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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

岡山県貨物運送

Okayamaken Freight Transportation Co.,Ltd9063 · Standard · 陸運業

岡山県地盤の総合物流企業。グループを挙げて貨物輸送・保管から石油販売、付帯事業までを展開。

概要

岡山県貨物運送は、1943年に岡山県下のトラック業者79社を統合して設立された総合物流企業である。特別積合せ貨物運送を中核に、倉庫業、石油製品販売、自動車整備など多角的な事業を展開する。2026年3月期の連結営業収益は389億円、従業員は2,173名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

貨物運送関連が営業収益の95%を占める事業構造

連結営業収益の約95%を貨物運送関連が占め、残りを石油製品販売(約2.6%)とその他(約2.5%)が構成する。貨物運送関連は特別積合せ貨物運送を主力とし、全国に展開する拠点網を通じて集配を行う。子会社の岡山県貨物鋼運㈱など5社が輸送を担い、マルケー自動車整備㈱が車両整備を担当する。2026年3月期の貨物運送関連営業利益は10億9千万円で前年比46%増となった。

中国地区を中心に全国をカバーする拠点網

営業収益の約52%を中国地区が占め、近畿地区(約25%)、関東地区(約10%)が続く。岡山本社を中心に、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、高松など主要都市に主管支店・支店を配置。2007年には本社新社屋や広島・津山主管支店の新築移転を実施し、拠点の集約・統合を進めた。また、同業他社との共同配送やJRコンテナ活用によるモーダルシフトも推進している。

9社の子会社と2社の関連会社で構成されるグループ

連結子会社9社と持分法適用関連会社2社からなる。貨物運送関連では岡山県貨物鋼運㈱、彦崎通運㈱、丸一倉庫運輸㈱などが輸送・倉庫を担当。石油製品販売はマルケー商事㈱が出光興産の代理店として行い、自動車整備はマルケー自動車整備㈱が担う。その他、フォークリフト販売の岡山エールフォークリフト㈱、人材派遣のハートスタッフ㈱がある。関連会社には岡山県トラックターミナル㈱や山陽コンテナトランスポート㈱がある。

業界の中での役割は地場メーカー等の物流を担う運送会社であり、燃料供給や車両整備など物流周辺サービスも提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
389億円
営業利益
13億円
営業利益率
3.3%
純利益
27億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
貨物運送関連369億円94.9%
石油製品販売10億円2.6%
その他10億円2.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01貨物運送関連主力

一般貨物運送、コンテナ輸送、トラックターミナル運営など物流サービスを提供。輸送品質向上を図り、様々なニーズに対応。自動車整備も子会社が担当。

主な製品・サービス2
一般貨物運送
県内・県外の企業間物流をトラックで輸送。
コンテナ運送
コンテナ貨物の輸送を手掛け、港湾物流を支援。

02石油製品販売準主力

子会社が石油元売りの代理店として、グループ会社や顧客へ軽油・ガソリン等を販売。物流車両の燃料供給を支える。

主な製品・サービス1
石油製品販売
軽油・ガソリン・潤滑油等を供給。

03その他(自動車用品販売・建設・保険代理等)副次

子会社が自動車用品販売、建設、保険代理、フォークリフト販売、労働者派遣を展開。物流周辺の多様なニーズに応える。

製品と技術

特別積合せ貨物運送を中核とする輸送サービス

主力の特別積合せ貨物運送は、全国の拠点間で貨物を混載し、効率的に配送するシステムである。1950年代から路線網を拡大し、現在は中国、近畿、関東、中部、九州、四国をカバー。1984年からは航空貨物運送、1998年からは通関業務も行い、国際物流にも対応。また、「ハート宅配便」は小口貨物のドアツードア配送サービスとして1977年に開始され、現在も展開中。

倉庫業と3PL・静脈物流の付帯サービス

1970年に開始した倉庫事業は、現在も連結子会社の丸一倉庫運輸㈱などが運営。顧客の在庫管理や物流代行(3PL)も提案している。1998年からは産業廃棄物収集運搬業務(静脈物流)を手掛け、循環型社会に対応。また、2005年には特定信書便事業を開始し、書類の運送にも参入。これらの付帯サービスにより、単なる運送から総合物流へ事業領域を広げている。

子会社が支える関連事業群

石油製品販売は子会社マルケー商事㈱が出光興産の代理店として行い、グループ内外に燃料を供給。自動車整備はマルケー自動車整備㈱が担当し、自社車両の保守と対外整備を実施。岡山エールフォークリフト㈱はフォークリフト販売、ハートスタッフ㈱は一般労働者派遣業を営む。これらはいずれも物流事業を支えると同時に、独立した収益源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

