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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

シルバーライフ

SILVER LIFE CO., LTD.9262 · Standard · 小売業

高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部を運営。「まごころ弁当」等のブランドで全国展開する。

概要

シルバーライフは、高齢者向け配食サービスを主力とする企業である。2007年の設立以来、「まごころ弁当」「配食のふれ愛」「宅食ライフ」の3ブランドでフランチャイズチェーンを展開し、自社工場で製造した調理済み食材をFC加盟店や高齢者施設に販売する。2025年7月期の売上高は149億円、経常利益10億円、従業員336名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

3つの配食ブランドと931店のフランチャイズ網

シルバーライフの主力事業は、高齢者宅へ弁当を配達するフランチャイズチェーンの運営である。2025年7月末時点で、「まごころ弁当」497店、「配食のふれ愛」286店、「宅食ライフ」148店の計931店舗が加盟する。FC加盟店は当社から調理済みの食材を仕入れ、自店舗で炊飯・盛り付けを行い、注文者に届ける。当社は食材代金とロイヤリティを得る仕組みであり、通常プラン・ゼロプラン・特例プランの3種類の契約方式を用意している。

高齢者施設と冷凍弁当直販が成長を牽引

FC加盟店向け以外に、高齢者施設等向け食材販売と、EC主体の冷凍弁当直接販売(BtoC)の2つの販路を持つ。2025年7月期の売上構成は、FC加盟店が9,361百万円(構成比62.7%)、高齢者施設等が1,888百万円(同12.7%)、直販・その他が3,668百万円(同24.6%)である。高齢者施設等向けは前年比22.1%増、直販は同16.7%増と、FC加盟店(同5.6%増)を上回る伸びを示している。

自社工場と品質認証で内製化を推進

食材の製造は、群馬県邑楽町の自社工場(群馬工場)と栃木県足利市の栃木工場(2021年稼働)で行う。群馬工場は2016年にISO9001、2020年にFSSC22000を取得。栃木工場も2024年にFSSC22000を取得した。2024年4月には外部委託食材の内製化比率を引き上げ、製造費増加と外部仕入れ減少により売上総利益が改善した。また埼玉県加須市に加須センターを設け、冷凍商材の保管・ピッキング業務も手掛ける。

創業以来の増収基盤と中長期目標

財務数値を見ると、2013年7月期の売上高20億円から2025年7月期の149億円へと12期連続で増収を続けている。当期純利益は2013年7月期の1億円から2025年7月期の7億円へ拡大した。2028年7月期には売上高180億円、営業利益12億円を目標に掲げ、配当性向30%を目途とした株主還元方針を打ち出している。2023年10月にはプライム市場からスタンダード市場へ移行した。

業界の中での役割は高齢者向け配食サービス事業のフランチャイザーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
149億円
営業利益
9億円
営業利益率
6.0%
純利益
7億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01高齢者向け配食主力

配食サービス事業のFC本部として、FC加盟店に調理済み食材を販売。高齢者の在宅での食事ニーズに応える。

主な製品・サービス1
調理済み食材
おかず等を調理済みで提供。FC加盟店が弁当に盛り付け配達する。

02高齢者施設準主力

高齢者施設や障がい者施設向けに食材を販売。

主な製品・サービス1
食材
自社製造・仕入食材を施設向けに販売。

03一般消費者向けEC・OEM副次

ECによる冷凍弁当の直接販売やOEM受託製造、倉庫業を展開。

主な製品・サービス2
冷凍弁当
ECで販売する冷凍弁当。
OEM製品
他社ブランド向けの食品製造。

製品と技術

「まごころ弁当」「配食のふれ愛」「宅食ライフ」の3ブランド

FC加盟店向けに提供する配食弁当ブランドは3つある。2009年開始の「まごころ弁当」は最も店舗数が多く497店。2014年開始の「配食のふれ愛」は286店、2021年開始の「宅食ライフ」は148店を数える。いずれも高齢者が食べやすいよう、食材を細かく刻むなどの個別対応が可能である。弁当の主菜・副菜は自社工場または仕入先工場で調理された調理済み食材で、加盟店が自店で炊飯した米と組み合わせて提供する。

冷凍弁当「まごころケア食」と「ライフミール」の直販

BtoC向け冷凍弁当の直接販売として、2019年6月に「まごころケア食」、2023年3月に「ライフミール」を発売した。いずれもECサイトを通じて個人消費者に販売され、簡便性と健康志向に対応する。2023年7月期の直販売上は31.4億円、2025年7月期は36.7億円と、全体の約25%を占めるまでに成長した。原材料価格高騰に対応するため、2025年1月と6月に値上げを実施している。

高齢者施設向け「まごころ食材サービス」と「こだわりシェフ」

2012年開始の「まごころ食材サービス」は冷蔵・冷凍の調理済み食材を高齢者施設や障がい者施設に販売する。2020年4月からは冷凍食材に特化した「こだわりシェフ」も開始し、冷凍需要の高まりに対応している。2024年10月には一部値上げと同時に、ご飯付き冷凍弁当の取り扱いを開始した。高齢者施設向け売上は2025年7月期に18.9億円と前年比22%増加し、施設倒産増加に伴う外注化ニーズを取り込んでいる。

OEM受託製造と倉庫業による多角化

2014年4月から開始したOEM販売では、他社ブランドの冷凍・冷蔵食品を自社工場で製造し供給する。また、2021年に取得した加須センター(埼玉県加須市)では、2022年3月より冷凍商材のピッキング及び保管業務を内容とする倉庫業を運営している。これらの事業は「直販・その他」区分に含まれ、売上拡大に寄与している。加須センターの稼働により、自社発送の割合が増加し運賃等のコストも増加した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

