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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

小松製作所

KOMATSU LTD.6301 · Prime · 機械

建設・鉱山機械のグローバル大手。ICT建機や自動運転システムで現場の革新を牽引。

概要

小松製作所(コマツ)は、建設・鉱山機械で世界第2位の総合重機メーカーである。油圧ショベル、ブルドーザー、ダンプトラックなどの建設機械に加え、ICT建機や無人ダンプ運行システム(AHS)などのソリューション事業を展開する。2025年度の連結売上高は4兆1,328億円、従業員数は6万7,279人。資源需要の変動を受けつつも安定した収益基盤を持ち、世界的な需要に対応する。

3つのセグメントで構成される収益構造

小松製作所の事業は「建設機械・車両」「リテールファイナンス」「産業機械他」の3セグメントで構成される。2025年度の連結売上高4兆1,328億円のうち、建設機械・車両が3兆8,060億円(全体の92.1%)を占め、主力事業である。リテールファイナンスは1,261億円で、販売金融による顧客支援を担う。産業機械他は2,387億円で、サーボプレスやエキシマレーザーなど多様な製品を含む。セグメント利益は建設機械・車両が4,911億円、リテールファイナンスが366億円、産業機械他が379億円であり、建設機械・車両の収益性が高い一方で、リテールファイナンスと産業機械他も着実な利益を計上している。

海外売上高が9割を占めるグローバル展開

小松製作所の事業は世界的に展開しており、2025年度の海外売上高は3兆7,082億円で、連結売上高の89.7%を占める。国内売上高は4,246億円に留まる。主要な海外拠点として、米州、欧州、中国、東南アジア、インド、オーストラリア、アフリカなどに生産・販売・サービス網を有する。特に鉱山機械はオーストラリアや南北アメリカ向けが多く、資源価格の影響を受けやすい一方、インフラ需要の大きい新興国向けも拡大している。地域ごとに異なる需要に対応するため、現地法人を通じたきめ細かなサービスと部品供給体制を構築している。

連結子会社211社から成るグループ体制

小松製作所は、単独では完成しない事業をグループ全体で支える体制をとる。連結子会社は211社、持分法適用会社は39社にのぼる。建設機械・車両事業では、コマツアメリカ、コマツマイニング、コマツオーストラリアなど各地域の中核子会社が生産・販売を担う。リテールファイナンスではコマツビジネスサポートなど18社が金融サービスを提供。産業機械他ではコマツ産機、コマツNTC、ギガフォトンなど19社が専門性の高い製品を手がける。グループ全体で研究開発から製造、販売、アフターサービスまで一貫したバリューチェーンを形成している。

リテールファイナンス事業の安定収益

リテールファイナンス事業は、建設・鉱山機械の購入者向けにリースや割賦販売の金融サービスを提供する。2025年度のセグメント利益は366億円で、前年度比24.4%増加した。この事業は建設機械・車両の販売を促進する役割を果たすとともに、資金調達コストの低下や金融債権残高の拡大により安定した収益を生む。主要な子会社としてコマツビジネスサポート、コマツフィナンシャルパートナーシップなどがあり、米州や欧州、オーストラリアでも金融サービスを展開する。ネットD/Eレシオを6倍以下に抑えることで財務健全性も維持している。

研究開発投資で競争力を維持

小松製作所は技術革新に積極的に投資しており、2025年度の研究開発費は1,211億円で、売上高比2.9%に相当する。開発の重点は、電動化、自動化・遠隔化、ICT建機の高度化、そしてソリューションビジネスの拡大である。具体的には、鉱山向け無人ダンプ運行システム(AHS)の進化、スマートコンストラクションの普及、SDV(ソフトウェア定義車両)型機械の開発などが挙げられる。また、AI活用やデジタルトランスフォーメーション(DX)による業務効率化にも取り組み、研究開発の成果を製品・サービスに迅速に反映させる体制を整えている。

業界の中での役割は建設・鉱山機械メーカー、および関連サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4.1兆円
税引前利益
5,373億円
利益率
13.0%
純利益
3,764億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設・鉱山主力

油圧ショベル、ブルドーザー、ダンプトラックなど建設・鉱山向け機械の製造・販売・サービス。ICT建機や無人ダンプ運行システム(AHS)などソリューションも提供。

主な製品・サービス4
油圧ショベル
油圧で作動する掘削・積込機械。建設現場、鉱山で使用。
ブルドーザー
整地・路盤用の建設機械。
ダンプトラック
鉱山・建設現場向け大型運搬車両。
無人ダンプトラック運行システム(AHS)
鉱山向け無人運転システム。

02リテールファイナンス準主力

建設・鉱山機械の販売金融(リース、割賦)を提供する事業。グループの販売促進と顧客の資金調達支援の役割。

03産業機械他準主力

鍛圧機械、板金機械、工作機械、防衛関連、温度制御機器、光学機械(半導体露光装置用エキシマレーザー)などの製造・販売。

主な製品・サービス4
サーボプレス
サーボモータ駆動の高精度プレス機。自動車部品等の成形に使用。
レーザー加工機
レーザーによる切断・加工機。
トランスファーマシン
多工程を自動で行う工作機械。
エキシマレーザー
半導体露光装置用レーザー光源。

製品と技術

油圧ショベルとブルドーザー:建設機械の基幹製品

小松製作所の建設機械・車両事業を代表する製品が油圧ショベルとブルドーザーである。油圧ショベルは掘削・積込用機械で、ミニショベルから大型の鉱山向けまで幅広いラインアップを持つ。ブルドーザーは整地や路盤形成に用いられ、強力なエンジンと油圧システムが特徴である。これらの機種には、燃費や排出ガスを最適化するエンジン制御や、作業モードを自動選択するインテリジェント機能が搭載されている。さらに、GPSやセンサーを活用したICT建機バージョンも提供され、施工現場の3次元データと連動して作業の効率化を実現する。

鉱山向け無人ダンプ運行システム(AHS)

AHS(Autonomous Haulage System)は、鉱山内でダンプトラックを無人運転するシステムである。世界最大級の鉱山で導入され、生産性と安全性の向上に貢献している。AHSは、積込機械や破砕機などと連携するフリート管理システムと組み合わせて運用される。小松はジョイ・グローバルの買収により地下鉱山機械も加え、鉱山全体の最適化を目指す。また、KOMTRAXと呼ばれる遠隔監視システムを全建機に標準搭載し、稼働状況やメンテナンス時期をリアルタイムで把握可能。これにより、ダウンタイムを最小化するサービスを提供している。

スマートコンストラクション:現場のデジタル化

スマートコンストラクションは、ICT建機とクラウドプラットフォームを組み合わせた建設現場のトータルソリューションである。ドローンやトータルステーションで計測した3次元データを基に、自動制御建機が高精度で施工を行う。土工の効率化を実現し、技能労働者不足の解消にも寄与する。2018年に事業をEARTHBRAINに分社化した後も、小松は建機とシステムの連携を強化。林業分野にも同様のソリューションを展開しており、林業機械の遠隔操作や作業計画の最適化を進めている。これらのソリューションは、製品単体販売から総合価値提供へのシフトを象徴する。

産業機械:サーボプレスとエキシマレーザー

産業機械他事業では、サーボプレス、レーザー加工機、工作機械、半導体露光装置用エキシマレーザーなどを製造する。サーボプレスはサーボモータ駆動により高精度な成形が可能で、自動車部品のプレス工程で広く使われる。子会社コマツ産機が製造・販売を担う。エキシマレーザーはギガフォトンが手がけ、最先端の半導体リソグラフィに不可欠な光源である。2025年度の産業機械他セグメント利益は379億円と前年比38.5%増加し、半導体関連需要や自動車向け大型プレス販売の増加が寄与した。これらの製品群は、建設機械とは異なる市場で収益を多様化する役割を果たす。

リマニュファクチャリングとアフターマーケット

小松製作所は、使用済み建機や部品を再生するリマニュファクチャリング事業にも注力する。これは、製品のライフサイクル全体で収益を得る戦略の一環であり、環境負荷低減にも資する。アフターマーケットでは、純正部品の供給や定期的なメンテナンスサービス、KOMTRAXを活用した遠隔診断により、顧客の稼働率を最大化する。2025年度の建設機械・車両事業のセグメント利益低下の一因は販売量減少だが、アフターサービス収入は比較的安定しており、需要変動の緩衝材となっている。リマニュファクチャリングは特に鉱山機械で需要が高く、コマツマイニングの拠点で展開されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

建設機械で世界首位級、内需と海外の二極化

小松製作所は、建設機械・鉱山機械で世界有数のシェアを持つが、国内市場と海外市場の二極化が進む。近年の売上は横ばいで、資源価格の変動や中国市場の減速が影響している。同業の日本製鋼所や三浦工業と比較すると、売上規模は圧倒的に大きいが、事業ポートフォリオの多様化が課題。また、営業利益率のデータが非開示のため、収益性の詳細は不明。一方、鉱山機械分野では強みを発揮しており、資源需要の回復が鍵となる。

強み

  • 建設機械で世界シェアが高く、ブランド力が強い。
  • 独自の油圧技術や自動運転技術で業界をリード。
  • 世界各地に販売・サービス網を持ち、海外展開が進んでいる。
  • 建設機械だけでなく、鉱山機械や林業機械など多様な製品を提供。

課題

  • 資源価格や中国需要の変動に収益が左右される。
  • 営業利益率のデータがなく、収益性の評価が難しい。
  • 新興メーカーや中国勢との競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が小松製作所

時価総額で並べると、掲載8社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
16501日立製作所24.2兆円30.2倍
27011三菱重工業12.6兆円53.4倍
36301小松製作所6.9兆円17.9倍
46367ダイキン工業6.1兆円22.1倍
56326クボタ3.4兆円12.5倍
66594ニデック3.0兆円23.6倍
77013IHI2.8兆円17.1倍
86383ダイフク2.1兆円25.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

竹内鉱業から分離独立した1921年

小松製作所の起源は、1921年5月に竹内鉱業株式会社から小松鉄工所を分離独立させたことにある。設立地は石川県小松町(現小松市)で、社名はこの地名に由来する。翌1922年4月には竹内鉱業から小松電気製鋼所を譲り受け、鉄鋼部門も加わった。創業当初は鉱山機械や農業機械の製造を手がけ、地域の産業基盤として成長した。1938年5月には粟津工場を新設し、生産能力を拡大。この時期に建設機械メーカーとしての基礎が築かれた。

