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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エフオン

EF-ON INC.9514 · Standard · 電気・ガス業

総合エネルギーサービス企業。省エネ支援、木質バイオマス発電、電力小売を一貫して提供し、カーボンニュートラルに貢献。

概要

エフオンは、1997年に日本初のESCO(Energy Service Company)専業会社として設立された総合エネルギーサービス企業である。木質バイオマス発電を中心としたグリーンエナジー事業を主力とし、省エネルギー支援サービス、電力小売も手がける。2025年6月期の連結売上高は176億円、従業員284名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する(証券コード:9514)。

3つの事業セグメントで構成される収益構造

エフオンの事業は省エネルギー支援サービス、グリーンエナジー、電力小売の3セグメントで構成される。2025年6月期の売上高は、グリーンエナジー事業が16,218百万円(構成比約92%)、電力小売事業が3,604百万円(同約20%)、省エネルギー支援サービス事業が204百万円(同約1%)である。セグメント間の内部取引を調整すると全体で17,599百万円となる。営業利益はグリーンエナジー事業が1,214百万円と全体の大部分を占め、電力小売事業が130百万円、省エネルギー支援サービス事業が38百万円。グループ全体の営業利益は1,320百万円である。

木質バイオマス発電を核とするグリーンエナジー事業

グリーンエナジー事業は、木質バイオマスを燃料とする発電所の開発・運営を行う。2025年6月期現在、4カ所の木質バイオマス発電所が稼働する。エフオン日田(大分県)、エフオン豊後大野(大分県)、エフオン壬生(栃木県)、エフオン新宮(福岡県)である。いずれもFIT(固定価格買取制度)またはFIP(フィードインプレミアム)制度の認定を受け、発電した電力を売電する。燃料となる木質チップは、製材廃材や建築廃材、間伐材などを活用し、子会社のエフバイオスが調達・供給を担う。2023年1月にはエフオン白河がFITからFIP制度へ移行した。

グループ構成と事業会社の役割

エフオンは連結子会社7社、非連結子会社4社から成る。主要な連結子会社として、発電事業を担うエフオン日田、エフオン豊後大野、エフオン壬生、エフオン新宮、エフオン白河、燃料調達のエフバイオス、山林経営のエフオン福島などがある。2025年6月期の有価証券報告書によれば、グループ全体で発電所の運営、燃料供給、電力小売、省エネルギー支援を一貫して行う体制を構築している。本社は東京都千代田区丸の内に所在し、従業員数は連結で284名。

地域分散型の発電所ネットワークと山林経営への展開

エフオンの発電所は、大分県(日田市、豊後大野市)、栃木県(壬生町)、福岡県(新宮町)、福島県(白河市)に分散立地する。燃料の木質バイオマスは地域の未利用木材や廃材を活用するため、発電所が地域経済に与える影響は大きい。特に2020年に商業運転を開始したエフオン壬生では、木質バイオマス発電と合わせて山林事業も展開し、植林・育林・素材生産のサイクルを維持する。2025年6月期には山林関連の土地を取得し、燃料調達の安定化とカーボン・ニュートラルな資源循環の実現を目指している。

業界の中での役割はエネルギーサービスプロバイダー(ESCO)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
207億円
営業利益
4億円
営業利益率
1.9%
純利益
12億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
グリーンエナジー事業139億円79.0%12億円8.6%
電力小売事業35億円19.9%1億円2.9%
省エネルギー支援サービス事業2億円1.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01省エネルギー支援サービス主力

顧客企業のエネルギー使用実態を調査し、省エネ診断、設備設計・施工、運用まで一貫して提供。ESCO事業の中核。

主な製品・サービス1
省エネルギー支援サービス
省エネ診断から設備導入、運用改善までを一貫提供するサービス。

02再生可能エネルギー発電主力

木質バイオマス発電所の開発・運営。現在FIT認定の発電所4か所が稼働し、エフオン白河はFIP制度に移行。燃料供給や山林経営も手掛ける。

主な製品・サービス1
木質バイオマス発電所
木質チップを燃料とする発電所。エフオン日田、豊後大野、壬生、新宮、白河の各発電所を運営。

03電力小売準主力

グループ発電所の電力を顧客に供給。需給最適化と環境負荷低減を図る。

製品と技術

木質バイオマス発電所と燃料調達の仕組み

エフオンは国内産の木質チップを燃料とする発電所を4カ所運営する。燃料は製材所の端材、建築廃材、間伐材など多様な未利用木材を破砕・選別した木質チップである。子会社のエフバイオスが燃料の収集・加工・供給を担い、各発電所の需要に合わせて供給する。発電出力はエフオン日田が約6,000kW、エフオン豊後大野が約6,200kW、エフオン壬生が約6,000kW、エフオン新宮が約6,000kWであり、いずれもFITまたはFIP制度の下で20年間の固定価格買取またはプレミアムを受け取る。発電した電力は全量を電力会社または電力小売事業者に販売する。

省エネルギー支援サービスの包括的な提供

省エネルギー支援サービスは、顧客企業のエネルギー使用実態を調査し、省エネ診断を行った上で、最適な省エネ設備・システムの設計、施工、運用保守までを一貫して提供する。具体的には、照明のLED化、高効率空調・ボイラーの導入、コージェネレーションシステムの構築、エネルギーマネジメントシステムの導入などである。また、再生可能エネルギーの導入支援や二酸化炭素の管理・削減コンサルティングも行う。この事業はESCO契約(Performance Contracting)が基本であり、顧客のエネルギー削減効果で投資回収する仕組みである。2025年6月期の売上高は204百万円と小規模だが、収益性は安定的である。

電力小売事業によるグリーン電力の直接供給

エフオンは2009年に一度撤退した電力小売事業を、2016年のブランド統一後に再開した。グループ発電所で発電した木質バイオマス由来の電力を、非化石証書と組み合わせて「グリーン電力」として販売する。2025年6月期の売上高は3,604百万円と前年比61.9%増加し、黒字化を達成した。顧客は企業・自治体などで、電力需給契約は主に4月から翌年3月の1年契約である。販売人員を増強し契約数量の拡大に努めており、グループ発電所の電力を自家消費するビジネスモデルを確立しつつある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

電力小売で規模拡大、収益は変動大きく

エフオンは電力小売を主力とし、売上高は207億円まで成長した。一方で営業利益率は2025/6期の7.39%から2026/6期には1.93%と急減しており、収益の安定性に課題がある。同業のグリムスやアイ・グリッド・ソリューションズも同様に電力小売で競争しており、市場では価格競争や調達コストの変動が収益を左右する。エフオンは再生可能エネルギーや高圧需要家向けなどで差別化を図るが、競争激化で販売単価が低下しやすい。また、相対契約や卸市場の価格変動リスクを管理する体制が重要となる。規模拡大に伴い固定費も増加しており、安定的な利益確保には、販売管理費の削減や調達ポートフォリオの最適化が求められる。今後の成長には、法人向けサービスの強化や、小売電気事業者間の統合なども視野に入れる必要がある。

強み

  • 売上高が207億円まで成長。営業基盤を着実に広げ、市場シェアを向上。
  • 再生可能エネルギー電源を活用し、環境意識の高い顧客に訴求。
  • 高圧需要家向けの営業でノウハウ蓄積。安定した契約獲得の実績を持つ。
  • 企業グループの支援を受け、資金面や調達面で利点がある。

課題

  • 営業利益率が1.93%まで低下。燃料費高騰や競争による価格低下が影響。
  • 卸市場価格の変動リスクが大きい。長期契約などで安定化が課題。
  • 新規参入や大手との競争でシェア維持が難しい。独自サービスが必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気・ガス業の時価総額近傍。太字がエフオン

