概要
商船三井は、ドライバルク・エネルギー・製品輸送・不動産・旅客船など多様な海運・物流サービスを展開する総合海運企業である。1964年に大阪商船と三井船舶が合併して発足し、2026年3月期の売上高は約1兆8,250億円、連結従業員数11,567人を擁する。世界最大級の船腹量を保有し、長期契約とスポット運航を組み合わせて市況変動に対応する。
6つの事業セグメントで構成されるグループ
商船三井グループは、連結子会社470社、持分法適用会社141社の計611社からなる。事業はドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業、ウェルビーイングライフ事業、関連事業、その他の6セグメントに分類される。ドライバルク事業は鉄鋼原料・穀物などのばら積み船、エネルギー事業はタンカー・LNG船、製品輸送事業は自動車船・コンテナ船(ONE)・ロジスティクス、ウェルビーイングライフ事業は不動産(ダイビル)・フェリー・クルーズを中核とする。関連事業には曳船業や商社事業が含まれる。
ドライバルク事業とエネルギー事業の収益構造
ドライバルク事業は121社からなり、ケープサイズやパナマックス船型で鉄鉱石・石炭・穀物を輸送する。長期契約とスポット市況の組み合わせで収益を安定化しており、2026年3月期の売上高は4,557億円、セグメント損益は108億円であった。エネルギー事業は246社を擁し、原油タンカー、石油製品船、LNG船、ケミカル船、FPSOなどを運航する。長期貸船契約による安定収益が特徴で、同期の売上高は5,257億円、セグメント損益は555億円である。
製品輸送事業とウェルビーイングライフ事業
製品輸送事業は170社で構成され、自動車専用船による完成車輸送が主力である。コンテナ船事業は2017年に設立した持分法適用会社のOCEAN NETWORK EXPRESS(ONE)を通じて展開し、同期のコンテナ船セグメント損益は266億円である。またロジスティクス事業は航空・海上フォワーディング、倉庫保管などをカバーする。ウェルビーイングライフ事業は44社からなり、ダイビルを中核とする不動産賃貸と、さんふらわあブランドのフェリー・クルーズ事業を展開する。同期の不動産事業売上高は489億円、損益は67億円であった。
地域戦略と環インド洋への重点展開
商船三井は中長期的な経済成長が見込める環インド洋地域(東アフリカ~南アジア~東南アジア)を重点エリアと位置づける。フェーズ1(2023~2025年度)で様々な投資を実施し、フェーズ2(2026~2030年度)では早期の利益貢献を目指す。海外組織の人財が主体となり本社と連携して事業開発を進める方針である。また、環境戦略では2050年ネットゼロ・エミッションを目標に、代替燃料導入と燃費効率改善を推進している。
業界の中での役割は総合海運会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 自動車輸送・港湾・ロジスティクス事業 | 5,879億円 | 32.6% | 693億円 | 11.8% |
| エネルギー 事業 | 5,258億円 | 29.2% | 556億円 | 10.6% |
| ドライバルク 事業 | 4,557億円 | 25.3% | 109億円 | 2.4% |
| フェリー・内航RORO船・クルーズ事業 | 734億円 | 4.1% | -95億円 | -12.9% |
| 関連 事業 | 583億円 | 3.2% | 37億円 | 6.3% |
| コンテナ船 事業 | 536億円 | 3.0% | 267億円 | 49.8% |
| 不動産 事業 | 489億円 | 2.7% | 68億円 | 13.9% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ドライバルク事業主力
ドライバルク船を保有・運航し、鉄鋼原料、石炭、穀物などのばら積み貨物を全世界で輸送。長期契約とスポット運航を組み合わせて収益を安定化。
- ドライバルク船輸送サービス
- ばら積み船による鉄鋼原料・穀物・石炭などの海上輸送。
02エネルギー事業主力
油送船、LNG船等により原油、石油製品、LNG、化学品などを輸送。海洋事業も展開し、長期間の定期用船契約により安定収益を確保。
- タンカー輸送サービス
- 原油、石油製品、化学品などを輸送する油送船サービス。
- LNG船輸送サービス
- 液化天然ガスの海上輸送サービス。長期契約に基づき安定稼働。
03製品輸送事業準主力
自動車専用船による完成車輸送に加え、コンテナ船、航空・海上フォワーディング、陸上輸送、倉庫保管等のロジスティクス事業を展開。ONEに出資。
- 自動車船輸送サービス
- 自動車専用船を用いて完成車・中古車の海上輸送を提供。
- コンテナ船輸送サービス
- ONEを通じた定期コンテナ船輸送サービス。
04ウェルビーイングライフ事業副次
不動産(ダイビル等)の賃貸・管理、旅客船・クルーズ事業(さんふらわあ、クルーズ)などを展開。
- 不動産賃貸サービス
- オフィスビル等の賃貸・管理。ダイビル等が中核。
- 旅客船・クルーズサービス
- 太平洋沿海・瀬戸内海のフェリー航路、クルーズ客船の運航。
05関連事業副次
曳船業、燃料・舶用資材・機械販売等の商社事業を展開。
06その他その他
船舶管理業、グループ資金調達等の金融業、情報サービス業、経理代行業、海事コンサルティング業等を展開。
製品と技術
ドライバルク船によるばら積み貨物輸送
商船三井はドライバルク船を多数保有・運航し、鉄鋼原料(鉄鉱石、石炭)、穀物、ボーキサイトなどのばら積み貨物を全世界で輸送する。船型は大型のケープサイズから中小型のパナマックスまで多岐にわたる。連結子会社の商船三井ドライバルクとGearbulk Holding AGが中核となり、長期契約とスポット運航を組み合わせて収益を安定化している。特にGearbulkのオープンハッチ船はパルプやアルミニウム輸送に強みを持つ。
タンカー・LNG船によるエネルギー輸送
