概要
大和コンピューターは1977年創業の独立系ソフトウェア開発企業である。情報システムの設計・開発・保守を主力とし、SaaS型スクール管理システム「プラチナスクール」やスマート農業事業も手掛ける。大阪府高槻市に本社を置き、東京都港区に東京本社を設置する二本社制をとる。2025年7月期の連結売上高は32億円、従業員191名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
ソフトウェア開発受託とSaaSサービスの二本柱
事業セグメントはソフトウェア開発関連事業とサービスインテグレーション事業の二つ。開発関連は顧客からの受託開発が中心で、製造・流通・サービス分野向けにシステムを提供する。サービスインテグレーションはSaaS型ソフトウェアの提供と関連コンサルティングを行う。2025年7月期のセグメント売上高は開発関連が23.97億円、サービスインテグレーションが5.80億円、その他(ハード販売・農業)が2.32億円。開発関連が全体の約75%を占める。
大阪・東京・沖縄に拠点を置く三極体制
本社は大阪府高槻市、東京本社は東京都港区。かつては大阪市北区に大阪本部を置いていたが2009年に閉鎖。沖縄にはアイ・アンド・コムの子会社があったが2015年に吸収合併。ベトナムの子会社は2006年設立後2009年に清算。連結子会社はフィット・コム(サービスインテグレーション)、ルーツ(農業)、浅小井農園(農業)の3社。従業員191名のうち大半が技術者。
CMMI成熟度レベル5を達成した品質管理体制
大和コンピューターはソフトウェア開発プロセスの国際標準であるCMMIにおいて、2019年にV2.0、2024年にV3.0の成熟度レベル5を達成した。これは最高位の評価であり、プロセスが定量的に管理され継続的改善が行われていることを示す。2003年からCMMIコンサルティング事業を開始し、自社の開発品質を外部に可視化する取り組みを続けている。
強固な財務基盤と株主還元方針
2025年7月期末の現金同等物は37.5億円、有利子負債は0.44億円と実質無借金。自己資本比率は86.0%。時価ベースの自己資本比率は70.9%。キャッシュフロー対有利子負債比率は0.2年、インタレストカバレッジレシオは2,300.6倍と財務は極めて健全。配当は業績連動で増額を基本方針とし、2025年7月期には73百万円の配当を支払った。
業界の中での役割はエンドユーザー企業向けにシステム開発とSaaS型サービスを提供するITサービスプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01情報システム構築(受託開発)主力
顧客から請け負った受託開発を中心に、システム/ソフトウェアの設計・開発・導入・保守を提供。また、開発プロセス改善やCMMI導入コンサルティングにより顧客の企業活動を支援する。
- 受託ソフトウェア開発
- 顧客の要求に応じた業務システムやソフトウェアを設計・開発・導入・保守するサービス。品質向上のためCMMIコンサルティングも提供。
02SaaS型ソフトウェアサービス主力
SaaS型ソフトウェアサービスの提供に加え、コンサルティングから設計・開発・導入・保守、ハードウェア販売/導入、サプライ供給までトータルサポート。子会社のフィット・コムが中心となって展開。
- SaaS型ソフトウェアサービス
- クラウド経由で利用するソフトウェアサービスを提供。導入後の保守やハードウェア販売も含めたワンストップ支援を行う。
03その他(システム販売・農業)副次
各メーカーのソフトウェアからハードウェアまで最適な構成で迅速に提供するシステム販売。また、静岡県袋井市と滋賀県近江八幡市で農作物の生産・加工・販売を行う農業事業も展開。
- システム販売
- 各メーカーのソフトウェア・ハードウェアを取り扱い、顧客の要望に合わせた最適な構成で提供する。
製品と技術
SaaS型スクール管理システム「プラチナスクール」
2009年に提供を開始したクラウド型の学校向け管理システム。児童・生徒の出欠、成績、健康管理などを一元管理する。SaaSモデルで提供され、顧客のIT負担を軽減。サービスインテグレーション事業の中核製品であり、新規契約の伸びは鈍化しているが、継続的な機能改善を図っている。同製品はASPサービスの一部として、学校法人や教育機関に導入されている。
NFCを活用したマーケティングツール
NFC(近距離無線通信)技術を用いたマーケティング支援ツール。企業の販促活動において、NFCタグを通じて顧客情報を収集・分析する。このツールは新規顧客基盤拡大の起点として位置づけられ、ソリューション提案の一環として提供される。サービスインテグレーション事業のラインアップの一部であり、ハードウェア販売や導入支援も含む。
CMMIコンサルティング事業
2003年に開始したソフトウェア開発プロセス改善のコンサルティング。CMMIモデルに基づき、顧客企業の開発プロセスを診断・改善する。自社がCMMIレベル5を取得している実績を活かし、高品質な開発プロセス構築を支援する。この事業はソフトウェア開発関連事業に含まれ、受託開発と相乗効果を生んでいる。
スマート農業事業(i-農業)
ICTを活用した農業ソリューション。子会社ルーツと浅小井農園を通じて、静岡県袋井市と滋賀県近江八幡市で農作物の生産・加工・販売を行う。同時にセンサーや自動化技術を実証し、農業生産性向上を目指す。2025年7月期の農業関連売上はその他事業に含まれ、同事業全体で2.32億円。スマート農業は中期経営計画で重点投資領域と位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
公共・医療向けシステムで安定、高収益の中堅IT
情報・通信業界に属する大和コンピューターは、官公庁・医療向けシステム開発を主力とする中堅IT企業。同業他社のソラコムやVRAIN Solutionはクラウド・AIなど先端分野に注力するが、当社は安定した公共案件を軸に堅実な成長を遂げている。2024/7期には営業利益率18.2%と非常に高収益を達成。売上高33億円と小規模ながら、専門性と高収益性が特徴。今期は横ばいも、高利益率を維持。
