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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

イオン

AEON Co.,Ltd.8267 · Prime · 小売業

日本最大級の小売グループ。GMS・スーパー・ドラッグストア等を展開し、金融・ディベロッパー・サービスも併せ持つ。

概要

イオンは、日本最大手の総合小売企業グループであり、総合スーパー「イオン」を中心に、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、ディスカウントストアなど多様な業態を全国展開する。グループ売上高は約10兆円(2026年2月期)、従業員数は約18万人。プライベートブランド「トップバリュ」、電子マネー「WAON」、金融サービスなども手掛け、小売以外に総合金融、ディベロッパー、サービス・専門店事業を擁する純粋持株会社である。

小売事業を中核とするマルチフォーマット戦略

連結子会社312社、持分法適用関連会社21社で構成されるイオンは、小売事業を中核に据える。総合スーパー(GMS)「イオン」のほか、食品スーパー「マックスバリュ」、ドラッグストア「ウエルシア」、ホームセンター「ホームワイド」など多様な業態を運営し、衣料品・食料品・住居関連品を広く扱う。2026年2月期の営業収益10兆7,153億円のうち、小売事業が大部分を占める。グループ内で不採算事業の整理や再編を進め、競争力のある事業構造への転換を図っている。

総合金融事業で顧客基盤を収益化

グループの総合金融事業は、クレジットカード「イオンカード」、電子マネー「WAON」、ポイントプログラム「WAON POINT」、イオン銀行、イオン保険サービスなどを展開する。小売事業で蓄積した約2,200万ダウンロードのアプリ「iAEON」や約90万人のネットスーパー会員など、顧客接点を活用し金融サービスを提供。2026年1月には調剤薬局大手のツルハホールディングスを連結子会社化し、ヘルス&ウエルネス分野との連携を強化している。

ディベロッパー事業で地域インフラを補完

ディベロッパー事業は、ショッピングセンター「イオンモール」の開発・運営を中心に、テナントリーシングや施設管理を行う。グループ内の小売テナントを核としつつ、地域に不足する公園や図書館などの社会インフラを補完する役割を担う。2026年2月期にはイオンモールを完全子会社化し、グループのプラットフォームとしての機能を強化。エンターテイメント領域を取り込むことで集客力向上を図っている。

海外事業を次世代成長ドライバーに位置付け

海外事業は、1985年にマレーシアに1号店を出店して以来、アジアを中心に展開。現在はベトナムでの小売・ディベロッパー事業の拡充に注力し、主要都市圏に加え地方中核都市でのドミナント形成を進める。2026年2月期において海外事業はグループ全体の収益成長を下支えしており、金融やエンターテイメントを含むマルチフォーマットでの成長を加速する方針である。

業界の中での役割は小売業(総合小売グループ)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
10.7兆円
営業利益
2,705億円
営業利益率
2.5%
純利益
727億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
その他10.2兆円94.9%2,399億円2.4%
国際5,443億円5.1%95億円1.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売事業主力

総合スーパー(GMS)、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター等、多様な業態で小売を展開。衣料品・食料品・住居関連品等を広く販売し、グループの核となる事業。

主な製品・サービス4
総合スーパー(GMS)運営
イオン等の店舗ブランドで、衣料品・食料品・住居関連品等を販売する大型店舗。
スーパーマーケット運営
マックスバリュ等のブランドで食料品中心の店舗を運営。
ドラッグストア運営
ウエルシア等のブランドで医薬品・化粧品・日用品等を販売。
ホームセンター運営
ホームワイド等のブランドでDIY用品・資材等を販売。

02総合金融事業準主力

グループ内でクレジットカード、銀行、保険等の金融サービスを提供し、小売事業と連携した顧客基盤を活用。

主な製品・サービス3
クレジットカード・ポイントサービス
イオンカード等のクレジットカード発行、WAONポイント等のポイントプログラム運営。
銀行業務
イオン銀行を通じた預金・ローン等の銀行サービス。
保険代理店業務
イオン保険サービス等による損害保険・生命保険の販売。

03ディベロッパー事業準主力

ショッピングセンターの開発・運営を行い、テナントリーシングや施設管理を手掛ける。グループ内の小売テナントも多く、相乗効果を発揮。

主な製品・サービス1
ショッピングセンター開発・運営
イオンモール等の大型商業施設の企画・開発・運営管理。

04サービス・専門店事業副次

ペット用品・ペット販売、飲食、介護サービス、通信販売等の専門店・サービス事業を展開し、小売以外の生活関連サービスを提供。

主な製品・サービス4
ペットショップ運営
ペット用品販売や生体販売等。
飲食店運営
グループ内のレストラン・フードコート運営。
介護サービス
訪問介護・デイサービス等の介護事業。
通信販売
ネットスーパー等のEC事業。

製品と技術

プライベートブランド「トップバリュ」とサプライチェーン改革

イオンの中核的な商品戦略がプライベートブランド「トップバリュ」である。価格訴求型の「トップバリュベストプライス」、付加価値型の「トップバリュ」、環境配慮型の「トップバリュ グリーンアイ」の3ブランドを軸に展開。グループの規模を活かした調達・製造・物流の一気通貫サプライチェーンを構築し、原価構造を見直すことで価格競争力と収益性の両立を図っている。

電子マネー・決済サービス「WAON」「AEON Pay」

イオンは2007年から電子マネー「WAON」を発行し、グループ内外の約415万カ所で利用可能。2024年6月には「AEON Pay」を稼働させ、WAONと統合した決済サービスを提供。アプリ「iAEON」はダウンロード数約2,200万に達し、イオンカード、WAON POINT、電子レシート、株主優待などの機能を集約。購買データを活用した1to1マーケティングへの転換を進めている。

ネット専用スーパー「Green Beans」とデジタルシフト

イオンは首都圏でネット専用スーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」を運営する。2025年11月には埼玉県内15市町にサービスエリアを拡大し、会員数は約90万人。第2号八王子CFC、第3号久喜宮代CFCの稼働を予定し、1都3県を中心に事業を拡大中。実店舗ではAIカカクやAIオーダー、商品位置検索システムを搭載した従業員用端末「オールインワンデバイス」を導入し、業務効率化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

総合スーパー・GMSで国内トップ、低収益課題

イオンは、総合スーパー(GMS)を中核に、スーパーマーケット、ドラッグストア、金融など多角展開する小売最大手の一角。売上高10.1兆円(2025年2月期)でセブン&アイに次ぐ規模だが、営業利益率2.35%と低く、収益性改善が急務。同業の光フードサービスやトライアルHDは規模が小さいが、収益モデルで差別化。イオンは独自の「イオンモール」による集客力や、PB「トップバリュ」の浸透で安定した顧客基盤を持つ。

強み

  • GMSやSCを全国に展開し、地域密着型の顧客基盤を有する。
  • トップバリュなど低価格PBが認知度高く、顧客ロイヤルティ向上。
  • 金融・サービス事業などで収益源を多様化し、小売不況下でも安定。
  • ASEAN・中国などで現地法人を通じ、成長市場での事業拡大を推進。

課題

  • 営業利益率2.5%以下で、コスト削減と高付加価値化が必要。
  • ディスカウントストアのトライアルなどに価格競争で劣る部分。
  • 人口減少で既存店売上が伸び悩み、新規出店も限界。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がイオン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19983ファーストリテイリング22.4兆円45.1倍
26752パナソニック ホールディングス10.5兆円52.9倍
33382セブン&アイ・ホールディングス5.3兆円17.2倍
49020東日本旅客鉄道4.0兆円16.2倍
59022東海旅客鉄道3.9兆円6.9倍
68267イオン3.8兆円50.7倍
74689LINEヤフー3.7兆円19.2倍
87936アシックス3.1兆円23.6倍
97550ゼンショーホールディングス2.0兆円41.6倍
108113ユニ・チャーム1.8兆円26.4倍
119843ニトリホールディングス1.7兆円19.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

1926年、岡田屋呉服店として創業

イオンの起源は1926年9月、三重県四日市市で設立された株式会社岡田屋呉服店にある。資本金250千円で衣料品販売を目的としたこの会社が、後のジャスコ、そしてイオンへとつながる起点となった。1959年11月には商号を株式会社岡田屋に変更し、百貨店法適用の営業を開始している。

1969〜1970年の合併でジャスコが誕生

1969年2月、岡田屋、フタギ、シロの3社が共同出資で仕入会社ジャスコを設立。翌1970年3月、フタギ、オカダヤチェーン、カワムラ、ジャスコの4社が合併し、資本金688,440千円で新会社が発足。同年4月に商号をジャスコ株式会社と改め、本店を大阪市に置いた。この合併により、総合スーパーとしての基盤が形成された。

1974年の株式上場と関西・東北への拡大

1974年9月、東京・大阪・名古屋の各証券取引所市場第二部に株式を上場(1976年8月に第一部指定)。1975年にはジャスコチェーン他7社を合併し、1976年8月には扇屋、東北ジャスコを合併、資本金31.5億円に拡大。1977年8月には伊勢甚百貨店など6社を合併し、資本金47.15億円となる。一連の合併で店舗網を急速に広げた。

1985年のマレーシア進出と国際化の開始

1985年6月、マレーシアに海外1号店となるジャヤ・ジャスコストアーズ(現イオンマレーシア)のダヤブミ店を開店。小売業の海外展開に乗り出した。1988年6月には米国の婦人服専門店チェーン・タルボット社を子会社を通じて買収。同年9月には子会社ウエルマート(現フジ)が店頭登録され、グループの多角化と国際化を進めた。

1989年、グループ名称をイオングループに制定

1989年9月、グループの名称を「イオングループ」と制定。これは、21世紀に向けて企業姿勢を刷新する意図があった。1990年8月には子会社コックスが店頭登録。2001年には社名をジャスコからイオンに変更し、純粋持株会社体制へ移行。以来、総合小売グループとして業容を拡大し、2026年2月期には営業収益10兆円を突破した。

年表27件を開く

1920年代

  • 1926年9月創業三重県四日市市において衣料品販売を目的とした株式会社岡田屋呉服店を資本金250千円で設立する。

1950年代

  • 1959年11月商号変更商号変更を行い株式会社岡田屋とする。同月四日市店は、百貨店法の適用による営業を開始する。

1960年代

  • 1969年2月創業当社、フタギ株式会社、株式会社シロの3社が共同出資で仕入会社の(旧)ジャスコ株式会社を設立し、本部中枢機能を集結して合理化を推進する。
  • 1969年4月創業ジャスコ厚生年金基金が設立される。

1970年代

  • 1970年3月M&Aフタギ株式会社、株式会社オカダヤチェーン、株式会社カワムラ及び(旧)ジャスコ株式会社の4社と合併し、本店を大阪市に移転する。この合併で資本金は688,440千円となる。
  • 1970年4月商号変更商号変更を行い、ジャスコ株式会社とする。
  • 1972年8月M&A京阪ジャスコ株式会社、やまてや産業株式会社及びやまてや株式会社の3社を合併し、資本金775,500千円となる。
  • 1973年2月M&A三和商事株式会社、株式会社福岡大丸、かくだい食品株式会社、かくだい商事株式会社、株式会社マルイチ及び株式会社新庄マルイチの6社を合併し、資本金1,007,600千円となる。
  • 1974年9月上場東京、大阪、名古屋、各証券取引所市場第二部に株式を上場する(1976年8月2日市場第一部に指定)。
  • 1975年2月M&A当社の100%出資会社であるジャスコチェーン株式会社他7社を合併、同じくジェーフード株式会社から米穀販売を除く営業の全部を譲受する。
  • 1975年11月上場京都、広島、福岡、新潟、各証券取引所に株式を上場する。
  • 1976年8月M&A株式会社扇屋及び東北ジャスコ株式会社の2社を合併、資本金3,150,000千円となる。
  • 1976年12月上場欧州で株式を発行(欧州預託証券―EDR―の形式による。)し、ルクセンブルク証券取引所に上場する。
  • 1977年6月上場欧州で米ドル建転換社債を発行し、ルクセンブルク証券取引所に上場する。
  • 1977年8月M&A株式会社伊勢甚百貨店、株式会社日立伊勢甚、株式会社味の街、株式会社ジンマート、株式会社いとはん及びジェーフード株式会社の6社と合併、資本金4,715,100千円となる。
  • 1978年8月ジャスコリビング株式会社の営業の全部を譲受する。
  • 1978年12月上場ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ証券取引所及びフランクフルト証券取引所に、ドイツマルク建転換社債(1978年10月18日発行)及び株式(包括証券―GBC―の形式による。)を上場する。
  • 1979年3月創業同業他社4社と共同で海外商品調達のための輸入専門会社アイク株式会社(現 イオントップバリュ株式会社)を設立する。