戦後復興と多角化の1950年代

1949年5月、東京・大阪両証券取引所に株式を上場し、資金調達力を強化した。1952年10月には大阪工場、同年12月には池貝自動車製造(川崎工場)と中越電化工業(氷見工場)を吸収合併し、事業領域を拡大。自動車部品や化学工業にも進出したが、その後建設機械に経営資源を集中する方向へとシフトする。1962年12月には小山工場を新設し、油圧ショベルなどの量産体制を整えた。この間、日本国内のインフラ整備需要を捉え、ブルドーザーやダンプトラックの生産を拡大した。

技術研究所設立とメカトロニクスへの挑戦(1985年)

1985年4月、小松製作所はメカトロニクスや新素材開発などの先端技術研究を目的とした研究所を新設した。これは、建設機械の電子制御化を推進するための布石であった。油圧ショベルの作業効率を高めるエンジン制御や、故障予知システムの開発が進められ、後のICT建機やKOMTRAXの基盤技術が生まれた。この研究所の設立により、同社は単なる機械メーカーから、電子技術と機械を融合させたスマートな機器の提供者へと変貌を遂げる第一歩を踏み出した。

米国ドレッサー社との合弁で北米市場に本格参入(1988年)

1988年9月、小松製作所は米国の重機メーカー・ドレッサー社と合弁会社「コマツドレッサーカンパニー」を設立した。その後、同社は米州コマツカンパニーに社名変更され、最終的にコマツアメリカに統合された。この合弁により、北米市場での販売網と生産拠点を獲得し、現地需要に即した製品開発が可能となった。米国は世界最大の建設機械市場の一つであり、この進出は国際競争力を高める重要な転機となった。以降、欧州やアジアでも同様の戦略を展開し、グローバル企業への道を歩む。

事業選択と集中:電子金属事業の譲渡(2006年)

2006年10月、小松製作所は子会社コマツ電子金属(後のSUMCO TECHXIV)の発行済株式の過半をSUMCOに譲渡した。これは、半導体用シリコンウェーハ事業からの撤退を意味し、建設機械と産業機械への経営資源集中を図る決断であった。同時期、2007年にはフォークリフト事業を再編し、農林機器事業をハスクバーナ・ジャパンに譲渡。2011年にはコマツユーティリティを吸収合併するなど、不採算事業や非中核事業の整理を進めた。これにより、収益性の高い建設機械・車両事業にフォーカスする体制が固まった。

工作機械強化:日平トヤマの完全子会社化(2008年)

2008年3月、小松製作所は工作機械メーカーである株式会社日平トヤマ(現コマツNTC)の発行済株式の過半を取得し、同年8月に株式交換により完全子会社化した。日平トヤマはトランスファーマシンやクランクシャフトミラーなど自動車生産ライン向けの工作機械に強みを持ち、これにより産業機械他事業の柱が強化された。その後、2010年には大型プレス機械事業をコマツ産機に承継するなど、産業機械部門の再編も同時に行われた。この買収は、建設機械以外の事業ポートフォリオを充実させる戦略の一環である。

鉱山機械の拡大:ジョイ・グローバル社の完全子会社化(2017年)

2017年4月、小松製作所は米国の鉱山機械メーカー・ジョイ・グローバル社(現コマツマイニング)の発行済株式すべてをコマツアメリカを通じて取得した。ジョイ・グローバルはコンティニュアスマイナーやロードホールダンプなど地下鉱山機械に強みを持ち、これにより小松は露天掘りから地下採掘までの幅広い鉱山機械ラインナップを手に入れた。買収後、同社の製品群を統合し、鉱山向けソリューション(AHSやフリート管理)との相乗効果を追求。鉱山機械事業の売上高は大幅に拡大し、建設機械・車両事業の収益源として重要な位置を占めるようになった。

ソリューションビジネスへのシフト:スマートコンストラクションの分社化(2018年)

2018年10月、小松製作所は建設現場の生産性向上を目的とした「スマートコンストラクション」事業に関する権利義務の一部を株式会社ランドログ(のちに株式会社EARTHBRAINに商号変更)に承継した。これにより、最先端のICT建機とクラウドプラットフォームを組み合わせたソリューション事業をグループ外に独立させ、外部との連携を加速させた。同時期、コマツ建機販売を中心に販売・サービス会社を統合し、コマツカスタマーサポートを設立。顧客の稼働率向上を支援する体制を強化した。このように、製品販売からサービス・ソリューションへのビジネスモデル転換を進めている。

年表26件を開く

1920年代

  • 1921年5月竹内鉱業㈱より小松鉄工所を分離独立、石川県小松町(現、小松市)に㈱小松製作所設立
  • 1922年4月竹内鉱業㈱より小松電気製鋼所を譲受

1930年代

  • 1938年5月粟津工場を新設

1940年代

  • 1949年5月上場東京、大阪の両証券取引所に株式を上場

1950年代

  • 1952年10月大阪工場を新設
  • 1952年12月M&A池貝自動車製造㈱を吸収合併し川崎工場とする 中越電化工業㈱を吸収合併し氷見工場とする

1960年代

  • 1962年12月小山工場を新設

1980年代

  • 1985年4月メカトロニクス、新素材開発等の先端的高度技術研究のための研究所を新設
  • 1988年9月M&A米国ドレッサー社と合弁でコマツドレッサーカンパニー(その後、米州コマツカンパニーに社名変更し、コマツアメリカ㈱に事業統合された)を設立

1990年代

  • 1994年6月M&Aコマツ産機㈱、コマツ工機㈱(その後、コマツNTC㈱に吸収合併された)を設立し、産業機械に関する営業の一部を譲渡
  • 1997年7月コマツキャステックス㈱を設立し、同年10月、鋳造事業に関する営業を譲渡

2000年代

  • 2006年10月コマツ電子金属㈱(現、SUMCO TECHXIV㈱)の発行済株式の過半を㈱SUMCOに譲渡
  • 2007年1月茨城工場、金沢工場を新設
  • 2007年4月小松ゼノア㈱の油圧機器事業を吸収分割により承継
  • 2007年4月M&A小松フォークリフト㈱が小松ゼノア㈱を吸収合併、コマツユーティリティ㈱に商号変更し、農林機器事業をハスクバーナ・ジャパン㈱(現、ハスクバーナ・ゼノア㈱)に譲渡
  • 2008年3月㈱日平トヤマ(現、コマツNTC㈱)の発行済株式の過半を取得
  • 2008年8月M&A㈱日平トヤマ(現、コマツNTC㈱)を株式交換により完全子会社化
  • 2009年4月日本国内における建設機械の販売・サービス事業を吸収分割によりコマツ東京㈱に承継

2010年代

  • 2010年4月大型プレス機械の製品開発、販売及びサービス事業を吸収分割によりコマツ産機㈱に承継
  • 2011年4月M&Aコマツユーティリティ㈱を吸収合併
  • 2014年10月M&Aコマツディーゼル㈱を吸収合併
  • 2017年4月米国ジョイ・グローバル社(現、コマツマイニング㈱)の発行済株式のすべてをコマツアメリカ㈱を通じて取得
  • 2018年4月M&Aコマツ特機㈱を吸収合併
  • 2018年4月M&Aコマツ建機販売㈱がコマツレンタル㈱及びコマツリフト㈱を吸収合併、コマツカスタマーサポート㈱に商号変更
  • 2018年10月M&Aコマツキャステックス㈱を吸収合併 スマートコンストラクション事業に関する権利義務の一部を㈱ランドログに承継、同社は、商号を㈱EARTHBRAINに変更

2020年代

  • 2022年10月M&Aコマツキャブテック㈱を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で67,279人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は902万円で、9期前と比べて+18.6%平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月47,204
2018年3月59,632
2019年3月76139.614.361,908
2020年3月74739.515.162,823
2021年3月71939.815.361,564
2022年3月74740.415.962,774
2023年3月78140.916.464,343
2024年3月83141.216.765,738
2025年3月85941.516.966,697
2026年3月90241.717.167,279

