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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

リンコーコーポレーション

RINKO CORPORATION9355 · Standard · 倉庫・運輸関連業

新潟港を地盤とする総合物流企業。港湾運送・通運・倉庫・貨物自動車運送と不動産・ホテル事業を展開する。

概要

リンコーコーポレーションは、1905年に新潟で創業した物流・サービス企業である。新潟港を拠点に港湾運送、倉庫、貨物自動車運送、不動産賃貸、ホテル運営、建設機械販売など多角化する。2026年3月期の連結売上高は約139億円、従業員数は583名。

新潟港を軸にした運輸部門が売上の7割超

運輸部門は港湾運送、通運、倉庫、貨物自動車運送、船舶碇繋場業から成る。2026年3月期の部門売上高は99億9千100万円で全社の約72%を占める。新潟港での一般貨物・コンテナ貨物の取扱量は535万3千トンに達し、前年比1.5%増加した。子会社のリンコー港運倉庫とリンコー運輸が下請け・集配を担い、元請けである当社が総合調整を行う。

不動産賃貸とホテル運営で安定収益

不動産部門は自社保有の土地建物の賃貸・分譲・仲介を手掛ける。2026年3月期は商品土地の販売があり、売上高3億700万円、セグメント利益1億6100万円と増収増益。ホテル事業部門はANAクラウンプラザホテル新潟(旧ホテル新潟)を運営し、客室改装工事後の稼働回復で好調。売上高24億6000万円、利益1億4300万円。2021年にホテル大佐渡を譲渡した。

建設機械販売や保険代理店など多様な周辺事業

関連事業部門は機械整備販売業、物品販売業、損害保険代理店業、産業廃棄物処理業で構成される。IHIや日立建機日本との代理店契約に基づき建設機械と部品を販売・整備する。2026年3月期の部門売上高は11億4800万円、利益9900万円。横浜営業所では貿易業務も行い、2022年に吸収合併したワイ・エス・トレーディングの機能を継承した。

子会社再編とM&Aでグループを強化

主要連結子会社はリンコー運輸、リンコー港運倉庫、ホテル新潟の3社。2022年に丸肥運送倉庫と新光港運を合併し、リンコー港運倉庫とした。2026年4月にはNX日本海倉庫(現日本海倉庫)の発行済株式の99.1%を取得し、連結子会社化。これにより新潟港での倉庫・港湾運送能力を拡大した。ホテル大佐渡は2021年に全株式を譲渡している。

業界の中での役割は新潟港の港湾運送と物流インフラを担う地域中核企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
139億円
営業利益
5億円
営業利益率
3.6%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
運輸部門100億円71.9%1億円1.0%
ホテル事業 部門25億円18.0%1億円4.0%
関連事業部門11億円7.9%1億円9.1%
不動産部門3億円2.2%2億円66.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01港湾運送・通運・倉庫・貨物自動車運送主力

新潟港を主体に、入出港船舶の本船積卸、艀筏使用、沿岸作業等の海陸一貫作業、鉄道貨物の取扱、倉庫・上屋での保管、仮置、入出庫作業、港湾経由貨物の輸送等を一貫して提供。地域の物流インフラを担う。

主な製品・サービス4
港湾運送サービス
新潟港における船舶の積卸・沿岸作業等を一貫して行うサービス。
通運サービス
鉄道貨物の取扱・集貨配達を駅で行うサービス。
倉庫サービス
新潟港の自社倉庫・上屋や県営倉庫にて、貨物の保管・仮置・入出庫を行う。
貨物自動車運送サービス
港湾経由貨物や国内流通貨物をトラックで輸送するサービス。

02不動産準主力

当社所有の土地建物の賃貸、分譲、仲介を行い、グループの事業基盤を支える。

03ホテル副次

子会社の株式会社ホテル新潟がホテル、結婚式場、宴会、食堂を経営し、地域の観光・宿泊需要に応える。

04関連事業副次

建設機械等の販売・整備、損害保険代理店業、産業廃棄物処理業、住宅建設資材等の物品販売等の附帯事業を展開。

主な製品・サービス1
建設機械販売・整備
IHIや日立建機日本等の代理店として建設機械を販売し、各種自動車・機械の修理整備・部品販売を行う。

製品と技術

港湾荷役と通関・船舶代理店

新潟港における本船積卸、艀や筏を使った沿岸作業、海陸一貫作業を提供する。取扱貨物は一般貨物とコンテナ貨物が中心で、2025年度は合計535万トンを扱った。通関業、船舶代理店業、航空貨物取扱業も手掛け、横浜営業所では通関業務も行う。子会社リンコー港運倉庫が元請けの下請けとして下支えする。

倉庫保管と貨物自動車輸送の一貫サービス

自社所有の倉庫・上屋に加え、県営倉庫の賃借により保管・仮置き・入出庫作業を実施。リンコー運輸とリンコー港運倉庫が貨物自動車を所有し、港湾経由貨物や国内流通貨物の輸送を担う。船舶碇繋場業では繋船・纜取・給水作業を行い、港の総合物流を支える。

建設機械販売とホテル・環境事業

IHIや日立建機日本との代理店契約に基づき、建設機械の販売・修理・部品供給を行う。ホテル事業ではANAクラウンプラザホテル新潟を運営し、宴会・レストラン・婚礼も提供。環境事業では1985年から臨港木材リサイクルセンターで廃材処理を、また産業廃棄物処理業も営む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

中堅倉庫で内需依存、競合は大手

当社は倉庫・運輸関連業に属し、三菱倉庫、三井倉庫、住友倉庫などの大手物流企業と競合する中堅企業である。売上高は135億円(2025年3月期)と大手に比べ小規模だが、収益性は営業利益率3.7%と業界平均並み。内需依存度が高く、国内物流需要に支えられている。東京汽船など同規模の競合と比較しても差別化要素は明確ではなく、大手によるM&A対象となる可能性がある。

強み

  • 日本の物流需要は安定しており、特に倉庫業は景気変動の影響を受けにくい。
  • 大手に比べ組織が小さく、意思決定が速く、顧客ニーズへの柔軟な対応が可能。
  • 特定地域に強みを持つ場合、地域密着型サービスで差別化可能。
  • 負債比率が低く、安定したキャッシュフローを維持している可能性がある。

課題

  • 三菱倉庫など大手に比べ規模が小さく、価格競争や設備投資で劣位。
  • 営業利益率3.7%と低く、効率化や付加価値向上が課題。
  • 国内市場の縮小や自然災害など、内需に依存するリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

倉庫・運輸関連業の時価総額近傍。太字がリンコーコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19325ファイズホールディングス116億円11.3倍
29311アサガミ110億円6.1倍
39193東京汽船88億円1.7倍
49313丸八倉庫76億円14.8倍
59366サンリツ67億円9.4倍
69355リンコーコーポレーション60億円5.4倍
79361伏木海陸運送54億円6.5倍
89326関通ホールディングス51億円24.7倍
99353櫻島埠頭46億円15.6倍
109362兵機海運45億円11.2倍
119363大運33億円7.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

牧畜から物流へ事業転換した創業期

1905年11月、法人「新潟健康舎」として創立。当初は牧畜と牛乳販売が目的だった。1914年に倉庫業・運輸事業を追加し物流へ舵を切る。1920年に築港工事の許可を得て、1931年2月に臨港埠頭工事を完成。1941年2月、牧畜・牛乳販売の一切を明治乳業に譲渡し、物流一本化を果たした。

戦後の上場と子会社設立による拡大

1940年10月に商号を新潟臨港開発株式会社に変更。戦後間もない1946年9月に丸肥運送倉庫(後のリンコー港運倉庫)を設立。1955年4月に新潟証券取引所へ上場、同年11月には東京事務所を開設。1958年6月に新潟港トラック(現リンコー運輸)を設立し、1961年10月に東京証券取引所第二部へ上場した。

