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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

MFS

MFS, Inc.196A · Growth · その他金融業

住宅ローン比較プラットフォーム「モゲチェック」と投資用不動産プラットフォーム「INVASE」を運営。データ分析で金融と不動産の意思決定を支援する。

概要

MFSは、住宅ローンと不動産投資のオンラインプラットフォームを運営するフィンテック企業である。2009年に東京都港区で設立され、2014年に現商号へ変更。2024年6月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力サービス「モゲチェック」は住宅ローン診断・媒介を提供し、「INVASE」は投資用不動産の売買仲介とローン媒介を行う。2025年6月期の連結売上高は29億円、営業利益2億円、従業員91名。本社は東京都千代田区大手町。

モゲチェック事業とINVASE事業の二本柱

MFSの事業は、住宅ローン関連の「モゲチェック」と不動産投資関連の「INVASE」の二つに分かれる。モゲチェック事業は、個人向けに住宅ローンの借入可能額や融資承認確率を提示し、銀行への審査申込を仲介する。収益は銀行または広告代理店から審査申込1件当たりの手数料として得る。2025年6月期の売上高は19.8億円(前期比38.2%増)、セグメント利益は4.7億円。INVASE事業は、投資用物件の売買仲介と不動産投資ローンの媒介を行う。子会社コンドミニアム・アセットマネジメントが仲介を担い、契約件数は343件(前期比38.3%増)。同事業の売上高は9.4億円(同105.4%増)だが、セグメント損失は2.7億円と拡大している。

オンライン完結型の顧客獲得と手数料収入

MFSの収益モデルは、すべてオンラインで完結するフロービジネスである。モゲチェックでは、ユーザーが無料でサービスを利用し、銀行に審査申込を行った時点で手数料が発生する。1審査申込当たりの手数料は安定しており、顧客獲得コストを差し引いたマージンを確保している。集客はオンライン広告、メディア露出、不動産会社や保険代理店との提携を通じて行う。2025年6月期のモゲチェック集客数は約765万件(前期比31.4%増)、ユーザー登録数は約13.5万件(同72.2%増)に達した。INVASEでも、バウチャー(借入可能額提示)の発行時に不動産会社を紹介し、紹介手数料を得る。

子会社コンドミニアム・アセットマネジメントの役割

MFSは2022年2月にコンドミニアム・アセットマネジメント株式会社を子会社化した。同社はINVASE事業の中核として、投資用不動産の売買仲介を担う。MFSのアプリ「INVASE Pro」を通じて物件情報を提供し、売主と買主のマッチングを行う。2025年6月期の契約件数は343件と急増し、INVASE事業の収益拡大に貢献した。一方で、同事業は投資フェーズにあり、システム開発やマーケティング費用が先行してセグメント損失が続く。MFSはグループ全体でテクノロジーとデータ分析を活用し、住宅ローンと不動産投資の両面でユーザーの意思決定を支援する戦略をとる。

市場環境と成長ドライバー

MFSの事業は住宅ローン市場と不動産投資市場の拡大に支えられる。国内の住宅ローン新規貸出額は2018年の19.4兆円から2023年に20.3兆円へ増加。低金利環境の長期化、住宅ローン減税(2025年末まで延長)、マンション価格上昇が需要を喚起している。収益不動産の資産規模も増加傾向にあり、ニッセイ基礎研究所のデータによれば2024年時点で拡大が続く。MFSはこうした環境を背景に、モゲチェックとINVASEの認知度向上とユーザー基盤拡大を図る。主要KPIとして売上高と営業利益に加え、審査申込数や顧客獲得コストを重視し、持続的成長を目指す。

業界の中での役割は金融サービス業界のオンライン仲介者として、ユーザーと金融機関・不動産会社をつなぐプラットフォームを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
83億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.4%
純利益
3億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
モゲチェック 事業20億円69.0%5億円25.0%
INVASE事業9億円31.0%-3億円-33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01モゲチェック事業主力

住宅ローン借り入れ・借り換え検討者向けに、独自システムで融資承認確率を算出し、最適なローンを提案。審査申込時に銀行から手数料を受領。会員向けに金利動向などの情報提供も実施。

主な製品・サービス1
モゲチェック
住宅ローン比較・申込プラットフォーム。ユーザーの属性を分析し、融資承認確率付きで金融機関をランキング表示。

02INVASE事業準主力

投資用不動産の売買・仲介と、不動産投資ローン媒介を提供。バウチャーサービスで借入可能額を提示し、紹介先不動産会社から手数料を受領。アプリで物件の時価や純資産を提供し、売買をサポート。

主な製品・サービス2
バウチャー
不動産投資ローンの借入可能額をオンラインで提示するサービス。ユーザーに適した不動産会社を紹介。
INVASEアプリ
収益物件の価格情報(時価、純資産、必要自己資金)を提供し、売買をマッチングするアプリ。

製品と技術

住宅ローン診断サービス「モゲチェック」

モゲチェックは、住宅ローンの借入や借換を検討するユーザー向けのオンラインサービスである。ユーザーが年齢、年収、職種など12項目の情報を入力すると、独自のシステムが各銀行の審査ロジックを分析し、借入可能額と融資承認確率を算出する。ランキング形式で金融機関を表示し、ユーザーにとって最適な住宅ローンを提案する。また、申込の最小限の情報で「クイック申込」が可能。チャットサポート(AI含む)も備える。サービスは無料で、収益はユーザーが銀行に審査申込した時点で銀行から手数料を受け取る仕組み。2025年6月期の審査申込数は前期比72.2%増の約13.5万件に達した。

融資承認確率とモゲレコの自動提案機能

モゲチェックの中核技術は、2019年7月にリリースした「モゲパスサービス」と2021年1月の融資承認確率機能である。これらは過去の審査データをもとに、ユーザーの属性と希望条件から各金融機関の承認確率を推定する。2021年10月には「モゲレコサービス」を追加し、ユーザーの条件に最適な住宅ローンを自動で提案する機能を実現した。この自動提案は、金利、借入額、団信保険の有無などを総合的に比較し、最良の選択肢を提示する。これによりユーザーは複数の金融機関を個別に調べる手間が省け、意思決定を効率化できる。

不動産投資プラットフォーム「INVASE」

INVASEは、不動産投資を志す個人向けの総合プラットフォームである。ウェブサービスとアプリ「INVASE Pro」を通じて、投資用不動産の価格スコアリング(Pスコア)、純資産価値の算定、必要自己資金の算出を提供する。ユーザーは自身の物件の時価や将来価値を把握でき、売買のタイミングを判断できる。また、不動産投資ローンについても、借入可能額(バウチャー)を提示し、適切な金融機関を紹介する。MFSの子会社コンドミニアム・アセットマネジメントが仲介を担当し、売買成立時に仲介手数料を得る。2025年6月期のINVASE会員登録数累計は5.2万人に達した。

不動産価格スコア「Pスコア」とアプリ連携

2022年11月にリリースした「Pスコアサービス」は、投資用不動産の価格を独自のアルゴリズムでスコアリングする。エリア、築年数、賃料収入などのデータを分析し、物件の適正価格を算出。アプリ上で常時更新される。ユーザーは自己資金と物件価格のバランスをシミュレーションでき、買い時・売り時の判断に活用できる。INVASE Proアプリでは、保有物件の資産価値の推移もグラフで確認可能。これらの機能により、従来は不動産会社に依存していた情報収集をユーザー自身で行えるようになり、取引の透明性が向上した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

小規模債権回収特化、急拡大中

当社は債権管理回収業を営む小規模な専門会社で、サービス提供型の回収業務を行っています。同業他社にはウェッジホールディングスや山田再生系債権回収総合事務所などが挙げられますが、当社は特に債権回収に特化し、企業の売掛金管理を支援しています。直近の業績は売上高が急拡大し、営業利益率も黒字転換しており、成長ステージにあります。しかし、事業規模はまだ小さく、財務基盤は脆弱です。債権回収業界は法的規制が厳しく、信用力の構築が重要となります。成長を維持するためには、人材育成と業務プロセスの効率化が不可欠です。

