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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

北陸瓦斯

9537 · Standard · 電気・ガス業

北陸地方を地盤とする都市ガス供給の老舗。原料調達から販売、工事、アフターサービスまで一貫体制を持つ。

概要

北陸瓦斯株式会社は、新潟市に本社を置く都市ガス会社である。新潟県内を中心に都市ガスの供給、ガス機器販売、LPガス、電力販売などを手掛ける。2025年3月期の売上高は618億円、従業員は652名。地元密着型のエネルギー事業者として、約47万件の顧客に天然ガスを安定供給している。

都市ガスを中核とする5つの事業セグメント

北陸瓦斯グループは、都市ガス、LPガス、ガス設備の保全・設計施工、住宅設備機器の販売施工、土木・管工事の5つのセグメントで構成される。都市ガスセグメントが売上の大部分を占め、2026年3月期には606億円の売上高(全体の94%)を計上した。グループには連結子会社5社(蒲原瓦斯、北陸天然瓦斯興業、北陸ガスエンジニアリング、北陸ガスリビングサービス、北栄建設)と持分法適用関連会社2社が含まれる。各社が役割を分担し、ガス供給から保安、工事、販売までを一貫して提供する体制をとる。

収益は原料価格と気温に左右される構造

売上高は原料となるLNG価格の変動と気温による需要変化の影響を受ける。2025年3月期は原料費高騰で営業利益14億円にとどまったが、2026年3月期はLNG価格下落と料金改定により営業利益38億円と大幅に改善した。ガス販売量は416,639千㎥(前期比2.7%増)で、うち業務用需要の減少を小千谷市の事業譲受けによる増加で補った。電気とのセット販売「北陸ガス+でんき」や会員サイトによる顧客接点強化で収益基盤の安定化を図っている。

新潟県内の約47万件に供給する地域密着型

供給区域は新潟市を中心に、長岡市、柏崎市、小千谷市、見附市など県内主要都市に広がる。2009年には長岡市、柏崎市、見附市、小千谷市からガス事業を譲り受け、供給エリアを一気に拡大した。2025年4月には小千谷市ガス事業の譲受けも完了。都市ガスお客さま数は1997年に30万件、2009年に40万件を突破し、現在約47万件に達する。地域に密着した営業体制を強みとし、新潟県警察や長岡市消防本部へのPPA事業などエネルギーサービスにも進出している。

業界の中での役割は地域密着型の総合エネルギー供給事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
644億円
営業利益
38億円
営業利益率
5.9%
純利益
32億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
都市ガス606億円94.0%34億円5.6%
土木・管工事15億円2.3%1億円6.7%
LPG10億円1.6%1億円10.0%
住宅設備機器の 販売施工10億円1.6%1億円10.0%
ガス設備の保全・設計施工3億円0.5%1億円33.3%
太陽光 発電1億円0.2%1億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01都市ガス主力

北陸地方の一般家庭や商業施設向けに都市ガスを製造・供給・販売している。ガス導管工事やガス器具の販売も手掛け、顧客のガス使用開始からメンテナンスまで一貫して対応する。関連会社を通じて周辺地域にも供給網を広げている。

主な製品・サービス2
都市ガス供給
天然ガスを主原料とする都市ガスを一般家庭や商業施設に配管を通じて供給する。
ガス工事
ガス管の敷設やガス機器の設置工事、保安点検などのアフターサービスを提供する。

02LPG準主力

都市ガス供給エリア外の顧客に対して、LPG(液化石油ガス)の販売や関連機器の販売、配管工事を行う。旧簡易ガス事業も継承しており、地域のエネルギー需要に応えている。

主な製品・サービス2
LPG供給
ボンベやタンクで液化石油ガスを供給し、一般家庭や業務用施設の調理・給湯などに利用される。
LPG機器販売・工事
ガスコンロや給湯器などのLPG機器の販売と、配管工事や設置工事を提供する。

03ガス設備の保全・設計施工準主力

連結子会社がガス設備の保全、設計施工業務を担い、親会社から保安点検業務の委託を受けるなど、グループ内で技術サービスを提供している。

主な製品・サービス1
ガス設備保全サービス
ガス導管や供給設備の点検・保守・修繕を行い、安全なガス供給を支える。

04住宅設備機器の販売施工副次

子会社がガス器具や住宅設備機器の販売施工、検針業務を行っている。親会社から検針業務の委託を受けるなど、エネルギー販売に付随するサービスを提供している。

主な製品・サービス1
住宅設備機器販売・施工
ガスコンロ、給湯器、床暖房などの住宅設備機器を販売し、設置工事も手掛ける。

05土木・管工事副次

子会社がガス工事や土木工事を担当し、親会社からガス工事の一部を受注している。都市ガス供給網の拡張やメンテナンスに必要なインフラ工事を支えている。

主な製品・サービス1
ガス工事・土木工事
ガス導管の新設・更新工事や、道路掘削を伴う土木工事を行う。

06太陽光発電その他

メガソーラー等の太陽光発電事業を行い、再生可能エネルギーの普及に貢献している。

主な製品・サービス1
太陽光発電(メガソーラー)
大規模太陽光発電所を運営し、発電した電力を売電する。

製品と技術

天然ガスを主原料とする都市ガス製造

都市ガスは主に天然ガスを原料とし、東港工場で製造される。熱量は1㎥当たり45メガジュール(13Aガス)。自社で天然ガス井を持ち(北陸天然瓦斯興業が採取)、不足分はLNGとして輸入する。2005年までは大形工場のSNGプラントで代替天然ガスを製造していたが、東港工場稼働後に廃止された。2026年3月期の製品ガス生産量は167,358千㎥で、残りは購入ガス(253,923千㎥)で賄う。

LPガスと太陽光発電のエネルギー多角化

LPガス事業は子会社の北陸天然瓦斯興業と蒲原瓦斯が手掛ける。2026年3月期のLPガス売上高は21億76百万円。原料価格の下落で販売単価は下がったが、販売量増加と原価低減によりセグメント利益は65百万円と改善した。太陽光発電事業ではメガソーラーによる発電を行い、売上高69百万円、利益56百万円を計上する。これらの非都市ガス事業が全体の収益を補完する。

顧客接点を強化するガス機器と付帯サービス

住宅設備機器の販売施工は北陸ガスリビングサービスが行い、空調物件の増加で売上高20億91百万円。ガス設備の保全・設計施工は北陸ガスエンジニアリングが担い、保安点検や設計施工で13億61百万円の売上。顧客向けには「北陸ガス+でんき」のセット販売や会員サイト「ずっと近くでねっと」を展開。2025年9月にはガス機器修理保証付きの新料金プランを開始し、顧客満足度向上と中長期的な需要維持を狙う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