エネルギー事業では、原油タンカー、石油製品船、LNG船、LPG船、ケミカル船を運航する。長期貸船契約に基づく安定収益が特徴で、MOL Chemical TankersやFairfield Chemical Carriersがケミカル船を、MOL EnergiaがLNG・エタン船を担当する。また、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)事業も展開し、三井海洋開発への出資を通じて海洋事業に関与する。ホルムズ海峡情勢の影響を受けやすいが、長期契約が緩衝材となる。
自動車専用船による完成車輸送
製品輸送事業の主力の一つが自動車専用船(PCTC)による完成車輸送である。日産専用船(2026年4月にMOL ACE TRANSPORTと合併予定)などを通じて、日本メーカーを中心に世界中の自動車を輸送する。港湾混雑や中東情勢の影響で配船効率に制約はあるが、完成車輸送需要は堅調に推移している。近年ではインフレによる費用上昇が課題となっている。
コンテナ船(ONE)とロジスティクスサービス
定期コンテナ船事業は、持分法適用会社のOCEAN NETWORK EXPRESS(ONE)を通じて提供される。ONEは世界6位級のコンテナ船社であり、商船三井は川崎汽船、日本郵船とともに株主として出資する。また、商船三井ロジスティクス(旧エムオーエアシステム)が航空・海上フォワーディング、陸上輸送、倉庫保管を提供し、グループ全体でシームレスな物流サービスを実現している。コンテナ船市況の下落圧力が業績に影響を与える。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
海運業のなかでの位置
海運大手3社の中核、市況変動に収益左右
商船三井は日本郵船、川崎汽船と並ぶ国内海運大手の一角であり、鉄鉱石やLNGなどのばら積み船とコンテナ船を中心にグローバルに事業展開している。同業の日本郵船とは規模が類似しており、競争関係にあるが、商船三井は特にLNG船や自動車船で強みを持つ。売上高は約1.8兆円で、海運市況の好不況に業績が左右される。営業利益率は7%前後と市況に応じて変動するが、長期契約の積み上げで安定化を図っている。また、環境規制対応として次世代燃料への投資も進めている。
強み
- LNG船保有量で世界トップクラスを誇り、長期契約により安定収益を確保
- ばら積み船やコンテナ船、自動車船など多様な船種を保有しリスク分散
- 世界中の航路に展開し、顧客企業の物流ニーズに広く対応可能
- アンモニアや水素などの次世代燃料の研究開発を進め、持続可能性を追求
課題
- 世界的な輸送需要や運賃相場の変動により、業績が大きく変動するリスク
- 重油価格の高騰や環境規制強化により、運航コストが増加する可能性
- 紛争や航路封鎖など地政学リスクが物流網に支障をきたす恐れがある
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
物流・運輸の時価総額近傍。太字が商船三井
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6501日立製作所 | 24.2兆円 | 30.2倍 |
| 2 | 6178日本郵政 | 7.5兆円 | 19.5倍 |
| 3 | 9020東日本旅客鉄道 | 4.0兆円 | 16.2倍 |
| 4 | 9022東海旅客鉄道 | 3.9兆円 | 6.9倍 |
| 5 | 9101日本郵船 | 2.9兆円 | 14.1倍 |
| 6 | 9104商船三井 | 2.6兆円 | 11.4倍 |
| 7 | 9107川崎汽船 | 2.1兆円 | 15.9倍 |
| 8 | 9202ANAホールディングス | 1.4兆円 | 9.2倍 |
| 9 | 9021西日本旅客鉄道 | 1.4兆円 | 10.8倍 |
| 10 | 9147NIPPON EXPRESSホールディングス | 1.4兆円 | 71.6倍 |
| 11 | 9201日本航空 | 1.3兆円 | 9.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。
会社の歴史
沿革 40件
大阪商船と三井船舶の対等合併による発足(1964年)
1964年4月、海運再建整備に関する臨時措置法に基づき、大阪商船株式会社と三井船舶株式会社が対等合併した。存続会社は三井船舶で、本店を大阪市に置き商号を「大阪商船三井船舶株式会社」と変更した。合併時の資本金は131億円、所有船舶は86隻・127万重量トンであった。この合併により、関西と三井系の海運ネットワークが統合され、後の商船三井の基盤が形成された。
ナビックスラインとの合併と商船三井への改称(1999年)
1999年4月、大阪商船三井船舶はナビックスライン株式会社(1989年に山下新日本汽船とジャパンラインが合併して発足)と合併し、商号を「株式会社商船三井」に変更した。同時に、国内の代理店業務を統合して株式会社エム・オー・エル・ジャパンを設立し、定航営業部や各支店の業務を移管した。これにより不定期船と定期船の体制が整理され、グループの経営効率が向上した。
不動産・フェリー事業への進出(2004~2011年)
2004年10月、商船三井はダイビル株式会社の株式を公開買付し子会社化した。2006年には宇徳運輸(現・宇徳)を子会社化し、物流事業を強化した。フェリー事業では、2001年に商船三井フェリーを設立、2009年には関西汽船を子会社化し、ダイヤモンドフェリーと統合してフェリーさんふらわあを設立した。2011年にはこれらが合併し、国内フェリー網を再編した。不動産と旅客船という安定収益源をグループに加えた。
コンテナ船事業統合とONEの設立(2017年)
2017年7月、商船三井は川崎汽船、日本郵船と共同で定期コンテナ船事業の統合会社「オーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス」(ONE)を設立した。事業運営はシンガポールのOCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.が担い、商船三井は持分法適用関連会社として出資する。これによりコンテナ船事業の競争力強化と規模の経済を追求し、グループの資本効率改善を図った。
