他パートナーシップ等投資、営業貸付金、賃貸不動産およびその他投資からの損益(信用損失費用は除く)をすべて、連結損益計算書上、「生命保険料収入および運用益」に計上しています。 生命保険料収入および運用益、生命保険費用の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 生命保険料収入および運用益   515,259   640,159   124,900   24 生命保険料収入   481,432   506,120   24,688   5 生命保険事業にかかる運用益   33,827   134,039   100,212   296 生命保険費用   384,753   479,937   95,184   25 生命保険事業にかかる運用益の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 有価証券およびその他パートナーシップ等投資による収益 (売却益および評価損益含む)   30,574   115,906   85,332   279 デリバティブ損益   △3,263   6,898   10,161   - 貸付金利息および賃貸不動産収益等   6,516   11,235   4,719   72 合計   33,827   134,039   100,212   296 生命保険料収入および運用益は、前連結会計年度比24%増の640,159百万円となりました。 生命保険料収入は、新契約年換算保険料の増加等により、前連結会計年度比5%増の506,120百万円となりました。 生命保険事業にかかる運用益は、前連結会計年度比296%増の134,039百万円となりました。有価証券およびその他パートナーシップ等投資による収益は、主に運用資産の市況の改善が見られたことにより資産運用益が増加しました。 生命保険費用は、責任準備金の繰入が増加したことにより、前連結会計年度比25%増の479,937百万円となりました。 生命保険事業の投資状況 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 持分証券およびその他パートナーシップ等投資   314,049   381,096   67,047   21 売却可能負債証券   1,956,269   1,953,022   △3,247   △0 小計   2,270,318   2,334,118   63,800   3 貸付金および賃貸不動産等   38,971   40,646   1,675   4 合計   2,309,289   2,374,764   65,475   3 当連結会計年度末における運用資産残高は、2,334,118百万円となりました。 生命保険についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  25  生命保険事業に関する損益」および「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  26  生命保険事業に関する長期保険契約」をご参照ください。 商品および不動産売上高 商品および不動産売上高、棚卸資産の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 商品および不動産売上高   373,155   442,586   69,431   19 商品および不動産売上原価   271,833   331,988   60,155   22 販売用不動産新規実行高   89,632   134,810   45,178   50 棚卸資産残高   229,229   269,187   39,958   17 商品および不動産売上高は、主に商品売上高の増加により、前連結会計年度比19%増の442,586百万円となりました。 商品および不動産売上原価は、主に商品売上原価の増加により、前連結会計年度比22%増の331,988百万円となりました。なお、商品および不動産売上原価には、広告宣伝費やモデルルーム費用などの先行費用を含んでいます。 当連結会計年度における販売用不動産の新規実行高は、前連結会計年度比50%増の134,810百万円となりました。 当連結会計年度末の棚卸資産残高は、主に販売用不動産の増加により、前連結会計年度末比17%増の269,187百万円となりました。 商品および不動産売上高についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  5  顧客との契約から生じる収益」をご参照ください。 サービス サービス収入/費用、事業用資産の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) サービス収入   1,019,283   1,112,383   93,100   9 サービス費用   604,145   634,329   30,184   5 事業用資産新規実行高   44,236   33,273   △10,963   △25 国内   38,202   12,161   △26,041   △68 海外   6,034   21,112   15,078   250 事業用資産残高   771,851   779,075   7,224   1 サービス収入は、主にアセットマネジメント事業および施設運営事業にかかる収入の増加により、前連結会計年度比9%増の1,112,383百万円となりました。 