都市ガス大手地盤、海外展開限定的で内需依存

北陸瓦斯は北陸地方を地盤とする都市ガス専業で、地域密着型の供給網を強みに、安定した需要基盤を有する。業界全体では大口需要の低迷やエネルギー転換が課題となる中、同社は家庭用と業務用のバランスで収益を確保している。競合のグリムスやアイ・グリッド・ソリューションズが再生可能エネルギーや電力小売に軸足を移すのに対し、同社はガス事業に特化し、地域独占的なポジションを活かす。直近の売上高は614億円から644億円へ増加し、営業利益率も2.27%から5.9%へ改善しており、コスト管理と料金改定が奏功している。ただし、海外事業や新規エネルギーへの投資が限定的で、国内需要の構造的な縮小リスクを抱える。

強み

  • 北陸地方でガス導管網を独占的に保有し、安定した顧客基盤と参入障壁を形成。
  • 直近3期で売上高が614億円から644億円へ増え、営業利益率も5.9%まで上昇。
  • 国内の家庭用・業務用需要に支えられ、海外景気の影響を受けにくい事業構造。
  • ガスを軸にしつつ、水素など次世代エネルギーへの移行を視野に入れた展開。

課題

  • 人口減少や省エネ化でガス需要が長期的に減少する可能性があり、成長鈍化が懸念。
  • 再生可能エネルギーや電力他社との連携が競合に比べ限定的で、事業ポートフォリオが偏重。
  • 電力自由化や他エネルギーの台頭で料金競争が激しくなり、収益性維持に課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気・ガス業の時価総額近傍。太字が北陸瓦斯

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19517イーレックス660億円12.4倍
23150グリムス573億円11.4倍
39539京葉瓦斯446億円10.7倍
4603Aアイ・グリッド・ソリューションズ348億円
59535広島ガス292億円13.9倍
69537北陸瓦斯206億円6.3倍
77692アースインフィニティ88億円11.5倍
89514エフオン74億円6.1倍
9350Aデジタルグリッド50億円16.3倍
107162アストマックス41億円2.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

三社合併で誕生した現在の北陸瓦斯

1913年6月、資本金50万円で合同瓦斯株式会社として新潟市に設立。1917年に新潟瓦斯に改称した。1943年12月、新潟瓦斯・長岡瓦斯(1918年設立)・三条瓦斯(1928年設立)の三社が合併し、資本金205万円となる。翌1944年4月、商号を北陸瓦斯株式会社と改称した。この合併により新潟県内の都市ガス事業が一本化され、現在の事業基盤が形成された。

天然ガス自噴と戦後の事業転換

1947年6月、新潟工場で天然ガス1号井が自噴し、以来新潟地区で天然ガスの自家採取を開始した。それまでの石炭ガスから天然ガスへの転換が進み、コスト競争力が向上した。1949年7月には新潟証券取引所に上場。1955年には天然ガス採取部門を分離し、北陸天然瓦斯興業株式会社を設立。1959年には通産大臣のガス採取規制勧告によりガス井15坑を休止するなど、資源管理体制も整えた。

新潟地震からの復興と熱量変更

1964年6月の新潟地震で甚大な被害を受けたが、復旧に尽力。1969年には都市ガスお客さま数が10万件を突破した。1972年5月から1975年8月にかけて、ガスの熱量を1㎥当たり4,200キロカロリーから9,500キロカロリーに引き上げる大型熱量変更事業を実施。1982年から1983年にはさらに10,000キロカロリーへの第二次熱量変更を完了し、供給効率を高めた。

LNG導入とSNGプラントの廃止

1983年12月、日本海エル・エヌ・ジー株式会社よりインドネシア産LNGを導入。これにより原料調達の多様化を図った。1997年には都市ガスお客さま数30万件を達成。2000年3月、新潟証券取引所閉場に伴い東京証券取引所市場第二部に上場。2005年1月に東港工場が稼働し、これにより大形工場のSNGプラント(1979年設置)を廃止した。天然ガスへの完全移行が進んだ。

2009年の事業譲受けで40万件体制へ

2008年から2011年にかけて13Aガスへの熱量変更事業を実施。2009年10月には長岡市、柏崎市、見附市、小千谷市からガス事業を一括譲り受け、同月に都市ガスお客さま数40万件を突破した。この大規模な事業譲受けにより供給エリアが飛躍的に拡大し、県内最大手のガス会社としての地位を確立した。2021年には東京証券取引所スタンダード市場に移行している。

年表31件を開く

1910年代

  • 1913年6月創業資本金50万円の「合同瓦斯株式会社」として新潟市に設立。
  • 1917年10月商号を「新潟瓦斯株式会社」と改称。

1940年代

  • 1943年12月創業新潟瓦斯株式会社・長岡瓦斯株式会社(1918年12月設立)・三条瓦斯株式会社(1928年6月設立)三社合併成立。資本金205万円となる。
  • 1944年4月商号を「北陸瓦斯株式会社」と改称。
  • 1947年6月新潟工場天然ガス1号井自噴以後、新潟地区の天然ガス自家採取を開始。天然ガスベースに移行。
  • 1949年7月上場新潟証券取引所に上場。
  • 1949年9月創業「蒲原瓦斯株式会社」巻町(現新潟市西蒲区)に設立。

1950年代

  • 1955年10月創業天然ガス採取部門を独立。「北陸天然瓦斯興業株式会社」を新潟市に設立。
  • 1959年9月通産大臣のガス採取規制勧告により、ガス井15坑休止。

1960年代

  • 1961年1月蒲原瓦斯株式会社に資本参加。
  • 1962年10月亀田町(現新潟市江南区)へ供給開始。
  • 1963年7月「北陸瓦斯水道工業株式会社」より商号を「北栄建設株式会社」と改称。
  • 1964年6月新潟地震により、新潟地区甚大な被害をこうむる。
  • 1969年7月都市ガスお客さま数10万件突破。

1970年代

  • 1972年5月熱量変更事業に着手。(1㎥当たり17.58141メガジュール(4,200キロカロリー)から39.767475メガジュール(9,500キロカロリー)に転換)1975年8月完了。
  • 1972年8月豊栄市(現新潟市北区)へ供給開始。
  • 1979年12月県産天然ガス需給逼迫のため、SNGプラント(大形工場)を新設。