強み
- 18%超の営業利益率は業界トップクラスで、収益力が極めて高い。
- 官公庁や医療機関向けの安定需要に支えられ、景気変動の影響を受けにくい。
- 長期的な取引関係により、継続的な受注が期待できる。
- 特定分野に特化したシステム開発力で競合との差別化を図る。
課題
- 売上高30億円台と小規模で、成長には新規顧客獲得が必要。
- 公共・医療に偏重しており、予算削減等の影響を受けやすい。
- IT人材の不足が成長制約となる可能性がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字が大和コンピューター
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 145AL is B | 46億円 | 24.3倍 |
| 2 | 4476AI CROSS | 46億円 | 13.4倍 |
| 3 | 4492ゼネテック | 46億円 | 8.9倍 |
| 4 | 3816大和コンピューター | 45億円 | 16.8倍 |
| 5 | 5129FIXER | 45億円 | — |
| 6 | 3712情報企画 | 45億円 | 13.9倍 |
| 7 | 3823THE WHY HOW DO COMPANY | 45億円 | — |
| 8 | 4334ユークス | 44億円 | 19.1倍 |
| 9 | 3933チエル | 44億円 | 6.3倍 |
| 10 | 3935エディア | 44億円 | 9.7倍 |
| 11 | 4428シノプス | 44億円 | 24.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
1977年にソフトウェア開発会社として設立、東京へ進出
1977年6月、ソフトウェアの開発等を目的として株式会社大和コンピューターを設立。当初は大阪府高槻市を拠点に、受託ソフトウェア開発を開始した。1981年には東京出張所を品川区に開設し、首都圏へ進出。1988年に東京営業所へ改称、1991年に港区へ移転。1997年には高輪事務所を設置するなど、東京での事業基盤を拡大した。
東京本部への昇格と子会社設立によるグループ化
1998年、東京営業所を東京本部へ改称し、首都圏での体制を強化。2000年には大阪市北区に大阪本部を設置すると同時に、ソフトウェア開発子会社「アイ・アンド・コム」を大阪・東京・沖縄の3か所に設立。これによりグループ体制が整う。2006年にはベトナム・ホーチミン市に子会社i and com. Co., Ltd.を設立し、海外オフショア開発に進出。
ジャスダック上場とSaaS事業の開始
2006年9月、株式会社ジャスダック証券取引所に上場。2009年1月にはSaaS型スクール管理システム「プラチナスクール」の提供を開始し、サービスインテグレーション事業を本格化。同時期に大阪本部を閉鎖し、東京本部を中心とした体制へ移行。また、フィットネス・コミュニケーションズ株式会社を子会社化し、後にフィット・コムへ商号変更。ベトナム子会社は清算した。
子会社統合と農業事業への多角化
2007年にアイ・アンド・コムの大阪・東京法人を沖縄法人に合併、2015年には沖縄法人自身を当社が吸収合併し、子会社を整理。2017年、静岡県袋井市に農業子会社「ルーツ」を設立し、農作物の生産・加工・販売に参入。2018年には東京本部を東京本社に改称し、二本社制を正式化。2023年には浅小井農園株式会社を子会社化し、農業事業を拡大。
CMMIレベル5達成とスタンダード市場移行
2019年5月、CMMI V2.0成熟度レベル5を達成し、ソフトウェア開発プロセスの国際的な最高水準を認定。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、ジャスダック(スタンダード)からスタンダード市場に移行。2024年5月にはCMMI V3.0でも成熟度レベル5を再取得し、品質向上への継続的な取り組みを示した。
年表25件を開く
1970年代
- 1977年6月ソフトウェアの開発等を目的として㈱大和コンピューターを設立
1980年代
- 1981年6月東京都品川区に東京出張所開設
- 1988年1月東京出張所を東京営業所へ改称
1990年代
- 1991年7月東京都港区に東京営業所移転
- 1997年6月東京都港区に東京営業所高輪事務所を設置
- 1998年9月東京営業所を東京本部へ改称
2000年代
- 2000年6月大阪市北区に大阪本部を設置
- 2000年6月ソフトウェアの開発等を目的として大阪市北区にアイ・アンド・コム㈱(100%子会社)を設立
- 2000年6月ソフトウェアの開発等を目的として東京都港区にアイ・アンド・コム㈱(100%子会社)を設立
- 2000年9月東京本部新社屋完成(事務所移転)
- 2000年12月ソフトウェアの開発等を目的として沖縄県那覇市にアイ・アンド・コム㈱(100%子会社)を設立
- 2003年2月CMMI(注)コンサルティング事業開始
- 2006年4月ソフトウェアの開発等を目的としてベトナムのホーチミン市にi and com. Co., Ltd.(100%子会社)を設立
- 2006年9月上場㈱ジャスダック証券取引所に上場
- 2007年5月M&Aアイ・アンド・コム㈱(大阪)及びアイ・アンド・コム㈱(東京)をアイ・アンド・コム㈱(沖縄)に合併
- 2009年1月上場大阪市北区の大阪本部を閉鎖 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場 SaaS型スクール管理システム「プラチナスクール」の提供開始 i and com. Co., Ltd.の清算結了 フィットネス・コミュニケーションズ㈱の子会社化