1980年代

  • 1983年2月ドイツマルク建新株引受権付社債を発行する。
  • 1983年6月本店を大阪市福島区から東京都千代田区に移転する。
  • 1985年6月マレーシアに海外1号店であるジャヤ・ジャスコストアーズ(現 イオンマレーシア)のダヤブミ店が開店する。
  • 1985年8月オーナーズカード(株主優待制度)を導入する。
  • 1986年10月上場子会社である信州ジャスコ株式会社が名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場する。
  • 1988年6月M&A米国の婦人服専門店チェーンのタルボット社を子会社を通じ買収する。
  • 1988年9月子会社であるウエルマート株式会社(現 株式会社フジ)が株式を店頭登録する。
  • 1989年9月グループの名称を「イオングループ」と制定する。

1990年代

  • 1990年8月子会社である株式会社コックスが株式を店頭登録する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    食品小売の収益構造改革

    プライベートブランド「トップバリュ」とナショナルブランドの調達にグループのスケールメリットを活用し、生産から販売までの一気通貫サプライチェーンを構築して原価構造を見直す。プロセスセンターや物流センターへの投資を強化し、価格と価値の両面で選ばれる商品を提供する。

  2. 02

    ヘルス&ウエルネス事業への進化

    ツルハホールディングスとウエルシアホールディングスとの統合シナジーを創出するため、共同調達やPB商品供給を進める。グループの経営資源を活用し「ドラッグ&フード業態」を構築し、オンライン・オフラインの顧客接点から健康軸の包括的なサービスへ発展させる。

  3. 03

    ディベロッパーとエンタメの融合

    ショッピングセンターを「買い物の場」から地域インフラへ進化させる。社会課題解決として公園や図書館機能を補完し、体験・エンターテイメント機能を強化。成長コンテンツとしてエンタメをモールに取り込み、集客力とアセット価値向上、新規顧客拡大を図る。

  4. 04

    海外事業の成長加速

    成長著しいベトナムを中心に小売・ディベロッパー事業の基盤を拡充。主要都市圏に加え地方中核都市でドミナント形成を進め、金融やエンタメなどマルチフォーマットでの成長を加速する。

  5. 05

    事業構造改革の断行

    収益性向上のため、イオンモール等の既存事業の再成長に向けた資本政策と並行し、グループ内の不採算企業を特定し再編・整理を進める。創出した資金を成長領域へ傾斜配分し、ポートフォリオの質を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で179,230人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は933万円で、9期前と比べて+7.9%平均年齢は49.3歳、平均勤続年数は18.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月143,374
2018年2月148,146
2019年2月156,739
2020年2月86547.718.5160,227
2021年2月83049.919.9155,578
2022年2月85649.719.8155,465
2023年2月83949.318.4160,404
2024年2月86249.318.0163,584
2025年2月94749.117.8168,001141
2026年2月93349.318.5179,230151

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社139(国内 111 / 海外 28) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
小計48,919億円
ディベロッパー17,385億円
GMS10,813億円
ディベロッパー8,516億円
SM7,157億円
GMS6,468億円
ヘルス&ウエルネス4,807億円
国際3,846億円
総合金融2,418億円
SM2,385億円
ほか84件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    イオン北海道㈱
    札幌市 白石区
    議決権1.6%
  • 国内
    イオン東北㈱
    秋田県 秋田市
    議決権100.0%
  • 国内
    イオンリテール㈱(注)16
    千葉市 美浜区
    議決権100.0%
  • 国内
    イオン九州㈱
    福岡市 東区
    議決権70.2%
  • 国内
    イオン琉球㈱
    沖縄県 島尻郡
    議決権98.4%
  • 国内
    ㈱サンデー(注)3
    青森県 八戸市
    議決権76.9%
  • 国内
    トップバリュ コレクション㈱(注)4
    千葉市 美浜区
    議決権100.0%
  • 国内
    イオンバイク㈱(注)5
    千葉市 美浜区
    議決権100.0%
  • 国内
    イオンリカー㈱
    千葉市 美浜区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱キャンドゥ
    東京都 新宿区
    議決権13.8%
  • 国内
    オリジン東秀㈱
    東京都 調布市
    議決権99.1%
  • 国内
    笠間商業開発㈱
    茨城県 笠間市
    議決権60.0%
残りのグループ会社127社を開く
  • ㈱マリンピア千葉市 美浜区60%
  • 新商業都市㈱愛知県 みよし市67%
  • 名張ショッピング センター開発㈱三重県 名張市70%
  • ㈱名張セントラル パーク三重県 名張市6%
  • やしろ商業開発㈱兵庫県 加東市74%
  • 高砂北部開発㈱兵庫県 高砂市63%
  • ユナイテッド・スーパー マーケット・ホールディングス㈱東京都 千代田区34%
  • ㈱カスミ茨城県 つくば市100%
  • マックスバリュ 関東㈱(注)13東京都 江東区100%
  • イオンマーケット インベストメント㈱千葉市 美浜区100%
  • イオンマーケット㈱(注)13東京都 杉並区100%
  • ㈱マルエツ東京都 豊島区100%
  • ㈱いなげや東京都 立川市100%
  • マックスバリュ 東海㈱浜松市 中央区65%
  • マックスバリュ 北陸㈱石川県 金沢市100%
  • ㈱光洋(注)14大阪市 北区100%
  • ㈱ダイエー神戸市 中央区100%
  • ㈱フジ愛媛県 松山市1%
  • イオンビッグ㈱名古屋市 中村区100%
  • ミニストップ㈱千葉市 美浜区5%
  • まいばすけっと㈱千葉市 美浜区2%
  • ネットワーク サービス㈱千葉市 美浜区100%
  • イオンサヴール㈱千葉市 美浜区100%
  • ビオセボン・ジャポン㈱千葉市 美浜区100%
  • VINH KHANH CONSULTANCY CORPORATIONベトナム 社会主義 共和国 ホーチミン市51%
  • MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDベトナム 社会主義 共和国 ホーチミン市100%
  • ㈱ツルハ ホールディングス札幌市 東区50%
  • ㈱丸大サクラヰ 薬局青森県 青森市100%
  • ㈱イオンボディ千葉市 美浜区100%
  • コスメーム㈱千葉市 美浜区100%
  • ウエルシア ホールディングス㈱(注)3東京都 千代田区100%
  • ウエルシア薬局㈱(注)17東京都 千代田区100%
  • ㈱ウェルパーク東京都 立川市100%
  • シミズ薬品㈱京都市 下京区100%
  • ㈱コクミン大阪市 住之江区100%
  • ㈱フレンチ大阪市 住之江区100%
  • WELCIA SINGAPORE PTE.LTD.シンガポール共和国 シンガポール100%
  • エー・シー・エス 債権管理回収㈱千葉市 美浜区100%
  • ㈱イオン銀行東京都 千代田区100%
  • イオン フィナンシャル サービス㈱東京都 千代田区2%
  • AFSコーポレーション㈱(注)15東京都 千代田区100%
  • イオン保険サービス㈱千葉市 美浜区99%
  • イオン少額短期保険㈱東京都 文京区100%
  • イオン住宅ローン サービス㈱東京都 千代田区100%
  • AEON CREDIT SERVICE (ASIA) CO.,LTD.中華人民 共和国 香港特別 行政区57%
  • AEON Financial Service (Hong Kong) Co.,Ltd.中華人民 共和国 香港特別 行政区100%
  • ACS Trading Vietnam Co.,Ltd.ベトナム 社会主義 共和国 ホーチミン市100%
  • AEON Consumer Finance Company Limitedベトナム 社会主義 共和国 ハノイ市100%
  • AEON CREDIT SERVICE(M) BERHADマレーシア クアラルン プール市63%
  • AEON BANK(M) BERHADマレーシア セランゴール市100%
  • PT.AEON CREDIT SERVICE INDONESIAインドネシア共和国 ジャカルタ 特別市85%
  • AEON CREDIT SERVICE INDIA PRIVATE LIMITEDインド 共和国 ムンバイ市100%
  • AEON THANA SINSAP (THAILAND) PCL.タイ王国 バンコク都64%
  • ACS CAPITAL CO.,LTD.タイ王国 バンコク都73%
  • ACSI (Thailand) Co.,Ltd.タイ王国 バンコク都100%
  • AEON CREDIT SERVICE SYSTEMS (PHILIPPINES) INC.フィリピン共和国 タギッグ市100%
  • 下田タウン㈱青森県 上北郡70%
  • ㈱日和田 ショッピングモール福島県 郡山市100%
  • イオンモール㈱(注)3千葉市 美浜区100%
  • イオンタウン㈱千葉市 美浜区100%
  • ㈱OPA千葉市 美浜区100%
  • イオンモール キッズドリーム(同)千葉市 美浜区100%
  • ㈱キャナルシティ・オーパ千葉市 美浜区93%
  • Life Design Fund 投資事業 有限責任組合東京都 渋谷区99%
  • AEON MALL (CHINA) CO.,LTD.中華人民 共和国 天津市100%
  • AEON MALL VIETNAM CO.,LTD.ベトナム 社会主義 共和国 ハノイ市100%
  • AEON MALL (CAMBODIA) CO.,LTD.カンボジア 王国 プノンペン 都100%
  • AEON MALL INVESTMENT (CAMBODIA) CO.,LTD.カンボジア 王国 プノンペン 都49%
  • PT.AEON MALL INDONESIAインドネシア共和国 ジャカルタ 特別市94%
  • 環境整備㈱栃木県 宇都宮市100%
  • イオンコンパス㈱千葉市 美浜区69%
  • リフォーム スタジオ㈱千葉市 美浜区5%
  • ㈱白青舎東京都 中央区100%
  • イオンディライトアカデミー㈱滋賀県 長浜市100%
  • イオンディライト㈱(注)3大阪市 中央区100%
  • イオンディライトセキュリティ㈱大阪市 中央区100%
  • 武漢小竹物業管理有限公司中華人民 共和国 湖北省100%
  • ㈱イオン ファンタジー千葉市 美浜区3%
  • 永旺幻想(中国)児童遊楽有限公司(注)7中華人民 共和国 北京市100%
  • AEON Fantasy (Thailand) Co.,Ltd.タイ王国 バンコク都100%
  • AEON Fantasy Holdings (Thailand) Co.,Ltd.タイ王国 バンコク都100%
  • AEON FANTASY (MALAYSIA) SDN.BHD.マレーシア クアラルン プール市100%
  • ㈱未来屋書店千葉市 美浜区100%
  • R.O.U㈱千葉市 美浜区30%
  • ㈱メガスポーツ(注)8千葉市 美浜区100%
  • メガペトロ㈱千葉市 美浜区70%
  • ブランシェス㈱千葉市 美浜区100%
  • ㈱イオン イーハート千葉市 美浜区100%
  • イオンペット㈱千葉県 市川市92%
  • イオンエンター テイメント㈱東京都 港区100%
  • ㈱コックス東京都 中央区4%
  • ㈱ジーフット東京都 中央区5%
  • BLUE GRASS (SHANGHAI) CO.,LTD.中華人民 共和国 上海市100%
  • AEON CO.(M) BHD.マレーシア クアラルン プール市52%
  • AEON BIG (M) SDN.BHD.マレーシア セランゴール市4%
  • AEON(Thailand) CO.,LTD.タイ王国 バンコク都51%
  • AEON (CAMBODIA) Co.,Ltd.カンボジア 王国 プノンペン 都100%
  • AEON VIETNAM CO.,LTD.ベトナム 社会主義 共和国 ホーチミン市100%
  • PT.AEON INDONESIAインドネシア共和国 ジャカルタ 特別市2%
  • AEON ORANGE COMPANY LIMITEDミャンマー 連邦共和国 ヤンゴン市63%
  • 永旺商業有限公司(注)9中華人民 共和国 天津市59%
  • 青島永旺東泰商業有限公司中華人民 共和国 山東省60%
  • AEON (HUBEI) CO.,LTD.中華人民 共和国 湖北省100%
  • AEON EAST CHINA (SUZHOU) CO.,LTD.中華人民 共和国 江蘇省100%
  • GUANGDONG AEON TEEM CO.,LTD.中華人民 共和国 広東省65%
  • AEON SOUTH CHINA CO.,LTD. (注)10中華人民 共和国 広東省100%
  • AEON STORES (HONG KONG) CO.,LTD.中華人民 共和国 香港特別 行政区1%
  • イオントップ バリュ㈱千葉市 美浜区80%
  • イオングローバルSCM㈱千葉市 美浜区100%
  • ㈱生活品質科学 研究所千葉市 美浜区100%
  • イオンアグリ創造㈱千葉市 美浜区100%
  • イオンベーカリー㈱千葉市 美浜区100%
  • イオンフード サプライ㈱千葉県 船橋市100%
  • コルドンヴェール㈱東京都 千代田区51%
  • AEON TOPVALU (SHANGHAI) COMPANY LIMITED中華人民 共和国 上海市100%
  • AEON TOPVALU (HONG KONG) CO.,LTD.中華人民 共和国 香港特別 行政区100%
  • AEON TOPVALU VIETNAM COMPANY LIMITEDベトナム 社会主義 共和国 ホーチミン市100%
  • TASMANIA FEEDLOT PTY.LTD.オースト ラリア連邦 タスマニア州100%
  • アビリティーズ ジャスコ㈱仙台市 青葉区66%
  • イオンアイビス㈱千葉市 美浜区100%
  • イオン マーケティング㈱千葉市 美浜区15%
  • イオン・リート マネジメント㈱東京都 千代田区100%
  • ジャスコ㈱東京都 千代田区100%
  • ㈱ベルク埼玉県 鶴ヶ島市15%
  • イオンリート投資 法人東京都 千代田区18%
  • ㈱やまや仙台市 宮城野区19%
  • ㈱メディカル一光 グループ三重県 津市27%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は10.7兆円営業利益2,705億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.7%、利益が+13.8%。