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19539京葉瓦斯446億円10.7倍
2603Aアイ・グリッド・ソリューションズ348億円
39535広島ガス292億円13.9倍
49537北陸瓦斯206億円6.3倍
57692アースインフィニティ88億円11.5倍
69514エフオン74億円6.1倍
7350Aデジタルグリッド50億円16.3倍
87162アストマックス41億円2.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

日本初のESCO専業会社として1997年に創業

1997年5月、東京都千代田区一番町に日本初のESCO(Energy Service Company)専業会社として設立された。設立当初から、顧客企業の省エネルギーを包括的に支援するサービスを提供した。ESCO事業は、省エネ診断から設備設計・施工、運用までを一貫して行うビジネスモデルで、当時は国内に同業者が存在しない先駆的な取り組みだった。2003年9月には本社を中央区京橋に移転し、事業拡大の基盤を整えた。

木質バイオマス発電に進出し2006年に初の商業運転

2004年2月、グリーンエナジー事業への本格参入を目的に、子会社として株式会社日田ウッドパワーと株式会社白河ウッドパワーを設立した。2005年3月には東京証券取引所マザーズに上場。2006年10月に白河ウッドパワー、同年11月に日田ウッドパワーで木質バイオマス発電所の商業運転を開始し、再生可能エネルギー事業の基盤を築いた。2008年には燃料収集会社の株式会社バイオネンサービスを設立し、燃料調達網の整備を進めた。

電力小売から撤退し省エネと再エネに集中した2009年

2004年に特定規模電気事業の開始を届け出て電力小売事業に参入したエフオンだったが、2009年4月、同事業を新設分割し株式譲渡により撤退した。これにより事業は省エネルギー支援サービスとグリーンエナジー(木質バイオマス発電)に集中することとなった。同時期、子会社の整理も進め、2010年にはフェスコパワーステーション滋賀の全株式を譲渡。2011年には白河ウッドパワーの株式50%を日本テクノに譲渡したが、2013年に再取得し連結子会社化している。

太陽光発電への進出と再エネ事業の多角化(2012~2015年)

2012年から2013年にかけて、アールイー福島(後のエフオン壬生)、ソレイユ日田、アールイー大分(後のエフオン豊後大野)を相次いで設立した。2013年5月にはソレイユ日田で太陽光発電所の商業運転を開始し、バイオマスに加えて太陽光発電にも進出した。ただし、2016年にソレイユ日田の太陽光発電設備は譲渡され、その後は木質バイオマスに再集中している。2015年11月には東証二部へ市場変更、2016年2月には東証一部へ指定され、上場企業としての地位を高めた。

ブランド統一と発電所の拡充を進めた2016年

2016年4月、エフオンはグループブランドを「エフオン(EF-ON)」に統一し、子会社の商号を変更した。日田ウッドパワーはエフオン日田に、白河ウッドパワーはエフオン白河に、アールイー大分はエフオン豊後大野に、ファーストバイオスはエフバイオスにそれぞれ変更。同年8月にエフオン豊後大野で木質バイオマス発電所の商業運転を開始した。2017年4月には本社を中央区京橋3丁目に移転。2018年から2019年にかけてエフオン大分、エフオン福島、エフオン第六、エフオン第七などの新たな事業会社を設立し、発電事業の拡大を企図した。

新発電所の稼働と市場区分の変更が続いた2020年代

2020年1月、エフオン壬生で木質バイオマス発電所の商業運転が始まった。2021年12月には本社を千代田区丸の内(現在地)に移転。2022年4月には東証プライム市場へ移行したが、2023年10月にはスタンダード市場へ移行した。2022年8月にはエフオン新宮で木質バイオマス発電所が商業運転を開始し、グループの発電能力がさらに増強された。一方で、2025年6月期にはエフオン新宮が燃料調達不足で出力を抑制するなど、燃料供給の安定化が課題となっている。

年表42件を開く

1990年代

  • 1997年5月創業東京都千代田区一番町16において、日本初のESCO事業専業の会社として設立

2000年代

  • 2003年9月本社を東京都中央区京橋二丁目9番2号に移転
  • 2004年2月グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社日田ウッドパワーを設立
  • 2004年2月グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社白河ウッドパワーを設立
  • 2004年3月経済産業省資源エネルギー庁に特定規模電気事業開始を届出
  • 2004年8月電力小売事業に関する子会社として株式会社エナジーサービス・アセット・マネジメントを設立
  • 2005年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2005年4月商号変更株式会社エナジーサービス・アセット・マネジメントの社名を株式会社フェスコパワーステーション滋賀に変更
  • 2005年12月創業省エネルギー支援サービス事業に関するメンテナンス事業会社として株式会社フェスコメンテナンスを設立
  • 2006年10月株式会社白河ウッドパワーにおいて木質バイオマス発電所の商業運転開始
  • 2006年11月株式会社日田ウッドパワーにおいて木質バイオマス発電所の商業運転開始
  • 2007年12月M&A株式会社フェスコメンテナンスを株式会社ファーストエスコを存続会社として合併
  • 2008年1月創業グリーンエナジー事業における発電用燃料の収集を目的として株式会社バイオネンサービスを設立
  • 2008年6月本社を東京都中央区京橋二丁目10番2号に移転
  • 2009年4月電力ビジネス事業部門を新設分割し、株式を譲渡することで、電力小売事業から撤退

2010年代

  • 2010年4月商号変更株式会社バイオネンサービスを、株式会社ファーストバイオスへ商号変更
  • 2010年12月日本テクノ株式会社に株式会社フェスコパワーステーション滋賀の株式全てを譲渡
  • 2011年5月本社を東京都中央区八重洲二丁目7番12号に移転
  • 2011年6月日本テクノ株式会社に株式会社白河ウッドパワーの株式50%を譲渡
  • 2012年6月グリーンエナジー事業に関する子会社としてアールイー福島株式会社を設立
  • 2012年7月グリーンエナジー事業に関する子会社としてソレイユ日田株式会社を設立
  • 2012年8月グリーンエナジー事業に関する子会社としてアールイー大分株式会社を設立
  • 2013年5月ソレイユ日田株式会社において太陽光発電所の商業運転開始
  • 2013年7月M&A日本テクノ株式会社より株式会社白河ウッドパワーの株式50%を取得、連結子会社化
  • 2014年10月商号変更アールイー福島株式会社を、アールイー鹿沼株式会社へ商号変更
  • 2015年11月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2016年2月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2016年4月創業「エフオン(EF-ON)」ブランドの発足 株式会社ファーストバイオスを、株式会社エフバイオスへ商号変更 株式会社日田ウッドパワーを、株式会社エフオン日田へ商号変更 株式会社白河ウッドパワーを、株式会社エフオン白河へ商号変更 アールイー大分株式会社を、株式会社エフオン豊後大野へ商号変更
  • 2016年6月ソレイユ日田株式会社において太陽光発電設備を譲渡
  • 2016年7月商号変更アールイー鹿沼株式会社を、株式会社エフオン壬生へ商号変更
  • 2016年8月株式会社エフオン豊後大野において木質バイオマス発電所の商業運転開始
  • 2016年10月商号変更株式会社ファーストエスコを、株式会社エフオンへ商号変更
  • 2016年11月グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン第五を設立
  • 2017年4月本社を東京都中央区京橋三丁目1番1号に移転
  • 2017年11月商号変更株式会社エフオン第五を、株式会社エフオン新宮へ商号変更
  • 2018年11月グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン大分を設立 グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン福島を設立
  • 2019年1月グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン第六を設立 グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン第七を設立