健康食品宅配で国内大手、小規模

健康食品・宅配事業を主力とする小売企業。売上高は年100億円超で成長中だが、小売業の同業にはトライアルHD(大型ディスカウントストア)や光フードサービス(外食)など規模の大きな企業が並び、業界内でのプレゼンスは限定的。営業利益率6%前後と収益性は安定しているが、小売業平均と比較して突出した水準ではない。内需依存度が高く、成長の加速には販路拡大や新規顧客獲得が課題。

強み

  • 高まる健康意識を背景に、定期宅配サービスが安定需要を獲得
  • 直近3期連続で増収を達成、年平均約10%の成長率
  • 定期購入モデルによりリピート率が高く、収益の安定性に寄与
  • 実店舗を持たず、物流網への投資が比較的少ないビジネスモデル

課題

  • 売上高がまだ小さく、競合の大規模店に対する価格競争力が弱い
  • 競合の増加で広告宣伝費が上昇、顧客獲得単価が悪化傾向
  • 健康食品に特化しており、顧客の多様なニーズに応えきれていない

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がシルバーライフ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13396フェリシモ83億円17.2倍
27604梅の花グループ81億円31.4倍
35888DAIWA CYCLE80億円8.6倍
43566ユニフォームネクスト77億円14.9倍
57509アイエーグループ77億円4.9倍
69262シルバーライフ74億円9.4倍
72769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション73億円12.7倍
89903カンセキ72億円21.9倍
99904ベリテ68億円20.9倍
103187ミラタップ68億円
115884クラダシ67億円110.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

東京都世田谷区で創業、直営第1号店を開業

2007年10月、東京都世田谷区に株式会社シルバーライフを設立。翌月には直営第1号店を世田谷区に開業した。当初は直営店舗による配食サービスを展開していたが、2009年4月に「まごころ弁当」のフランチャイズチェーンを開始し、事業モデルを転換する。2010年6月には本店を新宿区に移転するなど、拠点整備を進めた。

FC事業の拡大と「配食のふれ愛」の開始

2012年6月、高齢者施設等向け食材販売「まごころ食材サービス」を開始。同年11月に本店を小平市に移転し、2013年2月には群馬県邑楽町に自社工場を取得した。2013年8月には株式会社ネクストコミュニティを吸収合併。2014年2月に新ブランド「配食のふれ愛」のフランチャイズチェーンを開始、同年4月にはOEM販売にも参入した。2014年10月には全直営店をフランチャイズ化し、直営からFC本部への完全移行を果たした。

上場と製造体制の強化に着手した2017年

2016年2月に群馬工場でISO9001認証を取得。2017年10月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場し、同時に群馬県千代田町に赤岩物流センターを新設した。上場資金を活用し、2018年3月には寄宿舎を新設して従業員の居住環境を整備。2019年6月には冷凍弁当直接販売「まごころケア食」の販売を開始し、BtoC事業に参入した。

東証一部昇格と冷凍食材サービスの立ち上げ

2020年1月、東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更。同年4月には高齢者施設向け冷凍食材販売「こだわりシェフ」を開始し、2020年7月には群馬工場でFSSC22000認証を取得した。2021年3月には栃木県足利市に栃木工場を新設し、生産能力を拡充。同年8月に埼玉県加須市の加須センターを取得、2022年3月に稼働させた。2021年9月には3つ目のFCブランド「宅食ライフ」を開始した。

プライム市場への移行と再びスタンダードへ

2022年4月の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行。2023年3月には冷凍弁当「ライフミール」の販売を開始した。しかし2023年10月、プライム市場からスタンダード市場へ移行した。2024年12月には栃木工場でFSSC22000認証を取得し、品質管理体制を強化している。2025年7月期の売上高は149億円、営業利益8.5億円と過去最高を更新した。

年表30件を開く

2000年代

  • 2007年10月創業東京都世田谷区に株式会社シルバーライフ設立
  • 2007年11月直営第1号店を東京都世田谷区に開業
  • 2009年4月「まごころ弁当」フランチャイズチェーンを開始

2010年代

  • 2010年6月東京都新宿区に本店移転
  • 2011年5月東京都世田谷区に本店移転
  • 2012年6月高齢者施設等向け食材販売「まごころ食材サービス」を開始
  • 2012年11月東京都小平市に本店移転
  • 2013年2月群馬県邑楽郡邑楽町に自社工場を取得
  • 2013年8月M&A株式会社ネクストコミュニティを吸収合併
  • 2014年2月「配食のふれ愛」フランチャイズチェーンを開始
  • 2014年4月東京都新宿区西新宿六丁目に本店移転
  • 2014年4月OEM販売を開始
  • 2014年10月全直営店をフランチャイズ化
  • 2016年2月群馬工場で ISO9001 の認証を取得
  • 2016年3月東京都新宿区西新宿四丁目に本店移転
  • 2017年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2017年10月群馬県邑楽郡千代田町に赤岩物流センター新設
  • 2018年3月群馬県邑楽郡邑楽町に寄宿舎の新設
  • 2019年6月冷凍弁当直接販売「まごころケア食」販売開始

2020年代

  • 2020年1月上場東京証券取引所市場第一部への上場市場変更
  • 2020年4月高齢者施設向け冷凍食材販売「こだわりシェフ」を開始
  • 2020年7月群馬工場で FSSC22000 の認証を取得
  • 2021年3月栃木県足利市にて栃木工場の稼働を開始
  • 2021年8月埼玉県加須市に加須センターを取得
  • 2021年9月「宅食ライフ」フランチャイズチェーンを開始
  • 2022年3月埼玉県加須市にて加須センターの稼働を開始
  • 2022年4月市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年3月冷凍弁当直接販売「ライフミール」販売開始
  • 2023年10月東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行
  • 2024年12月栃木工場で FSSC22000 の認証を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年7月期まで180億円
  • 営業利益2028年7月期まで12億円
  • 配当性向30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存FC店支援と新規開拓強化