ケミカルタンカー・バルク事業の拡大(2024~2025年)
2024年3月、商船三井はシンガポールのFairfield Chemical Carriersを完全子会社化し、ケミカルタンカー事業を強化した。2025年1月にはスイスのGearbulk Holding AGを連結子会社化し、オープンハッチ船事業を拡大した。同年6月にはオランダのLBC Tank Terminalsを子会社化し、タンクターミナル事業に参入した。これらの買収により、エネルギー事業と製品輸送事業の領域を広げた。
年表40件を開く
1960年代
- 1964年4月M&A海運再建整備に関する臨時措置法に基づき、大阪商船株式会社と三井船舶株式会社が(三井船舶株式会社を存続会社として)対等合併し、本店を大阪市に置き商号を「大阪商船三井船舶株式会社」と変更、合併時の資本金131億円、所有船舶86隻127万重量トン
- 1966年10月創業内航近海部門を分離し、商船三井近海株式会社を設立
- 1969年8月創業日本沿海フェリー株式会社発足
1970年代
- 1970年10月創業船客部門業務を分離し、商船三井客船株式会社設立
1980年代
- 1986年8月創業北米における定期船・物流部門を統括するMITSUI O.S.K.LINES(AMERICA),INC. (現 MOL (AMERICAS) LLC.)を設立
- 1989年6月創業山下新日本汽船株式会社とジャパンライン株式会社が合併し、ナビックスライン株式会社発足
- 1989年7月創業三井航空サービス株式会社と商船航空サービス株式会社が合併し、エムオーエアシステム株式会社(現 商船三井ロジスティクス株式会社)発足
1990年代
- 1990年8月株式会社ダイヤモンドフェリーに資本参加
- 1993年10月M&A日本海汽船株式会社を合併
- 1995年10月M&A新栄船舶株式会社を合併
- 1996年4月M&A東京マリン株式会社(現 MOL Chemical Tankers Pte. Ltd.)を子会社化
- 1999年4月創業ナビックスライン株式会社と合併し、商号を「株式会社 商船三井」に変更 株式会社商船三井エージェンシイズ(神戸)、株式会社商船三井エージェンシイズ(横浜)、東海シッピング株式会社、モンコンテナ株式会社が合併し、株式会社エム・オー・エル・ジャパン(オーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス株式会社に譲渡済)が発足し、定航営業部、大阪支店、名古屋支店の業務を同社に移管
2000年代
- 2000年4月創業商船三井興業株式会社、日本工機株式会社、ナビックステクノトレード株式会社が合併し、商船三井テクノトレード株式会社発足
- 2001年3月創業商船三井フェリー株式会社(現 株式会社商船三井さんふらわあ)発足
- 2001年7月株式会社エム・オー・シーウェイズにナビックス近海株式会社の近海部門を移管し、それぞれ商船三井近海株式会社及びナビックス内航株式会社に商号を変更(ナビックス内航株式会社は2003年7月に商船三井内航株式会社と、2014年9月に株式会社商船三井内航とそれぞれ商号を変更)
- 2004年10月M&Aダイビル株式会社の株式を公開買付し、子会社化
- 2006年3月M&A宇徳運輸株式会社(現 株式会社宇徳)の株式を公開買付し、子会社化
- 2007年6月M&A商船三井フェリー株式会社と九州急行フェリー株式会社が合併(存続会社は商船三井フェリー株式会社)
- 2007年7月M&A株式会社ダイヤモンドフェリーと株式会社ブルーハイウエイ西日本が合併(存続会社は株式会社ダイヤモンドフェリー)
- 2008年10月M&A商船三井テクノトレード株式会社と山和マリン株式会社が合併(存続会社は商船三井テクノトレード株式会社)
- 2009年4月M&A関西汽船株式会社を子会社化
- 2009年9月M&A日産専用船株式会社を子会社化
- 2009年10月創業関西汽船株式会社と株式会社ダイヤモンドフェリーは共同株式移転により株式会社フェリーさんふらわあを設立
2010年代
- 2011年10月M&A関西汽船株式会社、株式会社ダイヤモンドフェリー、及び株式会社フェリーさんふらわあが合併(存続会社は株式会社フェリーさんふらわあ)
- 2014年10月M&A株式会社エム・オー・エル・マリンコンサルティングと株式会社MOLケーブルシップが合併し、株式会社MOLマリンに商号変更(存続会社は株式会社エム・オー・エル・マリンコンサルティング)
- 2016年7月株式会社ジャパンエキスプレス(本店:横浜)の海外引越事業を商船三井ロジスティクス株式会社に譲渡
- 2016年10月株式会社ジャパンエキスプレス(本店:横浜)の海外引越事業を除く全事業を株式会社宇徳に譲渡(株式会社ジャパンエキスプレス(本店:横浜)は事業を停止)
- 2017年7月創業当社、川崎汽船株式会社、日本郵船株式会社の3社が、定期コンテナ船事業統合会社としてオーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス株式会社を設立(在邦持株会社。事業運営会社は在シンガポールのOCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.)
2020年代
- 2021年4月M&A株式会社MOLマリンとMOLエンジニアリング株式会社が合併し、MOLマリン&エンジニアリング株式会社に商号変更(存続会社は株式会社MOLマリン)商船三井近海株式会社から商船三井ドライバルク株式会社へ商号変更
- 2022年3月M&A株式会社宇徳の株式を公開買付し、完全子会社化
- 2022年4月M&A不定期船事業、木材チップ船事業、及びパナマックス事業(鉄鋼産業・国内電力向けを除く)を商船三井ドライバルク株式会社へ譲渡 ダイビル株式会社の株式を公開買付し、完全子会社化
- 2022年11月M&A商船三井ロジスティクス株式会社の完全子会社化