2020年代

  • 2020年1月株式会社エフオン壬生において木質バイオマス発電所の商業運転開始
  • 2021年12月本社を東京都千代田区丸の内一丁目9番2号に移転
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行
  • 2022年8月株式会社エフオン新宮において木質バイオマス発電所の商業運転開始
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年6月期まで19,500百万円
  • 連結営業利益2026年6月期まで1,760百万円
  • 連結経常利益2026年6月期まで1,600百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年6月期まで1,070百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    省エネ支援サービスの高度化

    省エネルギー支援サービス事業において、単なる機器更新に留まらず、生産・業務システムとしてのエネルギー効率改善を支援。行政の省エネ基準を満たし助成制度を活用することで、顧客の初期投資抑制を実現する提案を展開する。

  2. 02

    木質バイオマス関連投資の拡大

    グリーンエナジー事業では、山林経営を含む木質バイオマス関連分野への投資を拡大。林業の魅力を次世代に継承し、発電事業と山林事業の収益性を確保することで長期の事業基盤を整備する。

  3. 03

    環境価値付き電力小売の促進

    電力小売事業では、自社発電所で発電した再生可能エネルギー電気を環境価値とともに顧客へ供給。持続可能なエネルギーの利用を促進するとともに、環境負荷の低い電力メニューを開発・提供する。

  4. 04

    TCFD提言に基づく情報開示の推進

    気候変動を重要な社会課題と捉え、TCFD提言に則り気候変動のリスクや機会、シナリオ等の分析と議論を進め、取組や戦略について順次公表する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で284人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は662万円で、9期前と比べて+21.5%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は6.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月122
2017年6月126
2018年6月143
2019年6月54541.54.2172
2020年6月62843.85.0204
2021年6月61042.65.0248
2022年6月59043.45.8261
2023年6月58244.76.6267
2024年6月59145.66.6271221
2025年6月66246.06.6284458

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率40.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)70.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
和歌山県新宮市113億円
グリーンエナジー事業
栃木県下都賀郡8,936百万円
グリーンエナジー事業
大分県豊後大野市5,125百万円
グリーンエナジー事業
東京都千代田区2,902百万円
グリーンエナジー事業
大分県日田市957百万円
グリーンエナジー事業
福島県白河市790百万円
グリーンエナジー事業
大分県日田市145百万円
グリーンエナジー事業
本社 — 東京都千代田区56百万円
全社
本社 — 栃木県下都賀郡45百万円
グリーンエナジー事業
大分事業所 — 大分県国東市23百万円
グリーンエナジー事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社エフオン日田(注)1,2
    大分県日田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エフオン白河(注)1,2
    福島県白河市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エフオン豊後大野(注)1,2
    大分県豊後大野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エフオン壬生(注)2
    栃木県下都賀郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エフオン新宮(注)2
    和歌山県新宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エフバイオス
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ソレイユ日田株式会社
    大分県日田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本テクノ株式会社
    東京都新宿区 · その他の関係会社
    議決権32.6%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    防衛省市ヶ谷庁舎で使用する電気
    防衛省 · 2026-01-14
    13.7億円
  • 調達
    内閣衛星情報センター中央センターで使用する電気
    内閣官房 · 2026-01-27
    2.1億円
  • 調達
    国際法務総合センター電力需給契約
    法務省 · 2025-12-19
    2億円
  • 調達
    厚生労働省上石神井庁舎で使用する電気
    厚生労働省 · 2025-02-17
    1.6億円
  • 調達
    関東運輸局管内で使用する電気(令和8年2月~令和9年1月)
    国土交通省 · 2025-11-20
    1.1億円
  • 調達
    財務省本庁舎で使用する電気
    財務省 · 2025-02-07
    1億円
  • 調達
    神戸航空交通管制部で使用する電気の購入
    国土交通省 · 2026-04-01
    7,674万円
  • 調達
    令和8年度 性能評価センターで使用する電気の購入
    国土交通省 · 2026-04-01
    5,972万円
  • 調達
    九段第2合同庁舎で使用する電気
    法務省 · 2026-01-08
    4,236万円
  • 調達
    国土交通省航空保安大学校で使用する電気の購入
    国土交通省 · 2026-04-15
    4,104万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は207億円営業利益4億円前期と比べると増収減益で、売上が+17.6%、利益が-69.2%。

売上高
+17.6%
207億円
営業利益
-69.2%
4億円
純利益
+71.4%
12億円
営業利益率
1.9%
前期比 -5.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高220億円207億円
営業利益18億円4億円
純利益13億円12億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は109億円、営業利益は−2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+23.9%、営業利益は−128.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q4548.93
2023年4Q39−2
2024年1Q4624.31
2024年2Q4337.02
2024年3Q4200.0−1
2024年4Q4412.31
2025年2Q8866.84
2025年4Q8878.03
2026年2Q9866.13
2026年4Q109−2−1.89

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は56億円から207億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は1.9%。売上は7期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
グリーンエナジー事業に関する子会社としてアールイー福島株式会社を設立
2012年6月5623
日本テクノ株式会社より株式会社白河ウッドパワーの株式50%を取得、連結子会社化
2013年6月6152
アールイー福島株式会社を、アールイー鹿沼株式会社へ商号変更
2014年6月761416
2015年6月701410
「エフオン(EF-ON)」ブランドの発足 株式会社ファーストバイオスを、株式会社エフバイオスへ商号変更 株式会社日田ウッドパワーを、株式会社エフオン日田へ商号変更 株式会社白河ウッドパワーを、株式会社エフオン白河へ商号変更 アールイー大分株式会社を、株式会社エフオン豊後大野へ商号変更
2016年6月621219
株式会社エフオン第五を、株式会社エフオン新宮へ商号変更
2017年6月992320
グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン大分を設立 グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン福島を設立
2018年6月1102924
グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン第六を設立 グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社エフオン第七を設立
2019年6月1102621
2020年6月1222818
2021年6月1312417
2022年6月133129
2023年6月169138
2024年6月175633.43
2025年6月17613117.47
2026年6月2074171.912

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高207億円のうち、営業利益として残るのは4億円1.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金98.1%203億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.9%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比5.1pt
1.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
5.8%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが30億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは23億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は54億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月150−15155
2013年6月16−8−1083
2014年6月250−18259
2015年6月25−2831−337
2016年6月20−4910−2917
2017年6月45−34−61122
2018年6月38−5532−1737
2019年6月29−6239−3342
2020年6月28−7746−4939
2021年6月41−6130−2049
2022年6月28−427−1442
2023年6月37−15−232240
2024年6月26−6−72052
2025年6月30−7−212354

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は446億円。このうち返さなくてよい自己資本が187億円で、自己資本比率は41.9%(業種中央値39.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月12351183.8
2013年6月11271056.1
2014年6月1272310418.1
2015年6月1825512730.2
2016年6月2197414533.8
2017年6月2249413042.0
2018年6月28211916342.1
2019年6月33413919541.5
2020年6月39815424438.7
2021年6月45616928737.1
2022年6月47217529737.1
2023年6月45718227539.8
2024年6月45318227040.3
2025年6月44618725941.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
58億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
154億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
259億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率29社中5位あたり、逆に低いのは営業利益率29社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.9%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.6%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥344で、1年前と比べて-17.2%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥344-1.4%1ヶ月+4.6%1年-17.2%時価総額74億円
過去52週の値幅
安値¥310高値¥458

