概要
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、1987年の国鉄分割民営化により発足した旅客鉄道会社である。首都圏を中心に在来線6,108km、新幹線1,194kmの鉄道網を1都16県に展開し、1,632駅を運営する。東京圏の通勤・通学輸送を中核としつつ、駅ビル運営(ルミネ・アトレ)やホテル、Suicaを活用した決済サービスなど、生活ソリューション事業に多角化している。2025年3月期の連結売上高は約2.9兆円、従業員数は約7万人。日本最大級の鉄道事業者として、東日本の交通インフラを支える。
在来線6,108kmと新幹線1,194kmを擁する鉄道ネットワーク
JR東日本の鉄道路線は、在来線6,108.0km、新幹線1,194.2kmの総延長7,302.2kmに及び、1都16県に1,632駅が所在する。首都圏の通勤通学路線のほか、東北・上越・北陸・山形・秋田の各新幹線を運行し、広域旅客輸送を担う。2025年度には横浜・根岸線でワンマン運転を導入し、地方ローカル線では津軽線(蟹田-三厩間)と久留里線(久留里-上総亀山間)の鉄道事業廃止を発表、持続可能な交通体系への転換を進めている。また、安全面では「グループ安全計画2028」に基づき、地震対策として新幹線早期地震検知システムに海底地震計情報を導入するなど、設備投資を継続している。
駅ナカから広告・物流まで広がる流通・サービス事業
流通・サービス事業は、駅構内の小売・飲食を㈱JR東日本クロスステーションが運営し、卸売を㈱JR東日本商事、貨物自動車運送を㈱ジェイアール東日本物流、広告代理を㈱ジェイアール東日本企画が担う。グループ全体で毎日約3,500万人の利用客にサービスを提供する。清掃整備は㈱JR東日本環境アクセス、駅業務運営は㈱JR東日本ステーションサービスが行う。これらの事業は、鉄道利用者を基点とした生活サービスを展開し、運輸事業と相乗効果を生み出している。2025年度には列車荷物輸送「はこビュン」が荷物専用新幹線の運行を開始し、JALグループとの連携サービスも開始した。
ルミネ・アトレに代表される駅ビル型不動産事業
不動産・ホテル事業では、駅直結のショッピングセンター運営として㈱ルミネ、㈱アトレ、㈱ジェイアール東日本都市開発が主要な役割を果たす。オフィスビル賃貸は㈱JR東日本ビルディング、ホテル運営は日本ホテル㈱が手掛ける。2025年には田町・品川間の「TAKANAWA GATEWAY CITY」がグランドオープンし、同年「OIMACHI TRACKS」もまちびらきした。2026年3月には秋田に「LiSH AKITA」を開設、ホテル「和のゐ 角館」をリニューアル開業した。さらに、伊藤忠グループと不動産分野での戦略的提携基本合意書を締結し、不動産回転型ビジネスを加速させている。
Suicaを核にしたIT・決済・エネルギー事業
その他事業の中核は、ICカード「Suica」を活用したIT・決済事業である。㈱ビューカードがSuica連携クレジットカードを提供するほか、㈱JR東日本メカトロニクスが改札機等の機器開発、㈱JR東日本情報システムが情報処理を担当する。2025年度には「Welcome Suica Mobile」と「JR-EAST Train Reservation」の連携開始、しなの鉄道へのSuica導入、上越新幹線でのウォークスルー改札実証実験を実施した。また、再生可能エネルギー事業としてJR東日本エネルギー開発㈱が発電事業を行い、東北新幹線の運転用電力に再エネ由来電力を導入するなど、脱炭素化にも取り組む。
業界の中での役割は鉄道インフラ運営企業。旅客輸送を基盤に駅周辺の生活サービス・不動産開発・決済システムを統合にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 運輸事業 | 2.0兆円 | 66.3% | 1,944億円 | 9.5% |
| 不動産・ホテル事業 | 5,132億円 | 16.6% | 1,283億円 | 25.0% |
| 流通・サービス 事業 | 4,161億円 | 13.5% | 681億円 | 16.4% |
| その他(注)1 | 1,095億円 | 3.5% | 303億円 | 27.7% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01運輸主力
在来線6,108km・新幹線1,194kmの鉄道網を1都16県で運行。旅行業(びゅう)、清掃整備、駅業務運営、車両製造(総合車両製作所)・メンテナンス等もグループで担う。
- 鉄道旅客輸送(新幹線・在来線)
- 東北・上越・北陸新幹線と首都圏・東北の在来線を運行。駅数1,632駅。
- 旅行業
- ㈱JR東日本びゅうツーリズム&セールスが旅行商品を販売。
- 鉄道車両製造
- ㈱総合車両製作所が鉄道車両を製造。
02流通・サービス準主力
駅構内・駅ビルでの小売・飲食(JR東日本クロスステーション)、卸売(JR東日本商事)、貨物運送(ジェイアール東日本物流)、広告代理(ジェイアール東日本企画)等を展開。
- 小売・飲食
- ㈱JR東日本クロスステーションが駅ナカ店舗や飲食店を運営。
- 広告代理業
- ㈱ジェイアール東日本企画が駅広告等の広告代理業務を実施。
03不動産・ホテル準主力
駅ビル(ルミネ・アトレ)、オフィスビル賃貸(JR東日本ビルディング)、ホテル(日本ホテル)、不動産開発(JR東日本不動産)等を展開。駅直結の商業・宿泊施設を多数運営。
- ショッピングセンター運営
- ㈱ルミネ・㈱アトレ・㈱ジェイアール東日本都市開発が駅ビル型SCを運営。
- オフィスビル賃貸
- ㈱JR東日本ビルディングが駅周辺のオフィスビルを賃貸。
- ホテル業
- 日本ホテル㈱等が駅直結・駅近のホテルを運営。
04その他(IT・Suica・エネルギー等)副次
Suicaを核とした決済・ICカード事業(ビューカード)、情報処理(JR東日本情報システム)、発電事業(JR東日本エネルギー開発)等を展開。鉄道インフラと連携した新規事業。
- ICカード(Suica)関連事業
- ㈱ビューカードがSuicaと連携したクレジットカード・決済サービスを提供。
- 発電事業
- JR東日本エネルギー開発が再生可能エネルギー等の発電事業を実施。
製品と技術
新幹線と在来線の旅客輸送サービス