地場物流で安定、利益率は低水準

陸運業に属し、売上高は2025年3月期の383億円、2026年3月期389億円とほぼ横ばいである。営業利益率は2.35%から3.34%と低水準だが、改善傾向にある。同業のSBSホールディングスや東武鉄道などの大手と比べると規模は小さく、ローカルな物流企業としての位置づけ。荷主の需要が安定している可能性があるが、売上成長の鈍化と利益率の低さが課題である。今後は効率化やサービス向上による収益改善が求められる。

強み

  • 岡山県を中心に地域密着で安定した事業。
  • 営業利益率が上昇傾向、コスト改善の兆し。
  • 売上高はほぼ横ばいで変動が小さい。
  • 大手と異なる地域特化型サービス。

課題

  • 売上成長がほぼゼロ、市場拡大の余地が薄い。
  • 利益率3%前後と低く、収益性向上が急務。
  • 大手物流との競争で価格低下の恐れ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

陸運業の時価総額近傍。太字が岡山県貨物運送

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19034南総通運165億円11.5倍
29074日本石油輸送165億円10.9倍
39145ビーイングホールディングス140億円11.4倍
49049京福電気鉄道133億円7.2倍
59082大和自動車交通111億円42.2倍
69063岡山県貨物運送91億円3.1倍
79017新潟交通77億円6.6倍
89051センコン物流74億円39.6倍
99036東部ネットワーク72億円23.2倍
109060日本ロジテム57億円8.2倍
119087タカセ45億円26.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

79社統合で創業した1943年

1943年3月、戦時統合の流れの下、岡山県下のトラック業者79社が統合され、資本金700万円で岡山県貨物運送株式会社が設立された。同時に自動車運送事業を開始。戦後、1950年には通運事業、1952年には路線事業を開始し、営業エリアを拡大していく。

路線網を全国に拡大した1950~60年代

1952年の福山~大阪、岡山~米子を皮切りに、1959年大阪~京都、1963年京都~名古屋、1965年名古屋~東京、1966年広島~久留米、1969年岡山~高知と次々に路線を開設。1970年代に入り、1973年久留米~熊本、1978年北九州~大分と西日本エリアを網羅。この路線網が現在の特別積合せ貨物輸送の基盤となった。

倉庫事業と子会社群の整備(1970年代)

1970年に倉庫事業を開始し、物流機能を拡充。1971年にはマルケー商事㈱とマルケー自動車整備㈱を設立し、石油販売と車両整備の子会社を整備。1972年には岡山県貨物鋼運㈱を設立。1977年には「ハート宅配便」を開始し、小口配送サービスに参入した。

航空貨物と宅配便でサービス多様化(1980年代)

1984年、航空貨物運送事業を開始。同年には高松~松山路線、1985年には高松~鳴門~淡路~神戸路線を開設。1984年には全店オンラインシステムを完成させ、情報化を推進。1988年には航空運送代理店業を開始。1990年代に入り、1998年には通関業務と産業廃棄物収集運搬業務を開始し、サービス範囲を広げた。

証券取引所上場と品質認証取得(1992~2000年代)

1992年11月、大阪証券取引所市場第二部に上場。2000年3月には東京証券取引所市場第二部にも上場。2001年には尼崎支店で医薬品保冷輸送サービスに関するISO9002認証を取得、2003年にはISO9001に移行。これにより高品質な輸送サービスの提供を対外的に証明した。

子会社買収と拠点再編の2000年代

2005年には特定信書便事業を開始し、ハートスタッフ㈱(旧オカケンスタッフサービス)を設立。2007年には大阪証券取引所上場廃止、山陽コンテナトランスポート㈱設立、丸一倉庫運輸㈱買収など、組織再編が集中。同時に本社新社屋竣工、広島・津山主管支店の新築移転、各営業所の統合を実施し、拠点網を効率化した。同年の東京証券取引所市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行。

年表31件を開く

1940年代

  • 1943年3月創業岡山県下のトラック業者79社を統合して資本金700万円で設立し自動車運送事業を開始

1950年代

  • 1950年8月通運事業を開始
  • 1952年4月福山~大阪、岡山~米子等の路線事業を開始
  • 1959年5月大阪~京都間の路線事業を開始

1960年代

  • 1963年3月京都~名古屋間の路線事業を開始
  • 1965年3月名古屋~東京間の路線事業を開始
  • 1966年2月広島~久留米間の路線事業を開始
  • 1969年1月創業創立時より系列関係にあった日本通運株式会社の保有する当社全株式を譲受
  • 1969年6月岡山~高知間の路線事業を開始

1970年代

  • 1970年4月倉庫事業を開始
  • 1971年10月マルケー商事株式会社を設立(現連結子会社)
  • 1971年10月マルケー自動車整備株式会社を設立(現連結子会社)
  • 1972年1月岡山県貨物鋼運株式会社を設立(現連結子会社)
  • 1973年7月久留米~熊本間の路線事業を開始
  • 1977年11月ハート宅配便を開始
  • 1978年6月北九州~大分間の路線事業を開始