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.1倍
PER (会社予想)5.6倍
PBR0.37倍
配当利回り2.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬の322円から緩やかに上昇し、8月13日には346円、8月14日には347円と年初来高値圏にはないが、1ヶ月で2.66%上昇。25日線331円を上回り、75日線341円も突破、200日線349円に接近。RSI57.6とやや強気。出来高は8月13日に361500株と急増し、買い主体の展開。52週高値458円に対しては約24%下。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 62/100)

PERは12.76倍で業界平均10.24倍をやや上回るが、今期予想PERは5.6倍と低く、収益改善が見込まれる。PBRは0.35倍と業界平均1.05倍を大きく下回り、割安感がある。ROEは3.8%と低水準だが、直近の純利益増加により改善傾向。配当利回りは2.31%で業界平均2.45%とほぼ同等。ただし、今期の営業利益が減少見込みで、業績変動には注意が必要。バリュエーションは全体的に妥当圏内と評価する。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.1倍10.3倍
PER (予想)5.6倍
PBR0.37倍1.08倍
ROE3.8%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加見込みだが、営業利益率が低下する予測で、収益性に課題。強気派は再生可能エネルギーへの注力を評価し、長期的な成長を期待する。弱気派は利益率の低さと競争激化を懸念し、利益成長の持続性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 再エネ強化

    再生可能エネルギーへの取り組みが評価され、需要獲得につながる可能性

  • 売上成長

    2026/6期の売上高は207億円と前期比増加見込み

  • PBRの低さ

    PBR0.35倍と解散価値に対し割安な水準

  • PBR0.3543倍と解散価値を下回る継続影響

    PBR0.3543倍、時価総額75億円、予想PER5.6倍

  • 純利益7億→12億円と71%増益決算発表後影響

    純利益7→12億円、増加率71%、売上高207億円

  • 売上高176億→207億円と増収通年影響

    売上高176→207億円、前期比17.6%増

  • 実績PER12.76倍→予想5.6倍へ改善決算発表後影響

    予想PER5.6倍、実績PER12.76倍、PBR0.35倍

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率は7.39%から1.93%へ急低下する見込み

  • 競争激化

    新電力市場は多くの参入があり、価格競争にさらされる

  • ROE低水準

    ROE3.8%は資本効率が低く、成長性に疑問

  • 営業利益13億→4億円と69%減通年影響

    営業利益13→4億円、営業利益率7.39%→1.93%

  • ROE3.8%と低収益性継続影響

    ROE3.8%、PBR0.3543倍、低収益性

  • 時価総額75億円と小型低位継続影響

    時価総額75億円、外国人持株比率5.36%

  • 株価は1年で10.84%下落継続影響

    過去1年で10.84%下落、下値不安

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の悪化が続くかどうかの判断材料
電力販売量
需要家の獲得・解約の動向を反映する
再生可能エネルギー比率
差別化戦略の成否を測る指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.33%。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
2.33%
いまの株価に対して
配当性向
27.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月78.0
2018年6月819.917.3
2019年6月80.029.1
2020年6月80.014.1
2021年6月80.014.0
2022年6月80.031.7
2023年6月80.056.2
2024年6月80.026.9
2025年6月80.027.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ7,085人。区分でいちばん多いのは事業法人44.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.2%を占め、残る40.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
事業法人42.244.344.644.544.544.6
個人・その他24.024.126.828.031.533.3
金融機関20.917.515.714.015.214.5
外国法人10.711.310.08.36.45.2
自己株式0.70.71.32.2
証券会社2.22.92.95.12.22.2
外国人個人0.10.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本テクノ株式会社32.58
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.72
03株式会社UH57.40
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.51
05光通信株式会社2.09
06CACEIS BANK,LUXEMBOURG BRANCH / UCITS - FULL TAX(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.31
07株式会社UH Partners 21.22
08BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.13
09安部 貢0.66
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−97%、1株純資産は14期で−73%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月1,7203,23475.313.0
2013年6月134733.119.8
2014年6月109159106.010.4
2015年6月5831724.713.514.1
2016年6月10842329.16.87.5
2017年6月9544223.98.88.0
2018年6月11154922.212.217.3
2019年6月9664016.28.329.1
2020年6月8171312.07.314.1
2021年6月7778210.412.914.0
2022年6月418165.213.231.7
2023年6月388474.614.756.2
2024年6月138541.531.426.9
2025年6月338833.89.827.7
2026年6月57

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/6期の役員報酬は総額195百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
島﨑知格代表取締役社長6424,000
小池久士常務取締役6551,000
藤井康太朗取締役624,800
須藤博取締役52300
松尾康行取締役501,500
小菅喜生取締役57
佐古麻衣子取締役45
松村映子取締役43
青木想取締役41
矢田真一常勤監査役65
望月英仁監査役65
牧浦秀治監査役71

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61412616728
監査役1141414
社外取締役614142