強み

  • 債権回収に特化し、専門性の高いサービスを提供。
  • 売上高が直近で約1.5倍に拡大し、営業利益も黒字化。
  • 中小企業向け債権管理サービスで独自のポジションを確立。
  • 営業利益率が6.9%まで改善し、収益モデルが確立しつつある。

課題

  • 売上高約29億円と小規模で、シェア拡大には限界。
  • 規模が小さく、資金調達やリスク耐性に課題を抱える。
  • 債権回収業法などの厳格な規制に常に対応が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他金融業の時価総額近傍。太字がMFS

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17196Casa86億円60.5倍
25843ニッポンインシュア67億円10.2倍
37183あんしん保証46億円15.1倍
44351山田再生系債権回収総合事務所37億円99.0倍
57345アイ・パートナーズフィナンシャル33億円35.2倍
6196AMFS28億円9.6倍
78783abc16億円
82388ウェッジホールディングス14億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

2009年設立から商号変更、事業開始まで

MFSの前身は2009年7月に東京都港区で設立された株式会社オプティである。2014年7月、商号を株式会社MFSに変更し、本店を東京都千代田区に移転。この時点で現在の事業(住宅ローン関連サービスの企画・開発)を開始した。創業から約5年間は事業の方向性を模索する期間であり、具体的なサービスリリースは翌年に持ち越される。

モゲチェック誕生と店舗展開への挑戦

2015年8月、住宅ローン診断サービス「モゲチェック」をリリース。翌2016年3月には別ブランド「モーゲージ・ネクスト」を立ち上げ、銀座に1号店をオープン。同年11月にサービス名を「モゲチェック・プラザ」に統一し、新宿に2号店を開設。2017年1月には「モゲスコア」をリリースし、クレジットスコアサービスに進出。同年3月に横浜に3号店を出店するなど、リアル店舗を通じて顧客接点を増やす戦略をとった。この時期、電話診断も開始し、サービスチャネルを拡大した。

店舗閉鎖とオンラインへの集中

2018年6月、銀座・新宿・横浜の全店舗を閉店し、現在地(大手町)に本社を移転。リアル店舗からオンライン中心のビジネスモデルへ大きく舵を切った。同年10月には不動産投資向けサービス「モゲチェック・プラザfor不動産投資ローン」をリリース。2019年2月にオンライン住宅ローンサービス「オンラインモゲチェック」を開始し、完全オンラインでの申込を可能にした。これにより、スケーラブルな成長基盤が整った。

サービス拡充と子会社化、事業領域の拡大

2019年から2022年にかけて、MFSは住宅ローン関連の機能を相次いで追加した。2019年5月に「モゲチェックで借入サービス」、同年7月に「モゲパスサービス」をリリース。同年10月には不動産会社向け業務代行サービス「モゲビズ」を開始するため子会社を設立したが、2022年1月に清算した。2021年1月に融資承認確率機能、同年10月に自動提案機能「モゲレコサービス」を追加。2022年2月にはコンドミニアム・アセットマネジメントを子会社化し、不動産投資領域での仲介機能を強化した。

INVASEへのブランド統合とアプリ展開

2021年6月、不動産投資サービスを「INVASE」に名称変更。2022年11月には物件価格スコアリング「Pスコアサービス」をリリース。2023年10月、モゲチェックとINVASEの両方でスマートフォンアプリ(モゲチェックアプリ、INVASE Pro)をリリースし、ユーザー体験を向上させた。これにより、リアルタイムでの資産価値や純資産価値の把握が可能となり、顧客の利便性が高まった。

東京証券取引所グロース市場への上場

2024年6月、MFSは東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時点での時価総額は非開示だが、売上高は成長基調にあり、2024年6月期の連結売上高は19億円、2025年6月期には29億円へ拡大。営業利益も2025年6月期に2億円と黒字転換を果たした。上場により資金調達の選択肢が広がり、さらなる成長投資が可能となった。

年表24件を開く

2000年代

  • 2009年7月創業株式会社オプティを東京都港区に設立。

2010年代

  • 2014年7月商号変更株式会社MFSへ商号変更し、東京都千代田区に本店移転。現在の事業を開始。
  • 2015年8月住宅ローン診断サービス「モゲチェック」をリリース。
  • 2016年3月住宅ローン診断サービス「モーゲージ・ネクスト」をリリース。1号店(銀座)をオープン。
  • 2016年11月モーゲージ・ネクストをモゲチェック・プラザへ名称変更。2号店(新宿)をオープン。電話診断を開始。
  • 2017年1月住宅ローンクレジットスコアサービス「モゲスコア」をリリース。
  • 2017年3月3号店(横浜)をオープン。
  • 2018年6月銀座、新宿、横浜の店舗を閉店し、現在地へ本社移転。
  • 2018年10月不動産投資総合型オンラインサービス「モゲチェック・プラザfor不動産投資ローン」をリリース。
  • 2019年2月オンライン住宅ローンサービス「オンラインモゲチェック」開始。
  • 2019年4月モゲチェック・プラザfor不動産投資ローンをモゲチェック不動産投資へ名称変更。
  • 2019年5月モゲチェックで借入サービスリリース。
  • 2019年7月住宅ローン借入可能額判定サービス「モゲパスサービス」をリリース。
  • 2019年8月創業不動産会社向け住宅ローン業務代行サービス「モゲビズ」の営業を目的として、モゲチェック・リノベーション株式会社を設立。
  • 2019年10月不動産会社向け住宅ローン媒介サービス「モゲビズサービス」をリリース。

2020年代

  • 2021年1月融資承認確率機能をリリース。
  • 2021年6月モゲチェック不動産投資をINVASEへ名称変更。
  • 2021年10月自動提案機能「モゲレコサービス」をリリース。
  • 2022年1月モゲチェック・リノベーション株式会社を清算。
  • 2022年2月M&A投資用不動産顧客の集客から仲介までの一体化を目的として、コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社を子会社化。
  • 2022年11月INVASEにて不動産価格のスコアリングサービス「Pスコアサービス」をリリース。
  • 2023年10月アプリサービス「モゲチェック」をリリース。
  • 2023年10月アプリサービス「INVASE Pro」をリリース。
  • 2024年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    オンライン広告強化と提携による認知度向上

    潜在ユーザーの第一想起を狙い、オンライン広告の強化に加え、不動産会社や保険代理店との提携による紹介チャネルを拡大し、認知度向上を図る。

  2. 02

    提携不動産会社等とのリレーション強化

    提携不動産会社や保険代理店との関係を強化し、住宅ローン利用予定者との接点拡大を通じて審査申込数の増加を目指す。

  3. 03

    継続的な新サービス・機能強化

    AIやクラウド、UI/UX技術を活用し、ユーザーニーズに柔軟に対応する付加価値の高いサービスを展開、他社との差別化を図る。

  4. 04

    優秀な人材の採用と育成

    技術者やオペレーション人材を増員し、採用力を強化。付加価値の高いサービス提供と利用率向上により売上高成長と営業利益率改善を実現する。

  5. 05

    内部管理体制と財務基盤の強化

    事業拡大に伴い内部統制システムを構築しガバナンスを強化。金融機関借入等により安定的な資金確保を図り、継続的な黒字化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で91人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は689万円で、1期前と比べて+0.1%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は3.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年6月68839.43.358−172
2025年6月68939.03.291220

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都 千代田区38百万円
モゲチェック 事業
本社 — 東京都千代田区3百万円
INVASE事業
主な関係会社
  • 国内
    コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は83億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+186.2%、利益が+0.0%。

売上高
+186.2%
83億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
2.4%
前期比 -4.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高102億円83億円
営業利益4億円2億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