    既存FC加盟店への支援を強化し店舗売上増加を図る。同時に広告宣伝や説明会を通じて新規加盟店の獲得を推進する。

  2. 02

    高齢者施設・直販チャネル拡販

    高齢者施設への営業活動強化と要望に応える商品開発で冷蔵・冷凍食材の拡販を目指す。直販では冷凍弁当の新商品開発と広告宣伝により新規顧客獲得と定期顧客増加を図る。

  3. 03

    製造・保管の内製化によるコスト競争力強化

    外部委託している食材製造や保管・発送の内製化を進め、スケールメリットを追求しコスト面での競争優位性を高める。

  4. 04

    サステナビリティ・ESGへの取り組み

    気候変動対応、人的資本への投資、ガバナンス強化、リスクマネジメント向上など持続可能な社会実現に向けた活動を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で336人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は530万円で、8期前と比べて+23.2%平均年齢は34.8歳、平均勤続年数は2.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年7月71
2018年7月84
2019年7月43034.02.9100
2020年7月43935.43.5101
2021年7月46134.23.4128
2022年7月38033.73.2173
2023年7月46132.92.8232
2024年7月47733.92.8305262
2025年7月53034.82.7336268

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
加須倉庫 — 埼玉県加須市1,459百万円
群馬工場 — 群馬県邑楽郡邑楽町735百万円
コールセンター — 群馬県邑楽郡千代田町246百万円
従業員社宅 — 群馬県館林市他110百万円
寄宿舎 — 群馬県邑楽郡邑楽町85百万円
第二寄宿舎 — 群馬県邑楽郡邑楽町60百万円
本社 — 東京都新宿区47百万円
直営店 — 東京都世田谷区41百万円
駐車場 — 栃木県足利市31百万円
栃木工場 — 栃木県足利市羽刈町3百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は149億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.6%、利益が+12.5%。

売上高
+9.6%
149億円
営業利益
+12.5%
9億円
純利益
+0.0%
7億円
営業利益率
6.0%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年7月期

項目会社予想前期実績
売上高155億円149億円
営業利益10億円9億円
純利益8億円7億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は40億円、営業利益は2億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+17.6%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q3026.71
2023年4Q332
2024年1Q3425.92
2024年2Q3339.12
2024年3Q3425.91
2024年4Q3512.92
2025年2Q7245.63
2025年4Q7756.54
2026年2Q8167.44
2026年3Q4025.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年7月期からの13期で、売上は20億円から149億円へ7.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は12期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社ネクストコミュニティを吸収合併
2013年7月2011
2014年7月2711
2015年7月3532
2016年7月4243
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2017年7月5254
2018年7月6574
2019年7月78106
東京証券取引所市場第一部への上場市場変更
2020年7月88117
2021年7月101105
2022年7月11274
2023年7月12396
2024年7月1368105.97
2025年7月1499106.07

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高149億円のうち、営業利益として残るのは9億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.4%99億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.2%42億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
33.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.4pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.2pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.9pt
10.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年7月期は営業CFが15億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は16億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年7月3−1−125
2016年7月3−2−115
2017年7月4−2027
2018年7月5−712−217
2019年7月9−30623
2020年7月7−110−418
2021年7月4−2719−2315
2022年7月12−153−315
2023年7月12−9−2315
2024年7月13−12−4113
2025年7月15−10−2516

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年7月期の総資産は105億円。このうち返さなくてよい自己資本が70億円で、自己資本比率は66.7%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年7月102821.1
2014年7月113828.3
2015年7月1551036.0
2016年7月178949.8
2017年7月22121055.8
2018年7月3930976.7
2019年7月49371275.7
2020年7月56441277.7
2021年7月83493459.6
2022年7月89533659.9
2023年7月96593761.9
2024年7月99643565.0
2025年7月105703566.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳単体ベース
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
55億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
35億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中59位あたり、逆に低いのはROE322社中125位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.7%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.6%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥683で、1年前と比べて-9.5%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥683-1.6%1ヶ月+6.4%1年-9.5%時価総額74億円
過去52週の値幅
安値¥635高値¥927

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.4倍
PER (会社予想)9.2倍
PBR1.01倍
配当利回り2.64%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は672円で、25日線(652.81円)を上回り、上昇基調が続く。8月に入り、一旦上昇したが、直近では小幅に下落。52週高値927円からは27%下落しているが、52週安値635円からは6%上昇。75日線(674.72円)が上値抵抗となっており、突破できるかが焦点。RSIは65.51とやや強気圏。出来高は増加傾向で、買い意欲は維持されている。業績面での材料が乏しく、テクニカル要因で動く展開が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PER9.2倍は同業界平均40.1倍を大幅に下回り、予想PER9倍も低水準。PBR0.997倍と1倍を下回り、ROE10.5%を考慮すると資産価値に対して割安といえる。配当利回り2.68%は平均12.7%を下回るものの、配当性向24.8%と余裕があり増配余地がある。売上高・利益は堅調に増加しており、総合的に割安と判断。ただし、業界平均の配当利回りが異常に高い点には留意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.4倍39.6倍
PER (予想)9.2倍
PBR1.01倍2.44倍
ROE10.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この銘柄の争点は、成長の持続性と収益性のバランスである。売上高は順調に増加しており、営業利益率も6%前後で安定している。しかし、市場の成熟や競争激化により、今後も成長が続くかが焦点。強気派は、シニア市場の拡大やブランド力による顧客ロイヤルティの高さを強調する。弱気派は、他社との価格競争や、人口動態の変化による市場縮小のリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 安定成長