売上高
+5.7%
10.7兆円
営業利益
+13.8%
2,705億円
純利益
+167.3%
727億円
営業利益率
2.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高12.0兆円10.7兆円
営業利益3,400億円2,705億円
純利益730億円727億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2.9兆円、営業利益は752億円。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q8.39289
2019年4Q8.52230
2020年4Q8.60331
2021年4Q8.60−84
2022年4Q8.72155
2023年4Q9.12251
2024年4Q9.55263
2025年4Q10.131,3911.4217
2026年4Q10.721,5241.4687
2027年1Q2.947522.6138

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は5.7兆円から10.7兆円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は2.5%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月5.692,125745
2014年2月6.401,769456
2015年2月7.081,525421
2016年2月8.181,79760
2017年2月8.211,874113
2018年2月8.392,138245
2019年2月8.522,151236
2020年2月8.602,058268
2021年2月8.601,388−710
2022年2月8.721,67165
2023年2月9.122,037214
2024年2月9.552,375447
2025年2月10.132,3772,2422.3272
2026年2月10.722,7052,4302.5727

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高10.7兆円のうち、営業利益として残るのは2,705億円2.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は727億円、売上の0.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.3%8.1兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.0%3.6兆円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.5%2,705億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
2.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
0.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
6.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが1.1兆円、投資CFが−1.1兆円で、差し引きのフリーCFは379億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1.3兆円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF兆円投資CF兆円財務CF億円フリーCF億円現金残高兆円
2013年2月0.14−0.322,232−1,8260.42
2014年2月0.48−0.22−6782,6120.63
2015年2月0.40−0.369553670.78
2016年2月0.04−0.453,133−4,0340.70
2017年2月0.29−0.278152720.80
2018年2月0.46−0.432863600.87
2019年2月0.47−0.661,438−1,9250.81
2020年2月0.62−0.345122,8321.14
2021年2月0.40−0.342435471.22
2022年2月0.20−0.34−22−1,3941.09
2023年2月0.43−0.34199861.21
2024年2月0.37−0.51−159−1,4041.06
2025年2月0.57−0.4898741.17
2026年2月1.13−1.094013791.26

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は15.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2.2兆円で、自己資本比率は7.9%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年2月5.721.454.2818.0
2014年2月6.821.685.1316.4
2015年2月7.861.836.0315.3
2016年2月8.231.826.4113.9
2017年2月8.751.866.8912.9
2018年2月9.451.927.5412.2
2019年2月10.051.888.1710.9
2020年2月11.061.859.219.6
2021年2月11.481.769.738.5
2022年2月11.631.819.828.2
2023年2月12.341.9710.378.0
2024年2月12.942.0910.858.1
2025年2月13.832.1411.707.7
2026年2月15.372.2013.177.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
1.4兆円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4,740億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8,295億円
在庫として抱えている分
負債合計
13.2兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率5 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中141位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中312位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
7.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.7%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,358.5で、1年前と比べて-22.7%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥1,358.5-0.1%1ヶ月+2.4%1年-22.7%時価総額3.8兆円
過去52週の値幅
安値¥1,274高値¥2,920

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)50.7倍
PER (会社予想)51.5倍
PBR3.11倍
配当利回り1.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に1439.5円まで上昇した後、8月に入って下落し、8月5日に1325円まで下落したが、その後は持ち直して8月21日には1385.5円で引けた。この間、52週高値の2920円に対しては約52.6%下落し、52週安値の1274円に対しては約8.8%高い水準にある。25日移動平均線は1373.98円で、株価はこれを約0.8%上回っており、短期的な下げ止まりを示す。75日線は1393.59円とおよそ同水準で、200日線は1898.31円と大きな上値抵抗となっている。RSIは55.5と中立圏で、方向感は乏しい。出来高は7月29日に1930万株と増加したが、その後は概ね落ち着いており、売買が交錯している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERが51.68倍と業界平均40.19倍を約28%上回り、予想PERも52.5倍と割高感が際立つ。PBR3.17倍は平均3.06倍とほぼ同水準だが、ROE6.4%に対してPBRが高い。配当利回り1.08%は平均12.61%と大幅に低く、配当性向148.5%は高水準で増配余地が限定的。業績は増収増益だが株価に織り込み済みとみられる。

指標この会社業種平均
PER (実績)50.7倍39.6倍
PER (予想)51.5倍
PBR3.11倍2.44倍
ROE6.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

低収益体質からの改革が焦点。強気派は、PB商品やスマートフォンアプリなどで販管費率が改善し、食品スーパーとのシナジーで収益が改善すると見る。2026年2月期の営業利益率2.52%と小幅改善予想だが、低い水準からの上昇余地がある。一方弱気派は、既存店売上高の低迷、競争激化、デフレ環境での価格競争が利益を圧迫すると主張。また、大型投資による負債増加や、ネット通販の台頭も懸念材料。

プラスに働く材料7
  • PB戦略の拡大

    トップバリュの販売比率上昇で利益率が改善

  • デジタル化の推進

    アプリ会員の拡大で販管費効率が向上

  • 食品スーパーの強化

    買収や出店で食品部門のシェアが拡大

  • 営業利益2705億円・前期比13.8%増通年影響

    営業利益は2377→2705億円へ+328億円。利益率2.52%に改善

  • 純利益727億円・前期比167%急増決算発表後影響

    純利益は272→727億円と455億円増加。大幅な増益で収益基盤強化

  • 売上高10.7兆円超の国内最大級通年影響

    売上高107153億円は日本小売業で最大級。規模の利益が生かされる

  • 営業利益率2.52%は更なる改善余地継続影響

    前期2.35%から0.17pt改善。コスト削減が進めば更なる増益

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    ディスカウント店やネット通販との価格競争が激しい

  • 既存店の伸び悩み

    既存店売上高の低迷が続く

  • 負債の増加

    出店や買収で有利子負債が膨らむリスク

  • 純利益は増えるがPER52倍の高評価継続影響

    現在PER51.8倍、予想52.7倍。業績が計画未達なら急落する

  • ROE6.4%と低い資本効率継続影響

    PBR3.18倍に対してROE6.4%。資本コストを下回り株価の重し

  • 営業利益率2.52%は小売業でも低水準継続影響

    売上高10.7兆円に対して営業利益2705億円。競争激化で更なる低下リスク

  • 配当利回り1.08%と株主還元の低さ継続影響

    配当利回り1.08%では投資家の支持を得にくく、売りにつながる

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
小売業の需要動向を測る基本的指標
PB商品の売上比率
利益率改善の進捗を示す
営業利益率
改革の効果が表れるか確認する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+2.6%いまの株価に対する利回りは1.10%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
1.10%
いまの株価に対して
配当性向
148.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月10209.1
2018年2月100.0148.6
2019年2月1113.3161.8
2020年2月125.9108.6
2021年2月120.0428.4
2022年2月120.0130.3
2023年2月120.0172.8
2024年2月120.0139.3
2025年2月1311.185.2
2026年2月142.6148.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ1,085,170人。区分でいちばん多いのは金融機関34.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.3%を占め、残る50.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
金融機関39.338.137.236.736.734.5
個人・その他31.134.034.232.532.330.0
外国法人13.612.012.713.914.219.3
事業法人14.014.014.114.414.814.8
証券会社2.01.91.72.51.91.5
自己株式2.52.51.71.71.20.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.69
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.89
03株式会社みずほ銀行3.67
04公益財団法人岡田文化財団2.38
05公益財団法人イオン環境財団2.35
06農林中央金庫2.03
07JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.31
08公益財団法人イオンワンパーセントクラブ1.25
09STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.20
10イオン共済会(野村証券口)1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−72%、1株純資産は14期で−66%。直近期のROEは6.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月951,3057.610.964.8
2014年2月561,3374.222.382.2
2015年2月501,4443.625.588.6
2016年2月71,3650.5205.942.9
2017年2月131,3501.0124.6209.1
2018年2月291,3722.161.8148.6
2019年2月281,2992.183.5161.8
2020年2月321,2652.563.2108.6
2021年2月−841,148−7.0428.4
2022年2月33770.7337.8130.3
2023年2月83872.2101.2172.8
2024年2月174114.468.4139.3
2025年2月114122.6109.785.2
2026年2月274406.482.9148.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/2期の役員報酬は総額1,286百万円。

氏名役職年齢
岡田元也取締役会議長 指名委員 報酬委員 代表執行役 会長75
吉田昭夫取締役 代表執行役 社長66
羽生有希取締役 執行役副社長 中国事業担当58
土谷美津子取締役 執行役副社長 商品・物流担当62
塚本隆史取締役 指名委員会議長 報酬委員会議長 監査委員76
ピーター・チャイルド取締役 指名委員 報酬委員68
キャリー・ユー取締役 監査委員67
林眞琴取締役 監査委員会議長69
リシャール・コラス取締役 監査委員73
四方基之執行役副社長 事業・財務戦略担当52
井出武美執行役 スーパーマーケット 事業兼首都圏担当64
大野惠司執行役 ディベロッパー 事業担当53
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢
古澤康之執行役 GMS事業担当53
岡田尚也執行役 人事・サステナ ビリティ担当43
江川敬明執行役 財経担当60
手塚大輔執行役 ベトナム事業担当50
太田卓也執行役 デジタル担当51
濵田和成執行役 サービス・専門店 事業担当61
世古継敏執行役 マレーシア事業担当57

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円ストックオプション百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役175343632851,18470
社外取締役510210220