海陸運送会社の合併と多角化の始まり

1960年10月、新潟海陸運送を合併し商号を新潟臨港海陸運送に変更。1962年に海運業と自動車販売業を営業目的に追加。1963年9月にホテル新潟を設立してホテル業に参入。1966年と1972年にはそれぞれ臨港商事と新潟貿易を設立し、商社機能を整えた。1970年6月に東港事業所(現東港支社)を開設。

社名変更とホテル事業の本格展開

1985年7月、臨港木材リサイクルセンターを操業開始し環境事業に進出。1987年3月に本社を新潟市万代に移転。1988年4月にホテル新潟が完成、同年に隣接する賃貸ビルも竣工。1991年7月に商号を株式会社リンコーコーポレーションに変更。1994年4月には佐渡にホテル大佐渡を完成させた。

グループ再編とブランド変更の2000年代

2005年3月、ホテル新潟をリンコーホールディングスに改称し、新設分割でホテル新潟とホテル大佐渡を設立。2008年12月、ホテル新潟のブランドをANAクラウンプラザホテル新潟に変更。2011年2月に臨港商事の事業を承継し同社を解散。2012年4月、リンコーホールディングスを吸収合併した。

不採算事業の整理と構造改革

臨港商事の特別清算手続きは2014年12月に結了。2021年4月、ホテル大佐渡の全株式を譲渡し不採算事業を整理。2022年2月、ワイ・エス・トレーディングを吸収合併し横浜営業所を開設。同年4月、丸肥運送倉庫が新光港運を吸収合併しリンコー港運倉庫に商号変更、東京証券取引所スタンダード市場へ移行。

M&Aによる物流基盤の拡充

2026年4月、NX日本海倉庫(現日本海倉庫)の発行済株式の99.1%を取得し連結子会社化。同社は新潟港で倉庫業と港湾運送を営み、グループの取扱能力が大幅に向上した。これに先立ち2022年には子会社統合でリンコー港運倉庫を発足させており、港湾物流の再編が一段と進んだ。

年表38件を開く

1900年代

  • 1905年11月創業株式会社に準ずる法人「新潟健康舎」として創立、牧畜及び牛乳販売を目的とする。

1910年代

  • 1914年5月営業目的に倉庫業、運輸事業、不動産事業等を追加。

1920年代

  • 1920年8月築港工事の許可を受ける。
  • 商号変更商号を「新潟臨港株式会社」に変更。

1930年代

  • 1931年2月臨港埠頭工事完成。

1940年代

  • 1940年10月商号変更商号を「新潟臨港開発株式会社」に変更し、荷役業、仲立業を営業の目的に追加。
  • 1941年2月牧畜及び牛乳販売業の一切を明治乳業に譲渡する。
  • 1946年9月丸肥運送倉庫株式会社(旧 連結子会社)設立。(1996年3月 丸肥運送倉庫株式会社の全株式を取得)

1950年代

  • 1955年4月上場株式を新潟証券取引所に上場する。
  • 1956年11月東京事務所(現 東京支社)を開設。
  • 1958年6月商号変更新潟港トラック株式会社設立。(1989年1月 商号をリンコー運輸株式会社(現 連結子会社)に変更)

1960年代

  • 1960年10月M&A「新潟海陸運送株式会社」を合併、商号を「新潟臨港海陸運送株式会社」と変更する。
  • 1961年4月M&A新潟港筏株式会社設立。(1984年7月 臨港倉庫株式会社を合併し、商号を新光港運株式会社(旧 連結子会社)に変更)
  • 1961年10月上場株式を東京証券取引所(第二部)に上場する。
  • 1962年4月海運業を営業の目的に追加。
  • 営業目的に各種自動車・機械及び同部品・附属品の売買業を追加。
  • 1963年9月株式会社ホテル新潟(現 連結子会社)設立。
  • 1966年12月創業臨港商事株式会社(2011年2月に解散)設立。

1970年代

  • 1970年6月東港事業所(現 東港支社)を開設。
  • 1972年8月創業新潟貿易株式会社(2002年4月臨港商事株式会社が吸収合併)設立。

1980年代

  • 1985年7月臨港木材リサイクルセンター(廃材処理)操業開始。
  • 1987年3月本社を新社屋完成に伴い新潟市万代五丁目11番30号に移転。
  • 1988年4月賃貸ビル(現 株式会社ホテル新潟所有)のホテル新潟完成。

1990年代

  • 1991年7月商号変更商号を「株式会社リンコーコーポレーション」に変更。
  • 1994年4月賃貸ビルのホテル大佐渡完成。
  • 1995年7月株式会社ワイ・エス・トレーディング(旧 連結子会社)設立。(2014年4月 株式会社ワイ・エス・トレーディングの全株式を取得)
  • 1999年8月東港支社を新社屋完成に伴い北蒲原郡聖籠町東港三丁目170番地16に移転。

2000年代

  • 2002年4月M&A臨港商事株式会社(2011年2月に解散)は、新潟貿易株式会社を吸収合併。
  • 2005年3月M&A株式会社ホテル新潟は、商号を「株式会社リンコーホールディングス」に変更し、新設分社型分割により、株式会社ホテル新潟(現 連結子会社)及び株式会社ホテル大佐渡(旧 連結子会社)を設立。(2012年4月 当社を存続会社とする吸収合併により、株式会社リンコーホールディングスは解散。)
  • 2008年12月商号変更株式会社ホテル新潟は、ブランド名称を「ANAクラウンプラザホテル新潟」に変更。
  • 2009年4月リンコー運輸株式会社(現 連結子会社)の営む事業のうち自動車分解整備事業及び産業廃棄物処理事業に関する権利義務を当社が承継する吸収分割を実施。

2010年代

  • 2011年2月臨港商事株式会社の事業を当社が譲受け、同社は解散。
  • 2012年4月当社と株式会社ホテル新潟及び株式会社ホテル大佐渡は、当社が営む不動産賃貸事業の一部を他の2社が承継し、両社がそれぞれ営む不動産賃貸に係る事業の一部を当社が承継する吸収分割を実施。
  • 2014年12月臨港商事株式会社(2011年2月に解散)の特別清算手続き結了。

2020年代

  • 2021年4月当社が所有する株式会社ホテル大佐渡の全株式を譲渡。
  • 2022年2月M&A株式会社ワイ・エス・トレーディングを吸収合併し横浜営業所を開設。
  • 2022年4月M&A丸肥運送倉庫株式会社(存続会社)が新光港運株式会社(消滅会社)を吸収合併し、リンコー港運倉庫株式会社に商号を変更。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2026年4月M&ANX日本海倉庫株式会社(現:日本海倉庫株式会社)の発行済株式の99.1%を取得し、連結子会社化を実施。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで150億円
  • 営業利益2026年度まで6億円
  • 営業利益率2026年度まで4%
  • ROE2026年度まで4%
  • ROA2026年度まで2%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    運輸部門の収益基盤安定・向上

    港湾荷役の技術を活かし、バルク・コンテナ貨物に加え、再生可能エネルギー関連貨物や重量物・特殊貨物など多様な貨物を安定的に確保する体制を整備する。ホテル事業では改装後のブランド価値を発信し、レストラン・宴会で独自イベントを展開して集客力強化を図る。

  2. 02

    安全衛生の取組み

    現場作業での労働災害撲滅と健康配慮型職場づくりを経営課題と位置付け、安全管理システムの整備・運用、リスクアセスメント強化、全社員の安全意識向上に取り組む。

  3. 03

    人的資本の活用・人材育成

    現場力を中核に、ジョブローテーション制度や複線型キャリア制度を導入し個々の適性に応じた成長機会を提供。ダイバーシティ推進として女性現業職や外国人女性の営業配置等を行い、エンゲージメント向上と離職抑止を図る。