サービス費用は、主に施設運営事業にかかる費用の増加により、前連結会計年度比5%増の634,329百万円となりました。 事業用資産新規実行高は、主に国内子会社の施設運用事業への投資の減少により、前連結会計年度比25%減の33,273百万円となりました。 事業用資産は、主に海外における発電事業へ投資により、前連結会計年度末比1%増の779,075百万円となりました。 サービスについての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  5  顧客との契約から生じる収益」をご参照ください。 支払利息 支払利息は、前連結会計年度の169,051百万円に比べて15%増の193,889百万円となりました。また、短期および長期借入債務ならびに預金の残高は、前連結会計年度末の8,732,610百万円に比べて5%増の9,163,550百万円となりました。 毎月末残高による円貨の短期および長期借入債務ならびに預金の平均利率は、前連結会計年度の0.5%に比べて0.4%増の0.9%になりました。また、毎月末残高による外貨の短期および長期借入債務ならびに預金の平均利率は、前連結会計年度の5.1%に比べて0.4%減の4.7%になりました。金利の変動リスクについては「第2  事業の状況  3  事業等のリスク  (4)市場リスク  ①  金利および為替相場の変動による影響」を、借入債務については「第2  事業の状況  4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (6)資金調達および流動性  ④  短期、長期借入債務および預金」をご参照ください。 その他の損益 その他の損益は、前連結会計年度の27,128百万円の損失から当連結会計年度は58,803百万円の損失となりました。その他の損益に含まれる為替差損益は、前連結会計年度の3,518百万円の損失から当連結会計年度は5,289百万円の収益となりました。また、その他の損益に含まれる営業権およびその他の無形資産の減損は、前連結会計年度の14,295百万円から当連結会計年度は57,722百万円となりました。営業権およびその他の無形資産については「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  14  営業権およびその他の無形資産」をご参照ください。 販売費および一般管理費 販売費および一般管理費は、前連結会計年度の646,054百万円に比べて10%増の711,775百万円となりました。 当連結会計年度における販売費および一般管理費の59%が従業員給与およびその他の人件費であり、残りはシステム関連費、広告宣伝費等の販売費およびその他の一般管理費です。 長期性資産評価損 当連結会計年度の長期性資産評価損は、オフィスビル、商業施設、賃貸マンション、ホテル、開発中および未開発の土地など国内外の長期性資産について減損判定を行った結果、前連結会計年度の25,933百万円に比べて9,691百万円減の16,242百万円となりました。売却予定または割引前見積将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回っている商業施設2物件、賃貸マンション8物件、およびその他の長期性資産に対して、それぞれ696百万円、43百万円、および15,503百万円の評価損を計上しました。長期性資産評価損についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  27  長期性資産評価損」をご参照ください。 有価証券評価損 当連結会計年度の有価証券評価損は、主に市場性のない株式および海外の売却可能負債証券に対して計上しています。当連結会計年度の有価証券評価損は、前連結会計年度の554百万円から1,664百万円となりました。有価証券の減損の詳細については「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  10  投資有価証券」をご参照ください。 持分法投資損益 持分法投資損益は、国内のパートナーシップや不動産関連の投資先等の持分法損益が増加したため、前連結会計年度の57,182百万円から当連結会計年度は123,872百万円に増加しました。持分法投資についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  13  持分法投資」をご参照ください。 子会社・持分法投資売却損益および清算損 子会社・持分法投資売却損益および清算損は、主に持分法適用会社であったGreenko Energy Holdingsの株式譲渡による売却益83,135百万円を計上したことにより、前連結会計年度の87,705百万円から当連結会計年度は111,311百万円に増加しました。事業売却についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  4  買収および事業売却」をご参照ください。 バーゲン・パーチェス益 前連結会計年度において、前連結会計年度に行った買収のうち1件に関連して、3,750百万円のバーゲン・パーチェス益を計上しました。当連結会計年度において、バーゲン・パーチェス益の計上はありません。