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容348字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(イオン)は、当社(純粋持株会社)及び312社の連結子会社、21社の持分法適用関連会社により構成され、小売事業を中心として、総合金融、ディベロッパー、サービス・専門店等の各事業を複合的に展開しています。 当社グループ事業にかかる位置づけ並びに報告セグメント及びその他事業セグメント等との関連は以下のとおりです。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題3,290字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する。」という基本理念を2006年より定款に定めています。グループとしての姿勢を国内外約67万5千人に上るすべての従業員が正しく理解して将来に伝承していくために、またステークホルダーの皆さまにも積極的に発信し、ご理解いただきたいという想いから、基本理念の背景や意義を綴った内容に改め、2023年5月の株主総会を経て定款に記し直しました。「すべてはお客さまのために」という視点から、市場やお客さまの変化を見据え、長期的な視点で持続可能な成長と地域社会に貢献するグループを目指し、企業価値向上に取り組んでいます。 また、「21世紀の企業に生まれ、変わる」ことを宣言して社名を“イオン”とした2001年当時にビジョンとして掲げた「夢のある未来」の意味を改めて問い直し、2023年4月、“一人ひとりの笑顔が咲く未来のくらしを創造する”というステートメントとともに「イオングループ未来ビジョン」を策定しました。ビジョンステートメント「一人ひとりの笑顔が咲く未来のくらしを創造する」を掲げた未来ビジョンの内容の詳細につきましては当社ウェブサイトをご参照願います。 この「イオングループ未来ビジョン」に則り、お客さまをはじめ、株主や取引先の皆さま、地域社会、従業員と良好な関係を築き、お客さまにご満足いただける商品やサービスを提供し続けることで、長期的な繁栄と成長を遂げてまいります。 (2) 経営環境及び対処すべき課題等 当社グループを取り巻く事業環境は、賃金上昇を上回る物価上昇の常態化やあらゆるコストの上昇圧力、人手不足の深刻化、さらには気候変動や地政学的要因に伴う原材料・エネルギー調達環境の不安定化等、大きな変化の局面にあります。 このように変化が激しい環境下においては、イオンのマルチフォーマットの事業展開による「適応力」とグループ間の投資配分による「メリハリをつけた事業ポートフォリオ戦略」は大きな強みと言えます。 今後の事業環境の変化と、それに伴う消費者ニーズの変化を見据え、以下に示す5つの重点施策によってポートフォリオの質を高め、持続的成長を実現するための事業基盤の確立に取り組んでまいります。 ①  食品小売事業の収益構造改革 商品:昨今のお客さまの多様化するニーズに対応するため、プライベートブランド「トップバリュ」とナショナルブランド商品の供給はイオングループのスケールメリットを活用してまいります。生産から販売までの一気通貫の効率的な全体サプライチェーンの構築により、原価構造を見直し、価格と価値の両面でお客さまに選ばれる商品を提供してまいります。 店舗フォーマット・インフラ:良質な惣菜をお値ごろな価格で提供することを可能とするプロセスセンターや物流センターへの投資を強化し、構造的な競争優位性を備えた事業モデルへの転換を進めてまいります。 ②  新たなヘルス&ウエルネス事業への進化 ㈱ツルハホールディングスとウエルシアホールディングス㈱との統合シナジーの創出に向けて、共同調達、プライベートブランド商品供給等の取り組みを着実に進めてまいります。 また、当社グループのもつ商品調達網・リテールテック等の経営資源を活用し、食品を強化した「ドラッグ&フード業態」の構築に着手しています。今後はオンライン・オフライン両方の顧客接点を起点に、健康軸での多様なサービス領域を含む包括的なヘルス&ウエルネス事業へと発展させてまいります。 ③  ディベロッパーとエンターテイメントの融合 ディベロッパー事業は、地域に不足している公園や図書館等の社会インフラの補完、気候変動により失われつつある遊ぶ場や機会の提供等、こうした社会課題に解決策を提供できる事業と位置付けています。「買い物の場」にとどまらず、「地域インフラとしての機能強化」と「体験・エンタメ機能の強化」の2軸でリモデルしていきます。 特に、エンターテイメント領域を成長コンテンツとして国内最大規模のモール・ショッピングセンターに取り込むことで、来店動機の多様化をはかり集客力・アセット価値の向上をはかるとともに、グループ全体のブランドイメージの進化と新たな顧客層拡大につなげてまいります。 ④  海外事業の成長加速 将来の国内市場環境を見据え、海外事業を次世代の成長ドライバーと位置づけ、特に成長著しいベトナムにおいて小売及びディベロッパー事業を中心とした事業基盤の拡充を進めています。 今後は、主要都市圏に加え地方中核都市でのドミナント形成を通じ、グループの顧客基盤を活用した金融、エンターテイメント等のサービス事業を含むマルチフォーマットでの成長を加速してまいります。 ⑤  事業構造改革の断行 「収益性の向上」に向けて、これまで以上に踏み込んだ事業構造改革を進め、「競争力ある事業構造への転換」に取り組んでいます。 イオンモール㈱、イオンディライト㈱、㈱サンデー、㈱ジーフット等、既存事業の再成長に向けた資本政策と並行し、グループ企業の中の不採算企業を特定した上で、グループ内再編や事業整理に着手しています。今後、これらの取り組みによって経営効率を向上させ、創出した資金を成長領域へ傾斜配分することにより、ポートフォリオの質を高めてまいります。 (3) 人材の活躍・ダイバーシティの推進 ①  「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン推進」グループの更なる成長と拡大を目指して 当社は、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(以下、DE&I)の推進を社会的課題への対応ではなく、グループの持続的成長と企業価値向上につながる重要な経営戦略のひとつとして位置付けています。2024年3月には、より個に寄り添い、多様な人材・価値観を活かす組織、挑戦できる風土の実現を目指し、「DE&I推進室」へと組織名称を変更しました。従業員とその家族、お客さま、会社の3者の満足の実現を目指す活動を“ダイ満足”と名づけ、一連の取り組み活動をグループ全体で推進しています。経営層及び管理職層に対する理解促進を通じて、DE&Iを踏まえた意思決定や組織運営の浸透をはかるとともに、女性の活躍推進、多様な働き方の実現、障がいのある従業員の雇用及び職場定着支援等、多様な人材が能力を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。 また、LGBTQ+に関する理解促進や、誰もが安心して利用できるインクルーシブな施設・サービスの実現に向けた取り組みを進めています。グループ各社における多様な取り組みを共有・発信する仕組みを通じて、各社の特性に応じた施策の展開を後押しし、多様性を競争力へとつなげる取り組みを進めています。 このように多様な視点を経営や事業に取り込むことで、多様性が生み出す価値創造の実現に貢献してまいります。 ②  人的資本への投資 当社は、従業員一人ひとりの可能性を信じ、各自が能力を最大限に発揮できる職場環境づくりを進めています。持続的成長を支える経営人材・専門人材・グローバル人材の育成と採用を強化するとともに、教育投資の拡充、キャリア支援の強化、採用戦略の高度化を推進しています。また、お客さまに対する価値創造を担う従業員こそが最大の経営資本であるという考えのもと、従業員の働きがい(エンゲージメント)向上を重要指標に設定し、国内外60万人規模でのサーベイ実施と改善に取り組んでいます。また、多様な人材が柔軟に働くための環境整備にも力を注いでおり、国内従業員の8割を占める約49万人のパートタイマーの賃金においては4年連続で7%以上引き上げました。革新しつづける企業集団として、生産性向上と人的資本投資の好循環を生み出すことで持続可能な成長を目指してまいります。
事業等のリスク6,560字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは、リスクマネジメントを、グループ各社・各部署において責任を持って取り組むべき重要な経営課題として位置付けています。一方、個社で対応できないリスクについては、「イオン・マネジメントコミッティ」のもとに「リスクマネジメント委員会」において、審議・意思決定を行っています。 当社グループの事業に関してリスク要因となると考えられる事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在における当社による判断、目標、一定の前提又は仮定に基づく予測等であり、実際の結果と異なる可能性があります。また、以下に記載する事項は、当社グループの事業に関する全てのリスクを網羅的に記述するものではありませんのでご留意ください。 ①  地震や台風等の災害、新型感染症、テロ活動等に関するリスク 当社グループの店舗・施設の周辺地域においては、大地震や台風、津波等の自然災害、火災あるいは予期せぬ事故等による店舗・施設への物理的な損害のほか、社会的影響力が大きい新型感染症等の流行、戦争、暴動、テロ活動、コンピュータウイルス等によるシステム障害の発生、その他当社グループの供給業者もしくは仕入・流通ネットワークに影響する事象が発生する可能性があります。当該事象に備え、当社グループにおいては、事業継続計画に基づき情報インフラの整備、防疫対策基準の策定、防災拠点の設置や店舗の耐震強化、地方自治体との防災協力協定の締結、不測の事態が生じた際の資金調達手段の確保等の対策を講じておりますが、想定を上回る事象の発生により当社グループの販売活動や流通・仕入活動が阻害された場合、さらに人的被害や物理的被害があった場合、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 ② 環境課題に関するリスク 当社グループは、「イオン サステナビリティ基本方針」のもと、店舗や商品開発をはじめ、物流や取引先も含めたサプライチェーン全体で、脱炭素・気候変動、生物多様性の保全、資源循環の促進といった様々な環境課題の解決に取り組んでいます。 しかしながら、環境に関する法的規制の強化や社会的要請の高まりにより想定以上のエネルギー費用や対策コストが発生した場合、また、気候変動や生態系の変化・破壊に伴い農・水産物の品質・収量に著しい変化が生じた場合、その他当社グループの取り組みや開示内容が不十分とみなされ、当社グループの社会的信用が低下した場合、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 なお、環境課題に関する戦略、ガバナンス、リスク管理並びに指標と目標については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)気候変動」に記載のとおりであります。 ③ 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、総合金融事業の顧客のほか、当社グループが営むその他の事業の顧客から得た個人情報、取引先の情報、従業員の個人情報、経営に関する機密情報等を保管・管理しております。IT・ICTの普及やテレワークの拡大により情報セキュリティの重要性が高まる中、当社グループでは、取り扱う情報を事業活動の展開並びに付加価値を創出するための重要な資産と位置づけ、かかる情報の漏洩が生じないよう、情報セキュリティに関する体制や規程を整備し、情報の取り扱いや情報システムの運用に具体的な基準を設け、定期的なチェックを行う等、最大限の対策を講じております。また、近年急増するサイバー攻撃にも対応するため、情報セキュリティを専門に扱うグループ情報セキュリティ事務局を設置し、サイバー攻撃によるシステム停止等の事業継続リスクに対応しております。 しかしながら、機密情報が何らかの事情により漏洩、改ざん、不正使用等された場合、また、サイバー攻撃によるインシデントが発生した場合、被害者に対する損害賠償義務やサービスの大規模な停止による損害及び対応費用の発生のほか、当社グループの社会的信用の低下により、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 ④ 他企業の買収(M&A)等に関するリスク 当社グループは、グループ各社がそれぞれの分野・地域でナンバーワンへと成長するため、既存の事業モデルの革新をはかるとともに、新しい成長モデルを確立してまいります。当社グループは成長戦略の一環として他企業の買収または他企業への投資を行うことがあります。買収を行う際には、対象企業の財務内容や契約関係等について詳細な事前調査を行い、極力リスクを回避するように努めておりますが、買収を実施した後において、偶発債務や未認識債務の発生、被買収企業に対し当社グループの内部統制を適切かつ有効に適用できないことにより、不正行為やコンプライアンス上の問題等が発生する可能性も考えられます。また、買収によって新たにのれんが発生し、その償却費用が増加する可能性があります。これらの要因により、期待する成果を達成できない場合、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑤ 商品の開発及び調達に関するリスク 当社グループは、商品の品質や安全性に加え、お客さまが必要とされる商品やサービスをお値打ち価格で提供することが小売業の使命であり、経営の重要課題であると考えております。この考えのもと、多様化するお客さまの声に応えるため、グループ共通プライベートブランド(PB)商品であるトップバリュをはじめ、グループの専門業態が開発を担う専門性の高いPB商品、地域事業会社による生鮮・デリカを中心としたローカルPB商品のほか、国内外の様々なナショナルブランド商品を取り扱っております。商品開発にあたっては、厳しい基準を設けて入念な品質検査を実施する等「安全」と「安心」を守るための様々な取り組みを進め、原材料や商品の調達にあたっては、経済環境や地政学的状況を慎重に見極めながら国内外のベストソースからの調達、スケールメリットを活用した需要集約、物流の効率化等の様々な施策を通じてコストの削減と安定供給を実現しています。