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率84.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社38(国内 21 / 海外 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大阪工場 ※1 — 大阪府枚方市等382億円
建設機械・車両
小山工場 — 栃木県小山市366億円
建設機械・車両
建設機械・車両 — ジョイ・グローバルサーフェスマイニング㈱(アメリカ ミルウォーキー)348億円
粟津工場 — 石川県小松市279億円
建設機械・車両、産業機械他
茨城工場 — 茨城県ひたちなか市227億円
建設機械・車両
建設機械・車両 — ジョイ・グローバルロングビューオペレーションズ㈲(アメリカ ロングビュー)214億円
氷見工場 — 富山県氷見市209億円
建設機械・車両
建設機械・車両 — 小松機械製造(山東)有限公司(中国 山東省済寧市) ※2189億円
建設機械・車両 — 〃(アメリカ ピオリア)150億円
建設機械・車両 — コマツインドネシア㈱(インドネシア ジャカルタ)145億円
ほか19件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    コマツカスタマーサポート㈱ 1
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    コマツ物流㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    コマツビジネスサポート㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    コマツ産機㈱
    石川県 金沢市
    議決権100.0%
  • 国内
    コマツNTC㈱
    富山県 南砺市
    議決権100.0%
  • 国内
    ギガフォトン㈱
    栃木県 小山市
    議決権100.0%
  • 国内
    コマツアメリカ㈱ 1、2
    アメリカ シカゴ
    議決権100.0%
  • 国内
    ヘンズレー・インダストリーズ㈱
    アメリカ ダラス
    議決権100.0%
  • 国内
    コマツマイニング㈱ 1
    アメリカ ミルウォーキー
    議決権100.0%
  • 国内
    ジョイ・グローバルアンダーグラウンドマイニング㈲ 1、3
    アメリカ ウォーレンデール
    議決権100.0%
  • 国内
    ジョイ・グローバルサーフェスマイニング㈱ 1
    アメリカ ミルウォーキー
    議決権100.0%
  • 国内
    ジョイ・グローバルロングビューオペレーションズ㈲ 1、4
    アメリカ ロングビュー
    議決権100.0%
残りのグループ会社26社を開く
  • コマツブラジル㈲ブラジル スザノ100%
  • コマツブラジルインターナショナル㈲ 1ブラジル サンパウロ100%
  • コマツホールディングサウスアメリカ㈲ 1チリ サンティアゴ100%
  • コマツカミンズチリ㈲ 1チリ サンティアゴ81%
  • ジョイ・グローバルチリ㈱チリ サンティアゴ100%
  • コマツフィナンシャルパートナーシップ 5アメリカ シカゴ100%
  • 欧州コマツ㈱ 1ベルギー ビルボールド100%
  • 英国コマツ㈱イギリス バートレー100%
  • コマツドイツ㈲ドイツ デュッセルドルフ100%
  • コマツイタリア製造㈱イタリア エステ100%
  • コマツフォレスト㈱スウェーデン ウメオ100%
  • コマツフィナンシャルヨーロッパ㈱ 1ベルギー ビルボールド100%
  • 小松(中国)投資有限公司 1中国 上海市100%
  • 小松機械製造(山東)有限公司 1中国 山東省済寧市100%
  • コマツインドネシア㈱ 1インドネシア ジャカルタ95%
  • コマツマーケティング・サポートインドネシア㈱インドネシア ジャカルタ100%
  • バンコックコマツ㈱タイ チョンブリー75%
  • コマツインディア㈲ 1インド カンチープラム55%
  • コマツオーストラリア㈱オーストラリア フェアフィールド41%
  • ジョイ・グローバルオーストラリアホールディングカンパニー㈱ 1オーストラリア ムラーリー100%
  • ジョイ・グローバルオーストラリア㈱ 1オーストラリア ムラーリー100%
  • コマツ南アフリカ㈱南アフリカ ジャーミストン100%
  • コマツオーストラリアコーポレートファイナンス㈱オーストラリア フェアフィールド62%
  • コマツカミンズエンジン㈱栃木県 小山市50%
  • コマツ三井マキナリアスペルー㈱ペルー カジャオ40%
  • コマツアストラファイナンス㈱インドネシア ジャカルタ50%
国際子会社 (GLEIF登録 6社)
  • AUKOMATSU AUSTRALIA CORPORATE FINANCE PTY LTD
  • AUKOMATSU AUSTRALIA PTY LTD
  • INKOMATSU INDIA PRIVATE LIMITED
  • BEKOMATSU EUROPE INTERNATIONAL
  • BEKOMATSU EUROPE COORDINATION CENTER
  • USKOMATSU AMERICA CORP.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4.1兆円税引前利益5,373億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.7%、利益が-11.2%。

売上高
+0.7%
4.1兆円
税引前利益
-11.2%
5,373億円
純利益
-14.4%
3,764億円
利益率
13.0%
前期比 -1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4.3兆円4.1兆円
営業利益5,550億円
純利益3,490億円3,764億円
1株あたり配当¥190¥190

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1.0兆円、営業利益は1,516億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.0%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1.00945
2024年1Q0.901,054
2024年2Q0.921,001
2024年3Q0.97988
2024年4Q1.07891
2025年2Q1.972,017
2025年4Q2.142,379
2026年2Q1.891,757
2026年4Q2.242,007
2027年1Q1.041,51614.5962

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.9兆円から4.1兆円へ2.2倍に増えた。税引前利益率は10.9%から13.0%になった。売上は5期連続で増加。

決算期売上高兆円税引前利益億円税引前利益率%純利益億円
2013年3月1.892,04610.91,263
コマツディーゼル㈱を吸収合併
2014年3月1.952,42112.41,595
2015年3月1.982,36111.91,540
2016年3月1.852,04911.01,374
2017年3月1.801,6659.21,134
コマツ特機㈱を吸収合併
2018年3月2.502,91811.71,964
2019年3月2.733,77513.92,565
2020年3月2.442,2319.11,538
2021年3月2.191,6287.41,062
コマツキャブテック㈱を吸収合併
2022年3月2.803,24611.62,249
2023年3月3.544,76413.43,264
2024年3月3.875,75714.93,934
2025年3月4.106,04814.74,396
2026年3月4.135,37313.03,764

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

売上高4.1兆円のうち、税引前利益として残るのは5,373億円13.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3,764億円、売上の9.1%にあたる。税引前利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金92.9%3.8兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.3%1,785億円
  • 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.0%5,373億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
7.1%
売上から原価を引いて残る割合
税引前利益率業種比+4.4pt
13.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
9.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.6pt
11.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4,490億円、投資CFが−1,992億円で、差し引きのフリーCFは2,498億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は4,397億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2,140−1,314−718826936
2014年3月3,194−1,674−1,5531,520909
2015年3月3,437−1,818−1,4401,6191,059
2016年3月3,196−1,486−1,7311,7101,063
2017年3月2,561−1,333−1,0771,2281,199
2018年3月1,484−3,7772,439−2,2931,444
2019年3月2,025−1,872−371531,485
2020年3月2,952−1,909−351,0432,476
2021年3月3,541−1,631−1,9971,9102,418
2022年3月3,010−1,436−9391,5743,154
2023年3月2,065−1,695−6663702,900
2024年3月4,348−2,044−1,2202,3044,032
2025年3月5,172−2,107−3,2143,0653,856
2026年3月4,490−1,992−2,0852,4984,397

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は6.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3.5兆円で、自己資本比率は54.7%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月2.521.191.3247.4
2014年3月2.651.381.2851.9
2015年3月2.801.531.2754.6
2016年3月2.611.521.1058.0
2017年3月2.661.581.0859.4
2018年3月3.371.661.7149.4
2019年3月3.641.821.8249.9
2020年3月3.651.771.8848.5
2021年3月3.781.911.8750.5
2022年3月4.352.232.1251.4
2023年3月4.882.542.3452.1
2024年3月5.643.032.6053.8
2025年3月5.773.170.6055.0
2026年3月6.423.510.6354.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
2,187億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7,405億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
650億円
在庫として抱えている分
負債合計
6,343億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中50位あたり、逆に低いのは自己資本比率209社中146位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.3%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.7%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,400で、1年前と比べて+52.1%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥7,400-1.4%1ヶ月+7.1%1年+52.1%時価総額6.9兆円
過去52週の値幅
安値¥4,914高値¥7,840

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.9倍
PER (会社予想)18.9倍
PBR1.88倍
配当利回り2.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬から上昇し、8月10日に7446円をつけた後、高値圏で推移しています。8月21日は7065円で、25日移動平均線の6966円を約1.4%上回っており、上昇トレンドは維持しています。RSIは51.8と中立圏です。52週高値7840円からは約10%の下落で、高値圏にあります。出来高は7月29日に931万株と急増し、市場の関心が高まっています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER17.07倍は同業界平均23.18倍を下回り、PBR1.79倍はやや高めだが、配当利回り2.69%は業界平均2.66%とほぼ同水準。ROE11.3%は標準的で、配当性向92.7%と高い配当還元を実施。直近3期の純利益は安定しており、2026/3月期は減益見込みも堅調。PERの低さと配当利回りの高さから割安と評価するが、PBRはやや割高な面もあり、総合的に割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.9倍22.7倍
PER (予想)18.9倍
PBR1.88倍1.50倍
ROE11.3%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

世界的なインフラ投資と鉱山資源需要を背景に、建設機械需要の拡大期待から強気派は業績の伸びを評価。一方、中国経済の減速や資源価格の下落による需要軟化、半導体不足や部材高によるコスト増を弱気派が懸念。2026/3期は売上高は増収予想ながら、純利益が前年比減(4396億→3764億円)と減益見通しで、利益率の悪化が焦点。また、レンタル需要の循環性や新興国シェアの変動も論点。

プラスに働く材料7
  • 世界的な建設・鉱山需要

    北米・欧州のインフラ投資と新興国の都市化が大型建機を喚起。

  • Komtraxによる高い顧客密着

    稼働データで予防保全や販売を効率化し、高い顧客維持率を実現。

  • 増収基調と規模の優位

    2026/3期売上高4兆1328億円と増収。生産・調達でのスケールメリット。

  • 2025年3月期純利益4,396億円と増益、高水準の収益力通年影響

    2025年3月期純利益は前期比462億円増の4,396億円。高収益を背景に増配や自社株買いが期待される。

  • 売上高4兆1,328億円で過去最高更新の予想決算発表後影響

    2026年3月期売上高予想は4兆1,328億円で前期比0.7%増。過去最高更新が見込まれる。

  • PBR1.86倍・ROE11.3%と資本効率改善余地継続影響

    PBR1.86倍に対しROE11.3%。資本効率改善で株価純資産倍率の再評価余地がある。

  • 外国人株主比率44.55%と高く、グローバル資金の選好継続影響

    外国人持ち株比率44.55%は機械大手で高水準。MSCIなど指数影響で資金流入が続く可能性がある。

マイナスに働く材料7
  • 純利益の減少傾向

    2026/3期純利益3764億円と減益。値引きやコスト増が影響か。

  • 中国市場の停滞

    中国の不動産不況で建設需要が減退。シェアと収益にマイナス。

  • 資源価格の変動リスク

    鉱山機械需要は銅・鉄鉱石などの価格に連動。価格下落で延期リスク。

  • 2026年3月期は純利益3,764億円へ632億円減益通年影響

    2026年3月期純利益予想は3,764億円で前期比632億円減。減益幅が大きい。

  • 売上高伸び率0.7%と急減速、需要頭打ち決算発表後影響

    売上高予想は前期比0.7%増と前年の6.2%増から急減速。需要減速懸念が重し。

  • 予想PER18.8倍と実績PER17.76倍を上回る継続影響

    実績PER17.76倍に対し予想PER18.8倍。減益予想なのに割高感が意識されやすい。

  • 配当利回り2.59%は相対的に低く見劣り金融政策次第影響

    配当利回り2.59%と低く、金利上昇局面では高配当株への選別が強まる可能性。

次の決算で確かめる点
建設機械の売上高成長率
主要事業の需要動向を直接反映。地域別の差異も注目。
Komtrax登録台数と稼働率
将来のサービス収益と機械稼働状況の先行指標となるため。
鉱山機械の受注動向
資源価格と連動し、数年先の収益を左右するため。
営業利益率
減益局面での収益性改善が続くかを見極めるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり190で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.57%。