1980年代

  • 1980年2月創業ガス設備の保全、設計施工等を目的として、「北陸ガス保安サービス株式会社」を新潟市に設立。
  • 1980年2月創業住宅設備機器の販売施工等を目的として、「北陸ガスリビングサービス株式会社」を新潟市に設立。
  • 1980年12月都市ガスお客さま数20万件突破。
  • 1982年6月田上町へ供給開始。
  • 1982年8月第二次熱量変更事業に着手。(1㎥当たり39.767475メガジュール(9,500キロカロリー)から41.8605メガジュール(10,000キロカロリー)に転換)1983年9月完了。
  • 1983年12月日本海エル・エヌ・ジー株式会社よりインドネシア産LNGを導入。
  • 1988年5月「北陸ガス保安サービス株式会社」より商号を「北陸ガスエンジニアリング株式会社」と改称。

1990年代

  • 1997年11月都市ガスお客さま数30万件突破。

2000年代

  • 2000年3月上場新潟証券取引所閉場に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2003年4月新潟市より新潟市黒埼地区のガス事業を譲受け、同地区へ供給開始。
  • 2005年1月東港工場稼動。
  • 2005年3月東港工場の稼動に伴い、大形工場のSNGプラントを廃止。
  • 2008年1月12Aガスから13Aガスへの熱量変更事業に着手。2011年1月完了。
  • 2009年10月長岡市より長岡市越路地区、三島・与板地区、栃尾地区のガス事業を譲受け、同地区へ供給開始。長岡市より長岡市川口地区のガス事業を譲受け、同地区へ供給開始。柏崎市よりガス事業を譲受け、供給開始。都市ガスお客さま数40万件突破。見附市よりガス事業を譲受け、供給開始。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行。小千谷市よりガス事業を譲受け、供給開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ガス販売量拡大による収益基盤強化

    新潟県内約47万件の都市ガス安定供給を基盤に、2025年4月の小千谷市ガス事業譲受けや他熱源からの転換提案で需要を掘り起こす。ガスと電気のセット販売、会員サイト、修理保証付き料金プランなど付加価値サービスで顧客満足度を高め、中長期的な販売量維持拡大を図る。

  2. 02

    事業基盤の強靭化とDX推進

    導管耐震性向上や遠隔監視システム強化、部門横断的防災訓練で災害レジリエンスを強化。他社事故の知見を活かした保安レベル向上とスマート保安導入、サイバーセキュリティ対策、クラウド・生成AI・ローコード開発等のデジタル技術でDXを加速し変化に強い経営体質を構築する。

  3. 03

    カーボンニュートラルに向けた環境貢献

    2050年カーボンニュートラル実現へ、業務用カーボン・オフセット都市ガス供給やガスZEB普及、調整後排出係数ゼロの都市ガスメニュー提供を開始。長岡市との包括連携協定をモデルに官民一体で持続可能な地域づくりを主導し、環境価値創出と地域貢献を両立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で652人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は584万円で、9期前と比べて+3.4%平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月593
2018年3月603
2019年3月56539.116.1602
2020年3月56239.616.6609
2021年3月54939.816.9631
2022年3月56640.117.3629
2023年3月55840.417.7629
2024年3月56440.317.7640
2025年3月55541.018.3642218
2026年3月58441.118.1652583

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率70.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
新潟支社・供給センター — 新潟市中央区122億円
都市ガス 太陽光発電
長岡支社・供給センター — 新潟県長岡市8,783百万円
都市ガス 太陽光発電
柏崎支社・供給センター — 新潟県柏崎市3,424百万円
都市ガス
都市ガス LPG — 蒲原瓦斯㈱(新潟市西蒲区)3,359百万円
東港工場 — 新潟県北蒲原郡 聖籠町3,275百万円
都市ガス 太陽光発電
三条事務所 — 新潟県三条市3,107百万円
都市ガス
土木・管工事 — 北栄建設㈱(新潟市中央区)557百万円
LPG — 北陸天然 瓦斯興業㈱(新潟市東区)175百万円
主な関係会社
  • 国内
    北陸天然瓦斯興業㈱
    新潟市 東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北陸ガスエンジニアリング㈱
    新潟市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北陸ガスリビングサービス㈱
    新潟市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    蒲原瓦斯㈱(注)2、3
    新潟市 西蒲区 · 連結子会社
    議決権41.8%
  • 国内
    北栄建設㈱(注)2
    新潟市 中央区 · 連結子会社
    議決権62.2%
  • 国内
    2社
    - · 連結子会社
  • 国内
    敦井産業㈱(注)2
    新潟市 中央区 · その他の関係会社
    議決権16.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は644億円営業利益38億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.2%、利益が+171.4%。

売上高
+4.2%
644億円
営業利益
+171.4%
38億円
純利益
+60.0%
32億円
営業利益率
5.9%
前期比 +3.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高707億円644億円
営業利益19億円38億円
純利益18億円32億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は149億円、営業利益は15億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+2.1%、営業利益は+87.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q25613
2024年1Q14685.56
2024年2Q122−9−7.4−6
2024年3Q144−13−9.0−8
2024年4Q202−10
2025年2Q254−4−1.62
2025年4Q364184.918
2026年2Q275155.512
2026年4Q369236.220
2027年1Q1491510.114

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は489億円から644億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4892414
2014年3月5091810
2015年3月5132013
2016年3月4592214
2017年3月4221811
2018年3月4573220
2019年3月5131811
2020年3月5161812
2021年3月4832516
2022年3月5241310
2023年3月69674
2024年3月614−6−18
2025年3月61814172.320
2026年3月64438425.932

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高644億円のうち、営業利益として残るのは38億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は32億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.0%393億円
  • その他の費用販管費とその他の損益33.1%213億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.5pt
6.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが90億円、投資CFが−100億円で、差し引きのフリーCFは−10億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は52億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月77−54−172336
2014年3月76−64−161232
2015年3月67−37−143048
2016年3月76−69−13742
2017年3月65−37−132857
2018年3月69−59−111056
2019年3月76−11412−3830
2020年3月87−61−172639
2021年3月78−87−1−930
2022年3月80−50−113048
2023年3月55−41−111452
2024年3月47−513−452
2025年3月78−49−142966
2026年3月90−100−4−1052

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は715億円。このうち返さなくてよい自己資本が569億円で、自己資本比率は74.9%(業種中央値39.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月58442615868.8
2014年3月58743415369.5
2015年3月57744013771.7
2016年3月57744413372.3
2017年3月57745312473.7
2018年3月57947310676.5
2019年3月60847813073.6
2020年3月60248311975.0
2021年3月61950311676.1
2022年3月63650712974.7
2023年3月63651112575.3
2024年3月63049713373.7
2025年3月65252213074.9
2026年3月71556914674.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
82億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
468億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
146億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率29社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り29社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.2%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.9%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.2%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,300で、1年前と比べて+17.3%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥4,300+0.0%1ヶ月-3.7%1年+17.3%時価総額206億円
過去52週の値幅
安値¥3,535高値¥5,710