    売上高が112億円から149億円へと3期連続で増加し、成長が続いている。

  • 高齢者市場

    日本の高齢化進行に伴い、シニア向け健康食品の需要は今後も拡大が見込まれる。

  • ブランド力

    「シルバーライフ」ブランドは高齢者に認知され、リピート購入につながっている。

  • 売上高149億円と前期比9.6%増収通年影響

    売上高149億円、前期136億円から+9.6%

  • 営業利益9億円と前期比12.5%増益通年影響

    営業利益9億円、前期8億円から+12.5%

  • PER9.34倍と割安水準継続影響

    予想PER9.2倍、実績PER9.34倍

  • 配当利回り2.64%と株主還元通年影響

    配当利回り2.64%

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    健康食品市場は参入が容易で、競合他社との価格競争が激しくなっている。

  • 市場成熟

    シニア向け健康食品市場が飽和しつつあり、今後の成長鈍化が懸念される。

  • 顧客依存

    特定セグメント(高齢者)に依存しており、人口動態の変化で市場が縮小するリスクがある。

  • 純利益7億円と前期横ばい通年影響

    純利益7億円、前期7億円と増益無し

  • 株価が1年間で11.0%下落継続影響

    1年リターン-10.97%と下落基調

  • 外国人保有率0.9%と低水準継続影響

    外国人保有率0.90%と海外需要乏しい

  • 時価総額74億円と小型株継続影響

    時価総額74億円と流動性リスク

次の決算で確かめる点
顧客数
リピート購入が収益の柱であり、顧客数の増減は売上に直結する。
顧客単価
購買頻度や1回あたりの購入額が売上と利益率に影響するため。
通販と店舗の売上比率
チャネルごとの収益性や顧客特性の違いを把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から+6.7%いまの株価に対する利回りは2.64%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
2.64%
いまの株価に対して
配当性向
24.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年7月1526.9
2024年7月150.024.4
2025年7月166.724.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ7,235人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.6%を占め、残る53.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他35.133.839.649.150.150.9
事業法人37.637.337.437.237.737.8
金融機関20.821.918.712.28.38.8
証券会社1.11.31.10.52.31.6
外国法人5.25.43.01.01.50.9
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社近江屋36.67
02清水 貴久18.12
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.38
04中村 剛2.51
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.13
06上田八木短資株式会社0.70
07JPモルガン証券株式会社0.67
08楽天証券株式会社0.35
09山本 治之0.35
10藪下 力哉0.33

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは10.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年7月93,877215,92655.5
2014年7月101,886318,46138.1
2015年7月266649.5
2016年7月3810444.3
2017年7月4715137.1
2018年7月4428720.456.8
2019年7月6034619.043.9
2020年7月6440816.929.4
2021年7月5145711.836.9
2022年7月374927.936.0
2023年7月5654610.722.726.9
2024年7月6259210.815.424.4
2025年7月6563910.511.324.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/7期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清水貴久代表取締役社長525,976,800
横田啓取締役副社長兼 生産部長406,400
戸井丈嗣取締役 営業部長4931,200
増山弘和取締役 管理部長57800
齋藤玲子取締役(監査等委員)561,000
橋元秀行取締役(監査等委員)62
長谷川直哉取締役(監査等委員)67
清水光取締役(監査等委員)49