年間配当
¥190
1株あたり
配当利回り
2.57%
いまの株価に対して
配当性向
92.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5881.3
2018年3月8444.858.7
2019年3月11031.065.8
2020年3月94−14.5152.3
2021年3月53−43.6237.7
2022年3月9681.1115.9
2023年3月13944.859.7
2024年3月16720.179.6
2025年3月19013.871.8
2026年3月1900.092.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥190

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ209,011人。区分でいちばん多いのは外国法人44.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.0%を占め、残る67.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人42.641.840.541.838.744.5
金融機関35.034.334.032.334.131.1
個人・その他17.217.617.817.818.517.7
証券会社3.14.35.76.16.74.8
自己株式2.82.82.82.82.92.9
事業法人2.02.02.02.01.91.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)16.61
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.16
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.83
04THE BANK OF NEW YORK MELLON AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY RECEIPT HOLDERS (常任代理人 株式会社三井住友銀行)2.73
05日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.00
06THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.90
07JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.46
08JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.41
09BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.31
10三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社1.21

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+212%、1株純資産は14期で+211%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1331,25211.517.069.3
2014年3月1671,44412.412.841.3
2015年3月1621,62210.614.641.0
2016年3月1461,6109.013.172.2
2017年3月1201,6727.324.181.3
2018年3月2081,76512.117.058.7
2019年3月2721,92314.79.565.8
2020年3月1631,8758.610.9152.3
2021年3月1122,0235.830.4237.7
2022年3月2382,36210.912.4115.9
2023年3月3452,68613.79.559.7
2024年3月4163,20714.110.679.6
2025年3月4733,43914.29.171.8
2026年3月4143,89611.314.592.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額1,583百万円。

氏名役職年齢
小川啓之取締役会長65
*今吉琢也代表取締役社長CEO62
堀越健取締役65
*草場泰介代表取締役60
*横本美津子取締役63
國部毅取締役72
アーサー M. ミッチェル取締役79
齋木尚子取締役67
澤田道隆取締役70
中尾光男常勤監査役58
藤原恵子常勤監査役61
小坂達朗監査役73
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
松村眞理子監査役66
甲斐行夫監査役66
トーマス M. クラーク取締役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員104873141,259126
その他役員716516524
社外取締役4919123
社外監査役4686817