JR東日本の主力は鉄道旅客輸送であり、新幹線では東北・上越・北陸・山形・秋田の5系統を運行する。最高速度は東北新幹線で320km/h(E5系・H5系)。在来線では首都圏の通勤路線(山手線・京浜東北線等)や地方路線を広くカバーする。2025年度には横浜・根岸線でワンマン運転を開始。予約サービス「えきねっと」では、乗車3か月前からの早期予約や「えきねっとQチケ」によるQR乗車を導入。訪日外国人向けには「JR EAST PASS」を新設し、エリア拡大も図った。新型車両E8系への置き換え「つばさ、つなぐ。」プロジェクトなど、サービス向上を継続している。
Suicaとビューカードが支えるIC決済事業
ICカード「Suica」は、JR東日本の駅改札だけでなく、全国の交通系ICカードや電子マネーとして広く利用される。㈱ビューカードが発行するSuica一体型クレジットカード「ビューカード」は、鉄道利用時のタッチ決済やポイント還元を提供。2025年度には「Welcome Suica Mobile」と「JR-EAST Train Reservation」を連携させ、訪日外国人の利便性を向上。しなの鉄道へのSuica導入や、上越新幹線でのウォークスルー改札実証実験を実施するなど、「Suica Renaissance」と称する機能拡充を進めている。鉄道と決済の融合が同事業の根幹である。
ルミネ・アトレに代表される駅ビルショッピングセンター
駅直結のショッピングセンター運営は、JR東日本不動産事業の要である。㈱ルミネは新宿をはじめ主要駅でファッションビルを運営。㈱アトレは吉祥寺・恵比寿などの駅ビルを展開。㈱ジェイアール東日本都市開発は「TAKANAWA GATEWAY CITY」や「OIMACHI TRACKS」などの大規模再開発を手掛ける。2025年3月には品川~田町間に開業したTAKANAWA GATEWAY CITYは、オフィス・商業・ホテル・住宅が融合した複合都市であり、JR東日本の新たな収益源として期待される。これらの施設は鉄道利用者の回遊性を高め、運輸事業との相乗効果を生んでいる。
列車荷物輸送「はこビュン」と物流サービス
JR東日本は、列車を活用した貨物輸送サービス「はこビュン」を展開する。2025年度には荷物専用新幹線の運行を開始し、首都圏と地方都市間の高速物流を実現した。さらに、JALグループと連携した「JAL de はこビュン」を販売し、航空貨物と鉄道輸送を組み合わせたサービスを提供。これにより、旅行需要に依存しない鉄道の新たな活用方法を開拓している。また、グループ会社の㈱ジェイアール東日本物流が貨物自動車運送事業を担い、駅での集配からラストマイルまで一貫した物流ネットワークを構築している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
陸運業のなかでの位置
首都圏最大手の鉄道会社、鉄道事業の構造改革途上
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、首都圏の鉄道ネットワークを中心に、運輸、流通、不動産などを展開。売上高2.89兆円(2025年3月期)、営業利益率13.05%と安定的だが、鉄道事業はコロナ禍前の水準に戻りきらず、構造改革課題を抱える。同業の東武鉄道や京浜急行は私鉄大手として競合するが、JR東はエリアの広さと利用者数で圧倒。また、相鉄HDは横浜エリアで強み。JR東は子会社再編や駅ビル開発で収益改善を目指す。
強み
- 東京圏の主要路線を網羅し、膨大な旅客需要を背景に安定収益を確保。
- 駅直結の商業施設やオフィス開発で、鉄道外収益を拡大している。
- 電子マネーSuicaは決済・ポイント事業として成長中。
- 日本最高水準の定時運行率と安全対策がブランド価値を支える。
課題
- コロナ禍後のリモート定着で通勤客数が回復途上。
- 長期的に首都圏でも人口増加鈍化で鉄道利用の伸びは限定的。
- 安全対策や老朽化更新のための投資負担が重く、利益圧迫要因。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
物流・運輸の時価総額近傍。太字が東日本旅客鉄道
時価総額で並べると、掲載8社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6501日立製作所 | 24.2兆円 | 30.2倍 |
| 2 | 6178日本郵政 | 7.5兆円 | 19.5倍 |
| 3 | 9020東日本旅客鉄道 | 4.0兆円 | 16.2倍 |
| 4 | 9022東海旅客鉄道 | 3.9兆円 | 6.9倍 |
| 5 | 9101日本郵船 | 2.9兆円 | 14.1倍 |
| 6 | 9104商船三井 | 2.6兆円 | 11.4倍 |
| 7 | 9107川崎汽船 | 2.1兆円 | 15.9倍 |
| 8 | 9202ANAホールディングス | 1.4兆円 | 9.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
国鉄分割民営化により発足した1987年
1987年4月、日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道㈱が設立された。同日、国鉄の東日本エリアにおける旅客鉄道事業や自動車運送事業等を引き継ぎ営業を開始した。同時に、駅売店事業を担う東日本キヨスク㈱(現㈱JR東日本クロスステーション)を子会社化。1988年5月には広告代理業を行う㈱ジェイアール東日本企画を設立するなど、関連事業の体制整備を進めた。1988年4月には開発事業本部を設置し、駅周辺の不動産開発への本格参入を準備した。
グループ会社の設立と事業多角化の進展
1989年から1992年にかけて、情報システム、駅ビル開発、ビルメンテナンス、車両機器など多岐にわたる分野で子会社が相次いで設立された。1989年11月に情報システム部門を分離し㈱ジェイアール東日本情報システム(現㈱JR東日本情報システム)を設立、1990年4月には東京圏駅ビル開発㈱(現㈱アトレ)を設立。1991年6月、東北・上越新幹線の東京~上野間(3.6km)が開業し、新幹線の都心乗り入れを実現。1992年7月には山形新幹線(福島~山形間)が運転を開始し、在来線への直通運転を可能にした。
新幹線ネットワークの拡充と株式上場
1993年10月、当社株式が東京・大阪・名古屋の各証券取引所市場第一部及び新潟証券取引所に上場した。1997年3月には秋田新幹線(盛岡~秋田間)、同年10月には北陸新幹線(高崎~長野間)が開業し、新幹線ネットワークが拡大した。1997年9月、本社を東京都千代田区から渋谷区に移転。1999年12月には山形新幹線が新庄駅まで延伸された。この時期、1997年6月に関連事業本部と開発事業本部を統合し事業創造本部を設置するなど、グループ経営の効率化も進められた。