1980年代

  • 1981年1月M&A彦崎通運株式会社を買収(現連結子会社)
  • 1984年4月航空貨物運送事業を開始
  • 1984年8月高松~松山間の路線事業を開始
  • 1984年10月全店オンラインシステム完成
  • 1985年5月高松~鳴門~淡路~神戸間の路線事業を開始
  • 1988年2月航空運送代理店業を開始

1990年代

  • 1992年11月上場当社株式を大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1998年4月通関業務を開始
  • 1998年12月産業廃棄物収集運搬業務を開始

2000年代

  • 2000年3月上場当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2001年3月尼崎支店で医薬品保冷輸送サービスに関する品質保証システム「ISO9002」の認証を取得
  • 2003年3月尼崎支店で医薬品保冷輸送サービスに関する2000年版品質保証システム「ISO9001」の認証を取得
  • 2005年6月商号変更オカケンスタッフサービス株式会社を設立(現連結子会社、ハートスタッフ株式会社へ商号変更)
  • 2005年7月特定信書便事業を開始
  • 2007年10月上場大阪証券取引所上場廃止 山陽コンテナトランスポート株式会社を設立(現関連会社)丸一倉庫運輸株式会社を買収(現連結子会社)伯備主管支店に高梁営業所を統合し総社主管支店として開始 倉敷主管支店に総社主管支店を統合し総社主管支店は総社支店に名称変更 本社新社屋竣工 名古屋主管支店に名古屋北営業所を統合 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 広島主管支店に広島西営業所を統合し広島主管支店として新築移転営業開始 津山主管支店に落合営業所を統合し津山主管支店として新築移転営業開始 北陸主管支店、富山営業所を廃止 枚方支店に京都営業所を統合

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率向上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    デジタル技術活用による生産性改善

    AI等のデジタル技術を活用し、配送ルート最適化、積載効率向上、事務作業の自動化を推進することで生産性を抜本的に改善する。

  2. 02

    共同配送モデルの拡大と物流効率化

    他社とのリソース共有を軸とした共同配送モデルを拡大し、安定的な物流インフラを維持。JRコンテナ活用や輸送モード多角化も進める。

  3. 03

    3PL・倉庫事業など経営基盤の多角化

    付加価値の高い3PL事業や倉庫事業の拡充を図り、経営基盤の多角化を推進。輸送品質向上と収益性の両立を目指す。

  4. 04

    カーボンニュートラルへの取り組み強化

    低公害車への切り替え、モーダルシフト、PPAによる太陽光発電導入を通じて、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを継続強化する。

  5. 05

    多様な人材活躍と働きやすい環境整備

    女性管理職育成、男性育休取得環境整備などにより、性別や属性を問わず全従業員が個性を尊重し合える組織体制を強固にする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,173人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は468万円で、9期前と比べて+10.8%平均年齢は47.4歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,555
2018年3月2,450
2019年3月42343.014.82,468
2020年3月41743.615.22,487
2021年3月41244.415.92,475
2022年3月42644.916.32,398
2023年3月42545.717.02,381
2024年3月43346.117.62,294
2025年3月44546.518.02,24340
2026年3月46847.419.02,17360

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率22.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
広島主管支店 — 広島市西区4,766百万円
貨物運送関連
大阪主管支店枚方支店 — 大阪府枚方市2,830百万円
貨物運送関連
津山主管支店 — 岡山県津山市1,884百万円
貨物運送関連
岡山主管支店岡山西物流センター — 岡山市北区1,715百万円
貨物運送関連
倉敷主管支店総社支店 — 岡山県総社市1,348百万円
貨物運送関連
名古屋主管支店 — 愛知県小牧市999百万円
貨物運送関連
大阪主管支店 — 兵庫県尼崎市914百万円
貨物運送関連
米子主管支店 — 鳥取県米子市824百万円
貨物運送関連
本社 — 岡山市北区713百万円
貨物運送関連
広島主管支店東広島支店 — 広島市安芸区653百万円
貨物運送関連
ほか16件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    マルケー商事株式会社
    岡山市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岡山県貨物鋼運株式会社
    岡山市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マルケー自動車整備株式会社
    岡山市 南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    彦崎通運株式会社
    岡山市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マルケー萩貨物自動車株式会社
    山口県 萩市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    昭和工運株式会社
    岡山県 玉野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岡山エールフォークリフト株式会社
    岡山市 南区 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    ハートスタッフ株式会社
    岡山市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    丸一倉庫運輸株式会社
    広島市 西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岡山県トラックターミナル株式会社
    岡山市 中区 · 持分法適用会社
    議決権46.0%
  • 国内
    山陽コンテナトランスポート株式会社
    岡山市 北区 · 持分法適用会社
    議決権49.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    西古松合同庁舎集中書庫帳簿類運送請負業務一式
    法務省 · 2025-06-17
    688万円
  • 調達
    岡山運輸支局庁舎の移転に伴う物品・書類等の移設等業務契約
    国土交通省 · 2015-06-23
    350万円
  • 調達
    令和6年度貨物運送に係る請負業務
    財務省 · 2024-02-27
    244万円
  • 調達
    岡山労働局休業支援金・給付金集中処理センター業務終了に伴う物品等移設委託業務
    厚生労働省 · 2023-08-24
    115万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は389億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.6%、利益が+44.4%。