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.3倍
PER (会社予想)11.0倍
PBR0.37倍
配当利回り1.86%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で-1.87%と小幅下落し、8月21日には4,465円で前日比0%と膠着。25日移動平均線(4,471円)を約0.1%下回り、ほぼ横ばい。52週高値(5,710円)からは約21.8%下落し、52週安値(3,535円)からは約26.3%上昇。出来高は極端に少なく、8月13日には300株、8月21日は600株と薄商いが続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PERは6.54倍と業界平均の10.47倍を大きく下回り、予想PERも11.4倍と割安です。PBRは0.38倍と解散価値以下で、業界平均の1.07倍を大きく下回っており強力な割安シグナルです。ROEは6.2%と低いものの、直近の決算で営業利益が大幅に改善しており、収益回復の兆しが見られます。配当利回りは1.79%と業界平均の2.38%を下回りますが、配当性向は12.8%と低く、増配余地があります。割安だが、ROEの低さが懸念材料です。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.3倍10.3倍
PER (予想)11.0倍
PBR0.37倍1.08倍
ROE6.2%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

エネルギー価格の変動と、ガス需要の長期的な減少が主要な論点。強気派は、電力販売などの新規事業や、料金改定による収益改善を評価する。一方、弱気派は、人口減少や脱炭素化の流れでガス需要が縮小し、中長期的な成長が見込みにくいと懸念する。2026年3月期の増収増益予想や、PBRの低さも投資判断の分かれるポイント。

プラスに働く材料7
  • 増収増益予想

    2026年3月期は売上高644億円、営業利益32億円と増益見込み

  • 電力販売の拡大

    電力小売りに参入し、エネルギー需要の取り込みを図る

  • 安定配当

    株主還元として配当利回り1.79%を維持

  • 営業利益38億円と2.7倍増通年影響

    2025年3月期の営業利益14億円から2026年3月期38億円へ。増益基調が続けば評価上昇

  • 売上高644億円と増収2027年3月期影響

    2026年3月期売上高644億円、前期618億円から26億円増。増収基調が続く

  • PBR0.38倍の割安修正中長期影響

    PBR0.38倍と純資産比で割安。ROE6.2%の改善でPBR1倍への収斂余地

  • 配当利回り1.79%と増配余地次回株主総会影響

    配当利回り1.79%。純利益32億円と増益基調で増配があれば魅力

マイナスに働く材料7
  • ガス需要の減少

    人口減少や省エネで都市ガス需要の長期的な縮小が見込まれる

  • エネルギー価格変動

    原料価格の高騰が収益を圧迫するリスクがある

  • 成長の限界

    地元密着型で、事業エリア拡大の余地が限定的

  • 予想PER11.4倍と減益予想決算発表後影響

    実績PER6.54倍に対し予想PER11.4倍。市場は来期減益を織り込む

  • 資源高で赤字再発リスク資源価格次第影響

    2024年3月期は純利益18億円の赤字。資源高が再燃すれば黒字32億円も毀損

  • 営業利益率5.9%の低位通年影響

    売上高644億円に対し営業利益38億円、営業利益率5.9%。原燃料費上昇で悪化しうる

  • 外国人保有0.74%の低さ継続影響

    外国人保有比率0.74%と低く、海外マネーの流入恩恵を受けにくい

次の決算で確かめる点
ガス販売量
需要動向を把握し、収益基盤を評価するため
電力販売量
新規事業の成長性を確認するため
顧客数
供給エリア内での顧客維持・拡大状況を測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.86%。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
1.86%
いまの株価に対して
配当性向
12.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月8045.9
2018年3月800.022.6
2019年3月800.044.4
2020年3月800.040.2
2021年3月800.028.8
2022年3月800.050.2
2023年3月800.0310.9
2024年3月800.0
2025年3月800.021.5
2026年3月800.012.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,670人。区分でいちばん多いのは事業法人47.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.8%を占め、残る43.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人49.351.156.557.057.747.5
個人・その他33.031.931.932.632.242.2
金融機関11.310.510.79.69.59.3
自己株式0.10.10.12.22.22.2
外国法人6.36.30.70.60.20.7
証券会社0.10.20.10.20.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01敦井産業株式会社11.04
02公益財団法人北陸瓦斯奨学会9.40
03公益財団法人敦井奨学会6.96
04UHPartners2投資事業有限責任組合5.81
05新潟ヒューム管株式会社5.44
06光通信KK投資事業有限責任組合5.19
07公益財団法人敦井コレクション3.13
08三条信用金庫2.46
09敦井株式会社2.17
10株式会社第四北越銀行1.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-05-20
    公益財団法人北陸瓦斯奨学会
    新規の大量保有報告
    12.27%
    +3.65pt
  • 2026-05-18
    敦井産業株式会社
    新規の大量保有報告
    12.65%
    +1.59pt
  • 2026-05-12
    敦井産業株式会社
    新規の大量保有報告
    11.06%
    +0.49pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2175%、1株純資産は14期で+1269%。直近期のROEは6.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月308383.68.039.7
2014年3月208522.413.265.5
2015年3月278643.110.638.7
2016年3月2938,6943.49.435.5
2017年3月2368,8632.711.745.9
2018年3月4269,2404.77.822.6
2019年3月2409,3352.612.744.4
2020年3月2439,4212.612.940.2
2021年3月3369,8263.59.428.8
2022年3月1999,9102.014.650.2
2023年3月8810,1230.933.2310.9
2024年3月−37810,000−3.7
2025年3月42010,4914.18.221.5
2026年3月68211,4806.26.512.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額208百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
敦井榮一取締役会長(代表取締役)83561
敦井一友取締役社長(代表取締役)54840
古俣祐輔常務取締役(代表取締役)605
清水崇之常務取締役6012
唐橋英輔取締役 供給部長547
阿達宏通取締役70
小林宏一取締役8330
鶴巻克恕取締役82
殖栗道郎取締役63
小出清常勤監査役603
西潟精一監査役72
島垣恭洋監査役69
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
新野俊也常勤監査役564

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7125351217225
監査役11721919
社外取締役517173