2010年代
- 2012年8月商号変更子会社フィットネス・コミュニケーションズ㈱の商号を㈱フィット・コムに変更
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場
- 2015年4月M&Aアイ・アンド・コム㈱(沖縄)を吸収合併
- 2017年2月農作物の生産・加工・販売を目的として静岡県袋井市に㈱ルーツ(100%子会社)を設立
- 2018年8月東京本部を東京本社に改称し、二本社制とする
- 2019年5月CMMI V2.0 成熟度レベル5達成
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
- 2023年4月M&A浅小井農園㈱の子会社化
- 2024年5月CMMI V3.0 成熟度レベル5達成
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/7期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
事業基盤の強化・再構築
AIを活用したソフトウェア開発の生産性向上、プロジェクトマネージャー人員の増加、自社クラウドサービスやスマート農業への資本投下を強化する。
- 02
ソリューション提案の推進
パートナー企業との協業により高付加価値ソリューションを拡大し、DX需要に対応。NFC活用マーケティングツールで新規顧客基盤を拡大する。
- 03
人的資本への積極投資
社内教育制度の再整備、従業員エンゲージメント向上、スキル可視化と戦略的投資、快適なオフィス環境整備と働きがいのある職場づくりを進める。
- 04
既存事業の深化と新規事業拡大
ソフトウェア開発の安定収益基盤を維持しつつ、クラウドサービスとスマート農業を新たな収益柱として拡大。顧客との協業強化、エンジニア育成、AI活用で生産性向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は616万円で、9期前と比べて+9.1%。平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は19.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年7月 | — | — | — | 165 | — |
| 2017年7月 | — | — | — | 170 | — |
| 2018年7月 | — | — | — | 175 | — |
| 2019年7月 | 565 | 39.6 | 16.3 | 176 | — |
| 2020年7月 | 577 | 40.1 | 16.8 | 178 | — |
| 2021年7月 | 562 | 40.4 | 17.0 | 183 | — |
| 2022年7月 | 575 | 40.3 | 16.9 | 190 | — |
| 2023年7月 | 592 | 40.9 | 17.5 | 196 | — |
| 2024年7月 | 609 | 42.3 | 18.8 | 187 | 321 |
| 2025年7月 | 616 | 42.6 | 19.2 | 191 | 314 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年7月期の売上高は32億円、営業利益は6億円。前期と比べると減収増益で、売上が-3.0%、利益が+0.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は16億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2023年3Q | 8 | 2 | 25.0 | 1 |
| 2023年4Q | 9 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 8 | 2 | 25.0 | 1 |
| 2024年2Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2024年3Q | 9 | 2 | 22.2 | 1 |
| 2024年4Q | 8 | 1 | 12.5 | 0 |
| 2025年2Q | 16 | 3 | 18.8 | 2 |
| 2025年4Q | 16 | 3 | 18.8 | 2 |
| 2026年2Q | 16 | 1 | 6.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年7月期からの14期で、売上は19億円から32億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は18.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 子会社フィットネス・コミュニケーションズ㈱の商号を㈱フィット・コムに変更 | |||||
| 2012年7月 | 19 | — | 2 | — | 1 |
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場 | |||||
| 2013年7月 | 20 | — | 3 | — | 2 |
| 2014年7月 | 22 | — | 4 | — | 2 |
| アイ・アンド・コム㈱(沖縄)を吸収合併 | |||||
| 2015年7月 | 22 | — | 4 | — | 2 |
| 2016年7月 | 22 | — | 3 | — | 2 |
| 農作物の生産・加工・販売を目的として静岡県袋井市に㈱ルーツ(100%子会社)を設立 | |||||
| 2017年7月 | 23 | — | 3 | — | 2 |
| 2018年7月 | 24 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年7月 | 26 | — | 4 | — | 3 |