  4. 04

    事業資産の有効活用と効率性向上

    各セグメントの収益性・資産効率向上を軸に活用方針・設備投資を精査し実行。政策保有株式は経済効果と戦略的意義を検証し縮減、売却資金を運転資金や設備投資に充当。臨港埠頭地区の将来構想を関係機関と連携し策定。

  5. 05

    環境保全への取組み

    国土交通省「みなとSDGsパートナー」としてCO₂削減目標を掲げ、新潟県のカーボンニュートラル協議会に参画。木材リサイクル、太陽光発電、電動フォークリフト運用、ホテルでの循環型農業野菜活用・プラ削減等を推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で583人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は600万円で、9期前と比べて+12.3%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は20.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月705
2018年3月691
2019年3月53441.617.0680
2020年3月54342.217.7663
2021年3月53042.418.2668
2022年3月51143.219.1631
2023年3月53244.120.1598
2024年3月55844.120.2586
2025年3月57844.820.558685
2026年3月60045.220.858386

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
臨港支店 — 新潟市東区111億円
運輸部門
本社 — 新潟市中央区6,435百万円
不動産部門 関連事業部門 その他
東港支社 — 新潟県北蒲原郡6,097百万円
運輸部門
本社 — 新潟市中央区3,033百万円
ホテル事業部門
環境事業部 — 新潟市東区1,142百万円
関連事業部門
本社 — 新潟市北区558百万円
運輸部門
本社 — 新潟市東区266百万円
運輸部門 関連事業部門
機械営業部 — 新潟市東区170百万円
関連事業部門
東京支社 — 東京都港区3百万円
運輸部門
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ホテル新潟(注)6
    新潟市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    リンコー運輸株式会社(注)2
    新潟市東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    リンコー港運倉庫株式会社
    新潟市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    川崎汽船株式会社(注)4、5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権0.1%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    大型浚渫兼油回収船「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2024-04-01
    692万円
  • 調達
    大型浚渫兼油回収船「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2023-04-03
    625万円
  • 調達
    大型浚渫兼油回収船「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2022-04-01
    604万円
  • 調達
    大型浚渫兼油回収船「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2021-04-01
    421万円
  • 調達
    「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2018-04-02
    267万円
  • 調達
    「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2020-04-01
    253万円
  • 調達
    「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2019-04-01
    238万円
  • 調達
    「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2015-04-01
    236万円
  • 調達
    「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2016-04-01
    209万円
  • 調達
    「白山」綱取り綱放し作業
    国土交通省 · 2017-04-03
    197万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は139億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.0%、利益が+0.0%。

売上高
+3.0%
139億円
営業利益
+0.0%
5億円
純利益
+120.0%
11億円
営業利益率
3.6%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高139億円139億円
営業利益5億円5億円
純利益7億円11億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は36億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q321
2024年1Q3300.02
2024年2Q3213.10
2024年3Q3512.92
2024年4Q310
2025年2Q6711.52
2025年4Q6845.93
2026年2Q6922.94
2026年4Q7034.37
2027年1Q3612.85

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は191億円から139億円へ73%に減った。直近期の営業利益率は3.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月19163
2014年3月19482
2015年3月16953
2016年3月16554
2017年3月16053
2018年3月16254
2019年3月17686
2020年3月16851
2021年3月142−3−16
株式会社ワイ・エス・トレーディングを吸収合併し横浜営業所を開設。
2022年3月12745
2023年3月13447
2024年3月13134
2025年3月135563.75
NX日本海倉庫株式会社(現:日本海倉庫株式会社)の発行済株式の99.1%を取得し、連結子会社化を実施。
2026年3月139563.611

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高139億円のうち、営業利益として残るのは5億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の7.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.1%121億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.4%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.8pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
7.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.3pt
5.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は5億円で、売上の0.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−2−798
2014年3月151−18166
2015年3月6−6−204
2016年3月16−1−13156
2017年3月12−4−1084
2018年3月12−1−10115
2019年3月15−15409
2020年3月9−2915−204
2021年3月7−2−356
2022年3月91−12104
2023年3月130−9137
2024年3月14−6−1284
2025年3月13−8−654
2026年3月14−6−785

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は398億円。このうち返さなくてよい自己資本が199億円で、自己資本比率は50.0%(業種中央値56.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月39012526531.9
2014年3月37412425033.2
2015年3月36813922937.6
2016年3月36114022138.7
2017年3月36114621540.5
2018年3月35715020742.2
2019年3月37715022739.8
2020年3月37414722739.3
2021年3月36713822937.5
2022年3月36715221541.5
2023年3月37016021043.4
2024年3月38617920746.3
2025年3月38518020546.7
2026年3月39819919950.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
5億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
42億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
199億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率31社中16位あたり、逆に低いのは配当利回り31社中27位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.6%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.0%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.0%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,218で、1年前と比べて+22.6%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥2,218+0.0%1ヶ月-0.4%1年+22.6%時価総額60億円
過去52週の値幅
安値¥1,800高値¥2,348

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.4倍
PER (会社予想)8.3倍
PBR0.29倍
配当利回り1.80%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2278円で前日比変わらず。1ヶ月で4%上昇し、25日線(2208円)を上回る。52週高値2348円に接近し、あと3.0%。出来高は低調だが、75日線(2183円)も上回り上昇基調を維持。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PERが5.6倍と同業平均13.7倍を大きく下回り、PBRも0.30倍と同業平均0.98倍を大幅に下回る。ROEは5.6%と低水準だが配当利回り2.63%は同業平均2.86%に近く、配当性向17.1%と安定している。収益拡大は緩やかであり、割安だが成長性は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.4倍13.9倍
PER (予想)8.3倍
PBR0.29倍0.98倍
ROE5.6%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026/3期の大幅増益予想を好感するかどうかが焦点。強気派は同業大手対比PER5.6倍・PBR0.3倍の極めて割安なバリュエーションと、増益によるROE改善を評価。配当利回り2.6%も安定。弱気派は過去の業績が横ばい傾向で、2026/3期の増益が一時的なもの(物流需要の波など)である可能性を指摘。また、PBR0.3倍は市場が成長性を評価していない証左とも言える。