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,173字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社、当社の子会社及び関連会社)は、北陸瓦斯㈱(当社)、子会社9社、関連会社5社で構成され、ガスの製造、供給及び販売、ガス事業に付随する受注工事及び器具販売、その他の事業を行っております。このうち、5社を連結子会社としております。 事業の内容と当社グループ各社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、次部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (都市ガス) 北陸瓦斯㈱は、都市ガスの製造、供給、販売及びガス引用に関する受注工事、ガス器具の販売を行っております。 蒲原瓦斯㈱(連結子会社)は、都市ガスの供給、販売及びガス引用に関する受注工事、ガス器具の販売を行っております。 妙高グリーンエナジー㈱(持分法適用関連会社)は、都市ガスの供給、販売、ガス引用に関する受注工事及び妙高市より上下水道事業の包括委託を受託し、事業を行っております。 なお、北陸瓦斯㈱は原料の一部を北陸天然瓦斯興業㈱(連結子会社)から仕入れております。 また、北陸瓦斯㈱は北陸ガスリビングサービス㈱(連結子会社)に対し、㈱ガスサービス(非連結子会社)は蒲原瓦斯㈱に対し、ガス器具の一部を卸販売しております。 (LPG) 北陸天然瓦斯興業㈱及び蒲原瓦斯㈱は、LPG及びLPG機器の販売、LPG配管工事並びに旧簡易ガス事業を行っております。 また、北陸天然瓦斯興業㈱は蒲原瓦斯㈱に対し、LPGの卸販売を行っております。 (ガス設備の保全・設計施工) 北陸ガスエンジニアリング㈱(連結子会社)はガス設備の保全、設計施工業務等を行っており、北陸瓦斯㈱は保安点検等の業務を委託しております。 (住宅設備機器の販売施工) 北陸ガスリビングサービス㈱は住宅設備機器の販売施工、検針業務等を行っており、北陸瓦斯㈱は検針等の業務を委託しております。 (土木・管工事) 北栄建設㈱(連結子会社)はガス工事、土木工事等を行っており、北陸瓦斯㈱はガス工事の一部を発注しております。 (太陽光発電) 北陸瓦斯㈱はメガソーラー等による発電事業を行っております。 上記のほか、北陸不動産㈱(持分法適用関連会社)はビルの賃貸、管理を行っており、北陸瓦斯㈱は、事務所の一部を賃借しております。 また、北陸リース㈱(非連結子会社)は北陸瓦斯㈱、連結子会社各社並びに関連会社各社に、事務機器、車両等のリースを行っております。 北陸瓦斯㈱は、北陸土地開発㈱(非連結子会社)から不動産売買の仲介を受けております。 なお、北陸瓦斯㈱は、その他の関係会社である敦井産業㈱より、工事資材の一部を仕入れているほか、ガス工事の一部を同社に発注しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,704字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループ(当社、当社の子会社及び関連会社)は、ガス事業を通じて地域社会の発展に貢献するとともに、業績の向上を図り、お客さまや株主の皆さまから常に信頼・評価され、選択していただける企業であることを基本方針としております。また、経営にあたりましては、「安定供給、安全の確保、天然ガスの普及拡大」を使命とし、グループ会社や協力会社も含めたオール北陸ガスで地域密着の体制を築き、サービスの向上やエネルギー利用の創出につなげてまいります。 さらに、企業活動のあらゆる場面において、企業倫理の向上、法令遵守の徹底を図り、社会的責任を確実に果たしてまいります。 (2)経営環境及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、エネルギー事業者間の競争激化に加え、人口減少や少子高齢化、さらには気候変動や災害の激甚化など、依然として厳しい状況にあります。 このような状況のなか、当社グループは新潟県内約47万件のお客さまへの都市ガスの安定供給を引き続き事業の根幹としつつ、以下の3つの取り組みを重点的に進めてまいります。 1つ目は、ガス販売量の拡大を軸とした安定的な収益構造の構築であります。2025年4月に小千谷市ガス事業の譲受けにより供給区域を拡大するとともに、他熱源をご利用のお客さまに対する都市ガス転換の提案を強化するなど、ガス需要の着実な掘り起しに注力してまいりました。 あわせて、顧客基盤を維持・強化するため、ガスと電気のセット販売「北陸ガス+でんき」や会員サイト「ずっと近くでねっと」による顧客接点強化、さらには2025年9月に開始したガス機器の修理保証を付帯した新料金プランといった付加価値サービスの提供を通じ、顧客満足度の向上に取り組んでおります。これらサービスの一層の加入促進により、中長期的なガス販売量の維持拡大を図ってまいります。 さらに、新潟県警察及び長岡市消防本部の庁舎におけるPPA事業をはじめとしたエネルギーサービス関連事業への取り組みも強化してまいりました。 今後も引き続きガス需要の維持拡大に努めるとともに、当社の持続的成長に資する新規事業やサービスの創出を推進し、収益性のさらなる向上を目指してまいります。 2つ目は、事業基盤の強靭化であります。過去の災害対応の経験を活かし、導管の耐震性向上や遠隔監視システムの機能強化に継続して取り組むとともに、部門横断的な災害対応訓練を実施することで、災害時におけるレジリエンス強化を図ってまいります。あわせて、他社の事故事例から得られた知見に基づき保安レベルを向上させるとともに、業務効率化を目的としたスマート保安についても積極的に導入してまいります。 加えて、深刻化するサイバー攻撃に対し、情報セキュリティ対策を強化するとともに、クラウドや生成AI、ローコード開発等のデジタル技術活用によりDXを加速させ、変化に強い経営体質を構築します。 3つ目は、2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みであります。脱炭素社会の実現に向け、業務用のお客さまに対するカーボン・オフセット都市ガスの供給やガスZEBの普及推進に加え、SHK制度(温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度)における調整後排出係数がゼロとなる都市ガスメニューの提供を開始いたしました。 また、2026年3月に脱炭素社会の実現と安全・安心な地域づくりの推進を目的に長岡市と締結した包括連携協定をモデルケースとし、官民一体となった持続可能な地域づくりを主導することで、環境価値の創出と地域社会への貢献を両立させてまいります。 当社グループはこれらの取り組みを着実に実行し、引き続きお客さまニーズや環境変化に応じた付加価値の高いサービスを提供することで、地域のお客さまに信頼され、選択され続ける企業グループを目指してまいります。
