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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

タカセ

TAKASE CORPORATION9087 · Standard · 陸運業

運送・保管・作業を組み合わせた総合物流サービスを国内外で提供。倉庫施設の賃貸や実際の運送、倉庫内オペレーションも手掛ける。

概要

タカセ(髙瀬運輸から改称)は、1922年に東京・新橋で創業した物流企業である。総合物流事業を中核に、運送事業、流通加工事業を展開し、国内の東京港・川崎・大阪・札幌などに物流拠点を持ち、香港・米国・中国にも現地法人を有する。2026年3月期の連結営業収益は約85億円、従業員数は199名。東京証券取引所ジャスダックに上場している。

3つのセグメントで構成される事業構造

当社グループの事業は「総合物流事業」「運送事業」「流通加工事業」の3区分に分かれる。総合物流事業は貨物運送の取次(利用運送)、倉庫保管、荷役作業などを顧客の需要に応じて組み合わせて提供し、海外子会社も同様のサービスを行う。運送事業は子会社タカセ運輸集配システムが貨物自動車による実運送を担う。流通加工事業はタカセ物流が倉庫内オペレーション(流通加工)を請け負う。この3事業が相互に補完し合い、グループ全体で一貫した物流サービスを実現している。

首都圏湾岸と地方拠点を軸とした物流ネットワーク

国内の主力拠点は東京都大田区の「タカセコンテナフレートステーション」、品川区の「タカセP.D.センター」、川崎市東扇島の「タカセ物流生産センター“まごころ”」や「タカセV.C.センター」、大阪府門真市の「大阪物流生産センター」、北海道石狩市の「札幌物流生産センター」などである。自社保有施設の立地特性を生かし、神奈川・東京の湾岸エリアでコンテナ貨物や保管・流通加工を集約している。近年は医療機器物流など社会貢献度の高い分野への展開も進めている。

海外拠点は香港・米国・中国の3極

国際事業は1994年に香港子会社ADD SYSTEM COMPANY LIMITEDを設立したことに始まる。1998年にはロサンゼルスにTAKASE ADD SYSTEM, INC.を、2003年には上海に高瀬物流(上海)有限公司を設立。さらに2004年には中国広東省に合弁会社雅達貨運(中山)有限公司(出資55%)を設け、華南地区の物流需要を取り込んできた。海外事業は2024年度に不振を経験したため、2025年度以降は最適な事業展開と新戦略の検討が課題となっている。

売上高は80億円台で安定、利益は改善傾向

2013年3月期の売上高は89億円だったが、その後減少し2018年3月期には80億円、2021年3月期には75億円まで落ち込んだ。2022年3月期以降は回復し、2025年3月期は約89億円、2026年3月期は85億円(計画比98.7%)となる見通しである。利益面では、2016年3月期と2017年3月期に純損失を計上したが、その後は毎期黒字を維持。2026年3月期の営業利益は2億1200万円(前期比167%増)と大幅に改善し、収益力強化施策が効果を見せ始めている。

業界の中での役割は物流サービスの総合プロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
85億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.4%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01総合物流主力

国内外で運送・保管・作業の物流サービスを組み合わせて提供。貨物運送の取次、保管、倉庫内オペレーション等を顧客ニーズに応じて提供するほか、倉庫施設の賃貸も行う。

主な製品・サービス4
利用運送サービス
貨物運送の取次を行うサービス。
貨物保管サービス
貨物の保管を行うサービス。
倉庫内オペレーションサービス
倉庫内での作業を請け負うサービス。
倉庫施設賃貸
倉庫施設の賃貸事業。

02運送準主力

子会社のタカセ運輸集配システムが貨物自動車による実運送を行う。

主な製品・サービス1
貨物自動車運送
貨物自動車による実運送サービス。

03流通加工準主力

子会社のタカセ物流が倉庫内オペレーションを人材派遣または業務受託で行う。

主な製品・サービス1
倉庫内オペレーション
倉庫内の作業を人材派遣や業務受託で提供。

04その他副次

付随的な収益を獲得する事業で、具体的にはトラックシャーシの保管場所を賃貸する事業等。

製品と技術

貨物の取次から実運送までカバーする総合物流

総合物流事業の中核は、貨物運送の取次(利用運送)である。顧客から依頼を受けた貨物を、協力会社の船舶・航空機・トラックを手配して輸送する。国内では倉庫での保管・荷役・流通加工も組み合わせ、ワンストップで提供する。取扱品目は一般工業製品から医療機器まで多岐にわたる。2026年3月期の同事業の営業収益は84億4200万円(全社の99%超)を占め、グループの屋台骨となっている。

「まごころ」と名付けた物流生産センター

川崎市東扇島に位置する「タカセ物流生産センター“まごころ”」は、グループの旗艦施設である。1985年4月に建設され、その後も増築が繰り返され、1997年には同じ東扇島に「タカセV.C.センター」も開設された。これらの施設では、保管・流通加工・仕分け・ピッキングなど多様なオペレーションが行われている。社訓である「まごころ」を施設名に掲げ、顧客への真心を込めたサービスを標榜している。

COLサービスと医療機器物流への注力

当社が展開するCOLサービスは、コンテンツクラウド(データ管理)、オンデマンドプリント(小ロット印刷)、ロジスティクス(物流)の頭文字を組み合わせたもので、出版・販促物の在庫保管と発送を効率化する。また、医療機器製造業免許を活用した医療機器物流業務も拡大中である。温度管理や厳格なトレーサビリティが求められる医療機器分野への参入は、高付加価値サービスとして収益性向上に貢献している。

海外現地法人による国際物流サービス

香港のADD SYSTEM COMPANY LIMITED、米国のTAKASE ADD SYSTEM, INC.、中国の高瀬物流(上海)有限公司と雅達貨運(中山)有限公司が、国際物流の海外拠点を担う。これらの法人は、日本からの輸出貨物の現地配送や、現地企業向けの倉庫・配送サービスを提供する。特に中国法人はコスト削減が進み、2025年度は利益改善に寄与した。一方、2024年度の不振を踏まえ、海外事業の最適化が引き続き課題となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