| 2020年7月 | 28 | — | 5 | — | 3 |
| 2021年7月 | 26 | — | 5 | — | 3 |
| 2022年7月 | 29 | — | 5 | — | 3 |
| 浅小井農園㈱の子会社化 | |||||
| 2023年7月 | 30 | — | 5 | — | 3 |
| 2024年7月 | 33 | 6 | 6 | 18.2 | 3 |
| 2025年7月 | 32 | 6 | 6 | 18.8 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年7月期
売上高32億円のうち、営業利益として残るのは6億円で18.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の12.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.6%21億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.6%5億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.8%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年7月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は38億円で、売上の14.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年7月 | 1 | −2 | −2 | −1 | 11 |
| 2013年7月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 10 |
| 2014年7月 | 3 | 0 | −2 | 3 | 12 |
| 2015年7月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 14 |
| 2016年7月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 15 |
| 2017年7月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 16 |
| 2018年7月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 20 |
| 2019年7月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 21 |
| 2020年7月 | 5 | −1 | 0 | 4 | 25 |
| 2021年7月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 28 |
| 2022年7月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 30 |
| 2023年7月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 31 |
| 2024年7月 | 6 | 1 | −1 | 7 | 37 |
| 2025年7月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 38 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年7月期の総資産は62億円。このうち返さなくてよい自己資本が54億円で、自己資本比率は86.0%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年7月 | 33 | 22 | 11 | 67.6 |
| 2013年7月 | 33 | 24 | 9 | 73.1 |
| 2014年7月 | 34 | 26 | 8 | 75.4 |
| 2015年7月 | 37 | 28 | 9 | 77.7 |
| 2016年7月 | 37 | 30 | 7 | 81.5 |
| 2017年7月 | 39 | 32 | 7 | 82.4 |
| 2018年7月 | 42 | 34 | 8 | 82.4 |
| 2019年7月 | 45 | 36 | 9 | 80.2 |
| 2020年7月 | 48 | 40 | 8 | 81.9 |
| 2021年7月 | 52 | 43 | 9 | 82.5 |
| 2022年7月 | 52 | 44 | 8 | 84.0 |
| 2023年7月 | 58 | 48 | 10 | 83.1 |
| 2024年7月 | 61 | 51 | 10 | 83.3 |
| 2025年7月 | 62 | 54 | 9 | 86.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中34位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中510位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月1日の終値
直近の終値は¥1,139で、1年前と比べて-7.0%。過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 16.8倍 |
| PBR | 0.81倍 |