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,872字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則の一部を改正する内閣府令」(平成14年(2002年)内閣府令第11号)附則第3項の規定により、米国会計基準に準拠して作成しており、当該連結財務諸表をもとに、関係会社については米国会計基準の定義に基づいて開示しています。「第2 事業の状況」及び「第3 設備の状況」においても同様です。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は「建設機械・車両」、「リテールファイナンス」、「産業機械他」の3部門にわたって、製品の研究開発、生産、販売、サービス、販売金融に至る幅広い事業活動を国内及び海外で展開しています。 当社グループは、当社、連結子会社211社、及び持分法適用会社39社より構成されています。 主な事業内容と主な関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、主な事業内容と事業の種類別セグメント情報における事業区分は一致しています。 事業区分及び主要製品・事業内容   主要会社 建設機械・車両事業 掘削機械   油圧ショベル、ロープショベル、ミニショベル、バックホーローダー、ブラストホールドリル   当社、コマツカスタマーサポート㈱、コマツ物流㈱、コマツアメリカ㈱、ヘンズレー・インダストリーズ㈱、コマツマイニング㈱、ジョイ・グローバルアンダーグラウンドマイニング㈲、ジョイ・グローバルサーフェスマイニング㈱、ジョイ・グローバルロングビューオペレーションズ㈲、コマツブラジル㈲、コマツブラジルインターナショナル㈲、コマツホールディングサウスアメリカ㈲、コマツカミンズチリ㈲、ジョイ・グローバルチリ㈱、欧州コマツ㈱、英国コマツ㈱、コマツドイツ㈲、コマツイタリア製造㈱、コマツフォレスト㈱、小松(中国)投資有限公司、小松機械製造(山東)有限公司、コマツインドネシア㈱、コマツマーケティング・サポートインドネシア㈱、バンコックコマツ㈱、コマツインディア㈲、コマツオーストラリア㈱、ジョイ・グローバルオーストラリアホールディングカンパニー㈱、ジョイ・グローバルオーストラリア㈱、コマツ南アフリカ㈱ 他子会社148社 (会社総数177社) 積込機械   ホイールローダー、ミニホイールローダー、スキッドステアローダー 整地・路盤用機械   ブルドーザー、モーターグレーダー 運搬機械   ダンプトラック、アーティキュレートダンプトラック、クローラーキャリア 林業機械   ハーベスター、フォワーダー、フェラーバンチャー、ログローダー、植林機 地下建設機械   シールドマシン、トンネルボーリングマシン 地下鉱山機械   コンティニュアスマイナー、シアラー、ロードホールダンプ、トラック、ジャンボドリル、ドリフター 環境リサイクル機械   自走式破砕機、自走式土質改良機、自走式木材破砕機 産業車両   フォークリフト その他機械   鉄道メンテナンス機械 エンジン、機器   ディーゼルエンジン、ディーゼル発電機、油圧機器、バッテリー 鋳造品   鋳鋼・鋳鉄品 物流関連   運輸、倉庫、梱包 ソリューションビジネス   無人ダンプトラック運行システム(AHS)、フリート管理システム、鉱山機械シミュレーター、坑内掘り通信デバイス、スマートコンストラクションⓇ、KOMTRAX、林業施業ソリューション、建機・林業機械シミュレーター 事業区分及び主要製品・事業内容   主要会社 リテールファイナンス事業 販売金融           建設・鉱山機械のリース、割賦           当社、コマツビジネスサポート㈱、コマツフィナンシャルパートナーシップ、コマツフィナンシャルヨーロッパ㈱、コマツオーストラリアコーポレートファイナンス㈱ 他子会社13社 (会社総数18社) 産業機械他事業 鍛圧機械   サーボプレス、機械プレス   当社、コマツ産機㈱、コマツNTC㈱、ギガフォトン㈱ 他子会社15社 (会社総数19社) 板金機械   レーザー加工機、プラズマ加工機、プレスブレーキ、シヤー 工作機械   トランスファーマシン、マシニングセンター、クランクシャフトミラー、研削盤、ワイヤーソー 防衛関連   弾薬、装甲車 温度制御機器   サーモモジュール、半導体製造用温度制御機器 光学機械   半導体露光装置用エキシマレーザー (注) 主要会社の会社数は提出会社及び連結子会社数です。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,188字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものです。 当社グループ(当社及び連結子会社)では、「ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く」ことを存在意義として定義し、これを実現するための基本的な考え方として、「品質と信頼性」を追求し、我々を取り巻く社会とすべてのステークホルダーからの信頼度の総和を最大化することを「経営の基本」としています。 この「経営の基本」のもと、中期経営計画を通じて、顧客価値創造により、社会課題解決と収益向上の好循環を実現し、持続的な成長を図っていきます。 当社グループは、2025年4月から、3カ年の中期経営計画「Driving value with ambition 価値創造への挑戦」を開始しました。本計画では、「安全で生産性の高いクリーンな現場を実現するソリューションパートナー」をありたい姿と再定義し、スマートコンストラクションⓇや鉱山向け無人ダンプトラック運行システム(AHS)などのソリューションを更に進化させるとともに、それらと連動するより高度な機能を備えた製品の組み合わせにより、お客様の現場を最適化する新しい価値を提供していきます。 <成長戦略3本柱と重点活動> 中期経営計画では、外部環境の変化と経営課題を踏まえ、ありたい姿からのバックキャスティングに基づき、成長戦略の3本柱として、①イノベーションによる価値共創、②成長性と収益性の追求、③経営基盤の革新に取り組んでいます。 足元の外部環境は、デジタル技術の高度化に加え、地政学リスクの高まり、とりわけ中東情勢の影響による資源価格の変動やサプライチェーンの混乱リスクの顕在化などにより、不確実性が一層高まっています。 また、建設・鉱山機械事業の市場環境は、中長期的には新興国の都市化やインフラ需要により成長が見込まれる一方、短期的には需要の変動性が高い状況が続くと想定されます。 こうした環境のもと、顧客ニーズは製品単体の性能・品質にとどまらず、現場全体の最適化や稼働効率の最大化など、総合的な価値提供へと高度化しています。持続的な成長を実現していくためには、当社グループの競争力を一層強化していくことが重要な課題となっています。 このような状況を踏まえ、当社グループは、電動化、自動化・遠隔化技術の開発・実装の推進や、スマートコンストラクションⓇ及びAHS等のソリューションの高度化、SDV(型)機械の開発推進や鉱山向けオープンテクノロジープラットフォームの活用、林業分野におけるソリューションビジネスの展開などを通じて、顧客価値の最大化を推進しています。また、地域・分野特性に応じた商品開発や成長市場におけるプレゼンス拡大に加え、リマニュファクチャリング事業を含むアフターマーケット領域の強化により、バリューチェーン全体での収益機会の拡大を図っています。 これらの取り組みを支える観点から、グローバルなAI活用推進活動やデジタルトランスフォーメーション(DX)、構造改革の推進、環境変化に強いサプライチェーンの構築などに取り組み、事業運営の効率性向上及び外部環境リスクへの対応力の強化を図っていきます。また、コーポレート・ガバナンスの更なる高度化とERM(Enterprise Risk Management、全社的リスク管理)の高度化を通じて、グローバルでのリスクマネジメント体制の強化に取り組むとともに、ブランド価値の向上に向けた活動を推進します。加えて、ステークホルダーとの対話を通じて、グローバル企業としてのブランド認知の向上にも努めてまいります。 成長戦略における主な重点活動の当期実績と次期以降の課題 <中期経営計画の経営目標> 財務項目では、引き続き業界水準を超える成長性、業界トップレベルの収益性の実現に向けて取り組んでいます。効率性を示すROE(自己資本利益率)については、株主資本コストを上回る10%以上を目標として掲げています。また、収益を確保し成長投資を継続していく観点から、フリー・キャッシュ・フロー(FCF)については、3年累計で1兆円の目標を設定しています。更に、リテールファイナンス事業におけるネット・デット・エクイティ・レシオ(ネットD/Eレシオ)については、6倍以下を目標としています。 株主還元については、連結配当性向を40%以上とする方針のもと、財務の健全性や株主資本比率を総合的に勘案したうえで、自己株式取得を適時に実施します。 非財務項目では、引き続き環境負荷低減に関する2030年のCO₂削減目標及び2050年カーボンニュートラルの達成に向けた取り組みを推進しています。また、ダブル・マテリアリティの観点から当社が取り組むべき重要な社会課題を特定し、それらに関連する活動のKPI(30項目)を設定しています。詳細は、統合報告書で開示しています。 *1 ROE =当社株主に帰属する当期純利益/((期首株主資本+期末株主資本)/2) *2 ROA =セグメント利益/((期首総資産+期末総資産)/2) *3 ネットD/Eレシオ(ネット負債資本比率) =(有利子負債-現預金)/株主資本
事業等のリスク5,087字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、開発・生産・販売等の拠点を世界各国に設け、グローバルに事業を展開しています。当社グループを取り巻く経営環境において、現在予見可能な範囲で考えられる主な事業等のリスクは次のとおりです。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものです。 <戦略リスク> (1) 製品・ソリューション戦略 当社グループは、「ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く」ことを存在意義として定義しており、将来の市場や社会のニーズを踏まえて新たな製品・ソリューションの創出、市場導入を進めています。しかしながら、顧客のニーズに合致した製品・ソリューションを市場が要求する時期までに開発できない場合や、当社グループが開発・提供した製品・ソリューションが顧客の評価を得られない場合には、市場での競争力を失う可能性があります。 また、当社グループの事業、製品は、多くの国のますます厳しくなる環境規制に対応する必要があり、世界では気候変動の要因とされる温室効果ガスの削減への取り組みが進められています。そのため、当社グループは各国においての環境規制及び関連法規等を順守するため、また気候変動への対応のため、研究開発費をはじめ多くの経営資源を投入しています。しかしながら、将来において環境規制の変更や気候変動の影響により、当社グループにとって更に多くの費用や設備投資が必要になった場合、あるいは製品の開発、生産、販売・サービス活動等に支障をきたした場合、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 (2) 事業環境 当社グループのおかれる事業環境や製品の需要は、地域により異なる経済・市場環境、政治・社会情勢及び競争条件等により、大きく変動する可能性があります。 当社グループの事業は、先進国市場においては総じて景気循環的な産業であり、住宅着工、工業生産水準、インフラへの公共投資、民間設備投資等の、当社グループにとってコントロール不能な要因が当社グループ製品の需要に影響を与える可能性があります。新興国市場においては、需要動向について常に注意を払っていますが、資源需要や資源価格の変動、通貨価値の急激な変動等、不安定な要因を多分にもっており、この変化が当社グループの経営成績に不利益な影響を与える可能性があります。また、当社の予期せぬ方向に世界的規模で同時に経済・市場環境が急激に悪化した場合は、更に受注の減少、顧客によるキャンセルの増加、債権回収の遅延等が発生する可能性があります。 これらの事業環境の悪化が、売上高の減少、在庫水準・生産能力の不適正化を生じさせ、収益性の低下や追加費用の発生を通じて、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。なお、各国の関税政策に起因する金融・経済の混乱等が当社グループの財政状態及び経営成績に不利益な影響を与える可能性があります。 (3) 事業投資 当社グループは、国際的な競争力を強化するために、様々なビジネスパートナーとの提携・協力や企業買収等を行っており、それらを通じて製品の開発、生産、販売・サービス体制の整備・拡充、ソリューションビジネスの展開を図っていますが、その期待する効果が得られない場合、あるいは提携・協力関係が解消された場合には、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 (4) 社会課題への対応 当社グループは、世界各国において事業を展開しており、気候変動、生物多様性、水資源の枯渇、人権の問題等の様々な社会課題を認識しています。これらの社会課題に誠実に対応し、グローバル企業として社会・環境に対する責任を果たしつつ、事業活動を通じて社会に貢献していくことを目指していますが、社会からその対応が不十分とみなされる可能性があり、その結果、ブランドイメージや社会的信用の低下により、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 <オペレーショナルリスク> (1) 製品の安全・品質 当社グループの提供する製品は、社内で確立した厳しい基準の下、品質と信頼性の維持向上に努めています。万が一、予期せぬ製品の設計・製造に起因する不具合で事故等が発生した場合には、リコール等の改善措置を行っていますが、損害に対する賠償等の発生や、当社グループの評判・信用失墜により当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 (2) サプライチェーン 当社グループは、「対等なパートナーである協力企業との切磋琢磨を通じたWin-Winの関係を目指す」という理念の下、発注先の評価・選定をしていますが、サプライチェーン上の何らかの理由で、持続可能で責任ある調達への取り組みが不十分と見なされた場合、当社グループのブランドイメージ、信用の低下につながる可能性があります。 