売上高
+1.6%
389億円
営業利益
+44.4%
13億円
純利益
+170.0%
27億円
営業利益率
3.3%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高397億円389億円
営業利益12億円13億円
純利益11億円27億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は100億円、営業利益は6億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q4175
2019年4Q4331
2020年4Q4240
2021年4Q3953
2022年4Q3933
2023年4Q3852
2024年4Q3770
2025年4Q38351.35
2026年4Q38971.821
2027年1Q10066.07

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は392億円から389億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月39293
2014年3月40994
2015年3月405128
2016年3月4001711
2017年3月4031712
2018年3月4171715
2019年3月4332113
2020年3月4241711
2021年3月3951611
2022年3月3931412
2023年3月3851410
2024年3月377925
2025年3月3839122.310
2026年3月38913173.327

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高389億円のうち、営業利益として残るのは13億円3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金91.8%357億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.9%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比3.9pt
3.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.8pt
6.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.4pt
10.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが32億円、投資CFが13億円で、差し引きのフリーCFは45億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は99億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月24−17−5740
2014年3月13−16−9−328
2015年3月261−182738
2016年3月22−14−3843
2017年3月27−10−131747
2018年3月30−242655
2019年3月36−15−132163
2020年3月29−16−201355
2021年3月31−16−101560
2022年3月22−21−4157
2023年3月29−4318−1461
2024年3月200−252056
2025年3月26−181864
2026年3月3213−104599

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は513億円。このうち返さなくてよい自己資本が269億円で、自己資本比率は52.3%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月41410131324.4
2014年3月40710230525.0
2015年3月40811529328.2
2016年3月40512328230.3
2017年3月41713628132.6
2018年3月42615027635.1
2019年3月43016126937.4
2020年3月41417024441.0
2021年3月42218124142.8
2022年3月42619123544.8
2023年3月45820025843.5
2024年3月46422523948.4
2025年3月47423424049.3
2026年3月51326924452.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
105億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
212億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
244億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE56社中12位あたり、逆に低いのは売上成長率56社中47位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.8%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.3%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
52.3%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
1.6%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,150で、1年前と比べて+19.3%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥4,150-2.2%1ヶ月+4.4%1年+19.3%時価総額91億円
過去52週の値幅
安値¥3,400高値¥4,900

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)3.1倍
PER (会社予想)7.4倍
PBR0.31倍
配当利回り1.69%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に4250円と急伸し、52週高値4900円に向けて上昇基調。直近4170円で、25日線4051円を約3%上回る。1ヶ月で4.12%上昇し、出来高も8月7日に2400株と増加。RSIは62.6で上昇余力があり、物流需要の回復が追い風となっている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PERは3.11倍と業界平均15.51倍を大きく下回り、PBRも0.31倍で平均1.07倍の約3割の水準です。ROEは10.8%と収益性は良好で、配当利回り1.68%は平均2.33%を下回るものの、配当性向6.8%は低く増配余地があります。2期連続で営業減益が続く点は懸念ですが、直近予想PER7.5倍でも割安感は明瞭です。割安と評価します。

指標この会社業種平均
PER (実績)3.1倍15.7倍
PER (予想)7.4倍
PBR0.31倍1.07倍
ROE10.8%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

物流業界は人手不足と燃料費高騰でコスト圧力が続く一方、EC市場拡大などで需要は底堅い。強気派は、低PER・高ROEで株価が割安と見て、今後の収益改善と株主還元に期待する。弱気派は、地域密着ゆえの成長限界と競争激化で、冴えない利益成長しか見込めないと懸念する。争点は、地域特化モデルの収益力が今後も維持・向上できるかである。

プラスに働く材料7
  • 割安感が強い

    PER3倍台、PBR0.3倍台と財務指標が割安で、ROE10%超。配当利回りも約1.7%

  • 財務が堅実

    自己資本比率が高く、安定した配当を継続。業績変動も小さい

  • 需要基盤が安定

    地域の製造業・小売業との取引が安定的で、景気変動の影響が限定的

  • 実績PER3.11倍、PBR0.31倍で過小評価継続影響

    実績PER3.11倍、PBR0.31倍、ROE10.8%。株価が純資産の3割程度で割安

  • 営業利益は9億→13億円と44%増通年影響

    2026年3月期営業利益13億円、前期9億円から44.4%増、営業利益率3.34%

  • 純利益は10億→27億円と大幅回復通年影響

    2026年3月期純利益27億円、前期10億円から170%増

  • 売上高は3年連続増収通年影響

    売上高は2024/3期377億円→2025/3期383億円→2026/3期389億円と増加

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化の懸念

    売上高が横ばい圏で、売上拡大のドライバーが乏しく、将来の成長余地に疑問

  • コスト上昇圧力

    燃料費・人件費の高騰が利益を圧迫し、営業利益率は低水準(2〜3%台)