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4595915
社外取締役410103
取締役(社内)1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,310字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「我々シルバーライフは、食の観点から誰もが安心して歳を重ねていける社会を作ります」を経営理念として、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営及びフランチャイズ加盟店(以下、「FC加盟店」という。)等への調理済み食材の販売を主な事業としております。 一人暮らしや要介護の高齢者には、自ら調理をすることや買い物に行くことが困難である等の理由で、手間をかけずに毎日の食事を用意したいというニーズが生じております。 当社はこうしたニーズに応えることをミッションとし、自社工場や仕入先等で製造された食材を一般消費者を含めた取引先に販売しております。 なお、当社は、食材製造販売事業の単一セグメントであります。 (1) 販売先について ① FC加盟店 当社は「まごころ弁当」「配食のふれ愛」「宅食ライフ」の3つのブランドによる配食店舗をフランチャイズ方式によりチェーン展開しております。当社はFC加盟店に対して経営指導を行うとともに、弁当の食材等を販売しております。 当社がFC加盟店に販売する食材は、主におかずとして調理された調理済み食材であり、FC加盟店が弁当用に炊飯する米や使用する備品等も販売しております。調理済み食材には、自社工場で製造された食材と、仕入先工場で製造された食材があり、日本全国のFC加盟店に対して販売を行っております。 各FC加盟店は、利用者である高齢者から指定の日時に応じた注文を受け、その他の見込み分を含めて当社から食材を仕入れております。各FC加盟店は、配食スケジュールに合わせて米を炊飯するとともに、当社から仕入れた食材を店舗で弁当容器に盛りつけ、利用者の自宅に直接配達し、弁当代金を回収しております。弁当は、利用者の希望に合わせ、利用者が食べやすいように食材を細かく刻む等の個別対応も行っております。 当社は各FC加盟店から食材代金とロイヤリティ等を回収しております。当社のFC加盟プランには、通常プランやゼロプラン(初期費用の一部とロイヤリティ等が無料)、特例プラン(初期費用が無料)の3つがあり、食材代金とロイヤリティ等は各プランにおいて設定された条件に基づいて回収しております。 当社の高齢者向け配食サービスのFC加盟店の店舗数は、2025年7月末現在、「まごころ弁当」497店舗、「配食のふれ愛」286店舗、「宅食ライフ」148店舗を展開しております。 ② 高齢者施設等 当社は、自社製造した食材及び仕入食材を、高齢者施設や障がい者施設等に販売しております。食材の配送は、当社や当社のFC加盟店より行っております。当社のFC加盟店より食材を発送している場合には、当社がFC加盟店に対して、食材配送委託料を支払っております。 ③ 直販・その他 当社は、ECを主体とした冷凍弁当の直接販売(BtoC)のほか、OEM受託における製造品の販売(BtoB)や加須倉庫が稼働したことによる冷凍商材のピッキング及び保管業務等を内容とする倉庫業の運営を行っております。 (2)事業系統図について 以上述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,583字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の基本の経営方針 当社は、経営理念として「我々シルバーライフは、食の観点から誰もが安心して歳を重ねていける社会を作ります」を掲げ、主に、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営及びフランチャイズ加盟店(以下、「FC加盟店」という。)等への調理済み食材の販売を事業としております。 経営理念の実現に向け、当社の競争優位性を強める成長戦略を着実に推進し、更なる業績拡大と企業価値の向上を図ってまいります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき課題 高齢化が急速に進む我が国において、当社の属する高齢者向け配食サービス市場は年々拡大しております。こうした社会背景とスケールメリットを活かした競争優位性により、当社の売上は、創業以来、順調に推移してまいりました。当社が今後も継続して成長していくためには、成長が見込まれている市場において如何にシェアを拡大していくかが重要であると捉えております。そのためには、現在の競争優位性を更に進化させていくことが必須となります。 今後は、各販売区分別の売上拡大に取り組みつつ、製造体制の強化を進めることで利益改善をしていく必要があります。 当社はこれらの中長期的な課題に対して、次のとおり計画しております。 ① 当社の属する高齢者向け配食サービス市場の環境 我が国は75歳以上の後期高齢者の人口が2025年以降30年間増加すると予想されています。高齢者人口が増えるに従い、独居の高齢者も増えていきます。そして、国が介護・福祉にかける財源確保は更に困難を増し、介護事業者の運営は厳しくなるものと予想しております。 それらの環境下、高齢者のご自宅までお弁当を届ける当社の配食サービスや高齢者施設向けの食材サービスのニーズは更に高まるものと考えております。 ② 外部環境を背景とした売上増の施策 ・FC加盟店 既存店は店舗支援の強化を図り、店舗売上の増加に繋げてまいります。新店は広告宣伝や説明会開催を通じて契約増に繋げてまいります。 ・高齢者施設等 利用施設に対する営業活動や利用施設からの要望に応える商品・サービス開発などを積極的に行うことで、冷蔵・冷凍両食材の拡販を目指し、売上の増加に繋げてまいります。 ・直販・その他 冷凍弁当は、新たな顧客層獲得のための商品開発および積極的な広告宣伝活動により、新規顧客の獲得とともに定期顧客を増やす施策を行ってまいります。 ③ 製造・保管体制の確立 当社では食材製造や保管、発送の一部を外部委託しておりますが、それらの内製化を進めております。これらの活動は進行中であり、今後もその体制を強化することで、スケールメリットの追求と併せ、コスト面での競争優位性を高めていく考えです。 ④ 目標とする経営指標 2028年7月期の売上高180億円、営業利益12億円を目指してまいります。 ⑤ 株主還元について 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認識しており、内部留保を充実させ経営基盤の安定化を図るとともに、事業拡大のための投資等によって一層の企業価値向上を図る方針であります。 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を勘案し、内部留保とのバランスを取りつつ、配当性向30%を目途に中長期的に安定し、継続して配当を実施してまいります。 ⑥ その他基盤強化に向け取り組むべき課題 企業価値の向上を実現するために、サステナビリティ・ESGの観点をより一層重視し、気候変動への対応、人的資本への投資、ガバナンス強化とリスクマネジメント力の向上等、持続可能な社会の実現に向けた取り組みにも注力してまいります。
事業等のリスク5,166字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当社として必ずしも特に重要なリスクとは考えていない事項についても、投資判断の上で、あるいは当社の事業活動を理解する上で重要と考えられる事項について、積極的な情報開示の観点から記載し「特に重要なリスク」と「重要なリスク」に分類しております。 文中にある一部将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生可能性のある全ての事項を網羅するものではありません。 (特に重要なリスク) (1) 仕入・製造コストの変動について 当社の製品の原材料は、野菜、肉魚類、穀物等の食材でありますが、食材の価格は国内外の商品市況の影響を受けるほか、輸送費の増加や為替変動の影響を受け、仕入コストが大きく変動することがあります。また、昨今のエネルギー・原材料価格の上昇、労働人口減少に起因する人件費上昇により、製造コストについても大きく変動することが見込まれます。 当社は、こうした仕入・製造コストの上昇を極力抑えるため、原材料調達先の複数確保や仕入価格の低い代替食材によるメニューの組み換え、太陽光発電設備導入によるエネルギーコスト削減への取り組みなどの対策を行っております。 