また、資源循環型社会の実現に向けた、環境配慮型商品の開発や、商品のライフサイクル全体での持続可能性の高い活動の推進に加え、人権尊重への取り組みとして、取引先と協力して、各国の生産・製造拠点に対し、働く人々の雇用が適切であるか、安全に働ける環境であるか、法令を遵守しているかを確認する等、サプライチェーン全体に責任を持つというポリシーのもと、様々な社会的課題を改善につなげる取り組みを進めております。 しかしながら、当社グループのPB商品に起因する事故等が発生した場合や異物混入等が発生し商品の販売自粛の措置をとる場合、想定を上回る原材料価格や物流コストの上昇、急激な為替の変動、天候不順等の影響により、メーカー各社の価格引き上げの発生や商品調達に支障が生じた場合、低環境負荷や人権配慮等への取り組みが不十分と見なされた場合、売上の低下や売上原価の上昇に加え、お客さまからの信頼の失墜を招いたことによるブランドの毀損により、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑥ 商業施設の開発及びデジタル・物流関連投資に関するリスク 当社グループは、地域行政と連携し、地域に根ざした商業施設の開発を進めるとともに、デジタル・物流関連投資を加速し、成長領域における事業基盤の強化に取り組んでいます。 商業施設の開発においては、日本国内における都市計画法、建築基準法及び大規模小売店舗立地法や、海外におけるそれぞれの国や地域の法令諸規制の適用により、都市計画の内容等によって郊外地域における店舗開設に制限が課されたり、不動産価格の上昇、大規模災害の復旧需要等による建設業界の慢性的な人材不足や建築資材価格の上昇により、不動産取得コストや建築コストの上昇、工期の長期化が発生したりする場合があります。また、デジタル・物流関連投資では、特にIT分野は技術革新のスピードが速く、事業環境の変化により、新たな技術をサービスに採用するための人材の不足や想定を上回る速度での投資案件の陳腐化や競合他社比での劣後等が発生する場合があります。 これらの要因により、当初の計画通りに店舗やサービスの新規開発等ができなくなり、新店舗の開設や新サービスの提供の遅れ、これに起因する競争力の低下、想定を上回るコストの発生、投資回収までの期間の長期化等、期待する成果の達成や維持ができないことにより、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑦ 競合激化及び消費動向等の影響に関するリスク 当社グループは、売上高ベースの国内シェアが高く、その収益は日本の小売市場に大きく依存しております。そのため、今後の日本経済の悪化及び個人消費の落ち込み、人口減少による市場の縮小、業種・業態を超えた競争の激化等の影響により、当社グループの売上が低迷する場合があります。加えて、為替変動やインフレ等の急激な経済環境の悪化や異常気象による天候不順等により、商品の調達コストを始め、光熱費や設備維持のための費用、人件費、販促費等の店舗運営に関する様々なコストが上昇する一方で、厳しい市場環境により当該コスト相当額を販売価格に反映することが困難となる場合があります。これらの要因により、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 海外においては、中国、アセアンを中心に事業を展開しており、また国内で販売する商品の一定程度を海外から輸入しております。海外において、経済成長の鈍化、不安定な政治・経済情勢、法律や政策の変更、戦争等により、当社グループの海外における販売活動や流通・仕入活動、課税等に問題が発生した場合、またこれらに起因して為替・金利が異常な変動をした場合、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑧ 人的資本に関するリスク 当社グループの事業活動は人材に大きく依存しており、店舗運営をはじめとした各分野において優秀な人材を確保・育成することに加え、急速な社会の変化に対応するために、多様な価値観を持つ多様な人材の能力を活かすことが成長には不可欠です。そのため、当社グループでは国内外で将来を担う人材を積極的に採用・育成するとともに、人権尊重とダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの観点から、人種や年齢、国籍、性別に捉われずに多様な人材が互いに認め合い、いきいきと平等に活躍できる環境の整備や組織風土づくりを推進しております。また、健康経営として、従業員の生産性や創造性の向上、離職率の低減、従業員の働きがい(エンゲージメント)の向上を目指して、受動喫煙対策・卒煙支援、従業員の健康意識を高める活動等をグループ一体の取り組みとして行っております。 しかしながら、少子高齢化の進行による人口構成の変化等により、その計画が予定通りに進まない場合や、労働需給の逼迫や急激な賃金の引き上げ等により従業員にかかる費用が増加する場合、また、人的資本に関する当社グループの取り組みや情報開示が不十分とみなされる場合、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 なお、人的資本に関する戦略、指標と目標については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本」に記載のとおりであります。 ⑨ 資産の保有に関するリスク 当社グループは、店舗に係る棚卸資産や営業債権、有形固定資産及びグループの拡大に伴って発生したのれん並びにデジタル関連投資に伴うソフトウエア等多額の固定資産のほか、金融サービスに係る金融資産、その他金融市場で取引される様々な資産等、事業ポートフォリオに基づく多種多様な資産を保有しています。これらの資産への投資については、高い収益力と財務の健全性の確保のため、事業セグメントごとにフロー・ストックの両面で現状分析したうえで、資源の最適配分の考えのもと、成長分野への重点投資とキャッシュ・フローの創出を重視して行っております。しかしながら、店舗の収益性の低下により各店舗の簿価が回収できない場合、市場の混乱等により保有資産の価値が下落した場合、顧客の契約不履行等により想定以上に貸倒懸念債権等が増加した場合等、当該有形固定資産、のれん及びその他の資産について減損または評価損処理を行ったり、追加的な貸倒引当金を計上したりすることがあり、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 また、当社グループは、店舗に係る土地や建物等の一部を賃借しており、契約内容等により一定程度をオペレーティング・リースとして連結財務諸表上オフバランス処理しておりますが、今後改正予定のリースに関する会計基準等の適用後は、原則として借手のすべてのリース取引について使用権資産及びリース負債として連結貸借対照表に計上することとなります。これにより、当該会計基準等の適用時における有利子負債の増加及び自己資本比率の低下等による経営指標への影響に加え、将来において店舗業績の悪化が見込まれる場合、計上された使用権資産について減損損失等が発生する可能性があります。 なお、固定資産の減損損失の計上にあたっての重要な会計上の見積りの前提条件については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り) 1 固定資産の減損」に記載のとおりであります。また、当社グループが保有する金融商品の内容及びリスクについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (金融商品関係)」に、貸倒引当金の計上にあたっての重要な会計上の見積りの前提条件については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り) 3 貸倒引当金」に記載のとおりであります。また、リースに関する会計基準等の概要、適用予定日、影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (未適用の会計基準等)」に記載のとおりであります。 ⑩ 資金調達及び金利変動に関するリスク 当社グループは、当連結会計年度末時点において4兆4,654億円(総資産の29.1%)の社債及び借入金等の有利子負債があります。当社グループは常に多様な資金調達手段を検討しており、金融環境の変化に迅速に対応できる体制を整えておりますが、景気の後退、金融収縮等の全般的な市況の悪化や、信用格付けの格下げ等による信用力の低下、事業見通しの悪化等の要因により、当社グループが望む条件で適時に資金調達できない可能性があります。 また、今後、長期金利や短期金利が上昇した場合、借入コストの増加により当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑪ 総合金融事業における法的規制に関するリスク 当社グループにおいて総合金融事業を営む連結子会社が提供するサービスには、法令に基づく許認可によるものが多くあります。これら法令及び規制の変更や新設に適切な対応ができず、あるいは違反による行政処分等を受けた場合、事業活動への制限を受ける等当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 総合金融事業を営む連結子会社は、その展開する国や地域における関係法令及び諸規制の改正動向をモニタリングし、事業活動や業績等への影響を評価・分析し、コンプライアンスリスクの把握を行っています。また、法令等に基づく各種報告や届出事項に遺漏がないよう、厳格な期日管理を実施しています。さらに、役職員に対して定期的に研修を実施し、法令遵守に努めています。 これらの法令諸規則等は将来において新設・変更・廃止される可能性があり、その内容によっては、商品・サービスの提供が制限される等、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)20,434字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社は、当連結会計年度の期首より、「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。)等の適用を行っており、遡及処理の内容を反映させた数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年3月1日~2026年2月28日)の連結業績は、営業収益が10兆7,153億42百万円(対前期比105.7%)、営業利益は2,704億59百万円(前期より327億12百万円の増益)、経常利益は2,430億31百万円(前期より188億7百万円の増益)となり、営業収益と営業利益、経常利益が過去最高を更新しました。親会社株主に帰属する当期純利益が726億77百万円(前期より455億9百万円の増益)となりました。 当連結会計年度における世界経済は、中東情勢やウクライナ情勢の長期化による資源価格の変動リスクに加え、中国経済の回復の遅れ、米国における政策金利の高止まり及び通商政策を巡る不透明感等を背景に、不確実性の高い状況が続きました。国内経済においては、物価上昇が継続する中、2025年の実質賃金は前年比マイナス圏で推移する月度が多く、年間を通じた回復は限定的となりました。総務省「家計調査」によると、実質消費支出も弱含みで推移する等、家計の実質購買力は引き続き圧迫されました。このため、消費者の節約志向は根強く、生活必需品を中心に購入単価の抑制やプライベートブランド(以下、PB)志向の高まりが見られました。一方で、外食や旅行等のサービス分野は回復基調を維持し、インバウンド需要の拡大も相まって、個人消費の二極化傾向は当連結会計年度を通じて継続しました。 このような経営環境のもと、当社は、地域のお客さまの暮らしを支える生活インフラとしての役割を最優先に、商品・サービスにおける価値訴求力の強化と、事業構造の高度化を両立させる取り組みを推進してまいりました。小売事業を取り巻く競争環境が一段と厳しさを増す中においても、ヘルス&ウエルネス事業では、食品分野の強化や調剤併設の推進を背景に、物販・調剤ともに堅調な推移となりました。また、既存アセットの価値最大化に注力したディベロッパー事業や、映画関連収入を中心に安定した収益基盤を確立したサービス・専門店事業が、グループ全体の収益成長を下支えしました。加えて、グループ横断でのコストコントロールの徹底に加え、DXを活用した業務プロセス改革や生産性向上の取り組みが着実に進展したこと、並びに構造的な収益力強化の効果により、当連結会計年度の営業利益及び経常利益は、いずれも過去最高を更新しました。さらに、グループ全体での資本効率性向上を目的として、事業構造改革を加速してまいりました。その過程でさまざまなコストが発生しましたが、2026年1月に実施した㈱ツルハホールディングス(以下、ツルハ)の連結子会社化により生じた段階取得に係る差益によってこれらのコストを吸収し、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比167.5%増と大幅な増益となりました。 (グループ共通戦略) 当社はイオングループ中期経営計画(2021~2025年度)で掲げた5つの変革「デジタルシフトの加速と進化」「サプライチェーン発想での独自価値の創造」「新たな時代に対応したヘルス&ウエルネスの進化」「イオン生活圏の創造」「アジアシフトの更なる加速」を着実に推進するとともに、「環境・グリーン」を成長戦略の重要な軸と位置づけ、持続的成長基盤の構築に取り組んできました。これらの変革を実行段階で確実に具現化するため、事業ポートフォリオ及び経営基盤の変革を進め、その一環として、プラットフォームとしての役割を担うイオンモール㈱(以下、イオンモール)及び、インフラを担うイオンディライト㈱(以下、イオンディライト)を完全子会社化しました。また、リージョナルシフトを一段と推進するため、2026年3月1日付で首都圏及び近畿圏のSM事業再編を実行しました。これにより、購買、物流、IT、人材等の経営基盤の共通化を通じて、地域単位での収益力強化と競争優位性の確立に向けた体制を構築しました。 ・  デジタルシフトの加速と進化: GMS事業のイオンリテール㈱(以下、イオンリテール)では、食品売場へのセルフレジの導入を進めるとともに、それに伴う人時の適正化に取り組んできました。