当社グループの部品・資材の調達は、素材市況やエネルギー価格の変動に影響を受けます。鋼材等の素材価格や原油・電力等のエネルギー価格の高騰は、当社グループ製品の製造原価の増加をもたらします。また、部品・資材の品薄、調達先の倒産あるいは生産打ち切り、多国間での輸出入規制、国際輸送の混乱等により、適時の調達・生産が困難になり、生産効率の低下や販売機会を逸する可能性があります。材料費の増加等による製造原価の上昇については、原価低減や販売価格の見直し等によって対応し、適時の調達・生産の問題については、調達先の複数化と生産体制の相互供給化、安全在庫の保有、関係各部門の連携による生産管理の強化等により影響を最小限にする考えですが、グローバルサプライチェーンの混乱、予期せぬ素材やエネルギー価格の高騰、これら供給の逼迫の長期化は、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 (3) 人材獲得・育成 当社グループでは、人材は新しい価値を生み出す重要な経営資源の一つと捉えており、こうした考えの下で継続的に人材への投資を行っており、社内外の環境変化や経営方針との連動を意識しながら、会社・従業員双方の持続的な成長・発展を目指しています。しかしながら、労働人口の減少等による人材確保競争が激化することにより当社グループが必要とする人材の確保・育成が計画的に進まない場合、当社グループの経営計画の実行及び持続的な成長に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報セキュリティ 当社グループは、グローバルな事業活動において顧客情報・個人情報等を入手することがあり、また営業上・技術上の機密情報を保有しています。これらの情報の保管に加え、当社グループの様々な業務を遂行するために社内外のシステムを利用しています。当社グループは、これらの情報の機密保持及びシステムの安定稼働に細心の注意を払っており、コンピューターウィルスへの感染、サイバー攻撃等による不正アクセス、改ざん、破壊、漏洩及び滅失等を防ぐため、管理体制を構築するとともに、合理的な技術的対策を実施するなど、適切な安全措置を講じています。しかし、顧客情報・個人情報等の漏洩・滅失等の事故が起きた場合には、損害賠償責任を負ったり、当社グループの評判・信用に悪影響を与えたりするなどのリスクがあります。また、想定を超えた地震・火事などの災害や電源設備の障害等により当社グループが利用する社内外のシステムが停止するリスクもあります。サイバー攻撃やなりすまし等の不正行為の脅威はますます高まっており、当社グループ若しくは当社の主要サプライヤーにて被害が発生した場合は重要な業務の中断による生産や販売への影響を与えるリスクがあります。また、営業上・技術上の機密情報が漏洩・滅失した場合若しくは第三者に不正利用された場合、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。更には、サイバー攻撃が高度化すると、情報セキュリティ対策強化のためのコストが増加するリスクがあります。 (5) 知的財産 当社グループでは、当社グループ製品に関連する多数の特許権、商標権、その他の知的財産に係る権利を取得しています。しかしながら、国又は地域によっては、これらの知的財産権が完全に保護されない場合、若しくは限定的にしか保護されない場合があり、第三者が当社グループの知的財産権を使用して類似した製品を製造、販売することを防止できない場合には、売上高の減少等により当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 <財務リスク> (1) 金融市場の変動 当社グループは、資産の効率化を進めていますが、金融機関からの借入や、社債の発行等による有利子負債があります。長期の固定金利調達を織り交ぜることにより、金利変動リスクの影響を軽減していますが、市場金利の上昇は、有利子負債の支払利息を増加させ、当社グループの利益を減少させるリスクがあります。また、当社グループの年金資産に関しては、定期的に運用状況の評価やポートフォリオの見直しを行っていますが、市場性のある証券の公正価値や金利など金融市場における変動が年金制度の積立不足金額や債務を増加させ、年金費用の増加となり、当社グループの経営成績や財政状態に不利益な影響を与えるリスクがあります。 (2) 税制 グループ会社間の国際的な取引価格に関しては、適用される日本及び相手国の移転価格税制を順守するよう細心の注意を払っていますが、税務当局から取引価格が不適切であるなどの指摘を受ける可能性があります。更に政府間協議が不調となるなどの場合、結果として二重課税や追加課税を受ける可能性があります。これらの予期しない事態に直面した場合、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 (3) 為替変動 当社グループの海外売上高の主要な部分が、外国為替の変動の影響を受けます。通常は、他の通貨に対して円高になれば当社グループの経営成績にマイナスの影響を及ぼし、円安になればプラスの影響を及ぼします。また、外国為替の変動は、同一市場において当社グループと外国企業が販売する製品の相対的な価格や、製品の製造に使用する材料のコストに影響を与える可能性があります。これに対し当社グループでは、グローバルに生産拠点を配置して生産を行うなど、このリスクを軽減するよう努めています。また、当社グループは、短期の為替変動の影響を最小にするためヘッジ取引も行っています。しかし、為替レート水準の予期せぬ変動は、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 <ハザードリスク> (1) 戦争・テロ・地政学リスク 当社グループは、開発・生産・販売等の拠点を世界各国に設け、グローバルに事業を展開しており、特定地域における社会的、政治的、軍事的な緊張の高まりは、当社の事業へ影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、多様化する地政学リスクがもたらす資源価格変動や輸出入規制、サプライチェーンへの影響等を最小限にすべく、各国の政治・経済情勢や法規制の動向を確認し、状況の分析及び対応を行っています。しかし、グローバルでの政治的分断、軍事的緊張によりサプライチェーンの混乱や金融・経済への影響が生じる可能性があります。当社グループでは、経済安全保障推進法をはじめとする経済安全保障関連・諸規制の動向について情報の収集と分析にあたっていますが、予期しない事態に直面した場合、当社グループの経営成績に不利益な影響を与えるリスクがあります。 (2) 自然災害・事故・感染症等 当社グループの拠点において、地震・津波・水害等の自然災害、感染症の流行、放射能汚染、暴動、火災・爆発等の災害事故、第三者による当社グループに対する非難・妨害が発生し、短期間で復旧不可能な甚大な損害を被る可能性があります。また、当社グループが直接の損害を受けない場合でも、物流網及び供給網の混乱、電力・ガス等の供給不足や通信障害、協力企業の生産障害等が長期にわたり継続する可能性があります。当社グループでは、これらのリスクの顕在化に備え、事業継続計画の策定及び訓練等を行っており、重大リスクが顕在化した場合は、緊急対策本部を設置し、被害を最小限にするための適切な措置を講じます。
経営成績の分析 (MD&A)15,401字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1.経営成績等の状況の概要 2025年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況は次のとおりです。 (1) 財政状態及び経営成績の状況 ① 概要 2025年度の連結売上高は、4,132,751百万円(前年度比0.7%増加)となりました。利益については、営業利益は567,323百万円(前年度比13.7%減少)となりました。売上高営業利益率は前年度を2.3ポイント下回る13.7%となりました。税引前当期純利益は、537,258百万円(前年度比11.2%減少)、当社株主に帰属する当期純利益は376,391百万円(前年度比14.4%減少)となりました。 2025年度   前年度比 売上高   4,132,751   百万円   +0.7   % 建設機械・車両   3,806,040   百万円   +0.2   % リテールファイナンス   126,137   百万円   +2.4   % 産業機械他   238,750   百万円   +6.8   % 消去   △38,176   百万円     - セグメント利益   571,166   百万円   △13.9   % 建設機械・車両   491,118   百万円   △18.0   % リテールファイナンス   36,588   百万円   +24.4   % 産業機械他   37,937   百万円   +38.5   % 消去又は全社   5,523   百万円     - 営業利益   567,323   百万円   △13.7   % 税引前当期純利益   537,258   百万円   △11.2   % 当社株主に帰属する当期純利益   376,391   百万円   △14.4   % ② 為替レート変動の影響 2025年度は前年度に比較し、為替レートが米ドル、豪ドル等に対して円高に推移しました。為替レートの変動により、建設機械・車両事業のセグメント利益は前年度比で約25億円減少したと試算されます。為替レート変動の影響は、各社の外貨建取引額に各為替レートの変動を乗じて算出した金額の合計として試算されています。為替レート変動に対応した販売価格変更の影響は考慮していません。 ③ 売上高 売上高は前年度の4,104,395百万円と比較して0.7%増加の4,132,751百万円となりました。国内売上高は前年度の436,605百万円と比較して2.8%減少の424,583百万円、海外売上高は前年度の3,667,790百万円と比較して1.1%増加の3,708,168百万円となりました。 ④ 売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は、米国関税の影響などにより、前年度比3.3%増加して2,872,897百万円となりました。売上高に対する比率は69.5%と前年度比で1.7ポイント増加しました。 販売費及び一般管理費は、前年度比4.5%増加して688,688百万円となりました。 なお、販売費及び一般管理費に含まれる研究開発費は、前年度比9.7%増加して121,177百万円となりました。 ⑤ 長期性資産等の減損 長期性資産等の減損は、前年度の2,031百万円と比較して1,821百万円増加の3,852百万円となりました。2025年度の長期性資産等の減損は、主として有形固定資産の減損によるものです。 ⑥ その他の営業収益(△費用) その他の営業収益(△費用)は、前年度の4,371百万円の費用に対し9百万円の収益となりました。 ⑦ 営業利益 営業利益は以上の結果、前年度の657,125百万円と比較して13.7%減少の567,323百万円となりました。 ⑧ その他の収益(△費用) 受取利息及び配当金は、前年度の27,325百万円と比較して2,475百万円減少の24,850百万円となりました。支払利息は、前年度の57,594百万円と比較して4,260百万円減少の53,334百万円となりました。 ⑨ 税引前当期純利益 税引前当期純利益は以上の結果、前年度の604,838百万円と比較して11.2%減少の537,258百万円となりました。 ⑩ 法人税等 法人税等は、前年度の145,627百万円と比較して18百万円減少の145,609百万円となりました。税引前当期純利益に対する法人税等の比率(実効税率)は、前年度の24.1%から3.0ポイント増加し、2025年度は27.1%となりました。法定税率31.3%と実効税率27.1%との差異は、海外子会社の適用税率の差異等によるものです。 ⑪ 持分法投資損益 持分法投資損益は、前年度の9,521百万円の利益と比較して518百万円増加の10,039百万円の利益となりました。 ⑫ 当期純利益 当期純利益は以上の結果、前年度の468,732百万円と比較して67,044百万円減少の401,688百万円となりました。 ⑬ 非支配持分に帰属する当期純利益 非支配持分に帰属する当期純利益は、コマツオーストラリア㈱やコマツカミンズチリ㈲等の当期純利益が減少したことから、非支配持分に帰属する部分が減少し、前年度の29,118百万円と比較して3,821百万円減少の25,297百万円となりました。 ⑭ 当社株主に帰属する当期純利益 当社株主に帰属する当期純利益は以上の結果、前年度の439,614百万円と比較して14.4%減少の376,391百万円となりました。1株当たり当社株主に帰属する当期純利益は前年度の473.44円から413.90円となりました。潜在株式調整後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益は前年度の473.42円から413.90円となりました。 ⑮ セグメント利益の状況 (セグメント利益は、売上高から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しています。) 建設機械・車両事業のセグメント利益は、販売価格の改善に努めたものの、コストの増加や販売量減少などにより、前年度の598,874百万円と比較して107,756百万円減少の491,118百万円となりました。 リテールファイナンス事業のセグメント利益は、資金調達コストの低下や金融債権残高の拡大に伴う金利収入の増加などにより、前年度の29,422百万円と比較して7,166百万円増加の36,588百万円となりました。 産業機械他事業のセグメント利益は、自動車産業向けの大型プレスの販売増加や半導体産業向けエキシマレーザー関連事業でのメンテナンス売上げ増加などにより、前年度の27,391百万円と比較して10,546百万円増加の37,937百万円となりました。 これらに、全社及びセグメント間取引消去を差し引いたセグメント利益(連結)は、前年度の663,527百万円と比較して92,361百万円減少の571,166百万円となりました。 なお、セグメント利益(連結)は米国会計基準に則っていませんが、財務諸表利用者に有益な情報を提供するために表示しています。 (2) キャッシュ・フローの状況 2025年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権が増加したものの、当期純利益などにより、448,963百万円の収入(前年度比68,204百万円の収入減少)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の購入などにより、199,232百万円の支出(前年度比11,437百万円の支出減少)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いや自己株式取得などにより、208,536百万円の支出(前年度は321,424百万円の支出)となりました。 各キャッシュ・フローの合計に為替変動の影響を加えた結果、現金及び現金同等物の当年度末残高は前年度末に比べ54,132百万円増加し、439,701百万円となりました。 (3) 生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、事業の種類別セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしていません。 このため生産、受注及び販売の実績については、「2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」における各事業の種類別セグメント業績に関連付けて示しています。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものです。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社の連結財務諸表は、米国会計基準に準拠して作成しています。作成にあたって当社のマネジメントは、知り得る限りの情報に基づいて妥当であると考えられる見積りや判断を継続して実施しています。これらの見積りや判断は、連結財務諸表において、決算日の資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値及び偶発資産・債務の開示情報に影響を与えます。これらの見積りや判断は、当社グループの過去からの経験、既存の諸契約の内容、業界動向の分析、顧客からの情報、その他の外部からの情報に基づいているものですが、その性質上、内在する不確実性の度合いが影響するため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。当社の重要な会計方針は、連結財務諸表注記1に記載されています。 地政学リスクの高まりや各国の関税政策に起因する金融・経済の混乱等が当社グループの財政状態及び経営成績に与える影響については、現時点で入手可能な情報や予測に基づき、今後も一定程度当該影響が継続すると仮定しています。会計上の見積りの中でも比較的重要性のある信用損失見積額の算定、繰延税金資産の回収可能性の判断、長期性資産及び営業権の減損の判定については、当該仮定を含んだ最善の見積りを行っていますが、今後の実際の推移が当該仮定と乖離する場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当社は特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表等に重要な影響を及ぼすと考えています。 ① 信用損失引当金 当社グループは、過去の損失発生実績や経済指標及び顧客の信用状況等の様々な要素を考慮して、信用損失が発生すると予想される金額を見積り、売上債権等に対して信用損失引当金を計上しています。特にリテールファイナンス事業に係る売上債権(以下、「リテールファイナンス債権」)は、回収が長期間に及ぶうえに、信用損失見積額の算定及び担保による回収可能見込額の算定には不確実性を伴います。当社グループは、過去の平均損失率に住宅着工件数等の関連する経済指標の変動予測を加味した予想信用損失率を用いて、リテールファイナンス債権に対する信用損失引当金を計上しています。また、顧客の財政状況の悪化や支払い遅れの長期化等により回収可能性に懸念があると判断されるリテールファイナンス債権に対しては、顧客ごとの信用状況や未回収債権の状況調査及び担保となる機械の市場価格調査を行い、入手可能な情報に基づいて信用損失引当金を個別に積み増しています。これまでに発生した損失実績は、当社グループが予測し、計上した引当金の範囲内であり、当社のマネジメントは、当社グループの見積りが妥当であると考えていますが、売上債権の種類の構成が変化したり、予見できない大きな経済環境の変動により顧客の財政状況に変化が生じるような場合、見積りを変更する必要が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 詳細は、連結財務諸表注記3に記載されています。 ② 法人税等と繰延税金資産 当社は、連結財務諸表を作成するにあたり、各構成単位で納税地の税法に基づいて法人所得税・未払法人税の見積りを行っています。また、繰越欠損金や税務上と会計上の取扱いの違いにより生じる一時差異については、税効果計算を実施し、連結貸借対照表に繰延税金資産・負債を計上しています。 繰延税金資産の計上にあたっては、これらが将来の課税所得や有効な税務計画により実現されることの確実性を検証する必要があります。 当社のマネジメントは、取締役会で承認された経営計画や、期中での各社からの経営報告、将来の市場状況、実行性の高い税務戦略等に基づき、将来の課税所得を推定し繰延税金資産の回収可能性を判断しており、実現できないと考えられる部分については評価性引当金を計上しています。将来の課税所得あるいは課税時期に関する当社のマネジメントの判断が変わることにより、評価性引当金が変動する可能性があります。 また、当社グループは、税務ポジションの不確実性から生じる影響額については、税務上の技術的な解釈に基づき、税務ポジションが認められる可能性が50%超である場合、財務諸表で認識しています。その税務ポジションに関連するベネフィットは、税務当局との解決により、50%超の可能性で実現が期待される最大金額で測定されます。 当社のマネジメントは、計上した繰延税金資産(評価性引当金控除後)全額が実現可能であり、認識された不確実性のあるすべての主要な税務ポジションは瑕疵なく持続していると判断していますが、経営計画が実現できず、将来の課税所得の見積りが大幅に減少する場合や、関連する税務当局との法令解釈の相違等、これらの判断が結果として現実と異なる場合には、評価性引当金や認識すべき財務諸表への影響額を見直す必要があり、追加の税金費用が発生することで当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 詳細は、連結財務諸表注記16に記載されています。 ③ 長期性資産及び営業権の評価 当社グループは長期性資産に関して、経営環境の変化により、将来その資産から生み出されるキャッシュ・フローが減少するなど、帳簿価額相当額を回収することができないと判断されるような事象や状況の変化が生じた場合には、減損に関する検討を実施しています。 当社グループが保有しかつ使用している資産の回収可能性は、帳簿価額とその資産から生じる割引前将来キャッシュ・フローとの比較で判定されます。この割引前将来キャッシュ・フローは、承認された経営計画に基づき算出されます。この経営計画は、外部調査機関や顧客からの情報をもとにした市場予測により売上量を推定し、それを前提に販売価格の変動、製造原価、販売費及び一般管理費の変動等マネジメントの最良の判断による推定を可能な限り織り込んで策定されます。もし、資産の帳簿価額が割引前将来キャッシュ・フローを上回り、回収可能性が認められずその資産が減損状態であると判定された場合、帳簿価額が公正価値を上回った額が減損額として測定され計上されます。公正価値は、主に市場において想定されるキャッシュ・フローの変動リスクを考慮した加重平均資本コストを割引率として使用する割引後将来キャッシュ・フローモデル、あるいは独立した鑑定評価で測定されます。処分予定の長期性資産については、帳簿価額と公正価値から処分のためのコストを差し引いた額とのいずれか低い方で評価されます。 当社グループは営業権については、少なくとも各年度に1回、又は減損の可能性を示す事象や、状況の変化が生じた時点で減損の検討を実施しています。 報告単位の公正価値の測定にあたっては、通常、割引後将来キャッシュ・フローモデルにより算定しています。将来見積キャッシュ・フローは、承認された経営計画に基づき算出されます。この経営計画は、外部調査機関や顧客からの情報をもとにした市場予測により売上量を推定し、それを前提に販売価格の変動、製造原価、販売費及び一般管理費の変動等マネジメントの最良の判断による推定を可能な限り織り込んで策定されます。報告単位の帳簿価額が公正価値を上回る場合、その報告単位に配分された営業権の帳簿価額を限度とし、当該差額を営業権の減損損失として認識します。 現状では、長期性資産及び営業権については、重要な追加の減損の発生はないと考えていますが、経営戦略の変更、市場の変化があった場合には、その資産から将来得られるキャッシュ・フローの予想や公正価値の算出に影響し、長期性資産及び営業権の回収可能性の評価判断が変更となり、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④ 金融商品の公正価値 主に外国為替予約や金利スワップ契約等のデリバティブ金融商品の公正価値は、市場で観察可能なインプットに基づいた業者からの情報をもとに評価しています。この公正価値の情報は、特定のある時点での適切な市場の情報と商品についての情報に基づいて推定されるものですが、これらの推定はその性格上、市場の不確実性を含んでいるため、実際の結果と異なってくる可能性があります。 市場性のある持分証券は、公正価値で評価されています。公正価値の変動は、当期純利益で認識しています。 市場性がなく、容易に算定可能な公正価値がない持分証券のうち、1株当たり純資産価値で評価している持分証券以外について、減損による評価下げ後の取得価額にて測定しています。また、同一発行体の同一又は類似する投資に関する秩序ある取引における観察可能な価格の変動を識別した場合は、当該持分証券を観察可能な取引が発生した日の公正価値で測定しています。 関連会社に対する投資の公正価値については、公正価値の下落があった場合、それが一時的かどうかについて、下落の期間や程度、被投資会社の財政状態及び業績予想等を考慮して判断しています。 現状では、投資有価証券あるいは関連会社に対する投資については、重要な追加の減損の発生はないと考えていますが、将来の経済環境の変化によっては投資先の企業の業績が悪化し、減損を認識する可能性があります。 詳細は、連結財務諸表注記20、21、22に記載されています。 ⑤ 退職給付債務及び費用 当社グループの年金債務及び年金費用の額は、算出時に使用した仮定に影響されます。これらの仮定は連結財務諸表注記12に記載されており、割引率、長期期待収益率、平均報酬水準増加率等を含みます。当社グループは、仮定と実績が乖離した場合には、その差額を累積し従業員の平均残存勤務年数にわたって償却を実施する事で、将来の期間にわたり、費用として認識します。 割引率は、現在かつ年金受給が満期となる間に利用可能と予想される信用度の高い固定利付き債券の利率に基づいて算出されます。また、長期期待収益率は、投資対象の様々な資産カテゴリー別に将来収益に対する予測や過去の運用実績を考慮し決定されます。 当社グループは、これらの仮定は妥当なものであると考えていますが、重要な実績との乖離もしくは重要な仮定の変化があった場合、年金債務と将来の費用に影響を与える可能性があります。 当年度末の当社グループの年金制度において、割引率又は長期期待収益率が0.5%変動した場合、当年度末の年金債務及び翌年度の年金費用に及ぼす影響は、その他すべての仮定を一定とすると、それぞれ以下のとおりです。 仮定の変更   変動率   年金債務   年金費用 割引率   0.5%増 / 0.5%減   279億円減 / 303億円増   12億円減 / 16億円増 長期期待収益率   0.5%増 / 0.5%減   -   16億円減 / 16億円増 ⑥ 今後適用となる新会計基準 米国財務会計基準審議会は、2024年11月に会計基準アップデート2024-03「損益計算書における費用の細分化」を発行しました。同アップデートは、継続事業から生じる損益計算書上で表示される費用項目を棚卸資産の購入額、従業員報酬、減価償却費、無形資産の償却費、減耗費の5種類の費用に細分化して表形式で開示することを要求しています。現行の米国会計基準の規定により開示が要求されている特定の項目についても同表形式の開示に含めることを要求しています。細分化して開示されることが要求されないその他に分類される金額については、定性的な説明を行うことを要求しています。また、継続事業から生じた販売費の合計額及び連結会計年度においては企業による販売費の定義の開示を要求しています。同アップデートは、2026年12月16日以降に開始する連結会計年度及び2027年12月16日以降に開始する連結会計年度の期中会計期間に適用されます。当社グループは、現在、同アップデートが開示に与える影響について検討しています。なお、同アップデートの適用が、当社グループの財政状態及び経営成績に与える影響はありません。 (2) 2025年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 当社グループの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 2025年度の連結売上高は4,132,751百万円(前年度比0.7%増加)となりました。建設機械・車両事業では、販売量が減少したものの、主に販売価格の改善により、売上高は2024年度を上回りました。産業機械他事業では、自動車産業向け大型プレスの販売増加と半導体産業向けエキシマレーザー関連事業でのメンテナンス売上げ増加などにより、売上高は2024年度を上回りました。利益については、建設機械・車両事業は販売価格の改善に努めたものの、コスト増加や販売量減少により減益となりました。一方で、リテールファイナンス事業及び産業機械他事業は増益となりました。この結果、営業利益は567,323百万円(前年度比13.7%減少)となりました。 当年度末は、米ドルなどに対して為替が前年度末に比べ円安になったことに加え、売上債権や棚卸資産などの増加により、総資産は前年度末に比べ650,418百万円増加の6,423,941百万円となりました。