事業等のリスク5,138字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)法令・制度の変更等による競合激化 ①小売全面自由化及び今後の法令・エネルギー政策等の変更 小売全面自由化による新規参入者の出現及びエネルギー政策やガス事業法等の各種法令、ガス事業制度の変更等による更なるエネルギー間競争の激化によりお客さま件数及びガス販売量が減少する可能性があります。このため当社は、情報収集に努めつつ制度変更に適切に対応し、競合他社の動向も注視しながら、お客さまのニーズに沿った新規事業・新規サービス等を検討・実施することで、新たな収益源を確保するとともに、お客さま一世帯あたりの売上金額増加に取り組んでまいります。 ②脱炭素社会の進展 「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に向けて、新たな環境規制を含めた脱炭素社会の実現に向けた議論や具体的な手法の検討が加速しており、有望な脱炭素手段とされる脱炭素化された電力による電化が進むことなどにより、お客さま件数及びガス販売量が減少する可能性があります。これに対し当社は、e-methane(イーメタン)等の供給による官民一体となった取り組みをはじめ、脱炭素社会に向けた都市ガスの役割をPRし、他燃料の天然ガス転換や分散型エネルギーシステムの推進など、2050年の脱炭素化に向けた移行期における低炭素化に取り組んでまいります。また、卸元と連携してカーボン・オフセット都市ガスの販売に取り組むとともに、電化による脱炭素化が進展した場合への対応等について検討し、自治体等地域の脱炭素に向けた取り組みに都市ガスの役割を反映してもらえるようアプローチしてまいります。 ③他エネルギーとの競合 電化の進行等他エネルギーとの競合によりお客さま件数及びガス販売量が減少する可能性があります。これに対し当社は、関連企業・取引先との協力体制強化や情報収集の徹底により、新築向けの都市ガス採用提案を強化するとともに既存需要家の離脱防止に努めております。 (2)気候及び社会状況の変化 ①気候変動・不況によるガス販売量への影響 ガス販売量は気温、水温の変動に影響を受けるため、冷夏や暖冬等の異常気象が発生した場合、大きく減少する可能性があります。また、不況によるお客さま設備の稼働減等によりガス販売量が減少する可能性があります。このため当社は、お客さま接点の量的質的拡充により都市ガスのメリットをPRするとともに、年間を通して需要変動の少ない機器の販売拡大をはじめあらゆる分野において営業活動を展開し、多様な用途での新規需要獲得に取り組んでまいります。 ②人口・世帯数の減少、省エネの進展 当社供給エリア内の人口・世帯数の減少や生活形態の変化、節ガスや省エネの進展等によりお客さま件数及びガス販売量が減少する可能性があります。このため当社は、ガス温水暖房システムやガス衣類乾燥機等の販売を強化し、新築住宅における都市ガスの採用率向上及び一世帯あたりのガス使用量増加に取り組んでおります。また、地方自治体と協働し、地方創生施策への参加等を通じて地域の活性化に取り組むなど、SDGs(持続可能な開発目標)と整合した取り組みを進めてまいります。 ③事業遂行の担い手不足 当社、グループ会社および協力企業において、人材獲得競争の激化により必要な人材を計画数確保できないことや、専門的な知識やスキルを有する社員の予期せぬ流出により、事業運営に支障をきたし業績に影響を与える可能性があります。このため当社は、新卒採用に加え、キャリア採用など多様な採用手段で人材の必要数の確保を図るとともに、柔軟な働き方が可能となるような制度改正等を検討・実施するなど、従業員のエンゲージメント向上に取り組んでおります。 ④設備投資、出資の未回収、資産価値の低下 大規模な設備投資を実施する場合、費用負担が増加し経営成績に一時的な影響を与える可能性があります。また、経済情勢や事業環境等の変化により、保有資産の価値下落により経営成績等に影響を与える可能性があります。これに対し当社は、収支計画を踏まえた取締役会での総合的な経営判断を経て設備投資を実施しており、実施後も収支や投資回収の状況を定期的に確認すること、また、保有資産については時価や収益性の定期的な確認と検証を行うことにより、評価損や減損損失等のリスク発生の抑制に努めております。 ⑤物価上昇による影響 諸物価や人件費等の急激な上昇により、修繕費や委託作業費等の費用が増加し経営成績に影響を与える可能性があります。また、事業運営上必要となる設備の取得価格が増加し、償却費負担が大きくなることで経営成績に影響を与えるほか、設備取得資金の調達により財政状態に影響を与える可能性があります。これに対し当社は、業務効率化による費用削減を進めるとともに、料金施策により収益力の向上を図ることで適正な利益の確保に取り組んでおります。また、設備の取得目的や能力・仕様等の精査による取得価額の妥当性の確認を徹底しております。 (3)自然災害・事故等 ①製造・供給設備への損害 大規模な自然災害や事故等が発生し、製造・供給設備に大きな被害が発生した場合、ガスの供給に影響を与え、その復旧費用や供給支障の対応に伴う損害が発生する可能性があります。これに対し当社は、地震に強いポリエチレン管の普及等による耐震化率の向上を図るとともに、供給バックアップ体制を構築しております。また、災害発生時に迅速な対応ができるよう平常時から定期的な災害対応訓練を実施するとともに、他事業者の事故事例を研究し、当社の施策に反映させております。 ②事業所等への損害 大規模な自然災害が発生した場合、事業所等の建屋及び構築物に大きな被害が発生し、復旧費用に伴う損害が発 生する可能性があります。これに対し当社は、自然災害が発生した場合に、各所と連携し迅速に被害状況を把握す るとともに、建屋や構築物に損壊等のリスクがないか平常時から定期的に確認を実施しております。 ③ガス工作物の不具合 ガス工作物の不具合による事故等が発生した場合、お客さまが死亡・負傷する、お客さまの財産を毀損する、ま たは事業活動ができなくなることにより営業補償を求められる可能性があります。これに対し当社は、ガス工作物 の新設・改修等に際して、関係法令や社内基準等の遵守を徹底し、安全と品質の確保に努めるとともに、設備状況 に応じた予防保全措置を迅速に実施しております。また、他事業者の事故事例を研究し、当社の施策に反映させ ております。 ④消費機器等の重大なトラブル ガス機器リコールやガス機器に起因する事故が発生した場合、ガス機器や都市ガスに対する信用低下等有形無形の損害が発生する可能性があります。このため当社は、消費機器調査の確実な実施により、お客さま保有ガス機器の情報を把握し、リコールや事故への対応を迅速に行っております。 ⑤自然災害による販売面への影響 自然災害によるお客さま設備の稼働減によりガス販売量が減少する可能性があります。これに対し当社は、あらゆる分野において営業活動を展開し、多様な用途での新規需要獲得に取り組んでおります。 ⑥感染症の流行による影響 感染症の流行により多くの従業員が出社不能となった場合、事業運営に支障をきたし、業績に影響を与える可能性があります。これに対し当社は、感染症予防の啓発や分散勤務、予防備品の備蓄等予防対策の実施及び「新型インフルエンザ等対策マニュアル」の更新・周知を行っております。 ⑦不測の大規模停電 当社供給エリア内で大規模かつ長時間の停電が発生した場合、工場・供給所の運転に支障が生じ、ガス供給に影響を与える可能性があるほか、各事業所の業務の停滞によりお客さまからの信用低下等有形無形の損害が発生する可能性があります。これに対し当社は、停電時でも長時間稼働できる非常用自家発電設備の整備や停電時に工場・供給所の運転を継続する手順の確認を行っております。 (4)原料価格の変動等 ①為替レート、原油価格の変動 原料価格は為替レート及び原油価格の変動等外的要因により影響を受け変動します。この変動は原料費調整によりガス料金に反映させることができますが、タイムラグにより決算期をまたいで影響が発生する可能性があります。これに対し当社は、為替レートや原油価格の変動の影響を受けない原料調達先からの調達を維持しつつ、日頃から為替レート、原油価格の動向を注視し、LNG価格の実績把握及び想定を行い原料費への影響を把握するとともに、必要に応じて調達量及びガス料金の見直しを検討してまいります。 ②原料調達に関するトラブル 自然災害や地政学リスク等により原料調達先における設備及びLNG・LPG輸入に不測の事態が生じた場合、当社の原料調達及びガス供給に影響を及ぼす可能性があります。これに対し当社は、原料調達先及び工場・供給所の複数化を図り、供給バックアップ体制を構築しております。 (5)金利変動等 ①資金調達における金利変動 資金調達の手段として金融機関からの借入れを行っており、借入れ時点での金利水準により経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これに対し当社は、金利変動による影響が限定的となるよう、固定金利での借入れを原則とするとともに、グループファイナンスを活用しグループ会社間で資金融通を行うことにより、資金調達先の拡充および低利での資金調達を行っております。 ②退職給付制度における国債利回り、株式時価の変動 確定給付企業年金資産で保有する有価証券等の時価の下落により、退職給付費用が増加する等、業績に影響を与える可能性があります。これに対し当社は、一定期間ごとの資産状況確認、資産種類の分散、リスク対応掛金拠出による予防措置を実施しております。 (6)情報管理・システム運用 ①基幹となる情報システムへの重大な障害 基幹となる情報システムに重大な障害が発生した場合、業務が停滞し社会的信用の低下及び当社グループのブランドイメージの毀損等有形無形の損害が発生する可能性があります。これに対し当社は、不測の事態でも業務への影響を最小限に止めるよう、システムの監視、障害対策、各種情報セキュリティ対策及び定期的な訓練の実施等、システムの安定稼働に必要な対策を実施しております。 ②お客さま情報の外部流出 お客さま情報の外部への流出が発生した場合、対応に要する直接的な費用に加え、社会的責任の発生等有形無形の損害が発生する可能性があります。これに対し当社は、「お客様情報保護規程」を定めて社員に個人情報漏洩事故防止のための周知を行うほか、定期的な教育を実施し、社員・業務委託先・協力会社への注意喚起を実施しております。 ③サイバー攻撃 サイバー攻撃を受けた場合、都市ガスの製造・供給調整に関するシステム制御が不可能となり、製造停止及び大規模な供給支障が発生する可能性があるほか、個人情報の流出、業務に関する基幹システムの停止や動作不良によりお客さま対応が停滞し、社会的信用の低下及び当社グループのブランドイメージの毀損等有形無形の損害が発生する可能性があります。これに対し当社は、最新情報の収集に努めるとともに各種情報セキュリティ対策及び対策要領に基づいた教育の実施、部門横断的なインシデント対応訓練を実施しております。また、経済安全保障推進法に則り、特定重要設備(制御系システム)の導入等を行う場合には、導入計画書の提出を行っております。 (7)コンプライアンス 法令・定款等に反する行為や企業倫理に反した行為が発覚した場合には、対応に要する費用に加え、社会的信用の低下等有形無形の損害が発生する可能性があります。これに対し当社は、社員に対する適時適切なコンプライアンス教育の実施、グループウェアを利用したタイムリーな情報提供及び啓発、内部監査による法令遵守状況の確認等によりコンプライアンス意識向上に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)5,845字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果などにより緩やかな回復基調で推移しました。一方で、継続的な物価上昇や米国の通商政策の動向など、依然として先行きが不透明な状況が継続しました。 エネルギー業界におきましては、業種や地域の垣根を越えた事業者間の競争激化に加え、中東情勢の緊迫化をはじめとした地政学リスクの高まりによりエネルギー供給の安定性確保が再認識される一方、脱炭素化及びAI利用拡大に伴う電力需要の増加など構造的な変化も進展しており、大きな転換期を迎えております。 こうした情勢下にありまして、当社グループは総力をあげて都市ガスの普及拡大、保安の確保及び将来に向けた事業基盤の強化に取り組んでまいりました。 a.経営成績 当連結会計年度の売上高は、業務用のお客さま設備の稼働の減少があったほか、冬場の気温が高く推移し給湯・暖房用需要の減少があったものの、当社におきまして小千谷市ガス事業譲受けに伴いガス販売量が増加したこと、2024年10月分よりガス料金の改定を行ったことなどから、644億36百万円(前期比4.3%増)となりました。 営業費用につきましては、前年に比べLNG価格が低く推移し原料費の減少があったものの、小千谷市のガス事業譲受けに伴う減価償却費等の増加があったことなどから、606億37百万円(前期比0.5%増)となりました。 その結果、営業利益は37億98百万円(前期比169.4%増)、営業外収益及び営業外費用を加えた経常利益は41億76百万円(前期比148.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億80百万円(前期比62.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 なお、売上高及びセグメント利益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでおります。 <都市ガス> ガス販売量につきましては、業務用のお客さまの設備稼働が減少したことに加えて、冬場の気温が高く推移し給湯・暖房用需要の減少があったものの、小千谷市のガス事業譲受けに伴うガス販売量の増加があったことから、416,639千㎥(前期比2.7%増)となりました。 都市ガス事業(付随する受注工事及び器具販売を含む)の売上高は、ガス料金の改定に加えガス販売量が増加したことにより606億45百万円(前期比5.4%増)となり、セグメント利益は34億28百万円(前期比242.8%増)となりました。 (注)ガス販売量は1㎥当たり45メガジュール換算で表示しております。 <LPG> LPG事業の売上高は、LPG販売量の増加があったものの、原料費調整等に伴う販売単価の引き下げにより21億76百万円(前期比5.7%減)となりました。一方、セグメント利益は原料価格が低く推移し原料費が減少したことなどから65百万円(前期比43.4%増)となりました。 <ガス設備の保全・設計施工> ガス設備の保全・設計施工事業の売上高は設備点検等の増加により13億61百万円(前期比7.9%増)、セグメント利益は営業費用の増加に伴い75百万円(前期比4.3%減)となりました。 <住宅設備機器の販売施工> 住宅設備機器の販売施工事業の売上高は空調物件等の増加により20億91百万円(前期比1.3%増)、セグメント利益は営業費用の増加に伴い1億24百万円(前期比17.2%減)となりました。 <土木・管工事> 土木・管工事事業の売上高は管工事の減少により23億33百万円(前期比12.6%減)、セグメント利益は80百万円(前期比2.5%減)となりました。 <太陽光発電> 太陽光発電事業の売上高は69百万円(前期比11.3%増)、セグメント利益は56百万円(前期比23.5%増)となりました。 (注)ガス量は本報告では、特に記載のある場合を除き、全て1㎥当たり45メガジュール換算で表示しております。 b.財政状態 当連結会計年度末の資産につきましては、小千谷市のガス事業譲受けを主因とする有形固定資産及び無形固定資産の増加などから前連結会計年度末に比べ63億16百万円増加の715億7百万円となりました。 負債につきましては、繰延税金負債及び未払法人税等の増加などにより前連結会計年度末に比べ15億44百万円増加の145億83百万円となり、純資産につきましては、当期の利益計上による利益剰余金の増加などから前連結会計年度末に比べ47億72百万円増加の569億23百万円となりました。 これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.0ポイント減少し74.9%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ13億96百万円減少し、52億49百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 営業活動におきましては、減価償却費が59億8百万円計上されたこと及び税金等調整前当期純利益41億50百万円が計上されたことなどにより90億7百万円(前期比16.1%増)の増加となりました。