- 2023年10月M&A商船三井フェリー株式会社と株式会社フェリーさんふらわあが合併(存続会社は商船三井フェリー株式会社)し、株式会社商船三井さんふらわあに商号変更
- 2024年1月M&A株式会社北拓を子会社化
- 2024年3月M&AFairfield Chemical Carriers Pte. Ltd.(本社:シンガポール)を完全子会社化
- 2025年1月M&AGearbulk Holding AG(本社:スイス)を連結子会社化
- 2025年4月M&AMOL Chemical Tankers Pte. Ltd. (本社:シンガポール)がFairfield Chemical Carriers Pte. Ltd.を吸収合併
- 2025年4月M&AMOLマリン&エンジニアリング株式会社、商船三井オーシャンエキスパート株式会社、及び株式会社MOLシップテックが合併し、商船三井マリテックス株式会社に商号変更(存続会社はMOLマリン&エンジニアリング株式会社)
- 2025年6月M&ALBC Tank Terminals Group Holding Netherlands Coöperatief U.A.(本社:オランダ)を完全子会社化
- 2026年4月創業日産専用船株式会社と株式会社MOL ACE TRANSPORTが合併し、株式会社MOL ACE TRANSPORT(存続会社は日産専用船株式会社)発足
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
稼ぐ力を磨き上げる
個々の事業の強みを伸ばし、投資効果の確実な発揮、事業・地域間シナジーの創出、市況変動リスクを伴う事業での規律あるリスクテイクにより、グループ全体の収益力を強化する。
- 02
バランスのとれた資本配分
成長投資、財務健全性、株主還元を同時に追求し、キャッシュ創出力の成長を踏まえた株主還元の強化や、戦略的意義や収益性が低下した事業・アセットのリサイクルを推進する。
- 03
確かな経営基盤を築く
サステナビリティ課題への取り組みとガバナンス高度化により事業の持続的成長基盤を強化する。特に「人と組織の力」の最大化、デジタル化・AI活用による事業変革に注力する。
- 04
ポートフォリオ・地域・環境戦略
ポートフォリオ戦略では競争優位性の強化や安定収益を基盤とした市況アップサイド獲得、ハイブリッド型区分の追加などで分散効果を追求。地域戦略では環インド洋を重点エリアに、環境戦略では2050年ネットゼロ目標に向け代替燃料導入や低・脱炭素事業を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で11,567人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,660万円で、9期前と比べて+68.3%。平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は12.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 10,794 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 10,828 | — |
| 2019年3月 | 986 | 37.0 | 14.0 | 8,941 | — |
| 2020年3月 | 1,003 | 37.2 | 14.0 | 8,931 | — |
| 2021年3月 | 1,026 | 37.9 | 14.1 | 8,571 | — |
| 2022年3月 | 1,073 | 38.0 | 14.1 | 8,547 | — |
| 2023年3月 | 1,517 | 37.8 | 13.5 | 8,748 | — |
| 2024年3月 | 1,675 | 37.3 | 12.5 | 9,795 | — |
| 2025年3月 | 1,437 | 38.5 | 13.4 | 10,500 | 1,437 |
| 2026年3月 | 1,660 | 38.4 | 12.9 | 11,567 | 1,098 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- JPアジア風力発電株式会社
- GBMOL (EUROPE AFRICA) LTD
- SGMOL CHEMICAL TANKERS PTE.LTD.
- GBMOL LNG TRANSPORT (EUROPE) LIMITED
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達3.5億円多用途多端子直流送電システムの基盤技術開発ケーブル防護管取付等の工法開発及び新型ケーブル敷設船等の基盤技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-28
- 調達3,003万円令和5年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(モーリシャスにおける海洋温度差発電に係るGCF/CTCNに関する実現可能性調査)情報処理推進機構 · 2023-12-26
- 調達2,730万円令和5年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(モーリシャスにおける海洋温度差発電に係るGCF/CTCNに関する実現可能性調査)経済産業省 · 2023-11-15
- 調達1,881万円水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発グリーン水素・人工合成メタンの製造と次世代燃料の海運業界等での利活用に関する調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-01-31