有利子負債残高は、前年度末に比べ190,434百万円増加の1,341,031百万円となりました。また、株主資本は前年度末に比べ337,369百万円増加の3,510,768百万円となりました。これらの結果、株主資本比率は前年度末に比べ0.3ポイント減少の54.7%となりました。 ② 流動性及び資金の源泉 <資金使途の考え方> 当社グループは、持続的な企業価値の増大を目指して、営業キャッシュ・フローの約半分を設備投資に振り向 け、成長の推進力としてきました。資金使途を従来からの方針に基づき、(1)設備投資(成長投資)、(2)株主還元、(3)バランスシート改善(将来のM&Aへの備え)という3つの資金使途にバランスよく配分します。 資金使途の基本的な考え方 <資金調達と流動性管理> 当社グループは、将来の事業活動に必要な資金を確保し、適切な流動性を維持することを財務の基本方針としています。この方針に従い、当社グループは金融機関借入、社債等の発行、融資枠の設定等、様々な資金調達の源泉を確保しています。設備投資資金及び運転資金については、営業活動から得られたキャッシュ・フロー及び外部より調達した資金を充当しています。更に、当社グループの資金の効率性を高めるため、海外子会社を含めたグループ間のキャッシュマネジメントシステム(グローバルキャッシュマネジメントシステム、以下、「GCMS」)を特定の金融機関と構築しており、特定の金融機関に対する預入総額を上限にGCMS参加会社は借入を行っています。当GCMSにおいては、預入金及び借入金の残高を相殺できる条項が含まれており、当年度末現在の相殺金額は321,199百万円となっています。 短期資金需要に対しては、営業活動から得られたキャッシュ・フローを主として充当し、必要に応じ銀行借入及びコマーシャル・ペーパーの発行等でまかなっています。当社及び一部の連結子会社は、当年度末現在、金融機関との間に合計383,812百万円のコミットメントライン契約を締結して代替流動性を確保しており、その未使用枠は328,972百万円となっています。コマーシャル・ペーパーについては、当年度末現在、当社で240,000百万円、コマツファイナンスアメリカ㈱で1,000百万米ドルのプログラムを保有しており、未使用枠はそれぞれ140,000百万円、50百万米ドルとなっています。 当社は、中長期資金需要に機動的に対応するため、社債発行枠とユーロ・ミディアム・ターム・ノート(以下、「EMTN」)プログラムを保有しています。当社は2024年11月に2年間有効の100,000百万円の社債発行枠を登録しました。当年度末現在の未使用枠は100,000百万円となっています。なお、これ以外の過去に登録した社債発行枠に基づいて発行した分も含めた当社グループの社債の当年度末現在の残高は255,159百万円です。これには、2022年10月に当社100%子会社であるコマツファイナンスアメリカ㈱を通じて発行した日本企業としては初の外貨建てサステナビリティ・リンク・ボンド600百万米ドルも含まれます。また、当社、コマツファイナンスアメリカ㈱及び欧州コマツコーディネーションセンター㈱で合わせて2,200百万米ドルのEMTNプログラムを保有しており、このプログラムに基づいて、それぞれの発行体はディーラーとの間で合意されたすべての通貨の債券を発行できます。当年度末現在、当該EMTNプログラムにより発行された債券の残高は111,260百万円です。 当年度末現在、当社グループの短期債務残高は553,550百万円となり、前年度末に比べて177,224百万円増加しました。短期債務は主に銀行、保険会社等からの借入金等であり、運転資金等に使用されています。 当年度末現在、長期債務残高(1年以内期限到来分含む)は787,481百万円で、前年度末に比べて13,210百万円増加しました。長期債務は銀行、保険会社等からの借入金等421,062百万円、無担保社債255,159百万円、EMTN111,260百万円で構成されており、主に設備投資資金及び長期運転資金に使用されています。 当年度末現在の有利子負債残高は前年度末比190,434百万円増加の1,341,031百万円となり、現預金を差し引いたネット有利子負債残高は前年度末比136,302百万円増加の901,330百万円となりました。 当年度末現在、流動資産は3,688,198百万円となり、前年度末に対し、389,895百万円増加し、また流動負債は1,747,417百万円となり、前年度末に対し98,057百万円増加しました。その結果、流動比率は211.1%と前年度末に対し11.1ポイント増加となりました。 営業活動から得られるキャッシュ・フロー、様々な資金調達手段、流動比率の水準に基づき、当社グループは、流動性ニーズや将来の債務履行のための手段を十分に確保しているものと考えています。 なお、当年度末現在の現金及び現金同等物の残高は439,701百万円であり、そのうち374,459百万円は海外子会社が保有しています。 当社グループは、S&Pグローバル・レーティング、ムーディーズ・レーティングス及び格付投資情報センターから信用格付を取得しています。当年度末現在、当社グループの発行体格付けは、S&Pグローバル・レーティング:A(長期)、A-1(短期)、ムーディーズ・レーティングス:A2(長期)、Prime-1(短期)、格付投資情報センター:AA(長期)、a-1+(短期)となっています。 <設備投資> 建設機械・車両事業では、主に生産性の向上や循環事業強化のための設備投資等を行いました。リテールファイナンス事業では、主に賃貸用資産に係る設備投資等を行いました。産業機械他事業では、主に生産性の向上のための設備投資等を行いました。これらの結果、2025年度の設備投資額は183,024百万円と前年度比1,142百万円の減少となりました。 <契約上の債務> 当年度末現在の契約上の債務は次のとおりです。 期間別支払見込額   (百万円) 合計   1年以内   1-3年   3-5年   5年超 短期債務   553,550   553,550   -   -   - 長期債務   787,481   136,050   420,336   219,492   11,603 オペレーティングリース債務   92,810   23,550   24,946   11,625   32,689 有利子負債に関する利息   89,565   41,704   35,229   12,338   294 年金及びその他の退職給付債務   4,828   4,828   -   -   - 合計   1,528,234   759,682   480,511   243,455   44,586 (注)1.長期債務の公正価値の調整額はありません。 2.有利子負債に関する利息は、当年度末現在有効な利率に基づき計算されています。 3.年金及びその他の退職給付債務は、2027年度以降の拠出額は未確定であるため、2026年度に生じるものだけを記載しています。 なお、当年度末現在の設備発注残高は、約54,500百万円です。 ③ セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 <建設機械・車両事業セグメント> 建設機械・車両事業の売上高は3,806,040百万円(前年度比0.2%増加)となりました。 当期において、建設現場向け施工管理ソリューションのスマートコンストラクションⓇを着実に推進し、日米欧豪でのICT建機の販売割合を示す「ICT建機化率」は28.7%となりました。また、鉱山機械では、無人ダンプトラック運行システム(AHS)の累計導入台数が2026年3月末時点で1,016台に達しました。 2026年2月27日にSRC of Lexington社の建設・鉱山機械用コンポーネント・部品のリマニュファクチャリング事業を買収しました。また、2026年4月1日には林業機械メーカーであるMalwa Forest社の買収を完了しています。 建設機械・車両事業セグメントの地域別売上高(外部顧客向け売上高) (金額単位:百万円) 2024年度   2025年度   増 減 金 額   増減率 % 北米   1,026,364   1,047,181   20,817   2.0% 中南米   683,589   776,910   93,321   13.7% 米州   1,709,953   1,824,091   114,138   6.7% 欧州   310,395   343,769   33,374   10.8% アフリカ   221,146   256,257   35,111   15.9% 中近東   114,640   112,672   △1,968   △1.7% 欧州・アフリカ・中近東   646,181   712,698   66,517   10.3% オセアニア   460,794   471,567   10,773   2.3% アジア※1   499,242   334,935   △164,307   △32.9% 中国   80,171   75,746   △4,425   △5.5% CIS   61,517   62,547   1,030   1.7% オセアニア・アジア※2・CIS   1,101,724   944,795   △156,929   △14.2% 日本   329,628   314,516   △15,112   △4.6% 合計   3,787,486   3,796,100   8,614   0.2% ※1 日本及び中国を除きます。 ※2 日本を除きます。 地域別の概況は以下のとおりです。 (米州) 北米では、2024年度に大口商談があった鉱山機械の販売が減少したものの、一般建機はエネルギーやインフラ向けなどで需要は堅調に推移し販売が増加したことなどにより、売上高は前年度比で2.0%増加しました。中南米では、銅需要が堅調に推移したことによりチリなどで鉱山機械の販売が増加したことから、売上高は前年度比で13.7%増加しました。 (欧州・アフリカ・中近東) 欧州では、景況感の改善に加え、ドイツやイギリスのインフラ投資計画などを背景に需要は概ね堅調に推移し、一般建機の販売が増加したことや円安の影響により、売上高は前年度比で10.8%増加しました。アフリカでは、鉱山機械の販売が増加したことや円安の影響により、売上高は前年度比で15.9%増加しました。中近東では、UAEでの大型インフラプロジェクトに関連する需要及び販売が堅調に推移したものの、中東情勢の影響により第4四半期には減少へ転じ、売上高は前年度比で1.7%減少しました。 (オセアニア・アジア・CIS) オセアニアでは、鉱山機械の販売が増加したことにより、売上高は前年度比で2.3%増加しました。アジアでは、主にインドネシアにおいて石炭価格が低調に推移したことにより、鉱山機械の需要が低迷し、売上高は前年度比で32.9%減少しました。中国では、不動産市況の低迷に加え、鉱山機械の需要が減少したことから、売上高は前年度比で5.5%減少しました。CISでは、中央アジアにおいて鉱山機械の販売が減少した一方で、一般建機においてインフラ関連プロジェクト向けの販売が増加したことにより、売上高は前年度比で1.7%増加しました。 (日本) 日本では、人件費・資材価格高騰や労働力不足などを背景に一般ユーザー向け及びレンタル向け需要が引き続き低迷していることから、売上高は前年度比で4.6%減少しました。 当年度末のセグメント資産は、前年度末比435,692百万円増加の4,554,339百万円となりました。 なお、建設機械・車両事業セグメントの生産規模は、前年度比3.1%増加し、約3兆8,586億円(販売価格ベース、連結ベース)でした。 <リテールファイナンス事業セグメント> リテールファイナンス事業では、債権残高の拡大に伴う金利収入の増加により、売上高は126,137百万円(前年度比2.4%増加)となりました。 当年度末のセグメント資産は、前年度末比238,280百万円増加の1,617,867百万円となりました。 <産業機械他事業セグメント> 産業機械他事業では、主に自動車産業向けの大型プレスの販売増加や半導体産業向けエキシマレーザー関連事業でのメンテナンス売上げ増加などにより、売上高は238,750百万円(前年度比6.8%増加)となりました。 当年度末のセグメント資産は、前年度末比4,307百万円減少の269,586百万円となりました。 なお、産業機械他事業セグメントの生産規模は、前年度比1.9%減少し、約2,133億円(販売価格ベース、連結ベース)でした。 ④ 目標とする経営指標の達成状況等 2028年3月期をゴールとする3カ年の中期経営計画の経営目標に対し、2025年度の実績は以下のとおりとなり ました。 項目   経営指標   経営目標   2025年度 成長性    ・売上高成長率    ・業界水準を超える成長率   +0.7% 収益性    ・営業利益率    ・業界トップレベルの利益率   13.7% ・フリー・キャッシュ・    フロー(FCF)    ・FCF 3年累計1兆円(M&A関連の支出を除く)   2,632億円 効率性    ・ROE*1    ・10%以上   11.3% リテール ファイナンス 事業    ・ROA*2    ・1.5%-2.0%   2.4% ・ネット・デット・    エクイティ・レシオ*3    ・6倍以下   4.45 株主還元    ・連結配当性向    ・連結配当性向を40%以上とする  ・財務の健全性、株主資本比率他を総合的に   勘案して自己株式の取得を適時に実施する。           45.9%(見込値) ・1,000億円の自己株式取得 社会課題解決    ・社会課題解決KPI    ・社会課題解決KPI(30項目)の達成度を   総合評価(環境負荷軽減含む)   目標に対し順調に進捗 ・環境負荷低減    ・CO2排出削減:2030年50%減(2010年比)  ・再生可能エネルギー使用率:2030年50%   ・生産によるCO2削減率         48%減(見込値) ・製品稼働時のCO2削減率         23%減(見込値) ・再生可能エネルギー使用率         36%(見込値) *1 ROE=当社株主に帰属する当期純利益/((期首株主資本+期末株主資本)/2) *2 ROA=セグメント利益/((期首総資産+期末総資産)/2) *3 ネット・デット・エクイティ・レシオ(ネット負債資本比率)=(有利子負債-現預金)/株主資本

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