プラスに働く材料7
  • 極めて割安な評価

    PER5.6倍、PBR0.3倍は同業大手(PER10~15倍)比際立って割安。

  • 大幅増益予想

    2026/3期純利益11億円と前期比倍増。ROE改善期待。

  • 資産価値の切り下げ余地

    PBR0.3倍は含み益や不動産価値の低評価を示唆。

  • PBR0.30倍の極端な割安継続影響

    解散価値の3倍割安、資産価値に着目。

  • 2026/3期純利益11億円への急増2026/3期影響

    純利益11億円は前期5億円から倍増。

  • 配当利回り2.63%の安定継続影響

    安定配当で下支え。

  • 株主優待や資産活用期待次回株主総会影響

    含み資産活用による株主還元余地。

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定性

    過去3期、売上・利益とも横ばい。増益が一過性の可能性。

  • 規模の小ささ

    大手倉庫と競合不得意。価格競争で苦戦しやすい。

  • 低PBRの理由

    市場が低成長・低ROEを織り込んでおり、割安の罠リスク。

  • 営業利益横ばいの低成長継続影響

    営業利益5億円で横ばい、成長性乏しい。

  • 収益構造の脆弱性継続影響

    営業利益率3.6%と低く、コスト変動に弱い。

  • ROE5.6%の低収益性継続影響

    ROE低く、資本効率改善が課題。

  • 株式流動性の低さ継続影響

    時価総額62億円と小さく、大口売買で変動。

次の決算で確かめる点
純利益
2026/3期の目標達成と持続可能性を確認。
ROE
利益増と自己資本の効率性改善を測る。
港湾取扱量
物流需要の実勢と業績連動性を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは1.80%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
1.80%
いまの株価に対して
配当性向
17.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3058.6
2018年3月300.027.1
2019年3月300.026.1
2020年3月300.01132.1
2022年3月10−66.75.5
2023年3月30200.010.8
2024年3月300.025.9
2025年3月4033.325.9
2026年3月6050.017.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ937人。区分でいちばん多いのは事業法人53.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が80.2%を占め、残る19.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人56.156.854.853.853.553.4
金融機関29.529.731.330.929.026.8
個人・その他13.712.713.214.616.818.1
外国法人0.20.10.10.10.10.9
証券会社0.50.70.70.50.60.8
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01川崎汽船株式会社24.19
02株式会社みずほ銀行4.96
03みずほ信託銀行株式会社4.96
04株式会社第四北越銀行4.96
05公益財団法人福田育英会4.44
06住友生命保険相互会社3.48
07学校法人新潟総合学園3.33
08リンコーコーポレーション 取引先持株会2.78
09日本海曳船株式会社2.63
10株式会社日本カストディ銀行(信託E口)2.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-03
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    12.16%
    -1.11pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3055%、1株純資産は14期で+1544%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月134622.911.417.0
2014年3月854,6061.816.828.9
2015年3月1135,1362.315.615.9
2016年3月1505,1752.910.127.5
2017年3月1175,4172.216.458.6
2018年3月1655,5763.010.627.1
2019年3月2105,5643.89.626.1
2020年3月375,4580.762.11132.1
2021年3月−5805,099−11.0
2022年3月1695,6433.110.55.5
2023年3月2535,9484.46.210.8
2024年3月1336,9992.112.925.9
2025年3月2056,9462.98.425.9
2026年3月4087,5885.65.217.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
南波秀憲取締役会長71
本間常悌代表取締役社長 社長執行役員57
坂牧克記取締役 専務執行役員 運輸本部長59
前山英人取締役 常務執行役員57
中山久取締役59
小野方嘉取締役69
坂井康一取締役70
中野尚栄監査役(常勤)65
大橋保夫監査役(常勤)67
伊藤敬幹監査役69
山地仙志監査役69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4656516
社外取締役731314
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,375字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社企業グループ(当社及び当社の関係会社)は当社、子会社3社及びその他の関係会社1社により構成され、その主な事業は、港湾運送事業、通運事業、倉庫業、貨物自動車運送業、船舶碇繋場業、不動産業、ホテル業、機械整備販売業、物品販売業、その他附帯事業であります。 当社企業グループの事業内容及び当社と子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)運輸部門 ① 港湾運送事業 会社名   事業の内容 当社   新潟港を主体とした入出港船舶の本船積卸、艀筏使用及び沿岸作業等の海陸一貫作業 リンコー港運倉庫株式会社   新潟港における入出港船舶の本船積卸作業及び沿岸作業並びに筏作業等の当社の元請にかかる下請作業 新潟港における入出港船舶の本船積卸及び沿岸作業等の海陸一貫作業 (会社数 計2社) ② 通運事業 会社名   事業の内容 リンコー運輸株式会社   新潟貨物ターミナル駅、沼垂駅及び焼島駅の各駅における鉄道貨物の取扱、積卸、集貨配達業務 (会社数 計1社) ③ 倉庫業 会社名   事業の内容 当社   新潟港に倉庫、上屋を所有、貨物の保管、仮置、入出庫作業 リンコー港運倉庫株式会社   新潟港における県営の倉庫を賃借、貨物の保管、仮置、入出庫作業 新潟港に倉庫を所有、貨物の保管、仮置、入出庫作業 (会社数 計2社) ④ 貨物自動車運送事業 会社名   事業の内容 当社   港湾経由の貨物及び国内流通貨物の輸送業務 リンコー港運倉庫株式会社   同上 リンコー運輸株式会社   各種貨物自動車を所有、港湾経由の貨物及び国内流通貨物の輸送業務 リンコー港運倉庫株式会社   同上 (会社数 計3社) ⑤ 船舶碇繋場業 会社名   事業の内容 当社   当社臨港埠頭入出港船貨物の通過及び繋船、纜取、給水作業 (会社数 計1社) ⑥ その他附帯事業 会社名   事業の内容 当社   通関業、船舶代理店業、航空貨物取扱業 横浜港における通関業 (会社数 計1社) (2)不動産部門 不動産業 会社名   事業の内容 当社   当社所有の土地建物の賃貸及び土地建物の分譲並びに仲介業務 (会社数 計1社) (3)ホテル事業部門 ホテル業及び料理業 会社名   事業の内容 株式会社ホテル新潟   ホテル、結婚式場、宴会、食堂の経営 (会社数 計1社) (4)関連事業部門 ① 機械整備販売業 会社名   事業の内容 当社   株式会社IHI、日立建機日本株式会社等と販売代理店契約を締結、建設機械等の販売及び各種自動車、機械の修理、整備、部品販売の業務 (会社数 計1社) ② その他附帯事業 会社名   事業の内容 当社   損害保険代理店業、産業廃棄物処理業 (会社数 計1社) ③ 物品販売業 会社名   事業の内容 当社   住宅建設資材並びに日用品・雑貨等の販売、貿易業務 (会社数 計1社) 事業系統図 (注)2026年4月1日付で、NⅩ日本海倉庫株式会社(現:日本海倉庫株式会社)の発行済株式の99.1%を取得し、 連結子会社といたしました。