地域密着型物流で安定、収益性低く改善課題

当社は陸運業に属し、地域密着型の物流サービスを展開する。売上高は微増の85億円で、営業利益率は2.35%と低水準に留まる。同業他社には、全国展開するSBSホールディングスや、鉄道事業を基盤とする東武鉄道がある。当社は規模が小さく、収益力で劣るが、地域での強固な顧客基盤を持つ。燃料費や人件費の上昇が利益を圧迫しており、コスト管理と生産性向上が重要な課題となる。

強み

  • 特定地域に強い顧客基盤を持ち、安定需要を確保。
  • 売上高が安定的に推移し、大きな変動がない。
  • 多様な物流サービスを提供し、顧客ニーズに対応。

課題

  • 営業利益率2.35%と低く、収益力の改善が急務。
  • 燃料費や人件費の上昇が利益を圧迫。
  • 規模が小さく、全国展開する他社に劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

陸運業の時価総額近傍。太字がタカセ

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19063岡山県貨物運送91億円3.1倍
29017新潟交通77億円6.6倍
39051センコン物流74億円39.6倍
49036東部ネットワーク72億円23.2倍
59060日本ロジテム57億円8.2倍
69087タカセ45億円26.7倍
79073京極運輸商事34億円20.4倍
89012秩父鉄道32億円8.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

海陸運送取扱業として1922年に創業

1922年2月、東京市芝区新橋において「株式会社髙瀬組」として設立された。創業時の事業目的は海陸運送取扱業と倉庫業。1943年3月に海運貨物仲立業(乙種)免許を取得し、戦時体制下でも港湾関連業務を継続した。第二次世界大戦後の1947年4月、貿易再開に伴い鉱工品貿易公団の指定店となり、港湾運送事業を本格的に再開。1956年10月には東京税関貨物取扱人免許を取得し、通関業務にも進出した。

1963年の社名変更と港湾運送免許の拡充

1963年6月、社名を「髙瀬運輸株式会社」に変更。1965年7月には一般港湾運送事業免許(京浜港限定1種)を取得し、港湾運送事業の基盤を固めた。1971年7月には免許が海貨無限定に拡大され、取扱貨物の範囲を広げた。この時期、コンテナ化の波に対応するため、1970年8月に大田区平和島に「タカセコンテナフレートステーション」を建設し、大井営業所を開設。コンテナ貨物の取り扱いを本格化させた。

物流拠点の建設とグループ会社の設立(1970年代)

1971年2月、貨物自動車運送事業を目的とする子会社「タカセ陸送株式会社」(現 タカセ運輸集配システム)を設立。同年9月には品川区東品川に「タカセP.D.センター」1号倉庫を建設し、東京営業所を開設した。さらに1971年11月にはコンテナ補修を目的とする「タカセコンテナメンテナンスサービス」(後にマルワに商号変更)を設立。1977年2月にはP.D.センター2号倉庫を増設し、保管・流通加工能力を高めた。

1981年の合併とタカセ株式会社への改称

1981年11月、子会社であった株式会社タカセディストリビューションシステムを吸収合併し、商号を「タカセ株式会社」に変更した。これにより、物流システム全体を一元的に提供する体制が整った。1984年10月には東京都港区に本社ビルを建設し、本社機能を現在の新橋一丁目に移転。1985年4月には川崎市東扇島に「タカセ物流生産センター“まごころ”」を建設し、川崎営業所を開設した。

株式公開と全国展開(1989年~1997年)

1989年12月、店頭売買登録銘柄として株式を公開。1990年9月には大田区東海に「タカセA.T.センター」を建設し、東京港営業所を開設。1992年1月には大阪府門真市に「タカセ大阪物流生産センター」を開設し、大阪営業所を移転。同年6月には北海道石狩市に「タカセ札幌物流生産センター」を建設し、札幌営業所を移転した。1996年3月には川崎営業所の物流施設を増築、1997年2月には川崎市東扇島に「タカセV.C.センター」を新設し、首都圏の物流網を強化した。

国際展開とJASDAQ上場(1994年~2004年)

1994年3月、香港に子会社ADD SYSTEM COMPANY LIMITEDを設立し、国際物流事業に本格参入。1998年1月にはロサンゼルス駐在員事務所を改組し、米国法人TAKASE ADD SYSTEM, INC.を設立。2002年5月には国際航空運送協会(IATA)の航空貨物代理店資格を取得し、航空貨物分野にも進出した。2003年5月には上海駐在員事務所を改組し、中国法人高瀬物流(上海)有限公司を設立。2004年12月には日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。

中国合弁会社設立と近年の収益力強化策

2004年12月、中国広東省に3者合弁による雅達貨運(中山)有限公司(当社55%出資)を設立し、華南地区の物流拠点を確保した。その後、国内物流事業では医療機器物流やCOLサービス(コンテンツクラウド+オンデマンドプリント+ロジスティクス)など付加価値の高い分野への展開を推進。2025年度からは「既存事業の収益力強化と新たな収益構造の確立」をテーマに、作業コスト削減や適正料金収受に取り組み、2026年3月期には営業利益が前期比167%増となるなど、業績改善の兆しが見えている。

年表33件を開く

1920年代

  • 1922年2月創業海陸運送取扱業、倉庫業を目的とし、東京市芝区新橋において株式会社髙瀬組を設立

1940年代

  • 1943年3月海運貨物仲立業(乙種)免許取得
  • 1947年4月貿易再開に伴い鉱工品貿易公団の指定店となり港湾運送事業を再開

1950年代

  • 1956年10月東京税関貨物取扱人免許取得

1960年代

  • 1963年6月商号変更髙瀬運輸株式会社に社名変更
  • 1965年7月一般港湾運送事業免許(京浜港限定1種)取得
  • 1968年7月国内物流事業展開のため子会社株式会社タカセディストリビューションシステムを設立