完全民営化と安定的な収益基盤の構築
2002年2月、東京モノレール㈱を子会社化。同年6月、日本鉄道建設公団(現独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が保有する当社株式50万株を売却し、完全民営化を達成した。2003年11月には東北新幹線盛岡~八戸間(96.6km)が開業。2000年代以降、連結売上高は2.6兆円から3.0兆円の範囲で安定推移し、純利益も1,700億円から2,900億円程度を維持した。2003年にはIT事業本部を設置し、情報技術の活用を推進。また、日本ホテル㈱の再編など、グループ会社の統合・再編も進められた。
コロナ禍からの回復とグループ経営ビジョン「勇翔2034」
2021年3月期、新型コロナウイルス感染症の影響により連結売上高は1.76兆円に急減し、純損失5,779億円を計上した。その後、2025年3月期には売上高2.89兆円、営業利益3,768億円、純利益2,243億円まで回復した。2025年7月、中長期経営ビジョン「勇翔2034」を発表し、2031年度にROE10%以上、営業収益4.3兆円を目標に掲げた。同年、一連の輸送トラブルとグループ内の不適切事象を受け、内部統制の強化と安全対策の徹底を表明。2026年3月には運賃改定を実施し、持続可能な鉄道経営への道筋を描いた。
年表29件を開く
1980年代
- 1987年4月・東日本旅客鉄道㈱を設立、日本国有鉄道(以下「国鉄」という)の事業等を引き継ぎ、旅客鉄道事業、旅客自動車運送事業等を開始(当社を含む6旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社が設立され、国鉄は日本国有鉄道清算事業団(現独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)に移行)
- 1987年7月M&A・東日本キヨスク㈱(現㈱JR東日本クロスステーション)の株式取得、子会社化(現連結子会社)
- 1988年4月・関連事業の推進体制の強化等を目的に、開発事業本部を設置
- 1988年5月・㈱ジェイアール東日本企画を設立(現連結子会社)
- 1989年4月・ジェイアール東日本高架開発㈱(現㈱ジェイアール東日本都市開発)を設立(現連結子会社)
- 1989年11月・情報システム部門を分離するため、㈱ジェイアール東日本情報システム(現㈱JR東日本情報システム)を設立し、営業譲渡(現連結子会社)
1990年代
- 1990年3月M&A・日本食堂㈱(現㈱JR東日本クロスステーション)の株式取得、子会社化(現連結子会社)
- 1990年4月・東京圏駅ビル開発㈱(現㈱アトレ)を設立(現連結子会社)
- 1990年8月・ジェイアール東日本ビルテック㈱(現JR東日本ビルテック㈱)を設立(現連結子会社)
- 1991年6月・東北及び上越新幹線東京~上野間(営業キロ3.6㎞)の営業を開始
- 1991年10月・東北及び上越新幹線鉄道に係る鉄道施設(車両を除く)を新幹線鉄道保有機構(現独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)から譲受け
- 1992年4月・ジェイアール東日本メカトロニクス㈱(現JR東日本メカトロニクス㈱)を設立(現連結子会社)
- 1992年7月・東北新幹線から奥羽線(福島~山形間)へ直接乗り入れる山形新幹線(通称)の運転を開始
- 1993年10月上場・日本国有鉄道清算事業団(現独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)所有の当社株式250万株の売却・東京、大阪、名古屋の各証券取引所市場第一部及び新潟証券取引所に株式上場
- 1996年10月・東京地域本社(現首都圏本部)の一部を分離し、横浜支社を設置
- 1997年3月・東北新幹線から田沢湖線(盛岡~大曲間)及び奥羽線(大曲~秋田間)へ直接乗り入れる秋田新幹線(通称)の運転を開始
- 1997年6月M&A・関連事業本部と開発事業本部を統合し、事業創造本部を設置
- 1997年9月・本社を東京都千代田区から東京都渋谷区へ移転
- 1997年10月・北陸新幹線高崎~長野間(営業キロ117.4㎞)の営業を開始
- 1998年4月・東京地域本社(現首都圏本部)の一部を分離し、八王子支社を設置
- 1999年8月・日本鉄道建設公団(現独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)所有の当社株式100万株の売却
- 1999年9月M&A・弘済整備㈱(現㈱JR東日本環境アクセス)の株式取得、子会社化(現連結子会社)
- 1999年12月・山形新幹線(通称)の奥羽線乗り入れ区間を新庄駅まで延伸し、運転を開始
2000年代
- 2000年4月・社員教育の充実・強化を目的に、JR東日本総合研修センターを設置
- 2001年4月・東京支社(現首都圏本部)の一部を分離し、大宮支社を設置
- 2001年12月・「旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律」が施行、当社は「旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律」の適用対象から除外
- 2002年2月M&A・東京モノレール㈱の株式取得、子会社化(現連結子会社)
- 2002年6月・日本鉄道建設公団(現独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)所有の当社株式50万株の売却、完全民営化
- 2003年11月M&A・東北新幹線盛岡~八戸間(営業キロ96.6㎞)の営業を開始・中央保健管理所の移転に伴い、名称をJR東日本健康推進センターに変更・㈱ホテルメトロポリタンが、㈱ホテルエドモント及び(旧)日本ホテル㈱と合併し、日本ホテル㈱に商号変更(現連結子会社)・ ITビジネスを迅速に推進することを目的に、IT事業本部を設置・㈱ジェイアール東日本ビルディング(現㈱JR東日本ビルディング)を設立(現連結子会社)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結営業収益2031年度まで4.3兆円程度