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,044字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社7社、非連結子会社4社によって構成された総合エネルギー・サービス企業(ESCO=Energy Service Company)です。 当社グループは、顧客企業の省エネルギーを支援することを目的とした事業である「省エネルギー支援サービス事業」と再生可能エネルギーによる発電事業である「グリーンエナジー事業」及び「電力小売事業」を営んでおり、各事業の事業内容及び当社グループの各社の事業に係る位置づけは次のとおりです。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 1)省エネルギー支援サービス事業について 省エネルギー支援サービス事業とは、企業等の顧客設備の省エネルギー及び再生可能エネルギーの導入を支援するサービスです。顧客企業のエネルギー使用実態を調べ、省エネルギーの診断を行うとともに、診断結果に基づいて、実際の省エネルギー対策設備及びシステムの設計や施工、その後の運用までを一貫して行います。また、総合エネルギーマネジメントとして、顧客企業のエネルギー使用状況の把握、削減計画の策定、運用・設備改善の実施、削減状況の測定といったサービスのほか、再生可能エネルギーの導入支援、二酸化炭素の管理・削減のコンサルティング等のサービスを提供しております。 2)グリーンエナジー事業について グリーンエナジー事業は、再生可能な自然エネルギーを電力に転換する事業です。二酸化炭素の排出削減等の社会的な環境改善ニーズに対応し、再生可能エネルギーの中で特に木質バイオマス(注1)をエネルギー源とした環境価値の高い発電所の開発、建設及び運営を行います。当社グループでは、現在、FIT(注2)の設備認定を受けたエフオン日田、エフオン豊後大野、エフオン壬生、エフオン新宮の木質バイオマス発電所が稼働しております。なお、2023年1月よりエフオン白河がFIP制度(フィードインプレミアム(Feed-in Premium))(注3)に移行しております。木質バイオマス発電所の運営及び木質バイオマス燃料供給に関しては、その専門会社としてエフバイオスが当たり、廃木質材や森林資源の有効活用を通じてグリーンエナジー事業の中核を担っております。我が国の国土はその相当部分に未利用の林産資源があり、当社グループではこの活用に注目し資材として高強度のエンジニアリングウッドの開発や新たな樹種の資源化を推進しております。このため、山林事業において植林・育林・素材生産のサイクルを維持する山林経営を軸に、森林資源の可視化や二酸化炭素吸収量の測定のほか各種の調査研究に取組んでおります。 (注1)木質バイオマス バイオマスとは、生物資源(bio)の量的(mass)を表す概念で「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」とされています。 木質バイオマスは、樹木に由来する有機物であって、エネルギー源として利用できるものをいいます。 当社グループが手掛ける新エネルギーによる発電事業は、製材所や木工加工メーカー等から排出される廃材や、建築解体現場から排出される建築廃材等を、選別、破砕した木質チップを発電用燃料とするものです。バイオマス資源は、植物が光合成によって空気中の二酸化炭素を取り込んで成長するため、バイオマスの燃焼により放出される二酸化炭素は、地球規模において二酸化炭素のバランスを崩さない「カーボン・ニュートラル」であるとされています。また、バイオマス資源は、石油などの化石燃料とは違い、適正な管理を行えば半永久的に枯渇することなく利用可能な「再生可能資源」として注目されています。 (注2)FIT…固定価格買取制度(Feed-in Tariff) (注3)FIP制度(フィードインプレミアム(Feed-in Premium)) 再生可能エネルギー電気の導入促進を図るため2012年に施行されたFIT制度(固定価格買取制度 Feed-in Tariff)が電力市場とは切り離されていることから、電力の需要と供給のバランスにより価格が決まる電力市場の価格と連動した発電を促す制度として2022年4月に開始された制度。再生可能エネルギー発電事業者に対し市場価格とFIT価格との差額を一定の条件のもとプレミアム(補助額)として支給するもの。 3)電力小売事業について 電力小売事業は、電力の需要と供給を最適化しエネルギーの社会全体の効率性を改善することを目的として、電力の小売及び市場取引を行う事業です。当社グループの木質バイオマス発電所で発電された環境負荷の低い電力を顧客に供給しております。 当社グループにおける各事業と事業会社の関係は次のとおりです。 事業系統図(当連結会計年度における事業の状況)
経営方針・対処すべき課題4,301字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「エネルギーの黒子であろう」という企業理念のもとで、「人のための省エネ、人々のための再エネ」をベースコンセプトに、効率的なエネルギー利用と自然由来のエネルギー供給を通じて現代の課題に取り組んでおります。 省エネルギーの推進と国産再生可能エネルギーの利用により、温暖化ガスの発生量の低減、一次エネルギー純輸入量の削減、人間とそれ以外の自然環境との両立を継続することを目指してまいります。当社グループの推進する木質バイオマス発電は、森林資源や林業の活用、協力が不可欠であり、バイオマス利用の積極化を推進することで資源の有効利用、地域経済の活性化に取組んでおります。 また、森を育て、木の素材としての価値を最大限活用するとともに、用材に不適な間伐材や端材をエネルギーとして有効利用することで、持続的な社会の実現に貢献してまいります。 (2)経営戦略等 当社グループでは、国内産の木質チップを燃料として二酸化炭素の排出量の極めて少ない木質バイオマス発電による再生可能エネルギー電気の製造販売を主軸とした事業展開をしております。再生可能エネルギーは循環して繰返し再生産が可能なエネルギーであることから、発電所の立地する地域経済の活性化や山林保全に寄与するとともに、持続可能な循環型の社会の構築に貢献するものと考えております。 当社グループの木質バイオマス発電所は、現行、FIT・FIP制度に基づく電力販売を実施しておりますが、本制度は新設発電所で送電開始から20年間の販売方式を担保するもので、当該期間の安定的な燃料確保を進めることが重要な施策であると認識しています。我が国の国土は約70%が山林であると言われておりますが、一方でその山林、立木所有者が高齢の域にあり、また、地域によっては伐採する事業者も同様に次世代の後継に苦慮していること、そのことから林産事業者の経験、ノウハウ等が次世代に継承されず断絶の恐れのあること等が問題となっております。山林経営は、その運営上、かなりの長期間にわたり事業の継続が必要であり、木材素材の販売に加え間伐材や低品位木材を燃料として活用できる点では当社グループの事業との関連性は極めて重要なものであると考えております。このため、当社グループでは山林経営に着手し山林事業の収益性の確保を機械化を中心に効率的に実現させてまいります。 また、発電所のFIT・FIP制度の適用期限後について、制度外での環境負荷の少ないクリーンな電気を直接顧客へと供給する方法として、電力小売事業を展開し本来の再生可能エネルギー電気の活用を促進、拡大していくことが必要と考えております。 こうした中、当社グループでは以下の活動を通じて、さらなる事業の発展と社会貢献を果たしていくことを中長期の経営戦略としています。 「省エネルギー支援サービス事業」においては単なる機器の更新だけではなく、生産・業務システムとしてのエネルギー効率改善を支援してまいります。行政の求める省エネ基準を満たし助成制度を利活用することにより、国全体のエネルギーの節約に貢献するとともに顧客にとっては初期投資額の抑制を実現する提案をサービスの要点として展開してまいります。 「グリーンエナジー事業」においては、山林経営を含め木質バイオマス関連分野への投資を拡大してまいります。次世代の担い手である若い人たちに林業という産業の魅力と意義を継承し、発電事業はもとより山林事業の収益性の確保を実現することで長期の事業基盤を整備してまいります。 「電力小売事業」においては、当社グループ発電所で発電した再生可能エネルギー電気を環境価値とともに顧客へ供給する活動を通じて、持続可能なエネルギーの利用を促進してまいります。 近年、気候変動に係る温暖化ガス排出に関する意識の高まりから世界各国企業に対して、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)からの提言が公表されるなど、企業が取組むべき持続可能な社会の実現に向けた戦略、行動課題や進捗、評価等の情報開示について、関心が高まりつつあります。当社グループでは、省エネルギー支援、木質バイオマス発電、山林経営、電力小売りの各事業を通じて、持続可能な自然由来の再生可能エネルギー電気の供給と消費エネルギーの抑制に貢献する事業を営んでおり、気候変動を重要な社会課題ととらえています。TCFD提言に則り気候変動のリスクや機会、シナリオ等について分析と議論を進め、今後、当社グループ取組や戦略について順次公表するよう努めてまいります。 当社グループは、環境に優しく国産の持続可能な資源によるエネルギー創出に資するべく、既存設備については発電所のさらなるオペレーティング技術の向上、適切な設備保守、最適燃料使用比率の追及をテーマに人材育成や地元の林業、木材関係者らとの協力体制の整備、強化を図ってまいります。新たな発電所の開発については、開発案件の立地調査、燃料調達ネットワークの構築等に精力的に取組み、継続的な開発着手を遂行してまいります。二酸化炭素フリーで安定的な電力の供給と地元関連産業の活性化を推進していくことが社会貢献につながり企業価値の向上に資するものと考えております。 (3)経営環境 当社グループの営む事業の主力は、主に国内産の木質チップの燃焼により得られる電力の製造とその環境付加価値を含む電力の販売です。