実店舗においては、「AIカカク」「AIオーダー」「商品位置検索システム」等を内包した従業員用新端末「オールインワンデバイス」を活用することで、業務遂行における経験や知識の差を縮小するとともに、売価変更、賞味期限や在庫の管理・発注、商品補充作業の効率化を進めました。オンラインチャネルでは、首都圏においてイオンのネット専用スーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」の事業基盤強化を進めました。11月には、さいたま市、川口市をはじめとする埼玉県内計15市町を新たにサービスエリアに加え、当連結会計年度末時点の会員数は約90万人となりました。建設中の第2号八王子CFC及び第3号久喜宮代CFCが稼働を予定しており、1都3県を中心にサービスを進めていきます。また、「決済」「ポイント」「クーポン」「電子レシート」「株主優待」等の機能を集約したアプリ「iAEON」のダウンロード数は約2,200万となりました。6月に「電子マネーWAON」と統合して稼働した「AEON Pay」は、ウエルシアホールディングス㈱(以下、ウエルシア)グループに加え、9月からはユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス㈱(以下、U.S.M.H)の傘下店舗でも導入され、当社グループ外を含め約415万カ所で利用可能となりました。イオンカード、iAEON、「WAON POINT」、AEON Pay等を通じて蓄積された購買データを一元的に活用し、従来のマスマーケティングから顧客体験価値の最大化をはかる1to1マーケティングへの転換を進めてきました。 ・  サプライチェーン発想での独自価値の創造: 当社のPBであるトップバリュでは、グループの規模と機能を最大限に活かし、商品戦略・計画から調達、製造、物流、店舗オペレーションまでを包括するサプライチェーンを構築し、継続的に高度化してきました。これにより、安定した品質と価格競争力を両立した商品提供を実現するとともに、荒利益率の改善に取り組んできました。トップバリュは、「トップバリュベストプライス(価格訴求型)」「トップバリュ(付加価値型)」「トップバリュ グリーンアイ(環境配慮型)」の3ブランドを軸に展開するとともに、地域生産者と連携したローカルPBや専門性の高い分野におけるPBの拡充を進めています。物価高の影響を受けるお客さまの暮らしを支えるため、当連結会計年度においてはPB及びナショナルブランド(以下、NB)の双方で計画的な価格対応を実施しました。あわせて、商品の企画・製造・販売の内部化や機能会社の活用を通じて、調達・製造コストの最適化を進め、価格競争力と収益性の両立をはかってきました。なお、当社は2026年に株式会社化100年を迎えるにあたり、トップバリュにおいて記念商品を2026年3月1日から順次、全国約10,000店舗で展開しています。 ・  新たな時代に対応したヘルス&ウエルネスの進化: 当社は、ヘルス&ウエルネス事業を成長の中核と位置づけ、2025年12月1日にツルハとウエルシアの経営統合が発効しました。これに続き、同年12月3日にツルハに対する公開買付けを開始し、2026年1月に当社の連結子会社となりました。統合後の各店舗では、調達、商品開発、人材、データ活用等の分野におけるグループシナジーの創出を本格化させ、健康で健やかな生活を通じて社会課題の解決に貢献するインフラとしての「ライフストア」への進化をはかっています。商品戦略面では、ツルハ及びウエルシアがそれぞれ展開していたPBを統合し、新PB「からだとくらしに、+1」へ一本化します。これにより、開発体制や調達基盤の共通化を進め、品質・価値訴求力の一層の向上をはかっています。また、ツルハ・ウエルシアが有するアセアン地域での事業展開の知見と、当社のグループ事業基盤を活かし、2032年2月期には、新会社として売上高3兆円、営業利益率7%、営業利益2,100億円の達成を目標に、アジアNo.1のヘルス&ウエルネス分野のグローバル企業を目指しています。 ・  イオン生活圏の創造: 当社は現中期経営計画において、地域と共に暮らしを育む「イオン生活圏」の構築を重要施策として位置づけ、消費者・自治体・生産者と連携した地域密着型の取り組みを推進してきました。首都圏では、U.S.M.Hの「関東における1兆円のSM構想」を軸に、まいばすけっとやGreen Beansを活用し、実店舗とECの両面から顧客接点の拡充を進めました。加えて、2026年3月1日付でマックスバリュ関東㈱が㈱ダイエー(以下、ダイエー)の関東事業及びイオンマーケット㈱を統合し、新生「㈱イオンフードスタイル」として発足しました。近畿圏では、ダイエーが㈱光洋を吸収合併し、調達や店舗運営の集約を通じた競争力強化をはかりました。これらの再編により、商品政策、購買、物流、IT、人材を地域単位で一体運営する体制を構築しました。加えて、国内では三重県四日市市、埼玉県羽生市等、複数自治体と地域包括連携協定を締結しました。海外においても、金融サービスの格差が大きな課題となっているアセアン地域において、次世代のデジタル金融サービスを展開しました。実店舗では、2024年9月にベトナムでオープンしたイオンモールフエ(フエ市)が、過去の大洪水のデータを基に徹底した対策を行っていた結果として2025年10月末の大洪水時に被害を免れ、地域住民に施設を開放して商品供給を継続し、生活インフラの役目を果たしました。 ・  アジアシフトの更なる加速: 当社は、1984年にマレーシアに初出店して以来、アジアにおいて事業基盤を構築してきました。現中期経営計画では、人口ボーナス期にあり消費性向が高いベトナムを最も重要な市場と位置づけ、南部(ホーチミン、ビンズオン)、北部(ハノイ、ハイフォン)に加え、中部(フエ、ダナン)を中心とした周辺都市へのドミナント出店を進めてきました。2025年10月に開業した「イオンタンアンショッピングセンター」(タイニン省)は本格稼働し、ベトナム中南部エリアにおける顧客基盤の拡大に寄与しています。中国本土においては、相対的に潜在成長率の高い内陸部を重点エリアと位置づけ、2025年11月に国家級新区である湘江新区(湖南省長沙市)北部に「イオンモール長沙湘江新区」をグランドオープンしました。同モールは、交通利便性と持続可能な人口構成に恵まれた立地特性を活かし、多くのお客さまにご来店いただいており、内陸部展開の中核拠点としての役割を担っています。当社は今後も、各国・地域の成長段階や消費特性を踏まえた出店・投資を進め、アジアにおける事業ポートフォリオの拡充と収益基盤の強化をはかってまいります。 ・  環境・グリーン: サプライチェーン全体のCO2排出量の多くを占める商品製造段階における排出管理及び削減に注力する当社は、国際的な環境情報開示を行う非営利団体CDPによる気候変動対策の評価において、7年連続で最高評価であるAリストに選出されました。また、資源循環型社会の実現に向けた取り組みとして、2026年3月より不要衣料品の回収・循環施策を拡大し、イオングループ全国約700カ所に常設の回収拠点を設置しました。衣料品の再利用・再資源化を通じて、廃棄物削減と循環型モデルの定着を進めています。さらに、「イオン ふるさとの森づくり」は開始から35周年を迎えました。これまでの植樹活動を通じた地域環境保全の成果を基盤に、生物多様性の保全を起点としたネイチャーポジティブの実現に向け、取り組みを新たな段階へと進めています。脱炭素社会の実現に向けた新たな取り組みとして、エネルギー事業者との協業により、2025年8月から屋根設置型太陽光発電の余剰電力を活用した再生可能エネルギーの供給を、イオンリテールの店舗及び事務所において開始しました。あわせて、複数の太陽光発電所で発電された再生可能エネルギー電力を活用したオフサイトコーポレートPPAを通じた電力調達についても包括契約を締結しています。これらの取り組みを通じ、再生可能エネルギーの安定的な調達とCO2排出量削減の両立をはかっています。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントの区分を変更しており、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  注記事項 (セグメント情報等)」をご覧ください。 ①  GMS事業 GMS事業は、営業収益3兆6,918億64百万円(対前期比103.7%)、営業利益214億30百万円(前期より50億70百万円の増益)となりました。 イオンリテールでは、「小売事業の収益構造改革」「ショッピングセンターの収益最大化」「新たな収益事業の確立」に取り組むとともに、「実効力を高める基盤構築」を推進しました。当連結会計年度は、全ラインにおいて価格戦略と価値戦略を両輪で取り組んだ結果、営業収益は2兆301億41百万円(対前期比108.1%)と増収となりました。一方、インフレ基調が続く中、原材料価格の高騰による商品原価の上昇や、賃上げを含む人的投資等のコスト増の影響を受け、営業利益は71億96百万円(同90.7%)と減益になりました。小売事業の収益構造改革については、食品において、お客さまの節約志向に対応するため、食品PB商品の拡充や新たなセールスプロモーションを通じ価格訴求を強化し、客数増加及びシェア拡大をはかりました。衣料品では、SPAの推進に向けた専門店モデルの展開拡大や、付加価値の高い同社独自商品の開発・販売を強化し、売上・客数の改善をはかりました。また、住居余暇やH&BCにおいても、売場モデルの刷新を進め、新規顧客の獲得に向けた取り組みを推進しました。デジタル分野では、ネットスーパーの出荷能力向上やピックアップサービスの利用拡大による物流費の低減を進めた結果、当該事業の営業利益は黒字となりました。ショッピングセンターの収益最大化に向けては、直営売場と一体となった店舗全体の活性化に取り組むとともに、お客さまの快適性向上に資する環境投資を計画的に実施しました。あわせて、イベント催事の強化やスペースの一時使用拡大を進める等、テナント関連収入の拡大をはかり、付帯収入の増加に寄与しました。新たな収益事業の確立においては、リテールメディアを広告収入の拡大及び小売売上の成長に寄与する事業と位置づけ、強化しました。その結果、前連結会計年度から収益性が大きく改善し、新たな収益の柱として着実に成長しています。実効力を高める基盤構築では、店舗及びバックオフィス業務のDX化をさらに推進するとともに、売上規模別のモデル人件費率を設定し、人時の適正コントロールを実施しました。創出した人時を成長領域に再配分することで人時生産性の改善をはかり、将来の収益力向上に向けた業務効率化と生産性向上に向けた取り組みを進めました。 イオン北海道㈱では、売上高は3,800億63百万円(対前期比107.4%)、営業利益は83億32百万円(同105.6%)となりました。売上面では、西友承継店舗や前連結会計年度の新店効果に加え、価格訴求力を強みとするディスカウントストア業態が堅調に推移しました。簡便・即食需要への対応強化や来店頻度向上施策が奏功し、食品部門が前期比108.1%と業績を牽引しました。売上総利益については、原価上昇や価格競争が影響したものの、売上規模の拡大により売上総利益額は前連結会計年度を上回りました。特に利益貢献度の高いトップバリュ商品の販売が伸長し、「トップバリュベストプライス」やオリジナル商品の拡販が荒利益高の確保に寄与しました。また、簡便・即食商品や「本気!」シリーズ等付加価値商品の強化が荒利益改善を下支えしました。営業総利益は、売上総利益の増加に加え、ディベロッパー本部主導によるテナント構成見直しや新規テナント誘致を通じたテナント収入の拡大が寄与し、前連結会計年度を上回りました。大型活性化店舗や業態転換を進めた西友承継店舗において商圏適合度が向上したことも、営業総利益の押し上げ要因となりました。販売費及び一般管理費は、人件費や光熱費の上昇により増加しましたが、生産性改善への継続的な取り組みが効果を発揮しました。業務効率化や人員配置の最適化を進めた結果、人時生産性は既存店前期比103.8%へと改善し、コスト増加の影響を軽減しました。 イオン九州㈱では、営業収益は5,471億45百万円(対前期比102.9%)、営業利益は107億48百万円(同102.0%)となり、いずれも過去最高を更新しました。売上面では、「トップバリュベストプライス」や「しあわせプラス(応援価格)」商品の拡充を軸に、生活必需品の価格訴求を強化しました。加えて、ブラックフライデーや年末年始等の大型商戦を中心とした販促施策が奏功し、売上構成比の高い食品が年間を通じて堅調に推移しました。また、都市型小型SM「マックスバリュエクスプレス」及びドラッグ&フード業態「ウエルシアプラス」の新規出店が、売上拡大に寄与しました。売上総利益は、売上規模の拡大に加え、店舗特性やお客さまの動向を踏まえた品揃え・発注・製造計画の最適化、年末年始や節分等の重点期間における品切れ防止に努めた結果、前連結会計年度を上回りました。あわせて、ブラックフライデーや年末年始における催事企画やショッピングセンター全体での集客施策が、営業総利益の増加に寄与しました。販売費及び一般管理費については、賃上げを含む人的資本投資やDX投資等成長に向けた先行投資を実施する一方、セルフレジや電子棚札の導入、省力化什器の活用、AIを活用したオペレーション改善を進め、人時生産性は前期比104.7%と大きく向上しました。 ㈱キャンドゥでは、売上高が870億57百万円(対前期比104.4%)、営業利益は15億32百万円(対前期比180.3%)の大幅増益となりました。イオングループとの協業を通じた販路拡大を進めるとともに、商品・ブランドの差別化に取り組みました。店舗展開では、グループ出店や委託店を中心とした出店を推進することで、店舗網の拡大をはかりました。商品面では、主力の100円商品を軸に、他価格帯商品を含めた品揃えの見直しを行いました。また、原価率改善施策や出店コストの見直し、人時コントロールの徹底、セルフレジの導入による人件費抑制を進め、収益構造の改善に努めました。 ②  SM事業 SM事業は、営業収益3兆857億49百万円(対前期比101.0%)、営業利益298億70百万円(前期より26億73百万円の減益)となりました。 U.S.M.Hでは、既存店の客数増加に加え、統合した㈱いなげやの業績寄与により、営業収益は9,637億62百万円(対前期比118.8%)と大幅な増収となりました。一方で、物価上昇及び競争環境の激化への対応として、加工食品を中心に価格施策及び販促施策を継続的に実施したことから、売上総利益率は低下しましたが、売上総利益は前期比117.4%と増加し、規模拡大に伴う利益額の積み上げは着実に進展しました。