- 調達1,180万円エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査低炭素社会を目指した海洋再生可能エネルギー利活用を実現するための海洋温度差発電を核とした海洋深層水複合利用実証研究(モーリシャス)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-06-24
- 調達551万円水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発大分コンビナート水素を活用した停泊船舶への海上給電と港湾荷役機器への水素供給の可能性調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-02-03
- 調達182万円競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業大規模水素サプライチェーンの構築に係る技術開発大規模水素サプライチェーンの構築に係るMCH海上輸送規制緩和に関する研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-08-29
- 補助金2.9億円令和3年度「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の運航効率化実証事業)」資源エネルギー庁 · 2021-04-01
- 補助金2.3億円海事分野における脱炭素化促進事業(うちLNG燃料システム等導入支援事業)環境省 · 2023-04-03
- 補助金1.3億円地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業環境省 · 2024-04-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.8兆円、営業利益は1,270億円。前期と比べると増収減益で、売上が+2.8%、利益が-15.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2.2兆円 | 1.8兆円 |
| 営業利益 | 1,350億円 | 1,270億円 |
| 純利益 | 2,400億円 | 2,133億円 |
| 1株あたり配当 | ¥205 | ¥205 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は7,310億円、営業利益は385億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+89.8%、営業利益は+57.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 3,540 | — | — | 729 |
| 2024年1Q | 3,852 | 245 | 6.4 | 912 |
| 2024年2Q | 4,049 | 248 | 6.1 | 596 |
| 2024年3Q | 4,286 | 308 | 7.2 | 528 |
| 2024年4Q | 4,092 | — | — | 581 |
| 2025年2Q | 9,006 | 892 | 9.9 | 2,467 |
| 2025年4Q | 8,749 | 617 | 7.1 | 1,788 |
| 2026年2Q | 8,698 | 718 | 8.3 | 1,162 |
| 2026年4Q | 9,553 | 552 | 5.8 | 971 |
| 2027年1Q | 7,310 | 385 | 5.3 | 611 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1.5兆円から1.8兆円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.51 | — | −286 | — | −1,788 |
| 株式会社エム・オー・エル・マリンコンサルティングと株式会社MOLケーブルシップが合併し、株式会社MOLマリンに商号変更(存続会社は株式会社エム・オー・エル・マリンコンサルティング) | |||||
| 2014年3月 | 1.73 | — | 550 | — | 574 |
| 2015年3月 | 1.82 | — | 513 | — | 424 |
| 2016年3月 | 1.71 | — | 363 | — | −1,704 |
| 当社、川崎汽船株式会社、日本郵船株式会社の3社が、定期コンテナ船事業統合会社としてオーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス株式会社を設立(在邦持株会社。事業運営会社は在シンガポールのOCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.) | |||||
| 2017年3月 | 1.50 | — | 254 | — | 53 |
| 2018年3月 | 1.65 | — | 315 | — | −474 |
| 2019年3月 | 1.23 | — | 386 | — | 269 |
| 2020年3月 | 1.16 | — | 551 | — | 326 |
| 株式会社MOLマリンとMOLエンジニアリング株式会社が合併し、MOLマリン&エンジニアリング株式会社に商号変更(存続会社は株式会社MOLマリン)商船三井近海株式会社から商船三井ドライバルク株式会社へ商号変更 | |||||
| 2021年3月 | 0.99 | — | 1,336 | — | 901 |
| 株式会社宇徳の株式を公開買付し、完全子会社化 | |||||
| 2022年3月 | 1.27 | — | 7,218 | — | 7,088 |
| 商船三井フェリー株式会社と株式会社フェリーさんふらわあが合併(存続会社は商船三井フェリー株式会社)し、株式会社商船三井さんふらわあに商号変更 | |||||
| 2023年3月 | 1.61 | — | 8,116 | — | 7,961 |
| 株式会社北拓を子会社化 | |||||
| 2024年3月 | 1.63 | — | 2,590 | — | 2,617 |