1970年代

  • 1970年8月東京都大田区平和島に「タカセコンテナフレートステーション」を建設、大井営業所を開設
  • 1971年2月貨物自動車運送事業を目的として子会社タカセ陸送株式会社(現株式会社タカセ運輸集配システム)を設立
  • 1971年7月一般港湾運送事業免許(海貨無限定)取得
  • 1971年9月創業東京都品川区東品川に「タカセP.D.センター」1号倉庫を設立、東京営業所を開設
  • 1971年11月創業コンテナの補修を事業目的として、株式会社タカセコンテナメンテナンスサービスを設立
  • 1977年2月「タカセP.D.センター」2号倉庫を建設
  • 1977年11月横浜税関より通関業許可取得

1980年代

  • 1981年11月M&A子会社株式会社タカセディストリビューションシステムを合併し、タカセ株式会社に社名を変更
  • 1984年10月東京都港区に本社ビルを建設
  • 1985年2月商号変更株式会社タカセコンテナメンテナンスサービスの事業目的を荷役作業および人材派遣業務に変更し、商号を株式会社マルワに変更
  • 1985年4月川崎市東扇島に「タカセ物流生産センター“まごころ”」を建設、川崎営業所を開設
  • 1989年12月店頭売買登録銘柄として株式を公開

1990年代

  • 1990年9月東京都大田区東海に「タカセA.T.センター」を建設、東京港営業所を開設
  • 1992年1月大阪府門真市に「タカセ大阪物流生産センター」を開設、大阪営業所を移転
  • 1992年6月北海道石狩市に「タカセ札幌物流生産センター」を建設、札幌営業所を移転
  • 1994年3月香港に子会社ADD SYSTEM COMPANY LIMITEDを設立
  • 1996年3月川崎市東扇島に所在の川崎営業所に物流施設を増築
  • 1996年4月警備保障事業等を営業目的として、子会社萬警備保障株式会社(子会社株式会社マルワが100%出資)を設立
  • 1997年1月創業システム開発部門を分社し、株式会社システム創研を設立
  • 1997年2月川崎市東扇島に「タカセV.C.センター」を新たに建設、川崎港営業所を開設
  • 1998年1月創業ロサンゼルス駐在員事務所を改組し、米国法人としてTAKASE ADD SYSTEM,INC.を設立

2000年代

  • 2000年11月国内物流事業等を営業目的として、子会社有限会社アイティーワーク(子会社株式会社マルワが100%出資)を設立
  • 2002年5月国際航空運送協会(IATA)における航空貨物代理店資格を取得
  • 2003年5月創業上海駐在員事務所を改組し、中国法人として高瀬物流(上海)有限公司を設立
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2004年12月中国広東省に3者合弁による雅達貨運(中山)有限公司(当社55%出資)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業収益(2026年度)2027年3月期まで8,850,000千円
  • 営業利益(2026年度)2027年3月期まで370,000千円
  • 経常利益(2026年度)2027年3月期まで420,000千円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益(2026年度)2027年3月期まで320,000千円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の収益力強化と新たな収益構造の確立

    2025年度から3年間をかけて、既存事業の立て直しと事業基盤強化、新たな事業領域の創造、骨太な収益構造の確立を段階的に進める。既存顧客との関係強化や業務効率化、医療機器物流の拡大、海外事業の見直しなどを通じて業績回復を図る。

  2. 02

    新たな事業領域と価値の創造

    既存のCOLサービスと医療機器物流を組み合わせた新サービスを構築し国内物流の柱に育成する。協業によりシナジーを生む企業とのM&Aを検討し、サービスの拡大と深化を図る。倉庫物件の取得や賃貸事業の拡大により収益源を多様化する。

  3. 03

    骨太な収益構造の確立

    3年目となる2027年度には、それまでの取り組みを結集し、国内事業・国際事業・賃貸事業の3本柱で安定した収益構造を確立する。既存施設の用途転換(冷凍冷蔵倉庫など)も経済動向を踏まえ検討する。

  4. 04

    社会貢献度の高い分野への物流サービス提供

    社訓「まごころ」と社是「ADD SYSTEM」に基づき、顧客目線を大切にした品質第一のサービスを提供し、選ばれる企業を目指す。適正価格の収受や新規顧客獲得にも積極的に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で199人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は580万円で、9期前と比べて+12.0%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月259
2018年3月245
2019年3月51745.720.6241
2020年3月50345.520.9239
2021年3月47644.720.5232
2022年3月49944.619.6230
2023年3月50344.120.0232
2024年3月52043.519.0220
2025年3月54443.717.120748
2026年3月58045.218.1199101

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 2 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
川崎港営業所 — 川崎市川崎区1,171百万円
総合物流事業
平和島倉庫 — 東京都大田区1,137百万円
総合物流事業
川崎営業所 — 川崎市川崎区1,108百万円
総合物流事業
東名川崎倉庫 — 川崎市宮前区902百万円
総合物流事業
本社 — 東京都港区146百万円
総合物流事業
札幌営業所 — 北海道石狩市144百万円
総合物流事業
東京港営業所 — 東京都大田区108百万円
総合物流事業
高瀬国際貨運代理(上海)有限公司(中国(上海))26百万円
総合物流事業
TAKASE ADD SYSTEM, INC. — 米国カリフォルニア州6百万円
総合物流事業
その他の営業所4百万円
総合物流事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社タカセ運輸集配システム
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    タカセ物流株式会社(注)2
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 海外
    TAKASE ADD SYSTEM, INC.
    米国カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 海外
    ADD SYSTEM COMPANY LIMITED
    中国(香港)
    議決権100.0%
  • 海外
    高瀬国際貨運代理(上海)有限公司(注)3
    中国(上海)
    議決権100.0%
  • 海外
    高瀬物流(上海)有限公司
    中国(上海)
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は85億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.4%、利益が+100.0%。