半期ごとの推移

4期分

直近は2026年下期で、営業収益は50億円、営業利益は2億円。前年の2025年下期と比べると、営業収益は+177.8%、営業利益は+100.0%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2025年上期1119.10
2025年下期1815.62
2026年上期3300.0−1
2026年下期5024.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2020年6月期からの7期で、営業収益は3億円から83億円へ27.7倍に増えた。直近期の営業利益率は2.4%。営業収益は6期、純利益は2期の連続増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年6月3−2−2
2021年6月5−2−2
投資用不動産顧客の集客から仲介までの一体化を目的として、コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社を子会社化。
2022年6月8−6−6
2023年6月16−1−1
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2024年6月19−1−1−5.3−1
2025年6月29226.92
2026年6月83222.43

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

営業収益83億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金97.6%81億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比8.4pt
2.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.2pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2025年6月期は営業CFが1億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−2億円期末の手元現金は16億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2022年6月−8125
2023年6月1−11115
2024年6月−1−1619
2025年6月1−3−116

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年6月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は87.7%(業種中央値24.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年6月32186.2
2021年6月1310380.1
2022年6月95450.6
2023年6月1912761.1
2024年6月2421485.1
2025年6月2522387.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-13億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業収益成長率39社中1位あたり、逆に低いのは営業利益率39社中35位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.4%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率上位前期からの売上の伸び
186.2%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥307で、1年前と比べて-8.1%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥307-6.7%1ヶ月+7.0%1年-8.1%時価総額28億円
過去52週の値幅
安値¥226高値¥391

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)8.5倍
PBR1.20倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+11.7%と堅調に推移し、8月13日には306円と年初来高値圏に接近。52週高値414円からはなお-26%の水準だが、7月初めの259円を底に上昇基調が明確。25日線(279円)を9.7%上回り、75日線・200日線も突破。出来高も8月12〜13日に9万株超と活発化し、需給改善が鮮明。ただしRSIが84.3と過熱感もあり、短期的な利益確定売りに注意が必要。週足では7月中旬からの上昇トレンドが継続中で、押し目買いが入るかが焦点。3万円台半ばの攻防が続き、上値余地は52週高値まで約35%あるが、売られ過ぎ反発の性格も強い。今後の決算や業績見通し次第で大きく動く可能性がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは36.49倍と業界平均の17.29倍を大きく上回り、割高感がある。PBRは1.10倍と業界平均の1.76倍を下回るが、ROEは7.2%と低い。配当は無配で、直近の利益は改善傾向にあるが、収益力はまだ弱い。将来性を織り込んでいるが、現時点ではやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍17.5倍
PER (予想)8.5倍
PBR1.20倍1.81倍
ROE7.2%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、急成長する売上高が今後も持続するかどうか、そして黒字化した収益性がさらに改善するかどうかが焦点。強気派は、2022年から2025年にかけて売上高が約3.6倍に成長し、営業利益率がプラスに転じたことを評価し、成長軌道が続く可能性に注目する。一方、弱気派は、2024年6月期まで営業赤字が続いており、黒字化は初期段階であり、過去の赤字を考えれば収益の安定性に疑問を呈する。また、時価総額26億円と小型で、流動性リスクや情報開示の乏しさも懸念材料。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長

    売上高が3年で約3.6倍に拡大し、成長性が高い。

  • 黒字転換達成

    2025年6月期に営業利益率6.9%と純利益2億円を計上。

  • 金融分野の需要

    金融サービス市場は安定成長が期待され、ニッチな需要に応える可能性。

  • 純利益2億円と黒字転換通年影響

    純損益-1→2億円、最終損益が黒字化

  • 売上高29億円、前期比53%増通年影響

    売上高19→29億円、増収が収益改善を牽引

  • 営業利益率6.9%まで回復通年影響

    営業利益率-5.26%→6.9%、損益分岐点を超えた

  • PBR1.10倍と株価純資産倍率は低位継続影響

    PBR1.10倍、解散価値に近い水準で下支え

マイナスに働く材料7
  • 過去の赤字継続

    2024年まで営業赤字が続き、収益基盤が脆弱だった。

  • 小型で情報不足

    時価総額26億円と小型で、開示情報が限られ評価が難しい。

  • 信用リスク懸念

    金融業は貸倒れリスクが大きく、環境悪化で業績が悪化しうる。

  • PER36.49倍と利益水準に対し割高継続影響

    時価総額26億円に対し純利益2億円、PERは36.49倍

  • 無配当で株主還元が不在通年影響

    配当利回り0%、配当実績がなく投資家の支持を得にくい

  • 株価が1年で37.6%下落と弱気継続影響

    1年間で株価下落、信用不安や業績不振の懸念が残る

  • 税負担ゼロは一過性、来期以降は税金発生決算発表後影響

    営業利益2億円と純利益2億円が同額、繰越欠損金利用後に税負担

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長持続性を確認するため。前期比で伸びが鈍化していないか見る。
営業利益率
黒字化が定着するか、さらなる改善があるかを確認するため。
貸倒関連費用
金融業のリスクを評価する。費用増加は業績悪化の兆候。

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ2,589人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.0%を占め、残る97.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年6月%2025年6月%
個人・その他70.075.6
証券会社15.015.9
外国法人9.65.5
事業法人3.42.3
金融機関2.00.7
外国人個人0.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中山田 明17.33
02JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合8.94
03結長期戦略投資事業有限責任組合8.19
04楽天証券株式会社8.07
05塩澤 崇6.14
06テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合5.10
07株式会社SBI証券3.06
08JPモルガン証券株式会社2.11
09藤崎 真治郎1.85
10新生ベンチャーパートナーズ1号投資事業有限責任組合1.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-07
    楽天証券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.27%
    -1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で+100%、1株純資産は2期で+8%。直近期のROEは7.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPS
2020年6月−9,424
2021年6月−10,177
2022年6月−104
2023年6月−25
2024年6月−19227
2025年6月18245
2026年6月32

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/6期の役員報酬は総額64百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中山田明代表取締役CEO591,575,400
塩澤崇取締役CMO44558,200
平山亮取締役CFO4324,900
伊藤雅仁取締役58
柴田暁取締役45
高橋敏哉常勤監査役68
穴田卓司監査役61
寺田達史監査役64