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 投資活動におきましては、小千谷市のガス事業譲受けによる支出が34億80百万円あったこと及び有形固定資産の取得による支出が59億62百万円あったことなどにより100億2百万円(前期比102.6%増)の減少となりました。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 財務活動におきましては、配当金の支払額が3億75百万円あったことなどにより4億1百万円(前期比71.3%減)の減少となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは、主たる事業として都市ガスを中心とした生産及び販売活動を行っておりますので、都市ガス供給事業に限定して記載しております。 a.生産実績 項目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 製品ガス   167,358千㎥   99.4 (注)1.1㎥当たり45メガジュールで表示しております。 2.上記表に含まれていない当連結会計年度の「製品ガス仕入」は253,923千㎥(前期比106.0%)であります。 b.受注実績 当社グループは事業の性質上受注生産は行っておりません。 c.販売実績 当社グループの主製品である都市ガスは製造工場から導管により直接お客さまに販売しております。 イ ガス販売実績 項目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 数量(千㎥)   前期比(%)   金額(千円)   前期比(%) ガス販売量   416,639   102.7   54,476,651   103.7 (注) 1㎥当たり45メガジュールで表示しております。 ロ ガス普及状況 当社グループにおける都市ガスお客さま数は、連結財務諸表提出会社がその大半を占めておりますので、以下は連結財務諸表提出会社のガス普及状況について記載しております。 地区別   供給区域内世帯数(世帯)   都市ガスお客さま数(件)   普及率(%) 新潟地区   270,661   260,395   96.2 長岡地区   160,133   145,803   91.1 柏崎地区   33,538   30,554   91.1 計   464,332   436,752   94.1 前期末計   450,846   424,126   94.1 (注)1.供給区域内世帯数は各地区内の市町村の統計資料から推計した一般世帯数であります。 2.都市ガスお客さま数はガスメーター取付数であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度につきましては、業務用のお客さまの設備稼働の減少があったことに加えて、前連結会計年度に比べ冬場の気温が高く推移し給湯・暖房用需要の減少があったものの、小千谷市のガス事業を譲り受けたことに伴う販売量の増加があったことから都市ガス販売量は前連結会計年度に比べ2.7%増加の416,639千㎥となりました。売上高につきましては、ガス販売量の増加に加え、当社におきまして2024年10月分よりガス料金の改定を行ったことなどから前連結会計年度に比べ4.3%増加し644億36百万円となりました。 売上原価につきましては、ガス販売量が増加したものの、前連結会計年度に比べLNG価格が低く推移し原料費が減少したことから、前連結会計年度に比べ0.9%減少し393億55百万円となりました。供給販売費及び一般管理費につきましては、小千谷市ガス事業譲受けに伴い減価償却費等の増加があったことから前連結会計年度に比べ3.0%増加の212億82百万円となり、営業費用全体としては前連結会計年度に比べ0.5%増加の606億37百万円となりました。 この結果、売上高の増加に伴い売上総利益は前連結会計年度に比べ13.7%増加し250億80百万円となり、営業利益は前連結会計年度に比べ169.4%増加の37億98百万円となりました。 営業外収益は前連結会計年度に比べ39.1%増加の3億79百万円、営業外費用は前連結会計年度に比べ4.4%増加の1百万円となり、その結果、経常利益は前連結会計年度に比べ148.4%増加の41億76百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度において固定資産の売却に伴う特別利益の計上があったことなどから、前連結会計年度に比べ62.9%増加の31億80百万円となりました。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 主たる事業である都市ガス事業(付随する受注工事及び器具販売を含む)につきましては、お客さま設備の稼働の減少による業務用需要の減少があったことに加え、天候による気温水温の変動が影響する需要として、前連結会計年度に比べ冬場の気温が高く推移し給湯・暖房用需要が減少した一方、小千谷市のガス事業譲受けに伴うガス販売量の増加があったことから、都市ガス販売量は前連結会計年度を上回りました。また、売上高につきましてはガス販売量の増加があったほか、当社において実施しましたガス料金の改定などにより前連結会計年度に比べ5.4%増加の606億45百万円となり、セグメント利益は前連結会計年度に比べ242.8%増加の34億28百万円となりました。 都市ガス以外のその他の事業につきましては、LPG事業の売上高は、LPGの販売量は増加したものの、原料費調整等に伴う販売単価の引き下げに伴い前連結会計年度に比べ5.7%減少の21億76百万円、ガス設備の保全・設計施工事業の売上高は設備点検等の増加により前連結会計年度に比べ7.9%増加の13億61百万円、住宅設備機器の販売施工事業の売上高は空調物件等の増加により前連結会計年度に比べ1.3%増加の20億91百万円となりました。また、土木・管工事事業の売上高は管工事の減少により前連結会計年度に比べ12.6%減少の23億33百万円、太陽光発電事業の売上高につきましては前連結会計年度に比べ11.3%増加の69百万円となりました。この結果、都市ガス以外の事業を合計した売上高は前連結会計年度に比べ4.0%減少の80億32百万円となり、利益につきましては0.2%減少の4億2百万円となりました。 なお、上記の金額は部門間の内部取引を含んだものであります。 ②資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金及び設備資金を内部資金または借入れにより資金調達することとしております。このうち、借入れによる資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、ガス導管の更新等の設備資金については固定金利の長期借入金で調達しております。 当連結会計年度末における有利子負債の残高は、前連結会計年度末に比べ40百万円減少の69百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は52億49百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。しかしながら、これらの見積り、予測は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 当連結会計年度の経営成績等につきましては上記のとおりでありますが、「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」にも記載してあるとおり、当社グループは今後もお客さまから信頼され、選択され続ける企業グループであるために、地域社会に根ざしたエネルギー事業者としてその役割を果たしてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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