売上高
+2.4%
85億円
営業利益
+100.0%
2億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
2.4%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高89億円85億円
営業利益4億円2億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は0億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q801
2019年4Q820
2020年4Q760
2021年4Q750
2022年4Q871
2023年4Q891
2024年4Q822
2025年4Q8311.22
2026年4Q8511.21
2027年1Q2100.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は89億円から85億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8921
2014年3月9100
2015年3月9510
2016年3月920−2
2017年3月88−1−4
2018年3月8011
2019年3月8232
2020年3月7621
2021年3月7521
2022年3月8733
2023年3月8943
2024年3月8223
2025年3月83111.22
2026年3月85222.42

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高85億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金87.1%74億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.6%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比4.9pt
2.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.7pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.3pt
2.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は18億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−3−2129
2014年3月0−11−130
2015年3月3−1−2232
2016年3月1−5−3−424
2017年3月−1−34−424
2018年3月3−139−1022
2019年3月9−113−223
2020年3月2−3−1−121
2021年3月41−4522
2022年3月4−1−5320
2023年3月7−3−4421
2024年3月7−2−5521
2025年3月3−1−4218
2026年3月6−1−4518

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は98億円。このうち返さなくてよい自己資本が77億円で、自己資本比率は78.2%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月97692871.2
2014年3月98692970.1
2015年3月99693069.6
2016年3月92642869.5
2017年3月92593364.6
2018年3月98603861.3
2019年3月106624458.3
2020年3月103624160.1
2021年3月101633861.8
2022年3月100663466.2
2023年3月100693168.9
2024年3月99722772.9
2025年3月95732277.2
2026年3月98772178.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
28億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率56社中2位あたり、逆に低いのはROE56社中54位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.1%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.4%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.2%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
2.4%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,129で、1年前と比べて+66.2%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥2,129-5.4%1ヶ月+6.5%1年+66.2%時価総額45億円
過去52週の値幅
安値¥1,211高値¥2,300

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)26.7倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR0.55倍
配当利回り1.64%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日終値2060円で、25日線(2000.16円)を約3%上回るが、75日線(2027.01円)を約1.6%上回るに留まる。52週高値2275円に対し約9.5%下。1カ月で6.51%上昇。出来高は極端に少なく、8月14日に1700株とやや増加。流動性が低く、値動きは特殊。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

実績PERが25.77倍と同業界平均の15.72倍を上回るが、予想PERは12.5倍と割安に転じる見込み。PBRは0.53倍と業界平均の1.08倍を下回り、資産価値に対して割安。ROEは2.1%と低く、収益性が課題。配当利回りは1.7%と業界平均の2.31%を下回る。短期的なPERは高いが、予想PERとPBRを考慮すると、総合的にやや割高と判断される。

指標この会社業種平均
PER (実績)26.7倍15.7倍
PER (予想)12.9倍
PBR0.55倍1.07倍
ROE2.1%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は80億円台でほぼ横ばい、営業利益率は1%台と低調。強気派は、物流需要の安定性と、2026年3月期の営業利益率改善見通し(2.35%)を評価。株価は過去1年で68%上昇しており、何らかの期待が織り込まれている可能性。弱気派は、燃料費・人件費の上昇が続く中で本業の収益力が弱く、改善は限定的とみる。同業他社との競争で運賃の値上げが難しい。また、ドライバー不足への対応も課題。PERは25倍とやや高く、業績改善の確実性が問われる。

プラスに働く材料7
  • 安定需要

    物流需要は景気に左右されにくく、一定の売上を確保

  • 利益改善

    2026年3月期は営業利益率が2.35%と改善見込み

  • 株価上昇

    1年で68%上昇、市場の期待感が高い

  • 営業利益2倍増と売上高85億円への増収2026年3月期影響

    営業利益が2025年3月期の1億円から2026年3月期に2億円へ倍増。売上高は82億円から85億円へ拡大。

  • 予想PER12.5倍の収益改善で割安修正決算発表後影響

    実績PER25.77倍に対し来期予想PERは12.5倍。利益成長によりバリュエーションが半減する。

  • PBR0.53倍の解散価値割れ水準継続影響

    PBR0.528倍と純資産の約半分の価格に放置。1倍までの修正余地が株価上昇率で約90%ある。

  • 株価1年で68%上昇のモメンタム継続不定影響

    過去1年で株価68.19%上昇。需給改善が続けば中小型株の物色対象となりやすい。

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質

    営業利益率1%台と低く、コスト増で利益が圧迫

  • 競争激化

    運送業界は競争が激しく、運賃改定が困難

  • 人材不足

    ドライバー確保が難しく、人件費高騰で収益を圧迫

  • 純利益が2億円台に低下し停滞通年影響

    純利益は2024年3月期の3億円から2025年3月期・2026年3月期は2億円。最終利益が伸び悩む。

  • ROE2.1%と資本効率の低さ通年影響

    ROE2.1%は自己資本をほぼ増やせない水準。資本を効率的に使えていないとの評価につながる。

  • 外国人保有は3.25%と限定的継続影響

    外国人保有比率3.25%は低く、機関投資家の買いが入りにくい需給構造。流動性も低い。

  • 配当利回り1.7%で投資妙味乏しい継続影響

    配当利回り1.7%は市場平均並み以下。増配予想が無い場合、インカム需要を呼び込めない。

次の決算で確かめる点
輸送量
需要動向を表し、売上高の先行指標となる
燃料費
収益を直接圧迫する主要コストで、市況の影響を把握
営業利益率
本業の収益性と改善度合いを測るため
平均運賃
価格競争の実態と採算性を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.64%。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
1.64%
いまの株価に対して
配当性向
40.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月2567.0
2019年3月250.034.8
2020年3月250.0248.9
2021年3月250.096.1
2022年3月3540.031.1
2023年3月350.029.5
2024年3月350.021.9
2025年3月350.040.3
2026年3月350.040.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ475人。区分でいちばん多いのは事業法人42.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.6%を占め、残る45.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人36.840.739.346.846.542.3
個人・その他47.245.344.239.038.941.3
金融機関12.912.812.812.812.712.3
自己株式5.85.85.35.04.37.7
外国法人0.40.30.50.60.93.2
証券会社2.70.73.00.71.00.8
外国人個人0.00.00.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大東港運株式会社7.59
02公益財団法人タカセ国際奨学財団6.54
03東京中小企業投資育成株式会社6.16
04株式会社三協5.55
05クロダ株式会社5.03
06天塩倉庫株式会社4.98
07株式会社みずほ銀行4.46
08城南信用金庫3.98
09日本生命保険相互会社3.08
10高瀬 正人3.03