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3484816
社外取締役416164

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,970字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、創業以来、「テクノロジーと分析の力でユーザーにパワーを」をミッションに、「真にユーザーサイドに立った新しいフィナンシャルサービスを作る」をビジョンに掲げています。また、当社のバリュー(行動指針)として、「Enjoy(挑戦は明るく楽しく。そして、チーム一丸となってゴールに向かおう。)」「Big Try(非連続な成長ポイントを見極め、果敢にチャレンジしよう。)」「Professional(ビジネスは結果が全て。結果に繋がるアクションを自分の頭で考えて実行しよう。)」の3つを定めております。多くの人にとって人生最大の借り入れとなり得る住宅ローンについて、借手の立場で最適な住宅ローンをアドバイスしてくれるサービス、「住宅ローンを必要とする全ての人が、最も有利な条件で借り入れ、借り換えできる」世界の実現を目指しており、住宅ローンの借り入れ、借り換えに伴う人々の意思決定を支えるプラットフォームを作り上げたいと考えております。 当該ミッションを果たすために、当社、連結子会社(コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社)の計2社で、住宅ローン及び不動産投資用ローンの媒介、投資用不動産の媒介を主な事業として取り組んでいます。 住宅ローンにおける業務は依然として手書きの事務作業が多く、書類も煩雑であるなどユーザー側が作業を行う事務負担が大きい状態にあります。また、不動産会社が主導で金融機関を紹介することによるミスマッチの発生など、業界全体として様々な課題を抱えていると考えられます。加えて、IT化が進んでいないという側面は不動産会社側にも少なからず事務負担の増加など影響を及ぼしているものと考えられます。当社グループは、テクノロジーを活用してこれらの課題に取り組んでおり、住宅ローンを検討するユーザーや不動産会社の負担を減らすだけでなく、一生に一度の住宅購入をより満足に行える機会を作ることで、人々の幸せに寄与することを目指しております。 各社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 「モゲチェック」事業 「モゲチェック」は、ウェブサービス及びスマートフォン向けアプリを通じて、住宅購入予定者に対する住宅ローンの媒介を主要業務としています。当該媒介業務においてユーザーの住宅ローン審査申込に際して審査申込先銀行と契約している広告代理店より広告宣伝費を受領しております。また、住宅ローンの媒介に係る顧客獲得のためにオンラインマーケティングを中心とした広告戦略に加えて、保険代理店等向けのモゲチェック機能の紹介及び住宅購入予定者に対する利用促進、不動産会社向けのモゲチェック機能の紹介及び住宅購入予定者に対する利用促進並びにモゲチェック事業会員向け情報提供等をしております。当該住宅ローンの媒介に係る顧客獲得のために不動産会社に対する住宅購入予定者の紹介、保険代理店等に対する住宅ローン利用顧客の紹介においては、紹介手数料として当社より不動産会社及び保険代理店等に手数料を支払っております。 モゲチェック事業会員向け情報提供の主な内容は次のとおりとなっております。 今月の金利動向   ・毎月の住宅ローン金利の動きをお伝え・住宅ローン金利が上がっているのか下がっているのか、金利タイプ別にトレンドが把握可能 金利耐久力   ・現在の年収で、何%までの住宅ローン金利の上昇に耐えられるかを把握可能・金利耐久力によっては固定金利への金利タイプの変更を検討する際の参考として活用可能 借り換えメリット   ・現在借り換えると、どれくらい利息支払額を減らせるか・借り換えメリットがあれば、そのままモゲチェックを使って借り換えサービスの申込が可能 総返済額内訳   ・現在の住宅ローン残高(元本)と利息支払額の総額が把握可能・住宅ローン残高(元本)と利息支払額の総額を毎月自動的に更新 毎月返済額内訳   ・毎月の返済額の内、元本返済と利息返済それぞれの金額が把握可能・現在毎月どれだけの金額の利息を払っているのか把握することが可能 金利推移   ・金利タイプ別の金利推移とユーザーのローンの金利との比較が可能・現在借りているローンの金利が割高なのか割安なのかを判断可能 将来金利予測   ・独自の金利予測モデルを使って、ユーザーのローンの将来の金利の動きを予測・金利タイプ別に将来の金利の動きを比較できるため、金利タイプの選択や将来の金利上昇リスクに備えるツールとして使用可能 純資産価値   ・住宅の現在及び将来の価値(予測値)を表示します。住宅ローン残高との差を計算し、純資産価値を把握することが可能・現在又は将来のある時点で自宅を売却した場合に、どれくらいの資産が残るのかが把握可能 また、モゲチェック事業における主要KPIとしては売上、モゲチェックサービスの利用を通じた住宅ローン審査申込数、銀行又は銀行と契約している広告代理店から受け取る1審査申込当たりの手数料及び1審査申込当たり顧客獲得コストとなります。 サービス名である「モゲチェック」は、「モーゲージ」の略である“モゲ”と、“チェック”からなる造語です。モーゲージ(mortgage)とは、住宅ローンを指す英単語で、「住宅ローンのことをチェックしよう!」というサービスの内容・目的を、「モゲチェック」というサービス名で表しています。 2015年8月のサービス提供開始から、テクノロジーとデータ分析を活かして「住宅ローン借り入れ可能額の判定」「金融機関ごとの融資承認確率の推定」「ユーザーにとってベストな条件の住宅ローン商品の提案」などを行ってまいりました。以下のグラフのとおり月次の会員数及び四半期ごとの住宅ローン審査の申込数は増加し、現在まで続いております。オンラインサービスへの需要の高まりや、コロナ禍において在宅勤務が普及したことによる住環境の見直し、低金利が続く住宅ローンに応じた借り入れ、借り換え需要などと考えております。また、社会全体のオンライン化が進む中、住宅ローンの分野でも今後ますますオンラインサービスの需要は伸びると当社グループとしては考えております。 モゲチェックサービス会員数 住宅ローン審査申込数(件) 以下、モゲチェック事業の特徴について説明いたします。サービスの概要図は以下のとおりです。 ①お客様ごとの住宅ローンの提案 当社は、オンラインサービスを通じて、住宅ローンの借入又は借換を検討するユーザーに対して住宅ローンの提案を行っております。提案に際しては当社独自のシステムを用いてお客様情報及び各銀行の審査ロジックを分析した上で、サービスをお申込みされたユーザーの借入可能額(借換可能額)、融資承認確率(※1)を算出し、年齢、地域、自己資金、団体信用保険に対する顧客ニーズ等に基づき、住宅ローンを当該ユーザーに提示しております。なお、ユーザーがモゲチェックを通じて金融機関に審査申込を行った場合に、金融機関の審査において融資承認が下りなかったとしても、当社は責任を負わないことについてユーザーより事前の同意を得ております。 (※1)融資承認確率 年齢、年収、職種、業種などの12項目のユーザー情報を入力すると、住宅ローン審査を通過する確率(融資承認確率)付きのランキングが表示されます。また、融資承認確率は借り入れ希望額や自己資金の金額によって変わるため、住宅購入の予算を検討するシミュレーションとしても利用できます。 ②クイック申込 最終的な住宅ローンのお申込はユーザーご自身の判断において実行されます。また、モゲチェックサービスにおいてユーザーは無料で当社サービスをお使いいただくことが可能であり、当社はユーザーが銀行に住宅ローンの審査にお申込みされた時点を起点として、審査申込1件あたりに対して銀行又は銀行と契約している広告代理店より手数料を受領しています。また、ユーザーがモゲチェックに登録すると、そのユーザー情報を利用し最小限の追加情報でオンライン上で審査申込が可能となります。 ③チャットサポート モゲチェックは住宅ローンの提案内容から決済において、オペレーターもしくはAIによるチャットサポートを実施しています。 銀行又は銀行と契約している広告代理店から受け取る1審査申込当たりの手数料の推移及び審査申込当たり顧客獲得コスト(単位:円)は以下のとおりです。2023年6月期より安定してマージンを確保していると判断しております。 ④不動産会社との提携による顧客獲得の効率化 ユーザー獲得を目的として、提携している不動産会社や保険代理店等よりユーザーにモゲチェックをご紹介いただいており、住宅ローン審査にお申込みされた時点を起点として、当該提携不動産会社や保険代理店等に手数料を支払っております。 (主な関係会社)当社 「INVASE」事業 INVASE事業は、サービス名を「INVASE」として、ウェブサービス及びスマートフォン向けアプリを通じて2つの主要業務を営んでおります。 1つ目は投資用物件購入予定者に対する投資用不動産の売買・仲介です。2つ目は当該投資用不動産の売買・仲介に係る顧客獲得を目的とした各種業務となります。具体的には投資用物件購入予定者及び投資用物件保有者に対する不動産投資用ローンの媒介、投資用物件購入予定者に対する投資用不動産物件の紹介、不動産会社に対する投資用物件購入予定者の紹介、不動産会社等からの物件の仕入等をしております。 以下が主要業務の概要図となります。 ウェブサービスにおいては、投資用物件仲介の顧客獲得を目的として、当社のオンラインサービスを通じて、不動産投資物件に係る不動産投資用ローンの借入を検討されるユーザーに対して、お客様の情報及び銀行の不動産投資用ローンに係る審査ロジックを分析の上、不動産投資用ローンの借入可能額を提示(サービス名:バウチャー)しております。当該バウチャー発行時に、ユーザーの属性及びニーズに即した投資用不動産物件仲介会社を紹介し、当該紹介1件あたりに対して紹介先不動産会社より手数料を受領しています。当該紹介先不動産会社には子会社であるコンドミニアム・アセットマネジメント社も含まれており、投資用物件の仲介に至った際にはお客様より仲介手数料を受領いたします。加えて、不動産投資用ローンの借換を検討するユーザーに対しては、当社のオンラインサービスを通じて、不動産投資用ローンの提案を行っております。当該借換については、銀行から融資承認を受領した時点を起点として、借換によって生じるメリット額の10%あるいは35万円(税抜)のいずれか高いほうをお客様より手数料として受領しております。 主なKPIとしては売上、バウチャーサービスの申込数、借換サービス申込数、不動産売買・仲介に係る契約数となります。 アプリサービスにおいては、アプリを通じて常時ユーザーに価格情報(物件の時価、純資産、必要自己資金等)を提供し、コンドミニアム社が売買をサポートしています。売主は保有物件の純資産を把握して適切なタイミングで売却でき、買主は現在保有する自己資金で買える物件が探せるサービスです(買主または売主が不動産会社等の法人の場合もございます)。 以下がアプリサービスの概要図となります。 また、以下のグラフのとおり収益不動産(賃貸物件)の資産規模は増加しており、低金利環境下における不動産投資需要の高まりが要因であると判断しています。IVNASEサービスの会員数についても当該需要により増加しているものと考えております。 収益不動産(賃貸住宅)の資産規模(単位:兆円) 出所:2024年12月17日 ニッセイ基礎研究所「わが国の不動産投資市場規模(2024年)」より当社作成 INVASEサービス会員数 以上を述べた事業系統図は、次のとおりであります。 <モゲチェック事業> <INVASE事業>