| Gearbulk Holding AG(本社:スイス)を連結子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 1.78 | 1,509 | 4,197 | 8.5 | 4,255 |
| 日産専用船株式会社と株式会社MOL ACE TRANSPORTが合併し、株式会社MOL ACE TRANSPORT(存続会社は日産専用船株式会社)発足 | |||||
| 2026年3月 | 1.83 | 1,270 | 1,758 | 7.0 | 2,133 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.8兆円のうち、営業利益として残るのは1,270億円で7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2,133億円、売上の11.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%をちょうど並ぶ水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.1%1.5兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.0%2,006億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%1,270億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが4,510億円、投資CFが−7,216億円で、差し引きのフリーCFは−2,706億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は2,015億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 790 | −1,042 | 1,388 | −252 | 2,006 |
| 2014年3月 | 943 | −1,199 | −71 | −256 | 1,801 |
| 2015年3月 | 925 | −1,591 | 65 | −666 | 1,288 |
| 2016年3月 | 2,092 | −267 | −1,487 | 1,825 | 1,594 |
| 2017年3月 | 176 | −739 | 871 | −563 | 1,868 |
| 2018年3月 | 984 | −1,009 | 92 | −25 | 1,896 |
| 2019年3月 | 552 | −1,983 | 705 | −1,431 | 1,192 |
| 2020年3月 | 1,007 | −1,072 | −7 | −65 | 1,023 |
| 2021年3月 | 989 | −547 | −617 | 442 | 834 |
| 2022年3月 | 3,076 | −1,074 | −1,918 | 2,002 | 971 |
| 2023年3月 | 5,499 | −2,820 | −2,817 | 2,679 | 910 |
| 2024年3月 | 3,142 | −3,529 | 497 | −387 | 1,155 |
| 2025年3月 | 3,605 | −4,508 | 1,171 | −903 | 1,560 |
| 2026年3月 | 4,510 | −7,216 | 3,129 | −2,706 | 2,015 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は6.0兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2.9兆円で、自己資本比率は48.2%(業種中央値47.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.16 | 0.62 | 1.55 | 24.7 |
| 2014年3月 | 2.36 | 0.78 | 1.58 | 28.7 |
| 2015年3月 | 2.62 | 0.89 | 1.73 | 29.8 |
| 2016年3月 | 2.22 | 0.65 | 1.57 | 24.4 |
| 2017年3月 | 2.22 | 0.68 | 1.53 | 25.8 |
| 2018年3月 | 2.23 | 0.63 | 1.60 | 23.0 |
| 2019年3月 | 2.13 | 0.65 | 1.48 | 24.6 |
| 2020年3月 | 2.10 | 0.64 | 1.46 | 24.5 |
| 2021年3月 | 2.10 | 0.70 | 1.40 | 27.6 |
| 2022年3月 | 2.69 | 1.33 | 1.35 | 47.4 |
| 2023年3月 | 3.56 | 1.94 | 1.63 | 54.0 |
| 2024年3月 | 4.12 | 2.37 | 1.75 | 57.1 |
| 2025年3月 | 4.98 | 2.72 | 2.26 | 53.9 |
| 2026年3月 | 5.96 | 2.93 | 3.03 | 48.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
海運業 11社との比較
同じ海運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で11社中2位あたり、逆に低いのはROEで11社中7位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥7,038で、1年前と比べて+51.0%。過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 |
| PER (会社予想) | 10.1倍 |
| PBR | 0.81倍 |