  • 競争が激化

    全国規模の物流企業との競合で、価格競争に巻き込まれるリスクがある

  • 純利益の変動が大きく業績予想が困難通年影響

    純利益は25億円(2024/3)→10億円(2025/3)→27億円(2026/3)と不安定

  • 営業利益率は3%台と低水準通年影響

    営業利益率は3.34%。前期2.35%から改善も、原材料高などで悪化余地

  • 予想PER7.5倍が実績PER3.11倍を上回る決算発表後影響

    予想PER7.5倍は実績PER3.11倍の2.4倍。来期以降の減益を示唆

  • 配当利回り1.68%で株主還元が乏しい通年影響

    配当利回り1.68%で、株主への還元が限定的

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト管理の巧拙と収益性改善度を測る
取扱貨物量
地域の物流需要動向とシェア維持の確認
配当性向
株主還元の継続性と増配余地の判断

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは1.69%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
1.69%
いまの株価に対して
配当性向
6.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6011.8
2018年3月8033.312.9
2019年3月70−12.512.6
2020年3月700.014.6
2021年3月700.015.7
2022年3月700.014.3
2023年3月8014.323.2
2024年3月70−12.56.4
2025年3月700.019.6
2026年3月8014.36.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,174人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.5%を占め、残る52.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.851.049.850.148.447.5
事業法人32.632.732.932.533.332.7
金融機関15.715.415.415.314.414.9
自己株式7.87.87.87.97.97.9
外国法人0.30.40.40.61.72.6
証券会社0.50.61.61.62.12.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01損害保険ジャパン株式会社6.93
02マルケー従業員持株会6.62
03西尾総合印刷株式会社6.17
04福山通運株式会社4.55
05株式会社中国銀行4.32
06両備ホールディングス株式会社4.27
07TOYO TIRE株式会社3.07
08堀口祐司2.71
09株式会社岡山マツダ2.16
10INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+7896%、1株純資産は14期で+2610%。直近期のROEは10.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月174893.510.536.3
2014年3月204924.28.124.5
2015年3月3985,5727.64.815.9
2016年3月5375,9439.34.211.7
2017年3月5976,6959.54.911.8
2018年3月7217,38510.24.412.9
2019年3月6637,9288.74.512.6
2020年3月5538,3616.84.214.6
2021年3月5428,9096.34.815.7
2022年3月6139,4046.74.614.3
2023年3月4699,8324.95.823.2
2024年3月1,23111,09511.82.86.4
2025年3月47211,5324.27.319.6
2026年3月1,34213,24910.83.06.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額150百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
原田和充代表取締役会長[大阪営業本部本部長]753,000
馬屋原章代表取締役社長[東京営業本部本部長]743,000
安原秀二取締役副社長[岡山主管支店長]753,000
中澤正樹専務取締役713,000
笹原直之常務取締役[広島主管支店長]692,500
曽我達彦常務取締役623,000
関裕二取締役[米子主管支店長]763,000
亀山祐二郎取締役[東京主管支店長]712,200
奥川朋正取締役[倉敷主管支店長]662,200
小川貴広取締役[大阪主管支店長]642,200
久山哲哉取締役[総務部長]592,200
木下高之取締役[名古屋主管支店長]592,200
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢保有株数
西尾源治郎取締役69
有澤和久取締役64
正保和則常勤監査役714,400
中山紀昭監査役76
中條太志監査役60
戸田敦史取締役[営業部長]51
大磯崇雄監査役57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)131191713610
監査役18199
社外取締役45051