経営方針・対処すべき課題5,545字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針・経営戦略等 当社グループは「真にユーザーサイドに立った新しいフィナンシャルサービスを作る」というビジョンのもと、「テクノロジーと分析の力でユーザーにパワーを」という事業のミッションに基づき、ビジネスを展開しております。 また、当社グループでは「Enjoy」「Big Try」「Professional」という3つの行動指針を共通の価値観として大切にしながら、オンラインテクノロジーを活用し、ユーザーにとって最適な住宅ローンサービス、最適な不動産投資用サービスの開発・提供に取り組んでおります。 こうした経営方針の下、当社グループの主要なサービスである一般顧客向けサービスである「モゲチェック」「INVASE」の普及と、関連するサービスの提供により、ユーザーにとって最適な住宅ローン選び、投資用不動産物件の選択の実現や付帯サービス提供による利便性の向上に貢献してまいります。 具体的なマーケティング戦略としましては、ユーザーに対して当社サービスの認知を獲得するため、オンラインを中心とした広告展開を強化しております。また、当該広告展開のみならず、ユーザーの住宅ローンサービスに関連する各銀行との関係強化を図り、当社サービスの利便性強化を実施してまいります。また、モゲチェック事業については住宅ローンを取り扱うことのある不動産会社や保険代理店等との提携により、当該不動産会社や保険代理店等からユーザーに対してモゲチェックを紹介いただくことで更なる認知獲得に努めています。 以上のような施策により、顧客の認知度向上及びサービスの満足度を向上させ、高い成長性の確保と継続的な収益の確保を実現していく方針であります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を目指しており、主な経営指標として売上高及び営業利益を特に重視するとともに、適正な人員規模・人材配置による事業運営に努めております。 当社グループの主要なサービスである「モゲチェック」は、住宅ローン審査申込に応じて銀行から手数料を受領するフロービジネスのモデルであるため、当該フローの源泉となりますオンラインマーケティング等による集客数(サービスサイトへのアクセス数)やサービス登録者数を重視しております。また、当該フローに関連して住宅ローン審査申込数及び成長率に加えて、1審査申込当たりの手数料及び審査申込当たり顧客獲得コストを重視しております。 同様に「INVASE」においてもフロービジネスとなりますため、集客数(サービスサイトへのアクセス数)やサービス登録者数に加えて、当該フローに関連するバウチャーサービスの集客数及び申込数、借り換え本審査承認数、投資用物件の契約数を重視しております。 (3)経営環境 「モゲチェック」サービスは住宅ローンの提案サービスであることから、住宅ローン市場の市場拡大が業績に影響を与えるものと考えております。以下のグラフのとおり、2018年から2023年にかけて、国内における住宅ローンの新規貸出額は、19.4兆円から20.3兆円と約4.3%増加しております。当該住宅ローン貸出残高が上昇基調にある要因として、低金利環境の長期化、住宅ローン減税による購入需要の喚起や、マンション価格の上昇の3点が挙げられると判断しています。 (新規貸出額推移、単位:兆円) (出所:国土交通省 令和6年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書より当社作成) 日本の低金利環境の証左として日本国債10年物の推移を見ると、2007年のリーマンショック以降低下の傾向及び2016年から現在に至るまで0.0%から1.5%程度で推移しています。加えて、民間金融機関の住宅ローンは、固定金利、変動金利ともに、1996年から現在に至るまでほぼ横ばいの水準で推移しており、先述の低金利環境は2008年の金融危機及びその後の金融緩和以降も長きにわたり継続していることから、今後の住宅ローン含む低金利環境が継続する可能性は高いものと想定しております。また、2023年4月に新しく日本銀行総裁に就任した植田総裁からも「金融緩和を継続し、経済をしっかり支える必要がある」とコメントがあり、2024年3月にマイナス金利が解除されておりますが、金利の上昇幅は限定的となっており、本書提出時点においても当該低金利環境は継続しているものと認識しております。 ●日本国債10年物の推移 (出所:財務省等の公表データより当社作成) また、住宅ローン減税については、2022年度の税制改正により2025年末までの延長が決定(2025年中の住宅購入者まで適用)されており、また、当該減税措置の適用期間は10年から13年に延長されていることから、最大2038年までの住宅ローン減税による長期的な需要喚起が見込まれております。 マンション価格については、日銀のマイナス金利政策や政府の住宅取得支援制度などを背景に、2024年においても首都圏中古マンション成約平米単価は11年連続の上昇を続けており、中古マンション需要が引き続き高い状態が続いております。2020年3月以降は新型コロナウイルスの感染拡大の影響が緩和され、首都圏中古マンション成約件数は2020年4月を起点として緩やかな上昇傾向が続いており、2024年においても改善の兆しをみせております。(公益財団法人 東日本不動産流通機構 統計情報) こうした環境を踏まえると、当社グループの主要なサービスであるモゲチェック事業は底堅い住宅ローン市場に伴い強固なビジネス環境に立脚していると認識しており、今後の更なる認知度向上に伴い、当社グループのサービスへの需要も更に拡大していくものと考えております。 今後の住宅ローン市場については金利動向及び住宅に係る需給バランスによるところがありますが、以下の持ち家比率の推移にあるとおり、金利動向、経済動向に関わらず住宅購入に係る需要は常に60%程度と一定以上の水準で推移していることから、今後も一定の住宅需要が存在すると想定されます。 出所:総務省統計局「住宅・土地統計調査」より当社作成 このような最近の業界動向及び事業環境の変化を踏まえ、当社では、本書「事業の内容」についてプロダクトの開発を進めてまいりました。利便性の向上等によりモゲチェックサービス会員数、INVASEサービス会員数が増加したものと考えております。 当社は、引き続きモゲチェックサービスの開発及び不動産会社や保険会社等との提携と、INVASEサービスにおける営業体制の強化を重点課題と位置付け、持続的な成長を維持できるよう推進してまいります。 また、主力サービスであるモゲチェックサービスの優位性、差別化の特徴は4点あります。以下の図は概要となります。 ①業態 モゲチェックは貸金業に基づいたオンラインにおける住宅ローン提案サービスを提供しており、他の住宅ローン比較サイトが広告業を成り立ちとしている点でサービスの内容が異なります。 ②信用力分析 モゲチェックはユーザーの信用力の分析に基づいた住宅ローンの提案サービスを軸としており、表面金利の高低による金利ランキングが中心となる住宅ローン比較サイトと異なり、ユーザー個人に対してのオーダーメード型のサービスとなっています。当該信用力分析は取得済みの特許(特許番号7366355号)「融資承認確率算出装置、融資承認確率算出方法、及びプログラム」を活用しております。住宅購入に際しての顧客の主な課題として、「自分が住宅ローンをいくら借りられるのか」「どの銀行であればローンが通るのか」が考えられます。銀行ごとに顧客が申込を全て実施すればそれぞれの銀行において審査を受けることは可能ですが、手間あるいは購入予定物件の申込期限等に鑑みて現実的とは言い難いと考えられます。モゲチェックを通じてのみ、「自分がいくら借りられるのか」「どの銀行であればローンが通るのか」がわかるのであれば、その利便性をもってモゲチェックを使う理由になり、他社との差別化の特徴であると考えております。 ③クイック申込 モゲチェックは申込方法の利便性を追求している一方で、他のサービスにおいては審査申込は個別銀行ごとにユーザーが対応する必要が発生します。 ④チャットサポート モゲチェックは住宅ローンの提案から決済まで人とAIによるサポートを実施していますが、住宅ローン比較サイトはビジネスが広告業をベースとしているため、サポートができません(貸金業法第11条第2項)。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ①既存サービスの強化を目的とした認知度向上 当社グループのサービスはオンラインサービスであることから、住宅ローン利用予定者や投資用不動産購入予定者など、潜在的なユーザーによるサービスのオンライン検索において、当社グループのサービスの第一想起が重要であると認識しています。モゲチェック事業及びINVASE事業ともに、オンライン広告やセミナーの開催等による認知度の向上に加えて、サービスサイトの導線改善等により、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果の向上が見られていることから、今後もオンライン広告を中心に、提携不動産会社の顧客網の活用等も加えて、認知度向上が可能と考えております。 ②提携不動産会社等とのリレーション強化 モゲチェック事業は、2022年7月より提携不動産会社、2023年より提携保険代理店等によるモゲチェックサービスの利用を開始しました。当該提携は、住宅ローン利用予定者との接点の拡大を企図したものであり、結果的に提携不動産会社等からの住宅ローン審査申込数は増加傾向にあり、今後も提携不動産会社等を増やすことで売上の向上に繋がるものと想定しております。 ③継続的な新サービスの提供 当社グループが今後も成長を持続していくためには他社との差別化が急務であり、サービスの優位性を高めるための機能強化・追加が必要不可欠であると認識しております。当社グループは、特定分野・技術に固執せずに、新しい技術分野にも取り組みながら、幅広い技術分野を網羅し、最適なものを組み合わせてサービスを提供することを重視しております。