バーゲン・パーチェス益についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  4  買収および事業売却」をご参照ください。 法人税等 法人税等は主に税引前当期純利益の増加により、前連結会計年度の128,828百万円から当連結会計年度は233,103百万円に増加しました。法人税等についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  18  法人税等」をご参照ください。 非支配持分に帰属する当期純利益(損失) 非支配持分に帰属する当期純利益(損失)には、子会社の非支配持分にかかる損益を計上しています。前連結会計年度は、非支配持分に帰属する当期純損失を389百万円計上し、当連結会計年度は、非支配持分に帰属する当期純利益を11,821百万円計上しました。 償還可能非支配持分に帰属する当期純利益(損失) 償還可能非支配持分に帰属する当期純利益(損失)には、償還可能な持分を発行している子会社の非支配持分にかかる損益を計上しています。前連結会計年度は、償還可能非支配持分に帰属する当期純利益を394百万円計上し、当連結会計年度は、償還可能非支配持分に帰属する当期純損失を758百万円計上しました。償還可能非支配持分についての詳細は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  20  償還可能非支配持分」をご参照ください。 (4) 財務戦略の基本的な考え方 資金調達に関しては、調達手段や調達先の多様化とバランスを意識し、高い長期調達比率の維持と償還時期の分散を図っています。手元流動性については、ストレステストなどを通じて、適切な水準の確保に努めています。株主資本については、すべての資産について、内包するリスクに対する必要資本(リスクキャピタル)を独自の方法で計測し、新規投資のための機動性と健全性のバランスを考慮した上で、株主資本使用率(株主資本に占めるリスクキャピタルの割合)が適切な水準にあることをモニタリングしています。 信用格付については、資本の充足性や資金調達状況、資産の質などについて当社社内で計測・評価をするとともに、格付機関からの評価を定期的に確認しています。 本有価証券報告書提出日現在、オリックスグループが格付機関から取得している発行体格付(もしくはカウンターパーティ格付)は、S&P グローバル・レーティング・ジャパンで「BBB+」、ムーディーズ・インベスターズ・サービスで「A3」、フィッチ・レーティングス・ジャパンで「A-」、格付投資情報センター(R&I)で「AA」、日本格付研究所(JCR)で「AA」です。 (5) 資金需要の主な内容 オリックスグループの資金需要には、主に営業活動における、事務機器・自動車・ICT機器・測定機器・不動産・航空機などのリース資産の購入、営業貸付金の実行、投資有価証券の購入、事業用資産の購入のほか、企業への投資などがあります。 (6)資金調達および流動性 ①  資金調達方針 オリックスグループでは「調達の安定性維持・向上」と「流動性リスク低減」を主たる資金調達方針としています。「調達の安定性維持・向上」のため、金融機関借入、社債発行等による資本市場調達ならびにアセットファイナンスの活用など、調達手段の多様化と調達する国や投資家層などの調達先の分散を図っています。また「流動性リスク低減」のため、調達期間の長期化による償還期日の分散と、現預金の保有およびコミットメントラインの設定による手元流動性の確保を行っています。手元流動性の確保にあたっては、調達の安定性と資金効率の両面からストレステストを行い、その必要水準を適宜見直しています。また、オリックスグループでは、調達コスト低減も重要な課題であると考えています。そのため、格付機関による格付を重視し、一定水準の格付を維持するよう努めています。さらに、格付の維持は調達コストの面のみならず、不安定な金融環境下で資本市場調達を行う際にも有効であると考えています。 地政学的リスクの高まりや各国中央銀行の金融政策の行方など不透明な状況は継続しています。今後の状況次第では、調達コストの上昇を含む流動性リスクの増加が想定されます。具体的には、金融機関借入において新規借入や既存借入の期日更新が困難になること、また、資本市場調達において社債、ミディアム・ターム・ノート、コマーシャル・ペーパーによる調達が困難になる、あるいはそのコストが上昇することなどが想定されます。オリックスグループでは、上記方針のとおり、調達の安定性維持と流動性リスク低減に努めており、また、コストの上昇についても高格付を維持することや、既存資金の期日更新時に合理的な金利水準での調達を実現できるようマーケットとの良好なコミュニケーションに努めています。 国内外の子会社の中には調達方針を含むリスク管理に関して規制を受ける子会社があり、主要な子会社はオリックス銀行およびオリックス生命保険です。規制を受ける子会社は各社において調達方針を含む社内規程を定め、当社ならびに他のグループ会社とは切り離した流動性リスク管理を行っています。 なお、流動性リスク管理については「第4  提出会社の状況  4  コーポレート・ガバナンスの状況等  (1)コーポレート・ガバナンスの概要  5)全社的リスク管理体制  ②  主なリスク管理  (e)流動性リスク管理(資金調達に関するリスク管理)」をご参照ください。 ②  資金管理の状況 オリックスグループの資金調達においては、当社が主導的な役割を担い、国内外の子会社への資金配分を管理しています。主な国内子会社(オリックス銀行やオリックス生命保険などの金融当局による規制を受ける子会社を除く)とは、キャッシュマネジメントシステムを活用して資金の供給および吸収を行い、効率的な資金管理を行っています。海外子会社に関しては、主に金融機関からの借入や社債発行などの現地での調達を推進する一方、親子ローンも活用しています。また、当社は、海外子会社が単独で利用可能なコミットメントライン枠の設定や、当社のコミットメントライン枠を海外子会社にも利用可能にすることで、海外子会社の資金調達を支援しています。 オリックス銀行は、預金を通じて主要な事業資金を調達しており、営業活動として貸付業務を行っていますが、銀行法などの規制においてオリックスグループへの貸付には上限が課されており、この上限を超えた貸付は禁止されています。オリックス生命保険は保険を引受け、保険契約者から受け取った保険料などを投融資活動で運用しておりますが、保険業法などの規制によってオリックスグループへの貸付は規制の対象となっています。このため、オリックスグループではこれらの子会社からの資金提供に依存しない流動性管理を行っています。 ③  流動性の源泉 (a)金融機関からの借入 オリックスグループの借入先は多岐にわたり、大手銀行、地方銀行、外資系銀行、生命保険会社、損害保険会社、農林系金融機関等となっています。これら取引金融機関は当連結会計年度末現在約200社にのぼり、その多くは当社財務部や海外子会社と直接の取引関係にあり、十分なコミュニケーションと強い信頼関係を構築しています。借入残高の大半は日系金融機関からの借入となっています。なお、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における金融機関からの短期借入債務はそれぞれ461,466百万円および461,154百万円、長期借入債務はそれぞれ4,031,105百万円および4,118,393百万円です。今後も調達のバランスを考慮しながら、財務の安定化を図っていきます。 (b)コミットメントライン オリックスグループは流動性の確保手段として、金融機関との間でシンジケート方式を含むコミットメントライン契約を数多く締結しています。コミットメントラインは、契約の更新時期が一時期に重ならないように、その分散を図っています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるオリックスグループのコミットメントライン設定額総額は、それぞれ795,634百万円および1,034,156百万円です。このうち前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における利用可能となっている金額(未使用額)はそれぞれ598,079百万円および753,645百万円です。これらのコミットメントラインの一部は当社および海外子会社が外貨で利用することが可能となっています。当社ではコマーシャル・ペーパー等の償還や現金および現金等価物の残高などを考慮しつつ、コミットメントライン契約を締結しています。 (c)資本市場からの調達 株式発行を除く資本市場からの調達には、社債、ミディアム・ターム・ノート、コマーシャル・ペーパーおよび営業貸付金等の証券化が含まれます。当連結会計年度は2021年3月期に発行し2026年3月に繰上償還した利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)(ハイブリッド債)29,000百万円および、2022年3月期に調達し2026年4月に繰上弁済した劣後特約付タームローン10,000百万円の返済原資として利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)(ハイブリッド債)39,000百万円を発行しました。 社債およびミディアム・ターム・ノート 社債およびミディアム・ターム・ノートについては、当社の基本方針である「調達の安定性維持・向上」と「流動性リスク低減」を達成するため、今後も国内外の機関投資家、個人投資家からバランスよく調達していきます。 オリックスグループは国内外で無担保普通社債、利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)(ハイブリッド債)、ミディアム・ターム・ノートを発行し、長期資金の確保と投資家の分散を図っています。 オリックスグループの社債およびミディアム・ターム・ノートの残高は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ1,638,436百万円および1,816,401百万円です。このうち海外子会社での残高は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ87,879百万円および114,169百万円です。 当社の国内における機関投資家向け社債の残高は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ458,928百万円および439,003百万円であり、個人向けはそれぞれ114,665百万円および124,729百万円です。