販売費及び一般管理費については、労務費、光熱費、物流費の上昇に加え、統合に伴う事業規模拡大の影響を受け、前期比117.8%と増加しました。とりわけ人件費や物流関連コストの上昇が継続する中、販売費及び一般管理費の伸びが売上総利益の増加を上回ったことから、営業利益は50億50百万円(対前期比84.5%)と減益になりました。こうした状況を踏まえ、U.S.M.Hは、労働集約型経営からの脱却に向けた生産性向上と人員の適正化の両立を最重要課題と位置づけ、「真の顧客起点」を軸とした経営構造改革を本格的に推進しております。2026年3月には機構改革を実施し、商品調達、販促、間接部門、情報・物流、店舗開発の各機能を横断的に再編することで、スケールメリットの最大化と意思決定の迅速化をはかり、持続的な収益力の回復を目指す体制へと移行しました。 マックスバリュ東海㈱では、営業収益は3,849億51百万円(対前期比102.0%)と増収となりました。一方、人件費や物流費をはじめとするコスト上昇の影響を受け、営業利益は135億57百万円(同96.4%)となりました。売上面では、「安さ実感 家計応援」施策をはじめとした価格訴求の継続に加え、トップバリュの拡販、デリカ・冷凍食品・インストアベーカリーといった成長カテゴリーの強化が奏功しました。また、地域密着型商品である「じもの」の拡充や、得意日における販促強化、iAEONクーポン商品の拡販により客数が増加しました。加えて、都市型小型店を中心とした新規出店や既存店改装による売場改善、移動スーパーや無人店舗の拡大による販路拡充も、売上増加に寄与しました。売上総利益については、トップバリュの新商品・リニューアル商品、増量・値下企画商品の拡販を進めるとともに、利益貢献度の高いデリカやインストアベーカリーの強化を継続しました。政策的に進めてきた価格施策の影響が顕在化したものの、売上規模の拡大を背景に売上総利益額は前連結会計年度を上回りました。販売費及び一般管理費は、人件費や物流費の上昇を主因に前連結会計年度を上回りました。また、電子棚札やセルフレジの導入、発注精度向上等、生産性改善に向けた取り組みを継続しました。成長投資及びコスト増加の影響はあったものの、将来の収益性向上に向けた事業基盤の強化は着実に進展しました。 ㈱フジでは、営業収益は8,142億60百万円(対前期比100.7%)、営業利益は112億17百万円(同86.6%)となりました。売上面では、継続する物価高による節約志向の高まりに対応し、「全力プライス」「毎日が安い」を軸としたEDLP(エブリデイ・ロー・プライス)施策を強化するとともに、トップバリュ商品の拡充や自社オリジナル商品、即食・簡便商品の販売が伸長しました。あわせて、既存店の競争力向上に向けた取り組みとして、既存店の活性化を37店舗で実施したほか、スクラップ&ビルド及び新規出店を計画どおり進めたことにより、営業総利益は2,497億60百万円(同100.1%)となりました。原材料価格やエネルギーコスト上昇の影響を受けたものの、即食・簡便商品やオリジナル商品の構成比向上に加え、生鮮・デリカ分野における自社プロセスセンターを活用した商品力強化やトップバリュ商品の拡充を進めた結果、売上総利益は前連結会計年度を上回りました。一方、販売費及び一般管理費は、既存店の活性化・スクラップ&ビルド、DX機器の導入をはじめとした成長投資、加えて物流費の高騰等コスト上昇の影響により2,385億43百万円(同100.8%)となりました。また、WAON POINTの付与・利用を全店で開始しお客さまの利便性向上に取り組むとともに、ディスカウントストア業態における価格競争力の強化、四国・地方特性を踏まえた移動スーパー事業の拡大等、地域密着型の施策を推進し、事業基盤の強化と将来の収益力向上に向けた取り組みを進めました。 ミニストップ㈱では、営業収益が917億88百万円(対前期比104.9%)、営業損失は36億10百万円(前期は営業損失34億86百万円)と増収減益となったものの、構造改革の進展や商品力強化により、収益改善に向けた成果が見られました。売上面では、MD改革を通じた価格戦略の再構築により、おにぎりや菓子パン等のコンビニエンスストア商品が堅調に推移しました。また、看板商品のソフトクリームを刷新した「北海道ミルクソフト」や高付加価値のコールドスイーツが好調に推移し、収益改善を牽引しました。下半期には手づくりおにぎり等の販売中止による影響を受けたものの、再発防止策の徹底と販売再開に向けた取り組みを進めた結果、後半にかけて既存店売上高は改善基調となりました。一方、直営店の増加に伴う人件費や安全・安心対策費用の増加が、利益面に影響しました。 まいばすけっと㈱では、首都圏を中心としたドミナント出店戦略の推進に加え、既存店売上高が堅調に推移したことから、売上高は順調に拡大しました。当連結会計年度に129店舗を出店することで、当連結会計年度末の店舗数は1,323店舗となり、首都圏における店舗ネットワークは一層拡大しました。利益面では、積極的な賃上げや人材投資を通じた働きやすい環境づくりを進める中で人件費が増加したほか、店舗DX投資拡大やキャッシュレス推進に関わる費用増加影響がありました。DX施策については、発注支援システムやセルフレジの導入等を計画的に進めたことで業務の省力化が進展し、生産性は着実に向上しました。特に発注業務においては、支援システムの活用が広がり、業務効率化と売場運営の高度化に寄与しています。原材料価格上昇の影響を受けた売上総利益率については、価格戦略の見直しや売価変更コントロールの強化を継続的に進めた結果、下半期の後半には改善基調が明確となりました。 ③  DS事業 DS事業は、営業収益4,305億12百万円(対前期比104.6%)、営業利益72億33百万円(前期より7億57百万円の減益)となりました。 イオンビッグ㈱では、物価上昇局面における節約志向の高まりを背景に、EDLPを軸とした価格訴求やiAEON販促の強化が奏功し、売上高が堅調に推移しました。売場通路拡幅等の活性化施策によりまとめ買い需要が拡大し、客数・客単価ともに前連結会計年度を上回りました。あわせて、輸入商品・DS専用商品の拡充により売上規模の拡大につながりました。利益面では、営業収益の増加に加え、荒利益高改善及びコストコントロールの徹底により増益となりました。PB商品の拡販により売上構成比を引き上げ、荒利益水準が改善したほか、セルフレジの導入や業務デジタル化の推進による人時削減、販売費及び一般管理費の抑制が寄与しました。原価上昇要因はあるものの、ローコスト運営の継続により収益性を確保しました。 ㈱ビッグ・エーでは、節約志向の高まりを背景に低価格訴求を強化し、重点商品の値下げやアウトレット商品の活用により売上が伸長しました。荒利益高は改善したものの、旧アコレ店舗のビッグ・エーへの屋号統一を当連結会計年度内に完了させたことに伴う改装・切替費用が発生したほか、賃上げや物流コスト上昇の影響を受け、営業利益は前連結会計年度を下回りました。上昇コスト吸収に向け、業務のシステム化による作業効率向上や、店舗・本社双方における業務プロセスの見直しを進め、生産性向上を通じた持続的なコスト構造の改善に取り組んでいます。 ④  ヘルス&ウエルネス事業 ヘルス&ウエルネス事業は、営業収益1兆6,333億18百万円(対前期比123.5%)、営業利益523億68百万円(前期より163億61百万円の増益)となりました。 ウエルシアでは、食品が牽引した物販に加え、調剤併設の推進を背景に処方箋受付枚数が増加し、物販・調剤ともに堅調に推移しました。あわせて、継続した人時コントロールの強化による販管比率改善も寄与し、増収増益となりました。ウエルシアを完全子会社とする株式交換が2025年12月に完了し、経営統合が実現したツルハでは、営業収益1兆4,505億85百万円、営業利益630億37百万円となりました。調剤併設の推進、PBの拡販並びに販売費及び一般管理費の適正なコントロールを通じて、収益性及び競争力の向上に取り組んでまいりました。また、2025年12月1日にウエルシアとの経営統合を実施し、組織体制の整備を進めるとともに、商品政策(PB及びNB)やマーチャンダイジングの統一に向けた連携を強化しております。加えて、データ活用に向けた基盤整備や店舗開発機能の連携等を通じて、シナジー創出に向けた取り組みを推進しております。店舗展開につきましては、既存エリアにおけるドミナント戦略の強化を基本方針とし、出店の質を重視した店舗開発を進めてまいりました。また、既存店舗の競争力向上をはかるため、改装を積極的に実施するとともに、不採算店舗の見直しを進めております。その結果、当連結会計年度において新規出店117店舗、閉店90店舗を実施し、さらに統合に伴う増加2,991店舗を加えた結果、当連結会計年度末におけるツルハグループの直営店舗数は5,676店舗となりました。 ⑤  総合金融事業 総合金融事業は、営業収益5,675億44百万円(対前期比107.0%)、営業利益608億71百万円(前期より2億93百万円の減益)となりました。 イオンフィナンシャルサービス㈱では、営業収益は国内外における営業債権残高の拡大や金融収益の増加により増収となりましたが、前連結会計年度に計上した債権流動化益の反動や、金利上昇に伴う金融費用の増加により、営業利益は前連結会計年度を下回りました。国内リテール事業では、ショッピングリボ・分割を中心とした営業債権残高の拡大が業績を牽引しました。「あとから分割払い」をはじめとする支払方法の利便性向上により、お客さまの多様な支払ニーズに対応した結果、ショッピングリボ・分割債権残高は3,951億79百万円(期首差336億12百万円増)、キャッシング債権残高は4,353億76百万円(同74億73百万円増)となりました。加えて、AEON Payを通じた継続的な利用促進によりカード決済利用が拡大し、営業債権残高の積み上げが進みました。また、ローン金利の上昇や有価証券運用益の拡大により営業収益は増加しました。一方、預金金利の上昇や金利環境に応じた債券ポートフォリオのリバランスに伴い金融費用が増加し、営業利益は前連結会計年度を下回りました。なお、㈱イオン銀行の預金残高は5兆4,641億67百万円(期首差2,625億34百万円増)と堅調に拡大しました。国内ソリューション事業では、AEON Payを中心とした決済サービスの利用拡大や加盟店ネットワークの拡充に加え、WAONバリュイシュア事業の譲受により役務取引等収益が増加しました。顧客基盤の拡大も進み、国内有効ID数は3,925万人(期首差309万人増)となり、営業利益は前連結会計年度を上回りました。海外事業では、中華圏はマクロ環境の回復が緩やかな中、与信・回収体制の強化により貸倒関連費用を抑制し、営業利益は前連結会計年度を上回りました。メコン圏では慎重な与信運営を継続する中、バイクローン等の取扱高が堅調に推移し、営業収益は増加しましたが、営業利益は概ね前連結会計年度並みとなりました。マレー圏では、個人向けローン及び個品割賦の資金需要が引き続き好調で、営業債権残高の拡大により増収増益となりました。 ⑥  ディベロッパー事業 ディベロッパー事業は、営業収益5,224億28百万円(対前期比105.3%)、営業利益709億16百万円(前期より178億81百万円の増益)となりました。 イオンモールでは、既存モールの収益力回復と新規モールの寄与により、当連結会計年度の営業収益は4,727億2百万円(前期比105.1%)、営業利益は684億23百万円(同131.2%)と、増収増益を達成しました。国内既存モールでは、当連結会計年度の専門店売上高が前期比105.7%と堅調に推移し、来店客数も前期比102.7%と増加しました。ブラックフライデーや年末年始といった大型販促企画、季節イベントの実施が来店動機を高め、安定した集客につながりました。加えて、猛暑下におけるクールシェア施策等、生活ニーズを捉えた取り組みが奏功しています。また、既存モールの活性化施策も専門店売上高を押し上げました。国内では年間21モールでリニューアルを実施し、リニューアルモールの専門店売上高は前期比109.1%と、リニューアル未実施モールを上回る成果を上げました。テナント構成の見直しや屋内・屋外遊戯施設といった体験型コンテンツの導入により、回遊性と購買機会が向上し、既存資産の収益力向上に寄与しています。業態別では、飲食、雑貨、アミューズメント、サービスといった非衣料・体験型業態が堅調に推移し、消費構造の変化を捉えた業態構成が専門店売上高全体を牽引しました。さらに、観光地や空港近接モールを中心にインバウンド需要の取り込みが進み、専門店免税売上高は前期比約1.5倍に拡大し、売上増に寄与しています。海外事業においても、既存モールを中心に専門店売上高が回復しました。中国では消費喚起策の影響を受け、既存モール専門店売上高が前期比103.7%と増加し、ベトナムでは堅調な個人消費を背景に117.6%と高い伸びを確保しました。これらに加え、前連結会計年度から当連結会計年度にかけて開業した新規モールの通期寄与が、営業収益の底上げにつながっています。利益面では、増収効果に加え、国内を中心とした電気代や上場関連コストの抑制等、コストコントロールの進展が寄与し、営業利益は大幅な増益となりました。 ⑦  サービス・専門店事業 サービス・専門店事業は、営業収益7,596億17百万円(対前期比103.3%)、営業利益270億2百万円(前期より36億74百万円の増益)となりました。 ㈱イオンファンタジーでは、国内事業の好調を背景に、売上高は932億90百万円(前期比106.9%)、営業利益は61億14百万円(同140.7%)となりました。国内事業を中心に業績が伸長しており、売上構成比の高いプライズ部門では、キッズ向けプライズが引き続き好調に推移しました。メダル部門では、最新機種の投入や売場改編により売上が堅調に推移し、売上総利益率の向上に貢献しました。また、カード部門では新弾投入に伴うトレンド変化を捉えた運営が奏功し、売上を下支えしました。加えて、「クレーン横丁  極」「ちきゅうのにわ」「のびっこ」ブランド等の新業態を含む出店拡大が、営業収益の増加に寄与しました。販売費及び一般管理費については、人時管理の徹底や業務の自動化・効率化を進め、売上成長に対して概ね前連結会計年度並みの水準に抑制しました。この結果、増収効果もあり営業利益は増益となりました。海外事業では、アセアン事業で売上拡大が見られた一方、収益性改善に向けた施策を継続しており、中国事業では構造改革の進展により損益改善が進んでいます。 