AIやクラウドだけでなく、将来的にはWeb、モバイル、ビッグデータ解析等の技術や、Webサービス、モバイルアプリ双方において優れたユーザー体験を実現するUI/UX(注)のノウハウを用いることで、ユーザーニーズに柔軟に対応できることが当社グループの事業展開上の強みとなっていると認識しております。今後も当社の付加価値を上げるサービスを展開してまいります。 (注) UI/UXとは、User Interface/User Experienceの略称で、UIとはユーザーがパソコンやスマートフォン等のデバイスを通じてデザイン、フォントや外観など視覚に触れる情報のことであり、UXとはユーザーがUIを実装したサービスを通じて得られる体験を指します。 ④優秀な人材の継続的な採用と育成 当社グループは、成長戦略を着実に実行していくことで売上高の高成長を実現するとともに、営業利益率の向上を図ることが課題だと認識しております。そのためには、採用力強化により技術者人材やオペレーション関連人材を増員すると同時に、対応技術分野やカスタマーサポートの充実等により、付加価値の高いサービスを提供しサービス利用率の向上に努めることで、売上高の向上を図ってまいります。 ⑤内部管理体制の強化 当社グループは、今後もより一層の事業拡大及び成長を見込んでおります。そのため、事業拡大・成長に応じた内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。経営の公正性・透明性を確保すべく、コーポレート・ガバナンスを強化し、適切な内部統制システムの構築を図ってまいります。 ⑥財務基盤の強化 当社グループは、2025年6月期は黒字となりましたが、事業拡大に関する開発人員及び営業人員の採用や認知促進活動といった先行投資により、2024年6月期まで連続して当期純損失を計上しておりました。先行投資に関しては今後の資金繰りに支障が無いように資金調達をし、当該先行投資の結果として売上も伸長しており、収益力も高まっております。 また、優秀な人材の採用及び育成、事業開発及びシステム開発活動など、今後の事業拡大に向けた投資資金需要に対応すべく、事業資金を安定的に確保することが必要不可欠であると考えております。今後の資金調達手段としては、主に金融機関からの借入を検討しております。 加えて、売上高の成長を通じて当期純損益の継続的な黒字化を図っていくことが重要な課題と認識しております。 ⑦情報管理体制の強化 当社グループは、事業の特性上、信用情報等の重要な個人情報を含む機密情報を保持しており、このような情報の流出や不適切な取り扱いを防止すべきであると認識しております。当社グループは個人情報を取り扱う業務フローの整備、社内教育等を実施しておりますが、情報セキュリティの強化等により情報管理体制の強化を図ってまいります。
事業等のリスク6,375字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に最大限の努力をしてまいります。また、当社グループとして必ずしも重要な事業上のリスクに該当しないと考える事項につきましても、投資者の判断上、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要であると考えられるものについては、投資者に対する積極開示の観点から記載しております。当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境について ①経営環境の変化について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:大) 当社グループの主要な事業領域である住宅ローン市場は、日本銀行の継続的な低金利政策や日本国政府による減税措置の継続等の追い風により、長期的な市場拡大が見込まれておりますが、日本銀行の金融政策の大きな転換や日本国政府による税制改定や政府方針の転換などの影響により、市場の成長鈍化や縮小した場合、若しくは当社グループの成長予測を下回った場合には、住宅ローン審査申込件数の減少や、投資用不動産仲介件数の減少等によって当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当リスクについては事業計画をモニタリングし、経営環境の中長期的な動向変化の兆候の把握と収益源の多角化等によってリスクの低減に向けた対応を行っております。 ②技術革新への対応について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:小) 当社グループは、住宅ローン提案サービス「モゲチェック」を活用することで、住宅購入予定者に対して、最適な住宅ローンの提供を可能としており、今後もサービスの改善に加えて不動産会社や保険代理店等の提携会社の増加等の様々な可能性を検討しておりますが、「モゲチェック」がサービスを展開しているインターネット環境は、技術進捗が速く、当社グループが想定する以上の技術革新により、当社グループの技術やサービスが競争力を失うような事態が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③競合について(顕在化可能性:中 発生時期:特定時期時なし 影響度:小) 当社グループの主要事業であるモゲチェック事業が属する住宅ローン業界においては、テクノロジーを活用した住宅ローン提案サービスを提供する競合は少ないものの、今後、同様のビジネスモデルを有する他社の参入などにより十分な差別化ができなくなり、競争が激化した場合には、広告出稿価格の増加や住宅ローン審査申込数の減少等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当リスクについては、特許の取得による参入障壁の構築、継続的なサービス改善、収益源の多角化等によってリスクの低減に向けた対応を行っております。 (2)事業及びサービス展開について ①銀行との関係について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:中) 当社グループは、モゲチェック及びINVASEの顧客の送客を銀行に行っております。銀行にいかに顧客を送客できるかが、銀行との関係性において重要となっております。そのため、銀行と定期的に送客の状況に応じて、手数料の交渉等を行っております。銀行との関係は良好でありますが、今後、何らかの理由により取引の継続が困難となった場合、手数料の単価変更の要請を受ける可能性含め当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当リスクについては、融資承認確率のスコアリングモデルの改善による住宅ローンの審査申込みに繋がる質の高い顧客の送客、Webマーケティングの強化による送客数の増加等を通じて、銀行との良好な関係の構築に努めており、リスクの低減に向けた対応を行っております。 ②検索エンジンからの集客について(顕在化可能性:中 発生時期:特定時期なし 影響度:中) 当社グループは、GoogleやYahoo! JAPAN等の検索サイトからの集客が重要であります。検索サイトにおける検索アルゴリズムの大幅な変更が行われ、これまでの検索エンジン最適化対策が有効に機能しなかった場合、当社の広告の表示回数の減少や当社サービスサイトの表示回数の減少等によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当リスクについては、検索アルゴリズム変更に関する情報の取得、検索キーワードにおける順位変動のモニタリング、サイトのアクセス解析、検索結果の上位サイト分析をもとに検索アルゴリズムの変更に応じたSEO対策を継続することにより、リスクの低減に向けた対応を行っております。加えて、検索エンジンからの集客からの広告宣伝効果が減少した際には、不動産会社経由、保険代理店経由等のオフラインでのユーザー獲得を代替施策として、リスク低減に向けた対応を行っております。 ③提携不動産会社等との関係について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:小) 当社グループは、モゲチェックパートナーである提携不動産会社や不動産掲載サイト等を通じてモゲチェックをユーザーにご紹介いただいております。モゲチェックの認知拡大においてはモゲチェックパートナーである提携不動産会社や不動産掲載サイトとの良好な関係の構築及び維持・強化が重要であると認識しており、モゲチェックに関する勉強会や支払手数料の適正化等を通じて良好な関係の構築に努めております。 しかしながら、提携不動産会社等との契約内容・取引条件に大きな変動が生じる等の何らかの事情により、各社との関係に大きな変化が生じた場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④組織規模について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:小) 当社グループの従業員数は66名(2025年6月30日現在)であり、小規模な組織であると認識しております。現時点においては、当社グループの規模に対して適切な人員体制が構築できているものと考えておりますが、今後の事業拡大に応じて、人員増強、内部管理体制の充実を図っていく必要があると考えております。 しかしながら、事業の拡大に応じた人員増強が順調に進まなかった場合や内部管理体制の充実がなされなかった場合、プロダクト開発に係る人員あるいは営業に係る人員の短期的かつ大量の離職等が発生する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、本書提出日現在までに人員面については一定程度の基盤を整えたことから、2026年6月期においては、当社グループでは若干名の採用を予定しております。 ⑤創業者への依存について(顕在化可能性:低、発生時期:特定時期なし 影響度:中) 当社グループの代表取締役である中山田明は、創業者であり、創業以来継続的に代表取締役を務めております。中山田明は、当社グループの強みである事業モデルの創出や経営方針及び経営戦略の策定において中心的な役割を果たしております。当社グループでは取締役会や定例の経営会議において、役員及び幹部社員との情報共有や経営組織の強化を図り、中山田明に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により中山田明が当社グループの業務を行うことが困難となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥人材の確保や育成について(顕在化可能性:中 発生時期:特定時期なし 影響度:中) 当社グループが継続して事業拡大を進めていくためには、優秀な人材の確保、育成及び定着が不可欠であると認識しております。そのため、継続的な人材採用や育成に加え、定着率向上に向けた各種施策を行っております。 