当社の海外で発行された社債およびミディアム・ターム・ノートの残高は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ891,591百万円および1,053,454百万円です。 コマーシャル・ペーパー 当社は投資家に直接発行するコマーシャル・ペーパーを発行し、その投資家層は、金融機関、投資信託および事業法人等と多岐に分散されています。また、コマーシャル・ペーパーの発行に際しては、手元流動性の水準を考慮するとともに、なるべく期日が重ならないように発行日や期間を分散するようにしています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるオリックスグループのコマーシャル・ペーパーの残高は、それぞれ7,588百万円および3,986百万円です。 証券化 オリックスグループは、営業貸付金等の証券化を行っています。これら証券化について、会計上必要な場合には、証券化に伴う支払債務を負債として認識しています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、証券化に伴う支払債務はそれぞれ63,577百万円および30,965百万円です。 (d)預金 オリックスグループではオリックス銀行およびORIX Asia Limitedが預金の受け入れを行っています。これらの預金を受け入れている子会社は金融当局および関連法令により規制を受け、オリックスグループへの貸付には制限があります。 預金の多くを受け入れているオリックス銀行は、個人向け預金を中心とした受け入れを行い、預金は安定的に推移しています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるオリックス銀行の預金は、それぞれ2,443,577百万円および2,623,225百万円です。 ④  短期、長期借入債務および預金 (a)短期借入債務 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 金融機関からの借入   461,466   461,154   △312   △0 有価証券貸借取引にかかる担保付借入   80,626   107,095   26,469   33 コマーシャル・ペーパー   7,588   3,986   △3,602   △47 合計   549,680   572,235   22,555   4 (注)前連結会計年度末および当連結会計年度末においてVIEの短期借入債務はありません。 当連結会計年度末現在における短期借入債務は572,235百万円であり、借入債務の総額に占める割合(預金を除く)は前連結会計年度末9%、当連結会計年度末現在9%となっています。当連結会計年度末現在における短期借入債務の81%は金融機関からの借入となっています。 (b)長期借入債務 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 金融機関等からの借入   4,031,105   4,118,393   87,288   2 社債   1,251,120   1,358,146   107,026   9 ミディアム・ターム・ノート   387,316   458,255   70,939   18 営業貸付金の証券化等に伴う支払債務   63,577   30,965   △32,612   △51 合計   5,733,118   5,965,759   232,641   4 (注)前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるVIEの長期借入債務のうち、債権者または受益権者が当社または子会社の他の資産に対する請求権をもたないものはそれぞれ199,360百万円および142,028百万円です。 当連結会計年度末現在における長期借入債務は5,965,759百万円であり、借入債務の総額に占める割合(預金を除く)は前連結会計年度末91%、当連結会計年度末現在91%となっています。当連結会計年度末現在における長期借入債務の69%は金融機関からの借入となっています。 当連結会計年度末現在における長期借入債務の利払いのうち51%は固定金利で、残りが変動金利となっています。長期借入債務の償還スケジュールや長短借入債務の金利の詳細については、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  15  短期および長期借入債務」をご参照ください。 当社は借入金の金利変動リスク管理の目的で金利スワップ等のデリバティブ契約を結んでいますが、詳細については、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  29  デリバティブとヘッジ活動」をご参照ください。 (c)預金 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   増減 金額(百万円)   率(%) 預金   2,449,812   2,625,556   175,744   7 (注)前連結会計年度末および当連結会計年度末現在においてVIEにおける預金はありません。 預金の詳細については、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  16  預金」をご参照ください。 ⑤  キャッシュ・フロー 当社のキャッシュ・フローは、主に以下の資金流出および資金流入からもたらされます。 ・営業キャッシュ・フローに区分される、リース純投資の回収、生命保険関連収益および費用、棚卸資産の仕入および売上や、サービス収入および費用等に伴う資金の流出入 ・投資キャッシュ・フローに区分される、リース資産の購入および売却、有価証券の購入および売却や、営業貸付金の実行および元本返済等に伴う資金の流出入 ・財務キャッシュ・フローに区分される、長短借入債務の調達および返済や、預金の受入等に伴う資金の流出入 必要資金は、営業資産の新規実行高に大きく左右されます。リース資産や貸付金などの新規実行高が増加する と、需要に応じて必要資金も増加し、反対に、減少するとそれに伴い必要資金も減少し、債務返済額が増加します。 支払利息および税金に関するキャッシュ・フローの情報については、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  6  キャッシュ・フローに関する情報」をご参照ください。 キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末現在の現金、現金等価物および使途制限付現金(以下、「資金」)は、前連結会計年度末より129,116百万円増加し、1,451,099百万円になりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、主に当期純利益が増加したことや保険契約債務割引率変動影響を除く保険契約債務および保険契約者勘定が増加したことなどにより、前連結会計年度の1,300,193百万円から当連結会計年度は1,369,567百万円へ資金流入が増加しました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に営業貸付金の元本回収が増加したことや売却可能負債証券の購入が減少したことなどにより、前連結会計年度の1,309,695百万円から当連結会計年度は1,114,671百万円へ資金流出が減少しました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に満期日が3ヶ月以内の借入債務の減少が増加に転じた一方で、満期日が3ヶ月超の借入債務の返済が調達を上回ったことおよびコールマネーが増加から減少に転じたことなどにより、前連結会計年度の149,322百万円の資金流入から当連結会計年度は160,535百万円の資金流出となりました。 ⑥  リース契約関連の購入義務 当連結会計年度末現在におけるリース契約関連の購入義務は23,487百万円です。 その他詳細については「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  33  契約債務、保証債務および偶発債務」をご参照ください。 ⑦  オフバランスシート・アレンジメント (a)SPEの利用 当社および子会社は、リース債権、営業貸付金といった金融資産を定期的に証券化しています。証券化によって、資本市場へのアクセスを可能にし、資金調達手段・投資家層の多様化が図られると同時に信用リスク・金利変動リスクの低減化にも一部寄与しています。 証券化では、証券化の対象となる資産をSPEに譲渡し、その資産を担保とした証券を投資家に発行します。 当社および子会社は、資産の証券化を行うにあたり、SPEを継続的に使用する予定です。資産の証券化に関する詳細については、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  11  金融資産の譲渡」をご参照ください。 投資商品 当社および子会社は、SPEに類似した形態である組合方式を利用した投資商品を提供し、この商品の販売および組成を行っています。投資家は、航空機、船舶やその他の大型物件を購入してリースするために必要な資金の一部を組合に投資し、残りの資金は組合がノンリコースローンの形態で金融機関から調達します。この投資に関するリスクおよび便益はすべて投資家(および組合への資金の貸し手)に帰属しており、リース事業から生じる損益は投資家が計上します。組成と販売、一部サービサーや組合管理者としての責任が当社および子会社の責任範囲です。組成や管理からの手数料は連結財務諸表に計上しています。当社および子会社は、一部の組合・SPEを除き、組合または関係するSPEに対して保証を行っておらず、貸付のコミットメントもしくは貸付残高もありません。 その他金融取引 航空機、船舶および不動産に関連するファイナンス取引、投資ファンドに関する取引および不動産の取得や開発プロジェクト等において、SPEに対しローン供与および出資をしている場合があります。SPE形態を利用した取引についてはすべて、当社および子会社がSPEの主たる受益者となるような変動持分を保有しているかどうかを判定します。当社および子会社がSPEの主たる受益者であると結論付けられた場合は当該SPEを連結し、それ以外の場合については、貸付金および出資等として、連結貸借対照表に計上しています。 SPEを利用した取引に関する詳細は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  12  変動持分事業体」をご参照ください。 (b)コミットメント 当連結会計年度末現在における保証残高、貸付金およびその他のコミットメント契約の返済スケジュールは以下のとおりです。 