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+599%、1株純資産は14期で+471%。直近期のROEは2.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月116901.722.3118.5
2014年3月−316,865
2015年3月226,8960.3121.8390.3
2016年3月−2336,444
2017年3月−4135,975
2018年3月706,0761.227.867.0
2019年3月2156,2113.59.034.8
2020年3月996,2101.617.2248.9
2021年3月403,1511.325.796.1
2022年3月1353,3344.27.531.1
2023年3月1403,4524.18.929.5
2024年3月1533,6084.39.121.9
2025年3月773,6422.115.040.3
2026年3月803,9382.124.240.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額107百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大宮司典夫代表取締役 社長7344,163
笹岡幹男取締役副社長 管理本部長7117,859
赤澤紀之常務取締役 事業推進統括兼 営業本部長5914,084
今井康晴取締役執行役員 物流事業本部長6110,438
髙田忠美取締役71900

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)480999023
監査役2995
社外取締役3883

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容681字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 主な事業の内容 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社および子会社7社により構成され、国内外で事業活動を展開しており、「運送」「保管」「作業」といった物流サービスを組み合わせて提供しております。 具体的には、当社および海外子会社は、総合物流事業として、貨物運送の取次を行う利用運送サービス、貨物の保管サービス、倉庫内オペレーション等の作業サービスを顧客の多岐に亘るニーズに応じて組み合わせて提供するほか倉庫施設の賃貸事業を営んでおります。 また、当社子会社の株式会社タカセ運輸集配システムは、貨物自動車による実運送を行う運送事業、タカセ物流株式会社は、倉庫内オペレーションを行う流通加工事業をそれぞれ営んでおります。 当社グループが営んでいる主な事業の内容は次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 [経理の状況]  1  連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [総合物流事業]------国内外で「運送」「保管」「作業」といった物流サービスを組み合わせて提供する事業および倉庫施設の賃貸事業 [運送事業]--------貨物自動車による実運送を行う事業 [流通加工事業]------人材派遣又は業務受託による倉庫内オペレーションを行う事業 [その他の事業]------付随的な収益を獲得するに過ぎない構成単位のものであり、具体的には、トラックシャーシの保管場所を賃貸する事業等を含む事業 (2) 事業系統図 上記の事業系統図を示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,786字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において判断したものであり、不確実性が内在されておりますので、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営方針 当社グループは、国内外で物流サービスの提供を行っており、「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を社是として、顧客目線を大切にしながら、革新的なサービス開発とより高い信頼性をめざす確実な業務の実行によって、顧客はもとより、広く社会に貢献してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略 当社グループは、2025年度から“既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”ことをテーマとして、下記のとおり年度ごとに取組むべき課題を明確にしながら「足元の業績立て直し」「事業基盤の強化」「新たな事業領域・価値の創造」「骨太の収益構造の確立」に向けてグループ一丸となって積極的にチャレンジしてまいります。 ◆既存の経営資源(人材・施設)を有効活用し「業績立て直し」と 「事業基盤強化」へのチャレンジ(2025年度)◆ ・既存顧客との関係をさらに強化し、当社グループの柱である国内物流・国際物流業務の規模拡大に努める。 ・当社グループの強みである人の手を用いたきめ細やかな流通加工業務に、機械およびシステムを組み合わせることで提供するサービスに磨きをかけ、競合他社との差別化を図ると同時に、省人化並びに業務効率化を図り、利益率の改善に努める。 ・「医療機器製造業」免許等を活用した医療機器物流業務の規模拡大に努める。 ・湾岸地区にある自社保有施設の強みを最大限に発揮できるよう、立地特性に合わせた業務と顧客の配置転換を行うことで、資産の有効活用に努める。 ・海外事業については、2024年度の不振要因を丁寧に分析し、最適な海外事業の展開、新たな海外事業戦略を検討する。 ◆当社グループのこれまでの事業基盤に新たな事業領域・価値をプラス(2026年度)◆ ・当社グループの既存サービスであるCOL(コンテンツクラウド+オンデマンドプリント+ロジスティクス)と医療機器物流を掛け合わせる新サービスを構築し、国内物流業務における柱として育成する。 ・協業することでシナジーを創造することが可能な企業とのM&Aを検討し、当社グループの取扱いサービスの拡大とサービスの深化を実現する。 ・既存業務の効率化に資するような(適地展開)倉庫物件の取得を検討し、営業収益および利益の拡大を図る。 ・当社グループの柱である国内物流業務・国際物流業務を補う事業として倉庫物件を中心とした収益物件を取得し、営業収益の拡大を図る。 3年目にあたる2027年度においては、3年間の集大成として「骨太の収益構造の確立」のために、2025年度からの2年間で積上げた取組を業績として顕在化させることを目標に取組んでまいります。 ◆「事業基盤の強化」「新たな事業領域・価値の創造」により「骨太の収益構造を確立」する(2027年度)◆ ・既存事業の基盤強化による利益率改善、新たな事業領域・価値の創造による営業収益拡大の集大成としてさらに「国内事業」「国際事業」を磨き上げ、それに「賃貸事業」を加えることによって、より骨太で安定した収益構造を確立する。 ・次なるステップへ向けた既存施設の用途転換(冷凍冷蔵倉庫への転換も含む)については、経済環境の動向も踏まえながら最大限の効果が得られるようにさらに検討を進める。 (3) 目標とする経営指標 翌連結会計年度以降においても、地政学リスクに起因した資源高に伴う物価高および急激な為替の変動等の影響は依然として残り、経済環境の先行きには不透明感が残ることが予見されます。そのような中で当社は、中長期的な定量目標は掲げてはおりませんが、翌連結会計年度においては、中長期的な戦略を実行することにより、期初に策定した単年度の事業計画を達成させるよう取組んでまいります。 当連結会計年度の事業計画に対する達成状況および翌連結会計年度の事業計画は、次のとおりであります。 