経営方針・対処すべき課題4,030字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社企業グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業グループが判断したものであります。 (1)会社経営の基本方針 当社企業グループの事業基盤である新潟は、国際港湾や国際空港、高速道路網といった多様な交通インフラを備えた対岸諸国の玄関口として優れた拠点性を有しているだけでなく、高品質の食材や食品を生み出す農業県として海外からも認知されており、当社企業グループは、こうした新潟の優位性を活かしながら地域社会に貢献し、グローバルな企業を目指しております。 さらに当社企業グループは、全体の総合的価値を高めながら安定的な発展を遂げるため「統一された意思を持った強い企業集団」となるべく、以下の「リンコーグループ経営理念」を定めております。 「リンコーグループ経営理念」 ① 顧客・株主・社員とその家族・地域社会に信頼され、その全ての人々に貢献する企業集団を目指します。 ② 新潟を基盤とした事業展開を図りつつも、常に視野を世界に拡げグローバル化を意識し、進取の精神でビジネスに挑戦します。 ③ 総合物流事業、ホテル事業、不動産事業、各種販売代理店業及び環境事業を通じて、安全かつホスピタリティーの精神に基づき様々なサービスを社会に提供するとともに各事業分野に於いて地域NO.1企業を目指します。 ④ 効率的な経営とコスト競争力のある企業体質を保持しつつ、常に良質なサービスを提供し続けることによって安定した成長を目指します。 (2)会社の経営戦略 当社は、2025年5月、創立120周年という大きな節目を迎えることができました。「みなと から今を支え、明日を拓く。」というグループパーパスのもと、当社の原点である「みなと」に深く根ざしながら、人々の生活を支え、持続可能で明るい未来の構築に貢献すべく、引き続き果敢に挑戦して参ります。 このパーパスのもと策定した「中期経営計画(2024年度~2026年度)」では、「運輸部門の収益基盤の安定と向上」、「自社資産・人材の強みを活かし収益性・効率性を向上」、「事業継続可能な人的資本戦略の実施」に重点的に取組んでおります。詳細は、次の(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題をご参照願います。 (3)経営環境 当連結会計年度は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調を推移しているものの、イラン情勢をはじめとする中東地域の地政学リスクの高まりを背景とした原油・エネルギー価格の高騰、国内における継続的な物価上昇、長期金利の上昇等の影響から、先行きは依然として不透明な状況が続いていると認識しております。 このような状況の中、運輸部門では、既存貨物のほか、新規貨物の獲得、倉庫保管貨物の取扱い増加等により堅調に推移しました。引き続き、作業料金の見直しや作業効率の向上に努め、利益の確保に繋がる取組みを継続して参ります。 ホテル事業部門では、2025年4月に完了した中高層階の客室工事の影響により、工事期間中の客室稼働に一定の制約が生じたものの、工事完了後は回復基調となり宿泊部門は好調を維持しました。宴会、レストラン部門においても、宿泊との相乗効果、新規顧客の積極的な獲得等に努め、集客状況は堅調に推移しました。今後も様々な企画、サービスの提供に努め、受注増に継続して取組んで参ります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、(2)会社の経営戦略で記載しましたように、企業価値の向上のため、中期経営計画(2024年度~2026年度)を策定し「運輸部門の収益基盤の安定と向上」、「自社資産・人材の強みを活かし収益性・効率性を向上」、「事業継続可能な人的資本戦略の実施」に重点的に取組んでおります。同計画の中で優先的に対処すべき課題は次のとおりであります。 ① 収益基盤の安定・向上の取組み 当社企業グループの中核である運輸部門におきましては、持続的な収益成長を実現するため、港湾荷役における豊富な経験と卓越した技術力を強みとして、バルク・コンテナ貨物の取扱いを堅持しつつ、脱炭素社会の実現に向けて需要が高まる再生可能エネルギー関連貨物や、高度な技術を要する重量物・特殊貨物等、多様な貨物を安定的に確保できる体制を整備して参ります。 ホテル事業部門におきましては、中高層階客室の大規模改装が無事完了し、施設全体のグレードアップを実現いたしました。内装・設備の刷新によって高まったブランド価値を積極的に発信することで、新潟市内における当ホテルのプレゼンスをより確固たるものとして参ります。さらに、レストランや宴会等の料飲部門においては、お客様のニーズや季節に合わせた独自性の高いフェアやイベントを継続的に展開し、リピーターの獲得と新規顧客の開拓を両立させることで、収益力強化と集客基盤の拡充を図って参ります。 ② 安全衛生の取組み 当社企業グループは、現場作業における労働災害の撲滅と、健康に配慮した職場づくりを経営の重要課題と位置づけており、安全管理システムの整備・運用を進めるとともに、社内のリスクアセスメントを強化し、全社員の安全意識の向上に取組むことで、労働災害の抑止に努めて参ります。今後も安全管理体制の維持・高度化に継続して取組み、誰もが安全かつ安心して働ける職場環境の実現を追求して参ります。 ③ 人的資本の活用・人材育成の取組み 自社・お客様の施設を中心とする現場で多様なサービスを提供する当社企業グループでは、変化の激しい業務環境と顧客ニーズに柔軟に対応する現場力を中核に据えています。人的資本の最適な配分と計画的な人材育成を重要テーマとし、現場力の強化に資する施策を着実に進め、ジョブローテーション制度、複線型キャリア制度を導入し、個々の適性や意向に即した成長機会を提供して参ります。また、ダイバーシティの推進として、女性現業職や、営業部門への外国人女性の配置をはじめ、年齢・性別・国籍を問わない活躍機会を広げています。定期的なサーベイ結果を活用し、やりがいを高める評価・処遇制度の整備、働き方の選択肢拡大、業務と育児・介護との両立支援の充実を進め、エンゲージメントの向上と離職の抑止につなげて参ります。 ④ 事業資産の有効活用と収益性、効率性向上の取組み 当社企業グループの事業資産につきましては、各セグメントの収益性と資産効率の向上を軸に、活用方針や設備投資の内容を精査したうえで着実に実行して参ります。あわせて、セグメントの枠にとらわれず事業間連携を推進し、業務の効率化や新たな収益機会の創出につながる活用策を継続的に検討して参ります。政策保有株式については、保有に伴う経済的効果と戦略的意義を十分に検証したうえで縮減を進め、売却による資金は運転資金や設備投資等に充当することで、総資産のスリム化と資本効率の一層の向上を図って参ります。 臨港埠頭地区全体の有効活用に関しましては、新潟港が目指す将来像の実現を見据え、当該地区が果たし得る役割を踏まえつつ、関係機関との連携を図り、地域及び港湾機能の発展に資する将来構想の策定に取組んで参ります。 ⑤ 環境保全への取組み 当社企業グループは、国土交通省の「みなとSDGsパートナー登録制度」に登録し、同制度に基づくCO₂排出量削減目標を掲げて取組んでおります。あわせて、新潟県が表明するカーボンニュートラルに関する各種協議会へ参画し、脱炭素社会の実現に向けた連携を進めて参ります。 事業活動におきましては、木材リサイクル事業による廃材資源の利活用、自社施設内における太陽光発電施設の設置、発電した電力を活用した電動フォークリフトの運用等、環境配慮型の取組みを推進しています。 ホテル事業部門では、循環型農業で収穫された野菜の活用、プラスチック容器の削減、食べ残しゼロの推進、館内のLED照明化等を通じて、環境負荷の低減とエネルギー消費の削減に取組んでおります。 今後も、事業活動と環境保全の両立を図り、持続可能な社会の実現に貢献して参ります。 ⑥ コンプライアンス・内部統制強化の取組み 当社企業グループは、コンプライアンスの徹底を重要課題と捉え、全社員が高い倫理観をもって職務を遂行することを重視しています。社員向けコンプライアンス研修の実施、法令・企業倫理違反やハラスメントの早期発見と適切な対応を図るため、啓発活動に加え、内部通報制度の体制強化を進めています。さらに、適切な業務運営を確保するべく、内部監査の指摘に基づく内部統制の強化策を実行し、その運用状況が各部署で適正に機能しているかを継続的に確認することで、グループ全体のリスク管理を一層徹底して参ります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社企業グループは、中期経営計画(2024年度~2026年度)において、「運輸部門」を中心に収益力を早期に回復させ、グループ全体の収益性・効率性を向上させるため、収益と資産効率性の指標と目標を掲げております。経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な連結指標は、売上高、営業利益、営業利益率、ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産経常利益率)、各セグメント利益であり、中期経営計画の最終年度(2026年度)の目標値は、売上高150億円、営業利益6億円、営業利益率4%、ROE4%、ROA2%、各セグメント利益1億円以上維持であります。なお、同経営計画の2年目に当たる当連結会計年度(2025年度)は、売上高138億5千6百万円、営業利益4億9千1百万円、営業利益率3.5%、ROE5.6%、ROA1.6%となりました。