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容612字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は子会社9社及び関連会社2社で構成され、貨物輸送並びにこれらに付帯する事業を主体に石油製品販売事業、その他事業を行っている。 当社グループの主な事業内容と当該事業に係る位置づけは次のとおりである。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一である。 貨物運送関連 :当社グループの主要な業務であり、当社及び子会社の岡山県貨物鋼運㈱を含む5社が従事しており市場ニーズに対応した輸送品質を開発して幅広いサービスを提供している。また、子会社のマルケー自動車整備㈱が自動車修理部門を担当しており、トラックターミナル業を関連会社である岡山県トラックターミナル㈱、及び山陽コンテナトランスポート㈱が貨物利用運送事業を営んでいる。 石油製品販売 :子会社のマルケー商事㈱が出光興産㈱の代理店としてグループ各社並びに得意先に対して石油製品の販売を行っている。 その他 :子会社のマルケー商事㈱は自動車用品の販売、建設及び保険代理業を行っている。また、岡山エールフォークリフト㈱はフォークリフト販売業を営んでおり、ハートスタッフ㈱は一般労働者派遣業を営んでいる。 事業の系統図は次のとおりである。 (注)1.子会社は全て連結している。 2.◎ 関連会社(岡山県トラックターミナル㈱、山陽コンテナトランスポート㈱)は持分法を適用している。
経営方針・対処すべき課題1,511字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)経営方針 当社グループは、運送事業を中核とした総合物流サービス業を目指し、広く地域社会に貢献し、公共の福祉に寄与することを使命としている。当社グループの提供するサービスが、顧客に信頼され、産業活動の発展に寄与し、株主、取引先、従業員等すべての人々の期待に応えることを経営理念としている。 (2)経営戦略等 当社グループは、主力の特別積合せ貨物運送を中心として、拠点網を通じた物流効率化と輸送品質の向上を図り、多様化する需要に対応した輸送システムの構築に努めている。また、3PL事業など付加価値の高い物流形態を積極的に提案するとともに、倉庫事業の強化、静脈物流の拡充などあらゆるニーズにお応えすることにより、顧客のパートナーとして信頼していただけるよう、サービスの充実と業績の向上に取り組んでいる。 物流効率化については、ITによる積載率の改善、JRコンテナの活用を含めた輸送モードの多角化推進、共同集配の拡充などに努めるとともに、ドライバーの待機時間短縮、老朽施設の改修など働きやすい環境の整備にも取り組んでいる。 今後とも輸送力の強化、高品質化に注力しつつ、付加価値の高いサービスの提供を行い、社業の発展と企業価値の向上に努める所存である。 (3)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰や供給不安とともに、国内の諸物価の上昇が広範囲に広がり、予断を許さない状況が続いている。 運輸業界においても、国内輸送需要は製造関連を中心に依然として低調に推移している。また、燃料・資材価格の高騰や慢性的な労働力不足に伴う外注費の増加により、輸送コストの更なる上昇が懸念されるなど厳しい経営環境にあり、先行きは不透明である。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 運輸業界においては、国内輸送量の減少傾向に加え、燃料・資材価格や外注費(傭車料等)の高騰、慢性的な労働力不足、さらにはドライバーの労働時間・拘束時間規制への対応など、極めて困難な局面を迎えている。 このような環境下、当社グループは「現場力の強化と業務の効率化」を最優先課題として、収益基盤強化のため、AIをはじめとするデジタル技術を積極的に活用し、配送ルートの最適化や積載効率の向上、事務作業の自動化を強力に推進することで、生産性の抜本的な改善を図っていく必要がある。 また、輸送の効率化のため、他社とのリソース共有を軸とした共同配送モデルをさらに拡大し、安定的な物流インフラを維持していき、あわせて、3PL事業や倉庫事業の拡充を図ることで経営基盤の多角化を推進し、輸送品質の向上と収益性の両立を実現していく所存である。 環境面では、低公害車への切り替えやモーダルシフト、PPA(電力販売契約)による太陽光発電の導入を通じ、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを継続して強化していき、人材面では、多様な人材の活躍をより一層推進していくため、女性管理職の育成や男性の育児休業が取得できる環境を整備し、性別や属性を問わず全従業員が個性を尊重し合える組織体制を強固なものにしていく必要がある。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための指標等 当社グループは、収益の拡大・業務の効率化等を通じて経営基盤の強化を図るため、売上高経常利益率を重要な指標としてその向上に取り組んでいる。
事業等のリスク1,550字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)法的規制等について 当社グループは、主に貨物自動車運送事業法及び貨物利用運送事業法などの法令を遵守して営業活動を行っている。また、近年環境問題への関心が高まるなか、当社グループは低公害車の導入やエコドライブの徹底等、環境対策を自主的に進めている。しかし、将来において、現在予期し得ない法的規制や或いは現在の規制が一層強化される可能性がある。 これらの法的規制等を遵守できなかった場合、当社グループの事業活動が制限される可能性があり、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性がある。 (2)重大事故等について 当社グループは、公道を使用して車両による営業活動を行っていることから、従業員教育等を通じて交通安全・事故防止対策に万全な体制をとり、人命の尊重を最優先として努めているが、重大な不慮の事故を発生させた場合、損害賠償等により当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。 (3)人材の確保や育成について 当社グループは、主に貨物自動車による運送事業を行っているため、労働集約型の事業が多く、労働力としての質の高い人材の確保・育成が必要である。「働き方改革」の推進、労働環境の改善による社員の定着に努めているが、時間外労働の上限規制等により、十分な人材の確保・育成が出来なかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。 (4)顧客情報の流出について 当社グループは、多くの顧客情報を取り扱っている。特にハート産直便や引越等は顧客の個人情報を記載した伝票を利用しており、多様な顧客情報を取り扱っている。当社グループには顧客情報に対する守秘義務があり、管理の徹底に努めているが、万一情報が外部に漏洩した場合、当社グループの社会的信用の低下を招くだけでなく、損害賠償請求等が発生する。