2025年度事業計画   2025年度実績   差異   達成率(%)   2026年度事業計画 営業収益(千円)   8,600,000   8,491,508   △108,491   98.7   8,850,000 営業利益(千円)   200,000   212,028   12,028   106.0   370,000 経常利益(千円)   230,000   245,088   15,088   106.6   420,000 親会社株主に帰属する当期純利益(千円)   180,000   159,162   △20,837   88.4   320,000 (4) 経営環境 当連結会計年度における我が国の経済環境は、雇用や所得環境の改善が進み、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、全体的には緩やかな回復基調で推移しましたが、依然として物価は高止まりしており、日中関係悪化による経済への影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況でありました。また、これまでの地政学リスクに加え、イラン情勢の悪化による原油の安定供給についての問題が勃発するなど新たな不安定要素も抱えており、今後の景気先行きに不透明感が増しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後につきましても、社訓「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」を念頭に、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うことにより、当社グループを選んで頂けるように努め、これまでも重点課題として取組んできた「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、顧客の理解を得ながらの「適正価格の収受」、「新規顧客の獲得」についてグループ一丸となって積極的に取組んでまいります。また、2025年度から当社グループのテーマとして掲げている“既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”における、2年目の課題である「新たな事業領域・価値の創造」に向けて、既存顧客との対話および協議を進めることによる共創関係の構築や、人の手を活かしたきめ細やかな流通加工業務に磨きをかけることによる競合他社との差別化による営業収益の拡大に向けて取組んでまいります。 財務上の課題につきましては、現時点におきまして特段の課題は無いものと認識しておりますが、中長期的な経営戦略における成長に向けた施策を支えるべく、設備投資等の事象が発生した際には、適時に機動的な投資を実現できるよう対処してまいります。
事業等のリスク3,225字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することは困難でありますが、当社は、取締役会におきまして、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスクの未然防止に取組んでおります。 文中における予想、見込み、方針その他、将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において判断したものであり、不確実性が内在されておりますので、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 価格面等の競争の激化 当社グループの属する物流業界は、最低賃金の上昇、社会保障費の負担増、資源高に起因した燃料費および電力料金の高騰等、仕入コストおよび労務コスト上昇の圧力は強まる一方であります。対して顧客の物流コスト圧縮の要請は依然として強く、業界内の競争は一段と激しさを増しております。今後においては、業界再編成が加速することも予想され、競争が一層激化するものと考えられます。 価格面での圧力又は有効に競争できないことによる顧客離れは、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 主要取引先との契約が解除されるリスク 当社グループには、取引先から当社グループとの取引を解除されるリスクが存在します。 業態を問わず、顧客企業の経営戦略上の理由から物流業務の見直しを行うことがあり、主要な顧客であっても物流業務の委託形態の変更の要請や、委託業者の見直しのためになされるコンペティションにおいて当社グループの提案が採用されなかった場合には、契約の解除によって営業収益が大きく落込み、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 (3) 人材の確保や育成に関するリスク 当社グループ事業の成長には、顧客や市場の要求に応え、適正な価格で高品質の物流サービスを提供することが不可欠であります。当社グループの将来の成長実現のためには、先見性があり、実行力およびリーダーシップを備えた有能かつ多様な幹部人材の確保や育成が不可欠であると考えております。また、物流業界においては労働人口減少による人手不足、運送事業における従業員の高齢化に加えて、2024年問題など労働力に起因する問題が顕在化しております。 人材の確保又は育成がなされなかった場合には、当社グループの維持成長、業績および財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 (4) 海外進出に潜在するリスク 当社グループは、香港、中国、米国に営業拠点を設け、国内外に及ぶ一貫した物流体制を構築し、事業を展開しております。 当社グループは、従来より海外事業投資にあたっては慎重に将来性やリスクを見極め、また、進出後は将来を機敏に見通し、進退を判断するよう努めております。今後も同様に判断しますが、2026年に発生した米国とイランを中心とした中東問題、台湾と中国本土に関する諸問題、なおも続くウクライナ情勢の緊迫等、海外事業には予測することが難しいリスクが内在しております。 ・予期しない法律、税制又は規制の変更 ・不利な政治又は経済要因 ・人材の採用と確保の難しさ ・テロ、戦争、伝染病、その他の要因による社会的混乱 上記のような事象が発生した場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 災害等による影響 当社グループは、戦後京浜港における海貨事業を主体とする国際物流事業を基盤に発展してきた、という歴史的経緯があり、更に、輸出入関連および消費地直結の物流分野における立地上の競争力確保を狙いとして、首都圏における主要な倉庫等を京浜港周辺地区に集中して設置しております。よって、東京や神奈川で大規模な地震や長期間の停電、その他の操業を中断せざるを得ない事象が発生した場合、当社グループの保管・配送能力は著しく低下し、業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 重篤な感染症等の流行による影響 2020年に発生した新型コロナウイルス感染症のような未知の感染症等の流行により、急激な経済の落込みが発生した場合には、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 環境問題に関するリスク 当社グループは、環境問題への関心が高まる中、「みなとSDGsパートナー」へ申請し、登録されるほか、当社グループの運送事業を担う子会社におきましては「グリーン経営認証」を取得しており、新たな取組として、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、2022年から2030年までの間、温室効果ガス排出量の対前年比3%削減をグループ目標とした取組を開始しております。環境問題へ向けた取組は今後も継続してまいりますが、今後想定を上回る環境規制による事業制限等が実施された場合、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 公的規制 当社グループは、港湾運送事業、通関業、輸出入取扱関連事業、倉庫業、貨物運送事業などを営んでおり、各々関連する業法の適用下にあるほか、交通安全、環境、労働者派遣等に関するさまざまな法規制の適用を受けております。また、当社グループは、事業展開を行っている各国において、事業・投資の許可等、様々な政府規制の適用を受けております。これら関連する法規制又は各種規制を遵守できなかった場合、当社グループの活動が制限される可能性があるとともに、規制を遵守するためにコストの増加につながる可能性があります。従いまして、これらの規制は当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 情報漏洩 当社グループは、各事業において多様な顧客情報を取扱っております。