事業等のリスク2,602字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社企業グループにおける財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。ただし、現時点で予見出来ない不確実なリスク等により影響を受ける可能性があります。 ① 重大な労働災害に関わるリスク 当社企業グループは、重機、トラック、高所作業等の危険を伴う作業に従事しております。危険予知、事故対策会議により安全第一に努めておりますが、不測の重大な労働災害が発生した場合、顧客の信頼や社会的評価が低下するだけでなく、事故等に伴う補償等に対応しなければならないことから、当社企業グループの財政状態、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の確保に関わるリスク 当社企業グループの各事業は労働集約型のものが多く、運輸部門では港湾荷役作業やトラック輸送を担う人材、ホテル事業部門でも接客、調理を担う人材、さらに機械整備業においては整備作業を担う人材などにより支えられております。 賃上げ、働き方改革、計画的な教育等や、専門技能を持つ人材の中途採用等により、人材の確保に努めておりますが、少子高齢化に伴う労働力不足により相応しい人材を継続的に採用することが困難になる場合、当社企業グループの財政状態、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ コスト上昇に関わるリスク 当社企業グループでは、労働集約型産業であることから一定の社員数を確保し、外注作業も多く発生しております。また、重機、トラック、定温倉庫、ホテル設備等のエネルギーを利用する設備を多く保有しております。そのため、労働生産性向上とともに、適正料金収受の取組を進めておりますが、それを上回る外注作業費、エネルギーコスト等の上昇があった場合、当社企業グループの財政状態、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害に関わるリスク 当社企業グループでは、地震・津波に備えて発生時の行動基準を策定し、人命最優先で避難する体制を構築しております。しかしながら、運輸部門の事業を行う新潟港において大規模な自然災害が発生し、港湾施設に甚大な被害が発生した場合には、当社企業グループの事業活動に悪影響を及ぼす可能性があります。また自然災害による風評被害により、ホテル事業部門に悪影響が及ぶ可能性もあります。 ⑤ 固定資産の減損に関わるリスク 当社企業グループは、港湾施設、倉庫・上屋、ホテル施設など、多額の固定資産を保有しております。 これらの固定資産については「固定資産の減損に係る会計基準」を適用し、当該固定資産から得られる将来キャッシュ・フローによって資産の帳簿価額を回収できるか検証しており、減損処理が必要な資産については適正に減損損失を計上しております。しかし、経営環境の変化等に伴い、将来キャッシュ・フローの見込額が減少した場合、減損損失の金額によっては、当社企業グループの財政状態、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 資金調達に関わるリスク 当社は、現在及び将来の事業活動のために必要な資金と債務の返済に備えるため、営業活動から稼得するキャッシュ・フローや政策保有株式の縮減、金融機関からの借入等により資金を調達しておりますが、金融市場や経済情勢の急激な変動や、当社の財政状態の悪化等により、金融機関の融資姿勢が変化した場合、当社が必要な資金を必要な時期に適切な条件で調達出来ず、資金調達の制限や調達コストが増加する可能性があります。 ⑦ 金利の変動に関わるリスク 当社企業グループは、事業資金の一部を金融機関からの借入等により調達しております。今後の営業活動から稼得するキャッシュ・フローや政策保有株式の縮減など自己資金を確保する中で、金融機関からの借入金残高を抑制する方針ですが、日銀の金融政策等の影響により、金利に著しい変動が生じた場合は、当社企業グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 投資有価証券の評価損に関わるリスク 当社企業グループが保有している投資有価証券は、株式市況により時価の変動が大きい場合や非上場会社の財務状況が大きく毀損した場合、減損処理を行う必要があり、当社企業グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、上場会社の政策保有株式については、保有の有効性を検証し、その有効性が乏しいと判断される株式については売却を検討して参ります。 ⑨ 繰延税金資産の取崩しに関わるリスク 当社企業グループは、将来の課税所得の見積りや会計と税務の一時差異が解消される時期を基準に繰延税金資産の回収可能性を検討しておりますが、収益性の低下に伴い、将来において十分な課税所得が確保できないと判断された場合、繰延税金資産を取崩し、多額の税金費用(法人税等調整額)が発生することになり、当社企業グループの財政状態、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 地政学リスクとそれに派生したリスク 世界の特定の地域での政治的・軍事的な緊張や紛争などが発生した場合、その地域だけでなく世界経済などの先行きを不透明なものにするリスクにより、サプライチェーンにも影響が生じる可能性があります。 当社企業グループの運輸部門は、港湾運送事業、トラック運送事業など海外と国内、あるいは国内間輸送を維持する重要なインフラ事業を営んでおり、サプライチェーンを支える業種の一つに位置するため、この地政学リスクの影響を受ける可能性があります。 特に今年に入り、特に中東情勢の緊迫化に伴い、ホルムズ海峡を通過する船舶の運航が制限される状況が続いており、この影響から原油高によるガソリン・軽油の高騰の影響が長期化する懸念があります。運輸部門では、トラックや荷役機械の燃料費の負担増につながり、輸送・作業料金の値上げでコスト増加分を吸収できない場合は、収益低下につながる可能性があります。 また、石油関連製品の原材料の品薄で運輸部門の取引先の生産活動が低下し、荷動きも低調になった場合、同部門の収益に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、関連事業部門の機械整備事業も整備事業で必要なオイルなどが入手困難な状況が長期化した場合、整備事業の一部が制限される可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,453字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概況 当連結会計年度における当社企業グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日)におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調を維持しているものの、イラン情勢をはじめとする中東地域の地政学リスクの高まりを背景とした原油・エネルギー価格の高騰、国内における継続的な物価上昇、長期金利の上昇の影響等から、先行きは依然として不透明な状況が続いていると認識しております。 このような状況の下、当社企業グループの事業拠点である新潟港全体の貨物取扱量は、前連結会計年度比で増加し、当社企業グループの主力である運輸部門の貨物取扱量も前連結会計年度比で増加しました。ホテル事業部門は、好調を維持し、前連結会計年度比で増収増益となりました。 この結果、当連結会計年度の当社企業グループの売上高は138億5千6百万円(前連結会計年度比2.3%の増収)、営業利益は4億9千1百万円(前連結会計年度比3.7%の増益)、経常利益は6億1千万円(前連結会計年度比1.1%の減益)、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益として投資有価証券売却益2億4千6百万円を計上したほか、当連結会計年度及び今後の業績動向等を勘案し、当社の繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討し、法人税等調整額△3億8千4百万円を計上したことなどにより、10億6千4百万円(前連結会計年度比102.1%の増益)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (運輸部門) 当社企業グループの事業拠点である新潟港の貨物取扱量が前連結会計年度比で増加した中、主力である運輸部門の貨物取扱数量は一般貨物が3.5%、コンテナ貨物は0.3%と共に前連結会計年度比で増加し、取扱数量合計では535万3千トン(前連結会計年度比1.5%の増加)となりました。 一般貨物は、既存の主要貨物が堅調に推移したほか、昨年度より取扱いを開始した新規貨物も概ね順調に推移し、同部門の業績を下支えしたほか、倉庫保管貨物の取扱いが増加したことなども増収に寄与しました。一方、経費面で物価の上昇に伴う下払費や人件費などが増加しました結果、同セグメントの売上高は99億9千1百万円(前連結会計年度比0.5%の増収)、セグメント利益は1億1百万円(前連結会計年度比30.3%の減益)となりました。 (不動産部門) 第4四半期において商品土地の販売があったほか、不動産賃貸も契約の増加などにより堅調に推移した結果、売上高は3億7百万円(前連結会計年度比8.8%の増収)、セグメント利益は1億6千1百万円(前連結会計年度比22.8%の増益)となりました。 (ホテル事業部門) 宿泊部門は、昨年4月に完了した中高層階の客室改装工事がその期間中の客室の稼働に影響を及ぼしたものの、その後は堅調に推移しました。また、宴会、レストラン部門も順調に推移した結果、売上高は24億6千万円(前連結会計年度比5.2%の増収)、セグメント利益は1億4千3百万円(前連結会計年度比20.8%の増益)となりました。 (関連事業部門) 機械整備業が部品の販売を中心に取扱いが増加したほか、保険代理店業などが堅調に推移した結果、同セグメントの売上高は11億4千8百万円(前連結会計年度比11.2%の増収)、セグメント利益は9千9百万円(前連結会計年度比14.3%の増益)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが14億2千8百万円の収入超過、投資活動によるキャッシュ・フローが6億7百万円の支出超過、財務活動によるキャッシュ・フローが6億7千5百万円の支出超過となったことにより、前連結会計年度末に比べて1億4千5百万円増加し、5億1千6百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益、減価償却費、売上債権の減少額、その他の資産の減少額等の資金の増加要因が、投資有価証券売却益、仕入債務の減少額等の資金の減少要因を上回ったことにより、14億2千8百万円の収入超過(前連結会計年度比7.5%の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の売却による収入3億2千6百万円等により資金は増加しましたが、有形固定資産の取得による支出、投資有価証券の取得による支出等の資金の減少要因などにより、6億7百万円の支出超過(前連結会計年度は7億5千6百万円の支出超過)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 短期及び長期の借入金の純減額2億1千5百万円、社債の償還による支出2億8千万円、リース債務の支払による支出1億3千6百万円等の資金の減少要因などにより、6億7千5百万円の支出超過(前連結会計年度は5億5千7百万円の支出超過)となりました。