しかしながら、優秀な人材が必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合や人材流出が進んだ場合等には、経常的な業務運営及び事業拡大等に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ソフトウエアの減損について(顕在化可能性:中 発生時期:特定時期なし 影響度:小) 当社グループは、将来の収益獲得あるいは費用削減が確実であると認められた開発費用についてはソフトウエア(ソフトウエア仮勘定含む)に計上しております。このソフトウエアについて将来の使用状況の変更やサービスの陳腐化等により収益獲得、費用削減効果が大幅に損なわれた場合、ソフトウエアの償却や減損が必要になり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧システムトラブルについて(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:中) 当社グループが顧客に提供しているサービスはオンライン上に立脚しており、当該アプリケーションはクラウドという特性上、インターネットに接続するための通信ネットワークやインフラストラクチャーに依存しております。当社グループはシステムトラブルを最大限回避すべく、クラウドプラットフォームとして信頼されているAmazon社が提供するクラウドプラットフォーム上にアプリケーションを構築しております。 しかしながら、自然災害や事故、プログラム不良、不正アクセス、その他何らかの要因により予期しえないトラブルが発生し、大規模なシステム障害が起こるような場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨情報管理体制について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:大) 当社グループは、提供するサービスに関連して多数の個人情報を取り扱っております。これらの情報資産の保護や漏洩リスクを回避するため、情報セキュリティ基本方針を定め、関連規程を整備・運用しております。しかしながら、何らかの理由により重要な情報資産の漏洩、消失、不正利用等が発生した場合、当社グループの信用失墜、損害賠償請求の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩法的規制、許認可について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:大) 当社グループが行う事業につきましては、以下の法令及び貸金業法等による規制を受けております。しかしながら、今後、これらの法令等の解釈の変更及び改正が行われた場合、また、当社グループが行う事業を規制する法令等が新たに制定された場合には、事業内容の変更や新たなコスト発生等により、当社グループの業績及び今後の事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが取得している以下の許認可(登録)及び貸金業法にかかる貸金業登録につき、これらの許認可を受けるための諸条件及び関連法令の遵守に努めており、本書提出日現在において、事業主として欠格事由及びこれらの許認可(登録)の取消事由に該当する事実はないことを認識しておりますが、今後、欠格事由又は取消事由に該当する事実が発生し、許認可(登録)取消等の事態が発生した場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたすとともに、事業遂行に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (許認可等の状況) 許認可等の名称   有効期限   許認可等 の番号   規制法令   所轄官庁等   取消事由等 宅地建物取引業免許   2022年2月5日~2027年2月4日   第107360号   宅地建物取引業法   国土交通省   同法第66条、第67条 貸金業登録   2024年6月30日~2027年6月29日   第31690号   貸金業法   東京都   同法第24条 ⑪訴訟等について(顕在化可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、本書提出日現在において提起されている訴訟はありません。適宜、顧問弁護士と情報共有を図り、訴訟リスクの低減に努めておりますが、将来何らかの事由の発生により、訴訟等による請求を受ける可能性を完全に回避することは困難であり、このような事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ⑫知的財産権の侵害について(顕在化可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループでは、「モゲチェック」、「INVASE」等のサービス名についての商標登録を行っており、今後も知的財産権の保全に積極的に取り組む予定です。しかしながら、当社グループの知的財産権が第三者に侵害された場合には、社会的信用性が他の業界にも増して重要な要素となり、解決までに多くの時間及び費用が掛かる等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、第三者の知的財産権侵害の可能性については、専門家と連携を取り調査可能な範囲で対応を行っておりますが、当社グループの事業領域において第三者が保有する知的財産権を完全に把握することは困難であり、当社グループが認識せずに他社の知的財産権を侵害してしまう可能性は否定できません。この場合、損害賠償請求、使用差止請求や当社グループの社会的信用を失うこと等が想定され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)その他 ①配当政策について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:小) 当社グループは、株主への利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しておりますが、当社グループは現在、成長過程にあると考えており、事業の効率化と事業拡大のための投資等に内部留保資金を充当し、なお一層の業容拡大を目指すことが株主に対する最大の利益還元に繋がると考えております。 そのため、今後の事業展開及び財務基盤強化のために必要な内部留保の確保を優先し、当面は無配を予定しておりますが、今後の経営成績及び財政状態を勘案しながら、利益配当についても検討してまいります。なお、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ②繰越欠損金の解消による影響について(顕在化可能性:高、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当連結会計年度末において当社グループに税務上の繰越欠損金が存在しております。当社グループの業績が順調に推移し繰越欠損金が解消した場合や繰越欠損金の期限が切れた場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、当期純利益及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 ③新株予約権の行使による株式の希薄化について(顕在化可能性:低 発生時期:特定時期なし 影響度:中) 当社では、当社グループの役員及び従業員等に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しており、本書提出日現在における発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は5.33%となっております。これらの新株予約権が行使された場合には、当社の株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,647字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (a)財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ116,258千円増加し、2,537,288千円となりました。これは主に、投資有価証券が99,103千円増加したことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ53,466千円減少し、306,703千円となりました。これは主に、長期借入金が100,000千円減少、未払消費税等が41,286千円増加したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ169,725千円増加し、2,230,584千円となりました。これは主に、利益剰余金が160,145千円増加、新株予約権が5,120千円増加したことによるものです。 (b)経営成績 当連結会計年度におけるわが国の経済は、過去最高水準の企業収益により設備投資が堅調に推移し、消費は回復の兆しが見えるものの、継続的な物価高と円安が持続する見込みで、景気回復は足踏み状態となりました。 このような事業環境の中、当社グループは、売上収益の成長路線を描きつつ、過年度から主力事業であるモゲチェック事業及びINVASE事業の双方でシステム開発やマーケティング等の投資を続けてきた結果、売上収益が改善いたしました。 当連結会計年度における当社グループの連結経営成績は、主にモゲチェック及びINVASEのユーザー数獲得のための広告宣伝及び人材への投資等により、申込件数等が増加した結果、売上高は、2,917,215千円(前期比54.4%増)となり、利益面では、営業利益は196,105千円(前期は110,789千円の営業損失)、経常利益は198,443千円(前期は144,470千円の経常損失)、税金等調整前当期純利益は198,443千円(前期は144,470千円の税金等調整前当期純損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は160,145千円(前期は121,571千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりです。 当連結会計年度より全社費用を各報告セグメントに合理的な基準に基づき配分する方法に変更しました。なお、前年同期比較については、前年同期の数値を変更後の算定方法に基づき組み替えて比較しております。 ①モゲチェック事業 当連結会計年度におきましては、モゲチェック事業は、特別金利キャンペーンを継続的に提供しつつ、オンライン広告、メディア露出、パートナー連携、動画コンテンツ及びアフィリエイトなど、多角的なチャネルで集客を強化したためモゲチェックサービスの集客数が約183万件増加(前期比31.4%増)し、ユーザー登録数は約5万件増加(前期比72.2%増)となりました。 