しかしながら、想定を超える大幅な市況の変化や為替変動が生じた場合には、仕入・製造コストの高騰による製造原価上昇により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 食の安全性について 近年、食品への異物混入による健康被害や食品の偽装表示あるいはウィルス感染に起因する集団食中毒の発生等、消費者の「食の安全性」に対する業界の信頼を損なう問題が発生しております。当社は、食品マネジメントシステムに関する国際規格である「FSSC22000」(Food Safety System Certification 22000)を取得し、規格に基づいた衛生管理、品質管理を実践することで、安全・安心な商品提供のための体制構築に努めております。 しかしながら、当社の内外において、生産者や流通過程等による異物混入や虚偽表示等の事故・事件が発生した場合、顧客の食品一般に対する不信感や当社製品に対する信頼・信用の毀損等により、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 代表取締役への依存について 当社の代表取締役である清水貴久氏は、経営方針や事業戦略策定をはじめ中期経営計画立案及び推進、新規事業立案及び推進において重要かつ中心的な立場にあります。 現在、代表取締役に過度に依存しない経営体制となるよう、取締役会等における情報共有・議論の活性化が図られるよう経営組織の強化を進めるとともに、任意の指名・報酬委員会を設置して、取締役会の監督強化を図ってまいりますが、何らかの事由により代表取締役の業務継続が難しくなった場合には、当社の事業及び経営内容・業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (重要なリスク) (1) 市場環境及び競合他社との競争について 当社の属する高齢者向け配食サービス市場は、高齢者人口の増加、社会保障費用の増加による自治体の補助費削減による民間への依存度拡大、配食サービスの浸透等により、堅調に拡大しております。今後も更に拡大が見込める市場であると考えております。 当社は上記の市場環境を勘案して積極的な展開を図り、FC加盟店の拡大、高齢者施設等向け食材販売、OEMによる販売や冷凍弁当のEC販売を含めた事業も展開することで製造のスケールメリットを活かし、当該市場においての地位確立に努めております。 しかしながら、市場に強い影響力を有する大手企業の参入や、食品小売業等、周辺の他業界並びに同業他社等との競争が激化した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について 当社の事業活動は、食品衛生法、中小小売商業振興法、私的独占の禁止及び公正取引確保に関する法律(以下、「独占禁止法」という)や、各種消費者法、各種環境法令等の適用を受けております。当社はこれらの法的規制を遵守すべく、コンプライアンスの重要性についての教育を実施し、日常行動の基本的な考え方や判断基準を定めたコンプライアンス規程に基づき行動しております。しかしながら、今後これら法的規制の強化や新たな規制により事業活動が制限された場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社事業に関わる法規制のうち、特に影響が大きいと考えられるものは以下のとおりであります。 ① 食品衛生法について 当社は、高齢者向け配食サービス事業運営にあたって食品衛生法の規制を受けております。FC加盟店の出店にあたっては食品衛生法に基づき、食品衛生責任者配置のもと営業許可を取得しております。また、SVの定期的な訪問により、継続的に店舗の衛生管理体制の確認を実施しております。工場の運営にあたっても、食品衛生法等を順守した衛生管理・品質管理等を行っております。 当社は今後においても食品衛生法を順守するため衛生管理に留意していく方針でありますが、万一食中毒等が発生した場合、行政機関による営業の停止処分等や違反者の公表が行われるとともに、損害賠償等により当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 中小小売商業振興法及び独占禁止法について 当社は、フランチャイズチェーンの運営に関して「中小小売商業振興法」及び「独占禁止法」の規制を受けております。「中小小売商業振興法」においては、当社のフランチャイズ事業の内容や加盟契約内容等を記載した法定開示書面の事前交付が義務付けられております。また、「独占禁止法」においては当社がフランチャイズシステムによる営業を適切に実施する範囲を超えて、FC加盟店に対して正常な商習慣に照らし不利益を与えること及び優越的地位の濫用を禁止しております。当社はこれらの法令を順守しておりますが、法令等の改廃、新たな法令等の制定により当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 各種消費者法について 当社は、ECサイト運営を通じて、当社商品を直接消費者へ販売する直販事業を展開しており、その事業運営にあたっては、消費者契約法、特定商取引に関する法律(特定商取引法)、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、食品表示法、健康増進法等の法的規制を受けております。 当社は、社外専門家との連携や役職員への法令に関する教育を実施することで、関連法令への遵守に努めておりますが、将来的な法令の変更や新たな法令の施行等があった場合、当社の事業活動が制限される可能性があります。 ④ 各種環境法令について 当社は、工場における食品製造及び直販事業における商品販売にあたって、「食品リサイクル法」「容器包装リサイクル法」などをはじめとする各種環境法令の規制を受けております。「食品リサイクル法」においては、食品残渣の発生量の減少及び飼料・肥料等への再生利用の促進を求められております。また、「容器包装リサイクル法」においては、提供する商品に使用する包材が同法に規定する容器包装に該当することから、リサイクルを行う義務を負っております。 また、加須倉庫の稼働や各拠点における生産量の拡大により、「温暖化対策推進法」「省エネ法」といった法令についても適用を受けており、必要な体制の整備が求められているところです。 事業にあたっては、生産部門と法務部門の連携を強化することにより、各種環境法令の順守に努めておりますが、今後、法令等の改廃や新たな法令等の制定により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) FC加盟店について ① 店舗運営・経営内容について 当社はFC加盟店との間でフランチャイズチェーン加盟契約を締結し、食材の供給とSV等を通じた店舗運営指導や経営支援を行っております。しかしながら、FC加盟店は独自の経営をしており、当社の管理が細部まで行き届かない可能性があります。そのため、当社の指導が及ばない範囲でFC加盟店等において当社ブランドに悪影響を及ぼすような事態が発生した場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、FC加盟店は個人事業者が多く、財務基盤は必ずしも安定していないため、経済状況や市場動向、災害、その他の事由によりFC加盟店の経営状況が悪化する事態となった場合、当社への未払金の増加やFC加盟店の撤退等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 出店政策について 当社の積極的なFC加盟店展開にあたり、加盟希望者が他のフランチャイズチェーンに流れたり、新規参入やその他の要因により高齢者向け配食サービス業界の競争が激化し、当社フランチャイズチェーンの魅力が相対的に低下したりすることなどによって、計画どおりに新規出店が確保できない場合には、当社の業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材の確保及び育成について 当社が安定的な成長を達成するためには、優秀な人材の確保が必要です。当社は、FC加盟店の運営を指導する営業人員だけでなく、製造人員や商品開発、システム・マーケティング分野の人材など、さまざまな技能を有した人材を確保するため、新卒採用だけでなく、パート・アルバイトからの社員登用や中途採用、特定技能制度の活用などを通じて、優秀な人材の獲得に取り組んでいます。また、人材教育に関しては、主に実践的な技術指導を行い、社外研修も活用して人材育成を行っています。 