| 配当利回り | 2.91% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で25.59%と大幅上昇、8/21に7278円と52週高値圏で推移。25日線6149.36円を大きく上回り、上昇トレンドが鮮明。RSI84.77と過熱感が強く、短期的な調整リスクも。週足では急上昇が続き、出来高も増加。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER11.74倍は同業平均17.92倍を大きく下回り、予想PER10.4倍とさらに割安感。PBR0.84倍は平均0.942倍を下回り、株主資本を下回る水準。配当利回り2.82%は平均2.14%を上回り、配当性向27.2%と安定。ROE7.67%は平均並み。海運市況の変動で26年3月期の利益減益(純利益4255→2133億円)が見込まれるが、株価に反映され十分割安。利益変動リスクはあるが、指標は総じて割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 | 18.2倍 |
| PER (予想) | 10.1倍 | — |
| PBR | 0.81倍 | 0.94倍 |
| ROE | 7.7% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
海運市況の変動が最大の投資論点。強気派は、中東情勢によるタンカー市況の上昇や、LNG需要の増加、自動車運搬船の供給制約などを背景に、収益拡大を期待する。弱気派は、新造船の供給増による運賃下落、世界的な景気減退による貨物需要の縮小、環境規制対応のコスト増を懸念する。特に、コンテナ船市況の軟化が業績に影響する可能性を指摘する。
- タンカー市況の上昇
中東情勢の緊張で原油輸送の運賃が高止まり
- LNG需要の拡大
エネルギー転換でLNG輸送の長期契約が増加
- 自動車船の供給制約
新造船不足で自動車輸送の運賃が堅調
- 売上高が前期比2.8%増の18,251億円2026年3月期影響弱
売上高は17,755億円から18,251億円へ496億円増加
- 予想PER8.9倍と低い評価水準継続影響弱
株価6,186円、予想PER8.9倍と割安水準
- PBR0.7395倍の改善余地不定影響中
PBR0.74倍はROE7.67%に対して低く、資本効率改善が期待される
- 配当利回り3.31%の安定期待通年影響弱
配当利回り3.31%は株主還元の持続性を示す
- 新造船の供給増
2024年以降の新造船納入で船腹過剰リスク
- 景気減退の懸念
世界経済減速で貨物需要が減少する可能性
- 環境規制コスト
脱炭素対応のための投資負担が増加
- 2026年3月期は営業利益15.8%減益2026年3月期影響中
営業利益は1,509億円から1,270億円へ239億円減少
- 2026年3月期は純利益49.9%減益2026年3月期影響強
純利益は4,255億円から2,133億円へ2,122億円減少
- 営業利益率8.50%→6.96%へ低下2026年3月期影響中
営業利益率は8.50%から6.96%へ1.54ポイント低下
- 営業外損失拡大で純利益減益幅が拡大2026年3月期影響中
営業利益減は239億円だが純利益減は2,122億円と営業外損失が影響
- 運賃市況(BDI等)
- ばら積み市況の動向が収益に直結するため
- タンカー市況
- 石油輸送の運賃変動が業績に大きな影響を与えるため
- 長期契約比率
- 安定した収益基盤の強さを測るために重要
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり205円で、前期から−44.4%。いまの株価に対する利回りは2.91%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 7 | — | — |
| 2018年3月 | 7 | 0.0 | — |
| 2019年3月 | 15 | 124.9 | 14.6 |
| 2020年3月 | 22 | 44.5 | 49.2 |
| 2021年3月 | 50 | 130.7 | — |
| 2022年3月 | 200 | 300.0 | 53.3 |
| 2023年3月 | 560 | 180.0 | 43.8 |
| 2024年3月 | 220 | −60.7 | 27.6 |
| 2025年3月 | 360 | 63.6 | 59.1 |
| 2026年3月 | 200 | −44.4 | 27.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥205
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ306,551人。区分でいちばん多いのは個人・その他で37.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.4%を占め、残る65.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 17.2 | 25.6 | 47.0 | 30.6 | 41.1 | 37.5 |
| 金融機関 | 46.5 | 40.7 | 27.4 | 37.6 | 34.6 | 31.9 |
| 外国法人 | 27.8 | 23.3 | 19.6 | 24.9 | 18.1 | 24.9 |
| 自己株式 | 0.8 | 0.3 | 0.1 | 0.0 | 3.7 | 5.3 |
| 証券会社 | 4.7 | 6.8 | 2.1 | 3.6 | 2.9 | 3.1 |
| 事業法人 | 3.8 | 3.5 | 3.8 | 3.2 | 3.1 | 2.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 16.68 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.03 |
| 03 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 1.96 |