それに加えて、UI/UX改善やAI導入といったテクノロジーを活用したサービス改善等にも注力したことにより効率的なユーザー獲得の増加につながり、売上収益に大きく貢献しております。 モゲチェックサービスの各種指標の推移 前々連結会計年度(自 2022年7月1日至 2023年6月30日)   前連結会計年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日) 集客数(件)   4,364,810   5,819,747   7,651,916 ユーザー登録数(件)   64,530   78,374   134,952 この結果、当連結会計年度における売上高、セグメント利益は前期比で成長しております。モゲチェック事業の業績は、売上高は1,982,124千円(前期比38.2%増)、セグメント利益は465,090千円(前期は136,770千円のセグメント利益)となっております。 ②INVASE事業 当連結会計年度におきましては、INVASE事業は、不動産投資アプリ「INVASE Pro」のサービス改善や資産評価機能を提供し、金融機関や不動産業者とのパートナーシップ強化、そしてセミナーやSNS等のマーケティング活動を通じて顧客基盤の拡大に努めたため、INVASEサービスのバウチャー申込数は減少したものの、会員登録数累計は前年同期比で23.1%の増加となりました。 また、子会社であるコンドミニアム・アセットマネジメント株式会社が手掛ける不動産投資事業の契約件数が95件増加(前期比38.3%増)となったため収益改善に大きく貢献しております。 INVASEサービスの各種指標の推移 前々連結会計年度(自 2022年7月1日至 2023年6月30日)   前連結会計年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日) バウチャー集客数(件)   517,340   384,663   345,926 バウチャー申込数(件)   8,478   7,635   6,450 会員登録数累計(人)   30,966   42,619   51,913 物件の契約件数(件)   137   248   343 この結果、当連結会計年度における売上高は前期比で増加し、セグメント損失も増加しております。INVASE事業の業績は、売上高は935,090千円(前期比105.4%増)、セグメント損失は268,984千円(前期は247,560千円のセグメント損失)となっております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ255,317千円減少し、1,616,483千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は116,802千円(前連結会計年度は70,837千円の使用)となりました。主な要因として、税金等調整前当期純利益198,443千円による増加があった一方で、不動産販売開始に伴い販売用不動産が81,798千円増加したことが減少要因として影響したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は256,559千円(前連結会計年度は91,322千円の使用)となりました。これは主に、増加要因として定期預金の払戻による収入300,000千円があった一方で、減少要因として定期預金の預入による支出400,000千円、投資有価証券の取得による支出99,595千円及び長期貸付けによる支出50,000千円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は115,561千円(前連結会計年度は556,360千円の獲得)になりました。これは主に、長期借入金の返済による支出108,330千円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (b)受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (c)販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) モゲチェック事業   1,982,124   38.2 INVASE事業   935,090   105.4 合計(千円)   2,917,215   54.4 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは、主にモゲチェック事業における認知度の拡大に伴う集客数・ユーザー登録数の増加、ならびにINVASE事業における不動産販売開始に伴う物件契約件数の増加により、売上が拡大しました。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社サイバーエージェント   593,765   31.4   596,123   20.4 バリューコマース株式会社   228,107   12.1   449,379   15.4 株式会社デジタルガレージ   ―   ―   359,237   12.3 株式会社ADWAYS DEEE   307,107   16.2   ―   ― (注)総販売実績に対する割合が10%未満の場合、該当する最近2連結会計年度の実績値の記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであり、将来に関する事項は不確実性を重視しており、実際の結果と異なる可能性もありますのでご留意ください。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。一般に公正妥当と認められる財務諸表の作成においては、期末日における資産及び負債の報告額や、報告対象期間中の収益及び費用の報告額に影響する判断及び見積りを行うことが求められております。当社の連結財務諸表作成においては、過去の実績等を勘案し合理的に判断及び見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表に関して、認識している特に重要な見積りを伴う会計方針は、以下のとおりであります。 (a)固定資産の減損損失 当社グループは、事業投資の結果生じた有形固定資産やのれん等の無形固定資産のうち、減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前キャッシュ・フローを見積り、その総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の認識及び測定に当たっては、慎重に検討を行っておりますが、事業計画や経営環境等の前提条件の変化により、減損処理が必要となる可能性があります。 (b)繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は翌連結会計年度の課税所得の見積りに依存するため、翌連結会計年度の不確実な経済状況及び会社の経営状況の影響を受け、その見積額の前提条件や仮定に変更が生じた場合には、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額の計上が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)財政状態 財政状態につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 (a) 財政状態」をご参照ください。 (b)経営成績 経営成績につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 (b) 経営成績」をご参照ください。 (販売費及び一般管理費及び営業利益) 販売費及び一般管理費は事業規模の拡大に伴い、主に人件費及び広告宣伝費の増加により、1,973,063千円(前年同期比19.1%増)となりました。 この結果、営業利益は196,105千円(前年同期は営業損失110,789千円)となりました。 (営業外損益及び経常利益) 営業外収益は、主に不動産販売開始に伴う受取賃貸料の計上及び受取利息の計上により5,912千円(前年同期比138.8%増)となりました。一方で、営業外費用は、前連結会計年度で計上していた上場関連費用21,026千円の減少により、3,575千円(前年同期比90.1%減)となりました。 この結果、経常利益は198,443千円(前年同期は経常損失144,470千円)となりました。 (特別損益、法人税等及び親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益及び特別損失は当連結会計年度において生じませんでした。また、法人税等は、主に法人税等調整額の計上により、38,297千円(前年同期は△22,899千円)となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は160,145千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失121,571千円)となりました。 (c)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 財政状態及び経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」をご参照ください。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの主な資金需要は広告宣伝費、人件費、ソフトウエアの開発投資等であります。これらの資金需要に対しては、営業活動から獲得する自己資金及び金融機関からの借入や社債による調達を基本としており、経済・金融環境の変化に備えた十分な手許流動性の確保により、安定した財務基盤の維持に努めております。また、資金調達の機動性及び流動性確保の補完機能を高めるため、取引銀行と当座貸越契約を有しております。 ⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりですが、当社グループにおいては、モゲチェック事業における審査申込数を特に重視しております。 過去5ヵ年においても売上高は順調に拡大しており、直近期における金利上昇局面においても、当社サービスの認知度の拡大、マーケティング施策の実施等により、営業利益を確保するに至りました。なお、集客状況や金融機関の商品改定等を踏まえ、審査申込あたり手数料は一律ではなく、今後、審査申込数の増加割合に対して、売上の増加割合が小さくなる場合もございます。 当連結会計年度においては、審査申込数が増加し、その結果売上高は増加しております。 重視する指標の推移 期間   前連結会計年度   当連結会計年度 審査申込数   46,783件   70,290件

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