当社は今後の事業拡大に伴い、必要な人材の確保と育成に努める方針ですが、必要な人員の確保が計画どおり進まなかった場合や、人員の流出が生じた場合、または人材の育成が想定どおり進まなかった場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因となり、当社の事業および経営内容・業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自然災害及び感染症拡大等の発生について 当社の本社、工場・倉庫およびFC加盟店の出店地域において大規模な地震や台風、大雨などの災害が発生し、本社、工場・倉庫およびFC加盟店が損壊したり、道路や通信網が寸断されたりすることで、店舗運営や仕入・生産・配送が困難になった場合、一時的に営業活動が阻害される恐れや、修繕費など多額の費用が発生する可能性があります。 また、当社の工場および倉庫内で新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症が発生した場合、一時的に操業停止や出荷遅延などにより事業活動が阻害される可能性がありますが、それらの事態に備えて、工場の分散化を図り、提携工場との連携を強化しています。しかしながら、そのような事態が発生した場合、当社の業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) システムトラブルについて 当社は、通信ネットワークやコンピュータシステムを使用し、商品の調達や販売など多岐にわたるオペレーションを実施しています。システムの運用・管理には万全を期していますが、想定外の自然災害や事故などにより設備に甚大な被害があった場合や、コンピュータウィルスの不正侵入、従業員の過誤などによるシステム障害が発生した場合には、当社の業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 個人情報の管理について 当社は、高齢者向け配食サービス事業の特性として、多くの個人情報を取り扱っており、適正な取得および取扱者の限定、配布先の制限などの安全管理措置、社内規程に則った厳重な管理体制の整備と徹底的な周知に取り組んでおります。しかしながら、万一、システム障害や不正流出により情報が漏洩した場合には、法令違反や損害賠償などにより、当社の業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 風評被害について 当社は、SNSやインターネットの掲示板等において、当社や当社製品・サービスに対する不適切な書き込みが発生しないよう、監視・分析を行っております。しかしながら、当社や当社製品・サービスに関する誤った情報が発信され拡散した場合、企業や商品イメージの毀損により、当社の業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,269字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国の経済は、緩やかな回復基調にあるものの、地政学的リスクの影響によるエネルギー・原材料価格の上昇や、労働人口の減少等に伴う人件費の上昇、米国の関税政策に起因する世界的な景気後退リスク等、先行き不透明な状況が継続しております。 当社の属する高齢者向け配食サービス市場においては、高齢者人口の増加を背景に今後も拡大が予想される一方で、慢性的な配達人材の不足等から不安定な状況が続いております。 高齢者施設向け食材販売市場においては、食材費・光熱費等の高騰や人材不足に伴い、経営難に陥り倒産する高齢者施設が増加していることから、コスト削減の一環でサービスの外部委託が増加しており、高齢者施設向け食材サービスのニーズは高まっているものと考えております。 冷凍弁当の販売市場においては、簡便性や健康などのニーズにより市場全体が拡大傾向にあり、競争が激化しております。 このような状況のもと、売上においては、FC加盟店が2024年9月と2025年3月、高齢者施設等が2024年10月、直販・その他の冷凍弁当が2025年1月と6月に値上げを行ったことで増加しました。 製造面においては、2024年4月末日より外部委託食材の内製化割合を引き上げたことで製造費は増加しましたが、外部委託食材の仕入れ額が減少したことで、売上総利益は上昇しました。 販売管理費においては、2024年4月より物流拠点を一元化したことに伴い、自社発送が増加したため運賃等が増加しました。 この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当事業年度における財政状態は、総資産は10,452,798千円(前事業年度末比5.9%増)となりました。負債は3,480,687千円(同0.9%増)、純資産は6,972,111千円(同8.5%増)となりました。 b.経営成績 当事業年度における経営成績は、売上高は14,918,337千円(前事業年度比10.1%増)、営業利益は850,439千円(同10.7%増)、経常利益は1,015,164千円(同5.1%増)、当期純利益は702,580千円(同5.2%増)となりました。 販売先別の経営成績は次のとおりであります。なお、当社は食材製造販売事業の単一セグメントであるため、販売区分別に記載しております。 (FC加盟店) FC加盟店においては、オンデマンド配信型のFC説明会や撤退店舗の近隣オーナーへの引継ぎ強化等を行ったことから、当事業年度末における店舗数は931店舗となりました。また、原材料価格や人件費等の上昇に伴い、2024年9月と2025年3月に主要食材の値上げを行いました。 この結果、当事業年度の売上高は9,361,187千円(前事業年度比5.6%増)となりました。 (高齢者施設等) 高齢者施設等においては、冷凍食材の需要が高まっていることから冷凍食材を中心とした新規営業を進めてまいりました。また、原材料価格や人件費等の上昇に伴い、2024年10月より一部の値上げを行いました。同時に、より利便性の高いご飯付き冷凍弁当の取扱いを開始しました。 この結果、当事業年度の売上高は1,888,738千円(前事業年度比22.1%増)となりました。 (直販・その他) 直販・その他においては、ECを主体とした冷凍弁当の直接販売(BtoC)において、広告宣伝の有効活用や、WEBプロモーションによる積極的な販売促進活動を展開しました。また、原材料価格や人件費等の上昇に伴い、2025年1月と6月に冷凍弁当の一部の値上げを行いました。 この結果、当事業年度の売上高は3,668,410千円(前事業年度比16.7%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度より333,779千円増加し、1,598,872千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,519,421千円(前事業年度は1,315,257千円の獲得)となりました。 収入の主な内訳は、税引前当期純利益1,005,369千円、減価償却費931,662千円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額294,965千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,000,072千円(前事業年度は1,157,136千円の使用)となりました。 支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出906,172千円、無形固定資産の取得による支出98,221千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、185,568千円(前事業年度は400,553千円の使用)となりました。 収入の主な内訳は、長期借入れによる収入300,000千円、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出331,063千円、配当金の支払額161,899千円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度の生産実績は、以下のとおりであります。なお、当社は食材製造販売事業の単一セグメントであり、販売区分ごとに製造を分けておりませんので販売区分別の記載はしておりません。 セグメントの名称   当事業年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日) 金額(千円)   前事業年度比(%) 食材製造販売事業   7,243,219   114.6 合計   7,243,219   114.6 (注) 金額は製造原価によっております。 b.