- EBITDA2031年度まで1.2兆円程度
- ROA2031年度まで5%以上
- ネット有利子負債/EBITDA2031年度まで5倍程度
- ROE2031年度まで10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
安全・安定輸送の強化向上
一連の輸送トラブルを受け、業務フロー見直し、異常時対応力向上、検査点検レベルアップ、社員技術力強化、修繕費増額、グループ会社・パートナー会社の体制維持に取り組む。AIやドローンなど先端技術も導入し、鉄道システム全体の総合的な知見・技術力を高める。
- 02
グループガバナンスの改善・強化
不適切事象を踏まえ、外部有識者委員会の報告を基に内部統制の基本方針を更新。健全な企業風土、必要な体制やルール、活発なコミュニケーションを軸に改善策を実行し、グループ全体のガバナンスを確立する。
- 03
モビリティと生活ソリューションの二軸成長とシナジー創出
鉄道モビリティでは「PRIDE & INTEGRITY」に基づき輸送品質向上と輸送力強化を図る。生活ソリューションでは「Beyond the Border」で既存事業変革や新規事業展開を推進。二軸のシナジーにより「ライフスタイル・トランスフォーメーション(LX)」を実現する。
- 04
ヒト起点のマーケットインとデジタル活用
顧客ニーズに基づく商品・サービス開発を推進。JRE MALLやMASTRUMなどのデジタルプラットフォームを活用し顧客接点を拡大。スマートロッカーや列車荷物輸送サービスなど新たな事業機会を創出する。
- 05
組織体制の改正と社員の働き方改革
2026年7月に36の事業本部体制へ移行し、地域密着・お客さま第一の運営を実現。スピード感ある意思決定と社員の働き方変革を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で70,623人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は819万円で、9期前と比べて+14.5%。平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は17.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 73,063 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 73,193 | — |
| 2019年3月 | 715 | 39.4 | 16.5 | 72,402 | — |
| 2020年3月 | 719 | 38.8 | 16.0 | 71,812 | — |
| 2021年3月 | 674 | 38.2 | 15.6 | 71,973 | — |
| 2022年3月 | 639 | 38.2 | 15.6 | 71,240 | — |
| 2023年3月 | 677 | 38.3 | 15.7 | 69,235 | — |
| 2024年3月 | 725 | 38.6 | 16.0 | 68,769 | — |
| 2025年3月 | 767 | 39.2 | 16.6 | 69,559 | 542 |
| 2026年3月 | 819 | 39.8 | 17.1 | 70,623 | 587 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社87社(国内 79 / 海外 8) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ビューカード東京都品川区議決権100.0%
- 国内㈱JR東日本クロスステーション東京都渋谷区議決権100.0%
- 海外JRE Business Development UK Ltd. ※1英国議決権100.0%
- 国内ジェイアールバス関東㈱ ※2東京都江東区議決権100.0%
- 海外台灣捷爾東事業開發股份有限公司台湾議決権100.0%
- 海外JRE Ventures Pte. Ltd.シンガポール議決権100.0%
- 国内㈱総合車両製作所神奈川県横浜市 金沢区議決権100.0%
- 国内TAKANAWA GATEWAY 地球益投資事業有限責任組合東京都渋谷区議決権50.2%
- 国内㈱ルミネ東京都渋谷区議決権100.0%
- 国内ジェイアールバス東北㈱宮城県仙台市 青葉区議決権100.0%
- 海外JR East Business Development SEA Pte. Ltd.シンガポール議決権100.0%
- 国内仙台ターミナルビル㈱宮城県仙台市 青葉区議決権100.0%
残りのグループ会社75社を開く
- ㈱アトレ東京都渋谷区100%
- ㈱ジェイアール東日本企画東京都渋谷区100%
- ㈱ジェイアール東日本都市開発東京都渋谷区100%
- ㈱JR中央線コミュニティデザイン東京都八王子市100%
- ジェイアール東日本商業開発㈱東京都立川市100%
- 台灣捷爾東健身事業股份有限公司台湾100%
- JR東日本不動産㈱東京都新宿区100%
- 台灣捷爾東旅館管理顧問股份有限公司 ※3台湾100%
- 盛岡ターミナルビル㈱岩手県盛岡市100%
- 新宿南エネルギーサービス㈱東京都渋谷区58%
- ㈱JR東日本商事東京都渋谷区100%
- ㈱JR東日本情報システム東京都新宿区100%
- 日本ホテル㈱東京都豊島区100%
- ㈱えきまちエナジークリエイト東京都港区85%
- JR東日本東北総合サービス㈱宮城県仙台市 青葉区100%
- ㈱JR東日本ビルディング東京都渋谷区100%
- ㈱JR東日本ネットステーション東京都渋谷区100%
- 秋田ステーションビル㈱秋田県秋田市100%
- ㈱ステーションビル MIDORI長野県長野市100%
- JR東日本スポーツ㈱東京都豊島区100%
- JR東日本新潟シティクリエイト㈱新潟県新潟市 中央区100%
- ㈱ガーラ湯沢新潟県南魚沼郡 湯沢町93%
- JR東日本不動産投資顧問㈱東京都千代田区90%
- ㈱JR東日本青森商業開発青森県青森市100%
- GATES PCM CONSTRUCTION LTD.シンガポール100%
- JR東日本テクノロジー㈱東京都新宿区100%
- ㈱JR横浜湘南シティクリエイト神奈川県平塚市92%