木質チップ発電所の高稼働を維持するとともに、さらなる電力小売り契約量の拡充を目指してまいります。 これらの事業を安定的かつ持続可能に、また、顧客やその他のステークホルダーの環境保全にとって意義のある取組とするため、国内の山林資源の流通促進を強化していく必要があるものと考えております。山林事業においては、育林、伐採、加工を効率的かつ機能的に遂行するため人員や機材を拡充し業容を充実させてまいります。これらの事業全体を一体的に組立て、それぞれが収益を生む事業として育成していくことが喫緊の課題と認識しております。 近年、地球環境の維持を目的として企業活動に対し計画的な環境維持施策の推進が求められております。当社グループの営む事業が、こうしたニーズに対応できるよう事業環境の整備推進を積極的に進めてまいります。 (省エネルギー支援サービス事業) 省エネルギー支援サービス事業では、顧客の要望する省エネルギー施策の実現に向け、生産設備の老朽化対応としての省エネルギーを推進した設備の導入、更新等の建設工事を含めた売上獲得に注力してまいります。次期の見通しでは外部売上高の増収、セグメント全体としての利益については一定程度の水準を維持してまいります。 (グリーンエナジー事業) グリーンエナジー事業では、エフオン新宮発電所の稼働率を回復しグループ発電所すべての安定的な高稼働を維持してまいります。また、山林経営を通じて木質マテリアルの循環型で持続可能な事業への展開を発展させてまいります。事業環境の様々な変化に対応するため、グループ各発電所の木質チップ燃料使用量全体の低減や、木質バイオマス発電所の運営ノウハウの蓄積に努めるとともに、山林資源の効率的な利用を向上させてまいります。チップ加工設備を有するエフオン豊後大野、エフオン壬生発電所、エフオン新宮発電所地域での原木の受入量を増加させ、未利用木質チップの内製化を推進してまいります。5基の木質バイオマス発電所の相互協力体制を強化し、グループ発電所のスケールメリットを活用したコスト削減やメンテナンス情報を共有、蓄積化することで、さらなる運営ノウハウの研鑽を推進していく方針です。 (電力小売事業) 電力小売事業では、グループ子会社の発電する環境負荷の低い電力を通じて、持続可能な社会への貢献を目指しております。当社グループでは、山林事業で生じる森林資源を有効活用し、その一環として、これまで利用が難しかった一部の素材不適格な木材を、木質バイオマス発電の燃料として利用しています。これにより、顧客の利用する電気エネルギーの温室効果ガス排出量を低減することに貢献いたします。 また、伐採した跡地に新たに植林を行うことで、空気中の二酸化炭素の削減と酸素の供給を促進し、これらが循環的に作用することで持続可能なエネルギーの創出を実現しております。 さらに、環境負荷の低い電力を一定期間継続してご提供できるメニューを開発するとともに、顧客の事業活動が自然環境に与える影響を緩和する方策についても、積極的に推進してまいります。 私たちは、これらの取組を通じて、お客様とともに、より良い未来を築いていきたいと考えております。 これらの活動を通じて2026年6月期の業績については、連結売上高19,500百万円、連結営業利益1,760百万円、連結経常利益1,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,070百万円を見込んでおります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの主力事業である電力小売事業とグリーンエナジー事業のさらなる飛躍のため、木質バイオマス発電所の安定的な高稼働と環境付加価値を含む電力販売の拡充を進めてまいります。 木質バイオマス発電所運営に関しては燃料調達に係る経費の削減に努めるとともに必要量の確保により事業収益を向上させていくことが喫緊の課題と認識しています。また、収益面で苦戦している山林事業で施業地の獲得拡大及び機械化を進め、生産量の向上と経費の合理的な削減が課題であると認識しています。 このため、これらを担う専門的な人員の確保、教育、業務の実践を継続することが重要な経営課題であると認識しております。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、事業分野毎の収益性だけでなく、グループ全体での収益を最大化することが重要であると認識しております。これまで蓄積した省エネルギーや木質バイオマス発電所運営に関するノウハウを活用、展開することで、さらなる業績の拡大を目指してまいります。このため、連結での売上高及び営業利益率を重要な経営指標と考えております。
事業等のリスク4,511字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 「事業等のリスク」には、当社グループの財政状態、経営成績並びに現在及び将来の事業等に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが入手可能な情報等に基づいて判断したものです。 ① 省エネルギー支援サービス事業について 省エネルギー支援サービス事業は、対象施設全体のエネルギー使用状況に関する調査・診断、コンサルティングから施工、維持管理、その後の効果の測定・検証の提供までを一貫して行います。実施した省エネルギー対策について、設備の安定稼動のためメーカー及びメンテナンス会社と十二分に協議を重ね、保守・点検を実施しております。しかしながら、当社グループの想定外の理由に伴い、計画した保守・点検業務を行うことができず、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ② グリーンエナジー事業(再生可能エネルギーによる発電事業)について 当社グループの運営する発電所は、主に2012年7月に施行されたFITに基づく発電事業を営んでおります。 この制度を背景として、現在、木質バイオマス発電所を大分県日田市及び豊後大野市、栃木県下都賀郡、和歌山県新宮市で操業しております。FITの電力買取条件については、調達価格等算定委員会にて調達買取価格等について検討がなされ年度ごとに見直しが行われます。同制度にて発電設備認定を受け決定された調達期間(日田発電所は2013年3月認定を起点として約14年、豊後大野発電所は2016年7月送電開始を起点として20年、壬生発電所は2016年度FIT認定、送電開始を起点として20年、新宮発電所は2018年度FIT認定、送電開始を起点として20年)及び調達買取価格は調達期間中に変更されることはありませんが、新設発電所の調達買取価格は、同制度の適用決定時期により当初計画された事業計画の価格と乖離する可能性があります。その場合、当社グループの事業計画に影響を及ぼす可能性があります。また、政策の転換等により既存の発電所が同制度の適用を受けられなくなった場合、同じく当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⅰ 木質バイオマス燃料の確保について 木質バイオマス発電所の運営においては、安定的な燃料を確保することが重要です。当社グループが燃料として使用する木質バイオマス燃料は、伐採木材、製材所や木工加工メーカー等から排出される廃材、建築解体現場から排出される建築廃材等を粉砕加工したものです。当社グループは、木質バイオマス燃料製造会社(以下、「燃料製造会社」)から木質バイオマス燃料を購入いたしますが、自然災害等の不測の事態により燃料製造会社から木質バイオマス燃料の供給が中断する場合や燃料価格の高止まり又は著しい高騰等の事象が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ 木質バイオマス燃料の品質の確保について 木質バイオマス発電所の運営においては、安定的な燃料量を確保することと共に、その品質の安定化が重要です。当社グループは、調達する木質バイオマス燃料の品質に関し燃料製造会社と契約書や合意書を取り交わしておりますが、想定された規格に満たない品質の燃料、もしくは燃料に異物が混入した場合には、発電設備に損傷を与える可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⅲ 設備の安定稼動について 木質バイオマス発電所の運営においては、設備が安定稼動するようにメーカー及びメンテナンス会社と十二分に協議を重ね、保守・点検を実施し、運営を行っております。しかしながら当社グループの想定外の事態が発生し設備が損傷した場合、計画した発電を行うことができず当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⅳ FITの木質バイオマス発電事業の売上総利益率について FITの木質バイオマス発電では、未利用木材、一般木材、リサイクル木材の混合割合により電力販売単価が変動します。電力販売単価の計算は、これらの木質チップの熱価量、水分量、購入量等により定められた方法によりバイオマス比率を計算し、電力量の加重平均により求めます。これらの要素は燃料が自然由来のものであるため常に変動することから、ある特定の期間の売上総利益率が変動する可能性があります。 ⅴ FIPの木質バイオマス発電事業について 当社グループのエフオン白河発電所は、2023年1月にFIPに移行いたしました(FIP有効期間:白河発電所は2013年3月認定を起点として約14年)。FIPの売電価格は一般社団法人日本卸電力取引所の取引価格を参照してプレミアム価格が決定されるため、同取引価格が大きく変動した場合プレミアム価格も変動し当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ③ 電力小売事業 ⅰ 電力取引について 電力小売事業は、「電気事業法」に基づく事業であり、同法やその他電力小売事業に関連する法条例の改正により電力の販売や購入に関する制度が改定され事業基盤の構造に重大な変化が生じた場合、また、電力取引の元となる一般社団法人日本卸電力取引所の取引価格が大きく変動した場合のほか、一般送配電事業者との送受電取引において結果として計画値と大幅に異なる電力量の取引が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ 電力先物取引について 電力小売事業では、市場価格で調達する電力が価格変動の影響を受けます。