| 配当利回り | 1.67% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1125円は25日移動平均線1119円を0.5%上回り、75日線1107円に対しても1.6%プラス。200日線1116円とはほぼ並んだ水準で、レンジ相場が継続。52週高値1265円からは11%下落、52週安値1079円からは4.3%上昇し、狭いレンジ内での動き。直近1カ月で1.7%上昇し、8月4日に1140円まで買われる場面があったが、その後は1125円前後で膠着。出来高は極端に低く、8月16日は売買ゼロ、8月17日も0株と閑散としている。RSIは53.93と中立圏で、方向感は乏しいが、需給は引き締まっている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER16.56倍、PBR0.80倍でいずれも同業界平均(PER48.57倍、PBR2.92倍)を大きく下回っており、割安感が明確です。配当利回りは1.69%と平均2.64%を下回りますが、ROE8%に対してPBRが0.8倍と低い水準にあります。直近の売上高はやや減少したものの営業利益率は18%台と高水準を維持。割安である一方、配当利回りは平均より低く、株主還元の面では伸び悩みが見られます。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 16.8倍 | 47.9倍 |
| PBR | 0.81倍 | 2.96倍 |
| ROE | 8.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
IT業界ではエンジニア不足が続く一方、顧客企業のDX投資は堅調だが、競争激化により開発単価が上昇しにくい環境にある。強気派は、オフショア活用による開発コスト競争力と、幅広い業界顧客を持つ安定受注を評価する。弱気派は、プロジェクト単位の収益変動リスクや、新規技術領域への追随遅れを懸念する。決算では受注高や開発人員の稼働率、単価動向が焦点となる。
- オフショア活用でコスト競争力
海外開発拠点の活用により人件費を抑制し、価格競争に耐える体制を持つ。
- 安定した既存顧客基盤
幅広い業界に顧客を持ち、リピート受注と長期取引が収益の下支えとなる。
- PBR1倍割れで割安感
PBRが0.8倍と解散価値に近く、資産価値から見て下値リスクが限定的との見方。
- PBR0.80倍と純資産割れ、ROE8%継続影響中
PBR0.80倍に対してROE8%。時価総額44億円、純資産約55億円で割安。
- 営業利益6億円、営業マージン18.75%通年影響中
2025年7月期の営業利益6億円、マージン18.75%。高収益構造が継続。
- 最終利益4億円と前期比増益決算発表後影響弱
2025年7月期の純利益は4億円と前期の3億円から増加。EPS押し上げに寄与。
- 配当利回り1.69%と安定還元次回株主総会影響弱
配当利回り1.69%。PBR割れ配当利回りで下値を支える。
- 受託開発の需要変動
顧客のIT投資が景気で左右され、大型案件の先送りが収益に直結する。
- 人材獲得競争の激化
優秀なエンジニアの確保が難しく、人件費高騰が利益を圧迫する要因。
- 競合との価格競争
同業他社が多く、技術差別化が難しく、価格交渉力が弱い。
- 売上高が減収に転じる通年影響中
2025年7月期の売上高は32億円と前期の33億円から減少。成長鈍化が鮮明。
- 予想PERが非開示で成長期待薄継続影響弱
実績PER16.56倍に対し予想PERは開示なし。中期的な増益計画が見えにくい。
- 外国持株比率1.52%と需給細い継続影響弱
外国持株比率1.52%と低位。時価総額44億円の小型株で流動性が低い。
- 株価1年で5.7%下落不定影響弱
過去1年で株価は5.7%下落。軟調な需給が上値を抑えている。
- 受注高
- 将来の売上高の先行指標であり、需要の動向を測れる。
- 開発要員の稼働率
- 生産性と収益性に直結し、売上原価の効率性を示す。
- 平均単価
- 競争環境下での価格動向を表し、売上総利益率に影響する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり19円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.67%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年7月 | 11 | — | 27.1 |
| 2017年7月 | 14 | 19.9 | 24.2 |
| 2018年7月 | 14 | 4.5 | 23.6 |
| 2019年7月 | 16 | 10.0 | 21.8 |
| 2020年7月 | 16 | 0.0 | 21.9 |
| 2021年7月 | 16 | 1.1 | 22.5 |
| 2022年7月 | 17 | 6.3 | 20.3 |
| 2023年7月 | 18 | 5.9 | 21.2 |
| 2024年7月 | 19 | 5.6 | 23.3 |
| 2025年7月 | 19 | 0.0 | 18.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥19
株主
有価証券報告書より
2025年7月期末の株主数は延べ9,041人。区分でいちばん多いのは個人・その他で53.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.8%を占め、残る56.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年7月% | 2021年7月% | 2022年7月% | 2023年7月% | 2024年7月% | 2025年7月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 57.1 | 57.6 | 56.7 | 56.2 | 54.3 | 53.3 |
| 事業法人 | 35.4 | 36.3 | 37.7 | 38.0 | 38.1 | 38.8 |
| 金融機関 | 6.2 | 4.7 | 4.7 | 4.6 | 4.8 | 4.9 |