受注実績 当社は、概ね受注から販売までの期間が短いため、受注実績に関する記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度における販売実績を販売区分別に示すと、以下のとおりであります。 販売区分の名称   当事業年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日) 金額(千円)   前事業年度比(%) FC加盟店   9,361,187   105.6 高齢者施設等   1,888,738   122.1 直販・その他   3,668,410   116.7 合計   14,918,337   110.1 (注) 1.当社は食材製造販売事業の単一セグメントであるため、販売区分別の販売実績を記載しております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 3.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されています。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。当社の財務諸表を作成するにあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりです。 (貸倒引当金) 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 なお、期末日現在に保有する債権の信用リスクが、外部環境等の変化によって過去に有していた債権の信用リスクと著しく異なる場合には、貸倒実績率を補正すること等が必要となり、貸倒引当金の金額が増減する可能性があります。 (固定資産の減損処理) 減損損失は、減損の兆候が見られる資産グループについて減損損失の認識を判定し、当該資産グループから得られる将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を計上することとしています。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては決算時点で入手可能な情報に基づき合理的に判断していますが、経営環境の変化や地価の変動等、前提とした条件や仮定に変更が生じ回収可能価額が減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産) 繰延税金資産の回収可能性は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性に基づき、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかにより判断しています。 当該見積り及び仮定について、外部環境の変化等により見直しが必要となった場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の経営成績は次のとおりであります。 当事業年度における我が国の経済は、緩やかな回復基調にあるものの、地政学的リスクの影響によるエネルギー・原材料価格の上昇や、労働人口の減少等に伴う人件費の上昇、米国の関税政策に起因する世界的な景気後退リスク等、先行き不透明な状況が継続しております。 当社の属する高齢者向け配食サービス市場においては、高齢者人口の増加を背景に今後も拡大が予想される一方で、慢性的な配達人材の不足等から不安定な状況が続いております。 高齢者施設向け食材販売市場においては、食材費・光熱費等の高騰や人材不足に伴い、経営難に陥り倒産する高齢者施設が増加していることから、コスト削減の一環でサービスの外部委託が増加しており、高齢者施設向け食材サービスのニーズは高まっているものと考えております。 冷凍弁当の販売市場においては、簡便性や健康などのニーズにより市場全体が拡大傾向にあり、競争が激化しております。 このような状況のもと、売上においては、FC加盟店が2024年9月と2025年3月、高齢者施設等が2024年10月、直販・その他の冷凍弁当が2025年1月と6月に値上げを行ったことで増加しました。 製造面においては、2024年4月末日より外部委託食材の内製化割合を引き上げたことで製造費は増加しましたが、外部委託食材の仕入れ額が減少したことで、売上総利益は上昇しました。 販売管理費においては、2024年4月より物流拠点を一元化したことに伴い、自社発送が増加したため運賃等が増加しました。 この結果、当事業年度の売上高は14,918,337千円(前事業年度比10.1%増)、営業利益は850,439千円(同 10.7%増)、経常利益は1,015,164千円(同5.1%増)、当期純利益は702,580千円(同5.2%増)となりました。 今後は、外部委託食材のさらなる内製化を推進し、調達コストの低減と利益率の改善を実現してまいります。また、物流コストの高騰リスクに備え、全国におけるルート便網の整備を強化し、安定かつ効率的な配送体制を構築することで、事業の競争力向上を目指してまいります。 ③ 当事業年度の財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」に記載しております。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社は、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、食品の安全性への信頼を揺るがす事故・事件の発生等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は、定期的な第三者機関による品質・安全性の検査の実施等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散し、リスクの発生を抑え、適切に対応していく所存であります。 (4) 経営戦略の現状と見通し 当社の属する高齢者向け配食サービス市場は、団塊の世代が2025年に75歳に到達し、後期高齢者人口及び一人暮らし高齢者世帯は拡大傾向にあります。 フランチャイズを展開しているFC加盟店では、エネルギー・原材料価格の上昇に加え慢性的な配達人材の不足等により、FC加盟店の店舗数が減少し始めております。また、当社がFC加盟店向けに販売しているお米は、卸価格が低下することで売上が減少する可能性を見込んでおります。 このような状況から、FCオーナー募集広告の強化、外部のM&Aサイトを利用した撤退店舗の近隣オーナーへの引継ぎ強化等の施策を継続することで、売上拡大を目指します。また、店舗数は年間約12店舗程度の増加を見込み、期末店舗数は943店舗前後となることを予想しております。 高齢者施設等では、介護にあたる人材不足が一層深刻化しており、介護に従事されるスタッフの負担軽減や業務の効率化が求められています。このような状況から、完調品である冷凍商材の需要が高まっており、冷凍商材の営業強化を継続することで売上の拡大を見込んでいます。 直販・その他では、EC販売(BtoC)において、当事業年度では市場全体の競争が激化している中、競合よりも安価な価格設定を維持していることで販売数は増加し売上は拡大傾向にあります。引き続きWEBプロモーションやSNSを活用した販売促進活動を行うことで売上がさらに拡大すると予想しております。 (5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 ① キャッシュ・フロー 当事業年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ② 財政政策 当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料及び貯蔵品の調達や製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、生産設備への投資等によるものであります。当社は、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資等は自己資金で賄うことを基本方針としております。 なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、1,598,872千円となっております。 (6) 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、この文中に記載したほか、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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