- ㈱千葉ステーションビル千葉県千葉市 中央区100%
- JR東日本レンタリース㈱東京都千代田区100%
- ㈱錦糸町ステーションビル東京都墨田区71%
- ㈱JR東日本環境アクセス東京都台東区100%
- ユニオン建設㈱東京都目黒区100%
- JR東日本メディア㈱東京都豊島区100%
- ㈱JR東日本グリーンパートナーズ埼玉県戸田市100%
- JR東日本スタートアップ㈱東京都港区100%
- ㈱JR東日本スマートロジスティクス東京都墨田区100%
- ㈱JR東日本パーソネルサービス東京都新宿区100%
- ㈱JR東日本びゅうツーリズム&セールス東京都墨田区100%
- ㈱ジェイアール東日本物流東京都墨田区100%
- JR東日本メカトロニクス㈱東京都渋谷区100%
- JR東日本リネン㈱東京都豊島区100%
- 東京モノレール㈱ ※4東京都港区100%
- 日本コンサルタンツ㈱東京都千代田区59%
- ㈱JR東日本マネジメントサービス東京都渋谷区100%
- ㈱オレンジページ東京都港区100%
- ㈱紀ノ國屋東京都新宿区100%
- JR東日本エネルギー開発㈱東京都千代田区100%
- ㈱JR東日本建築設計東京都渋谷区100%
- JR東日本コンサルタンツ㈱東京都品川区100%
- ㈱JR東日本サービスクリエーション東京都千代田区100%
- ㈱JR東日本ステーションサービス東京都渋谷区100%
- JR東日本ビルテック㈱東京都渋谷区100%
- ㈱JR東日本運輸サービス東京都中央区100%
- ㈱JR東日本テクノハート TESSEI東京都中央区100%
- ㈱JR東日本テクノサービス宮城県仙台市 青葉区100%
- ㈱日本線路技術東京都足立区58%
- JR新潟鉄道サービス㈱新潟県新潟市 中央区100%
- JR盛岡鉄道サービス㈱岩手県盛岡市100%
- JR千葉鉄道サービス㈱千葉県千葉市 中央区100%
- JR秋田鉄道サービス㈱秋田県秋田市100%
- JR高崎鉄道サービス㈱群馬県高崎市100%
- JR長野鉄道サービス㈱長野県長野市100%
- JR水戸鉄道サービス㈱茨城県水戸市100%
- Decorum Vending Ltd.英国100%
- UQコミュニケーションズ㈱ ※5東京都港区18%
- 鉄建建設㈱ ※5 ※6東京都千代田区20%
- 日本電設工業㈱ ※5 ※6東京都台東区20%
- 第一建設工業㈱ ※6新潟県新潟市 中央区21%
- セントラル警備保障㈱ ※6東京都新宿区27%
- 東鉄工業㈱ ※6東京都新宿区23%
- 日本リーテック㈱ ※5 ※6東京都千代田区20%
- 仙建工業㈱ ※5宮城県仙台市 青葉区18%
- ㈱交通建設 ※5東京都新宿区20%
- ㈱JTB東京都品川区22%
- 東日本電気エンジニアリング㈱ ※5東京都中央区12%
- JP日本コンサルタンツ株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
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出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3.1兆円、営業利益は4,143億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.8%、利益が+10.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3.3兆円 | 3.1兆円 |
| 営業利益 | 4,290億円 | 4,143億円 |
| 純利益 | 2,550億円 | 2,478億円 |
| 1株あたり配当 | ¥84 | ¥84 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は7,727億円、営業利益は1,255億円。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 2.95 | — | — | 202 |
| 2019年4Q | 3.00 | — | — | 224 |
| 2020年4Q | 2.95 | — | — | −531 |
| 2021年4Q | 1.76 | — | — | −2,833 |
| 2022年4Q | 1.98 | — | — | −111 |
| 2023年4Q | 2.41 | — | — | 266 |
| 2024年4Q | 2.73 | — | — | 112 |
| 2025年4Q | 2.89 | 1,412 | 4.9 | 845 |
| 2026年4Q | 3.08 | 1,828 | 5.9 | 1,006 |
| 2027年1Q | 0.77 | 1,255 | 16.2 | 680 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2.7兆円から3.1兆円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は13.4%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.67 | — | 3,175 | — | 1,754 |
| 2014年3月 | 2.70 | — | 3,325 | — | 1,999 |
| 2015年3月 | 2.76 | — | 3,620 | — | 1,804 |
| 2016年3月 | 2.87 | — | 4,289 | — | 2,453 |
| 2017年3月 | 2.88 | — | 4,123 | — | 2,779 |
| 2018年3月 | 2.95 | — | 4,400 | — | 2,890 |
| 2019年3月 | 3.00 | — | 4,433 | — | 2,952 |
| 2020年3月 | 2.95 | — | 3,395 | — | 1,984 |
| 2021年3月 | 1.76 | — | −5,798 | — | −5,779 |
| 2022年3月 | 1.98 | — | −1,795 | — | −949 |
| 2023年3月 | 2.41 | — | 1,109 | — | 992 |
| 2024年3月 | 2.73 | — | 2,966 | — | 1,964 |
| 2025年3月 | 2.89 | 3,768 | 3,216 | 13.0 | 2,243 |