これらの事象が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。 (5)自然災害等について 当社グループは、公道を使用して車両による商品の輸送が主な業務である。地球温暖化による異常気象や、地震・台風等の自然災害による車両・設備等の被害、輸送経路の遮断による物流の停滞等により、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。 (6)コストの上昇について 当社グループは、事業を行うにあたり多量の燃料を使用している。中東情勢などにより、燃料価格等が大幅に高騰することによる輸送コストの上昇、また事業活動上必要な資金の一部は金融機関から調達しているため、金利の急騰による資金調達コストの上昇があった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。 (7)減損会計に係るリスクについて 当社グループは、事業用固定資産を保有している。これらの資産について、収益性の低下や、時価の下落に伴う資産価値の低下があった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。 (8)市場リスクについて 当社グループは、金融機関、荷主や連帯関係にある同業他社の株式を保有しているため、株式市場の価格変動リスクを負っている。将来において、現在予期し得ない相場変動があった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)5,429字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、所得環境の改善による個人消費の底堅さから、緩やかな回復基調で推移した。しかしながら、原材料価格の値上げに伴うコスト増が招いたインフレ懸念や、国内金利の変動による投資意欲への影響など、予断を許さない状況が続いた。 世界情勢に目を向けると、イランを巡る中東情勢の緊迫化は国際社会における最大の不安定要素となった。地政学リスクの高まりは、原油価格の高騰やエネルギー供給網への懸念を直撃し、輸送コストの上昇や物価高騰を再燃させる大きなリスクを孕んでいる。これに加え、米国の政策動向がもたらす不透明感など、経営環境の先行きは一段と厳しいものとなった。 このような環境下、当社グループは持続的な成長に向けて、取引拡大、運賃・料金の改定交渉など積極営業を推進するとともに、拠点の整備・集約や同業他社との共同配送を実施するなど、物量の確保と業績の改善に取り組んできた。 イ.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ39億3千1百万円増加し、513億1千9百万円となった。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ4億6千2百万円増加し、244億4千7百万円となった。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ34億6千8百万円増加し、268億7千2百万円となった。 ロ.経営成績 当連結会計年度の営業収益は388億9千9百万円(前連結会計年度比1.4%増)となり、営業利益は12億6千万円(前連結会計年度比39.0%増)、経常利益は16億9千3百万円(前連結会計年度比39.8%増)となった。また、親会社株主に帰属する当期純利益は旧京都営業所の譲渡による固定資産売却益の計上等により27億1千9百万円(前連結会計年度比17億6千1百万円の増益)となった。 セグメントごとの経営成績は次のとおりである。 (貨物運送関連) 貨物運送関連については、物量の確保とともに、適正運賃・料金の収受に継続的に取り組んだこと等により、営業収益は368億9千6百万円(前連結会計年度比1.6%増)となり、営業利益は10億8千9百万円(前連結会計年度比46.3%増)となった。 (石油製品販売) 石油製品販売については、商品販売量の減少などにより、営業収益は10億1千1百万円(前連結会計年度比5.8%減)となり、営業利益は1千1百万円(前連結会計年度比36.0%増)となった。 (その他) その他については、自動車用品販売、フォークリフト販売及び一般労働者派遣等を含んでおり、営業収益は9億9千1百万円(前連結会計年度比3.8%増)となり、営業利益は1億3千6百万円(前連結会計年度比4.6%増)となった。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ34億8千万円増加し、当連結会計年度末には99億2千5百万円となった。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりである。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、32億6百万円(前連結会計年度は25億9千2百万円の獲得)となった。これは主に、税金等調整前当期純利益40億2百万円、減価償却費16億4千6百万円、有形固定資産売却益22億1千3百万円の計上があったことなどによるものである。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は、13億1千7百万円(前連結会計年度は18億2百万円の使用)となった。これは主に、有形固定資産の取得による支出が11億9千3百万円であったものの、有形固定資産の売却による収入が27億1千5百万円であったことなどによるものである。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、10億4千3百万円(前連結会計年度は1億4百万円の獲得)となった。これは主に、長期借入れによる収入が44億2千万円であったものの、長期借入金の返済による支出が52億5千7百万円であったことなどによるものである。 ③営業実績 イ.営業実績 当連結会計年度の営業実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   当連結会計年度(千円) (2025年4月1日から2026年3月31日まで)   前年同期比(%) 貨物運送関連   36,896,294   101.6 石油製品販売   1,011,538   94.2 報告セグメント計   37,907,832   101.4 その他   991,522   103.8 合計   38,899,355   101.4 (注)セグメント間の取引については相殺消去している。 ロ.地区別営業収益 区分   当連結会計年度(千円) (2025年4月1日から2026年3月31日まで)   前年同期比(%) 関東地区   3,916,973   101.1 中部地区   2,702,311   103.9 近畿地区   9,641,299   103.6 中国地区   20,079,896   101.5 四国地区   851,124   101.5 九州地区   1,707,750   106.0 合計   38,899,355   101.