当社グループには顧客情報に対する守秘義務があり、それに努めておりますが、管理の不徹底等により情報が外部に漏洩した場合、当社グループの社会的信用の低下を招くだけでなく、損害賠償請求等が発生します。これらの事象が発生した場合、当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 (10) 取引先の信用リスク 当社グループには、取引先から当社グループに支払われるべき金銭の不払に係るリスクが存在します。 当社グループの属する物流業界の回収サイトは、総じて短期間であることが多く、加えて当社グループは、従来から信用リスクの管理には鋭意取組んでおり、不良債権に対しては当社グループとして十分と考える引当金を計上しておりますが、取引規模の大きい顧客の信用状況が急激に悪化した場合には、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11) 減損会計の適用 当社グループは、物流倉庫等多額の固定資産を保有しており、原則として、各事業部署を基準として資産のグルーピングを行っております。固定資産のうち減損の兆候がある資産グループについて、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。割引前将来キャッシュ・フローについては、現在の使用状況や合理的な使用計画を考慮した事業計画に基づいて算定しておりますが、市場環境の変化により事業計画等の前提に用いた条件や仮定に変更が生じた場合には、減損処理が必要となり、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,522字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度において当社グループは、社訓である「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を基礎として、これまで頂いてきた当社グループのサービスへの信頼をさらに深め、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うべく、グループ一丸となり業務に取組んでまいりました。特に、「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、「新規顧客の獲得」、「適正料金の収受」の実現については、重点課題として積極的に取組を進めてまいりました。 また、2025年度から“既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”ことをテーマとして掲げており、2025年度の課題であった「足元の業績立て直し」については、利益率改善へ向けて、新たに事業推進担当部長および首都圏営業所のメンバーを中心に、作業コスト削減に向けた手作業に機械およびシステムを組み合わせた業務効率化のための施策にも取組んでまいりました。 しかしながら、重点課題である「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」「新規顧客の獲得」「流通加工業務にかかるコスト削減」については、満足のいく結果が得られたとは考えておらず、営業活動をさらに強化するとともに、営業所における作業コスト削減に対しては、全社を挙げて、これまで以上に取組む必要があると認識しております。「適正料金の収受」についても、当連結会計年度において一部顧客との間で収受料金改定が実現したものの、コスト上昇は継続しており、今後も粘り強く取組んでまいります。 以上の結果、営業収益については、輸出業務に係る取扱量は減少したものの、国内業務における主要顧客の業務取扱量増加ならびに既存顧客の取扱業務範囲拡大や、海外現地法人における業務取扱量増加の影響により、前年同期間と比較して、1.8%増の84億91百万円となりました。利益面につきましては、流通加工業務におけるコスト削減に課題は残ったものの、一部顧客との間で収受料金の改定による利益率改善が実現したこと、当社所有倉庫における保管貨物受託量増加の影響が大きく、営業利益は、前年同期間と比較して167.0%増の2億12百万円となりました。改善に向けて取組んだ営業利益率は、前連結会計年度から1.5%改善するなど、一定の効果が出ております。経常利益においては、営業外収益の受取賃貸料は増加したものの、営業外費用に支払補償費および解約違約金等を計上したことにより、同109.2%増の2億45百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度において計上した子会社清算益1億13百万円、子会社清算損27百万円の影響がそれぞれ剥落したことから、同2.7%増の1億59百万円となりました。 ② 報告セグメントの状況 A.総合物流事業におきましては、輸出にかかる業務取扱量が減少したものの、国内主要顧客の業務取扱量は堅調であり、海外現地法人における業務取扱量も回復基調で推移したことから、営業収益が前年同期間と比較して2.1%増の84億42百万円となりました。営業利益は、一部主要顧客との間で収受料金の改定による利益率改善が実現したことに加え、中国現地法人におけるコスト削減が進んだことにより、前年同期間と比較して193.4%増の1億83百万円となりました。 B.運送事業におきましては、当事業が、総合物流事業に対する運送分野を担っております。営業収益は、主要顧客における業務取扱量が減少したことにより、前年同期間と比較して4.3%減の2億65百万円になりました。営業損益は、営業収益減少の影響を受けたものの、コスト削減により原価率が改善したことから、3百万円の営業損失であった前年同期間から5百万円増加し、2百万円の営業利益となりました。 C.流通加工事業におきましては、当事業が、主に総合物流事業に対する倉庫内オペレーション分野を担っております。国内物流業務取扱量が増加したことにより、営業収益は前年同期間と比較して7.0%増の10億55百万円となりました。営業損益は、営業収益増加の影響により、2百万円の営業損失であった前年同期間から7百万円増加し、5百万円の営業利益となりました。 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去前の金額で記載しております。 ③ 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2億85百万円(3.0%)増加し、98億1百万円となりました。 この主な要因は、売掛金及び契約資産が67百万円、有形固定資産が1億61百万円減少した一方で、流動資産の「その他」が87百万円、投資有価証券が4億40百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ29百万円(1.4%)減少し、21億37百万円となりました。 この主な要因は、流動負債の「その他」が1億12百万円、繰延税金負債が1億14百万円増加した一方で、一年内返済予定の長期借入金が1億円、長期借入金が1億48百万円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ3億14百万円(4.3%)増加し、76億64百万円となりました。 この主な要因は、自己株式が91百万円増加(純資産は減少)した一方で、利益剰余金が86百万円、その他有価証券評価差額金が3億4百万円増加したことによるものであります。 ④ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが5億72百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが1億48百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが4億24百万円の減少となり、現金及び現金同等物に係る換算差額を調整し、当連結会計年度末には、18億1百万円となりました。 この結果、当連結会計年度末の資金残高は、前連結会計年度末より3百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とこれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、5億72百万円(前年同期間対比3億14百万円の資金獲得増)となりました。 