| 2026年3月 | 3.08 | 4,143 | 3,516 | 13.4 | 2,478 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3.1兆円のうち、営業利益として残るのは4,143億円で13.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2,478億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金63.3%2.0兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.3%7,175億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.4%4,143億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが7,651億円、投資CFが−8,776億円で、差し引きのフリーCFは−1,125億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は2,621億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 5,885 | −4,660 | −1,012 | 1,225 | 1,893 |
| 2014年3月 | 5,628 | −4,747 | −914 | 881 | 1,861 |
| 2015年3月 | 6,228 | −4,768 | −866 | 1,460 | 2,452 |
| 2016年3月 | 6,731 | −4,996 | −1,103 | 1,735 | 3,078 |
| 2017年3月 | 6,529 | −5,575 | −1,163 | 954 | 2,871 |
| 2018年3月 | 7,042 | −5,419 | −1,351 | 1,623 | 3,149 |
| 2019年3月 | 6,638 | −5,944 | −1,207 | 694 | 2,637 |
| 2020年3月 | 5,487 | −7,016 | 434 | −1,529 | 1,538 |
| 2021年3月 | −1,900 | −7,494 | 9,834 | −9,394 | 1,980 |
| 2022年3月 | 1,905 | −5,264 | 3,046 | −3,359 | 1,710 |
| 2023年3月 | 5,818 | −5,655 | 268 | 163 | 2,150 |
| 2024年3月 | 6,881 | −6,906 | 661 | −25 | 2,808 |
| 2025年3月 | 7,323 | −7,834 | 37 | −511 | 2,335 |
| 2026年3月 | 7,651 | −8,776 | 1,387 | −1,125 | 2,621 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は10.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3.1兆円で、自己資本比率は28.2%(業種中央値40.1%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 7.22 | 2.05 | 5.17 | 28.1 |
| 2014年3月 | 7.43 | 2.20 | 5.23 | 29.4 |
| 2015年3月 | 7.61 | 2.31 | 5.30 | 30.1 |
| 2016年3月 | 7.79 | 2.46 | 5.33 | 31.4 |
| 2017年3月 | 7.91 | 2.68 | 5.24 | 33.5 |
| 2018年3月 | 8.15 | 2.88 | 5.26 | 35.1 |
| 2019年3月 | 8.36 | 3.09 | 5.27 | 36.7 |
| 2020年3月 | 8.54 | 3.17 | 5.36 | 36.9 |
| 2021年3月 | 8.92 | 2.56 | 6.36 | 28.4 |
| 2022年3月 | 9.09 | 2.42 | 6.67 | 26.3 |
| 2023年3月 | 9.35 | 2.50 | 6.85 | 26.4 |
| 2024年3月 | 9.77 | 2.74 | 7.03 | 27.8 |
| 2025年3月 | 10.17 | 2.87 | 7.30 | 28.1 |
| 2026年3月 | 10.82 | 3.06 | 7.76 | 28.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
陸運業 56社との比較
同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で56社中8位あたり、逆に低いのは自己資本比率で56社中51位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,545で、1年前と比べて-2.0%。過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 16.2倍 |
| PER (会社予想) | 15.7倍 |
| PBR | 1.31倍 |
| 配当利回り | 2.37% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に3539円と、25日移動平均線(3561.48円)をほぼ横ばい(0.6%下)で推移。52週高値4211円からは約16%下、52週安値3243円からは約9%上。直近1ヵ月では0.76%下落と小幅。RSIは40.42でやや弱い。出来高は8月中旬以降やや増加し、方向感は定まらないが、下値では買いも入る。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 48/100)。