| 自己株式 | 1.4 | 1.3 | 2.0 | 1.9 | 1.9 | 1.9 |
| 外国法人 | 1.1 | 0.3 | 0.4 | 0.8 | 2.1 | 1.5 |
| 証券会社 | 0.1 | 1.0 | 0.5 | 0.5 | 0.7 | 1.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位11者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ㈲ジェネシス | 24.24 |
| 02 | 中村 憲司 | 17.87 |
| 03 | SCSK㈱ | 7.76 |
| 04 | 大和コンピューター社員持株会 | 7.54 |
| 05 | 光通信㈱ | 2.95 |
| 06 | 京都中央信用金庫 | 2.43 |
| 07 | 林正 | 1.98 |
| 08 | テイネン㈱ | 1.94 |
| 09 | 中村 雅昭 | 1.69 |
| 10 | 中村 眞理子 | 1.69 |
| 11 | 中村 佳嗣 | 1.69 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+159%、1株純資産は14期で+49%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年7月 | 42 | 932 | 4.6 | 8.5 | 26.1 |
| 2013年7月 | 71 | 921 | 8.0 | 10.1 | 18.0 |
| 2014年7月 | 64 | 899 | 7.4 | 9.6 | 18.7 |
| 2015年7月 | 78 | 896 | 9.1 | 23.3 | 15.0 |
| 2016年7月 | 45 | 763 | 6.0 | 17.0 | 27.1 |
| 2017年7月 | 56 | 821 | 7.0 | 14.6 | 24.2 |
| 2018年7月 | 59 | 878 | 6.9 | 14.3 | 23.6 |
| 2019年7月 | 72 | 937 | 8.0 | 13.6 | 21.8 |
| 2020年7月 | 80 | 1,020 | 8.2 | 15.1 | 21.9 |
| 2021年7月 | 84 | 1,092 | 8.0 | 12.4 | 22.5 |
| 2022年7月 | 87 | 1,139 | 7.8 | 11.4 | 20.3 |
| 2023年7月 | 85 | 1,234 | 7.2 | 11.1 | 21.2 |
| 2024年7月 | 88 | 1,316 | 6.9 | 12.6 | 23.3 |
| 2025年7月 | 108 | 1,384 | 8.0 | 10.6 | 18.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/7期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中村憲司 | 代表取締役 社長 | 67 | 705,870 |
| 鈴木義人 | 取締役 専務執行役員 | 64 | 38,840 |
| 寺川英信 | 取締役 執行役員 企画管理本部長 | 56 | 11,411 |
| 田代来 | 取締役 | 67 | — |
| 松宮民夫 | 常勤監査役 | 67 | 17,023 |
| 阿部修二 | 監査役 | 77 | — |
| 谷川雅一 | 監査役 | 57 | — |
| 石川宗隆 | — | 54 | — |
役員報酬の内訳2025/7期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 55 | 55 | 14 |
| 社外取締役 | 3 | 11 | 11 | 4 |
| 監査役 | 1 | 10 | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/7期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容720字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,029字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,985字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,078字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第48期第2四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-14
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第47期(2022/08/01-2023/07/31)2023-10-30
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第3四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第2四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-14
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第1四半期(令和4年8月1日-令和4年10月31日)2022-12-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(令和3年8月1日-令和4年7月31日)2022-10-28
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