特に市場価格が高騰した場合、電力仕入額が増加しキャッシュ・フローを悪化させるため、販売契約電力量の一定量について株式会社東京商品取引所(以下「TOCOM」という)を通じた電力先物取引で調達の安定化を図っております。このため期末日時点での市場価格と未到来の電力先物取引価格の差が当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⅲ 電力の需給について 電力小売事業者は販売電力の需給バランス(販売量と仕入量)の同調を義務付けられており、事前に計画した需給量と実際の需給量に乖離が生じた場合、差分精算(インバランス料)により当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害及び不測の事故等について 当社グループが保有する木質バイオマス発電所やその他の事業用設備について、自然災害、人為的なミス、テロ、燃料供給の中断又はその他の不測の事態により、事業運営や事業計画に支障を来たし、ひいては顧客企業、周辺地域に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの所有する山林事業施業地について、地滑り、山火事、その他の災害により林産物が毀損する事態が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 国のエネルギー政策の転換又は国際社会情勢の変化について 現在、我が国はエネルギー政策基本法に基づき省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの導入を進めております。国際社会においては、気候変動に関する国際連合枠組条約に基づき、温室効果ガスの削減に関し実効性のある取組みを推進するとともに、目標値が定められ目標を達成するための国内対策の義務を負うこととなりました。 我が国のエネルギー政策は、今後様々な分野で変革が進行すると予想されます。これらの基本方針や施策の変更により、当社グループの事業運営や業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法的規制について 当社グループの事業の一部は、「電気事業法」による規制を受けており、本法規を遵守する義務があります。 当社グループがこれら法律及び規制を遵守できなかった場合には、当社グループの事業運営や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、当社の役員、従業員及び子会社従業員に対するインセンティブを目的としてストックオプション制度を導入しております。会社法第236条、第238条及び第240条の規定に基づく新株予約権を当社の役員、従業員及び子会社従業員に対して付与する場合があり、付与される新株予約権の行使が行われた場合、保有株式の株式価値が希薄化する可能性があります。 ⑧ 大株主の状況について 当社の筆頭株主である日本テクノ㈱は2025年6月30日現在、当社の発行済株式総数の32.58%を所有しております。このことから同社による当社株主総会での議決権行使が、当社の事業運営等のガバナンスに影響を与える可能性があります。しかしながら、今後の新たな省エネルギー及び再生可能エネルギーに関するビジネス展開を拡充していく点で、同社との協調関係を構築することは当社の企業価値向上に資するものであり、株主の皆様の利益向上にもつながるものと考えております。なお、当社の事業活動において、同社からの制約は無く、事業運営上の独立性は確保されていると認識しております。 ⑨ 有利子負債依存度について 当社グループは、運転資金、設備投資資金について金融機関及びリース会社から調達しております。このため総資産に占める有利子負債(借入金)の割合が2025年6月30日現在で49.4%と高い水準にあります。今後、有利子負債依存度が高い状態で金利が上昇した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ シンジケートローンについて 当社の子会社の一部は、発電所建設資金の調達を行うためシンジケートローン契約を締結しております。当該契約には財務制限条項が付されており、これらの条項に抵触し、当該債務の一括返済を求められた場合、当社グループの財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑪ 感染症の拡大について 現段階で治療法の確立していない感染症等に当社グループの役員、従業員及び子会社従業員が罹患した場合、さらなる感染症拡大防止措置として罹患者と接触のあった者の隔離のため、事業運営に支障を来たし当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、そのような感染症等が当社グループの事業所地域に広範囲に広がった場合、当社グループの各事業所が必要とする部材、燃料等の物流が停滞する、ないし行政の命令・要請等による業務の制限等により事業運営に支障を来たし当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ その他の偶発的なリスクについて 当社グループは、得意先の信用不安等のリスクに備えていますが、その他の要因も含め偶発的な事象に起因する取引先の事業環境等の変化により、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,523字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (経営成績) 当連結会計年度におけるわが国経済は、異常気象が常態化し農作物の収穫に影響を与えたことや継続する円安傾向から様々な物品の値上がりが続き、国民生活は厳しさが増す状況が続きました。こうした中、物価上昇に応える賃上げ要求に対し大手企業を中心に賃金の上昇がみられたものの、企業の経営面ではコスト上昇分の製品・商品・サービス等への価格転嫁や人手不足の解消のほか、対米関税の先行き等から今後の業績見通しに関する不安感が増大する状況が継続しております。 当業界においては、日本卸電力取引市場の取引単価は比較的低い水準で安定的に推移いたしました。このため、市場価格連動で電力需給契約を締結している顧客は、メリットを享受することが出来ました。一方、一般需要家の電力料金については、電力価格が上昇する夏季、冬季に政府による価格激変緩和措置が実施され一定の支援が継続いたしました。このほか業界全体の流れとしては、第7次エネルギー基本計画においてエネルギー自給率の向上を目指し脱炭素電源の最大限の活用の必要から、原子力発電に対する方針の活用に転換することとなりました。しかし、原子力発電所の再稼働は容易ではなく、今後とも多くの課題を克服する必要が生ずるものと思われます。 このような状況のもと、当社の省エネルギー支援サービス事業に関しては、売上高、セグメント利益が前連結会計年度と比較してやや減少したものの、今後も引続き顧客の要望にしっかりと応えてまいります。 グリーンエナジー事業における発電事業においては、エフオン新宮発電所が燃料調達不足により発電出力を抑制した運転をしたことから売上高は減収となりましたが、その他の発電所の稼働状況は極めて順調に推移し利益面では大幅に改善し増益となりました。また、本セグメントのセグメント情報の内部売上高又は振替高はグループ内発電所の発電した電力のうち、親会社エフオンの電力小売事業で外部顧客あてに販売した電力の仕入れに該当するものであり、前期に比べ大幅に増加しております。 当社の営む電力小売事業では、電力販売契約数の獲得に注力し大幅に売上高を伸ばしたことで販売強化に基づく人員増強に係る販売管理費の増加を克服し収益面においても増益となりました。 これらの結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高17,599百万円(前年同期比0.7%増)、営業利益1,320百万円(前年同期比119.9%増)、経常利益1,103百万円(前年同期比218.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は706百万円(前年同期比151.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 (省エネルギー支援サービス事業) 当連結会計年度においては、新規受注、継続プロジェクトの業績はやや減少したものの堅調に推移しており一定の利益水準を維持しております。 当連結会計年度の本事業セグメントの業績は、売上高では204百万円(前年同期比4.3%減)、セグメント利益は38百万円(前年同期比24.5%減)となりました。 (グリーンエナジー事業) 当連結会計年度におけるグリーンエナジー事業は、エフオン新宮発電所が燃料不足による出力抑制で通常出力の約60%で稼働したことでグループ発電所全体での送電量が大幅に減少いたしました。一方、木質チップ燃料に関し燃料調達量及びコストは高い状態が継続いたしましたが、一部の発電所では前期と比較して未利用木材の調達が好転し収益改善に寄与いたしました。このほか、収益改善に寄与した項目では、エフオン日田発電所が2年連続稼働を行っておりグループ全体のメンテナンス費用の負担額が大幅に減少したこと、山林事業における伐採委託に係る費用、燃料調達に係る海上輸送費、港湾荷役費が遠方からの調達を控えたため減少しております。 当連結会計年度の本事業セグメントの業績は、売上高で16,218百万円(前年同期比3.4%減)、セグメント利益1,214百万円(前年同期比93.5%増)となりました。 (電力小売事業) 当連結会計年度においては、顧客に販売する契約電力量の拡充に尽力し売上高を大幅に伸ばすことが出来ました。電力需給契約は毎年4月から翌年3月を契約期間とすることが多く、契約期間中の獲得は難しいため本事業セグメントを担う人員増により人件費を含めた販売管理費増加が先行し減益となっておりましたが、当連結会計年度の最終四半期において一定量の契約数が確保でき黒字化を達成いたしました。