PERは15.97倍で業界平均15.59倍とほぼ同等、PBRは1.29倍で平均1.07倍を上回る。配当利回りは2.4%と平均2.33%をわずかに上回る。ROEは8.4%で安定。業界平均比でPERはほぼ同等だが、PBRはやや高め。売上高・純利益は増加傾向で、収益性は改善傾向。配当利回りは良好だが、PBRの高さがやや懸念。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 16.2倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 15.7倍 | — |
| PBR | 1.31倍 | 1.07倍 |
| ROE | 8.4% | 8.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
コロナ禍からの旅客回復が続く一方、少子化による長期的な需要減少やテレワークの定着が懸念。強気派は、インバウンド需要や沿線開発の成長性を評価する。弱気派は、人口減少や鉄道事業の規制、設備投資の負担に目を向ける。
- 旅客需要の回復
コロナ禍後の利用者増加が鮮明で、特にインバウンドが寄与。
- 沿線開発の成長
駅ビルや不動産事業が好調で、利益の多様化が進む。
- Suica関連事業
決済・金融サービスが新たな収益源として成長。
- 売上高3兆847億円・営業利益4143億円へ増収増益通年影響強
売上高は前期比+6.8%の30847億円、営業利益は+9.9%の4143億円。収益拡大が続く
- 営業利益率13.4%へ改善基調通年影響中
営業利益率は13.05%→13.43%と0.38pt上昇。増収効果で収益性が高まる
- 純利益2478億円・予想PER15.3倍と評価改善通年影響中
純利益は前期+10.5%の2478億円。予想PER15.3倍は実績PER15.77倍を下回る
- 外国人保有35.1%と高い資金流入継続影響弱
外国人保有比率35.05%。高い流動性を背景に安定的な株価支持要因
- 人口減少
少子化で長期的な鉄道需要の減少が予想される。
- テレワークの定着
通勤客の減少が定着し、輸送収入を圧迫。
- 設備投資の負担
老朽化対策や安全投資に多額の費用がかかる。
- ROE8.4%・PBR1.28倍で資本効率は低い継続影響中
ROE8.4%に対しPBR1.28倍。資本コストとの差が小さく、株価が純資産を大きく上回る材料がない
- 1年株価は-0.4%と増益を織り込めず継続影響弱
株価は3461円、1年リターン-0.36%。業績好調でも需給が弱く上値が重い
- 純利益成長率は前期14%→当期10%へ減速通年影響中
純利益は前期+14.2%(1964→2243億円)、当期+10.5%(2243→2478億円)。増益率鈍化
- 固定費増で増収効果が利益率に反映されにくい通年影響弱
売上高+6.8%に対し営業利益率は+0.38pt。コスト増が利益成長を抑制
- 鉄道輸送人員
- 旅客需要の動向と回復度を確認。
- インバウンド客数
- 訪日客需要の寄与度を測る。
- 不動産セグメント利益
- 多角化戦略の進捗を見る。
- Suica年間取引額
- 決済事業の成長を評価。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり84円で、前期から+23.3%。いまの株価に対する利回りは2.37%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 43 | — | 20.8 |
| 2018年3月 | 47 | 7.7 | 21.9 |
| 2019年3月 | 50 | 7.1 | 22.8 |
| 2020年3月 | 55 | 10.0 | 39.3 |
| 2021年3月 | 33 | −39.4 | — |
| 2022年3月 | 33 | 0.0 | — |
| 2023年3月 | 33 | 0.0 | 72.0 |
| 2024年3月 | 47 | 40.0 | 36.0 |
| 2025年3月 | 60 | 28.6 | 44.6 |
| 2026年3月 | 74 | 23.3 | 42.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥84
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ279,429人。区分でいちばん多いのは金融機関で36.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.8%を占め、残る57.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 43.1 | 40.7 | 39.0 | 38.0 | 38.3 | 36.0 |
| 外国法人 | 27.4 | 26.9 | 27.6 | 31.0 | 31.4 | 35.0 |
| 個人・その他 | 20.7 | 23.5 | 24.1 | 22.2 | 21.9 | 20.8 |
| 事業法人 | 7.5 | 7.4 | 7.5 | 6.9 | 6.7 | 6.5 |
| 証券会社 | 1.2 | 1.5 | 1.8 | 1.8 | 1.5 | 1.4 |
| 政府・自治体 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.3 | 0.3 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.58 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.61 |
| 03 | JR東日本グループ社員持株会 | 3.68 |
| 04 | 株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 2.75 |
| 05 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.91 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.84 |
| 07 | 株式会社三井住友銀行 | 1.45 |
| 08 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.41 |
| 09 | 三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.32 |