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度末の総資産は513億1千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ39億3千1百万円の増加となった。これは、現金及び預金の増加等により流動資産が34億2千5百万円増加し、投資有価証券の増加等により固定資産が5億5百万円増加したことによるものである。 負債については244億4千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億6千2百万円の増加となった。これは、短期借入金の減少等により流動負債が18億4千1百万円減少し、長期借入金の増加等により固定負債が23億4百万円増加したことによるものである。なお、短期借入金の減少及び長期借入金の増加はシンジケートローンの契約終了に伴う返済及び新規借入によるものである。 純資産については268億7千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ34億6千8百万円の増加となった。これは、主に利益剰余金の増加等によるものである。 ロ.経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績は、当連結会計年度において営業収益は388億9千9百万円、経常利益は16億9千3百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は27億1千9百万円となっており、前連結会計年度と比較して、営業収益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、それぞれ5億5千2百万円の増収、4億8千2百万円の増益、17億6千1百万円の増益となっている。 これは当社グループが、物量の確保とともに、適正運賃・料金の収受に継続的に取り組んだこと、旧京都営業所の譲渡による固定資産売却益の計上等があったためである。 営業原価については当社グループの主要事業である貨物運送関連において、慢性的な労働力不足に加え、時間外労働上限規制への対応のための要員不足による外注費(傭車料)の増加があったことなどにより、前連結会計年度より1億3千5百万円増加し、357億4千4百万円となっている。 ハ.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (貨物運送関連) 貨物運送関連については、物量の確保とともに、適正運賃・料金の収受に継続的に取り組んだこと等により、営業収益は368億9千6百万円(前連結会計年度比1.6%増)となった。 セグメント利益は、10億8千9百万円(前連結会計年度比46.3%増)となった。 セグメント資産は、デジタルタコグラフの更新及び津山配送センターの取得並びに旧京都営業所の譲渡などにより、390億5千9百万円(前連結会計年度比0.6%減)となった。 (石油製品販売) 石油製品販売については、商品販売量の減少などにより、営業収益は10億1千1百万円(前連結会計年度比5.8%減)となった。 セグメント利益は、1千1百万円(前連結会計年度比36.0%増)となった。 セグメント資産は、9億2千5百万円(前連結会計年度比3.3%増)となった。 (その他) その他については、自動車用品販売、フォークリフト販売及び一般労働者派遣等を含んでおり、営業収益は9億9千1百万円(前連結会計年度比3.8%増)となった。 セグメント利益は、1億3千6百万円(前連結会計年度比4.6%増)となった。 セグメント資産は、8億6千万円(前連結会計年度比0.4%減)となった。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。 ロ.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの事業活動における運転資金需要のうち主なものは、外注費(傭車料)及び燃油費等の支払のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用である。投資を目的とした資金需要は、主要な拠点の再整備、車両購入等の設備投資によるものである。 当社グループの事業活動上必要な流動性と資金調達の源泉を安定的に確保することを基本方針としている。 短期運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、設備投資や長期運転資金の調達については、金融機関からの長期借入を基本としている。 なお、当連結会計年度末における借入金等の有利子負債の残高は137億7千6百万円となっている。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は99億2千5百万円となっている。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成している。この連結財務諸表の作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とする。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しているが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えている。 イ.貸倒引当金の計上基準 当社グループは、債権等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上している。将来、荷主の財政状況が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性がある。 ロ.有価証券の減損処理 当社グループは、金融機関、荷主や連帯関係にある同業他社の株式を保有している。これらの株式は株式市場の価格変動リスクを負っているため、合理的な基準に基づいて有価証券の減損処理を行っている。また、非上場株式については財政状態の悪化などにより実質価額が著しく低下したとき減損処理を行っている。将来、株式市場や財政状態が悪化した場合には多額の有価証券評価損を計上する可能性がある。 ハ.繰延税金資産の回収可能性の評価 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して将来の課税所得を合理的に見積っている。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性がある。 ニ.固定資産の減損 当社グループは、管理会計上の区分、投資の意思決定を行う際の単位を基準とし、主として主管支店及び管下店所を1つの単位とし、また遊休資産については物件単位ごとにグルーピングを行っている。これらの資産グループについて、減損の兆候が認められた場合、当該資産グループに係る資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上する可能性がある。

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出典

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