今後ともグループ発電所が発電する電力をトレーサビリティ付の非化石証書と合わせグリーン電力として顧客へ販売する取り組みを推進するとともに、販売契約電力量の拡充を推進してまいります。 当連結会計年度の本事業セグメントの業績は、売上高で3,604百万円(前年同期比61.9%増)、セグメント利益130百万円(前年同期比1,881.5%増)となりました。 (財政状態) (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、現預金、貯蔵品等の棚卸資産が増加したほか、電力小売事業に係る売掛金が増加いたしました。一方、固定資産では山林事業に係る土地が増加したものの、その他の主に発電所に係る資産は減価償却費の計上により減少しております。これらにより、資産合計は前連結会計年度より686百万円減少し、44,576百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、電力事業の業容拡大に基づき未払金、当期純利益の増加により未払法人税等が大幅に増加しておりますが、借入金の返済により長期借入金が減少し、全体としての負債の合計は、前連結会計年度より1,136百万円減少し25,891百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加のほか、株式報酬制度導入に係る自己株式の取得により、前連結会計年度より450百万円増加し、18,684百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ192百万円増加し、5,402百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は2,985百万円(前年同期2,578百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益が大幅に増加したほか、電力小売事業に係る売掛金の増加による売上債権の増減額や子会社発電所設備や山林事業に係る施業機械設備の減価償却費、木質チップ燃料及び定期メンテナンスに係る部品等の棚卸資産の増減によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、682百万円(前年同期630百万円の支出)となりました。主に山林事業の施業地拡大に伴う土地、立木の増加のほか、子会社発電所の設備改修に係る有形固定資産の取得による支出です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、2,110百万円(前年同期745百万円の支出)となりました。主な要因は、各発電所の発電所建設資金に係る長期借入金の返済による支出です。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (生産実績) 省エネルギー支援サービス事業では、サービスの提供にあたり製品の生産は行っておりませんので、生産実績について記載すべき事項はありません。グリーンエナジー事業における生産は、それぞれの事業における発電所の発電であり、その実績は次のとおりです。 セグメントの名称   発電実績(MWh)   前年同期比(%) グリーンエナジー事業   560,846   95.1 合計   560,846   95.1 (注) グリーンエナジー事業の発電実績は、エフオン日田、エフオン白河、エフオン豊後大野、エフオン壬生、エフオン新宮の5基の発電所より送電された電力です。 (受注実績) 省エネルギー支援サービス事業においては、顧客の需要に応じてサービスを提供いたします。また、グリーンエナジー事業においても、顧客の需要に応じてサービスを提供いたします。いずれも、受注販売の方式を採用しておりませんので、受注実績について記載すべき事項はありません。 (販売実績) 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 省エネルギー支援サービス事業   204   △4.3 グリーンエナジー事業   13,855   △8.3 電力小売事業   3,539   64.0 合計   17,599   0.7 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売高に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 九州電力送配電株式会社   6,147   35.1   6,525   37.1 東京電力パワーグリッド株式会社   3,886   22.2   4,144   23.6 関西電力送配電株式会社   3,687   21.1   2,386   13.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績等) 当連結会計年度の省エネルギー支援サービス事業においては、省エネルギー設備の維持を管理する契約で外部顧客あて売上高は前期同様の水準で推移いたしました。本事業セグメントでは、温暖化ガスの排出量削減の機運を反映し設備の改善、更新等の施工工事請負へと変化してきております。顧客の求めるエネルギー利用の効率化のほか、施工工事全体のコスト低減、工事品質の管理といった分野において、当社グループがこれまで培ったノウハウを十分に発揮し信頼を獲得できるよう万全の体制で臨んでおります。しかしながら、当連結会計年度の経営環境は、資材・エネルギー価格の高止まりのほか、労働力不足等の要素が素材や部品の調達、施工に影響を及ぼしております。 グリーンエナジー事業においては、エフオン新宮発電所において木質チップ燃料の調達に課題を抱えております。同発電所の蒸気を利用した木材乾燥サービスを通じて、地元製材事業者との協業を推進し燃料調達の新たな窓口を開拓してまいります。その他の発電所では未利用材の調達量及び品質が前期に比べ改善し収益向上に寄与いたしました。山林事業では、施業地の取得や効率化のための設備機器の拡充のほか、次世代を担う人員の確保・育成に尽力しております。当社グループの発電所の近隣を含め全国で約4,800ha(東京ドーム1,000個分程度)の施業地を確保し、事業部全体で85名が施業、搬出、植林、計画、材積・CO2吸収量推計、事務等の業務に従事しております。 電力小売事業においては、当社グループの発電所が発電するFIT・FIP電力をグリーン電力として顧客へ販売する取組を拡大させております。当連結会計年度では、2025年4月に電力販売契約を大幅に積上げ事業収益の改善に努めた結果、増収増益を達成しております。 当社グループでは、我が国の豊かな自然環境から生ずる木材素材を有効に活用するため、山林事業で植林・育林・素材生産のサイクルを維持し木材マテリアルとしての価値のほか、素材不適格木材は木質バイオマス発電により再生可能エネルギーへと変換して、温暖化ガス排出量の極めて低い電力を顧客へとお届けする持続可能な事業を確実なものへと発展させてまいります。 これらの結果、当社グループの当連結会計年度の経営成績は、(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況に記載のとおりの結果となりました。 (当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因) 当連結会計年度においては、エフオン新宮発電所の木質チップ燃料の調達難により、発電所の出力を抑制する対応を取りました。発電所稼働率は、約60%と通常時に比べ低下したことで売上高が減ずる結果となりました。そのため当社グループは安定的な高稼働を維持するため、新規サプライヤーとの契約強化、物流コストの最適化、山林事業による自給率の向上を推進します。 また当社グループでは、主力となる木質バイオマス発電の安定的な高稼働を維持する事業基盤構築のため、グループの持つノウハウや設備機器、インフラを効率的に活用し、さらなる発展へとつなげてまいります。そのため、入口となる木材資源の有効利用を山林事業が、また、出口となる環境負荷の低い電力の販売を電力小売事業が担い持続可能なサイクルを整備していくことが社会に貢献し企業価値の向上につながるものと考えております。 こうした経営戦略を実践していく過程では、気候温暖化対策に関する顧客企業の価値観の方向性や、国の政策としてのエネルギーミックス、森林環境保全や都市インフラ再構築に関する木材利用の環境価値の枠組みのほか、持続可能な社会の構築に関する意識改革等の施策が重要な要因となると考えます。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、当連結会計年度の収益増加による資金収入が相当程度回復し営業活動によるキャッシュ・フローが増加いたしました。一方で財務活動における新たな借入金は前連結会計年度と比較して大幅に減少し、期末時点の現金及び現金同等物はやや増加する結果にとどまりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が大幅に増加し資金の増加に寄与した一方、電力小売事業の拡大に伴う売上債権の増加や発電事業の燃料棚卸資産の増加による資金の支出も増加いたしました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に山林事業に係る施業地や施業設備機器の取得を継続的に行っており前連結会計年度と同様、設備投資に係る支出を実施しております。 また、財務活動によるキャッシュ・フローでは長期借入れによる収入が減少し全体としての支出は、長期借入金の返済により資金の支出が増加いたしました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、木質バイオマス発電所の安定稼働に必要な施策や山林事業の領域拡大に必要な投資支出と、グループ全体の出入のバランスを考慮し事業の継続発展に遂行上必要な資金の確保維持を推進してまいります。 ③ 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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