| 04 | BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH – PRIME BROKERAGE SEGREGATION ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ) | 1.59 |
| 05 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.27 |
| 06 | 株式会社三井住友銀行 | 1.24 |
| 07 | 三井住友海上火災保険株式会社 | 1.23 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.08 |
| 09 | BCSL CLIENT RE BBPLC NYBR (常任代理人 バークレイズ証券株式会社) | 1.01 |
| 10 | 野村證券株式会社 | 0.91 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-03野村證券株式会社新規の大量保有報告0.09%+0.04pt
- 2026-05-22ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告2.11%-0.19pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+514%、1株純資産は14期で+1768%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −150 | 448 | −30.5 | — | — |
| 2014年3月 | 480 | 5,679 | 9.4 | 8.4 | 9.9 |
| 2015年3月 | 354 | 6,543 | 5.8 | 11.5 | 46.8 |
| 2016年3月 | −1,425 | 4,523 | −25.8 | — | — |
| 2017年3月 | 44 | 4,782 | 0.9 | 79.5 | — |
| 2018年3月 | −132 | 1,425 | −8.8 | — | — |
| 2019年3月 | 75 | 1,463 | 5.2 | 10.6 | 14.6 |
| 2020年3月 | 91 | 1,431 | 6.3 | 6.4 | 49.2 |
| 2021年3月 | 251 | 1,610 | 16.5 | 5.2 | — |
| 2022年3月 | 1,970 | 3,532 | 76.5 | 1.7 | 53.3 |
| 2023年3月 | 2,204 | 5,322 | 49.8 | 1.5 | 43.8 |
| 2024年3月 | 723 | 6,496 | 12.2 | 6.4 | 27.6 |
| 2025年3月 | 1,187 | 7,687 | 16.9 | 4.4 | 59.1 |
| 2026年3月 | 620 | 8,365 | 7.7 | 10.5 | 27.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
17名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額956百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 橋本剛 | 代表取締役 会長 | 68 | 1,260 |
| 濱崎和也 | 代表取締役 副社長執行役員 | 57 | 210 |
| 池田潤一郎 | 取締役 | 70 | 1,852 |
| 篠田敏暢 | 取締役 | 63 | 242 |
| 毛呂准子 | 取締役 | 63 | 382 |
| 豊永厚志 | 取締役 | 70 | 15 |
| 山口裕視 | 取締役 | 65 | 11 |
| 橋本英二 | 取締役 | 70 | 4 |
| 兵頭誠之 | 取締役 | 67 | 4 |
| 田中径子 | 取締役 | 66 | 6 |
| 日野岳穣 | 常勤監査役 | 64 | 552 |
| 市川香代 | 常勤監査役 | 63 | 238 |
残りの役員5名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 三森仁 | 監査役 | 60 | — |
| 武田史子 | 監査役 | 58 | — |
| 田村城太郎 | 代表取締役 社長執行役員 | 57 | 191 |
| 梅村尚 | 代表取締役 副社長執行役員 | 58 | 188 |
| 園田早苗 | 取締役常務執行役員 | 57 | 38 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 309 | 16 | 171 | 738 | 123 |
| 社外取締役 | 7 | 81 | — | — | 91 | 13 |
| 監査役 | 3 | 90 | — | — | 90 | 30 |
| 社外監査役 | 2 | 37 | — | — | 37 | 19 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」で商船三井を取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,393字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,289字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,223字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,526字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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