この主な要因は、資金増加要因として税金等調整前当期純利益が2億45百万円(前年同期間対比50百万円の資金増)、減価償却費が2億97百万円(前年同期間は3億56百万円)、売上債権及び契約資産の増減額が71百万円(前年同期間対比1億10百万円の資金増)あった一方で、資金減少要因として「その他」が74百万円あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は1億48百万円(前年同期間対比60百万円の支出増)となりました。 この主な要因は、資金減少要因として有形固定資産の取得による支出が92百万円(前年同期間対比1億54百万円の支出減)、「その他」が55百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、4億24百万円(前年同期間対比18百万円の支出減)となりました。 この主な要因は、資金増加要因として長期借入れによる収入が1億円あった一方で、資金減少要因として長期借入金の返済による支出が3億48百万円(前年同期間は3億65百万円の支出)、配当金の支払額が70百万円(前年同期間は69百万円)あったことによるものであります。 ⑤ 生産、受注及び販売の状況 当社グループは、「運送」「保管」「作業」といった物流サービスを組み合わせて提供しておりますが、そのサービス内容は多種多様であり、相互に密接に関連しているほか、受注生産形態をとらない事業であることから、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注状況 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度のセグメント別販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 金額(千円)   前年同期比(%) 総合物流事業   8,410,779   1.8 運送事業   52,102   △10.8 流通加工事業   ―   ― その他の事業   28,626   △0.2 合計   8,491,508   1.8 (注)1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は 次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ピクシブ㈱   995,900   11.9   1,036,997   12.2 ㈱東宝ステラ   935,834   11.2   1,004,070   11.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の分析 経営成績の概略につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載しておりますので、ご参照願います。また、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成および進捗状況につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載しておりますので、ご参照願います。 a.営業収益 営業収益につきましては、総合物流事業においては、収受価格の改定および主要顧客における業務取扱量が増加したことを受け、前年同期間と比較して1億52百万円増加し、84億10百万円となりました。運送事業においては、一部主要顧客の業務取扱量が減少したことから、前年同期間と比較して6百万円減の52百万円となりました。以上の結果、当社グループの営業収益は、前年同期間と比較して1億46百万円増加し84億91百万円となりました。 なお、当連結会計年度のセグメント別営業収益は、次のとおりであります。 <セグメント別の状況> セグメントの名称   前連結会計年度 (千円)   当連結会計年度 (千円)   比較増減 (千円) 総合物流事業   8,258,256   8,410,779   152,523 運送事業   58,416   52,102   △6,314 流通加工事業   ―   ―   ― その他の事業   28,671   28,626   △45 合計   8,345,345   8,491,508   146,163 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去後の金額で記載しております。 b.営業利益、経常利益 営業原価につきましては、営業収益が増加(前年同期間対比1億46百万円の増加)した一方で、営業原価を抑制したことにより、前年同期間と比較して15百万円の減少(営業原価率は1.7%の良化)となり、73億55百万円となりました。販売費および一般管理費は、前年同期間と比較して29百万円の増加(販管費率は0.2%の悪化)したものの、営業収益増加に加えて営業原価削減の影響により、営業原価率は、前年同期間と比較して、1.7%改善した86.6%となったことから、営業利益率は同1.5%良化した2.5%となっております。営業原価率良化の主な要因は、2025年10月の最低基準賃金改定による賃金上昇により倉庫内の流通加工業務にかかる作業コストは増加したものの、収受料金の改定ならびに当社倉庫施設における保管貨物受託量増加により営業収益が増加したことによるものであります。また、営業外収益は、前年同期間と比較して受取賃貸料の増加等により10百万円増加いたしました。その結果、経常利益率は前年同期間と比較して1.5%良化し、前年同期間から1億27百万円増加した2億45百万円となりました。 なお、当連結会計年度の営業費用、営業利益および経常利益は、次のとおりであります。 前連結会計年度 (千円)   当連結会計年度 (千円)   比較増減 (千円) 営業原価 (営業原価率)   7,370,673(88.3%)   7,355,083(86.6%)   △15,589(△1.7%) 販売費及び一般管理費 (販管費比率)   895,249(10.7%)   924,396(10.9%)   29,147(0.2%) 営業利益 (営業利益率)   79,422(1.0%)   212,028(2.5%)   132,606(1.5%) 経常利益 (経常利益率)   117,179(1.4%)   245,088(2.9%)   127,909(1.5%) c.親会社株主に帰属する当期純利益 前連結会計年度において計上した子会社4社の清算が結了したことによる、子会社清算益1億13百万円(雅達貨運(中山)有限公司・株式会社システム創研・萬警備保障株式会社)および子会社清算損27百万円(エーディーディー・エクスプレス株式会社)の影響が剥落したことから、前年同期間から4百万円増加した1億59百万円となりました。 前連結会計年度 (千円)   当連結会計年度 (千円)   比較増減 (千円) 親会社株主に帰属する当期純利益(当期純利益率)   155,002(1.9%)   159,162(1.9%)   4,160(0.0%) ② 財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ③財政状態の状況」に記載しておりますので、ご参照願います。 ③ キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ④ キャッシュ・フローの状況」に記載しておりますので、ご参照願います。 なお、資本の財源及び資金の流動性に係る情報に関して、当社グループの主要な資金需要は、営業活動にかかる営業原価および販売費及び一般管理費の支払によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローおよび手許資金並びに金融機関からの短期借入金による運転資金で賄われております。 また、借入金の返済および配当金の支払についても、主に営業活動によるキャッシュ・フローおよび手許資金で賄う予定にしております。 設備等の投資については、その金額規模および資金ポジションを考慮しつつ、大規模となる事案については、金融機関からの長期借入金による資金調達により対応することとしております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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