合計 (百万円)   1年以内 (百万円)   1年超〜 3年以内 (百万円)   3年超〜 5年以内 (百万円)   5年超 (百万円) 保証残高   908,434   93,590   177,409   262,442   374,993 貸付金およびその他の コミットメント契約   1,047,566   324,990   399,879   89,470   233,227 合計   1,956,000   418,580   577,288   351,912   608,220 米国の子会社は、米連邦住宅抵当公庫(以下、「ファニーメイ」)のDelegated Underwriting and Servicingプログラムおよび米連邦住宅抵当貸付公社(以下、「フレディマック」)のDelegated Underwriting Initiativeプログラムに基づいて、事前にファニーメイおよびフレディマックの承認を得ることなしに、集合住宅や高齢者向け住宅ローン債権の引受け、実行、資金提供およびサービシングを行う権限を有しています。これらのプログラムにおいてファニーメイおよびフレディマックは債権購入のコミットメントを提供しています。 これらのプログラムでは、当該子会社は、ファニーメイおよびフレディマックに譲渡した一部の債権のパフォーマンスを保証し、それらの債権から損失が発生した場合に、その損失の一部を負担する保証の履行リスクを有しています。当連結会計年度末において、上表に含まれる当該保証にかかる残高は、609,536百万円です。 また、ファニーメイおよびフレディマックに対する債権の売却に関連して、当該子会社は、表明・保証条項を提供しています。表明・保証条項の対象は、住宅ローンがファニーメイおよびフレディマックの要求を満たすものであること、財産における抵当権の有効性、文書が有効かつ強制力があること、財産における権原保険などです。表明・保証条項に違反した場合、当該子会社は関連する債権を買い戻すか、ファニーメイおよびフレディマックにかかる損失を補償し、債権に損失が及ばないようにする必要があります。当連結会計年度において、子会社はそのような買戻し要求を受けていません。 コミットメント契約、保証債務および偶発債務の詳細については「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  33  契約債務、保証債務および偶発債務」をご参照ください。 (c)契約上の義務の開示 当連結会計年度末現在における契約債務の返済スケジュールは以下のとおりです。 合計 (百万円)   1年以内 (百万円)   1年超〜 3年以内 (百万円)   3年超〜 5年以内 (百万円)   5年超 (百万円) 預金   2,625,556   1,846,727   235,039   498,521   45,269 長期借入債務   5,965,759   1,032,088   1,966,627   1,511,022   1,456,022 リース契約関連の購入義務   23,487   -   23,487   -   - 借手のリース取引に関するリース負債   308,632   56,772   73,746   52,917   125,197 解約不能なシステム委託料の 支払予定額   15,780   8,029   6,741   1,010   - 金利スワップ: 想定元本 (変動から固定)   617,042   125,616   168,229   101,723   221,474 想定元本 (固定から変動)   1,025   -   980   34   11 合計   9,557,281   3,069,232   2,474,849   2,165,227   1,847,973 上表に含まれないその他の科目には短期借入債務、支払手形、買掛金および未払金、保険契約債務および保険契約者勘定があります。当連結会計年度末におけるこれらの残高はそれぞれ572,235百万円、356,008百万円、1,943,710百万円です。 年金制度およびデリバティブの詳細については「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  19  年金制度」および「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  29  デリバティブとヘッジ活動」をご参照ください。コミットメントおよび契約債務のための資金については、金額、満期までの期間およびその他特性に応じて、当社および子会社の有する多様な資金調達源のいずれか、もしくはそのすべてから調達する予定です。 借入債務および預金の詳細については「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  15  短期および長期借入債務」および「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  16  預金」をご参照ください。 リース負債の詳細については「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表注記  7  リース取引」をご参照ください。 オリックスグループでは、既知の契約上の義務について勘案した現預金の保有およびコミットメントラインの設定による手元流動性の確保を行っています。 (7)特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく営業貸付金の状況 「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(平成11年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく、提出会社個別における営業貸付金の状況は以下のとおりです。 本項目における数値は、日本会計基準により作成しており、貸金業法の規定に該当しない債権2,321,594百万円を含めて表示しています。 ①  貸付金の種別残高内訳 2026年3月31日現在 貸付種別   件数 (件)   構成割合 (%)   残高 (百万円)   構成割合 (%)   平均約定金利 (%) 消費者向   無担保 (住宅向を除く)   -   -   -   -   - 有担保 (住宅向を除く)   -   -   -   -   - 住宅向   217   5.89   1,522   0.06   1.35 計   217   5.89   1,522   0.06   1.35 事業者向   計   3,467   94.11   2,700,965   99.94   2.84 合計   3,684   100   2,702,487   100   2.84 ②  資金調達内訳 2026年3月31日現在 借入先等   残高(百万円)   平均調達金利(%) 金融機関等からの借入   2,685,550   1.96 その他   1,614,107   2.96 (社債・CP)   (1,598,306)   (2.98) 合計   4,299,658   2.34 自己資本   1,105,190   - (資本金・出資額)   (211,111)   (-) (注)当事業年度における貸付金譲渡金額は、7,867百万円です。 ③  業種別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 業種別   先数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%) 製造業   157   6.34   7,551   0.28 建設業   322   13.00   22,869   0.85 電気・ガス・熱供給・水道業   52   2.10   68,912   2.55 運輸・通信業   84   3.39   17,494   0.65 卸売・小売業、飲食店   517   20.87   28,430   1.05 金融・保険業   54   2.18   1,692,031   62.60 不動産業   551   22.25   763,339   28.25 サービス業   508   20.51   91,857   3.40 個人   195   7.87   1,522   0.06 その他   37   1.49   8,482   0.31 合計   2,477   100   2,702,487   100 (注)不動産業には、特別目的会社を債務者とするノンリコースローンを含めて表示しています。 ④  担保別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 受入担保の種類   残高(百万円)   構成割合(%) 有価証券   -   - (うち株式)   (-)   (-) 債権   6,711   0.25 (うち預金)   (-)   (-) 商品   -   - 不動産   55,147   2.04 財団   -   - その他   12,186   0.45 計   74,044   2.75 保証   315,388   11.67 無担保   2,313,055   85.59 合計   2,702,487   100 (注)無担保には、関係会社に対する貸付金2,313,252百万円が含まれています。 ⑤  期間別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 期間別   件数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%) 1年以下   1,835   49.81   131,131   4.85 1年超  5年以下   1,457   39.55   2,346,455   86.83 5年超  10年以下   384   10.42   208,917   7.73 10年超  15年以下   -   -   -   - 15年超  20年以下   6   0.16   3,762   0.14 20年超  25年以下   1   0.03   220   0.01 25年超   1   0.03   12,002   0.44 合計   3,684   100   2,702,487   100 一件あたり平均期間   4.16年 (注)期間は、約定期間によっています。

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出典

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