| 10 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 1.23 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-12株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告2.75%-0.69pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−51%、1株純資産は14期で−47%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 444 | 5,136 | 9.0 | 17.4 | 34.2 |
| 2014年3月 | 507 | 5,529 | 9.5 | 15.0 | 27.9 |
| 2015年3月 | 459 | 5,818 | 8.1 | 21.0 | 30.0 |
| 2016年3月 | 626 | 6,232 | 10.4 | 15.5 | 24.4 |
| 2017年3月 | 714 | 6,826 | 10.9 | 13.6 | 20.8 |
| 2018年3月 | 749 | 7,427 | 10.5 | 13.2 | 21.9 |
| 2019年3月 | 773 | 8,047 | 10.0 | 13.8 | 22.8 |
| 2020年3月 | 175 | 2,780 | 6.4 | 15.6 | 39.3 |
| 2021年3月 | −511 | 2,240 | −20.3 | — | — |
| 2022年3月 | −84 | 2,116 | −3.9 | — | — |
| 2023年3月 | 88 | 2,189 | 4.1 | 27.8 | 72.0 |
| 2024年3月 | 174 | 2,402 | 7.6 | 16.8 | 36.0 |
| 2025年3月 | 198 | 2,528 | 8.0 | 14.9 | 44.6 |
| 2026年3月 | 219 | 2,699 | 8.4 | 16.5 | 42.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
16名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額599百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 深澤祐二 | 取締役会長 | 71 | 244 |
| 喜㔟陽一 | 代表取締役社長 | 62 | 108 |
| 渡利千春 | 代表取締役副社長 社長補佐(全般)、鉄道事業本部長、安全統括管理者 | 63 | 75 |
| 伊藤敦子 | 代表取締役副社長 社長補佐(全般)、グループ経営戦略本部長 | 59 | 155 |
| 池田裕彦 | 代表取締役副社長 社長補佐(全般)、イノベーション戦略本部長、新幹線担当、サービス担当 | 59 | 54 |
| 中川晴美 | 常務取締役 マーケティング本部長、品川開発担当、地方創生担当、観光担当、人財戦略部担当 | 59 | 74 |
| 内田英志 | 常務取締役 鉄道事業本部副本部長(運輸車両)、安全企画部担当 | 58 | 32 |
| 河本宏子 | 取締役 | 69 | 25 |
| 岩本敏男 | 取締役 | 73 | 15 |
| 野田由美子 | 取締役 | 66 | — |
| 大橋弘 | 取締役 | 56 | 6 |
| 樹下尚 | 取締役常勤監査等委員 | 64 | — |
残りの役員4名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 川野邊修 | 取締役常勤監査等委員 | 72 | 156 |
| 森公高 | 取締役監査等委員 | 69 | 75 |
| 小池裕 | 取締役監査等委員 | 75 | 15 |
| 天谷知子 | 取締役監査等委員 | 63 | 6 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 12 | 295 | 195 | 490 | 41 |
| 監査等委員 | 6 | 109 | — | 109 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,411字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題9,448字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,362字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)12,568字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第39期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第39期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-05
- 有価証券報告書有価証券報告書-第38期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-18
- 半期報告書半期報告書-第38期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第37期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第37期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-05
- 四半期報告書四半期報告書-第37期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第37期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-03
- 有価証券報告書有価証券報告書-第36期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-22
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-04
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