イオンディライトでは、完全子会社化を契機として、イオングループ内需要の着実な取り込みとグループ外取引の拡大を進めました。設備管理・清掃・警備を中心としたビルメンテナンス3事業での新規受託の拡大に加え、中国事業でのM&A効果や建設施工事業における維持修繕工事の受注増加が寄与し、営業収益は順調に拡大しました。営業利益は、売上拡大に伴う売上総利益の増加により、通期で増益を確保しました。下半期には、中長期的な競争力強化を目的とした計画的な投資を行い、モデル現場において生産性向上施策の検証を進めました。これにより、来期からの横展開やDX・BPRの活用による業務効率化を推進することで、中期的には、施設管理業務の効率化に加え、ファシリティマネジメントコンサルティング機能の強化及び建設施工事業の拡大を通じ、事業規模と収益力の一層の向上をはかってまいります。 イオンエンターテイメント㈱では、話題性の高い映画作品の上映に加え、ライブビューイングや舞台、アニメ、イベント映像等ODS(映画以外のコンテンツ)の拡充を進め、幅広い層の集客に取り組みました。これらの施策により来場者数は堅調に推移し、映画コンテンツのみに依存しない集客の多様化を進めました。来場者数の増加を通じて、イオンモール全体の集客や専門店、特にフードサービスへの波及効果が見られています。また、セルフオーダーシステムの導入により、お客さまの注文待ちのストレスを無くすとともに購買単価のアップを実現しました。コスト面では、時間外労働の削減や業務効率化、新基幹システム導入によるバックオフィス業務の見直し等により生産性向上をはかりました。海外事業では、ベトナムにおける合弁事業を通じて映画館展開及び配給事業を進め、事業基盤の構築に取り組んでいます。 ㈱コックスでは、売上高は149億55百万円(前期比97.7%)、営業利益は13億24百万円(同104.8%)となりました。「店舗売上の拡大」「EC売上の拡大」「荒利率の維持・改善」を重点施策として取り組む中、人員体制の再整備やタイアップ企画によるブランド発信強化を行いました。また、「ikkaアパレル+LBC雑貨」を軸としたニューライフスタイルショップへの改装を進め、改装店舗では一定の効果が見られましたが、未改装店舗の売上不振や気候変動によるプロパー販売期の苦戦が影響し、既存店売上高は前連結会計年度の水準を下回りました。EC分野では、会員アプリ施策やインフルエンサーを活用した販促強化により売上が伸長しました。荒利益面では、プロパー販売強化や値引き抑制、キャリー商品の活用、生産地におけるアセアン比率引き上げや取引先集約による仕入原価低減に取り組みましたが、プロパー販売期の売上苦戦に伴う在庫評価の見直し等により、荒利益率は前連結会計年度を下回りました。一方、固定費削減を中心とした販売費及び一般管理費の抑制により、営業利益は増益を確保しました。 ⑧  国際事業 (連結対象期間は主として1月から12月) 国際事業は、営業収益5,682億84百万円(対前期比103.5%)、営業利益102億28百万円(前期より7億34百万円の増益)となりました。 マレーシアでは、政府による低・中所得層向け補助金政策により必需品消費が一定程度下支えされる一方、食品や外食費を中心とした家計負担感から、消費者の節約志向が年間を通じて継続しました。このような環境下、AEON CO.(M) BHD.は、食品を軸とした商品展開やPBの拡販を進め、小売事業の底堅い推移を確保しました。あわせて、モール事業では飲食・エンターテインメント系テナントの強化や高い入居率の維持により収入が安定的に拡大し、当連結会計年度の営業収益は前連結会計年度を上回りました。さらに、ネットスーパー(myAEON2go)も配送エリア拡大等により売上が伸長しました。 ベトナムでは、高水準の経済成長と個人消費の拡大を背景に、小売市場が堅調に推移しました。AEON VIETNAM CO.,LTD.は、小型GMS及びスーパーマーケットの計画的な新規出店と既存店の運営力強化に取り組みました。特に、食品を中心とした品揃えの充実やブラックフライデーやテト商戦等の大型販促施策が奏功し、当連結会計年度の売上高は予算を達成しました。加えて、オンライン販売も食品を軸にH&BCやキッズ分野が伸長し、事業基盤の強化が進みました。 中国では、景気回復の鈍化や消費者の節約志向が続く中、各社は商品戦略の見直しや重点カテゴリー拡販の推進、均一価格や国慶節、ダブルイレブン等の重要商戦に向けた販促強化、経費構造改革に取り組み、収益力回復に向けた施策は着実に前進しました。その一環として、トップバリュをはじめとする開発商品の販売拡大を最優先課題として推進しました。こうした中、AEON STORES(HONG KONG)CO.,LTD.では、食品部門の立て直しに加え、経費削減が奏功し、増益となりました。AEON(HUNAN)Co.,Ltd.では、2号店開業の寄与により事業規模が拡大し、増益となりました。AEON(HUBEI)CO.,LTD.においても、新規出店効果を取り込みつつ、売場及び商品施策の強化を通じて、収益改善が進みました。 (販売の状況) 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) GMS事業   3,691,864   103.7 SM事業   3,085,749   101.0 DS事業   430,512   104.6 ヘルス&ウエルネス事業   1,633,318   123.5 総合金融事業   567,544   107.0 ディベロッパー事業   522,428   105.3 サービス・専門店事業   759,617   103.3 国際事業   568,284   103.5 その他事業   80,621   118.2 調整額   △624,598   ― 合計   10,715,342   105.7 (注) SM事業の営業収益には、コンビニエンスストアの加盟店の売上高(当連結会計年度237,797百万円)は含んでおりません。 (2) 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、前期末より1兆5,363億39百万円増加し、15兆3,696億58百万円(前期比111.1%)となりました。前期末からの増加の主な要因は、有価証券が4,147億4百万円、有形固定資産が3,419億51百万円、棚卸資産が1,795億69百万円、銀行業における貸出金が1,749億35百万円、のれんが1,163億89百万円、営業貸付金が680億1百万円増加した一方で、投資有価証券が626億円減少したこと等によるものです。 セグメントごとの資産は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) GMS事業   1,644,284   110.0 SM事業   1,281,982   103.2 DS事業   90,877   114.8 ヘルス&ウエルネス事業   1,410,529   231.5 総合金融事業   8,306,171   107.1 ディベロッパー事業   2,051,031   109.6 サービス・専門店事業   446,677   111.3 国際事業   554,871   105.3 その他事業   213,584   120.5 調整額   △630,350   ― 合計   15,369,658   111.1 負債は、前期末より1兆4,673億43百万円増加し、13兆1,653億91百万円(前期比112.5%)となりました。前期末からの増加の主な要因は、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が4,400億75百万円、支払手形及び買掛金が3,933億98百万円、銀行業における預金が2,771億44百万円、社債(1年内償還予定の社債を含む)が1,488億42百万円増加した一方で、短期借入金が569億72百万円、保険契約準備金が426億56百万円減少したこと等によるものです。 純資産は、前期末より689億95百万円増加し、2兆2,042億67百万円(前期比103.2%)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前期末より910億21百万円増加し、1兆2,631億23百万円(前期比107.8%)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は1兆1,265億89百万円(前期比199.0%)となりました。前期に比べ5,603億71百万円収入が増加した主な要因は、その他の資産・負債の増減額が3,192億24百万円増加、仕入債務の増減額が2,159億88百万円増加した一方で、銀行業における預金の増減額が3,865億71百万円減少したこと等によるものです (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は1兆886億65百万円(前期比227.4%)となりました。前期に比べ6,098億55百万円支出が増加した主な要因は、銀行業における有価証券の取得による支出が4,424億26百万円増加し、前連結会計年度において発生した支配喪失会社からの貸付金の回収による収入が当連結会計年度にはなかったことによる収入の減少が2,191億円あった一方で、銀行業における有価証券の売却及び償還による収入が1,565億20百万円増加したこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、増加した資金は400億89百万円となりました。前期に比べ392億8百万円収入が増加した主な要因は、長期借入れによる収入が1,600億46百万円増加し、社債の発行による収入が1,452億85百万円増加した一方で、連結範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出が1,047億3百万円増加したこと等によるものです。 (4) 資本の財源及び資金の流動性 (資金需要) 当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入のほか、人件費、地代家賃等の販売費及び一般管理費の営業費用であります。また、設備投資に係る資金需要の主なものは、新規出店に伴う有形固定資産の取得等であります。 (財務政策) 当社グループの事業活動に必要な資金については、営業キャッシュ・フローによることを基本とし、金融機関からの借入れ、社債やコマーシャル・ペーパーの発行等、資金調達の多様化をはかっております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成にあたり重要となる会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたっては、経営者の判断のもと、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす一定の前提条件に基づく見積り及び仮定を用いております。これらの見積り及び仮定に基づく数値は、過去の実績、現在の状況、今後の見通し等を総合的に勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、見積り特有の不確実性により、翌連結会計年度の財政状態及び経営成績に重要な影響が及ぶ可能性があるものとして、以下の項目を「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (固定資産の減損) (繰延税金資産の回収可能性) (貸倒引当金) その他の会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (退職給付) 退職給付に係る資産、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計上にあたっては、確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用について、簡便法を適用している一部子会社を除き、数理計算上で設定される仮定に基づき退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率、退職率、死亡率、予想昇給率、一時金選択率等の計算基礎が含まれます。特に重要な仮定のひとつである割引率については、主として優良社債の利回りをもとに、退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した単一の加重平均割引率を使用して算出しております。 これらの主要な見積り及び仮定について、実際の結果と異なる場合、前提条件に大きな変更が生じた場合、あるいは退職給付制度に変更があった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する退職給付に係る資産及び退職給付に係る負債、退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当社グループの退職給付制度の概要や主要な数理計算上の計算基礎については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (退職給付関係)」に記載のとおりであります。 (資産除去債務) 資産除去債務の計上にあたっては、不動産賃借契約に付されている土地の更地返還義務及び建物原状回復義務に基づき、借地物件における自社建物の解体費用、建物賃借物件における原状回復費用等を一定の仮定をおいて見積り、割り引くことにより算定しております。将来の除去費用の見積りについては、主として過去の実績、施工業者による見積りを基礎とし、個別の契約内容等を考慮して算定しております。 これらの主要な見積り及び仮定について、実際の除去費用が見積り金額と異なる場合、新たな事実の発生により使用見込期間や原状回復費用の見積り額等に影響を与えることとなった場合、資産除去債務の金額に影響を与える可能性があります。 なお、資産除去債務の概要や金額の算定方法については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (資産除去債務関係)」に記載のとおりであります。 なお、当社の個別財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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