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   41.5   43.4   46.3   46.7   50.0 時価ベースの自己資本比率(%)   13.0   11.4   11.3   11.6   13.9 債務償還年数(年)   12.1   8.5   7.1   7.2   6.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ   12.0   17.5   19.5   15.7   13.0 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注)1 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2 株式時価総額は、期末株価終値×自己株式を除く期末発行済株式数により算出しております。 3 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 4 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ③ 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は398億2千7百万円となり、前連結会計年度比3.4%、13億2千7百万円増加しました。資産の増加の主な要因は、流動資産が1千8百万円減少した一方、固定資産が13億4千8百万円増加したことなどによるものであります。 負債純資産の増加の主な要因は、負債が6億1千9百万円減少した一方、純資産が19億4千7百万円増加したことによるものであります。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は36億1千6百万円となり、前連結会計年度比0.5%、1千8百万円減少しました。この減少の主な要因は、現金及び預金が1億4千5百万円増加した一方、受取手形、営業未収入金及び契約資産が1億3千2百万円、商品が3千2百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は362億6百万円となり、前連結会計年度比3.9%、13億4千8百万円増加しました。この増加の主な要因は、投資有価証券が時価の上昇等により11億7千万円増加したことなどであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は69億3千6百万円となり、前連結会計年度比5.1%、3億7千3百万円減少しました。この減少の主な要因は、営業未払金が5千2百万円、短期借入金が1億円、1年内返済予定の長期借入金が1億7千7百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は129億6千2百万円となり、前連結会計年度比1.9%、2億4千6百万円減少しました。この減少の主な要因は、投資有価証券時価評価などにより繰延税金負債が8千4百万円増加した一方、社債が2億8千万円、退職給付に係る負債が8千8百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は199億2千8百万円となり、前連結会計年度比10.8%、19億4千7百万円増加しました。この増加の主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益10億6千4百万円のほか、その他有価証券評価差額金が7億9千7百万円、退職給付に係る調整累計額が1億2千4百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社企業グループは受注生産形態をとらない業種のため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。なお、販売実績については「① 経営成績の状況」におけるセグメントの業績に含めて記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績の状況) 当社企業グループの当連結会計年度の経営成績等の概要は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当連結会計年度における売上高は、138億5千6百万円(前連結会計年度比2.3%の増収)となりました。セグメント別では、運輸部門の外部顧客への売上高が、貨物取扱量の増加などにより99億8千8百万円(前連結会計年度比0.5%の増収)となりました。また、ホテル事業部門の外部顧客への売上高が、利用客数が堅調に推移したことなどにより24億5千2百万円(前連結会計年度比5.3%の増収)となりました。 販売費及び一般管理費は、雑費の増加などにより、13億3千6百万円(前連結会計年度比3.1%の増加)となりました。 営業利益は4億9千1百万円(前連結会計年度比3.7%の増益)となりました。セグメント別では、運輸部門のセグメント利益が1億1百万円(前連結会計年度比30.3%の減益)となった一方、ホテル事業部門のセグメント利益が1億4千3百万円(前連結会計年度比20.8%の増益)、不動産部門のセグメント利益が1億6千1百万円(前連結会計年度比22.8%の増益)となったことなどが主な増益要因となりました。 経常利益は6億1千万円(前連結会計年度比1.1%の減益)となりました。営業外費用の支払利子が増加したことが主な減益要因となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は10億6千4百万円(前連結会計年度比102.1%の増益)となりました。特別利益の投資有価証券売却益が増加したことに加え、当連結会計年度及び今後の業績動向等を勘案し、当社の繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討し、法人税等調整額が減少したことにより、前連結会計年度比で増益となりました。 各セグメントの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 [運輸部門] 同部門の中心拠点である新潟港の荷動きは、中国や東南アジアを中心とした諸外国の経済状況、新潟県内に工場を持つ企業の生産活動、小売業者の事業活動や消費者動向、同港に寄港する船会社の再編、スケジュール等に影響されます。また、昨今の日本における人手不足の問題は、同部門にとっても今後の荷役・輸送体制の維持における大きな課題と認識しております。さらに、今年に入り中東情勢の緊迫化に伴う原油高から石油関連製品の品薄や価格の高騰等につながり、同部門の燃料費の負担増や取引先の生産活動の低下により荷動きへ大きな影響が及ぶ可能性があると認識しております。 このような事業環境のもと、同部門の外部顧客への売上高は99億8千8百万円(前連結会計年度比4千7百万円、0.5%の増収)、セグメント利益は1億1百万円(前連結会計年度比4千4百万円、30.3%の減益)となりました。 当連結会計年度は、コンテナ貨物の取扱数量は微増であったものの、一般貨物は主要貨物である素材原料のほかに、前連結会計年度の途中から取扱いを開始した再生可能エネルギー関連の貨物が堅調に推移したことなどにより、取扱数量は増加いたしました。 今後も、日本経済は緩やかな回復基調で推移する見通しでありますが、物価高や為替変動などの影響に加え、現在の中東情勢のような地政学リスクも当社企業グループの取扱数量に影響を及ぼすことが懸念されます。 そのような中、同部門の収益基盤の安定・強化のため、優先して取り組む課題については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)優先的に対処すべき事業上、財務上の課題」に記載のとおり、臨港埠頭・自社倉庫や豊富な荷役経験・物流知識を持つ人材を活かし、今後、計画されている新潟東港周辺のバイオマス発電所の建設、新潟県胎内沖の洋上風力といった再生可能エネルギー事業の関連貨物や重量物などの特殊貨物の獲得に注力し、持続的な収益成長を実現して参ります。 [不動産部門] 同部門では、当社が保有する不動産の賃貸収入や当社保有の不動産の販売が主な収入源となります。 同部門の外部顧客への売上高は3億円(前連結会計年度比2千4百万円、9.0%の増収)、セグメント利益は1億6千1百万円(前連結会計年度比2千9百万円、22.8%の増益)となりました。 当連結会計年度は、商品土地の販売の増加、賃貸収入の増加などにより、増収増益となりました。 同部門では、当社が保有する不動産の有効活用を継続し、売却を含めて収益確保を図って参ります。特に保有する賃貸物件については適切な修繕、維持管理を進める一方で、低収益不動産の売却と高収益賃貸物件の入替を進め、安定収益確保に努めて参ります。さらに、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)優先的に対処すべき事業上、財務上の課題」に記載したように、当社企業グループの既存の固定資産について、現状の用途にとらわれず、事業間連携を推進して事業資産の有効活用と収益性、効率性向上につなげて参ります。 その1つとして、2026年度に運輸部門の新潟東港にある自社倉庫の屋根に太陽光パネルを設置し、2027年度から発電・売電する予定であります。 また人口減少の中でも強いニーズのある不動産開発など、潜在的な収益力を掘り起こす利用方法の見直しの検討をすすめ、連結全体の資産の有効活用に取り組んで参ります。 [ホテル事業部門] 同部門の外部顧客への売上高は24億5千2百万円(前連結会計年度比1億2千2百万円、5.3%の増収)、セグメント利益は1億4千3百万円(前連結会計年度比2千4百万円、20.8%の増益)となりました。 当連結会計年度は、中高階層の客室改装が完了し、サービス内容の充実を図ったことや新潟市内の各種イベント等による集客効果に加え、インバウンド・ツアーの宿泊客獲得などもあり、客室稼働率は高水準で推移いたしました。また、レストランも宿泊との相乗効果や新メニューの開発などにより利用客数は増加し、宴会も堅調に推移いたしました。 今後につきましては「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)優先的に対処すべき事業上、財務上の課題」に記載のとおり、ホテルの内装・設備の更新によって他のホテルとの差別化をより一層すすめ、付加価値の高いサービスの創出と需要拡大に継続して取り組み、新潟市内シティホテルのNО.1のステイタスの維持を図って参ります。 [関連事業部門] 同部門には、機械整備販売業、保険代理店業、木材リサイクルを中心とした産業廃棄物の処理業、商品販売業が含まれ、ゼネコン業者や土木建設業者の事業活動、住宅着工件数や解体件数の動向などが、同部門の収益に影響を及ぼします。 同部門の外部顧客への売上高は11億1千4百万円(前連結会計年度比1億1千8百万円、11.9%の増収)、セグメント利益は9千9百万円(前連結会計年度比1千2百万円、14.3%の増益)となりました。 当連結会計年度は、木材リサイクルは、廃材受入れ数量が前連結会計年度から減少し、建設機械の整備作業も人手不足の影響を受けたものの、建設機械の部品販売が増加し、保険代理店事業も堅調に推移いたしました。 今後につきましては、前連結会計年度と同様に、機械整備販売業は他社と異なる建機整備のノウハウをより一層アピールし、整備案件の受注の増加につなげ、木材リサイクルは立地の優位性を活かした廃材の安定的な受入と木材チップの販売量の増加、保険代理店業、商品販売業については他のセグメント部門と連携した販路拡大に取り組むことにより、収益確保に努めて参ります。 (財政状態の状況) 当社企業グループの当連結会計年度末の財政状態の概要は、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ 財政状態の状況」に記載の通りであります。 当連結会計年度の総資産は398億2千7百万円(前連結会計年度末比13億2千7百万円、3.4%の増加)、負債は198億9千8百万円(前連結会計年度末比6億1千9百万円、3.0%の減少)、純資産は199億2千8百万円(前連結会計年度末比19億4千7百万円、10.8%の増加)となりました。 その結果、自己資本比率が50.0%となり、前期の46.7%より3.3ポイントの増加となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の増加などにより利益剰余金が増加したことに加え、株価の上昇などにより、その他有価証券評価差額金が前連結会計年度末に比べて7億9千7百万円増加したことが主な要因であります。 企業継続のため財務基盤の安定向上は優先すべき課題として認識しており、全事業部門でコスト管理を徹底し、収益獲得の機会を的確に捉えて、利益の積み増しと剰余金の安定配当に努めて参ります。 当社企業グループの当連結会計年度末の財政状態の概要は、「(1)経営成績等の状況の概況 ③ 財政状態の状況」に記載の通りであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当連結会計年度では、税金等調整前当期純利益8億1千万円のほか、減価償却費8億1千万円などにより、営業活動によるキャッシュ・フローは14億2千8百万円の収入超過となりました。また、運輸部門、ホテル事業部門を中心に設備投資が増加したことなどから、投資活動によるキャッシュ・フローは6億7百万円の支出超過となり、フリー・キャッシュ・フロー(注)は、8億2千万円の収入超過となりました。当社企業グループでは、財務基盤の安定に向けて、営業活動から稼得するキャッシュ・フローを勘案した設備投資を行い、借入金の抑制に取組む方針であります。 (注)フリー・キャッシュ・フロー:営業活動によるキャッシュ・フローの金額と投資活動によるキャッシュ・フローの金額の合計 (資本の財源及び資金の流動性について) 当社企業グループは、事業活動に必要な資金と資金の流動性を維持するとともに健全な財政状態を目指すため、安定的な営業キャッシュ・フローを稼得することが資本財源の基本と考えております。 (資金需要の主な内容) 当社企業グループの運転資金需要のうち主なものは、運輸部門の作業諸掛、ホテル事業部門の料理原材料等の仕入、関連事業部門の建設機械の仕入、建設資材の仕入などであり、共通するものとしては人件費等であります。また、投資を目的とした資金需要の主なものは、事業用の設備投資であります。 (資金調達) 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、既存の借入金の約定返済や設備投資のため、金融機関等による固定金利の長期借入や社債による資金調達も行います。また、当社が連結子会社を含めたグループ内の運転資金の一元管理を行い、グループ内の資金の過不足を調整しております。 2026年3月31日現在の有利子負債の概要は以下のとおりであります。 年度別要支払額(百万円) 契約債務   合計   1年以内   1年超3年以内   3年超5年以内   5年超 短期借入金   1,600   1,600   -   -   - 長期借入金(注1,2)   6,425   2,398   2,982   1,045   - 社債(注1)   610   280   330   -   - リース債務   444   138   211   92   2 合計   9,080   4,416   3,523   1,137   2 (注)1.「長期借入金」及び「社債」には「1年内返済予定の長期借入金」及び「1年内償還予定の社債」が、それぞれ含まれております。 2.長期借入金のうち147百万円は「株式給付信託(従業員持株会処分型)」に係るものであり、分割返済日ごとの金額の定めがないため、期末の借入金残高を最終返済日に一括して返済した場合を想定しております。 当社企業グループの第三者に対する保証は、連結子会社であるリンコー運輸株式会社の全国通運への交互計算精算債務に対する債務保証であります。保証した債務の債務不履行が発生した場合、当社企業グループが代わりに弁済する義務があり、2026年3月31日現在の債務保証は183百万円であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社企業グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び予測を行う必要があります。よって、見積りや予測の持つ特有の不確実性により、実際の結果はこれらの見積りや予測と異なる場合があります。 なお、当社企業グループが、特に重要であると考える会計上の見積りは次のとおりであります。 (繰延税金資産の回収可能性) 繰延税金資産の回収可能性の評価については、将来減算一時差異の回収可能性について慎重に検討し、繰延税金資産を計上しております。この繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りを前提とするため、この見積りは取締役会で承認された収支計画を基準としており、その前提条件や仮定に変更が生じた場合には、繰延税金資産を取り崩す必要があり、税金費用が増加する可能性があります。 (固定資産の減損) 当社企業グループでは、固定資産のうち、減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回り、さらに回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上いたします。 減損の兆候判定、減損損失の認識及び測定については、将来キャッシュ・フローの見積りが重要になりますが、この見積りは取締役会で承認された収支計画を基準としており、経営環境の変化による収益性の変動や市況の変動により、当初の見積りが著しく低下することが見込まれた場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 (退職給付費用及び退職給付債務) 退職給付費用及び退職給付債務の算定に使用される見積りには、年金資産の長期期待運用収益率、割引率、平均残存勤務年数等を計算基礎としており、当社企業グループは、この数理計算上の仮定は適切であると認識しておりますが、年金資産の運用実績の結果や一定の仮定の変動は将来の退職給付費用及び退職給付債務に影響を及ぼします。なお、退職給付費用及び退職給付債務に関する見積りや数理計算上の計算基礎については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)」を参照願います。 (貸倒引当金) 当社企業グループは、信用調査会社を通じてお客様の信用情報を入手し、支払履歴も考慮して与信管理を行っております。また、貸倒引当金については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 4 会計方針に関する事項 (3)重要な引当金の計上基準」に基づき、計上しております。 現在の貸倒引当金の金額は、過去の貸倒実績率に基づき算出しており、今後、取引先の債権の支払状況によって貸倒実績率が高くなる場合や、多額の破産更生債権等が発生した場合には貸倒引当金が増加し、当社企業グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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